1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/15(金) 06:38:26.00 ID:ekzMkiDB0
ハルヒ「え、有希彼氏いたの?」
長門「いる」
みくる「いつから付き合ってるんですか?」
長門「先月から」
キョン(長門に彼氏だと!?)
ハルヒ「誰よ、教えなさいよ!」
長門「秘密」
ハルヒ「同じクラスの人?同じ学年?先輩?それとも他校の生徒?」
長門「秘密」
キョン(いったい誰なんだ!?)
古泉「・・・」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/15(金) 06:42:28.74 ID:ekzMkiDB0
キョン「なぁ、谷口、長門が誰と付き合ってるか知ってるか?」
谷口「長門有希か?あいつは彼氏いないはずだが、お前の方が詳しいんじゃないのか?」
キョン「いや、そうじゃないんだ」
国木田「気になるの?」
キョン「気になるってわけじゃないんだが」
谷口「長門有希は変わり者だが、涼宮ハルヒと比べたら健全健全、なるほどな、長門が好みなのか」
キョン「違っちがう!」
国木田「でも気になるんでしょ?好きなんでしょ?」
キョン「いや、そういうわけでは」
古泉「お話があるのですが?」
キョン「古泉!?」
古泉「放課後少し付き合ってもらえないですか?長門さんの事で少々」
キョン「・・・わかった」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/15(金) 06:45:03.10 ID:ekzMkiDB0
放課後
古泉「すみません、少し歩きましょうか」
キョン「どこかへ行くのか?」
古泉「ええ、通りに出たらタクシーを拾います。さすがに学校の前でタクシーに乗るのはどうかと思いまして」
キョン「そうか、ところで話というのはなんだ?目的地についてから話すのか?」
古泉「そうですね、長門さんの彼氏についてと言いましょうか」
キョン「知ってるのか?」
古泉「はい」
キョン「誰なんだ?」
古泉「まぁ、続きは目的地についてからという事で、タクシー来ましたよ」
キョン「・・・」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/15(金) 06:46:59.90 ID:ekzMkiDB0
キョン「ここは・・・長門のマンション!?」
古泉「それでは行きましょうか?」
キョン「どういうことだ!?」
古泉「百聞は一見にしかずという言葉はもちろんご存知ですよね?」
キョン「まさか、直接会うのか?」
古泉「ええ」
キョン「いいのか?」
古泉「大丈夫ですよ、長門さんの彼氏はあなたがよくご存じの人です」
キョン「・・・わかった、じゃあ行くか」
古泉「はい」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/15(金) 06:48:52.36 ID:ekzMkiDB0
古泉「長門さん、僕です、開けてください」
ガチャッ
長門「入って」
古泉「はい、それではどうぞ」
キョン「・・・」
長門「・・・」
キョン「・・・」
古泉「どこから話しましょうか」
キョン「その前に、どうしてお前はここに俺を連れてきたんだ?」
長門「それは私がお願いした」
キョン「どうしてなんだ?」
長門「その方が私にいろいろと都合がいいから」
キョン「そうか・・・」
古泉「今日は長門さんは彼氏と最後までするつもりなんですよ」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/15(金) 06:52:01.20 ID:ekzMkiDB0
キョン「まさか、長門の彼氏とは古泉、お前」
長門「a?‡a?a??a '」
キョン「うっ・・・」
古泉「終わったようですね」
長門「あなたには感謝している」
古泉「帰りはどうします?」
長門「私が送る」
古泉「そうですか、それではお楽しみに」
キョン「・・・長門好きだ!」
長門「私も、今日もキスしてほしい」
キョン「もちろんだ」チュッ
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/15(金) 06:55:39.75 ID:ekzMkiDB0
2人が軽く唇を合わせた瞬間、急にチャイムが部屋に鳴り響いた。
長門「・・・少し待って欲しい」
キョン「ああ」
ガチャッ
ハルヒ「有希ちょっと話があるんだけど」
長門「・・・何?」
ハルヒ「ここで話すのもなんだから、部屋に入れてくれない?」
長門「それはできない」
ハルヒ「何でよ!」
長門「・・・理由は言えない」
ハルヒ「・・・まぁいいわ、じゃあ近くの喫茶店にでも行きましょう」
長門「・・・少しくらいなら構わない」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/15(金) 06:58:03.19 ID:ekzMkiDB0
谷口「本当にやるのか?」
国木田「涼宮さんのお願いだからしょうがないよ」
谷口「あれをお願いと言うのか?命令、いや脅迫だ!」
みくる「すみません二人とも、これが部屋の鍵です」
谷口「合鍵あるんですか?」
みくる「はい」
国木田「よかったね谷口、ピッキングして犯罪者になる必要がなくて」
谷口「不法侵入も十分犯罪なんだが・・・開いたぞ」
みくる「すみません二人とも・・・それでは中で長門さんの彼氏の痕跡を探しましょうか」
国木田「誰かいるよ!」
キョン「・・・」
谷口「キョン、お前どうしてここに!?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/15(金) 07:01:24.45 ID:ekzMkiDB0
キョン「・・・」
国木田「もしかして、彼氏ってのはキョンのこと!?」
みくる「キョンくん本当なんですか?」
キョン「・・・」
谷口「様子がおかしいな」
国木田「キョン、どうしたの?返事をしてよ」
キョン「お帰り」
国木田「お帰りじゃなくて・・・」
キョン「お帰りのキスをしてやろう」チュッ
国木田「!?・・・キョン、今なにしたんだよ・・・」
キョン「物足りないか?じゃあもっと長くしてやる」
国木田「〜〜〜〜〜ッ!ぷはっ・・・なっ何やるんだよ!こういうことは誰も見てないところで」
谷口「・・・」
みくる「・・・」
キョン「奥の部屋に布団が敷いてあるんだ、続きはそこでやろうな?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/15(金) 07:02:18.25 ID:ekzMkiDB0
こうして国木田は、谷口とみくるに見守られながらキョンと熱いひと時を過ごした。
完