182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 00:50:27.17 ID:XFnS1CdpO
今追いついたけどとりあえずカスミ抱きしめさせればいいの?
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 01:14:58.32 ID:XFnS1CdpO
もしもしでベッドで書こうとしたが寝落ちする未来が見えたのでPCでやるわ
以前落ちたカスミ物の焼き直しなのでデジャヴの人もいるかも
259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 11:04:06.64 ID:XFnS1CdpO
一応>>212の続き扱い
レッド「納涼祭?」
カスミ「ええ。私の家がスポンサーになってね」
レッド「ふぅん。カスミは時間的に拘束されないのか?」
カスミ「いいえ?レッドには拘束されたいけど……って何言わせるのよ!」 ボカッ
レッド「いやいやいやいや今のは理不尽だろ!」
261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 11:10:01.36 ID:XFnS1CdpO
カスミ「……とにかく、私は催事側に関わってないから完全にフリーよ」
レッド「へえ、そんなに俺と回りたかったんだ?」 ニヤニヤ
カスミ「ち、ちがっ……わないけど……」 ポッ
レッド「いやー、カスミはいつもながらかわいいなぁ」
カスミ「う、うっさいわね!このばか!」 プイ
レッド「いやごめんごめん、ちょっと調子に乗りすぎた」
262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 11:20:15.39 ID:XFnS1CdpO
カスミ「で、せっかくの祭りなんだからあなたも着替えなさいな」
レッド「でも急に着替えろったってなぁ」
カスミ「はい、これ。家の甚兵衛」 ポイ
レッド「おっと。……なんでカスミが男物の甚兵衛持ってんの?」
カスミ「!」 ドキッ
レッド「サイズも俺ぴったりだし、明らかに下ろしたてだよな」
カスミ「あう……」 カァァ
レッド「……後で代金払うわ」
カスミ「……別にいいのに」
レッド「男にはプライドってもんがあるんだよ」
263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 11:27:58.74 ID:XFnS1CdpO
夜
レッド「家の前で待ち合わせって言ってたけど遅いなぁ」
レッド「ま、カスミも立派な女の子ってことだな」
コツコツ
カスミ「お待たせ、レッド」
レッド「おう、カs……!?」
カスミ「な、なによ……あんまりジロジロ見ないでよ、恥ずかしいわね」
レッド「……いや、あまりにあんまりで正直見惚れてた」
カスミ「……それ、褒め言葉のつもり?でも、嬉しいな」 カァッ
264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 11:34:00.37 ID:XFnS1CdpO
レッド「なんつーか、カスミのスタイルの良さを改めて実感したわ。さすがスイマーだな」
カスミ「でも、私そんなに胸ないし……」
レッド「グラマーなだけがスタイルじゃないって。胸が小さい方が浴衣は似合うって言うらしいぜ?実際そう思った」
カスミ「そ、そう?それなら頑張って選んだ甲斐あったかなぁ……えへへ」
レッド(何この可愛い生き物)
267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 11:39:37.14 ID:XFnS1CdpO
カスミ「……レッドもそれ、良く似合ってるわよ?」
レッド「そうか?意外と動きやすいのは気に入ったけど、ポケットが少なくてなー」 ソワソワ
カスミ「なんていうか、清々しいぐらいのポケモン馬鹿よね、あんた」
レッド「最高の褒め言葉だよ」
カスミ「はいはい。じゃ、行きましょ。ちゃんとエスコートしてよね?」 スッ
レッド「かしこまりましたっと、お嬢様」 ガシッ
268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 11:55:55.93 ID:XFnS1CdpO
レッド「さすが縁日だけあって、人が多いなー。カスミ大丈夫か?」
カスミ「ええ。手、離さないでよ?」
レッド「あたぼうよっと……ん、あれは」
カスミ「トサキントすくいね」
レッド「これ難しいんだよなぁ」
カスミ「ふふっ」
269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 12:01:25.95 ID:XFnS1CdpO
レッド「ああっくそ!あのツノがなー」 ビリッ
カスミ「なるべく孤立してるのを柔らかくすくい上げるのがコツかしらね」 ヒョイッ
レッド「さっすが水のプロだなっ」
カスミ「それはあんまり関係ないと思うけど」 ザバッ
レッド「ありゃ、いらないのか?」
カスミ「うちの水槽知ってるでしょ?無駄に増えても手間よ」
レッド「そりゃそうか」
270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 12:07:10.74 ID:XFnS1CdpO
???「お元気そうですわね、お二人とも」
レッド「ん?その声は」
カスミ「エリカじゃない!」
エリカ「はい、エリカですわ」
レッド「相変わらず和服が似合ってるな。縁日だから余計にそう思うよ」
エリカ「ふふっ、ありがとうございます」
カスミ「……」 ジトー
レッド「おっと、カスミほどじゃないけどな」
カスミ「なんか適当ねぇ……」
レッド「だって何も言わなかったらエリカに失礼だろ」
カスミ「そりゃそうだけど……」 シュン
274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 12:20:53.21 ID:XFnS1CdpO
エリカ「うまくやれているみたいで何よりですわ」
カスミ「……いや、まったく。エリカにはいくら感謝してもし足りないぐらいよ」
エリカ「友達が苦しんでいるのを助けるのは当然の事です」 ニコッ
カスミ「……あなたがライバルじゃなくて本当に良かったと思うわ。とてもかなわないもの」
エリカ「そんなことないと思いますけれど。さ、レッドさんが手持ち無沙汰になっておりますから戻りましょう」
カスミ「う……うん」
275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 12:23:48.18 ID:XFnS1CdpO
レッド「用は済んだのか?」
エリカ「ええ。私も連れを待たせておりますのでお暇いたします。それでは」
レッド「そっか。それじゃ」
カスミ「またね、エリカ」
エリカ「……そう、これでよいのです。これで……」
276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 12:26:41.45 ID:XFnS1CdpO
レッド「そろそろ花火が始まる時間だっけか?」
カスミ「そういえばそうね……もうこんな時間なの」
レッド「それだけ楽しかったってことだな。よかった」
カスミ「もう……ちょうどベンチがあるし、座りましょ」
レッド「ああ」
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/06/13(水) 12:42:56.47 ID:XFnS1CdpO
ヒューー……ドーン……
レッド「綺麗だなあ……」
カスミ「そうね……」
カスミ「男の子とこうしてデートしたの、初めてだったの」
レッド「それは光栄だな。いかがでしたか?お嬢様……いや、カスミ」
カスミ「ダメダメね。10点満点中80点がいいとこよ」
レッド「そっか。じゃあこれから挽回しないとな」 ズイ
カスミ「あっ……」 ドキッ
レッド「今日はまだまだ長い、だろ?」 クイッ
カスミ「……レッドからそんな大人な台詞が出るとはね」
レッド「男子三日会わざれば刮目して見よ、って言うだろ?」 ニッ
カスミ「ふふっ……私、今日という日を一生忘れないよ。大好き、レッド」
チュッ
完