キョン「朝比奈さんが居ない」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:シンジ「なんかアスカがだんだん近寄ってきてる気がする」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 00:20:52.05 ID:pYqvzo9Y0

キョン「なんてことだ!」
みくる「えっ…?あの…」
キョン「俺の癒しのマイエンジェルが!!」
みくる「ふぇぇえぇぇ」
みくる(キョン君にそんな目で見られてたの!?)
キョン「ダメだもう生きていく自信が無い!」
みくる「へっ?あのあの…」
キョン「ママンごめん!キョンは先に逝くよ!!」
みくる「待ってぇ!!」
キョン「あれっ?朝比奈さん?」
みくる「私ずぅっといましたよぅ」
キョン「そうなんですか!それはよかっ…うわぁっ!!」グラッ

ドーーーーーーーン!

みくる「きゃあああああああ」
キョン「」
通行人A「うわあああああ」
通行人B「ぎゃあああああ」
通行人C「誰か救急車!!」
みくる「あわわ…どうしましょぅ…」
ハルヒ「なに!?今凄い音しなかった!?何か起きたの!?」
みくる「きょきょきょきょんくんが…」
ハルヒ「?」
みくる「落ちました!」
ハルヒ「」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 00:33:34.01 ID:pYqvzo9Y0

ハルヒ「今何ていったの?」
みくる「キョン君が落ちました!」
ハルヒ「あばばばば」ブクブク
みくる「きゃあああああ」
古泉「凉宮さんは失神したようですね」
みくる「こ、古泉君いつのまに…」
古泉「今来ました」
長門「午後5時56分14秒、彼はここから落下した」
古泉「これは既定事項なのですか?」
みくる「禁則事項です♪」
古泉「ざけんなメス豚」
みくる「あわわ…ごめんなさいです。既定事項だと思います多分!」
古泉「そうですか……困りましたね」
みくる「凉宮さんはどうします?」
古泉「放っておくのが妥当でしょう」
みくる「それは色々とダメだと思います」
長門「眠り姫を助けるのは王子。つまり彼(キョン)が妥当」
みくる「死んだのに無理ですよ」
古泉「まだ死んでないと思いますよ?」
みくる「ざけんなガチホモ」
古泉「そうですね。死んだと考えるのが妥当ですね」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 00:44:36.72 ID:pYqvzo9Y0

ハルヒ「はっ!」

みくる「あっ、目ェ覚めましたか?」

ハルヒ「ねぇみくるちゃん、何か今若干ヤンキー入らなかった?」

みくる「そんなことないですよ」

古泉「ええ、入りましたね」

みくる「ほざいとけ●●が!」

古泉「ガーン」

ハルヒ「みくるちゃん、今なんて言ったの?」

みくる「何でもないですよー」

古泉「僕も生きる勇気が無い…さようなら!」

どーーーーーーーん!

ハルヒ「こ…いず…み…くん…?」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 01:01:06.04 ID:pYqvzo9Y0

ハルヒ「う…ウソ……」

みくる「チッ…」

ハルヒ「みくるちゃん、もしかして舌打ちした?」

みくる「してませんよー」

ハルヒ「?空耳かしら…」

みくる「どうしましょう凉宮さん」

ハルヒ「なんかやけに落ち着いてるわね」

みくる「え”」

ハルヒ「いつものみくるちゃんなら気絶するわ、絶対!」

みくる「ふ、ふぇぇ」ドサッ

ハルヒ「わざとらしいわ」

みくる「やっぱダメですか」

ハルヒ「うん。ダメね」

一方古泉は……

古泉「はっ!」

古泉「こ、ここは…?」

??「病院よ」

古泉「あ、あなたは?」

??「あなたのストーカー」

古泉「」

??「ふっ、冗談よ。森よ、森」

古泉「森さん!」

新川「新川も居ますぞ」

古泉「いたんですか、あなた」

新川「捻り潰すぞテメェ」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/23(水) 01:10:16.76 ID:pYqvzo9Y0

新川「全く、面倒かけさせるな」

古泉「じゃあ助けんじゃねぇよジジイ」

森「しびれステッキ!」ビビビ

古泉「あぎゃぎゃぎゃ!つーか思いっきりヤッター●ンのパクってるー!」

森「いつかは私もア●ちゃんのようになるんです!」

新川「僕はガ●ちゃんに!」

古泉「年齢的に無理があると思いますよ…年増」

森「★★☆☆☆●」←理解不能な技名

古泉「チーン」

新川「一応ご冥福を祈ろう」

森「ええ」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/23(水) 01:22:11.65 ID:pYqvzo9Y0

〜キョンの夢の中〜

キョン「ここはどこだ?」

九曜「ーーーー」

キョン「九曜!?何故ここにいる!?」

九曜「ーーーーその質問が不鮮明ーーーーー理解不能ーーーーーー」

キョン「この質問のどこが理解不能なんだよ」

九曜「知らないーーーーーー」

長門「天概領域。やっと見つけた」

九曜「ーーーーーーー」

長門「私はあなたを敵視していない」

九曜「何のーーーーーーー用?」

長門「あなたと3DSのフレコを交換したい」

九曜「ーーーーーーー了解したーーーーーーー」

長門「登録完了」

九曜「ーーーーーーー同じくーー」

キョン「なんだこのアホなやりとりは」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/23(水) 19:08:30.47 ID:pYqvzo9Y0

長門「…………」

みくる「…………」

みくる(き、気まずい…)

長門「朝比奈みくる」

みくる「はいいっ!?」

長門「あなたは大罪を犯した」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/23(水) 20:40:51.81 ID:pYqvzo9Y0

みくる「へ…?」

みくる「私が?」

長門「そう」

みくる「私は何もしてないですよぉ」

長門「あなたは古泉一樹を精神的に追い詰めた」

長門「そして彼は今に至った」

みくる「こっ、古泉君が死んだのは私のせいだって言うんですかぁ!?」

長門「古泉一樹は死んでいない。凉宮ハルヒが死亡しないように、と望んだから」

長門「これは既定事項?」

みくる「………るさいです」

長門「……」

みくる「うるさいですうるさいですうるさいですうるさいです!」

長門「……」

みくる「ふふ、私はですねぇ。この後何が起こるのか、ぜぇーーんぶ知ってるんですよぉ」

長門「…だからなに」

みくる「わかりませんかぁ?これだから過去人は!」

みくる「いつもいつも何も知らないフリさせられてもうウンザリなんです!時には黒くなりたくなりますよ!…長門さんもそうだったじゃないですか」

長門「………」

みくる「だからみぃーんな居なくなっちゃえばいいんですよ!でも凉宮ハルヒがこの世に居たらSOS団団員は死なないんです。彼女が死なないでって望むからです」

みくる「でも、凉宮ハルヒをこの世から消してしまえば私は幸せになれるんです♪」

長門「…それはダメ。許可しない」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/23(水) 20:56:00.26 ID:pYqvzo9Y0

みくる「なんであなたの許可なんかが要るんですか」

長門「理由なんてない。故に私も何故止めているのか解らない。私も以前はこう望んでいた」

みくる「以前、ですかぁ、残念です」

長門「どうしてもと言うのなら、私を倒して」

みくる「くふっ、私なんかが長門さんに勝てるわけないでしょう?アハハ」

長門「…何故笑うの?」

みくる「おかしいからですよ。長門さんが自分が勝つと解っていて私に勝負を仕掛けてくるんですからぁ」

長門「どこに笑える要素があるのか、理解不能。解析も不能」

みくる「まぁ、長門さんは感情を持つとエラーを起こしますからね♪」

長門「……」

みくる「とにかく、凉宮ハルヒは生かしてはおけません。ふふ、ちなみにこれは既定事項ではありません」

長門「なら、なおさら実行してはいけない」

みくる「いいんです。私はもう裏切り者になる覚悟をしましたから。ずっとここに居ます」

長門「何故?」

みくる「…キョン君と、一緒にいるためですよ」

長門「!」

みくる「私とキョン君がうまくいくためには凉宮ハルヒには消えてもらわないといけないんです」

長門「拒否する」

みくる「ふぇ?」

長門「拒否する。実行した場合、たとえあなたでも生かしておけない」

みくる「えらく熱くなってるじゃないですかぁ〜。ウザーイ♪」

長門「…何故私がこのような発言をしているのか、解った」

みくる「へぇ?なんですか」

長門「私は、凉宮ハルヒの居る世界が好きだから」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/23(水) 21:10:53.12 ID:pYqvzo9Y0

みくる「……え?」

長門「私は、この世界を好んでいる。だから、失いたくない」

みくる「……ざっけんな!!」

長門「!?」

みくる「この世界が好き!?何ふざけた事をほざいてんだよ!世界を変えたクセによくそんなこと言えるな!私は嫌いだ!この世界がだいっきらいだぁーーー!!!!」

長門「……あなたはとても、可哀想な人」

みくる「はぁ!?」

長門「あなたは、自分を分かっていない。あなたも本当は、この世界を好んでいる」

みくる「あぁ!?」

長門「あなたはいつも、楽しそうにお茶を淹れていた。新しいお茶まで買ってくるほどに」

みくる「そ、それは既定事項として仕方なく…」

長門「でも、あなたは楽しんでいた」

みくる「…………」

長門「自分にウソをつかないで。自分に素直になって」

みくる「……ひっく」

みくる「ごめんなさい…私、本当は楽しかった…!!この世界が好きだった…!そうでも無かったら私、こんなになるまで続かないもん……」グスッ

長門「そう思ってくれて、嬉しい」

みくる「ひっく……ありがとうございます。私は今から時空修正をします。私がやったことは既定事項ではありませんから」

長門「そう」

みくる「では……」シュッ

長門「………………」

長門「お疲れ様……」

〜一週間後〜

ハルヒ「ねぇみくるちゃん」

みくる「はい?」

ハルヒ「このお茶美味しいわ」

みくる「本当ですか!?」

キョン「えぇ、美味しいですよ、朝比奈さん」

みくる「よかったぁ〜……」

ハルヒ「みくるちゃん」

みくる「なんですか?」

ハルヒ「いつもありがとう」





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