シンジ「いい加減、アスカを本気で平手打ちしてみようと思います」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:14:39.52 ID:ZwK6Zb4L0

アスカ「バカシンジ!!」

シンジ「どうしたの?」

アスカ「これ!私の飲み物だったでしょ?!」

シンジ「それは僕が買ってきたやつだろ?」

アスカ「でも、私のになったでしょう!?」

シンジ「そんなこといわれても……」

アスカ「新しいの買ってきなさよね!!あんたが口をつけたものなんて泥水より劣るんだから!!」

シンジ「ちゃんとコップで飲んだよ」

アスカ「なによ?!文句あるわけ!?バカシンジのくせにぃ!!」

シンジ「……ごめん」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:16:42.96 ID:ZwK6Zb4L0

翌日

アスカ「バカシンジ!!!」

シンジ「どうしたの?」

アスカ「これ!!私が嫌いな食べ物!!なんで入れたの!?あんたバカぁ!?」

シンジ「でも、体にいいから」

アスカ「ホント、使えないわね!!グズ!!」

シンジ「……ごめん」

アスカ「もういいから!!新しいの作ってよね!!」

シンジ「……うん」

アスカ「ふん!」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:19:34.90 ID:ZwK6Zb4L0

翌日

アスカ「バカシンジ!!!!」

シンジ「……どうしたの?」

アスカ「なんで自分の部屋だけ掃除したわけ!?」

シンジ「なんでってそんなの当たり前じゃないか」

アスカ「はぁ!?」

シンジ「勝手に部屋に入って掃除したら怒るだろ、アスカ?」

アスカ「あったりまえでしょ!?あんた、バカぁ!?」

シンジ「じゃあ、掃除なんて出来ない―――」

アスカ「私の許可を得て掃除しなさいよ!!そんなことも分からないの!?」

シンジ「……ごめん」

アスカ「ほんとに何も出来ないんだから……」

シンジ「……」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:21:55.22 ID:ZwK6Zb4L0

翌日

アスカ「バカ!!!!」

シンジ「……僕のこと?」

アスカ「そーよ!!」

シンジ「なに?」

アスカ「ご飯!!」チンチン

シンジ「ちょっと待ってよ。今作ってるだろ」

アスカ「おっそいのよ!!」チンチン

シンジ「……ごめん」

アスカ「早くしなさいよね!!」チンチン

シンジ「……うん」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:25:03.83 ID:ZwK6Zb4L0



シンジ「はぁ……」

ペンペン「くぁー?」

シンジ「心配しなくてもいいよ」

ペンペン「くぁ」

シンジ「大丈夫だよ……まだ……」

アスカ「バカシンジ!!」

シンジ「なに?」

アスカ「お風呂の用意はできてるんでしょうね!!」

シンジ「今、掃除が終わったところで、お湯を溜めてる」

アスカ「遅いわよ!!なんでアンタはそうワンテンポ遅れてるわけぇ!?」

シンジ「……ごめん」

ペンペン「くぁ!!!」

アスカ「なによ!!ペンギンの分際でぇ!!アスカ様に楯突こうっていうの?!」

シンジ「……」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:28:19.18 ID:ZwK6Zb4L0

翌日

ミサト「じゃあ、お留守番よろしくねん」

シンジ「……はい」

ミサト「ん?どうかしたの?」

シンジ「……いえ」

ミサト「うそうそ。何があったの?」

シンジ「なんでもありません」

ミサト「そう……ならいいけど」

シンジ「……いってらっしゃい、ミサトさん」

ミサト「うん」

シンジ(ミサトさんに言っても仕方ないし……僕が我慢すればいいだけ……)

シンジ「……はぁ」

アスカ「バカ!!」

シンジ「なに?」

アスカ「朝ごはん!!」チンチン

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:31:22.48 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「ねえ、アスカ?」

アスカ「なによ」チンチン

シンジ「そうやって食器を叩くのは行儀が悪いよ?」

アスカ「はやく、ご飯!!」チンチン

シンジ「……うん」

アスカ「口を動かさすに手を動かしなさいよね!!」

シンジ「……っ」

アスカ「なに、その目?文句でもあるわけ?」

シンジ「……別に」

アスカ「そーでしょうね。こんな美少女と一緒に住めているんだから、文句なんてあるわけないか」

シンジ「……」

アスカ「ごーはん!ごーはん!!」チンチン

シンジ「……」ギリッ

シンジ(我慢……我慢……)

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:34:09.35 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「じゃあ、僕は出かけてくるから」

アスカ「ふーん。いってらっふぁい」

シンジ「食べ終わったら食器は流しに置いておいて」

アスカ「んー」

シンジ「じゃあ、行ってきます」

アスカ「んー」

シンジ「……」

シンジ(休日をアスカと過ごすなんて出来るわけ無いよ)

シンジ(かといって行く当ても……)

シンジ(とりあえず……外にでよう……)

シンジ「……」チラッ

アスカ「……」モグモグ

シンジ(食器、水につけておいてくれるかな……)

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:36:50.99 ID:ZwK6Zb4L0



シンジ「はぁ……どこに行こうかな……」

レイ「碇くん?」

シンジ「綾波。どうしたの?」

レイ「買い物していたの。碇くんは?」

シンジ「えっと……散歩かな」

レイ「そう」

シンジ「うん……」

レイ「それじゃあ」

シンジ「あ、まって」

レイ「どうしたの?」

シンジ「……えっと……よければでいいんだけど……」

レイ「……?」

シンジ「綾波の家に行っても……いいかな?」

レイ「ええ。どうぞ」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:39:40.63 ID:ZwK6Zb4L0

綾波宅

シンジ「ごめん。いきなりお邪魔して」

レイ「別に構わないわ」

シンジ「……」

レイ「……」

シンジ(どうしよう……話題が……)

レイ「……」

シンジ「あの……」

レイ「なに?」

シンジ「……さ、最近、家に居辛くて……」

レイ「葛城一尉と何か問題でもあるの?」

シンジ「ううん。ミサトさんはよくしてくれてる」

レイ「じゃあ……」

シンジ「……アスカと……上手くいってなくて」

レイ「そう」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:43:13.55 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「何かとすぐに文句をつけてくるんだ」

レイ「……」

シンジ「でも、アスカは自分で何もしようとしないし……」

レイ「そうなの」

シンジ「うん」

レイ「……」

シンジ「本当に困っているんだ……」

レイ「ごめんなさい」

シンジ「え?」

レイ「こういうとき、どういえばいいか……分からなくて……」オロオロ

シンジ「あ、ご、ごめん!!綾波を困らせる気はなかったんだ!!」

レイ「碇くんが謝ることはないわ」

シンジ「ごめん」

レイ「私のほうこそ、ごめんなさい」

シンジ(綾波……優しいなぁ……)

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:47:25.95 ID:ZwK6Zb4L0

レイ「飲み物、持って来るわ」

シンジ「僕がするよ」

レイ「碇くんはお客さんだから、座っていて」

シンジ「うん」

レイ「……碇くん、大変なのね」

シンジ「とっても」

レイ「わ、私でよければ……」

シンジ「え?」

レイ「私でよければ……いつでも聞くから……」

シンジ「きくって……僕の愚痴?」

レイ「……」コクッ

シンジ「綾波……」

レイ「でも、碇くんの悩みを解決することはできないけど……」

シンジ「ううん。その気持ちが嬉しいよ。ありがとう、綾波」

レイ「……私には、それぐらいしかできないから」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:51:21.49 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「―――でね、またアスカがそこ僕に当たるんだ」

レイ「……」

シンジ「それがとっても理不尽で―――」

ピリリリ

シンジ「あ、ごめん。―――あ」

レイ「誰から掛かってきたの?」

シンジ「アスカから……。ちょっとごめん、綾波」

レイ「ええ」

シンジ「もしも―――」

アスカ『バカシンジ!!お昼ごはんは!?』

シンジ「冷蔵にあるものを適当に―――」

アスカ『あと5分以内に帰ってこないとあんたの私物、捨てていくから』

シンジ「な……!?無茶なこと言うなよ!!」

アスカ『早くしてね』

シンジ「あ!ちょっと!アスカ!!!」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:54:17.23 ID:ZwK6Zb4L0

レイ「……碇くん?」

シンジ「ごめん。帰る」

レイ「そう」

シンジ「それじゃあ、今日はありがとう。綾波」

レイ「またいつでも溢しにきていいから」

シンジ「うれしいよ。でも、嫌じゃない?」

レイ「全然」

シンジ「綾波……」ウルウル

レイ「早く帰らなくていいの?」

シンジ「あ、そうだった!!じゃあ、また!!」

レイ「ええ」

シンジ(綾波はやっぱり優しい……アスカとは大違いだ……)

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 21:57:31.54 ID:ZwK6Zb4L0

葛城宅

アスカ「おっそい!!!」

シンジ「はぁ……はぁ……これでも必死に……」

アスカ「早くしてよね!!もう15分も待ってたんだから!!」

シンジ「……うん」

アスカ「もう餓死しちゃうわよ」

シンジ「……しないよ」

アスカ「なんかいった?」

シンジ「……なんでもない」

アスカ「ごーはん!ごーはん!!」チンチン

シンジ(自分でやればいいのに……!!)

アスカ「バカシンジ!!なにしてんのよ!!はやくっ!!」チンチン

シンジ「……」ギリッ

シンジ(綾波と一緒なら……どんなによかったか……)

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:00:58.99 ID:ZwK6Zb4L0

アスカ「あー美味しかった」

シンジ「アスカ、朝ごはんの食器、そのままだね」

アスカ「えー?あんたが洗うんでしょ?じゃあ、私は部屋に戻るから」

シンジ「……っ」ガタッ

アスカ「……なによ?なんか文句でもあるわけ?」

シンジ「アスカ……いい加減に……」

アスカ「……」

シンジ「……」

アスカ「ふん。バカシンジ。何もできないくせに」

シンジ「そんなこと……!!!」

アスカ「あんたは私の言うことを聞いていればいいのよ!!!」

シンジ「な……!!」

アスカ「じゃあね」

シンジ「……くそっ」ガンッ

ペンペン「くぉっ!?」ビクッ

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:04:12.80 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ(どうして……なんで……僕が言いなりに……!!)

ピンポーン

シンジ「……はい?」

レイ『えっと……碇くんは?』

シンジ「綾波!?ちょっと待って!!今、あけるから!!」

シンジ「―――綾波、どうしたの?」

レイ「えっと……食器を洗うの手伝いに」

シンジ「え……?」

レイ「ほら、碇くん。いつも食器を洗うの大変って言っていたから……」

シンジ「綾波……」

レイ「……」

シンジ「と、とりあえず中に入ってよ」

レイ「ありがとう」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:07:47.90 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「といってももう食器は洗い終わるけど」

レイ「そう」

シンジ「何か飲む?麦茶でいいかな?」

レイ「ええ、ありがとう」

シンジ「……はい」

レイ「……」

シンジ「えっと、すぐに洗うから」

レイ「手伝うわ」

シンジ「いいよ!そんな!」

レイ「でも、それが目的で来たから」

シンジ「でも」

レイ「やらせて」

シンジ「そう?じゃあ、このお皿を拭いてくれる?」

レイ「わかったわ」

シンジ(綾波……優しい……)ウルウル

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:11:40.50 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「ふんふーん」

レイ「碇くん、楽しいの?」

シンジ「え?」

レイ「食器洗うの、碇くんの楽しみだった……?」

シンジ「いや!これは……綾波が隣にいるからで!!」

レイ「私が隣にいるから楽しいの?」

シンジ「そ、そうかな」

レイ「そう」

シンジ(アスカとは大違いだ……やっぱり綾波が―――)

アスカ「ちょっと」

シンジ「え?」

レイ「……」

アスカ「何してるわけ?人の家で」

シンジ「何って……」

アスカ「勝手に女の子を連れ込んで、何してるのよ?しかもよりにもよって……そいつぅ?趣味悪いわね、バカシンジは」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:16:15.15 ID:ZwK6Zb4L0

レイ「ごめんなさい」

アスカ「謝るなら早く出て行ってよ、目障りだから」

レイ「……」

シンジ「アスカ!!綾波は!!」

アスカ「なによ?」

シンジ「綾波はただ洗い物を手伝いにきてくれただけだよ」

アスカ「知らないわよ。私には関係ないから」

シンジ「なっ……!!」

レイ「ごめんなさい。お邪魔したみたいで」

シンジ「綾波、そんなことないから」

レイ「ごめんなさい、碇くん。さよなら」

シンジ「あ、綾波!」

アスカ「さっさと出ていきなさいよ」シッシッ

シンジ「……!!」ギリッ

アスカ「なによ?」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:19:25.03 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「アスカ……!!!」

アスカ「なに?やるっていうの?」

レイ「やめて」ギュッ

シンジ「綾波……」

レイ「……」

シンジ「……ごめん」

アスカ「なにしてんのよ、早く出て行きなさいよ」

レイ「ええ。そうするわ」

シンジ「……綾波。今日はありがとう」

レイ「あまり手伝えなかったけど」

シンジ「それでも嬉しかった」

レイ「そう」

シンジ「また」

レイ「ええ」

アスカ「早く帰りなさいよね」シッシッ

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:22:46.32 ID:ZwK6Zb4L0



ミサト「たっだいまー」

シンジ「……」

ミサト「あっれ?シンちゃん、まだおきてたの?」

シンジ「はい」

ミサト「なんかあった?」

シンジ「僕……もう限界です……」

ミサト「なにが?」

シンジ「いい加減、アスカを本気で平手打ちしてみようか思います」

ミサト「え……?」

シンジ「僕は……本気です」

ミサト「シンジくぅん。それはちょっちまずいような……」

シンジ「……本気です」

ミサト「えぇ……。そう決意するまでの経緯を教えてくれる?」

シンジ「実は―――」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:27:19.79 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「―――以上です」

ミサト「……」

シンジ「なので、いい加減、アスカを本気で平手打ちしようと思います」

ミサト「確かにそれはアスカが悪いは。うん」

シンジ「いいですね?」

ミサト「でも……えっと……」

シンジ「わかっています。僕だってここまで我慢したのは、アスカを信じていたからです」

ミサト「何を信じていたの?」

シンジ「もしかしたら、アスカも自分の行いに疑問をもってくれるかもって」

シンジ「でも、結果はつけあがる一方でした」

シンジ「なので……」

ミサト「まって。それはいいけど……もう一度だけ我慢してみましょ?」

シンジ「もう一度?」

ミサト「そう。私からアスカに注意しておくから。で、あと一回でもシンジくんになにか言ってくるなら、バシーン!!ってやっちゃってもいいから」

シンジ「……わかりました。僕も暴力はあまり振るいたくないので。ミサトさん、お願いします」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:31:04.57 ID:ZwK6Zb4L0

ミサト「じゃあ―――」

アスカ「シンジー!!お風呂はー?!」

シンジ「まだだけど」

アスカ「なーにやってんのよー、あんたはホントにグズね!!」

シンジ「……」ガタッ

ミサト「ちょっと待って!!シンジくん!!まだ―――」

シンジ「……」スタスタ

アスカ「なによ?」

シンジ「……」

アスカ「なんか文句でもあるわけ!?」

シンジ「僕はアスカの奴隷じゃ―――ない!!!!」

パァァン!!!!

アスカ「……っ」

ミサト「あぁぁ……」ガタガタ

シンジ「ふぅー……ふぅー……」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:36:02.63 ID:ZwK6Zb4L0

アスカ「なにすん―――」

シンジ「うるさい!!!」

パァァン!!!

アスカ「ぐっ……!?」

ミサト「シンちゃん……まだ……私はなにも……」ガタガタ

シンジ「ふぅー……ふぅー……」

アスカ「なにすんの―――」

シンジ「だまれっ!!!!」

パァァン!!!

アスカ「ぎっ……!?」

ミサト「あの……やりすぎ……ほ、ほら……アスカの唇切れちゃったし……」ガタガタ

アスカ「なによ!!バカシンジのくせ―――」

シンジ「バカっていうな!!!」

バシィ!!!

アスカ「ずっ……!?」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:40:41.07 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「ふぅー……綾波の好意まで……踏み躙ったんだ……アスカは……ふぅー……」

アスカ「な、なにするのよ!!!」

シンジ「……黙れよ!!!」

パァァン!!!

アスカ「きゃ!?」

ミサト「もうやめなさい!!シンジくん!!」

シンジ「なんだよ……立てよ」グイッ

アスカ「あんた……なんか……こ、怖くないんだから……」ウルウル

シンジ「……」

アスカ「ほ、ら……殴るならなぐりなさいよ……全然痛くな―――」

シンジ「偉そうに!!!」

パァァァン!!!!

アスカ「ぁぐっ!?」

シンジ「自分では何もしないくせに命令なんてするなよ!!!」

アスカ「うぅ……なによ……バカシンジにくせに……」ウルウル

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:46:04.28 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「また言ったな……」

ミサト「シンジくん!!やめなさい!!」

シンジ「また僕をバカにしたんだ!!アスカぁ!!!」

アスカ「ひっ」

パァァン!!!

アスカ「ひゃぅ!?」

シンジ「まだ言うのか!?」

アスカ「ぐぅ……い、いうわよ……」ウルウル

シンジ「くそ!!!」

パァァン!!!

アスカ「ぃぎ?!」

パァン!!!

アスカ「ぁが……」

シンジ「はぁ……はぁ……まだいうの……アスカ……?」

アスカ「あ……ぁ……やめ……て……」ポロポロ

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:50:23.70 ID:ZwK6Zb4L0

ミサト「シンジくん!!もうやめて!!おねがい!!」

シンジ「はぁ……はぁ……」

アスカ「うぅ……ぐすっ……」

シンジ「……」

アスカ「はぁ……ぁ……はぁ……」

シンジ「謝ってくれるの?」

アスカ「……」

シンジ「そう……」

アスカ「あ―――」

パァァン!!!

アスカ「にゃぃ!?」

シンジ「ごめんなさいしてくれないの……アスカ……?」

アスカ「ご……めん……」ポロポロ

ミサト「ほら……もう謝ってるし……そろそろ……」ガタガタ

アスカ「ぐすっ……うぅ……」

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 22:55:36.28 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「じゃあ、どうして綾波にあんなこといったの?」

アスカ「え……」

シンジ「目障りだの……早く出て行けだの……」

アスカ「だ、だって……ほんとうに……めざわ―――」

パァァン!!!

アスカ「ぁぁんっ!!」

シンジ「なんていったんだよ!!もう一回言ってみろ!!!」グイッ

アスカ「やめ……て……ぇ……」ポロポロ

シンジ「綾波に謝れよ!!!」

ミサト「シンジくん!!」

シンジ「ミサトさんは黙っててよ!!!」

ミサト「はい」

シンジ「謝れよ!!アスカ!!!綾波に!!!」

アスカ「ぅ……だって……あれは……アンタと……」ポロポロ

シンジ「謝れっていってるだろ!!!」パァァン!!

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:01:43.48 ID:ZwK6Zb4L0

アスカ「ごめん……な、さい……」

シンジ「ふぅー……ふぅー……」

アスカ「やめて……くだ……さい……おねがいし……」

シンジ「……っ」

パァン!!!

アスカ「ぎゃ?!」

シンジ「もういいよ。今日は」

アスカ「うぅ……ぃぁぃ……」ポロポロ

ミサト「もう……いい?」

シンジ「……」スタスタ

ミサト「アスカ、これで顔を冷やして」オロオロ

アスカ「ぅぅ……ぐすっ……」

ミサト「ほら、すっごい腫れちゃってるし……」

アスカ「やめてよっ!!!」バシッ

ミサト「……すいません」

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:08:36.23 ID:ZwK6Zb4L0

アスカ「……」

ミサト「えっと……しばらく冷やしていれば腫れも引くと思うわ」

アスカ「……」

ミサト「あの……シンジくんには私からきつく言っておくから」

アスカ「……」

ミサト「聞いてる?」

アスカ「うるさいわね」

ミサト「わ、私は心配して―――」

アスカ「……あ?」

ミサト「……」

アスカ「寝る」

ミサト「お風呂は?私、一番風呂でいいのー?」

アスカ「好きにしたら?」

ミサト「はーい……」

266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:12:37.11 ID:ZwK6Zb4L0

シンジの部屋

トントン

シンジ「はい」

ミサト「シンジくん。お風呂はー?」

シンジ「あとで入ります」

ミサト「一緒にはいる?なんちゃっ―――」

アスカ「……」

ミサト「え……アスカ……?」

シンジ「なんだよ?」

アスカ「……よくもやってくれたわね」

シンジ「なんだよ。アスカが悪いんだろ」

アスカ「屑!!!」

シンジ「アスカ……!!」

ミサト「もう!!やめなさい!!!」

288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:16:45.61 ID:ZwK6Zb4L0

アスカ「人の顔を殴ってそんなに楽しいの?!」ウルウル

シンジ「楽しいわけないだろ!!」

アスカ「なによ!!屑!!バカシンジじゃなくてクズシンジ!!!」

シンジ「言ったな……」

ミサト「やめて!!」

アスカ「この―――」

ミサト「ちょっとまった!!」バシッ

アスカ「なによ!!離してよ!!!」

ミサト「なんで次はアスカがシンジくんをぶつ感じになってるのよ?!」

アスカ「はなせぇ!!!一発ぶたないと!!!」ポロポロ

ミサト「だから―――」

パァァン!!!

アスカ「ぎ……!?」

ミサト「シンジくん!?」

シンジ「いい加減にしてよ。もうアスカの顔も見たくないよ」

312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:20:48.86 ID:ZwK6Zb4L0

アスカ「……っ」ポロポロ

ミサト「シンジくん!!」ペチン

シンジ「……」

ミサト「そ、それはやり過ぎよ!!」

シンジ「そうですか……ミサトさんはアスカの味方なんですね」

ミサト「え……」

シンジ「出て行きます」

ミサト「あ、ちょっと!!シンジくん!!」

アスカ「……なに……よ……シンジ……のくせにぃ……」ポロポロ

シンジ「……」スタスタ

ミサト「ああ……ちょっと!!」

アスカ「うぅ……ぐすっ……ぅぇ……」ポロポロ

ミサト「アスカ……あぁ……」

シンジ「……」スタスタ

ミサト「あぁ……シンジくん……」オロオロ

324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:26:05.37 ID:ZwK6Zb4L0

アスカ「うぅ……ぇ……」ポロポロ

ミサト「アスカ……もうシンジくんは出て行ったから……」ナデナデ

アスカ「ふぅぅ……ぅぅ……」

ミサト「もう……なんでこんなことに……」オロオロ

ミサト(ていうか……この状況は……シンジくんを追わないと、大変なことになる!!)

ミサト「アスカ、もう大丈夫よね?私はシンジくんを追うか―――」

アスカ「ぅぅうぅ……」ギュゥ

ミサト「ちょっと!?」

アスカ「うぅぅ……」ギュゥゥゥ

ミサト「えぇぇ……」

ミサト(どうしよう……リツコに怒られるどころか……司令にまで何を言われるか……!!)

ミサト(最悪……クビ……!!)

ミサト「アスカ!!離して!!私はシンジくんを―――」

アスカ「……っ」フルフル

ミサト「はぁ……」

345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:30:21.08 ID:ZwK6Zb4L0

綾波宅

ピンポーン

レイ「……碇くん」

シンジ「ごめん。急に」

レイ「どうぞ」

シンジ「お邪魔します」

レイ「……」

シンジ「……他に行くところが思い当たらなくて……あ、いや……ネルフ本部にいけばよかったのかもしれないけど……」

レイ「何か飲む?」

シンジ「え……」

レイ「今は水しかないけど」

シンジ「……ありがとう」ウルウル

レイ「碇くん?」

シンジ「ご、めん……うぅ……」ポロポロ

レイ「あの……どうして泣いているの……?」オロオロ

365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:35:31.89 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「……」

レイ「落ち着いた?」

シンジ「うん……。ごめん」

レイ「どうしたの?」

シンジ「僕……アスカを殴った……」

レイ「……」

シンジ「最初は……一回だけで済ませて……謝るつもりだったのに……」

シンジ「だんだん……自分が制御できなくなって……」

レイ「そう」

シンジ「……最低だ……俺って……」

レイ「……」

シンジ「うぅ……」ウルウル

レイ「……ごめんなさい。やっぱり……こういうとき、なんて言うのが正解なのかわからないけど……」

レイ「碇くんは……ここにいないほうがいいと思う」

シンジ「え……?」

382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:40:41.05 ID:ZwK6Zb4L0

レイ「ここで反省しても……弐号機の人には伝わらないから」

シンジ「……」

レイ「だから、その涙は私に見せないほうがいいと思うわ」

シンジ「綾波……」

レイ「ごめんなさい……。碇くんの気持ちも考えたら……」

シンジ「……ありがとう」

レイ「え?」

シンジ「そうだね……。逃げちゃダメだ……」

レイ「戻るのね」

シンジ「ごめん。綾波。本当に色々迷惑をかけて」

レイ「ううん。また、いつでもきて。私は聞くだけしかできないけど」

シンジ「そんなことないよ」

レイ「そう」

シンジ「じゃあ、また」

レイ「ええ」

396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:44:33.54 ID:ZwK6Zb4L0

葛城宅

ミサト「あぁ……シンジくん、今頃どこでなにを……」ウロウロ

シンジ「……ただいま」

ミサト「シンジくん?!」

シンジ「……お酒、買って来ました」

ミサト「わお?!ありがとー♪―――じゃなくて!!」

シンジ「アスカは?」

ミサト「部屋にいるけど?」

シンジ「わかりました」

ミサト「あの……もう殴らないであげて……今、やっと落ち着いて……」

シンジ「……」

ミサト「……」

シンジ「……邪魔はしないでください」

ミサト「……うん。お酒、ありがとう」

シンジ「……」スタスタ

407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:47:27.36 ID:ZwK6Zb4L0

アスカの部屋

アスカ「……」

トントン

アスカ「なに?」

シンジ「―――アスカ」

アスカ「……っ」ビクッ

シンジ「入ってもいい?」

アスカ「……な、なんのよう?」

シンジ「……」

アスカ「……」ドキドキ

シンジ「ごめん」

アスカ「え……」

シンジ「あんなに殴るつもりはなかったんだ……ごめん……アスカ」

アスカ「……」

シンジ「ごめん……本当にごめん……」

431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:52:50.44 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「……」

アスカ「な、によ……今更……都合がよすぎるんじゃない……」

シンジ「殴っていいから、僕のこと」

アスカ「え……」

シンジ「好きなだけ……殴ってよ」

アスカ「……」

シンジ「アスカの気が済むまで殴ってもいいか―――」

ドゴォ!!!

シンジ「うげぇ!?」

アスカ「……」

シンジ「ごほっ……ごほ……ぉえ……?!」

アスカ「ふっ!!」

ドガァ!!!!

シンジ「ぅげぇ?!」

アスカ「よくもこんな顔にしてくれたわね……シンジ……」

461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/09(水) 23:57:44.95 ID:ZwK6Zb4L0

シンジ「ちょっと……まって……おなかは……さすが、に―――」

アスカ「ふんっ!!」

バキィ!!

シンジ「ぐぇ?!」

アスカ「こんなもんじゃないんだからね!!!」グイッ

シンジ「が……アス……」

アスカ「今更……こんなことで許してもらえるとでもおもってるわけぇ?!」

シンジ「ご、め……」

アスカ「あんたバカ!?」

ドゴォ!!!

シンジ「うぐぅ?!!」

アスカ「……」

シンジ「おぇ……うっろ……ぉ……」

アスカ「まだよ……まだなんだから……」

ミサト「ちょっと!!なにやってるの!?」


492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/10(木) 00:06:03.97 ID:WWA5QF3v0

シンジ「うぅ……」

アスカ「ミサト……」

ミサト「アスカ……やめなさい」

アスカ「……んっ!!」

ゴッ!!

シンジ「ぁ……?!はっ……?!」

ミサト「アスカ!!」

アスカ「シンジが悪いんだから……仕方ないでしょ……」

ミサト(今度こそ……とめないと……)

シンジ「アスカ……」

アスカ「シンジ……」

ミサト(よし……止める……とめちゃる……)

アスカ「バカシンジ……のくせに……もうゆる―――」

ミサト「―――アスカ!!!やめなさい!!!」パシンッ!!

アスカ「……っ?!」

523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/10(木) 00:12:05.13 ID:WWA5QF3v0

シンジ「え……」

ミサト「暴力を暴力で返してもなにもならないでしょ!!!」バシッ!!

アスカ「きゃ?!」

ミサト「どうしてそれがわからないの!!!」バシッ!!!

アスカ「うぐっ?!」

シンジ「ミサトさん!!」

ミサト「どうして!!どうして!!!」バシンッ!!!

アスカ「ぁひ?!」

シンジ「やめてよ!!ミサトさん!!!もういいよ!!!」

ミサト「え……はぁ……はぁ……」

アスカ「うぅ……ぅぅ……ぐすっ……」ポロポロ

シンジ「アスカ……大丈夫……?」

アスカ「うぅ……シンジ……」

ミサト「あ……れ……?」

549 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/10(木) 00:18:51.87 ID:WWA5QF3v0

シンジ「アスカ……」ナデナデ

アスカ「ぐすっ……うぅ……」

ミサト「あの……シンジくん……アスカに酷いことされてたんじゃ……」オロオロ

シンジ「これで仲直りするつもりだったんです!!」

ミサト「え?いやでも……殴るのは……どうかなって……」

シンジ「だから……邪魔しないでっていったのに……」

ミサト「えっと……あの……」

シンジ「……このことは父さんに報告します」

ミサト「え?!な、なんでよ!?」

アスカ「うっく……うぅ……」

シンジ「アスカ……もう大丈夫だから……」

ミサト「まって!!シンジくん!!」

シンジ「アスカ、新しい氷を持ってくるよ」

アスカ「うん……ありがとう……」

ミサト「シンちゃん!!私、そんなつもりなんて!!ごめんなさい!!ゆるして!!」

579 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/10(木) 00:26:24.18 ID:WWA5QF3v0

シンジ「アスカ、ごめん。痛かった?」

アスカ「ううん……もう平気……」

シンジ「はい。これで冷やして」

アスカ「うん……冷たくて、気持ちいい……」

シンジ「アスカ……ごめんね」

アスカ「私こそ……これからはちゃんと手伝いするわ……」

シンジ「うん……ありがとう」

ミサト「シンジくぅん!ごめんなさい!!私、勘違いして……!!!」

シンジ「ミサトさん、邪魔ですよ」

ミサト「いや……あの司令にいうのだけは……勘弁してほしい……んですけど……」オロオロ

シンジ「でも……ミサトさんはアスカを殴って蹴って……しかも、お酒まで飲んでたし……」

ミサト「!?」

アスカ「さいてー……」

ミサト「ちょっと!?シンジくん!!これは!!!えぇぇ!?」

シンジ「アルコールで暴れるなんて……ミサトさん……」

599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/10(木) 00:31:32.61 ID:WWA5QF3v0

翌日

シンジ「アスカ、朝ごはんできたよ」

アスカ「ありがとう……」

シンジ「今日は学校行けないね」

アスカ「そうね……」

シンジ「まだ、痛い?」

アスカ「もう大丈夫だから」

シンジ「そう」

ピンポーン

シンジ「はーい?」

レイ「碇くん、こんにちは。今、大丈夫?」

シンジ「どうしたの?」

レイ「今日から私が二人の監視役になったから」

アスカ「えぇ!?」

シンジ「綾波が?どうして?」

608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/10(木) 00:34:55.55 ID:WWA5QF3v0

レイ「もう葛城一尉は……」

シンジ「それは当然だけど……」

アスカ「なんであんたなのよぉ!」

レイ「碇司令が私ならって」

シンジ「そう」

レイ「今日からここに住んでもいい?」

シンジ「えっと……」

アスカ「どーせ。決定事項でしょ!!」

レイ「ええ。二人が喧嘩しないように見張るから」

シンジ「そう……でも、綾波がいてくれたら心強いよ。前みたいに……止めてくれたら」

レイ「こう?」ギュッ

アスカ「あー!?なにしてんのよー?!」

シンジ「綾波……」

レイ「碇くん……」

アスカ「はなれろー!?こらぁー!!!」

628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/10(木) 00:39:30.52 ID:WWA5QF3v0

ネルフ本部

ゲンドウ「では……葛城一尉は降格処分とする」

ミサト「納得できません」

ゲンドウ「何か反論があるのか?」

ミサト「一つだけ」

ゲンドウ「なんだ?」

ミサト「納得できません」

ゲンドウ「そうか。では、去りたまえ」

ミサト「あと一つだけ」

ゲンドウ「……」

ミサト「いい加減、シンジくんとアスカを本気でぶったたきたいと思います」

ゲンドウ「……クビ」

ミサト「……ふぇぇ」



END



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