1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:22:51.66 ID:01ZkQ5yni
ローラ「いざっ!!覚悟ぉおっ!」
和田アキ子「小娘がっ!ハッ!返り討ちしてくれるわ!ハッ!!」
勝俣「アッコさんすげぇ!俺と殺り合った時より強くなってる!」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:26:32.85 ID:01ZkQ5yni
遠い昔、地球を支配し君臨していた女帝和田アキ子。現在は正体を隠し芸能活動をしていたが…。
プルルル プルルル ガチャ
アッコ「勝俣ァお前今何しとるんや?」
勝俣「アッコさんおはざーっす!今、翔さんと飲んでるんすよ!」
アッコ「ちょっと話しあるんやけどな、そのままでいいから聞いてな」
アッコ「もうそろそろやと思うんや。」
勝俣「えっ?何がですか?」
アッコ「もうそろそろ、復活しようと思うねん。」
勝俣「復活…?あっっ!アッコさんまさか…?!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:30:59.39 ID:01ZkQ5yni
アッコ「そのまさかや。魔王降臨!!女帝和田アキ子様の復活や!!ハッ!」
勝俣「待ってました!いよっ!大統領!!」
アッコ「大統領ちゃう。女帝や。」
勝俣「…。」
アッコ「とりあえず、始動一発目にお前の横の声高オジサン殺せや。ほな、また後でな。」
ガチャ ツー ツー
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:36:51.59 ID:01ZkQ5yni
哀川翔「おい勝俣、アッコさんなんだって?なんなら呼べよ。」
勝俣「…れっ…。」
哀川翔「えっ?聞こえねぇよ、はっきり喋れ」
勝俣「シャッシャッシャッ!黙れって言ったんだよ!このグラサンカブトムシ野郎がっ!!」
哀川翔「てめぇ勝俣!誰に言ってんだ馬鹿野郎っ!!ギバ呼ぶぞギバ!」
勝俣「うるせぇーっ!喰らえっ!!一撃必殺!!」
勝俣「薔薇色の鬼婦人(ローズミセス)っ!!)
哀川翔「ぐおぉっ!…がはっ!
か、勝俣。お前は一体…」
勝俣「チェックメイトだ…。昇華!」
哀川翔「うっ!……。」
勝俣「脆いものだな。」
哀川翔「………ギバ…」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:38:02.22 ID:01ZkQ5yni
咲き誇る花は散るからこそに美しい…
散った花びらはあとは土へと還るだけ…
それならば、いっそう斜めを見ずに…
お天道さんを仰いで見ようや…
哀川翔は、死の淵で確かに聞いた。あの唄を。一世を風靡したあの青春を。そして静かに目を閉じた。
最後に見た世界。それは哀川翔の目には儚く、セピア色に見えたことだろう。
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:38:44.14 ID:01ZkQ5yni
次の日
勝俣は女帝和田アキ子と会った。女帝の目は宇宙の果てほど黒い欲望に満ち溢れているのが解った。
アッコ「勝俣!お前声高オジサン瞬殺やったらしいやんけ。ハッ!」
勝俣「あったりまえっすよ!あんなのザコっすよザコ!…あんなの…」
アッコ「どうしたんや?急に暗い顔してからに」
勝俣「翔さんは芸能界で世話になった人だ…俺はテンションにまかせて殺っちまったけど…」
アッコ「はぁ?何言うとんねん!私の右腕ともあろうものが!」
勝俣「アッコさん。やっぱり、やめないっすか?なんか…虚しいですよ!!」
アッコ「ならば死ね」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:39:34.89 ID:01ZkQ5yni
女帝は瞬時に恐るべき力を解放した。だが勝俣は女帝がまだ3分の1以下の力しか出してないことを理解した。
それだも尚、その力は強大で漆黒だった。勝俣は即座に死を覚悟し、構えた。
勝俣「くっ!薔薇色の鬼婦人(ローズミセス)っ!」
アッコ「フハハハっ!そんなもの無意味っ!ハッ!!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:40:50.41 ID:01ZkQ5yni
勝俣「ぐぐ!ならば!究極奥義!!」
勝俣「美しき百合戦士(レズビアンウォリアー)!!!!」
アッコ「効かぬ!何も感じるぬわっ!!ハッ!」
アッコ「闇の舞闘会(ダンサーインザダーク)!」
勝俣「うわぁぁぁあっ!!」
勝俣「ひゃーひゃー!」
アッコ「どうした勝俣。まだまだ本気は出してないぞ」
勝俣は死を恐れ、女帝に恐怖を抱きながらも、女帝を尊敬していた。
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:41:35.18 ID:01ZkQ5yni
勝俣「はぁ…はぁ…」
アッコ「勝俣よ、貴様の覚悟に免じて…誰だっっ!?」
ローラ「浮世を想い此の心、今宵、修羅と成りて世に巣食う鬼を喰らう」
勝俣「…!!」
アッコ「なんだ小娘?!貴様殺してやろうか?ハッ!
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:42:46.51 ID:01ZkQ5yni
アッコ「勝俣よ、殺れっ!!」
勝俣「わっかりやしたー!行くぞ小娘!!」
ローラ「拙者、無駄に命捨てるは潔良しとせず。誠、武士の類とは思えぬ言動、省みよ」
勝俣「すげぇ!!何言ってるか全然わかんねぇー!シャッシャッシャ!!」
勝俣「先手必勝!」
勝俣「美しき百合戦士(レズビアンウォリアー)!」
ローラ「天使の微笑(ラブリーエンジェル)!」
勝俣「くっ!やるなっ!だがまだまだぁ!!」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:44:13.03 ID:01ZkQ5yni
アッコ「勝俣引けぇーいっ!お前では彼奴には勝てぬ!」
勝俣「で、でもアッコさん!」
アッコ「我が右腕、勝俣よ、お前は見てるがよい。この最強にして最狂の女帝和田アキ子の戦いを!ハッ!!」
ローラ「貴殿の御命、頂戴したくござ候」
ローラ「いざっ!!覚悟ぉおっ!」
和田アキ子「小娘がっ!ハッ!返り討ちしてくれるわ!ハッ!!」
勝俣「アッコさんすげぇ!俺と殺り合った時より強くなってる!」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:45:07.18 ID:01ZkQ5yni
ローラ「愛の舞闘会(ダンサーインザラブ)!」
アッコ「ぬっ?!闇の舞闘会(ダンサーインザダーク)!」
ローラ「はぁぁぁぁあっ!!」
アッコ「ぬぉぉぉぉおっ!!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:46:11.22 ID:01ZkQ5yni
アッコ「甘いわぁっ!あの鐘を鳴らすのは悪魔(デビルリングベル)!」
ローズ「ぎ、ぎひぃー!!がぁーっ!おぇーおぇー!!」
アッコ「どうした?小娘、貴様如き青二才がこの女帝に勝てるはずがあろうものかっ!ハッ!!」
ローラ「おぇー!!おぇー!!」
アッコ「とどめだ小娘!我が最強の奥義で葬ってやろう!ハッ!」
アッコ「はぁぁぁーっっ!!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:47:22.63 ID:01ZkQ5yni
勝俣「アッコさんすげぇ!や、闇の力が!世界中の邪気が!アッコさんに集まってるー!すげぇ!」
アッコ「必殺!アッコにおまかせ(ティービーエス)!!」
ローラ「っっ?!おぇー!!おぇー!!」
勝俣「……やめろぉぉぉお!!うぉぉぉお!!!!!!」
刹那、勝俣は悪の象徴ともいえるべき女帝を後ろから、羽交い締めにした。
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:48:12.98 ID:01ZkQ5yni
アッコ「なっ!?何をする!離せ!」
勝俣「離しません!俺はやっぱり間違ってたんだ!翔さんも殺っちまって…俺は!俺は!!」
アッコ「貴様ぁっ!裏切るかっ!許さぬ!!許さぬぞぉぉっ!!ハッ!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:48:54.03 ID:01ZkQ5yni
勝俣「今だ小娘!俺もろともアッコさんを貫けぇぇ!」
アッコ「勝俣ぁ!はーなーせーよー!やーめーろーよー!」
勝俣「アッコさん、共に墜ちましょう!地獄へ!!小娘さぁ早く!!やれーーー!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/27(金) 16:49:34.06 ID:01ZkQ5yni
ローラ「ウフフ★☆彡オッケーヾ(@⌒ー⌒@)ノ」
アッコ「えっ?」
勝俣「えっ?」
ローズ「えっ?」
咲き誇る花は散るからこそに美しい…
散った花びらはあとは土へと還るだけ…
それならば、いっそう斜めを見ずに…
お天道さんを仰いで見ようや…
勝俣は、死の淵で確かに聞いた。あの唄を。一世を風靡したあの青春を。そして静かに目を閉じた。
最後に見た世界。それは勝俣の目には儚く、セピア色に見えたことだろう。
おわり