1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 19:06:10.57 ID:8xhsE3hL0
キョン「………は?」
ハルヒ「あはは、なんちてー」
キョン「………」
キョン「ぐおおおおおおおおおぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」バビューーン!!
ドギャァァァアアアアアアアアアアアアアン!!!!!
ドンガラグッシャアアアアアァアアアアア!!!!!
ハルヒ「な……!?」
キョン「ぐ……なんて力だ……!」
ハルヒ「……!?……!???」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 19:10:49.48 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「ちょ、ちょっと殴っただけでキョンが吹き飛んだ……!?」
キョン「すげえパワーだハルヒ……お前にゃかなわんな……」
キョン「ぐ……がくっ」
ハルヒ「なんてこと……私はアルター使いだったのね……」
キョン(やれやれ、とりあえず壮大にぶっ飛んでみせたが……)
キョン(まったく……ハルヒを楽しませるのにも苦労するぜ……)
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 19:15:21.09 ID:8xhsE3hL0
古泉「こんにちはー」がちゃり
キョン(げ……古泉……)
ハルヒ「あ、古泉くん! ちょうどいいところに!」
古泉「はい?」
ハルヒ「悪いけど、私のアルター能力を試させてもらうわ!」
古泉「はあ? あるたぁ?」
キョン(まずいぞ! 古泉はスクライドを知らない!!)
ハルヒ「いくわよー、撃滅のぉ……」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 19:20:12.12 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「セカンドブリットぉお!!」ぺちん!
古泉「………」
ハルヒ「あ……あれ? 効かない?」
古泉「あ、あのーー……?」
古泉「ハッ!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
古泉(な、なにやら殺気が……!)
キョン(古泉ぃぃいぃいいいいいいいいいいいいいい)
古泉「!?」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 19:26:14.01 ID:8xhsE3hL0
キョン(吹きとベェえええええええええええ!! 吹き飛ぶんだ古泉ぃいいいいいいいいいいいいい!!!!)
古泉(この殺気の正体は彼か……くっ!冷や汗が止まらない……!)
キョン(吹き飛ばンとぶっ殺すぞぉおおおおおおおおおおおおおおおおお)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
古泉(ぐぅ……! 殺気の重圧でふ、ふ、)
古泉「吹き飛ぶぅううううぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!」バビューーーーーン!!!
グッシャアアアアアァアアアアア!!!!!!
バキバキバキ!!!!ゴシャアァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!パリーーーン!!!
ハルヒ「きゃあああああ!? 古泉くんが廊下の窓を突き抜けて吹っ飛んでった!!?」
キョン(ふう……やれやれだぜ……)
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 19:31:24.82 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「おおお……私はなんて恐ろしい力を持ってしまったのかしら」
ハルヒ「でもすごい……私はこういう力を望んでいたのよ!!」
キョン(ふふ、ハルヒのやついい顔で笑ってやがる)
キョン(ハルヒを喜ばせるのにも一苦労だ。まったく世話のやけるやつだぜ……)
がちゃり
みくる「こんにちはー」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 19:36:20.94 ID:8xhsE3hL0
キョン(ま、まずい朝比奈さんだ!)
キョン(朝比奈さんが空気を読んで吹き飛ぶとは到底思えない!)
キョン(だからといって殺気を当てて吹き飛ばすわけにもいかん! どうする!?)
ハルヒ「ふふ、ちょうどいいところに来たわねみくるちゃん!!」
みくる「はい?」
ハルヒ「この私の力! 見せてあげるわ!!」
みくる「え?」
ハルヒ「抹殺のォォォおおおおおおお!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 19:41:29.77 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「ラストブリットォォオオオオオオオオオ!!!!!!!」ぺちん!!
みくる「あたっ」
ハルヒ「ふふふ……」
キョン(くそ! 万事休すか!?)
みくる「………」
みくる「おっぱいハンマァァアア」ぶるんっ
ハルヒ「ぶえっっ!?」べちん!
キョン(な、なんだと!?)
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 19:49:24.99 ID:8xhsE3hL0
キョン(朝比奈さんが自身のおっぱいでハルヒを叩いた!?)
ハルヒ「く……! 私の攻撃が効かないなんて!?」
みくる「ハンマァァァアアアアアアア」
ぶるんっべちん! ぶるんっべちん! ぶるんっべちん!
ハルヒ「きゃっ! いたいいたい!」
キョン(なんて攻撃だ……)
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 19:54:18.28 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「ううう……降参よ。負けを認めるわみくるちゃん」
みくる「ハンマァァァァアアアアアアアアア!」ぷるるんっ
ハルヒ「きゃあ!? どうして! 降参したのに!」
みくる「ハンマァァァァアアアアアアアアアアアアア!!」ぷるぷるぷるんっ
ハルヒ「くっ……! みくるちゃんが正気を失ってる!?」
キョン(ど、どういうことだ? これは一体……?)
みくる「ふふ……」
キョン(!? お、俺にウィンクをした……? まさか彼女は……!)
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 19:57:21.41 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「こうなったら容赦はしないわよ、みくるちゃん……」
ハルヒ「私の最終奥義を見せてあげる!!」
みくる「ハンマァァァァ」
ハルヒ「いくわよ!! うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ハルヒ「シェルブリットォオオオオオオオオオオオ!!!!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 20:02:41.57 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「バァァアアアアアストォオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」ぺちん!!!
みくる「ハ、ハンマァアァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」バビューーーーーーーン!!!
ドッギャァァアアアアアアアアアアア!!!!!
ベキベキベキ!!! ゴッシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!パリーーーーーーーーーン!!!!
キョン(朝比奈さんが部室の窓を突き破って吹き飛んでいった!!)
ハルヒ「ハァハァ……か、勝ったわ!!」
キョン(なるほどな、そういうことか……)
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 20:07:41.57 ID:8xhsE3hL0
キョン(吹き飛んでいる俺……ハルヒの『ラストブリット』発言……このわずかなヒントだけで朝比奈さんは一瞬のうちに状況を理解したのだ)
キョン(そう、彼女はスクライドを知っていたのだ。そしてなんと、朝比奈さんは敵役を演じ、熱い展開を広げてみせた!)
キョン(それだけでなく、最終的にハルヒのアルター能力をシェルブリットにまで進化させるとは……)
キョン(ただ吹き飛んだだけの俺とはレベルが違う……朝比奈さん、恐ろしい人だ……)
ハルヒ「フフフ……私は最強だわ! 最強の力を手にしてしまったわ!!」
キョン(いい笑顔だぞハルヒ……!!)
キョン(そしてこの流れからして……来るぞ!この展開をさらに熱くさせてくれる本命のあいつが!)
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 20:12:13.87 ID:8xhsE3hL0
がちゃり
長門「………」
ハルヒ「ふふ、来たわね有希」
キョン(来た! 長門が来た! さあどう出る長門よ!)
ハルヒ「突然で悪いけれど、私と戦ってもらうわ」
長門「………」
キョン(さあ、見せてもらうぞ長門よ。お前は朝比奈さんを超えられるか?)
ハルヒ「いくわよぉ! 衝撃のぉ……!」
長門「絶影」シュンッッ!
ハルヒ「消えた!?」
キョン(な、なにぃいぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!?)
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 20:18:18.08 ID:8xhsE3hL0
キョン(さすが長門だ! 一瞬で状況を把握しちまいやがった!)
ハルヒ「くっ! いったいどこに!」
長門「後ろ」
ハルヒ「ちぃっ! なんてスピードなの!」
長門「剛なる左拳、臥竜」シュバッッ!!
ハルヒ「右手で受ける!! ファーストブリットォオオオオオ!!!!」
ズドォオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!
キョン(すげえ! 本気でやりあってやがるぜ二人とも!)
キョン(それに長門が力を使っているせいか、やたらエフェクトが派手にかかっていやがる!! 面白くなってきやがったぜこいつァよォ!)
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 20:24:44.45 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「ふふふ……やるわね有希、面白くなってきたわ」
長門「………」
ハルヒ「けどまだまだこんなものじゃないわよね有希? もっと私を楽しませて頂戴!」
キョン(さすが長門だ……状況を把握して敵役を演じた上に、ハルヒの闘争心に火をつけやがった……!)
ハルヒ「いくわよぉ! 撃滅のぉ……!」
長門「剛なる右拳……」
ハルヒ「セカンドブリットォオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
長門「伏竜!」
ドギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 20:32:05.81 ID:8xhsE3hL0
長門「ぐ……ぅっ!」ズシャァア!
ハルヒ「やった! 打ち勝ったわ!!」
キョン(いい演技だ長門! このままラストブリットを喰らって華麗に吹き飛んでやれ!)
ハルヒ「トドメをいくわよ有希ィ! 抹殺のォォォおおおおおおお!!!!」
ハルヒ「ラぁストブリットォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」
長門「……遅い」
すかっ
ハルヒ「あれっ、外れた……」
キョン(なに……?)
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 20:39:52.51 ID:8xhsE3hL0
ザシュッ
ハルヒ「えっ……?」
キョン(な……!? 長門の腕が……ハルヒの腹を貫通して……)
長門「……私の勝ち」
ハルヒ「ぐぁっ…!!」
キョン(刺しただとぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!?)
ハルヒ「がはぁっ……!!」ビチャビチャッッ!!
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 20:44:10.02 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「ぐ……お腹が熱い……痛い……」
ハルヒ「私…刺されたのね……」
長門「………」
キョン(ば、嘘だ……長門が……ハルヒを殺すだと……?)
キョン(こんなお遊びごときで……長門がハルヒを刺した……本気で……?)
ハルヒ「う……血が……止まら、ない……」
キョン(嘘だろ……死ぬなハルヒ、死ぬな……!)
キョン「死ぬなハルヒィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 20:52:33.01 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「キョ、キョン……?」
キョン「ハルヒしっかりしろ! 死ぬんじゃない!!」
ハルヒ「あんた、起きて……たのね……」
キョン「しっかりしろぉ!! ハルヒ! ハルヒ!!!」
長門「……」
キョン「長門ぉ!! なにしてる! 早くハルヒの傷を治してくれ!!」
長門「それはできない」
キョン「なっ……!?」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 20:58:11.52 ID:8xhsE3hL0
長門「私のアルターは絶影。傷を癒すことなどできない」
キョン「な、何を言ってるんだ長門……今はそんな事言ってる場合じゃないだろう……!」
キョン「このままじゃハルヒが死んじまうんだぞぉおおおおお!!!!」
長門「………」
キョン「こんなお遊びで! ハルヒが死んじまうだなんて馬鹿げてるぜ!」
キョン「早くハルヒを助けてくれ! 頼む!!」
長門「……繰り返すが、私のアルターでは涼宮ハルヒの傷を癒すことは不可能」
キョン「長門、てめえ! まだそんなことを……ッ!!」
長門「しかし、私以外のアルターならば、彼女の傷を癒すことが可能かもしれない」
キョン「……!?」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 21:05:01.02 ID:8xhsE3hL0
キョン「ど、どういうことだ……長門、お前は何を言って……?」
長門「………」
ハルヒ「う…ぅ……キョン……キョ…ン」
キョン「ハ、ハルヒ!?」
ハルヒ「私……あんたに謝らなきゃ……」
キョン「ばか、しゃべらなくていい! 大人しくしてるんだ!」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 21:11:26.29 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「ごめんね……あんたのこと殴っちゃって……痛かったでしょ……」
キョン「ばか……! 今はそんな事言ってる場合じゃないだろ……!」
ハルヒ「それに、今までも……いっぱい殴って……いっぱい迷惑かけて……」
ハルヒ「ごめんねキョン……ごめん…ね……」
キョン「ばかやろう……謝るなハルヒ……」
ハルヒ「聞いてキョン……私、あなたに言いたいことが……」
ハルヒ「わた、し……あなたのこと……ずっと……」
キョン「やめろ……諦めるなハルヒ……諦めるんじゃない!」
キョン「お前を死なせるもんか、俺がなんとかしてやる……俺が……」
キョン(俺が……?)
長門「………」
キョン(そ、そういうことか……長門!!)
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 21:16:29.36 ID:8xhsE3hL0
キョン「死ぬなよハルヒ!! お前は必ず助けてやる! 絶対に死なせない!!!!」
ハルヒ「キョ…ン……?」
キョン「この俺が救ってみせる!!!! 俺が! 俺のアルターで!! お前を救う!!!」
キョン「だから生きろハルヒィイイイイイイ!!!!!!!!! うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
キョン「エターナル・デボーテェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 21:25:41.60 ID:8xhsE3hL0
パァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
ハルヒ「あ……え……? お腹の傷が……塞がっていく……?」
キョン「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!! これが俺のアルターだ!!! 傷を治す能力!!」
長門「………」
キョン(まあ、実際は長門が治してるわけだが)
キョン(まったく長門のやつビビらせやがって……しかし、なかなか粋なことするじゃねえか)
ハルヒ「すごい……! 傷が治るだけじゃないわ……力がみなぎってくる……!!」
キョン「俺の力をくれてやる! ハルヒ!! その力で長門を!!」
ハルヒ「イケる……これなら有希に勝てる……!」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 21:34:03.24 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「行くわよ有希!! 覚悟しなさい!!!!」
長門「ば、ばかな。この力は私の想像以上」
ハルヒ「くらいなさい!!! 私と!!!キョンの二人の力!!!」
キョン「いけええええええ!! ハルヒィイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」
ハルヒ「シェェェルゥブリットォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
ハルヒ「バァアァアアアアアアアアアストォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
長門「ぐわああああああああああああ」
ズッッドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!
バキバキメキャメキャメキャ!!!!!!! ズガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!
キョン「すげえ……天井を突き破って吹き飛んでいった……」
ハルヒ「私の……勝ちだ……!!」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 21:41:17.98 ID:8xhsE3hL0
キョン「勝ったな、ハルヒ。すごかったぜ」
ハルヒ「ええ、あんたのおかげよ、キョン」
キョン「なあに、俺はただお前にほんの少し力を貸しただけさ」
キョン「この勝利は、お前のもんさ。お前が手にしたんだ」
ハルヒ「私が手にした……勝利」
キョン「いい拳だったぜ、ハルヒ」
ハルヒ「ありがとう……キョン!」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 21:50:30.04 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「ふふ、それにしても、あんたの泣きそうな顔初めて見たわ」
キョン「え?」
ハルヒ「私が死にそうな時、大声で私の名前叫んでたでしょ」
ハルヒ「『死ぬなー!』って。なかなか面白いもの見れたわ」
キョン「ばっ……! お、俺は別に……泣きそうになんかなってねえよ!」
ハルヒ「ふぅうーん、どうだかねー?」
キョン「くっ……! お、お前だってあんなに弱気になってたくせに!」
キョン「『ごめんね』だなんて言ってよ! あんなにしおらしいお前は初めて見たぜ!」
ハルヒ「な、なんですってぇ!」
キョン「それにこうも言ってたな……『俺のことがずっと……』あれは何を言おうとしてたんだ?」
ハルヒ「なっ……! べ、別に……あれは……何でもないわよ!!」
キョン「へぇえええーー?」ニヤニヤ
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/17(火) 21:56:47.77 ID:8xhsE3hL0
ハルヒ「ちょっとキョン! 何笑ってんのよお!」
キョン「おおっとぉ! こりゃいけねえ! シェルブリットのハルヒを怒らせちまった!」
ハルヒ「このお! 逃げるなあー!」
キョン「わははは!」
ハルヒ「まちなさーい!」
古泉「……やれやれ、お二人の世話をするのには苦労しますよ」
みくる「まったくです」
長門「同意」
おわり