1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/14(土) 06:52:40.71 ID:e8y3WoRG0
ゲンドウ「私はアスカ君と再婚することにした」
シンジ「は?」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/14(土) 06:59:57.60 ID:e8y3WoRG0
ゲンドウ「いつまでもユイ、ユイとばかり言っていられまい」
シンジ「それは分かるけど。でもなんでアスカ!? 第一まだ結婚できないじゃないか」
ゲンドウ「書類の上での話だ」
シンジ「…………父さんがロリコンだったなんて」
ゲンドウ「問題ない」
シンジ「あるだろ」
ゲンドウ「なんにしろ、再婚を機にお前も再び家に戻すことにした」
シンジ「え」
ゲンドウ「私とアスカ君とシンジ。親子3人水入らずというわけだ」
シンジ「……」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/14(土) 07:08:39.57 ID:e8y3WoRG0
ゲンドウ「ここだ。入れ」
ガチャッ
シンジ「お、お邪魔します」
アスカ「そこはただいまーでしょ、バカシンジ」
シンジ「アスカ!」
アスカ「おかえりなさい、あ・な・た♥」
ゲンドウ「うむ」
シンジ(……うわぁ)
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/14(土) 07:10:57.45 ID:e8y3WoRG0
アスカ「じゃ、シンジ。さっそくだけど台所案内するから何か作ってよ」
シンジ「作って……僕が!?」
アスカ「あんたバカぁ? 他に誰が料理すんのよ」
ゲンドウ「シンジ、早く作れ。でなければ帰れ」
シンジ「帰れって、ここが僕の家になるんじゃなかったの?」
ゲンドウ「そうだ。つまり逃げ場はない。逃げるのを止めて大人になれ」
アスカ「お腹すいてるんだからさっさとしなさいよノロマ」
シンジ「……ハァ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/14(土) 07:18:50.02 ID:e8y3WoRG0
ジャー
シンジ(考えてみたら父さんにご飯作るのって初めてだな)
シンジ(父さんに作って、食べてもらえるんだ……)
シンジ「はい。どうぞ」
ゲンドウ「ああ」
アスカ「はいゲンドウさん、あーんして」
シンジ「え」
ゲンドウ「ああ」モグモグ
アスカ「どう、美味しい?」
ゲンドウ「悪くはない」
アスカ「私の愛情がいっぱい入ってるもん♥」
シンジ(いつどこで入れたんだよアスカ)
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/14(土) 07:34:47.33 ID:e8y3WoRG0
シンジ「お風呂できたよ。誰から入る?」
アスカ「そんなの家長からに決まってるでしょ。ね、ゲンドウさん」
ゲンドウ「ではそうさせてもらう」
アスカ「じゃ、お先に」
シンジ「ん??」
アスカ「なによ」
シンジ(まず父さんが……なのにアスカが……)
シンジ「二人一緒に入るの!!?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/14(土) 07:38:37.96 ID:e8y3WoRG0
アスカ「バーカ、当たり前じゃない。私達新婚夫婦なんだから」
シンジ「いやでもっ、ま、まずいってそんなの!」
アスカ「夫婦だって言ってるでしょどこがマズイのよ」
シンジ「けど。そう言われてもやっぱいなんか……感覚的にさ」
ゲンドウ「行くぞ」
アスカ「あ、ハァイ」
スタスタ
アスカ「今日も私のカラダで洗ってあげる♥」
ゲンドウ「ああ。頼む」
シンジ「……ホントに行っちゃった」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/14(土) 07:42:44.09 ID:e8y3WoRG0
シンジ「―――というわけなんだけど。綾波、何か知ってる?」
レイ「……」
シンジ「綾波?」
レイ「……」
シンジ「綾波がそんなに目見開いて驚いてるところなんて初めて見た」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/14(土) 07:49:58.71 ID:e8y3WoRG0
レイ「なぜ……」
シンジ「知らなかったの?」
レイ「ええ」
シンジ「とにかく急だし、気持ち悪いし参ってるんだ」
レイ「……」
シンジ「父さんとは一緒に暮らしてみたかったけど、これはちょっと違うっていうかだいぶ違う」
レイ「ひょっとして」
シンジ「!? 心当たりがあるの?」
レイ「ひと月程前、弐号機パイロットに言ったの」
シンジ「なんて?」
レイ「『私と碇君は結婚の約束をしている』と」
シンジ「初耳なんだけど」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/14(土) 08:05:51.69 ID:e8y3WoRG0
レイ「ごめんなさい。でも嘘ではないから」
シンジ「僕が初耳な時点で絶対ウソだと思う」
レイ「そう? よく分からない」
シンジ「……それで、アスカはなんて?」
レイ「『そんなのデタラメに決まってる』って」
シンジ「まぁそうだよね」
レイ「だから見せたの」
シンジ「見せた?」
レイ「碇君が私を救けて『笑えばいいと思う』と言っているところ」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/14(土) 08:10:18.54 ID:e8y3WoRG0
レイ「『綾波は主婦が似合う』も」
シンジ「? でも別にそれ見たって」
レイ「全裸の私を押し倒して胸を揉んでいるところや」
シンジ「!」
レイ「二人が補完世界でひとつになったところも」
シンジ「!!?」
レイ「最後に『世界がどうなってもいい、綾波だけは絶対助ける!』を」
シンジ「あああ゛あ゛あ゛あ゛」