1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 13:55:58.52 ID:vKsmVNCQ0
ハルヒ「キョン〜いつまで寝てんの! 早く起きなさーい!」
キョン「ぐぐぐぅ……うう……もう朝か」
ハルヒ「朝食作っておいたから冷めないうちに早く食べなさいよ!」
キョン「わかってるって……ぐうぅぅ」
子「お父さん、まだ起きないのぉ〜?」
ハルヒ「もうすぐで降りてくるからねぇ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 14:02:11.23 ID:vKsmVNCQ0
子「あ、お父さんだぁ〜おはよう〜」
キョン「ああ、おはようさんおはようさん……ねむぅ……」
ハルヒ「朝ごはん食べて元気出しなさいよ! 今日の朝は私の特製デミグラスハンバーグよ!」
キョン「朝からハンバーグとは……やれやれ……」
子「おとーさんのげんきがなーい……」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 14:04:25.88 ID:vKsmVNCQ0
キョン「では、行ってくるぞ」
ハルヒ「キョン、しっかり働くのよ! これは団長命令なんだからねっ!」
キョン「言われなくてもわかってるよ」
ハルヒ「キョン……//」
キョン「どうしたハルヒ?」
チュッ
ハルヒ「い、いってらっしゃいっ!//」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 14:22:48.80 ID:vKsmVNCQ0
キョン「まあ、出かけている最中に失礼だが、皆に報告しなければならないことがある……」
キョン「うん、溜息もつきたくなる。朝から元気が出ないのもよくおわかり頂けるであろう……」
キョン「昨日会社クビになった。もちろんハルヒには知らせていない」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 14:25:41.92 ID:vKsmVNCQ0
キョン「さあ、これからどこへ向かおう」
キョン「恐らくハルヒにバレれば俺はこの世から消失してしまうだろうな」
キョン「SOS団一同の活動は大学卒業を持って一時休止状態になったし」
キョン「大学を卒業し、すぐにハルヒと結婚し俺は就職した。それから一年が経ち今に至る」
キョン「いったい俺はどうすりゃいいんだよ……......」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 14:27:45.73 ID:vKsmVNCQ0
キョン「行くあてもなく、ブラブラして家に帰ったって何も変わりはしない……」
キョン「子供の顔を見るだけで今の自分の無力さを知り泣きたくなる」
そうだ!
キョン「久しぶりに長門の家へ行こう。アイツなら何とかしてくれるかもしれないっ」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 14:31:00.58 ID:vKsmVNCQ0
キョン「長門、俺だ」
長門「……」
キョン「……まさか……俺のことを忘れていやしないだろうな……」
長門「……」
ビユーッ
キョン「お、開いた。俺を覚えていてくれたか。ふーひと安心」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 14:32:55.04 ID:vKsmVNCQ0
ピンポーンッ
ガチャッ
長門「……」
キョン「な、長門、久しぶりだなっ!」
長門「……久しぶり」
キョン「元気でなによりだ……入っても良いか?」
長門「……どうぞ」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 14:38:37.79 ID:vKsmVNCQ0
キョン「……長門はどこかで働いているのか?」
長門「……本屋」
キョン「本屋でアルバイトしているのか?」
長門「……そう」
キョン「ど、どうだ? 本屋でのバイトは楽しいか?」
長門「……別にっ」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 14:40:59.29 ID:vKsmVNCQ0
長門「……あなたは」
キョン「おっ、おれか、おれはだな……」
長門「……」
キョン「……」
長門「……わかった。言わないでいい」
キョン「長門……」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 15:16:57.95 ID:vKsmVNCQ0
長門「彼女の調子はどう?」
キョン「ハルヒのことか? ハルヒのことなら問題ない。
あいつは一生懸命、家事に尽くしてくれているよ」
長門「そう、よかった」
キョン「(それに対して俺ってやつは……)」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 15:18:40.15 ID:vKsmVNCQ0
長門「今日、あなたが来ると思って二人も呼んでおいた」
キョン「二人!?」
長門「古泉一樹と朝比奈みくる」
キョン「よりによって、なぜ古泉と朝比奈さんなんだ」
長門「……なんとなく」
キョン「そうか……」
キョン「(とりあえず、よくわからないが、古泉と朝比奈さんが長門の家にくるらしい)」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 15:21:34.91 ID:vKsmVNCQ0
ピンポーンッ
長門「……入って」
みくる「うわあああぁぁぁ、長門さんお久しぶり〜♪」
古泉「おやっ、長門さんずいぶんと大きくなりましたね」
長門「……そう」
キョン「やばいっ、なぜかわからんが胸がドキドキしてきた……」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 15:27:15.95 ID:vKsmVNCQ0
古泉「おやっ、おやおや、なつかしいお方がいますね」
みくる「キョ、キョンくん……?」
キョン「お、おう……」
古泉「どうしてスーツ姿で長門さんのお家にいるのかは甚だ疑問ですが……お久しぶりです」
みくる「久しぶりキョンくん♪」
キョン「古泉、お前は許さんっ! 朝比奈さんご無沙汰してますっ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 15:32:14.40 ID:BUAiNmJQO
子供作るの早くね?
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 15:34:30.40 ID:vKsmVNCQ0
>>33
大学生の時に生んでしまったんだよそれが
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 15:47:18.83 ID:vKsmVNCQ0
キョン「古泉、ところでお前は今なにやってんだ?」
古泉「僕は見てのとおり、ホストをやっています」
みくる「古泉君、ホストやっているんですかぁー!?」
キョン「oh……」
長門「……」
古泉「ええ、とくにこれといってやりたいこともないですし」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/30(金) 15:53:07.93 ID:vKsmVNCQ0
キョン「朝比奈さんは?」
みくる「わたしはメイドカフェで働いてます♪」
キョン「うひょーーーーーーーこれはこれは」
古泉「朝比奈さんにはメイド服がお似合いですからとてもあっていると」
キョン「今日行かせてもらってもいいですかっ?」
みくる「ええぇぇ!」
古泉「あなたの方は何をやっているのですか」
キョン「」