12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 19:28:22.03 ID:kztltMdm0
谷口「はぁー、やっぱ体育の授業は最高だな、お前らもそう思うだろ?」
キョン「まさか、俺が陸上科目にからきしだってこと知ってて言ってんのか?」
国木田「キョンは見かけによらず走るの遅いもんね」
キョン「言ってくれるな…なおさら凹む」
谷口「おいおいお前らなぁ…、俺がいつ体育の授業が楽しいって言ったよ!?
分かってない、まったくもって分かってないぜお前ら。体育の授業はな、眼福、つまり目の保養のためにあるのさ」
キョン「またそれか谷口…。ったく真面目に答えた俺がバカか…」
谷口「そしてキョン、お前には特に言っておきたいんだよな、なーんかイマイチ理解にかけてるようだからよ」
キョン「はぁ?」
谷口「お前んとこの団長さんのことだって」
キョン「? ますますよく分からんのだが」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 19:33:59.68 ID:kztltMdm0
谷口「ったく…、まぁいい。それじゃあ俺がキチンとレクチャーしてやるからよく聞けよ。
まず、あそこで走ってる涼宮を見てみろ」
キョン「っと、あそこか。あいつ走るの俺より速いんだよな…」
谷口「はいバカ。お前なぁ…真面目にやれよ! 高校生だろうが!」
キョン「いきなり大声出すなよ」
谷口「走り方じゃない、もっと上の方を見てみろ」
キョン「上の方だ…? どうせ胸が云々とか下らな…!?」
谷口「どうした? 何か見えたのかな?」
キョン「……。なるほど、谷口…。お前の言わんとしていることが少しわかったかもしれん」
谷口「面白い、お前の意見を聞こうじゃねぇか」
キョン「まず断っておくが、俺を惹き付けたのは何も胸だけじゃないってことだ」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 19:45:40.57 ID:kztltMdm0
キョン「まずはふくらはぎから太ももにかけてだ。走るたびに躍動するそれはまるでカモシカのように健康的。
しかも加えて足はすらりと伸びていて、近年の骨皮スリムのモデルとは違う機能美的な美しさがある」
谷口「あぁ、しかも極端に白すぎず、また日焼けしすぎてもいない。
理想的な外で日を浴びた肌の色をしている」
キョン「走るたびに躍動する太ももの筋肉は、触れずとも弾力性に富み、艶やかだとすぐにわかる。
指を突き立てれば深くまでは食い込まないが、指包み込むように揉みしだけばその分だけ指が沈む」
谷口「さらに濃紺のブルマ、ソックスがその足を強調してやがる。
スカート姿ではまず分からない趣ってやつだな」
キョン「ふふっ、流石だな谷口、俺の言いたいことをズバリ言うとはよ」
谷口「ふっ、お前こそやるじゃねぇか。さっきまでとは目つきが違うぜ?」
国木田(…何この二人)
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 19:52:16.17 ID:kztltMdm0
キョン「そして次に特筆すべきは走るたびに見え隠れするわき腹だ」
谷口「その通りだ。今日のような温暖な気候を神に感謝すべきだな」
キョン「あぁ。今まで気づかなかったのが腹立たしいくらいだ…。
縦に綺麗に筋が通った腹筋、細すぎないために控えめだが、決して影は薄くないくびれ」
谷口「鍛えすぎも考えもんだが、あのように体育会系の腹回りは何もせずには手に入らない。
そしてへそのラインだ。さっきから風に感謝せざるを得ないんだが、ちらちらと見える腹筋の中間地点にいる健気なへそ」
キョン「ただ縦に線が入った味気ないものでもなく、まして華の欠片もないでべそでもない。
ここからでもただへそであると視認できる…クソッ、できるならあのへそをなめまわしたいっ!」
谷口「おい、はしたないぜキョン? 確かに微かに汗をかいた涼宮の腹部の味を見たい気持ちは分かるが、
今はそんな妄想にふけるときじゃない、違うか?」
キョン「悪かった、俺もどうかしてたみたいだ」
国木田(……)
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 20:29:19.24 ID:kztltMdm0
キョン「おい国木田、さっきからなんで会話に参加しないんだ?」
谷口「ったく、お前だけかまとと振ったってそうはいかないぜ?」
国木田「あ、いや…ゴメン。もう少し観察するからそれまで話しててよ」
キョン「やれやれ、お前も早く気づいたほうが良いぜ? 高校生活は長く続かないんだからな」
谷口「お! 今から涼宮が走り高跳びするみたいだぞ!?」
キョン「!!」
谷口「…助走をつけて…、徐々に歩幅が…そうだ…」
キョン「そして踏切を…!」
国木田「体をアーチ状にそらせて…、風を受けて蝶のように舞う髪。
そして体操着の間から垣間見える少し大人めの…」
谷口「……」 キョン「……」 国木田「……」
キョン「…」フッ
谷口「…」にやっ
国木田「…」にっ
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 20:34:56.49 ID:kztltMdm0
キョン「眼福だ…」
谷口「あぁ、今日は良い事はもう起こらないな」
国木田「今日どころかこれから一週間はないかもしれないね…」
谷口「国木田…、いい顔してるぜ」
国木田「どうも。さぁキョン、彼女のエロスを荘厳に語ってよ!」
キョン「あぁ…!!」
キョン「今高跳びを見ていて再確認したんだが、ハルヒは尻で語る女だな」
谷口「あぁ」 国木田「異論ないよ」
キョン「ほかの女子も見て率直な感想だが、あいつより両手でわしづかみにしたくなる尻はない。
ブルマの内側で淫乱に揺れるのが分かるくらいだ」
谷口「念のために言っておくけど、あいつの尻はだらしないわけじゃない、だろ?」
キョン「当たり前だ。そんな侮辱はあのしりの前ではできっこないね。
筋肉で高く引き締められたヒップライン、少し叩いただけでは跳ね返されそうでもある弾力性…」
国木田「でも力を抜けばふにふにと柔らかそうでもある。完璧だよ…」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 20:39:17.11 ID:kztltMdm0
谷口「やべっ、不覚にも愚息が…」
キョン「はしたない奴だな谷口。ま、という俺もさっきからギンギンなわけだが」
国木田「そう言われちゃ僕も嘘はつけないかな」
谷口「お前ら…本当に最低だな!!」がしっ
キョン「褒め言葉だ、ありがとよ」がしっ
国木田「なんだか照れるね」がしっ
谷口「そして次だが、俺の言いたいこと、分かってるよな?」
キョン「言うまでもない。シャツから垣間見える鎖骨のライン、そして首筋、だろ?」
国木田「あえておっぱいを避けるところにキョンのジェントルマンシップを感じるよ」
キョン「まぁな、お楽しみはあとさ」
谷口「分かり切ってるけど言わせてもらうぜ。あいつの鎖骨って…完全に誘ってるよな」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 20:44:54.85 ID:kztltMdm0
キョン「あぁ、誘ってる」
国木田「鎖骨で男を惑わすなんて、涼宮さんも罪な女性だよ」
谷口「骨格と肉のつき方は個人差があるっていうけど、あの鎖骨ラインは反則だろ」
キョン「腕を下に添えて前のめりになった日にゃ、鎖骨からくぼんだ内側の部分が俺を殺すかもしれん」
谷口「そしてあの首筋だよ。今なんてほのかに汗が滴ってやがる。
あの首筋に舌を這わせることができたら…俺の下はもう…」
キョン「谷口」
谷口「すまん、つい」
国木田「まったく、どうしようもないな」
キョン「何よりも、あの鎖骨の下にある桃源郷。その存在が余計エロスを醸すってもんだ」
谷口「おっ、ついにメインディッシュか?」
国木田「まぁ、あれを語らずして涼宮さんを理解したとは言えないもんね」
キョン「あぁ。おっぱいだ」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 20:48:19.36 ID:kztltMdm0
谷口「おっぱい…か」
国木田「胸、胸部、胸の脂肪、乳房、谷間。たくさんの呼び方はあれども、おっぱいほど
神聖な響きを持つ表現はないよね」
キョン「同意だな。おっぱいという言葉だけで、日本人に生まれてよかったと心から思える」
谷口「わずか4文字でこの世の真理を体現するとは、罪なもんだよ女ってのは」
キョン「そして。特にハルヒのおっぱいは…俺たちにまで真理を見せつける」
国木田「そうだね…言語化するのは憚れるけど、あえて言うならば、そう」
キョン&谷口&国木田「おっぱいはジャスティス」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 20:55:42.51 ID:kztltMdm0
キョン「そもそも、大きすぎるだけが能じゃないからなおっぱいは」
谷口「そりゃそうだ。おっぱいの数だけ夢があり、浪漫があるんだから」
国木田「時にキョン、君の理想のおっぱいって何さ?」
キョン「理想の…か。難しいな…朝比奈さんみたいに豊満なマシュマロのようなおっぱいも素晴らしいし、
朝倉のような脱いだら凄いっていうギャップもちのおっぱいもいい。かといって鶴屋さんのような控えめなちっぱいも捨てがたい」
国木田「長門さんは?」
キョン「……」
国木田「ご、ごめん」
キョン「いいさ、おっぱい神も万能じゃないからな」
谷口「でもお前は今上げた三人よりも涼宮のおっぱいのほうが…だろ?」
キョン「言うまでもなかったかな、その通りさ」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 21:02:38.08 ID:kztltMdm0
国木田「涼宮さんのおっぱいは一言でいうとこうじゃない?
あ、あれ? あいつ…こんなにおっきかったのか!?」
谷口「イグザクトリィ」
キョン「まさにその言葉通りだな。服の上からでも案外あるように見える。
だが、今の様に体育の授業で慣性の法則に従い左右上下に踊るあのおっぱいを見たとき、
自分の観察眼の甘さに気づくのさ」
谷口「おれでさえ最初は判断を誤ったくらいだからな」
キョン「仕方ないさ。それがハルヒの最大のおっぱいパワーなんだから」
国木田「制服姿でもCはあるように見える、高校生なら大きいほうだよね。
でも本当は違う…。それは僕たちのように真理の扉を開ける許しを得たものしか知りえない幻想郷」
キョン「そして何よりあの形の良さだ。実測でEに迫ろうというのに、服の上からでは判断できないくらいの張りを持つ。
ブラで引き上げるような小細工を弄する必要もあのおっぱいにはない」
谷口「あれだけ走ることで初めて、その罪深い幻想郷の桃は静止することをやめる」
キョン「めっちゃおっぱい吸いたい、ミルクを吸い出されておっぱいが小さくなるまでむしゃぶりつきたい」
国木田「キョン」
キョン「すまん、つい」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 21:11:17.13 ID:kztltMdm0
ハルヒ「ふぅー、あー疲れた。高跳びって結構疲れるのよね。
最近は胸も邪魔になっちゃってきたから困るわ。有希が聞いたら怒りそうだけど」
ハルヒ(ふー、っと…むむ。キョンの奴、あそこでサボって何話してるのかしら? へっへっへ、からかってやろ)
ハルヒ「おーいバカキョン!! あんたたちあたしより跳べないからってさぼっちゃダメでしょ!!」
キョン「…天使だな」
谷口「あぁ、天使が仰ってらっしゃる」
国木田「いきなよキョン。女神様のおっぱいワールドへ」
キョン「今言ったら刹那の時を許さずにあいつのおっぱいをもぎもぎフルーツしてしまうかもしれん」
谷口「その時はその時さ。そしたらこういってやれよ。『エデンの果実はここにあったのか』ってな」
キョン「フッ、まぁ安心しろよ。お前らをおいて、俺一人で楽園の扉をくぐったりはしない」
国木田「流石はキョンだ、爵位を授かるのも時間の問題だね」
ハルヒ「こらバカキョン!! あんたアタシをムシしよーなんて100年早いわよ!!」
キョン「おっぱいが俺を呼んでるんでな。あとでまた、語らおうぜ戦友(とも)たちよ」
谷口「待ってるぜ、戦友(とも)」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 21:17:35.59 ID:kztltMdm0
キョン「というわけだ。分かってくれたか?」
古泉「………」つつーー
キョン「古泉…お前…」
古泉「感謝します親友(とも)。僕は今初めて…神の存在を知るかもしれません」
キョン「大げさ、とは言わないぜ。俺も同じ気持ちさ」
古泉「しかしこう来ると、僕の組織の力を利用するしかありませんね」
キョン「? どういう…!? ま、まさかお前…!!」
古泉「その通りですよ。時に聞きますが、僕の組織はどのような目的で組織されたのでしょうか?」
キョン「世界を変革する力を持つ涼宮ハルヒの監視…そしてケア」
古泉「その通りです。では質問です。
僕たちは涼宮さんが気づかないようにその感情の機微を察知しないといけません。
ではその手段は? 方法は?」
キョン「…古泉、お前ってやつは…!!」つつー
古泉「ハンカチ、僕のですけどよかったら」
キョン「あぁ、済まない」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 21:23:08.23 ID:kztltMdm0
古泉「それにしても、涼宮さんが今日まだ来ていないのと、
あなたの右ほおが尋常じゃないくらいに腫れていることの説明が今つきましたよ」
キョン「俺もまだ若かったってことさ。頭で考えるよりも早く、意識の外での結果だ」
古泉「でも神人が出たという連絡はまだないですね。奇妙というか」
キョン「一応偶然を装ったからな、それにしてもやわらかかった…」
古泉「何1人で浸ってるんですか、僕たちは仲間でしょう?」
キョン「スマン、つい。にしても…お前ら組織はハルヒのどこまで踏み込んでるんだ?」
古泉「ふふっ、気になりますか?」
キョン「おいおい、親友に仕返しか? 手厳しいな」
古泉「冗談ですよ。まぁプライバシーの面や、組織の情報機密を吟味して説明すると、
涼宮さんの今履いているパンツの柄と数は完璧に把握している程度ですよ」
キョン「…ブラヴォー、ブラヴォー…」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 21:28:56.58 ID:kztltMdm0
古泉「ついでに言うと、今日はいているパンツは少しシミつきです」
キョン「ファック!! こんな事なら着替え中に盗むべきだった!!」
古泉「まぁまぁ、落ち着いてください。僕がここまで焦らして何も持っていないとお思いで?」
キョン「何…!?」
古泉「涼宮さんの家に仕掛けた監視カメラ、ですよ。何を言っているか、分かりますよね?」
キョン「なん…だと…!?」
古泉「ちなみに過去3年分までは遡れます。ちなみに彼女の初潮は…おっと」
キョン「おいおい、なんだよ、そんなご無体なことしないで教えてくれよ」
古泉「ふふっ、ではその前に、隠れたもう一人にご登場いただきましょうか」
キョン「ったく、お前も気づいてたのか。やれやれ、ほら、狭い所にいないで出てきましょうよ」
古泉「えぇ、今更隠していても仕方ないでしょう? 朝比奈先輩」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 21:34:28.87 ID:kztltMdm0
みくる「……ばれちゃってましたか」
古泉「ロッカーが時々揺れていましたからね」
キョン「しかし驚きましたよ。谷口がもう一人いるって言った最後の同志があなただったなんて」
みくる「えへっ、ごめんなさい。今まで黙ってて」
古泉「気になさらないでください。誰だって人に隠したいことはあります」
キョン「そうですよ、俺だって今日谷口に諭されなければ気づけなかった」
みくる「キョン君…古泉君…。でも、これ…私からのせめてもの同志としての贈り物です」
キョン「こ、これは…!?」
古泉「朝比奈さん…あなた…!?」
みくる「さっきまで泣きそうになって探してましたぁ。ふふっ、かわいい涼宮さん」
キョン「…ごくり」
みくる「キョン君」
キョン「す、すいません…つい」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 21:39:36.12 ID:kztltMdm0
古泉「涼宮さんが来ないもう一つの理由がこれで分かりましたね」
キョン「まさかあなたがこんな大胆な方法を使うなんて…」
みくる「ふふ、だってわたしは女の子ですから。
誰にも怪しまれずに更衣室に忍び込むなんて簡単ですよぅ」
キョン「しかし、どうしてあなたが俺たちの体育の授業時間を知ってるんですか?」
みくる「それを聞くんですか?」
キョン「あ、スイマセン。愚問でしたね」
古泉「ちなみに僕も把握していますよ」
キョン「お前も!? だってお前さっき目覚めたばかりじゃないのか?」
古泉「まさか。僕が神に感謝したのは、語らうべき友を得たことに対してです。
第一、そういう性癖がないのに彼女の初潮のことを細かに記憶しているわけがないでしょう?」
キョン「そうだったのか…」
朝比奈「こうなるんだったら、もっと早く古泉君にコンタクトしておくべきでした。
私も孤独な戦いを強いられていましたからぁ」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 21:45:09.38 ID:kztltMdm0
キョン「でもそれももう終わり」
みくる「えぇ。こんなにも素晴らしい仲間がいるなんて…。
ロッカーの中で、わたし涙が出ちゃいました」
古泉「僕もですよ…。まさかあなたがここまで雄大な成長を遂げているとは…。
涼宮さんに対する観察眼。見事というほかないです」
キョン「おいおい、あんまりほめないでくれよ、第一、俺は二人と違って何も提供できてないし…」
古泉「戦友は、そんなこと気にはしませんよ。ねぇ?」
みくる「もちろんですぅ。利害関係を超えたところに今私たちはいるんですから」
キョン「古泉…涼宮さん…」
古泉「では、絆を再確認したところで、行きますか」
みくる「……ごくり」
キョン「一応聞くが古泉…、どこからどこまで保管してあるんだ?」
古泉「僕が、不完全な仕事に満足する男に見えますか?」
キョン「すまない、聞くまでもない事だったか」
みくる「もう待ちきれませんよぅ…。涼宮さんの中学生のころ…はぁはぁ」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:02:14.47 ID:kztltMdm0
古泉「ここです。男の一人暮らしなので少し目をつぶっていただけると幸いです」
キョン「いやいや、男の一人暮らしでこの部屋はないだろ…」
みくる「凄い清潔で整然としてるじゃないですか! 私の部屋のほうが…」
古泉「そうですか? まぁ家にいることは少ないのでそれでかも知れないですね」
キョン「それで、この大画面でハルヒを拝めるっていうのか?」
古泉「んっふ。ご名答です、今プレーヤーを準備するので暫しお待ちを」
みくる「このソファフカフカですよ! あっ、このバンド私もよく聞くんですぅ」
キョン「FF13じゃねぇか、これ面白いか? お、ポケモン黒。ソウルシルバーもある」
古泉「準備できました…って、あんまりじろじろ見ないでください、恥ずかしいですから」
キョン「お、悪かったな…。しかし、電源が入ると俄然迫力が…」
みくる「スピーカーも4つありますよ! 本格的です!」
古泉「ふぅ。しかしこの画面で見るのは久々ですからね…。僕も緊張してきましたよ」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:07:42.72 ID:kztltMdm0
古泉「流石に今日すべての動画を見るには時間が足りないので、僕なりにセレクションしたものを
披露しようと思うのですがいかかでしょう?」
キョン「俺は新参者だ、二人にお任せするよ」
みくる「私は古泉君の選出を信用してますから、全部お任せしますぅ」
古泉「そうですか。では次の3つからまずは行きましょう」
@ハルヒ中学2年生、14歳。あたし死んじゃうかもしれない
Aハルヒ中学3年生、15歳。お風呂場にて、悩み
Bハルヒ高校1年生、16歳。ベットの上でハイテンション
>>95
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:09:24.77 ID:ZR3ybFVW0
3
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:15:20.97 ID:kztltMdm0
古泉「では最初はこれでいきましょう。電気消してもらえますか?」
キョン「おう、このスイッチか…、よし、全部消えたな」
みくる「ドキドキしてきました…」
古泉「では、始まりますよ…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ハルヒ「ただいまー!」
『お帰りなさい。今日は遅かったわね、何かあったの?』
ハルヒ「んー、なんでもないよ。ただ部活で遅くなっただけ」
『そう、もうお風呂わいてるから先はいってきなさい』
ハルヒ「はーい」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン「ん? これって最近じゃないか?」
みくる「確かに、服装からして一年の冬みたいですぅ」
古泉「その通りです。つい半年前の動画ですからね」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:20:36.88 ID:kztltMdm0
ハルヒ「ごちそーさまでした!」
『今日はいつも以上にモリモリ食べたな。また大きくなるのかな?』
ハルヒ「えへへ、最近お腹減っちゃって。おとーさんより大きくなっちゃうかもね〜」
『ははは、そりゃあ困っちゃうな。もうお前が寝ても上まで運べなくなっちゃうぞ』
『全くいつの話をしてるんですか。ハルヒ、食器はちゃんと水につけておいてね』
ハルヒ「はーい」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン「おい、何故入浴シーンがない」
古泉「上から流石にいらないだろうと言うことで、取り外されてしまいまして…
でも満足させる出来になってるはずですから」
みくる「涼宮さん…おうちではなんだか可愛らしいんですね」
キョン「確かに、ふつうあの年だと親と仲良く話したりしないからな」
古泉「そのギャップがまた堪らないんですよ…」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:26:26.51 ID:kztltMdm0
ハルヒ「かーわいたーこころでふふんふふんふーん♪」
ハルヒ「ごーめんねーなにもできなーくてー♪」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン「ご機嫌だな、胸元がはだけてるぞ」
古泉「えぇ、文化祭以降機嫌がいい日はいつも口ずさんでます」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ハルヒ「へいへいへーい! うりゃうりゃうりゃー!」
ハルヒ「おなかがすいたらぽぽぽぽーん!!」
『ハルヒ! もう夜なんだからあんまり飛んだり跳ねたりしちゃダメでしょ!』
ハルヒ「………」しゅん
ハルヒ「…ずん、ずん、ずんずんずんへいへいへいへい!!」
ハルヒ「ある―はれーたひのこと―! 魔法以上のふんふふふーん…」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:29:51.57 ID:kztltMdm0
キョン「よく見なくてもあいつブラしてないじゃねーか!」
古泉「だって自宅ですよ? しかも風呂上がりです」
キョン「風呂上がりだとブラつけないのか?」
みくる「えーと、女の子は大体お風呂上りにブラジャーつけないですよ。
寝る時も付けてたら窮屈ですから。わたしは重いからねるまではスポブラ付けますけど」
キョン「そ、そうなんですか…。でも、どうして古泉がそれを知ってるんだ?」
古泉「……。続けますよ」
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:35:38.38 ID:kztltMdm0
ハルヒ「せいせい! せーい! なぞなぞ、みたいに〜! うりゃー!」
ハルヒ「あっ! パジャマがずれてこんにちわしてる、こんにちわ! 時間的にはこんばんわ!!」
ハルヒ「ねぇねぇお乳ちゃん、どうしてあなたはみくるちゃんみたいにならないの?」
ハルヒ「それはね、ハルヒちゃんが牛乳飲まないからだよ! 今日も半分で残したでしょ! ダメだよそういうことしたら!」
ハルヒ「そーなんだー、じゃあ有希は牛乳嫌いなのかな?」
ハルヒ「有希ちゃんは人に夢を与えてるから小さいんだよ! あんまりそういうこと言っちゃ大きくならないぞ!」
ハルヒ「そうなんだ、ごめんにお乳ちゃん。でももう少し大きかったらキョンも見てくれるのかな?」
ハルヒ「見てくれるよ! 頑張れハルヒちゃん!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン「げはっ!!」
みくる「きゃうん!」
古泉「だ、大丈夫ですか? おおおおおお、落ち着いてください」ぼたぼた
キョン「お前も貧血で死ぬぞ古泉…。しかし…あのハルヒがお乳ちゃんって…」
みくる「丁寧におっぱい掴んで相槌うたせてますよ…もう、辛抱たまらんですぅ…」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:41:03.39 ID:kztltMdm0
キョン「やっぱりハルヒのおっぱいは素晴らしいな…言葉にはできない何かが…」
みくる「古泉君! これのダビングを希望します!! お願いします!!」
キョン「俺からも頼むぜ古泉! こんな宝…こんな…」
古泉「大丈夫です、安心してください二人とも。僕たちはもう同志です、もちろんお渡ししますよ」
みくる「古泉君…」
キョン「古泉…」
古泉「ふふっ、しかし。いつみても素晴らしいおっぱいですよね…」
みくる「えぇ。誰が見ても素晴らしいたわわなおっぱいなのに、本人が満足してないところがさらに高得点ですぅ」
キョン「服の上からでは把握しきれない乳首の大きさ、乳輪のサイズ…。
俺が妄想で描いていた理想のおっぱいとピッタリ一致しちまうなんてな…」
みくる「なんか私の名前が呼ばれて余計に興奮しちゃいました」
古泉「さて、一本目の動画もそろそろ終わりですね…」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:42:30.74 ID:kztltMdm0
古泉「では、次はどちらにしましょうか?」
@ハルヒ中学2年生、14歳。あたし死んじゃうかもしれない
Aハルヒ中学3年生、15歳。お風呂場にて、悩み
>>120
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:46:35.98 ID:ZR3ybFVW0
2
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:50:54.57 ID:kztltMdm0
古泉「では次です…。この動画をチョイスした理由は、これが涼宮さんの最後の入浴シーンだからです」
キョン「なるほどな、例の上からの圧力ってやつか」
古泉「はい。あの時ほど組織一丸となって反旗を翻そうという気持ちになったことはないですよ」
みくる「中学生の涼宮さんのバスシーン…ゴクリ」
古泉「しかも、この入浴シーンはエロスもさることながら、内容もひときわ目を見張るものがありますから。
下の方の暴走をちゃんと食い止めてくださいね」
キョン「それは約束しかねるぜ。まぁ、努力はするけどな」
みくる「私なんてもう色々と一周廻ってやばいですから平気ですぅ」
古泉「ふふっ、流石は同志。では、スイッチオン」
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 22:55:44.35 ID:kztltMdm0
ハルヒ「……」がちゃ
『ハルヒ―! 帰ったの?』
ハルヒ「え、うん…ただいま」
『元気がないのね、何かあった?』
ハルヒ「ううん、なんでもない。お風呂わいてる?」
『沸いてるわよ、そんな顔してないでお風呂入ってさっぱりしちゃいなさい』
ハルヒ「うん…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン「やっぱ会う前よりも少し幼い顔立ちだな、だがそれがいい」
みくる「でもなんだか悲しそうな顔してますよぅ。それもそそりますけど」
古泉(誰も涼宮さんの身に何があったのか気にもかけない…んっふ、恐れ入ります)
キョン「お、ついに場面が変わったぞ…!! おいおい、脱衣シーンまで録画済みだと!?」
古泉「僕は…」 みくる「不完全な仕事に満足する男じゃない、ですよね?」
古泉「参りました。その通りですよ朝比奈さん」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 23:01:32.91 ID:kztltMdm0
ハルヒ「……はぁ」
がちゃ
キュキュキュ…シャーーーー
ハルヒ「……ぐすっ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン「マーヴェラス、もう一度言う、マーヴェラス!!」
みくる「小田和正さんの名曲歌いそうになりました…」
古泉「まさに、言葉にできない」
キョン「中三とはいえ、既に今のハルヒの骨組みは出来上がってたってことか。
目算だがDに近いと思うね」
みくる「今の涼宮さんより若干華奢な体つきまだまだ青い果実って感じでなおいいですぅ…。
幼さを残した顔立ちが悲しみにかげっているさまはいとおかし」
古泉「僕が声を大きくして言いたいのは、このおへそから秘部にかけてですね。
下品と思われても言っておきますよ…。彼女は……無毛だと」
キョン「パイパンイズアワービューティフルドリーム。ブラヴォー、おおブラヴォー!!」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 23:09:35.23 ID:kztltMdm0
ハルヒ「……なんでよ…」
シャーー
ハルヒ「宇宙人だって、未来人だって…超能力者だって…絶対にいるんだから…ぐすっ」
ハルヒ「ジョン……ジョンに会いたいよぅ…」ぐじぐじ
ハルヒ「なによ、絶対、ぜっーたい世界には、まだまだいろんな不思議があるに決まってるんだから…!」
ハルヒ「…そうよ、ちょっと言われたくらいでへこたれちゃいられないわ!!
あたしからちゃんと行動しなきゃいけないんだから!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
古泉「一応背景を説明しておくと、この日、涼宮さんは理科の授業中、幽霊はいるのかという他愛ない議論で白熱し、
クラスの男子グループと大声でやりあっています。そのとき男子グループから随分ときつく言われたようでして。
泣きはしなかったものの、随分と傷ついたようです」
キョン「……。古泉、そのクソゴミどもはどこにいるんだ?」ぼきっ、ぼきっ
みくる「はぁー、久しぶりに殺しても構わないクズが出てきたみたいだわ」
古泉「安心してください。この動画、僕がリアルタイムで見ています。
自慢じゃないですが…当時は僕も若くって…ふふっ」
キョン「どうしてやった?」
古泉「またまた、僕は平和主義ですよ? 一言いうなら…枯れ枝のようにいい音がしましたよ」
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 23:16:08.97 ID:kztltMdm0
古泉「この一件で僕らの同志数名がお痛をしてしまいましてね。
それ以来入浴室周辺のカメラは全部撤去されてしまったわけです…。
さらに今後半年間ビデオの閲覧も禁じられてしまって…死ぬ思いでした」
キョン「孤独だが、勇敢な戦いだった。
俺はそんなお前に心からエールを送りたいよ古泉」
みくる「古泉君たちがやらなくても別の人がやっていたに違いないです!」
古泉「えぇ。僕たちも後悔はしていませんよ。あの時は心からスーッとしたものでした。
まさに一陣の風が心の中を通り抜けたという感じで…」
キョン「しかし、中学生の裸にここまで欲情しちまうとは、俺もまだまだ若いぜ…」
古泉「僕なんて未だに週一でお世話になってますよ」
みくる「でもわかりますよ、いつもは元気ハツラツな涼宮さんがこんなにふさぎ込んで、
しかも裸で、私も何度お世話になる事か…」
キョン「パイパンですからねェ…」
古泉「おや、涼宮さんは今もパイパンで…おっと」
キョン「おい。……おい」
みくる「なん…だと…!?」
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 23:20:56.28 ID:kztltMdm0
キョン「なぁ古泉、悪いことは言わない、な?」
みくる「おねぇさんに何でも話してくれていいのよ? お礼はするから」
古泉「まぁまぁ落ち着いてくださいよ。愉しみはまだまだこれからなんですから。
まずは3つ目の映像を見てください…。ふふ、これは3つの中でも最高クラスの出来ですよ」
キョン「ったく、お前の焦らし癖は天性のもんだよ」
みくる「いやだ…濡れちゃう」
古泉「褒め言葉として受け取っておきます。では行きますよ…スイッチオン」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 23:26:24.56 ID:kztltMdm0
ハルヒ「ひゃっ…!! な、なにこれ…!?」
ハルヒ「ママ…お、おかーさん!! 大変なの!!」
『どうしたの? そんなにトイレで大きな声出して。また不思議なことでも起きた?』
ハルヒ「ちっ、違うもん! これ、あたし…死んじゃうかもしれない!!」
『あらあら、随分と慌てて、ちょっとママに見せてみなさい』
ハルヒ「おっ、お、お股から血が…たっ、たくさん!! うぅっ!! こんな…っく、血が…!!」
『あー、そういうことね。そっか、ハルヒももうそんな歳だものねぇ…』
ハルヒ「何言ってるのママ!! こんなに血が出ちゃって…!!
あたしきっと死んじゃう! まだ高校生にもなってないのに…彼氏だって…うぅ…!!」
『大丈夫よハルヒ。これはね、ハルヒが大人になったって証なのよ?
だから死んじゃったりもしないし、むしろおめでたい事なの』
ハルヒ「ひっく…ひっく…。おめ、おめでたい…?」
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 23:31:59.88 ID:kztltMdm0
『今日はお赤飯かしらねぇ…。パパにも伝えておかないと。
あのひときっと大慌てするでしょうから、ふふ、ハルヒはパパ似だからね』
ハルヒ「っく、ほ、ほんとーに大丈夫なの? ねぇママ!!」
『ママなんて、もうママって呼ばない! って言ってたのは誰だったのかしら』
ハルヒ「こんな時に変なこと言わないでよ!! お股から血が出ちゃうなんて…!!
ひっく、あた、あたし…ビックリしちゃっでぇーー!!」
『んもう、こっちおいで。よしよし、怖かったねぇ…。でも大丈夫だから、あとでちゃんと教えてあげるからね』
ハルヒ「うわーん! わーん! ひっぐ! 怖かったよぅ…!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン「…………」むくっ
みくる「…………」じゅん
古泉「………テ、ティッシュ…」ぼたぼた
キョン「…こりゃあ…あきまへんでぇ古泉はん…」
みくる「あかん…こりゃあかんわ…大洪水やでぇ…ほんま」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 23:41:28.52 ID:qYbBlj/v0
キョン「それにしても、ハルヒの奴初潮遅くないですか?」
みくる「そうですね。早い子だと小学生の高学年できちゃいますから。
わたしも小学5年生でしたし、割と遅いほうだとは思います」
キョン「しかも初潮であれだけ泣き叫ぶとはな、中2ならそういう知識の一つや二つあると思うが」
みくる「確かに涼宮さんは同年代の女の子よりも性知識が乏しいと思いますぅ。
実際女の子の方が成熟が早いですから、そういう知識に興味が向くのも早いんですよ」
キョン「にしては同学年の女子は男がそういう会話してるとゴミを見るような眼で見ますよね」
みくる「ふふっ、それも私たちの作戦ですからね」
古泉「現に涼宮さんはそういうことに潔癖なまでに拒絶していましたからね。
この日まで本気でコウノトリが〜とは言わぬまでも、キスで子供ができると信じていたようですし」
みくる「思えば女の子だけの部室でも涼宮さんがそういう会話をしたことがないですね。
もしかしたら今でもそうなのかもしれないですぅ」
古泉「可能性はありますね。これ以後、涼宮さんは異性と頻繁に付き合うことになるんですが、
男が少しでも下の会話をしようものなら即破局でしたし」
キョン「だから最短で一週間とか言う意味不明な交際期間になっていたわけか…」
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 23:47:29.45 ID:qYbBlj/v0
キョン「……古泉、つかぬ事をお伺いするが…」
古泉「彼女はまだ処女ですよ。キスもあの閉鎖空間が初めてです」
キョン「そ、そうか…」ほっ
古泉「ちなみに、あの日あなたとキスをして世界を再構築してから、
翌日にあなたに学校であうまでの涼宮さんの映像も必見ですよ」
キョン「…!! よくやった古泉!!」
古泉「ですが…思えばあなたは別にこの映像見なくてもいいんじゃないですか?」
キョン「よし、今すぐそれを見よう古い……え?……えっ?」
みくる「そういえばそうですよねぇ…。見る限り、キョン君と涼宮さんはキスもしてるんだし、ぶっちゃけ相思相愛ですよね?
わざわざこの映像を見なくても面と向かって脱げっていえばいいと思います」
キョン「ちょ、ま、えぇ!? あ、朝比奈さんまでそんなご無体な…」
古泉「では、これからは二人で視ましょうか朝比奈さん。まだまだ愛蔵の映像は沢山ありますから」
みくる「そうですね、これからは二人で見るとしましょうかぁ」
キョン「」
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 23:53:16.13 ID:qYbBlj/v0
古泉「それでは、また明日学校で。あと言っておきますが、涼宮さんとちょめちょめするのは構いませんが、
もし彼女を悲しませたりした場合は…」
キョン「……ご、ごくり」
みくる「キョン君? 未来の技術は、ホント凄いですからね」
キョン「あ、あぁ……」
キョン「朝比奈さん…。じょ、冗談、で、でしょう…?」
古泉「……」
みくる「……」
キョン「お、おい古泉…?」
古泉「……」
みくる「……」
キョン「」
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 23:56:17.69 ID:qYbBlj/v0
みくる「ぷっ、くくくっ」
キョン「!?」
古泉「ふふっ、くふふふふっ」
キョン「な、朝比奈さん!? 古泉…!?」
古泉「冗談ですよ。涼宮さんのファーストキスを奪ったあなたに少し意地悪をしたかっただけです」
みくる「キョン君みるみる青ざめていくんだもの、それがおかしくって…。ごめんなさぁい」
キョン「ホント勘弁してくださいよ…二人とも顔がマジで…」
古泉「では、休憩を入れて、閉鎖空間後の涼宮さんの映像、三人で視ましょうか」
みくる「そうですね、なんだかんだで1時間以上見っぱなしでしたし」
キョン「うおっ、気づかないうちにそんなにたってたんですか…」
古泉「まぁ、それだけ彼女が魅力的だったということで」
みくる「100%同意ですぅ」
キョン「まぁな、まったく反論できないぜ」
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 23:57:47.17 ID:qYbBlj/v0
古泉「では、準備は良いですか?」
キョン「あぁ…!!」
みくる「うっ…ふぅ。ふふっ、楽しみです」
古泉「それでは、スイッチオン」
おやすみ