1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 17:36:31.37 ID:lerrxYYe0
アスカ「あちこちでヤリまくってたって、日本で正妻にできるのは一人なんだから」
シンジ「分かってるよ」
アスカ「とーぜん、私?」
シンジ「……」
アスカ「ちょっと。なんで黙るのよバカ」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 17:47:11.10 ID:lerrxYYe0
シンジ「だって、そんなの簡単に決められるわけないだろ」
アスカ「ふん。スケベなことしまくっといて責任取らない男ってサイテー」
シンジ「とにかく、近いうちにきちんと決めるから」
アスカ「この間もそう言ってたじゃない」
シンジ「う……ど、どっちにしても、全員ちゃんと僕が養うから待ってよ」
アスカ「遺産とエヴァの手当でお金だけはあって良かったわねーバカシンジ」
シンジ「はぁ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 17:58:21.83 ID:lerrxYYe0
シンジ「少し出かけてくるね」
アスカ「あ、こら逃げる気!?」
シンジ「本買いに行くだけって」
アスカ「どうだか……じゃあ行く前に、んっ」スッ
シンジ「……悪態つくくせにアスカってすぐ甘えてくるよね」
アスカ「あんたがえっちな事ばっかり教え込んだせいじゃない。胸もこんなおっきくなっちゃったし」
むぎゅ
シンジ「……ゴクッ」
アスカ「早くしないと、出かける時間なくなっちゃうわよ?……ぁっ、ン」
シンジ「行ってきまーす」
アスカ「ふ、ぁ……♥」ピクピク
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 18:07:04.72 ID:lerrxYYe0
テクテクテク
シンジ(アスカはああ言うけど、最初の頃はアスカに誘われたり押し倒されることが多かったよな……)
シンジ(アスカ以外も)
シンジ(でも結局、それを受け入れて、正直嬉しく思ってたのは僕だ)
シンジ「はぁ……」
シンジ(入籍できるのは一人って……どうしよう)
マナ「あ、シンジー!」
シンジ「っ」ビクッ
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 18:14:36.40 ID:lerrxYYe0
マナ「こんにちは。どこ行くの?」
シンジ「本屋に。マナは?」
マナ「ヒトカラ行こうと思ってたんだけど、やっぱり本屋」
シンジ「え」
マナ「そのあと、時間あったらカラオケつきあって。ね?」
シンジ「う、うん。いいよ」
マナ「えへへ」スッ
シンジ(こうやって、女の子と腕組んで歩くのも普通になっちゃったな)
テクテクテク
レイ「……碇君」
シンジ「っ」ビクッ
マナ「あ。綾波さん、やっほー」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 18:27:35.74 ID:lerrxYYe0
シンジ「こ、こんにちは。綾波」
レイ「……どこに行くの?」
マナ「デート♥」
シンジ「いや。まぁ、その。本屋とカラオケに」
マナ「綾波さんも一緒に来る?」
レイ「ええ」スッ
マナ「今日も両手に花だねーシンジ。もう慣れちゃった?」
シンジ「そんなことないよ」
シンジ(……両側から腕組まれて歩くのは、いつまで経っても恥ずかしい……)
レイ「……」ムニッ
マナ「それでね、前にそこの店で……」ムニュ
シンジ「……」ドキドキ
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 18:35:47.49 ID:lerrxYYe0
マナ「それで、何の本買うの?」
シンジ「化学の問題集。前の使いきったし」
マナ「わ。またそーやって真面目ぶる」
シンジ「そんなんじゃないよ。化学はわりと好きだからそればっかりやっちゃうんだ」
マナ「あ! シンジ、エッチの指南書あるよ。あれ買わない?」
シンジ「マナ……女の子がおっきな声でそれは」
レイ「……碇君には必要ないわ」
マナ「そっか、シンジすっごく上手だもんね? じゃあ……子育ての本とか」
シンジ「!?」
マナ「ほら。いつ誰が妊娠しちゃうか分からないから、こっちは必要かもよ」
レイ「そうね」
シンジ「……ゼハー、ゼハー、ゼハー」
57 名前:>>31から[sage] 投稿日:2012/03/24(土) 20:03:09.79 ID:4nD/fCtM0
カラオケ―
店員「時間はどうなさいますか?」
マナ「1か2かな」
シンジ「あまり長くは……」
マナ「じゃ、1時間半でお願いします」
シンジ「……」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/24(土) 20:14:45.37 ID:4nD/fCtM0
バタン
マナ「席、シンジは私達の間ね!」
レイ「……飲み物、何を頼むの?」
シンジ「僕はウーロン茶」
マナ「レモンスカッシュお願い」
レイ「了解」
ガチャッ
レイ「―――ウーロン茶、紅茶、レモンスカッシュを」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/24(土) 20:16:04.48 ID:4nD/fCtM0
マナ「ねぇねぇシンジ」
シンジ「なに?」
マナ「今日、私スカート短いでしょ?」ススッ
シンジ「そ……そうだね」
マナ「えへへ。部屋だし暗いし、脚が気になったらいつでも触っていいから♥」
シンジ「マナ。前にも言ったけど、カラオケでそーいうことはダメだって。カメラも付いてるし」
マナ「……つまんないの。なら、一曲上手に歌えたらご褒美にキス」
シンジ「え」
レイ「決定ね。曲、入れるわ」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/24(土) 20:28:06.95 ID:4nD/fCtM0
シンジ「あのさ二人とも。僕の話は?」
レイ「碇君はイヤなの?」
シンジ「嫌っていうかマナーとしてどうかなって……」
マナ「ヤじゃないなら素直になろ。ンっ」
チュッ
シンジ「ちょっとマナ、まだ一曲も歌って無……んん!?」
マナ「ちゅぅ……だって1時間半ずっとシンジとキスしたいもん。いいよね?」
シンジ(う。か、かわいい……けど)
マナ「しんじぃ。ん、ちゅっ、ン」
レイ「碇くん……私も」
チュゥ、チュッ、チュゥ
シンジ「ぁう……あ、わ」
マナ「ねえ。やっぱり脚も触りたくならない?」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/24(土) 20:32:28.96 ID:4nD/fCtM0
シンジ「――――――はぁ」
マナ「ン……♥」ポー
レイ「……ハァァ」トロン
シンジ「そろそろ時間だから出ないと。立てる?」
マナ「ダメ……もっと」
シンジ「ごめん、帰って夕ごはん作らないといけないから」
レイ「いかりく……」
シンジ「ホントごめん! 追加料金分もここに置いて行くから、ゆっくりしてて!」
バタン
シンジ(なにやってるんだ、僕は)
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/24(土) 20:44:39.51 ID:4nD/fCtM0
スーパー―――
シンジ(何作ろうかな。最近は野菜も高いから)
マヤ「あれ、シンジ君?」
シンジ「あ。マヤさん」
マヤ「夕食の買い出し? ひょっとして、相変わらず食事はシンジ君が用意してるの?」
シンジ「ええ、まぁ。ミサトさんは相変わらずですし」
マヤ「もう……だから私の所に来ればいいのに。そしたら全部私が面倒見てあげる」
シンジ「ははは」
マヤ「シンジ君に色々教えてもらったから、随分料理も上達したのよ? 今度一回食べに来てみて」
シンジ「いいんですか? じゃあ……マヤさんの空いてる日にお邪魔させてください」
マヤ「ふふ。シンジ君だったら、いつだって邪魔なんかじゃないわよ」
シンジ「……」
マヤ「なんだったら今夜でもいいし……泊まっていっても」
シンジ「きょ、今日は遠慮しておきます。まだ宿題もあるし」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/24(土) 20:58:02.76 ID:4nD/fCtM0
ブロロロ…
シンジ「すみません、送っていただいて」
マヤ「気にしないで。シンジ君に他人行儀にされるほうが悲しいんだから」
シンジ「……ありがとうございます」
マヤ「ほらまた」
キキッ
マヤ「あーあ、もう着いちゃった……」
シンジ「助かりました。遅くなるところだったから」
マヤ「ううん、タイミング良くてよかった。シンジ君も免許は取ってみたら? もうすぐ18歳になるんだし」
シンジ「18歳……」
マヤ「? 私、ヘンなこと言った?」
シンジ「え。い、いえ全然。それじゃ……」
マヤ「あ、待って」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/24(土) 21:08:19.87 ID:4nD/fCtM0
マヤ「ね……」グイッ
シンジ「マヤさん?」
マヤ「どうせだったら……他人行儀じゃないお礼、ください」
シンジ「あの。た……例えば?」
マヤ「ふふ。シンジ君は、何分かだけじっとしてくれてればいいから」
ジーッ、ズル
シンジ「!?」
マヤ「あぁ……シンジくんの……はぁ、んむ」
シンジ「うっ」ビクッ
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/24(土) 21:15:20.43 ID:4nD/fCtM0
チュプ、チュク、レロレロッ
マヤ「ん、ぁん、ちゅぅぅ♥」
シンジ「ハァ、ハァ」
マヤ「あ……ぴくぴくしてる」
シンジ「マヤさ……ぅ」
マヤ「このまま、口に出して。お願いだから。ン、ん」
シンジ「くぅ、ぁぁっ」
プシュッ
シンジ「ただいま」
アスカ「おっそい!!! どこほっつき歩いてたのよこの馬鹿っ」
シンジ「まぁ……色々と。すぐご飯にするから待ってて」
マリ「楽しみぃ」
シンジ「あれ?」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/24(土) 21:22:31.14 ID:4nD/fCtM0
シンジ「マリさん!? いつ日本に?」
マリ「ちわっす。今日パラシュートで落っこってきた」
シンジ「またそんな」
アスカ「まったく。あんたがいないせいで私が話相手させられてたんだから」
マリ「アスカちゃんは冷たいなあ」
シンジ「日本に来るなら事前に知らせてくれれば、もっといい物作る用意したのに」
マリ「あ、いいよいいよ。私の食べる分さえあればさ」
シンジ「ありますよ。それは大丈夫です」
マリ「わーい。わんこ君の料理は久しぶりだにゃあ」
シンジ(そうだ……後でマリさんに相談してみようかな)