1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 19:53:41.31 ID://RDs+Qk0
シンジ「うん さっき珍しく電話かけてきた」
アスカ ゴクリッ「で、、、なんて?」
シンジ「改めて二人で挨拶に来いってだけ言われた」
アスカ「プレッシャー感じるわね..値踏みされるみたいで」
シンジ「僕もちょっと不安 挨拶っていってもどんな話すればいいんだろう」
アスカ「っていうかワタシで大丈夫かな 指令」
シンジ「アスカならきっと父さんも喜んでくれてるとは思うけど」
アスカ「だといいんだけど..ちょっと緊張しちゃうわ」
シンジ「僕が好きになった人だもん アスカなら大丈夫だよ」
アスカ「シンジ... もうバカ///」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 19:54:27.47 ID://RDs+Qk0
シンジ「じゃあ、明日司令室にいってみようか?」
アスカ「えーっ!明日すぐいくのぉ?! ムリムリムリムリ!」
シンジ「でも早くしないといつ使徒がきてそれどころじゃなくなっちゃうか分からないし」
アスカ「いっつも優柔不断なくせになんでこんな時だけ決断早いのよアンタは」
シンジ「僕も来いっていわれた直後は戸惑ったんだけどさ、」
アスカ「だけどさ?」
シンジ「ちゃんと僕とアスカのこと話して、父さんにも喜んでほしいんだ」
アスカ「...うん そうね まあコソコソしてるのは私も嫌だから行くのはいいんだけど」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 19:54:50.10 ID://RDs+Qk0
シンジ「アスカ.. ありがとう」
アスカ「でも明日は無理! 会う前に洋服買って美容室いってバッチリ準備するから!」
シンジ(別に初めて会う訳じゃないんだからそんなの気にしなくていいのに)
アスカ(シンジに恥かかせたくないし少しでも印象良くしておかなきゃっ)
アスカ ピポパ...「ヘロー? 明日カットとヘアエステとネイル!どれも一番上手い人にして!」ピッ
アスカ ピポバ... 「あ ヒカリ?明日買いもの付き合って!そう。。。あのお店ね!じゃあ!」ピッ
シンジ「早速...さすが手際が良いね じゃあ週末ってことで」
アスカ「わ、わかったわ なんか今から緊張する〜」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:01:16.64 ID://RDs+Qk0
翌日
アスカ「じゃあいってきまーす!」
シンジ「いってらっしゃい きをつけてね」
アスカ「ん」
チュッ
シンジアスカ「へへへ...///」
バタン...
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:01:37.01 ID://RDs+Qk0
シンジ「さってと」
トゥルルルル
シンジ「もしもし」
ミサト「あら どうしたのシンちゃん」
シンジ「すいません仕事中に」
ミサト「いいのよ〜どうかした?」
シンジ「えっと、、ですね。。 かくかくしかじか」
...
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:02:00.13 ID://RDs+Qk0
ミサト「なるほどね〜」
シンジ「挨拶っていっても、どうすれば良いか分からなくて」
ミサト「変に色々考える必要ないんじゃないの〜僕たち仲良くやってます的な感じでいけば?」
シンジ「簡単に言わないでよミサトさ〜ん それが出来ないから困ってるのに〜」
ミサト「これが自慢の彼女です!ってくらいなノリでドーンと構えてりゃいいのよドーンと!」
シンジ「ドーンと、、ですか。。」
ミサト「そうよ〜その方がアスカだって安心するわよ〜頼りがいがある所見せなきゃ」
シンジ「な、なるほど」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:02:42.02 ID://RDs+Qk0
ミサト「まああとは仲良さそうな所見せとけば指令だって安心するわよきっと」
ミサト「どうせ今日もワタシがいない間にチュッチュしちゃったりしてたんでしょ〜
あ〜もうシンちゃんたらイヤらしい〜」
シンジ「ちょっ からかわないでよ!ミサトさん!!」
ミサト「あらあら? してないよとは言わないのねニヤニヤ」
シンジ「もう!」
ミサト「まあ、なるようにしかならないから、ドーンといっちゃいなさいな。
男の子なんだから」
シンジ(そうか..僕がしっかりしなきゃ)
「わ、分かりました。ミサトさんありがとう」
ミサト「は〜い じゃあ頑張ってね〜」
プチッ
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:03:08.49 ID://RDs+Qk0
リツ子「シンジ君?」
ミサト「そそ 指令に会いにいくんだけど何話したらいいか分からないって
相談してきたのよ」
リツ子「ミサトに相談するなんてシンジ君よっぽど切羽詰まってたのね」
ミサト「し、失礼なっ」
リツ子「でもたしか指令 午後から出張じゃなかったかしら」
ミサト「なんですと!?」
トゥルルルル
ミサト「もしもしシンジ君?〜〜〜〜」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:05:24.75 ID://RDs+Qk0
〜〜〜〜〜
一方その頃 某ショップ
ヒカリ「すっごい似合ってる!」
アスカ「へへ まあまあってところね♪」
アスカ「じゃあ服はこれでオッケーだからっと あとは髪を」
トゥルルルル
アスカ「ん?シンジ?
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:05:42.95 ID://RDs+Qk0
シンジ「アスカ 今どこ?」
アスカ「どこって 洋服試着してるところ 結構良い感じよ♪」
シンジ「ってことは駅前のあそこか ちょうど良かった」
アスカ「お会計すませたらこの後ヒカリとランチして美容室いくわ」
シンジ「あー美容室中止!ランチも!」
アスカ「は? だってもう予約しちゃってるし」
シンジ「父さん午後から出張なんだって だからネルフから出ちゃう前に」
アスカ「えーーーー!?じゃ、じゃあ今から!?」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:06:01.63 ID://RDs+Qk0
シンジ「僕ももうネルフ向かってるからアスカも」
アスカ「あーんもう!せっかく予約したのにぃ!」
シンジ「じゃあロビーで」
アスカ「わかったわよ!もう!」
ガチャ
ヒカリ「電話、碇君?」
アスカ「ゴメン ヒカリ呼んでおいてだけど私いくわ」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:06:29.34 ID://RDs+Qk0
ヒカリ「えっ 美容室は?」
アスカ「私のかわりにいっといて!お詫び!」
ヒカリ「えっ あっ」
アスカ「じゃあいくわ!」
タッタッタ
ヒカリ「...すっごい勢い」
店員「あの、、お会計がまだなんですが」
ヒカリ「えっ」
店員「えっ」
〜〜〜〜〜
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:06:46.43 ID://RDs+Qk0
〜〜〜〜〜
アスカ(あーもう急にこうなるなんて聞いてないのにぃ!)
アスカ(お、お化粧とかした方がいいのかな)
アスカ(でも指令は化粧濃い女とか嫌いそうよね)
アスカ(あーもう!緊張するからホントは行きたくなーい!でもシンジが待ってるから早く着いてー!)
〜〜〜〜〜
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:07:10.86 ID://RDs+Qk0
ロビー
シンジ「ハァハァ やっと着いた でももう時間ない」
タッタッタ
アスカ「シンジー!」
シンジ「アスカ!」
アスカ「ハァハァ し、指令は?」
シンジ「多分ヘリポートに向かってるとおもう 急がないと」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:07:33.39 ID://RDs+Qk0
シンジ&アスカ「じゃあこっち&あっちから!」
シンジ&アスカ ...
シンジ&アスカ「なんでそっちから行くんだよ!&行くのよ!」
アスカ「ばっかねーこっちからのほうが早いわよ!」
シンジ「あっちだよ!」
アスカ「こっち!」
シンジ「あっち!」
アスカ「こっちこっちこっちー!!」
シンジ「あっちあっちあっちー!!」
シンジアスカ「んんーーーー!!」
トゥルルルル
シンジ ん?
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:08:08.78 ID://RDs+Qk0
シンジ「もしもし?ミサトさん?」
ミサト「シンちゃん?今どこ?」
シンジ「ネルフのロビーです アスカと」
ミサト「いっしょなのね ちょうど良かった」
シンジ「はい 今ルート9からヘリポートに向かおうかとおもっt」
アスカ「だーかーら−!こっちの方がはやいってーの!」
シンジ「あーもう耳元で怒鳴らないでよ!」
ミサト「はいはいオッケーオッケー 指令はもう間もなくヘリポートに着くわ 時間がないの」
シンジ「もう着いちゃうんですか!?」
ミサト「大丈夫 私に任せて」
ミサト「総員!第一種戦闘配備!」
シンジ&アスカ「せ、戦闘配備!?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:08:43.45 ID://RDs+Qk0
ミサト「日向君」
日向「はい 総員所定の位置につけ」
青葉「工作班 ヘリポートに到着 機器メンテナンスを偽装して出発を妨害します」
マヤ「マギ ロビーからの最短ルートを算出中... でました!」
ミサト「緊急避難用の旧ゲート405から410を解放 ルート形成急いで!」
日向「はい!」
ミサト「もしもしシンジ君?」
シンジ「はっはい」
ミサト「正面のゲートから進んでちょうだい あとはまた指示をだすわ」
シンジ「ミサトさん、、いいんですかこんな」
ミサト「いいから早く行きなさい」
シンジ「ありがとミサトさん! アスカ行こう!」
アスカ「うん!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:09:06.75 ID://RDs+Qk0
〜〜〜〜〜〜
タッタッタ
シンジアスカ「ハァハァ」
アスカ「...ちょっとなにこれ」
シンジ「あれ、、、行き止まりだ、、」
ミサト「日向君どうなってるの?!」
日向「...この地区の整備計画のデータには度重なる仕様変更確認。
どうやらこの旧ゲートは工事が未完のままだったのに、その影響で
データ上では完成になってしまっていたようです」
ミサト「まいったわねこりゃ..」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:09:53.10 ID://RDs+Qk0
シンジ「まいったって、、じゃあ戻って別のルートから」
レイ「その必要はないわ」
シンジ「綾波!?」アスカ「えこ贔屓?!」
レイ「赤木博士からここのダクトを使えば通れるからって」
ミサト「ナイスリツ子!」
リツ子「ミサトならこうすると思ってレイを寄越しておいて正解だったわね」
シンジ「赤木博士」
リツ子「シンジ君 お礼はいいから急ぎなさい」
レイ「碇君 早く」
シンジ「赤木博士、綾波、、ありがとう!」ガシャガシャッ
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:10:18.36 ID://RDs+Qk0
アスカ ...
レイ ...
レイ「二号機の人」
アスカ「なによ」
レイ「碇君と指令を... ぽかぽかさせてあげてほしい」
アスカ「.... わーってるっちゅうーの!」
レイ「」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:10:35.32 ID://RDs+Qk0
シンジ「よし!開いた!行こうアスカ!」
レイ「いそいで」
アスカ「...一応礼はいっておくわ ありがとう レイ」
レイ ニコッ
タッタッタ...
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:11:19.31 ID://RDs+Qk0
〜〜〜〜
ヘリポート 待合室
冬月「まだメンテナンスは終わらないのかね」
工作員「サーセンwwwもうちょっとっすwww」
冬月「...... いそげよ」
ゲンドウ「」
タッタッタ
シンジ「父さん!」
ゲンドウ「シンジか」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:11:35.39 ID://RDs+Qk0
シンジ「ハァハァ よ、よかった。間に合って」
タッタッタ
アスカ ハァハァ
ゲンドウ 。。。
シンジ「あ、あの父さん..」
ゲンドウ「二号機パイロット」
アスカ「はっはい」ドキドキ
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:11:54.79 ID://RDs+Qk0
ゲンドウ ...
ゲンドウ ......
アスカ ...(なにこの沈黙... もしかして怒鳴られたりしちゃうのかな..)
ギュッ (手を握るシンジ)
アスカ「シンジ..」
シンジ「アスカ..」
ゲンドウ ...
冬月「碇」
ゲンドウ「ああ わ、分かってる オホン」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:12:27.93 ID://RDs+Qk0
ゲンドウ「まさかこんな日がやってこようとは。
アスカ君 シンジを見捨てないでやってくれ」
アスカ「ッ... はい!」
ゲンドウ「シンジ、今度母さんの墓にいっしょに挨拶にいこう。母さんもきっと喜んでくれる」
シンジ「父さん ありがとう」
冬月「さあ もう引き留めの必要はないだろう ヘリを用意したまえ」
ゲンドウ「また帰ったらゆっくり話をしよう」
シンジアスカ「はい」
...
バタバタバタ~~~
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:12:46.76 ID://RDs+Qk0
〜〜〜〜〜〜
アスカ「あーーーーー 緊張した」
シンジ「はは 僕も まだ足震えてるよ」
アスカ「一瞬ホント反対されるのかと思ったわ」
シンジ「あれは怖かった」
アスカ「ふふ でも指令も結構優しいのね」
シンジ「うん 僕も知らなかったよ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:13:04.87 ID://RDs+Qk0
アスカ「あ 指令じゃなくて お父さんって呼んだほうがいいのかな」
シンジ「うん 父さんもきっと喜んでくれるとおもう」
アスカ「シンジ さっきありがとう 手握ってくれて」
シンジ「うん」
アスカ「すっごい安心できた」
シンジ「うん」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 20:13:21.53 ID://RDs+Qk0
アスカ「あーあ これで皆にもバレて、コソコソするのも終わりかー」
シンジ「いいじゃないか 堂々とできて」
アスカ「でもコソコソしてるから面白かった部分もあるのよね〜」
シンジ「まあわかるけど」
アスカ「まーいっか」
チュッ
シンジ「ん」
アスカ「こうやって一目を気にせずいつでも居られるもんね」
シンジ「そだね」
シンジ「アスカ 改めてこれからもよろしくね」
アスカ「うん!ずっとよ!」
おわり