3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:02:38.54 ID:dAvNjiaC0
社会の悪を排除し、理想の社会を創ることを夢見て犯罪者を裁く夜神月は、学校から帰った直後に付けたテレビの女性芸能人が扇情的だったのでオナニーを開始していた。
月「ハァ……ハァ……いいよ……そう…もっとねっとりと……」シコシコ
リューク「俺のいる前でオナニーなんてやめてくれないか」
月「ハァ……ハァ……興を削ぐような……ことを言わないでくれ……見たくないならどこかに行けばいい……」シコシコ
リューク「あぁ、それは良いが……テレビ付けっぱなしだぜ?」
月「後で消す…………粧裕の胸……まだ固いんだな……」シコシコ
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:03:26.17 ID:dAvNjiaC0
付けっぱなしだったテレビの番組が急に切り替わった。
テレビ「番組の途中ですがICPOからの全世界同時生中継を(ry」
リューク「何か始まったぞ? いいのか?」
月「重要な情報なら後でネットでも見れるだろ…………もう……トロトロだ……」シコシコ
テレビ「私は全世界の警察を動かせる唯一の人間 LIND・L・TAILOR 通称「L」です(ry」
リューク「クックック……まぁ、ゆっくりすればいい」
リュークは窓から外に行ったが、月は興味を持たなかった。ただ、妹の粧裕を対象にオナニーをしていた。
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:03:49.72 ID:dAvNjiaC0
テレビ「よって私はこの犯罪の首謀者。俗に言われている「キラ」を必ず捕まえます」
そこで初めて月はテレビ番組に興味を持ち、「L」をチラ見した。何やら癪に障ることを言っているので、一瞬裁こうかと思ったもののデスノートは机の引き出しにしまっていた。
月「面倒だな……今はいいか…………あぁ! 粧裕! 激しいよ……」シコシコ
デスノートを取り出すのが面倒に思えて、月はオナニーを続行した。ただ、彼は優秀な頭脳を持つ天才高校生である。性欲に支配される意識の片隅で一つだけ考えた。
月(後でだ。後でノートに名前を書けばいい。)
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:04:13.68 ID:dAvNjiaC0
机に転がっていたシャーペンで、机に置かれていた勉強用ノートの適当なページの端に「L」の名前を左手で書いた。右手はチンコを上下にしごいていた。
月「ハァ……ハァ……粧裕の中……すごく気持ちいいよ…………」シコシコ
彼はオナニーを長時間楽しむタイプだった。30分以上緩急をつけながら彼はチンコをしごいていた。
月「あぁ! もうだめだ……我慢できない…………イクよ! 粧裕の中でイクッ!」ドピュドピュ
彼は天才高校生である。性欲から解放され、冷静さを取り戻した頭脳で彼はまた考えた。
月(まずい。普段ならオナニーはトイレに籠ってやる僕がついつい部屋でしてしまった。精液の処理を考えなくては)
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:04:40.30 ID:dAvNjiaC0
月(ティッシュで拭くのは……ダメだ。痕跡が残るし、臭いの元になってしまう。トイレにティッシュを流すのもダメだ。最悪つまってしまい、言い訳に事欠いてしまう。)
久しぶりのオナニーで排出された精液はチンコと右手で抑えきれる量ではなく、今は彼の体の上に汚くぶちまけられていた。しかし天才高校生である彼は無意識のうちに自分の体の上だけに精液を留まらせておくことに成功した。
月(椅子や机や床には精液はこぼれていない。まだ考える時間はある。そうだ、精液をこぼさないようにして急いでトイレに行くのはどうだ? ……これも止めた方がいい。床に落ちてしまった時や家族に見られたときにフォローできない。)
そのとき、彼の目にあるものが止まった。それは机の片隅に転がっていた。
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:05:39.80 ID:dAvNjiaC0
月(こ、これは! 僕が駅でついウンコをしたくなったときに自販機で買った、トイレに流せるティッシュじゃないか! そう。これで拭いていつものようにトイレに流せば問題ない!)
嬉々として流せるティッシュで精液を拭きとって、トイレに流した。もちろん、尿を排出するのに必要な平均時間をトイレで過ごしてから水を流すと言った工夫も欠かさない。
そして何事もなかったように自室に戻った。
月(そういえば特別番組はもう終わったのか。今から早速名前を書くか)
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:06:27.12 ID:dAvNjiaC0
引き出しに手をかけたその瞬間に彼は気がついた。
月(まてよ? 自分の臭いは自分では気がつかない……今家族が入ったらどう思うだろうか。扉を開けた瞬間に立ち込める青臭い臭いに粧裕はともかく母さんは気がつくだろうな。)
月(クソッやっぱり早まってオナニーするんじゃなかった。と、とりあえず消臭だ。消臭剤をまこう。)
部屋に置いてあったスプレータイプの消臭剤を念入りに椅子の周りやベッド、さらに空気中にも散布した。その後に彼はさらに気がついた。
月(しまった! 普段僕はこんなに一度に消臭剤を使わない。家族が入ってきた場合いつもより強いエタノール臭とフローラルな香りに疑われるかもしれない。消臭剤は早計だった。)
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:06:55.90 ID:dAvNjiaC0
月(そうだ! 換気だ。さらに換気をすれば問題ない。しかし、最近冷えてきた。換気中はこの部屋は寒いだろうな。下の部屋に行こう。)
彼はリビングに向かい、夕食を作っていた母親に、何事もなかったかのように夕食の内容を聞いた。普通の高校生であるならば、ここで交流は終わり、テレビに関心を向けるだろう。しかし彼は天才である。最近母親に愛想を振りまいていないことを思い出し、料理を手伝った。
その後、夕飯を食べたり、粧裕に勉強を教えたりなどが積み重なった。オナニー中の正常でない思考で考えた「後でLの名前をデスノートに書く」ということは完全に彼の頭から消え去った。
リューク「オナニーを悟られないようにあんなに頑張るなんて……やっぱり人間て面白――っ」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:09:06.75 ID:dAvNjiaC0
一方こちらも天才的頭脳を持つ探偵「L」
L「おかしいですね。97%の確率でキラは日本にいると考えたのですが」
ワタリ「一体なぜキラは囮の「L」を殺せなかったのでしょう?」
L「わかりませんでも、キラが特別番組を見ていたら「L」は必ず死んでいたでしょう」
ワタリ「なでそう思うのですか?」
L「あの特別放送はキラが「裁き」を行う時間帯に合わせて日本地域別の時間に放送されました。そして、キラはテレビ放送された被害者を短時間で必ず殺します」
L「さらに特別放送の時間帯が地域別だと悟られないように、主要な掲示板はその時間帯にサーバーエラーになるようにしておきました」
ワタリ「それが原因で怪しまれたのではないでしょうか?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:10:23.35 ID:dAvNjiaC0
L「いいえそれは84%の確率で無いと思います。今はまだネットを媒体とした連絡網が発達しきっていません。ネットでリアルタイムで情報を得る手段は限られています」
ワタリ「ではキラは日本にはいない……そう思われるんですか?」
L「完全に日本にいないとは言い切れません。ですが12%に大きく下がりました。今後は同じようにネットでの情報交換を規制しつつ、テレビ放送を全世界で時間をずらして行います。キラの潜伏している国だけでも特定したいと思います」
ワタリ「手配はどのように行いましょうか?」
L「囮の「L」を20人に増やしてください。これで効率は20倍です。そのうちの一人が殺された時点で止めます」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:10:59.52 ID:dAvNjiaC0
ワタリ「承知いたしました。」
すぐに全世界での「キラ捜索テレビ放送」が開始された。主要国へ放送されても反応がなく、放送は次々に行われた。
一方月は学校から帰り、全世界の主要犯罪者をネットで検索した後に勉強を始めた。
月「次は微分方程式でも見なおs あれ?これは確か……」
勉強が進んだことで勉強用ノートが次のページへと進んだ。その端にLIND・L・TAILORと書かれていた。その文字を見た瞬間に彼はあのテレビ放送を思い出した。
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:12:26.83 ID:dAvNjiaC0
月(そういえばこいつも裁くんだった。完全に失念していた。反応を見られないのは残念だが、彼には死んでもらおう。)
すぐに机の引き出しからデスノートを取り出して名前を書いた。
その頃の特設スタジオ
LIND・L・TAILOR(これで同じ文面を読むのは4回目だ……でもこの調子ならもうすぐで釈放されるぞ! 少しの辛抱だ。そうすれば解放されて大手を振って町を歩けるってもんだ……)
LIND・L・TAILOR「しかしお前のしている事は……悪だ!!」
LIND・L・TAILOR「ウグッ!」
LIND・L・TAILOR(ち、ちくしょう……もう少し、もう少しだったのに……)
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:13:32.49 ID:dAvNjiaC0
リンドを映していたスタジオは騒然となり、すぐにワタリに「L」死亡の知らせが入った。
ワタリ「リ、LIND・L・TAILORが心臓麻痺で死んだそうです!」
L「! 本当ですか! ついにキラの尻尾をつかみましたね。それで「L」が出ていた放送が流されていた場所は?」
ワタリ「フィリピンです」
L「フィリピン……かつての太平洋戦争で日本に侵攻された上にバターン死の行進で大量の死亡者が出ている。日本に恨みを持つ理由としては十分です。」
L「そのことを考慮すればキラの犠牲者が日本に偏り気味なことも特別おかしいことではありません。時差も日本とほぼ変わらない-1時間。キラついに尻尾をつかみましたよ」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:33:01.51 ID:dAvNjiaC0
月はLがフィリピンに行ったことなど全く知りもせず、考えもしなかった。ただ漠然とLが死んだことで裁きがやりやすくなったなと考えていた。
月「ふぅ……これでしばらく安泰だ。なんだかムラムラしてきたな」
おもむろにズボンを下げ、リュークにリンゴを渡すと窓から出て行ってくれた。この時すでに暗黙の了解である。
月「とりあえずこの画像でいいか」シコシコ
月「ダメだ……何かが違う…………これでは抜けない」シコシコ
月「何かないか。何か」カチカチ
そのとき月の目に「妹」の文字がとまった。月のチンコがそれに反応し、少し固くなったのを彼の手は感じ取っていた。
月「まさか……そんな……妹だぞ? 粧裕に欲情なんて……」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:42:26.57 ID:dAvNjiaC0
「妹」の字をクリックし、画像を開いた彼はそれで抜こうとした。しかし、まだ何かが足りない。そう感じた・
月(……この画像は「妹」設定だが、粧裕じゃない)
月「これじゃダメだ……これじゃ満足できるオナニーじゃない」シコシコ
天才的頭脳は何が必要かを瞬時に判断した。
月(そうだ。下着だ。出来ればパンツがいい。形状的に隠しきれる可能性が高い)シコシコ
月「パンツ……パンツ……くそっ性欲のせいで冷静な判断が出来ない。ここは無理にでも一回抜いておこう」シコシコ
月はすぐに適当なポルノ動画をサムネイルで即座に選びとり、再生した。
月(この判断に狂いはない。顔も割と好みの方だ……よしいいぞ……)シコシコ
とにかく早く抜いてしまいたい彼は前戯の段階であっても絶頂が来たら発射することを選んだ。
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:52:52.55 ID:dAvNjiaC0
月(そろそろ挿入のシーンだが……まぁいい。さっさと抜いてしまおう)
気分が高まってきた彼は一気にスパートをかけた。それと同時に動画の中で挿入が開始される。
月「ハァ……ハァ……そろそろだ………………イける! ウッ……あぁ!くそっやられた!」
無情にも彼が絶頂の直前。まさにその瞬間のことだった。アングルが変わり、男優の尻が画面のほとんどを占める画面になった。もう止められない。
彼は男優でイってしまったのだ。抜いたことで急に冷静になり、見知らぬ男優に大きな怒りを感じた。机を思い切り殴ることで落ち着こうとしたものの、苛立ちは完全には収まらなかった。
だが、彼は天才高校生である。苛立ちを理性で抑え、流せるティッシュで精液を拭きとり、トイレに流すと「粧裕の脱いだ直後のパンツ」を手に入れる方法を考え始めた。
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 18:59:02.51 ID:dAvNjiaC0
カーテンを開き、リュークにオナニー終了の合図を送り、消臭剤を散布した。
時間が惜しい。リュークの帰還の前に考えを展開する。
月(単純に粧裕のパンツを入手するだけであれば粧裕が風呂に入った直後に入れば入手できる。しかしこの場合その後だ。母さんに粧裕のパンツが無いと怪しまれてしまう。それは避けなければいけない)
そこまで考えた時点でリュークが帰った。
リューク「終わったか。なんだ、また何か考えているのか? 「裁き」についてか?」
月「いや、もっと重要だ。僕の生活に直接関わってくる」
リューク「警察にでも調べられてるのか?」
月「違う。粧裕のパンツを手に入れる方法だ」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 19:07:30.72 ID:dAvNjiaC0
リューク「俺も協力しよう」
彼も死神とは言え、男だった。
月「洗濯機から単純にパンツを回収しただけでは母さんにも粧裕にもばれてしまう。これをどうすれば解決できると思う?」
死神はうろたえた。
リューク「お、俺なら洗濯機から取るだけだ」
月「もう少し考えたほうがいい。警戒されるとそれだけでやっかいだ」
月「……そうだ。取ったこと自体がばれなければ良いんだ。」
リューク「どういうことだ?」
月「つまり、粧裕が履いているパンツと全く同じパンツを僕が所有していればいい。僕の持っているパンツを洗濯機に入れれば全く問題がない」
リューク「お前……悪魔だな」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 19:15:50.99 ID:dAvNjiaC0
リューク「でも具体的にはどうするつもりなんだ?」
確かに自分がパンツを買うのはまずい。店員に冷ややかな目で見られてしまう上にどこから情報が漏れるか分からない。
月は深呼吸してさらに思考する。
月「デスノートだ……」
リューク「デスノート?」
月「女性犯罪者を利用すればいい。近辺にいる女性犯罪者ならパンツを買ってもその行為には全く怪しまれない。僕がキラだと特定されないようにその犯罪者には事故死でもしてもらう」
月(しかし、それで買ってこられたパンツが僕か粧裕の好みで無かった場合がある。その場合はパンツを得ても意味がない)
月「まずは粧裕が履くパンツの傾向を調べようかと思う」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 19:25:26.92 ID:dAvNjiaC0
リューク「何でそんなことが必要なんだ?」
月「確実に上質のパンツを得るためさ」
それから月は粧裕が風呂に入った直後に入浴し、履かれているパンツの傾向と粧裕の生活をチェックし始めた。
その結果、休日に友人と出かけるときには高確率で水色と白の縞パンを履いていることが分かった。
月(これは僕の好みにも合っている。このパンツしかない。)
二週間後の金曜日に待ちに待ったタイミングがやってきた。
粧裕「明日は友達と遊びに行くんだー。いいでしょー」
月「! じゃあ」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 19:33:19.02 ID:dAvNjiaC0
つい出かけた「パンツは水色の縞のを履いていくのか?」の言葉を飲み込んだ。
月「おしゃれしていくのか」
粧裕「言われなくてもおしゃれくらいしていきますーっ」
自然な演技でテレビを付けて日曜日の天気予報を見て晴れであることを確認し、切り出した。
月「ねえ母さん。大学生になったら通学用にカバンが必要だと思うんだけど、日曜日に一緒に買いに行ってくれないかな?」
幸子「えぇいいわよ」
月「粧裕のセンスもあてにしたいんだけど、来てくれるか?」
粧裕「んー?いいよ?」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 19:46:29.88 ID:dAvNjiaC0
言質を取ると夕飯をすませ、すぐに自室でデスノートを開いた。
リューク「今度は誰を「裁く」んだ?」
月「パンツ計画が進行しただけさ」
女性犯罪者の名前を躊躇せずに書き、死因を加えた
佐藤花子
四日後 事故死
二日後の日曜日午前11時からコンビニのカップ酒を数本のみ、酩酊する。同日1時半に(夜神家近辺の住所)近くの「夜神」という珍しい表札を見つけ、庭に侵入し何気なく洗濯物を見る。
そこに干されていた水色の縞模様のパンツが妙に記憶にのこる。同日4時までに非常に似たパンツを購入し、茶封筒に入れ夜神家の郵便受けに入れる。
四日後に急用で急ぎ、信号無視を犯し大型車両に轢かれる。
月「これで問題ない」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 19:55:05.85 ID:dAvNjiaC0
リューク(酒に酔って正常な判断ができないことも計算に入れて書いている……やっぱこいつ面白!)
二日後に夜神家は外出し、通学用のカバンを選んだ。月はできるだけ時間をかけてカバンを選び、5時に帰宅することに成功した。
月(これで茶封筒が入っていれば成功だ!)
自然な演技で郵便受けを確認する。
月(!)
そこには茶封筒が入っていた。震える手で茶封筒をつかみ取り、新品のカバンの中に隠す。
あくまで普段通りの表情で自分の部屋に入ると焦る手でカギを閉めて茶封筒を取り出した。
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 20:00:38.84 ID:dAvNjiaC0
リューク「上手くいったのか?」
月「見ていれば分かるさ」
中身を改めると、やはりそこには粧裕のパンツと全く同じパンツが入っていた。
月「ハハハ! アハハハハハ! やっぱり僕は間違ってなんかいなかったんだ! 僕の推理は正かった!」
リューク「後はパンツを交換するだけだな!」
月「それは違う。このパンツはどこからどう見ても新品だ。こんなに綺麗なパンツではばれる可能性がわずかだが存在する」
リューク「じゃあどうするつもりなんだ?」
月「僕が自分のパンツの上から履けば問題ない。幸い僕の体系は細めだ。そこまでパンツに無理をさせるわけじゃない。」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 20:06:05.93 ID:dAvNjiaC0
それから何日か立ち、粧裕が例のパンツを履いた日になった。
洗濯機の上に例のパンツが鎮座しているのを見た月は震える手で自分のパンツの上に履いている例のパンツを脱いだ。
月(これで……粧裕のパンツがついに手に入る!)
洗濯機の上のパンツと自分が履いていたパンツを交換し、着替えの部屋着の下に粧裕の履いていたパンツを隠した。
月(もし母さんや粧裕が急に脱衣所に入ってきてもこれで何とかしのげるだろう)
その日は気持ちが先走って、体を洗わずに風呂を出た。
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 20:12:08.50 ID:dAvNjiaC0
月(ここから部屋まではパンツを部屋着のポケットに入れれば問題ない。後は存分にオナニーをすればいい)
自室のドアノブに手をかけたときに天才高校生は気がついた。
月(もし、もしもだ。粧裕が宿題を教えるように頼んできたら……オナニーがばれる可能性が存在する。)
月(先に聞いておくべきだろう)
粧裕の部屋の扉をノックした。
月「なぁ、粧裕。宿題でどこか分からない部分とかあるか?」
粧裕「急にどうしたのー? いつもはそんなこと言わないのに。機嫌でもいいの?」
月「そんなところだよ」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 20:20:07.16 ID:dAvNjiaC0
リューク「先手を打ったってことか。やるなお前」
天才高校生にとって取るに足らないレベルの問題を解いているときにも、彼は既に少し興奮していた。妹のパンツを所持した状態で本人と交流しているのだ。
五分とかからずに宿題は終わり、自室に戻った月。ベッドに横になって早速パンツの臭いを嗅いだ。
リューク「どんな臭いだ?」
月「普段男子という枠の中で生活してる僕には未知の香りだ。すごく興奮する」
すぐにズボンをずらす。リュークは空気を読んで窓から外に出た。
月「粧裕……いい臭いだよ……」シコシコ
月「ここに粧裕のマ○コが触れてるんだ…………ハァ……ハァ……」シコシコ
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 20:26:50.03 ID:dAvNjiaC0
やはり実物がそこにあるとオナニーの充実差が違う。普段の何倍も興奮していた。
月「もう出るっ」ドピュドピュ
月「ハァ……ハァ…………」
精液を処理するとばれないように引き出しの隠しの部分にデスノート本体と一緒にパンツをしまった。
以前リュークに「デスノートに一部でも触ると見られちゃうぞ☆」と言われて制作したものだった。
月(慎重すぎるようだが、そのくらいでちょうどいい)
フィリピンにて、Lはついにキラを捜索することをあきらめた。何をしてもキラらしき人物は姿を見せなかった
L(つまり……「全世界同時放送」がフェイクだと見破られていたのか?)
L「ワタリ、一度日本に飛びます」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 20:42:24.53 ID:dAvNjiaC0
そこからLは日本の「キラ捜査本部」の人員をふるいにかけ、6人の捜査員を残らせた。情報の機密性を高め、キラと当てはまる条件を絞ろうとしたのだった。
捜査員たちにも気がつかれないようにこっそりとある犯人の情報を捜査員に渡した結果、捜査員に近い人間がキラである可能性が高いと結論付けた。
そこで捜査員全ての家に隠しカメラと盗聴器をつけることを宣言した。
「ば……馬鹿な!! ここは日本ですよそんなことは許されない」
「い……いくらなんでもそれは無理ですよ竜崎…」
L「首ではなく命まで懸けて捜査云々。5%云々」
捜査員一同「いいだろう……! 疑われるのは憤慨だ。付ければいい。ただし、トイレや浴室、脱衣所を見るのはその家族の捜査員と竜崎だけだ!」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 20:53:08.64 ID:dAvNjiaC0
その次の日
山本(友人)「悪いなライト俺女子にしか出さない主義」
友人に突っ込みを入れるわけでもなく、普通に玄関のドアノブを回す。
月(ん? なんだ誰も帰ってないのか)
自室に入る直前に彼は異変に気がついた。シャーペンの芯が少しでていない。
月(誰かが侵入した……?)
リューク「なあライト家に誰もいないようだし久しぶりにマリオゴルフしない?」
月(父さんはキラ捜査をしている……家族を調べるために隠しカメラや盗聴器を仕掛けた可能性も考えられる……リュークに調べさせてみなければ)
リューク「なあライトマリオゴルフしようぜ」
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 20:57:46.02 ID:dAvNjiaC0
制服から着替えつつ、あくまでも自然な動きで私服に盗聴器が付けられていないことを確認する。
しきりに話しかけてるリュークなどいないかのように振る舞いながら家を出た。
リューク「おいライトさっきから俺を無視しやがって怒るぞ」
月「リューク家に監視カメラか盗聴器。いや、どうせなら両方だろう。仕掛けられている可能性がある」
リューク「えっ!? だ……だから話しかけてもしゃべらなかったのか……」
月はリュークに侵入者がいたことを確実視する理由と、盗聴器などが仕掛けられていると読んだ理由を説明した
月「ところでリュークリンゴはどうなる? 僕の目には不思議じゃないが、カメラから見たら……」
リューク「あ!」
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 21:03:02.32 ID:dAvNjiaC0
月「部屋でリンゴを食べたければ隠しカメラと盗聴器の場所を確認するんだ」
リューク「分かった」
月「じゃあ行くよ、リューク」
リューク「カメラ捜し、これももまた面白!だ!! その前に一つポテチのコンソメ味って絶対ライトしか食べないの?」
月「あぁ」
平然と自室に帰り、出かけたついでに購入したグラビア誌を読み始める。
その録画を、総一郎と竜崎は見ていた。
総一郎「あの真面目な息子があんな雑誌を……」
月(くそっ こんな媚びた雑誌なんかじゃダメだ。500円程度だったが正直金の無駄だ。しかしこれも粧裕のパンツで抜くためだ……我慢だ夜神月。ちくしょう……こんなBBA……)
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 21:12:40.63 ID:dAvNjiaC0
リューク「エアコンの中にカメラ発見」
月(やはりカメラはついていたか。となると盗聴器もだ。日本の警察がこんなことをするとは思わない……そういえばLとかいう奴がいたな……でも、あいつはデスノートで殺したはず……いや待てよ?)
リューク「お、ここにも発見。机の上はここからのカメラだけでバッチリだ」
月(僕がLの立場ならあんなに堂々と名前と顔を公表しない。それにあの「L」はご丁寧に名前の書かれたプレートまで用意していたぞ。普通顔はともかく名前は公表しない)
リューク「本棚に向けてもカメラがあったぞ」
月(つまりあの「L」は偽物で本物のLが日本の捜査に加わったのか? だとしたら早く片付けないとまずい。平気でカメラや盗聴器を仕掛ける奴だ。粧裕でのオナニーが今よりもっとしにくくなる可能性が高くなる)
リューク「クローゼットの中にも一台あった」
月(一番許せないのは粧裕の部屋にも仕掛けているだろうってことだ。この調子だと風呂場にもトイレにもあるかもしれない。粧裕の裸を見ている奴がいるってだけで殺したくなってくる)
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 21:23:39.30 ID:dAvNjiaC0
月(こんな真似をしたLは絶対に僕が裁いてみせる!)
その日の夜Lは総一郎とともに夜神家の浴室の録画を見ていた。
L(ここで夜神さんの娘、粧裕さんが入浴……中学生でまだ身体も発育中といったところでしょうか)
L(それにしても夜神家の子供は外見の水準が高いですね……)
L「夜神さんすみません。今のところが少し気になったので巻き戻して良いですか?」
総一郎「粧裕は女の子だぞっ!? 貴様何のつもりだ!」
L「これも捜査のためです。私に下心はありませんので、巻き戻しお願いします。」
夜神総一郎は不機嫌そうに巻き戻しボタンを押した。結局同じシーンを三回みてLは問題なしと告げた。
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 21:31:01.94 ID:dAvNjiaC0
月は粧裕のために監視カメラを外させる決意をした。つまりはキラで無いことを証明するために約4万円を捨てる真似をした。
おかげで監視カメラが外れたとリュークから告げられた。その夜は溜まっていて、粧裕のパンツで大いにオナニーをした。
月(ふぅ……頑張ったかいがあった。オナニーが堂々と出来るのは気持ちがいいな。そもそも裁きだけなら今ストックしてあるノートにシャーペンで書いて、消しゴムで消して使い回せばいいし)
L「皆さんの家庭を監視した結果、怪しい人物はいません。盗聴器やカメラは外します」
L(夜神家の浴室だけは外したくないのが本音ですが……)
「はぁー結局容疑者はいずか……」
総一郎「気を抜くなこれで操作は振り出しに戻った」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 21:41:28.02 ID:dAvNjiaC0
L「勘違いしないでください。映像を見た限りではいないといったまでです。」
L「あのなかにキラがいたとしてもボロは出しません。何もボロを出さずに今まで通り犯罪者を葬っているということです」
L「そもそも「全世界同時放送」をフェイクと見破るほどの人物です」
総一郎「では竜崎……やはりあの中にキラはいると」
L「ですから…………5%です」ドヤァ
Lは角砂糖を何個も入れた紅茶をかき混ぜながら考えた。キラが相当の頭の良い人物であるということ。精神がとんでもない領域に達していること
そこまで察した時点で彼は小学生でも分かりそうなことに気がついた。
L(頭の良い人物……どう見ても該当しそうなのは一人ですね)
L(偶然にも夜神家ですか……これで粧裕さんをまた見る口実にもなります)
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 21:47:59.24 ID:dAvNjiaC0
そして月がセンター試験を受ける日がやってきた。模試で全国一位をとることに比べれば大学合格など実に簡単だ。
試験序盤から早速注意を受ける者がいたことに月は反応した。
試験官「そこ……受験番号162番。ちゃんと座りなさい……」
つい後ろを振り向いてしまい、162番と目が合った。
月(何だあの座り方……)
それは机に足をかける座り方だった。試験官の注意に対して162番ことLは言い返した
L「普通の座り方をすると思考力が40%下がります」
試験官は少し頭のおかしい人物だと判断した。給料がもらえればそれでいい。そう考えた。
彼の座り方では机に振動が大きく伝わってしまう。Lの隣には全国模試50番以内の人物が座っていたのだが、Lの座り方と振動によって気が散り、マークシートのマークを一つずつずらしてしまったのはまた別の話である。
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 21:59:49.18 ID:dAvNjiaC0
問題なく月は東大に合格した。話では入試トップの人物が代表として挨拶をすると聞いていた。
だからLと二人であいさつだと聞いたときに驚愕した。彼は自分と全く同じ点数をLも取ったのだと瞬時に理解した。
入学生「二人とも全教科満点だって噂だよ」
入学生「二人は対照的だな……一人は温室育ちって感じだが(ry」
入学生(あれ? あいつら確か試験会場同じだったような……注意されてたときにチラ見したけど二人ともモロにカンニングしてなかったっけ?)
挨拶が終わり、降壇の際にLは月に対して単刀直入に切り出した。
L「私はLです」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 22:10:57.95 ID:dAvNjiaC0
一瞬驚いた物のすぐにそんな馬鹿な、と考えを否定した。いきなり自分がLだと宣言するのはどう考えても頭がおかしい人物だからだ。
おまけに「全世界同時放送」のとき以来、日本のメディアから「L」は消えていた。
月(こいつがLなはずがない。しかし邪険にも扱えないだろう。彼は全教科が僕と同じであると考えられる……適当にあしらおう)
月「よく分からないが……素晴らしい挨拶だったのは確かだ。尊敬するよ」
L「どうも……名乗ったのはキラ事件解決の力になっていただけるかもしれないと思ったからです」
月(入試の学力が直接推理力につながるとでも考えているのか? だったらハーバードとかに協力してもらうべきじゃないのか? やはりこいつはおかしい)
L(夜神月……キラである可能性5%未満……しかしあの中では一番何かを感じさせた。そしてもしお前がキラであればこれ以上のプレッシャーは無いだろう……)
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 22:15:48.65 ID:dAvNjiaC0
そうLがシミュレーションするように月は考えなかった
月(日本でのLの知名度なんて大したことはない。せいぜいネットでたまにネタにされるだけだ。仮にこいつがLで、僕をキラだと疑っているとしても今のところ何もできない)
月(せいぜい友人となって家に来るくらいだ。それに正しい開け方をしないとデスノートは燃えてしまう)
入学式後にLがコンタクトを取ってきても冷ややかな態度で接する月だった。
家に帰った月はパンツを取り出す際にあることに気がついた。
月(この引き出しを変な開け方されたらまずまちがいなく粧裕のパンツが燃えてしまう!)
月(何としてもそれだけは阻止しなければ……交友関係は間違っても持たないようにしよう)
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 22:43:19.55 ID:dAvNjiaC0
その後キャンパス内でLからテニスの試合に誘われたものの「興味を持っているサークルが他にあるから」とし、回避しようとした月だった。
L「では私もそのサークルを見学しようかと思います」
月「申し訳ないけど僕の好きにサークルを見させて欲しいんだ。どうしたって他人が付いていると完全な自由にならないから」
月「それに友達作りに必死になる時期だからと言って我慢はよくないよ。自分に納得のいくサークルに入った方がいいと思う。テニスに興味があるんだろ? 行った方がいい」
ごく自然な対応が出来たと自分でも実感した。これで今日はLを名乗る男。流河と離れる口実が出来た。
L「分かりました。今日はテニスサークルを見学したいと思います」
L(流石に疑っていますか。より慎重にいかなければなりませんね)
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 22:50:14.66 ID:dAvNjiaC0
適当にサークルを見て回った結果、顔立ちの良く頭もいい月に寄ってくる人物は十数人いた。とりあえず連絡先を交換してから彼は帰宅した。
リューク「お前って意外とモテるんだな」
月「自信がないわけじゃない」
リューク「あのLって名乗った奴はどうするんだ?」
月「あの変人はこのまま放置だ。交流なんてない方がいい」
リューク「でも、妙に付きまとってくるぞ」
リューク「実は本物のLじゃないのか?」
月「だとしても僕は何もしない」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 22:56:50.97 ID:dAvNjiaC0
リューク「いいのか? それで」
月「また自分がLだと主張するようならカマをかけるさ」
リューク「もう少しちゃんと考えてみろよ」
月「分かった。冷静に考えてみるから一度出ていってくれ」
リュークが窓の外に出る前に月があることに疑問を持った。
月「いつも同じ方向に飛んで行ってるが、何しに行ってるんだ?」
リューク「若いねえちゃんが一人暮らししてるアパートがあるんだ。俺は向こう見られないからいいもんだぞ」
それはそれで羨ましいと感じた月だったが何も追求せずに手を振った。リュークが窓からでていってすぐにカーテンを閉め、引き出しから粧裕のパンツを取り出しズボンを下げた。
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 23:03:47.39 ID:dAvNjiaC0
昨日まで粧裕が履いていたパンツのクロッチの裏地を軽く指でこすりつつ、右手ではチンコをしごき始める。
月(昨日までこれを粧裕が履いてたんだよな……)
ついつい呼吸が荒くなってしまう。
月「このパンツ……少し臭う…………ハァ……ハァ……でも嫌じゃない…」シコシコ
月「あまり洗わなかったのかな…………」シコシコ
妄想が加速する。
月「粧裕が…………こんなに柔らかいなんて…………思わなかった……」シコシコ
月「この前より…………胸が少し……膨らんでる……」シコシコ
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 23:08:31.90 ID:dAvNjiaC0
月「前に粧裕がいないときに……粧裕の部屋でパンツの臭い嗅いだっけ……」シコシコ
最近エスカレート気味なのは本人でも否定はできなかった。
月「女の子の臭いだったな……興奮した……」シコシコ
月「粧裕のすべすべなお腹に頬ずりしたい……」シコシコ
月「あぁ! 粧裕……粧裕ぅ!」ドピュ
月(またやってしまった。いつも粧裕ではもう抜かないと決めてるのに……)
精液の処理を終えて、パンツをしまい、消臭剤をまいてカーテンを開けた彼の頭はこの日一番冷静な思考が可能となっていた。
180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 23:17:00.90 ID:dAvNjiaC0
月(流河がLを名乗る目的は何だろうか……一つ目は彼が本当におかしな人間であるということだ。オカルトとか好きそうだし。)
証拠が残ると言い逃れができなくなる可能性が出てくることを考え、彼はそれを字に起こしてまとめようとはしなかった。
月(二つ目は彼が本当にLだということだ。テレビのLは世界的名探偵を自称していた。少なくとも「全世界同時放送」が出来るくらいの地位、金のいずれか、もしくは両方を持っている可能性があり、相当頭の切れる奴だ)
月(全世界同時と言ってその地域の全てのチャンネルをジャックし、LIND・L・TAILORを始めとする囮のLが変死すればその地域にキラがいる可能性が高い)
月(切れものでなけば思いついても実際に実行しようとはしないだろう。そして流河は僕と同等か僕よりも頭がいい)
月(三つ目は彼が囮のLである可能性だ。だとすれば後ろに本物がいるだろう)
183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 23:27:38.22 ID:dAvNjiaC0
月(いずれにしろ、彼自身にLである証拠を求めればそのどれかだと分かるだろう。証拠がどう考えてもおかしいのなら一つ目に、整合性のある証拠であれば二番目、三番目になる)
月(もし整合性があっても僕がまだ信用していない素振りを見せれば、もっと情報が出てくる。情報があまり出てこないで、彼が僕に付きまとわなくなったらそれはそれで結構な収穫だ)
月(粧裕の裸を見たLは消してやりたいのはもちろんだが、それは必然じゃない。奴を少しでも粧裕から遠ざけ、僕が粧裕に抱いてる気持ちに気付かせないためなら僕自身のプライドなんてどうでもいい)
月(副産物として僕がキラでないと思わせられるかも知れないしな)
191 名前: ◆0GlvLlK8qg [] 投稿日:2012/02/22(水) 23:37:54.62 ID:dAvNjiaC0
翌日昼休みの昼食の時に月の周りを取り巻く「友人」たちの間を遠慮なくかき分けてLは月に話しかけた。
L「月くん今日は私と一緒にサークルを回ってくれませんか? 月くんが昨日見たことで得た意見を聞かせてほしいのですが」
自分から話しかける手間が省けたことを少し喜びながら、月は「友人」たちの言葉を遮ってLに返す。
月「ごめん、ちょっといい?……うん、でなんだって?」
L「月くんの意見を参考にしながらサークルを回りたいんです」
月「じゃあ4時に正門のところで待っていてくれないか?」
L「分かりました。必ずその時間に行きます」
199 名前: ◆0GlvLlK8qg [] 投稿日:2012/02/22(水) 23:49:00.04 ID:dAvNjiaC0
月「待たせてすまない」
L「いえ私も少し前に来たところです。では行きましょうか」
月「あー……そのことなんだけど流河に聞きたいことがあるんだ。昨日回ったサークルの先輩に良い喫茶店を教えてもらったんだけど今日はそこに行かないか?」
L「構いません。どちらかというと月くんと交流することが目的ですから」
Lが許可を出してすぐに月は歩き始めた。流河が極端な猫背で、歩き方もどことなく普通でないのに自分の横に並んで歩けることに少し驚いた。
歩く最中も言葉が交わされる
月「交流が目的ってことはやっぱり流河も代表挨拶が二人だったことに興味を持ったんだ?」
201 名前: ◆0GlvLlK8qg [] 投稿日:2012/02/22(水) 23:56:40.32 ID:dAvNjiaC0
L「それもありますが、詳しいことはその喫茶店でお話しします」
それからどうでもいいような間を持たせるだけの、中身のない会話をするうちに喫茶店に着いた。
迷わず奥の席に対面するように座る。
月「先輩がこの喫茶店は彼女と来たり、内緒話をするときにうってつけだと言っていた」
L「良い場所を教えて頂きました」
月「ここならその座り方もそんなに気にする事もないしね。はは……」
親しみを感じさせる程度に踏み込んだ冗談を言うのも彼の考えからだった。こちらから擦りよる姿勢を見せて油断させられればそれで問題は無い。
202 名前: ◆0GlvLlK8qg [] 投稿日:2012/02/23(木) 00:01:33.44 ID:VO1TsgmT0
L「ああ……私はこの座り方でないとダメなんです。一般的な座り方をすると推理力は40減です」
L「で、月くん私に話したいこととは?」
月「流河が僕に「私はLです」って言ったことについてなんだ」
L(ついに本気にしてくれましたか)
L「ええ……そのことは否定しません。私はLです。そして私はあなたをキラではないかと疑っています」
月「! そんな……僕はキラじゃない」
L「否定するのは当然です。」
208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/23(木) 00:10:58.61 ID:VO1TsgmT0
驚いたように見せたのも、動揺したように否定したのも月は演技だった。誰しも真顔でほぼ初対面の人物にそう言われたらまず驚き、動揺するだろう。それを見越してのことだった。
この状況に陥って冷静に言葉をかみ砕き、十分に相手の意図を理解してから静かに否定できる人物などそうそういないというのが彼の考えだった。
L「それで、月くんが言いたいことをどうぞ」
月「ああ、それは僕がキラじゃないとわかってからでいいよ疑われたままだと気分が悪い。流河の方から好きに話してくれ」
L「じゃあ……失礼とは思いますが月くんの推理力をテストしてみていいでしょうか?」
月「いいよ。面白そうだ。」
月はこの推理力テストが「夜神月がキラしか知りえないことを言わないかテスト」であることを見抜いていた。そして下手に考えずに自分がキラでないことをアピールしようと考えた
月(興味を失えばどこかに行くのは必然だろう)
212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/23(木) 00:19:57.70 ID:VO1TsgmT0
L「私がLだと名乗り出たことから何かわかりますか?」
月は飲むために口元に持ってきた紅茶を飲まず、カップの内側を見つめて制止することで考えている素振りを見せた。ときおり上斜め方向に視線を送ることも忘れない。
たっぷり時間をかけて口を開く。
月「そうだな……まずLは僕をキラだと疑っている。もしくは言うのは失礼だけど、君は変人だ。」
L自身が自分から言ったことをまるで自分が考えたことかのように言い、誰でも分かりそうなことを付け加える。
Lがそれで? といった顔をしたが気がつかないふりをして答えを導き出しました。という表情で見返した。
Lは期待外れそうな顔をしながらも口では月を肯定した。
L「正解です。しかし……もう少し考えられることもあったんじゃないでしょうか。」
月「そうかな? これが精一杯だと思う」
当然であるといった表情をする裏で、月はLが求めていたような答えを導き出していた。
215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/23(木) 00:28:52.57 ID:VO1TsgmT0
それから実験の時に受刑者に遊び心を込めて書かせた「しっている 死神は リンゴしかたべない」に気がつかないふりをして「受刑者の精神がいずれもおかしくなったのか、キラが精神をおかしくさせたのかだ」と言いきった。
やはりLは不満げな顔をするのだった。
L(月くんは予想よりもずいぶん推理力が低い……これでは夜神家では総一郎さんにしか近付けない。粧裕さんが遠ざかっていく……キラでないとすると振り出しにもなってしまう。)
月「不満そうじゃないか」
L「私はもっと月くんがより深い思考ができる人間だと思っていました。どうやら検討違いだったようです」
月「僕は勉強が人よりも出来るだけで、推理とかは苦手なんだ」
L「そうですか……今のところ月くんがキラである可能性は低いです」
月「良かった。僕から聞きたいことなんだけど、流河は自分がLだと言っていたけどどうやって証明するんだ?」
L「あなたのお父さんに私の風貌を聞けば信憑性のある答えが返ってくるでしょう。」
217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/23(木) 00:39:27.62 ID:VO1TsgmT0
月「それだけじゃ不十分だと思うんだ。もっとしっかりとした証拠が欲しい」
それでL自身の情報が増えることを期待した月だったが、Lは大胆にも自分の携帯からワタリを経由して夜神総一郎に電話をかけ、月に総一郎からの言葉を聞かせることで自分がLであることを証明した。
月(結局何も得られなかった……)
L(ここまで大胆なことをやらされるとは思いませんでした。…………ここから粧裕さんまで一気に近付けるかもしれません)
電話の向こうの総一郎に話しかけ始める
L「夜神さん。これで月くんは捜査本部のことを知ってしまいました。今は少しでも人出が必要です。彼をいっそ捜査本部に引き込んではどうでしょうか」
月(! くそっやられた! 逆に流河ことLと近くなってしまった)
L「ええ、そうです。はい。一室余っていると? それは好都合です。はい。それでは本部の場所を移動させていただきます」
月の耳に何やら不穏なことが聞こえ始めた。
220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/23(木) 00:46:42.55 ID:VO1TsgmT0
それから驚愕の展開を聞かされた。
自分が捜査本部にほぼ強制的に入れさせられたこと。
「ホテルに警察が毎晩集まる」ことでの@捜査本部の特定を恐れるという口実で夜神家に捜査本部を移動させられたこと。
Lが夜神家で寝食を共にすることになったこと。
これが主だった。これならば必要な時なら家にいる時間帯でもキラ対策の議論が行えるというのが理由だった。
L「月くんのお母様と妹さんに信じてもらえそうな理由は私が考えたので一切問題ありません。」
L(これで粧裕さんと非常に近くなれた。それにまた浴室にカメラを仕掛けられる!)
月(最悪の事態だ。Lが粧裕と近くなった上にキラとしての僕とも近くなってしまった!)
228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/23(木) 01:03:23.65 ID:VO1TsgmT0
月「本当に流河は僕の家に住むのか……?」
L「間違いなく本当です。それにまだ月くんがキラでないと完全に決まったわけではありません。その監視もあります」
Lは心の中だけで「もっとも粧裕さんに近づくことが最優先ではありますが」と付け加えた。
月「それは……住むのはいつからだ?」
L「今日帰ったらそのままです。必要な機材は一般的な家電製品に偽造して運び込みます」
月(今日からじゃ「裁き」もオナニーもやりづらくなってしまう……どうしたものか)
月「いきなりだから心の準備ができてない。明日からじゃダメなのか?」
L「夜神さんにすぐに家族に連絡するように言ってしまったので無理だと思います。」
どうしようもない状況に月はイラつき始めた。さらにLは粧裕の裸を見た可能性が非常に高いことを思い出し、そのこととオナニーがやりにくくなってしまった状況によって怒りは頂点に達した。
しかし彼は天才大学生である。表情には出さなかった。
L「言い忘れていましたが、ご家族といるときや一般人といるときは流河。捜査本部にいるときは竜崎と読んでください。両方偽名です。」
始めて流河という名前を聞いた時には特に何も感じなかったのだが、今は偽名が地味なかっこよさを追求していることに対してさえ快く思わないほどだった。
月(偽名なんて佐藤清とかでいいだろ! くそっ!)
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/23(木) 01:05:19.99 ID:VO1TsgmT0
申し訳ないが、いい加減眠いのと今後の展開を練るのとで今日は寝させて欲しい
十分に練られたら後日またスレを立てようかとおもう。
月監禁程度までを一気にすっとばせたのは良かった点だと思う。
じゃあお休みなさい