1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 00:30:24.66 ID:n5Ixs3Rq0
ドラえもん「どうした。結局はその程度の存在か」
のび太「くぅ……!」グググ
ドラえもん「どうした?ここまで言われても立ち上がらないとはな」
のび太「黙れ……!貴様のせいで腕が……!」グググ……
ドラえもん「腕がどうした?
……まさか折れただけでは無かろうな」ガッ
のび太「……ッ!?」ガクンッ
ドラえもん「どうした、立て。腕を使わずに立つ方法はとっくに教えたはずだ」
のび太「この……貴様、今の一撃で俺の両足を……!」ガクガク
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 00:34:14.43 ID:n5Ixs3Rq0
ドラえもん「……まだ抜かすか。ならばいっそ消してくれよう」
のび太「くぅぅ……!動けぇ……俺の体ァ……!!」
ドラえもん「……」
のび太「うおおおおおお!」ガクガク
ドラえもん「……のび太くん」
のび太「うおおおお……ってなんだよ〜、途中でやめないでよ」
ドラえもん「この遊びいつまで続けるのさ?」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 00:37:04.93 ID:n5Ixs3Rq0
のび太「遊び?……くっ、貴様にとってみれば俺の命など玩具も同然という」
ドラえもん「のび太くん」
のび太「チェッ……別にいいだろう?」
ドラえもん「付き合わされる僕の身にもなってよ……」
のび太「え?楽しいでしょ?」
ドラえもん「全然」
のび太「……くっ!」
ドラえもん「面白くないよ?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 00:39:38.88 ID:n5Ixs3Rq0
のび太「……貴様は俺を怒らせた。生きて帰れると」
ドラえもん「おい」ドンッ
のび太「ッッッッ!?」ガクガクッ
ドラえもん「そのリアクションもやめてほしいな……」
のび太「俺を封じるつもりなのか……!」
ドラえもん「急に人格を増やさないでよ」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 00:44:01.39 ID:n5Ixs3Rq0
のび太「もぅ、一体何が不満なんだよ」3
ドラえもん「中学生だからこういうのが好きなのは分かるけど、それを世間にまき散らすのは動物園のゴリラの糞投げに等しいよ」
のび太「クックック……我が輩の高貴な能力を糞呼ばわりとはな……さほど自らの力を過信していると見た」
ドラえもん「……」
のび太「さぁ、続けようではないか、糞投げを……!」
オヤツヨー
のび太「あ、はーい!」ドタドタ
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 00:51:41.49 ID:n5Ixs3Rq0
ドラえもん「はぁ……この記憶は未来ののび太くんを苦しめるというのに……ん?」ピピピピ
ドラえもん「ドラミからタイム電話だ……なんだろう?」ピッ
ドラえもん「どうしたのドラミ?珍しいじゃないか」
ドラミちゃん「お兄ちゃん大変!せわしくんがおかしくなっちゃったの!」
ドラえもん「お、おかしくなっただって!?」ガタッ
ドラミちゃん「と、とにかく映像を送るわ、見ながら考えましょう!」
ドラえもん「う、うん」
ピッ
ドラミちゃん『せ、せわしくーん』ガチャッ
せわし『……どうした、猫型のからくりよ』ヒュウウウウ
ドラミちゃん『また立体映写機で川原なんか移して……』ヒュウウウウ
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 00:58:27.75 ID:n5Ixs3Rq0
せわし『クックック……貴様の様なからくりには理解できぬわ……』ヒュウウウウ
ドラミちゃん『はぁ……一体どうしちゃったの?』ヒュウウウウ
せわし『どうした?ふむ、恐ろしく大雑把な質問だ……答えられる筈も無し』
ドラミちゃん『……』
せわし『クックック……出直してこい、からくりの者よ!』
ピッ
ドラミちゃん「……と、言う訳なの」
ドラえもん「……遺伝というのは実に恐ろしき物よ」
ドラミちゃん「お兄ちゃん?」
ドラえもん「ん?あぁ、何でもないよ」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 01:03:52.74 ID:n5Ixs3Rq0
ドラミちゃん「……それで、どうしたら良いのかな?」
ドラえもん「……うーん……僕は何とも言えないなぁ……」
ドラミちゃん「ハァ……やっぱりそうよね……分かった、こっちでも調べてみるわね」
ドラミちゃん「うん、頼んだよ」
ピッ
ドラえもん「ハァ……まさか二代も先の世代がこんな事になってるなんてね……」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 01:08:55.04 ID:n5Ixs3Rq0
ドダダダダ
バンッ!!
のび太「大変な事になった……!ジャイエンツ・ゴーダの軍が危ない!至急援護に向かう!」
ドラえもん「……野球だね、行ってらっしゃい」
のび太「今回の敵は常軌を逸している……俺でも勝てるかどうか……」
ドラえもん「……糞投げ打法で勝てるさ」ボソッ
のび太「ん?すまない、聞き取れなかった」
ドラえもん「貴様の力を持ってすれば人間如き一捻りよ!」
のび太「……わ、分かっている!」ニヤニヤ
ドダダダダ
バタンッ
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 01:12:08.39 ID:n5Ixs3Rq0
ドラえもん「そうだ……久々にのび太くんの野球を見に行くのも良いかな。同年代の男の子が普通はどんな感じなのかも気になるし……よし、タケコプター!」
ピトッ ピュー
〜野球場〜
カキンッ
ワーワー
ドラえもん「やってるやってる……ん?」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 01:18:37.70 ID:n5Ixs3Rq0
スネ夫「……………………………………………!!」パシッ!!
シュッ
ジャイアン「おらよ、ふっ」パシッ
シュッ
のび太「はっ」ポロッ
ボテッ
オラーフザケンナヨクソナゲー
のび太「ふっ、謝罪しよう」
オラーフザケンナヨクソナゲーチャントアヤマレー
スネ夫「……………………………………笑止」
ジャイアン「だーもう!ったくよー……そうのび太ばかりせめてかやるなよ!」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/07(火) 01:26:20.22 ID:n5Ixs3Rq0
ドラえもん「……うわぁ、うわぁ」
ねむいから落ちろ