1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 13:42:15.89 ID:+zbOJa070
ドラえもん「お前等4人、これからプロボクサーを目指してもらう」
のび太「!?」
ジャイアン「何だと!?」
出来杉「プロボクサーか…」
スネ夫「ママーーーーーー!!!」
ドラえもん「あんまり調子に乗っとったら全員辞めさすけぇ」
果たして、4人はプロボクサーになることが出来るのか!?
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 13:46:59.45 ID:+zbOJa070
ドラえもん「ここいる奴等は全員覚悟してるんだろうな?」
のび太「あ!秘密道具で簡単に鍛えるんだね!」
ドスドスッ
ドラえもんのボディブロー2発がのび太の脇腹に浴びせられた
のび太「ぐふぅぅ…」
ドラえもん「道具は使わん」
スネ夫「それなら、僕達が合格するなんて不可能だよ!」
のび太「そうだそうだ!」
ドラえもん「…チッ」
出来杉「ちょっといいですか?」
ドラえもん「なんや?」
出来杉「僕、こんな単細胞3人組と一緒に練習したくないんですけど」
ジャイアン「……あ?」
出来杉の一言に思わず立ち上がるジャイアン
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 13:50:01.82 ID:+zbOJa070
出来杉「…」
ジャイアン「今なんっつった?」
スネ夫「け、喧嘩はダメだよジャイアン…」
のび太「出来杉くんも謝ろうよ…!」
ドラえもん「…」
出来杉「離せよ豚ゴリラ」
ジャイアン「!!」
ガッ
出来杉の胸倉を掴むジャイアン
22世紀の猫型ロボットを目の前にして、喧嘩が始まろうとしていた
ジャイアン「ケジメつけて、俺達に謝れよな?」
出来杉(中指を突き立てる)
ジャイアン「……殺してやる!!!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 13:55:37.02 ID:+zbOJa070
出来杉「こっちだって…!!」
組み合いになる2人
ジャイアンがマウントポジションを取り、鬼のパウンドを浴びせる
しかし、出来杉も負け地とガードを固めている
のび太「出来杉くんが死んじゃうよぉ〜!!」
スネ夫「ジャイアンダメだよ!」
ジャイアン「うるせぇ!コイツの命は俺のものだ!どうしたって構わねぇんだよ!!」
ドラえもん「おい…」
ジャイアン「何だよ!?」
ドラえもん「空気砲〜」
ズドンッ!
ジャイアンへ向けて容赦なく空気砲を放つ
ジャイアン「グアアアアア!!!」
やりすぎとも思えるその行為…ドラえもんは一体なにを考えているのか!?
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 14:00:58.41 ID:+zbOJa070
ドラえもん「お前等、ここに何しにきてんだ?」
のび太「え…」
ドラえもん「プロボクサーになるためちゃうんけ?」
スネ夫(ドラえもんが勝手に企画しただけなのに…)
ジャイアン「俺は認めねぇぞ…こんなポンコツロボットの下で練習するなんてな」
ドラえもん「お前、ボクシングが怖いんか?」
ジャイアン「…は?」
ドラえもん「殴られるのが怖い、練習が怖いから言い訳してるだけだろ」
ジャイアン「テメェ……」
ドラえもん「それと、お前もすぐに挑発するな」
出来杉「……」
ドラえもん「今度喧嘩したら、全員空気砲浴びせるけな」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 14:06:58.91 ID:+zbOJa070
ドラえもん「とりあえず、お前と出来杉はリング上がれ」
ジャイアン「リングに?」
ドラえもん「スパーリングじゃ」
何と、初心者の2人にいきなりスパーリングを命じるドラえもん
ジャイアン「上等だぜ…ぶっ殺してやるよ……」
出来杉「僕のスピードについてこれるのかな?」
のび太「出来杉くんって体重いくつなの?」
スネ夫「確か38kgだよ」
のび太「ジャイアンは?」
スネ夫「84kgかなぁ」
のび太「………」
圧倒的な体重差…!まるで蟻がライオンに立ち向かうようなもの!
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 14:10:18.86 ID:+zbOJa070
赤コーナーにジャイアン
青コーナーには出来杉
ドラえもん「2R3分じゃ」
のび太「ボクシングって3分なんだ!3分って楽そうだね〜」
スネ夫「のび太は馬鹿だなぁ」
のび太「どうして?」
スネ夫「分かりやすく言うと、3分間ずっとダッシュし続けれるか?」
のび太「ダッシュは無理だよ…歩きでも辛いのに…」
スネ夫「ボクシングの1Rはそれぐらいきついんだよ!」
のび太「うへぇ」
スネ夫「尚且つ、パンチをもらったりすればスタミナ消耗していくのさ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 14:14:03.98 ID:+zbOJa070
のび太「じゃあ、出来杉くんなんてヒョロヒョロだから負けちゃうよね」
スネ夫「まさにミスマッチだよ」
練習生からも疑問の声が上がる程のスパーリング
果たして、ドラえもんは何を思い2人にスパーリングをさせるのか…?
ドラえもん「準備はええか?」
出来杉「はい」
ジャイアン「いつでもいいぜ…」
ドラえもん「第1R開始じゃ!」
カーーンッ
この後、リング上では信じられない光景が…!
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 14:19:34.75 ID:+zbOJa070
シュッシュッ
のび太「出来杉くん、左手ばかり出してるよ?」
スネ夫「ジャブで相手との距離を計ってるのさ」
のび太「えぇ?いきなり突っ込んで攻撃すればいいのに!」
スネ夫「馬鹿だなぁ…そんなことすれば、相手にボコボコにされるだけだよ」
のび太「よく分からないや」
スネ夫「だからのび太のままなんだよ!」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 14:20:09.22 ID:+zbOJa070
ジャイアン「あぁ…?何してんだ…?」
出来杉「シュッ」
ジャイアン「さっさと終わらせちまうぜ…!!」
大振りの左フックを放とうとするジャイアン
出来杉「…」
しかし、出来杉はあっさりとウィービングで回避
のび太「なに今の!?」
スネ夫「上体をUの字にして避ける技だよ」
出来杉「シッ!!!」
ウィービングの反動をつけ、カウンターの右ストレートをジャイアンに放つ
ジャイアン「がはっ…」
何と、巨漢のジャイアンがその場で崩れ落ちてしまった
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 14:25:35.67 ID:+zbOJa070
ジャイアン「か…母ちゃんァァ…」
ドラえもん「もう終わりけ?」
ジャイアン「……う、うるせぇ…」
ドラえもん「はよ立て」
出来杉「やっぱりただのゴリラだったね」
のび太「あ、あのジャイアンが負けちゃったよ…」
スネ夫「出来杉の動きが滑らか過ぎて、僕にも見えなかったさ」
ドラえもん「今の見た通り、ボクシングは甘くない」
ドラえもん「それをお前等に分かってもらいたかったんや」
のび太「ゴクリ…」
ドラえもん「今日から地獄の始まりや、覚悟しとけ…」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 14:32:20.65 ID:+zbOJa070
練習1日目…
朝の5時に練習生は空き地に集められた
ドラえもん「今から10時間、この空き地の中をずっと走っとけ」
のび太「へ?」
スネ夫「こんな、小さな空き地の中をかい?」
ドラえもん「10時間ぐらい走らんと意味がないからな」
ジャイアン「スタミナには自信があるぜ…」
ドラえもん「その代わり、途中で抜けることは許させへんぞ」
のび太「ええ!?」
ドラえもん「づべこべ言わず、はよ走れや!!」
拷問とも言えるロードワーク
空き地の景色を10時間も見続けなければならない、精神的な負担
5時間後、練習生達に異変が…!
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 15:06:00.91 ID:+zbOJa070
5時間後…
空き地で全裸で倒れこんでいる4人の姿が…!
ドラえもん「もう終わりか?」
のび太「ハァハァハァ…」
ジャイアン「も、もう走れねぇ……」
ドラえもん「まだたったの30kmやろ?」
スネ夫「ママーーーーーアァ!!」
出来杉「無理だよこれは」
ドラえもん「プロボクサーなるんちゃうんけ!!」
ドスッ
のび太「ぐへっ」
ドラえもん「こんな練習、ウォームアップ程度で終わらせてみろや!!」
ジャイアン「お前さっきから何調子に乗っとんの?」
ついに、練習生のジャイアンがドラえもんに牙を剥く…!!
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 15:09:21.54 ID:+zbOJa070
ドラえもん「もう一度言ったろか?」
ジャイアン「ゴチャゴチャうるせぇんだよ!!」
のび太「ジャイアン…!ドラえもんの体重は100kg以上…」
ジャイアン「黙ってろのび太!」
ドラえもん「お前みたいな豚やったら、ワシにパンチすら当てれんわ」
ジャイアン「死ね!!」
スカッ
ジャイアン「なっ…」
ドラえもん「言ったじゃろ?お前のパンチ、見えとるけ」
ジャイアン「こ、コイツ……」
ドラえもん「じゃあ次はシャドーの練習だよ」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 15:13:07.79 ID:+zbOJa070
ドラえもん「シャドーは影の相手と戦う練習なんだ」
のび太「へぇー」
スネ夫「上級者になると、想像しながらシャドーも出来るのさ」
出来杉「最初の間はジャブ→ストレートの繰り返しだよ」
ジャイアン「やってやろうじゃねーか!」
ドラえもん「左手は常に上げとくんだよ?」
のび太「うん」
ドラえもん「そして、フットワークも忘れずにね」
タッタッタ
スネ夫「フットワークがぎこちなくなるや…」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 15:40:48.15 ID:+zbOJa070
ドラえもん「今からプロの格闘家とスパーリングしてもらう」
のび太「ぷぷぷプロの!?」
ジャイアン「俺がぶっ殺すぜ」
ドラえもん「ヒョードルさん、どうぞ」
ヒョードル「コンニチハ」
出来杉「えっ」
のび太「うわぁー熊みたいな人だね」
ジャイアン「俺よりデブじゃねぇかw」
出来杉「エメリヤー・エンコ・ヒョードルだよ!!」
のび太「だから誰なんだよ」
ドラえもん「元PRIDEヘビー級王者だよ」
スネ夫「僕のパパがヒョードルと知り合いでね」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 15:45:06.19 ID:+zbOJa070
練習生達の相手はボクシングからかけ離れた選手であった
当然、このスパーリングに不満を持つ練習生も
のび太「お前あんまりいちびんなよ?」
ドラえもんに詰め寄るのび太
場の雰囲気は異常な空気に包まれていた
ドラえもん「…なんじゃ?」
のび太「俺等がこんな熊相手に勝てる訳ねぇやろ?」
ドラえもん「いいから、リング上がれ」
のび太「あがらねぇよ!相手代えろ!」
ヒョードル「フゥ……」
ドラえもん「だったらワシがスパーリングする」
のび太「は?」
ジャイアン「あんた、ただのコーチだろ!入ってくんな!」
ドラえもん「今だけスパーリングパートナーじゃ」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 15:50:15.10 ID:+zbOJa070
のび太「ふざけんな、ヒョードルとやらせろ」
ドラえもん「それでええんか?」
スネ夫「のび太、何馬鹿なこと言ってるんだよ!」
出来杉「とうとう頭がおかしくなったのかい?」
のび太「俺はマジだ」
ドラえもん「やれんのか?」
のび太「上等だぜコリャ!!!」
のび太は防具をつけることを拒否した
ジャイアン「あいつ…男だな…」
スネ夫「今なら惚れそうだよ」
ドラえもん「勝負は1R5分×3じゃ」
のび太「オッケー」
ヒョードル「分かりました」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 15:54:38.53 ID:+zbOJa070
第1Rが開始
のび太はヒョードルに対して、左ジャブを連打で放つ
スネ夫「すごい…!フリッカーみたいだよ!」
ジャイアン「あいつ、陰で練習してたな…!」
のび太「シッシッ!!」
しかし、ヒョードルは全く手を出さず
のび太のフリッカーもどきを嘲笑うかのように避けていく
のび太(ハァハァハァ…スタミナがっ……)
とうとう、左手のガードがダラリと下がった
それはまさに相手にとっての最大のチャンス
スネ夫「危ない!!」
ヒョードル「フンッ」
ヒョードルの右フックが、のび太のテンプルに直撃した
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 15:59:43.47 ID:+zbOJa070
のび太は奇声を上げながら崩れ落ちた
スネ夫「のび太ァ!」
ジャイアン「のび太!」
ドラえもん「止めるな」
スネ夫「エッ」
ドラえもん「おい、メガネ」
のび太「ハァハァ…」
ドラえもん「もう終わりなんけ?」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 16:00:15.05 ID:+zbOJa070
のび太「うぐぅっ…」
ドラえもん「情けないのぅ…上等だコリャ?あぁ?」
のび太「ひっくひっく……」
ドラえもん「甘いんじゃ!!」
バシャァッ!
のび太に向けて灯油をぶっかけるドラえもん
ドラえもん「ファイトクラブは甘ないぞ…?」
スネ夫「やり過ぎだよ!!」
ドラえもん「お前も黙ってろや!」
出来杉「これじゃあ、ただの拷問ですよ…」
ジャイアン「いや、ドラえもんさんに任せよう」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 16:06:43.27 ID:+zbOJa070
ドラえもん「ハッキリ言うてな、プロになってる奴はようさんおる」
ドラえもん「難しいのはプロになってからじゃ」
スネ夫「それがボクシングの辛いところだよね」
ドラえもん「プロになって、お前等やったら浮かれるじゃろ?」
のび太「…」
ドラえもん「ちょっと強い相手と戦って負ければ、もうそれで終いか?」
ドラえもん「違うじゃろ!!!」
どかんっ
ドラえもん「どんな時でも、屈しひん精神力がお前等には足らんのじゃ!!」
ジャイアン「…!」
出来杉「…」
ドラえもん「今のままじゃ、プロどころか素人以下じゃ」
突きつけられたドラえもんの一言に
動揺を隠せない練習生
このドラえもんの発言により、練習生の1人に異変が…!
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 16:13:47.54 ID:+zbOJa070
長い1日が終わり
2日目を迎える……
のび太「おはよー」
スネ夫「おはよう」
ジャイアン「うーっす」
ドラえもん「出来杉はどうした?」
のび太「そういえば、まだ来てないね」
スタスタ
出来杉「ちゃーす」
スネ夫「ん!?」
遅れてジムに入ってきたのは
髪型をモヒカンヘアーに変えた出来杉であった
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 16:14:16.45 ID:+zbOJa070
スネ夫「そ、その髪型どうしたの?」
出来杉「お前時代遅れな髪しとんのぉ」
スネ夫「謝れ…!!僕に謝れ!」
ジャイアン「スネオ、落ち着け」
ドラえもん「お前……その髪型なんじゃ?」
出来杉「モヒカンっすよ」
ドラえもん「それでボクシングできんのか?」
出来杉「できるって言ってんだろ、糞ロボット」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 16:19:57.44 ID:+zbOJa070
ドラえもん「お前ボクシングなめとんか?」
出来杉「ぽくつぃんぐぅ?ww」
ドラえもん「ゴリャァ!」
パチンッ!
のび太「あっ」
ドラえもんのツッパリが出来杉の顔面に直撃
出来杉「ウッァ…」
ドラえもん「お前いい加減にせいや!!」
出来杉「うるせーーーよ」
ドラえもん「髪型だけ一丁前に整えよってよぉ」
ドラえもん「大した動きも出来ひん癖に、なにいちびっとんじゃ!!」
出来杉「へへ…お前、ボクシングやったことねーだろ?」
ドラえもん「…」
出来杉の口から放たれた衝撃の言葉…!
まさか、コーチ自身がボクシング未経験なのか…!
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 16:25:26.79 ID:+zbOJa070
のび太「ホントに…ボクシングしたことないの…?」
ジャイアン「ハッキリしろよ!!」
ドラえもん「やったことない」
長い沈黙の後、ドラえもんの口からは「やったことない」の一言が…!
スネ夫「じゃあ、僕達に嘘を教えてたの!?」
ドラえもん「ボクシングは漫画で知っとるわ」
ジャイアン「漫画の知識で俺達に教えようとするんじゃねぇよ!!」
ドラえもん「・・・・・」
出来杉「ハッハァ!コーチ失格だな!」
ドラえもん「お前、その情報どこで掴んできたんじゃ…」
出来杉「秘密だよ」
ドラえもん「・・・」
ガチンコファイトクラブはここで解散となるのか…?
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 16:42:04.05 ID:+zbOJa070
ドラえもん「そんなん関係ないわ」
のび太「エッ」
ドラえもん「別に未経験者でも練習は教えれるんじゃ」
ジャイアン「ふざけんな、ど素人の癖によ!」
ドラえもん「甘っちょろいんじゃ!」
ドスッ
ジャイアン「ぐはっ…」
ドラえもん「お前等教えるのに、豪華なコーチはいらんねん」
スネ夫「ママーーーア」
ドラえもん「プロになるまでは俺の下で練習せいや!!」
誰1人納得の出来ないまま、2日目を終えた
そして、次の日思わぬ人物がジムに……
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/15(木) 16:48:01.20 ID:+zbOJa070
ドラえもん「今日は、特別コーチを連れてきた」
のび太「特別コーチ?」
ドラえもん「元WBCミドル級チャンピオンじゃ」
先生「これノビィ!!!」
スネ夫「先生!?」
ドラえもん「ボクシング界のミドル級絶対王者と恐れられた男じゃけんの」
ジャイアン「信じられねぇぜ」
出来杉「どこにでもいそうな先生が…」
先生「今日、先生が呼ばれたのにも理由がある」
のび太「何ですか?」
先生「ドラえもんくんとスパーリングをするためだ」
スネ夫「へっ」
なんと、先生とドラえもんによるスパーリングが行われる!
練習生達は期待を胸に待ちわびていた