古泉「今日から駅員、ですね……」


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1 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/10(木) 18:44:59 ID:7RYY5Mdo0

古泉「そろそろ仕事に行きますか」

古泉「……自由になれた証拠ですね」

みくる「古泉くん、忘れ物!」

古泉「おや、僕とした事が忘れ物をするなんて。ふ、不覚」

みくる「今日から駅員さんの仕事ですから頑張ってくださいね!」

古泉「ええ。わかりました」

コツコツコツ……

-西宮駅-

古泉「ここが新しい職場ですね!」

古泉「すみません、今日からこちらで働かせてもらう古泉一樹と言う者ですが…」

駅員A「あぁ、ちょっと待っててくれ」

2 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/10(木) 21:15:44 ID:7RYY5Mdo0

ガチャ

駅員B「君!5分遅刻だぞ!」

古泉「は、はい!すみません」

駅員B「まぁいい。取り敢えず自己紹介をしてくれ」

古泉「今日からこちらで働かせて頂く、古泉一樹と申します」

同僚A「一緒に頑張りましょう!」

古泉「ええ。頑張りましょう」



駅員A「じゃあ新入りは勤務終了!帰っていいぞ」

古泉「お先に失礼します」

同僚「失礼します」

ガチャ

古泉「そういえばあなたのお名前は?」

同僚「ああ、僕の名前かい?」

同僚「僕の名前は萩野さ。よろしく」

古泉「よろしくお願いします」

萩野「古泉君、ちょっと飲みに行かないか?」

古泉「いいですねぇ。行きましょう」

???「そこの駅員!チョット待ちな」

古泉「なんでしょうか?」

???「やっぱりお前か、古泉」

古泉「あなたは?」

???「忘れちまったか…なぁ古泉、SOS団を知らないか?」

古泉「SOS団……まさか」

キョン「そうだ。そのまさかだ」

萩野「あんた誰だい?」

古泉「この人は高校時代の友人です」

萩野「そうか。じゃあ一緒に飲みますか!」

キョン「本当か!」

古泉「ええ。行きましょう」



古泉「では、またどこかで会いましょう!」

キョン「おう、じゃあな」

--駅員生活1日目終了(車掌になるまであと2年6ヶ月)--

3 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/11(金) 21:23:15 ID:Ta90EUk.0

-1ヶ月後のある平日-

駅員A「…という訳で、お客様への対応は丁寧に行うように!」

一同「はいっ!」

駅員A「君は急だが改札口担当に替わってくれ」

古泉「はい、わかりました」

-AM10:00 使徒、襲来-

古泉「……………」

「うわっ、なんだコイツ!!」

「キャーー!!!!」

古泉「どうしたんでしょうか?」

「こっち来るなよ!あっち行けったら!!」

ダダダダダ……

(^q^)「あぁー!!おかねだすデス!!」

古泉(キメェ…)

古泉「お客様、こちらではお金は取り扱ってございません。ご了承ください」

(^q^#)「うるさいれす!とっととかねをだしやがれ!!」

古泉「お客様!」

(°q°#)「ぼくはかみさまなのれす!かみさまにそむくといたくするデス!!」

古泉(この野郎〜!勝手な真似しやがって!)

(°q°#)「かみさまはおこったデス!おまえをなぐるれす!!!」

バシッ

古泉「ごふっ!」

古泉(こいつ、力は強いな……)

(^q^#)「楽しいデース!!」

ドカッバキッ

古泉「ギギギ」

警官「おい!そこで何をしている!」

(^q^#)「まだまだなぐるデスwww」

パシッ (池沼の拳を掴む音)

???「俺が今も昔も決めている事、それは“悪•即•断”この三つだ。お前、人に暴力を振るうのはすなわち“悪!」

(^q^#)「はなすデス!おまえもなぐるデス!!!」

???「ならば仕方ない。この技を喰らえ!」

スッ…バタン!

(°q°)「このぼくがまけたれす!!!」

(^q^)「あばばばばwwwwwww」

警官「こ、この人は警察で保護します!」

(^q^)「はなすれす!ちかずくなれす!!!」

タッタッタッ……

???「行ってしまったな……」

スッ

古泉「なんでしょう、すごい苛立ちが隠せませんね」

-その日の夜-

「ギャァーーーー!!!!!」

「テメェわよ!この世の中には必要ないんだよ!!」

「やめるデス!しんでしまうデス!!」

古泉「さっきの池沼ですね。ほっときましょう」

(^q^##)「おい、おまえ!まつデス!!きこえないデスか!まてといってるれす!」

古泉(知らん振りしましょう)

コツコツコツ……

古泉「ふぅ、ただいま……」

みくる「どうしたのその怪我!?」

古泉「ちょっと殴られてしまって……」

みくる「可哀想に……じゃあいい事しましょう!!」



「ふんもっふ!!」

-駅員生活1ヶ月目終了-(車掌まであと二年五ヶ月)

4 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/12(土) 12:55:09 ID:WQ8Mk9kk0

-使徒襲来から2ヶ月後の休日-

「大阪総合指令より、東海道本線内での人身事故についての情報です。発生場所はJR神戸線さくら夙川駅…」

駅員B「こりゃぁ全線で運転見合わせだなぁ…」

駅員A「そうですねぇ、お客様の対応が大変になりますね…」

古泉「どうしましたか?」

駅員B「隣のさくら夙川で人身(事故)だとよ」

駅員A「おそらく全線で運転見合わせになるから、お客様への対応をしっかりしなくては」

古泉「そうですね…」

「お客様にお知らせ致します。只今さくら夙川駅構内にて人身事故が発生いたしました。お急ぎの所申し訳ありません」

客「おい!早く運転再開しろや!!」

客「大事な商談があるんだよ!!」

ザワザワ…

駅員B「申し訳ありません、もうしばらくお待ちください」

「大阪輸送指令よりJR神戸線、運転見合わせ区間の情報です……」

荻野「おっ、西宮から大阪までは運転再開だ!」

「お客様にお知らせ致します。只今入りました情報によりますと、西宮駅から大阪駅までの間は運転再開となりました」



古泉「なんとかなりましたね」

駅員A「そうだな、まぁこんな日もあるさ」

古泉「そうですね」

駅員A「ところで君は今後どうするつもりだ?」

古泉「そうですね…車掌まではなりたいですね」

駅員A「そうか…」

-なんだかんだで駅員生活3ヶ月目終了-(車掌まであと二年二ヶ月)

5 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/13(日) 13:36:24 ID:2MVsxZMc0

-使徒襲来から4ヶ月後-

駅員A「最近、西宮駅周辺で黒いカメラを持った変質者がいるそうだ。十分警戒するように!」

一同「はい!」

-AM11:00 改札口-

古泉「………………」

パシャッ

古泉「うわっ!」

変質者「いやぁ〜ビックリしたかい?」

古泉「当たり前です!それに肖像権の侵害ですよ!」

変質者「ゴメンゴメン、ところでこの事件の事は知らないか?」

古泉「西宮バラバラ殺人事件?」

変質者「知らないみたいだね」

古泉「ええ、残念ながら。ところであなたのお名前は?」

変質者「僕は富竹、フリーのカメラマンさ。君は西宮の人かい?」

古泉「ええ。ここで仕事をしてます」

富竹「そうか。じゃあ警察に事情聴取される前に退散するとしよう」



古泉「あの人が変質者なのか?」

-PM2:00 またもや改札口-

警察「ちょっとよろしいですかぁ?」

古泉「どうされました?」

警察「こんな顔の人、見かけませんでしたか?」

警察「非常に凶悪な変質者でね、ここら辺に居ると思うんですが」

古泉「さ、さぁ?知りませんねぇ」

警察「そうですかぁ。では失礼」

コツコツコツ……

古泉(そんなに凶悪には見えないけどなぁ…)

-その日の夜-

古泉「………とまぁそんな事があったんです」

みくる「そうなんですかぁ…」

みくる(もしかして…あのストーカーかも)

古泉「どうされました?」

みくる「ううん。何でもありません」

みくる「あ!そう言えば今日のお昼に涼宮さんに会いましたよ」

古泉「そうですか。あちらはどうしているのでしょうか?」

みくる「今は会社の転勤で京都に居るみたいですよ」

古泉「そうですか。では今度の金曜日に京都に行きますか」

みくる「そうしましょう!」

-駅員生活5ヶ月目終了-(車掌まであと二年)

6 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/13(日) 17:58:53 ID:2MVsxZMc0

-そして金曜日-

古泉「それでは行きましょう」

みくる「はいっ!」

-AM6:00 自宅出発-

古泉「もうすぐ西宮駅です」

コツコツコツ……

-AM6:30 西宮駅-

古泉「おはようございます」

駅員B「おは…ってお前かよ!」

古泉「はい」

駅員B「これからドコ行くんだ?」

古泉「妻と一緒に京都へ…」

駅員B「そうか。まぁ気を付けて行けよ!」

古泉「はい!」

コツコツコツ……

古泉「もうすぐ来ますよ」

みくる「楽しみですねぇ〜」

「まもなく3番線には大阪•京都方面新快速が参ります。危ないですので黄色い線の内側でお待ち下さい」

-新快速車内にて-

「この列車は新快速京都行きです。停車駅は新大阪……」

古泉「やはり新快速は速いですね」

みくる「そうですね!とても速いですぅ」



「まもなく終点、京都に到着致します。お出口は右側です」

古泉「あと少しですよ!」ユサユサ

みくる「…………」

みくる「うわっ!!」

古泉「起きましたね」

「京都ー京都です お忘れ物御座いませんようお確かめ下さい」

古泉「ここからは地下鉄で涼宮さん達と合流します」

みくる「は、はい!」

-京都市営地下鉄烏丸線京都駅ホーム-

「まもなく1番線に国際会館行きの列車が参ります」

みくる「混んでますね……」

古泉「京都では当たり前のようです……」

-京都市営(ry 烏丸今出川駅-

古泉「やっと着きました…」

みくる「疲れましたね……」

ハルヒ「あっ!みくるちゃん、古泉君!!」

古泉「お久し振りです…」

キョン「どうした?二人共顔色が悪いぞ」

ハルヒ「ズバリ地下鉄が原因ね!」

キョン「あぁ、そういう事か…」

ハルヒ「じゃあ早速京都観光始めるわよ!まずは銀閣よ!!」

古泉•みくる「は、はい…」

-地獄の京都観光前編(合流まで)終了-

7 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/13(日) 20:48:13 ID:2MVsxZMc0

-銀閣にて-

みくる「銀閣は銀箔を貼ってないんですね」

ハルヒ「何言ってるのみくるちゃん!銀閣は単なる名前で、正式名称は慈照寺って言うのよ」

キョン「と、ガイドマップに書いてある」

ハルヒ「そんな事は言わなくていいの!」

古泉「おやおや、夫婦になっても仲がよろしいですね」

ハルヒ「次は鹿苑寺よ!」

-鹿苑寺(金閣)-

古泉「やはり金閣は綺麗ですね…」

キョン「ああ、そうだな」

みくる「……」

ハルヒ「本当に輝いているわね…」

キョン「朝比奈さ、いや古泉さんと言うべきか…」

みくる「昔の呼び方でいいですよ」

キョン「そ、そうですか。では朝比奈さん」

みくる「何ですか?」

キョン「さっきからあまり話していませんよね?」

みくる「そ、そうですかぁ?」

キョン(一体何を考えているのだろうか)

ハルヒ「じゃあ最後は嵐山よ!」

8 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/14(月) 07:33:46 ID:nQNH50ak0

ハルヒ「嵐山では天龍寺で座禅をするわよ!」

-天龍寺にて-

和尚「ここでトイレ行きたいやついるか〜」

みくる「は、はい!」

和尚「ほな早く行ってこい」

和尚「他の奴はええんか?」

一同「……………」

和尚「他の奴はええんか!!」

一同「は、はい!」

和尚「まったく……」

ハルヒ「愛想悪いわね」ボソボソ

キョン「ああ。そうだな」ボソボソ

和尚「ん?そこの二人、どうかしたか?」

ハルヒ•キョン「いいえ、何も」

みくる「お待たせしました…」

和尚「ほな行くで」

一同「はい…」

-天龍寺 座禅する所-

和尚「では前に一列で座れ」

ザッザッザ

-座っている位置-

ハルヒ キョン 古泉 みくる
和尚

和尚「お前達はどこの奴らや?」

ハルヒ•キョン「京都です」

古泉•みくる「西宮です」

和尚「京都と西宮か。今日はどこに行ってきた?俺から見て一番右の人、答えてみぃ」

みくる「金閣と銀閣です」

和尚「そうか。お前の名前は?」

みくる「古泉みくるです」

和尚「お前は?」

古泉「古泉一樹です」

和尚「お前らは夫婦やな」

古泉「はい」

和尚「お前らも夫婦やろ」

ハルヒ「ええ、そうよ!」

-その後も長い話が続くように思ったが30分で終わった-


ハルヒ「やれやれ、やっと終わったわね」

キョン「ああ。それにしても朝日奈さんは大丈夫だろうか」

ハルヒ「一体何のつもりなの!あのエロ和尚!」

古泉「あれは酷いですね。取り敢えず近くで休ませてください」

ハルヒ「え、ええ…」

-PM16:30 渡月橋周辺-

ゴオォ……

キョン「やっぱりこの間の雨で水位が上昇してるな」

みくる「私も疲れましたぁ……」

古泉「ちょっと上司にお土産を買ってくるのであなたは待っていてください」

みくる「はい、わかりました」

キョン(古泉も忙しいみたいだな。前よりも痩せている……)

古泉「ふぅ。お待たせしました」

ハルヒ「じゃあここで解散!今度はもっとゆっくりしましょう!」

古泉「ええ。そう言えばどこに住んでいるんですか?」

キョン「ああ、左京区の方だ」

古泉「そうですか。では失礼いたします」

キョン「ああ。またいつか会いに行く」

ハルヒ「みくるちゃん、頑張るのよ!」

みくる「は、はい!」

-地獄の京都旅行終了(車掌まであと2年)-

9 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/14(月) 20:30:14 ID:nQNH50ak0

-京都旅行の帰り-

コツコツコツ……

「まもなく5番線に新快速神戸行きが参ります」

古泉「ん?あの列車は……」

みくる「どうかしましたか?」

古泉「よく見て下さい、運転手が居ないのに動いています」

みくる「あ、本当だ!!」

古泉「ちょっと待ってて下さい」

コツコツコツ……

股尾「うぅ…お腹の調子が……」

股尾「今のうちにトイレに……」

そう、股尾はブレーキを掛けずにトイレへ行ったのだ……

この駅は若干大阪寄りに下り坂(という設定)で、ブレーキを掛ける事は必須だったのだ

古泉「すみません、4番線は今運行列車がありますか?」

駅員「いいえ。今は折り返しの列車が留置されていますが…」

古泉「今すぐ4番線に来て下さい!車両が流転してます!!」

ΩΩΩ<な、なんだつて!!

-その後なんだかんだで事態は収束。股尾運転手は即刻クビとなった-

駅員「ありがとう。あなたのお名前は?」

古泉「僕は西日本旅客鉄道株式会社の駅員です」

駅員「じゃあ同業者って事だな!」

古泉「ええ。そういうことです」

駅員「どこ勤務?」

古泉「JR神戸線の西宮駅です」

駅員「そっかー。じゃあ連絡しておくよ」

古泉「はい。それでは失礼します」

コツコツコツ……

古泉「お待たせしました」

みくる「お疲れ様〜」

「お客様にお知らせ致します。先程安全確認が終了致しましたので、只今より運転を再開いたします」

-PM7:30 新快速車内-

みくる「ねぇ古泉くん」

古泉「はい、何でしょう?」

みくる「古泉君は子供の事どう思う?」

古泉「そうですね……」

古泉(マズいな…子供は嫌いなんだよなぁ)

みくる「もうそろそろ頃合いかなぁ…と思って……」

古泉「……………いいでしょう。では今夜………」

みくる「……………はい」

古泉(まさか僕にも多少の願望実現能力が…)

古泉(先程の|ピ-|のお誘いだって丁度考えていた事だし……)

古泉(こうなったら彼女を妊娠させない事だって可能なはず…)

古泉(妊娠するな!妊娠するな!!!)

みくる「どうしたんですかぁ?」

古泉「いいえ、何でもありません」

古泉(しかし、母乳の出る所は見てみたいですね……)

古泉(まぁ何とかしましょう)

-PM9:00 自宅到着-

みくる「じゃあ先にお風呂に入ってきますね!」

古泉「ええ。ごゆっくり」ニコ

-性なる夜(序章)終了-(車掌まであと一年六ヶ月)

10 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/14(月) 20:57:45 ID:nQNH50ak0

-そして性なる夜-

古泉「それでは始めます」

みくる「はい!」

バサッ

古泉(何たる絶景!!)

みくる「あんまり見ないでくださいぃ。恥ずかしいですぅ」

古泉「は、はい」

古泉(隠しカメラも用意したし、準備OK)

古泉「アムロ、行きまーす!」

ズボッ

みくる「あっっ!」

古泉(成る程、朝日奈さんの|ピ-|は、かなりキツい)

パンパンパン……

みくる「もうすぐっイッちゃうぅ!!」

panpanpan……

KOIZUMI「HaHaHa」

古泉「僕もです。うっ!!」



みくる「どんな子でしょうか……」

古泉「さ、さあ?」

古泉(母乳出ろ!母乳出ろ!!母乳出ろ!!!)

-性なる夜 THE END-

古泉「ニュースでも見ますか」

みくる「ポチっとな」

「続いてのニュースです。先程西宮駅西口で発見された遺体は、行方不明となっていた京都府右京区……」

古泉「あ、コイツ」

みくる「?」

古泉「僕を殴った池沼ですよ」

みくる「そうなの……」

11 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/14(月) 21:14:39 ID:nQNH50ak0

-そして次の日も古泉は休みだった(上司のお陰)-

古泉(そろそろ母乳が出るはず……)

みくる「ねぇ古泉君」

古泉「はい、何でしょうか」

みくる「何だか胸が張ってるんだけど……」

古泉(ヨッシャー!!!)

古泉「もしかしたら母乳、かもしれません」

みくる「母乳の出し方なんて知りませんよぉ…」

古泉「僕に任せてください」

古泉「まず奥から先端方向へ胸を揉みます」

みくる「ふあぁ!!」

プッシャ--

古泉「凄いですね」

みくる「あぁん、イク、イッちゃうぅぅ!!」

古泉(何という事でしょう!)

みくる「……」ヒクヒク

古泉(下半身が快感のあまり痙攣してます)

古泉「もう我慢できません!!」

みくる「えっ、ちょっと待ってえぇぇ」

ズボォ

みくる「あはぁぁ…」

パンパンパン……

みくる「ぼ、母乳がっ、止まりましぇん!!」

プッシャ--

古泉「うっ」

ドロォ…

みくる「あっ、あぁぁ……」



みくる「まだ胸が張ってますぅ」

古泉「まぁしばらくは続くでしょう」

みくる「胸が何かに当たる度に母乳がでますぅ……アッ」

-貴重な休日終了-

12 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/15(火) 07:21:52 ID:XQmTUNg60

-そしてあれから一年六ヶ月後-

駅員A「君、ちょっといいか?」

古泉「はい、何でしょう」

駅員A「単刀直入に言うと、車掌の登用試験を受けてみないか?」

古泉「はい!是非受けさせていただきます」

駅員A「わかった」

-そして月日は過ぎ、古泉は見事車掌登用試験に合格。見習い期間も終わり普通列車の車掌となった-

古泉「この列車は西宮•大阪方面行きの車両です。次は住吉ー住吉です」



古泉「ご乗車有難う御座いました、まもなく終点京都ー京都です。お乗り換え………」

-地道な努力の結果、古泉は昇格試験に合格。今度は特急の車掌となった-

-大阪車掌区では、指示を行う年配の車掌を“チーフ”、その他は“カレチ”と呼ばれる(設定)-

13 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/15(火) 07:35:01 ID:XQmTUNg60

-雪の降るある日-

古泉「チーフ、暖房設備の点検終了しました」

チーフ「わかった。今日は……大阪地区では大幅な遅延が発生している。この列車も遅れが生じるだろう」

古泉「はぁ……」

チーフ「そろそろお客様の乗車を開始してくれ」

古泉「はい」

プシュ-

古泉「側面灯点灯ヨシ!」

「お急ぎ下さい、特急サンダーバード新大阪行きまもなく発車です」

古泉「側面灯消灯ヨシ!」

古泉「赤い旗だ!」

キイィィ…

古泉「見間違えかぁ……」

「こちら運転手!何があった!」

古泉「すいません、僕のミスで……」

運転手「…………」

ガチャン!

古泉「………」

14 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/15(火) 18:25:04 ID:XQmTUNg60

古泉「やっちゃつたなぁ……」

チーフ「まぁ人には失敗が有るもんだ。そうションボリすんな!」

古泉「ありがとうございます!!」



「列車は三十分遅れで終点大阪に到着致します……」

チーフ「早くひと風呂浴びたいね」

運転手「おい!」

運転手「お前か……車掌弁を引きやがったのは……」

古泉「はあ……」

運転手「よく聞け。俺達は定時運転に命をかけている……」

運転手「なぜだかわかるか?」

運転手「一列車の遅れはその線全体に被害が及ぶ。そんな時に別の事を俺達は考えなきゃいけない……」

運転手「そんな時に事故は起こるんだ」

運転手「だから俺達は定時運行にこだわる。覚えておけ!」

コツコツコツ……

チーフ「やつは佐藤と言ってな…運転手の中では大ベテランとして有名だ」

チーフ「あいつの言う事は正論だ。だが車掌にも車掌の仕事がある。わかっとるな?古泉」

古泉「はい」

(車掌には車掌の仕事がある。その一方で運転手が定時運行にこだわるのもわかる。 難しいよな……)

15 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/15(火) 20:40:24 ID:XQmTUNg60

-数日後-
特急サンダーバード(富山行き)に乗務

チーフ「どうも」

佐藤「あぁ」

古泉「お願いします…」

佐藤「……」

コツコツコツ……

古泉「………」

チーフ「………」



古泉「失礼します。切符を拝見させて頂きます」

「……!…!!」

ザワザワ…

古泉「どうされました!!」

女性「息子が息をしてないんです!!」

チーフ「どうしたぁ!!」

古泉「お客様の容態が急変しました!」

チーフ「なら今すぐに運転手に連絡して、金沢に早着するように頼め!」

古泉「はいっ!!」

チーフ(あいつはこの路線を熟知している。何とか10分は早くできるだろう)

古泉(連絡する前に……)

プシュ-

古泉「すみません!この中にお医者様はいらっしゃいますか!」

古泉「この中に……」

男「君!急患か!!」

古泉「はい!4号車です!!」



佐藤「……了解した。金沢まで10分は早着させる」

古泉「お願いします!」

古泉(東金沢通過…3分早い!)

古泉「ん?」
___________________
| + 金沢総合病院 |

古泉「金沢総合病院…」

古泉(ここなら近い!でも見間違えかも……)

「車掌には車掌の仕事がある」

古泉「えいっ」

キイィ……

佐藤「………………」

古泉「車内で急病人発生です!!」

古泉「この駅が一番近いので緊急停止しました。所定位置まで後退してください」

佐藤「………」

プシュ-

古泉「チーフ、東金沢で緊急停止しました!」

男「そりゃ有り難い!ここなら病院も近くにあるからな」



古泉「あっ…」

佐藤「……………」

古泉「すいません。金沢に早着させるように頼みながら……」

佐藤「バカヤロウ!!」

佐藤「謝る暇があるならさっさと出発合図を出せ!」

古泉「はい」

コツコツ

佐藤「おい!」

古泉「?」

佐藤「富山までにはマル(定時到着)に戻す」

古泉「よろしくお願いします!」



-車掌と運転手は一生交わらないレールのような物かもしれない。しかし同じ方向へ向かっている-

-古泉カレチ編第1話終了-

16 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/16(水) 07:32:04 ID:BAq1GEDU0

-第2話 車内トラブル- 寝台特急日本海での事件

古泉「チーフ、車内設備の確認全て終了しました」

チーフ「よし。じゃあ開扉してくれ」

古泉「はい」

チーフ「ああそれと……」

チーフ「今日は金曜日だ。最も酔客が多い」

古泉「はぁ………」



古泉「失礼します。切符を拝見させていただきます」

古泉「切符を……」

「おい!待ちなさい!!」

古泉「?」


警察「おい!そこの車掌、そいつを捕まえてくれ!!」

古泉(こいつですね……)

犯人「おい!そこをどけ!!」

古泉「だが断る」

古泉「ふんもっふ!!」

犯人「ぐわあぁぁ!」

警察「全国指名手配犯、富竹ジロウを18:20分逮捕!!」

「まもなく京都です。お乗り換えのご案内を……」

警察「よし、この犯人は京都で降ろす」

そしてあの変質者は京都駅の人混みの中へ消えた…



チーフ「ほう、そんな事があったのか」

古泉「ええ」

チーフ「まぁカレチを何年もやってればそんな事もある。まあ良い経験だろう」

17 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/16(水) 18:58:43 ID:BAq1GEDU0

チーフ(富竹ジロウ…まさか……)

古泉「どうしたんです?チーフ」

チーフ「ああ、いや……」

古泉「?」

-チーフと富竹ジロウとの関係とは?果たして何が語られるのか!-

取り敢えず第2話終了…

18 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/16(水) 21:44:10 ID:BAq1GEDU0

-第3話 惨劇-

この日、古泉は公休日で家に居た---

「………!!」

ワハハハ……



古泉「さっきからつまらない番組ばかりですね。まったく、困ったものです……」

古泉「今は誰も居ませんけどね」

古泉「………………」

南海トラフ「……………」

南海トラフ「……………!!」

ミシッ

古泉「地震ですか?」

ピシッ

古泉「??」

ゴゴゴゴゴ……

ガシャ-ン! パリ-ン!!


古泉「あわわ…」

ギシッギシッ……

古泉「は、早く外へ!!」

ガチャ

ゴゴゴゴゴ……

古泉「何という事でしょう……」

古泉「朝日奈さんは!」


プルルル……

-大型ショッピングセンター内-

プルルル……プルルル……

みくる「……………」

みくる「古…泉……くん……………」

みくる「あと………少し………………」

ゴゴゴ……

ガッシャ-ン

みくる「ち、畜生………」

ブシュッ

ハルヒ「うわあぁぁぁ……」ガクッ

キョン「お、おいハルヒ!!」

ハルヒ「み、みくるちゃんがぁぁ……」

-そこには見るも無残な朝日奈さんの姿があった-

キョン「あっ」

プルルル……

___________
| 電話 |
|古泉くん |
| (^ ^) |

キョン「古泉……」

ピッ

古泉「もしもし!」

キョン「俺だ」

古泉「あなたですか?朝日奈さんと話をさせて下さい!」

キョン「駅前のショッピングセンターに来い」

ピッ

古泉「嫌な気配がします……」

古泉「取り敢えず行きましょう……」



古泉「…………………」

キョン「…………………」

古泉「………………誰だ」

キョン「こ、古泉?」

古泉「ここの責任者は誰だぁ!!!!」

キョン(古泉……)

店長「は、はい!」

古泉「貴様〜!!よくも私の妻を殺したな!!どうして、どうしてだ!!答えろおぉ!!!!」

キョン「古泉いぃぃぃ!!!!」

バシ-ン!

キョン「店長だって知らねぇよ!!俺だって他の客だって知らねえよ!!!だから人になんか責任追及するなよ!!!!」

古泉「クソ野郎が……」

「まだまだ半人前だな、古泉カレチ」

「お前はいつも礼儀正しかった。だから俺は裏でストレスを持っているんじゃないかと思った」

「だがお前は違った。職場では一切文句も言わない奴だった」

「それが何だ!!人にどうしようも出来ない事で何が“人を殺したな!”だよ!一体何なんだよ!!!」

古泉「……………」

駅員B「4月からお前は駅員に降格だ。以上!」

古泉「…………」

駅員B「返事ぃぃ!!!」

古泉「はい……」

駅員B「ふん………」

コツコツコツ……

19 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/17(木) 07:32:52 ID:FHAZUyjk0

-惨劇から10年後-

古泉(貯金も1000万円を越えた……)

古泉(やっとだな……)ニヤリ

古泉「ハッハッハッ」

コツコツコツ……

-自宅-

古泉「これでよし」

古泉「朝日奈さん、あなたの恨みは晴らしますよ……」

-数日後 AM2:00 大型ショッピングセンター店長宅-

「死ねえぇーー!!!」

ドシュッ

古泉「これであいつが殺した事にすれば……」

-またまた数日後-

「本日午前9時に、京都市左京区在住の通称キョンと名乗る者が西宮市バラバラ殺人事件の犯人として……」

古泉「ハッハッハ……」

ピンポ-ン

警察「すみません、あなたが通報してくださった古泉一樹さんですか?」

古泉「はい」

警察「すみませんが裁判所で証言人として出廷してください」

古泉「はぁ……」

-AM9:00 最高裁判所待機室-

古泉(絶対分からないはずだ……)



「異議あり!!」

「この資料には…………」



古泉「くそおぉ!!」

ガチャン!

警察「そこで大人しくしていろ!!」

古泉(何とかしないと……)

古泉「あ、長い紐……」

古泉「さらば現世!」

グッ

20 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/17(木) 16:45:38 ID:FHAZUyjk0

古泉「……………」

バタッ……



警察「し、死んでいる!!」

------------

「古泉くん!」

古泉「はっ!」

「さあ、行きましょう!」

アハハハ……

-------------

「速報です。西宮殺人事件の容疑者古泉一樹が、刑務所内で自殺しました……」

古泉「あれ〜皆さん忙しそうですねぇww」

古泉「ハッハッハッハッハ……」

シュン!

人生転落物語「今日から駅員、ですね……」終了



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