谷口「キョンが女だったら良かったのにな…」ハルヒ「…」ピクッ


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハルヒ「はぁ?今日はお金がないから勘弁してほしいだって?」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 19:59:49.08 ID:kZi/Ib3Z0

キョン「何気持ち悪い事言ってんだ、お前は」

谷口「だってよぉ、一向に彼女はできねぇし、国木田は最近付き合い悪いし…」

谷口「こうして昼一緒に食ったり、休み時間にだべったりするの、なんだかんだでキョンばかりだろ?」

谷口「これでキョンが美少女だったらと思うとさ……」

キョン「アホか。いいからちゃっちゃと飯食え」

谷口「へーい………」

ハルヒ「…………」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 20:08:56.46 ID:kZi/Ib3Z0

*翌朝、機関構成員寮

古泉「森さん!朝ですよ!ご飯食べて仕事行ってください!」

森「いやぁ……後10分だけぇ……」

古泉「また遅刻して係長にドヤされても知りませんよ!」

森「むぅー……」ノソッ

古泉「まったく…」

prrr...

古泉「……おや、彼からですか。こんな朝早くに電話とは珍しいですね」

古泉「もしもs」

『た、た、た、助けろ、古泉ぃー!』

古泉「あのー………どちら様でしょうか?」

『私だ!私!』

古泉(………オレオレ詐欺の亜種でしょうか?)

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 20:16:52.94 ID:kZi/Ib3Z0

*20分後、長門宅

古泉「すいません、遅れました」

長門「…………」

朝比奈「おはようございます…」

古泉(なんだか空気が重いですね…)

「う……!ひっぐ…!わ、私、どうすれば……っ」シクシク

古泉(まぁ、彼―――いやさ、彼女のせいなのでしょうけど………)

朝比奈「キョン子ちゃん、古泉君も来ましたし、もう泣くのはやめましょう?」

「うっ……、は、い……グスッ」

古泉「……あの、話す前に一ついいですか?」

朝比奈「はい?」

古泉「キョン子ちゃんって、誰です?」

「………!」ジワァ

長門「……察して欲しい」

古泉「あぁ、まぁ、はい。何となくわかってました。ごめんなさい」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 20:25:44.31 ID:kZi/Ib3Z0

―――――
―――


古泉「…話を纏めましょう」

@ある朝キョン少年が目を覚ますと、その身体は女の子になっていた。
A家族はキョン少年が少年であった事を覚えていなかった。
B昨夜、恐らく涼宮さんの物と思しき情報爆発が観測され、局所的な現実改変が行われた。
C僕、朝比奈さん、長門さんの三名は、彼が彼であった事を覚えている。

古泉「要点はこんな所でしょう」

古泉「ご家族の認識が改変されていた事から、恐らく僕ら以外の世間一般は彼を彼女として認識していると考えられますね」

キョン子「どうして私がこんな目に………」

古泉「失礼。でうやら微妙に貴女の認識も改変されているようだ」

キョン子「へ?」

古泉「一人称。それとその衣服。何故女性物の制服を?」

キョン子「だって、今日も学校あるだろ?」

古泉「………まぁ、そうですが」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 20:30:48.93 ID:kZi/Ib3Z0

キョン子「長門ォ、どうにかならないのか?」

長門「私の権限では、貴女をどうこうする事はできない」

キョン子「朝比奈さん、こういう時こそ未来アイテムで…!」

朝比奈「ごめんなさい…。今の未来では、キョン子ちゃんはずっと女の子のままで…」

キョン子「そんなぁ……」

古泉「………あの、一つ質問が」

キョン子「……何だ?」

古泉「正直、このままで何か問題あるのでしょうか?」

キョン子「………」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 20:38:41.89 ID:kZi/Ib3Z0

*結局、私は私のまま、とりあえずいつも通りに生活してみる事となった。

*多少の違和感はあるが、古泉いわく、それもすぐに消えるだろう、との事。

*何の根拠を持ってそういうのか聞いたが、古泉は生暖かい笑みを浮かべるのみで、何一つ答えてはくれなかった。

キョン子「あ…古泉、鏡あるか?」

古泉「鏡はちょっと…」

キョン子「そうか。じゃ、携帯でいい」

古泉「何をなさるんです?」

キョン子「いや、よく考えたら今朝大慌てだったし、髪の毛セットしてなくってさ…」

古泉「………」ニンマリ

*正直、気持ち悪かった。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 20:42:07.23 ID:kZi/Ib3Z0

失敗した失敗した失敗した

真面目に書いてしまった

キョン子がビッチになって谷口や古泉とやりまくるのが書きたかったのに…

>>1から書き直す

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 20:48:25.05 ID:kZi/Ib3Z0

いや、でも、うん

やっぱりこのまま書いてみる

いけそうな気がする

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 20:52:39.37 ID:kZi/Ib3Z0

*教室

キョン子「おっす」

ハルヒ「おはよ。いつもより早いじゃない」

キョン子「まぁ、今朝は色々あってな…」

ハルヒ「ふぅーん…」

ハルヒ「確かにちょっと髪ボサボサね」

ハルヒ「櫛ある?梳いてあげるわよ」

キョン子「悪いな」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 20:59:32.52 ID:kZi/Ib3Z0

――――
―――
――

谷口「うーっす」

キョン子「おっす」

<スッ、スッ....

ハルヒ「………」

*ハルヒは黙々と髪を梳いてくれている。

*ハルヒに無視されたと思ったのか、谷口は少し顔をしかめた。

谷口「あ、そういえばキョン子よぉー、昨日話した、駅北公園のクレープ屋行ったか?」

キョン子「いや、昨日は帰りも遅かったんで真っ直ぐに帰った」

谷口「ならちょうどいいや。今日一緒に行こうぜ?」

谷口「いい店だったら、俺のデートスポット手帳に加えたいし」

キョン子「ゴチになります」

谷口「………まぁ、いいけどよ」

*そんなこんなで午前中は過ぎて行った。

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 21:06:01.88 ID:kZi/Ib3Z0

*昼休み

ハルヒ「………」

*ハルヒはキョン子のポニーテールをクルクルと指に巻いて遊んでいる。

キョン子「………飯を食いたいんだが」

ハルヒ「食べればいいじゃない」

キョン子「引っ張られたりしたら食べにくいだろ!」

谷口「おう、飯にしようぜ!」

*谷口がキョン子の対面に座る。

*ハルヒは一瞬その光景を睨みつけ、キョン子の髪から手を離した。

ハルヒ「………ま、いいけど」

ハルヒ「今日の団活は絶対来なさいよ?」

*そう言い残して、ハルヒは教室を出ていった。

谷口「なんだ?今日のクレープ屋は中止か?」

キョン子「………かもわからん」

40 名前:何て眠くなる文章なんだろう[] 投稿日:2011/10/30(日) 21:12:31.03 ID:kZi/Ib3Z0

谷口「―――でよぉ、またフラれちまってさぁ…」

キョン子「馬鹿、そりゃあそうだろ」

キョン子「相手の子、お前の事知らないんだろ?」

谷口「あぁ。でもほれ、そこは溢れ出る俺の魅力で…」

キョン子「ない」

谷口「ですよね…」ショボーン

キョン子「ん………でもまぁ、谷口はスルメみたいな奴だからな…」

谷口「なんだそりゃ。俺は酒のつまみ程度って事かよ…」

キョン子「違うって。噛めば噛む程味が出る奴って事だよ」

キョン子「………ま、長く一緒にいないと気付かない魅力と言ってもいい」

谷口「へーへー、慰めどーも。それでキョン子が俺にメロメロだってんなら、それもわかるんだがねー」

キョン子「………」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 21:21:10.83 ID:kZi/Ib3Z0

*数日後、夕方

古泉「どうです?調子は」

キョン子「………」

*古泉の問いに、喜怒哀楽を同時に表現するかのような表情でキョン子は静止した。

古泉「何か不便な点でも?」

キョン子「………ない」

古泉「よかったじゃないですか。この調子で生きましょうよ」

キョン子「………なぁ、それでいいんだろうか」

キョン子「私は確かに男だったんだ。記憶がある」

キョン子「でも、最近は今の生活に違和感を感じないんだ」

キョン子「いいんだろうか、このままで」

古泉「………」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 21:28:03.00 ID:kZi/Ib3Z0

*古泉には、キョン子の気持ちが揺れているのがわかった。

*ここで気持ちに決着を付けさせる方が、彼女の精神衛生上好ましい気もする。

*そして何より、古泉自身………。

古泉「そうだ、気晴らしでもしませんか?」

キョン子「気晴らし?」

古泉「実は機関の関係者が出演する映画の券をいただきまして」

古泉「それが二枚しかないものですから、どうしようか考えていた所なんです」

古泉「あの、貴女さえよければ、次の日曜日にでも―――」

キョン子「次の日曜日は―――」

>>55
@空いている。
A谷口と用事がある。
ハルヒと用事がある。

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 21:29:37.71 ID:WrWq4XMz0

1

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 21:39:58.70 ID:kZi/Ib3Z0

キョン子「空いてる、けど……券が二枚って事は」

古泉「もちろん、僕と貴女の二人だけです」

古泉「……何か、不都合がありますか?」ニコッ

*古泉のいつもの営業スマイル………というには、キョン子にはその笑顔がまぶしく見えた。

*そっと、恭しく手を差し出す古泉に、キョン子は無性にドキドキしている自分を感じた。

キョン子「う………その………」

*言葉が浮かんでこなかった。

*やがておずおずと手を差し出して言った言葉を、キョン子は後になって何度後悔しただろうか。

キョン子「へ、変な事、するんじゃないぞっ!」

*古泉はくすりと笑って、その小さく震える手を取った。

*注射を我慢する子供のように、キョン子は緩む頬を必死に抑えた。

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 21:49:23.81 ID:kZi/Ib3Z0

*日曜日

*戦え!超時空漂流ガリアンという映画を見た。

*シリアスなシーンの中に時折添えられたユーモアのセンスがよく、二人で食い入るように見ていた。

*敵の女将軍 モリ・ソ・ノッシィがどこぞのメイドさんにそっくりだった。

*なんでも会社勤めに嫌気がさし、仕事をさぼっていた所をスカウトされたらしい。

*人生なんてわからないものだ。

キョン子「次、どこ行くんだ?」

古泉「美術館なんてどうです?中に美味しい喫茶店があるんです」

*古泉の手の中にある自分の手を見て、つくづくそう思う。

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 22:20:50.80 ID:kZi/Ib3Z0

*午後3時

*喫茶店のテーブル席は生憎といっぱいで、私達は品物だけ持って中庭のベンチに座った。

古泉「よかったんですか?飲み物だけ注文しないで」

キョン子「ああ。実は水筒を持ってきてあるんだ」

*そう言って、ポシェットから500mlの水筒を取り出す。

*中身は紅茶だ。今買ってきたケーキとは相性抜群と言っていいだろう。

キョン子「ん……あれ?コップがない…」

古泉「いいですよ。僕はそこの自販機で何か買ってきますから」

*そう言って席を立とうとする古泉。

*私はその服の裾を引っ張って言った。

キョン子「コ、コップなんて、一つありゃいいだろ?」

キョン子「二人で回し飲みすれば、さ…」

*想像して、頬が熱くなるのを感じた。古泉の顔が見れない。

*そうですね、と言って座り直した古泉に、無言で紅茶を注いでやるので精一杯だ。

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 22:32:23.81 ID:kZi/Ib3Z0

*暖かい時間が過ぎていく。

*腰掛けたまま、二人でゆっくりと話をした。

*時折コップを飲み交わし、古泉はいつものニコニコとした表情で、私はどこかぎこちなく。

古泉「そういえば…」

キョン子「うん?」

古泉「もう、随分慣れたんじゃないですか?」

*女の生活に、とは口にしなかったが、言いたい事はわかった。

*正直な所、今では自分が男だったという記憶もまやかしに思える時がある。

*それほどに、私は私である事を受け入れてしまっているのかも知れない。

*が、私は答えられず、しばらく黙って、おもむろに古泉の方を見た。

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 22:39:27.30 ID:kZi/Ib3Z0

古泉「スゥ……スゥ……」

キョン子「って、人に聞いておいて寝てるし…」

キョン子「…………」

*子供のような古泉の寝顔は、普段の作ったような雰囲気を微塵も纏っておらず、なんだか特別な物を見ているようだった。

*そよ風に髪がなびく。そって指で触れると、古泉は少し呻いて、顔をこちらに向けた。

*意識のない彼と見つめ合う事数秒。

―――――  ッ

*…………。

*それが口付けだと気付いたのは、唇を離してからだった。

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 22:50:01.79 ID:kZi/Ib3Z0

*古泉とのデート?から明けて翌週

*放課後の事

キョン子(………そういえば、こないだのキス、ファーストキスだったかも知れないな)

キョン子(これで朝倉達のファーストキスはいつ?の話題に参入できるぞ!)

キョン子(………って、そういう問題じゃないんだっけ)

キョン子(さておき、今日は私とハルヒ以外が都合が悪いとかで、SOS団の活動はお休みらしい)

キョン子(さて、どうしようか…)

>>115
@古泉のクラスへ行く
A谷口と一緒に帰る
Bハルヒと一緒に帰る

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 22:51:49.25 ID:s5mXFHQ10

3

121 名前:ちょっと寝てた[] 投稿日:2011/10/30(日) 23:02:49.10 ID:kZi/Ib3Z0

キョン子「ハルヒ、せっかくだし、一緒に帰らないか?」

ハルヒ「ん…まぁ、いいけど」

キョン子「……でさ、次の期末テストの勉強も教えて貰いたいんだが」

ハルヒ「はぁ?あんなもん、わざわざ勉強するまでもないじゃない」

キョン子「いやいや、そういわずにさー」

ハルヒ「………」

ハルヒ「いいけど、私の家だからね」

キョン子「りょーかい!」

130 名前:ダイハードまぁまぁ面白かった[] 投稿日:2011/10/30(日) 23:19:50.16 ID:kZi/Ib3Z0

*踏み切りを電車が通過していく。

*ハルヒと並んで、なんとなしに電車の窓を眺めていた。

*仕事、学校、その他諸々、終えた人々が疲れた顔で箱詰めになっていた。

ハルヒ「ねぇ、キョン子。私達、将来あんな場所で生きて、死んでいくのかしらね」

*やがて遮断機が上がり、止まっていた車の群れが唸りを上げた。

キョン子「さぁ?」

キョン子「そんな先の事で悩むのは、自分の足で立ってからでいいんじゃないか?」

*ハルヒは一瞬驚いたように私を見た。

キョン子「私はそんな事より期末テストの方が怖い」

*余計な一言だったのかも知れない。

*ハルヒは嘆息して、それもそうね、と言ってスタスタと歩き出した。

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 23:29:33.06 ID:kZi/Ib3Z0

――――
―――
――

*ハルヒが家のドアを開けようとすると、ガチャガチャと鳴るだけで一向に開かない。

ハルヒ「あー、そういえば今日、私しか家にいないんだっけ…」

*鞄から鍵を取り出す。

キョン子「それはさぞ寂しいだろう」

*わざとらしくニヤリと笑ってみせる。

キョン子「私が泊まってやろうか?」

*冗談めかした私の提案に、ハルヒは半眼になって私を見た後、扉に向き直って言った。

ハルヒ「………じゃ、お願いするわ」

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/30(日) 23:46:37.90 ID:kZi/Ib3Z0

―――
――


*夜中

*テーブルに突っ伏し撃沈した様子のキョン子。

キョン子「うー……もうダメ…」

*ハルヒはその様子を反対の席から眺めている。

ハルヒ「………で、どうするの?」

ハルヒ「あんた、本当に泊まってく訳?」

キョン子「んー、しかし、着替えがないし…」

ハルヒ「………」

ハルヒ「………私のでよければあるけど」

キョン子「んー………」

*そのまま寝入りそうなキョン子をしばらく眺め、ハルヒは取り敢えず風呂を沸かす事にした。

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/31(月) 00:09:04.90 ID:XSWofoQT0

*自動給湯をセットしたハルヒが戻ってくると、キョン子はうんうんと唸りながら睡魔と戦っていた。

ハルヒ「そのまま寝たら風邪ひくってのに」

キョン子「うぅー寝ないぃ……」

ハルヒ「その調子でお風呂入れるの?」

キョン子「入るぅ……」

ハルヒ「………」

ハルヒ「……仕方ないから、私も一緒に入るわ」

ハルヒ「ほーら、立ちなさいって」

キョン子「んー………」ヨタヨタ

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/31(月) 00:18:09.45 ID:XSWofoQT0

*脱衣所

*ハルヒが寝ぼけキョン子の衣服をせっせと剥ぎ取っている。

*制服、シャツ、スカート、ソックス。

ハルヒ「……下着くらいは自分で脱ぎなさいよ!」

キョン子「ん……」ノソノソ

*危なっかしい手つきで下着に手をかけ―――た所で、キョン子は再び寝息を立て始めた。

ハルヒ「………仕方ないわね」

*仕方なく、本当に仕方なく、ハルヒはキョン子の下着に手をかけ、するりと脱がした。

――――
―――
――


166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/31(月) 00:29:51.65 ID:XSWofoQT0

――――
―――
――


*篭った鼻歌が浴場内に響いていた。

ハルヒ「〜♪」

*ゴシゴシと、喜々としてキョン子の身体を洗うハルヒの歌だった。

*キョン子は何をされても目覚めそうにない。

*ハルヒが夕食に仕込んだ薬が効いているのだろう。

ハルヒ「キョン子…。私が全部綺麗にしてあげるからね…」

*キョン子の長い髪を自らの身体に絡ませながら、貪るように、溶けゆくように、ハルヒはキョン子の身体を手ずから磨いていく。

*キョン子の体温がハルヒの興奮を助長する。

*手つきは荒々しくなり、まるで内に取り込もうとするかのようであった。

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/31(月) 00:40:45.12 ID:XSWofoQT0

*翌朝

キョン子「………何があったのだろう」

*キョン子は裸のまま、ハルヒと同じベットで寝ていた。

*近くには脱ぎ散らかされた寝巻。対してハルヒはきちんと衣服を着ていた。

キョン子「…と、とりあえず服を着よう!」

*大慌てで生着替えをするキョン子を、ハルヒは横目で楽しんでいた…。

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/31(月) 00:43:33.04 ID:XSWofoQT0

流石に眠いので寝ます


このスレは無理に保守しないでもいいです。
また気が向いたらキョン子スレを立てますので。

それでは、お休みなさい。



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