1 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 03:09:37.43 ID:la1Rn12Y0
ハルヒ「う〜んとあま〜いおかし。クリーム乗っけてるのがいいわ」
キョン「なんだ急に」
ハルヒ「急に食べたくなっちゃ悪い? なんなら、朝から『今日は甘いものが食べたいかも』って言ってたほうがよかった?」
キョン「そういう意味じゃない。……甘いものか」
ハルヒ「あ、揺れた」
キョン「え? 地震か? 揺れたか?」
ハルヒ「ううん。キョンの。心が。甘いモノに。揺れた」
キョン「ポエムかよ」
ハルヒ「どやぁ〜」ニコニコ
キョン「わけがわからんな」
5 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 03:16:32.81 ID:la1Rn12Y0
カタカタカタカタ
ハルヒ「飽きた」
キョン「俺なんか30分前に飽きてる」カタカタカタカタ
ハルヒ「なぁ〜んで華の女子こーせいが放課後に事務作業しないといけないのよぉ」カタカタカタカタ
キョン「仕方ないだろ。誰のせいだ誰の」カタカタカタカタ
ハルヒ「んー、あたしではないのはわかってるんだけど」カタカタカタカタ
キョン「お前だよ。涼宮ハルヒがふざけてまたバニーガールの格好で学校を彷徨いたことについて反省文だ」
ハルヒ「んもー。なんで今更怒られないといけないのかしらねー」カチャカチャ……ターン!!
キョン「四ヶ月ぶり五回目だからじゃあないかね。そして何故俺まで書かされるのかが一番の謎だがな」
7 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 03:22:08.67 ID:la1Rn12Y0
ハルヒ「すごいわキョン。あたしブラインドタッチできてる」
キョン「すげぇな。キモい」
ハルヒ「キモくないわよ!ぷんぷん!」
キョン「キモい」
ハルヒ「うん。今のは自分でもキモいと思うわ」
キョン「俺だってブラインドタッチできるぜ。ほら。ほらほら」カタカタカタカタ
ハルヒ「適当じゃん、そんなの」
キョン「適当じゃない。ほら見てみ、ちゃんと文章も打ててるだろ?」
ハルヒ「みるのめんどくさい〜っ。それに、有希のほうが凄いじゃん」
キョン「おいまて、言い出したのお前だろ」
8 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 03:27:03.02 ID:la1Rn12Y0
ハルヒ「もうそろそろ本格的に飽きまみた」
キョン「飽きまみたか」
ハルヒ「飽きまみた。甘いものをかみまみた」
キョン「もはやなにがなんだか」
ハルヒ「かみまみたってなんなのかな? コンピ研の奴らがよく言ってるんだけど」
キョン「知りません。俺もう終わりそうだぞこれ」
ハルヒ「あたしが終わりそうじゃないわよ」
キョン「知りません」
ハルヒ「かみまみたー!」カタカタカタカタッ!!
キョン「しつこいわ」
9 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 03:37:14.34 ID:la1Rn12Y0
ハルヒ「ねぇ? 甘いもの買いに行くか腕枕するか膝枕されるか内もも抓られるかだとどれがいい?」
キョン「内ももを抓られるのがいいな」
ハルヒ「あらやだ。予想外すぎるわね」
キョン「俺がな。お前のをな」
ハルヒ「セクハラ。知ってる?プロレスラーが一番嫌いな技って抓られることなんだって」
キョン「へぇ、そうなのか」
ハルヒ「さぁ? 知らないけど」
キョン「それっぽいウソをつくなよ。でも多分、どんなに体を鍛えても痛いよな」
ハルヒ「うん」
キョン「それはそれとて、あと五分で終わらせたら甘いもの買いに着いてってやるよ。おら手を動かせ」
ハルヒ「ゆーびきーりげ〜んまんっ」チョイチョイ
キョン「いいから早くしろ」グィグィ
11 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 04:28:29.28 ID:la1Rn12Y0
ハルヒ「おわったー!」
キョン「ようやくか。五分過ぎてるな」
ハルヒ「えー?そんなことないわよねー。ねー、ぷーぴー?」
キョン「そんな名前だったのか、そのクマのぬいぐるみ」
ハルヒ「今考えたの。っていうか、何これ? なんでこんなトコにぬいぐるみ?」
キョン「長門がもらったってさ。知らん子供に」
ハルヒ「なにそれ怖い。有希の謎の行動力が怖いわ」
キョン「まあいい、腹へった。甘いもの、買いに行くか?」
ハルヒ「ううん。甘いもの、食べに行くの! ね、ぴーぷー?」フリフリ
キョン「名前もう変わってるのかよ」
12 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 04:43:17.98 ID:la1Rn12Y0
ハルヒ「いーなー、この子。くまかわいいー」
キョン「えぇ、ハルヒもそういうの好きなのか……」
ハルヒ「なぁんでちょっと驚愕と落胆が入り交じったリアクションなのよ!」
キョン「似合わないにも程がある」
ハルヒ「似合うわよ!似合うぜ!超似合うぜ!」キリッ
キョン「まあその歳で頭にリボン巻いてるような奴だしなぁ。あ、いけね。思ってること喋っちまった」
ハルヒ「あんたのその発言は昔のジャ○ーズを全否定したことになるわね。敵は多いわよ」
キョン「いや、彼らも今思い出せば泣きたくなると思うぞ」
14 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 06:00:12.41 ID:la1Rn12Y0
ハルヒ「カードキーになればいいのに。部室の鍵」カチャン
キョン「面白そうだが学費が跳ね上がりそうだな」
ハルヒ「あ、窓閉め忘れたかも」カチャン
キョン「俺が閉めた」
ハルヒ「あらそう」カチャン
キョン「っと、待ってくれ。かばん忘れた」
ハルヒ「えー?もぅ」カチャン
キョン「教室にな」
ハルヒ「ぶっころ」カチャン
キョン「す。まで言えよ中途半端」
ハルヒ「さー、帰るわよー!」カチャン
キョン「あれ?それじゃあドア開いたままじゃないか?」
ハルヒ「あーもー! よくわかんないわね! もーどっちでもいいわ!」カチャンカチャンカチャンカチャン!!
15 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 06:11:15.14 ID:la1Rn12Y0
ハルヒ「む?」トコトコ
キョン「む」スタスタ
ハルヒ「むー……む……ムエタイ!」ポイッ
キョン「っと、イ? いー……イングリッシュスプリンガースパニエル」ポイッ
ハルヒ「なにそれ!?」ポトッ
キョン「はい落とした。ハルヒの負けな、ジュース奢れよ」
ハルヒ「あーあ。ごめんねぷーぷー」ポフポフ
キョン「もうどれが本当の名前か」
ハルヒ「その前に、さっきのイングリ……なんとかってなによ!」
キョン「犬だ。なんかその、おばさんみたいな犬」
ハルヒ「なにそれ!?」
16 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 06:20:17.24 ID:la1Rn12Y0
ハルヒ「あったかいコーラってないかしら」
キョン「なくていい。あったとしても押すなよ」
ハルヒ「面白く無いわねー。ほら、これでいい?」
キョン「どーも」
ハルヒ「ありがとう、って言うのよこういうときは。知らない?」
キョン「ありがとうございます。これでいいか」
ハルヒ「よしよし上出来上出来いい子いい子。あたしはミルクティー♪」ピッ
キョン「あー、なんかずっとパソコンとにらめっこだったから目が……ん? どうしたんだ?」
ハルヒ「……ホット押しちゃった……冷たいの飲みたかったのに……」
キョン「……そういう日もあるさ」
ハルヒ「あとパソコンじゃなくてディスプレイね……」
キョン「それはどっちでもいい。いや、よくないけど」
18 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 06:34:40.09 ID:la1Rn12Y0
ハルヒ「あつい」
キョン「だろうな。自販機いい仕事してる」
ハルヒ「ねえキョン、とっかえ」
キョン「ません」
ハルヒ「……穀潰し」
キョン「関係ないよなそれ。というかそういう心に響く悪口はやめて」
ハルヒ「じゃあせめてちょっとコーラちょーだいよ」
キョン「いいけど。って返事聞いてから飲めよ」
ハルヒ「ごふしゅっ!」
キョン「!! おまっ、おもいっきり吹くな! わざとか! わざとやってるのか!?」
ハルヒ「えほ、けほ! み、水!」
キョン「ミルクティー持ってるじゃん」
ハルヒ「んぐっ……って、あっつい! コッ、コーラ! コーラッ!」
キョン「コントかよ」
19 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 06:42:49.85 ID:la1Rn12Y0
キョン「いくらなんでもベタだわ。誰もが思いつくことをそのままやったな」
ハルヒ「ベタでベタベタよ。有希のクマぐるみがベッタベタ」
キョン「名前ですらなくなったな」
ハルヒ「あぁ、後頭部が逆毛になっちゃった。ここだけ80,sなかんじに」
キョン「ぬいぐるみって洗濯できるのか? 洗濯機で廻すのか」
ハルヒ「うぅーん、どうだろ? もう今日一緒にお風呂はいっちゃおうか」ナデナデ
キョン「どんな告白だよ」
ハルヒ「キョンー! きょーいっしょにおふろはいろっかー!」
キョン「バッ、な、なにを大声で!」
ハルヒ「な、なに動揺してんのよ〜」カァァ
キョン「お前こそ顔赤いぞ! さては思ったよりおっきい声がでたんだな……」
20 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 06:53:36.59 ID:la1Rn12Y0
キョン「ほらみろ! 曲がったトコに生徒が沢山いやがった……絶対聞かれたぞさっきの」
ハルヒ「やだもー……キョンのエロ爆発物処理班」
キョン「破廉恥すぎるだろ! どんな爆発物だそれ」
ハルヒ「妙な勘違いされたらどうするのよ」テレテレ
キョン「確実にされただろうし全部お前のせいだからな」
ハルヒ「おまえって……も、もうそういう関係のつもりなの? あ、あなた……」
キョン「今まで何百回あなたをお前って言いましたかね俺は」
ハルヒ「まー別に、あたしはあんたをなんとも思ってないから平気だけどね〜」
キョン「…」(なんとも思ってないなら余計焦ると思うけどな……まあバカだから仕方ないか……)
ハルヒ「あれ、なにかしら。なんかバカにされたような」
22 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2011/10/28(金) 07:15:49.20 ID:la1Rn12Y0
ハルヒ「じゃーんけーん」
キョン「ほいっ。あ、負けか」
ハルヒ「あたしの勝ちね。チョ・コ・レ……」トットッ
キョン「いつになったら靴箱に着くんだよ俺たち」
ハルヒ「イ・ト……ディ・ス・コッ!」
キョン「なんだよそれは! ただでさえチョキは歩数多いのに!」
ハルヒ「何故か階段がダンスフロアーに〜っ♪」
キョン「危ない危ない」
ハルヒ「というわけでチョコレィトが美味しい季節よね」
キョン「年中美味しいと思うな俺は」
ハルヒ「なんかチョコっぽいの! チョコっぽいの食べるわよ!」
キョン「チョコっぽいの……チョコでいいじゃんそれじゃあ」