キョン「SOS団女子のおっぱいを団員全員で分けるとする……」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:古泉「これは遊びではありません。本当の緊急事態です。」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/25(火) 22:48:21.41 ID:lx442eQZ0

キョン「しかしそこには大きな落とし穴があるんだ」

古泉「どういう事です?」

ハルヒ「あたしとみくるちゃんと有希で6つ……え……6つ!?」

みくる「そんな……団員は全部で5人ですよ……!」

長門「1つ余る……これは想定外」

古泉「いったいどうしたら良いのです! こんな、こんな事が……!」

キョン「落ち着け古泉!」

ハルヒ「でもキョン!」

キョン「全員よく聞け……俺に策がある」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/25(火) 22:53:35.74 ID:lx442eQZ0

古泉「策とは?」

キョン「余った1つのおっぱいは……誰かが余分にもらえばいい」

ハルヒ「キョン!」

キョン「俺だって! こんな争いを招く策は使いたくなかった!
    しかし余ったおっぱいをどうする? 捨てるのか?」

みくる「捨てるなんてとんでもありません!」

長門「問題外」

キョン「だから……誰かが1つ、おっぱいを得する。
    それでいいんじゃないか? 反対する奴なんて、この中にはいないだろう!」

みくる「そう……ですよね……」

古泉「おっぱいに対する気持ちは、皆同じですよ……」

ハルヒ「……納得いかないわ」

古泉「涼宮さん!?」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/25(火) 23:00:06.86 ID:lx442eQZ0

ハルヒ「誰かが1つ、おっぱいを得するなんて……許されるはずないわよ!」

キョン「お前は! その誰かが得をした事を喜んでやろうとは思わないのか!」

ハルヒ「……表面上は思えるでしょうね。あたしも、みんなも」

古泉「……つまり、内心は」

みくる「1つ得をした、つまりおっぱいを2つ持った誰かを羨む事になる、というんですか?」

長門「……」

キョン「確かに、確かにそうかもしれない。だけどな」

ハルヒ「人はっ……人間は、そんなに割り切れないのよキョン!」

長門「……そう。余ってしまったおっぱいのように」

キョン「じゃ、じゃあどうする? 余ったおっぱいを、どうするんだよ!」

古泉「……発想を変えてみては如何でしょうか?」

みくる「発想、ですか?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/25(火) 23:06:48.53 ID:lx442eQZ0

古泉「おっぱいが6つ。これは揺るがない事実です」

キョン「変えようがないな」

古泉「しかし考えてみてください。おっぱいは2つでおっぱいではないでしょうか……!」

みくる「まさか……それって!」

キョン「つまりはこういう事か? 2つで1つのおっぱいとして考える、と」

長門「考えもしなかった」

古泉「ですが世間ではこの考え方が主流です。
    ブラジャーも2つのおっぱいを包み込むようにデザインされています。
    また、エロ動画などに見られるパイズリという性作法も、おっぱいが2つでしか成立しません」

ハルヒ「確かに……確かにそうよね。おっぱいは2つで1つ……」

キョン「……だがその考え方には大きな欠点がある」

古泉「欠点……それは何でしょう?」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/25(火) 23:19:20.94 ID:lx442eQZ0

キョン「おっぱいが2つで1つとすると……SOS団女子の総おっぱい数の数が変わるんだ」

ハルヒ「まさか!」

長門「……計算完了。おっぱい数……3つ」

みくる「3つ! たったの3つしかないんですか!」

ハルヒ「SOS団団員は5人……つまり」

キョン「2人、おっぱいにありつけない奴らが出るという事だ、古泉」

古泉「そんな……ちょっと待ってください……」

キョン「長門の計算で既に答えは出ている! 足掻くな古泉!」

古泉「う……うう……」

ハルヒ「1人が得をするか、2人が損をするか……結論は出てるわね」

みくる「もう無理ですよ、古泉くん……」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/25(火) 23:25:51.53 ID:lx442eQZ0

古泉「……ふ、ふははは……」

キョン「狂ったか、古泉!」

古泉「狂った? いいえ、思いついてしまったんですよ僕はねえ!」

ハルヒ「このおっぱい問題に対する別の答えを考え付いたとでもいうの!?」

みくる「無理ですよぉ……おっぱいの絶対数が足りないんですから……」

キョン「おっぱいの絶対数? ……まさか古泉、お前! おっぱいを!」

古泉「そぉうです! 足りなければ増やせばいいんですよぉ〜! ふははははははははは!」

長門「古泉一樹の言う事は論理的ではない。やはり狂ったと考えるのが妥当」

古泉「それはそうですかね? 僕は既に『メールを送って』いるんですよ!」

キョン「何だと……! いつの間に!?」

ハルヒ「しかし! 誰に『メールを送った』っていうの!?」

古泉「既に! 部室の扉の前に来ています! さあ、お入りください!」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/25(火) 23:33:50.97 ID:lx442eQZ0

鶴屋「やあやあ! 歩くおっぱいとはあたしの事さっ!」

朝倉「眉毛ばかりに話がいきそうだけど、私のおっぱいもかなりのものよ?」

森「あの、どうも……おっぱいにはそこそこ自信があります……」

ハルヒ「おっぱいが、おっぱいが6つ……2つで1つ換算でも3つ……!」

長門「私たちのおっぱい数と合計して2つで1つのおっぱいが6つになる計算……」

キョン「しっ、しかし! 俺は言ったはずだ! SOS団女子のおっぱいを分けるのだと!」

古泉「……その心配は御無用です。鶴屋さんは名誉団員ですし、朝倉さんと森さんは、『今』入団させればいい……!」

みくる「そっ、そんな方法が!?」

ハルヒ「流石は古泉君ね……おっぱおにかける情熱は、キョンに勝るとも劣らないわ」

古泉「お褒めに預かり恐悦至極です」

キョン「……駄目だ」

古泉「は?」

キョン「これでは駄目だって言ってるんだ!」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/25(火) 23:44:24.67 ID:lx442eQZ0

古泉「負け犬の遠吠えにしか聞こえませんね。
   おっぱいは12個……2つ換算で6つ……何がいけないんです?」

キョン「おっぱいを増やすというお前の行動には敬意を表す、古泉!
    しかし、お前は大事な部分を見落としているんだ!」

古泉「何を仰るやら……ここにはおっぱいを持つ女子団員が6名おられるのですよ?
   それ以上の何を欲するというのですか貴方は!」

キョン「団員の数、だ……」

古泉「それがどうしました……はっ!」

ハルヒ「そうよっ、鶴屋さんと朝倉と森さんが団員なら、当然おっぱいを分けられる権利が発生するはず!」

みくる「とっ、という事はええと……」

長門「(思念体への解析要請……なんと)確かにおっぱいの絶対数は12個、2つ換算で6つに上昇した。
   しかしそれを分ける団員の数も上昇……8人となった」

古泉「それは……しかし、上手く分ければっ……」

長門「おっぱい1つで分けても6つ余る。2つ換算では2人がおっぱいを獲得できない」

ハルヒ「どうすればいいのよ! 神様って残酷だわ、こんなのってないわよ!」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/25(火) 23:56:11.49 ID:lx442eQZ0

みくる「おっぱいを分ける……ただそれだけの事なのに、誰かが傷つくなんて間違ってますよ……」

キョン「朝比奈さん……。ん? 分ける……そうか、そういう事だったのか!」

ハルヒ「何か分かったのキョン!」

キョン「ああ! まずは部室に入るんだ! いい加減、コンピ研やら他の部の視線が痛いからな!」

みくる「あ、それじゃあお茶淹れますねぇ」

古泉「廊下に立ちながらの議論もこれはこれで良かったのですが」

ハルヒ「まあ、そろそろ喉も渇いてきたしね」

鶴屋・朝倉・森「お邪魔しまーす」

 ――

ハルヒ「やっぱり部室は落ち着くわね」

古泉「そうですね。議論するのも個室のほうが落ち着きます」

みくる「それで……キョンくん、何が分かったんですか?」

キョン「……なんてことはありません。おっぱいの本質的な存在理由……それだけですよ」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/26(水) 00:10:21.53 ID:tRFsNxE+0

ハルヒ「おっぱいの存在理由? 今更何を……」

古泉「まあ聞きましょう、涼宮さん。彼の考えをね」

キョン「つまりだ、俺たちは根本的に間違っていたんじゃないか?
    おっぱいを分ける……その方法に気がいってしまったせいで、おっぱいの本質を見誤っていたんだよ」

ハルヒ「おっぱいの本質?」

キョン「例えばハルヒ。お前は朝比奈さんのおっぱいを揉みしだいた時に幸せを感じるよな?」

みくる「ふぇぇ」

ハルヒ「……ええ。あたしにはここまでのおっぱいはないもの」

キョン「しかし、お前のおっぱいも相当なもんだ。自分で揉んでみた事はあるか?」

ハルヒ「自分のを揉んだ事はあるわ。でも、みくるちゃんのを揉んだ時みたいな幸せな気持ちにはならなかった。
     エロい気分にはなったけど」

古泉「ちょっと待ってください……つまりそれは……。
   おっぱいは幸せを与えるものであって、奪い合うものではない、という事ですか?」

キョン「そうなのかもしれん。それに俺たちはおっぱいをどうやって分けるつもりだった?」

古泉「それは包丁で削ぎ落として……あ、ああ、僕たちはなんという事を……!」



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