古泉「涼宮さん、お話があります」 ハルヒ「何、古泉君」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:シンジ「アスカに弱点ってあるの?」アスカ「全くないけど?」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 00:55:29.43 ID:CoHH9txj0

古泉「実は、僕、ジョン・スミスなんです。涼宮さんは見覚えありませんか」

ハルヒ「!」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:02:48.41 ID:CoHH9txj0

ハルヒ「なによ、いきなり冗談なんか言っちゃって!」

古泉「私はここにいる……ご存じありませんか」

ハルヒ「うそでしょ……私、そのこと誰にも言っていないはずなのに……」

古泉「そうです。あのとき、あそこにいたのは僕なんです。僕は未来から来たのです」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:06:50.74 ID:CoHH9txj0

ハルヒ「そ、そんなこと……」

古泉「そしてあのとき、もう一人いた女の人が長門さんです。ちなみに彼女は超能力者です」

ハルヒ「ちょっと待って……整理させて……なんだかよくわからない……」

古泉「とりあえず、もうすぐで彼が来るのでまたあとで話し合いましょう」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:08:57.71 ID:CoHH9txj0

ガチャ

キョン「掃除当番で遅れた。って古泉とハルヒだけか」

古泉「そのようですね」

キョン「どうしたハルヒ?元気ないぞ」

ハルヒ「そ、そんなことないわよ……ちょっと色々あって……ぁぁ」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:11:00.92 ID:CoHH9txj0

古泉「暇つぶしに一局どうですか」

キョン「そうだな。暇だしそうするか」

ハルヒ「(ちょっと一体どうなっているの……今何が起こっているのよ……なんだかよくわからない……)」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:14:58.41 ID:CoHH9txj0

ハルヒ「ジョン・スミス………」

キョン「!」

古泉「………」

キョン「ど、どうしたハルヒ……独り言か……(おい、何言っているんだコイツは!俺の切り札を!)」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:17:36.61 ID:CoHH9txj0

ハルヒ「私はここにいる……」

キョン「ハルヒ……(しかもすごい震えているぞ…)」

古泉「涼宮さん、ちょっと」

ハルヒ「何よ、いきなり手なんか握って!」

キョン「なんなんだ、何が起こっているんだ!」

古泉「こうなれば仕方ありません。涼宮さんを未来へとご案内しましょう」

ハルヒ「あ!!!」

そして部室にはキョンだけが残った

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:19:53.41 ID:CoHH9txj0

キョン「おい、一体何が起こってんだよ!おい!」

ガチャ

キョン「長門!」

長門「なに」

キョン「今の状況がよく把握できない。一体何が起きているんだ!?」

長門「古泉一樹が機関を裏切った……そして今、暴走している」

キョン「な、なんだと」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:22:58.98 ID:CoHH9txj0

キョン「長門は、こうなることを知っていたのか?」

長門「知らなかった。でも今さっき情報統合思念体からそのような連絡があった」

キョン「状況が全く把握できない…いったいどうすりゃいいんだ」

長門「朝比奈みくるを通じて過去に戻り修正を施すしか方法はない」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:26:09.49 ID:CoHH9txj0

キョン「過去に戻るだと……」

長門「しかし、それでは時間平面に歪みが発生し、地球規模の害を与えかねない。
ょって未来に行き、古泉一樹の暴走を止め、涼宮ハルヒの一時的記憶を抹消することが望ましい」

キョン「そんな、ばかなことが……」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:28:48.65 ID:CoHH9txj0

ハルヒ「いったいここはどこなの……」

古泉「ここはとあるところです。ここには誰も入ることができません」

ハルヒ「え……古泉君、私をもとのところに戻してよ」

古泉「私は以前から、いやずっと前からあなたに羨望のまなざしを向けていました。
そしてここならだれにも邪魔されずに済みます」

ハルヒ「古泉君………」

古泉「さあ………」

ハルヒ「あ、あ!やめて!古泉君!ちょっと!」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:32:06.02 ID:CoHH9txj0

ガチャ

みくる「遅れてすいません」

キョン「朝比奈さん!」

みくる「ど、どうかしたんですかぁ?」

キョン「古泉とハルヒが未来のどっかに行ってしまって、古泉が暴走しているんです!
今すぐ未来につれていって……というか長門、未来のどこにいるんだ」

長門「おそらく未来ではなく閉鎖空間にいると思われる。
そして一刻も早い救出が望ましい」

キョン「なら話は早い……でも閉鎖空間だと朝比奈の力では……」

みくる「私の力じゃ閉鎖空間にはいけません」

キョン「閉鎖空間に行ける奴といったら……」




25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:34:50.98 ID:CoHH9txj0

古泉「涼宮さん、おとなしくしてください。すぐ終わりますから」

ハルヒ「ちょっと古泉君、ああん……」

古泉「やはり涼宮さんの胸は柔らかいですね。ここでは涼宮さんの力も無意識的に弱っていきます」

ハルヒ「こ、こいずみくん……」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:37:34.11 ID:CoHH9txj0

キョン「あああああああ、どうなっているんだ一体!!」

みくる「お茶いれましょうかぁ?」

キョン「そんな場合じゃねえんだよ!!」

みくる「ひぇぇ」

キョン「長門、方法はないのか!?なんだかもうよくわからない」

長門「………」


ドタッ



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:39:14.03 ID:CoHH9txj0

キョン「おい長門!!いきなりぶっ倒れて!どうなってんだよ」

みくる「わ、わたし、わたしは何をすればいいんでしょうかぁ」

キョン「ああああああああああああ」

!!

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:41:27.26 ID:CoHH9txj0

キョン「PCが自動起動しただと……」

ITUKI.N>みえていますか?

キョン「この、タコ野郎が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:45:00.38 ID:CoHH9txj0

見えてるにきまってんだろ!

ITUKI.N>おやおや、そのようでは、涼宮さんを助けられるのでしょうか

このくそったれが、なにやってんだ!

ITUKI.N>涼宮さんは私がもらいました。そして念のため、長門さんには休んでもらいました。

このおおおおおおおおおおおおおおおおおうわわわああああああああ

ITUKI.N>おやおや、どうやら精神が崩壊しているようですね。まあ仕方のないことです

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:47:33.14 ID:CoHH9txj0

ぷつん

キョン「ああ……ああ…だめだ…」

みくる「キョ、キョン君……」

キョン「ま、まてよ。も、もしや、まさかだと思うが……」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:49:46.75 ID:CoHH9txj0






キョン「本棚、きっとあそこに」



みくる「うう……わ、わたし何をすれば……」


ガサガサ


キョン「!」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:50:53.36 ID:CoHH9txj0

キョン「ハイペリオン!あった!!!きっとこの中に!」





パラパラパラパラ













キョン「………ない………」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:52:59.50 ID:CoHH9txj0

キョン「くそおおおおおおおおおおおお…だめだ……もう体が持たない…」

みくる「」

キョン「ああ……!長門……もしや…」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 01:54:39.88 ID:CoHH9txj0

キョン「長門…その腕に持っている本…に……そんなまさかだが、可能性にかけるしかない!」





パラパラパラパラ














ひらり







43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:00:56.61 ID:CoHH9txj0

古泉「涼宮さん……もう安心してください!」

ファスナーをゆっくり下におろす…

ハルヒ「あ!あん、や、やめて古泉君!あ…なんだか力が…」

古泉「アラブユー……」

古泉はハルヒの唇に舌を入れた






47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:05:21.77 ID:CoHH9txj0


………







キョン「ただの栞かよ……そ、そんな…」



ああ


終わった






長門「へ…いさ…くうかんの位置を……とくてい……した…」




キョン「!」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:08:30.92 ID:CoHH9txj0

キョン「なが、と……大丈夫なのかお前…」

長門「だいじょう…ぶ……でも…特定はした……」

キョン「長門……」

長門「エマージェンシーモード。今すぐ向かう必要がある」

キョン「おう。そうするしかない」

長門「手を握って」

ギュッ





ビュン

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:11:50.71 ID:CoHH9txj0

古泉「ああ、気持ちよさすぎる…涼宮さんやはりあなたは、最高です…」

ハルヒ「ああん…」

古泉は右手をハルヒの下着の中に突っ込む。

ハルヒ「ああん!!もうだめ…だ…だれか……」

古泉「残念ながら、誰もここにくることはありません。僕と涼宮さんの二人きりです」

古泉「それにしてもおいしい……実においしい…こんなおいしいものが世の中にあったなんて…」

ハルヒ「ああああん!」








ドゥガガガガガガカガーーーーーーーーーーーン

古泉「!」

ハルヒ「!」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:13:56.07 ID:CoHH9txj0






長門「「一つ一つのプログラムが甘い」





長門「「天井部分の空間閉鎖も、情報封鎖も甘い」






長門「だからすぐに見破られる……侵入を許す……」






長門「古泉一樹、もう逃がさない」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:28:24.12 ID:CoHH9txj0

古泉「いったいなにが……おこっているんだ!」



キョン「ハルヒィィィィィ!!!!!!!!!!!!」

ハルヒ「キョ……ン……」


バタリ

長門「あとは私に任せて。あなたは涼宮ハルヒを」

キョン「ったく心配かけやがって…ちくしょ……」


キョンを倒れているハルヒを思いっきし抱きしめた


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:30:39.55 ID:CoHH9txj0

古泉「あともう少しのところだったのですが……なかなかやりますね…長門……さん」


長門「私はあなたを許さない」


古泉「ふーん、なるほど……ならば勝負あるのみですね……」


キョン「俺はどうすれば…」






長門「下がってて。できれば遠くのほうに。ここは私がしとめる」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:37:05.80 ID:CoHH9txj0

古泉は手の中に赤い玉を作り出した。
燦々と光り輝くその球は、時間が経つにつれて大きさを増していく。

古泉「長門さん、短い間でしたが、楽しかったです。では……」


長門「………」


古泉「ふんもっふ!!!!!!!!!!!!!!」

古泉は巨大化した球を宙に投げ、勢いよくジャンプし、それを思いっきし右手でぶっ叩いた。

速度を増して、その球が長門に向かって直進していく。


古泉「終わりですね………」




そのとき、巨大な爆発音が周りに響き渡った。
閉鎖空間が大きく振動する。

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:42:50.98 ID:CoHH9txj0

爆発音とともに、煙が立ち込む……。
そこにはシールドを張った長門が憮然せずに立っていた。

長門「甘い……そんなもの、私には通用しない」


古泉「ふふ。なかなかやりますね……さすがは長門さんです」


長門「では次はこちらから……」


長門は新幹線並みの速さで、古泉めがけてダッシュした。


古泉「かかってきなさい」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:45:34.77 ID:CoHH9txj0

長門の思いもよらない速度の右こぶしで古泉は遠くに吹っ飛んだ。

古泉「ぐはっ。これが刹那というものですか…ぐふっ」

長門「まだまだ……終わらない…本番はこれから」

古泉「ふふ……この程度、しのいでみせる…あと…すこし……」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:49:01.58 ID:CoHH9txj0

長門のパンチ、キックの連続で古泉はボロボロになっていく。
それに負けまいと古泉も応戦するが全く歯が立たない。

しかし





そのとき





長門「!」



古泉「ぐふっ…やっときたか!…」



長門「……予想外のことが発生。情報統合思念体との連絡も途絶える……ああ…」


古泉「この閉鎖空間には念のために隠しトラップをしかけておいたのですよ……
そのトラップはどんな頭のよいやつでさえ見破ることは不可能……残念です長門さん」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:51:04.34 ID:CoHH9txj0

長門の体に紫色のオーラが漂い、そのままぶっ倒れた。

長門「そんなことが……私のミ………ス……」


古泉「ふー、これで残るは……」


キョン「!」


古泉「あの遠くにいるものだけですね……」


ハルヒは依然として気を失ったままである。

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:56:11.93 ID:CoHH9txj0

一歩一歩、古泉の足がキョンのもとに近づいていく…

その差は時間が経つごとに縮まっていく…


キョン「おいよせよ…古泉……」

古泉はポケットの中からサバイバルナイフを取り出した

古泉「僕は涼宮さんは結ばれる運命なんです…」

キョン「いいかげんにしろ!」

古泉「邪魔なあなたさえ殺してしまえば涼宮さんは僕のもの……では………」




古泉「いきますよ!!!!!!!!!!!」



古泉は両手でナイフの柄を持ち、それを、タックルの姿勢でキョンめがけて走り出した。


キョン「終わりなのか……」




72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 02:59:17.33 ID:CoHH9txj0

その瞬間、キョンの目の前に一人の女が立ちふさがった。





「なにしてるの?これは私のえものよ」




古泉「な、なに!?」



「あなたには殺させないわ。この人は私が守る」


古泉「そんな馬鹿なことが……」



その女は胸の前で古泉のナイフを受け止めていた。両手で。
地面には小さい赤い池を作っている。

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 03:15:48.00 ID:CoHH9txj0

「まったく、長門さんったら……」

古泉「なぜお前がそこにいるんだ……」

「言ってなかった?私は彼女のバックアップ。文句ある?」

血が女の手、ナイフの柄からポタポタと落ちていく。





キョン「俺は殺しに追いやったやつ…なんでお前がそこに…」


朝倉「もう心配しないで♪」

朝倉はそう言うと、握っていたナイフを弾き飛ばし、ついでに古泉も前蹴りで吹っ飛ばした。



76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 03:22:22.69 ID:CoHH9txj0

朝倉「手伝ってくれる?」

キョン「仕方ない。今ならなんだってしてやる」

朝倉は手に銃のようなものを創生した。

朝倉「はい、どうぞ」

キョン「これはいったい、なんなんだ」

朝倉「これをあの人に打ち込めば、この閉鎖空間から除外される」

キョン「俺が打てっていうことか!?」

朝倉「時間がない。私は彼の動きを封じる。その間に」

そう言うと朝倉は古泉のほうへ向かっていった。

キョン「こうなりゃ仕方がない。ハルヒ少しばかり待っていてくれ」

キョンは銃を手に古泉のいるほうへ向かった。

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 03:35:59.32 ID:CoHH9txj0

古泉「なんのこれしき…しのいでみせる」

朝倉「そう?やれるものならやってみなさい。うふふ」

朝倉は右手に緑色のビームサーベル的な槍を作り出した。
キョンは朝倉の後ろにつく。

朝倉「それはたったの一発しかないから、貴重に扱ってね」

微笑みながらそう言うと、朝倉はその光線槍で古泉をたたきつける。

それに負けまいと古泉もシールドを作り、防御に試みる。

大きな破裂音とともに古泉が少し後ろに吹き飛び、キョンは打つチャンスを狙っている。

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 03:40:46.38 ID:CoHH9txj0

キョン「たったの一発…こんなのとても打つ気に何てなれねぇよ…」

キョンは後ろでもたついていた。

古泉「では次はこちらから…」

古泉「セカンドレイド!」

朝倉はそれを光線槍で跳ね返した。その衝撃が地面を大きく揺らす。

古泉も赤い光線槍を作り出し、朝倉と一対一の戦いを交えた。

槍と槍がぶつかるたびに大きな音が発生し、火花が飛び散る。

朝倉「私は戦いには慣れているわ」

古泉「そうですか…でもいつまでその精神でいられるでしょう」

キョンは依然として震えて立っているだけであった。

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 03:45:47.99 ID:CoHH9txj0

それからどれだけ時間が経っただろうか。

とうとう朝倉にも疲れが見え始めていた。

キョンは葛藤に苦しんでいた。

一発のみ。外せばもう助からない。しかし打たなくても……

どうすればいいのか。あいつの反射神経は半端じゃない。

隠れて打ったとしても外れる以前に跳ね返させられる。

そんなことを考えていたとき!




グサッ


朝倉「!」

古泉「非常に残念です」

古泉の光線槍が朝倉の胸を貫通していた。

朝倉「はあ…残念。私の負けだわ…」

そう言っているうちに朝倉の体は小さい粒子となり、砂となってあとかたもなく消え去っていった。


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 03:49:42.53 ID:CoHH9txj0

古泉「ふう…手ごわかったですが、このくらい……ほう!」

古泉は光線槍をキョンめがけて投げつけた。

それは矢のように吹っ飛んでいき、キョンの持っていた銃が身代わりとなった。

その銃は遠くのほうに吹っ飛び、もはやキョンに助かるすべはない。

古泉「今度こそ最期です。本当にこれが最期です……」

キョン「ああ…完全に終わった……ああああ」

古泉は再びナイフを取り出した。

古泉「さようなら。では」


古泉のナイフがキョンの胸に差し迫った。



84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 03:52:39.50 ID:CoHH9txj0

キョンは目を閉じていたが、刺さった気がしなかった。

目を開ける。





なぜか古泉の足が朝倉と同じく粒子のようになって消えていっている。



キョン「何が起きているんだ………なんなんだ……」




キョンは古泉の向こうに立ちはだかっている女の姿に驚愕した。

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 03:56:27.46 ID:CoHH9txj0

キョン「ハルヒィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」




向こうには銃を構え、震えて立っているハルヒがいた。


ハルヒ「このくらい……私だって……SOS団の団長様よ……」

最後の力を振り絞ってハルヒは言っていた。

それを言うと、ハルヒは再びぶっ倒れた。

古泉の胸から下がすでに砂と化していた。

古泉「非常に残念です。またどこかでお会いしましょう……」

キョン「このくそったれが!」

キョンは一目散にハルヒのところにダッシュしていった。

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 04:01:29.05 ID:CoHH9txj0

キョン「おい、ハルヒしっかりしろ。ハルヒ!」

長門「大丈夫」

キョン「長門!」

長門「涼宮ハルヒは大丈夫。私も古泉一樹の消滅により回復した」

キョン「ったく。もうなにがなんだか……」

長門「この閉鎖空間から脱出することにする」

キョン「でも戻ったら古泉はどういう設定にするつもりなんだ」

長門「情報操作は得意。転校したことにする」

キョン「やはりそうなるかー」

長門「それとこの時の涼宮ハルヒの記憶を消すことにする。
詳しくは、古泉と部室に会った後の記憶を消す」

キョン「そうかい。とりあえず脱出しよう」

キョンはハルヒを抱え、長門の手を握って閉鎖空間から脱出した。

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 04:05:45.22 ID:CoHH9txj0

そのあとのこと。
長門はこの時のハルヒの記憶を抹消し、古泉は転校したことにした。
ハルヒには、熱で気を失ったということにしておいて、
古泉には急なことがあって一時的に転校したということにしておいた。

SOS団は一時的?に4人になったわけだが、どうってことない。
またいずれ誰か転校してくるさ。

(終)

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/10/15(土) 04:08:21.96 ID:CoHH9txj0

文章下手糞で本当に申し訳ありませんでした。
ここまで付きあわせてしまってさらに申し訳ありませんでした。
最後まで読んでくれた人には心の底から感謝します
指摘してくださったところも参考にしたいと思います。ありがとう。



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