62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 16:18:51.66 ID:x4O/GAm10
ハルヒ「ね、ねえキョン?」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「こ、今週の日曜日、い、一緒に買い物に、い、行っても、いいわよ?///」
キョン「……なんで俺が行きたいみたいになっているんだ?」
ハルヒ「いいでしょ別に!で、どっ、どうなのよ!?」
キョン「んー、まぁその日は予定はないから別にかまわんが……。」
ハルヒ「ほんとっ!?」
キョン「俺としては荷物持ちになるのは目に見えているから嫌なんだがな。」
ハルヒ「いっ、いいじゃない!私の買い物に付き合えるのよ!?光栄に思いなさい!///」
キョン「へーへー」
ハルヒ(やった!やった!キョンとデート!)
ハルヒ(勇気出して誘って良かった、えへへ////)
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 16:26:23.03 ID:x4O/GAm10
ハルヒ「ふふふ/////」
キョン「……ニヤけているところ悪いが、時間を決めてほしいんだが。」
ハルヒ「そっ、そうね!えっと……」
ハルヒ(少しでも長く一緒に居たいから早めにしようかしら……)
ハルヒ「じゃあ9時に駅前でどうかしら?」
キョン「そうだな。じゃあ9時か――」くいっ
キョン「ん?」ちらっ
長門「……」くいくい
キョン「どうした、長門?」
長門「……だめ」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 16:36:10.36 ID:x4O/GAm10
キョン「駄目?何がだ?」
長門「……その日は私と図書館に行く約束をしている。」
ハルヒ「え?」
長門「もう一週間も前に約束したはず……忘れた?」
キョン「約束………」
キョン「あっ、そうだった!思い出した!」
ハルヒ「……」
キョン「確か長門が読みたい本があるって、珍しく楽しみにしていた」
長門「そう。」
長門「あなたと………読みたかったから。」
キョン「長門……。」
ハルヒ「………。」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 16:47:35.10 ID:x4O/GAm10
キョン「忘れていて悪かったな、長門」なでなで
長門「いい。」
ハルヒ「……」
キョン「……あー、ハルヒ。」
キョン「悪いが長門とも約束してたんだ。だから約束の時間を遅くしてほしいんだが。できれば午後に。」
キョン「長門も。俺は午前中だけしか一緒に居られないがいいか?」
長門「…………かまわない」
キョン「そうか、悪いな。」
ハルヒ「………」ちらっ
長門「……」
長門「……」しゅん
ハルヒ「っ!」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 16:57:03.39 ID:x4O/GAm10
ハルヒ「…………」
ハルヒ「…………あっ」
ハルヒ「あ〜、思い出したわ〜!」
キョン「?」
ハルヒ「私、その日は家族で出掛ける予定があったのよ!すっかり忘れてたわ!!」
長門「……」
キョン「えっ、そうだったのか?」
ハルヒ「ええ!超高級レストランでお食事会よ!」
ハルヒ「美味しい料理をお腹いっっっっぱい!食べてやるんだから!」
ハルヒ「だからあんたとブラブラ遊んでる時間は、な・い・の!わかった?」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 17:11:13.39 ID:x4O/GAm10
キョン「誘ってきたのはお前の方だろ……」
キョン「しかしハルヒが出掛けるんじゃ買い物はまた今度だな。」
ハルヒ「ええ!覚悟しておきなさいよぉ、キョン!その時は持ちきれないほど買ってやるんだから!」
キョン「お手柔らかに頼む。」
ハルヒ「さてと。だいぶ暗くなって来たわね!そろそろ解散にしましょうか?有希、いいわね?」
長門「……」こくり
ハルヒ「私は帰る仕度するからあんたたちは先に帰りなさい?鍵はやっとくから!」
キョン「おお、悪いな。それじゃあまた明日。行くぞ長門。」
長門「……」
ハルヒ「………どうしたの?行きなさい?」
長門「………ありがとう」
ハルヒ「……っ」
ハルヒ「なっ、何のことよ!!」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 17:20:28.00 ID:x4O/GAm10
長門「ありがとう」
ハルヒ「だからっ、何のっ」
長門「……」
ハルヒ「………」
ハルヒ「………わっ、私の分まで、楽しむのよ?いいわね?」
長門「……」こくり
ハルヒ「うん。」
キョン「おーい、何やってんだ?行くぞー。」
ハルヒ「……ほらっ、行って」
長門「……」こくり
長門「……」とてとて
ハルヒ「………」
ハルヒ「………はぁ」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 17:32:28.35 ID:x4O/GAm10
ハルヒ「なーにやってんのかしらね、私。」
ハルヒ「せっかく勇気振り絞って誘ったのに。」
ハルヒ「嘘吐いてまで無駄にして。」
ハルヒ「高級レストランて何よ?そんな予定ないわよ。」
ハルヒ「キョンも気づきなさいよね、こんな分かりやすい嘘。有希だって気づいたってのに。」
ハルヒ「ばーか。」
ハルヒ「キョンのばーか。」
ハルヒ「ばーか。ばーか。ばーか。ばーか。」
ハルヒ「…………私の馬鹿。」
ハルヒ「……はぁ。」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 17:47:05.05 ID:x4O/GAm10
ハルヒ「………」
ハルヒ「………」うるっ
ハルヒ「………うぅ」ぽろっ
ハルヒ「うぇぇん………ぐすんっ」
ハルヒ「うっ、うぅ……うぁあ」
ハルヒ「やっと、ぐすっ、さそえたのにっ、えぐっ」
ハルヒ「うれしかったのにっ、うぅ、ひっく」ごしごし
ハルヒ「ばかぁ、ひっく……わたしのばかぁ」
ハルヒ「キョンのっ、ぐすん、ばかぁ」
ハルヒ「うっ、うぅ……キョ、キョンのっ」
ハルヒ「ばがぁ!」
ハルヒ「うぁあああああああん」ぽろぽろ
キョン「誰が馬鹿だって?」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 18:00:05.00 ID:x4O/GAm10
ハルヒ「うぇ?」
キョン「……」
ハルヒ「キョン?」
ハルヒ「あっ、あんた!何しにきたのよ!?ぐすっ、帰りなさいって、いったでしょ!」
キョン「……帰ろうとしたんだけどさ、何か知らんが部室で悪口を言われてる気がしてな」
キョン「文句の一つでも言いたくなって戻ってきたんだが……。」
キョン「珍しく我らが団長様が泣いていたんでな。」
ハルヒ「っ!」
ハルヒ「べっ、別に泣いてないわよ!!////」ごしごし
キョン「……そうかい。」
86 名前:すまん遅れた[] 投稿日:2011/09/07(水) 18:29:39.14 ID:5UEkD2jD0
キョン「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……いつまでいる気よ?」
キョン「さぁな」
ハルヒ「さぁなって……。有希は?一緒に帰ったんじゃないの?」
キョン「先に帰ったよ。」
ハルヒ「なんで一緒に帰ってあげないのよ?」
キョン「一人で帰れるってさ。長門なら心配ないだろ。」
ハルヒ「馬鹿ねぇ!有希みたいな大人しそう子が一番危ないのよ?」
キョン「……そうだな」
ハルヒ「まったく!」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 18:36:21.36 ID:5UEkD2jD0
ハルヒ「……」
ハルヒ「……もう帰る。」
キョン「……」
ハルヒ「鍵。まだ残るようなら、あんたが閉めてくれる?」
キョン「……」
ハルヒ「……何よ、無視しちゃって。」
ハルヒ「鍵、ここに置いておくから!閉めるの忘れないでね!鍵は明日返しなさいよ?」
キョン「……」
ハルヒ「ふんっ!」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「……なによ?」
キョン「俺とデートしてくれないか?」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 18:49:43.27 ID:5UEkD2jD0
ハルヒ「っ!」びくっ
ハルヒ「……は、はぁ!?デ、デート!?」
キョン「ああ。俺とデートしてくれ。」
ハルヒ「……っ」
ハルヒ「なんで私があんたと!!」
キョン「行きたくないのか?さっき今度行こうって言ってじゃないか?」
ハルヒ「わっ、私が行きたいのは買い物よ!か・い・も・の!デートなんて言ってない!!」
キョン「確かに言われてはいないが、俺はデートだと思ってた。」
ハルヒ「っ!」
キョン「日曜日は長門が図書館行くのに付き添わなきゃいかんから」
キョン「今週の土曜日は、どうだ?」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/07(水) 18:55:21.61 ID:5UEkD2jD0
なんかキョンが嫌な奴になってる……
わかんなくなってきた
無理っぽいは、すまん。