1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/04(日) 00:13:09.37 ID:DwSzaQvs0
キョン「もし誰かに見られたらどうするんだ」
朝倉「あら、誰かに見られるからいいんじゃない」
キョン「手をつないだとたんナイフでグサりと刺すんじゃないのか?」
朝倉「あーあ、私はキョンくんと手をつなぎたいなぁ」
キョン「・・・」
朝倉「ほら、つなごっ」
キョン「・・・ああ」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/04(日) 00:19:48.00 ID:DwSzaQvs0
朝倉「あら、キョンくんの家って結構近くにコンビニが多いのね」
キョン「ああ、朝食食えなかったときは、このコンビニでパンを買ったりするな」
朝倉「へぇ、でも出来るだけ朝食は食べてきなさいよ」
キョン「ああ・・・」
朝倉「あら、あれがキョン君の家よね」
キョン「お前の家って長門のマンションと一緒だろ?毎日登下校一緒に帰るけど大変じゃないのか?」
朝倉「別に、だって恋人なら一緒に登下校しないといけないでしょ?私も一緒にあなたと一緒に歩きたいのよ」
キョン「そ、そうか・・・」
朝倉「今私の事好きになったでしょ?」
キョン「おっ・・・おお」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/04(日) 00:27:08.55 ID:DwSzaQvs0
キョン「俺達が一緒に帰った事を誰かがハルヒに話したみたいなんだが」
朝倉「あらそう」
キョン「あらそうって・・・古泉から閉鎖空間が出現したと聞いたんだよ」
朝倉「それで?」
キョン「それでって言われてもなぁ」
朝倉「私たちが付き合う事により、涼宮さんの行動を見るってのがあなたの提案でしょ?」
キョン「確かに俺はそう言ったが・・・」
朝倉「あれは私にナイフで刺されないためにとっさに言ったから納得してなかったとでもいいたいの?」
キョン「それは・・・」
朝倉「あーあ、私はあなたがあの土壇場で付き合ってくれって言ったのかなりグッと来たんだけどなぁ」
キョン「そ・・・そうか?」
朝倉「なーんてね、嘘よ嘘。でもあなたの事は一番好きよ」
キョン「お・・・おお!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/04(日) 00:31:56.06 ID:DwSzaQvs0
朝倉「ねぇ、今日もSOS団の活動があるの?」
キョン「ああ、今日はハルヒが絶対来いって言うから行かないとな」
朝倉「ふぅん・・・じゃあ、サボっちゃおうよ」
キョン「そんな事出来るわけないだろ、そんな事したらハルヒに何をされるかわかったもんじゃない!」
朝倉「あなたが好きなのは涼宮さん?それとも私?」
キョン「そうだな、一応お前と付き合ってハルヒの行動を見ると約束した以上、今日はお前に付き合ってやらないとな」
朝倉「へぇ」
キョン「不満なのか?SOS団サボってお前に付き合ってやると言ってるんだぞ」
朝倉「まぁ今回はそういう事にしてあげるわ、次は私の方が好きだからってちゃんと言ってもらいますからね」
キョン「お・・・おお!」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/04(日) 00:38:03.46 ID:DwSzaQvs0
谷口「お前いったいどんな魔法を使ったんだ!?」
国木田「びっくりしたよ、いつのまにああなったの?」
キョン「おい、急になんだよ、何のことだ?」
谷口「とぼけんなよ、お前なんかがAAランク+の朝倉と付き合ってるんだって言ってるんだよ!
朝倉「あら、今のは聞き捨てならないわね」
国木田「朝倉さん・・・」
朝倉「キョンくんのどこが『なんか』なのよ!キョンくんはカッコいいじゃない!」
キョン「おい朝倉・・・」
朝倉「キョンくんほど魅力的な男子はこの学校にはいないわよ、ううん、世界中探してもいないわね」
キョン「おい、ハルヒが見てるぞ」
朝倉「あら、じゃあもっと過激にキスでもする?」
キョン「え・・・いや・・・その」
朝倉「ふふっ、冗談よ、するのほっぺだけ」チュッ
キョン「!!」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/04(日) 00:44:39.71 ID:DwSzaQvs0
ハルヒ「ちょっとあんた達何やってるのよ!」
朝倉「あんた達って、私とキョン君のこと?」
ハルヒ「そっそうよ!」
朝倉「何って、ほっぺにチューよ」
ハルヒ「教室でやる事じゃないわ」
朝倉「あら、教室でやるのが恥ずかしいからほっぺ止まりなのよ」
キョン「おい、朝倉・・・」
朝倉「2人の時は口にするわよ、ねぇ?」
キョン「え?」
ハルヒ「今の話は本当なの?」
朝倉「そうよね?」
キョン「えっ・・・いやっ・・・それは・・・」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/04(日) 00:48:24.95 ID:DwSzaQvs0
朝倉「ねぇ、さっきの休み時間の涼宮さんの顔見た?」
キョン「ああ、めちゃくちゃ怒ってたな」
朝倉「そうね、でも私たちに怒るのはお門違いだとわかってるから何も言えなかったのよ」
キョン(いえないけど、授業中ずっと俺の机を後ろから蹴っていたけどな)
朝倉「これで涼宮さんも別の行動を取ってくるはずね」
キョン「お前が満足のいく結果が出たらどうするんだ?」
朝倉「そうね・・・あなたを涼宮さんに取られないようにもっとがんばるかな」
キョン「・・・そうか」
朝倉「あら、今の嬉しかった?」
キョン「お・・・おお」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/04(日) 00:56:15.27 ID:DwSzaQvs0
長門「あなたに話がある」
朝倉「私に?」
長門「そう、あなたは涼宮ハルヒの監視という役割を大きく逸脱している」
朝倉「そんな事ないわよ、ちゃんと涼宮さんを監視してますよ」
長門「あなたは重要人物である彼に必要以上に関渉している」
朝倉「羨ましいの?」
長門「あなたと彼との必要以上の接触により涼宮ハルヒがおこす異常現象が多数」
朝倉「羨ましいのかって聞いたのよ、ちゃんと答えなさい」
長門「・・・」
朝倉「返答に困ったらすぐ黙るのね、そんなんだから彼を私にとられちゃうのよ」
長門「・・・」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/04(日) 01:11:56.64 ID:DwSzaQvs0
朝倉「はい、あーん」
キョン「あ・・・あーん・・・」
朝倉「おいしい?」
キョン「ああ・・・」
朝倉「えー、おいしそうにみえないわよ」
キョン「だって、後ろからハルヒの視線を感じるんだよ」
朝倉「大丈夫よ、涼宮さんはあなたの事を親の敵みたいな目で見てるだけよ」
キョン「そんな目で俺を見ているのか!?」
朝倉「そうよ、だから後ろを見てはダメよ。私の方だけを見てなさい」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/04(日) 01:12:29.46 ID:DwSzaQvs0
国木田「そんな、僕と付き合ってよ!」
キョン「いいよ!」
朝倉「ひどい・・・」
完