1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 01:48:35.95 ID:CDsiqrUf0
小五郎「皆さんに集まってもらったのは他でもない…」
コナン(俺と灰原が黒の組織を壊滅させてから半年…)
小五郎「この事件に関する私の推理を聞いてもらうためです」
コナン(灰原が解毒剤を開発したおかげで俺たちは元の体に戻れるようにはなった)
小五郎「この事件は一見、複雑に入り組んでいるように見えます…」
コナン(だが、俺には気がかりなことが一つ)
小五郎「しかし、その実、真相は単純明快です」
コナン(毛利のおっちゃんのことだ)
小五郎「ジェットコースターに張られたピアノ線、散乱したハンガー、そして二歩」
コナン(俺がいなくなればおっちゃんの探偵としての信頼はガタ落ちになる)
小五郎「これらの符号が意味することは…ひとつ」
コナン(…ついこの間までそう思っていた)
小五郎「犯人は…貴女ですね」
モブ「………!!!!」
モブ「ア、アノヒトガワルイノヨー!」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 01:50:24.38 ID:CDsiqrUf0
目暮「さ、署までご同行願います」
モブ「ウウ…」
佐藤「さすが眠りの小五郎…お見事な推理でしたね」
高木「ですが最近あまりお眠りにならないような…?」
小五郎「ナァーッハッハッハ!こんな事件、眠るまでもないってことだぁー!」
蘭「もう、お父さん!あんまり調子に乗らないの!」ボカッ
小五郎「あいてっ」
コナン(そう、おっちゃんの推理力が格段に増していることだ)
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 01:53:06.45 ID:CDsiqrUf0
コナン(以前のような凡ミスや早とちりはまったくなくなったし、
極稀にだが、俺より早く事件を解いてしまうことだってある)
蘭「どうしたのコナン君、もういくよ」
コナン「あ、今行くよ」
コナン(もう毛利小五郎にもう[眠り]はいらないのかもしれないな…)
蘭「それにしても最近コナン君は事件現場で静かねぇ」
コナン「え?そ、そうかな…」
蘭「そうだよ〜前まではすぐに『あれれ〜? おっかしぃぞぉ?』とか言ってたのに」
コナン「いや〜…アハハ」
小五郎「…」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 01:54:29.50 ID:CDsiqrUf0
〜博士の家〜
コナン「お〜い、博士ぇ…ってそうだった…」
灰原「そう、彼はもういない」
コナン「うわっ、なんだ灰原か…いきなり現れんなよ」
灰原「なんだ、とはご挨拶ね。それで?何か用でもあるのかしら?」
コナン「ああ、いや、うん…」
灰原「? いやにもったいつけるのね」
コナン「いや、そういうわけじゃないんだが…」
灰原「あら?ひょっとして私に話せないことかしら?」クスクス
コナン「…いまさらお前に話せないことなんざねぇよ」
灰原「!…そ、それで?」
コナン「いや、なに。元の体に、な。戻ろうと思う」
灰原「!!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 01:55:24.96 ID:CDsiqrUf0
灰原「そう、ようやく決断したのね」
コナン「ああ、おっちゃんはもう俺がいなくても大丈夫だ」
灰原「ええ、彼はいまや掛け値なしの名探偵だもの」
コナン「ああ、そうだな」
灰原「…」
コナン「おい、どうしたんだよ灰原」
灰原「…元の体に戻ったら」
コナン「?」
灰原「また…毛利さんと…よりを戻すの?」
コナン「!!」
灰原「私は…それでも………いいわ」
コナン「…バーロー、 んなわけねぇだろ」クシャッ
灰原「」グスッ
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 01:56:49.99 ID:CDsiqrUf0
コナン「じゃあ 事務所に行って荷物まとめてくるわ」
灰原「ええ、いってらっしゃい」
コナン「…何だよ そのポーズ」
灰原「あら?恋人は片方が出かける時はキスをするものじゃなくて?」
コナン「出かけるったって…そんなたいしたもんじゃねーだろ…」
灰原「…不安なのよ」
コナン「え?」
灰原「あなたが行ったきり、二度と戻ってこない…そんな夢。よく見るの」
コナン「……俺は戻ってくるさ…必ずな」チュッ
灰原「…絶対よ」
コナン「ああ、絶対だ」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 01:58:51.28 ID:CDsiqrUf0
〜毛利探偵事務所、階段〜
コナン(せめて置手紙でもおいていくか)
蘭「あら?コナン君じゃない」
コナン「うわっ、蘭ねーちゃん!」
蘭「荷物もって、どこかに遊びに行くの?」
コナン「あ、うん。ちょっとね。 蘭ねーちゃんこそ、そんな荷物もってどっか行くの?」
蘭「ええ、これから園子たちと卒業旅行に行くのよ」
コナン「そっか…楽しんできてね」
蘭「うん!あ、遊びに行くならお父さんに言ってからにしなさいよ」
コナン「はーい」
コナン(卒業旅行か…結局、高校卒業には間に合わなかったな)
コナン「じゃあな…蘭」
蘭「なんか言ったー?」
コナン「ううん、なんでもないよ!いってらっしゃい」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 02:00:31.03 ID:CDsiqrUf0
〜毛利探偵事務所、オフィス〜
ガチャッ
小五郎「おや?依頼ですかな?…ってお前か」
コナン「はは…依頼人じゃなくてよかったね」
小五郎「ああ、最近依頼続きでろくに休んでないからな
先週は札幌、その前は佐賀、しかも来週には鳥取に飛ばなくちゃならん」
コナン「ほんとに大変だよね…」
小五郎「ああ…」
コナン「…」
小五郎「…行くのか」
コナン「え?あ、うん。遊びに行ってくるよ」
小五郎「違う」
小五郎「工藤新一に戻るのか、と言う意味だ」
コナン「え…」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 02:02:32.35 ID:CDsiqrUf0
小五郎「保険証や身分証明書もって遊びにいくガキがどこにいるんだ?」
コナン「…」
小五郎「ったく…自分のゴミくらいもっていけ」
コナン「…気づいてたの?」
小五郎「ああ、1年ほど前から疑問には思っていた。
お前が時計を見た瞬間に眠ってしまう自分に気付いた時からな」
コナン(あれだけ麻酔針打ち込めば気付くか…)
小五郎「それからお前のことを調べ始めて
お前と工藤新一に数多くの接点があることがわかった」
コナン「へぇ」
小五郎「お前のバッヂの中に発信機を取り付けていたこともある」
コナン「!」
小五郎「まあ例を挙げればきりがないが、一から推理して見せようか?」
コナン「いや…いいよ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 02:05:01.79 ID:CDsiqrUf0
コナン「まったく…いつからそんな名推理するようになったんだ?おっちゃん」
小五郎「ふん…残念だが俺は生まれたときから名探偵でな」
コナン「はは…」
小五郎「…で、どうするんだ」
コナン「何が」
小五郎「ここを出て行って、行くあてはあるのか」
コナン「探すさ。 何なりと行く道はあるからな」
小五郎「何なら蘭でもつれてくか?」
コナン「」
1、「ああ、そうする」
2、「いや…」
安価↓2
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 02:05:57.82 ID:I+RuTXT00
1
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 02:06:55.62 ID:CDsiqrUf0
コナン「ああ、そうする」
小五郎「貴様に蘭はやらん」
コナン「そんなー」
1end
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 02:11:12.28 ID:CDsiqrUf0
→2,「いや…」
コナン「いや、共に歩く女性がもういるんだ」
小五郎「けっ、マセやがって…まあ、お前ごときに蘭はやらんがな」
コナン「ゴメン…おっちゃん」
小五郎「謝るんじゃねえ」ポイ
コナン「これは…通帳?」
小五郎「ほら、お前の今まで働いた分の報酬だ。ありがたく思え」
コナン「そんな…受け取れねぇよ…」
小五郎「受け取れ。世の中を生きていくには何かと金がかかるからな
ま、人生の先輩からの餞別ってやつだ」
コナン「おっちゃん…」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 02:13:29.54 ID:CDsiqrUf0
コナン「じゃあそろそろ行くわ」
小五郎「もう、いいのか?」
コナン「ああ、蘭にも別れは済ませた」
小五郎「そうか…」
コナン「…」
小五郎「ふん、お前がいなくなって清々するぜ」
コナン「こっちこそ」
小五郎「…じゃあな 達者でやれよ」
コナン「ああ…じゃあな………親父」
小五郎「…!!」
小五郎「チッ………バーロー」
end.
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/03(土) 02:15:15.86 ID:CDsiqrUf0
灰原たんといちゃこらさせたかっただけなのにどうしてこうなったwww
あと叩かれすぎワロチッチwwww
安価だめとか聞いてねーぞwww
正直すんませんでした