1 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 12:58:36.95 ID:YQhiJckL0
みくる着替え中
キョン「なあ古泉よ」
古泉「おや、なんでしょう」
キョン「長門たち宇宙人ってどうやって日常送ってるのか気にならんか?」
古泉「そう言われれば……」
キョン「機関の方では調べてないのか?」
古泉「ええ……さすがにTFEIと機関ではレベルが違いますから。涼宮さんの日常なら資料がありますが、どうです?」
キョン「それは興味ないな。人間だし」
古泉「そうですか……」
・久し振りです。戻ってきました
・また駄作になるかもしれませんが、精一杯書きますのでよろしくお願いします
・例により、短いです。
・それでは始めます
2 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 13:02:15.35 ID:YQhiJckL0
「もういいですよー」
古泉「おや、もういいようです。入りましょうか」ガチャ
キョン「TFEI……日常……観察……」ブツブツ ガチャ
みくる「今お茶いれますねぇ」コポポ
キョン「お茶……長門……茶……」ブツブツ
古泉「あの……どうかされたんですか?」
みくる「どうぞぉ」コト
キョン「おいしいですよ」ニコ
古泉「ええ、おいしいです」ニコ
キョン「おいしい……めしうま……」ブツブツ
古泉「…………」
バタン
ハルヒ「みんなおっはよー!!」
3 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 13:05:04.22 ID:YQhiJckL0
ハルヒ「みんなに集まってもらったとこ悪いんだけど、今日はあたし歯医者さんだから団活は中止!!急に痛くなっちゃったのよねー……ま、いいわ!!それじゃ!!」バタン タタタタタ……
みくる「あ……中止ですかぁ。残念です」
古泉「着替えますか?」
みくる「あ、はい。じゃあ悪いけど……」
古泉「んふ、分かりました。ほら、出ましょう」
キョン「中止……帰る……帰宅……」
バタン
4 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 13:08:17.60 ID:YQhiJckL0
古泉「では、帰りましょうか」
キョン「いや、古泉……少し待ってくれ」
古泉「はい?ええ、まあ閉鎖空間も出ていませんし、構いませんが」
キョン「悪いな……あと少しで考えが……」
ガチャ
みくる「あれ?まだいたんですかぁ?ではお先に失礼しますねぇ」
古泉「ええ、さようなら」
キョン「さようなら、朝比奈さん」
みくる「さようならぁ」テトテト
キョン「………よし!」
古泉「どうするんですか?」
キョン「長門に用がある。団室に入ろう」
古泉「長門さんにですか?……んっふ、なるほど」
ガチャ
長門「………」
キョン「いてくれたか……」
5 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 13:11:30.39 ID:YQhiJckL0
長門「あなたたちはもう帰ったはず」
キョン「そんな冷たいこと言うなよ。ちょっとお前に用があってな」
長門「……なに」
キョン「こほん。では単刀直入に訊くが……お前、いつもなにして過ごしてるんだ?」
長門「いつも……この部屋で本を読んで過ごしている」
キョン「いやいや、団活の話じゃなくってさ。休日の不思議探索の無かった日とか。何してるんだ?」
長門「……休日」
古泉「んっふ。ちなみに僕は」
キョン「お前の話はいい」
古泉「マッガーレ」
長門「……いつもは」
キョン「ごくり」
古泉「ごく……」
6 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 13:19:08.68 ID:YQhiJckL0
長門「眉毛の妖怪とワカメの妖怪……こと、朝倉涼子と喜緑江美里と遊んでいる」
キョン「喜緑さんは分かるが朝倉と?」
長門「そう。朝倉涼子はわたしと天蓋領域がコンタクトを試みた際再構成され、そのまま彼女は居座り続けている。まさに外道」
キョン「そうか……ちなみに訊くが、喜緑さんもお前のマンションに住んでるのか?」
長門「そう。朝倉涼子が505号室でわたしが708号室だから喜緑江美里は607号室」
キョン「そうか……」
長門「そう」
キョン「………」
長門「………」
古泉「いっちゃんの笑顔の押し売りでーす!!にぱにぱにぱー!!」
キョン「古泉黙れ。俺はお前の笑顔を買うつもりなんてない」
古泉「冗談はスパッツだけにしてくださいよ」
キョン「なんだそりゃ」
古泉「なんだか言わなきゃいけない気がして」
キョン「そうかい」
7 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 13:28:24.00 ID:YQhiJckL0
キョン「なあ、長門よ」
長門「なに?」
キョン「お前と遊んでないとき……喜緑さんや朝倉はなにをしてるんだ?」
長門「……」
古泉「わくわく」
長門「……わからない」
キョン・古泉「な、なんだってー!!」
長門「そのようなことに興味を持ったことすら無かった。うかつ」
キョン「じゃ、じゃあ俺は他の宇宙人たちの日常をどうやってしればいいんだ……」
長門「わたしの日常ではだめ?」
キョン「どうせ本読んでカレー食ってるだけだろ」
長門「……のぞき?」
キョン「?」
古泉「のぞき……そう!!これです!!」
キョン「どうしたんだ古泉」
古泉「ふふふ……驚かないでよく聴いてくださいよ。機関は涼宮さん、朝比奈さん、及びあなたの監視をしています」
キョン「ふむ」
古泉「そしてあなた方お三方の家には監視カメラ(音声つき)を気付かれぬように朝比奈さんの家には3台、あなたの家には20台、そして涼宮さんの家には84台設置しています」
キョン「うわあ」
長門「うわあ」
古泉「しかし長門さんたちTFEIの家には機関のものなど設置しても感知され破壊されてしまうから設置する意味がない……そう考えられてきました」
キョン「ほう」
長門「…」
古泉「しかし!!同じ監視カメラでもTFEIが設置すれば話は別です!!というわけで長門さん、朝倉さんの家と喜緑さんの家に監視カメラを仕掛けてくれませんか!!」
長門「却下」
キョン「カレーパンやるから」
長門「了承した」
古泉「きゃっほうい!!!!うひゃほへはほへほははひゃほう!!」
キョン「古泉うるせえ」
古泉「すみません……取り乱してしまいました」
8 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 13:33:51.19 ID:YQhiJckL0
長門「但し推奨はできない」
キョン「どうしてだ長門?」
長門「彼女たちはとても優秀。小手先だけではすぐに感づかれ、こちらの思惑がバレてしまう」
キョン「カレーパン10個では」
長門「情報統合思念体内最新の技術を投入し絶対に気付かれない方法にて監視するため絶対にバレることはないようにする。問題ない」
キョン「やれやれだぜ」
長門「ただ……これだけは聞いて」
キョン「なんだ?」
長門「朝倉涼子にはまずバレない。彼女はしばらく退いていたから。しかし喜緑江美里に見つかった場合……」
キョン「ま、まさか」
長門「あなたがワカメ酒になる可能性がある」
キョン「よおし朝倉だけ行ってみよう」
長門「分かってもらえてゆきりん嬉しい。あ……」
キョン「………」
古泉「……ゆきりん」ボソッ
長門「古泉一樹の情報連結解除開始」
古泉「そんなあああああ!!!」サラサラ
キョン「あーめん」
9 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 13:39:56.03 ID:YQhiJckL0
古泉「はあ……はあ……死ぬかと思いました」
キョン「実際死んでたからな」
古泉「それはそうと長門さん、準備できましたか?」
長門「できた。それぞれのノートパソコンで見れるように調整した。それからこのヘッドホンをして。それからこのボタンも」
キョン「なんだこれ?」
長門「映像に集中できるように。このボタンを押してこのヘッドホンに付属のマイクに向かって話すことによってわたしたち三人間での対話が可能。そして通常時はこのヘッドホンからは監視カメラからの音声が流れる。雑音はしゃっとあうとする。」
キョン「ヘリコプターみたいだな」スチャ
キョン『あー、あー、聞こえるか?』
長門『聞こえる』
古泉『んっふ』
キョン『これすげえな。外の音が全く聞こえんぞ』
長門『安心の思念体ブランド』
古泉『機関も早くここまで登り詰めたいものです』
長門『それでは上映を始める』
キョン『おー』パチパチパチ
10 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 13:52:37.91 ID:YQhiJckL0
朝倉「はあ……」
キョン『おお、映った』
古泉『なんだか悩ましげな表情ですね』
朝倉「長門さん、早く帰ってこないかなぁ」プラプラ
古泉『おや、長門さん大人気ですね』
キョン『流石は長門だな』
長門『ぶい』
朝倉「はあ……暇だな」ゴロゴロ
朝倉「長門さん……すぴー」
キョン『あらら寝ちゃったよ……ていうか長門』
長門『なに』
キョン『なんとかフィールド張って朝倉を直接見たいんだが』
古泉『んっふ』
長門『……それは思いつかなかった』
キョン『だろ?』
長門『至急移動する。ヘッドホンをとって』
キョン「ああ」カパ
11 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 13:53:05.44 ID:YQhiJckL0
長門「腕を出して」
キョン「これでいいか?」
長門「いい」カプ
キョン「おお……何度してもいいなこれは」
長門「終わった」
古泉「次!!次は僕ですよ!!」
長門「腕を出して」
古泉「はい!!」
長門「注入する」ブス
古泉「あの、長門さん」
長門「なに」
古泉「どうして注射器なんです?」
長門「………知らない方がいい」
古泉「シット!!ジーザス!!主人公め!!」
キョン「長門、ところで何を注入したんだ?」
長門「二種類のナノデバイス。まず一種類目を注入すると、これを注入されてない人からは見えなくなる」プス
キョン「音はどうするんだ?」
長門「もう一つのナノデバイスでカバー。このナノデバイスが注入された人のたてる音は注入されてない人には聞こえない。なお、わたしもあなたに注入する前にすでに注入したため聞こえているし見えているだけで注入していない朝倉涼子や喜緑江美里からは見えないし聞こえない」
キョン「ご都合主義だな」
長門「言わない約束」
古泉「それでは行きましょうか」
長門「空間を転移する。あなたはわたしのからだに抱きついて。古泉一樹は彼の足にでもしがみつくといい」
古泉「マッガーレ」
長門「それでは開始する」
びぃーん
12 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 14:01:12.71 ID:YQhiJckL0
朝倉「すぅ……むにゅむにゅ」
キョン『寝てるな』
長門『寝ている』
キョン『やっぱりTFEIにも睡眠は必要なのか?』
長門『人間のようにとらなかったからといって不都合があるわけではない。しかしじーっとしてるとこうして眠ってしまったりはする』
キョン『そうか』
朝倉「んにゅう……はっ!!眠っちゃった」コシコシ
朝倉「……トイレ行こ」テクテク
キョン『トイレっ!!お前達にも必要なのかっ!!』
長門『食物を摂取する以上排泄は不可欠』
古泉『は、早く向かいましょう!!』ドタドタ
キョン『おうっ!!』ドタドタ
長門(これが……進化の可能性?)タタタタ
朝倉「なんだか家の中が騒がしい気がするわ」
13 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 14:07:41.53 ID:YQhiJckL0
朝倉「よいしょ」
キョン『いよいよ……だな』ゴクリ
古泉『ええ……』だらだら
キョン『よだれ拭けよだれ』
長門『……来た』
朝倉「んっ……」チョロロ
キョン『オウ……なんて美しい……』
古泉『なだらかな曲線を描き重力へと身を委ねる液体……』
キョン『これこそが……美!』
古泉『おかあちゃん……産んでくれてありがとう』
長門(理解不能)
朝倉「ふう……」カラカラ
朝倉「んっ……」フキフキ ジャー
キョン『はあ……素晴らしいひと時だった』
古泉『ふぅ……何言ってるんですかバカバカしい』
長門『………』
15 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/08/02(火) 14:15:27.13 ID:YQhiJckL0
朝倉「I'm free〜To be whatever I 〜♪」ジャー
キョン『そうだよ朝倉……お前は自由だ……なんにだってなれるんだ……!!』
長門『手の洗い方が念入り。恐らく少し手についた』
古泉『ふんバカバカしい』
キョン『お……居間に戻っていって……』
朝倉「長門さんに今日はいつ戻ってくるのか聞いてみましょ」ピピピ
キョン『おい長門……』
長門『問題ない。携帯の着信音量を全てゼロに設定してバイブレーションも切った』
キョン『そうか良かった』
古泉『どうせ僕の携帯はなることはありませんよーだ』
キョン『いい加減戻って来い』
16 名前: ◆B9rz/Wmz7E[saga] 投稿日:2011/08/02(火) 14:25:35.65 ID:YQhiJckL0
長門『……きた』
キョン『どれどれ』
古泉『朝倉さんハアハア』
From.オバケ眉毛
Sub.無題
本文:長門さん、今日の団活はいつ終わりそうなの?夕飯の都合がわからないんだけど……
キョン『普通も普通だな』
長門『普通。……返信』
I want you 〜 I need you 〜♪
朝倉「……ん、いやに早いわね。なになに……」
From.長門さん
Sub.re:
本文:今日は涼宮ハルヒの思い付きでファミレスに行くことになった。夕飯はいらない。帰るのも遅くなる
朝倉「……はあ、暇だなあ」
キョン『いっつも朝倉の作る夕飯食べてるのか?』
長門『そう。彼女の作る料理はどれも絶品。喜緑江美里の作るそれとはワケが違う』
キョン『そんなにまずいのか?』
長門『……あなたはワカメをワカメでサンドしたからしマヨネーズ風味ワカメサンドイッチを食べた人の気持ちが分かる?』
キョン『すまん』
古泉『森さんの料理おいしいれす(^q^)』
キョン『うるせえ黙ってろあと死ね!』
17 名前: ◆B9rz/Wmz7E[saga] 投稿日:2011/08/02(火) 14:39:01.79 ID:YQhiJckL0
すみません、諸事情あって出かけなくてはならなくなりましたので、本日の更新はここまでとさせていただきます。最近忙しいので次はいつになるか分かりませんが、完結はさせますのでお願いします。
さようなら