のびた「スネ夫おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 00:54:42.78 ID:VnjLuQ11O

のびた「スネ夫ぉ・・・・・・」ぶるぶる

のびたは怒りに打ち震えた低い声をあげ、顔は狂気に歪んでいる

のびた「おいスネ夫・・・・・僕は認めないぞ!おまえみたいな外道に女だとぅ?」

スネ夫「認めない?なんだそりゃ・・・・のびたぁ!」

ジャイ子「やめて二人とも・・・・わたしの為にケンカなんて・・・・」ポロポロ

のびた「潰すって言ってるんだ、このマメ泥ヤロウッ!!」バッ

のびたは喉を潤していた缶コーヒーを投げる

スネ夫「上等だよ・・・・のびたぁ・・・・」

カランカラン・・

空き缶の着地がゴング

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 00:58:38.81 ID:VnjLuQ11O

ジャイ子はとっさに目をつむる、のびたはその風貌からは想像もつかないほど俊敏な動きで迫る

その時・・・・

先生「こら、野比に骨皮!こんなとこでなにしとる!早く帰って宿題をせんか」

のびた「はい先生!」

スネ夫「すいません」

ジャイ子は思った

ジャイ子(ありがとう先生、二人を止めてくれて!本当によかった)

しかし甘い

のびた「運がいいなぁキミは、次に会った時はベコベコにぶちのめしてやるよぅ」

スネ夫「おまえの方こそな、顔面を弾けたトマトみたいにしてやるぜ・・・・いこうジャイ子」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:02:22.02 ID:VnjLuQ11O

空き地から徒歩5分ほど、二つ目の角を曲がった先にその店はあった

/剛田商店

こじんまりした造りのアットホームな店、訪ねたのびたをペットのムクが出迎える

ムク「うぉんっうぉんっ!」

のびた「やあムク!」

剛「誰だっ!!ん?なんだのびたかぁ、まあ上がれよ」

裏口から部屋へと通される、殺風景な・・・・良く言えば硬派な部屋模様

剛「さっきは悪かったな、最近スネ夫の舎弟がイタズラしに来るんだ」

のびた「ジャイアン、キミのうちもか・・・」

剛「ああ、鬱陶しいヤツラだぜ・・・・」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:05:19.25 ID:VnjLuQ11O

のびた「ここに寄ったのはキミの妹のことなんだ・・・・」

剛「分かってるのびた、何も言うな・・・・ジャイ子は子供だからな、おまえの責任じゃない」

のびた「済まないジャイアン・・・・」

ムク「わおぅん、わおぅん!」

剛「またヤツラか?」

はる夫「おーい、ジャイアーン!」

のびたのチーム、ドラえもんズの舎弟頭のはる夫

はる夫「【速報】スネ夫のヤツ、金でチンピラの愚連隊を雇ったんだ」


チームの頭、剛の部屋はどう見てもチンピラの溜まり場、普通の人間なら近寄りすらしないだろう、だが

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:09:04.44 ID:VnjLuQ11O

ガシャーッッン!

「ひゃっはぁーーっ!死ねやジャイアン!」

「ギャハハハハ!クソヤロウ、潰れろや!」

ガシャーッッン!

剛「このっ、待ちやがれ!」タッタッタッ

剛「くそっ!根性なしが・・・・」

のびた「おーいジャイアン!岩石がはる夫に当たったんだ、しっかりしろ!」


はる夫「ぐぎぃ・・・・だ、大丈夫だよ・・・うう・・・」ポタポタ

剛「これは酷い、すぐ救急箱持ってくる」

初代統領として君臨している剛、怖い・・・・誰もが恐れる問答無用の威圧感、だが反面、身内には面倒見がよく慕われている

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:13:39.73 ID:VnjLuQ11O

のびた「よかったぁ、出血は止まった」

はる夫「うぐぐ・・・・悪いなのびた、手間かけて」

剛「おまえはしばらく休んでろ!なぁのびた、ヤツラを潰すにはどうすればいい?」

のびた「うーん、数が圧倒的に不利だからね・・・・僕、出木杉に相談してくるよ」

剛「よしっ!なら俺も行くぜ!」

のびた「ジャイアン、キミは残ってはる夫を見ててよ!僕に任せて」

剛「そうか?じゃあ頼んだぜのびた」

剛田商店を後にしチーム一の切れ者、〇×小の出木杉英才の家に向かう、だがその途中

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:17:34.50 ID:VnjLuQ11O

しずか「あらのびたさん、一人でお出かけなんて随分のんきな人ね」

のびた「し・・・しずかちゃん」グッ

のびたは身構え、体じゅうの血がゾクゾクたぎるのを感じていた

しずか「ウフフ、あなた一人でわたしとやり合えると思ってるのかしら」

事実しずかは、暴走族50人以上を相手に暴れ、そのほとんどを病院送りにしている

のびた「いや、キミとやり合うつもりはないんだ・・・・通してくれないか?」

しずか「あら素直ね、どうしようかしら・・・・」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:21:06.79 ID:VnjLuQ11O

幸か不幸かのびたは目撃していた、拳一つで全員を血の海に沈め、返り血で真っ赤に染りながら薄笑いを浮かべるしずかの姿を

のびた「頼むよしずかちゃん、キミと争うつもりはないんだ」

しずか「運がいいわねのびたさん、わたしこれからバイオリンのLESSONなの」スタスタ

のびた「はあぁぁ・・・・」ペタ

もし夜の山の中で、猛獣と遭遇したらこんな感じだろうか?

のびた「助かった・・・・みんなが待ってるんだ、出木杉の家に向かおう」

手のひらはビショビショに汗ばみ、レンズは真っ白に曇っていた、だが気持ちを奮い立たせ先を急いだ

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:25:41.67 ID:VnjLuQ11O

/出木杉宅

のびた「こんにちは出木杉ーーっ!」

出木杉「やあ野比君、なんの用事だい?貌が引きつってるよ」

のびた「あ、これは・・・・・」

出木杉「まあ上がって、ゆっくり話をしようじゃないか」

モノトーンで統一された年齢にそぐわない落ち着いた部屋に案内される

出木杉「さて、遊びに来た訳じゃないんだろ?どんな要件なんだい」

のびた「最近スネ夫の横暴ぶり、酷いと思わないか?」

出木杉「まあね、でも今に始まったことじゃない、あいつらは野獣さ」

のびた「そこで秀才のキミに相談があるんだ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:29:46.51 ID:VnjLuQ11O

出木杉「アハハハ、簡単な事だよ!結局は一人をどうするかが問題なのさ」

のびた「一人を?」

出木杉「そうだよ野比君、烏合の衆を何人集めようがしずかちゃんを仲間に出来れば勝負は決まりさ」


のびた「しずかちゃん・・・・ね・・・・」

体の震えが再び激しくなる、対峙した者をいすくめる眼光、実力に裏打ちされた威圧感、のびたにとって恐怖の対象でしかない

出木杉「確かに危険な相手だ、でもヤツラを倒すには一番確実じゃないかな?」

のびた「そうだね・・・・でもここに来る途中バッタリ会ったんだ・・・・」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:33:04.30 ID:VnjLuQ11O

のびた「たしかにキミの言う通りだと思う、しずかちゃんなら簡単にヤツラを潰してくれるだろう」

出木杉「ここからが本題、どうやって仲間に引き入れるか」

のびた「待ってくれ、危険過ぎるよ!言っただろ会ったって、僕は怖くて仕方ないんだ・・・・」

出木杉「だけど・・」

のびた「最悪スネ夫よりタチが悪い相手だよ、他の手は無いのかい?」

のびた達は押し黙った、向かう相手は余りにも強大、見つからない突破口を模索する・・・その時

ピリリリリ!

出木杉「ちょっと失敬・・・・『はい出木杉です』」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:37:23.56 ID:VnjLuQ11O

出木杉『ありがとうございます是非!それでは』

のびた「誰か来るのかい?じゃあ僕は帰るよ」

出木杉「待ちたまえ野比君、今から来るのは僕のいとこなんだ」

のびた「部外者の僕がいたら気まずいだろ?」

出木杉「僕達に協力してくれるって!かなりの腕自慢さ」

のびた「ホントかい?じゃあキミから説明してくれよ、僕ははる夫が気になるから帰るよ」

出木杉「分かった、お大事にって伝えておくれよ」


のびた「ああ、またな出木杉」

のびたは後の戦友となる出木杉のいとこと会わずに剛田商店へと向かう

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:41:44.44 ID:VnjLuQ11O

/空き地側

ドラ男「やぁのびた君、コナマイキな面下げてどこに行くんだい?」

のびた「くっ、こっちこそ一番見たくない反吐が出る面だよドラ男ぅ!」

ドラ男「ウフフ、ちょっと遊んでいけやぁのびた君・・・・」クイクイ

狂猫ドラ男、人外の面構えに腐った性格、誰彼構わず喧嘩を売り降参した相手にも唾を吐きながら拳を振るう狂猫を地で行くアウトロー

のびた「上等だぁポンコツヤロウ!この場でスクラップにしてやる」

ドラ男「上等?ウフフ・・・・大物たれてんじゃねーっ!!」ビュ・・ビュビュ

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:45:33.45 ID:VnjLuQ11O

ドラ男の全身の力を込めた正拳三段突きがのびたの肝臓、心臓、コメカミを一瞬で薙ぎ払った

ドラ男「もう終わりかい、のびた君?かーーーっぺっっ!!」ドバッ

ドラ男特大の猫玉をすんでの所でかわし再びFIGHTINGポーズをとる

のびた「ハアハア、おまえの短い拳じゃ僕は倒せないよ?」

ドラ男「のびた君・・・・脳ミソぶちまけろやぁ!」ビュ・・ビュビュ

のびた「分かってないなぁ、実力差をねっ!」シュンッ

大気を真一文字に裂いて、のびたの剛腕が唸りを上げた、向かってくるドラ男の側頭部をえぐる絶妙のカウンター

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:50:09.76 ID:VnjLuQ11O

メキョ!

ドラ男「み゙っ?・・・・ぺじぃぃ・・・・の・びたぁ・・・・」

のびたの一撃は土管を砕くほどの破壊力がある、ドラ男の頭蓋はただのワンパンで歪められた

のびた「まだやるかい?」

ドラ男「殺してやる!のびたくぅんっ!」ビュ

ボキョッ!

ドラ男「ぐふぅ・・・・」ブハァッ

またものびたの拳が顔面をえぐる

ドラ男は口から血ともオイルともとれない薄黒い液体を吐き出す

のびた「まだやるかい?」

ドラ男「のびたぁーーーっっっ!!」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:54:56.86 ID:VnjLuQ11O

のびた「まいったなぁ、僕は弱い者いじめはしたくないんだ・・・・よっ!?」シュンッシュシュ

ベキベキベキ!

骨の壊れてゆく音が響く、のびたは初めて連撃を加えた、凄まじいスピード故に音は重なり人間の目では捉えきれないだろう

のびた「もうやれないよね?僕は先を急ぐから」スタスタ

帰り際、その刹那!地面に伏せっていたドラ男の腹部のポケッツからナイフが飛び出す、スペツナズナイフだ

のびた「ぐっ・・・・せっかく見逃してやったのに・・・・」ザッ

脚の大腿部を抉られ片膝を着きドラ男を睨む

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 01:59:14.40 ID:VnjLuQ11O

ドラ男「もう少し遊んでいけよぅのびた君、そんなに急いで重要なプレゼンでもあるのかい?」

のびた「うかつだったよ、キミが薄汚い狂猫って事を忘れていた・・・」

ドラ男「ウフフ、じゃあこれでサヨナラだね」モゾモゾ

ドラ男は再びポケッツに手を入れ醜いまでに五寸釘を打ち込まれた木製バットをとりだした

のびた「くそっ、僕が甘かったせいだ・・・・ごめんねジャイアン」

ドラ男「バイバイのびたくぅんっ!!」ビュン

驚異的な速度で釘バットが唸る、ゴォキュォオッーーッッ!!

バゴッッ!!

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 02:04:38.82 ID:VnjLuQ11O

のびた「ひぃっっ・・・・ん、あれれ〜?」

剛「よかった間に合って、帰りが遅いから心配で見にきたんだ」

剛が放ったベィスバールの玉で辛うじて釘バットの軌道を変え、のびたへの直撃を防いでいた

剛「ようドラ男、まだやんのか?俺様が相手になってやんぜ」

ドラ男「くっ・・・・今日の所は引いてあげる、次は止めを刺すからね、のびた君!」タッタッタッ

剛「なにあれ、だっせぇ〜あはははは」

のびた「助かったよジャイアン、ありがとう」ポタポタ

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 02:09:04.26 ID:VnjLuQ11O

剛「ん?出血が酷いな、おぶってやるから背中に乗れ」

のびた「ありがとうジャイアン、ホントにキミは頼りになるなぁ」

剛「水臭いなのびたぁ心の友だろ!さぁ早く」

/剛田商店

剛「これで大丈夫、心配ないぞのびた!」

のびた「足を引っ張ってごめん」

はる夫「でも不味いよな、少ないメンバーの内二人も負傷者が出るなんて」

剛「おまえらは余計な心配すんな、俺に任せとけ」


のびた「それなんだけどさ、出木杉の・・・」

ムク「ぎゃぴぃっぎゃぴぃっ!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 02:14:14.91 ID:VnjLuQ11O

人懐こいムクが怯えた悲鳴を上げる

出木杉「お邪魔するよ剛田君」

剛「おう出木杉ぃよく来たな、ゆっくりしてけよ!」

のびた「あれ、その人はまさか・・・・キミの親戚の」

出木杉「そうさ、紹介するよ」

勉蔵「ワスが英才のいとこの勉蔵だす、よろしくだす!」

出木杉「剛田君、野比君から聞いていると思うけど、僕達に協力してくれる人だよ」

剛「ホントか!?だけど平気かぁ、あまり強そうに見えないけどよう」

出木杉「それは失礼じゃないかい、多分しずかちゃんと同じくらいの実力者だよ」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 02:19:07.72 ID:VnjLuQ11O

仏の勉蔵、普段は温厚だがひとたび暴れ出すと、相手を肉片に変えるまで手を緩める事はない

勉蔵「英才から話を聞いてるだす、スネ夫って小僧はとんでもない輩だすな」


のびた「そうなんです、弱い者いじめから引ったくり恐喝、手が付けられない札付きです」

剛「それによぅ、俺の可愛い妹・・・ジャイ子をこましやがったんだよぅ」ポロポロ

のびた「ジャイ子は僕の情婦(オンナ)だったんです、でもスネ夫が腕ずくで・・・」

出木杉「勉蔵さんお願いします、あいつらに天誅を与えて下さい」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 02:24:11.99 ID:VnjLuQ11O

スネ夫率いるチームは大所帯、一方剛率いるドラえもんズは僅かな人数で組織される新興勢力

勉蔵「四、五十人位ならどうってことない、ワスに任せとくだす!」

剛「おおっ・・・・心の友よぅ!!」

かつて全盛期の神鳴と五分の勝負をしていたという勉蔵の助力で力のバランスが大きく変化した

勉蔵「一人の方が動きやすいからキミたつはここで待ってなさい」

のびた「キツいお灸を据えてやってよ勉蔵さん」

はる夫「wktk!!」

剛「俺は無傷だぜ、なあ手伝わせてくれよ?」

勉蔵「悪いが足手まといだす・・・・」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 02:29:10.55 ID:VnjLuQ11O

それは優しさ故の拒否だった、自分がフルパワーを出せば生き死にの喧嘩になる、思いやりの拒否

出木杉「じゃあ気を付けてね勉蔵さん」

勉蔵「うんだす、片付いたら連絡する」

丁寧に剃り上げた頭、抜け落ちた前歯、溶けた部分もありギザギザの歯抜け、そんなチンピラ、スネ夫達の溜り場

/裏山

DQN「なぁ〜〜にぃオッサンよお!ポクに用かなぁ?」ペチン

勉蔵「くせえ小僧だす・・・・失せろ」

DQN「なんにぃぃいい?ポクに向かって失せろぉ?アハハッ、アハハハッ!」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 02:33:54.14 ID:VnjLuQ11O

DQNが口の端から涎を垂れ流しながら勉蔵の胸ぐらに手を伸ばす

D2「ばっ・・・!やめろっ・・・!」

おそらく顔に見覚えがあったのだろう、伝説の喧嘩師勉蔵の・・・・・だが遅かった

シュバッ!

DQN「ひっ・・・ま゙っ・・・・ぴ?」

勉蔵の拳は小僧の顎を砕き5センチ程めり込んだ所で停止した

勉蔵「オウ・・・てめぇらこのワスに喧嘩売ってやがんなぁコラ?」

D2「コノヤロウ、一人潰しておいて喧嘩売ってんのかだと?」ブルブル

勉蔵「ワスの顔知ってるみたいだすな・・・・」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 02:39:07.33 ID:VnjLuQ11O

D2「うっ・・・・だからどうしたぁ上等じゃねえか!てめえを叩き潰して名を上げてやるぜっ!」

勉蔵「ふぅ〜ヤレヤレだす・・・・」ビュン

人中に拳をめり込ませ一撃で意識を刈り取った、だが勉蔵のリミッターは外れまるで舞踏の様に倒れる事を許さず次々に殴打をくわえる

勉蔵「あぁぁあああひゃひゃひゃあ〜!!!たまんねえだすっっ!!勃起がおさまらねぇ〜〜っ!!!!」

D2「ガボッ・・・ぶべひぃ゙・・・・まぎぴぇぇぇぇ゙・・・・め゙」

勉蔵「あはははぁぁ!!!!あああぁあああぁぁ!!!!あああぁぁぁ!!!!ああぁぁぁああああぁぁ!!!!ああああぁぁぁああ!!!!」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 02:42:51.83 ID:VnjLuQ11O

口元から唾を吹き出し殴り続ける勉蔵、相手の意識はとうに失われている

D2「ぶんぱっっ!!ぶんぱっっ!!ぶんぱっっ!!ぶんぱっっ!!」ユラユラ

勉蔵「ぎゃっっほぉぉぉおおーーーっっい!!!!きんもちぃいいっ!!あはは、あはは、あははぁぁあああっ!!!!!!!!!!」

もはやD2の顔面は風船の如くパンパンに膨れ上がり血まみれのサンドバックと化していた・・・

勉蔵「ぶるあああぁぁぁあああ!!!!Lastぉぉぉおおおお・・・・せぃぃいいいいっ!!!!!!」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 02:50:43.00 ID:VnjLuQ11O

勉蔵「イッツァラストパーーーーンチッッィ!!!!!!!!!!!!!!」

ブオンッ!

切断された空気の轟音が響く、真っ直ぐ振り抜いた正拳ハートブレイクショット!狙い済ました一撃で死闘は幕を降ろした

D2「がはっ・・・・がはっ・・・・」ピクッ

勉蔵「おっと、悪い癖が出てしまっただす・・・・ふんっ!」ボッ

D2「ぶっ?・・・・ハアハア・・・・うぐぐ」

気合いを込めた活殺術で再び心臓を打撃し蘇生させた、武術と医術は表裏一体、極めればどちらにも活かす事が可能

勉蔵「さて、残りの山賊共を片付けるか」

勉蔵は裏山の山頂目指し歩みを進めた

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 03:09:10.45 ID:VnjLuQ11O

/裏山山頂

スネ夫「おや?なんだいおまえは」

勉蔵「キミがスネ夫君だすな・・・・てめえらまとめて潰しに来たんだよぅ!!」

スネ夫「アヒャヒャヒャ!なんだって、オッサン一人でかい?ウチは50人用なんだ」

DQN「狂ってるぜこのオッサン!なに考えてんだか・・・・・よっ?」

ブリュッ!

相手より後に動いたはずの勉蔵の左裏拳がDQNの顔面を崩壊させた、歯は全て割れ鼻はひん曲がっている

メリメリメリ!

DQN「ぴぎぃぃぃいい!?」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 03:16:28.39 ID:VnjLuQ11O

勉蔵「スネ夫君、止めてぇならてめえが来い・・・・ワスの事を止められるならなぁ?」

ボゴッボゴッ!

捕まえたDQNを大木に縫い付けるようにして殴り続けている

DQN「め゙んぷっっっ!!!!め゙んぷっっっ!!!!め゙んぷっっっ!!!!め゙んぷっっっ!!!!め゙んぷっっっ」ビチャビチャ

失禁した相手に構わず拳をめり込ませる、異様な惨劇に他の不良達は体を恐怖に支配され動けない

スネ夫「このキチガイめぇ!いい加減よさないか!!」

スネ夫の怒号が響く

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 03:25:14.99 ID:VnjLuQ11O

かば雄「スネ夫ぉ!やめろって!分かんないのか?こいつは狂ってるよ、相手にしちゃダメだ!」

ボゴッボゴッボゴ!

勉蔵「どうしたんだすか?すごい汗だすなぁ、せっかくの喧嘩だ、度ハデにやろうぜぇ?」

DQN「ぴんっっ??ぴんっっ??ぴんっっ??ぴんっっ??ぴんっっ??・・・・・・・・・・・・・」

ついに壊れた蛇口の様に血を吹き出しながら静かになるDQN

スネ夫「どけよぅかば雄!それがどうしたんだよ、生意気言うのは僕に勝ってからしろーーーっっ!!」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 03:32:27.26 ID:VnjLuQ11O

勉蔵はスネ夫に整った白い歯を剥き出しにして笑って見せた

勉蔵「なかなか根性があるようだすなぁ糞ジャリ共の頭は・・・・」

ブシュルル!

スネ夫の変幻自在のフリッカージャブが甲高い破裂音と共に鼻先をかする

スネ夫「なにぃ?僕のジャブをよけるなんて・・・・・・・・」

勉蔵「チッチッチッ」

勉蔵は人差し指を左右に揺らしながらスネ夫を挑発した

勉蔵「遅い!!!!遅い!!!!遅〜〜っっい!!!!!!!話にならんスピードだぁ!」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 03:40:31.66 ID:VnjLuQ11O

勉蔵「はぃぃいいぃぃぃいいいっっ!!!!!!!命にかかわるパンチってやつを見せてやるだすっ!ひょおおぉぉぉおお・・・・・・・・・・・せいっ!!!!」

シュパンッ!

研ぎ澄まされた一撃、音もなくスネ夫のあばらを打ち砕いた

スネ夫「ごぉえっ・・・おぶばびぃぃい・・・・」オエェー

ゲロを撒き散らして苦悶の表情を浮かべる

パチンッッッ!

それから遅れる事、拳の炸裂音が響く!音速の壁を越えた至高の突き

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 03:47:56.23 ID:VnjLuQ11O

勉蔵「アヒャヒャヒャひょおおぉぉぉおお!!!!!!昂ぶってきた昂ぶってきたぁぁあああ!!!!!!ひょおぉぉっっ!!!!ひょおぉぉっっ!!!!ひょおぉぉっっ!!!!」

スパパパパッ!

スネ夫「め゙っ!!!!!?み゙っ!!!!?ま゙っ!!!?む゙っ!!!!?も゙ぃぃぃい??????」

勉蔵「あひゃぁっ!!!!あひゃぁっ!!あひゃぁっ!!あひゃぁっ!!!!あひゃぁっ!!!!!あひゃぁっ!!!あひゃぁっ!!!!あひゃぁっ!!!!あひゃぁっ!!」

パチンッパチンッと肉が弾ける音と音速の壁を越えた炸裂音が混ざって美しいハーモニーを奏でる

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 04:06:53.62 ID:VnjLuQ11O

勉蔵「もうこの辺にしとこうやスネ夫君、キミならワスにかなわない事くらい分かるだろう?」

スネ夫「あぱ・・・・あがっ・・」ゴロゴロ

勉蔵「喋れない程苦しいだすか?少し待ってあげよう」

10分後

スネ夫「ぜえぜえ、ちくしょう!のびたのやつ、こんな化け物雇いやがってぇ!」プルプル

勉蔵「スネ夫君、キミの気持ちも分かるけど暴力はイケないよ?」

スネ夫「パパに言って次はレスラーを・・・」

勉蔵「スネおおぉぉぉおお夫っっっっ!!」

勉蔵の一喝が裏山にこだまして再び帰ってきた

こだま「スネおおぉぉぉおお夫っっっっ!!」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 04:18:33.59 ID:VnjLuQ11O

スネ夫は勉蔵に諭されておとなしい働き者になりました
おわり

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 04:24:05.15 ID:PXyFt3qK0

正直眠くなったんだろ

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/24(日) 04:26:21.41 ID:VnjLuQ11O

すいませんその通りです、眠くなったんで落として下さい(´・ω・`)



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