1 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 16:50:59.49 ID:JTpYmlJm0
古泉「はい、なんでしょう」
キョン「今はこの団室の中に俺とお前しかいないわけだが」
古泉「ええ……それがなにか?」
キョン「ここらで、ハルヒの変態的パワーとはかけ離れた話をしないか?」
古泉「…と、言いますと?」
キョン「ええい……とにかく宇宙的、未来的、超能力的、あるいは異世界的な話を一切無くして普通の話をしないか?ってことだ!!」
古泉「んっふ、これはこれは」
・またVIPにスレ立たないからってこっちに立ててスミマセン。!ninjaのレベルがいつの間にか0に戻るんです
・今回はキョン×古泉のSSのつもりですが、途中で何かあって変わるかもしれませんので責任はとりませんのであしからず
・それでは例にならって短いですが始めます
2 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 17:07:35.05 ID:JTpYmlJm0
キョン「古泉よ……」
古泉「なんでしょうか?」
キョン「ぶっちゃけ、性欲処理とかはどうしてるんだ?」
古泉「ぶっ!!」
キョン「わ!どうした?大丈夫か!?」
古泉「い、いきなりなんてこと聞くんですか!!」
キョン「なんてこと……?健全な男子高校生なら普通の内容だろ……」
古泉「健全な……男子高校生……んっふ、あなたにはいつも驚かされる」
キョン「……で、どうなんだ?やっぱ森さんか!?森さんなのか!?」
古泉「まさか!!あの人でそんなことしようものなら去勢されてもおかしくありませんよ!!」
キョン「去勢とは……なかなかhardだぜBaby...」
3 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 17:14:57.66 ID:JTpYmlJm0
キョン「じゃあどうしてるんだ?」
古泉「……わかりました、他ならぬ貴方のたのみです。答えましょう」
古泉「ふふふ……驚かないで下さいよ?」
キョン「わくわく!!」
古泉「トゥエ○ブです」
キョン「……へ?」
古泉「僕が機関の構成員なのはご存じですよね?」
キョン「ああ…」
古泉「機関の構成員ですとね、少なからずバイト料……いえ、給料が入るのですよ。額面は……そうですね、普通の地方公務員の給料に少しばかり上乗せした位でしょうか。ああ、それはどうでもいいのです。とにかくですね、その給料は一高校生、しかも僕のように自由な時間の少ない人間にはすこし多すぎる位の量でして……僕はあるものにお金をつぎ込む事を開始したのです」
キョン「……それが」
古泉「……そう」
古泉「オナホール……通称『オナホ』ですよ」
4 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 17:25:57.47 ID:JTpYmlJm0
古泉「僕が最初に購入したのがセブンテ○ーンなる代物でした……あ、購入はもちろんAmasonですよ。コンビニ受け取りで購入しました……さて、僕はそれを使用しました。しかし…」
キョン「どうしたんだ?」
古泉「あろうことか、僕はローション無しで挿入してしまったのです……!!」
キョン「! ! ! ! !」
古泉「そのあとはもう地獄でした……なんとか入ったもののマイサンは激しく締めつけられ……そしてオナホとの摩擦により息子のお顔は真っ赤なってしまいました……」
キョン「それは……ご愁傷様だったな」
古泉「そして後日、そのことを新川さんに話したら大笑いされまして、使い方を伝授していただいたので僕は即座に帰宅してコトを終えることができました。そして僕のショッピングが始まったのです……」
キョン「……で、トゥ○ルブに行きついたと」
古泉「そうです!あ、オカズはもちろんパッケージですよ。……んっふ、困ったものです」
キョン「全くだ」
5 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 17:29:26.64 ID:JTpYmlJm0
古泉「さて、僕の話が一通り終わったところであなたのお話もお聞かせ願いたいのですが」
キョン「あ、ああ。あんだけ赤裸々に話してもらったんだから、なんでも質問して良いぜ」
キョン(正直、聞きたくなかったが)
古泉「そうですね……では、こんなものはいかがでしょうか」
キョン「なんだ?」
古泉「ずばり、一緒に生活するならどなたと生活するのがベストでしょうか?」
キョン「生活?」
古泉「ええ、生活です。同居でも構いません」
キョン「生活か……」
8 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 17:34:49.45 ID:JTpYmlJm0
古泉「やはり涼宮さんですか?」
キョン「なにをバカなことを言ってるんだ。ハルヒと一緒に生活なんてしたら俺の精神が持たん。憂鬱どころじゃすまん状態になっちまう」
古泉「そうですか……では朝比奈さんですか?」
キョン「あの人はだな……見てる分にはいいが、生活すると疲れちまうだろうと思う。ドジっ子なのは萌えポイントとしては結構だが、生活するとなるとマイナスだ」
古泉「なかなか手厳しいですね……」
キョン「そうは言うけどな、生活だぞ生活!!下手したら三食メシ抜きになるような状況下で生活しようとはよっぽどの変わり者かドマゾじゃないと思わんだろう」
古泉「それもそうですね」
9 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 17:38:47.01 ID:JTpYmlJm0
古泉「すると長門さんですか?」
キョン「長門か……いや、いいんだが……」
古泉「なにか問題でも?」
キョン「問題がなさすぎる気がする」
古泉「……と、言いますと?」
キョン「なんかメシ一つとっても、台所のカギ締めて『覗いては……ダメ』とか言われて、可愛いなーとか思って覗いたら情報操作で作っててびっくりして物音たてたらこっちに顔だけ向けて『情報連結解除、開始』とか言われそう」
古泉「…あー、分かります」
10 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 17:45:37.31 ID:JTpYmlJm0
古泉「ということはSOS団内の女性方は貴方のお眼鏡には適わない……と?」
キョン「そういうわけではないんだが……生活するかどうかの一観点から行くと、そうなるな」
古泉「んっふ……困ったものです。ではどなたなんですか?」
キョン「そんな簡単に教えてたまるか」
古泉「ほほう、これはこれは」
キョン「そういうお前はどうなんだ?……やっぱハルヒか?」
古泉「いえ……貴方が正直に仰ってくれるなら教えてもいいですよ。同時に、ですが」
キョン「そうか……同時に、か……いいだろう」
古泉「それでは、いっせーのーででいきましょう」
キョン「よし」
キョン・古泉「いっせーのーで!!」
キョン「………」 古泉「………」
キョン・古泉「おい」
11 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 17:49:08.04 ID:JTpYmlJm0
キョン「どうして言わないんだ?いっせーのーでで言おうって言ったのはお前じゃないか」
古泉「そちらこそ。いいだろうって言ったじゃないですか」
キョン「そ、それはだから……ええい、もっかいだ」
古泉「次こそきちんと言いましょうね」
キョン・古泉「いっせーのーで!!」
古泉「………」 キョン「………」
キョン・古泉「もー!!!」
12 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 17:56:36.89 ID:JTpYmlJm0
古泉「言いましたよね!?僕きちんと言いましょうねっていいましたよね!?」
キョン「そっちこそ。おれはもっかいって言ってお前は同意したじゃないか」
古泉「……」
キョン「……」
古泉「次こそです!!次言わなかったら罰金一万円の刑で!!」
キョン「待て。それは金の余ってるお前にすれば屁でもないだろう!お前の方には罰金一千万円プラスビンタだ!!」
古泉「ちょちょちょ、待ってください。それは不公平です」
キョン「これは言わなかったらの話だろう?言えばいいじゃないか。言えば」
古泉「それでしたら貴方には閉鎖空間7日間の旅も差し上げます!!」
キョン「なにっ……望むところだ」
古泉「ああ、待ってください」
キョン「なんだ?」
古泉「これを着けてください。機関の開発した超ウソ発見機です。どんな些細なウソも見逃しません。ささ、どうぞ。僕も着けますから」
キョン「くっ……これでウソだと断定された場合もバツゲーム執行なのか?」
古泉「ええ、もちろん。では行きましょう」
キョン・古泉「いっせーのーで!!」
13 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 17:59:51.51 ID:JTpYmlJm0
キョン「朝倉!!」 古泉「妹さん!!」
キョン「!?」
古泉「……ニタリ」
キョン「古泉…………お前」
古泉「なんですか?僕は誰も結婚生活のようなことだけをさしたのではありませんよ?ただ生活したいだけt」
キョン「ロリコンだったのか!!」
古泉「………あ、そう捉えちゃいましたか」
14 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 18:03:27.04 ID:JTpYmlJm0
キョン「寄るな変態!!」ガタタッ
古泉「ふっふっふ……いいんですか?そんなに邪険に扱って」
キョン「…?」
古泉「いいんですよ?さっきの事を涼宮さんに漏らしても」
キョン「あ……」
古泉「『朝倉!!』キリッ」
キョン「………く」プルプル
古泉「まあ、いいじゃありませんか。座りましょうよ」
キョン「………ああ」ストン
16 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 18:12:57.75 ID:JTpYmlJm0
古泉「さて、何はともあれ……実現したいですよねえ……」
キョン「……ああ」
古泉「ふふっ、僕も妹さんに上から乗られて起こされてみたいものです。違うものが起きてしまうかもしれませんが」
キョン(こいつ………できる!!)
古泉「あなたも叶えたくはありませんか?その願いを」
キョン「ああ……叶えたいな」
長門「それは本当?」
キョン「長門!?」 古泉「長門さん!?」
長門「ぶい」
キョン「いつからそこに?」
長門「キョン『ぶっちゃけ、性欲処理とかはどうしてるんだ?』から」
古泉「激しく初期ですね」
長門「わたしならあなたの願いを叶える事もできる………」
キョン「その心は?」
長門「わたしと契約して、魔法使いコースから抜け出してよ!」
キョン「そうか……」
古泉「長門さん、僕のも叶えていただけるのですか?」
長門「それは法に触れる行為。情報統合思念体のインターフェイスとして許しておけない。情報連結解除、開始」
古泉「酷い!!僕はただ幼女を愛でたいだけなのにぃぃぃぃ……」サラサラサラ
キョン「長門!?」
長門「心配いらない。わたしの作った仮想空間に閉じ込めただけ。しばらくしたら元に戻す」
キョン「それは良かった……それはそうと長門、さっきの話は本当か?」
長門「本当。……わたしと契約する?」
キョン「……ああ、頼む」
長門「了承した。パーソナルネーム『朝倉涼子』の再構成を開始する」
長門(……作戦どおり)
21 名前: ◆B9rz/Wmz7E[saga] 投稿日:2011/07/16(土) 19:03:17.69 ID:JTpYmlJm0
長門(まずここで朝倉涼子を彼の家で同居させる)
長門(そして彼は恐らく理想の朝倉涼子像を描いているため、その幻想をぶち殺す)
長門(するとやはり自分にはわたししかいないと気付き、わたしにその旨を伝えるはず。そしてそのままゴールイン。ゆきりん大勝利)
長門「……これで勝つる」
キョン「なんか言ったか長門?」
長門「なにも。ブツブツブツ……再構成完了。宇宙座標156GH03A-13K6572-69H70に転送」
キョン「……出てこないぞ?」
長門「うかつ。転送先を遊園地にしてしまった」
キョン「なんだそりゃ」
長門「分かる人には分かる。『あれ……?ここは……』という感じを出すため朝倉涼子の記憶を情報連結解除時にロールバック。転送を開始」
ピカッ
朝倉「……あれ?ここは……わたし長門さんに情報連結を解除されたはずじゃあ」
キョン「あー、なんつーかだな……」
長門「とある事情があってあなたを再構成した。なお、二度とあなたを襲うことができないようプロテクトをかけてあるため心配はない」
朝倉「なによとある事情って……それにあれはわたしの意志じゃなくって急進派からの強制命令コードだったって知ってるでしょ?」
キョン「まあなにはともあれ朝倉、帰るぞ」ズルズル
朝倉「ちょ、待ってよキョンくん。説明してよ!!」
キョン「おいおい説明してやる」ズルズル
長門「待って」
キョン「なんだ?」
長門「そのままあなたの家に連れて帰るとややこしいことが発生する恐れがある。昔の朝倉涼子の部屋を使うといい」
キョン「おおそうか。ありがとな」ズルズル
朝倉「ちょ、どういうことよ!!」
バタン
長門「……監視下に置く事に成功した。そして彼の両親に紹介する事も防いだ。ゆきりんまたまた大勝利」
23 名前: ◆B9rz/Wmz7E[saga] 投稿日:2011/07/16(土) 19:08:17.24 ID:JTpYmlJm0
@朝倉の部屋
キョン「ここが朝倉の部屋だったのか……綺麗な部屋だな」キョロキョロ
朝倉「あんまりじろじろ見ないでね……で、どういうことかきっちり説明していただこうかしら」
キョン「ああ、まあ話せば長くなるんだが……と、いうわけだ」
朝倉「ふーん……で?」
キョン「?」
朝倉「『?』じゃないわよ。古泉くんがオナホールに有り金全部をつぎ込む変態ってのは分かったけど、だからわたしにどうしろって言いたいわけ?」
キョン「ジーザス…伝える場所を間違えちまった」
朝倉「あ、なんだろ。長門さんがわたしにプロテクトをかけたのがすっごく恨めしく思えてきた」
キョン「はっはっは。そんなに誉めても白濁液しかでないぞ」
朝倉「そんなことはいいから早くどういうことか説明してよ」
キョン「はっはっは、いいとも」
25 名前: ◆B9rz/Wmz7E[saga] 投稿日:2011/07/16(土) 19:13:09.60 ID:JTpYmlJm0
キョン「……と、いうわけだ」
朝倉「へー、古泉くんってロリコンだったんだぁ……じゃなくて!!」
キョン「分かってるさ。それでは説明VTRをご覧下さい」ピッ
朝倉「……なんか突っ込む気すら起こらないわ」
キョン「お前に突っ込むのは俺の役目だからな」
朝倉「……はあ」
ちゃらーん
キョン「……と、いうわけだ」
朝倉「……ようするに、あなたが古泉くんに質問されたことによって無性にわたしと生活したくなったから長門さんに再構成してもらった……ってこと?」
キョン「ご丁寧に説明ありがとう」
朝倉「長門さん……統合思念体の力をこんな事に無駄遣いしないでよ」
キョン「さて……第一イベント、夕食に移行するとするか!!」
朝倉「もう好きにして」
26 名前: ◆B9rz/Wmz7E[saga] 投稿日:2011/07/16(土) 19:20:44.19 ID:JTpYmlJm0
キョン「さて、早速冷蔵庫を……」パカ
朝倉「あ、待って!そこは……」
ぎゃあああああああ!!
朝倉「一年間ほったらかしに……って、おそかったわね」
キョン「……蛆なんて生まれて初めて見たぜ」
朝倉「だから言ったのに……とりあえずあれは情報連結を解除しましょう」
冷蔵庫「おい俺は悪くないぞおおおおお」サラサラ
朝倉「……で、冷蔵庫のみ再構成っと」
冷蔵庫「さっすが眉毛たんちゅっちゅ」バーン
キョン「長門にプロテクトをかけられてたんじゃないのか?」
朝倉「あなたに関する情報操作のみかけられてるみたいよ」
キョン「そうか。……じゃあ、早速買い物に行くか!」
朝倉「……そうね」
長門『蛆虫イベント成功。これで彼の朝倉涼子に対する好感度は少なくとも30は下がったはず。ゆきりん笑いが止まらない』
キョン(まさかこんなに早く買い物イベントが発生するとは……蛆虫サマサマだな)
※長門の『』のセリフは自室で監視しながら呟いてると捉えてくだせえ
27 名前: ◆B9rz/Wmz7E[saga] 投稿日:2011/07/16(土) 19:26:23.32 ID:JTpYmlJm0
スーパー王出
朝倉「なににしようかしら……」
キョン「そうだな……エプロンの下は裸かブルマだけか体操服か……むう、制服も捨てがたいな」
朝倉「ちょっと黙って」
キョン「お口チャック」ジー
「ママー、あのお兄ちゃんなにしてるの?」
「しっ!ひろゆきちゃん!見ちゃいけません!!」
朝倉「………」
キョン「なあ朝倉」
朝倉「なに?」
キョン「肉じゃがしてくれんか?」
朝倉「肉じゃが?」
キョン「ああ、肉じゃがだ」
朝倉「別にいいけど……肉じゃがならお味噌汁がいいわね。ならあれとこれと……」
キョン「やっほっほー、やっほっほー」
朝倉「お願いだから人間らしい行動してね」
28 名前: ◆B9rz/Wmz7E[saga] 投稿日:2011/07/16(土) 19:34:08.26 ID:JTpYmlJm0
キョン「あ!!」
朝倉「今度はなに?」
キョン「そういや長門、うちの家族への情報操作はどうしてくれたんだろう……ちょっと電話掛けてくる」ピュー
朝倉「急に現実的になったわね……お豆腐は絹ごしがいいわよね。味噌汁だし。……あとはわかめ……ぷっ、喜緑さんと……」
喜緑「朝倉さん?」ニッコリ
朝倉「!!」ビクッ
喜緑「……次は無いですよ?」ニッコリ
朝倉「」コクコク
喜緑「それでは」
朝倉「」
キョン「まさか何の情報操作もしてないなんて……谷口の家でお泊まり会ってことにしたが良かったのかな?おーい、朝倉」
朝倉「」ビクッ
キョン「どうしたんだ?目の焦点がどこにも合ってなかったぞ?」
朝倉「ちょっと白昼夢みてたわ……さ、いきましょ」ソソクサ
キョン「あ、ああ……?」
29 名前: ◆B9rz/Wmz7E[saga] 投稿日:2011/07/16(土) 19:43:02.94 ID:JTpYmlJm0
朝倉の家
朝倉「じゃあ作るから、そこで座って待っててね」
キョン「おう」
キョン「………暇だな」
キョン「ちょっと朝倉を覗きに行ってみるか」
キョン「……そー」
ふふんふーん
キョン(お?軽快な歌声が……)
朝倉「いざすーすーめーやーキッチーン♪めざすはジャガイモー♪」トントン
キョン(かわいい)
ガタッ
キョン(やべっ)
シュンッ グサッ
キョン「」
朝倉「台所は女の戦場なの……覗いたりしちゃダメよ?キョンくん☆」
キョン「は、はひ……」
キョン(多分髪の毛何本か切れた……おしっこちびった)
長門『なんて愚かな行動。これで彼に嫌われたこと間違いなし。グレーゾーンな情報操作をしておいて良かった。ゆきりん負け知らず』
キョン(…でもなんだろう、この感情は)ゾクゾク
30 名前: ◆B9rz/Wmz7E[saga] 投稿日:2011/07/16(土) 19:48:42.60 ID:JTpYmlJm0
朝倉「はい、お待たせしました」コト コト
キョン「おお……この彩、この色艶……なんて素晴らしい肉じゃがなんだ」
朝倉「もうっ!!さっさと食べなさい!!」
キョン「ではお言葉に甘えて……いっただっきまーすムグムグ……」
朝倉「……どう、かな?」
キョン「……朝倉」
朝倉「」ビクッ
キョン「最後の晩餐の三品のうち一品はこの肉じゃがに決定だ。うますぎる」
朝倉「よかったぁ……まだまだあるからいっぱい食べてね!」
キョン「ああ……んっ!!この味噌汁のわかめもすごい!!うますぎるぜ!!」
朝倉「わかめ……きゅー」バタン
キョン「どっどうしたんだ朝倉!!」
朝倉「わかめ怖い……わかめ……」
キョン「……なんか知らんが、そっとしとこう……俺なんかがどうこうできる範囲を超えてる気がする」
34 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 20:26:19.16 ID:JTpYmlJm0
朝倉「うーん……はっ!!」
朝倉「……そっかあ、私喜緑さんに……キョンくんは?」キョロキョロ
朝倉「ん?メモが……」ペラッ
「助けることが出来なくってすまん。起きそうになかったんで、メシはラップかけて台所のテーブルの上に置いてあるからな。俺は明日の準備をとりに一旦家に戻るが、すぐに帰るから安心しろ。つっても、お前なら心配なんてする必要ないんだろうが……なお、このメモは読み終わると同時に消滅する代物ではないため、自分で捨ててくれるとありがたい」
朝倉「キョンくん……捨てないわよ、絶対に」シマイシマイ
キョン「おっ、起きてたのか朝倉」
朝倉「きあああああ!!」ビクッ
キョン「」ビクッ
37 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 20:35:03.49 ID:JTpYmlJm0
キョン「あー、びっくりした……」
朝倉「びっくりしたじゃないわよ!!どうしてここにいるの!?帰ったんじゃあ……」
キョン「あー……さっき帰ってきたんだ。メモ捨てるの忘れてたんだよ。んでお前まだ寝てたから先に風呂もらってた」
朝倉「そうだったの……って!!勝手にお風呂入ったの!?」
キョン「む、勝手にじゃないぞ。長門に訊いたら『どうぞ』って言うから」
朝倉「長門さん……一体どういうつもりなのよ!!」
長門『きっとこれで眉毛は彼への好感度を下げるはず。ゆきりん場外ホームラン』
朝倉「はあ……まあいいわ、どうせ入ってもらわなきゃならなかったんだし」
キョン「風呂掃除しといたからピッカピカのはずだ。お前も入ってきたらどうだ?」
朝倉「そうさせてもらうわ……あ!!覗いたらダメだからね!!」
キョン「はっはっは。紳士な俺がそんな事するわけないだろう」
朝倉「むー……」
38 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 20:39:28.44 ID:JTpYmlJm0
カポーン
キョン「……さて、行くか」ソロリソロリ
キョン「……そうだ!!」ピーン
朝倉「ふう……」チャプチャプ
ガラッ
キョン「よう」
朝倉「きゃあ!!なにすんのよ!!」
キョン「ふふふ朝倉よ……よく考えろ」
キョン「お前は『覗いたらダメ』とは言ったが『堂々と入ってきてはダメ』とは言わなかっただろうがああああ!!!!!!」クワッ
キョン「よく見えなかった上に思いっきり殴られて追い出された……なにがいけなかったんだ」
39 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 20:42:41.27 ID:JTpYmlJm0
キョン「なあ朝倉よ」
朝倉「つーん」
キョン「俺が悪かったって……」
朝倉「つーん」
キョン「………ほら、ハーゲンダッツやるから、イチゴとチョコどっちがいい?」
朝倉「……抹茶」
キョン「いや、抹茶はここには」
朝倉「買ってきなさい!!十秒以内!!」
キョン「は、はいー!!」ピュー
朝倉「……全くもう」
40 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 20:48:37.61 ID:JTpYmlJm0
キョン「か、買って来ました……」ボロッ
朝倉「……49秒遅刻ね。だけどいいわ。……許してあげる」
キョン「あっ、ありがたきしあわせええええ!!」
朝倉「次したら許さないんだから」
キョン「は、はひ……」
朝倉「うーん……おいしい」
キョン「そうだな」
朝倉「あ、チョコもおいしそうね……一口ちょうだい」
キョン「おおおおお、おう。あ、あーん……」
朝倉「何してるの?勝手にもらうわね」パクッ
キョン(朝倉のスプーンがこのへんに……)
キョン「がつがつがつ!!」
朝倉「ちょ、そんなに急いで食べたらお腹壊すわよ?」
キョン「がつがつ!!
41 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 20:52:45.40 ID:JTpYmlJm0
キョン「朝倉ー、お前どっちの歯ブラシがいい?」
朝倉「あら、歯ブラシなんて買ってたかしら?」
キョン「さっきハーゲンダッツ買いに行ったときに買ってきたんだよ」
朝倉「そうね……かためはわたし使えないのよね。だからこっちの黄色使わせてもらうわ」
キョン「だったら俺はこの赤になるわけか……明日からは黄色を使えばいいわけだな」
朝倉「キョンくん?」ニッコリ
キョン「おお、お前も喜んでくれるか」
朝倉「……覇ぁっ!!」ドコッ
キョン「ぐぁばっ!!」
キョン「冗談……だったのに……」
朝倉「あなたが言うと冗談に聞こえないわ」
42 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 20:55:15.81 ID:JTpYmlJm0
朝倉「しゃこしゃこ」
キョン「しゃこしゃこ」
朝倉「ぺっ」
キョン「ぺっ」
朝倉「くちゅくちゅ」
キョン「くちゅくちゅ」
朝倉「ぺっ」
キョン「ぺっ」
キョン「ふうすっきりした」
朝倉「そうね」
長門『なにこのシーン。このシーンのみ計算外……うかつ』
43 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 21:00:03.67 ID:JTpYmlJm0
キョン「さあ、寝るか」
朝倉「……ここである問題が発生したわ」
キョン「ほう、言ってみなさいワトソンくん」
朝倉「寝室は一部屋しかないのよ」
キョン「ふーん……で?」
朝倉「へ?いや、一部屋しかないんだけど……」
キョン「だからどうしたんだ?」
朝倉「……ねえ、まさかとは思うけど一緒の部屋で寝るなんてこと言い出すんじゃ」
キョン「もちろんそのつもりだが」
朝倉「……はあ」
キョン「?」
朝倉「いいわ。寝室の中に一つ壁を作って二部屋にするから」
図解
今
部屋
扉
リビング
操作後
部/屋
扉 扉
リビング
キョン「……意義あり!!」
朝倉「却下」
キョン「なんですと」
44 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 21:02:55.98 ID:JTpYmlJm0
朝倉「じゃあわたしは右の部屋で寝るわね。おやすみなさーい」パタン
キョン「……」
キョン「は!そうか!!」ピコーン
キョン「じゃあ俺も右の部屋で寝るわね、おやすみなさーい」ガラッ
朝倉「キョンくん?」ニッコリ
キョン「ヒダリノヘヤデネサセテイタダキマース」バタン
朝倉「全くもう……」
朝倉「……おやすみ、キョンくん」
47 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 21:12:38.70 ID:JTpYmlJm0
キョン「ん……む……」
〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン『朝倉ー』
朝倉『キョンくーん』
ぎしぎしあんあん
長門『情報連結解除、開始』
朝倉『え……?うそ、キョンくん……!!わたし、消えたくないよ……っ!!』
キョン『あさくらああああああ!!』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン「あさくらあああああ!!」ガバッ
朝倉「え?どうしたの?」ガラッ
キョン「よかった……朝倉がいた……」
朝倉「どうしたのよ……ん?」
ジョン・スミス「やあ」
朝倉「っ!!最低!!」バタンッ
キョン「?……はっ!!あさくらあああああ!!これは、これは生理現象なんだあああああ!!分かってくれええええ!!!!!」
48 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 21:18:15.04 ID:JTpYmlJm0
朝倉「……分かってるわよ、はいお味噌汁」コト
キョン「分かってもらえて俺は嬉しいぞ。おお、うまい」
朝倉「……でもなんでわたしの名前を大きな声で叫んだりしたの?」
キョン「……朝倉がまた消えちまう夢を見てしまってな」
朝倉「え?」
キョン「……それで夢の中の勢いで叫んじまったんだ……すまん」
朝倉「いや、いいんだけど……そっか。キョンくんも見たんだ」
キョン「キョンくんも……ってことは」
朝倉「……わたしも同じ夢見ちゃってね、それで起きちゃったんだ。……もしかしたらわたしまた」
キョン「させねえよ」ギュッ
朝倉「……キョンくん?」
キョン「朝倉がまた消えちまうなんて……俺がさせねえ。ハルヒをうまく誤魔化してでも必ずお前をとりもどす」ギュウッ
朝倉「……キョンくん」
朝倉「その……硬いのが当たってるから離してね」
キョン「空気読めよジョン・スミス」
朝倉「……ありがと」
キョン「へ?」
朝倉「なんでもない!!ほら、学校にいこ?」
キョン「……ああ!」
52 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 21:29:26.91 ID:JTpYmlJm0
朝倉「この道歩くのも久し振りね……と言いたいところなんだけど、そうでもないのよね」
キョン「どういうことだ?」
朝倉「ほら、去年長門さんに情報連結解除されたじゃない?あの時の記憶のままだからあんまり実感わかないのよね」
キョン(どうやら九曜から守ってもらったことも忘れちまってるらしい……長門、きちんと操作してくれよ)
?「あれ?あれは……」
?「キョン!!」
キョン「?……げっ、ハルヒ」
ハルヒ「げっとはなによ失礼ね!!」
朝倉「あら、涼宮さん。おはよう」
ハルヒ「あらあらおはよう……じゃなくって!!!どうしてカナダに転校したはずの朝倉とアンタが一緒に歩いてるわけ!?」
キョン「あー、その、なんだ……」
朝倉「キョンくん」ヒソヒソ
キョン「ん?なんだ?」
朝倉「カナダってなんのこと?」ヒソヒソ
キョン「ああ……お前が消えた後長門がそうなるように情報操作したみたいだぞ」ヒソヒソ
朝倉「そう、ありがと。……それなら、わたしはもう一回転校してきたことにしといてちょうだい」ヒソヒソ
キョン「ああ」
ハルヒ(なによキョンのやつ……朝倉とイチャイチャしちゃって!!)
キョン「あー、朝倉だが、なんでも親父さんの仕事で一定のメドがたったとかで帰ってきたらしいぞ」
ハルヒ「……どっかの国の総理大臣でもやってるの?」
キョン「?なに言ってんだお前」
ハルヒ「ふん!!先に行くわ!!」タッタッタ
キョン「どうしたんだあいつ……生理不順か?」
朝倉「……」
54 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 21:36:07.60 ID:JTpYmlJm0
朝倉「じゃあね、キョンくん。わたし職員室行って先生と話してくるわ」
キョン「そんなに岡部と積もる話でもあるのか?」
朝倉「違うわよ。この国の人間は転校したときそうするのが自然でしょ?いきなり教室に入る転校生なんていないわ」
キョン「それもそうだな……またHRでな、朝倉」
朝倉「うん、ばいばい」
キョン「転校、か」
長門「……調子はどう?」
キョン「わっ、びっくりした」
長門「朝倉涼子の調子はどう?」
キョン「そんな貸したモノの調子を訊くような言い方すんなって……朝倉なら非常にいい子だぞ。びっくりしちまった」
長門「……そう」
キョン「話は終わりか?」
長門「おわり」
キョン「そうか。また放課後にな」
長門「そう」
長門「………」
長門「どうやらわたしにかなり感謝しているもよう。また放課後にと言っていた。これはわたしに早く会いたいというサイン。ゆきりん感激。正直濡れた」
56 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 21:44:41.08 ID:JTpYmlJm0
ガラッ
谷口「キョ〜ン〜〜?ちょっとお話いいかなぁ〜?」
キョン「ぬを、なんだ谷口。腐ったマグロみたいな顔して」
国木田「僕もちょっとお話があるなあ」
キョン「国木田まで……一体どうしたんだ?」
谷口「涼宮から聞いたんだが……お前、朝倉と一緒に仲良く登校してたって本当か?」
キョン「なっ……」
国木田「それだけじゃないみたいだね。涼宮さんが目の前にいるのにイチャイチャイチャイチャして鼻の下伸ばしてたって本当?」
キョン「……ハルヒがそう言ったのか?」
谷口「ああ。下手な言い逃れはできねえぜ?なんせ俺の追及は長いからな」
キョン「……その話は後でしてやる。先にちょっと時間いいか?」
谷口「ああ、いつでもいいぜ」
国木田「……あ!!ダメだよキョン!!それは」
キョン「国木田!!……頼むから俺の好きにさせてくれ」
国木田「……そう、分かった。そのかわり僕はどうなってもしらないよ」
キョン「……すまねえな」
キョン「……おいハルヒ」
57 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 21:48:37.73 ID:JTpYmlJm0
ハルヒ「……なによ」
国木田「……」
国木田(キョン……涼宮さんの気持ちも考えないt)
キョン「じゃんけんしようぜ!じゃんけんぽん!!」
国木田「へ?」
谷口「ん?」
ハルヒ「は?……あ、ぱ、パー!!」
キョン「俺はチョキだ!!俺の勝ち!!つまりハルヒの鬼だ!!逃げろー!!!」ピュー
国木田「あ!!」
谷口「に!!」
ハルヒ「逃げた!!」
谷口「待ちやがれキョンー!!!!」ダダダダ
国木田「キョン!!!騙したね!!!」ダダダダ
ハルヒ「こおおおおらあああああキョオオオオオン!!!待ちなさああああああい!!!」ダダダダ
阪中「……今日も平和なのね」
58 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 21:55:07.46 ID:JTpYmlJm0
キョン「ぜはっぜはっ……ここまで来れば大丈夫だろう」
キョン「……つっても一週回って五組に戻ってきただけなんだが」
キョオオオオオオオン
キョン「やべっ、来やがった!!」
キョン「しかたねえ……九組だ!!」ピュー
バンッ
ハルヒ「キョン!!ここね!!」
阪中「あ、あのう……」
ハルヒ「なに!?」
阪中「キョンくんなら『団室なら隠れるところがいっぱいあるな!!』って言って団室へ向かったのね」
ハルヒ「それは本当?由良さん!!」
由良「ええ……本当よ。凄い速さだった」
ハルヒ「ありがと!!」ピュー
ダンシツヨ!! オー!!
阪中「……キョンくん」
由良「捕まったら多分死んじゃうもんね……」
@九組
キョン「助かったぞ古泉」
古泉「エエ、ソレハヨカッタデス」
キョン「……古泉?」
古泉「ケケケケケケ……」
キョン「仮想空間……どんな所だったんだ」
59 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 22:07:28.37 ID:JTpYmlJm0
キーンコーンカーンコーン
キョン「おっ、チャイムだ。あんがとな、古泉」
古泉「イエイエ」
@五組
キョン「ふう……」
ハルヒ「キョーン……アンタ今までどこにいたのよぉ……」ハアハア
キョン「さあ……SOS団室にでもいたんじゃないのか?」
ハルヒ「意味わかんない……」ゼーハー
由良(キョンくん……)
阪中(意外と空気が読めるのね)
ガラッ
岡部「おーい、みんな席つけー」
60 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 22:11:35.19 ID:JTpYmlJm0
岡部「今日は転校生を紹介するぞー」
ハルヒ・谷口・国木田「」ピクッ
キョン「」ゾクッ
朝倉「朝倉涼子です。一年間、ご無沙汰してました。これからよろしくね」
岡部「えーと、朝倉の席は……と。ん、キョンの隣だな。仲良くしてやってくれ。……っつっても、キョンは去年も五組だったから馴染みがあると思うがな、ははは……」
朝倉「あ、あのう……」
岡部「ん、なんだ?」
朝倉「私の席、外なんですか?」
岡部「はっはっは、キョンの右隣に決まってるだろ」
朝倉「いや……」
朝倉「涼宮さんが座ってるから」
ハルヒ「ふんっ」
岡部「……はあ」
キョン「……はあ」
61 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 22:17:43.89 ID:JTpYmlJm0
岡部「おーい、涼宮ー」
ハルヒ「なに?」
岡部「そこは朝倉の席の予定なんだが……」
ハルヒ「ダメよ!!あたしはこの席が気に入ったの。ここはあたしの席!!」
岡部「仕方ないな……朝倉、お前はキョンの後ろに座れ」
ハルヒ「……っ!!」
朝倉「分かりました」
ハルヒ「だ、だめっ!!」
岡部「……はあ、ならキョンの右隣を譲ってやってくれるか?」
ハルヒ「くっ……仕方ないわね」ガタッ
朝倉「よろしくね、キョンくん」
キョン「ああ……って言ってももうよろしくやってるけどな」
朝倉「やだキョンくんったら……」
ハルヒ「」イライライラ
谷口「」イライラ
国木田「」オロオロ
岡部「おーい、キョンに朝倉……仲がいいのは結構だが、先生の話は聴いてくれよー?」
キョン「は、はいっ」朝倉「すみません」
朝倉「もう……キョンくんのせいで怒られちゃったじゃない」
キョン「俺のせいかよ」
ハルヒ「」イライライライライライラ
谷口「」イライライライラ
クラス全体「」イライラ
国木田(……もう、キョンは)
62 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 22:28:47.46 ID:JTpYmlJm0
キーンコーンカーンコーン
キョン「チャイムが鳴り響くなり、朝倉は女子たちに囲まれ、質問責めに会いにこやかに返答していた。そして俺はというと……」
谷口「キョォオオォォオオォおおおンくぅぅぅぅゥゥゥゥゥウン?お話聞かせてもらえるかなぁぁぁ?」
ハルヒ「キョおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんんん!!!!どういう事かきっちり説明しなすわあああああああああい!!」
国木田「キョン……いや、やめとこう。今は質問に徹することにするよ。一体なにがあったんだい?」
岡部「お前らどこまでいったんだ?Aか?Bか?Cか?それともDか?」ワキワキ
キョン「こいつらの質問責めにあっていた……やれやれ」
谷口「……でキョン?マジでどういうことなんだ?ちょっと説明してくれよ」
キョン「……朝倉とは昨日スーパーで会って少し話をしただけだ。そして朝はばったり会ってな。本当だ」
ハルヒ「ふーん……」
国木田「本当なんだね?」
キョン「ああ、本当だ」
谷口「なんだよーちぇー、つまんねーの」
岡部「本当だ全く」
ハルヒ「ま、そういうことにしといてあげるわ……トイレ」スタスタ
国木田「………」
キョン「助かった」
国木田「……キョン」ヒソッ
キョン「うを、なんだ国木田」
国木田「髪の毛、朝倉さんと同じ匂いがする」ヒソヒソ
キョン「な……なにを」
国木田「心配しないで、だれにも言わないから。……でもキョン」ヒソヒソ
キョン「な、なんだよ」
国木田「ほどほどにね」ヒソヒソ
キョン「それってどういう……ちぇ、席に着いちまった」
キョン(でも国木田のやつ……やっぱりお前は秀才なんかじゃねえ。鶴屋さんほどじゃねえが、お前も立派な天才だよ)
キーンコーンカーンコーン
63 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 22:34:11.57 ID:JTpYmlJm0
朝倉「キョンくん」ヒソヒソ
キョン「なんだ?」
朝倉「教科書見せて」
キョン「ああ、分かった」ガタガタ
教師「こら、そこ。なにしてる」
朝倉「あ、転校したばっかりなんで教科書が無くて……それで隣の人に見せてもらってます」
教師「そうか。それなら結構。疑ってすまなかった」
キョン「いえいえ。こちらこそ物音立ててすみませんでした」
教師「うむ」
キョン(あんなできた先生いたっけ?それにどっかで見たような……)ジー
新川(ううむ、教鞭を振るうのは実に四年ぶりですな……懐かしい雰囲気です)
朝倉「……キョンくんってそっちの人だったの?」ヒソヒソ
キョン「なっ……断じて違う!!」ヒソヒソ
ハルヒ(なによキョンのやつ……朝倉とばっかり!!)
64 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 22:39:13.86 ID:JTpYmlJm0
そして時は流れ
キーンコーンカーンコーン
谷口「おっべんっとおっべんっとうっれしっいなー…涼宮、机借りるぞー」ガタガタ
国木田「朝倉さん、机借りていい?」
ハルヒ「いやだけどいいわ」
朝倉「ええ、いいわよ」
キョン「さて……いただくとするか」
国木田「……あ!!キョン!!ダメだよ!!」
キョン「へ?」パカッ
谷口「お?」
ハルヒ「ん?」
谷口「キョン……お前、いつもと弁当の盛り付けが違わないか?」
キョン「あ……」
ハルヒ「本当……まさか!!」パカッ
朝倉「あ、それは……!!」
ハルヒ「朝倉のと同じ!!どういうことよ!!」
国木田「……あちゃー」
キョン「……oh」
66 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 22:43:36.52 ID:JTpYmlJm0
谷口「……さてキョン、どういうことなんだ?」
ハルヒ「キョン……?」
キョン「……」
国木田「キョン、もう隠せないよ……正直に言った方がいいと思う」
キョン「……」
キョン(正直に、か……)
朝倉「キョンくん……ごめんなさい、わたし」
キョン「……朝倉」
朝倉「……え?」
国木田「………キョン」
キョン「お前が好きだ。付き合って欲しい」
ハルヒ「……っ!!」
谷口「!!!!!!」
国木田(キョン……!!バカだ……君は大バカだ……!!)
朝倉「えっ……?」
岡部「なんだなんだ?なにがはじまったんだ!?」
68 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 22:57:02.74 ID:JTpYmlJm0
朝倉「……ええと、こんな、わたしでよければ……お願いします」
おおっ!!! ぱちぱち
榊「よっ、ご両人!!」
阪中「大事にするのね!!」
ぱちぱちぱち
ハルヒ「……なによ!!!」バンッ
ハルヒ「キョンの……キョンのばか!!あたしが……一体どんな気持ちで……っ!!」ダッ
キョン「あっ」
朝倉「涼宮さん……」
国木田「……キョン」
キョン「なんだ国木田!!俺はハルヒを」
国木田「追いかけてどうするんだい?」
キョン「え……?どうするって……」
国木田「キョン……君はあの状況であえて弁解することもなく、朝倉さんに告白することを選んだ大バカだ。……でもここまでなら筋は通ってる。でも今涼宮さんを追いかけて何をするの?謝るの?涼宮さんの事を選びなおすの?それとも彼女ができた事を自慢しに行くの?」
キョン「そ、それは……」
国木田「さっき君は朝倉さんを選んだよね?それでもまだ涼宮さんを追いかけて行こうってんなら……キョン、キミは大バカじゃない。最低の男だ。自分が傷つかないなら涼宮さんにも朝倉さんにも大きな傷を残してもいいなんて」
キョン「………」
国木田「それでも行くって言うなら……キョン、僕はキミを一生許さないよ。つい先日過ちを犯したばかりなのに、もう一度女の子を傷つけるなんて」
キョン「……そう、だな」
朝倉「キョンくん……」
キョン「その通りだ……俺が追いかけて行ったところで、俺には何もできない」
朝倉「……」
キョン「朝倉のいる世界を選んで……世界が無くなるなら本望だ。朝倉」
朝倉「はい……」
キョン「俺と一緒に、世界を歩んでくれ」
国木田「……はいオッケー!!」
ぱちぱちぱち ぱーん
キョン「……え?」
69 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 23:04:32.61 ID:JTpYmlJm0
キョン「あ、朝倉、どういうことだ?」
朝倉「ぷ、ぷ、ぷぷぷぷぷ……」
ハルヒ「バカキョン!!アンタの恥ずかしいセリフ、このビデオにきっちりおさめさせてもらったわよー!!」
キョン「え?え??」
谷口「いやー本当は告白したシーンで終わらせるつもりだったんだが……涼宮のアドリブがいやにきいてなー!」
キョン「……」
ハルヒ「ぷ、ぷぷぷぷ……キョンったら……何もお風呂が壊れて妹ちゃんと有希と一緒に朝倉の家に泊まったことをそんなに隠さなくってもねえ……ぷぷっ」
キョン「……ん?」
朝倉「そういうことにしといて」ヒソヒソ
キョン「ああ……」
ハルヒ「『俺と一緒に、世界を歩んでくれ』だってー!!ひーひー、涙が出てきたわ」ゲラゲラ
谷口「くぷぷ、悪く思うなよキョン!!お前だって昨日はどうせ朝倉の家でいいおもいしてきたんだろー?ぎゃはははは!!!」
はははははははは!!!!!
キョン「………」ブワッ
71 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 23:14:06.74 ID:JTpYmlJm0
放課後
キョン「つーん」
朝倉「そんなに怒らないでよ」
キョン「この状況下で怒らないやつなんて釈迦かゼウスかキリストくらいのもんだ」ツーン
朝倉「……実はね、あれ……状況を打破するために国木田君が考えてくれたものなの」
キョン「つー……ん?なんだって?」
朝倉「あのね…?実は一時限目が終わったときに国木田君がわたしのところにきて」
〜〜〜〜〜
国木田『朝倉さん……理由はしらないけど昨日キョンと一緒にいたでしょ?』
朝倉『なっ、なにを』
国木田『……このままじゃ、まずいよ。古泉くんの様子を見てると分かるけど、なんだか涼宮さんを怒らせちゃまずいんでしょ?……このままじゃ、古泉くんたちが恐れている事態になるんじゃないかな……例えば、お弁当の中身とかで』
朝倉『で、でも……』
国木田『…だからさ、こういうことにしない?……で……になり………ってオチ!!』
朝倉『……そうね!!あ、それからわたしの部屋には長門さんも来たって事にしてちょうだい。同じマンションだから』
国木田『そうだね。ふむふむ……じゃ、この内容をみんなに伝えてくるよ!!』
〜〜〜〜〜〜〜〜
朝倉「……ってわけで、国木田君が世界崩壊を避けるように仕組んでくれたの」
キョン「そうだったのか……国木田」
朝倉「でも……あなたを傷つけちゃった。失敗ね……ごめんなさい」
キョン「……いや、いいんだ。朝倉」
朝倉「え?なに?」
キョン「俺と一緒に、世界を歩んでくれ」
朝倉「はい、喜んで!」
完
72 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 23:16:15.24 ID:JTpYmlJm0
おわったあああああああ!!
最後無理矢理ですみませんでした……!!
さて後日談書きますのであとがきもその後で書かせていただきます
もう少しだけお付き合い下さい
75 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 23:25:40.09 ID:JTpYmlJm0
後日談1
長門「……ゆきりん、状況をうまく整理できない」
長門「そうだ、朝倉涼子の情報連結を解除」
喜緑「やめなさい」
長門「……なぜ邪魔をする」
喜緑「あなたはキョンさんの悲しむ顔が見たいのですか?そして……また、朝倉涼子が消えていくのを見たいのですか?」
長門「……喜緑江美里……エラーが発生。結して消えないエラー……どうすればいい?」
喜緑「……決まっています」
喜緑「泣けば、いいんでs」
長門「は!ゆきりんいいこと思いついた。朝倉涼子が彼と交尾しているときに無理矢理感覚のみを同期すればいい。これで一挙解決。ゆきりんまたまた大勝利」
喜緑「………あーあー、そうですか。それはよかったですね」
73 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[sage] 投稿日:2011/07/16(土) 23:24:31.03 ID:GNAl39gFo
えっ?国木田の策がうまくはまった風で終わったけど、キョンが朝倉に告白した事実は残ってるよね?
今は作戦成功で悦に入ってるハルヒだがその事に気付いたら…ガクブル
76 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 23:32:38.60 ID:JTpYmlJm0
>>73 ネタ提供ありがとうございます
後日談その2
ハルヒ「あーあ、すっきりしたわ。キョンのやつ、朝倉に」
ハルヒ「朝倉に………」
ハルヒ「………ぐすっ」
ハルヒ「ふふ………ふられちゃったなあ」グスッ
ハルヒ「バカキョン…………」ポロポロ
ハルヒ「明日になったら……また、笑ってやるんだから…………今日ぐらい……泣いたっていいわよね……」
ハルヒ「えっぐ……キョン………キョン………やだよ、キョン……」ポロポロポロ
@コンピ研部室
古泉「んっふ、泣いている涼宮さんもいいですね……うっ」
長門「……古泉一樹」
古泉「」ビクッ
長門「乙女の失恋の涙をナニに使用するとはなにごと。ゆきりんもう怒った。罰として七日間仮想空間の旅をプレゼント」
古泉「いやだあああああ……」サラサラサラ
長門「……涼宮ハルヒ。……成長した」
77 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 23:35:24.96 ID:JTpYmlJm0
後日談その3
みくる「ふ、ふ、ふふふふ………」
鶴屋「どうしたんだいみくるっ?」
みくる「わたしだけ……わたしだけSOS団の中で出番が無かった……ふふふふ……いいんでしゅ……いいんでしゅよう」
鶴屋「……なんだか知らないけど、強く生きるんだよみくるっ!!」
みくる「ふふふふ、ふふ、ふふふふ………」
古泉「いやだあああ!!出番の無い人たちの様子を見せ付けられる上に感情を共有するのはいやだあああああ!!」
78 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 23:38:51.03 ID:JTpYmlJm0
後日談その4
朝倉「はやく!!行きましょ!!」
キョン「はいはい……やれやれ」
朝倉「つぎっ!!次はあれ!!」
キョン「好きにしてくれ」
朝倉「………言ったわね」
デトロイト・ドリーム・ザ・ライド
キョン「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!!」
朝倉「あら、なんでもいいんじゃなかったの?」
キョン「高い高い高い!!そろそろ落ちrみぎゃあああああああ!!!!」
朝倉「へ?落ちるってなにをいっt……きゃあああああああああああ!!!」
キョン「ぜー、ぜー……」
朝倉「ひゅー、ひゅー……」
キョン「……もっと普通の遊園地行こう」
朝倉「……そうね、行きましょ」
79 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 23:42:40.40 ID:JTpYmlJm0
キョン「コーヒーカップか」
朝倉「乗りましょ乗りましょ」
キョン「おーおー、回ってる回ってる」
朝倉「もっと!!もっと回転が欲しいわ…えいっ!!」グルグル
キョン「ば、ばか!!回しすぎ……うぷ」
朝倉「もっと!!もっと……うぷ」
キョン「と、とめろぉ〜……」
朝倉「む、り……とま、らない……」
キョン「………」
朝倉「………」
キョン「俺、二度とお前とコーヒーカップは乗らんからな……」
朝倉「わたしも二度とコーヒーカップには乗らない……」
80 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 23:47:10.77 ID:JTpYmlJm0
キョン「オバケ屋敷か……」
朝倉「行きましょ行きましょ」
朝倉「ねえキョンくん……ヒソヒソヒソ」
キョン「おお、それは面白そうだ」
テクテク
オバケ「ばあー!!」
朝倉「じゃあ、死んで?」ギラッ
オバケ「!!!!!!!」
オバケ「ぎゃあああああああ!!!」
キョン「はっはっは」
朝倉「うふふ」
背後からオバケ「ばああああ!!」
キョン「ぎゃあああああ!!!」
朝倉「きゃああああああ!!!」
キョン「はあっ……はあっ……」
朝倉「ひゅー……ひゅー……」
キョン「……朝倉よ、俺は二度とオバケを逆に驚かそうなんて考えんからな…」
朝倉「わたしなんてもう二度とオバケと名のつくものに近寄らないわ…」
81 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/16(土) 23:50:48.03 ID:JTpYmlJm0
キョン「……もう日も暮れかけだな」
朝倉「これが最後ね……観覧車に乗りましょう」
キョン「ああ……」
ガタガタ
キョン「綺麗だな」
朝倉「ええ……」
キョン「朝倉……本当に俺で良かったのか?お前なら、もっといい男だってつかまえられただろう」
朝倉「キョンくんこそ……あなたの周りにはもっと可愛い女の子だっているでしょ」
キョン「おれは朝倉がいいんだ」
朝倉「わたしだってキョンくんがいいもの」
キョン「……ははっ」
朝倉「……ふふっ」
キョン「朝倉」
朝倉「なに?」
キョン「ずっと……この世界で一緒に暮らせたらいいな」
朝倉「……そうね」
チュッ
82 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/17(日) 00:10:13.65 ID:7AnPsjLh0
後日談 final
涼子「うーん、うーん……」
キョン「どうした涼子!!」
涼子「い……痛い……」
キョン「産まれそうなのか!?」
涼子「う……うん……」
キョン「まってろ!!今国木田を呼んでくる!!」
国木田「大丈夫!?産まれそうだって……」
キョン「ああ、こっちだ!!!」
国木田「……朝倉さん……おっと、今は違ったね。涼子さん!!頑張って!!もう少し……もう少しだよ!!キョン!!お湯を沸かしてきて!!」
キョン「ああ!!もうここに用意してる!!」
国木田「流石キョンだね。準備がいい」
キョン「国木田……なんか佐々木みたいなしゃべり方だな」
国木田「ああ……こないだの須藤との結婚式のときに話してたから移ったのかも。とにかく!!キョンももっと話しかけて!!あとちょっとだよ!!」
キョン「ああ……涼子!!頑張ってくれ!!」
涼子「う……ん……キョンくん……手、握って……!!」
キョン「こうか?」
涼子「そう……うーん!!」
キョン「涼子!!!頑張ってくれ!!」
涼子「はあ!!」
ホンギャア ホンギャア……
国木田「産まれたよ!!元気な男の子だ!!」
キョン「良かった……!!涼子、よく頑張ったぞ!!」
涼子「はあ……はあ……キョンくん……ありがと……」
国木田「名前は決めてあるの?」
キョン「ああ……その子の名前は……」
一樹
そう、それはかつて青年とその恋人の世界を守るため神と戦い、散っていった
勇敢な戦士の名前である
古泉「勝手に殺さないで下さい!!まだ生きてます!!」
キョン「ちっ」
国木田「あはは、さすがだねキョン。このくだり何度練習したことか……で、この女の子の名前はどうするの?」
キョン「ああ、その子の名前はだな……」
キョン「みくる、だ」
83 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/17(日) 00:29:13.62 ID:7AnPsjLh0
終わったああああ!!!
オチがイマイチ弱かったですね。反省はしています。後悔はしていません。次に生かそうと思います
世界観的には
キョンと朝倉の娘→みくる
同、息子→藤原
佐々木→紆余曲折の末須藤と結婚
長門→中河と結婚
ハルヒ→古泉と結婚
国木田→鶴屋さんと結婚
てな感じで、みくるの時間軸ではなく、藤原の時間軸へと続いていく感じで書きましたが、オチだけではここまでつかむことは不可能だと気付いたのが丁度書き込むボタンをクリックした後でした……惜しい事をしました
さて、結構ぐだぐだしましたが満足いただけましたでしょうか?僕はこれではいただけてないと思います。
やはり終わりよければ全てよしと昔から申しますとおり、逆に終わりがイマイチならイマイチなのです。
さて、だれも期待していないあとがきが長くなってしまいました。作家を気取りたかったんです。ごめんなさい
ひょっとすると調子がよければ明日もなにか書きに来るかも知れませんが、書きにこないかもしれません。
いやー土曜日最高!!ってことで締めたいと思います。失礼しました
あ、過去作品を貼っときますね。また見てくれたら本当に嬉しいです
それでは、また来ると思います
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