1 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 15:46:15.10 ID:kYxU+Cke0
橘「どうしてもこうしてもないのです!!敵情調査なのです!!」
妹「きょーこちゃーん、もっかいスピードしようよー」
橘「やるのです!!」
キョン「………はあ」
・VIPにスレが立てれないからってこっちに立ててごめんなさい
・それでは、SS速報に投下するには短すぎるかもしれませんが始めます
2 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 15:54:44.32 ID:kYxU+Cke0
橘・妹「スピード!!」
キョン「どうして橘がここにいるんだ?たしかあいつの組織は地下に潜ったはずじゃ……」
キョン「古泉にちょっと訊いてみるか」プルルル
古泉『おや、どうしたのですか?休日にあなたが僕に電話を掛けてくるなんて』
キョン「忙しかったんだとしたらすまないんだが……一つ訊きたいことがあってな」
古泉『伺いましょう』
キョン「橘のことなんだが……あいつの組織って地下に潜ったはずだよな?」
古泉『ええ、そのようですね。その後も目立った活動はしておりませんが……どうかしたのですか?』
キョン「いや、ちょっと聞きたかっただけでな。また朝比奈さんが誘拐されるかもと思うと心配になっただけだ。ありがとう」
古泉『いえいえ、僕でよければあなたのお話ならいつでも伺いますよ。それでは』
キョン「ああ」ピッ
キョン「………」
橘「む!ジョーカーが出ないのです!!」
妹「あはは!えいえい!!」
橘「ああ……待つのです……待つのですぅぅぅぅ………」
キョン「……ま、妹の遊び相手と思えば別にいいか」
4 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 15:58:53.46 ID:kYxU+Cke0
妹「きょーこちゃんよわーい!」
橘「うう……も、もう一回!!もう一回なのです!!」
妹「うーん、そうしたいんだけどミヨちゃんと遊ぶ約束してるから、帰ってきたらね!!」
橘「約束なのです!!」
妹「うん!ドタドタ……いってきまーす!!」
バタン
キョン「………で?」
橘「なんですか?」
キョン「どうして地下に潜ったはずのお前がここにいるんだ?」
橘「なっ……古泉さんめぇ、乙女のメールを人に見せましたね……!!」
キョン「いや、それは古泉に直接言ってくれ。……で、どうしてなんだ?」
橘「……それはですね」
キョン「ふんふん」
5 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 16:03:38.48 ID:kYxU+Cke0
橘「……寂しかったのです」
キョン「……は?」
橘「ろくに学校にも行かずにずーっと組織のお仕事に出っぱなし、そしてその組織の人と言ったら青春なんてとっくに通り越してあとは死ぬのを待っているだけのような人たちしかいないのです!友達なんてできないのです!……でも前まではやっぱり組織の仕事もあったし、佐々木さんとかとどっか行ってたりもしてたんですけど、それもこないだので無くなってしまいましたし……」
キョン「……いや、寂しいのは分かったんだが……どうして俺の家に?起きたらいきなりお前がいてかなりびびったぞ」
橘「それは今日の朝まで遡るのです」
6 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 16:06:58.73 ID:kYxU+Cke0
〜朝〜
橘「ふええ……収入減ったのに贅沢しちゃったぁ……お腹すいた」
橘「そうだキョンさんの家に行こう」
〜回想終わり〜
橘「……と、いうわけなのです!!」
キョン「休日の寂しさどこいったんだコノヤロウ」
橘「腹の虫が寂しいって泣いてたのです!!」
キョン「帰れよ」
7 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 16:11:32.55 ID:kYxU+Cke0
橘「ひどいのです!!断固抗議するのです!!」
キョン「ダメだ。そんな理由で家に置いとけるか。帰れ」
橘「おに!!あくま!!すっとこどっこい!!」
キョン「なんとでも言ってろ」
橘「……どうしても、帰らないとダメですか?」
キョン「できればそう願いたいね」
橘「……そう……ですか」
キョン(……ん?)
橘「すみませんでした……それじゃぁ……もう二度とここへは来ません……さようなら」
キョン「……おい橘」
橘「……はい、なんですか?」
橘(やった!!妹ちゃんの言うとおり、キョンさんはこうやって可哀相な人を演出すれば優しくなるのです!!)
キョン「携帯忘れてるぞ」
橘「そんなことかい」ズザー
8 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 16:19:13.40 ID:kYxU+Cke0
橘「ひどいのです!!乙女を弄ぶなんて!!おに!!あくま!!すけこまし!!」
キョン「だってお前なぁ……気付いてないかも知れんが、お前がウソを吐くときは鼻の穴がぴくぴくするんだよ。だからこれは演技だって思っただけだ」
橘「……………!!//////」
キョン「どうした?」
橘「ばか!!ばかぁ!!」
キョン「はっはっは。おだててもなにも出んぞ」
橘「いつの間にあたしの顔をそこまで観察してたのですか!!これはセクハラなのです!!告訴モノなのです!!//////」
キョン「なっ……ち、違う!!違うぞ橘よ。これは妹がだな」
橘「あたしは妹ちゃんの前で未だ嘘なんて吐いた事ないのです!!」
キョン「じゃあ………古泉?」
橘「知りませんよ!!どうして疑問形なんですか!!」
9 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 16:30:47.51 ID:kYxU+Cke0
橘「う、う、ううう…………もうお嫁にいけないのです」メソメソ
キョン「あー、その……なんつーか、その……」
キョン(めんどくさいやつだなあ……あー、どうすっか)
橘「……ぷっ」
キョン「は?」
橘「んふふ、ウソなのです!!あたしの迫真の演技なのです!!」ガバッ
キョン「はあ……」
橘「だいたいどんなヤツなのですか!!ちょっと癖を見破られたからってそんなに照れるヤツなんていないのです!!」
キョン「………」
橘「ほれほれ、どーしたのですか?ひょっとしてあたしの演技の素晴らしさに感動してぐうの音も出ないとか!?」
キョン「……あー、その。なんだ、橘」
橘「?」
キョン「くまさん、ご馳走様でした」ペコリ
橘「くまさん?」
橘「………」ポクポクポクポクポク
橘「……!!////」チーン
キョン「にしてもなあ……高校生にもなってくまさんとは……ぷふっ」
橘「ふええええええん!!!!!」
キョン「!」
橘「ギョンざんがああああ!!あたじのぐまざんをぶじょぐじたあああああ!!!!」
キョン「……えーと、なんつーか」
橘「ふええええん!!びええええん!!!!」
キョン「……くまさん馬鹿にして、ごめん」
橘「びええええん!!ぶじょぐじただけにあきたらずばがにもじでだんでずがあああ!!!」
キョン「これは想定外だったわ」
10 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 16:37:37.87 ID:kYxU+Cke0
橘「ひっく……ひっく……ひどいのれす」
キョン「えーと、とりあえずだな……俺が軽率だった。すまん」ペコリ
橘「……なでなで」
キョン「へ?」
橘「頭なでなでしてくれたら許してあげます」
キョン「」
橘「……どうしたのですか?頭なでなでしてくれないと衣服をすこしはだけさせて泣きながら外にでて乱暴されたって言いますよ?」
キョン「……やれやれ」
なでなで
ガチャ
妹「たっだいまー!!ミヨちゃん連れてきt……」
ミヨキチ「お兄さんお久し振りでs……」
キョン「あ」
橘「およ」
妹「……ごゆっくりー」
キョン「まて我が妹よ!!!お兄ちゃんはそんないかがわしい事をしていたんじゃないんだ!!」
橘「そうなのです!!あたしはさっきキョンさんに泣かされただけなのです!!」
キョン「お前ちょっと黙ってろマジで」
橘「ひいっ!キョンさんお顔が金剛力士像みたいなのです……」
15 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 17:32:58.68 ID:kYxU+Cke0
妹「なんだー、そんなことだったんだねー!」
ミヨキチ(ぱんつ見せてそんなことって……この家、変です)
キョン「そういうことだ。では、俺達は俺の部屋にすっこんでるから、あとは若いもん同士仲良くやっててくれ。なんかあったら呼んでくれていいから」
妹「はーい!」
ミヨキチ「わかりました」
キョン「おら橘。行くぞ」
橘「あん!!キョンさんに襲われるー!!たすけてー!!犯されちゃうー!!」
キョン「こ、こら!!そんなこと言うと……」
妹「……ミヨちゃん、外で遊ぼっか」
ミヨキチ「そうだね」
キョン「そんな事しませんからどうかウチで遊んでってください!!!!」
橘「きゃー、キョンさんロリk」ヒュンッ
キョン「だ ま っ て ろ」
橘「はい」
橘(アーミーナイフ投げてくるなんて……正気の沙汰じゃないのです!)
16 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 17:42:48.14 ID:kYxU+Cke0
@キョンの部屋
キョン「だいたい小学生の前でそんなこと……ガミガミ」
橘(説教ながいのです……)
キョン「ガミガミガミ……ふう。分かったか?橘」
橘「ふぁ……ひゃいっ!!」
キョン「よし、いいこだ」ヨシヨシ
橘「!!!」
橘(キョンさんはずるいのです……)
キョン「さて……引っ込んで来たもののすることないな……あ、そうだ」
橘(次はなんなのでしょう)
キョン「二人だけだが……スマブラでもするか?」
橘「受けて立つのです!!仮想戦闘では日本のジャンヌ・ダルクと言われたあたしの実力を見せてやるのです!!」
キョン「よーし。じゃあ俺はスネークで……」
橘「むむ!待つのです!!スネークは強すぎるのです!!無しにしましょう!!そうだ、ゲームキューブのにしましょう!!」
キョン「ええー……まあいいか。俺こどもリンクで」
橘(ふふふ……ここはミスターゲームウォッチの一人勝ちなのです!!)
17 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 17:46:05.91 ID:kYxU+Cke0
橘「むむ!!回転斬りばっかりじゃずるいのです!!」
キョン「ゲームにずるいもクソもあるか。おっ、ハンマーだ」
橘「えっ?」
テッテレレッテッテッテッテッテ テッテレレッテッテッテッテッテ ピポー
橘「………」
キョン「なんか……ごめんな」
橘「ふえええええん!!!」
キョン「それくらいで泣くなっ!」ペシ
橘「てへ」
18 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 17:54:02.52 ID:kYxU+Cke0
橘「ううん……ドンキーでやれば勝つのです!!」
キョン(なら最初っからドンキー選んどけよ)
橘「むむ、火矢ですか!!バリアバリアバリアー!!なのです!!」
キョン「あ、ああ……そんなにずっとバリアー使ってると……」
ドカーン ウホッ
キョン「爆発……おそかったか」
橘「むきー!!」ダムダム
橘「こうなったら樽を壊すのです!!!」
キョン「あっ!!!しまった、アイテムが……って」
橘「あれ?」
どせいさん「」
橘「むきー!!!」カチャカチャ
キョン「こら、出てきたばっかなのに落としてやるな。どせいさんに罪はない」
19 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 18:06:02.22 ID:kYxU+Cke0
橘「う、う、うう…………」
キョン(どうやら超能力者ってのは随分ゲームが弱いらしい)
橘「これで引き下がるあたしではないのです!!次はこれで」
キョン「あー、橘」
橘「?」
キョン「今から立て込んでる宿題があってな、ちょっと遊んでる暇が無いんだよ」
橘「そうなのですか………」
キョン「すまんな」
20 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 18:11:37.70 ID:kYxU+Cke0
橘「じゃあ、帰りますね。今日は遊んでくれた上に朝ごはんまでいただいてありがとうございました」
キョン「ああ」
バタン
キョン「………」
キョン「!!!」
ガチャ
キョン「橘!!」
橘「ひゃあっ!!」ビクッ
橘「なんですか?……あっ携帯!!…ならもってますけど」
キョン「あー、そのなんつーかだな、宿題なんだが……」
キョン「俺じゃ頭が悪くて終わりそうも無い。悪いが、俺の部屋で手伝ってくれないか?」
橘「……」
キョン(どうだ?)
橘「しししし、仕方ないのです!!手伝うのです!!でも本来宿題は自分でやるべきなのではとか思いますのででも仕方なくあたしが手伝ってあげるのです!!」
キョン「よかった……ありがとう橘よ」
橘「当然なのです!!ささ、行きましょう!!」
キョン「押すな、押すなって」
21 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 18:17:31.22 ID:kYxU+Cke0
妹「キョンくーん、きょーこちゃんちゃんと付いてきてくれたー?」
キョン「ああ、ばっちり……って!!妹よ、どうして俺が橘を連れ戻しに行ったことを知っている!!」
妹「えへへ、なーいしょー」
キョン「ああ……もうっ!!俺は先に部屋に行くからな!!」ドタドタ
橘「ふう……」
ミヨキチ「……京子さん」
橘「は、はい!!なん……なの……で……す……か……」
橘(なんなのですかこの胸は!!あたしよりもでっかいのです!!むきー!!)
ミヨキチ「わたし、負けませんからね」
橘「はい?」
妹「ミヨちゃーん!こっちこっちー」
ミヨキチ「あ、うーん!!」
橘(何においてあたしはミヨキチちゃんに勝てばいいのでしょう……は、そうか!!胸の大きさですね!!くそ……少し大きいからって調子に乗って……見返してやるのです!!)
ミヨキチ(お兄さん……わたしのもの…!)
22 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 18:20:08.10 ID:kYxU+Cke0
そして
橘「どうしてこんな簡単な事が分からないのですか!!」
キョン「うるせえ!!」
キョンは
橘「五賢帝時代がどうしてローマの休日とかいうものになるんですか!!」
キョン「うるへー!!それしか聞いたことがなかったんだよ!!」
勉強した………
橘「新型フラダンスなのです!!」
キョン「うっせえじっとしてろ」
23 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 18:28:40.54 ID:kYxU+Cke0
キョン「α=76°……と……終わったー!!」
橘「覚えが悪すぎるのです!!」
キョン「そう言うなって……もう19時か」
橘「へ?もうそんな時間なのですか……じゃあそろそろ」
ぐー
橘「……はれ?」
キョン「くっくっく……橘、すごい間抜けな音だったぞ……ぷっくく」
橘「////」
キョン「ぐーって……ぐーって……今時ドリフでも言わねーよ……ふふっ」
橘「う、う……うわあああああああんぴえええええええん!!!キョンさんがいじめるーーーーーー!!!!」
キョン「お、おい泣くなって……」ポン ポン
橘「ふえええええええん!!!びえええええええん!!!」
ガチャ
妹「キョンくん、ミヨちゃんそろそろ……」
キョン「あ」
橘「ぴええええん」
(傍からみたら、まるでキョンが泣き叫ぶ橘を押し倒そうとしているように見えるでござる)
ミヨキチ「し、し、……失礼しましたー!!うえーん!!」ピュー
妹「……ごゆっくり」
パタン
キョン「妹おおおおおお!!!」
橘「ぴえーん」
24 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 18:35:33.96 ID:V6vd3GODO
妹「なーんだ……きょーこちゃん!そんな事で大泣きしちゃダメ!めっ!」
橘「ぶー」
キョン「誤解がとけて良かったー……あ、そうだ妹よ。ミヨキチの誤解もといといてくれないか?」
妹「いいけど……キョンくん?」
キョン「なんだ?」
妹「今度会うときにきちんと謝らないと許さないよ?」
キョン「はい……肝に命じておきます」
橘「見て見て!!ムーンウォークなのです!!」
キョン「動きがうるせえ黙れ」
28 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2011/07/12(火) 18:39:44.81 ID:V6vd3GODO
妹「なーんだ、良かったー……。きょーこちゃん?そんな事で大泣きしちゃダメ!!めっ」
橘「ぶー」
キョン「誤解がとけて良かったよ……あ、そうだ妹よ。ミヨキチの誤解もといといてくれないか?」
妹「それはいいけど……今度会うときにきちんと謝らないと許さないよ?」
キョン「はい……きちんと肝に命じておきます」
橘「見て見て!!ムーンウォークなのです!!」
キョン「動きがうるせえ黙れ」
30 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 18:49:51.66 ID:V6vd3GODO
キョン「それはそうと橘よ……、腹が減ってるなら夕飯食ってけ。今から作るから」
橘「え?いいのですか?」
キョン「いいからいいから」
橘「ありがとうなのです!!」
キョン「よし。なら三人分……いや、四人分くらい食うだろ。妹よ、いつものでいいよな?」
妹「うん!」
橘「いつもの……ですか?」
妹「だいじょーぶだよ!!キョンくんお料理の天才だから!!」
橘「そうなのですか…」
キョン「期待はするなよ?」
橘「いえ、期待するのです!妹さんをここまで虜にする料理……じゅる、おいしそうなのです!!」
キョン「まあ待ってろ。あと涎ふけ」
31 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 18:58:42.72 ID:kYxU+Cke0
キョン「ほれ、できたぞー……って、なにしてんだ?」
橘「がおー!!」
妹「がおー!!」
キョン「……」
キョン「がおー!!できたぞおおお!!」
橘「……」
妹「……」
キョン「目を逸らすな目を。全く……」
橘「わお!これが噂の料理なのですね!」
妹「おいしそうー!」
キョン「ええと、それでは皆さんご一緒に……」
いただきます♪
橘「ぱくっ……おいしいのです!!」
キョン「そうか。それなら良かった」
橘「お魚がメインですね!なんなのですかこれは!?」
キョン「スズキのポワレにホワイトソースをかけてみた。そのスズキは古泉が釣ったらしいぞ」
橘「さすが古泉さん!!機関のリーダーなのです!!」
35 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 19:52:02.95 ID:kYxU+Cke0
橘「ふゆー………お腹いっぱいなのです!」
キョン「うまかったか?」
橘「さいっこうだったのです!!今まで食べた料理の中で一番だったのです!!」
キョン「そうか、そりゃよかったな」カチャカチャ
妹(いつものっていうと炒飯だと思ったんだけど……ま、お誕生日のときに作ってくれたやつだからいつもの{お誕生日の}って意味なのかな?かな?)
キョン「おーい、妹。風呂入っちまえよ」
橘「じゃああたしはそろそろ……」
妹「きょーこちゃんも一緒に入るのー!」
橘「え?」
キョン「これ妹よ。橘困ってるだろ」
妹「やだー!」
キョン「やれやれ……」
橘「あのうキョンさん」
キョン「?」
橘「あたしは別にかまわないのです!」
キョン「なっ……」
妹「わーい☆」
橘「一緒に入ってもいいですか?」
キョン「……ええい!!今日は大サービスだぁ!!はいっちまえ!!」
妹「キョンくんはー?」
キョン「」
妹「入らないのー?」
キョン「………はっ!ダメだダメだ!!今背後にスメタナの霊が……」
橘「キョンさん……優しくしてくださいね/////」
キョン「っーーーーー!!」
36 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 19:56:03.12 ID:kYxU+Cke0
カポーン
橘「拳骨喰らったのです」ヒリヒリ
妹「ひどいねぇキョンくん!」
橘「ほんとなのです!!」
妹「それにしても……」
橘「ん?」
妹「きょーこちゃんのおっぱいわたしとあんまり変わらないね。ミヨちゃんのほうが……」
橘「」
@脱衣所
キョン「全く……脱ぎ散らかしやがって」
キョン「あれ……?」
キョン「どっちが橘のでどっちが妹のなんだ?」
キョン「うーん……」
キョン「ええいままよ!!両方洗濯機にぶち込んじまえ!!」
キョン「橘の服は俺のスウェットで……下着は妹の使っちまえ」
37 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 20:06:36.76 ID:kYxU+Cke0
ホコホコ
橘「いいお湯だったのですー」
妹「あー気持ちよかったぁ!」
橘「……あれ?キョンさーん」
キョン(ドア越し)『なんだー?』
橘「あたしの服しりませんかー?」
キョン『ああ……洗濯機にぶち込んだから明日にはかわいてるだろ。部屋干ししてもにおわないやつ使ってるから安心しろ』
橘「ああ、そうなのですか……」
橘「ってバカ!!」
キョン『次はなんなんだよ』
橘「そんなこと言ったらあたしに泊まってけって言ってるのと同じじゃないですか!!」
キョン『あ……』
橘「このバカッ!!特大バカ!!うう……嫁入り前なのに」
キョン『おちつけ橘、な?』
妹「わーい、きょーこちゃんおとまりー!!」
橘「ううう……」
キョン『ほ、ほら、妹もああ言ってる事だし、な?』
橘「……これじゃ確かに帰るわけにもいかないのです。……お願いします」
妹「やったー!」
キョン「さあ、俺も入るとするかな……」ガラッ
橘「え?」
キョン「あ……」
バタンッ
橘「きゃああああああ!!!えっちー!!!!!!」
キョン『バカなんで着替えてないんだ!!!』
橘「どれを着たらいいのかわからなかったのです!!ふえええええええん!!はだか見られたああああああ!!」
キョン『妹が自分の着てただろ!!もう一つの着ろよ!!』
橘「そんなの説明なしではわからないのですうううう!!ふええええええん!!」
妹「キョンくんさいてー……」
キョン『うるさい!!第一俺が女物の下着を着用する変態に見えたのか!』
橘「………」
妹「………」
キョン『いや、違うよ?!』
38 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 20:11:00.98 ID:kYxU+Cke0
キョン「全く……」ホコホコ
橘「この服大きいのです……」
キョン「我慢だ我慢」
妹「きょーこちゃん、もう寝ようよー」グイグイ
キョン「あ、当然妹の部屋で寝ろよな」
橘「わかってるのです!!このえっち魔王!!」
キョン「うるせえ!ありゃ事故だ!!」
橘「どーだか!!きっとあたしのふぇろもんにやられたのです!!」
妹「それはないよきょこたん。いこ?」
橘「妹ちゃん!?」
妹「てへっ☆」
バタン
キョン「……さ、俺も寝るとするか」
バタン
39 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 20:14:43.86 ID:kYxU+Cke0
しーん
妹「くーくー」
橘「ふぁ……む……おしっこ」ムクッ
テクテク
橘「ふう……」チー
テクテク
キョン「すやすや」ツヤツヤ
橘「ん……ここらったと思うのれす」ネボー
橘「ちょっと青臭いけど……おやすみなさい妹ちゃん……すう……」ネボー
キョン「ううーん、ううーん……」
40 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 20:17:46.86 ID:kYxU+Cke0
朝
キョン「ん……暑いな………ん?」
キョン「布団が膨らんでる……俺ってこんなに一物大きかったっけ」
キョン「……って、んなわけあるか!!」バサッ
橘「すやすや」
キョン「」
妹「キョンくうん、きょこたんいなくなっちゃtt……」
妹「てへっ」タタタタ
キョン「カムバックマイシスタアアアアアアア!!!!」
橘「むにゅむにゅ……」
41 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 20:22:25.91 ID:kYxU+Cke0
キョン「……で、どうしてお前が俺の布団の中にいたんだ?」
橘「それがそのう……おトイレ行ったっきり記憶が無くて」
キョン「間違いなくその時だな」
妹「キョンくーん、洗濯物乾いてるよー」
キョン「おお、そうか。……さあ、これに着替えてさっさと帰れ。今日は月曜だ。それに親も旅行から帰ってくる」
橘「…はい、一日ありがとうございました!」
キョン「ああ……こちらこそ」
〜〜〜〜〜
橘「それじゃあ、帰ります」
キョン「気をつけてな」
橘「はい!」
キョン「………橘」
橘「なんですか?」
キョン「また、泊まりに来いよ」
橘「…………」
橘「はい、それでは……また!!!」
42 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 20:23:27.59 ID:kYxU+Cke0
これで終わりです。
後日談がありますので2レスほど
43 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 20:30:10.43 ID:kYxU+Cke0
後日談1
ハルヒ「キョン!!アンタ宿題できてるわけ?出来てなかったら教えて……」
キョン「悪いなハルヒ。出来てんだ」
ハルヒ「感謝しなさいキョン……ってえええええええ!?今出来てるって言ったの!?」
キョン「ああ」
国木田「キョン、どうしたの?黄熱病?」
キョン「いや、いたって健康体だが」
谷口「キョオオオオン!!!お前が出来てたら俺だけ怒られちまうじゃねえかよおおおお!!」
キョン「知らん」
ハルヒ「納得いかないわ……見せてみなさい!!」
キョン「ああ」
国木田「僕も見たいなあ、見せて?」
ハルヒ「むむむむむむ……」
国木田「凄い……全部合ってる」
キョン「すごいだろ」
ハルヒ「むむむむ……あら?」
国木田「あれ?」
谷口「お?」
キョン「へ?」
ハルヒ「なんか可愛らしい便箋が……」
キョン「!!!!!!!!」
キョン「あのなハルヒ、それ、返してくれないかなあ」
ハルヒ「え?……ダメよ!!あたしに読み上げさせてもらうわ!!」サッ
キョン「おいバカやめろ!!」
谷口「おいおいキョン、そんなにいかがわしいモンなのかあれは?」ガシッ
国木田「僕も興味あるなあ」グワシ
キョン「いやああああああん!!!世界がなくなっちゃうのおおおおお!!」
44 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 20:37:55.83 ID:kYxU+Cke0
ハルヒ「えー、なになに?親愛なるキョンさんへ……」
ありがとうございました。
あたし人の家に泊まらせてもらったの初めてで……
かなり緊張したのです!
しかも初めてが男の人となんて……
心臓バクバクだったのです!
お料理、凄くおいしかったです
毎日食べたいなー、なーんて思っちゃったり!
キョンさんはどう言うか知りませんけど、またお泊りに行かせて下さい!
あ、キョンさんがどうしてもって言うならあたしも家に来ても……構わないのです!!
それでは、また会いましょう
あなたの親友・橘京子
P.S
はだかを見られたときはかなり恥ずかしかったけど、それもまたあたしの大事な思い出になってるよ☆
一緒に寝た布団のなか、温かかったです☆
ハルヒ「キョン…………?」
国木田「こ、これは…………?」
谷口「どおおおおゆうううううこおおおおとおおおおおかああああなああああああああああ?」
キョン「ひょえー」
俺が機関の息の掛かっている病院への入院を余儀なくされたのは言うまでもない事であろう…
あ、あと古泉もとなりのベッドで寝ていた。
45 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 20:39:59.81 ID:kYxU+Cke0
後日談2
橘「えーと、こうしてー、こう書いてー……」
橘「よし、書けた!!お手紙!!」
橘「これを……あの思い出のノートに挟んどきましょう!!」
橘「キョンさん気付いてくれるといいな……うふふ!」
タチバナー マダキガエテンノカー
橘「あ、はーい!今行くのです!!」パタパタ
完
46 名前: ◆B9rz/Wmz7E[] 投稿日:2011/07/12(火) 20:42:56.73 ID:kYxU+Cke0
うーん、短すぎる……
やっぱ平日にSSなんて書くもんじゃないですね……
それと、僕はあまり2日とかかけちゃうとグダグダになっちゃうのでこうやって短いのを一日で書くのが好きです
SS速報にはあまり向かない、というか反感を買いそうな書き方だと思います……すみません
VIPのアクセス制限がとれればなー……
それでは、またいつか