1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/17(金) 23:22:19.95 ID:wLhaOAaA0
ハルヒ「1年間愛情たっぷり育てたおかげでいい肉になりそうね。
いい、みくるちゃん?美味しくないと死刑だからね!」
古泉「おや。もうそんな季節ですか。朝比奈さん、楽しみにしてますよ」
キョン「さようなら朝比奈さん。あなたとすごした1年間は楽しかったですよ。」
長門「……待ってる」
みくる「ふぇ……?みなさん何で泣いてるんですかー?こ、このおじさんたちは誰ですか?や、やめてk」
ドナドナドーナードーナー
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/17(金) 23:26:58.15 ID:wLhaOAaA0
ハルヒ「行ったわね……」
キョン「ああ、行ったな……」
古泉「さみしくなりますね」
長門「彼女は美味しくなって戻ってくる。それは既定事項」
キョン「もう朝比奈さんの『禁則事項です』も聞けなくなるんだな……」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/17(金) 23:33:40.39 ID:wLhaOAaA0
ハルヒ「最後にみくるちゃんが煎れたお茶を飲みながら思い出を語りましょ!
鶴屋さん、入ってきていいわよ」
鶴屋さん「さっきみくるを乗せた車が学校から出ていくのをみたよ。
みくるは美味しいお肉になろうと決心してるみたいだったっさ。
みくるは昔から真面目でいい子だからね」
キョン「ええ。最初に会った時から健気で可愛い先輩でしたよ。
朝比奈さんと会えたのもハルヒが連れてきてくれたおかげか」
ハルヒ「あたしに感謝しなさいよ。
あたしが3年生の教室でみくるちゃんを見つけてなかったら食べるどころか見ることもできなかったのよ?」
キョン「感謝してるさ。ところで長門。いつ戻ってくるか解るか?」
長門「恐らく3日後」
ハルヒ「決めたわ!3日後ここでパーティーするわよ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/17(金) 23:42:39.86 ID:wLhaOAaA0
古泉「パーティーですか。やはり鍋でしょうか?」
ハルヒ「そうね……。鍋ならみくるちゃんも引立つだろうしそうするわ。
各自材料を持ってきなさいよ。あ、でも高級なお肉とかはだめよ?
あくまでもみくるちゃんがメインなんだからね!」
鶴屋さん「ハルにゃん。部室なんて言わずにうちの家を使ったらどうだい?
みくるのためとありゃあたしは何でもするよっ」
キョン「朝比奈さんもいい友だちに恵まれましたね。羨ましいです」
古泉「鶴屋さんの家ということであれば人数にも余裕がありますし森さんや新川さん達も呼びましょうか」
ハルヒ「それはいいわね古泉くん。折角だからコンピ研や谷口と国木田も呼びましょ。
多ければ多いほどいいわ。みんなもみくるちゃんと縁のあった人を連れてくるのよ?」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/17(金) 23:46:59.77 ID:wLhaOAaA0
みくる「な、なんなんですかー?ここどこですか、なんでわたし連れてこられたんですか。
何で、ちち注射器持ってるんですか。痛っ。ふぇー……」
ザクッシュッシュドサッ ザクッザクッドサッ ポタポタ
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/17(金) 23:54:08.52 ID:wLhaOAaA0
パーティー当日
ハルヒ「みなさん、本日はお集まりいただきありがとうございます。
1年間我が団で育てたみくるちゃんの肉が今さっき届きました。
これがみくるちゃんよっ!」
古泉「いいお肉ですね。実にきれいな色だ」
キョン「そりゃ朝比奈さんだからな。神戸ビーフだろうが松阪牛だろうが敵うはずがないさ」
長門「楽しみ」
新川「朝比奈さんとは2度しかお会いしたことがありませんが、あのお肉に全てが現れているそう感じ取れますな」
森「そうですね。あの可愛らしいお人柄が見ているだけで伝わってきます」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/17(金) 23:59:51.05 ID:wLhaOAaA0
ハルヒ「新鮮なうちに食べておきたいから写真撮るならさっさと撮りなさいよ」
キョン「この世界に現存するどんなカメラを使ったとしてもあのお肉を記録することなんてできるはずがない。
ハルヒ、もう鍋しようぜ」
鶴屋さん「鍋の準備ならもう出来てるよっ。あとはメインのみくるだけっさ」
ハルヒ「いいみんな?入れるわよ。この瞬間を忘れることは未来永劫決して許されることではないわ。いくわよ!」
そうして元・朝比奈さん現・肉が鶴屋家特製巨大鍋に投入された
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/18(土) 00:07:04.49 ID:T5ty31U20
ハルヒに言われなくてもこの瞬間は決して忘れることはできないだろう。
鍋にはられたダシが跳ねる瞬間ときたら空前絶後の光景だった。
言葉では言い表せない。それだけは言える。
キョン「はっ!いかん美しすぎて我を忘れるとこだった。おい長門!しっかりしろ」
長門「……っ。うかつ。情報統合思念体も2秒間フリーズしていた。とても幻想的」
ハルヒ「いい感じに色づいてきたわね。そろそろ食べごろかしら。
では団長であるあたしから食べるわね!」パクッ
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/18(土) 00:11:46.98 ID:T5ty31U20
ハルヒ「………」
キョン「おい、ハル、ヒ……?嘘だろ……あのハルヒが……気絶してる……!しかも……満面の笑みで……」
古泉「おやおや。これは珍しい。よっぽど美味しかったんでしょう」
鶴屋さん「いい顔してるね。みくるも喜んでるはずっさ」
古泉「では我々もいただきましょうか」
キョン「そうだな。……全員に行き渡ったか?さあみんな食べようか」パクッ
古泉「いただきます」パクッ
長門「……」パクッ
鶴屋さん「いくよみくる!」パクッ
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/18(土) 00:14:23.01 ID:T5ty31U20
キョン「………」
長門「………」
古泉「………」
鶴屋さん「………」
新川「………」
森「………」
圭一「………」
裕「………」
その他「………」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/18(土) 00:18:21.44 ID:T5ty31U20
聞いてますか、朝比奈さん。
俺は今猛烈に感動しています。
今まで食べたものの美味しさを掛けあわしてもこの美味しさには到底辿りつくなど不可能でしょう。
1年間しか俺と朝比奈さんとは過ごしてませんがとても濃いものでした。
それがこの味に含まれてもう考えることもできそうにありません。
ありがとう朝比奈さん。
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/18(土) 00:30:36.54 ID:T5ty31U20
一体いつまで呆然としていたのか解らない。
ただ気が付いたら周りに同じく我を取り戻した人たちがいた。
キョン「最高だ」
古泉「ええ、最高でしたね」
ハルヒ「もっと他に何か言いようがあるでしょ。でも……そうね、最高だわ。
みんな、何か忘れてない?」
鶴屋さん「やっぱりあれかい?確かに最高だったけど何かみくるらしくない気がしたんだよっ」
ハルヒ「さすが鶴屋さんね。そう……それは……」
ハルヒ「みくるちゃんのおっぱいよ!」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/18(土) 00:38:46.93 ID:T5ty31U20
キョン「ハルヒのやつ朝比奈さんの本体をわざと出さなかったのか」
ハルヒ「あら?キョンあんた気付いてたの?」
キョン「ああ。と言っても何となくだがな。鶴屋さんと同じく朝比奈さんらしくない気がしたんだ」
古泉「僕は全然気づきませんでしたね。最高と言ってしまったのが恥ずかしいです」
ハルヒ「しょうがないわ古泉くん。解ってたあたしも最高って言っちゃったんだし。仕方ないことよ。
ほら、これがみくるちゃんのおっぱいよ!」
鶴屋さん「きれいなおっぱいだね!乳首もピンクで可愛いっさ!みくるが羨ましいにょろ」
長門「問題がある。朝比奈みくるの胸は2つしかない」
キョン「そうだぞハルヒ。まさかこれを全員で割るわけではないだろうな?
一体ここに何人集まってると思うんだ。俺はちょっとだけだったら満足しないぞ」
ハルヒ「ふふん。そう言ってくると思ったわ。大丈夫、あたしにいい案があるの」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/18(土) 00:45:50.78 ID:T5ty31U20
ハルヒ「それはね……。こうするのよっ!」
そう言ってハルヒは朝比奈さんから切り取られた2つの豊満な胸を鷲掴みにした
キョン「なにしやがる!」
何となく俺にはハルヒがしようとしてることが解った。
恐らくこいつは独り占めしようとしているのだ。
キョン「そうはさせんぞ!」
そう言って俺は手を伸ばし必死に掴み取ろうとする。
何かに触れた。そう思ったとき俺はそれを掴み取り素早く口に入れた。
キョン「…………さっき言った最高を遥かに凌駕する最高さだ……」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/18(土) 00:54:09.08 ID:T5ty31U20
なにかおかしい。
そう気付いたのは周りが余りにも静かすぎたからだ。
キョン「どうしたお前ら?そんなに俺が羨ましいのか?」
ハルヒ「っ………」
古泉「あ、あなたそれは……」
キョン「一体全体どうしたというんだ?」
長門「自分の手を見て」
手は血だらけだった。朝比奈さんの胸は血抜きされていて血がでるはずがない。
じゃあこの血は何だというんだ。
しかしいつまで経っても喋らないやつがいる。そう、ハルヒだ。
キョン「おい、ハル……」
俺は理解した。
俺が掴み取ったと思った胸はハルヒの胸だったのだ。そして食べたのもハルヒの胸だった。
ハルヒは今血だらけで必死に痛みと戦ってるのだろう。ああ大変なことになってしまった。
しかしこいつの胸って意外とおいしいんだな。もしかしたら朝比奈さん以上なのではないか。
これは確かめる価値がありそうだ。
キョン「ハルヒ、もう1ついいか?」
完
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/18(土) 00:55:33.22 ID:T5ty31U20
17日は誕生日だったというのになにしてんだろ……
寝る