1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/01(日) 15:19:08.87 ID:RkAUKH8l0
長門「だから今夜家に来て欲しい」
キョン「いいのか?」
長門「いい」
キョン「でもそのごるぞふの夜っていったいなんなんだ?」
長門「来ればわかる」
キョン「そういわれても何をするか教えてもらわないと何を持っていけばいいのかわからんぞ」
長門「何も持ってこなくても良い・・・下着の代えは持ってきた方がいいかもしれない」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/01(日) 15:25:50.08 ID:RkAUKH8l0
キョン「ゴルゾフの夜か・・・ロシア語かな、意味はやっぱりあれだろうな、夜ってつくし・・・」
ハルヒ「キョンじゃない?」
キョン「ハルヒ・・・どうしてここに?」
ハルヒ「気分転換に散歩してたのよ、キョンも散歩?」
キョン「いやゴルゾ・・・、散歩みたいなもんだな」
ハルヒ「ちょうどよかった、私も一緒についていっていいわよね?」
キョン「それは困る」(長門が俺とゴルゾフの夜をしたくて待ってるんだ、今ハルヒに邪魔されるわけにはいかん)
ハルヒ「いいでしょ別に、とりあえずコンビニに行きましょう、私のどかわいちゃった」
キョン「人の話を聞け、それに俺はさっきコンビニに寄ってきたばっかりだ」
ハルヒ「何買ったの?」ゴソゴソ
キョン「あっ!」
ハルヒ「えーっとこれは・・・コンドーム・・・」
キョン「・・・」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/01(日) 15:30:53.02 ID:RkAUKH8l0
キョン(きまづい・・・)
ハルヒ「・・・」
キョン「これはあれだ、俺くらいの年齢はちょうど背伸びしたくなるものなんだよ」
ハルヒ「うん・・・」
キョン「だから理由もなく所持して起きなくなるものだ、ほら、持ってるだけで大人の仲間入りになってるつもりなんだよははは」
ハルヒ「そっそうよね」
キョン(ハルヒとおかしな空気になってしまった・・・だが今日は長門とゴルゾフの夜を過ごさないといけない」
キョン「なぁ、ハルヒそろそろ疲れないか?帰って休んだ方がいいんじゃないか?」
ハルヒ「キョンの家?」
キョン(しまった・・・)
ハルヒ「キョンの家が近いなら行ってみてもいいかな・・・」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/01(日) 15:35:26.70 ID:RkAUKH8l0
キョン「家来ても面白くないぞ」
ハルヒ「でも疲れたし、ちょっと休ませてよ」
キョン「でももうこんな時間だし」
ハルヒ「そうね、でも家の家族は心配しないわよ、たまに夜遅くまで散歩するし」
キョン「でもうちに来ても妹がうるさくて大変だぞ」
ハルヒ「え、今日家族いるの?」
キョン「俺はいないと言ってないぞ」
ハルヒ「じゃっじゃあ、とりあえず公園にでも」
キョン(ハルヒ、やる気まんまんじゃないか・・・でも長門とのゴルゾの夜が)
ハルヒ「有希!」
キョン「えっ?」
長門「遅いので迎えに来た、一緒にゴルゾノフの夜を早く過ごして欲しい」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/01(日) 15:40:21.88 ID:RkAUKH8l0
ハルヒ「え、どういう事なの?」
キョン(しまった!これでは長門とのゴルゾの夜がハルヒにばれてしまう!)
長門「今夜二人でゴルゾノフの夜を過ごすと約束していた」
ハルヒ「ごるぞのふの夜?どういう意味・・・!」
キョン(俺の買い物袋をにらんでる・・・コンドームを買った事を思い出したのか)
ハルヒ「ダメよ、まだ私達には早すぎるわよ!」
長門「ゴルゾノフの夜に年齢は関係ない」
ハルヒ「そうかもしれないけど・・・とにかくキョンはダメ!」
長門「ならあなたも一緒に私達とゴルゾノフの夜を過ごして欲しい」
ハルヒ・キョン「えっ!」
長門「私は構わない・・・」
キョン「おっ・・・俺も別に構わんぞ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/01(日) 15:44:27.77 ID:RkAUKH8l0
ガチャッ
長門「入って」
キョン「おじゃまします」
ハルヒ「私はまだゴルゾノフの夜に参加したと決めたわけじゃないわよ!」
長門「もう遅い、この部屋に入った時点でゴルゾノフの夜に参加してる」
キョン「いいのかハルヒ?」
ハルヒ「しょっしょうがないわね、もうすでにゴルゾノフの夜に参加しているのなら参加するしかないでしょ!」
キョン「ハルヒ・・・」
ハルヒ「別にいいわよ、二人でするか三人でするかの違いでしょ?ただの初体験よりは大分マシよ!」
キョン(勢いをつけて言ってるわりにはなんか嬉しそうだな、まぁ俺としては二人同時に相手するのは嬉しい限りだが」
長門「それではゴルゾノフの夜を始める」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/01(日) 15:49:08.46 ID:RkAUKH8l0
ハルヒ「有希、ちょっと待って」
長門「何?」
ハルヒ「あなたは準備してたからいいけど、私は散歩してたから汗かいてるのよ」
長門「・・・」
ハルヒ「だから、シャワーを貸して欲しいんだけど」
長門「その必要は無い」
ハルヒ「でも汗臭いとキョンが嫌だったりするでしょ、ね?」
キョン(俺は汗の匂いがするのは別にかまわんが・・・むしろ興奮する)
長門「ゴルゾノフの夜にはあまり関係ない事、でも気になるのならシャワーを使っても構わない」
ハルヒ「そう、ならシャワー借りるけど、勝手に二人でゴルゾノフの夜をはじめないでよね!」
キョン「そんな事しないぞ」
長門「待ってる」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/01(日) 15:55:09.58 ID:RkAUKH8l0
シャワーーー
ハルヒ「丹念に洗ったから大丈夫よね、ちょっと時間かけすぎたかな」
ハルヒ「・・・そういえば、着替え無いわ、汗臭いジャージをまた着ては折角シャワー浴びた意味ないし・・・」
ハルヒ「バスタオル巻いて行けばいいわよね、どうせゴルゾノフの夜で服は脱ぐんだし」
ハルヒ「・・・よし、はぁ、流石に緊張してきた、でも有希が一緒っておかげで気が少しは楽になるわね」
ガチャッ
ハルヒ「・・・お待たせ」
キョン「おおっ!」
ハルヒ(キョンの奴興奮してる・・・)
長門「バスタオルじゃなくてちゃんと服を着て欲しい、その格好はゴルゾノフの夜にふさわしくない」
キョン・ハルヒ「え?」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/01(日) 16:03:52.66 ID:RkAUKH8l0
ハルヒ「・・・」
キョン(ハルヒは結局長門のパジャマを着る事になったが、パジャマも悪くないな)
長門「飲んで」
ハルヒ「お茶はもうわかったから、いつになったらゴルゾノフの夜は始まるの?」
長門「もうゴルゾノフの夜は始まってる」
キョン「なぁ長門、ゴルゾノフの夜は服着たままするのか?」
長門「服を着なくてもできる、けれど服を着たまま行うのが主流」
ハルヒ「ねぇ、もしかしてゴルゾノフの夜ってせっ・・・男と女のえーっと・・・行為じゃないの?」
長門「行為?」
ハルヒ「その・・・キョンと二人でするつもりだったんでしょ?」
長門「そう」
ハルヒ「・・・ははぁん、わかったわよ。私という邪魔者が現れたから適当なうそをついて誤魔化してるわけね?」
長門「お茶は濁ってない、茶葉は入れ替えたばかり」
キョン(長門、そういう意味じゃないぞ)
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/01(日) 16:13:16.56 ID:RkAUKH8l0
ハルヒ「はぁ・・・私バカみたい・・・何浮かれてたんだろ・・・」
キョン「おいハルヒ・・・」
ハルヒ「ほんと私惨めだわ・・・私みたいな女が世の中に何人もいるんだわ・・・」
キョン(世の中って、急に規模が大きくなってるぞ)
ハルヒ「きっとその女達も私みたいに一度浮かれて打ちのめされてるのね・・・日本の未来みたいなもんよ」
キョン「おいハルヒ、お前さっきから何を言ってるんだ?」
長門「これがゴルゾノフの夜」
キョン「なんだって?」
長門「ゴルゾノフの夜の症状があまりにもシュールで書きにくく、できれば症状が現れる前に終わらせたかったけれど最後まで書いてしまった」
キョン「ということはこれで終わりなのか?」
長門「そう」
完