1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 15:02:17.37 ID:JRhqEJeL0
・・・<総司令官執務室>・・・
ゲンドウ「冬月は?」
リツコ「レイが深手を負わせたそうですが
そのまま窓から逃走したようです」
ゲンドウ「……」
リツコ「全裸のまま」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 15:06:23.02 ID:JRhqEJeL0
〜前回のあらすじ〜
諸悪の根源であったミサトはレイに討たれた。
シンジとアスカは住居を冬月邸に移し、これからの楽しい新生活を夢見る。
だが、シンジにユイの面影を見たコウゾウが欲情する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 15:11:46.70 ID:JRhqEJeL0
ゲンドウ「シン…チルドレンは?」
リツコ「…シンジくんは外傷はありませんが、精神汚染ギリギリのダメージを受けています…」
ゲンドウ「……」
リツコ「余程ひどい目にあったのですね
大人、特に男性が近づいた場合、それだけで怯えて泣き叫んで正気を失う有様です。
急性ストレス障害…いえ、おそらく心的外傷後ストレス障害になるでしょう」
ゲンドウ「…エヴァに乗れるならばそれで良い」
リツコ「あの状態ではシンクロは不可能です。アスカも同様に」
ゲンドウ「セカンド?」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 15:17:11.59 ID:JRhqEJeL0
リツコ「彼女は副司令の…その…犯行現場、の惨状を目の当たりにしてしまったそうで
シンジくん程ではありませんが、かなりの精神的ダメージを受けています」
ゲンドウ「シンクロテストは?」
リツコ「したいのは山々なんですが
アスカが全くシンジくんの側を離れようとしません」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 15:21:18.77 ID:JRhqEJeL0
ゲンドウ「何をしている、子供の駄々に付き合っている暇はないのだ。
無理矢理にでも搭乗させろ」
リツコ「駄々というレベルの問題ではありません、病的なものです。
お互いに強く依存し合っていて、無理に引き剥がせば
決定的に病状を悪化させてしまうでしょう。
同じような症状は共に虐待されて育った兄弟によく見られます」
ゲンドウ「なんとかしろ」
リツコ「なんとかしろと申されましても
こればかりは時間をかけて治していくしか方法はありません」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 15:26:24.33 ID:JRhqEJeL0
・・・<シンジの病室>・・・
シンジ「僕たち…これからどうなっちゃうんだろう…」
アスカ「大丈夫よシンジ…アタシがいるわ」
コンコン
アスカ「誰!?」
ガチャ
マヤ「あの…シンジくんのお見舞いに…」
アスカ「来ないで!!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 15:28:08.63 ID:JRhqEJeL0
マヤ「ア…アスカ落ち着いて、私よ…」
アスカ「嫌!!大人なんて誰も信用できないわ!
早く出ていって!!」
マヤ「アスカ……」
シンジ「あ…アスカ…怒鳴らないで…怖いよ……」
アスカ「あぁ…ごめんねシンジごめんね、大丈夫よ…」スリスリ
シンジ「うぅ…」
マヤ「……」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 15:32:48.07 ID:JRhqEJeL0
・・・<総司令官執務室>・・・
ゲンドウ「レイはどうしてる」
リツコ「副司令を探して昼夜問わず市内を徘徊しています」
ゲンドウ「……」
リツコ「釘バットを持って」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 15:35:59.24 ID:JRhqEJeL0
ゲンドウ「やめさせろ」
リツコ「抑えようとした担当の保安員3人が全員病院送りになっています」
ゲンドウ「……」
リツコ「レイを補導しようとした警官も何人か犠牲に…
警察の方にはあれはネルフの特務だと言い聞かせ静観するように伝えたのですが
市や警察の方から苦情がひどいと広報部が苦言を漏らしていましたわ。
一度司令の方からそちらに話を付けてください」
ゲンドウ「そういうことは冬月に…」
リツコ「いません」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 15:41:00.87 ID:JRhqEJeL0
・・・<とある山中>・・・
コウゾウ「まさかネルフの諜報部もこんな山奥まで来るまい…。
レイにATフィールドで斬りつけられ背中の傷も大分癒えてきたな
俺が登山で身体を鍛えていなかったら危ないところだった…
お、このキノコは食えるな」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 15:46:05.11 ID:JRhqEJeL0
コウゾウ「しかしいつまでもここに身を隠しているわけにもいくまい…
一度ネルフに戻るか…?
考えてみればたかだか一人の少年に対する性的暴行ではないか。
ネルフは特務機関だ、そんな下らん罪で副司令の俺をどうこうすることも…
せいぜい減棒…
いや、駄目だ…レイに見つかれば殺されてしまう……。
それ以前に全裸のままでは山を下りることも出来ん…
いや、最悪、葉っぱで股間を隠しておけば逮捕はされないか…?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 15:55:18.00 ID:JRhqEJeL0
・・・<???>・・・
『使徒の来襲スケジュールの破綻、ファーストチルドレンの暴走
セカンド、サードの故障。そして冬月君の失踪…』
『このシナリオの修正、容易ではないぞ』
『左様、もはや碇一人には任せてはおけぬ』
『かくなる上は我らの手によるシナリオの遂行を…』
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 16:02:10.20 ID:JRhqEJeL0
・・・<総司令官執務室>・・・
リツコ「事実、いま使えるチルドレンは一人もいません。
こんな時に使徒が現れたらどうすることも出来ませんわ」
ゲンドウ「問題ない、フォースが今日中に着く」
リツコ「フォースチルドレン!?既に選抜されていたのですか」
ゲンドウ「いや、委員会から直接送られてきた。資料だ」スッ
リツコ「……生年月日以外の経歴は全て抹消済み…。
そしてその生年月日がセカンドインパクトと同一日…。
疑ってくれと言っているようなものですわね」
ゲンドウ「ああ。監視を怠るな」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 16:08:40.04 ID:JRhqEJeL0
・・・<シンジの病室>・・・
コンコン
アスカ「誰!?」
ガチャ
カヲル「こんにちは」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 16:15:02.05 ID:JRhqEJeL0
アスカ「…誰よアンタ…なんで子供がこんな所に…」
カヲル「ふふ、君たちだって子供じゃないか。そう、君たちと同じだよ」
アスカ「え?」
カヲル「僕はカヲル。渚カヲル。
君たちと同じく仕組まれた子供…フォースチルドレンさ」
アスカ「フォースチルドレン!?」
シンジ「え…」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 16:17:34.84 ID:JRhqEJeL0
アスカ (渚カヲル?なんでかわからないけどイケ好かない奴ね……
なんで…あっ!わかった、こいつファーストに似てるんだわ!)
シンジ (渚カヲル君?なんでだろう…初めて会ったのに初めて会った気がしない…
なんで…あっ!わかった、綾波に似てるんだ、この人…)
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 16:21:29.64 ID:JRhqEJeL0
アスカ「…そう、同じチルドレンのアタシたちに挨拶しに来たってワケね。
で、悪いんだけど他に用事が無いなら出て行ってくれるかしら」
シンジ「あ…だ…大丈夫だよ、アスカ」
アスカ「シンジ?」
シンジ「渚君はきっと…悪い人じゃないよ…」
カヲル「ふふ、ありがとう碇君。僕のことはカヲルでいいよ」
シンジ「あ…僕も…シンジでいいよ///」
アスカ (むぅっ…!)
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 16:24:55.33 ID:JRhqEJeL0
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こ こ か ら 濃 厚 な ホ モ ス レ に な り ま す。
ご 期 待 く だ さ い ! !
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31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/29(金) 16:26:32.02 ID:JRhqEJeL0
┼ヽ -|r‐、. レ |
d⌒) ./| _ノ __ノ
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制作・著作 NHK