3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:08:30.83 ID:ZHgJB9Nh0
>>1スレ立て乙
キョン「はぁ?北海道!?いきなり何を言い出すんだお前は・・・」
ハルヒ「いいから!まずはこれを見て!」サッ
キョン「月刊ムー?・・・どれどれ」ペラ
東洋の神秘!ダイダラボッチ出現!
去年の某日、北海道小樽に入港していたアメリカ軍空母、「パティ・ホーク」が一人の少年によって乗っ取られる事件が発生した。
事件は無事に解決したのだが、この事件に関して読者から興味深い報告が送られている。
泊発電所に衝突する寸前の空母を、なんとダイダラボッチが救出したというのだ。
中には、空母を乗っ取ったグレムリンを見たという目撃情報まであり、本誌では引き続き情報を募集している。
・目撃者の証言
「あれは間違いなくダイダラボッチでした。もののけ姫で見たから間違いありません。うずまき模様も一緒でした。」
「ダイダラボッチにグレムリン・・・・日本はなんてファンタスティックな国なんだっ!」
キョン「・・・・」ペラ
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:11:36.95 ID:ZHgJB9Nh0
太古の恐竜現る!?大怪獣ヘビビンガー!
読者諸君は、ヘビビンガーというUMAをご存じだろうか?
南米アマゾンに生息していると言われるUMAで、その特徴をまとめると以下のようになる。
・全長約7m。外見は蛇に似ているが、後ろ脚が生えている。前脚はない
・脚にはすね毛が生えている。すねを叩かれると痛がる
・口からは火炎を吐く
・尻尾のウロコをさすられると大人しくなる
本来ならアマゾンにしか生息していないハズのヘビビンガーだが、驚くべきことに北海道からその目撃情報が寄せられている。
しかも北海道で目撃されたヘビビンガーは、全長30mはあろうかという超大型の個体らしい。
本誌では情報が集まり次第、本格的なヘビビンガー特集を組む予定である。
キョン「・・・」ペラ
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:13:27.55 ID:ZHgJB9Nh0
実在した伝説!白鯨モービーディック!
モービーディックとは、ハーマン・メルヴィルの小説「白鯨」に登場する白いマッコウクジラの名前である。
当然空想の存在であるはずのモービーディックだが、近年北海道でモービーディックを見たという情報が後を絶たない。
地元の漁師の話では、モービーディックによって近くの漁場が荒らされており、とても仕事にならないという。
にわかには信じがたい話だが、モービーディックに呑みこまれて生還したという老夫婦や、
モービーディックを捕獲して仲間と一緒に食べたという漁師の証言も存在する。
来月号では、この老夫婦や漁師のインタビューと共にモービーディック特集をお送りする。
キョン「・・・」パタン
キョン「こ、こんなのガセネタに決まってるだろ・・・」
ハルヒ「それを確かめに行くんでしょ!まったくロマンのない男ね!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:16:20.52 ID:ZHgJB9Nh0
キョン「ロマンって、あのな・・・それに飛行機代や宿泊費はどうするんだ?」
ハルヒ「それは心配ないわよ!ね、みくるちゃん?」
みくる「はい、飛行機代は鶴屋さんが立て替えてくれるそうですよ」
みくる「宿泊費は北海道に鶴屋さんの遠い親戚がいるので、そちらにお世話になれるそうです」
キョン「そうなんですか?でも何から何まで悪いような・・・」
古泉「いいじゃないですか。北海道なんて、こんな機会でもなければ滅多に行けるものじゃありませんよ?」
古泉「僕達は学生なんですから、素直に世話になるべきではないでしょうか」
ハルヒ「さすが古泉君、分かってるわね!」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:18:06.47 ID:ZHgJB9Nh0
長門「・・・」パタン
ハルヒ「ん、それじゃ今日は解散!来週の土曜に出発するから、各自準備しておくように!」ガチャ
キョン「・・・なぁ古泉」
古泉「なんでしょう」
キョン「ハルヒの奴、今度は何をやらかしたんだ?」
古泉「どういう意味でしょう?」
キョン「いや、どうせあの記事もハルヒの力のせいなんだろ?」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:20:04.27 ID:ZHgJB9Nh0
長門「涼宮ハルヒの能力が発動したという形跡はない」
キョン「・・・は?」
古泉「そういう事です。今回は純粋に北海道で不思議探索するだけです」
キョン「マジかよ・・・北海道ヤバイな」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:19:51.51 ID:tX8pbt2QO
クロちゃんおもしろいよね
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:23:07.87 ID:ZHgJB9Nh0
>>11
よかった・・・クロちゃん知ってる人がいて・・・・
キョン「あ、そういえば朝比奈さん」
みくる「はい、何ですか?」
キョン「鶴屋さんの親戚ってどんな方なんですか?」
みくる「なんでもロボット工学を研究している科学者らしいですよ」
みくる「名前は確か・・・剛 万太郎さんだったと思います」
キョン「へぇ、科学者ですか」
キョン(さすが鶴屋さん、顔が広いなぁ・・・)
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:25:11.59 ID:ZHgJB9Nh0
機内
長門「・・・!?」
ハルヒ「ん?どうしたの有紀?」
長門「な、何でもない・・・」
長門(今、窓の外を電信柱が飛んでるように見えた・・・)
長門(それに先程から視線を感じる)
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:26:50.28 ID:ZHgJB9Nh0
キョン「ZZZ・・・・ZZZ・・・」
古泉「朝比奈さん」ヒソヒソ
みくる「何ですか?」ヒソヒソ
古泉「今回の不思議探索、どうもタダでは済みそうにありませんよ」ヒソヒソ
みくる「へっ?どういう事ですか?」ヒソヒソ
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:31:32.57 ID:ZHgJB9Nh0
古泉「あの雑誌に載っていた記事を機関に調査してもらったのですが、その結果3つの事件にある共通点を発見しました」ヒソヒソ
みくる「共通点?」ヒソヒソ
古泉「ええ、事件の現場には必ず黒猫が目撃されたそうです。それも二足歩行してたとか」ヒソヒソ
みくる「二足歩行の黒猫・・・」ヒソヒソ
古泉「それが何を意味するのか、今はまだ分かりません。ですが、これらの事件には何か裏があると考えて間違いないでしょう」ヒソヒソ
みくる「は、はい・・・」ヒソヒソ
キョン「ZZZ・・・・ZZZ・・・」ヒソヒソ
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:34:25.78 ID:ZHgJB9Nh0
北海道・桜町
キョン「あの、朝比奈さん・・・」
カーカー
みくる「な、何ですか・・・」
カーカー
キョン「こんな事を聞くのは失礼だとは思うんですが・・・」
カー カー カー
キョン「ホントにこの道で合ってるんですか!?」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:36:33.26 ID:ZHgJB9Nh0
古泉「あたり一面ゴミの山ですねぇ・・・」
みくる「鶴屋さんからもらった地図では、この辺に住んでいるハズなんですが・・・」
ハルヒ「いいじゃない!こんな怪しい所に住んでるなんて、マッドサイエンティストの匂いがするわ!」
キョン「お前なぁ・・・」
長門「・・・」
長門(まだ視線を感じる・・・誰かがつけて来ている)
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:39:26.76 ID:ZHgJB9Nh0
キョン「ここ・・・か?」
古泉「そのようですね。表札も出ていることですし」
ハルヒ「じゃあさっそくお邪魔しましょ!すいませーん!」
剛「はーい、どちら様?」ヒョコ
ハルヒ・キョン・みくる・古泉(ロ・・・ロボダッチ!?)
長門「・・・ユニーク」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:43:10.23 ID:ZHgJB9Nh0
剛「いやぁ、これでも昔は立派な研究所を持ってたんだけどねぇ、今じゃこの有様だよ」
キョン「はぁ・・・」
ミーくん「どうしたの剛くーん?お客さん?」
ハルヒ「か、かわいいっ!この子ハカセが作ったの?」
剛「あぁ、そうだよ。ワシの親友のミーくんだ。ミーくん、お客さんにご飯作ってあげて」
ミーくん「はいはーい♪ちょっと待っててねー♪」トコトコ
みくる「こ、この時代の技術でこれだけの高性能ロボットを・・・」
ハルヒ「ん?何か言った?みくるちゃん」
みくる「えっ?いえ、何でもないです!!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:46:51.61 ID:ZHgJB9Nh0
・
・
・
剛「南極で宇宙人のUFOと戦ったり・・・裏山の古代遺跡を探索したこともあったなぁ」
キョン(こ・・・このオッサンの言う事はどこまで本当か分からんな・・・)
古泉(そんな事件があったら、機関が黙っているはずがないんですが・・・)
ハルヒ「すごいじゃないハカセ!これはSOS団で映画化決定ね!その前にコミカライズするのも悪くないわ!」
剛「あー、ゴメンね、これ漫画原作だからコミカライズは意味無いと思うよ」
ハルヒ「えっ?」
みくる「講談社の宣伝ですか?」
ミーくん「みんなお待たせー、ご飯ができたよー♪」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 17:53:26.30 ID:ZHgJB9Nh0
ミーくん「はいどうぞ!ミーくんお手製カレーだよ!」
剛「それじゃあ皆手を合わせて・・・」
全員「いただきます」
パク
長門「・・・!」
古泉「これは・・・」
ハルヒ「おいしい・・・」
キョン「お袋のより美味いかも・・・」
みくる「ま、負けた・・・」
剛「う〜ん、やっぱりミーくんの料理はいつも最高だね!」
ミーくん「やだなぁもう、剛くんったら!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 18:00:52.76 ID:ZHgJB9Nh0
全員「ごちそうさま」
ミーくん「おそまつさまでした」
剛「今日はもう日も暮れてきたから、ここでゆっくりしていくといいよ」
キョン「何から何まですいません」
長門「・・・これは?」スッ
みくる「あら、コックさん人形ですか?かわいいですねぇ♪」
剛「・・・!?そ、その瓶を開けちゃいかん!!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 18:07:48.87 ID:ZHgJB9Nh0
剛「いいか長門君、絶対に開けるんじゃないぞ」
古泉「急にどうなされたんですか?」
長門「私はバラエティ番組で学習した」
長門「『絶対に〜するな』という発言は、その行為を行えという意味」
長門「よって私はこの瓶を開ける」キュポ
バシュウウ
長門「!?」
剛「お、遅かったか・・・」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 18:17:51.16 ID:ZHgJB9Nh0
デビル長門「ウキキッ、久々のシャバの空気がうめぇぜ」メキメキ
キョン「な、長門?急にどうしたんだ?」
D長門「また暴れられるぜぇ」
ハルヒ「ハカセ!これはどうなってるの!?」
剛「あ、あのコックさん人形にはデビルが封印してあったんだ・・・だから開けるなと言ったのに」
キョン(古泉はここじゃ能力は使えないし・・・どうしたら・・・)
「ふふふ、私の出番みたいね?」
キョン「お、お前は・・・」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 18:25:49.62 ID:ZHgJB9Nh0
キョン「あ、朝倉!!」
みくる「どうして朝倉さんがここに・・・」
朝倉「こんなこともあろうかと、こっそり後をつけてたのよ」
朝倉「・・・でも、流石にここまで厄介な事になるとは思わなかったけどね」
キョン「朝倉、お前・・・」
朝倉「剛博士、私が外で時間を稼ぎます。その間にこの悪魔を封印する対策を練ってください」
剛「よし、任せておけ!」
D長門「そうはさせ・・・グッ!?」
朝倉「どこを見てるの?私の相手は私よ」
D長門「テ、テメェ・・・」
朝倉「表に出なさい。相手になってあげるわ」
D長門「上等だオラァ!」バッ
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 19:26:59.52 ID:ZHgJB9Nh0
ただいま
再開します
キョン「行ったか」
ハルヒ「でも、対策って言ってもどうすれば・・・」
キョン「・・・そうだ!ミーくん、もう一度カレーを作ってくれないか?」
ミーくん「カレーを?」
キョン「ああ、長門の奴はカレーが大好物なんだ。カレーの匂いを嗅げば正気に戻るかも知れない」
剛「では、その隙に対デビル用マシンでデビルを封印すればいいんだな?」
キョン「そういう事です」
ミーくん「よし、剛くんはマシンの製作をお願い!皆はカレーを作るのを手伝って!」
みくる「はい!」
古泉「お任せください」
ハルヒ「あたしの料理の腕を見せてあげるわ!」
キョン(朝倉・・・なんとか持ちこたえてくれよ)
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 19:35:10.68 ID:ZHgJB9Nh0
D長門「ウキキッ、一発不意打ち喰らわせたくらいでいい気になるなよ?」
朝倉「あなたこそ、長門さんの体を乗っ取ったくらいで私に勝てると思わないことね」
朝倉「へろへろくんを読んで絶対魔拳法を習得した私に勝てるかしら?」
朝倉(とは言ったものの、状況はかなり厳しいわね)
朝倉(素の戦闘力は長門さんの方が上、しかも長門さんにはデビルが憑依している)
朝倉(博士の発明が早く出来上がるのを祈るしかないわね)
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 19:51:46.36 ID:ZHgJB9Nh0
朝倉(考えても仕方ないわね・・・)
朝倉「絶対魔拳法最終奥義 著作拳・口(くち)ックマンバスター!」ゴォ
D長門「ヘッ、そんな攻撃が当たるかよ!」ヒョイ
朝倉「くっ、だったら・・・スペシウム超光波っ!!」
D長門「うおっ!?」
ドガーン
朝倉「や・・・やった!」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 19:54:40.74 ID:ZHgJB9Nh0
モクモク
D長門「ウキキッ、効かねぇなあ・・・・」
朝倉「嘘!?直撃したはずなのに・・・」
D長門「奥技 鋼霊身・・・だぜ!」ニマァッ
朝倉「そ、そんなの反則でしょ!?」
D長門「残念だったなぁ・・・これで終わりだ!超魔光せn・・・」
ガガガガガガ
D長門「うぉっ!?」
朝倉「だ、誰!?」
「フゥー・・・・ヒーローってのは遅れて登場するもんだぜ?」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 20:02:44.82 ID:ZHgJB9Nh0
D長門「待ってたぜぇ・・・クロちゃんよぉ!」
クロ「剛ん家がやけに騒がしいから来てみれば・・・性懲りもなくまた出てきやがったか、デビル」
D長門「ウキキ・・・それじゃあ第二ラウンドといこうかクロちゃん」
朝倉「あ、あなたは?」
クロ「言いてぇ事が山ほどあるのは分かるが、今はアイツを止めるのが先だ」スタッ
朝倉「・・・それもそうね。今、剛博士がデビルを封印するための発明中よ」
クロ「なるほど・・・オイラたちはその時間稼ぎをすりゃあいいんだな?」
朝倉「そういう事。よろしく頼むわよ、猫ちゃん」
クロ「おうよ!」
朝倉「きゃああああああ!」
クロ「ど、どうした!?」
朝倉「わ、私いま猫と喋ってる!!」
クロ「今は考えるな!」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 20:10:58.75 ID:ZHgJB9Nh0
D長門「茶番は終わったか?そろそろ行かせてもらうぜ!」
クロ「来いやオラァッ!」ガガガガ
D長門「どこ狙ってんだぁ!?コレでも喰らえ!」ゲボォ
クロ「危ない!なんでも溶かす液だ!」ドカッ
朝倉「ぐえっ!」
D長門「オラッ!」ゲボォ
朝倉「危ない!なんでも溶かす役よ!」ドカッ
クロ「うぉっ!」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 20:19:11.80 ID:ZHgJB9Nh0
1時間後
D長門「ハァ・・・ハァ・・・テメェら相当しつこいぞ」
朝倉「つ、強い・・・」
クロ「コイツ・・・前より強くなってやがる・・・」
D長門「けどよ・・・そろそろ終わりにさせてもらうぜ!超魔光せn・・・」
プーン
D長門「うっ!?この匂いは・・・」
ミーくん「待たせたなクロ、涼子ちゃん!」
クロ「遅かったじゃねぇかミーくん!」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 20:32:53.45 ID:ZHgJB9Nh0
長門「カ、カレー・・・カレー・・・」ズルズル
D長門「テ、テメェは引っ込んで・・・ろ」
長門「カレー・・・食べたい・・・」ズルズル
デビル(クソッ、コイツの体はもう制御が効かねぇ。こうなったら脱出して眉毛の体に・・・)
D長門「・・・!?う、動けねぇ!?」
朝倉「ふふふ、私情報操作は得意なのよね」
D長門「テ、テメェ・・・・!」
ミーくん「剛くん、今だ!」
剛「よしきた!」ビビビビ
D「し、しまっ・・・・」
バリバリ
スポッ
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 20:38:16.03 ID:ZHgJB9Nh0
キョン「お・・・終わった・・・のか?」
剛「ああ、成功だよ。スポッて音もしたし」
みくる「よかったぁ・・・」ヘニャ
ハルヒ「有紀、大丈夫だった?」
長門「 ?私は今まで何を・・・」
古泉「大丈夫です、すべて終わりました。長門さんは気にしなくていいんですよ」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 20:44:21.86 ID:ZHgJB9Nh0
ハルヒ「涼子、それにクロちゃんだったわね。あんた達がいなかったら今頃どうなってたか・・・」
朝倉「礼には及ばないわ。私は長門さんのためにやっただけよ」
クロ「オイラもただ暇つぶしに来ただけだしな」
キョン「とにかく二人のおかげで助かったぜ。ホントにサンキューな」
ハルヒ「きゃあああああああ!!」
キョン「うわあああああああ!!」
古泉「どうしたんですか二人とも!?」
キョン「俺、猫と会話してる!」
ハルヒ「あ、あたしも!」
クロ「そのネタはもういいっての!」
みくる「というか、キョン君は一度猫と話してるじゃないですか!」
ハルヒ「え?」
みくる「はっ!?何でもないです!!」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 20:59:14.50 ID:ZHgJB9Nh0
デビルの魂はその後人形に戻され、再び瓶に閉じ込められた。
翌日から2日間に渡って桜町内の不思議探索が行われたが、残念ながら
ダイダラボッチも、ヘビビンガーも、モービーディックも見つからなかった。
にも関わらず、ハルヒの奴は妙に上機嫌だった。
まぁ、あんな光景見せられた後じゃ、何が来ても色褪せて見えるかも知れんがな。
そして最終日・・・
キョン「どうも3日間お世話になりました」
剛「いやぁ、こんな汚い家でゴメンね」
古泉「いえいえ、お気になさらないでください」
みくる「3日間、とっても楽しかったです。こんな体験、たぶん二度とできませんよ」
ハルヒ「ホントよ!こんなに楽しかったのは生れて初めてだったわ!」
朝倉「私はできれば二度と体験したくないわ・・・」ボソッ
ミーくん「みんな、よかったらまた来てね!とびっきりの料理を御馳走するよ!」
長門「・・・期待している」ゴクリ
クロ「じゃあな!帰る途中でトラブルに巻き込まれるなよ!」
ハルヒ「またねクロちゃん!バイバイ!」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 21:06:14.39 ID:ZHgJB9Nh0
数日後・・・
妹「キョンくんおはよー。朝ごはんできてるよー」
キョン「ああ、おはよう」
テレビ「次のニュースです、○○港に未確認生物が水揚げされました」
キョン「ん?」
テレビ「こちれがその映像です」
テレビ「プピー プピー」
キョン(な、なんかとんでもなく嫌な予感がするんだが・・・)
ズシーン ズシーン
キョン「な、何の音だ!?」
ワタシノ ムスコハ ドコー!?
おしまい
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/03/21(月) 21:07:57.83 ID:ZHgJB9Nh0
とにかくクロちゃんのssが書きたかった
後半は展開が弱かったなぁ・・・
ではでは