ハルヒ「大戸島?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:阿笠「できたぞ新一!光彦君がホモになるスイッチじゃ!」

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3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 23:56:58.92 ID:kpkWPwRjO

古泉「えぇ、以前お話していた親戚の別荘は都合が合わなくなってしまいましたので、その代わりに…と」

ハルヒ「ダメならダメで良かったのに……悪いわね、古泉くん」

古泉「では、それで予定を立てますね…んっふ」

どうやら今年の夏は、またどこかの島に連れて行かれるそうだ…やれやれ。

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 23:58:15.47 ID:kpkWPwRjO

俺達が大戸島へ二泊三日の合宿…とは名ばかりのバカンスへ出掛ける数日前から、テレビや新聞の話題は一色に染まっていた。

原因不明の海難事故一色に……。


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 23:59:15.86 ID:kpkWPwRjO

古泉「未だに原因がわからない以上、今回は見合わせましょうか」

と言う古泉の意見も

ハルヒ「何言ってるのよ古泉くん!せっかく古泉くんが用意してくれた合宿なんだから、海難事故ぐらいで古泉くんの好意を無駄にはしないわ!」

と言った具合で一蹴された。
とは言え、去年より大人になったハルヒを頭ごなしに否定することも出来ず、俺と朝比奈さんは海難事故に怯えながらも、SOS団は大戸島への船旅を楽しむのであった。

ま、長門も居るんだ…何とかなるだろう。
頼りにしてるぜ、長門。

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:04:12.55 ID:v5srAqtaO


古泉「これから行く大戸島には、こんな言い伝えがあるんですよ」

最初こそ気を張っていた船旅も、数時間も何も無いと流石に慣れるものだ。
本来ならその油断が危ないのだろうが、生憎俺はごく普通の高校生だ、油断しても罰は当たらんだろう。
もちろん、朝比奈さんも同じく慣れたようで、元々はしゃいでいるハルヒは言わずもがな。
俺達は、古泉の話に耳を傾けた。

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:16:43.59 ID:v5srAqtaO

古泉「深い深い海の底には、呉爾羅なるモノが住んでいて、時折供物を求めては人里まで出てくる……。まぁ、一種の土地神のようなものでしょうか」

これはまた、ハルヒが好きそうな話を嬉々と話すものだ。
まるで火に油を注いでいるようなもので、ハルヒは目をキラキラさせている。

古泉「ただ、やはり海と暮らす人々の言い伝えです…呉爾羅に供物を与えた年は大漁になり、また呉爾羅を怒らせると何日も時化が続くと言われています」

ハルヒ「それは面白そうな島ね!よし…私たちがソイツを見つけましょう!」

古泉「いえ、涼宮さん…島の人達、特にお年寄りはその言い伝えを信じている方ばかりでして…自分達の崇める神様を遊び半分で探し回られると、あまり良い思いはされないかと…」

ハルヒ「そうね…なら、島の人から話を聞くぐらいにしておきましょう」

ずいぶんと物分かりが良くなったな、ハルヒ。

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:21:37.60 ID:v5srAqtaO


ハルヒ「山も海も綺麗で良い島ね!……と言いたいけど、どうしたのかしら?」

俺達が着いて早々、島の様子がおかしい事に気が付いた。
島の人達が浜辺に座り込み、沖の方を縋るような目で見ている。

みくる「ふぇぇ…何んですか?何かのお祭りですか?」

古泉「ちょっと、聞いてきます」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:31:01.14 ID:v5srAqtaO

しばらくして、古泉が浮かない顔で戻ってきた。

古泉「どうやら、この島の漁船も例の海難事故に巻き込まれたようです…」

そうだったのか、やはりあの船旅は危険だったようだ。

古泉「このような時期です…我々は、早々に帰った方が良さそうです」

ハルヒ「そうね、流石にちょっと洒落にならないわね」

古泉「とは言え、今日の便はもうありませんし、今夜は予定通り宿に泊まって、明日の朝の便で帰りましょう」

やれやれ…とんだ合宿になってしまった。



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:35:44.30 ID:v5srAqtaO

おぉーい!イカダだー!イカダだぞー!

イカダだー!イカダ!

島の高台からの声に、ふと沖を見ると、そこにはボロボロのイカダとは呼びがたい木材に数人の男が掴まっていた。
島の人達から口々に名前が呼ばれる、どうやら事故にあった漁船の人達のようだ。

ハルヒ「見て!生存者みたい…良かったわね」

古泉「えぇ…そうですね。これで事故の原因も解れば良いのですが…」



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:41:54.37 ID:v5srAqtaO


「おい!おい!何があった?」

「大きい…動いてた……」

「何がだ?おい、しっかりしろ!おい!」

「突然…海が爆発して……大きい……」

「おい!おい!……ダメだ、早く医者へ連れていけ」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:48:47.37 ID:v5srAqtaO

ふと、島の老人が言った。

老人「やっぱり、呉爾羅かもしんねぇ」


尼さん「またじい様の呉爾羅が、今時そんなものいるもんか」

若い尼さんが、バカにしたように答える。

老人「おい、昔からの言い伝えバカにすると、今にお前達あまっこを呉爾羅の餌食にしなきゃなんねぇぞ!」

ハルヒ「あの!餌食って…どういう事なんですか?」

老人が凄い剣幕で食ってかかると、ハルヒが横から口を挟む。

しかし、さっき船でも聞いたこの島の言い伝え…。

呉爾羅伝説…。

ゴジラ……伝説。

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:55:04.28 ID:v5srAqtaO

ハルヒ「ゴジラ?」

老人「えぇ、恐ろしくでけぇ怪物でしてね、海の魚食い尽くすと…今度は陸へ上がってきて人間までも食うそうだ」

ハルヒ「この土地の神様じゃないの?」

老人「とんでもねぇ…昔は長く時化の続く時にゃ、若え娘っ子を生け贄にして遠い沖へ流したもんだ」

ハルヒ「もしかして…おじいさん、それ見た事あるの?」

流石のハルヒも顔を青くして訪ねる。
朝比奈さん?とっくに気絶してらぁ。

老人「えぇ……って、こんな話ゃ、若い娘さんにする事じゃなかったの」

ハルヒ「いえ、ありがとうございます」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:57:49.58 ID:v5srAqtaO


老人「その時に使った神楽が、まだありますけぇの…興味があるんですか?」

ハルヒ「いえ…大丈夫です」

老人「そうそう……今夜は荒れそうだで、充分…気を付けなせぇ」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:59:48.45 ID:v5srAqtaO

古泉「すみません涼宮さん…僕の間違った知識で…」

ハルヒ「良いのよ、大丈夫……でも、流石に疲れちゃったわね。宿に行きましょう?」

いい加減、朝比奈さんを下ろしたいしな、賛成だ。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:04:29.72 ID:v5srAqtaO

古泉「皆さん、落ち着いて聞いてください」

宿についてしばらくした頃、古泉が顔を青くしてそう言ってきた。
こんなに焦っている古泉は珍しい。

みくる「どうしたんですか?」

古泉「えぇ…実は我々と行き違いになった今日の便のフェリーが…その…」

ハルヒ「また……?」

古泉「えぇ…流石にこうも多いと、船は出せないそうで……」

じゃあ俺達はどうなるんだ?

古泉「大丈夫です、ヘリを回しますので……。ただ、明日の昼以降になるかと」

ハルヒ「そういう事なら仕方ないわね」

何だか、とんでもない事に巻き込まれているみたいだ



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:11:35.65 ID:v5srAqtaO

古泉の話が終わって、長門に呼び出された。

どうしたんだ?

長門「今回の事件は、情報統合思念体にも予測出来なかった。地球上での出来事で情報統合思念体が予測出来なかったのは涼宮ハルヒを除いて今回が初めて。よって、情報統合思念体は今回は傍観に徹する…私のアクセス権は間もなく、一時的に凍結される」

一時的ってどのくらいだ?

長門「この事件が解決するまで」

………やれやれ…。

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:14:28.93 ID:v5srAqtaO

みくる「あの…キョンくん…」

どうしたんです?朝比奈さん?

みくる「実は、今回の出来事…未来では観測されてないんです」

どういう事なんです?

みくる「詳しくは禁則事項なので禁則事項なんですけど…とにかく未来では今回の事件は記録されてないんです」

となると、朝比奈さん(大)の手助けは期待出来ないか…。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:19:05.63 ID:v5srAqtaO

古泉「実は今回の件…機関でも」

もう大体わかった。
機関でも予測してなかったんだろ?そして原因は不明。

古泉「えぇ、だから上は今回の合宿は反対していたんですけど…涼宮さんの要望ですので仕方なく。それでも万全の監視と護衛をしていたのですが……」

だから俺達の船は無事だったのか?

古泉「いえ、そういう訳ではありません。恐らくは涼宮さんかと…」

そうかい。
なら精々、俺はハルヒの側から離れないようにするさ。

古泉「…よくわかってらっしゃる」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:22:22.07 ID:v5srAqtaO

ハルヒ「キョン!」

なんだ?

ハルヒ「なんでアンタが私の部屋に居るのよ…まぁ、良いけど」

こういう時の神頼みってやつだ。

ハルヒ「それより、今回の事件は前回みたいな仕込みって訳じゃなさそうだし、ちょっと怖いわよね…」

大丈夫だ、ちゃんと俺が側に居るから。


ハルヒ「何言ってるのよバカ…キョンのくせに」


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:28:45.54 ID:v5srAqtaO

その夜は、とてつもない嵐になった。

古泉「この嵐は思ったより大きいですね、皆さん同じ部屋で固まってましょう」

古泉の一言で、狭い部屋で全員が眠りについて、どれくらいだろうか。

急に建物が…いや、地面が揺れた。

ハルヒ「何!地震!?」

古泉「これは…震源が近い!」

長門「この建物の耐震性なら大丈夫」

みくる「ふぇぇ…何なんですか!何なんですかぁ!」

外からは人の悲鳴が聞こえ始める。

その時、俺は…俺達は確かに聞いた。

地面の揺れに負けないぐらいに空気を揺らす、その


『鳴き声』を

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:34:09.96 ID:v5srAqtaO

何なんだ!?今のは?

長門「………地球上の生物に該当する個体はない」

古泉「今のは生き物の鳴き声ですか!?」

珍しく古泉まで混乱している。
俺は逆に、一回りして変に冷静なつもりだが、恐らく一番混乱しているだろう。
朝比奈さんはとっくに気絶してる。

ハルヒ「キョン…キョン……キョン!」

どうしたハルヒ?大丈夫か?

ハルヒ「私…見たの」

何をだ?何を見たんだ、ハルヒ。

ハルヒ「黒くて大きなのが、動いてた……ゴツゴツして、焼けただれたみたいな皮膚で……」

落ち着けハルヒ、大丈夫だ。
もう大丈夫だ。


いつの間にか、地震は収まっていた。

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:40:11.18 ID:v5srAqtaO

その夜は一睡も出来なかった。

朝方になり、外が明るくなるにつれ、ハルヒがポツポツと話始めた。

ハルヒ「あの鳴き声がして、窓を見たの……そうしたら、大きな影が動いたの。最初は、山が揺れているのかと思ったわ……けど、あれは歩いていた……人や建物を踏み潰して…歩いていたわ」

ハルヒの顔は真っ青だった。

古泉「あなたには以前お話したと思いますが、本来それほど巨大な体なら…その自重に耐えきれず崩壊するはずです…ですが、涼宮さんの話から考えると、その生き物は50mはあるかと」

そんな大きさの生き物が地球に居るのか?
鯨だって、精々20mだ。

長門「地球上でそのような生物は観測されていない」

じゃああれは宇宙人か?
長門、お前の知り合いか?

長門「……知らない」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:43:43.13 ID:v5srAqtaO

完全に日が登ると、今まで見えなかった現状が明らかになった。

町は、何かが通った跡だけ綺麗に破壊されていた。

ただ、歩くのに邪魔だったから踏み潰したかのように。

やがて、一台のヘリが現れた。
古泉が用意したヘリかと思ったが、どうやら東京のお偉い学者ものらしい。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:49:05.23 ID:v5srAqtaO

古泉「東京のヘリが到着したのなら…僕達のヘリも、間もなく到着すると思います」

そうか、俺はさっさと早く帰りたいな。

古泉「んっふ…僕もですよ」

その時、鐘がなった。
時代劇なんかで火消しが火の見櫓でならすような鐘がなった。
そして、どこからか声が聞こえる。


「ゴジラだ!ゴジラ!八幡山の裏だ!」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:53:24.48 ID:v5srAqtaO

古泉「僕達は離れた方が良さそうで……涼宮さん!?」

古泉が言い切る前に、ハルヒは走り出していた。

俺がハルヒを追うから、古泉は長門と朝比奈さんを頼む!

古泉「……お願いします」


ちくしょう…うちの団長様は最近大人しくなったと思ったが、そんな事はなかったぜ。


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:56:17.40 ID:v5srAqtaO

「お父様!」

「私は見た…あれはジュラ期の…」

ハルヒ!待てハルヒ!!

ハルヒ「キョン!?バカ、危ないわよ!」

お前が走ってきたんじゃないか。

ハルヒ「あんたは古泉くん達と一緒にいなさい」

言ったろ?俺はお前の側に居るって。

その時、またあの『鳴き声』が聞こえた。



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:00:04.99 ID:v5srAqtaO

綺麗な緑色で囲まれた山々の中で、それは酷く歪だった。

真っ黒く、岩礁のようにゴツゴツとした皮膚、それは見方によっては焼けただれているようで…また、授業で見たキノコ雲のようだった。

そして、決して高くはないが、それでも『山』の山頂より大きな体、耳をつんざくような『鳴き声』

この時俺は、初めてゴジラを見た。



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:02:59.33 ID:v5srAqtaO


飛び交う怒声、逃げ惑う人々。

俺は、ハルヒの手を離さないように握るのでいっぱいだった。

ハルヒは俺の手を掴んで、駆け出した。
逃げ惑う人の群れから外れ、草むらに飛び込んで身を隠した。

ふと見ると、近くの草むらにも人が隠れている。
東京から来た学者たちだ。



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:06:27.88 ID:v5srAqtaO

ハルヒ「いったわね…」

ハルヒが草の影から様子を確認して、立ち上がる。

さっきまで逃げまどってた人もチラホラと集まってきた。

そして、俺とハルヒは、ゴジラが頭を覗かせた山頂へ向かい、そこで町とは反対の砂浜に巨大な足跡を見た。

ハルヒ「海に向かっているわね…それに足跡の他に何かを引き摺った跡……尻尾かしら?」

東京から来た学者達や島の人達も、山頂からの光景に言葉を失っていた。


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:23:35.72 ID:v5srAqtaO

古泉「良かった、ご無事でしたか」

ハルヒ「心配かけたわね、大丈夫よ」

古泉「我々のヘリも到着しました、帰りましょう」

そうだな、早く帰ろう。

森園生「皆様、申し訳ありませんが、このままご自宅へ返す事は出来ません」

ハルヒ「どういう事よ?」

森園生「実は、この島の周辺で、強力な放射線を感知しまして、恐らくはゴジラの影響かと……。ですので、皆様方には一旦東京で検査を受けて頂きたいのです」

そういう事なら仕方ないな。
そんな話を聞いて家に帰れるはずもなく、俺達は東京へ向かった。

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:24:33.46 ID:v5srAqtaO


次回、ゴジラ東京に出現



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