1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 00:48:53.71 ID:1EsOxwV50
キョン「どっちがモテるんだろうな」カツ
古泉「突然どうされたんですか?」カツン
キョン「いや、何か気になってな…チェック」カツン
古泉「おやそうきましたか…。恐らく朝比奈さんでは?ファンクラブも在りますし」カッ
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 00:50:25.36 ID:1EsOxwV50
キョン「何故そこに逃げる…ほれ、チェックメイト。鶴屋さんも隠れファンクラブが在るかもしれないじゃねぇか」
古泉「おやおや負けてしまいましたか。…その可能性はありますね」
キョン「ああ、そりゃ朝比奈さんはエンジェルだ、愛くるしさの塊だ、聖母だ。しかしだな、鶴屋さんもまた違う可愛さがあると思わないか?」
古泉「ええそれはわかっていますよ…この北高屈指の美少女でしょうね」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 00:51:28.94 ID:1EsOxwV50
キョン「そうだろう?それに鶴屋さんと付き合えたら滅茶苦茶楽しいだろう何で事は、考えるまでもない」
古泉「んっふ。やけに熱が入っていますね…。異論はありませんが」
キョン「だろう?あの二人が一緒に居たら、どちらに目を向けるべきか悩む程、魅力は拮抗していると俺は思うのだが」
古泉「ええ、そうですね。より他の男子と距離が近いのは鶴屋さんかとは思います。飽くまで性格的に見て予想した話ですが」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 00:52:54.66 ID:1EsOxwV50
キョン「その可能性は高いな。朝比奈さんは内気であまり男子と話したりしそうにない」
古泉「〜だと思う。の話になってしまいますね…」
キョン「この際気にするな。恐らく朝比奈さんは高嶺の花といった感じだろうな…言い方はおかしくなるかも知れんが、遠くからの好意…か?距離を縮める事が出来るような人なら、ファンクラブに入ったりしないさ」
古泉「仰る通りですね…アイドルといったところでしょう」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 00:56:02.05 ID:1EsOxwV50
キョン「一方鶴屋さんはフレンドリーで話がしにくいなんて事も無い。身近な好意じゃなかろうか」
古泉「対照的なモテ方、ですね。…しかし、鶴屋財閥のご令嬢ですよ?」
キョン「高校生がそんなに家柄気にするもんか?関係ないだろ」
古泉「いえ、絶対に無いとも言い切れませんよ?」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 00:59:47.23 ID:1EsOxwV50
キョン「まあ…ご令嬢ということをプラスしても、朝比奈さん程話しかけにくいわけではないだろう」
古泉「ボディーガードが居ますから…ね」
キョン「もっとも鶴屋さんがそれなんだがな」
古泉「美少女が美少女を守るとは、また…」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:03:20.02 ID:1EsOxwV50
キョン「言っとくがあの人強いんだぜ?以前手首を捻られた時はほんっと…」
古泉「んっふ…わかっていますよ」
キョン「軽い気持ちでナンパでもすりゃ痛い目に遭うかもな」
古泉「しかし…そのギャップがまた」
キョン「良いな」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:07:41.85 ID:1EsOxwV50
キョン「朝比奈さんのあの守りたくなる感じも良いんだが、鶴屋さんの女性なのに頼れるとこも良いってわけだ」
古泉「同意ですね。こうやって考えてみると、本当に対照的なお二人だ」
キョン「議論のしようがないな。どちらもモテるって事でいいか?」
古泉「そうなる予感はしてましたよ」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:14:26.03 ID:1EsOxwV50
キョン「あまり突っ込むなよ?話をしている内にあのお二人に優劣をつけるなど俺にはできそうにないと思っちまった」
古泉「仕方ないでしょう。どちらもとても魅力的な女性です」
キョン「そうだな。…所で古泉よ。お前が鶴屋さんにコスプレをしてもらうとしたら、何をリクエストする?」
古泉「また突然ですね…悩みますよ、それは」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:17:33.01 ID:1EsOxwV50
キョン「良いじゃねぇか。折角の男二人だ、こんな話もいいだろう?」
古泉「涼宮さんに関連してないお話をするのも珍しいですしね。良い機会かと思いますよ」
キョン「ああ。ほれ、早く言っちまえ」
古泉「そうですね…」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:20:36.10 ID:1EsOxwV50
古泉「ナース服なんてどうでしょう?」
キョン「死ね」
古泉「え?」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:22:13.17 ID:1EsOxwV50
キョン「定石すぎる。風俗にでも行ってろ」
古泉「い、いやこれにも歴とした理由があります」
キョン「…説明してみろ」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:25:57.74 ID:1EsOxwV50
古泉「その…風邪を引いてしまった時に、ナース姿の鶴屋さんに看病して頂けると、様々な意味で元気になるのではないかと」
キョン「……」
古泉「……」
キョン「ほう」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:30:09.54 ID:1EsOxwV50
古泉(先程迄の侮蔑を込めた目では無くなりましたね…良かった)
キョン「まあ、確かにな。それは賛成だ」
古泉「身も心も元気になる筈です。そうに違いありません」
キョン「しかしだな、それも風俗でできるぞ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:33:18.37 ID:1EsOxwV50
古泉「…」
キョン「残念だったな」
古泉「で、ですが…そう言ってしまうと大抵のコスプレは風俗で出来るのでは?」
キョン「まあそうだが…」
古泉「今回はそういった指摘はやめておきましょう!飽くまでして欲しいコスプレでどうです!?」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:35:09.68 ID:1EsOxwV50
キョン「…まあ、わかった。認めよう」
古泉(良かった…本当に良かった…)
古泉「…では、貴方はどのような物を?」
キョン「そうだな、俺は…」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:40:28.86 ID:1EsOxwV50
キョン「道着だな」
古泉「成る程。どういった理由でしょうか?」
キョン「恐らく着慣れている筈だ。さぞ様になっていることだろう」
キョン「そして稽古の時にあの長い髪は邪魔になる。これも推測だが道着を着る際はいつも髪を結んでいるのではなかろうか」
古泉「はい」
キョン「それが癖付いているなら、コスプレと言えど、何か気持ちが悪く自然と髪を結ぶ筈だ」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:44:33.29 ID:1EsOxwV50
キョン「俺は道着以外は何も注文しない…俺好みの髪型にしてくれるのか、その楽しみもできるというわけだ」
古泉「しかし…髪を結わない可能性もあるのでは?」
キョン「そのドキドキも味わえて良いじゃねぇか。しなければそこまでだ、仕方がない」
古泉「ギャンブラーですね…」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 01:57:53.86 ID:1EsOxwV50
キョン「適度な緊張感はスパイスみたいなもんだ、悪い事じゃないだろう」
古泉「そんな考え方もあるのですね。覚えておきます」
キョン「まあそれぞれの考え方がある。自由にいきゃいいさ」
古泉(さっき風俗がどうのとか死ねとか言ってたのに…)
古泉「バニーなんかも良いですね。涼宮さんに朝比奈さんとご一緒に」
キョン「あれか…それはもう眼福どころの騒ぎじゃないだろうよ」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 02:04:36.71 ID:1EsOxwV50
キョン「さて、この話はもう切り上げだ。そろそろあの三人が買い出しから戻って来る頃だろうしな」
古泉「そうですね…とても有意義な時間でしたよ。また次この様な話をする機会があれば…」
キョン「ああ、長門とハルヒのコスプレについても「バァン!!」
ハルヒ「待たせたわね!」
キョン「…はいはい待ってねーよ」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 02:11:03.27 ID:1EsOxwV50
ハルヒ「うっさい!あんた達のおでん買って来てあげたんだから感謝の言葉を言いなさい!!」
古泉「ありがとうございます。涼宮さん」
ハルヒ「あら、古泉くんは良いのよ」
キョン「…ハァ…お前がジャンケンで負けたんだから仕方ないだろう。それを言うならいつも飯奢ってる俺に、礼でも言ったらどうだ」
ハルヒ「あんたが遅刻するのが悪いんでしょ!当然当然!」
キョン「やれやれ…」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 02:15:08.52 ID:1EsOxwV50
みくる「あ、あの〜お二人とも…」
長門「おでん…白滝を重点的に買って来た。不満は無い?」
キョン「ああ、ありがとな、長門。朝比奈さんもありがとうございます」
ハルヒ「…ま、いいわ。それじゃ、SOS団おでんパーティーの開催よ!!」
キョン「何だおでんパーティーって…ったく」
完
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 02:21:41.12 ID:1EsOxwV50
本当は鶴屋さんのSS書こうと思ったんだけどこんがらがって軌道修正できなくなっちゃった
今度は書き溜めて書くね!