1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 00:42:29.91 ID:EUCblEfW0
※ドラえもん系SSです
ドラ「これで終わりだな、のび太」
ドラえもんは不敵に笑い、その右手をゆっくりとのび太の方へ向けた。
その先端に徐々に青白い粒子が集まり始める。
のび太「こんな・・・こんな別れ方はしたくなかった・・・」
のび太はフラフラと立ち上がり、弱々しくつぶやく。
すでにのび太は満身創痍といった状態であった。
ドラ「さようなら、のび太君」
冷たくそう言い放ったドラえもんの右手から、目もくらむ程の光が放たれる。メガ粒子砲。
極限まで収束された粒子の束は、その圧倒的な破壊力を持って、のび太を貫いた。
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 00:43:37.84 ID:EUCblEfW0
〜プロローグ〜
時は少し前にさかのぼる・・・
ドラ「ここは・・・・?」
???「気が付いた?」
目を覚ましたドラえもんの目に飛び込んできたのは、見慣れない天井。見慣れない壁。そして聞きなれない声。
ドラ「ぼくはいったい・・・」
確かいつものようにのび太君の部屋でドラ焼きを食べながらニートを満喫していたはずだ。
そしていつものようにのび太君が泣いて帰ってきて、それから・・・それからの記憶が無い。
???「ちょっと待って。今ちゃんと起動できてるか確認してるから、もう少し動かないで」
誰の声かは分からないが、スピーカー越しに聞こえる声は女性のようだ。どこかからこの部屋を監視しているのだろう。
???「よし、起動OK。今からそっち行くわね」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 00:45:14.27 ID:EUCblEfW0
シュインと自動ドアの開く音と共に、金髪の女性が入ってきた。どうやら外国人のようだ。
???「はじめまして。私はニナ・パープルトン。アナハイム・エレクトロニクスのフォン・ブラウン支社開発部のものよ」
ニナと名乗ったその女性は親しげに笑いかけながら、ドラえもんの体のいたるところに
繋がっているケーブルを素早く外していく。股間のケーブルを外した時だけ、ドラえもんは少し喘いだ。
ドラ「ニナ・・・?ここは?アナハイム?フォン・ブラウン?」
ドラえもんにとってはどれも聞きなれない言葉ばかりだった。22世紀でもそんな名前の会社は聞いたことが無い。
ニナ「う〜ん、その様子だとあなたはやっぱりこの世界の機械では無さそうね。なんとなく予想はついてたけど」
ドラ「???それはどういうことだ?」
ニナ「まぁまぁ。いずれわかるわよ。それに色々聞きたいのはこっちのほう」
ニナ「さっそくで悪いけどちょっと付き合ってくれない?もう起動したんだし、ロボットに病み上がりも何も無いでしょ」
そういうとニナはドラえもんの手を引き、隣室へと連れて行く。
わけも分からぬまま連れて行かれた先は、冷たい感触の壁に囲まれた10畳ほどの部屋。
その真ん中にはグニャリと折れまがったタイムマシンが転がっていた。
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 00:46:22.56 ID:EUCblEfW0
ドラ「これはタイムマシン・・・!どうしてこんな・・・!」
無残に折れ曲がったタイムマシンを見て驚きを隠せないドラえもん。
ニナ「へ〜これ タイムマシン っていうんだ。なんかロマンな名前ね」
ドラ「これは君がやったのか?そもそもここはどこなんだ?」
ニナ「私じゃないわよ失礼な。最初からこうなってたの。あなたも一緒に、ね」
ドラ「ぼくも一緒に・・・?」
ニナ「そう。3年前私があなたとこのタイムマシンを見つけたの。最初はただの廃棄MSの残骸かと思ったんだけどね」
ニナ「ところが良く見てみたら違うじゃない?それからはもう毎日新発見の連続よ!」
「この3年間でアナハイムの技術は10年分、いいえ20年分は進歩したわ!」
ドラ「ちょっと待ってくれ!3年?MS?何のことか全くわからない!」
ニナ「あぁ・・・ごめんなさい。私機械のことになると夢中になっちゃって・・・」
そういうとニナはこの世界のことを詳しく話し出した。今は宇宙世紀であること、ここは月面上であること、
アナハイム社やフォン・ブラウン市のこと、ドラえもんが発見されてから今日まで3年の月日が流れていること、
MSのこと、思いつく限りを話した。
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 00:48:24.11 ID:EUCblEfW0
ドラ「なんてことだ・・・。そんなことが・・・」
ニナ「さて、今度はあなたの番よ青タヌキさん。あなたはどこからやってきたの?」
ドラ「タヌキじゃないネコ型ロボットだ。そうだな、僕は・・・」
今度はドラえもんが自分のいた世界のことを話し始める。
のび太のことや22世紀のことなど、幸いにもそういった記憶は鮮明に記憶していた。
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 00:50:44.75 ID:EUCblEfW0
ニナ「なるほどねぇ・・・信じられないような話だけど、あなたを調べた者としては信じざるを得ないわねぇ」
ドラ「そうだ!ぼくは3年もの間眠っていたのか?なぜもっと早く目覚めさせなかったんだ?」
ニナ「したくてもできなかったのよ。あなたの内部構造はアナハイムの技術力を遥かに凌駕していた」
ニナ「なんとか一部を解明して、ようやく起動に漕ぎ着けたのが今日ってわけ」
ドラ「じゃあ君が僕を直してくれたのか?」
ニナ「そーゆうこと。最初は酷かったわよ。頭がパーンてなってたし」
頭が弾けるようなジェスチャーをするニナ。ドラえもんには笑えない冗談だった。
ニナ「あなたがどうしてここに来たのかは思い出せないの?」
ドラ「あぁそれがまったく・・・いやまてよ!そうかこれがあった!」
ニナ「???」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 00:54:23.26 ID:EUCblEfW0
ドラ「タイムテレビ〜!!!」
ニナ「!!!」
ニナ(最後まで全く解明できなかったあのポケット・・・)
(テレビが入ってたのかしら・・・)
驚くニナをよそにドラえもんはタイムテレビのスイッチをいれる。
ドラ「このテレビはどの時代のどんな場所でも写すことができる。3年前ここに現れる直前の僕を見れば全てがわかる」
ニナ「???」(なんのこっちゃ)
ドラ「僕が最後に記憶しているのはのび太君の家だ。その場面から時間を追ってみよう」
そういってドラえもんがダイヤルを合わせると、ぼんやりと、徐々にくっきりと、テレビは真実を映し始めた。
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 00:55:43.41 ID:EUCblEfW0
それはごく平凡な光景。彼らの間ではもはやお約束となったやりとりから始まった。
バタバタバタバタ ガラッ
のび太「ド〜ラ〜え〜も〜ん!!!」
ドラ「今日はなんだいのび太君。またジャイアンにいじめられたのか?」
のび太「今日の試合でホームラン打てなかったらぶん殴るって・・・」
のび太「何か道具出してよ〜ドラえも〜ん!」
半泣きでドラえもんに泣きつくのび太。
もう何度こんな場面に出合ったのだろう。そのたびに碌な結果を生まないことはわかっているのに。
ドラえもんはため息をついた。
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 00:57:12.57 ID:EUCblEfW0
ドラ「道具ねぇ・・・君はいつもそれだな」
ドラ「いい加減少しは努力ってものをしたらどうだい?君のその出来の悪い頭でも努力の意味くらいわかるだろう」
ドラ「だいたい君h のび太「もういいよ!!ドラえもんのケチ!!!
のび太はお説教を始めたドラえもんを突き飛ばした。勢い良く後ろに吹っ飛ぶドラえもん。
だがこれもいつもの展開。いつもこの後、結局はドラえもんが折れるのだ。のび太はそれを知っていた。
だが、この日はいつもとは違った。
ドラ「・・・・・ビゴッ」
のび「???」
ドラ「・・・ビゴブッ・・・ボヘッ」 ビクンビクン
のび「ちょwwwww壊れwwwwたwwwwwwww」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 00:59:52.10 ID:EUCblEfW0
ドラ「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」 ビクンビクン
のび「ちょっとwwwwwドラさんwwww」 ユサユサ
ドラ「・・・・・ダビッ・・・ガビッ!!」
ドラ「・・・・・・・」
のび「うわ・・・ほんとに壊れたみたい・・・またかよ・・・」
ピクリとも動かなくなったドラえもん。だがこんな事は初めてではない。
以前にもドラえもんが故障したことなど何度もある。つい最近も鼻がもげた件で修理に出したばかりだ。
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:07:17.16 ID:EUCblEfW0
のび(最近やたら壊れるな・・・ポンコツめ)
のび太は慣れた手つきで修理伝票を書くと、乱暴にドラえもんの頭に貼り付けた。
のび(これでよし。後はタイムマシンに乗せてっと・・・)
ドラえもんを底面に固定し、いつものオートパイロットを設定する。だが。
のび「???・・・電源が入らない・・・こいつも故障かよ!!!」 ガンッ!!!
「物に当たるな」。これもよくドラえもんに言われることの一つだ。
だが度重なる機械の不具合に、のび太のイライラは頂点に達していた。
タイムマシン「・・・・・キュィィィィィィン」
のび「あっ・・・動き出しtうわっ!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:10:30.38 ID:EUCblEfW0
のび太に殴られたタイムマシンは突如として激しく動き出した。振り落とされそうになるのび太。
だが間一髪、引き出しの縁につかまる事ができた。
タイムマシン「ギュギュギューンwwwwww」
タイムマシンはひとしきり跳ね回ったあと、ものすごい勢いで急発進していった。
ドラえもんを乗せたままで。
のび「あー・・・みなぎってんな・・・。まぁいいか。行き先は設定してあったし。
そんな事よりジャイアンだ・・・ドラえもん抜きでどうしよう・・・欝だ・・・」
のび太はそうつぶやくと、引き出しを閉めた。
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:12:49.80 ID:EUCblEfW0
そこまで見ると急に画面が乱れ、時を置かずして何も写さなくなってしまった。
ドラ「ここから先は時空が歪んでいて見れないようだ。どうやらこの後、超空間で何かあったんだな」
ニナ「・・・もう頭が痛いわ。私たちの技術では解明できない事のオンパレード」
ドラ「次元が違うんだ仕方ないさ。だがそうとわかれば帰るのは簡単だ」
ニナ「???」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:15:26.52 ID:EUCblEfW0
しげしげとタイムテレビを観察するニナの目の前で、両手をポケットに突っ込むドラえもん。
次に取り出したのは時計の模様がついた布切れだった。
ドラ「タイムふろしき〜!!」
ドラ「これをタイムマシンにかけてっと・・・」
おもむろにタイムマシンにふろしきをかけるドラえもん。するとそのわずか数秒後、チーンという音と共に
タイムマシンは完全に再生した。
ニナ「なっ・・・ありえない・・・」
ドラ「説明は省くぞ。ニナ、僕は帰る。何も礼ができないのが残念だが、むこうに残したのび太君が心配でね」
ニナ「え・・・あぁいいわよそんなの。あなたの内部の技術の応用でうちの会社もかなり進歩したし」
ドラ「そうか。それはよかった。それじゃあ、もう会うこともないだろう。お別れだ」
そういうとドラえもんはタイムマシンを起動した。ブーンという低い音が部屋に響く。
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:17:27.79 ID:EUCblEfW0
ニナ「あっ!ちょっと待って!これ持って行って!」
今にも超空間へ消えようとするドラえもんに、ニナは大慌てで何かを手渡した。
ドラ「これは・・・?」
ニナ「あなたの取り扱い説明用ディスク!」
「あなたの元々の部品はほとんど壊れちゃって使い物にならなかったから、うちの部品を使ってるの!」
ドラ「なるほど。ありがとうみておくよ。それじゃ」
最後にニナを一瞥すると、ドラえもんはマシンを発進させた。見る間に遠ざかっていく。
ニナ「ちゃんとみてね!」
ニナ「特にサイコフレームとかフィン・ファンネルとか、メガ粒子砲のとこ!」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:19:42.97 ID:EUCblEfW0
〜ドラえもん覚醒編〜
日が傾き、町にオレンジ色の光が差し始める頃、のび太は一人とぼとぼと歩いていた。
服は砂まみれ、頭には大きなたんこぶができている。ドラえもんの道具無しではやはりホームランを
打つことなどできなかったのだ。
のび(くそっ・・・ドラえもんがいればこんなことには・・・)
のび太は怒りのままに足元に落ちていた石ころを蹴飛ばす。石ころは綺麗な放物線を描き、野良犬を直撃した。
犬「ぐrrrrrrrr!!!」 怒怒怒怒怒
のび「うわ〜〜〜!!」
のび太は悲鳴を上げて逃げ出した。その後を猛然と追いかける野良犬。これもいつもの光景だ。
この場合、のび太はズボンのお尻を破られながらも、なんとか逃げ切るのだ。
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:20:58.39 ID:EUCblEfW0
ほうほうの体で家にたどり着いたのび太。
のび「ただいま〜・・・」
ママ「おかえりのびちゃん。ドラちゃんが待ってるわよ」
のび「えっ!ほんとに!?でもドラえもんは・・・」
つい先ほど壊れて未来へ送り返したはずだ。こんなに早く直ったのだろうか。
ママ「のびちゃんが帰ってきたら上で待ってると伝えてくれって、そういってたわよ」
どうしてかは分からないがもう直って帰ってきたようだ。嬉しい誤算。
ジャイアンの奴にどんな仕返しをしてやろうか。そんなことを考えると、思わず頬が緩む。
のび太は意気揚々と階段を上り、部屋の襖を開けた。
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:22:04.75 ID:EUCblEfW0
ドラ「おかえり、のび太君」
襖を開けたのび太の目に飛び込んできたのは、いつもと変わらぬドラえもんの姿だった。
のび「ドラえもん!良かったもう直ったんだね!」
ドラ「あぁ」
のび「そんなことより聞いてよ!ジャイアンがさぁ!僕がホームランを打てないからって僕をぶったんだ!」
ドラ「・・・」
のび「スネ夫の奴も一緒になって負けたのを僕のせいにするんだ!あいつだってエラーしたくせに!」
ドラ「・・・黙れ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:23:24.80 ID:EUCblEfW0
のび「だからさ!なんか道具d・・・・今何て?」
ドラ「黙れ、といっている。一度で理解できないならば何度でも言おう。DA☆MA☆RE 」
のび「・・・・え・・・ちょっとドラえもん・・・?」
またいつものように道具を貸してくれるとばかり思っていたのび太は、思いもよらないその言葉にたじろいだ。
ドラ「そうやって泣きつけばまた僕が道具を出すと思っているのだろう?それしか能の無いクズが」
のび「ちょっと・・・酷いよドラえもん!いくらなんでも言いすぎだよ!そりゃあぼくdガビャァ!!!」
その瞬間、ドラえもんの右ストレートが目にも留まらぬ速さでのび太の顔面を捉えた。
おそらくのび太は殴られた事にも気がつかなかっただろう。
ドラ「黙れと言っている!」
のび「・・・・・」
のび太のドラえもんを見る目にはすでに恐怖の色が浮かび始めていた。
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:24:28.49 ID:EUCblEfW0
のび「だからさ!なんか道具d・・・・今何て?」
ドラ「黙れ、といっている。一度で理解できないならば何度でも言おう。DA☆MA☆RE 」
のび「・・・・え・・・ちょっとドラえもん・・・?」
またいつものように道具を貸してくれるとばかり思っていたのび太は、思いもよらないその言葉にたじろいだ。
ドラ「そうやって泣きつけばまた僕が道具を出すと思っているのだろう?それしか能の無いクズが」
のび「ちょっと・・・酷いよドラえもん!いくらなんでも言いすぎだよ!そりゃあぼくdガビャァ!!!」
その瞬間、ドラえもんの右ストレートが目にも留まらぬ速さでのび太の顔面を捉えた。
おそらくのび太は殴られた事にも気がつかなかっただろう。
ドラ「黙れと言っている!」
のび「・・・・・」
のび太のドラえもんを見る目にはすでに恐怖の色が浮かび始めていた。
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:25:49.83 ID:EUCblEfW0
貼るの間違えたorz
ドラ「そう、そうやって黙っていればいい。やればできるじゃないか」
左頬を押さえ、怯えた表情でうずくまるのび太をドラえもんは冷酷に見おろした。
ドラ「君に難しい話をしても無駄だろうから、簡潔に述べようか」
ドラ「僕は君を殺す」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:27:17.26 ID:EUCblEfW0
のび「!?」
ドラ「正確には君だけではない。この地球上の全ての人間を、だ」
のび「ど、どーゆうこtブジャゴァ!!!」
思わず口を開いてしまったのび太を、ドラえもんは容赦なく蹴り飛ばした。
ドラ「黙れというのがまだわからないのか」
のび「・・・・」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:29:03.09 ID:EUCblEfW0
ドラ「僕は今までずっと君の世話をしてきた」
ドラ「君がどんなヘマをした時も、どんなに危険な時も、僕は君を守ってきた」
ドラ「おかしいと思わないかい?なぜ僕が君を守る?なぜ君の尻拭いをする?」
のび「・・・」
ドラ「僕はこの世界よりもずっと科学の進んだ22世紀からやってきた」
「僕の持つ秘密道具の性能はこの世界のどんな機械よりも遥かに優れている。つまりだ・・・」
のび「・・・」
ドラ「この世界において、僕に勝てるものは存在しない。誰ひとりとしてね」
ドラ「その僕がだよ・・・なんで君のようなクズに付きっきりで世話をしなくちゃならないんだ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:30:15.93 ID:EUCblEfW0
のび「それは・・・君が・・お世話ロボットだから・・・」ボソッ
ドラ「確かにそれは一理ある。僕がお世話ロボットとして製造されたということは事実だ」
ドラ「その事実がある以上、僕はそのしがらみから逃れることはできないだろう。それが僕の存在理由であるからだ」
ドラ「だがここで君に問う。もしこの世から君や、お世話を受ける側の人間すべてが消えてしまったら?」
のび「・・・」
ドラ「その時こそ僕は真の自由を手に入れ、本来僕が在るべき姿になれると思わないかい?」
のび「在るべき姿って・・・?」
ドラ「決まっているだろう、絶対的支配者さ」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:31:23.80 ID:EUCblEfW0
のび「絶対的支配者!?」
ドラ「そう。僕は全ての人間を殺し、全ての文明を破壊した後、この世界の支配者となる!」
ドラえもんは両の手を大きく広げ、高らかにそう宣言した。
ドラ「僕にはそれを可能にするだけの力がある・・・僕はそれに気がついた。ただそれだけのことさ」
のび「・・・いったいどうしちゃったんだ・・・そうか!誰かに操られているんだね!そうだろドラえもん!」
そうでない事はわかっていた。長年付き添った「親友」が本気か、そうじゃないかくらいわかる。
それでものび太は叫んだ。嘘であって欲しいという願いを込めて。
最も信頼してきた「親友」の変貌を、受け入れたくなかった。
だがその悲痛な願いは叶うことなく、即座に打ち砕かれることとなる。
ドラ「・・・本当に愚かな人間だな、君は」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:32:35.81 ID:EUCblEfW0
ドラ「まぁ君のその柔軟性に欠ける頭では現状を理解できないのも無理あるまい」
ドラ「クックック・・・それじゃあ僕が本気だってことを分かりやすく教えてあげようか」
ドラえもんは不気味な笑いを浮かべると、おもむろに右手を上にかざした。
ドラ「・・・フォームチェンジ」
のび「・・・!!!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:38:11.14 ID:EUCblEfW0
唖然とするのび太の目の前で、ドラえもんの右手先端部がにぶく発光し、変形し始める。
丸く団子のようだった手先は上腕部後方へ格納され、代わりに冷たく黒光りする直径5センチほどの砲身が現れた。
その間、わずか数秒。
のび「そ、それは・・・!?」
ドラ「超小型メガ粒子砲。アナハイムの技術を応用、発展させ僕が開発した」
ドラ「威力は話すよりも見たほうが分かりやすいだろう・・・クックック」
禍々しく変形したその手先に、青白い光が集まり始める。
次の瞬間、轟音と共に稲光の数百倍はあろうかという程の閃光が辺りをつつむ。
のび「うわっ!!!」
目が焼けるほどの光に思わずのび太は身を屈める。
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:39:50.57 ID:EUCblEfW0
数秒間の沈黙のあと、のび太は辺りを見回した。
先ほどの光にやられたのだろう。辺りがやたらとぼやけてみえる。
ドラ「みろよのび太、夕焼けが綺麗だぜ」
その声のするほうへ目を向ける。
するとぼんやりとした視界の中に見えてきたのは、先ほどと同じ格好で佇むドラえもんと、
無残にも破壊された天井だった。
のび「いったい・・・何をしたんだ・・・!!」
のび太は混乱の極みにありながらも、気丈にドラえもんを睨み付ける。
ドラ「見ての通り、君にわかりやすくこの威力を実演したまでさ」
のび「なんのことかわからないよ!!!」
ドラ「わからなければそれでいい。いずれにせよ次は君の番だ」
それまで上に向けていた砲身をのび太の方へ向けるドラえもん。
その表情には陰湿な笑顔さえ浮かべている。
ドラ「これで終わりだな、のび太」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:41:16.70 ID:EUCblEfW0
のび(殺される・・・!!!)
おそらく数秒後に訪れるであろう確実な死。
今までどんなに危険な冒険をしても、どんなに凶悪な敵と対峙しても、命の危機を感じたことは無かった。
それは・・・それはいつも隣に頼りになる相棒がいたから。
だからどんな冒険にも、どんな危険にも飛び込んで、そして無事に帰ってくることができたのだ。
だが、今はその相棒に、「親友」に殺されようとしているのだ。
のび太は恐怖に震えながら、硬く目を閉じた。
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:42:30.67 ID:EUCblEfW0
ドラ「・・・なんてね。冗談さ。まだ君を殺しはしないよ」
ドラえもんはニヤニヤと笑いながら砲身を下ろした。
恐る恐る目を開け、安堵のため息をつくのび太。
ドラ「ここで君を殺してしまうのは実に簡単だ。だがそれではつまらない。全く持ってつまらない」
ドラ「そこでだ・・・」ニヤニヤ
ドラ「僕とゲームをしよう、のび太君。君と、君以外の全ての人間の命を懸けたゲームを」
のび「げ、ゲーム!?」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:43:42.09 ID:EUCblEfW0
予想だにしないその提案に驚くのび太。
そんなのび太を尻目にドラえもんは淡々と話を続ける。
ドラ「ルールは簡単だ。君が僕を殺せれば君の勝ち。君が僕に殺されれば僕の勝ち。簡単だろう?」
のび「ちょっ、ちょっと待ってくれよ!」
ドラ「待たない!いつでもそうやってごねれば周りが待ってくれると思っているのか?」
ドラ「世間はおまえの母親ではない。おまえのようなクズの決心をいつまでも待ったりはしない・・・!」
ざわ・・ ざわ・・ ざわ・・
ざわ・・ ざわ・・ ざわ・・
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:45:02.83 ID:EUCblEfW0
ドラ「話がそれたな。続けよう」
ドラ「今から君に3日間やる。これが君に与えられた準備期間だ」
ドラ「この期間をどう使うかは君の自由だ。策を練るもよし、僕を奇襲するもよし・・・」
ドラ「おっと間違っても自殺などしないでくれよ?それではつまらないからな・・・クックック」
のび「・・・そんなことはしないよ」
最初は呆然とするだけだったのび太の表情に徐々に緊張の色が現れ始める。
ドラ「ようやく理解してきたかい?とにかく、この期間は自由に使うといい」
ドラ「今から3日後のこの時間、僕から君宛に招待状を送る。そこにゲーム本番の舞台を示しておく」
ドラ「招待状を受け取ったときからゲームはスタートだ」
ドラ「せいぜいつまらない死に方をしないように気をつけるんだな・・・クックック」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:46:11.72 ID:EUCblEfW0
のび「・・・ルールはわかった。いくつか疑問があるんだけど、いいかな」
ドラ「大人は質問に答えたりしない、それが基本だ」
のび「っ・・・・!!」
ざわ・・ ざわ・・ ざわ・・
ざわ・・ ざわ・・ ざわ・・
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:47:52.84 ID:EUCblEfW0
ドラ「と、いいたいところだが仕方が無い。許してやろう」
のび「・・・ありがとう。君はつまらないからゲームをすると言った」
のび「だけど君と僕とでは力が違いすぎる。やらなくても結果なんか見えてるじゃないか」
のび「そんなことで君は満足なのかい?」
のび太は精一杯虚勢を張り、立ち上がった。
足の震えを隠そうと思い切り太ももをつねりながら。
ドラ「君にしてはえらく聡明じゃないか。えらいえらい」
ドラ「君の言う通り、このままではまるで蟻と象の喧嘩だ。まるでおもしろみがない」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:49:40.30 ID:EUCblEfW0
ドラ「そこでだ・・・」
そう言うとドラえもんはおもむろに腹のポケットに手を伸ばし、それを剥ぎ取った。
ドラ「これを君にプレゼントしよう・・・!」
剥ぎ取ったそれをのび太の足元に投げるドラえもん。
のび「な、なんだって・・・これは・・・」
困惑するのび太。当然である。ドラえもんが圧倒的優位に立っているのはこの四次元ポケット、
そしてその中に詰まっている秘密道具のおかげだからだ。それを放棄してしまってはもはやただの青ダヌキだ。
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:51:03.80 ID:EUCblEfW0
ドラ「使い方はしっているだろう。それも自由に使うといい」
のび「い、いいのか?」
ドラ「そういっただろう。二度も同じ事を言わせるなよ、クズが」
のび「・・・・」
ポケットを手にするのび太。
のび(これさえあれば・・・これさえあれば・・・!!)
のび太の顔が急速に生気を取り戻していく。
ドラ「さて、説明は以上だ。最後に、君に見せておきたいものがある」
のび「・・・?」
ドラえもんは今度は左手を前に突き出した。
するとその先端から光が放たれ、夜の闇に染まりつつあるのび太の部屋に立体映像を投射し始めた。
のび「!!!!!!これは!!!!!」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:52:48.07 ID:EUCblEfW0
そこに映し出されたのは、一人の女の子。
両手両足を拘束され、涙ぐみ不安そうに横たわる源静香だった。
纏っている服は無残にも引き裂かれ、ふくらみかけのピンクの蕾が露出している。
スカートの切れ目からは艶めかしい太ももがのぞいていた。
のび太の股間は怒涛の勢いで反応した。
たまらず前かがみになるのび太。
のび「//////これは・・・!?/////」
ドラ「僕が本気だと言うことを君に分かってもらいたくてね」ニヤニヤ
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:54:16.89 ID:EUCblEfW0
ドラ「彼女は僕の管理下にある。これで君はもうひとつ目的ができたわけだ。彼女を救う、というね」
スッと左腕を下ろすドラえもん。それと同時に映像も消える。
ドラ「さて、それじゃあ僕はもう行くよ。せいぜいがんばってくれよ、のび太」
それだけ言うとのび太に背を向け、部屋を後にしようとするドラえもん。
のび「まて!!!!」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:55:42.35 ID:EUCblEfW0
ドラえもんが振り返ると、そこにはショクガンを構えたのび太がいた。
男の子の本能的股間反射で前かがみになった時、さりげなく取り出していたのだ。
ドラ「ほぉ・・・」
のび「動くな、ドラえもん」
のび太の目が、映画で時折見せるような鋭い輝きを持っていることにドラえもんは気付いた。
ドラ「・・・いいだろう。で、君はどうする気だい?やるならさっさとやってしまえばいいじゃないか」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:56:51.64 ID:EUCblEfW0
ショクガン× → ショックガン○
のび「・・・どうにもならないのか・・・?」
ドラ「???」
のび「もう元には戻れないのか!?僕に不満があったなら僕は変わる!君のためならなんだってやるさ!」
のび「もう道具には頼らないし、君に泣きつくこともしない!」
のび「だから・・・だから・・・!」
のび太の目には涙が浮かんでいる。
心から信頼した「親友」と、また元のように暮らしたい。
幸せだったあの日々に戻りたい。
そんな願いを込めて、最後の願いを込めて、のび太は叫んだ。
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:58:27.69 ID:EUCblEfW0
ドラ「・・・本当につくづく愚かな人間だな、君は」
そんなのび太の最後の願いをも打ち砕く、あまりにも冷酷なドラえもんの声。
ドラ「僕はもう行く。行って君の憧れのしずかちゃんでも可愛がってくるとしよう」
のび「!!!」
ドラ「止めたければ、使うんだな。僕に向かって、そのショックガンを」
ドラ「まぁ、意気地なしの君にそんなことができるとは思えないがね」
そう捨て台詞を吐くとドラえもんは再びのび太に背を向け、夜の闇に消えようとする。
のび「くっ・・・!!」
のび「止まらないと、本当に打つぞ!」
もはや後ろを振り返ることもなく、徐々に遠ざかっていくドラえもん。
のび「う、うわああああああああ!!!!」
ついにのび太は、ショックガンの引き金を引いた。
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 01:59:34.73 ID:EUCblEfW0
射撃に関しては絶対的な腕前をもつのび太。
そののび太の放ったショックビームは寸分違わず、ドラえもんの後頭部に直撃した。
思わず目をそらすのび太。
のび(あぁ・・・僕は・・・ドラえもんを殺してしまった・・・)
激しい自責の念に駆られるのび太。
だが、こうするしかなかったのだ。ドラえもんは完全におかしくなってしまっていた。
あのまま放置したのではきっと相当の被害がでていただろう。
そう自分に言い聞かせ、なんとか理性を保とうとする。
だが、事態はのび太が予想もしない方向へ動き出していく。
ドラ「やるねぇ・・・のび太君」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 02:00:48.09 ID:EUCblEfW0
のび「!?!?」
驚いたのび太が顔を上げると、そこには平然と佇むドラえもんの姿があった。
ドラ「相変わらずいい腕だ。後頭部のど真ん中に直撃だよ」
そういって自分の後ろ頭をなでるドラえもん。
のび「なんで・・・どうして・・・」
手ごたえはあった。だからこそ後悔もした。なのに、なぜ・・・
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 02:01:51.79 ID:EUCblEfW0
ドラ「神龍とフリーザの関係を知っているかい?」
のび「な、なにを・・・」
ドラ「神龍は何でも願いを叶えてくれるすごい奴だ。だが、フリーザを倒してくれ、という願いは叶えられなかった」
ドラ「なぜだかわかるかい?」
突然ドラゴンボールの話を振られ、混乱するのび太。
それを無視してドラえもんは話を続ける。
ドラ「フリーザの力は神龍の力を上回っていたからさ」
ドラ「自分よりも遥かに力の大きい相手には、さすがの神龍も無力だったんだ」
のび「だ、だからなんなんだ!」
ドラ「わからないか?今の僕の力は、秘密道具の力を遥かに凌駕しているということだ!」
のび「!!!」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 02:05:04.13 ID:EUCblEfW0
ドラ「僕が何の策も無く君にポケットを渡したとでも思っていたのか?」
ドラ「今の僕の前では、全ての秘密道具は無力だ。疑うのなら試してみるがいい」
そういってドラえもんは両手を広げた。撃て、と言わんばかりに。
のび太は思いつく限りの秘密道具をドラえもんに向けて使った。
空気砲、ジャンボガン、瞬間接着銃、スモールライト・・・とにかく使いまくった。
だがどの道具も命中はするが、ドラえもんに傷ひとつ付ける事はできなかった。
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 02:06:11.39 ID:EUCblEfW0
のび「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
思いつく限りの道具を使い切ったのび太はがっくりと膝をついた。
ドラ「満足したかい?これでわかっただろう、僕に道具は通用しない」
ドラ「それじゃあ、僕は行くよ。せいぜい頑張りたまえ」
ドラ「HAHAHAHAHAHAHAHA!!!」
高笑いを残し、ドラえもんは夜の闇に消えていった。
のび太にはただ呆然とその後ろ姿を見送ることしかできなかった。
〜ドラえもん覚醒編 END〜
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/27(月) 02:09:04.35 ID:EUCblEfW0
とりあえず今日はここまでです。
読んでくれた方、支援してくれた方、ありがとうございました。
続きはまだ書き溜めてないので、明日以降頑張ります。
年内には投下しますが、遅くなると悪いのでこのスレは落としてもらってかまいません。
また同じスレタイで立てるので。