2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 00:05:02.38 ID:LaIkBG4RO
朝倉 「何をしてたの?」
長門 「ないしょ」
朝倉 「気になるじゃない」
長門 「なぜ?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 00:53:45.98 ID:LaIkBG4RO
朝倉 「長門さんが男の部屋で何をしたのか。単純な好奇心ね。」
長門 「そう」
朝倉「教える気はないのね。」
長門 「私という個体が拒否している」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 01:09:30.10 ID:LaIkBG4RO
あれは夕方過ぎ。いつもの部室で
ぱたん
ハルヒ 「それじゃ帰りましょうか」
キョン 「そうだな」
私も帰り支度を始めたところに古泉一樹が耳打ちをしてきた。
古泉 「このあと少し時間は宜しいでしょうか?」
私は少し首を縦に動かした。
古泉 「校門にいます」
私たちは校門で落ち合った。
古泉 「すみませんが付いてきて下さい」
長門 「わかった」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 01:15:49.18 ID:LaIkBG4RO
そのまま、古泉一樹の部屋に辿り着いた。
古泉 「適当に座って下さい」
言葉に甘え、その場に座り込む。
古泉 「さて、何からお話しすれば良いか」
普段は常に笑顔からは珍しい眉間の皺。
古泉 「ストレートに言いましょう。僕は性欲が溜まっています。こんな事を彼に言っても始まりませんし、涼宮さんに言えば世界が崩壊しかねません。朝比奈さんは……巨乳には何ともでして」
長門 「話しが見えてこない」
古泉 「これは失礼しました」
古泉一樹の皺が消え、いつもの作られた様な笑みが浮かぶ。
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 01:29:59.86 ID:LaIkBG4RO
古泉 「正直に申し上げましょう。長門さんの見た目が好きです。長門さんの存在からすれば理解出来ないかもしれませんが、出来れば後腐れの無い、いや在っても構いませんが肉体関係をもっていただけませんか?」
答えに詰まるが私という個体が、何とも言えない高揚を感じた。今までに無い感覚。
長門 「それは生殖行為」
古泉 「生殖行為と言うと味気ないですが、ずばりその通りです」
長門 「私らしくない事を言う」
なんだろう。今までに無い感覚が込み上げてきた。
長門 「それらしい言葉が欲しい」
古泉一樹の顔から笑みが消え、赤みがさす。
少しの間
古泉 「長門さんの事が好きです。今までは抑えてきました。でも、もう無理です」
長門 「あなたが伝えようとする事は伝わった。感謝する」
極自然に古泉一樹に抱きついた。
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 01:39:53.76 ID:LaIkBG4RO
古泉一樹の胸の辺りに額を寄せ、手が繋がるか繋がらないかくらいに腰に手を回す。
安心する。
今までに無い感覚が沸々と沸々と湧き上がる。血液の流れが分かる。
古泉一樹の鼓動が額から伝わる。
私の肩をそっと掴まれ、額が離れる。
真っ赤な顔に真剣な瞳が私を見つめる。
古泉 「良いですか?」
主語が無いと言葉で返す代わりに無意識に頷いた。
直後
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 01:49:40.46 ID:LaIkBG4RO
唇に初めての接触。
柔らかさと共に本で得た知識のみの筈な愛おしさを感じた。
すぐに離れた唇から
古泉 「すみません。抑えられませんでした」
長門 「構わない」
声がかすれる。口に溜まる唾とはうらはらに喉の渇きが取れない。
古泉 「ぼ、僕の初めてでした。」
長門 「何が初めて?」
古泉 「キスですよ。唇と唇を合わせる単純な行為ですが僕は長門さんと出来て幸せです」
長門 「私の情報にも齟齬が生じている。正しい言葉を持ち合わせないが、愛おしさを感じている」
古泉 「僕も男です。最初にも言いました。
性欲が溜まっています。
最低ですかね?でもこのまま、初めてを下さい」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 02:02:51.60 ID:LaIkBG4RO
体重を掛けない様に馬乗りになった古泉一樹が首筋をなでる。
何かを探すように爪を立てるか立てないかの中間で首筋を往復する。
ゆっくり。等速に。
このまま、ずっと続けて欲しいと思いつつ、これから先に期待と不安を感じていた。
指が止まり服の襟に触れる。ピクッと体が震える。
古泉一樹が卑猥な笑みを浮かべ、私の襟から手を離し、古泉一樹は上着を脱ぎ捨て上半身裸になった。
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 02:17:10.02 ID:LaIkBG4RO
目の焦点が合わない。体に力が入らない。
古泉一樹の両手がお腹辺りに向かう服を掴み
古泉 「すみません、脱がせますので体を浮かせるなりして協力して下さい」
私は軽く首だけでブリッジをし背中とベッドに隙間を作る。
古泉 「黄色いブラジャー」
聞こえるか聞こえないかの声で呟く。何かを確認するかの様に肩紐をつつく。
縁に沿う様になぞっていく。
古泉 「男には理解出来ない聖域なんですよね」
また呟く。
古泉 「予想通りの大きさですね。いや少し小さいかな?
僕には理想の大きさですよ長門さん」
今度は、はっきり聞こえる声で言う。
刹那、また呟く様に
古泉 「取りますよ」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 02:33:46.20 ID:LaIkBG4RO
私の返答の前に肩紐を下ろし、それにより生まれた余裕を利用しカップを外した。
露わになった胸を見て、古泉一樹は吐息を1つ漏らし
古泉 「綺麗だ。赤みの強いピンク。申し訳程度の突起。
これですよ。」
吐息が徐々に荒くなる。
グッと握る。握る力に対して柔らかさの無い胸から痛みが走る。
長門 「イタッ」
古泉 「すみません。想像より硬いんですね。」
下から優しく持ち上げる様にする。肩がすくみ上がる。
体に痺れが走る。
両手が首に向かい、古泉一樹と私の空間がなくなる。体が密着する。
少し重みを感じ、肺に溜まった空気を瞬発的に吐き出す。
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 02:56:54.26 ID:LaIkBG4RO
古泉 「柔らかくて気持ちいい」
私は古泉一樹に硬さを感じつつ、気持ちいいには共感を覚えた。
古泉一樹は急に起き上がり。私のブラジャーを直し、服を丁寧に着させてくれ、自らも上着に袖を通した。
古泉 「僕のわがままに付き合っていただいてありがとうございます。家まで送りますよ」
古泉一樹の笑顔。いつもより自然な感じがする。
一言も喋らず私のマンションが見えてきた。
入り口の前で、古泉一樹は私の目をじっと見る。
古泉 「もし良かったら、明日も僕の家に来てくれませんか?」
長門 「わかった」
〜〜〜〜〜〜〜
長門 「だいたい、こんな感じ」
朝倉 「ふーん」
長門 「ナイフを出してどうするつもり?」
朝倉 「あいつ、誰にも同じ手を使うんだと思ってね」
end
これが、眠い為の無理矢理な落ちです。
明日残っていれば
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 20:43:27.09 ID:LaIkBG4RO
変態と純愛。暴走と理性。エロと笑い。
皆さんは何を求めますか?
私の欲望のまま突っ走りますがお許しを。
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 21:42:12.23 ID:LaIkBG4RO
古泉 「柔らかくて気持ちいい」
私は古泉一樹に硬さを感じつつ、気持ちいいには共感を覚えた。
顔と胸は接触したまま膝立ちで腰を浮かす。体に感じた重みが楽になり肺に新しい空気が入った。
古泉一樹は首筋から頬にかけて舐めあげる。舌の温かさと少しのざらつき、唾の湿り気。
少し唾特有の匂いがする。普段ならどう思うか分からないが、今の私には甘美にしか感じられない。
意識とはうらはらに『あぁッ』と声を発してしまう。
舌が離れ、満足げな表情で私を見る。
古泉 「その声。すべてが狂いそうですよ長門さん。」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 21:44:47.47 ID:LaIkBG4RO
唇が重なる。首を斜めに右に左に。
唇から頬がグチャグチャに重なる。
二人の息がハァハァと荒く、肩も上下し肺の膨らみが激しい。
古泉 「下も脱ぎますか?お風呂に行きますか?」
このまま流されるままも良い。2人でお風呂にも入りたい。
そんな思いにぐらつきながら、ただ気だるさが勝ち
長門 「このままで、かまわない。
後から、お風呂にも入りたい」
古泉 「うふ。分かりました」
古泉一樹の動きが止まる。少し天井を眺め
古泉 「恥ずかしいですね」
呟くと
古泉 「明るい中ですけどかまいませんか?」
おそらく下半身も露出し、目の当たりになるという意味だろう。小さく頷く。
拒否をしても通りそうになく、また拒否をする気にもならなかった。
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/12(日) 22:42:43.00 ID:LaIkBG4RO
異常な興奮。
私の中の何かがエラーしているのだろうか?
古泉一樹が自身のベルトを外す。
手が震えるのかバックルがガチャガチャ音を立てる。
私は自然に髪の毛を撫でてあげていた。
ニッコリ笑うと震えが消えベルトを緩めた。
ズボンを下げると、白い、いわゆるブリーフが現れた。
Xの様な縫い目と隙間がある辺りが、竹輪一本分ほど膨らんでいる。
ああ、おそらく男性器と呼ばれる部分だろうと判断する。
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 09:15:44.63 ID:JR7GXGUqO
古泉 「つかぬ事を伺いますが、性知識は?」
長門 「教科書、及び本から少々。どの程度かは分からないが、目の前の膨らみが勃起と呼ばれるものだと判断する」
古泉一樹のへそ辺りが動き、顔が赤くなる。
古泉 「照れますね。この膨らみは長門さんへの愛おしさの証ですなんて言ったらキザ過ぎますかね」
長門 「かまわない」
胸の奥が嬉しいと感じた。
古泉 「すみません」
私のへそに髪の毛が付くか付かないかという体勢になり
古泉 「脱がしますよ」
告げるやいなや、私の脇腹に指の感触が伝わる。スカートを脱がされた。
私は行為が行われている方に視線を向ける。たが髪の毛、肩、背中しか見えない。
背中が小刻みに動く。
唇から漏れた空気が振動音を伝える。
古泉 「ふふ、ふ」
私は何かまずいものでも見せただろうか?もしかしたら、私は人間の女性を有していると思っていたが、古泉一樹の常識から外れているのかもしれない。
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 09:28:26.41 ID:JR7GXGUqO
古泉 「すみません。つい。これは僕の幻想ですが女性の下着は上下が統一されていると思っていました。ブラジャーが黄色でパンツが薄いピンクだと統一感に欠けますよね。
僕はデリカシーに欠けますがね」
そんな事が可笑しいのだろうかと、不思議に思いながら
長門 「今度は統一する」
古泉 「今度。期待して良いですか?」
長門 「かまわない」
少しの不安が逃げ、私も笑いそうになった。
古泉 「でも」
間があり
古泉 「長門さんらしいですね」
一拍、心臓がはじける様に動いた気がした。血液の流れが少しだけ速く感じた。
最後の砦。正確には靴下は残されているが、羞恥を司る布の最後。笑われた薄いピンクに手がかかる。
お尻とベッドの抵抗を少しずつすり抜け、私からは見えないが古泉一樹には女性器と周辺が丸見えになっただろう。
古泉 「どう告げればいいか、見比べた経験が無いですし、褒めて長門さんが喜ぶかわかりませんが、月並みですが、長門さんの体は全て綺麗ですよ」
長門 「ありがとう。感謝する」
他に言葉を得ない。
古泉 「なんか、実況したくなりますね。
やっぱり僕は変態です」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 10:55:57.77 ID:JR7GXGUqO
視姦。とでも言うのが正しいのだろう。
触れていないのに刺さる様な感触。
古泉 「細い柔らかそうな産毛が少し。
縦筋一本。
筋に向かい周りの皮膚より赤みがグラデーションの様に濃くなりますね。
じゃあ」
私の女性器の特徴を述べるそれがどうしたのか、リアクションに悩むところだが、古泉一樹には大きいのだろう。
刹那、サワっと産毛に触れる。すぐ離して、一本だけ引っ張られる感覚。
痛みとはまた別の感覚が走る。
そして、私の女性器を縦にそっとなぞる。髪の毛、肩、背中に隠されて目による判断が出来ない。
古泉一樹が顔をあげて膝立ちになる。
ブリーフに手をかける。腰ゴムが伸びる。
先程、竹輪に感じた男性器が引っ掛かる様だ。古いアニメーション表現に出てきそうな、レバーの様に下がる。
しかし、ブリーフの引っ掛かりから放されると弾みよく、へそに向かった。
こんにゃくの様な弾力。さっきから私は竹輪だのこんにゃくだの食べ物ばかりを思い浮かべる。
あまりにも、有り得ない目の前に現実逃避を図ってるのか?
今夜は、おでんにしよう。
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 12:15:51.83 ID:JR7GXGUqO
瞬間に頭の中に色々がよぎった。
目の前に戻る。
竹輪というよりは、少し短い。しかし少し太い。
フランクフルトが浮かぶ。周りの肌より赤みが強く少し黒い感じ。
その先にピンポン玉大のカップケーキがくっ付いた形。カップケーキを包む紙はギザギザは無い。
カップケーキの部分は色が少しピンク寄り。少し湿り気を帯びた光沢感。
先はひし形にパックリあいている。
私には無く、見た事の無い異物。
カップケーキのギザギザの無い紙がフランクフルトと皮膚で一体化している不思議な構造だ。
触っても、筋肉でもないのに波打つ様な独自の動きをする。
フランクフルト。
そう言えば、彼と行ったお祭りの縁日で、彼が買ってくれたんだ。ふと思い出した。
古泉一樹が私を見ている。
古泉 「あんまりジロジロ見て欲しくないですね。いや見て欲しいかな。
あと」
間があく
古泉 「彼の事を思い出してませんか?」
長門 「なぜ?」
古泉 「目ですね。」
長門 「あってる。思い出してた」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 14:56:35.15 ID:JR7GXGUqO
古泉 「彼の方が良かった……ですか?」
長門 「フランクフルト」
古泉 「フランクフルト?」
長門 「あなたの男性器を見ていたら、彼が買ってくれた縁日のフランクフルトを思い出した」
古泉 「ああ。シモネタは万国共通と言いますが、長門さんでもそれを思い浮かべますか」
私は頷く。
笑いを声でなく、お腹でしたせいか男性器がピクピク動く。
カップケーキを押し出した様に、ギザギザの無い紙がずれる。
ピンポン玉をへこませた様な反り返りが現れた。構造がいまいちつかめない。
フランクフルト部分は蛇腹の様に動くのだろうか?皺の入り方から想像する。
古泉 「彼の事は気になりませんか?」
長門 「いまは、あなた」
古泉 「わかりました」
視線がぶつかる。
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 15:19:46.70 ID:JR7GXGUqO
古泉 「さて、どうすれば良いか」
古泉一樹が悩んでいる。私はその問いに答えが無い。
古泉 「いきなり入れるわけにもいかず。長門さんが受け入れ体勢かどうかもわからない。
おっと、その前に、長門さんの体は妊娠しますか?」
長門 「わからない。したことがない」
古泉 「では、質問を変えましょう。
生理はありますか?」
長門 「ある」
古泉 「なるほど。そうですか」
古泉一樹が1人考えている。
会話の間、男性器が縮んだり膨らんだりしている。
形容しがたい。
古泉 「初めては、そのままで感じたいのですが、やはりコンドームは着けましょう」
長門 「避妊具。なぜ?」
古泉 「出来たら困るじゃないですか」
長門 「大丈夫。操作する」
古泉 「これは、人間の倫理的な話しですが生殖は自然にしたいものでして」
長門 「わかった。あなたに任せる」
避妊行為が自然かどうか、疑問を生じたが、古泉一樹の倫理に任せる事にした。
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 17:07:44.45 ID:JR7GXGUqO
古泉 「この状況に至らせた僕が倫理を語るのは変ですがね」
長門 「それが人間らしさだと理解する」
古泉 「矛盾こそ人生かもしれませんね。
妊娠させる行為がしたいのに妊娠はさせたくない。
いざ妊娠したら出産はさせたくないのに、堕胎はさせたくない」
長門 「私にはわからない。
けど、古泉一樹に任せるのが妥当と判断する」
古泉 「ありがとうございます、長門さん。
かわいいですよ
とりあえず僕の知識でやってみます。痛くても止まれませんよ」
長門 「わかった」
彼の顔が近付き、再び唇が合わさる。舌を伸ばし、私の唇をなぞる。
そのまま舌を這わせ、顎、首筋、鎖骨。一度離れ、胸の上部を軽く舌でなぞる。
右手は胸と脇腹をさするでもなく、置かれている。
左手が、すっと私の女性器に向かう。筋の周囲を確かめる様に指でつつく。
舌が胸の谷間。といっても無いのだが、在ればおそらくそうなるだろう場所を舐める。舌の感触と同時に古泉一樹の鼻先がチョンチョンとあたる。
舌は動きを視認出来てある程度予測出来るが、鼻先の感触は偶然のもので、衝撃が大きい。癖になりそうだ。
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 20:20:33.87 ID:JR7GXGUqO
舌が離れ、右胸の中心部の乳輪から乳首にかけてキスをする。
唇で乳首を挟む。離してから舌で軽くなぞる。
赤ん坊がする様に吸い付く。キュッと引っ張られる胸に快感が走る。
右手は左胸を優しく揉み。左手は私の女性器を筋に合わせなぞり、また周辺をくるくる指で楕円を描く。
どこが良いかわからないが、箇所箇所でピクン、ビクンと頬がつる様な、体中が痺れる様な感覚が走る。
浮かび上がる様な感覚。沈む様な感覚。
相反する感覚が私の脳みその範囲を超えてやってくる。
グッグッと押し上がる溢れ返る感覚に恐怖と歓喜を覚えた。
左手が私の女性器をチョンチョンとする。
古泉 「湿り気が出て来ましたね。
大丈夫かな」
古泉一樹が手を伸ばしベッド横の小さな棚から四角い平べったいものを取り出した。ドーナツ状のリンク型に緑色に透けた膨らみがある。
上下の端はギザギザで左右の端は真っ直ぐ。
ギザギザを切れ目に丁寧に中のものを取り出した。
ゴム特有のきつい匂いがする。ほ乳瓶の吸い口を薄く柔らかくした緑色のものが現れた。
コンドームと呼ばれるものだと予測する。
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 21:35:09.79 ID:JR7GXGUqO
古泉 「言い訳っぽいですが、いつかの為に用意してました。
初めて。あ、練習はありますが、女性相手に使用するのは長門さんが初めてです」
手際の良さを気にすると思ったのだろうか?
女性と生殖行為をやり慣れてる古泉一樹が浮かんだ。何となく嫌だと思う。
きっと嫉妬というものだろう。自分の中に芽生えた感情に少し戸惑いを覚えながらも、目の前で行われる行為に、私の意識は動いた。
古泉 「少し、待って下さいね。
上手く着けられるかどうか」
コンドームの先の出っ張りを捻る。
古泉 「空気が入ると駄目なんですよ。最中に割れてしまえば避妊具の意味がありません。
ただ、このゼリー状の滑り(ぬめり)には精子を殺してしまうそうで多少漏れても妊娠のリスクは薄いそうです。
ゼロでは無いですよ」
説明を受けながら、感心とめんどくさい方法と思った。
男性器の先にベッタリ合わせようとする。
先程まで上向きだった男性器が、重力に従いだして少し縮んだ。
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 22:15:37.57 ID:JR7GXGUqO
風船が萎む様に小さくなっていく男性器。
古泉 「困りましたね。
あのお願いしたい事があります」
長門 「なに?」
古泉 「その、これを触ってもらえませんか?」
膝立ちのまま、私に近付いて来る。
だらんと揺れを伴い男性器が目の前にくる。
古泉 「行為に至るには、最低限の硬さが必要なんです。
緊張ですかね。急に萎みまして。
このままだとコンドームは着けられませんし、何より舐めて。いや触れて欲しかったんです」
触れて欲しい。
長門 「どう触れたら良い」
古泉 「まず、軽く握って下さい」
まじまじと見つめる。根元にホオヅキみたいな房が2つ。睾丸だろう。
柔らかいアンモニア臭がする。
私の女性器は大丈夫だったろうか?お風呂に入れば良かったと思う。
古泉一樹の男性器の真ん中辺を親指と人差し指で摘む様に触る。
プニプニする中の芯と外の皮膚が別物の様に動く。脈打つ感覚が手に伝わる。
そして他の部分の体温より暖かい。興味深い。
指が少し沈み込む、指の力を抜くと跳ね返る。刹那ビクンと上向きに跳ねる。
膨らみ出した。一番膨らんだ時程では無い。
まだ足りない?
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/13(月) 22:36:56.73 ID:JR7GXGUqO
指五本で握り締める。
握った場所がへこみ、へこんだ分が根元と先に渡ったかの様に膨らむ。古泉一樹が目を細め、高音の吐息をもらす。
握った手を放す。
古泉一樹がした事を反芻する。
同じ様に、中指の腹で根元からひし形にパックリあいた場所まで這わす。
へそ近く、ひし形、肛門近くまで何度か指が二本になり一本になり、優しく撫でながら往復する。
長門「これで良い?」
古泉「ァッはぃ」
古泉一樹の吐息が引っ掛かる様に、荒く腹式呼吸になる。
私の手を握り、這わす指を止め
古泉 「長門さん。充分です」
私は手を放した。
放した瞬間ビクンと激しく動く。
古泉 「普段自分でする時は、こう上下にするんですがね」
そう言うと自分で握り締め、ピンポン玉の反り返り部分を上下にこすった。
自分でする?何故だろう。さっき話していた練習の為だろうかと納得する。
長門 「覚えておく」
古泉 「いえ、長門さんの触り方が良かったんですよ。
これで硬さも戻りました」
コンドームを再度手に取り、ぴったり合わせる。
ストッキングを履く要領で被せていく。男性器が緑がかる。
古泉 「それじゃ、いきますよ」
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/14(火) 12:41:32.85 ID:IWfEVtYMO
もう一度小さく、それじゃぁと呟き、軽く肩が震える。武者震いと呼ばれるものだろうか?古泉一樹にとっては、未知への闘いかもしれない。
本で読んだ愛という闘いかもしれない。
古泉一樹が男性器の角度を調整しながら、私の女性器へと近付ける。
こういう時に、私はどういう言動をするのが正しいだろう?
古泉 「すみません。足を広げてもらえますか?あわせて少しがに股気味になって下さい」
言われた通りにする。
すると、今まで筋だったものが開かれた気がする。
私の女性器に暖かなものが触れる。
コンドーム越しでも古泉一樹の暖かさを感じる。
ふと、この大きさが私に入るのだろうか?
世の男女の一般的な行為だ。きっと入るのだろう。
私の筋を男性器を指でコントロールしながらなぞる。
時折引っ掛かる様に沈み込む場所がある。その場所を確認する様に再びなぞる。
ここから入るのだろう。
入れ物と挿入物の要領が合わない気が増す。
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/14(火) 12:44:16.35 ID:IWfEVtYMO
古泉一樹の腹筋に力が入る。ピンポン玉の2分の1くらいが入る。
男性器先端のカップケーキ、ピンポン玉は猫のヒゲの役割。鋭さの欠いた流線型で侵入を容易にするんだろう。
先端さえ入れば、あとはスムーズかもしれない。
だが、すでに先端で開かれた時点で圧迫感を覚え、ピンポン玉2分の1で容量に限界を向かえた感覚。
残り全てが挿し込まれるのだろうか?
今更ながら止めて欲しいと懇願したくなった。
『痛くても止まれませんよ。』その言葉の残酷さと、後悔が私は止まらなかった。
力と痛みのもっていく場所が無くシーツをグシャリと掴む。
私は抵抗出来ないまま、開かれ押し込まれていく。
金属などと違い、柔らかみは在るが空気の様で芯の入った男性器が広がる様に侵入する。
ジワジワ広がっていく。有り得ない大きさに感じる。
何かに引っ掛かる。侵入が一旦止まる。
もう、私の最奥部に辿り着いたのか?それとも挿入場所が違うのか?
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/14(火) 14:04:26.01 ID:IWfEVtYMO
古泉 「初めての証ですかね。
モグラと人間にしかないそうですよ。
宇宙人にもあると発表したらノーベル賞でも貰えるでしょうか?」
独り言とも、私に告げるともとれない言葉を呟く。
次の言葉は、私にはっきり告げた。
古泉 「痛くても我慢して下さいね」
腰を力強く落としてきた。
ピリでもズキでも無い痛み。ただ、全身に包まれる様な浮遊感を覚える。
先端はズズッと残りはスーッと入ってくる。古泉一樹の男性器が全て埋まる。
私の産毛と違い、硬く不揃いに縮れた毛がザワと接触する。
2人が性器というより毛により連結している錯覚を覚える。
腰を強く押し付けてくる。これは苦しい。
初めての感触と痛みに新たなる圧迫感。反面、もっと押し付けて欲しいと思う自分。
首を抱きかかえる様にキスをする。
古泉一樹の唇が離れ横に逸れる。天井が見えた。
耳元に唇を近付けて呟く。
古泉 「大丈夫ですか?」
耳に息があたる。敏感になった肌には強い刺激。
絞る様な声で
長門 「痛かった。けど耐えられる。
幸せな痛み」
古泉 「腕を回して僕を抱きしめて下さい」
耳元の囁きに従い抱きしめる。
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/14(火) 16:22:07.28 ID:IWfEVtYMO
古泉一樹の背中で、私の右手と左手が接触した。
押し込まれた圧迫感が和らぐ。
目で確認しようとするが、背中とお尻しか見えない。
僅かにお尻が浮き上がる。
お腹の中だけではなく全てを引っ張られる様な感触が訪れる。
男性器を抜いてしまうのだろうか?
ツーっと中の異物が去っていく。刹那、再び押し付けてくる。
ゆっくり何か確かめる様に抜き差しを繰り返す。
ゆっくり抜く時に、中をなぞる様な感覚は今までに無い快感がある。私は入れる時より、抜く時の感触が好きだと知る。
ウッともハッともつかない息が漏れる。
弾ける様な途切れる様な意識。時折体がガクガクする。
そんな中、ゆっくり、少し速く、だんだんリズミカルに、時折止まりながら、お尻が上下するのを眺めた。
古泉 「もう終わります」
告げるやいなや、お腹の中に小刻みな振動と、男性器とは違うジワジワした侵入を感じた。
顔を上げ膝立ちになり根元に手を添えながら男性器を引き抜く。
こんなものが、私の中に入っていたのかと感心する。
抜き出された男性器は、正確にはコンドームだが、しっとり濡れている様だった。
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/14(火) 17:06:30.41 ID:IWfEVtYMO
コンドーム自体が水分を出すとは思えず、私の体にある水分が付着したのだろう。捻り潰れていたコンドームの先に白いものが溜まっていた。
男性器は角度が自然に下がり、少しずつ硬さと大きさは弱まっていく様に見えた。
根元の輪ゴムを伸ばす様にしながらコンドームを外す。
古泉 「すみません、ティッシュを2・3枚下さい」
近くにあったティッシュケースから3枚渡す。
ゴムが弾く音をさせながら、男性器からコンドームが外される。
コンドームを伸ばし、玉結びにする。中の白いものはとろみのある液状。中華料理に使うとろみの様だがダマが出来ている。
あれでは上手なとろみにならないと思う。
そんな思いと同時に、玉結びにしてしまえば、中の白い液体。おそらく精液と呼ばれるものだろうそれが、零れずに済む。
便利な道具だと感心する。
古泉一樹はティッシュで男性器を丁寧に拭き取る。私に挿入していた時の力強さはもう無い。
そのティッシュでコンドームを包み、ゴミ箱に投げ込んだ。
古泉 「もう、2・3枚もらえますか?」
再びティッシュを渡す。
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/14(火) 17:15:31.15 ID:IWfEVtYMO
【筆休め】
私のSSは面白いですか?楽しんでくれてますか?
普段は紙が相手で、携帯で長文を打ち込む事や、SSは初めてですし、エロ系は書いた事ないのにくわえ、自身の経験は数えるほど、というか今の恋人と1人です。
誤字脱字もひどいですね。
ごめんなさい。
出来れば、ここでのペンネーム(ハンドルネーム)が欲しいです。
安価>>130
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/14(火) 19:24:34.16 ID:niucY/gt0
えんぽ
支援
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/14(火) 17:28:15.41 ID:IWfEVtYMO
今度は私の女性器に手を伸ばしてきた。
ティッシュでなぞる。ビクンと軽い痙攣。
拭いたティッシュを徐に見ると、べったり水分を含んでいる。
そして
長門 「血?」
ティッシュが赤く滲んでいた。
古泉 「初めての時は血が出るらしいですよ
病気や怪我じゃありません。
膜が切れての出血ですから怪我かもしれませんが、問題は無い筈ですよ」
長門 「わかった」
にっこり微笑み
古泉 「お風呂に入りましょうか?」
こくりと頷く。
古泉一樹が立ち上がる。それに倣い私も立ち上がろうとするが、力が入らない。
それに気付いたのか
古泉 「お湯を入れてきますので、少し待ってくださいね」
部屋を出て行こうとする。
立ち止まり
古泉「お風呂の湯加減はどうしましょう?」
長門「少し熱めがいい」
部屋から完全に出て行った。
1人になり、再び立ち上がろうと力を入れる。
やはり女性器から背中にかけて鈍い痺れの様な圧迫感が残っている。
まだ、何かが入っている様な感覚がする。
起き上がるのをあきらめ、力を抜きベッドに体を預けた。
時計を見る。
この部屋に来て30分ほどしか過ぎていない事に驚く。
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/14(火) 18:17:12.15 ID:IWfEVtYMO
古泉一樹の匂いがする。彼とも、涼宮ハルヒとも、朝比奈みくるとも違う匂い。
額から汗が流れている。
手もじんわりと汗ばんでいる。
呼吸を整える。やはりお腹に違和感が残る。
ぼーっと力を抜く。違和感が少し治まる。
世の中の女性は、こんな体験を平然とするのだろうか?
快感と天秤にかけると、快感が勝っている今の自分を考えると、快感に負け次回を求めるのも頷ける。
トタトタ静かな足音。
古泉 「お湯が溜まりました」
思考を巡らす内に時間が経った様だ。
ベッドから動けない私を見つめ
古泉 「痛みますか?」
長門 「痛みは少し。それよりも違和感。
まだ何かが入っている感覚」
古泉 「大丈夫ですか?」
長門 「落ち着いた」起き上がろとした刹那、私を抱えあげる。
お姫様抱っこ。無意識に口に出していた様だ。
古泉 「お風呂まで、お連れいたします。
お姫様」
139 名前:えんぽ[] 投稿日:2010/12/14(火) 23:44:52.49 ID:IWfEVtYMO
>>130
名前ありがとうございます。
それじゃ残り投下しますね。
私は抱えられ易い様に体を預けた。
私の家より若干大きなお風呂。
甘い酸味を含んだ柑橘系の香りがする。お風呂が薄い黄色で彩られていた。
長門 「黄色?」
古泉 「柚の入浴剤です。お嫌いでしたか?」
長門 「自宅では使っ事が無い」
古泉 「うふ。今日は初めて尽くしですね」
古泉「もう立てますか?」
長門「大丈夫」
そっと降ろしてくれる。足の裏がタイルにつく。立ち上がる事に違和感を感じなかった。
お風呂の椅子に湯船から、たらいですくった湯をかける。そっと椅子に座らせてくれる。
古泉一樹がシャワーの蛇口を捻る。軽く手を当てながら温度調節をする。
正面に向かい合う。裸姿がベッドの時よりはっきり見える。
古泉 「お湯、かけますね」
頷く。肩に適度な熱さのお湯があたる。
古泉 「ただ、お風呂に入るのもつまらないですね。
体でも洗い合いましょうか?」
長門 「やってみる」
スポンジを2つ取り出し湯を含ませる。ボディソープを絡ませ泡立たせる。
片方を私に近付け
古泉 「長門さんは、これを使って下さい」
頷く。
古泉 「適当に僕を洗って下さい
立ち上がってもらえますか」
140 名前:えんぽ[] 投稿日:2010/12/14(火) 23:47:15.00 ID:IWfEVtYMO
再び頷き、立ち上がる。
肩から首にかけて軽くこすってきた。
私も真似をする。
スポンジから出た泡が体を辿って伝っていく。
スポンジを持たない手で泡をすくい手で伸ばしていく。
首筋をくるくる伸ばす。鎖骨のへこみをなぞる。
スポンジの感触と、手の感触。全く違う感触が心地良い。
背中に手を回す。首、肩、背中と丁寧に洗われていく。
私も首を中心に洗う。
ベッドでは気付かなかったが、所々傷の様な火傷の様な跡がある。
神人との戦闘か、その訓練で生じた跡だろうか?
早く治って欲しいと思いなぞる。痛くは無いのだろうか?
長門 「この跡。痛くない?」
古泉 「痛くないですよ。傷が目立ちますか?」
長門 「目立たない。気にしないで」
再び洗い合う。
泡がどんどん伸ばしていく。
古泉一樹が洗うというより揉みしだく様に胸を触る。体がキュッとなる。
私の洗う手に力が入らない。
古泉一樹にもたれかかる。
そのまま洗われるがまま身を任せる。
お尻に手がかかる。揉む様に洗う。
女性器も洗われる。
強く優しく丁寧に洗われる。普段ここまで自分では洗わないくらい洗われる。
141 名前:えんぽ[] 投稿日:2010/12/14(火) 23:49:37.59 ID:IWfEVtYMO
スポンジが中に入ってきそうになり、入れかわりに指が強くなぞられる。
足に力が入らない。膝がガクガクする。
力が抜け倒れそうになったところで、再度、椅子に座らせられる。
女性器から離れ、太もも、ふくらはぎ、足の裏と洗われていく。
足の裏がこしょばい。
足の指の間をなぞってくる。不思議な気持ち良さがある。
指の間なのに、何故だろう?きっと古泉一樹だからなのだろう。
全身が泡まみれになる。
古泉 「髪の毛も洗いましょう。
目を瞑ってもらえますか?」
キュッと瞑る。
刹那、唇に感触がくる。驚いて目を開ける。
古泉一樹の顔が目の前にあり、キスをされていた。
古泉 「目を瞑った顔が可愛かったもので、つい」
なんと返事していいかわからず、きょとんとしてしまう。
唇が離れ、左手で私の瞼を閉じさせる。
頭にお湯があたる。優しく髪の毛がとかされる。
古泉 「綺麗な髪ですね」
カシャカシャと、シャンプーのポンプ音と匂いがする。
手のひらで泡立たせる音がして、私の髪の毛に手が触れる。
泡立たせながら、髪の毛の隅から隅。耳の裏まで丁寧に洗ってくれる。
142 名前:えんぽ[] 投稿日:2010/12/14(火) 23:51:28.52 ID:IWfEVtYMO
シャワーで全身の泡が流される。
続いてリンス。同じ様に丁寧に洗われる。
シャンプーより甘い匂いがする。学校での古泉一樹の匂いだと思い出す。
長門 「良い匂い」
古泉 「このリンスはお気に入りなんですよ」
髪の毛、体全てを綺麗に洗い流される。髪の毛を乾いたタオルで軽く拭かれ、目の辺りを軽く押さえてくれる。
古泉 「目をあけて大丈夫ですよ」
ゆっくりと目をあける。目の前には満面の笑みを備えた古泉一樹がいた。
古泉 「次は僕を洗ってもらえますか?」
私が頷くと
古泉 「髪の毛からお願い出来ますか?」
今度は古泉一樹が椅子に座る。
長門 「わかった。
目を瞑って」
瞼が閉じられる。私もキスをするべきだろうか?一瞬考えたが髪の毛を洗う事にした。
他人の髪の毛を洗うのは難しい。
指に通る髪の毛。丁寧に洗う。
シャンプーを泡立て洗っていく。丁寧に丁寧に。
泡を流し、リンスをする。
タオルで髪の毛と顔を拭いてあげる。
ゆっくりと古泉一樹が目をあけた。
古泉 「人に洗ってもらうのって不思議ですね」
同意の頷きをする。
古泉 「体の続きをお願い出来ますか?」
143 名前:えんぽ[] 投稿日:2010/12/14(火) 23:53:21.47 ID:IWfEVtYMO
長門 「わかった」
スポンジを再度手に取る。
腰から下にかけてにかかる。
お尻を洗う。引き締まった筋肉。
私の柔らかいお尻と違う硬さ。
前の男性器を洗おうとすると
古泉 「ここは最後にしてくれますか?」
長門 「わかった」
足を丁寧に洗っていく。指の間も丁寧に。
足は丁寧に洗えただろうと思うと
古泉 「じゃあ、こちらをお願いします」
指差した先は、最大時の四割程の大きさを保った男性器。
どう洗っていいかわからないが、とりあえず形に合わせて泡立たていく。もうゴムの匂いは薄らいでいる。
蛇腹を想像した箇所は動かすと中の芯とは別ものの様に動く。
少し昔に流行ったルーズソックス。
ソックス部の皮膚が伸縮する様に動く。伸縮と同時に硬さと大きさが増す。
古泉「ここはペニス。陰茎などとも呼ばれます。
五感による刺激で、血流が集まり大きくなるんです。
刺激を持続的に与えられる事で、最終的に射精します。
先程、コンドーム内に放出した精液が出る事が射精です。
僕も自分自身のものですが、完璧に把握しているわけではありませんが、簡単に説明しますね。
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/14(火) 23:55:42.79 ID:IWfEVtYMO
この先端の膨らんだ部分が亀頭と呼ばれます。先の穴が見えますか?ここが尿と精液の出口です。
根元から亀頭までが竿と呼ばれます。
中はスポンジ状になっており血液が溜まる事で膨らむ、勃起をします。
根元から亀頭にかけて皮膚がありますよね?先程上下にして刺激を与えると言いましたが皮膚は余り引っ張らないで下さい。
触ってお気づきかと思いますが伸縮性があります。
伸ばす癖をつけると勃起をしていない時に亀頭が隠れてしまいます。
衛生上良くないので伸ばさない様にして下さい。
僕は通常時、少しだけ亀頭が隠れます。これを仮性包茎と呼ぶんだそうです。
ペニスに刺激を与える際は皮膚を使わずにお願いします」
男性器の仕組みの説明を受けたがおおよそしか理解出来ない。フランクフルトとカップケーキは、複雑な構造の様だ。
ペニスに続いて、ほおづきの様な場所も洗う。柔らかい皮膚の中に楕円の塊がある。
古泉 「そこは睾丸。俗称は金玉です。
外の皮膚は痛みに強いですが中の丸いものは刺激に弱いので優しくお願いします」
軽く頷き、指先で感触を確かめる。
外の皮膚は皺になり軽く引っ張ると伸びる。
145 名前:えんぽ[] 投稿日:2010/12/14(火) 23:57:20.83 ID:IWfEVtYMO
中の楕円は固定されておらず、安定感がなく、3センチ前後移動する。
右手で睾丸を優しく撫でながら洗う。
左手はペニスを洗う。
徐々に膨らみ、とうとう私の中に侵入してきた時の硬さと大きさに到達していた。
古泉「少し離してもらえますか」
私が離すと、シャワーでペニスの泡を綺麗に落としていく。
古泉 「長門さん。手に付いた泡をながしましょう」
シャワーをこちらに向ける。
私は手をこすりながら、泡を落とした。
古泉 「さて、幻滅しないで下さいね。
ここまで大きくなると射精しないと収まりません。
射精をすると徐々に勃起は収まります」
先程のコンドームから外してから、ペニスが萎んだ理由に納得がいく。
古泉 「すみませんが、舐めてもらえますか?」
突然の申し出に驚く。食べ物以外を口に含む。
まして、生殖と排泄を司る場所を舐める。そんな事をして大丈夫なのだろうか?
私の沈黙を察してか
古泉 「それなら、手でお願い出来ますか?」
私は、ペニスを両手で包む様に捕まえる。
亀頭をこすろうとするが上手くいかない。
古泉 「ちょっと待って下さい。手を出してもらえますか?」
私が手を出すと、その上にリンスをかけた。
146 名前:えんぽ[] 投稿日:2010/12/14(火) 23:58:52.24 ID:IWfEVtYMO
古泉 「この滑り(ぬめり)で、しやすくなる筈です」
再度、ペニスを掴む。
リンスにより、ヌルヌルと上手く手が動く。
上下に動かす。古泉一樹が目を細め高音の溜め息をつく。
古泉 「適当に強弱をつけて下さい」
言われるまま、強弱やスピードに変化をつける。
古泉 「長門さん離して、そして離れて下さい」
大きな声に驚き、慌てて離れる。
直後に先端から白い液、精液が飛び出してきた。
続いてポタポタと粘り気の強そうな精液が後を追って垂れ下がる。
深呼吸を一度し
古泉 「これが射精、この白いのが精液です」
飛び散った精液をシャワーで流す。
古泉 「体に付いてませんか?」
長門 「付かなかった」
古泉 「それは良かった。慣れたら精液にも触ってみて下さいね」
長門 「考慮する」
古泉 「それじゃ湯船に浸かりましょうか」
お互い向き合いながら浴槽に入る。
古泉一樹が真剣な顔をし
古泉 「僕は、彼に劣等感を感じています。
何だかんだ言いながら行動と決断をし、涼宮さんに愛されている。
これで長門さんも彼を好きなら僕の立場はありません。
多少、強引ですが長門さんは僕が奪いました」
148 名前:えんぽ[] 投稿日:2010/12/15(水) 00:02:03.56 ID:5YAsc54CO
長門 「彼は彼。古泉一樹は古泉一樹。
あなたはあなたで素敵」
古泉 「ありがとうございます。
でも正直、毎日の様に将棋なんかで負けるのは堪えるんですよね。
さて、あがりましょうか?」
2人同時に湯船から上がる。
服を着込み。
長門 「それじゃぁ、私は帰る」
古泉 「送りましょう」
私のマンションへの道すがら
長門 「彼との将棋の勝率は何割くらい?」
古泉 「1割もないでしょうか」
ペンと紙を取り出す。
長門「時々見ていたけど、あなたの戦法では勝てない。
棒銀は三割は勝てる優秀な戦法だと本に書いてあった。とてつもない天才と評されている人の言葉。とりあえず三割を目指してみて。
彼の戦法とあなたに合わせた前半の棋譜を5通りほど書いたから参考にして。
将棋は複雑だから、どうすれば正解と明示しにくい」
古泉 「棒銀ですか?参考にします」
私のマンションに辿り着く。
長門 「また、
楽しみにしている」
古泉「こちらこそ」
〜〜〜〜〜〜〜〜
朝倉 「古泉一樹と何をしてたの?」
149 名前:えんぽ[] 投稿日:2010/12/15(水) 00:04:55.75 ID:5YAsc54CO
長門 「将棋を教えていた」
嘘ではない。
朝倉 「将棋?」
長門 「そう」
朝倉 「なんで将棋を?」
長門 「彼に負け続ける古泉一樹が不憫」
嘘ではない。
朝倉 「キョン君って将棋が強いんだ」
長門 「古泉一樹が弱い」
驚くほど。
朝倉 「そんな古泉一樹が不憫で将棋を教えるなんて、気があるんじゃないの?長門さん」
長門 「かも知れない」
嘘ではない。
朝倉 「えっ!?」
end
151 名前:えんぽ[] 投稿日:2010/12/15(水) 00:10:47.02 ID:5YAsc54CO
これで終わりにして下さい。
初めてSSを書きました。
普段、私は小さな劇団用の脚本やコントなどを書いています。
その為、白いブリーフや竹輪みたいに細かな笑いを混ぜてしまいます。世界観にあわなかったかもしれませんね。
長門の感じた初体験の印象は半分は私の感じた事で、古泉の行動は彼の行動を参考にしました。
また、機会がありましたらSSを書きたいと思います。
【えんぽ】という名前を見かけたら温かく見守って下さい。
長々と有難うございました。
163 名前:えんぽ[] 投稿日:2010/12/15(水) 08:17:41.64 ID:5YAsc54CO
長門 「今日の晩御飯はおでんにする」
最後に、このオチをつけた方が良かったかな?
改めて読み返すと、気持ち悪いですね。反省です。
私の書いた文章がコピペにしていただけて、流行るなら光栄です。