コナン「ちがう!これは事故なんかじゃない!」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「ヤンデレの女の子達に愛されすぎて夜も眠れん……」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:23:22.43 ID:70dG6H2/O

灰原「ちょっと、それどういうこと?」

コナン「わからねーか、灰原? 被害者は全裸、そのうえ顔には……」

灰原「!!これはまさか……精液?」

コナン「そう、被害者は顔射(Gun Shot)されている」

コナン「つまり、これは事故じゃない……事後だ!」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:24:39.70 ID:70dG6H2/O

コナン(問題はこのことをどうやって警部に知らせるか……よし!)バッ

コナン「あれれぇ〜? この人おっかしいや!」

目暮「ん?」

コナン「だってこの人、お尻の穴にバイブが入ってるんだもん」

ブブブ……

小五郎「ったりめーだろ!アナルにバイブ入れると気持ちいいからな。そいつのどこがおかしいってんだ?」

高木「待ってください、毛利さん!後ろの穴にバイブが入っていた、なら前の穴には……」

小五郎「!!」

目暮「イチモツが入っていた可能性が高いな……」

小五郎「警部殿、こいつぁ事故ではなく事後の線が出てきましたな」

コナン(よし、うまくいったぞ)

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:26:06.02 ID:70dG6H2/O

高木「ま、待ってください毛利さん!だとしたらおかしなことになりますよ?」

小五郎「あん?」

高木「先ほど鑑識から報告があったんですが……現場から使用済みのコンドームが発見されたそうなんです」

小五郎「なにぃ!?」

目暮「使用済みだと!?」

高木「え、えぇ……。となるとつまり、犯人は顔射(Gun Shot)した分とコンドーム、合わせて二回射精したことになります。けど――」

コナン(……そう)

コナン(高木刑事の言うとおり、犯人は現場で少なくとも二回射精している。しかし――)

コナン(被害者が部屋に入ってから悲鳴が聞こえるまで、一分も無かった。犯人が高木刑事並みの早漏だとしても、こんな短時間に二発なんて無理だ)

灰原「不可能犯罪……ね」

コナン「ああ……」



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:28:34.88 ID:70dG6H2/O

白鳥「警部!被害者のアナルの中からダイニングメッセージらしきものが発見されました!」

目暮「なに!?」

白鳥「筆跡鑑定はまだですが、恐らく被害者自身が書いたもので間違いないかと……」

小五郎「で、何て書いてあるんだ?」

白鳥「それが……」ピラッ


 ________
|        |
|  たさつ   |
|        |
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



コナン(!!これは……)

小五郎「た・さ・つ……そうか!わかりましたぞ警部殿!こいつぁ恐らく“他殺”という意味の暗号でしょう」

目暮「うーむ。さすがは毛利くん、今日も冴えとるな!」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:31:10.42 ID:70dG6H2/O

灰原「どう? 謎は解けそうかしら……名探偵さん?」

コナン「いやあ、全然。不自然なことが多すぎる」

灰原「二回の射精、ね?」

コナン「ああ……」

コナン「被害者である朝倉涼子さんが最後に目撃されてから悲鳴があがるまで、一分もなかった。それなのに犯人は二回も射精している……」

灰原「普通に考えれば、犯人は二人いてその二人がそれぞれに射精した……ってことになるわね」

コナン「現場に居合わせたのは俺と灰原、それに被害者の友人である谷口さん、国木田さん、長門さん、朝比奈さん。それに担任の岡部教諭の七人」

コナン「そのうち男性は、俺、谷口さん、国木田さん、岡部教諭の四人――」

コナン「けど、灰原とセックスしていた俺はもちろん、残りの三人も誰かと誰かが揃って居なくなるということはなかった」

灰原「国木田さんと長門さんと朝比奈さんは3P、岡部教諭と谷口さんはホモセックス……アリバイは完璧ね」



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:33:37.72 ID:70dG6H2/O

チッチチチ チンポ〜♪

目暮「おっと、わしのセルラーフォンだ」Pi!

目暮「もしもし……ふむ……なにぃ!?」

目暮「わかった。また何かわかったら連絡してくれ」Pi!

小五郎「どうしました、警部殿?」

目暮「鑑識から連絡でな……あの二つの精液はどちらも、犯行時刻に射精されたものらしい」

コナン(なんだって!?)バッ

灰原「これで、どちらかが保存されていた古い精液、という可能性は消えたわね」

コナン「…………」



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:36:59.43 ID:70dG6H2/O

コナン(片方が保存された古い精液である可能性は消えた……)

コナン(誰か二人が揃って居なくなる機会はなかった。ならば単独犯ということになる)

コナン(しかし、被害者が部屋に入ってから続いて部屋に入り、ゴム中出し、さらに顔射し被害者のアナルにバイブを挿して部屋を出る……一人じゃとても無理だ)

コナン(くっそー、わっかんねぇ)ガシガシ


歩美「あ、コナンくーん」トテトテ

コナン「歩美ちゃん!それに光彦に元太……おまえらなんでこんな所にいるんだよ?」

光彦「コナンくんと灰原さんが事件に巻き込まれてるって聞きまして」

歩美「助けにきたんだよっ!」

元太「俺たち少年探偵団が集まれば、あっという間に事件解決だぜ!」

灰原「あら、随分と心強い援軍じゃない?」クスクス

コナン「ははは……」





36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:39:43.84 ID:70dG6H2/O

コナン(とにかく今はこの謎を解かねぇと……)ガシガシ

灰原「そんなことより吉田さん、貴女またお腹大きくなったんじゃない?」

歩美「うん!また妊娠しちゃって」

灰原「駄目じゃない!ちゃんと避妊はしないと」

光彦「安全日だと思って油断しましたね……」←父親

元太「ゴムつけときゃ良かったのによぉ」


コナン(ゴム……?)

コナン「――!!」ピキーン

コナン(ゴム……二回の射精……アナルにバイブ……そうか!そうだったのか!)

コナン(わかったぞ!この事件の真相が!)デデーン


――ギィィィ……バタン!
(CMへ)


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:42:42.48 ID:70dG6H2/O

(CM明け)
――ギィィィ……バアァン!


灰原「本当なの? 事件の謎が解けたって」

コナン「ああ、なにもかもな」ニヤリ

コナン(あとはこのアナルバイブ型麻酔銃でおっちゃんを眠らせて……)ブブブ…

コナン(おっちゃん、ごめん!)

――ズブリ!

小五郎「アッー!」バタリ



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:46:02.60 ID:70dG6H2/O

目暮「コナ……じゃなかった、毛利くん。事件の謎が解けたというのは本当かね?」

小五郎(コ)「ええ。なにもかも、ね」

高木「で、でも現場には二回射精した痕跡があったうえに、容疑者たちが二人で行動できる機会は……」

小五郎(コ)「そう、確かに二人揃って行動できる機会はなかった。だが、あるトリックを使えば一人でも犯行は可能なんですよ」

目暮「トリック?」

小五郎(コ)「ええ。一瞬で全てを成し遂げる――魔法のようなトリックが、ね」

小五郎(コ)「そしてそのトリックをなし得た犯人は……谷口さん、貴方だ!」

谷口「!!」

国木田「た、谷口!?まさか……」

みくる「ふぇぇ」

長門「…………」



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:49:40.11 ID:70dG6H2/O

小五郎(コ)「事件時、谷口さんは岡部教諭とホモセックスをしていた……ここで恐らく彼らは、シックスナインをしたのでしょう」

みくる「シックスナイン……ってなんですかあ?」

小五郎(コ)「数字の6と9のように体を反転させて、互いの股間を舐め合うプレイですよ。そして、恐らく先に達したの岡部教諭……貴方だったんじゃないですか?」

岡部「!!たしかにその通りだ……」

小五郎(コ)「さらに岡部教諭……貴方は教育者という立場上、生徒とのホモセックスではコンドームを着用したんじゃあないですか?」

国木田「そ、そうなんですか!?」

岡部「ああ……性病予防のためにな。しかし何故それが?」

小五郎(コ)「簡単な話ですよ。事件現場に落ちていた使用済みのコンドーム……あれは岡部教諭、あなたのだったんです!」ドーン

一同「!!!」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:53:00.25 ID:70dG6H2/O

目暮「で、では谷口さんと岡部教諭の共犯……?」

小五郎(コ)「いや、そいつぁ違いますよ警部。岡部教諭は利用されただけです」

岡部「そ、そうだ!俺はやってないぞ!」

小五郎(コ)「ではここでちょっとした実験をしましょう……高木刑事、白鳥刑事、手伝ってくれ」

高木「は、はい」

白鳥「やれやれ」

小五郎(コ)「まず、部屋の奥にある本棚の中段にバイブを置きます……そしてそのバイブの前に重い本を置く」

高木「こうですか?」

小五郎(コ)「ああ。そうしたら、本棚の両端にゴムバンドをつなぎ、パチンコの要領で中央のバイブを引く……しかしこの時点では前に置かれた本に押さえられ、バイブは飛ばない」

目暮「ふむ……」

小五郎(コ)「次に、凧糸を一本用意し、少し長さに余裕を持たせて本とドアを繋ぎます。このとき、壁に取り付けられたフックを通すように繋ぐんです」

高木「フックを通すように……と。出来ました!毛利さん」



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:56:46.63 ID:70dG6H2/O

小五郎(コ)「これで準備はOKです。では白鳥刑事は被害者の役を、高木刑事は犯人役を……」

小五郎(コ)「まず、被害者である朝倉涼子さんが部屋に入ります……恐らく、手紙か何かで谷口さんに呼び出されたんでしょう」

白鳥「では」ガチャ

――シュルル…

光彦「見てください!糸が……」

国木田「引っ張られていく!」

小五郎(コ)「このとき、ドアを開けたことで糸が引っ張られます。糸には余裕を持たせているので本は落ちませんが、糸はドア脇のフックに引っかかる……糸は部屋の天井近くを通してあるので、被害者は気づかない」

小五郎(コ)「そして被害者は部屋に入りドアを閉める。これで糸は、壁とドア脇の二つのフックに引っかかったことになり、余裕を失う……」



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 10:59:41.02 ID:70dG6H2/O

小五郎(コ)「ちょうどその頃、岡部教諭が射精。谷口さんはその使用済みゴムを捨ててくるとでも言って、現場に向かった――高木刑事!」

高木「じゃ、じゃあ入ります」ガチャ

――グイッ

小五郎(コ)「フックに引っかかりピンと張った糸が本を引っ張り、本が床に落ちる。そして押さえを失ったバイブはゴムの力で……」

――ヒュン!

――ズブリ

白鳥「アッー!」バタリ

小五郎(コ)「……被害者のアナルに突き刺さる」

目暮「な、なんと!」

みくる「こんなことが……!」

小五郎(コ)「恐らく、入室する際『WAWAWA忘れ物』とでも言って、朝倉さんの注意を引いたのでしょう。そうして朝倉さんを振り向かせれば、バイブは確実にアナルに入る」




105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 11:02:54.71 ID:70dG6H2/O

小五郎(コ)「谷口さん自身もシックスナインで高まっていたはずですから、すぐに顔射できたでしょう」

谷口「…………」

小五郎(コ)「そうなりゃあ後は簡単だ、岡部教諭の使用済みゴムを現場に置き、仕掛けを回収して部屋を出る……一分もかからんでしょう」

光彦「そうか!顔射、ゴム捨て、犯行を全てほぼ同時に行ったんですね!」

元太「すげぇ、うな重みてぇなトリックだぜ!」

目暮「なるほど……コンドームがゴムフェラに使われたとは盲点だったな」

谷口「くっ……」

白鳥「」ビクンビクン




111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 11:05:23.24 ID:70dG6H2/O

高木「谷口さん。署までご同行願えますか」ジャラ

谷口「ち、ちがう!俺はやってない!」

目暮「話は署で聞きましょうか」スッ

小五郎(コ)「待ってください警部殿!事件はまだ終わっていません」

目暮「なにぃ!」

小五郎(コ)「おかしいと思いませんか、あの『たさつ』と書かれたダイニングメッセージ……」

高木「あのダイニングメッセージが何か?」

小五郎(コ)「高木、あのメッセージはどこから発見された?」

高木「どこって、被害者のアナルの中……ああっ!!」

光彦「おかしいですよ!一瞬でアナルにバイブを挿された被害者に、あのメッセージを残す余裕なんかありません!」

灰原「それに、アナル自体もバイブで栓をされている……不可能ね」

小五郎(コ)「そう、つまり……この事件ではこのトリックは使われなかったんです!従って谷口さんは犯人ではない!」バーン

ΩΩΩΩ<な、なんだってー!


123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 11:09:02.30 ID:70dG6H2/O

高木「じゃ、じゃあ犯人は一体……?」

目暮「谷口さんじゃないとすると、岡部教諭か国木田さんか……」

小五郎(コ)「射精しているからといって男とは限りませんよ」

一同「!!」

小五郎(コ)「そう、犯人は――長門有希さん!貴女だ!」ズバーン!

長門「…………」

小五郎(コ)「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスの貴女なら、ちんこを生やすくらい容易いでしょう?」

国木田「で、でもコナ……じゃない毛利さん!あのとき僕は長門さんと朝比奈先輩と3Pを……」

小五郎(コ)「そのとき、どういう体位でした?」

国木田「どういう体位って、えっと、朝比奈先輩が背面騎乗位で腰を振ってて、長門さんは僕に顔面騎乗……まさか!?」

小五郎(コ)「そう……貴方は顔面騎乗されていたので、それが本当に長門さんだったか確認できなかった。その間に長門さんは犯行に及んだんです」




130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 11:13:30.35 ID:70dG6H2/O

国木田「じゃ、じゃあ僕の顔に乗ってたお尻は……」

小五郎(コ)「恐らく、岡部教諭の尻でしょう」

岡部「おう!///」

国木田「そんな……僕は先生の尻を舐めていたのか」ハァハァ

小五郎(コ)「岡部教諭を使って偽装工作をしたあと、長門さんは部屋に入り朝倉さんの後ろの穴にバイブを挿し、情報操作で作ったふたなりペニシーで前の穴を犯した……そうですね?」

長門「そう……しかし顔射は私ではない」

目暮「じゃあ顔射はいったい誰が?」

元太「顔射は俺だぜ!」

一同「!!」

元太「綺麗なねーちゃんが倒れてたからよぉ、思わずぶっかけちゃったぜ!」ウナウナ

高木「そ、そうか!だからDNA鑑定の結果、精液の持ち主が長門さんと元太くんだったのか!」



152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 11:20:05.54 ID:70dG6H2/O

こうして「ヤって後悔したまゆげ白濁事件」は解決した。
長門有希の供述によると、二人は異なる派閥に属していたためその怨恨による犯行らしい……。
ちなみに、直腸麻酔を受けた小五郎のおっちゃんはあの後昏睡状態になり生死の境をさまよったが、新井出先生の懸命なイラマチオにより一命を取り留めた。

灰原「…………」フゥ

コナン「どうした、灰原?」

灰原「朝倉涼子は組織の派閥によって消された……どこの組織にも言えることよ」

コナン「灰原、おめー……」



157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/23(火) 11:21:49.67 ID:70dG6H2/O

灰原「私もいつまで無事かわからないわ。のんびり小学生やってる暇は……」

コナン「バーロー」ペシッ

コナン「なぁおまえら!灰原がもし危険な目にあったらどうする?」

歩美「哀ちゃんが?」

元太「そんな奴、俺がぶっ飛ばしてやるぜ!」

光彦「少年探偵団に敵なし、です!」

コナン「――だってよ」ニヤリ

灰原「頼もしい限り……ね……」クスッ

そう――どんな危険があっても気にはならねぇさ。
このバーローたちと一緒なら……な。

元太「よぅし!探偵団の結束を高めるために、セックスしようぜ!」

光彦「いいですねぇ、乱交しましょう!」

コナン(はは……ホテル代足りるかな……)


【  お わ り  】



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