1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:39:16.33 ID:o9H1jVXpO
自分の寝言の大きさに驚き、目が覚めた。
いつの間にか眠っていたようだ。
ここはSOS団の部室。俺はあたりを見渡す。
朝比奈さんはとても驚いた顔で、
古泉は軽蔑するようにこちらを見ていた。
こころなしか、長門の顔も
いつもと違う表情に見えてくる。
ハルヒはというと、羞恥か、はたまた怒りのためか、
顔を真っ赤にしながらこちらを睨んでいた。
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:41:47.96 ID:o9H1jVXpO
まるで時間が止まったかのように、
誰も動かす、そして何もしゃべらなかった。
長い、とても長い沈黙が続いた。
その空気に耐えられなくなった俺は、
なんとか場を和ませようと
明るく冗談を飛ばしてみることにした。
「お、おはよう!黒まんこ!
どうした?そんな赤い顔して!
生理の血で黒まんこどころか
顔まで赤く染まっちまったってか?」
決まった…!
これで部室はハルヒもろとも爆笑必至…!!
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:45:07.45 ID:o9H1jVXpO
「ばっっっっっっっっっかじゃないの!!!!!!!!!」
突然ハルヒの怒声が響いた。
近くでC4を爆発させたら、
こんなにでかい音がするんだろうか。
耳がキーンとする。
な、なんだ。
なんでそんなに怒ってるんだハルヒよ。
いつの間にかみんなが俺に対し
冷たい視線は放っている。
どうしたんだよ、お前らまで…。
俺は何だか疎外感を感じ、イライラしてきた。
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:47:46.46 ID:o9H1jVXpO
「なんだよ!
いきなり怒鳴るなよ!うるせえよ!
おまえらも!なんだよその目は!
そんな目で見てんなよ!」
俺はあたり構わず、わめき散らした。
「ハルヒのまんこは黒まんこ!
なにか間違ってるか!
中学で何人も男を食って
使い古されたダメまんこが!」
俺はもう、止まらない。
「どんくらい黒いんだ!?ええ!?
言ってみやがれ黒まんこが!
鉛みたいに黒光りしてるのか!ひゃははは!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:52:04.58 ID:o9H1jVXpO
「キョンくん!!
もうやめてください!!」
朝比奈さんの静止の声で、俺は我に返った。
目の前でハルヒが泣いている。
いつも気丈な、あのハルヒが。
まるでか弱い普通の女の子のように。
ハルヒよ、そんな顔をしないでくれ。
俺は本当はお前のことを…。
しかし、何となく気まずくなった俺は、
逃げるように部室を後にした。
「じゃあな。暗黒まんこ」
という捨て台詞が、最後に
思わず口から出てしまった。
その夜、ハルヒが自殺した。
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 20:55:53.14 ID:o9H1jVXpO
ハルヒの自殺は、翌朝のHRで
担任の岡部から知らされたことだ。
クラスの反応は意外にもあっさりとしたものだった。
そりゃそうか。元々みんな、
特別ハルヒと仲が良かったわけじゃない。
こいつらにとってハルヒの死は、
どこかで誰か人が死んだという、朝のニュース番組と
大して変わらないってことだ。
みんな多少の動揺はあったものの、
そのほとんどが、HRが終わる頃には
元に戻っていた。
ただ、俺一人を除いては。
クソ!ハルヒ、なんで自殺なんか…!
いったいおまえに何があったんだよ…!
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 21:03:33.61 ID:o9H1jVXpO
その日、俺は学校を早退した。
ハルヒが…なんで…ハルヒ…ハルヒ…
あいつ、何か悩みがあったのか。
何で相談してくれなかった。
ハルヒの少しキツめだが整った顔、
いやらしく男性の本能を刺激する身体、
声、ののしり、傲慢な態度…
もう、会えないのか…どうして、どうして…
どこかにハルヒがいる気がして、俺は街を駆け回った。
ハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒ
ハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒ
ハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒ
ハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒ
ハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒ
ハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒ
ハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒハルヒ
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 21:10:06.33 ID:o9H1jVXpO
一晩中街を駆け回り、涙も枯れ果てた俺だが、
翌朝はなんとか学校へ行った。
教室に着き、携帯電話を開くと古泉からメールが入っていた。
「涼宮さんのことでお話があります。
昼休み、部室に来てください」
こいつもハルヒの自殺の原因が気になるんだな。
俺は一言「わかった」とだけ返した。
HRの時間になり、岡部が入ってきた。
「さて、今日はこのクラスへ転入生がくることになった。
じゃあ、入ってくれ」
教室のドアが開く。
そこにいたのは…ハルヒ…?
「鈴原ハルミ!まんこはピンクです!
みんなよろしくね!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 21:20:04.45 ID:o9H1jVXpO
ハルヒそっくりのハルミという女の子は、
そのまま空いている俺の後ろの席に座ることになった。
しかし見れば見るほどハルヒに似ている。
俺は授業中にも関わらず、イスを後ろにして
鈴原ハルミと向かい合い、彼女を見つめ続けた。
「えっと、あの…」
鈴原は何か言いたげだったが、
俺はかまわず見つめ続ける。
本当は、この子はハルヒなんじゃないだろうか…。
いや、ないな。名前とか違うし。
まんこはピンクだって言ってたしな。
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 21:26:26.08 ID:o9H1jVXpO
休み時間になっても、
俺は鈴原ハルミを見つめ続けた。
「なあ、鈴原は不思議なものって好きか?」
俺の他愛ない質問に、彼女の顔は突然輝いた。
「不思議!?大好きだよ!
ほんとは宇宙人や未来人と友達になりたいんだあ!
でも、今はクラスのみんなと
早く仲良くなりたいなっ!」
ハルヒに似てることは似てる。
しかし、性格は大違いみたいだな。
まんこはピンクらしいし。
「おまえ、まさかハルヒじゃないよな?」
「私はハルミだよー。名前が違うじゃん?」
そう言って彼女は笑った。
そうだよな。名前も違うよな。
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 21:32:39.29 ID:o9H1jVXpO
昼休み、鈴原は女子に囲まれていた。
「鈴原さんの前にいた高校ってどんなだった?」
「好きな食べ物ある?」
「まんこがピンクってホントなの?」
その質問一つひとつに、鈴原は笑顔で、丁寧に返していく。
そんな教室を後にして、俺は部室へ向かうと、
ハルヒを除くSOS団のメンバーが
すでに到着していた。
「来て早々ですが、単刀直入に申し上げます。
あなたのクラスに転入生が来ましたね?
あれは涼宮さんです」
いつもの爽やかフェイスで、古泉はそう言った。
なっ、バカな…
だって、あいつのまんこはピンクだぞ…!!
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 21:35:22.34 ID:o9H1jVXpO
「どういうことだ?
ハルヒは自殺したって…」
そう。ハルヒは自殺した。
それと入れ替わりに登場した女、鈴原ハルミ。
いくら容姿がハルヒに似ているからと言っても、
性格は全然別物だ。名前も違う。
まんこもピンクだ。
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 21:40:14.31 ID:o9H1jVXpO
「涼宮ハルヒは以前から自分を変えたいと
思っていた。これはその結果」
ほう。
相変わらず無駄がなさすぎるほど、簡潔な説明だが、
今回はなんとなくわかるぞ、長門。
「つまりですね、涼宮さんは少し前から
ご自身の性格、口調、他にも色々あるでしょうが、
とにかく変わりたいと思っていたようです。
しかし、突然変わっても、
これまでの自分を知っている人たちは受け入れてくれるだろうか。
気味が悪いと思われないだろうか。
それならいっそリセットして、
涼宮ハルヒとは違う自分で新しい人生を歩みたい。
そうして出来たのが、彼女、鈴原ハルミというわけです」
古泉の無駄に長い説明を聞きながら、
俺はふと教室に出る前に見た、
女子に質問攻めにあっている鈴原の姿を思い出した。
そうか。あれがハルヒの理想の学校生活だったんだな。
でも俺は、ハルヒ…お前を…!
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 21:46:58.66 ID:o9H1jVXpO
「まあ、変わったところで彼女は彼女ですから、
能力は失われていません。ですから、閉鎖空間が
発生することもあるのでしょう。
しかし性格自体が丸くなっているので、
とりあえず今のところは平和ですね。
むしろこちらとしては、以前の彼女よりも
都合がいいと言っていい」
そうだよな。閉鎖空間なんてふざけたもんの為に
命懸けで戦わなきゃいかん古泉からしたら、
ハルヒが大人しくしてるにこしたことはない。
「そこで、今回お聞きしたいのは、あなたの気持ちです」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 21:51:36.02 ID:o9H1jVXpO
「どういうことだ?」
「彼女、鈴原ハルミを、元の涼宮さんに戻せるとしたら
あなたはどうしますか?」
「そんなこと、出来るのか!?」
ハルヒが…!ハルヒが戻ってくる!?
そんなことが出来るなら俺はなんだって…!!
「問題は簡単です。今までも変わりたいと
思っていた涼宮さんですが、
今までは実行に移すことはなかった。
では、変わろうと思ったキッカケはなにか?」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 21:56:21.56 ID:o9H1jVXpO
キッカケ…なんだ…?
二日前のハルヒに何があった?
俺は頭を抱えた。
すると、それまで黙っていた朝比奈さんが口を開いた。
「本当に、覚えてないんですか?
あの時、キョン君が部室を出て行くとき、
涼宮さんに、どれほどひどいことを言ったか…」
俺が言ったこと…?
俺が…言った…ひどいこと…?
『じゃあな。このゆるゆるド腐れ暗黒まんこ。
さっさとくたばれ』
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 22:03:29.13 ID:o9H1jVXpO
「俺は…たしかにそう言いました…」
そう、俺は勢いでハルヒに対して悪態を吐いてしまった。
「いや、そんなにひどくはなかったような…」
朝比奈さんが何か言いかけたが、
古泉が割って入ってきた。
「とにかくですね、あなたのその一言、
いや、その時の暴言すべてでしょうね。
それがキッカケで涼宮さんは自分を
本気で変えたいと考えたのだと思うのが妥当でしょう」
でも、あれは俺からしたら、
ただの根も葉もない勢いだけのもので…
実はハルヒのまんこの色なんて知らない。
いや、でもそれがキッカケってことは、つまり…
「つまり、ハルヒのまんこは…」
「真っ黒だったのでしょう。鉛のごとくね」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 22:12:39.56 ID:o9H1jVXpO
「つまり、知らなかったとはいえ、
俺がうっかりあいつの傷口をえぐってしまったと…」
「そう。涼宮ハルヒのまんこは黒い。
まるで鉛のように。夜空のように。
ブラックホールのように。
宇宙人もびっくり」
「私と長門さんは実際に見たことがあったから、
あのときは本当に気まずかったんですよ」
「私たちも本当は、あの場逃げたかった」
女性二人がここぞとばかりに事情を説明してくれる。
そうだったのか。ハルヒ、ごめんな。ごめんなあ…。
「まあとにかく、原因はほぼ確定した訳ですから、
あとはあなたが暗黒まんこの涼宮さんを
受け入れるか否か。それで彼女が
元に戻るか決まるでしょう」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 22:15:43.61 ID:o9H1jVXpO
選択を迫られた。
しかし、俺の心は決まっている…
俺は、ハルヒを…
「キョン!こんなところにいたのね!
女の子たちと話してたら突然いなくなっちゃうんだもん!
ちょっと寂しかったんだから!」
俺が答えを口にする直前、
部室に鈴原がやってきた。
鈴原ハルミ…ハルヒの理想とする姿。
ハルヒの持ち前の明るさを保ちながら、
非常に素直で、社交的な女性。
まんこはピンク。
俺の心が少し揺らぐ…。
でも、俺は…!俺はっ…!
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 22:17:24.94 ID:o9H1jVXpO
「悪いな鈴原。でも、もう終わりにしよう」
「え…?どういうこと…?」
鈴原の顔がわずかにゆがむ。
しかし、俺はかまわず続けた。
「元に戻ってくれ。俺はたとえ黒まんこでも、
あのハルヒを受け入れる…!!
鈴原…お別れだ…」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 22:21:21.04 ID:o9H1jVXpO
「何よそれ…じゃあ私の存在意義ってなんなの?
キョンは…涼宮ハルヒの黒いまんこをバカにした!
ののしった!見下した!
だからピンクのまんこになったのに…
それも否定するっていうの…?
ふざけるんじゃないわよっ!!!!!!!」
突然、あたり一面の景色が灰色に変わった。
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 22:27:28.93 ID:o9H1jVXpO
閉鎖空間…。
ここには以前にも来たことがある。
しかし、以前とは明らかに違う部分があった。
閉鎖空間は現実の空間とは違う。
そのため、いつもはこの世界には誰もいない。
しかし、今回は誰一人消えていなかった。
外のグラウンドでは、相変わらず
運動部の威勢のいい声が聞こえるし
音楽室の方からは吹奏楽部が
演奏の練習をしている音がしていた。
なにより、目の前のSOS団のメンバーも、
誰も消えることなく、みんな残っていた。
そう、鈴原…いや、涼宮ハルヒを除いては…。
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 22:31:05.05 ID:o9H1jVXpO
「古泉…これはいったい…」
「僕にもまだ事態が飲み込めません…。
しかし、もしかしたら、現実世界がそのまま
閉鎖空間化してしまった可能性があります。
このままでは、建物や、他の生徒たちにも被害が…」
「恐らく古泉一樹の予想は当たっている。
これが、鈴原ハルミの新しい能力」
なんてこった。
鈴原になって、いい方にばかり変わったと思ったら、
とんでも能力までバージョンアップしてやがったのか。
とにかく、あいつを探さないと…。
と思った次の瞬間、外から くぱあー!! という大きな鳴き声が聞こえた。
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 22:32:36.06 ID:o9H1jVXpO
神人…!?
しかし、俺が以前見たそれとは明らかに違う。
今、視界に入ったそれは、巨大な黒いまんこだった。
「くぱあああああああああああああ!!!!!!!!」
「あれも、鈴原ハルミの新しい能力。
というより、彼女そのもの。
あなたはあれとしっかり向き合わなければならない」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 22:37:51.95 ID:o9H1jVXpO
長門…そんな、向き合うったって…。
校舎をゆうに越えるでかさを持つ黒まんこにどうやって…!!
そう考えているうちに、巨大な黒まんこは次々と生徒を飲み込んでいく。
「イヤだ!助けてくれ!」
「ひいいいいいいいいい!」
「こんな童貞卒業なんてええええっ!」
「誰かあああああああああ」
生徒たちの断末魔が聞こえる。
それをあざ笑うかのように、巨大な黒まんこは
「くぱぁっ!くーぱぁっぱぁっぱぁっ!くっぱぁっ!!」
と快調な鳴き声をあげていた。
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 22:40:34.10 ID:o9H1jVXpO
「今から情報操作であなたを巨大化させる」
そう言って、長門はまたよくわからない
呪文めいた言葉を早口で唱え始めた。
ドクン
ドクンッ!
なんだ…?身体が…熱い…!
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 22:43:56.86 ID:o9H1jVXpO
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおああああ!!!!!」
巨大化した俺は、同じく巨大化した真っ黒なまんこと対峙した。
改めて見ても、でかい。そして黒い。
「よう…ハルヒ。いや、今は鈴原なのか?
まあ、そんなことはどっちでもいい。
俺は、お前を、止めにきたんだ!!!」
俺とまんこの戦いが始まった。
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 22:51:17.38 ID:o9H1jVXpO
どれくらいの時間が経っただろうか。
数十分、数時間、数日のようにも感じられた。
しかし、勝負はまだ続いていた。
その間も、黒まんこに飲み込まれた者、
俺に踏みつぶされた者など、
数多くの生徒たちが犠牲となった。
だが、もうこれ以上…おまえの好きにはさせないぜ。
俺はいったん体制を整えたのち、
すぐさま自分のいきり立った肉棒を露出させ、
黒まんこへ向かって走り出した。
これが、おまえとの最後の勝負だっ。
「ハルヒいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!
俺は実はあああああああああああああ!!!!!!!!!!
黒まんこ萌えなんだああいああ!!!!!!!!!!!!!」
「くっっっぱああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
俺とまんこが衝突したその瞬間、
あたりがまばゆい閃光に包まれた。
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 23:01:21.82 ID:o9H1jVXpO
翌日、いつものように教室へ入ると、
いつもよりも不機嫌そうに見えるハルヒが
いつものように窓の方を向いていた。
「最悪な夢を見たのよ…」
というのはハルヒの言葉。
ハルヒ、昨日のことは夢なんかじゃないさ。
事実、北高の生徒数は、昨日の今日で
約600名ほど減っていた。
しかし、その理由をわざわざ
こいつに言う必要はないと俺は思う。
自分のまんこで、何百人もの
生徒を飲み込んだなんて、そんな話、誰が信じるものか。
俺が今、こいつに言わなきゃいけないことはたったひとつ。
これだけだ。
「暗黒まんこ、似合ってるぞ」
ハルヒが、顔を真っ赤にしながら俺を殴った。
しかし、その口元が確かに微笑んでいたのを、俺は見逃さなかった。
おわり
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 23:04:51.96 ID:o9H1jVXpO
終了です。
ストーリーの流れはある程度考えてはいましたが
思ったよりうまくいかんもんですね
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 23:09:11.94 ID:o9H1jVXpO
ちなみに処女作は
シンジ「父さん!やめてよ・・・やめてよっ!」
ってやつです。
これのほうが受けが良かったのでよかったら読んでください
では乙