1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:18:54.81 ID:giMXLOMcO
キョン♀「そうだな」
キョン「いいのか、そんな軽くて」
キョン♀「なにが?」
キョン「お前一応女だろ。俺だが」
キョン♀「別に気にならないだろ。お前は俺だし」
キョン「俺的にはお前は別人なんだがな、見た目的に」
キョン♀「気にするな。何かを期待しているようだが確実にお前はがっかりする」
キョン「何がだ」
キョン♀「俺の体にだ」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:22:28.02 ID:giMXLOMcO
キョン「お前ブラもしてないのかよ」
キョン♀「必要ないだろ。これだぜ?」
キョン「…」
キョン♀「ほらな、がっかりした」
キョン「…お前こそ俺に期待すんなよ?」
キョン♀「お前の体は知ってんだよ。元は俺もついてたんだからな」
キョン「そうか。まあそれならいいか」
キョン♀「……あれ、デカくなった?」
キョン「なってねぇ」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:26:09.75 ID:giMXLOMcO
キョン♀「しかしなつかしいな。元気してたかー?」ピン
キョン「おいっ俺の息子で遊ぶんじゃねぇ」
キョン♀「子供が親離れした親の気分って奴だ。たまに無性にあいたくなる」
キョン「…」
キョン♀「よしよし」
キョン「握んなっ」
キョン♀「いてぇっ」
キョン「いいかげん風呂入ろうぜ」
キョン♀「そうだな」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:30:27.42 ID:giMXLOMcO
キョン♀「…」シュル バサ
キョン「なぁ」
キョン♀「ん?」
キョン「お前がポニーテールなのって」
キョン♀「ああ。これが一番しっくりきた」
キョン「…そうか」
キョン♀「他も試してみたんだがな、違和感と嫌悪感で自我を失うところだった」
キョン「それでポニーテールか。お前のポニーテール好きには驚かされる」
キョン♀「風呂あがったらまたしてやるよ」
キョン「おう」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:35:52.02 ID:giMXLOMcO
ガラララ…
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン「…先入っていいぞ。一応お前の家だしな」
キョン♀「気にすんなよ。正真正銘ではないがここは確実お前の家なんだ。扱いは彼氏だが」
キョン「親に彼氏さんって呼ばれるのは思いの外ダメージがでかかったぜ」
キョン♀「ははっ。まあ少しの間だ我慢しろ」
キョン「まったく。やれやれだ」
ザバー…
キョン♀「…」キュッ
シャアアア…
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:42:04.18 ID:giMXLOMcO
キョン「…」
キョン♀「ワシャワシャ」
キョン「なぁ」
キョン♀「ん」ワシャワシャ
キョン「お前妹にキョンちゃんて呼ばれてんのな」
キョン♀「ああ」ワシャワシャモコモコ
キョン「姉なのか」
キョン♀「そうだな。一緒に風呂も入るぞ」
キョン「…」
キョン♀「…気持ちはわかるが、なるようになってるから大丈夫だ」
キョン「…いつまで髪洗ってんだ」
キョン♀「長いからな。それと朝比奈さんに髪の洗い方を教わった」
キョン「なんだと!?」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:46:10.09 ID:giMXLOMcO
キョン「てめぇ」
キョン♀「ちなみに朝比奈の俺への呼び方は『キョンちゃん』だ」
キョン「ぶっ!」
キョン♀「…」ワシャワシャワシャワシャ キュッ
シャアアア
キョン「…」
キョン♀「っっ」バシャバシャ
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:49:53.07 ID:giMXLOMcO
キュッ
キョン♀「ぷはっ」
キョン「髪を洗うだけで大変だな」
キョン♀「全くだぜ。世の中のロングヘアー女子全員に毎日お疲れ様と言ってやりたい」
キョン「お疲れ様」
キョン♀「体洗うからもうちょっと浸かっててくれ」
キョン「……なあ」
キョン♀「ん」ガッシュ ガッシュ
キョン「背中洗ってやろうか?」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:55:32.55 ID:giMXLOMcO
キョン♀「……」
キョン「……」
キョン♀「いいなそれ」
キョン「だろ。この状況でしない方が嘘だぜ」
キョン♀「俺を女として見てるお前に引くがお前は俺なんだと思うと自分にドン引きだぜ」
キョン「お前からすれば俺はお前なのかもしれんがな、俺からはお前はどう見ても別人にしか見えん。自分だってのはわかってるんだが」
キョン♀「まあせっかくのこの状況だしな」
キョン「お前以外とはこんなことできねぇしな」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 19:59:49.54 ID:giMXLOMcO
キョン♀「…」
キョン「…」ザバァ…
キョン♀「まて。前がまだ」
キョン「…どうせなら前も」
キョン♀「だが断る」
キョン「冗談だ。口に出した自分が気持ち悪くて吐きそうだ」
キョン♀「むしろ俺がお前の前を洗ってやりたい」
キョン「なに?」
キョン♀「なつかしいんだよ。女になって一番違和感があるのはそこだからな」
キョン「…胸ないしな」
キョン♀「うるせぇ」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:04:45.47 ID:giMXLOMcO
キョン♀「…で、どうなんだ」
キョン「ん?何がだ」
キョン♀「前だよ。チンコ洗ってもいいのか?」
キョン「おまっ…!マジだったのかよ!」
キョン♀「だから何度も言わせんな。俺はチンコが欲しいんだよ」
キョン「お前っ…その面でなんてこと言いやがる」
キョン♀「前洗わせてやるから。等価交換だ」
キョン「等価じゃねぇ。お前、もっと女としての自分の体をいたわれよ」
キョン♀「いたわってるさ。相手がお前だから言ってるんだ」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:12:00.41 ID:giMXLOMcO
キョン「…わかった」
キョン♀「そうか!」
キョン「じゃまずは先にお前だ。背中流すぞ」
キョン♀「ああ」
ワシャワシャ
キョン「……細いな」ゴシゴシ
キョン♀「女だからな」
キョン「うなじ」
キョン♀「?」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:14:10.47 ID:giMXLOMcO
キョン「やべぇな。お前鏡見たことあるか」
キョン♀「鏡には毎日誰だお前って語りかけてるよ」
キョン「顔もそうだが、うなじもなかなかだ」
キョン♀「黙れ。気持ち悪い」
キョン「うぷっ」
キョン♀「ああ!?」
キョン「すまん、自分のキモさに吐きそうになった…」
キョン♀「目の前の俺に失礼すぎるだろ!?ったく、ムカつくなお前」
キョン「俺はお前だが」
キョン♀「だからなおのことムカつくんだよ」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:18:58.91 ID:giMXLOMcO
キョン「…終わったぞ」
キョン♀「やっぱ体は自分で洗う方がいいな。心もとない」
キョン「…」
キョン♀「じゃ、前洗うか?」
キョン「……やっぱいい」
キョン♀「だと思ったぜ」
キョン「なっ、なんだよそれ。まるで俺がヘタレみたいじゃねぇか」
キョン♀「変態の間違いだろ。普通のヘタレはこんな状況に遭遇しない」
キョン「…それで」
キョン♀「だがお前の体は俺が洗う」
キョン「……なんだかお前が可哀想になってきたぜ」
キョン♀「実際可哀想なんだよ…」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:23:39.78 ID:giMXLOMcO
キョン♀「よし、邪魔だからもう一回湯船入ってろ」
キョン「ああ」ザバー…
キョン♀「……」ゴシゴシ
キョン「…」
キョン♀「……」ゴシゴシ
キョン「…」
キョン♀「……これが噂の視k」
キョン「言うなよ」
キョン♀「ジロジロ見んなよ。洗いにくすぎる」
キョン「胸と股の窪みの泡がいい感じだな」
キョン♀「黙れ」
キョン「うぷっ」
キョン♀「だから失礼だろそれ!?」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:28:10.84 ID:giMXLOMcO
ザバー
キョン♀「…はぁ」
キョン「終わったか」
キョン♀「ああ、交代だ。待たせたな」
キョン「気にすんな」ザバー…
キョン♀「ふぃー…」ザバー…
キョン「その面でおっさんみたいなことやってんじゃねぇ」
キョン♀「心労が溜まると出ちまうんだよ」
キョン「この状況で萎えなければいけない俺の心をこれ以上折らないでくれ」
キョン♀「やれやれだ…さっさと髪洗ってくれ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:31:15.31 ID:giMXLOMcO
キョン「…」ワシャワシャ
キョン♀「…」
キョン「…」キュッ シャアアア
キョン♀「…」
キョン「ふぅ、終わったぞ」
キョン♀「はやいな!」
キョン「普通だ」
キョン♀「…そうだな」
キョン「…ほら、来いよ」
キョン♀「ん、ああ」ザバー…
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:33:45.24 ID:giMXLOMcO
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン「やっぱり、後ろから手をまわした方が」
キョン♀「…そうだな」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:37:37.60 ID:giMXLOMcO
キョン♀「…っ…」ゴシ ゴシ
キョン「…」
キョン♀「っ…どうだ、気持ちいいか」ゴシ ゴシ
キョン「ああ」
キョン♀「やっぱ男はごついな…洗いにくいぜ」ゴシ ゴシ
キョン「人の背後に立って体の前洗ってりゃ体系関わらずキツいだろうよ」
キョン♀「それもそうだな」ゴシ ゴシ
キョン「…(当たってないな…)」
キョン♀「よっ……ほっ……」ゴシ)ゴシ
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:42:42.32 ID:giMXLOMcO
キョン♀「だー!洗いにくすぎる!こんな面倒くさいのはやめだ!前行くぞ!」
キョン「おっおい」
キョン♀「だいたいなんで俺の体を洗うのに俺が四苦八苦せねばならんのだ」
キョン「…」
キョン♀「…ぶふっ」
キョン「っ」
キョン♀「やっぱ後ろからにするわ」
キョン「くそ…自信なくなるからはやくしてくれ…」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:45:44.86 ID:giMXLOMcO
キョン♀「……よし」
キョン「…」
キョン♀「握るぜ」
キョン「洗うんだよ」
キョン♀「そうだったな……ん…どうやって洗うんだっけ?」
キョン「はぁ?」
キョン♀「いかん、忘れた」
キョン「お前…」
キョン♀「つーかなんで勃ってんだよコレ!」ギュウッ
キョン「ばっ…やめろ!」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:50:27.15 ID:giMXLOMcO
キョン♀「いてぇ!?」
キョン「ビビッたじゃねーか!」
キョン♀「なんでだよ!いつも自分で握ってんだろ!」
キョン「他人に握らせたことなんか俺に物心がついて以来記憶にねぇんだよ!」
キョン♀「はぁ…馬鹿だな…安心しろよ。俺はお前だろ」
キョン「納得できるか!!」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 20:56:24.50 ID:giMXLOMcO
キョン♀「だいたいこの体のどこに息子を反応させる魅力があるんだよ…」
キョン「お前はもう忘れたかもしれんがな、男子高校生ってのは女の股の形をした人参を見て勃たせてしまう生き物なんだよ」
キョン♀「最低だな」
キョン「うるせえ」
キョン♀「……で、強く握らなきゃ大丈夫だろ?」
キョン「握らずに洗う選択肢はねぇのかよ」
キョン♀「…軽くな、軽く」ニギ…
キョン「っ…」ゾワ…
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:00:44.36 ID:giMXLOMcO
キョン♀「おお…おお……!」ニュ…ニュル…
キョン「…っ」
キョン♀「これだ!表面がゴム製の鉄棒を握る感じ!」ギュッ
キョン「おっ…」
キョン♀「おお……」ニュル…ニュル…
キョン「うっ…」
キョン♀「…」ニュル…
キョン「…っ」
キョン♀「…気持ちいいか?」ニュル
キョン「ぶふっ!」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:06:00.11 ID:giMXLOMcO
キョン「将来俺に彼女が出来て一緒に風呂入って勃たなかったらお前のせいだ」
キョン♀「悪かったよ。ふざけた」
キョン♀「大体これ体洗ってるっていうかさ、完全にオナニー」
キョン「言うな」
キョン♀「…」
キョン「はぁ…」
キョン♀「……気持ちよかった?」
キョン「襲うぞお前」
キョン♀「ぶふっ」
キョン「くそっ!なんの罰ゲームだよ!?ふざけんなよ!?」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:09:54.46 ID:giMXLOMcO
キョン♀「ははは!くっ……はぁ…笑った」
キョン「ちくしょう……」ドヨーン
キョン♀「まぁ落ち込むなって。お前が俺の立場なら絶対笑うぜ」
キョン「慰めになってねーんだよちくしょう…」
キョン♀「…さて、久しぶりに息子と触れあえたし、そろそろ上がるか」
キョン「……はぁ」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:47:10.91 ID:giMXLOMcO
キョン♀「はーさっぱりしたな」
キョン「ああ、まったくな!」
キョン♀「…なんだよ、気にしすぎだろお前」
キョン「…」イラッ
キョン♀「ま、ないだろうがムラムラしてきたら言ってくれ。手伝ってやらんこともない」
キョン「…そうかい」
キョン♀「さて、扇風機扇風機…」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:50:53.36 ID:giMXLOMcO
キョン「…」
ガバッ
キョン♀「うわっ!?」バフッ
キョン♀「なにしやがる!!」
キョン「…手伝うって言ったよな」
キョン♀「はぁ?……ってお前っ!正気か!」ジタバタ
キョン「ハルヒ以外の女になら力では負けない自信はあるぜ」ググッ…
キョン♀「くっ…」ググッ…
キョン♀「目を覚ませ!これじゃセルフファッk」
キョン「オェェ!!」
キョン♀「またこのパターンかよ!?」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 21:59:30.30 ID:giMXLOMcO
キョン「くそ…お前が俺じゃなきゃこんなことには…」
キョン♀「俺じゃなきゃお前は人を押し倒したりしねぇだろ」
キョン「…まあな」
キョン♀「…まぁ、お前の気持ちはわかる」
キョン「…」
キョン♀「せっかく女の自分がいるんだし、色々やってみたいんだろ」
キョン「…」
キョン♀「俺も女として色々やってみたい」
キョン「お前俺より変態じゃねーか」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:05:33.76 ID:giMXLOMcO
キョン♀「まあ幸か不幸か、時間はたっぷりある」
キョン「それなら間違いなく不幸だと言い切れる」
キョン♀「……なぁ」
キョン「……ああ」
キョン♀「…やるか?」
キョン「…おう」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:10:18.16 ID:giMXLOMcO
キョン♀「……お前服脱がせたいよな?ブラつけた方がいいか?」
キョン「雰囲気も何もあったもんじゃねーな…」
キョン「いいよ、そのままで。パジャマもなかなかだ」
キョン♀「そうか」
キョン♀「…しかしあれだな」
キョン「今度は何だ」
キョン♀「俺ってあんな力強かったんだな。押さえつけられてるときビクともしなかったぞ」
キョン「そうか?そんなに強くしたつもりはなかったんだが…」
キョン♀「…」
キョン「…」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:11:55.38 ID:giMXLOMcO
キョン♀「…よし、こい」
キョン「なんだそりゃ…まあいいか、電気消すぞ」
キョン♀「ああ…」
パチン…
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:14:29.25 ID:giMXLOMcO
キョン♀「……」ドキドキ
キョン「……」
スッ
キョン♀「っ…」ドキドキ
キョン「……」
キョン♀「っ…」
キョン「……」
キョン♀「…」
キョン「……」
キョン♀「…おい」
キョン「ボタン外れねぇんだよ!逆側からのボタン外しにくいんだよ!」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:18:41.72 ID:giMXLOMcO
キョン♀「…俺が外すか?」
キョン「やめろ。男の沽券に関わる」
キョン♀「…女は童貞をこういう目で見てんのかな」
キョン「…よし!外れた!」
キョン♀「…(哀れだな…俺)」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:22:36.58 ID:giMXLOMcO
キョン「……それじゃ、いくぜ」
キョン♀「あ、ああ」
キョン「……」ドキドキ
フニ
キョン「!」
キョン♀「…っ」ドキドキ
キョン「…」
フニフニ
キョン♀「…っ」ドキドキ
キョン「…」フニ フニュ
キョン「…なあ、全然揉めないんだg」
キョン♀「わかってるよ!電気消してもわかるくらいがっかりしてんじゃねぇ!」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:30:44.96 ID:giMXLOMcO
キョン「…お前、一応女として胸が小さいことに思うところとかあるのか」
キョン♀「…色々あんだよ」
キョン「…まあいいか。続けるぞ」
キョン♀「…ああ」
キョン「…」フニフニ
ッ
キョン♀「っ」ピクン
キョン「…」
キョン♀「(なんだこれ…た、他人の指やばいぞ…)」
キョン「…」
クリ…
キョン♀「っ…あっ」ピクンッ
キョン♀「〜〜っ!(くそ、ビクッてなんなよ!恥ずかしいにもほどがある!)」
キョン「…(演技か…?反応良すぎないか?)」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:36:22.17 ID:giMXLOMcO
キョン♀「はっ…くっ!」ピクッ ピクン
キョン「…」クリクリ
キョン♀「っ……」
キョン「…」コリッ
キョン♀「んっ!」ビクッ
キョン「…(楽しいなこれ…)」フニフニ
キョン♀「っ…(恥ずかしすぎるぞこれ…!)」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:42:27.11 ID:giMXLOMcO
キョン♀「はぁ…はぁ…」
キョン「…」
キョン♀「…?」
キョン♀「!」
キョン♀「おまっ…完全に勃ってんじゃねぇか」
キョン「この状況で勃たん方がおかしいだろ」
キョン♀「さっきまでえずいてたくせに」
キョン「やめろ思い出させるな。今いい感じに集中できてんだよ」
キョン♀「…そうか」
キョン「…なぁ」
キョン♀「…ん」
キョン「やたらビクビクしてたが、感じてたのか?」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 22:48:04.77 ID:giMXLOMcO
キョン♀「まあ、結構…」
キョン♀「ってお前からムードぶち壊してんじゃねーか!普通女にそんなこと聞かねーよ!」
キョン「お前だから聞いてんだよ!」
キョン♀「…それもそうか」
キョン「納得すんのはえーな!?」
キョン「…で、どんな感じだった」
キョン♀「…股の内側が潤ってくる感じだ」
キョン「…」
キョン♀「なんだこれ…恥ずかしすぎるぞ…」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:00:24.37 ID:giMXLOMcO
キョン「…濡れたのか」
キョン♀「耳ついてんのか。聞き返すんじゃねぇ」
キョン「…」
ガバッ
キョン♀「おわっ!」バフッ
キョン「…」レロッ
キョン♀「あひぃ!?」
キョン「…(どんな声だよ…)」チュウッ…
キョン♀「まっ!いあっ!っ!」ビクッ
キョン「…」レロレロッ チュウッ
キョン♀「っ!…っ!(こいつ調子に乗ってんな!)」
キョン「…(左手で右の乳首…)」クリッ
キョン♀「んんッ!(なにこれめちゃくちゃ感じるんですけど!?)」ビクッ
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:09:04.78 ID:giMXLOMcO
キョン♀「…っ!(くそ…押さえつけやがって…!)」
キョン「…」チュ チュク…
キョン♀「は…あっ…!(勝手に暴走しやがってタマ蹴り上げんぞこいつ!)」
キョン「…」チュウ クリクリ
キョン♀「んあっ!(…だめだできねぇ!タマを蹴るなんて出来るわけがない!想像したら俺までタマのあったところが痛くなってきやがる!)」
キョン「…(ずっとこうしててもいいな)」フニフニ クリッ
キョン♀「…おい、もういいんっ!…はっ…はぁ…はぁ…」
キョン「ん、あ、ああ、そうだな…」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/12(火) 23:17:11.01 ID:giMXLOMcO
キョン「…」
キョン♀「はぁ…はぁ…」
キョン「…なぁ」
キョン♀「あん?」
キョン「楽しいなこれ」
キョン♀「次勝手に何かしやがったら潰すからな」
キョン「でも気持ち良かっただろ?」
キョン♀「エロゲ主人公みたいなこと言ってんじゃねえよ。無理やりの陵辱ゲーとか勘弁してくれ」
キョン「いや、そんなつもりはなかったんだが…」
キョン♀「あー?」
キョン「…お前まさか女としてMに」
キョン♀「待て。やめろ。駄目だ。少し黙れっててくれ」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 00:55:23.36 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「……」
キョン「おい、どうした」
キョン♀「(こいつは軽く愛撫したつもりで)」
キョン「…?」
キョン♀「(俺は無理やり押さえつけられてる感じで…)」
キョン「おい」
キョン♀「おいお前」
キョン「なっなんだ」
キョン♀「少しタマを握るぞ。悪く思うな」
キョン「なっ何…を゛っ!?」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 00:59:34.01 ID:DX2HDy7rO
ギュ…
キョン「お゛っ…お前なんのつもりだ…!」
キョン♀「……ぐっ…」
キョン「はな…せ…!馬鹿野郎っ!」スパァン!
キョン♀「うぶっ!」ドサッ
キョン「はぁ…!はぁ…!なにしやがんだ!」
キョン♀「……痛かった…」
キョン「俺の方が痛かったわ!」
キョン♀「違う…股がキュンってな…大丈夫…俺はまだ男なんだ!」
キョン「はぁ…?」
キョン♀「ハルヒのデタラメパワーなんかに俺は負けねぇ!」
キョン「……ハルヒか」
キョン「なあ、ハルヒが俺が女だったら良かったとか思いやがったのが原因でお前はそうなったんだったっけ?」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:07:25.84 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「ああ。男が女に性転換する漫画を読んで影響されたとかいうあまりに馬鹿馬鹿しすぎてやりきれん理由だ」
キョン♀「タイトルは…なんだったかな…かしまし三人娘…とかそんな感じだ。お前知ってるか?」
キョン「いや、知らん」
キョン♀「だよなぁ…男が女になるとか…」
キョン「…」
キョン♀「女が胸を揉まれただけで感じるとかAVだけだと思ってたぜ」
キョン「……」
キョン♀「ん、どうした?」
キョン「ハルヒを思い出したらこの状況に萎えた」
キョン♀「ああ…そこね…」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:12:04.86 ID:DX2HDy7rO
キョン「いい感じに欲情できてたのに……くそっ……」
キョン♀「お前俺が自分だってこと忘れんなよ…?」
キョン「だってお前女じゃねぇか!俺だけど」
キョン♀「俺にセルフの素質があるとは思いたくないぜ」
キョン「お前、鏡見てなんとも思わねぇの?」
キョン♀「別に」
キョン「嘘つけ。お前は俺だろう。俺なら別にとは思わない」
キョン♀「…まぁ、ハルヒに似てるとは思ったな」
キョン「…だよな」
キョン♀「…ああ」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:20:34.76 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「……もう服着てもいいか?」
キョン「え?あ、ああ、さっきは悪かったな」
キョン♀「いや、いい」シュル…
キョン♀「結構気持ちよかったしな」
キョン「…これが俺の台詞だと思うとさっきの俺の行動が黒歴史確定で今すぐ飛び降りたい」
キョン♀「まあまあ」
キョン♀「…あ、パンツがぬるぬるだ…」
キョン「…」
キョン♀「あー、これはな、なんつーか、この体、濡れ方が普通じゃないんだよ」
キョン「…お前ってその体でオナニーすんのか?」
キョン♀「ぶっ!?」
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:26:43.28 ID:DX2HDy7rO
キョン「男なら誰もが考えるテーマだ」
キョン「女の体だったら男より感度が……だろ?」
キョン♀「…まあ、確かに感度は確実に女の体の方が強いな」
キョン♀「だが普通じゃないからな。この体は」
キョン「…で、してるのか、オナニー」
キョン♀「してない」
キョン「マジか?」
キョン♀「…ちょっとだけ」
キョン「ちょっととは?」
キョン♀「パンツの上から擦る…くらい…」
キョン「ほう…」
キョン♀「お前女にセク質してるつもりなんだろうが俺はお前だということを忘れるな」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:34:56.58 ID:DX2HDy7rO
キョン「ん…もうこんな時間か…そろそろ帰るか」
キョン♀「なんだ?お前の家だ、寝ていけよ」
キョン「俺はお前の彼氏らしいからな。泊まると親が何やら思うだろ」
キョン♀「ないと思うがな…帰るってのは長門のマンションか?」
キョン「ああ」
キョン♀「長門はお前のことを知っていて…ん、朝比奈さんと古泉も知ってるんだよな?」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:41:37.92 ID:DX2HDy7rO
キョン「ハルヒ以外俺とお前を含めて全員長門のマンションに集まっただろうが」
キョン♀「あ、ああ…いや、あの時は少し放心してて…」
キョン「…まあ、仕方ないな」
キョン♀「…で、どうすんだ。親なら大丈夫だと思うが」
キョン「…彼氏か…」
キョン♀「妹にはハルヒにこぼしたりせんよう口止めはしとくぞ」
キョン「…そうだな、今日はここで寝てくか。邪魔になるな」
キョン♀「気にすんな。ベッド使わせてやるよ」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:53:41.41 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「よし、決まりだな。気にかけずくつろいでくれ」
キョン「ああ、そうさせてもらう」
キョン♀「…」ヌギ…
キョン「っ」ビクッ
キョン♀「ぱんつ、とりかえねぇとな」ヒラヒラ
キョン「水やらなにやら吸ってひらひらできてない」
キョン♀「あ…どうすっかなこれ…洗濯機はマズいぞ…」
キョン「…さっき洗濯終わって洗濯機は空か」
キョン♀「…ベッドの下に置いとくか」
キョン「…そうだ」
キョン♀「ん?」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 01:57:07.40 ID:DX2HDy7rO
キョン「ベッドの下といえば、エロ本はどうしてるんだ」
キョン♀「どう、とは」
キョン「お前そうなってもまだエロ本とかに興味あるのか?」
キョン♀「あー…どうだろうな。最近そんな余裕がなかったからな…見てみんことにはわからん」
キョン「…じゃ、見るか」
キョン♀「…エロ本を?」
キョン「エロ本を」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:02:25.81 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「パンツ脱いだ方がいいか」
キョン「もう脱げてんじゃねーか」
キョン♀「…つーかさ」
キョン「…」ギクッ
キョン♀「お前、今抜きたいだろ」
キョン「…はい」
キョン♀「やっぱりかよ…」
キョン「溜まってんだよ。長門の家じゃ絶対出来ないし…お前とのさっきのあれでもかなりきたしな…」
キョン♀「…」
キョン「…」
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:10:22.05 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「さすがに、マズいよな…」
キョン「…そうだな」
キョン♀「拒否反応で死ぬかもしれないしな」
キョン「自分だから大丈夫とかそういう問題じゃねえしな」
キョン「…そもそもゴムがないだろうからな。ないよな?」
キョン♀「…ある」
キョン「なんであるのか400字以内で説明しろ」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:16:07.49 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「親からのプレゼントだ。はい10文字」
キョン「うちの親は娘に何をやってやがるんだ…」
キョン♀「娘に男の気配を感じたら親は普通こうするらしいぞ」
キョン「マジかよ…。そんなもんかのか」
キョン♀「そういうもんらしい。…で、どうするんだ」
キョン「そうだな…とりあえずベッドの中で考えるか」
キョン♀「ヤる気満々じゃねーか…」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:22:27.41 ID:DX2HDy7rO
キョン「お前だからな。実験感覚だ」
キョン♀「なんの実験だ。お前そのうち俺を使って痴漢の冤罪対策とかするつもりだろ」
キョン「なるほど、それいいな」
キョン♀「よくねぇよ」
キョン「…で、ゴムはどこに?」
キョン♀「……机の引き出し。2番目の奥」
キョン「……」
キョン「……あった」
キョン♀「…」
キョン「極薄タイプ…」
キョン♀「…」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:29:33.23 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「…なぁ、トイレでしてこいよ」
キョン「…お前、彼氏になんてこと言うんだ」
キョン♀「彼氏じゃねーし」
キョン「…トイレか…まあいい」
キョン♀「…俺は別にここでもいいが」
キョン「…見たいのか」
キョン♀「そういうわけじゃねーよ」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:33:30.27 ID:DX2HDy7rO
キョン「……やっぱトイレでいい。エロ本貸してくれ。持っていく」
キョン♀「……わかった」
キョン「…」
キョン♀「俺がしてやる。ただし、勝手な真似はするな」
キョン♀「身の危険を感じたらマジで握り潰すかもしれんからな」
キョン♀「それでいいな?」
キョン「……いや、俺はトイレでもいいぞ」
キョン♀「!?」
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:37:22.97 ID:DX2HDy7rO
キョン「不安はあるがお前も『行為』として興味がある」
キョン「違うか?」
キョン♀「…違わねぇ」
キョン「じゃ、とりあえずベッド上がろうぜ」
キョン♀「…ああ」
ギシ…
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:42:43.71 ID:DX2HDy7rO
ギギ… ギギギ…
キョン♀「二人乗ると軋むな…」
キョン「まずいな…この音は部屋の外に聞こえたらアウトだ」
キョン♀「激しく動かなければ大丈夫だろう」
キョン「激しく動かないようにヤるのか…」
キョン♀「…」
キョン「とりあえず、寝ようぜ」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:46:04.35 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「よっと…」ギシ…
キョン「ん…」ギシ…
シーン…
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン「…」モゾ…
キョン♀「っ」ピクッ
キョン「…」モゾモゾ…
キョン♀「…っ…」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:52:17.00 ID:DX2HDy7rO
キョン「おい」
キョン♀「どうした」
キョン「向こう向いてくれ」
キョン♀「なぜだ」
キョン「正直後ろからの方がいい」
キョン♀「…まあわかるが」
キョン「…だろ」
キョン♀「…」モゾ…
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 02:59:05.44 ID:DX2HDy7rO
キョン「…」
キョン♀「…これでいいか?つーかバックっつっても横になってるから挿れにくく」
ギュッ
キョン♀「なっ…」
キョン「…」モゾモゾ…
キョン♀「…っ(また愛撫かよ…)」
キョン「…」モゾモゾ…
キョン♀「っ…んっ(まあそうか…流れは大事だろうな、こいつからしたら)」
キョン「…」モゾモゾ
キョン♀「っ…っ!(胸があれば揉んだりするんだろうが…ないから快感責め一直線だな…)」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 03:05:27.11 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「っ…(また濡れて…あ、やべ…パンツ穿いてないからベッドが汚れる…)」
キョン「…」
ツツ…
キョン♀「ふひっ!」ビクッ
キョン「…」ツツツ…
キョン♀「(指で!腹をなぞるな!こそばい!)」
キョン「…」ツツ…
キョン♀「…っ…」
キョン♀「!」
キョン♀「(そうだ!こいつの狙いは腹じゃねぇ!)」
キョン「…(……もうちょいか)」ツツ…
キョン♀「…っ!(く、くる!)」
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 03:08:47.69 ID:DX2HDy7rO
キョン「…」ツツ…
サワ…
キョン♀「っ!(うわっ!)」ビクッ
キョン「…」サワ…サワ…
チュプ…ピチャ
キョン「(びちゃびちゃじゃねーか!)」
キョン♀「…っ!…っ!(ゆ、指が!やばい!入る!入る!)」
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 03:14:59.98 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「……なぁ」
キョン「……ん」
キョン♀「俺的には、挿れられたときどんな感じなのか体験できればいいんだが」
キョン「……さっさとしろってことか」
キョン♀「俺をイかせる必要はねーだろ。十分濡れてるはずだ」
キョン「…俺は男としてリードして」
キョン♀「お前はさっさと抜いて賢者に転職しろ」
キョン「……わかったよ」
キョン「抜くっつーか出すだな、この場合」
キョン♀「言わんでいい」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 03:25:29.81 ID:DX2HDy7rO
キョン「じゃあ、こっち向け」
キョン♀「なに?」
キョン「この体勢で後ろからは無理だ」
キョン♀「お前…さっき後ろがいいって言ってたじゃねーか」
キョン「後ろからのほうが触りやすい」
キョン♀「ただ触りたかっただけかよ…俺はあまり顔を見たくないからだと思って」
キョン♀「そうか!お前から見たら俺は女だから!」
キョン「いいからこっち向け。乾いちまうだろ」
キョン♀「んな馬鹿な。つーかさっきからなんでそんな偉そうなんだお前は」
キョン「支配欲?」
キョン♀「頼むから冷静にな…」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 03:31:31.27 ID:DX2HDy7rO
キョン「顔なんか暗くてよく見えない。大丈夫だ」
キョン♀「…まあそうだな」
キョン「……」
キョン♀「…」
キョン「やっぱ横じゃ無理だ。上になるか下になるか」
キョン♀「どっちも嫌だ!」
キョン「…じゃあとりあえず下になっとけ!」
ガバッ
キョン♀「っ!」
キョン「暗くてよく見えないがなんとかなるだろ…」ヌル…
キョン♀「おいっ…勝手にやるなって…んむっ!?」
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 03:36:31.02 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「〜〜〜!!!(!?!?)」
キョン「…っ…ぷあ」
ヌリュッ
キョン♀「ぷあ!?あ!?(ひい!入る!入る!)」
キョン「…これか…腰を立てて…こうか…?」クイ
ニュプッ
キョン「!」
キョン♀「いいいい!!」
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 03:40:20.30 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「まて!!ゆっくり!!ゆっくりな!!」
キョン「……ん…」
ズプ…プ
キョン♀「つ…あっ…!」
キョン「…痛いのか?」
キョン♀「痛い…!めっちゃ痛いぞ…なんだこれ…っ!」
キョン「…あんま長引かせないほうがいいか」
キョン♀「くそっ…全然気持ちよくねぇ…!」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 15:16:22.57 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「つっ…駄目だ…おいっ…一回抜け…!」
キョン「まだ半分くらいなんだが」ズズッ
キョン♀「☆#%$¥§@!!痛い!痛いって!」
キョン「なるほど、こうかっ」ズブッ
キョン♀「ッ!?」ビクッ
キョン「お?やっぱ奥はいいんじゃねぇか」クイッ クイッ
キョン♀「あっ!ああっ!」ビクッ ビクッ
キョン「っ…っ…(中あったけぇな)」クイッ クイッ
キョン♀「っあ…はっ…!(奥っ…奥やばいっ!)」
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 15:34:13.98 ID:DX2HDy7rO
キョン「…(奥を突くといいのか…)」グッ
キョン「(エロ漫画だとコツンッてなるが)」
コツン
キョン♀「っっ!!」ビクビクッ
キョン「ぅおっ」
キョン♀「はっ…あっ…わ、悪い、イきそ…」ブルッ
キョン「…」
キョン「よし、イっちまえ」グッ
キョン♀「いっ……!(来るっ!)」
キョン♀「ぁ〜〜〜〜!!!」ビクッ ビクッ
キョン「!(締め付けがっ!)」
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 15:39:54.46 ID:DX2HDy7rO
キョン「俺もイきそうだ…!」ズッ ズッ
キョン♀「っ…ひぁ…やめろ…!いまイって……っ!ああっ!」ビクビクッ
キョン「……っ!!」ブルブルッ
キョン♀「あーー………」ビクッ ビクッ…
キョン「ふぅ……」
ヌク…ニュル…
キョン♀「うっ……」
キョン「…抜いたぞ」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 15:51:23.11 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「はぁ……はぁ……」クタ…
キョン「はぁ……はぁ……疲れるな…結構…」
キョン♀「……最初痛くて死ぬかと思ったぞ……」
キョン「はぁ……はぁ……」
キョン♀「……やばいな……想像以上だった……」
キョン「……すげーよかったぞ……」
キョン♀「……そうかい……」
キョン「……ああ……」
キョン♀「……お前、イったのか……?」
キョン「ん……?ああ……気づかなかったのか……お前がイったのはわかったが…」
キョン♀「……恥ずかしいぐらい体が反応したからな……筋肉に電極を刺されたカエルの気持ちがわかった……」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 16:03:30.54 ID:DX2HDy7rO
キョン「なんだその感想…もっとなにかねぇのかよ」
キョン♀「痛くて死にそうだった」
キョン「気持ちよかったって言ってください」
キョン♀「気持ちよかった。いや、普通に良かったぞ。自信持っていいな俺」
キョン「はぁ……やっぱお前は俺なんだな…」
キョン♀「なんだよ。『すごくよかった…好き』とでも言ってほしいのか」
キョン「やめろ。くそ、してる最中はあんなに可愛かったのに」
キョン♀「やめろ。可愛いとか言うんじゃねぇ」
キョン「すげー可愛かった」
キョン♀「ここ…照れるとこ?」
キョン「照れんでいい」
キョン♀「だよな」
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 16:08:21.23 ID:DX2HDy7rO
キョン「あー…眠い…目がしぱしぱする…悪い…俺寝るわ…」
キョン♀「賢者様か…転職おめでとう」
キョン「おう……すげーよかった……ぞ…」
キョン♀「……おやすみ、俺」
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン♀「……俺も寝るか…」
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 16:50:37.25 ID:DX2HDy7rO
………
……
…
キョン♀「…zzz」
キョン「…zzz」
バーン!
妹「おっはよー!キョンちゃん!」ボフッ
キョン♀「うぐぅっ!」
キョン「ん……」
妹「彼氏さんもおはよー!」ニコニコ
キョン「…ああ、おはよう」
キョン♀「降りなさい」
妹「キョンちゃん起きたー?」
キョン♀「起きた起きた。もうバッチリ。あと12時間は起き続けられそうだ」
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 16:57:26.06 ID:DX2HDy7rO
妹「12時間もー?すごーい!」ヒョイ
キョン♀「…あー…腰がいてぇ…」
キョン「…」
妹「毛布もとらないとダメー!」
バサァ
キョン♀「あー毛布がー…」
キョン「………あっ」ギョッ
妹「あれー?なんでキョンちゃんパンツはいてないの?」
キョン♀「え…?」
キョン♀「……あ!?」
妹「彼氏さんもパンツはいてなーい!二人でえっちなことしてたんだー!おかーさーん!」
キョン♀「まっ、待て!待ちなさい!」
キョン「(あのまま寝ちまったのか…)」
176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 17:09:53.59 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「妹!そこで止まったらお前の願いを3つだけ叶えてやろう」
妹「ホントー?」
キョン「そういや最近はPS3版超リアル人生ゲームを欲しがってたな」
キョン♀「お前も止めるの手伝えよ!」
キョン「…思ったんだがな、俺は彼氏だし隠す必要はないんじゃないかって」
キョン♀「てめぇ!…あっ、コラ、待ちなさい!人生ゲーム買ってあげるから!株でたくさん貢いであげるから!」ドタドタ
キョン「…」
キョン「あ…ゴム床に起きっぱなしだった…」ヒョイ
キョン「…ゴミ箱じゃ匂いが残るか…?」
178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 17:19:48.48 ID:DX2HDy7rO
キョン「…」
キョン♀「はぁ………」
キョン「口止めできたのか」
キョン♀「映画のチケット3枚で手を打ってきた」
キョン「そうか。ところでコレなんだが」
キョン♀「うわっ?よせ、んなもん見せんじゃねぇ」
キョン「どこに捨てりゃあいい?ゴミ箱はまずいと思ってな」
キョン♀「あー?……そうだな……持って帰れ」
キョン「長門にバレる」
キョン♀「あー……もう帰る途中ゴミ箱にでも捨てちまえ」
キョン「……そうするか」
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 17:26:30.51 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「あと俺は学校があるから、お前はとりあえず帰れ。長門はお前のこと待ってるだろ」
キョン「そうだな。じゃあもう行くか」
キョン♀「ああ。朝からドタバタしちまったな」
キョン「おう。じゃ、またあとでな」
キョン♀「ああ。またあとでな」
185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 18:32:49.94 ID:DX2HDy7rO
キョン「…」
長門「…」
キョン「ただいま」
長門「…」
186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 18:38:56.57 ID:DX2HDy7rO
キョン「…悪い、色々あってな…電話する時間がなかったんだ」
長門「…そう」
キョン「学校、行くのか」
長門「…」コク
キョン「楽しんでこいよ」
長門「…」
長門「…いってきます」
キョン「おう、行ってこい」
長門「…」
ガチャ……バタン
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 18:52:46.67 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「ふぁぁ……眠いぜ……くぁぁ」
谷口「よっ!キョーンっ!」
キョン♀「あふ」
谷口「なんだその間抜けな面は。登校くらいシャキっとしやがれシャキっと」
キョン♀「…朝からやかましい奴だ」
国木田「おはよう、キョン」
キョン♀「ああ、おはよう」
谷口「おはようキョン!」
キョン♀「おやすみ。良い夢をな」
谷口「あー?なんだ親友におはようも言えなくなっちまったのかよ?昔のお前はもっと可愛げがあったのによぉ…」
キョン♀「…そうだったか、国木田」
国木田「キョンは前からこうだよ」
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 19:03:09.50 ID:DX2HDy7rO
国木田「それに僕の方がキョンとの付き合いが長いから、谷口より僕の方がキョンと親友な気がするなぁ」
キョン「もちろんだ国木田。今日の化学の時間も頼むぜ」
谷口「親友ってのなはぁ、付き合った時間じゃねぇ、過ごしてきた密度なんだよ!」
国木田「そういえば谷口は最近キョンにベタベタだね」
キョン♀「鬱陶しいことこの上ないぜ」
谷口「なんだと!?」
谷口「……なんか最近よぉ、以前にもまして涼宮がお前とくっていて離れねぇからよ」
国木田「なにそれ嫉妬?谷口はキョンのことが好きなの?」
谷口「はっ、誰がこんな男みたいな女を好きになるかよ」
キョン♀「悪かったな」
谷口「キョンは恋人じゃねぇ、親友だ!だろ?」
キョン♀「赤の他人を前提にお付き合いしたいです」
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 19:18:03.52 ID:DX2HDy7rO
ガラッ
女子A「あ、おはよー」
キョン♀「ん、おはよう」
男子A「おはよっ」
キョン♀「ああ」
男子B「おはよう」
キョン♀「ん」
キョン♀「……ふぅ」ガタ
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 19:24:38.66 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「…」ボー…
ガラッ!
ズカズカズカッ
ハルヒ「おはよー!キョーン!」ムギュー
キョン♀「あ、ああ、おはよう…」
谷口「…ふん、女同士でベタベタと気持ち悪いことだぜ」
ハルヒ「何、何か言った?」
谷口「別にー何も言ってねーよ」
キョン♀「…」
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 19:30:06.19 ID:DX2HDy7rO
ハルヒ「ふん。何よ谷口の奴、醜い嫉妬だわ」
キョン♀「…」
ハルヒ「…キョン、何か疲れてない?」
キョン♀「ん?いや、別に」
ハルヒ「……」ジー
キョン♀「……なっ、なんだよ」
ハルヒ「キョン、あんた昨日」
キョン♀「……っ」
196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 19:46:48.90 ID:DX2HDy7rO
ハルヒ「オナニーしたでしょ!」
キョン♀「ぶふぅっ!?」
谷口「!?」
ざわざわ…!
キョン♀「おまっ…直球すぎんだろうが!」
ハルヒ「やっぱり!してたのね!」
キョン♀「してねぇよ!ってそうじゃなくて質問がおかしいだろ!」
谷口「キョン…」
キョン♀「その顔で話しかけるな。通報するぞ」
男子A「してないのかよ…」ボソ…
男子B「なんだ…」
キョン♀「くっ…!」
ガラッ
岡部「おはよー席につけー」
キョン♀「先生!さすが担任は頼りになります!」
200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 19:58:40.82 ID:DX2HDy7rO
……
…
キョン♀「はぁー……長い1日だった……」
キョン♀「今日1日の谷口の俺を見る目のキモさだけで1年はアレしなくてすむぜ…」
ハルヒ「キョーンっ!」ダキツキッ
キョン♀「うぐっ」
ハルヒ「部室いきましょ!」
キョン♀「………帰りたい」ボソ
ハルヒ「…何、キョン、まだ疲れ残ってるの?昨日そんな激しく…」
キョン♀「やめてくださいしんでしまいます」
ハルヒ「それじゃ、行きましょ♪」
キョン♀「……はぁ…」
202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 20:07:34.12 ID:DX2HDy7rO
ガチャ!
ハルヒ「みんなやっほー!
みくる「あ、涼宮さん、キョンちゃん。今お茶淹れますね」
キョン♀「……」スタスタ
キョン♀「…」ドカッ
古泉「……お疲れのようですね」
キョン♀「……悪いが朝比奈さんのお茶を飲むまでお前に話すことは何もない」
古泉「それはそれは。すみません。ごゆっくりどうぞ」
長門「…」ペラ
ハルヒ「〜♪」
みくる「はいキョンちゃん、どうぞ♪」
キョン♀「…ありがとうございます…」ジワッ
204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 20:16:47.11 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「……はぁ〜…美味い……」
みくる「ふふっ」
キョン♀「これだ…これがあるから俺は生きていられる…」
みくる「おかわり持ってきますね♪」
ハルヒ「だらしないわね、キョン。オナニーした翌日の過労死寸前アピールなんて30代過ぎた男がするものよ」
ガチャン!
みくる「す、すみません!」
古泉「…」
長門「…」
キョン♀「それでも僕はやってない」
205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 20:28:21.24 ID:DX2HDy7rO
みくる「キョンちゃん…」
キョン♀「朝比奈さん誤解です。狼少女のいつもの大ホラです!」
古泉「……」
キョン♀「……」
長門「…」
キョン♀「…」
ハルヒ「嘘じゃないわよ。今日のキョン、ホルモンがすごいもん」
206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 20:29:21.94 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「なんだって俺の体からそんな虫が集まってきそうな得体の知れない化学物質がすごいことになってんだ」
ハルヒ「それは違うホルモンよ。キョンのは、女性ホルモン」
キョン♀「…っ…いや、わかるはずかない…古泉」
古泉「はい、なんでしょう」
キョン♀「わかるか」
古泉「わかりません。申し訳ない限りです」
キョン♀「いや、お前はよくやった」
キョン♀「長門、わからんよな」
長門「わかる」
キョン♀「!」
207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 20:33:09.56 ID:DX2HDy7rO
長門「外部から感知されるあなたの女性ホルモンが通常時の1.52倍ある」
キョン♀「な……」
古泉「…」
みくる「…」
長門「…」
ハルヒ「♪」
210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 20:39:05.98 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「…っ」ダラダラ
古泉「…少しお手洗いに」ガタ
キョン♀「お、俺も行く!」ガタッ
ハルヒ「キョンが行くなら私も!」
キョン♀「用がないのに来ちゃいけません」
ハルヒ「なによぅ!」
古泉「では、失礼…」
キョン♀「…」
ガチャ… バタン
217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 20:54:01.73 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「…助かったぜ…」
古泉「…」
キョン♀「くそ…長門まで何のつもりだ」
キョン♀「…古泉」
古泉「はい」
キョン♀「お前、ハルヒにもある程度の常識はあると言ったな」
古泉「ええ、言いました」
キョン♀「あれのどこが有識者なんだ。完全にモラルハザードじゃねぇか」
古泉「…これは先日に長門さんのマンションで説明したことですが」
古泉「今、涼宮さんはこの世界を夢のようなものだと考えています」
キョン♀「……夢?」
古泉「はい。現実世界での涼宮さんは間違いなく常識人です。人前であのようなことを口にすることはまずないでしょう」
古泉「ですが夢ならば。夢の中ならば少しくらいはっちゃけても何も問題ない。むしろはっちゃけたほうが楽しいことは多い」
古泉「それで涼宮さんはあのような行動をとったのだと思います」
キョン♀「…」
219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:00:19.11 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「なんであいつはこの世界を夢だと思ってやがるんだ」
古泉「え?」
キョン♀「…なんだその顔は」
古泉「いえ…すみません。…そうですか、これは少し急がないといけないかもしれませんね」
キョン♀「一人で納得してんじゃねぇ」
古泉「…今あなたは、女性ですね?」
キョン♀「…ああ」
古泉「…わかりませんか?今あなたは、自分が女性だということに違和感を感じませんでしたか?」
キョン♀「…まさか」
220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:07:40.43 ID:DX2HDy7rO
古泉「涼宮さんは、あなたが女性になってしまったこの世界を現実とは認めなかった」
古泉「いままで男性だった人間が翌日女性になったということを夢だと思うのは普通の常識人です」
古泉「しかし、今僕が気になったことは…」
キョン♀「…大丈夫だ。今お前が気になったことは気のせいだ」
古泉「…そうですか。安心しました」
キョン♀「やれやれだな」
古泉「…ふふっ」
キョン♀「なんだ、気色悪い」
古泉「いえ、性別が変わっても変わらないあなたに、安堵してみただけです」
キョン♀「……戻るか」
古泉「ええ」
222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:16:03.53 ID:DX2HDy7rO
ガチャ
キョン♀「…」
古泉「…」ニコニコ
ハルヒ「……キョン、古泉くん。あなたたちはトイレに行ったのよね?」
古泉「はい」
キョン♀「…なんだよ」
ハルヒ「男のつれしょんでもないのにどうして二人同時に帰ってきたの!」
キョン♀「…たまたま終わる時間が同じだったんだよ」
古泉「彼…彼女の言った通りです。トイレを出たら彼…彼女とはちあわせになりまして」
ハルヒ「……キョン、あんた男子トイレでなにやらしてたんじゃないでしょうね」
キョン♀「しねーよ。つーか疑うなら普通男の古泉の方だろ」
ハルヒ「古泉くんがそんなことするわけないじゃない」
キョン♀「俺はする可能性があるって見られてんのか」
223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:19:57.43 ID:DX2HDy7rO
ハルヒ「だってあんた元は男だったじゃない」
キョン♀「…!」
みくる「…!」
古泉「…」
長門「…」ペラ
キョン♀「…二人同時だったのは本当にたまたまだよ」
ハルヒ「ふーん……ま、いいわ」
ハルヒ「さてみくるちゃん、キョンの着せ替えしましょう!」
みくる「!」
みくる「はい♪」キラキラ
キョン♀「……やれやれだ」
224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:26:16.18 ID:DX2HDy7rO
長門「…」パタン
ハルヒ「それじゃ、解散ー!みんなまた明日ねー!」
キョン♀「…………」
古泉「…お疲れ様です」
みくる「キョンちゃん、困ったことがあったら私に言ってね?いつでも力になるから…!」
キョン♀「朝比奈さん…」
古泉「…では、僕は先に失礼します」
みくる「じゃあねキョンちゃん、また明日!」
バタン…
キョン♀「…」
226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:36:22.22 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「…」
長門「…」
キョン♀「…」
長門「…」
キョン♀「…もう一人の俺は元気か」
長門「元気」
キョン♀「そうか…変なこととかされてないか?」
長門「変なこととは」
キョン♀「いや、ないならいいんだ。よかった」
長門「――」
キョン♀「…何?」
長門「なんでもない。私は帰って彼に食事を作る必要がある」
キョン♀「あ、ああ。俺ももう帰るよ…」
227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:41:22.92 ID:DX2HDy7rO
……
…
キョン♀「……」
ピッ
prrrrrr…
キョン♀「…」
キョン♀「もしもし」
「…」
キョン♀「そこにあいつはいるか」
「いる」
キョン♀「あいつは今何してる」
「カレーを食べている」
キョン♀「そうか。すまんがあいつと代わってくれ」
「わかった」
228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:44:54.86 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「…」
「もひもひ」
キョン♀「一言いっておく。昨日のことが長門にバレている可能性がある」
「ぶーっ!!」
「うぉお!すまん長門!!すぐ拭く!すまん!!」
「――――」
「――――」
キョン♀「…」
「…もしもし」
キョン♀「…」
「…今の話、マジか?」
229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:48:28.25 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「確信はない。だが、白ってわけでもなさそうだ」
「…っ」
キョン♀「今から来れるか?」
「ん、お前の部屋か」
キョン♀「ああ」
「…ちょっと待て」
「――」
「……」
「―――」
「………」
「…オーケーだ。30分くらいで行く」
キョン♀「わかった。待ってる」
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:50:32.29 ID:DX2HDy7rO
「…」
キョン♀「すまんな長門、俺が世話になって」
「いい」
キョン♀「…じゃあ、切るぞ」
キョン♀「…」
ピッ
キョン♀「…」
キョン♀「シャワー浴びとくか」
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 22:14:46.47 ID:DX2HDy7rO
キョン「…よぉ」
キョン♀「ああ」
キョン「外で待ったのか」
キョン♀「落ち着かなかっただけだ」
キョン♀「まあ入れ」
キョン「…ただいま」
240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 22:21:53.39 ID:DX2HDy7rO
キョン「夕飯は何食ったんだ?」
キョン♀「サバの味噌煮だ」
キョン「いいな、和食か。こっちは毎日インド料理しか出てこない」
キョン♀「…カレーか。長門…」
キョン「あとキャベツの千切り山脈」
キョン♀「ああ、あれか…お前大丈夫か?」
キョン「あとはよくわからん長門製薬のサプリを飲んでる」
キョン♀「そうか。なら安心だな」
キョン「楽しい食事がしたいぜ…」
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 22:26:59.27 ID:DX2HDy7rO
キョン「…さっさと本題に入ろう」
キョン「長門にバレたってマジか?」
キョン♀「たぶんだがな、バレてると思うぜ」
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン♀・キョン「お前のせいだ」
キョン♀「なに?」
キョン「なんだと?」
243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 22:32:46.11 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「お前、あれだけやっといてとぼける気か」
キョン「お前が、俺がしてやるって言ったんじゃねぇか」
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「これからどうするか考えよう」
キョン「だな。長門の視線が痛くなるのだけは何よりも避けたい」
キョン♀「そうだ、朝比奈さんも危なかったぜ」
キョン「何?お前学校で何してやがるんだ」
244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 22:38:54.49 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「今日ハルヒがな、かくかくしかじか…」
キョン「四角いムーブ……なるほどな」
キョン♀「朝比奈さんのことだから」
キョン♀『キョンちゃんも女の子になって、きっとストレスが溜まって…』
キョン♀「とか可愛らしく考えてるに違いない」
キョン「まぁ、一人遊びと思ってくれてるのは救いだな」
キョン♀「…朝比奈さんに引かれるのだけは絶対に嫌だ。そうなったら死んだ方がマシだ」
キョン「…だが長門にはもうバレている可能性があると」
キョン♀「…死にてぇ」
247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 22:45:24.71 ID:DX2HDy7rO
キョン「だがな、今日の長門にそんな素振りはなかったぞ」
キョン♀「長門は何か言わなかったか?」
キョン「特には。普通に接してくれたぞ。カレーの量はいつもより多かった気はするが」
キョン♀「んー…」
キョン「……」
キョン♀「気を遣ってくれてるのか…」
キョン「確実に傷つくからな」
キョン♀「こんなことが人に知られたらその場でエアー首吊りして死ねる自信がある」
キョン「……バレてない、ということにしておこう」
キョン♀「…それしかないな」
248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 22:55:21.46 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「…それでだ」
キョン「…ああ。俺たちの関係はもう終わりか」
キョン♀「寂しくなるな」
キョン「またここに来るくらいはいいんだろう?」
キョン♀「体を重ねたりしなきゃ大丈夫だ」
キョン「…体を重ねたりか」
キョン♀「…初体験が自分だもんな…」
キョン「自分だからノーカンだよな」
キョン♀「俺の初めてを奪っておいてなんてことを」
キョン「ウブっぽく言うな。お前なんてあらゆることが初めてだらけじゃねぇか」
キョン♀「まあそうだが」
250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:00:48.77 ID:DX2HDy7rO
キョン「女子更衣室とか入ったのか?」
キョン♀「当然だ。男子の方に入ったら大問題になる」
キョン「女子トイレは」
キョン♀「あれほど落ち着かない場所はないな」
キョン「朝比奈さんの着替えは」
キョン♀「……」
キョン「おい!まさか一緒に部屋の中で見てんのか!」
キョン♀「…だって俺女の子だし」タハー
キョン「代われ!今すぐ俺と代わりやがれ!」
252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:11:13.81 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「だが俺はやっぱ男の体の方がいいぜ」
キョン「…」
キョン♀「お前、寝るときチンコ握りながら寝るだろ?」
キョン「あ?ああ」
キョン♀「寝るときに握るチンコがないってのはな、ジャスコで迷子になった3歳児のような心細さなんだよ」
キョン「そうか」
キョン♀「股に間抜けなキノコが生えてるお前を俺は羨ましく思うぜ」
キョン「…ポニーテールにノーブラタンクトップの女を鏡で見れるってのもまぁ羨ましい話だがな」
254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:18:26.58 ID:DX2HDy7rO
キョン「つーかそのラフすぎる格好はなんなんだ。夜外歩いたら変態じゃなくても踏みとどまるの大変だぞ」
キョン♀「胸がないから大丈夫だ。女に見えん」
長門「…」
キョン「んなわけあるか。自分自身だってわかってる俺ですらヤバいのに。まあ胸がないから大丈夫だが」
キョン♀「胸のことは言うなよ。傷つくだろ」
キョン「自分から振ったんじゃねーか」
キョン♀「他人に言われるのは嫌なんだよ」
キョン「なんだそりゃ」
257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:26:21.55 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「つーか何だ、この格好ってそんなにヤバいか?普通だろ?」
キョン「部屋着か俺相手ならいいが、どうせお前その格好でコンビニとか行ってるだろ」
キョン♀「ああ」
キョン「いいか、その服で屈むと、乳首が見えんだよ」
キョン「普通に立ってると、乳首がポッチンしてんだよ」
キョン♀「……まぁ…否定はしないが…」
キョン「お前そのうち近所の中学生に襲われんぞ」
キョン♀「ああ?なんでだよ。襲われても中学生なんか楽勝だろ」
キョン「お前昨日自分の力の弱さ確認したばかりだろうが」
258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:30:42.22 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「……やべ、急に男が怖くなった」
キョン「気をつけろよ。お前女なんだからな」
キョン♀「ああ…気をつける」
キョン♀「とりあえず着替えるか」
キョン「まあ服を気にするのは明日からでいいな」
キョン♀「お前…」
259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:33:32.93 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「駄目だぜ。俺たちはもう健全な関係なんだ」
キョン「わかってる」
キョン♀「健全な関係だから健全な遊びをしないとな」
キョン「遊ぶのか?」
キョン♀「だって気兼ねなく話せるのお前くらいしかいねーんだよ」
キョン「まぁ…そうか」
キョン♀「何照れてんだよ」
キョン「うるせぇ」
260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:35:34.55 ID:DX2HDy7rO
キョン♀「じゃ、ゲームでもするか」
キョン「おう。何する?」
キョン♀「ぷよぷよとかどうだ」
キョン「いいな。やるか」
261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:40:02.77 ID:DX2HDy7rO
プヨ プヨ ピチューン
ファイヤー アイスストーム
ピチューン
キョン♀「……カエル詰みやめろよ」
キョン「……お前こそ」
ピチューン ピチューン
キョン♀「画面左右まったく同じ動きじゃねえか」
キョン「……こちょこちょ」
キョン♀「うっ!?」
キョン「くくっずれたな」
キョン♀「卑怯者!あっ!ああっ…」
262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:43:16.19 ID:DX2HDy7rO
キョン「マリオカートやろうぜ」
キョン♀「よーし」
ピッ ピッ
キョン♀「…」
キョン「…ノコノコゲッt」
キョン♀「させるか!」コチョコチョ
キョン「おおうっ!?」
ピコン
キョン♀「ノコノコゲットだぜ」
キョン「くそっ…」デッテイウ!
271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 00:32:52.24 ID:9OD11K63O
キョン「日本の力士を舐めるなよ」
キョン♀「こっちだって伊達にトゲ付きの首輪してないぜ」
キョン「いけっ本田!百烈張り手だ!」ファ ファ ファ
キョン♀「やれチュンリー!百烈キックだ!」ヤッ ヤッ ヤッ
バキィッ
キョン「くっ…やるな」
キョン♀「ふふんっ」
キョン「…だがこの本田、ガップリからの投げ技では負けん!」
キョン♀「な、しまった!」
キョン「さば折りだ!」
パンッ パンッ パンッ…
キョン「…」
キョン♀「…」
272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 00:39:43.99 ID:9OD11K63O
キョン「…ガキのころさ、これで」
キョン♀「言うな、わかってる」
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン♀「昔は……本田側だった」
キョン「…そうか」
キョン「…」カチャカチャ
キョン♀「…」カチャ…
キョン「無抵抗かよ」
キョン♀「いや、なんとなく」
キョン「じゃあ、遠慮なく…」カチャカチャ
パンッ パンッ パンッ
274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 00:42:54.91 ID:9OD11K63O
キョン♀「少し休むか」
キョン「ああ」
キョン♀「目疲れたし…散歩でもいくか」
キョン「いいね。ただし」
キョン♀「わかってるよ」
キョン「ん」
275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 00:44:53.76 ID:9OD11K63O
キョン♀「いってきまーす」
妹「いってらっしゃーい!きをつけてね!」
キョン♀「おー」
キョン「…いい空気だな」
キョン♀「そうだな」
277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 00:47:49.25 ID:9OD11K63O
ザッ ザッ ザッ
キョン♀「どこ行く?」
キョン「てきとーに町内一周して帰るか」
キョン♀「そうだな」
ザッ ザッ ザッ
キョン「…」
キョン♀「…」
ザッ ザッ ザッ
278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 00:55:12.17 ID:9OD11K63O
キョン「…」
キョン♀「…」トトトッ
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「…」トトトッ
キョン「…」
キョン♀「…なあ」
キョン「ん?…ああ、悪い、歩幅小さいんだったな」
キョン♀「対等として見てくれるのは嬉しいんだがな」
キョン「ハルヒの早足に引っ張られるのに馴れすぎたな」
キョン♀「女の歩幅に気を使うのは重要だぜ」
280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 01:00:01.73 ID:9OD11K63O
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「…なあ」
キョン♀「…やっぱり、か?」
キョン「…嫌か?」
キョン♀「…まあ、なんだ」
キョン「…ほら」スッ
キョン♀「ん…」
ギュッ…
281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 01:02:38.10 ID:9OD11K63O
キョン「……」ザッ ザッ
キョン♀「……」ザッ ザッ
キョン「……」ザッ ザッ
キョン♀「……」ザッ ザッ
キョン「……」ザッ ザッ
キョン♀「……」ザッ ザッ
キョン「…汗かいてるのか」
キョン♀「…そっちがだろ」
キョン「…まあ、少し」
キョン♀「…俺も、少し」
282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 01:05:56.49 ID:9OD11K63O
キョン「…公園、寄ってくか?」
キョン♀「んー…そうだな。ベンチで休むか」
キョン「…よっと」ドス
キョン♀「…っと」トス
シーン……
キョン「…静かだな」
キョン♀「…ああ」
283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 01:08:24.17 ID:9OD11K63O
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン・キョン♀「「なあ」」
キョン「なんだ」
キョン♀「先いいぞ」
キョン「……手」
キョン♀「……離すか?」
キョン「…別にこのままでもいいか」
キョン♀「…そうだな」
285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 01:13:22.95 ID:9OD11K63O
キョン♀「……」
キョン「……」
キョン♀「このシチュエーション」
キョン「……」
キョン♀「夜の公園のベンチで、手をつないで互いに見つめ合う」
キョン「……」
キョン♀「相手が俺じゃなかったら迷うことなくGOなんだがな」
キョン「俺は今激しく迷っている」
キョン♀「…誓いを忘れるな」
キョン「わかってるさ。もうそういうのは…なしだ」
キョン♀「……そろそろいくか」
キョン「…おう」
287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 01:21:41.07 ID:9OD11K63O
キョン♀「…ただいまー」
妹「おかえりー!」
キョン「…」
キョン♀「…」
妹「…?どうしたの?キョンちゃんけんかした?」
キョン♀「え?なんでだ?」
妹「だってふたりともへんなかおしてるよー?」
キョン♀「…そんなことないぞ?」
キョン「ああ、いつもと同じだろ?」
妹「えー?」
キョン♀「…と、とりあえず部屋いくぞ」
キョン「ああ」
妹「…へんなのー」
288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 01:30:53.65 ID:9OD11K63O
キョン♀「……」
キョン♀「(おかしいぞ…)」
キョン♀「(昨日は自分相手に何かする想像をしただけで吐き気すらしたってのに)」
キョン♀「(散歩のときの気分に…今のこの感じは何だ)」
キョン♀「(これじゃまるで…)」
289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 01:36:26.61 ID:9OD11K63O
キョン♀「(くそっ、どうなってやがる)」
キョン♀「(……ハルヒか?)」
キョン♀「(あいつが、俺が女だって思いをより強くしたってことか?)」
キョン♀「(なんで……まさか)」
キョン♀「(俺が女として自慰したってことであいつは…)」
キョン「…おい、大丈夫か?」
キョン♀「ん!ああ、大丈夫だ」
292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 01:44:45.83 ID:9OD11K63O
キョン「…俺、そろそろ帰るわ」
キョン♀「え?」
キョン「長門の件もあるし、さすがに今日泊まるのはまずいからな」
キョン♀「そう、だな」
キョン「……じゃ、またな。楽しかったぜ」
キョン♀「あ、ああ…。またな…」
294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 01:52:33.13 ID:9OD11K63O
キョン♀「…」
キョン♀「…」
キョン♀「なんだよ、これ」
キョン「(あいつの様子が明らかにおかしかった)」
キョン「(俺が引かなかったら…やばかったな)」
キョン「(とりあえず今日は帰ろう。…長門には気をつけねぇとな)」
295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 01:55:55.35 ID:9OD11K63O
キョン♀「…」
キョン♀「…」
キョン♀「…寝るか」
パチン
キョン♀「…」
キョン♀「…」
キョン♀「…」
キョン♀「…」モゾ…
キョン♀「…っ」
299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 02:27:27.45 ID:9OD11K63O
……
…
妹「キョンちゃんおはよー!」
キョン♀「ん。おはよう」
妹「キョンちゃん起きてる!」
キョン♀「おう、起きてるぞ」
妹「おかーさーん!キョンちゃんが起きてるよー!」ドタドタドタ
キョン♀「……まあ寝れなかっただけだが」
300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 02:31:41.01 ID:9OD11K63O
キョン♀「…」ボー…
キョン♀「…」
ハルヒ「おはよー!キョン!」
キョン♀「…」
ハルヒ「…キョン?」
キョン♀「ん、ああ、おはよう」
ハルヒ「…朝から元気ないわね。どうかしたの?」
キョン♀「…別に」
ハルヒ「…」
キョン♀「…」
302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 02:37:35.95 ID:9OD11K63O
ハルヒ「キョン、お昼食べましょ」
キョン「…はぁ」
ハルヒ「…何よその溜め息…」
キョン「別に…なんとなくだよ」
ハルヒ「あっそ…あ、それおいしそう」パク
キョン「こら。人の弁当を勝手に」
ハルヒ「おいしい!このサバの味噌煮なかなかね!」
キョン「サバの味噌煮……」
ハルヒ「ごちそーさま!」
ハルヒ「…キョン、お弁当残してたの?」
キョン♀「ああ、ちょっとな」
304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 02:43:47.15 ID:9OD11K63O
ハルヒ「残すくらいなら私にちょーだい。そのサバの味噌煮おいしいのに」
キョン♀「だめだ。これはやらん」
ハルヒ「ケチ」
キョン♀「…」
ハルヒ「…ねぇ、キョンあんた大丈夫?」
キョン♀「ん?何がだ?」
ハルヒ「……何でもない」
キョン♀「なんだそれ。つーか珍しいな、お前が俺のこと心配するなんて」
ハルヒ「……だって今日のキョン、何かおかしいじゃない」
キョン♀「俺はいつもと同じだぜ。何もおかしくねぇ」
306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 02:51:15.69 ID:9OD11K63O
キョン♀「はぁ…」
古泉「…」
みくる「…」
長門「…」
ハルヒ「…」
キョン♀「……ん、なんだよ、みんなして」
古泉「いえ…あなたらしくない溜め息をついているので」
みくる「心ここにあらず…みたいで…」
長門「…」
ハルヒ「…」
307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 02:57:46.92 ID:9OD11K63O
ハルヒ「…今日ははやいけど解散!みんなお疲れ様!」
キョン♀「どうしたんだよ」
古泉「……では僕はお先に失礼します。ちょうどバイトのシフトが入ったようなので」
みくる「……あの、キョンちゃん」
キョン♀「はい、なんでしょう」
みくる「…何かあったら、いつでも相談してね」
キョン♀「…朝比奈さん?」
ハルヒ「……じゃあね、キョン。また明日」
キョン♀「ああ、じゃあな」
308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 03:03:19.06 ID:9OD11K63O
キョン♀「長門」
長門「…」
キョン♀「これから、お前ん家寄ってってもいいか?」
長門「…やめたほうがいい」
キョン♀「…?なぜだ?」
長門「…推奨はできない」
キョン♀「…この弁当を、あいつに渡すだけなんだが」
長門「…」
キョン♀「…いいだろ?玄関で渡してすぐ帰るよ」
309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 03:06:06.45 ID:9OD11K63O
長門「…」スタスタ
キョン♀「長門、あいつにカレーしか食べさせてないだろ?だからちょっとわけてやろうとおもってさ」スタスタ
長門「…そう」
キョン♀「この前食いたがってからさ、喜ぶかなと思って」
長門「…そう」
310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 03:08:55.72 ID:9OD11K63O
長門「ここで…少し待っていて」
キョン♀「ああ、待ってる」
長門「…」
バタン
キョン♀「…」
キョン♀「…」
キョン♀「…」
ガチャ…
キョン♀「お」
長門「彼はあなたに会いたくないと言っている」
キョン♀「……何だって?」
312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 03:17:50.16 ID:9OD11K63O
キョン♀「どういうことだ?体調でも悪いのか?」
長門「そうではない。体調は良好」
キョン♀「なら、なんで」
長門「…」
キョン♀「……じゃあさ、長門」
キョン♀「これ、あいつに渡してくれないか」
長門「…わかった」
キョン♀「…悪いな。それじゃ、俺は帰るよ。弁当箱は明日取りに来る」
長門「…」コク
313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 03:24:28.95 ID:9OD11K63O
キョン♀「…」
キョン♀「…」
キョン♀「…はぁ」
パチン
その日、俺はあっさり眠りについた。
前日寝れなかった疲労のツケがまわってきたのだろう。
いつもよりかなり早めにベッドに入ったにもかかわらず、目を覚ましたのは次の日の朝、いつもの妹ののしかかりだった。
「キョンくんー!起きてー!朝だよー!」
315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 03:41:43.73 ID:9OD11K63O
いつも通りの日常。
ハルヒはなにやら朝からぶつぶつと独り言を言っていたが、昼を過ぎる頃にはいつものハルヒに戻っていた。
放課後の団活ではむしろいつもよりはしゃぎ気味だったかもしれない。
日も暮れ、いつも通り長門の本を閉じる動作で解散した団活後の部室。
長門が何か言いたそうだったので俺はさっさと帰らずに部室に残った。
すると長門から空の弁当箱を渡された。
身に覚えがなかったのだが、長門がこれは間違いなく俺の弁当箱だと言うので俺はしぶしぶそれを受け取った。
そしてもう一つ。
「うまかったよ、ごちそうさん」
この言葉も一緒に受け取れということだった。
317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 03:47:51.29 ID:9OD11K63O
その日家に帰った俺は、なんだか無性にエロ本が読みたくなって
ベッドの下に隠してあったお宝本を取り出すことにした。
すると、ベッドの下から身に覚えのないカピカピに乾いたコンドームが一つ、出てきたのだった。
終わり
321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 03:56:25.08 ID:9OD11K63O
シリアスにするつもりはなかった
でもハルヒが出てきてからいつの間にかシリアスになってた
佐々木と会うキョン&キョン♀とか朝倉に笑われるキョン&キョン♀とか書きたかったけど急いで終わらせた
番外編
恋人がいたことがないキョンとキョン♀が恋人ごっこで街中デート
を書きたかった
スレ残ってたら書きたい
ここまで読んでくれた人、ありがとうございました!
353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 16:28:53.96 ID:9OD11K63O
キョン「なあ、女になった俺のいるSOS団って何やってんだ?」
キョン♀「ん?前と何も変わってねーよ」
キョン「平日の放課後の様子はお前から聞いたが、休日は何してるんだ。不思議探しか」
キョン♀「あー不思議探索の方か」
キョン♀「街中ショッピングで古泉が一人寂しそうにメンズコーナーをさまよってる」
キョン「不憫だな」
キョン♀「たまに俺もついてやってたんだがな。でもそれももうやめた」
キョン「なぜだ?」
キョン♀「店員に古泉の彼女と間違われた」
356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 16:43:42.84 ID:9OD11K63O
キョン「うわぁ…同情するぜ」
キョン♀「そういうわけだ。あいつの彼女と間違われるのと朝比奈さんと下着コーナーを回るのだったら150%後者だろ?」
キョン「今の同情は取り消しだ。羨ましすぎる」
キョン♀「ま、休日はこんな感じだ」
キョン「満喫してんな」
キョン♀「まあ、いいこと尽くめってわけでもないんだがな」
キョン「十分さ。俺なんか休日は長門の部屋でひとりだぜ?あの何もない長門の部屋でだ」
キョン♀「なんで引きこもってんだ。出かければいいだろ」
キョン「お前らが街にいるから合わないようにしてるんだよ」
357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 16:59:47.09 ID:9OD11K63O
キョン♀「あ。なるほど大変だな」
キョン「俺も誰かと思う存分街で遊びたいぜ…」
キョン♀「そうか…この世界だと俺たちしか知り合いいないもんな…」
prrrrr…
キョン♀「ん……ハルヒだ」
キョン「この時間に電話してくるのは珍しいな」
キョン♀「また面倒なことを言い出さないといいんだが」ピッ
キョン♀「もしもし」
「キョン?明日なんだけど、あたし親戚の不幸でちょっと不思議探索行けなくなっちゃったから、明日の活動はなしにするわ」
キョン♀「…そうか。わかった」
「ん。…あ、言っとくけど自由行動だからってフラフラ遊びに出かけたりしちゃだめよ。ナンパされても断固拒否しなさい。いいわね!それじゃ。おーばー」
キョン♀「ナンパって…おう、じゃあな」
358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 17:12:15.09 ID:9OD11K63O
キョン「なんだって?」
キョン♀「明日の活動が中止になった」
キョン「ほう」
キョン♀「…明日は日曜か。暇になったな」
キョン「………なあ」
キョン♀「いいぜ、付き合ってやる」
キョン「!」
キョン♀「久しぶりの遊び相手が俺というのは心中察するがまあそこは妥協してくれ」
キョン「いいさ、この際誰でもいいんだ。むしろお前相手なら気兼ねなく遊べそうだしな」
キョン♀「飢えてるな」
キョン「お前も精神と時の部屋を体験したらわかるさ」
361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 17:42:34.41 ID:9OD11K63O
キョン♀「さて、お前明日何したい?」
キョン「そうだな…とりあえずてきとーに街に出て、それからは思いついたら行動でいいだろ」
キョン♀「さすが俺。てきとーだな」
キョン「まあな。お前だって何も予定ないんだろ?」
キョン♀「ふっふっふ…」
キョン「…!」
キョン♀「おい、俺」
キョン「な、なんだっ」
キョン♀「お前、俺とデートしないか?」
362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 17:53:52.30 ID:9OD11K63O
キョン「………すまん、なんだって?」
キョン♀「俺が恋人になってやろう」
キョン「キョンちゃん?大丈夫ですかー?」
キョン♀「お前彼女いないだろ?」
キョン「いっ…」
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「…告白から始めた方が良かったか」
キョン「良くねーよ」
364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:01:32.10 ID:9OD11K63O
キョン「お前正気か?俺とデートって…正気か?」
キョン♀「正気ではないだろうな。だがどちらかと言えば正気でないのは俺ではなくこの世界だ」
キョン「…」
キョン♀「折角女の自分がいるんだし、どうせなら有効活用してみようと思ってな」
キョン「…本気なのか」
キョン♀「気楽にいこーぜ。俺と俺なんだ、誰にも迷惑はかからんだろ?」
キョン「ふむ…」
367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:14:24.88 ID:9OD11K63O
キョン「……そうだな、こんなこと人生に一度あるかないかだしな」
キョン♀「異性から告白されることがか?」
キョン「微妙に自虐になってねぇからやめろ」
キョン♀「まぁ今の俺たちは人生に一度どころか、生物史始まって以来初のことだろうな」
キョン「常識なんか最初からない、か」
369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:20:55.39 ID:9OD11K63O
キョン「……よし、やるか」
キョン♀「えっ!?待って…まだ心の準備が…」
キョン「そっちじゃねーよ!つーかその顔と声でそういうことすんのやめろ。洒落になってないぞ」
キョン♀「なんだよ、グッときたか?ときめいちまったか?」
キョン「ちょっと興奮した」
キョン♀「…」
キョン「そこで引くなよ!」
370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:29:41.76 ID:9OD11K63O
キョン「ったく…」
キョン♀「ははっ。明日は楽しくなりそうだな」
キョン「……そうだ、お前まだ俺の彼女じゃねぇよな」
キョン♀「あん?親公認の恋人だろうが」
キョン「だって俺まだお前に告白されてないし」
キョン♀「はぁ…?」
371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:33:53.47 ID:9OD11K63O
キョン「明日は恋人同士でデートするんだ。告白もされてない相手を恋人だなんて思えないじゃないか」
キョン♀「なっ…なに…?」
キョン「付き合ってくださいと言え」
キョン♀「なっ…!」
373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:41:18.43 ID:9OD11K63O
キョン「暗黙の了解じゃダメだ。お前の口からお前が俺のことをどう思ってるのか聞きたいんだ」
キョン♀「………お」
キョン「…お?」
キョン♀「お前が付き合ってくだいって言えよ」
キョン「なんでだよ。デート誘ってきたのお前だろ。ほら言え。大丈夫、断らないから」
キョン♀「ぐっ…!調子に乗りやがって…!」
キョン「どうした。長引けば長引くほど空気は重くなっていくぞ」
375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:46:26.72 ID:9OD11K63O
キョン♀「ぐっ…!」
キョン「…」
キョン♀「………すっ…」
キョン「…」
キョン♀「…好き……です」
キョン「…」
キョン♀「つっ……付き合って……ください…」
キョン「……ああ、よろしくな」
キョン♀「くぅっ……」
378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:57:49.64 ID:9OD11K63O
キョン♀「こ、これが告白か……なんて力仕事なんだ…」
キョン「いやぁ、なかなかよかったぜ。あやうく惚れるとこだった」
キョン♀「…惚れてんだよ。相思相愛だろ。お前も俺に好きって言え」
キョン「おい」
キョン♀「なんだ」
キョン「好きだぞ」
キョン♀「…っ」
キョン「よし、これでお互い正真正銘の恋人同士だな」
379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 19:03:28.64 ID:9OD11K63O
キョン♀「……馬鹿」
キョン「!?」ズキュン
キョン♀「ふっ!そう簡単に主導権は渡さねぇよ」
キョン「卑怯だ…卑怯だぞそれは…」
キョン♀「卑怯じゃねぇさ。これが俺の武器だ!」
キョン「抱きしめるぞ」
キョン♀「調子に乗ってすみませんでした」
380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 19:06:53.02 ID:9OD11K63O
キョン「やれやれだ」
キョン♀「こんなカップルがいったいどこにいるってんだ」
キョン「…くくっ」
キョン♀「…ふふっ」
キョン・キョン♀「「はっはっは!」」
キョン「明日、楽しみだな」
キョン♀「ああ、実に楽しみだ」
388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 19:51:34.01 ID:9OD11K63O
次の日の朝
キョン「よお」
キョン♀「おう。んじゃ、行きますか」
キョン「ああ」
389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 19:59:53.75 ID:9OD11K63O
キョン「いい天気だな」
キョン♀「ああ、晴れて良かった」
キョン「しかし地味な私服だな。少し期待していたんだが」
キョン♀「これでも着飾った方だ。お前の方こそ…なんなんだそれ」
キョン「俺のは古泉からの借り物だからな。自分でも似合ってるとは思わんがこれくらいしかなかったんだよ」
キョン♀「まぁ、見慣れないだけでそんなに悪くないと思うぞ」
キョン「そうかい、ありがとよ」
392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:10:55.97 ID:9OD11K63O
キョン♀「どうだ、彼女を後ろに乗せて漕ぐペダルの感触は」
キョン「ハルヒより軽い」
キョン♀「そうか」
キョン「ところで」
キョン♀「どうした」
キョン「お前強く抱きつきすぎだ。漕ぎづらい」
キョン♀「……当ててんだよ。見事に俺の初フラグへし折りやがったな」
キョン「げ、マジか。もう一回押しつけてくれ」
キョン♀「…もうやってる」
キョン「…」
396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:26:19.41 ID:9OD11K63O
キョン「…まぁ、俺たちにできることをやっていこうじゃないか」
キョン♀「…そうだな」
キョン「さて、着いたぞ」
キョン♀「どうする?」
キョン「とりあえず服でも見るか」
キョン♀「そうだな」
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:34:58.86 ID:9OD11K63O
キョン♀「そういやお前、金はあるのか?」
キョン「問題ない。こっちにきて『機関』から緊急軍資金を貰ってな」
キョン♀「ほう。いくら貰ったんだ」
キョン「20万だ」
キョン♀「20万!?」
キョン「とりあえず20万だ。なくなったらまた補充されるらしい」
キョン「だから安心しろ。男の最重要資格、デート資金はクリアーだ」
キョン♀「はは…」
399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:40:15.09 ID:9OD11K63O
「いらっしゃいませー」
キョン♀「…おい、なにしてんだ」
キョン「いや…お前これ、俺明らかに浮いてるだろ」
キョン♀「確かにレディースの店だが…彼氏なんだから浮いてねぇよ、大丈夫だ」
キョン「俺はどこを見て歩けばいい」
キョン♀「前を見て歩け」
キョン「わかった」
401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:48:59.54 ID:9OD11K63O
キョン♀「つっても俺自身、何を見ればいいのかわかんねーんだよな。レディース服は多すぎる」
キョン「俺が選んでやろう」
キョン♀「ほう。それじゃ頼もうか」
キョン「ふむ…」
キョン♀「…」
キョン「…これなんかどうだ?」
キョン♀「…ワンピースじゃねぇか。これを俺に着ろと?」
キョン「そうだ。試着室はどこだ?」
キョン♀「マジで着るのかよ…」
402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 20:53:15.53 ID:9OD11K63O
キョン♀「…じゃあ、行ってくる」
キョン「…」
キョン♀「……覗くなよ?」
キョン「うん」ホッコリ
キョン♀「……はぁ」
シャッ
キョン「…」
シュル…シュサ… パサ
「…」
キョン「…もういいか?」
「…ああ」
405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:01:49.42 ID:9OD11K63O
シャッ
キョン♀「……変だろ、これ…」
キョン「…」
キョン♀「……落ち着かねぇ…」
キョン「女らしくなったな」
キョン♀「まあ、スカートだしな」
キョン「……やめよう、あまり女らしくないほうがいい」
キョン♀「…そうだな」
キョン「その格好のお前だと喋り辛い。か弱い女の子みたいで」
キョン♀「よし、これ買おう」
406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:07:34.28 ID:9OD11K63O
キョン♀「下着も見ていくか」
キョン「はやくこの店から出たいです」
キョン♀「まぁまぁ。慣れだよ慣れ。俺はもう慣れたぜ」
キョン「そりゃあお前…」
キョン♀「ただこの下着コーナーだけはまだ慣れないんだよな…」
キョン「…やっぱ俺場違いだぜこれ…」
キョン♀「…じゃあさ、どの下着が一番いいかせーので指さそうぜ」
キョン「…よし」
キョン♀「……いくぞ。せーの」
キョン・キョン♀「「これだ」」ビシ
キョン♀「だよな」ガシッ
キョン「ああ、当然だ」ガシッ
409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:12:35.43 ID:9OD11K63O
「ありがとうございましたー」
キョン♀「はー。結局パンツまで買っちまった」
キョン「俺のおごりだ。欲しいものがあったらじゃんじゃん言ってくれ」
キョン♀「…しかしまさか、店内で装備していきますかなんて聞かれるとは思ってなかったぜ」
キョン「下着は身につけないと意味がないからな」
キョン♀「……すげー違和感」
キョン「どれ、見せてみろ」
キョン♀「あほか」
410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:15:42.14 ID:9OD11K63O
キョン♀「さて、次はどうするか」
キョン「昼飯にしようぜ」
キョン♀「おk」
411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:18:57.17 ID:9OD11K63O
休憩
421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:07:57.45 ID:9OD11K63O
「ご注文をお伺いします」
キョン「これと」
キョン♀「これで。あと食後にメリーゴーランドを」
「かしこまりました」
キョン「メリーゴーランド?」
キョン♀「まぁ楽しみにしとけ」
423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:14:29.94 ID:9OD11K63O
キョン「もぐもぐ」
キョン♀「もぐもぐ」
キョン「もぐも…」ジッ
キョン♀「…ん?」モグモグ
キョン「……」モグモグ
キョン♀「…?」モグモグ
キョン「ほっぺたにご飯粒…」
キョン♀「俺が食ってんのはパスタだ」
キョン「…」モグモグ
キョン♀「…」モグモグ
424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:16:46.07 ID:9OD11K63O
キョン「ふぅ…食った食った」
キョン♀「…よし、あれを頼むか」ピンホーン
「はい」
キョン♀「頼んでおいたメリーゴーランドを」
「かしこまりました」
426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:21:25.05 ID:9OD11K63O
「お待たせしました。メリーゴーランドです」
ドン
キョン「…パフェか。よく食えるな…まさか別腹か!」
キョン♀「そういうことだ。女子の七不思議、別腹。それは広大な宇宙を自らの胃袋に展開する神秘の魔法…」
キョン「お前が別腹所持者だったとはな…」
キョン♀「…あーん」
キョン「…ん?」
キョン♀「ほれ、あーん」
キョン「そうきたか…」
427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:35:02.85 ID:9OD11K63O
キョン「……あーん」
キョン♀「…」
キョン「ん」パク
キョン♀「うまいか」
キョン「ああ。甘いな」
キョン♀「そうだろうそうだろう」
キョン「どうしてお前が誇らしげなんだ」
キョン「つーかそこは小首をかしげて少し微笑みながら『美味しい?』だろ」
キョン♀「…そこまでは」
キョン「やりなおしだ」
キョン♀「えー」
429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:39:07.76 ID:9OD11K63O
キョン♀「…ん」
キョン「あーんって言え」
キョン♀「……あーん」
キョン「あーん」
キョン♀「はい」
キョン「ん」パク
キョン♀「……美味しい?」
キョン「ああ、美味しいよ」
キョン♀「…なんだこれは。馬鹿馬鹿しすぎる」
キョン「口端にクリームがついたんだが」
キョン♀「うるせぇ自分で舐めてろ」
431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:41:38.16 ID:9OD11K63O
キョン「次は俺の番か」
キョン♀「いややらんでいい」
キョン「やらせろ。ほら、あーん」
キョン♀「はぁ……あーん」
キョン「…」スー
キョン♀「…」アー
キョン「パク」ムグムグ
キョン♀「…」
433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:48:18.06 ID:9OD11K63O
「ありがとうございましたー」
キョン「はー、食ったなー
キョン♀「ああ。満足だ」
キョン「実に有意義な食事だった」
キョン♀「殴って悪かったな」
キョン「いや、唇のクリームを舐め取ろうとしたのはやりすぎだった」
キョン♀「ちょっとテンションおかしかったもんな」
435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:58:11.29 ID:9OD11K63O
キョン♀「んじゃ、映画観に行くか」
キョン「ああ」
ざわざわ…
キョン「…?なんかカップルが多いな」
キョン♀「…ん、あれだ」
キョン「本日カップル割…」
キョン♀「ラッキーだな」
キョン「ああ」
「こちら『ろくでなしの詩 再販希望の巻』を二枚でよろしいですか?」
キョン「カップル割で」
439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 23:11:26.71 ID:9OD11K63O
キョン「ポップコーン食うか?」
キョン♀「ああ。二人で一つでいいな」
キョン「…」モグモグ
キョン♀「…」シャクシャク
キョン「…」ポリポリ
キョン♀「…」モグモグ
キョン♀「面白かったな」
キョン「なかなかだった。つかお前ポップコーン食い過ぎだろ」
キョン♀「お前も結構食ってたじゃねぇか」
キョン♀「…なんか種だらけだったよな、あのポップコーン」
キョン「…ああ」
487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:12:36.42 ID:wj5YuvvTO
キョン「すまん、ちょっとトイレ行ってくる」
キョン♀「ん、おう」
キョン♀「…」
「おや?」
キョン♀「ん…?」
「珍しい顔を見た…っと、すまない、僕が誰だがわかるかい?」
キョン♀「…お前は」
491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:30:21.74 ID:wj5YuvvTO
キョン♀「佐々木」
佐々木「正解。覚えていてもらって嬉しい限りだよ、キョン」
キョン♀「久しぶりだな」
佐々木「そうだね。中学以来1年以上もご無沙汰だ。電話もくれないなんて寂しいじゃないか」
キョン♀「そりゃお互い様じゃねぇか。どうだ、元気か」
佐々木「その元気か、が健康かどうかという問いならば僕はイエスと答えられるが、明るくはしゃいでいるかと言われればそうでもないと言ったところかな」
キョン♀「…そうか。しかしこんなところで会うとは奇遇だな」
佐々木「そうだね。キョンが映画観に足を運ぶなんて僕としてはかなりの驚きなんだが。一人で来たのかい?」
キョン♀「…ん、あ、いや…その…だな」
キョン「悪い、待たせたな」
佐々木「…!」
キョン♀「っ!」
493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:37:49.28 ID:wj5YuvvTO
佐々木「連れが…いたのか」
キョン♀「あ、いや、こいつはだな…」
キョン「ん……お前…佐々木か?」
キョン♀「……!馬鹿っ」
キョン「え?」
佐々木「…キョンの彼氏さんかな?」
キョン「なに?」
キョン♀「っ…そう、こいつは俺の彼氏だ。紹介するぜ。ジョンだ」
496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:44:33.84 ID:wj5YuvvTO
キョン「…!(そうか、佐々木が知っている俺は…こっちの方か)」
佐々木「ジョン?日本人に見えるのだがハーフの方かな?」
キョン♀「…あー」
キョン「…」
佐々木「いや、いい。失礼した。こんにちはジョンさん。佐々木です」
キョン「あ、ああ…ジョンだ…よろしく…」
キョン♀「…」
497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 18:56:03.05 ID:wj5YuvvTO
キョン♀「…」
キョン「…」
佐々木「…すまない、デートの邪魔をしてしまったかな」
キョン♀「い、いや、そんなことはないぞ」
キョン「ああ、気にするな」
佐々木「そうか。ではもう少し無礼講してもいいかな?」
キョン♀「なんだ?」
499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:08:14.06 ID:wj5YuvvTO
佐々木「さっきジョンさんは僕の顔を見て僕に気がついたようだった」
キョン「…!」
佐々木「申し訳ないが僕はジョンさんと会った覚えがなく、もちろん名前も知らなかった」
キョン「…っ…」
佐々木「これは僕の楽観的予想、いや期待なのだが。ひょっとして、キョン」
キョン♀「…な、なんだ」
佐々木「君はあらかじめジョンさんに僕のことを紹介しておいたのかな?中学校の卒業アルバムの写真を開いて」
佐々木「いいかジョン、こいつは俺の親友だから、覚えておいて損はない」
佐々木「君たちは既にこんなやりとりをしたのではないか?」
キョン♀「…お前ってそんな不思議系キャラだったっけ?」
佐々木「む…違ったか。残念だ…。だがキョン、僕としては君から不思議系キャラなどと言われたくないんだが」
キョン♀「…どういう意味だ」
佐々木「君の方が余程不思議系キャラだろう?」
キョン♀「いやいや」
500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:22:22.55 ID:wj5YuvvTO
キョン♀「たった今思い出したがな、佐々木。たしかお前は相手の性別によって口調を変えていたはずだ」
佐々木「その通りだ」
キョン♀「…」
佐々木「ふむ。キョンが不思議と思っているらしいこの口調だが」
キョン♀「…」
佐々木「僕がこうして男口調で話すことになったきっかけは何だっただろう?」
キョン♀「……さぁな、検討もつかねぇよ」
502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:34:18.44 ID:wj5YuvvTO
佐々木「僕は君に合わせたのさ。勿論無理にではないよ。僕が合わせくなったから合わせたんだ」
キョン♀「……?」
佐々木「……ジョンさん」
キョン「なっ、なんだ」
佐々木「あなたから見て、不思議系キャラにふさわしいのはどっちだろうか?」
キョン「……今の話からすると、こいつだな」
キョン♀「なに?」
佐々木「だろう?まあ、こういうことに無頓着なのもキョンらしくていいと思う」
キョン♀「…はぁ?」
佐々木「これは貶しているのではなく褒めているんだよ。キョンには本当に不思議な魅力がある」
佐々木「ジョンさんも、キョンのこういうところに惹かれたのかい?」
キョン「…まあ、そんなところだ」
キョン♀「さっぱりわからない」
506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:42:42.23 ID:wj5YuvvTO
佐々木「しかしさすがはキョンと言ったところか」
佐々木「彼氏であるジョンさんの雰囲気もキョンにどことなく似ている気がするよ」
キョン・キョン♀「「うっ…」」
佐々木「ジョンさんは最初から僕の喋り方を気にしていないようだし、これはやはり卒業アルバムの件は期待しても良さそうだな…」
507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 19:55:54.52 ID:wj5YuvvTO
佐々木「…む、すまない、君と話しているとつい時間が経つのを忘れてしまうな」
キョン♀「話っつーかお前が一方的に喋ってただけな気もするが」
佐々木「君に積もる話は山ほどあるのだが、うん、今日はここらで終わるとしよう」
キョン♀「…そうか。ゆっくりできなくて悪いな」
佐々木「なに、ゆっくりとデートを楽しんでくれたまえよ」
キョン♀「…ああ」
佐々木「ふふ、ほんの数分だったがさっき観た映画より楽しかったな」
佐々木「…ジョンさん、キョンのこと、よろしく頼みます」
キョン「ああ。任せろ」
キョン♀「おい」
佐々木「それじゃあね、キョン」
509 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 20:09:39.91 ID:wj5YuvvTO
キョン♀「……ふぅ…」
キョン「佐々木か…懐かしい奴に会ったもんだ」
キョン♀「そうだな……てかお前」
キョン「いや、すまんかったっ」
キョン♀「……まぁ仕方ないっちゃ仕方ないが」
キョン「あんまり懐かしいんでつい、な」
キョン♀「そして俺はやはりというか中学でも女だったようだ」
キョン「まあそうだろうな。…これからは昔の知り合いには気をつけよう」
513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 20:35:25.53 ID:wj5YuvvTO
ヴーッ ヴーッ ヴーッ
佐々木「ん…」
ピッ
佐々木「もしもし」
「佐々木さん、ビッグニュースです!」
佐々木「…またあの話?」
「そうです。今新しい情報が入ってきました」
佐々木「んー…後にしてほしいな。私今休暇を楽しんでいるところなの」
「それはすみません。でもこれは佐々木さん、あなたにも関係がないとは言えないことなのです」
佐々木「……仕方ない、聞くよ」
「どうもっ。実はですね…―――」
516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 20:47:39.46 ID:wj5YuvvTO
キョン「どこか店に入ろう」
キョン♀「カラオケとかどうだ?」
キョン「お、いいね」
キョン♀「決まりだな」
518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 20:59:12.11 ID:wj5YuvvTO
キョン「あーなんでいーつもー」
キョン「危険値大好調ー」
キョン♀「爆発寸前っ」
キョン「あー逃げる前にー」
キョン「悪夢がやってくる」
キョン♀「はやく帰れよ」
キョン「日常を壊すなよー」
キョン「俺は普通に怠けるっ」
キョン♀「そうだ!」
キョン「目標とかいいから」
キョン「どうでもいいから!」
キョン♀「そうだそうだ!」
520 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:21:26.85 ID:wj5YuvvTO
キョン「次恋のミクル伝説」
キョン♀「断る」
キョン「…カップルってカラオケボックスでただ歌い合うだけなのか?」
キョン♀「さぁな。デュエットとか歌うんじゃないのか?」
キョン「それはカップルじゃなくてもやるな」
キョン♀「んー」
521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:24:15.97 ID:wj5YuvvTO
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「せ」
キョン♀「っくしゅっ!」
キョン♀「あー…冷房弱くするぞ…」スズッ
キョン「ああ」
ピッ ピッ
523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:27:22.84 ID:wj5YuvvTO
キョン「寒いならほら、これ着ろよ」
キョン♀「ん、いいのか?」
キョン「ああ」
キョン♀「さんきゅ」
524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:35:20.10 ID:wj5YuvvTO
キョン「ラストはやっぱこれだな」
キョン♀「ん」
キョン「………I love you」
キョン「今だけは悲しい歌 聞きたくないよ」
キョン♀「I love you」
キョン♀「逃れ逃れ辿り着いた この部屋」
キョン「何もかも許された恋じゃないから」
キョン♀「二人はまるで捨て猫みたい」
キョン「だからお前は子猫のような泣き声で」
「「きしむベッドの上で 優しさを持ちより」」
「「きつく躰 抱きしめあえば」」
「「それからまた二人は 目を閉じるよ」」
―――………
………
…
526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:50:52.43 ID:wj5YuvvTO
キョン「悪くないカラオケだったな」
キョン♀「なかなか楽しかったな」
キョン「腹減ったな」
キョン♀「もう18時か…そろそろ帰るか?」
キョン「あー…」
キョン♀「んー」
キョン「デートってこんなもんなんだな。案外普通だったぜ」
キョン♀「相手が本物の恋人なら違うんだろうさ」
キョン「でも大体できたよな。服見て飯食って映画みてカラオケ行って」
キョン♀「そうだな。あとやってないことっつったら…」
538 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:05:49.15 ID:wj5YuvvTO
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン「……」
キョン「……行くか?」
キョン♀「……」
キョン♀「……行く」
540 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:13:35.20 ID:wj5YuvvTO
キョン「とりあえず入ってみるだけな」
キョン♀「当たり前だ」
キョン「…よし」
キョン♀「…っ…変に緊張するな」
キョン「…まぁそういう場所だからな」
545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:26:33.49 ID:wj5YuvvTO
ホテル ろくでなしの館
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン「…」キョロキョロ
キョン♀「…」キョロキョロ…
キョン「…このパネルか?」
キョン♀「…みたいだな」
キョン「3時間5000円か…」
キョン♀「1時間3000円の方でいいな」
キョン「この部屋でいいか」
キョン♀「ああ」
547 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:40:51.22 ID:wj5YuvvTO
キョン「おじゃましまーす…」
キョン♀「おおー…」
キョン「ベッドが丸いぞ」
キョン♀「風呂がでけぇ」
キョン「天井低くね?」
キョン♀「低いな」
キョン「…自販機がある」
キョン♀「…なるほどな」
548 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:51:13.88 ID:wj5YuvvTO
キョン「…なあ」
キョン♀「ん?」
キョン「お前バイブ使ったこと」
キョン♀「ねーよ」
キョン「そうか。じゃあ買ってやる」
キョン♀「いらん。……っておい!」
キョン「……ヴヴヴヴヴ」
キョン♀「……ちょっと触らせろ」
キョン「ほら」ヴヴヴヴ
キョン♀「おお……」ヴヴヴヴ
キョン「写メ撮っていいか?」
キョン♀「殺すぞ」ヴヴヴヴ
553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:00:55.55 ID:wj5YuvvTO
キョン♀「つーかこんなの挿れられたら絶対痛いぞ」ヴヴヴヴ
キョン「そうなのか」
キョン♀「当てるだけなら…まあ…たぶんいい」ヴヴヴヴ
キョン「ほう」
キョン♀「やらないからな」ヴヴヴヴ
キョン「それはどうかな」
キョン♀「ほら返す」ヴヴヴヴ
キョン「まあ返されても困るんだかな」ヴヴヴヴ
555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:09:13.76 ID:wj5YuvvTO
キョン♀「しかし風呂でけぇなおい」
キョン「二人入れるな」
キョン♀「まあホテルの性質上当然か」
キョン「バスジェットとかついてるんだな」
キョン♀「…ローションバスの作り方…だってさ」
キョン「…ローション風呂か……面白そうだな」
キョン♀「やってみるか」
キョン「よし」
558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:15:47.10 ID:wj5YuvvTO
キョン「……」ぐーるぐーる
キョン♀「……」ぐーるぐーる
キョン「……」ぐーるぐーる
キョン♀「……きてるな」トロ…
キョン「ああ、きてるな」トロロン…
キョン「……」ぐーるぐーる
キョン♀「……」ぐーるぐーる
561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:22:50.49 ID:wj5YuvvTO
キョン「……完成か」トプン
キョン♀「すごいなこれ…」タプンタプン
キョン「溶解剤を入れたら水に戻るらしいぜ」チャプチャプ
キョン♀「捨てるときのためか。よくできてんな」チャプチャプ
キョン「なー」トロー
キョン♀「やばいな指がすげぇぬるぬるする」ヌルヌル
562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:30:33.43 ID:wj5YuvvTO
キョン「もう入れるぞ」
キョン♀「入らねぇよ」
キョン「じゃあ捨てるのか?」
キョン♀「あーこれだけの量捨てるのもったいないか…」
キョン「実際入ってみたくないか?どんなもんか」
キョン♀「まあそれはあるが」
キョン「先入っていいぞ」
キョン♀「いやいや」
キョン「じゃんけんだな」
キョン♀「よーし」
563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:34:32.46 ID:wj5YuvvTO
「「じゃんけん…」」
キョン「ほい」グー
キョン♀「ほい」チョキ
キョン♀「っ……」
キョン「神は言っている……ここで負ける運命ではないと」
キョン♀「くそ……水着とかないのかな」
キョン「裸でいいだろ」
キョン♀「駄目だろ」
568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:44:47.97 ID:wj5YuvvTO
キョン♀「仕方ねぇ、下だけタオル巻くか」
キョン「まあぶっちゃけタオルはあったほうが興奮するんだよな」
キョン♀「だよな」
キョン「わかってるじゃねぇか相棒」
キョン♀「お前の趣味はまるっとお見通しだぜ相棒」
571 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:53:19.44 ID:wj5YuvvTO
キョン♀「ふぅ……よし、入る」
キョン「ないのは服の上から見てわかってたが……マジでないな」
キョン♀「俺は男だからそんなにコンプレックスではないが、女でこれだと悲惨だよな」
キョン「お前女だぞ」
キョン♀「揺れない乳、揺れる心」
573 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:10:51.26 ID:I7oo8RneO
キョン♀「……」
チャプ
キョン♀「あったけぇ」チャプ…
キョン♀「……」バチャ
キョン♀「お…っ…」ヌルッ…
キョン♀「すっごい滑るよ!」ヌルヌルッ
キョン「だろうな」
キョン♀「立つのしんどいからつかるわ」チャプン
キョン♀「うーわー…すげぇぞこれ」ヌヌヌ…
キョン「どうすごいんだ?」
キョン♀「質感がある。質量がある。……動くとやばい」
574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:17:54.82 ID:I7oo8RneO
キョン♀「抵抗がすげぇ。面白い」ヌヌヌ…
キョン「…」
キョン♀「だが顔はつけたくないな」
キョン「…」
キョン♀「そしてすでに髪が重い」ズ…
キョン「あー髪は仕方ないな」
576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:22:28.80 ID:I7oo8RneO
キョン♀「よし、上がる」バチャッ
キョン♀「よっ…と」バチャッ
キョン♀「危ない…滑る……滑るぞ」ヌルッ ヌルヌルッ
キョン♀「滑…おわっ!!」ヌルンッ
キョン「っ」
ガシヌルッ
キョン「大丈夫か」
キョン♀「悪い、助かった…」ヌルヌル…
キョン「…っ」ゴクリッ…
581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:30:05.70 ID:I7oo8RneO
ヌル
キョン♀「っ」ピクン
キョン♀「乳首を触るな」
キョン「…」
ヌルヌルッ
キョン♀「ぅっ…!っておいこら!」
キョン「乳首勃ってるぞ」ヌルヌル
キョン♀「はぁっやめっ」ビクッ
583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:36:56.65 ID:I7oo8RneO
キョン♀「いい加減にしろ」ガッ
キョン「うぐっ」
キョン♀「ったくアホか」
キョン「だってお前全身ローションでぬるぬるになってる女の乳首が目の前にあったら指でぬるってしてみたくなるだろ」
キョン♀「その女が自分でもか」
キョン「今は見た目が重要だ。正直他人にしか見えん」
キョン♀「変態ここに極まれりだな」
586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:43:33.45 ID:I7oo8RneO
キョン「あとその張り付いたタオルがやばい」
キョン♀「ん…ああ、まあ、たしかにこれはな」
キョン「しかし見事に全身ぬるぬるだな…やばい。たまらん」
キョン♀「なさけなさすぎる」
キョン「『ペンキ塗りたて』だと触らないが『ローション塗りたて』だと触ってみたくなるだろ?」
キョン♀「お前大丈夫か?」
587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:51:38.02 ID:I7oo8RneO
キョン「つーか反応いいな。あれで感じたのか?」
キョン♀「お前もっと言葉を選べよ。…まぁ女の体は敏感なんだよ」
キョン「風呂で体洗うときどうしてんだ。今の様子だと…」
キョン♀「そこは…しょうがないから我慢して洗ってるさ」
キョン「我慢してんのか」
キョン♀「興味を示すなエロ親父」
593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:03:59.77 ID:I7oo8RneO
キョン「そうは言うがな、俺は相手がお前だから遠慮なく行動してるんだ」
キョン♀「…」
キョン「ラブホテルに来たのはどうしてだ。お前が俺で俺がお前だからだろ」
キョン♀「…」
キョン「他のやつらじゃできないことができるから来たんじゃなかったのか」
キョン♀「入るだけってお前が言ったんじゃねぇか」
596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:09:18.22 ID:I7oo8RneO
キョン「言ったが正直こんな気分になるとは俺も思ってなかったんだよ」
キョン♀「……お前は、俺なんだよな」
キョン「…そうだな」
キョン♀「…立場が違ってたら、俺も同じことをしてたのか?」
キョン「さぁな。だが確実に言えるのは、今のお前がかなりエロいということだ。…エロいっつーか触りたくなるっつーか…」
キョン♀「……」
599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:24:41.45 ID:I7oo8RneO
キョン♀「(…正直何考えてんだとは思う)」
キョン♀「(…ただなんというか、この温度差は俺が興奮していないから共感できないだけであって)」
キョン♀「(こいつと同じ立場…つまり俺も興奮とか欲情を感じる状況になれば…)」
キョン♀「(…だが俺はこいつを見て興奮はできない…)」
キョン♀「(………やるしかないか)」
601 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:42:08.91 ID:I7oo8RneO
キョン♀「…わかった」
キョン「ん?」
キョン♀「俺はどう転んでもお前を見て興奮することは不可能だ」
キョン「…そうだろうな」
キョン♀「だが、お前が俺を見て興奮するのは…まぁ俺だが女を見てるわけだしな、ないとは言えん」
キョン「まぁ現にこうなってるわけだからな」
キョン♀「正直言うと、今日のデートもどきで彼女役をしている時、男のお前を楽しませることが楽しいと感じることはあった」
キョン「…」
キョン♀「それは自分からお前に対して何かをしているときだ。つまり」
キョン「…」
キョン♀「俺は目隠しをしようと思う」
632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 10:48:43.67 ID:I7oo8RneO
キョン「目隠し?」
キョン♀「ああ。視界さえ隠しちまえばあとは状況の雰囲気に流されることもできるかもしれん」
キョン「…なるほどな」
キョン♀「で、確か自販機に目隠しがあったはずだ。SMセットのとこ」
キョン「ああ、あったな」
キョン♀「別にタオルでもいいが折角だしな」
キョン「わかった。ちょっと待ってろ」
633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 10:55:56.85 ID:I7oo8RneO
キョン「じゃ、つけるぞ」
キョン♀「ん」
キョン「………よし。どうだ」
キョン♀「おお。頭振っても外れない」ブンブン
キョン♀「…よし、じゃあやめたくなる前にやっちまうか。チンコだせ」
キョン「…フェラか?」
キョン♀「これくらいしかしてやれることがないからな。手だとただのオナニーだし」
636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:01:37.74 ID:I7oo8RneO
キョン「……悪い、その前に、ちょっと後ろで手を組んでくれないか?」
キョン♀「…目隠しに後ろ手か。いい趣味だな」
キョン「………パシャ」
キョン♀「!…何撮ってんだ」
キョン「お前もあとで見てみるといい。やばいぞ」
キョン♀「……楽しみにしておく」
キョン「…よし、じゃあもうちょっとそのままな」
キョン♀「…」
638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:09:49.40 ID:I7oo8RneO
キョン♀「…」
キョン「…」スッ
キョン♀「……ん」ムズ
キョン♀「なんだ?」
ガチャリ
キョン♀「?」
ギシッ
キョン♀「おい、なんだこれ」ガチャガチャ
キョン「目隠しと一緒に買ってきた。『痛くない!皮製がっちり拘束手錠!』だ」
キョン♀「外せ」
キョン「…」
639 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:16:26.46 ID:I7oo8RneO
キョン♀「おい」
ヌル…
キョン♀「っ…!?」ピクッ
ヌル ヌル…
キョン♀「こらっ…やめろっ」ピクンッ
キョン「言っただろ。触ってみたいって」ヌル ヌル
キョン♀「っ…だからしてやるって言っただろ…!」ピクッ
キョン「お前も状況に流されれば興奮するとか言ってたし、これでいいだろ」ヌルヌル ペチョペチョ
640 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:22:45.24 ID:I7oo8RneO
キョン「ちょっと倒すぞ」
キョン♀「なに?」
グイッ
キョン♀「っうわっ!」
キョン「……うん。やっぱ床に座った方がいいな」
キョン♀「…お前なぁ、目隠ししてるからめちゃくちゃビビッたぞ…」
キョン「悪かった。このほうが色々好都合でな」ヌル
キョン♀「っ…!」
642 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 11:36:25.27 ID:I7oo8RneO
キョン♀「馬鹿っ…乳首触んなっ…!」ジタバタ
キョン「胸がないから他に触るもんがねぇんだよ」クリクリ
キョン♀「っせーな!っ…!」ジタバタ ヌルヌル
キョン「あと拘束後の抵抗ってそそるな。支配欲っつーのか、興奮する」クリクリ
キョン♀「っ…!(さっきから足が滑ってうまく動けねぇ!)」ツルッ ヌルッ
キョン「…硬くなってきたな」クリッ ヌリュ
キョン♀「んっ…!っ…!」ビクッ ヌルッ
670 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:10:24.78 ID:I7oo8RneO
キョン「…」ヌルヌル
キョン♀「っ…はぁっ…!」ビクッ
キョン「…」ヌルル…
キョン♀「…くそっ…好きにしろよ…もうっ…」
キョン「もう好きにされてるがな」クリクリ
キョン♀「うるせぇっ…んぁっ!」ビクッ
673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:21:46.41 ID:I7oo8RneO
キョン「なぁ」ヌルヌル
キョン♀「ん…っ…?」ピクンッ
キョン「…今、濡れてるのか?」ヌルヌル
キョン♀「……さぁな」
キョン「触って確かめる」
キョン♀「だああ!やめろ!たぶん濡れてるっ」
キョン「…そうか」ヌルヌル…
キョン♀「お前なぁ…つーか絶え間なく触りすぎだろ…っ…乳首の感覚薄くなってきたぞ」
キョン「マジか。すまん」
キョン♀「謝るなら手錠を外してほしいね…」
キョン「それは駄目だ」ヌルヌル
キョン♀「…はぁ……んっ」ピクンッ
676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:36:42.61 ID:I7oo8RneO
キョン「……なぁ」
キョン♀「……」
キョン「……なぁ」
キョン♀「駄目だ」
キョン「と見せかけて?」
キョン♀「ちょっとだけよ……って馬鹿か」
キョン「なんだ、余裕出てきたじゃないか」
キョン♀「諦めの境地ってやつだ。思った以上に何もできんからな」
キョン♀「手錠を外して…目隠しも取ってくれたら、どうだ、下のタオルは俺が自分で取ってみせてやろう」
キョン「別に取らんでいい」
キョン♀「そうかよ…」
677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:44:04.01 ID:I7oo8RneO
キョン「…」
キョン♀「……ん、お前まさか…」
キョン「…なんだよ」
キョン♀「タオルの下が怖いのか?」
キョン「……」
キョン♀「……ははっ!やっぱりそうきたか!」
キョン「……」
678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 19:59:15.39 ID:I7oo8RneO
キョン♀「モザイクなしが見たいっつってもモザイクがないと怖いってのはあるからな、だが安心しろ、お前は別にんむっ」
キョン「…」
キョン♀「んっ…むっ……!(!?く…唇かこれ!?キスされてんのか!?)」
キョン「……ぷは」
キョン♀「ぷあっ!……っ!お、お前いきなりすぎんだr」
キョン「言っとくが俺はお前のことを考えただけだ。下はさすがに好き勝手やるのはマズいと思ったからな」
キョン♀「……紳士のつもりか?」
キョン「…紳士だろう?」
キョン♀「紳士なら視界を奪われた女の子を背後から騙して手錠をかけたりしない」
キョン「手錠は紳士のたしなみだ」
キョン♀「全世界の聖人紳士にあやまれ」
679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 20:06:08.06 ID:I7oo8RneO
キョン♀「つーかお前キスしやがったな」
キョン「あまりにペラペラ喋るもんだから塞ぎたくなったんだよ」
キョン♀「くそー…わけのわからんうちに唇を奪われちまった…」
キョン「…柔らかかったな」
キョン♀「こっちはそれどころじゃなかったがな」
キョン「…もう一回していいか」
キョン♀「っ……駄目っつってもするんだろ…」
キョン「…」
キョン♀「っ……」ビクビク
680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 20:12:43.94 ID:I7oo8RneO
キョン♀「っ……」ビクビク
キョン「…」
キョン♀「…っ…」ビクビク
キョン「…」
キョン♀「………?」
キョン♀「あ」
キョン「…」
キョン♀「てめぇ、カマかけやがったな!」
キョン「期待してたのか?」
キョン♀「この腐れ外道が」
キョン「震えてて可愛いかったぜ」
690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 21:18:45.93 ID:I7oo8RneO
キョン♀「目隠しを取ってくれ」
キョン「…」
キョン♀「終わりって意味じゃない。たださすがにこれ以上見えないのは怖いってだけだ」
キョン「…いいのか」
キョン♀「さぁな。俺も何が正常なのかわからなくなってきたのかもな」
キョン「…わかった。目隠し、外すぞ」
キョン♀「ん…」
691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 21:24:56.66 ID:I7oo8RneO
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「…まぶしい」
キョン「俺のルックスがか?」
キョン♀「いや、蛍光灯がだ」
キョン「わかってるよ。ツッコめよ」
キョン♀「ツッコむのはお前の仕事だろ?」
キョン「っ」
キョン「わかった」ズイ
キョン♀「待て、冗談だ。しまえ」
692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 21:35:51.02 ID:I7oo8RneO
キョン♀「はぁー……どうすっかな……」
キョン「…ゴムは着けるぞ」
キョン♀「当たり前だ。というかだな、俺たちは今マジで越えてはいけない一線を越えようとしているわけなんだが」
キョン「俺の方はあっさり越えちまいそうだ」
キョン♀「頼むからはやまってくれるなよ」
696 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 22:22:55.73 ID:I7oo8RneO
ごめん ちょっと嵐にしやがれ
709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:21:10.55 ID:I7oo8RneO
キョン♀「……よし、手錠を外してくれ」
キョン「ああ、もう必要ないな」
キョン♀「最初から必要なかったんだがな」
キョン「手錠なかったらお前抵抗してただろ」
キョン♀「どうして抵抗することが悪いみたいになってんだよ」
キョン「へたに選択肢があるから迷うのさ。だったらそんなもん奪っちまえばいい」
キョン♀「……次は、そうホイホイ奪うなよ」
キョン「……おう」
711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:27:09.04 ID:I7oo8RneO
キョン「…じゃ、タオル取るぞ…」
キョン♀「…ああ」
キョン「……っ」ヌルッ
キョン♀「言っとくがそれローションな」
キョン「わかってるよ…」
キョン「……」ネチョ…
キョン♀「…っ…くそ…恥ずかしすぎて死ぬ…」
712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:32:49.03 ID:I7oo8RneO
キョン「……」ネチョー…
キョン「…!」
キョン♀「……っ…?」
キョン「…毛…ないのか?…剃った?」
キョン♀「ああ…いや、俺は何もしてない。おそらくハルヒのせい…だと思うが」
キョン「あいつは女の俺に何を望んでるんだ…?」
キョン♀「知るかよ…つーかあんまマジマジ見んな…死ぬ…」
714 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:37:48.59 ID:I7oo8RneO
キョン「悪い……つかすげー糸引いてるんだが…本当にこれローションなのか?」
キョン♀「…俺の体液も交じってますって言えば満足か?」
キョン「正しくは俺の愛液、だな」
キョン♀「あああああ」
キョン「いいなこれ、なんかすげーいい」
キョン♀「よくねぇよ…なんだよこれ…」
715 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:42:11.49 ID:I7oo8RneO
キョン「…っさわ…触るぞ」
キョン♀「…っ」
キョン「……っ」
キョン「……なんか怖いんだが」
キョン♀「嫌ならやめてもいいぜ」
キョン「いや、触る…!」ヌルッ…
キョン♀「…っ」ピクッ
716 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:46:03.23 ID:I7oo8RneO
キョン「…」ヌルヌル…
キョン♀「…っ」
キョン「…」ヌル…ヌル…
キョン♀「…随分控えめだな」
キョン「…」
キョン「…指入れるぞ」
ヌルッ…
キョン♀「っ…」
718 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 23:50:24.68 ID:I7oo8RneO
クチュ…ヌチュッ…
キョン♀「っー……」
キョン「おお……おおお……圧迫感がすげぇ…」ツププ…
キョン♀「い…異物感が…」ビクビク
キョン「……」クイクイ
キョン♀「んっ…!」ピクンッ
キョン「……」クチュ…
キョン♀「ぅあっ…」ビクッ
719 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:05:55.03 ID:5PNdMNKuO
キョン「これは…やみつきになるのもわかるな…」クチュ…クチュ…
キョン♀「んっ…!」ピクッ…
キョン「征服感…指一つで好きなときに鳴かせられる…って感じ」
キョン♀「そう簡単に鳴かされるかよ」
キョン「…」クチュクチュクチュッ
キョン♀「あんっ!……っつー……」
キョン「…」ニヤニヤ
723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:11:35.01 ID:5PNdMNKuO
キョン「最高の気分だ」
キョン♀「最低の気分だ…」
キョン「…じゃあもうちょい深く入れるぞ」
キョン♀「…ゆ、ゆっくりな…」
キョン「…」クチ…
チュプ…
キョン♀「ぅっ…」ピクッ
キョン「…」クチュ…チュク
キョン♀「ぁっ……っ……」
724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:17:39.70 ID:5PNdMNKuO
キョン「…」クチュクチュ
キョン♀「…っ…っ!」
キョン「…」クチュクチュ…
コリッ
キョン♀「んんっ!」ビクッ
キョン「お?」
キョン♀「や…そ……そこはマズい…」
キョン「……今のは…ここか?」クイクイ
コリッ
キョン♀「ああっ!」ビクンッ
キョン「…なるほど…ここが弱いのか…」コリコリ
キョン♀「んんっ…!ぅっ…ぁ…っ!」ビクッ ビクッ
727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:28:41.69 ID:5PNdMNKuO
キョン「…(そろそろイかせたいな)」クチュクチュ
キョン♀「…っ…ぁっ…!」
キョン♀「っ……(い、イきそうだ…)」
キョン「…」ス…
キョン♀「……?お、おい」
ペロッ チュゥ
キョン♀「っ!?」ビクンッ
728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:38:10.40 ID:5PNdMNKuO
キョン「…」チュウッ レロ
キョン♀「っ!ああっ!!」ビクビクッ
キョン「…(すごい反応だな…)」レロレロ
キョン♀「っ……!んっ!っ!」ビクッ ビクンッ
キョン♀「…っ…イく…っ…!」ビクビクッ
キョン「……」
キョン「…っ」レロレロレロレロ
キョン♀「っ!?」
キョン「…っ」レロレロレロレロッ
キョン♀「ぁあっ!んっ!〜〜〜っっ!!」ビクビクッ! ビクッ!
キョン「!」ジュルッ
733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 00:47:33.68 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「〜〜〜っ!っ!」キュンキュン
キョン「…ふぅ」
キョン♀「……っ……はっ……ぁ……」クテ…
キョン「……この達成感」
キョン♀「はっ……は…っ…」
キョン「…イったんだよな?」
キョン♀「…っ……ああ…」
キョン「……こういうとき何て言えばいいんだ?」
キョン♀「……さぁ…女の方から抱きついたりするんじゃないか…?」
キョン「…そうか。来てもいいぞ」
キョン♀「疲れたから少し休む」
キョン「…」
777 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:18:17.26 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「…」
キョン「…」
キョン♀「……さて」
キョン「…ん」
キョン♀「いいぞ、来ても」
キョン「ふー…ついにこの時が来たか」
キョン♀「ゴムは二重にしろ」
キョン「……そうだな。そうしとくか」
キョン「……なぁ、もしお前が妊娠したりしたらどうなるんだ」
キョン♀「考えたくもない」
780 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:36:36.32 ID:5PNdMNKuO
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン♀『うっ、産まれる!』
キョン『頑張れ!頑張れ!』
キョン♀『う、うわああああああ!!』
オギャア……オギャア……
キョン『………よく頑張ったな』
キョン♀『はぁ……はぁ……悪い、疲れたから少し休む……』
キョン『……ああ…お疲れ様…』チュッ…
キョン♀「この妄想はやめた方がいい」
キョン「ああ、背筋がゾッとした」
783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 13:50:58.09 ID:5PNdMNKuO
キョン「……子供は俺に似るのか」
キョン♀「もう考えるな。………まぁ遺伝子的には完全に一致だろうな」
キョン「……」
キョン♀「……」
キョン子『この心霊番組出来悪いな』
キョン『作り物感が出すぎだな』
キョン♀『お前たちメシ出来たぞ』
キョン子『はーい』
キョン『今日はカレーか』
788 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 14:27:15.46 ID:5PNdMNKuO
キョン『……なぁ』
キョン♀『ああ、いつもより寝るのが2時間もはやい』
キョン『気遣ってんのか…あいつまだ7歳だぜ?』
キョン♀『まったく変にマセやがって。誰に似たんだか』
ガチャ…
キョン子『…zzz(…)』
キョン『…』
キョン♀『…』
『…メリークリスマス』
キョン「ちょっといいかも」
キョン♀「戻ってこい」
790 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 14:39:41.95 ID:5PNdMNKuO
キョン「よしやるか」
キョン♀「…やっぱゴム三重にしといたほうが」
キョン「さすがに感触なくなるだろ」
キョン♀「…」
キョン「大丈夫だ。二枚も破れるなんて有り得ないだろ」
キョン♀「…そうだな」
797 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 15:20:05.02 ID:5PNdMNKuO
………
……
…
キョン♀「んっ!あっ!」
キョン「はぁ…はぁ…!」ズチュッ ズチュッ
キョン♀「っ!っ!」
キョン「っ…イきそうだっ…」ズッ ズチュッ
キョン♀「…っ!は…やいな…っ…!」
キョン「溜まってたんだよっ…さっきからずっと抜きたいの我慢してたんだ…!」ズチュッ バチュンッ
キョン♀「…うっ!ぁっ!」ビクッ
キョン「………っっ!!」ブルッ
キョン♀「〜〜っ!!」キュンキュンッ
キョン「うっ…!!」ビクン! ビクッ! ビクッ!
799 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 15:27:21.22 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「っ……!っ……?」ブルッ
キョン「はぁ…はぁ…」
キョン♀「…なんか…温かい……ぞ…?」ハァ…ハァ…
キョン「は……?」
キョン♀「……まさかな」
キョン「……っ」
ヌク…
………トロッ
キョン「…!」
キョン♀「は……」
805 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 15:53:39.78 ID:5PNdMNKuO
キョン「………」ヌルッ
キョン♀「……な…なんで出てんだよ…」
キョン「……これ…破れてる…」ヌル…
キョン♀「いやいやいや!二枚だぞ!どんな射圧だ!」
キョン「…かなり溜まってたからな…」
キョン♀「溜まっても普通破れねーよ!いやわからんけど破れねーだろふつう!」
キョン「…かなりきつかったしな…」
キョン♀「まずい、マズいぞ…中はマズい…!」
807 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 15:59:43.78 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「なんで破れた!お前のチンコ棘でもついてんのか!」
キョン「…」フニャ…
キョン♀「くそっムカつく」
キョン♀「…ちっ…出すしかねぇか…」
キョン「……吸い出すか?」
キョン♀「いい、自分でやる」
キョン♀「……っ」グチュ…
キョン♀「っ……っ」グチュ…グチュ…
キョン♀「…奥が…んっ…!」ビクッ
キョン「……」ムク…
814 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 16:11:55.52 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「っ……んっ!」クチュ…クチュ
キョン「……」ムクムク…
キョン♀「…………お前なぁ……」
キョン「仕方ないだろ。これは仕方ねぇ」
キョン♀「お前のせいだってのに………くそ駄目だ、指じゃ全部出せねぇ」
キョン♀「シャワー取ってくれ」
822 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 16:48:01.60 ID:5PNdMNKuO
キョン「……ほら」
キョン♀「よし…」
キョン♀「…」キュッ
シャアアアアア
キョン♀「……」
キョン♀「……」クパ…
キョン「…!」
シャアアアアアッ
キョン♀「っ……んっ…!」ビクッ
シャワアアアアア
キョン♀「っ…!っ……!」ビクビクッ
キョン「……」ビンッ
825 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 16:55:18.87 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「なんか逆に奥に押し込んでる気がする……」シャアアアアア
キョン「…どうなんだろうな」
キョン♀「くそ……っ……」ショワアアアア
キョン「…」
キョン♀「…っ……もういいか…」キュッ
キョン「……(…シャワオナ)」
キョン♀「お前が何を考えているのか顔を見なくてもわかる」
キョン「やっぱりお前も意識してたか」
キョン♀「…不便だぜ、感じたくないときも感じるってのは」
827 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:02:27.63 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「……それと、これはあまりしたくない…というかさせたくないんだが」
キョン「…?なんだ」
キョン♀「念には念をいれてだ……吸い出してくれ。シャワーだとやっぱ奥にやってるような気がしてな」
キョン「…わかった。吸ってやる」
キョン♀「クリトリスとか余計なところは弄らんでいいからな」
キョン「わ…かってるさ」
828 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:06:21.61 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「…じゃあ、頼んだ」
キョン「…任せろ」
キョン「…」
キョン「…」クチ…
クパァ…
キョン「…っ」ゴクリ…
キョン♀「っ…」
キョン「……じゃ、吸うぞ」
キョン♀「あ、ああ…」
831 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:10:36.81 ID:5PNdMNKuO
キョン「…」ハム
キョン♀「っ」ピクッ
キョン「…っ」ヂュ…ズヂュッ
キョン♀「っ…は…!」
キョン「…っ」チュウウウッ
キョン♀「ぃっ…!」ブルッ
837 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:18:02.54 ID:5PNdMNKuO
キョン「…っ」ヂュッ ヂュルル
キョン♀「っ…!…どうだ…まだ残ってるかっ…?」
キョン「…っ(何もないが…)」ヂュルルッ ヂュルッ
キョン♀「っ…!くぅっ…!」ビクッ
キョン「…っ(もう少しだけ…)」ヂュル……ズチュ…
キョン「…っ!?おいっ…舌挿れてるだろっ…!」ビクッ
844 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:23:09.29 ID:5PNdMNKuO
キョン「…っ」ウネウネ
キョン♀「んっ…!(わざとなのか…舐めとろうとしてんのか…)」ビクッ
キョン「…っ」グリッ
キョン♀「っ!ぁはっ!(わざとだ!こいつ!)」ビクッ
キョン♀「っもういい!」グイ
キョン「ん…」
847 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:28:51.19 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「はぁ…はぁ…どうだ、取れたか」
キョン「いや、何も。最初から綺麗だったぜ」
キョン♀「そうかよ…」
キョン「だが奥はわからん。舌も届かなかったしな。広げて見てみるか?」
キョン♀「……いらん。お前はなんか信用できん。……俺が見る」
キョン「…」
キョン♀「鏡……」
キョン♀「……」クパァ
キョン♀「……(何プレイだこれは…)」
848 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:31:38.86 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「……いまいちわからんな…」
キョン「…俺なら近くで見れるぞ」
キョン♀「……」
キョン♀「……」
キョン「…」
キョン♀「…」
キョン♀「…頼む」
キョン「おう」
849 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:36:36.10 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「あーくそ…」
キョン「よし、股開け」
キョン♀「…」
キョン♀「…死にてぇ」
キョン「どれどれ…」
キョン「…うん」
キョン♀「もういいか…?」
キョン「…ああ。綺麗だったぞ」
キョン♀「…」
851 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:48:04.18 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「……たしかアフターピルとかってあったよな」
キョン「ああ…なんかそんなのあったな」
キョン♀「薬局……いや、病院か…」
キョン「……なぁ」
キョン♀「なんだ」
キョン「お前、生理とかってあるのか?」
キョン♀「…ある」
キョン「その……なんだ。排卵周期とかってあるだろ…?生理…とか」
853 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:53:34.86 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「……生理は……5日前くらいだったか…」
キョン「…それってヤバいのか…?」
キョン♀「いや……安全日だ…一応…」
キョン「…勉強したのか」
キョン♀「いや…朝比奈さんに教えてもらった」
キョン「!?」
キョン♀「キョンちゃんも女の子なんだから知っておかないとダメ、って言われた」
キョン「朝比奈さんから女の体の話を…」
856 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 17:59:34.19 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「……とりあえずここを出よう」
キョン「ああ」
キョン♀「やれやれだ…」
キョン「……」ゴソゴソ
キョン♀「…おい、何してる」
キョン「…よし、行くか」
キョン♀「とんだラブホ見学だったぜ…」
861 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:16:11.24 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「………はぁ、空気がうまいぜ」
キョン「これからどうする?」
キョン♀「……帰ろう」
キョン「……そうだな」
キョン♀「やれやれだ…」
「二人とも、お疲れのようだね」
キョン♀「!」
キョン「!」
862 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:20:12.09 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「……っ!」
キョン「……さ…」
キョン♀「佐々木……?よ、よう、また会ったな!」
佐々木「また会ったね、キョン。くっくっ、なんだか今日は偶然が続く日だ…と言いたいところだが」
佐々木「面白いことにこれは偶然ではないのだよ、キョン」
キョン♀「……な、なに…?」
875 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:36:00.74 ID:5PNdMNKuO
佐々木「それにしても妙な場所で会ってしまったね。別に何があるというわけでもないが、少し気恥ずかしい」
キョン♀「そ…そうだな…こんなところで合うなんてな…はは…」
キョン「……」
佐々木「キョン、よかったらこれから一緒に夕食でもどうだろう?それとももう食べてしまったかな?」
キョン♀「あ、あー…そうだな……えーと…」
キョン「佐々木。俺たちはもう帰らないといけないんだ。悪いな」
佐々木「キョンは口を出さないでくれないか。僕はこっちのキョンに話しかけているんだ」
キョン「っ…!」
キョン♀「……佐々木、こいつはジョンで」
佐々木「もちろんこの夕食の誘いは男性の方のキョンも一緒のつもりだよ」
878 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 18:43:00.17 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「……佐々木、こいつの顔はそんなに俺と似てるか?」
佐々木「顔は全く別人だね。面影もないと言ってもいい」
キョン♀「……キョンは俺だ。ややこしいからこいつをそう呼ぶのはやめてくれないか?」
佐々木「…ふむ。キョン…これは君に言っているのだが、どうだい?ジョンとキョン、どっちの名前が」
キョン♀「佐々木!お前いい加減に…」
886 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:00:47.30 ID:5PNdMNKuO
佐々木「っと…すまない、動揺するキョンが可愛くてつい…」
キョン♀「…」
佐々木「察しのいいキョンのことだ。もう気づいているんだろう?まあ気づいたのは僕の方だが、いや、気づくというよりは知ったと言うべきか」
キョン♀「…」
キョン「…」
佐々木「二人ともそう怖い顔をしないでくれないか。ちょっとした余興、サプライズのつもりだったんだ。僕も驚かされたからこれでおあいこということで」
888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:13:29.49 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「…」
キョン「…」
佐々木「……キョン、嘘をついたのは君だ。彼氏ができたと聞いたときは驚いたが、まぁそれが嘘だったということは…悪くはないがね」
佐々木「……キョン。君は元は男だったというのは本当かい?」
キョン♀「!」
キョン「!」
佐々木「ふむ…」
889 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:19:13.96 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「……悪いが佐々木、お前が何を言っているのかさっぱりわからない」
佐々木「そうか…では今言ったことは全て忘れてくれ」
佐々木「これからはキョンに不思議系キャラとして見られてしまうのが悔しいが、仕方ない。踊らされた僕が悪いな」
キョン「……佐々木」
キョン♀「おい」
佐々木「なんだい?ジョンさん」
892 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:27:45.94 ID:5PNdMNKuO
キョン「その話、誰から聞いたんだ」
佐々木「僕の友人に橘さんという女の子がいてね、これがまた変わった人なんだが、話は彼女から聞いた」
キョン「…橘だと?」
キョン♀「橘…おい佐々木、そいつのフルネームは何ていうんだ」
佐々木「へぇ…本当に面識があるのか。面白くなってきた」
キョン♀「佐々木」
佐々木「橘京子。彼女はそう名乗っていたよ」
893 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:39:47.61 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「っ!」
キョン「……佐々木、どうしてお前があんなやつと付き合っているんだ…」
キョン♀「いや、それより…橘から聞いた…?なぜあいつが佐々木にそんな話をする…?」
佐々木「…質問か。その前にこちらの質問に答えてほしい。さっきはあやふやになってしまったからね」
佐々木「キョン、よかったらこれから一緒に夕食でもどうだろう?」
キョン♀「……わかった。付き合うぜ」
佐々木「…ジョンさんも」
キョン「……ああ、俺も行く」
894 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 19:45:27.00 ID:5PNdMNKuO
………
……
…
佐々木「クリームパスタ一つ。あと食後にメリーゴーランドを」
「かしこまりました」
佐々木「♪」
キョン♀「……佐々木」
佐々木「ん、なんだい?」
キョン♀「お前が橘から聞いたという話を詳しく聞かせてくれ」
佐々木「うん。そうだな…どこから話せばいいか…」
898 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:12:03.15 ID:5PNdMNKuO
………
……
…
佐々木「……と言うわけだ。正直僕も半信半疑…いや九信一疑だったんだが、さっきのキミの反応で解ったよ。どうやら本当らしいね」
佐々木「いろんな話を聞かされたよ。突拍子もない話ばかりだったがね」
佐々木「宇宙人、超能力者、未来人、そして神様だったか。今のキョンを見ていると、なるほど、信じる気になってきたよ」
900 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:25:23.34 ID:5PNdMNKuO
佐々木「というのも、実は僕自身にもよくわからない実感みたいなものがあってね」
佐々木「理解や納得というよりも、なぜかそうだということがわかる、と言った感じだ」
佐々木「この世界は涼宮ハルヒさんの見ている夢のようなもので」
佐々木「本当はキョンは男性のはずだが、どういうわけだが女性になってしまった。そしてその男性のキョンというのが…ジョンさん、キミなんだね」
キョン「……ああ、その通りだ」
901 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:32:04.28 ID:5PNdMNKuO
佐々木「はー……すごいな。凄いよキョン。さすがはキョンだ」
キョン♀「なんだそりゃ」
佐々木「不思議も不思議、本物の不思議系キャラじゃないか。僕なんか君と並んだら足下にも及ばない。くくっ」
キョン「…楽しそうだな。こんな状態だってのに」
キョン♀「…佐々木、お前の記憶では俺はずっと女だったんだろ?こんな夢みたいな話をお前は信じられるのか?」
佐々木「そう、そこなんだよキョン。重要なのは、これが夢だということだ」
佐々木「夢はいつか覚める。この場合は…そうだな、そんなに長くは続かないんじゃないかな」
キョン「…なぜそう言い切れる?」
佐々木「なんとなく。でもわかるんだ。確信がある」
902 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:40:55.16 ID:5PNdMNKuO
佐々木「説明はできないがね」
キョン♀「……そうか」
キョン「…驚くしかないな」
佐々木「くくっ。…ところでキョン…あ、今言うキョンは女のキミの方だが…んー…」
佐々木「すまない男性のキョン、キミをジョンと呼んでもいいかな。指名する際に二人同時に反応されるのはひどくややこしい」
キョン「ん、ああ、別に構わんが…」
佐々木「ありがとう。本当は本当のキョンも親しみを込めてキョンと呼びたいんだが、ここはわかりやすさを優先したい」
904 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 20:58:37.66 ID:5PNdMNKuO
佐々木「……と、スムーズに話ができるようになったところで、キョン」
キョン♀「なんだ」
佐々木「そしてジョン」
キョン「ん?」
佐々木「僕とはちあわせた時だが…君たち、面白い場所にいたね」
キョン・キョン♀「「…!」」
佐々木「くっくっ。触れられたくない話題かもしれないが、君たちの方からは絶対に振ってこないと思ってね。こちらから言わせてもらったよ」
佐々木「そして先に謝らせてもらいたい。今日橘さんからキョンが二人いるという話を聞いたのは君たちと別れた直後だった」
佐々木「しばらく会っていなかった話題の親友に偶然にも会えた、しかも事件のことを聞く直前に。それが何かの示しかもしれないと思って、別れたばかりの君たちを追いかけた」
佐々木「追いかけたのだが、僕はそれ以上追いかけられなくなった」
キョン「…」
キョン♀「…」
佐々木「くくっ…いや、すまない。尾行したつもりではなかったんだ。声をかけようと思った。しかしだね」
キョン「…」
キョン♀「…」
907 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:13:23.30 ID:5PNdMNKuO
佐々木「あの建物は秘め事をするための場所だ。そこへ入り、出てきた君たちがしていたことを僕が想像するのは難くな……いや、…」
キョン「……おいお前、今すぐ俺の首を絞めてくれ」
キョン♀「こっちからも頼む。手加減なしでな」
ぐぐぐっ…!
佐々木「わああ!待ってくれ!別に僕はキョンを非難したわけじゃない!」
ぐぐぐっ……!
佐々木「キョン!やめてくれ!………僕がキョンと同じ立場だったら、僕も同じことをしていたよ」
ぐぐ……
佐々木「ここ夢の世界だ。ならば、普段できないことを試してみたくなるのは当たり前のことだ。僕はそう思う」
キョン♀「げほォっ!!」
キョン「がはっ!!げほっ!!」
909 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:17:54.41 ID:5PNdMNKuO
キョン「てめぇマジで締めやがったなっ…!」
キョン♀「お゛っ…お前ごそ゛っ…!」
佐々木「まさか僕の前で殺し合い…いや、自害を始めるとは…」
キョン♀「げほっ……佐々木、お前が俺たちを非難するのは当然のことだ」
キョン「ああ。言い訳するつもりはない」
佐々木「キョン…」
「「だから死なせてくれ」」
ぐぐぐっ!!
佐々木「キョンってば!!」
911 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:22:28.84 ID:5PNdMNKuO
キョン「ぐっ……!」ギリギリ
キョン♀「がっ……!」ギリギリ
佐々木「〜〜〜っ!もうっ!」
佐々木「……っ!」ガタッ
佐々木「……」
ヌキヌギ…
キョン・キョン♀「「!?」」
ざわ… ざわ…
佐々木「……っ」ヌギヌギ
キョン♀「なにしてんだ!」
キョン「佐々木!白っ…服を脱ぐのをやめろ!」
913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:31:42.88 ID:5PNdMNKuO
佐々木「……っ」ヌギヌギ
キョン「スカートをはけ!」バッ
キョン♀「どうしたってんだよ!」
佐々木「はぁ……はぁ……!どうだいキョン…ここは夢だから、こんなことだってできるんだ」
キョン「っ……」
キョン♀「……佐々木…」
佐々木「…ふふ、少しは落ち着いたかい?」
キョン♀「……悪いな、心配させちまった」
キョン「……白…」
915 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:39:51.17 ID:5PNdMNKuO
佐々木「……っ」ドキドキ
キョン♀「無茶しやがって…」
キョン「…佐々木よ。お前はこの世界を夢だと言うが…」
佐々木「…じき覚める夢だよ。この世界での僕の記憶もなくなる」
キョン「…なぜわかる…いや、お前にはわかるんだったな」
佐々木「…本当の僕が本当の世界にいるというのなら。この世界の僕の17年あまりの人生が全て作り物だとは思わない」
佐々木「夢が終わっても最近の記憶が消え、キョンが男になる、ただそれだけさ」
キョン♀「……だからっていきなり脱ぐか…?」
キョン「俺は少しこの世界が好きになってきたぜ」
キョン♀「黙れ」
918 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 21:53:37.81 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「やれやれだ」
佐々木「くくっ。そういうわけだキョン、君たちの行動は正しかったというわけさ」
キョン「やれやれ…」
佐々木「……ところでキョン、実はこういうこともあって、僕も色々と鬱憤が溜まっていてね」
佐々木「そこで……君に、僕の相手をしてもらえたら嬉しいのだが」
キョン・キョン♀「「!」」
キョン♀「そっ……それは……」
キョン「俺に言っているのか……?」
922 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:06:31.81 ID:5PNdMNKuO
キョン♀「お前はジョンだろ。及びじゃねぇよ」
キョン「あっ…!」
佐々木「……ん、まずい、もうすでに僕の記憶喪失が始まっているようだ」
キョン♀「なに!?」
キョン「大丈夫か!?」
佐々木「うん……さっき僕は男のキョンをジョンと呼ぶと言ったね…」
佐々木「そのことを忘れてしまっていた。記憶喪失というか、僕の心が男のキミがキョンだと言うことをはっきりと認めたようだ」
キョン「……ということは」
佐々木「くくっ、この際だ、3人でしてみるのも悪くないと思わないかい?」
924 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:12:25.33 ID:5PNdMNKuO
………
……
…
妹「キョンくんー!起きてー!朝だよー!」
キョン「ん…」
キョン「ふぁぁ………ぁふ」
キョン「……」
929 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:15:29.50 ID:5PNdMNKuO
キョン「数学と…英語と……」ゴソゴソ
キョン「ん…?なんだこれ…」
キョン「……これって」カチ
ヴヴヴヴ…
キョン「うおっ!やっばり!」
キョン「なんでこんなもんが俺の鞄に…」
キョン「…ん?」
キョン「……これは…プリクラ?」
931 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:19:02.91 ID:5PNdMNKuO
キョン「これは……俺か?」
キョン「この二人は……一人は…佐々木か…?」
キョン「もう一人は……ハルヒ…?いや……違う」
キョン「誰だこいつ……つーかなんだよこのプリクラ…こんなもん撮った覚えねーぞ」
キョン「………3P」
キョン「いやいや、何を考えてるんだ俺は」
948 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:29:07.37 ID:5PNdMNKuO
キョン「なんなんだよいったい……」
キョン「……とりあえず学校行くか。遅刻しちまう」
キョン「……」
その日、俺は学校で教科書を取り出しているとバッグの底に皮製の手錠のようなものを発見した。
そして偶然にも、いや目ざとくそれをハルヒに発見され
その場では何も言わなかったハルヒだったが、放課後、文芸部室にてSOS団の目の前で問いただされた。
951 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:41:04.98 ID:5PNdMNKuO
その日精神的に疲れ果てた俺は部屋で謎の物品たちを調べていると
あの手錠の皮の裏側に、あるメッセージを見つけ出した。
そこには『コンドームは2枚だと破れやすい。厚めのものを1枚着けるといい』とあった。
俺は吹き出し、そのメッセージを心に刻み込んで寝た。
おわり
957 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/17(日) 22:44:02.97 ID:5PNdMNKuO
ここまで支援してくれた人、ありがとうございました
ここまで続くとは思ってなかったです
キョン子の画像貼って1000まで埋めてもらえると嬉しいです