1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 02:44:36.95 ID:TQINJxUA0
ハルヒ「キョンもそう思うでしょ?」
キョン「えっ?」
ハルヒ「何よ、はっきりしないわね!」
キョン「あ、ああ……そうだな」
ハルヒ「そうよね!」
キョン「なあ、古泉。今の、ツッコミいれた方が良かったのか?」
古泉「『お前がだろ!』ですか……」
「涼宮さんが自分を正しく認識していてのボケなら正解なのでしょうが」
キョン「自分が池沼だと自覚してない可能性もある」
古泉「そんな状態で『お前が池沼だろ! この最低女!』なんてツッコミいれたら……」
キョン「世界は崩壊するな」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 02:52:43.84 ID:TQINJxUA0
キョン「確かめてくる」
古泉「くれぐれも慎重に」
キョン「分かってる」
キョン「なあハルヒ」
ハルヒ「何よ?」
キョン「池沼って一般的にどういう奴の事を言うのかお前の意見を聞きたい」
ハルヒ「はあ? まあいいけど」
「まずは、他人の意見を聞かない」
「人に迷惑ばっかりかける」
「とにかく行動そのものが鬱陶しいのよね」
「馬鹿と阿呆を足して百をかけた感じ」
「あ、ちょっと勉強ができても頭がいいわけじゃないから」
「学力があっても頭のネジが何本も抜けてれば池沼よ」
「……こんなところかしら?」
キョン「……ああ、ありがとう」
キョン「ハルヒの池沼への認識は大まかに正しいようだ」
古泉「ええ、聞いてました。しかし、自分自身が池沼だと気づいておられるかどうか……」
キョン「うむむ……」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 03:03:34.88 ID:TQINJxUA0
ハルヒ「……」ボケー
キョン「気づいてないと考えて行動した方が無難かもな」
古泉「しかし気づいている上でのツッコミ待ちだとすれば、貴方の行動が鍵になります」
キョン「『お前が池沼だろ! このすべたが!』か……」
古泉「またしかし、気づいていなければそのツッコミは地球破壊ばくだんのスイッチになりかねません」
キョン「ツッコミてえ……ハルヒにツッコミてえ……」
古泉「誤解を招く言い方ですね、それ」
みくる「遅れてすみません」
ハルヒ「あ、みくるちゃん!」
「池沼ってほんとに最低だと思わない?」
みくる「ふえ? ええと、わたし的には可愛らしいと思いますけど……」
ハルヒ「池沼が!?」
みくる「は、はい。自分勝手でまわりの事とか考えられない。そこがいいと思います」
ハルヒ「でも、実際に接すると迷惑極まりないわよ?」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 03:07:30.26 ID:TQINJxUA0
みくる「もう慣れましたし……」
ハルヒ「えっ? 慣れた?」
みくる「はい、だって」
キョン「朝比奈さん、こっちへ」
古泉「さあ、どうぞどうぞ」
みくる「え? 何でわたし羽交い絞めにされてるんですかぁ!?」
古泉「……というわけなのですよ」
みくる「あわわ……ごめんなさい危うく世界が……」
キョン「ぎりぎり大丈夫でしょう」
古泉「しかし厄介ですね。あの質問を誰彼構わずし続けるとなると、いずれは」
キョン「やめさせようにも池沼だからな」
みくる「逆にむきになって聞きまくるでしょうね」
長門「……遅れた」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 03:14:40.07 ID:TQINJxUA0
ハルヒ「あ、有希!」
「池沼って生きてる価値無いわよね!」
長門「! 自殺は良くない。考え直して」
ハルヒ「へ?」
長門「生きていれば、必ずいい事もある」
キョン「よし、長門。こっち来い」
みくる「長門さん、いい子ですから」
古泉「しばらく無口キャラでいてください」
長門「何故、亀甲縛り……?」
キョン「……ということだ」
長門「……申し訳ない」
みくる「長門さんの力で、涼宮さんの本音とか分かりませんか?」
長門「そういうのは難しい。涼宮ハルヒの力が優る」
古泉「うーん」
キョン「池沼の癖に面倒かけさせやがる。いや、池沼だからか」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 03:19:38.20 ID:TQINJxUA0
ハルヒ「ボケー」ホジホジ
古泉「口を開けて鼻くそほじってますよ」
キョン「普通にしてれば美少女なのにな」
みくる「でも、あれが涼宮さんの魅力ではないかと思います」
長門「思念体も大体同意見。というか思念体から見れば彼女も貴方達もそう変わらない」
キョン「ひでえ」
ハルヒ「もぐもぐ」ボケー
古泉「……食べましたね」
キョン「百歩譲って食べるのはいいとしよう。しかし人前で食うか?」
長門「池沼の習性の一つ」
みくる「可愛いなあ、涼宮さん」
ハルヒ「ぅおえっ」
キョン「あ、えづいた」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 03:41:14.06 ID:TQINJxUA0
デンワガキテイルヨ デンワガキテイルヨ デモソンナノカンケイネー デモソンナノカンケイネー
ピッ
ハルヒ「やっほー」
「うんうん……そっかー」
「今度アイス食べにいこうねー」
「じゃねーまたねー」
キョン「お母さんか?」
ハルヒ「何でよ。友達よ友達」
キョン「友達ぃ!? トモダチじゃなくて?」
ハルヒ「平沢唯って子なんだけど。話が合うのよねー」
キョン「そうか……」
古泉「まさか友達ができるとは」
キョン「平沢さんって人に迷惑かけてないといいが」
長門「涼宮ハルヒは我々も友人と考えている節がある」
みくる「えぇー! 勘弁してくださいよー!」
キョン「全くだ」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 03:46:28.23 ID:TQINJxUA0
キョン「とにかく。自覚……しているのかいないのかが問題だ」
古泉「これまで僕達は自覚無しという方針で行動してきましたからね」
みくる「自覚するとどうなるんですか?」
長門「プライドが耐え切れなくなり、自殺……」
みくる「はわわ」
古泉「それだけは何としても避けねばなりません」
ハルヒ「……」ブボッ
キョン「……臭え!」
古泉「放屁は久々ですね」
みくる「実が出てないか心配です」
長門「95割の確立で出ている」
キョン「だろうな……」
ハルヒ「みんな、集まってー!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 03:51:51.90 ID:TQINJxUA0
ハルヒ「新しいSOS団の活動を発表するわ!」
「池沼を殲滅しましょう!」
「これぞ世のため人のため!」
キョン「極論だな、おい」
古泉「しかし、殲滅とはどういう方法で?」
ハルヒ「縛り首にして滅多打ち!」
長門「……団長命令なら仕方が無い」
みくる「でも……でも!」
ハルヒ「さ、みんな! 池沼をとっ捕まえてきなさい!」
キョン「よし」ガシッ
古泉「失礼」ガシッ
ハルヒ「えっ? 何で羽交い絞め?」
長門「ロープを調達した」
みくる「バットを四本……」
ハルヒ「何よあんたたち! どういう事よ!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 03:57:37.67 ID:TQINJxUA0
キョン「池沼を縛り首にして滅多打ちにするんだろ?」
ハルヒ「そうよ! 何であたしを縛るのよ!」
古泉「これは……」
キョン「そうか、気づいていないパターンだったか」
ハルヒ「キョン? 何なのこれ?」
キョン「ハルヒ……酷な事を言うようだが……お前は池沼なんだ」
ハルヒ「え……嘘……嘘よそんなの!」
キョン「お前の出した池沼の条件……全て当てはまってる」
ハルヒ「あ! ああ……」
キョン「……分かったろ? 池沼を殲滅なんてやめとけ、な?」
ハルヒ「……」
「認めない」
「あたしは自分が池沼だなんて認めない!」
「だから……池沼の殲滅は撤回しない!」
キョン「ハルヒ……!」
みくる「涼宮さん……!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 04:05:34.74 ID:TQINJxUA0
キョン「その心構え、潔し!」
古泉「吊るせ吊るせー!」
ハルヒ「んがっ! んがんが!」
長門「一つ、人より力持ちぃ」バシィ!
みくる「二つ、故郷あとにしてぇ」バシィ!
キョン「は〜なの東京でぇ、うーで試しぃ」バシッ!
古泉「三つ、未来の大物だ」バシッ!
長門「大ちゃんアッレチョ人気者」バシッ!
みくる「てんてん、てんか〜の」バシッ!
キョン「い〜なかっっぺぇ〜」バシッ!
古泉「……」
キョン「古泉?」
古泉「もう、いいじゃありませんか!」
「池沼だろうがそうじゃなかろうが! 涼宮さんはSOS団の団長です!」
「僕には、彼女を殴るなんてできません!」
キョン「古泉……」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 04:13:48.92 ID:TQINJxUA0
キョン「俺たちが、間違っていたと言う事か」
長門「そうなのかも知れない」
古泉「皆さん……」
みくる「は、早く涼宮さんを降ろさないと、死んじゃいます!」
キョン「……ハルヒ、生きてるか?」
ハルヒ「シュエエアィサィwwwww」
みくる「良かった! 間に合った!」
長門「指は何本?」
ハルヒ「ターアィーサィ!!!!!」
古泉「無事で何よりです」
唯「こんにちわー! 涼宮さんいますかー?」
ハルヒ「おぎゃwwwぱしへろんだすwwwww」
唯「ハルちゃん! 元気そうだね!」
ハルヒ「うんwwwたんwww」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 04:20:19.51 ID:TQINJxUA0
唯「今日はギー太連れてきたよ!」
ハルヒ「にっぺりあまぐぇー!」ガシャン!
唯「ギー太! ギー太ぁ!」
キョン「微笑ましいな」
古泉「やはりSOS団はこうでなくては」
みくる「あのギター、高そうですよね……」
長門「池沼だから大丈夫」
唯「シュエエアィサィwwwww!」
ハルヒ「ターアィーサィ!!!!!」
キョン「そうか! 友達も池沼だったのか!」
古泉「迷惑をかけずに済みましたね」
みくる「こっちは二倍迷惑ですけどね。あーあ……涎とかでべっとり」
長門「問題ない。愛好者に写真を売る。一枚五千円」カシャカシャカシャカシャ
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 04:33:58.16 ID:TQINJxUA0
それから月日は流れ。
高校を卒業したハルヒは、平沢さんと一緒にパン工場で働くことになった。
キョン「ハルヒー。見学に来たぞ」
ハルヒ「キョ、キョン! いきなり来ないでよ!」
唯「まあまあ、班長さんしっかりしてよーwww」
ハルヒ「も、もう……。あ。てんすくん、パンに鼻くそ入れない!」
( ^p^ )「おぎゃwwwおっぱいwww」
ハルヒ「よだれが生地に……まあ、それはいいわ、見えないから」
キョン(……うまくやてそうだな。良かった)
ハルヒ「キョン! あたしの作ったパン、おみやげにあげる!//」
キョン「いいのか? 悪いな」
キョン「生ゴミは……こっちか」ポイ
(悪いが食ったらた腹壊すからな)
「しかし……生き生きとしてたな、ハルヒ。頑張れよ……」
・涼宮ハルヒの驚愕 より抜粋・
終わり
29 名前:南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY [sage] 投稿日:2010/09/24(金) 04:39:01.52 ID:TQINJxUA0
最低から一歩手前のが書けたので寝ます。