ハルヒ「そのふざけた幻想を」


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1 名前:1 ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/15(水) 18:19:54.10 ID:IbV2d3.0

ハルヒ「これで人気確実、まとめスレ掲載決定ね!」

キョン「おい、本気でインデックスの話を書く気か……?」

ハルヒ「書かないけど」

キョン「……嘘、ダメ、ゼッタイ! そこまでして載りたいか!」

ハルヒ「そりゃあねえ。もう通算4作目だし……」

キョン「まあ、友人は2作連続で掲載済みだからな……」

ハルヒ「……見る目がねーな『ぷん太のにゅ』」

キョン「止めろよ! 確実に今の喧嘩売ってる! 今すごい大物サイトに喧嘩売ってる!」

ハルヒ「ではスタートでーす」

キョン「やる気出せよ!」

巻末コメント:また始まってしまいました。
ちなみに今回のSSはたまに違う作品が乱入します。
理由は、なんとか飽きさせないためです。僕を。
どうか、今回もよろしくお願いします。
1日1作品を目標に頑張ります。

2 名前:1 ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/15(水) 18:20:51.74 ID:IbV2d3.0

―キョンと男性専用―

朝比奈「……うぅ」

キョン「がっかりしてめそめそしてどうしたんですか、朝比奈さん!?」

朝比奈「実はカクカクシカジカマヨイマイマイで……」

キョン「痴漢……だと……? 許せん! この右手でジャスティスを下してやる!」

ハルヒ「うん。やっぱり痴漢は許せない行為よね」

キョン「お、ハルヒ、お前もあるのか?」

ハルヒ「何回もあるわよ」

キョン「やめとけ。そういうのって一回ハマると抜け出せないらしいからな」

ハルヒ「される方だっつーの!」

3 名前:1 ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/15(水) 18:21:37.97 ID:IbV2d3.0

古泉「とりあえず、朝比奈さんの今日の件についての調査は機関に依頼しました」

キョン「ハルヒ関係じゃないのにすまんな」

古泉「いえいえ。方法がわかれば、僕としても今後、方法の一つとして吸収出来ますし」

キョン「お前いっぺん鉄道警察の人にお世話になってこい」

ハルヒ「ねえねえ、有希。有希は痴漢にあった時、どうしてるの?」

長門「……ふっとばす」

キョン「え?」

長門「……手首ごと」

キョン「いやああああああああああああああああああああああ!」

4 名前:1 ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/15(水) 18:22:27.38 ID:IbV2d3.0

長門「……大丈夫。この世界で再現できるレベルの速さで切除するため、痛くない」

キョン「そういう問題じゃねーよ! かまいたちかお前は!」

古泉「ああ、道理で今朝から僕の右手は見当たらないわけだ」

キョン「お前はもう一方も切り取られとけ」

ハルヒ「でもちょっと待って……確かに痴漢は多いけど、それと同じぐらいに冤罪も多いわよね」

キョン「確かにな。女子高生の中には、わざと冤罪を起こして示談金をふんだくるケースもあるみたいだが……」

朝比奈「やっぱり男性専用車両が必要なんですかねえ」

キョン「それはどうでしょうね……」

5 名前:1 ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/15(水) 18:23:42.78 ID:IbV2d3.0

キョン「でもあったらあったで嬉しいですけどね」

長門「……色んな人がいる。仕方ない」

キョン「え?」

ハルヒ「まあ確かに仕方ないわよね……そういう人も居るわよ……」

キョン「え?」

古泉「僕も……実は」

キョン「え?」

朝比奈「世界は広いです。それにしてもキョンくん、電車の中でそんな……男共となんて///」

キョン「そういう男性専用じゃねえよ!」

完!続!

13 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/16(木) 14:37:56.33 ID:uPug2hI0

―SOS団と新食感―

朝比奈「みなさんどうぞー」

ガタッ

キョン「あ、ありがとうございます朝比奈さん。……ん?」

朝比奈「どうかしましたか?」

キョン「今日はお茶じゃないんですか?」

朝比奈「実は昨日、鶴屋さんとお買い物に行ったときに新食感ケーキを買ったんです」

古泉「何かプルプルしていて美味しそうですね」

14 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/16(木) 14:38:32.14 ID:uPug2hI0

キョン「朝比奈さん、なんか見た目それぞれ違うみたいなんですが、何味なんです?」

朝比奈「ふふっ、実はこのスイーツ、それぞれ何味かがわからないんですよ」

ハルヒ「面白いじゃない! 早速食べるわよ! まずはあたしから!」

モグモグ

ハルヒ「……ん、これただのストロベリー味じゃない。つまんないわねー」

キョン「意外と普通なんだな」

ハルヒ「じゃあ、次は有希ね!」

15 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/16(木) 14:39:30.69 ID:uPug2hI0

モグモグ
長門「ニヤニヤ」
キョン「ど、どうした長門。何味だったんだ……?」
長門「ニヤニヤ」

キョン「……あ! そうか、『あれ』か!」

朝比奈「何味なんですか?」

キョン「『あれ』だよな、『あれ』。長門も大好きな『あれ』」

古泉「僕もわかりましたよ」

キョン「白いライスにのっけて食べる『あれ』だよな! まぁ、俺には分かったが、一応聞いとく。何味だったんだ?」

長門「ごはんですよ」

キョン「裏切られた!」

16 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/16(木) 14:40:10.54 ID:uPug2hI0

ハルヒ「古泉くんはどう?」

古泉「では僕もいただきますね」

モグモグ

古泉「こっ、これは……!」

キョン「ど、どうしたんだ、なんだったんだ!?」

古泉「精子でした」

長門、朝比奈「………」

ハルヒ「次、キョン」

キョン「おう」

古泉「誰か僕と目をあわせて」

17 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/16(木) 14:40:52.71 ID:uPug2hI0

キョン「さて、俺は何だろうか……」

モグモグ

ハルヒ「どう?」

キョン「ん、なんか噛み切れないものが……」

朝比奈「……お餅ですか?」

キョン「いえ、餅以上に噛み切れなくて……苦い?」

古泉「新食感ですね」

キョン「うあっ! 口が切れちまった……。苦くて、硬くて、鋭いもの……」

長門「プラスチック」

キョン「ただの異物じゃねーか!」

完!続!

21 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/17(金) 19:00:19.26 ID:.gm0sqc0

―古泉と3D―

古泉「3Dカメラ買ったんですよ」

キョン「おお、最近話題の3Dか」

古泉「ええ」

朝比奈「キョン君、古泉君。私も買ったんですぅ」

キョン「え! そうなんですか?」

朝比奈「部屋がお茶っ葉だけなのはちょっと殺風景かな、と思って」

キョン「どうやって生活してんだよ!」

22 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/17(金) 19:03:18.06 ID:.gm0sqc0

朝比奈「……えっと、これです」

カメラロゴ『SOWY』

キョン「パチもんだよ! それ完全にパチもんだよ朝比奈さん!」

古泉「どこで買ったんです?」

朝比奈「中国の市場で」

キョン「気づこうよ! パチもんの本場じゃん!」

朝比奈「……パチもんでもいいかなって」

キョン「変なところで妥協すんな!」

23 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/17(金) 19:04:19.54 ID:.gm0sqc0

朝比奈「で、でも! これ結構使えるんですよ? ちょっと古泉君被写体になってくれますか?」

キョン「……?」

古泉「わかりました」

朝比奈「じゃあ、はい、チーズ!」

ピッ

古泉「いぇい」

パーン!

キョン「古泉いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」

24 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/17(金) 19:05:40.62 ID:.gm0sqc0

古泉「う……僕は何を……」

キョン「お、おい、大丈夫か!」

朝比奈「大丈夫ですよ。ちょっと大事な部分が使い物にならなくなるだけです」

キョン「古泉いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」

古泉「そんなっ、バカ……なっ! ……本当か確認しましょう。すみませんが、僕の3Dカメラを取り出して、再生モードにしていただけますか? ……これを見て僕のマグナムが発射体制に入らなければ本当に使い物にならなくなっているはずです」

ウイーン

キョン「これか……。ん? なんだこの写真。なんか……布地? ……おい、お前これ、あれだろ」

朝比奈「………」

古泉「飛び出るパンツ」

キョン「趣味最低だなおい!」

完!続!

25 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/18(土) 19:02:27.95 ID:NHaPejI0

―澪と猫ボケ―

澪「みーお」

唯「………」

澪「みーお」

律「………」

澪「みーお」

紬「………」

澪「みーお」

梓「………」

澪「なんで突っ込まない」

26 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/18(土) 19:03:57.18 ID:NHaPejI0

律「いやあ、澪のボケめんどくさいな」

梓「本編でボケること殆ど無いですからね」

紬「涙出てくるわ」

唯「マジキチ」

澪「唯だけには言われたくなかったです」

コンコン

律「ん?」

27 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/18(土) 19:04:47.43 ID:NHaPejI0

和「ちょっといい?」

唯「あ、和ちゃんどうしたの?」

和「今月の部長会議用の書類、出してなかったの軽音部だけよ」

律「……あぁ! 悪い悪い! ちょ〜っと待ってて! ……その間、澪が渾身のボケをするから!」

和「え?」

澪「おい、律! なんで和の前で私がやらなきゃ」

紬「澪ちゃんマイクどうぞー」

澪「むぎまで!」

28 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/18(土) 19:06:33.16 ID:NHaPejI0

和「私、こう見えてよく笑っちゃうんだけど……」

梓「それならそれでいいんですよ」

唯「それでは始めまーす! タイトルは『猫』、澪ちゃんのボケまで、3.2.1キュー!」

澪「……みーお」






























和「……帰るわ」ペッ

ギー バタン

律「和こえええええええええええええええ!」

完!続!

30 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/19(日) 17:16:29.34 ID:R.TsuJQ0

―男と幼馴染(女)と女―

〜昼休み 学校中庭〜

男「お前は頭いいよな」

幼「えへへ……そう?」

男「んでもって、スタイルも顔もいいよな」

幼「やぁ……照れちゃうなあ……!」

男「だけどさ」

幼「ん、何? ……お、何。[田島「チ○コ破裂するっ!」]! なははははっ!」

男「そのたまに出る下ネタ癖やめろ。激しく幻滅する」

31 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/19(日) 17:17:22.63 ID:R.TsuJQ0

幼「えー、でも仕方ないでしょ?」

男「……ほぼ完璧なんだからさ、ちょっと考えようよ」

幼「だって性格だしねえ。……でもさでもさ、痴女の幼馴染に迫られちゃったら、興奮しなぁい?」

男「お前の下ネタは痴女とかじゃねーよ、小学生レベルだよ」

幼「うー」

男「そのクセはちゃんと考えたほうがいいぜ」

幼「わかったけど、どうすればいいのよ」

男「そしたらだな……大事な人の前だったら言わないだろうから……」

32 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/19(日) 17:18:04.51 ID:R.TsuJQ0

男「そこら辺の男で彼氏作ってみれば?」

幼「……それあたしの前で言う?」

男「え?」

幼「むむ! なんでもないわよ!」

男「な、何なんだよ……」

女(二人とも、しっ……下ネタで盛り上がってるみたいなのです!)

女(突然ですが私は男さんの同級生なのです! 私がおっちょこちょいだったせいで、首の動脈ギリギリをハサミで切り裂いちゃっても怒らなかった男さんが大好きなのです!)

女(幼馴染さんには男さんは渡さないのです!)

男「なんか、そこの茂みから語りが聞こえてきたんだけど」

33 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/19(日) 17:18:32.94 ID:R.TsuJQ0

ガサガサ

女「ちょっと待つのです! 私もその会話に混ぜるのです!」

幼「ちょっと、あんた何よ!」

女「さっきの説明聞いとけです!」

男「あ、声に出てた自覚あるのね」

女「とにかく! 幼馴染さんと下ネタ勝負です!」

34 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/19(日) 17:19:18.73 ID:R.TsuJQ0

幼「ふっ、下ネタクイーンのあたしに勝てるかな……?」

男「え、おいおいおいおい、何低能な戦いしようとしてんの。 意味ないよ! 決闘の類だったら完全に最底辺の戦いだよ!」

幼、女「いざ勝負!」

男「俺もうノーフォローでいきたい」

幼「じゃあ私が先攻ね! 先制攻撃でこの勝負片付けるわ……!」

男「ちょ、ま、お前何言おうとしてんの」

幼「おまんk

男「だああああああああああああああああああああああああああああああ!」
幼「ふっ、次はあんたのターンよ」

女「やってやるです! う……、ぅ……」

男、幼「う……?」

女「ぅ、……うんち」

男「その程度で勝負挑むんじゃねーよ!」

完!続!

37 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/20(月) 19:23:17.41 ID:PSxS4CA0

―ごはんは……―

ハルヒ「おかず!」

キョン「別番組、別番組だよ。今、絶対けいおんSSだと思った人いるよ。そりゃ制作は同じだけどよ」

ハルヒ「しかし……かつて絶大な人気を誇った涼宮ハルヒが新興勢力に押されているのは由々しき事態よね」

長門「……むしろ押し切られてる」

ハルヒ「やっぱりテコ入れね」

キョン「マジかよ、テコ入れすんのか!」

ハルヒ「最近は日常ゆるゆる系4コマが流行ってるらしいじゃない」

古泉「マンガ化は微妙でしたし、ぶっちゃけエンドレスエイトで下手こいた我々に対抗策は皆無かと」

38 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/20(月) 19:24:21.93 ID:PSxS4CA0

ハルヒ「じゃあなんか案がある人!」

キョン「やっぱりここは起死回生の3期で」

ハルヒ「あたしはむしろらき☆すた2期で」

キョン「さりげなくてめーのレギュラー確保してんじゃねえよ」

長門「……2期……喰霊-零-の」

キョン「だからてめーのレギュラー確保してんじゃねえよ、既に会社関係ねえよ!」

古泉「ハルヒのオナホール」

キョン「けいおんのなら貸してやるよ」

39 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/20(月) 19:25:12.89 ID:PSxS4CA0

ハルヒ「なかなかいい案がでないわね。どっかの山本のせいかしら」

キョン「大ヒットさせてくれたお礼の気持ちを持て」

古泉「花澤DISったのは許さねえ」

キョン「知らねーよ!」

長門「……マダダーレモー ズコー」

キョン「歌うなよ!」

憂「おねーちゃーん?」

キョン「お前は出てくんな!」

40 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/20(月) 19:26:15.27 ID:PSxS4CA0

ハルヒ「やっぱり無理かしらね」

古泉「無策です」

朝比奈「最近の私たちの仕事も危ういですよね……」

長門「エイ○ックスにもう一度もどるわ」

キョン「あ、みなさんやる気ない感じですか、そうですか、じゃ次は、らき☆すた2期でお願いします」

完!続!

43 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/21(火) 22:11:00.83 ID:SLBPqPY0

―長門と負けず嫌い―

キョン「俺の勝ちだな」

古泉「やれやれ、また負けてしまいましたね。こんなにも強いなんて、何か魔法でもつかっているのではないかと思いますよ」

キョン「お前が弱いだけさ」

長門「ジー……」

キョン「ん、長門? やりたいのか?」

長門「コクコク」

古泉「僕の席にどうぞ」

ガタッ

44 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/21(火) 22:12:19.79 ID:SLBPqPY0

キョン「今やってたのはオセロだが、他のをやるか?」

長門「コクコク」

キョン「えっと、そしたら……」

古泉「3人で人生ゲーム的な双六などはどうでしょう」

キョン「お、いいな。そういや、3人でボードゲームなんて初めてだな」

〜スタートから5週目〜

古泉「今の時点で、僕の所持金が54万円……彼が30万円……長門さんが500円……500円!?」

キョン「おい長門、お前の所持金お父さんの昼飯レベルだぞ」

長門「………」

〜スタートから10週目〜

古泉「あなたは強いですねえ、もう追い越されてしまいました。僕が70万円であなたが320万円です。ホントに魔法のようですよ」

キョン「だから言ってんだろ、お前が弱いだけさ。で、長門は?」

長門「……238億円」

キョン「本当に魔法つかいやがったああああああああああああああああああああああああああああ!」

45 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/21(火) 22:13:00.24 ID:SLBPqPY0

キョン「おいおいおい、お前どこでそんな最高の女とベッドでドン・ペリニヨンできるようなビッグマネー掴んできたんだよ!」

長門「援交でちょちょいのちょいっスよ」

キョン「稼ぎ方が下品なんだよ! てかそんなマスねーよ!」

古泉「『マス』だけに、マスをかいちゃう感じ? よっ、座布団一枚!」

キョン「ツッコミも下品なんだよ! ……ぶっちゃけいくらだ、長門」

長門「……900万の借金」

キョン「自己破産申請お待ちしております」

46 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/21(火) 22:15:02.16 ID:SLBPqPY0

〜それから〜

キョン「よし! 1着でゴールだ!」

古泉「僕も続いてゴールしました」

キョン「……長門は?」

長門「……赤坂でカジノ。一発逆転を狙う」

キョン「最低なギャンブル中毒者に成り下がりやがった! しかもお前それ違法カジノじゃねーか!」

古泉「ちなみに長門さんの所持金は?」

長門「……1480万の借金」フッ

キョン「え、なんで誇らしげ? ……もうやめるか、長門?」

長門「……まだやる」

キョン「いやでも、もう無r」

ガシャガシャガシャ……ガシャーン!(ボードゲームを床に落とす)

長門「マジつまんねえ、帰るわ」

キョン「小学生かお前は!」

完!続!

48 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/22(水) 22:10:13.05 ID:5CDJOgY0

―キョンと文化祭―

ハルヒ「文化祭やるわよ!」

キョン「おい、今は夏だぞ」

ハルヒ「文化祭に季節は関係ないわ!」

キョン「いやしかし、学校はどうやったって夏に文化祭はやらないだろ」

ハルヒ「SOS団内だけでやるのよ。あんたはお客さん」

キョン「おままごとかよ」

49 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/22(水) 22:11:15.93 ID:5CDJOgY0

〜数日後〜

コンコン
ガチャ

キョン「朝比奈さん、入りますよ?」

古泉「いらっしゃいませ」

キョン「ん? なんだこのきらびやかな装飾は……」

古泉「文化祭の出し物ですよ」

キョン「あ、ああ。俺はお客なんだったな。で、どうすればいいんだ?」

古泉「ここではボーリングプレイが出来ますが」

キョン「そうなのか。じゃあそれで」

ゴソゴソ

古泉「どうぞ」

キョン「は? ボーリングのピン?」

50 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/22(水) 22:12:04.71 ID:5CDJOgY0

キョン「いや、ボールをくれよ。ボールを」

古泉「次に女の子を選んでください」

キョン「? ……じゃ、じゃあ朝比奈さんで」

朝比奈「ひぃ!」

古泉「それでは始めます。女の子の尻の穴にボーリングのピンを突っ込んでください。これがホントのボーリングプレイ、なんちって」キリッ

キョン「だから前回に引き続き内容が下品なんだよ! 普通にボーリングやらせろよ! 風俗まがいのことしてんじゃねーよ!」

ハルヒ「……お兄さん、お兄さん。うちの店来ない? 安いよ、可愛い子いるよ」

キョン「お前は本格的に風俗くせーんですよ」

ハルヒ「こっちこっち」

51 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/22(水) 22:13:31.13 ID:5CDJOgY0

キョン「徒歩で3歩ぐらいの場所にあるんだな」

長門「……おにいちゃん。なんか体が熱くなってきちゃった」

キョン「やっぱり風俗じゃねえか!」

長門「……きて」

キョン「え?」

長門「……こっちで一緒に寝て」

キョン「えっ……ちょっ……」

長門「……はやく///」

キョン「嘘っ、マジ、え、これマジ風俗? 触っていい感じですか、ありですか、それってありな感じですか」

ハルヒ「お兄さん、困りますね。YES!ロリータ NO!タッチ」

キョン「生殺しだああああああああああああああああああああああ!!」

完!続!

53 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/23(木) 23:13:25.99 ID:eBygAog0

―軽音部とイメージ―

律「なあ、イメージって大切だよな」

澪「突然どうしたんだ?」

律「バンド全体のイメージってさ、ずっと変わらないものじゃん? だから、最初にイメージが固定した時が重要だな、と」

澪「律にしてはいいこと言うな」

律「by聡」

澪「弟と入れ替わってこい」

54 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/23(木) 23:14:11.03 ID:eBygAog0

律「というわけで、軽音部のイメージ固定を図るために、まずは部員一人ひとりのイメージを固定していくぞ!」

唯「パラパラ ……へえ、冬の最新トレンドはファーなんだ……ん、りっちゃん何か言った?」

澪「おい、なんか興味なさ過ぎて普段読まないようなファッション誌読んじゃってるぞ」

唯「……えっ、ヤクルト斎藤佑樹取るの? ドラ1でとか結構ギャンブルだよねえ」

澪「唯があまりにも興味なさ過ぎて来季のドラフト予想してんぞ!」

梓「もう! 律先輩が久しぶりに頑張ってるんだから唯先輩も頑張ってください!」

唯「ちなみにあずにゃんならドラ1で誰いく?」

梓「興南の島袋か成長見込んで横浜の大石です」

澪「お前もちゃっかり予習してんなよ!」

55 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/23(木) 23:15:47.37 ID:eBygAog0

澪「唯はどっちかって言うと妹っぽいよな」

唯「えー、一応お姉ちゃんなんだけどなあ」

梓「あ! 唯先輩、口にケーキのクリームついてますよ」

唯「あぁ、ごめんごめん」

紬「ふふっ、なんか梓ちゃんがお姉ちゃんで唯ちゃんが妹みたいね」

澪「ホントにそうだな」

唯「ぶぅー」

律「ま、胸は妹というより新生児級だけどな!」

梓「あ? 文句あんのかよ。てかこの前、従兄弟に取皿2枚で『おねえちゃんの胸!』とかやられてすごい傷付いたんですけど。高校生にして布団でマジ泣きしたんですけど。大きくなるって噂信じて胸にメンソレータム塗ったら真っ赤になってかぶれたんですけど」

律「最後はお前が悪い」

56 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/23(木) 23:16:29.93 ID:eBygAog0

紬「次は澪ちゃんね」

澪「わ、私か……」

律「んー、頼りになるお姉ちゃんって感じだな」

唯「あたしもかなあ」

梓「そうですね」

紬「私もですー」

律「マジで普通。いじりづれえ」

澪「なんで私が全否定されなきゃならねーんだ」

57 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/23(木) 23:17:28.56 ID:eBygAog0

律「次はあたしだな!」

律(みんなどう思ってるんだろうな……)

唯「太っ腹な大将!」

律「おおっ」

紬「かっこいい先輩!」

律「おおっ!」

梓「何事にも全力を尽くす!」

律「おおっ!!」

澪「非処女」

律「それは許さねー!」

完!続!結構前のネタ!

61 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/24(金) 20:11:54.41 ID:f8hZJxw0

―男と会長―
(前回の続き)

男「はあ……俺の大事な昼休みを不毛な戦いに使っちまった……。さて、そろそろ教室もどるか」

キーンコーンカーンコーン

男「し、し、しまった! 走れ!」

ガラッ

男「はぁ……はぁ……間に合ったか!」

会長「何を言っているのよ。完全にアウト。後で廊下に来て」

教師「おいおい会長、少しは冷静になったらどうだ? そんなにガミガミ言うこともなかろうに」

会長「そういう悠長なこと言ってられません!」

教師「うっ……じゅ、授業始めるぞ!」

62 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/24(金) 20:12:49.97 ID:f8hZJxw0

教師「じゃ、これで授業を終わるぞ」

生徒「ありがとうございましたー」

幼「ねえねえ、めんどくさいことになっちったねー!」

男「なっちったねー、じゃねえよ全く。てか、なんでお前と女は知らぬ間に教室に戻ってきてたんだよ……」

幼「下ネタを使う者は身体能力も高いのよ! あんたもなりなさい」

男「なりたかねーよ!」

会長「……ちょっと、こっち」

男「げっ!」

63 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/24(金) 20:13:32.01 ID:f8hZJxw0

男(はぁ……)

会長「聞いてる男君? 高校生にもなって時間の管理もできないなんてダメじゃない」

男「申し訳ありません……」

会長「これからはしっかりしてよね。私がクラスにいるんだから、二度とこんなことはないように」

男「わかりました……」

会長「それじゃ、私は会議があるから」


幼「……こっぴどくしかられたねー」

男「……まあ、自分で言いたくはないが、自業自得だからな」

幼「それにしても、あのメガネつけてるとすごく威圧感あるよ。目付きがすっごくきつい。でも外したとこ見たことないね」

男「あっ、確かに言われてみればそうだな……」

幼「んじゃ、あたし部活あるから! じゃあね!」

男「お、おう」

64 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/24(金) 20:14:22.30 ID:f8hZJxw0

男「さて、もう帰るか……なっ! 目の前から会長が……」

会長「前が見えない……」ヨロヨロ

男「相当資料積み上げてんなあ。横をそそくさと抜けてくか……」

ドンッ

男「やばっ!」

ドサッ!ガサッ!バサバサッ! カターン!

男「わ、悪い会長! 大丈夫か? 俺も集めるから!」

会長「男ったらもう! ほんとだよっ! 気をつけてよねっ!」

男「………」

会長「………」

男(ロリ口調になったあああああああああああああああああああああああああ! しかも心なしか仕草も声もロリだああああああああああああああああああああああああああああああ!)

65 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/24(金) 20:15:15.30 ID:f8hZJxw0

男「か、会長……?」

スチャッ(メガネ着)

会長「ふっ、私としたことが。隠されたメガネの力が発揮されてしまったようね……」

男「ねーよ! 何そのしょーもない男の妄想を具現化したような力!」

会長「えっと、多分、あれ、なんか、そう、だから力が発揮された、みたいな?」

男「次の言い訳考えとけっつーの!」

会長「くっ……あっ……あの……なんというか……みっ、見逃して! お願い!」

66 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/24(金) 20:16:20.52 ID:f8hZJxw0

会長「………」

男「……くくっ、ぶっ!」

会長「な、何よ!」

男「ははっ! 意外とさっきの可愛くてさ」

会長「えっ……」

男「じゃ、俺は帰るよ。会長も気をつけて帰れよ」

スタスタスタ……

会長(………)

会長「……ズルいじゃない」

スチャッ(メガネ脱)

会長「……絶対今のはズルいよっ」

67 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/24(金) 20:18:01.21 ID:f8hZJxw0

〜翌日〜

ガラガラ

女「あ、男さんおはようございますです」

男「おう、おはよう」

幼「男!」

男「ん? どした?」

幼「さっきすごい勢いで会長が男を探してたけど……」

男「お、俺は何もしてないはずだ!」

ギュッ!

男「のわっ!」

会長「えへへ……男みーっけ! だいすきー!」

"ざわざわっ……"

女「……へえ、男さんって」ビキッ

幼「そんな趣味あったのねえ」ビキッ

男「違う、違うよ、おいそんな目でみんな俺を見るなよ、これは違うんだよ、ちょ、俺の趣味じゃなっ!!」

会長(えへっ!)

完!続!

68 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/24(金) 20:19:20.02 ID:f8hZJxw0

巻末コメント:男と女系は違うテイストにするかなあ

71 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:46:24.46 ID:ziuvLt20

―キョンと激痛―

キョン「あー、痛ぇ……」

古泉「どうしたんです?」

キョン「なんか痛いんだ……こう、鈍痛というか……」

朝比奈「どこか打ったんですか?」

キョン「いえ、怪我はしてないはずなんですが……」

長門「……原因を探る」

72 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:46:58.72 ID:ziuvLt20

古泉「どうですか?」

長門「……いくつか候補があり、今からそれを試行する」

キョン「どんな奴なんだ?」

長門「ミス朝比奈、ヘイ! カモン!」

朝比奈「またせたな! 持ってきたぜ!」

キョン「何なんだお前ら」

長門、朝比奈「イェー!」

パチン!(ハイタッチ)

キョン「ホント何なんだお前ら」

73 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:47:41.02 ID:ziuvLt20

キョン「これは……何だ?」

長門「……バット。今から朝比奈みくるが殴る」

キョン「いや、外傷性のものじゃないって言ったぞ」

朝比奈「ケツ出せ」

キョン「何でそんなノリノリなんだよ!」

バシイッ!

キョン「どわあああああああああああ! これぜってー違う!!」

長門「次」

キョン「妙にあっさりしてんじゃねーよ!」

長門「……和風サラダ」プッ

キョン「うまかねーんだよ!」


74 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:49:16.80 ID:ziuvLt20

朝比奈「次はツベルクリンです」

キョン「何でそんなに地味なんだよ! 小学生か俺は!」

朝比奈「希望によってはBCGで」

キョン「かわりゃしねーよ!」

ブスッ!

キョン「わはあああああああああああ! あぶねーんだよ! 医療関係の人がやれよ! しかも指先とか絶妙に痛いとこチョイスしてんじゃねーよ!」

長門「次」

朝比奈「次はタンスに小指です」

キョン「お前ら、俺に恨みでもあんのか。それより古泉、そこで指くわえて羨ましそうに見てんじゃねー!」

75 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/25(土) 16:50:38.64 ID:ziuvLt20

長門「……やっとあなたの痛みの原因が判明した」

キョン「な、何なんだ?」

ゴソゴソ

長門「はばたき ○○小学校」

キョン「おい、それ誰の小学校の」

長門「6年2組『禁則事項です☆』 将来の夢、僕は世界をリードするハイパーメディアクリエイターになりたいと思います」

キョン「いててててててててててて!!」

完!続!

巻末コメント:らき☆すたチャージ ……35%完了

77 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:05:38.28 ID:ftT.RYs0

―ハルヒと現実―

古泉「涼宮さんが昨日の夕方から部室のパソコンに向かったままなんですが」

キョン「は?」

朝比奈「私も話しかけたんですけど、全然応答してくれなくて……」

長門「……本を閉じても帰る気配がない」

キョン「何をしてるんだ?」

古泉「ネトゲらしいです」

キョン「さながらニートじゃねえか!」

朝比奈「す、涼宮さん、もう夕方ですし、晩ご飯を食べに家に帰りましょう……?」

ハルヒ「そこに置いとけっつってんだろ!!」

キョン「こいつ本格的にダメだ!」

78 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:06:22.79 ID:ftT.RYs0

古泉「どうしましょうか……」

キョン「……よし、こうなったら!」

テクテク

キョン「ハールヒ! なんか隣町の高校でミステリーサークルが現れたらしいぞー!」

ハルヒ「ちょい今忙しい」

キョン「即答だああああああああああああああああああああああああ!」

朝比奈「次は私がやります!」

キョン「えっ、朝比奈さんが……?」

朝比奈「みくるビーム☆」

ハルヒ「……A○B48崩れっぽい」

朝比奈「いうえxひえwwんpうえxdんいうえwwh」

キョン「朝比奈さんが手におえないほどの精神的ダメージをくらった!?」

79 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:07:11.40 ID:ftT.RYs0

古泉「次は僕が」

キョン「き、気をつけろ! 今のハルヒは正気の沙汰じゃない!」

古泉「分かってますよ……! だからこそ……!」

朝比奈「ど、どんな技を……!?」

古泉「おちんちんぶらーん!」

ゴスッ

キョン「マウスで一撃だあああああああああああああああああ!」

ゴリゴリゴリ

キョン「しかもマウスのホイールで追い打ちかけてるうううううううううううううううう!」

古泉「わはぁ」

キョン「さりげなく気持ち良くなってんじゃねーよ!」

80 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/26(日) 22:09:34.76 ID:ftT.RYs0

長門「……ここは私に任せて」

キョン「……長門?」

長門「ブツブツ……。ターゲット、ロック。発射」

ドーン!

古泉「パソコンのど真ん中に穴が空きましたよ!?」

ハルヒ「……いい度胸ね、有希。このハイデフィニション・バトラーのあたしに向かって、やっていい事と悪いことの区別をつけなさいよ!」

キョン「てめーが現実との区別をつけろよ!」

完!続!高画質なバトラー!

84 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/27(月) 17:23:21.10 ID:UE4Pza.0

―長門と経験値―

ピコピコ

キョン「ん? 長門、お前にしては珍しくゲームやってるな」

長門「……ユニーク」

キョン「そうか。ま、本以外にも趣味ができることはいいことだな」

古泉「あ、長門さん。それポケモンのブラック&ホワイトじゃないですか。それ面白いですよね」

長門「コクコク」

85 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/27(月) 17:24:01.56 ID:UE4Pza.0

〜放課後〜

キョン「やっと家に着いたか」

ガコン

キョン「なんか封筒が郵便受けに……」

『放課後 駅前の公園で 長門有希』

キョン「おせーんだよ! なんでわざわざ家に送ったんだよ! あ、なんか裏に印刷が……」

『スーパー丸小』

キョン「人への手紙をチラシの裏に書いてんじゃねーよ!」

86 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/27(月) 17:25:26.67 ID:UE4Pza.0

〜駅前の公園〜

長門「……遅い」

キョン「反省の色なしか」

長門「……とりあえずこれを見て欲しい」

キョン「これって長門が今日やってたゲームだよな?」

長門「……そう」

キョン「これがどうしたんだ?」

長門「……強い敵に秒殺されてしまう。対処方法を教えて欲しい」

87 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/27(月) 17:28:10.04 ID:UE4Pza.0

キョン「長門、そりゃ一番の対処法は自分より弱い敵でレベルアップすることだろ」

長門「……私もそれは考えた」

キョン「実行したんじゃないのか?」

長門「……合計31時間レベルアップを図った」

キョン「そんだけしたんなら相当な強さになるはずだろ」

長門「全く経験値が上がらない」

キョン「……マジコン、ダメゼッタイ!」

完!続!100超えたらおまけ書く!

92 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 23:30:25.69 ID:6oxfceU0

―律と手紙―

律「じゃ、部長会行ってくるから! 先に練習やってて!」

唯「りょーかいです! りっちゃん!」

バタン

澪「なんだかんだ言って、律もよく頑張ってるよな」

紬「そうね……じゃあ、みんなでりっちゃんに感謝の手紙を書いてみる?」

梓「おもしろそうですね!」

澪「えっ、でも恥ずかしいし……」

唯「まあまあ、そう言わずに」

93 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 23:33:27.21 ID:6oxfceU0

〜部長会終了後〜

律「え? あたしへ手紙?」

紬「そう! みんなでりっちゃんへ、感謝の気持ちを込めて手紙を書いてみたの!」

唯「頑張って書いたんだよ!」

澪「い、いつも律には色々世話になってるからな」

梓「多分、3日後ぐらいには届くと思いますよ」

律「でも、何で直接じゃないんだ?」

唯「"わさび醤油の和風ズッキーニ和え"ってやつだよ!」

澪「なんかもうよくわかんねーよ」

梓「唯先輩……それを言うなら"わびさび"ですよ……」

澪「読み取れるのかよ!」

94 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 23:34:28.18 ID:6oxfceU0

〜3日後〜

ガコン

律「お、ポストに何か入ったな……」

ガサガサ

『いつも部長の仕事お疲れ様 これからもよろしく! 澪』

『軽音部のためにいつもありがとうございます! 梓』

『部長として頑張ってる姿はかっこいいです! また色んな所に連れていってね! 紬』

律「そっか……。みんなあたしのこと思ってくれてるのか……。がんばらなくっちゃな!」

95 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/28(火) 23:36:29.60 ID:6oxfceU0

〜次の日〜

律「……おかしい。唯のだけ来ない」

律(唯はおっちょこちょいだから、住所間違えたんじゃないだろうな……?)

ピンポーン

律「はーい」

宅配便「えー、平沢唯さんからのお届けものです。中身は……手紙ですね」

律(……何故わざわざ宅配便で手紙を?)

宅配便「ハンコお願いします。あと、500円お願いします」

律「着払いで送ってくんじゃねーよ!」

完!続!

96 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/29(水) 21:56:41.42 ID:rWruTTk0

―男と休暇 計画編―

〜男宅〜

男「月曜も休みか……。久しぶりの3連休だなあ……」

ガヤガヤ

男「親も旅行で居ないし何するかなあ」

ガヤガヤ

男「まだ暑いし久しぶりに室内プールにでも行ってみるかなあ」

ガヤガヤ ピタッ

幼、女、会長「あたし達も行く!」

男「おい、お前ら不法侵入って知ってるか」

97 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/29(水) 21:57:17.98 ID:rWruTTk0

男「ていうか何で居る。俺はお前らをマイホームに迎え入れた覚えないけど」

幼「いや、給食のパン届けに」

男「俺は休んだ小学生か!」

会長「それで男君は3連休をどう過ごすつもりなの?」

男「や、まだ決まってないけど……」

女「どうせ男さんのことです。昼はパチンコ夜は[田島「チ○コ破裂するっ!」]に決まってるです!」

男「俺はヒモじゃねえ!」

98 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/29(水) 21:57:56.18 ID:rWruTTk0

男「明日はプールに行こうと思ってるんだけどな」

幼「あたしも行く」

女「わ、私もです!」

会長「もちろん私も行くわ」

男「……お前ら俺についてきてそんなに面白いのか?」

会長「べ、別にいいでしょ。あと、偶然着替え持ってきちゃったから、私は3連休ここに泊まるわね」

幼「奇遇だね会長。あたしもスーツケース一杯に着替えを持ってきてるんだよね」

女「おっちょこちょいの私と言えど、着替えは持ってきてるのです!」

幼「ついでにコンドームも!」

男「お前だけもう帰れ」

99 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/29(水) 21:58:50.27 ID:rWruTTk0

男「……わかったわかった。全員うちに泊まってけよもう……」

幼「わかればよろしい。で、そろそろ夕方だし晩ご飯どうしようか」

男「俺が作るよ。料理は好きだしな」

女「レトルト臭いのです」

男「あんま言うと作らねーぞ」

〜夕飯終了後〜

会長「……料理上手いわね」

女「……予想以上に美味しかったのです」

幼「うぅ……中学生の頃はあたしが料理教えてたはずなのにぃ……」

男「ま、人間努力次第でどうにでもなるさ。さて、もう俺は風呂入って寝るな。お前らのお陰でクタクタだ……」

幼、女、会長「………」

100 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/29(水) 22:00:26.23 ID:rWruTTk0

男「よーし、寝るか。お前らはソファーとか使ってていいからな」

幼「……えっと、あの」

女「その……です……」

男「ん? 二人ともどうかしたか?」

幼「あ、いや、なんでも……ない……」

幼(言えるわけないじゃん……)

女「あっ、私も……なのです……」

女(男さんと一緒に寝たいなんて……)

男「そうか。じゃあ俺は部屋に」

会長「……寝たい」

幼、女「!」

会長「……私は男君と一緒に寝たい!」

男「えっ?」

完!続!次回は就寝編!ちなみに>>92-95は僕です!

102 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/30(木) 23:28:08.03 ID:BGn4CNs0

―古泉・キョンと童貞力―

キョン「なあ、古泉」

古泉「どうかされましたか?」

キョン「童貞って何でも出来そうな気がするんだよな」

古泉「同感ですね」

キョン「こう、なんていうか夢見るパワー?」

ハルヒ「一生夢見てろ」

103 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/30(木) 23:28:44.87 ID:BGn4CNs0

キョン「何だと! お前たちが童貞であるものか! 俺が童貞だ!」

ハルヒ「ガ○ダムみたいに言ってんじゃないわよ!」

古泉「しかし涼宮さん、男子高校生の童貞力というものは凄まじいものです」

ハルヒ「じゃあ、例えばどんなことが出来るのよ」

キョン「古泉、例のヤツをやってくれ」

古泉「……了解しました」

ハルヒ「何よ……例のヤツって」

古泉「保健体育の教科書のイラストで抜きます!」

ハルヒ「変態だあああああああああああ!」

104 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/30(木) 23:29:15.66 ID:BGn4CNs0

キョン「……男子高校生の童貞力は全てを超越する……」

ハルヒ「何哲学的なこと言ってんの!? つか教科書イラストはそういう用途じゃないでしょ!」

キョン「キミには見えないのか……全てを解き放った堕天使の動きが……」

ハルヒ「聞いてねーし!」

古泉「ちなみに英語の教科書に出てくる『Emi』とか『Yuka』でも大丈夫です」

ハルヒ「だから聞いてねーし!」

105 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/09/30(木) 23:30:07.78 ID:BGn4CNs0

キョン「まあ、とりあえず古泉の頑張りを見ててやってくれよ」

ハルヒ「普通に考えて嫌なんだけど」

キョン「構わず始めてくれ、古泉」

古泉「了解」

ペラペラ

古泉「ターゲットロック。始めます」

 ………

古泉「あれ、っかしーな、全然びくともしな、ん、あらら、マグナムが上がらないな」

キョン「……古泉」

古泉「ちょっと待ってくださいよ、ちょっとだけでいいんです」

キョン「……なあ古泉」

古泉「……ははは、あれ、俺のお気に入りの画像集でもダメだなあ……マジっかしーなあ……手の力のいれっ、ぐあいがっ、ちがっうっのかなあっ……グスッ」

キョン「もういい、もう頑張らなくていいんだ……だってお前は……」

ハルヒ「EDだよ! 病院行けバカヤロー!」

完!続!

107 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/01(金) 23:15:54.66 ID:rQ7eK.w0

―ハルヒと無添加なら……―

キョン「ハナマルキだろ! ハルヒ関係ねーよ! というかCMネタがマニアックなんだよ!」

朝倉(CMを見たことない人はこっちね→ http://www.youtube.com/watch?v=DlemosR2H4c)

ハルヒ「何あたしの名前叫んでつっこんでんのよ。ていうか誰に向けて?」

キョン「い、いや、なんかとりあえず出オチにつっこまなきゃいけないような気がしてだな……」

ハルヒ「まあいいわ。そんなことより、キョン。あんたって怖いものある?」

キョン「どうしたんだ藪から棒に」

108 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/01(金) 23:16:23.84 ID:rQ7eK.w0

ハルヒ「特には理由はないんだけど、みんなの怖いものってなんだろうなと思ったのよ。みくるちゃんはなんかある?」

朝比奈「わ、私は暗いところがちょっと……」

ハルヒ「みくるちゃんホント暗いとこダメだもんね。そういえばみくるちゃんをこの前ドラム缶に詰めた時、必死に泣き叫んでたわ!」

キョン「そりゃ朝比奈さんじゃなくても泣き叫ぶわ!!」

ハルヒ「有希は?」

長門「……360の赤リング」

キョン「修理に出してこい」

109 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/01(金) 23:17:02.63 ID:rQ7eK.w0

ハルヒ「古泉君は何かある?」

古泉「僕は神人ですかね」

朝比奈、長門「………」

古泉「……!!」

キョン(こいつ今気づいたああああああああああ! ヤバい! ハルヒがこの事を知ったら!)

ハルヒ「……う、うぅん……」

キョン「なっ! ハルヒが気を失ってる!?」

謎の男「この娘は眠ってるだけさ。心配は要らない。それじゃあな」

スタタタッ!

110 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/01(金) 23:18:09.56 ID:rQ7eK.w0

キョン「なんだかっこいいぞ!? 今のメガネかけたおっさん誰だ!?」

朝比奈「あっ、名刺が……山本?」

キョン「うおい! 迷惑かけたくせにこっちに出てくんじゃねえ!」

古泉「ちなみにあなたの怖いものってなんですか?」

キョン「……終わらない夏休みかな。視聴者的にも」

朝比奈、長門、古泉「ですよねー」

完!続!

112 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/02(土) 22:08:10.66 ID:TycqNz60

―SOS団とファミレス―

ハルヒ「今日はファミレスの新メニューを考えるわよ!」

キョン「これまた突然だな。何があったんだ?」

ハルヒ「商店街の人に頼まれちゃってね」

古泉「僕はラーメンがいいですね」

ハルヒ「麺はかためがいいのかしら?」

古泉「僕の麺はかためですよ」

キョン「だから久しぶりに内容が下品なんだよ!」

113 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/02(土) 22:08:39.21 ID:TycqNz60

朝比奈「やっぱり甘いデザートが必要じゃないでしょうか……?」

ハルヒ「スイーツね! 夫が居ないから割と経済状況の良い独身女性狙いで!」

キョン「ピンポイントすぎんだろうよ! すべての女性に向けてのスイーツ作れよ!」

朝比奈「……フルフル ……シクシク」

キョン「ど、どうかしましたか!?」

朝比奈「な、何か涙が……。すごくこの事が我が身のことのように……」

キョン「意外と苦労してんのか……あの人……」

114 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/02(土) 22:09:11.31 ID:TycqNz60

キョン「長門はどうだ?」

長門「……カレー」

キョン「そうか。結構な頻度で食べてるみたいだし、好きなのか」

長門「……朝倉のカレー」

古泉、朝比奈「………」

キョン「微妙な雰囲気にしてんじゃねーよ!」

115 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/02(土) 22:09:58.24 ID:TycqNz60

ハルヒ「うーん。最近の出来事を踏まえた料理を期間限定で出したほうが売れそうね」

キョン「そうだな、ハルヒはなんかあるか?」

ハルヒ「……エビチリ」

キョン「ほお」

古泉「……坦々麺」

キョン「ふむ」

朝比奈「……小龍包」

キョン「うん……?」

長門「……マーボー豆腐」

キョン「お前らそういう時事ネタは危険なんだよ! 右からも左からも色々くるだろーが!」

ハルヒ「ひゅーひゅー、よっ社会派!」

キョン「ギャグネタに社会派とか言うんじゃねえ!!」

完!続!俺、ネタ枯渇SOS!ディアオーンリロンリガール……

116 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:20:29.31 ID:rO1tWu60

―唯と卑劣―

唯「うおーい! 水をもってこーい!」

律「はいはい、待ってろ待ってろ」

ガチャ

梓「すみません。遅れました」

唯「おそい、おそいぞー!」

梓「うわっ、なんかすごく唯先輩からシンナーの匂いが……」

澪「実は今日、唯が校舎の塗り替え中で使ってたペンキに突っ込んだんだ。その時大量にシンナーを吸い込んだみたいで、どっかやさぐれちゃって……」

唯「無駄話をするなぁー!」

117 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:21:45.01 ID:rO1tWu60

律「唯、もう練習するから目覚ませ」

唯「私はいつでも目覚めてるよ!? 覚めまくっちゃって覚めまくちゃって!」

梓「……澪先輩」

澪「……どうした梓」

梓「もしかしてこれって中毒症じょ」

澪「違う。『やさぐれてる』だけだ。それ以上の何者でもない」

律「ありゃりゃ……これは唯ダメだな……」

紬「じゃあ、そろそろお茶にしない? そのうち唯ちゃんも戻ると思うし」

118 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:22:27.00 ID:rO1tWu60

唯「おうおうおーう! いいお菓子だな、ユ、カ、ア、ハ、霤貉ウ・ホ・茹スシ。ェ ・ッ・ス・テ。「ホホナレ、タ、ア・ミ・ォ、ヌ、ォ、、・ッ・コ、ホ、ッ、サ、ヒ。ェ」

澪「唯、既に日本語じゃねーぞ。文字化けしてるよ、404Not Foundだよ」

梓「じゃあ、私このイチゴのショートケーキもらってもいいですか?」

紬「どんどん取ってっていいからね」

唯「えや!」

グチュ

梓「!?」

律「あ、梓のイチゴがケーキにめり込んで……」

澪(やさぐれっつーか卑劣だあああああああああああああ!)

119 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:23:10.09 ID:rO1tWu60

律「ん、んじゃ、あ、あたしはこのタルトを……」

唯「とりゃ!」

ベリベリベリ……

梓「ゆ、唯先輩がタルトの外側のカリカリした部分だけを剥がして……」

澪(とんでもなく卑劣だあああああああああああああ!)

紬「つ、次は澪ちゃんね、どうぞ」

澪「わかった……。それじゃあ、このチョコレートのケーキで……」

唯「ふぅっ!」

ブワッ

紬「のっかってたチョコレートパウダーが撒き散らされて……」

澪(こいつ人間とは思えないほど卑劣だああああああああああああ!)

120 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/03(日) 22:24:37.50 ID:rO1tWu60

唯「私はこれにするよぅ!」

澪(唯は梓と同じショートケーキか……)

律、梓、紬「………」

澪「三人は人間の成すこととは思えない、鬼畜の所業を目の当たりにして動けなくなったか……」

唯「うびゃー」

ベロベロベロ……

澪「う、うあっ! や、やめるんだ……! み、みんなが見てる前で、ケーキのセロファンをベロベロするんじゃ……ない……!! 食事中にそんなことをするなんて……卑劣すぎる……!!」

ベロベロベロ……

澪(で、でも私がやらなきゃ……! 唯と軽音部を守れるのは最早私だけ……!)

澪「うおりゃあああああああああああ!」

パクッ

唯「……ふ、ふえええええええええええええん!! 澪ちゃんが私のイチゴ食べたあああああああああああああ!」

澪「……勝った、私は勝ったんだ……!」

和「……ついに私の後継者が現れたわね」

律「打ち切り前のバトルマンガかお前らは!」

完!続!最近律が締め要員!

124 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/04(月) 22:50:48.57 ID:XpmXi8s0

―男と休暇 就寝編―

男「え……」

会長「あ、いや、私は男君の部屋に行ったことがないからどんな感じなのかなあ、と、その……」

男「あ、あぁそうね。わ、わかったよ。じゃ、こっち来てくれ。……女と幼も来るか?」

女「私は……いいのです……」

幼「あっ、あたしも、いいわ……」

男「それじゃあおやすみな」

125 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/04(月) 22:51:28.47 ID:XpmXi8s0

ガチャッ パチッ

男「ここが俺の部屋なんだけど、お、俺は布団敷いて寝るからな」

会長「う、うん……」

男「……じゃ、おやすみ」

パチッ

男(そういや、明日あいつらホントについてくるつもりなのか……?)

男「……そういえば明日のことなんだが」

会長「え、男どうしたのー?」

男「あっ、寝るときはメガネ外すのか」

会長「当たり前でしょっ。メガネが傷んじゃうじゃん」

男(……ちょっと聞いてみるか)

126 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/04(月) 22:52:47.42 ID:XpmXi8s0

男「寝てるままで答えてもらっていいんだけど、会長ってさ、なんでメガネ外すと幼くなったりするんだ?」

会長「………」

男「言いづらいなら聞かないけど……」

会長「……いいよ、大丈夫だよ。……実はね、あたしのママはあたしが物心ついてすぐに病気で死んじゃったの」

男「………」

会長「それでパパと二人で暮らすことになったんだけど、パパはママが死んじゃってから一週間ぐらい後に部屋で首を吊ってた」

男「!」

会長「多分ママが大好きだったから、後を追ったんだと思うんだよね……。そんな時、パパもママも亡くして、泣いてるあたしを鏡で見てたら急に惨めで情けなくなってきて、自分が嫌いになったの」

男「………」

会長「だから、ママが遺してった、仕事でかけてたメガネを掛けてる間は、あたしは強い女でいよう、って」

127 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/04(月) 23:01:30.45 ID:XpmXi8s0

会長「……あたし……弱いから、もっと強くなりたい……って……。……メガネ着けようかな」

スチャッ

スリスリ

会長「!」

男「……俺いるから、思いっきり泣いてもいいぞ」

会長「……何よっ、そのくっさいドラマみたいなセリフ」

男「……くくっ、メガネ着けてんのに外してる会長っぽくなった。……やっぱりかわいいじゃん」

スチャッ(メガネ脱)

会長「……ううぅ、うわー! バカバカバカバカバカ! バカじゃないっ!? そういうのをズルいって言うのっ!」

男「な、何がだよ?」

会長「男のばーか!ばーか! 大バカっ! いっそ死んじゃえっ!」

男(し、死んじゃえキツイっす……)

会長「恥かかせた罰として今度どっかあたしを連れてきなさいよっ」

男「とは言っても女の子と出かけたこと無いんだが……。どこへ行けばいいのかさっぱり……」

会長「……水族館がいい」

男「あ、それなら俺も女の子と行ったことあるぞ! ……小学生の姪だけど」

会長「[ピーーー]バカ」

―意外と子供モード、気にしてました

完!続!

129 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/05(火) 23:41:38.49 ID:Mevmay60

―ハルヒとちょっかい―

キョン(今どうやらハルヒは神人を出す程ではないが、イライラしてるらしい)

古泉「(あまり涼宮さんを刺激しないようにお願いしますよ)」

キョン「(わかってるさ)」

ハルヒ「イライラ」

朝比奈「す、涼宮さん、大丈夫ですか? 少しイライラしてるみたいですけど……」

ハルヒ「あたしは大丈夫よ、みくるちゃん。ありがとね。ところでキョン、死んで」

キョン「おいハルヒ、どこが大丈夫なのか言ってみろ」

130 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/05(火) 23:45:46.23 ID:Mevmay60

ハルヒ「キョン、こっちむいて」

キョン「ん? ハルヒ、どうかしたか」

ハルヒ「今からメール送るから読んで」

キョン「わ、わかった」

……ナニダンチョウノオモイデアキラメタミタイナカオシテンダヨ……バカジャネーノオメー!

キョン「あ、メール来た」

朝比奈「キョンくん、一体どんな着ボイスですか、それは」

キョン「どれどれ」


From ハルヒ
sub


















                                                 さよなら」


キョン「えっ」サッ

ハルヒ「[ピーーー]、えやっ!」グサッ

ボキッ

ハルヒ「ナイフ型ポッキーでしたぁ」

キョン「マジでシャレになんねーんだよ! 最終話ちょん切れちゃうんだぞ!」

長門「nice boat」

131 名前: ◆3VFSS2OmLM[] 投稿日:2010/10/05(火) 23:47:26.01 ID:Mevmay60

ハルヒ「好き、嫌い、好き、嫌い」ハラッ

キョン「……今度は花占いか? 誰とやってんだ?」

ハルヒ「……あんた」

キョン「な、なっ!」

ハルヒ「は、恥ずかしいから誰にも言わないでよ」

キョン(ハルヒ……俺のこと……)

ハルヒ「好き、嫌い、好き、嫌い、好き、嫌い……」

キョン(最後の一枚……)

ハルヒ「[ピーーー]」

キョン「一方的すぎんだろ! 恋心の欠片も感じられねーよ!」

132 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/05(火) 23:48:47.33 ID:Mevmay60

prrr...

キョン「電話だ」ピッ

ツーツー

ハルヒ「ヘッ」

キョン「おいてめバカヤロー。しかもさりげなく184つけてんじゃねーよ」

ハルヒ「はあ、何かお腹すいたわ……。キョン、有希の分とあたしの分のカレー買ってきて」

キョン「何で二人分も買わなくちゃ……長門……カレー?」

長門「………」

キョン「長門、もしかしてお前が俺にハルヒ使って嫌がらせを」

長門「ちゃうねん。あたしちゃうねん」

キョン「わかり易いんだよ!!」

完!続!これからはちゃんとsaga!

135 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 22:56:39.44 ID:zHQu7OY0

―長門と携帯電話―

長門「ポチッ ポチッ」

キョン「長門、お前携帯買ったのか」

長門「コクコク」

キョン「どんなのなんだ? ちょっと見せてくれよ」

長門「……現代の携帯電話の構造を理解するため、比較的操作が容易であるものを選択した」

キョン「ふむふむカラーリングはオレンジなんだな。で、ヒモが携帯の側面から出てて、引っ張るとセ○ム出動ね。うん、長門、これジュニア
ケータイだ」

長門「……色々妥協した」

キョン「妥協しすぎなんだよ!」

136 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 23:00:20.89 ID:zHQu7OY0

〜数日後〜

長門「……取り替えてきた」

キョン「お、最新型だな」

メタルーオーバーマーン キーングゲイナー!

キョン「長門、メール着てるぞ」

長門「ジー」

キョン「……どうした、長門。返信しないのか?」

長門「……情報操作で送った」

キョン「携帯いらねーだろ」

137 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 23:04:59.98 ID:zHQu7OY0

キョン「しかし、長門が携帯を持つようになるとはなあ……。やっぱり無いと不便だったのか?」

長門「………」

キョン「おーい、長門さん……?」

長門「……なんか言った? ポチポチ テレレッテレー ……あ、レベルアップした」

キョン「人が話してる時にアプリしてんじゃねーよ!」

長門「……あっ、終わっちゃった……さて、もう一度最初からやるか」

キョン「初期設定のアプリを遊び尽くしてんじゃねーよ! 追加でダウンロードしろよ!」

長門「……通信とかパケットとか、よく分からなくて怖い」

キョン「携帯を初めて持った子供かお前は!」

138 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 23:06:10.47 ID:zHQu7OY0

キョン「それじゃあ長門、番号交換するからお前の番号教えてくれないか?」

長門「えー」

キョン「久しぶりにしっかり喋ったかと思えばそれか」

長門「……今から言う」

キョン「よし、いいぞ」

長門「090-710-18293」

キョン「こいつ感じわりいいいいいいいいいい!!」

完!続!らき☆すたそろそろデビュー予定!

140 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/07(木) 22:48:57.80 ID:fhTUnjc0

―朝比奈とわさび―

ハルヒ「さて、SOS団で回転寿司に来たわよ! ちなみにここもあんたのおごりね」

キョン「また俺かよ……」

古泉「毎回申し訳ありませんねえ」

キョン「お前に言われるとえらくむかつくんだが」

朝比奈「キョンくん、毎回ありがとうございます」

キョン「いいんです、いいんです。朝比奈さんのためならいいんですよ」

長門「ガガガガガガガガガッ」

キョン「何かおよそ寿司食ってるとは思えないような音してんだけど。長門さん、寿司は流しこむもんじゃないですけど」

141 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/07(木) 22:51:49.62 ID:fhTUnjc0

朝比奈「きょ、キョンくん……」

キョン「朝比奈さんどうしました?」

朝比奈「イカをわさび抜きで頼んでほしいんですけど……」

ハルヒ「えっ、みくるちゃんまだわさびダメなわけ? まあ、SOS団のマスコットとしては完璧な設定よね!」

朝比奈「ちょっとわさびには色々嫌な思い出が……」

古泉「何かあったんですか?」

長門「ガガガガガガガガガッ!」

142 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/07(木) 22:52:17.29 ID:fhTUnjc0

朝比奈「実は……中学校の時いじめられ気味で……」

キョン「そうだったんですか……」

朝比奈「ロッカーの取っ手ににわさびをぶちまけられて、しかもチューブで」

キョン「やってる方がちょっと遠慮してんじゃねーか! つかチューブ関係ないだろ!」

朝比奈「おろし金ですったのものとチューブのものじゃ威力が全く違うんですよ……!?」

キョン「こいつめんどくせー!」

古泉「あなたは……あなたは本物のわさびを知らない……! 辛いんですよ……ヤツは……!」

キョン「そんなこと既に知ってんだよ!!」

長門「バリバリバリバリバリバリバリバリッ!」

143 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/07(木) 22:53:25.84 ID:fhTUnjc0

朝比奈「それで中学校生活最後の日、卒業式の集合写真で事件が……」

キョン「ど、どうしたんですか……!」

朝比奈「集合写真を撮ろうとした時、とある男子生徒が近づいてきてあたしに言ったんです……」

男子生徒(C.V 立木文彦)『おい、朝比奈。わさび持って写真に写れよ』

キョン「えええええええええええええ! どんだけそいつわさびリスペクトしてんだよ!」

朝比奈「私は必死に抵抗しました……全力で泣きもしました……。しかし、次の瞬間、非情な一言が彼の口から出ました」

男子生徒(C.V 立木文彦)『なんだ朝比奈、泣いてんのか? 悔しかったら、わさビーフって叫んでみろよ!』

朝比奈「嫌いになってしまったわさびを……しかも、完全にわさび主体のお菓子の商品名を私に叫べなんて……ふざけないでください!」

キョン「お前がふざけてんじゃねーよ!!」

朝比奈「ま、理解力に乏しいキョンくんじゃ分からないと思いますけどね」フッ

キョン「俺わさビィィィィィィィィィフ!!」

完!続!

148 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/08(金) 23:33:33.44 ID:xSZfIg60

―唯とお手―

唯「澪ちゃん、お手」

澪「なめてんのか」

律「ところで唯、お前宿題のプリント出したか?」

唯「えー、そんなのあったの?」

澪「あっただろ、数学」

唯「えっ、何で知ってるの? 澪ちゃんクラス違うでしょ? あっ、今は同じなんだった! てへっ☆」

澪「殴られてえのかお前は」

149 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/08(金) 23:33:58.80 ID:xSZfIg60

紬「私も手伝うから、唯ちゃんファイト!」

唯「数学は得意じゃないんだよ……」

梓「全体的に、じゃないんですか?」

唯「うぅ、あずにゃん厳しいよぅ」

律「はーい、じゃあこの問題いってみるか」

唯「仕方ない……どんどこい!」

150 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/08(金) 23:35:02.89 ID:xSZfIg60

律「問一、妊娠の過程を簡潔に述べなさい」

梓「全く数学と関係ないんですけど」

唯「1組の卵子と精子の合体(受精)から始まる妊娠・出産の過程は、母体となる女性の生殖器の内部でおこなわれ、受精した卵子(受精卵)は細胞分裂を繰り返しながら子宮へ運ばれ、受精後およそ1週間で子宮内膜に付着して胎盤をつくりはじめるetc」

澪「ストップ、なげーよ!」

紬「……えっ」

澪「むぎドン引きじゃねーか!」

唯「いやあ、実は保健の最初は得意なんだよね」

澪「男子高校生かお前は!!」

151 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/08(金) 23:36:46.61 ID:xSZfIg60

コンコン

和「ちょっといい?」

律「おー、和! どうしたんだ?」

和「唯が今日の数学の宿題出してないから集めてきて、って頼まれちゃったのよ」

澪「ほら、唯。早くやらないから和が来ちゃったぞ」

唯「えっえっ、だって……」

和「だって、じゃないわよ。後で先生にちゃんと出してよ?」

唯「……はい」

和「いつもごめんね。唯が迷惑かけちゃって」

澪「あっ、大丈夫だから」

和「あと唯、今日澪に借りた文房具、返しときなさいよ。それじゃあね」

唯「わかってるよー。えーと……確かここに……」

澪「確かに返してもらうよ」

唯「はい、まずお手」

澪「なめてんのか」

完!続!

巻末コメント:100記念SSはボツにしました

153 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/09(土) 22:05:42.05 ID:RfRlrRc0

―男と休暇 プール編―

男「はあ。まさかいつもの市民プールが臨時休業とはなあ。仕方ないからファミリー向けのジャンボプールに来てはみたが……。高いし、子供連れは多いし、大丈夫か……?」

バシンッ!

幼「あー、そのボールこっち」

男「とりあえず一言謝ってもらっていい?」

女「男さんおはようございます!」

会長「おはよー、男!」

男「おう、おはよう」

154 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/09(土) 22:07:05.89 ID:RfRlrRc0

会長「今日はたーっくさん遊ぶぞっ!」

女「私もなのです! 会長さん、早く行くのです!」

幼「ちょっと二人とも、ここ人数多いんだからはぐれたら苦労するよ」

女「大丈夫なのですよ!」

会長「ちょっ、女ちゃん引っ張りすg」

女「わひゃっ!」

ザバーン!

女、会長「わぁぁぁ……!」

ガヤガヤ……

男「流されていったな」

幼「……ちょっと涙出た」

155 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/09(土) 22:07:59.66 ID:RfRlrRc0

幼「女ちゃーん!」

男「会長ー! ……相当人混んでるし、こりゃどっか奥の方のウォーターアトラクションに流されてるな」

幼「合流できなさそうか……。そ、そしたらさ二人で遊ぶ?」

男「ま、仕方ないな。ここまで来て遊ばないのもあれだしな」

幼「そうこなくっちゃね!」



会長「女ちゃん、ここどこだろうねー」

女「うーん……」

156 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/09(土) 22:08:33.82 ID:RfRlrRc0

〜それから〜

男「はあはあ……。幼、お前飛ばしすぎだ……」

幼「なに? 精子?」

男「うん、下ネタも飛ばしすぎ。つか、ちょっと休ませてくれ……」

幼「じゃあちょっと休んだらまた行くよ」

男「はいはい」

幼「……なんかさ、二人でこういうとこに来るのって久しぶりだね」

男「そうだっけ?」

157 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/09(土) 22:09:20.38 ID:RfRlrRc0

幼「そうだよ! 中学校になった途端に全然遊びに行かなくなっちゃってさ」

男「それはお前が部活で忙しかったり……」

幼「まあ、そういうことにしといてあげる」

男「そういえば、プールにお前ときたのって最後はいつだっけ?」

幼「小6の夏休み。あんたがプールサイドで盛大にコケて、あたしに抱きついてきたの覚えてないわけ?」

男「そ、そんな恥ずかしい話しなくてもいいだろ……」

幼「過去に抱きついたぐらいの話で恥ずかしがるとはさすが童貞」

男「うるせーよ!」

幼「……ふふっ。あはははっ!」

男「あははっ!」

158 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/09(土) 22:10:09.58 ID:RfRlrRc0

幼「あー! 何かあたしも疲れた!」

ピトッ

男「あっ」

サッ

男「手、当たったけど大丈夫だったか?」

幼「………」

男「幼?」

幼「……あっ、大丈夫大丈夫」

女「……男さーん、幼さーん!!」

会長「ふふぇぇぇぇー! 男、ずっと迷ってて怖かったよー!」

ギュッ

男「はいはいはい、わかったわかった。ほら、そろそろ帰るぞ」

女「ところで幼さんと男さんは何してたのです?」

幼「プールの中で……ちょっと///」

男「してないからな!!」

完!続!次回らき☆すた登場!

161 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/10(日) 19:42:07.72 ID:dzkvtEk0

―こなたと妹―

こなた「むぅ……」

トントン

つかさ「こなちゃん、もう起きて。お昼だよ」

こなた「だ、誰だ?」

つかさ「え、私だよ。つかさ」

こなた「いいや、お前はニセモノだ! 何故なら俺の妹がこんなに可愛いわけがないからだ!」

かがみ「いや、あたしの妹なんだけど」

162 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/10(日) 19:42:52.96 ID:dzkvtEk0

こなた「でもさ、絶対こんな妹は存在しないよね」

かがみ「当たり前じゃない。出来すぎてるわよ」

こなた「つかさがもうちょっと淫乱になればねえ……」

かがみ「あんたの妹イメージはどんなのだ!」

つかさ「いん……らん……?」

かがみ「ちょっとこなた、つかさに変なこと教えないでよね」

163 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/10(日) 19:43:20.07 ID:dzkvtEk0

みゆき「みなさん、こんにちは」

こなた「あ! みゆきさん!」

みゆき「どうかされましたか?」

つかさ「ねえねえ、ゆきちゃん。『淫乱』ってどういう意味?」

みゆき「………」

かがみ(なんか答えづらそうだああああああああああああ!)

みゆき「……ウ○キペディアには現在この名前の項目はありません」

こなた「え?」

みゆき「『「淫乱」を編集中』 ウィ○ペディアには現在この名前の項目はありません」

こなた(みゆきさんが上手く逃げたあああああああ!)

164 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/10(日) 19:47:00.60 ID:dzkvtEk0

つかさ「ところで、こなちゃんは私にどんな妹になって欲しいの?」

こなた「うーん……つかさは優しいところがあるから、もうちょっと攻撃的なところが欲しいかな」

つかさ「うんうん」

こなた「で、好きな男のことになっちゃうと病的になって」

つかさ「うんうん」

こなた「でもその好きな男は結局しょーもない男なんだよね」

つかさ「で、結局最後は」

みゆき「バック詰め」

こなた「いいや、先にめった刺し」

かがみ「どっちでもいいわ!!」

完!続!口調が違うとかあったら教えてください!

巻末コメント:いろいろ質問・意見等がありましたら是非お申し付けくださいませ

167 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/11(月) 21:56:40.97 ID:g7UTILU0

―キョンと寝起き―

キョン「ハルヒ、帰りに起こしてくれないか?」

ハルヒ「ちょっと、団長に命令するなんていい度胸ね。まあいいわ、どんな起こされ方でもいいならいいけど」

キョン「すまんな、頼んだ」

………

ベトベト……

キョン「んあ……なんか寝汗がベトベトして……って何か血生臭ぇぇぇぇぇぇぇ!」

ハルヒ「あっ、あなた起きた? じゃあ……バールにする? ドライバーにする? それとも鉄・パ・イ・プ?」

キョン「どれも嬉しくねーんだよ!」

168 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/11(月) 21:57:18.70 ID:g7UTILU0

〜後日〜

ハルヒ「……そんなことがあったのよ」

長門「……ユニーク」

朝比奈「あ、キョンくんまた寝てるみたいですね」

キョン「スウ……スウ……」

ハルヒ「あたしが起こすとまたキョン怒るから、みくるちゃん、起こしてきてくれない?」

朝比奈「わかりました」

トントン

朝比奈「キョンくーん。起きてくださあい」

キョン「う……うん……あともう少しですから……」

朝比奈「仕方ないですねえ」

キョン「スウ……スウ……」

朝比奈「……申し上げにくいのですが……ガンです」

キョン「うわああああああああああああああああああああああああああ!」

169 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/11(月) 21:57:56.17 ID:g7UTILU0

キョン「寝起きにガン宣告されたらトラウマになるじゃねーか!」

朝比奈「ご、ごめんなさい」

キョン「あ、い、いえ、いいんですいいんです。じゃあ俺はまた寝ますね」

スウ……スウ……

ハルヒ「……みくるちゃんやるわね」

朝比奈「ま、余裕っす」

長門「……次は私が行く」

ハルヒ「よし、やっちまえ」

170 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/11(月) 21:58:29.90 ID:g7UTILU0

キョン「スウ……スウ……」

長門「情報連結の」

キョン「俺になんか恨みでもあんのかあああああああああああああああ!」ガバッ

長門「……決め台詞は言わせて欲しかった」

キョン「無理だよ! 絶対無理だよ! 言わせねーよ!!」

古泉「はいストップストップ」

キョン「邪魔するな、古泉。今俺は長門に命の大切さ、そして尊さをだな……」

古泉「わかってますわかってます。僕にはわかってる、だから……この続きは二人だけの熱いバトルフィールドでな」

キョン「てめえがよくわかってねーんだよ!」

171 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/11(月) 21:59:20.58 ID:g7UTILU0

ハルヒ「最後はあたしが行くしかなさそうね」

朝比奈「一体どんな技を……?」

ガサガサッ…… ゴソッ……!

長門「……マッキー?」

古泉「顔に落書きでもするおつもりですか?」

ハルヒ「ううん、違うわ。もっとハイレベルな起こし方よ」

朝比奈「は、ハイレベルって……」

ハルヒ「ケツに突っ込んでイかせるのよ!」

キョン「もう眠れねーよ!」

完!続!

175 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/12(火) 22:46:43.86 ID:fnWFbBs0

―キョンとベタ 前編―

???(起きよ。少年よ、起きるのだ)

キョン「あ、あぁ……何だ、何だこの声は……」

???(今日、少年には最高にベタなシチュエーションが起きるだろう)

キョン「だ、誰なんだお前は……!?」

???(鈴本だ。名乗るほどの者ではない)

キョン「名乗っちゃってんじゃねーか! 誰だ鈴本!」

???(ナイスツッコミ)

キョン「その言い草なんか悔しいじゃねえかちくしょおおおおおおおおおおおおお!」ガバッ

キョン(………)

キョン「ゆ、夢か……」

176 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/12(火) 22:48:51.86 ID:fnWFbBs0

〜登校中〜

キョン「さて、学校へ行くか」

タッタッタッ

???「わあっ!」

キョン「うおっ!」

キョン(投稿中に誰かと出会い頭に……まさかこのシチュエーションは……!)

ドサッ ズザザザザザッ

キョン「あたたた……も、ものすごいスピードだったが……一体誰だ?」

佐々木「あいたたた……。ああ、朝ご飯のイモムシがグチャグチャだ……」

キョン「一体どこのアフリカ系民族だああああああああああああああ!」

佐々木「これからはちゃんと前見て歩きたまえ!」

177 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/12(火) 22:49:29.59 ID:fnWFbBs0

ガラガラ

キョン「はあ、とんでもない目に遭った……。何で朝っぱらから元同級生のショッキングな食生活を知らなきゃならんのだ」

ハルヒ「あんた遅かったわね。もうホームルーム始まるわよ」

キョン「ちょっとあってな……」

岡部「おーい、今日はお前らに話がある。突然なんだが、転校生だ」

クラス「ざわっ……ざわっ……」

岡部「違うぞー、このクラスから突然の転校が起きるわけじゃないぞ。雛見沢じゃないぞー」

国木田「先生、別に聞いてません」

岡部「じゃあ、入ってくれ」

ガラガラ

佐々木「ハロー初めまして。マリクレッタ・アリス・佐々木です。ボンジュール・ア・ニーハオ」

キョン「出身がもうよくわかんねーよ! 何人だお前!」

178 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/12(火) 22:51:05.91 ID:fnWFbBs0

佐々木「あ、キョン!」

キョン(反応しづらいな……)

岡部「何だお前ら、知り合いなのか? そしたら……」

佐々木「ピクッ」

キョン(もしかして……『ベタなシチュエーション』が今度は本当に起こるとすればあいつの席は俺の……!」

岡部「よし、キョン」

キョン「は、はい」

岡部「授業中エッチなことすると困るからお前の席対角線上一番遠いところな」

キョン「いきなりバッドエンドじゃねーか!! 全くフラグ立つ見込みねーよ!!」

完!後編に続く!

181 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/13(水) 23:26:06.03 ID:jrtAa5g0

―キョンとベタ 後編―

キョン(朝から佐々木とは進展無しだな……。寂しいような、安心したような……)

谷口「よう、キョン。一緒に昼飯食おうぜ」

国木田「僕も一緒にいいかな?」

キョン「ああ、食べるか」

佐々木「ジー」

キョン(ささきが なかまに なりたそうに こちらをみている!)

キョン「……さ、佐々木。お前も一緒に食べるか?」

佐々木「き、君がどうしてもと言うなら」

キョン「じゃ、いいです」

182 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/13(水) 23:26:34.42 ID:jrtAa5g0

〜結局、佐々木も一緒に昼飯を食うことになった〜

国木田「あ、キョン。その玉子焼きもらっていい?」

キョン「ああ、いいぞ」

国木田「じゃあ、僕のウインナーをあげるよ」

キョン「おう、ありがとな」

佐々木「僕ももらっていいかな、キョン」

キョン「いいぞ。……ほら」

佐々木「じゃあ、僕のサソリをあげるよ」

キョン「いらねえええええええええええええ! だから一体どこのアフリカ系民族だお前は!」

佐々木「タイワンタガメもいけるよ」

キョン「聞いてねーよ!」

183 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/13(水) 23:27:03.38 ID:jrtAa5g0

〜帰り道〜

キョン「何だ……今日すごく疲れたんだが……」

佐々木「キョン!」

キョン「佐々木か。どうしたんだ?」

佐々木「実は……僕……お見合いするんだ」

キョン「………」

佐々木「………」

キョン「唐突過ぎてわけわかんねーよ!」

佐々木「……止めてくれないのかい?」

キョン「止めるには俺の好感度が全然足りてねーよ!!」

佐々木「キョンのバカっ!」

パーン!

タッタッタッ……

184 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/13(水) 23:27:32.69 ID:jrtAa5g0

キョン「あいたたた……。佐々木め、俺のこと思いっきり叩きやがって……」

谷口「おい、キョン。行かなくていいのかよ」

キョン「え?」

国木田「早くいきなよ。今なら間に合うから」

谷口「……後悔してからじゃ遅いんだよ……」

キョン「こういう時だけきっちりベタかよ! ああ、ちくしょう! 行ってやるよ!」

タッタッタッ……

キョン(もうベタなんかうんざりだ……!)

185 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/13(水) 23:28:27.70 ID:jrtAa5g0

佐々木「………」

キョン「佐々木!」

佐々木「!」

キョン「ま、待ってくれ……」

佐々木「……何だい。もうキョンと話すことはないよ」

キョン「何で突然お見合いなんかするんだ」

佐々木「……キョンには関係の無いことだよ」

キョン(あれ……なんかこの流れ……俺、もしかして佐々木に告白しなきゃならなっ……)

キョン「いいや関係ある」

佐々木「……何でだい?」

キョン(な、なんだ……口が勝手に……!)

キョン「行っちゃダメだ。俺には……佐々木が居ないとダメなんだ!」

佐々木「……遅いよ、遅すぎるよキョン! 僕だってキョンの事を好きだったのに!」

キョン(マジかよ!)

佐々木「それじゃあ、早速恋人の印として……」

キョン(もしかして……キスなのか!?)

佐々木「僕と、イモムシポッキーゲームを……」

キョン「だから一体どこのアフリカ系民族だああああああああああああああああああ!」ガバッ!



佐々木「……キョン。君は僕の話を聞いていたのかな?」

キョン「こ、ここは……!」

佐々木「見ての通り、喫茶店だ。街で久しぶりに会って、話をしようとここに誘ったのは君じゃないか」

キョン「うわっ! イモムシ女!」

佐々木「殴るぞお前」

完!続!モブも出していこうかな!

192 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/22(金) 23:51:55.54 ID:aaumJI.0

―軽音部とお祭り―

律「今日はお祭りだな!」

澪「出店も結構出てるみたいだし、長い時間楽しめそうだな」

紬「すごく楽しみです!」

唯「りっちゃん、みおちゃん! 準備は万端です!」

梓「唯先輩、あんまりはしゃぎ過ぎないでくださいね」

澪「ちなみにみんないくらぐらい持ってきたんだ?」

唯「澪ちゃんは?」

193 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/22(金) 23:53:49.73 ID:aaumJI.0

澪「私は1000円ぐらいだ。あんまり使いすぎるのもあれかなと思うからな」

律「あたしは2500円! 今日は遊び倒すぞー!」

唯「気が合うねりっちゃん! 今日は大奮発して私も2500円なのだ! あずにゃんは?」

梓「私は澪先輩と同じくらいですよ」

唯「そっかー。むぎちゃんは?」

紬「軽く120万ぐらいです」

澪「一体何買うつもりだ!! 100円に万札出したら大ひんしゅくだろ!!」

194 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/22(金) 23:57:08.04 ID:aaumJI.0

〜射的屋〜

パーン!

パシッ

コテッ

唯「やった! あたった!」

律「おー、唯やるなあ! 何が当たったんだ?」

唯「離婚届」

律「重い! 景品が重すぎるだろ!!」

澪「射的も、久しぶりにやると面白いな。梓はどうだった?」

梓「私もやりましたけど、当たりませんでした。でも面白かったですよ。……ところで紬先輩は」

パーン! パーン!

パシン! パシン!

紬「……男と弾は一発必中なの」フッ

澪「完全にスナイパーの目付きじゃねーか! 子供ドン引きの腕前だぞ!」

ナンパ男「ねえねえ、そこの姉ちゃん、俺と出店回らない?」

紬「………」フルフル

澪「全然男に慣れてねーじゃん!!」

195 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/22(金) 23:58:17.25 ID:aaumJI.0

〜宝探し〜

店員「この砂場の中に、景品の名前が書いてある紙が入っているガチャガチャのカプセルがあるので、それを発見してきてください!」

律「うおー! 唯、行くぞっ!」

唯「らじゃー!」


梓「ちょ、ちょっと待ってください! 子供とぶつかったら危ないですよ!」

律「大丈夫大丈夫!」

唯「気をつけてるよー!」

澪「梓の言うとおりだぞ、高校生と子供じゃ全然体格が違うんだ、ぶつかりでもしたら大変な事に」

ウィィィィン! ガガガガガガ!

紬「よし、ゲーム開始!」

澪「大型重機乗りつけてくんじゃねーよ!! 誰だってぶつかったらあぶねーわそんなもん!!」

196 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/22(金) 23:59:10.26 ID:aaumJI.0

律「ああ、今日は楽しかったな!」

唯「でもあたしの大切なお小遣いがぁー」

梓「遊びすぎるからですよ……」

澪「あれ、むぎは?」

律「ん、むぎなら向こうでなんかお店の人と揉めてるぞ」

澪「な、何があったんだ……?」

タッタッタッ

澪「む、むぎ! どうかしたのか!?」

紬「お金が払えなくって……」

梓「えっ! だって紬先輩、120万も持ってきてたじゃないですか!」

紬「全部Suicaに分けて……」

澪「使いづれーわ! 何でそこだけ微妙に庶民的なんだよ!!」

完!続!今回はお金持ちボケ!

巻末コメント:ちなみにSuicaは1枚あたり2万までチャージ出来るようです

199 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/23(土) 23:31:27.37 ID:2I7LoK60

―男と休暇 喫茶店編―

ピピピッ! ピピピッ!

男「んわぁ……はわぁ……。もう朝か……」

チュン チュン チュン チュン

ガチャッ

女「あ、おはようございますなのです。男さん」

男「おはよう。……他の二人は?」

女「昨日あんなに遊んだおかげで、全然起きる気配がないのです」

男「そっか……。なあ、女。朝ご飯まだだよな?」

女「は、はい。まだですけど、どうしたのです」

男「朝ご飯食べに喫茶店行くか」

200 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/23(土) 23:32:14.86 ID:2I7LoK60

カランカラン

店長「お。男、いらっしゃい。珍しく早いな」

男「ちわー。朝ご飯食べたいんだけど、なんか作ってくれない?」

店長「おいおい、もう男の無銭飲食何度目だと思ってるんだ」

男「学校帰りに友達といつも通ってるだろ? 頼むよ、店長」

店長「うーん……お、ところでその女の子は誰なんだ?」

男「ああ、俺と同じクラスの女。今日はちっと用があってうちに泊まってるんだよ」

店長「ふむ」

ジロジロ

女「あ、あの、男くんとおな、同じクラスの女です……よろしくお願いしますなのです」

店長「……よし。合格。いいだろう」

女「へ?」

男「店長さ、女を見るとすぐ査定し始めるんだよ。そのせいで何度奥さんに怒られたことか」

店長「うるせえ。余計なこと言うな。確かに汚いことをしてるかもしれないが、この目は本物なんだからな」

女「は、はあ」

店長「……それにしてもこんないい女の子を家に泊めるとは、男も腕を上げたな。今度はそっちの腕も上げなきゃなあ、中々満足してもらえない
ぞ!」

男「せ、セクハラだぞこのエロジジイ! いいから、さっ、さっさと飯を作れ!」

店長「わーったよ」

201 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/23(土) 23:33:57.46 ID:2I7LoK60

男「女、すまないな……あんな人で」

女「最初はびっくりしたけど、大丈夫なのですよ」

男「なら良かった……」

女「わひゃっ!」ゴトッ!

男「おわっ!」

ビチャビチャ

女「私のコップが……な、何か拭くものを……! あ、布巾がありましたのです、わはっ!」

ガタン!

男「俺のコップまでやるかお前! 連鎖かよ!」

ビチャビチャ

………

店長「お待たせしましたー、男の朝飯、無銭飲食オムライスでーす。ちなみにケチャップで『無銭飲食』って書いときましたー」

男「いつまでも根に持ってんじゃねーよ!」

女「………」

ビチャビチャ

店長「なんだお前ら、下半身だけ水遊びかよ。おいおい、そういうのは家のベッドでやってくれ」

202 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/23(土) 23:34:38.71 ID:2I7LoK60

店長「それじゃごゆっくり」

スタスタ

男「あの野郎……俺のオムライスだけ食いかけじゃねーか!」

女「あの……あの……」

男「どうした女? ……もしかして、やっぱりあの店長気に入らなかったか? ホントごめんな!」

女「そ、そうじゃないのです……」

男「え、じゃあ」

女(ちゃんと謝らないと……また……あの時みたいに……)グスッ

男「女、泣いてるのか……? 何かあったのか……?」

女「ご……めん……なさ……いっ……! わ、わたっ、私っ、男さんに迷惑ばっ、ばっかり……!」グズッグズッ

男「………」

女「私がっ、こっ、こっ、こんなだからっ、クラスにも迷惑ばっかっ、りっ……」

男「違うだろ」

女「えうっ……えっ……?」グスッ

男「確かにクラスでお前のミスを良く思ってない奴も居るかもしれないけど。少なくとも俺は違う」

女「……でもっ……男さんにもたくさん……!」

男「俺はお前に一度も迷惑かけられたことはないけどな」

女「えっ……」

男「ありゃ、なんか人が入ってき始めちゃったな。パックに入れて持ち帰るか。……店長! パックつめてくんない?」

203 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/23(土) 23:35:27.51 ID:2I7LoK60

店長「おいおいめんどくせえな」

ヒョイ サッ

店長「よし、これはお嬢ちゃんの分だ。この変態お兄ちゃんになんかされないようにな」

男「するかバカ!」

ヒョイ ベチョ

店長「よし、これがてめーの分だ」

男「おい、なんで俺だけわざと逆様に入れた。……んじゃ、女帰るぞ」

女「………」

男「……女、大丈夫か?」

女「……男さん」

男「……な、なんだ?」

女「オムライス、早く食べに帰りましょうなのです!」

男「……おう!」

女(きっと男さんなら……)

ギュッ!

男「おっ、おいおい何俺の腕を掴んで……」

女「ふふっ! ……わっ、わわわわっ!」

男「お前なんか躓いて……!」

バクッ!

女「あ」

男「あっ、なんか外れた」

―脱臼しました

完!続!

205 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/24(日) 23:40:11.70 ID:GnXCKgM0

―みんなとBru-ray―

こなた「ねえねえ、かがみん」

かがみ「何?」

こなた「ハルヒはBru-ray出てるのにさ、何でらき☆すたはBru-rayはおろか、二期さえやらないんだろうねえ」

かがみ「……ちょっと悔しいけど人気じゃない?」

こなた「ハルヒはエンドレスエイトでやらかしてるというのに……」

かがみ「アレはちょっと頂けないわよね」

こなた「……うぉおあおああああおあおあおああお!!」

かがみ「こなたが何かを思い出して壊れた!?」

206 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/24(日) 23:41:11.43 ID:GnXCKgM0

つかさ「でも、ぶ、ぶるーれいってなんか難しいような……」

こなた「画質がいいんだよ」

かがみ「ざっくりしすぎだろ! もうちょい説明しろよ!」

みゆき「ちなみに何故Blu-rayがBlue-rayにならなかったのかというと、Blue-ray Diskを英語圏の人が聞いたときに、「青色光ディスク」を意味する一般名詞と解釈されて、商標登録がしにくくなるかららしいですよ」

かがみ「へえ、結構商品の名前って考えるものなのね」

こなた「……そりゃそーだよ、まさかDVD,Blu-rayのタイトルにエンドレスエイトなんて入れられないでしょ……」

かがみ「結構エンドレスエイト引きずるなあ!」

谷口「俺だって辛かったんだよ!」

207 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/24(日) 23:41:46.76 ID:GnXCKgM0

こなた「じゃあここでかがみに問題。集めるならBlu-ray,DVDどっちがいいと思う?」

かがみ「うーん……。やっぱり金銭的な問題もあるし、中身も同じだしDVDじゃないの?」

こなた「ぶぶー! 不正解! 正解はどっちも。最近はDVDのみの特典とかBru-rayだけの特典とか別々になってること多いしねえ」

みゆき「泉さんはどちらも集めてるんですか?」

こなた「いいや?」

かがみ「どっちよ!」

こなた「無理だよぅ……たかが高校生のバイトでBlu-rayもDVDもって……そもそもBlu-rayのプレイヤーがないし……」

みゆき「良かったらプレイヤー一台、初期の古いのでしたら差し上げましょうか?」

こなた「え、いいの!」

みゆき「ええ」フフフフッ

かがみ「なんか餌付けされてるぞ、こなた!!」

208 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/24(日) 23:57:04.56 ID:GnXCKgM0

こなた「よし、頑張ってBlu-ray買うお金を貯めるぞー!」

みゆき「私も応援しますよ」

つかさ「で、お姉ちゃん、結局なんでらき☆すたのBlu-rayは出ないの?」

かがみ「……うーん」

こなた「声優の鮮度かな、うん」

かがみ「悲しいこと言うな! まだいけるわ!」

完!続!

巻末コメント:ついに200を超えました
これもひとえに皆様のおかげでございます
同時に前回作のレス数も超え、作者含め制作スタッフ(全1人)共々大変恐縮しています
これからもよろしくお願い致します

212 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/26(火) 23:22:12.10 ID:rfnGKIo0

―みんなとBru-ray―

こなた「ねえねえ、かがみん」

かがみ「何?」

こなた「ハルヒはBru-ray出てるのにさ、何でらき☆すたはBru-rayはおろか、二期さえやらないんだろうねえ」

かがみ「……ちょっと悔しいけど人気じゃない?」

こなた「ハルヒはエンドレスエイトでやらかしてるというのに……」

かがみ「アレはちょっと頂けないわよね」

こなた「……うぉおあおああああおあおあおああお!!」

かがみ「こなたが何かを思い出して壊れた!?」

213 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/26(火) 23:22:57.37 ID:rfnGKIo0

つかさ「でも、ぶ、ぶるーれいってなんか難しいような……」

こなた「画質がいいんだよ」

かがみ「ざっくりしすぎだろ! もうちょい説明しろよ!」

みゆき「ちなみに何故Blu-rayがBlue-rayにならなかったのかというと、Blue-ray Diskを英語圏の人が聞いたときに、「青色光ディスク」を意味する一般名詞と解釈されて、商標登録がしにくくなるかららしいですよ」

かがみ「へえ、結構商品の名前って考えるものなのね」

こなた「……そりゃそーだよ、まさかDVD,Blu-rayのタイトルにエンドレスエイトなんて入れたら売れないでしょ……」

かがみ「結構エンドレスエイト引きずるんだな!」

谷口「俺だって辛かったんだよ!」

214 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/26(火) 23:23:52.72 ID:rfnGKIo0

こなた「じゃあここでかがみに問題。集めるならBlu-ray,DVDどっちがいいと思う?」

かがみ「うーん……。やっぱり金銭的な問題もあるし、中身も同じだしDVDじゃないの?」

こなた「ぶぶー! 不正解! 正解はどっちも。最近はDVDのみの特典とかBru-rayだけの特典とか別々になってること多いしねえ」

みゆき「泉さんはどちらも集めてるんですか?」

こなた「いいや?」

かがみ「どっちよ!」

こなた「無理だよぅ……たかが高校生のバイトでBlu-rayもDVDもって……そもそもBlu-rayのプレイヤーがないし……」

みゆき「良かったらプレイヤー一台、初期の古いのでしたら差し上げましょうか?」

こなた「え、いいの!」

みゆき「ええ」フフフフッ

かがみ「なんか餌付けされてるぞ、こなた!!」

215 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/26(火) 23:26:50.54 ID:rfnGKIo0

こなた「よし、頑張ってBlu-ray買うお金を貯めるぞー!」

みゆき「私も応援しますよ」

つかさ「で、お姉ちゃん、結局なんでらき☆すたのBlu-rayは出ないの?」

かがみ「……うーん」

こなた「声優の鮮度かな、うん」

かがみ「悲しいこと言うな!!」

完!続!

218 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/27(水) 00:25:55.21 ID:Hy5mPMI0

今からもう一度昨日の分を投下します
今日の夜、再度今日の分としてのものを投下致します
エンドレスはしません

―ハルヒとTシャツ―

ハルヒ「SOS団で買い物行くなんて初めてだったんじゃない?」

キョン「そうだな。……それにしても女子は幾つ買ったんだ?」

朝比奈「数えきれないほど買っちゃっいました」

長門「……ユニーク」

古泉「皆さんが買ったものを見ていきましょうか」

ハルヒ「そうね、じゃあまずはみくるちゃんから!」

219 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/27(水) 00:26:23.12 ID:Hy5mPMI0

朝比奈「これが私のです」

ハルヒ「みくるちゃんが地が白のシャツを買うとは驚きね」

キョン「あれ……何か書いて……」

長門「あなたとは違うんです」

キョン「遅えよ! 今更それ買ったのかよ!」

朝比奈「ググレカスも買いました」

キョン「あいたたたたたたたたたた!!」

220 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/27(水) 00:26:50.92 ID:Hy5mPMI0

キョン「長門はどんなのを買ったんだ?」

長門「……これ」

古泉「嫌韓中」

キョン「あぶねえええええええええええええええ! 街中でそれは刺されても文句言えねーよ!」

ハルヒ「ネット始めた時って影響されやすいわよね」

キョン「誰だ長門に右翼思想与えたのは!」

コンピ研「ふふふふ」

キョン「てめーらか! 中立思想だったあの頃の長門を返せ! てかもうお前ら出番ないからな!」

221 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/27(水) 00:27:42.04 ID:Hy5mPMI0

ハルヒ「あたしはこれよ!」

キョン「……どこかで見たことある黒い模様というかマークだな」

朝比奈「私もです」

古泉「とりあえず涼宮さん、記念写真を携帯で撮りますか」

ハルヒ「それじゃ古泉君よろしく」

古泉「はい、チーズ」

ピピッ!

ピロリロン!

古泉「あ、限定待ち受けだ」

キョン「ただのQRコードじゃねーか!!」

完!続!

巻末コメント:そういえば某コンピ研部員の声優さんと会ったことがありました
モブとはいえ、プロの声優さんのスキルは半端無かったです

223 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/28(木) 19:42:45.01 ID:.flrtwY0

―SOS団と冊子―

ハルヒ「うーん」

キョン「どうかしたか? ハルヒ?」

ハルヒ「何かうちってインパクト足りないのよね」

キョン「これ以上足したらビッグバン起きるぞ」

ハルヒ「……うん、冊子作るわよ!」

キョン「冊子……? 文化祭の時、会長にいちゃもん付けられて作った奴か」

ハルヒ「あれをもっと面白くするのよ!」

224 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/28(木) 19:43:17.59 ID:.flrtwY0

ハルヒ「……というわけでみんなに書いてもらうことになったわ!」

古泉「僕にもう一度書けるか不安です」

朝比奈「わ、私もです」

長門「………」

ハルヒ「みんななら大丈夫よ! きっともっと面白いものが書けるわ!」

キョン「その自信はどっから出てくるんだかな」

朝比奈「胸じゃないですかね」

ハルヒ「そうね胸ね」

長門「カチン」

キョン「消されてえのかてめーらは!!」

225 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/28(木) 19:44:07.45 ID:.flrtwY0

〜1ヶ月後〜

ハルヒ「ついに出来上がったわね! とりあえず一冊にまとめたから見てみましょ!」

古泉「まずタイトルが……Friday」

キョン「まんまじゃねーか! 何スキャンダル記事ばっかにしようとしてんだ!」

ペラッ

ハルヒ「まずトップに古泉君の小説ね」

古泉「自信作なんですよ」

ハルヒ「妹との蜜月 〜親の居ない3連休〜」

キョン「これ官能小説だろーが!」

古泉「締切りが近かったので無欲で書きました」

キョン「紙面からお前の欲望が十分溢れ出してんだよ! 一体どこに向かってんだよこの雑誌!」

226 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/28(木) 19:45:15.07 ID:.flrtwY0

ハルヒ「次に有希ね! ……子供の育て方?」

キョン「たまごクラブ・ひよこクラブじゃねーんだよ!!」

長門「……とにかく読んで」

ハルヒ「ポイントその1・小さい頃は思いっきり遊ばせる」

キョン「意外と真面目だな」

ハルヒ「ポイントその2・目の前にあるのに、好きな玩具を買ってもらえない現実を痛感」

キョン「ま、まあよくあるな」

ハルヒ「そして一家離散へ……」

キョン「急展開過ぎんだろ! 家族に何があったんだよ!」

長門「父の借金と母の不貞の愛」

キョン「重いわ!!」

227 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/28(木) 19:45:46.96 ID:.flrtwY0

ハルヒ「みくるちゃんは……」

朝比奈「これです」

長門「……好きなお菓子ランキング」

古泉「朝比奈さんらしいですね」

長門「……カワイコぶりやがって」ペッ

キョン「おい、唾吐くな」

古泉「第1位は『わさビーフ』!」

キョン「何だかんだ言って好きなんじゃねーか!! 全然過去気にしてねーだろ!!」

朝比奈「涼宮さんは何を書いたんですか?」

ハルヒ「……あたしの? あたしのは……いいじゃん、なんでも」

キョン「周りのインパクトに負けてんじゃねーよ!」

完!続!最近ヤバい、ネタが……ネタが……枯渇SOS!

228 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/29(金) 23:49:37.83 ID:do/FNOw0

―SOS団とクッキング―

みくる「こ、こんなの無理です〜!」

ハルヒ「こう、こうよ!」

みくる「だ、だって!」

古泉「朝比奈さん、楽しそうですねえ」

キョン「お前にこの状況が本当にそうみえているなら、今すぐ眼科に行くことをおすすめするがな」

キョン(何故こんなことになってしまったのだろうか……)


229 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/29(金) 23:50:09.49 ID:do/FNOw0

〜2日前〜

ハルヒ「料理するわよ!」

キョン「何だ突然に。今度は何に影響されたんだ?」

ハルヒ「上沼恵美子のおしゃべりクッキングよ」

キョン「チョイスが渋いなおい! つかいつ観てんだよ!」

ハルヒ「そんなことはどうでもいいの。とにかく明後日、部室でみくるちゃんに料理を教えるから」

朝比奈「えっ!」

キョン「おいおい、ハルヒ。そんなことしなくても朝比奈さんは料理出来るだろ?」

ハルヒ「その考えが甘いのよ。ちょっと出来るぐらいじゃダメなの」

230 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/29(金) 23:50:38.42 ID:do/FNOw0

〜現在〜

キョン「そんなこんなで料理が始まったわけだが……」

ハルヒ「そこで助走!」

朝比奈「はい!」

ハルヒ「加速!」

朝比奈「はい!」

ハルヒ「ジャンプ!」

朝比奈「はい!」

ハルヒ「ハンドスプリング!」

キョン「アクロバティィィィィィィッッッッック!!」

231 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/29(金) 23:51:05.01 ID:do/FNOw0

キョン「一体何の料理してんだお前ら!」

ハルヒ「チンジャオロースだけど」

キョン「パフォーマンスが中国じゃねーか!!」

古泉「いい匂いがしますね」

ハルヒ「当たり前じゃない! あたしとみくるちゃんが共同で作ってるのよ! 二人ともやる気まんまんよ! さぁ、二作品目を作りましょ!」

朝比奈「……え?」

キョン「どうみても全て事終わった気になってるだろーが!」

ハルヒ「ところでみんな、ちょっとこれからの調理は企業秘密だから外に出ていてちょうだい!」

232 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/29(金) 23:51:44.54 ID:do/FNOw0

〜二時間後〜

ハルヒ「じゃーん!」

ホカホカ……

キョン「おお……調理方法は置いておいて、出来上がりはすごいな……」

朝比奈「頑張って作りました! 食べてください、キョンくん!」

キョン「ええ! 言われなくとも全部食べますよ!」

古泉「美味しそうですねえ」

長門「……ジュルリ」

ハルヒ「あ、ちなみにキョン。今回の調味料代、あんたが出しといて。はい、これレシート」

キョン「また俺か……。えーと……」

『誰でも作れるチンジャオロース 390円』

キョン「市販じゃねーか!! もう既に調味料じゃねーよ!!」

完!続!

236 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 22:11:28.40 ID:Eg2PJzA0

―軽音部と床上浸水―

ジャーン!

律「おっし! 今日もいい感じだな!」

唯「ふぅ……疲れたよぅ……」

梓「もう4曲ぶっ続けですからね……」

澪「じゃあ、そろそろ休憩にしないか?」

紬「それじゃ、みんなの飲み物私が買ってくるわ」

唯「むぎちゃんありがとー。よろしくー」

237 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 22:24:39.68 ID:Eg2PJzA0

〜5分後〜

コンコン

ガチャ

紬「ただいまー」

律「おお、むぎありがとな」

ビチョビチョ

澪「むぎ、どうしてそんなに足が濡れてるんだ?」

紬「床上浸水してるみたいなの」

律「は!?」

238 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 22:32:31.62 ID:Eg2PJzA0

ジョロジョロジョロ……

梓「あ! 部室に水が!」

澪「お、おい、ここ二階だぞ……!」

唯「一階は沈んだ……残りの脱出経路を探して」

紬「らじゃ」

律「伝わりづらい不完全なメタルギアごっこしてんじゃねーよ!!」

239 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 22:35:08.45 ID:Eg2PJzA0

澪「が、楽器どうする!? バッグも、道具も!?」

唯「落ち着いて! 澪ちゃん!」

澪「ゆ、唯……」

梓「唯先輩……」

唯「大丈夫、還れるから。きっと、還れるから」

澪「その漢字だと助からないの必至じゃねーか! それ還るの土だわ!!」

唯「大丈夫、そう大丈夫。助かる。そして願えばきっと叶う。きっと手のひらを太陽に透かしてみれば、真っ赤に流れる……」

澪「僕の血潮おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

律「お前ら遊んでんじゃねえ!!」

240 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 22:36:24.67 ID:Eg2PJzA0

律「頼むから唯、じっとしててくれ……唯が動くと何かドえらいことが……」

唯「わかったよぅ……」

澪「むぎ! 要らない荷物、土のうがわりにするから持ってきてくれ!」

紬「了解!」

唯「……ちょっといい?」

梓「どうかしたんですか?」

紬「ちょっと用水路の様子見てくる……」

律「死ぬ選択肢しかねーよ! つか動くなっつってんだろーが!!」

※ガタン

律「へ?」

バキバキッ

澪「ど、ドアが外れっ!」

ザバァァァァァァ!

梓「わわわわっ!」

紬「いやあああ!」

律「なんでこうなるんだぁぁぁぁ!!」

241 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 22:38:40.93 ID:Eg2PJzA0

律「スゥスゥ……」

ガチャ

聡「姉ちゃん、そろそろ風呂上がってくれない?」

律「………」

聡「風呂で寝るなよなあ……」

律「………」

※聡「とりあえず頭押し込んどくか」

完!続!

245 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/02(火) 22:13:23.22 ID:oLyCVCY0

―男と休暇 最終日編―

幼「スゥスゥ……」

女「スゥスゥ……」

会長「スゥスゥ……」

男「今朝は女さえも起きず……か。勉強でもするかな」

ピンポーン

男「ん? 誰だ?」

ガチャ

男「はい」

姉「おはよ、今日はちゃんと起きた?」

男「起きたよ。俺は子供かっつーの」

姉「そう! ちゃんと成長したね!」

男「はは……。あ、そうだ姉、頼みがあるんだけど」

246 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/02(火) 22:14:33.91 ID:oLyCVCY0

姉「ちょっと……ここも間違ってるよ。全く、公式を頭に入れておかないからこうなるの。いくら私が教えても覚えなきゃダメじゃないの」

男「でもだな……」

姉「『でも』禁止! 次『でも』って言ったら留年!」

男「重っ! 罪重っ!」

姉「じゃあ、次の問題ね」

男「さあこい!」

ガタン……

姉「ビクッ!」

男「あれ、女の奴、起きたかな……?」

ブーン……

男「ありゃ、隣の人の軽トラだな。倉庫から出すときにぶつけたのか。丁寧にやれよなあ」

姉「……ハァ…ハァ……ハァ」

247 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/02(火) 22:18:36.30 ID:oLyCVCY0

男「ちょっ、姉! 大丈夫か!?」

姉「だ、大丈夫……。ちょっと物音に驚いちゃっただけだから……」

男「尋常じゃないほど汗かいてるぞ……?」

姉「実はアトピーの薬の副作用で、汗がたくさん……」

男「めちゃめちゃ痒いじゃん! その薬、両刃の剣すぎんだろ! 症状悪化するわ!」

姉「心配しないで……大丈夫」ボリボリ

男「だから悪化してるじゃねーか!!」

248 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/02(火) 22:20:08.38 ID:oLyCVCY0

〜30分後〜

姉「よしっ、今日はここまでね!」

男「ありがとう姉」

姉「気にしなくていいよ。また何かあったら呼んでね」

ガタッ……ガタン

姉「ビクッッ!」

(男さーん? 男さんの部屋に居るんですかあ?)

男「お、女がやっぱり一番最初に起きたか。姉、一応紹介……」

姉「ご、ごめんね! やっぱり私もう帰るから! じゃあね!」

バタン!

ダッダッダッ……

男(……どうかしたのか?)

女「あ、おはようございますなのです。男さん」ガチャッ

男「おはよう。……あ、今女の人が走っていったろ?」

女「へ?」

男「その人を紹介するよ。その人は、俺が小さい頃から知り合いで近所の姉……」

女「女の人……?」

男「今すれちがったろ?」

女「え、いや、女の人なんか見かけなかったなのです」

男「ありゃ……そ、そっか。じゃあまた今度紹介するさ」

男(意外と姉は人見知りだからなあ……会う前に飛び出して行っちゃったか。十分なコミュニケーション能力さえあれば……)

女「ところで男さんは何をしていたなのですか?」

男「いや俺は」

女「オナニー!」

男「お前の俺へのイメージはそれだけか!!」

完!続!

249 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/04(木) 22:37:08.36 ID:rg4lU0Y0

―長門とwii―

長門「ブンブン!」

キョン「長門、なに振り回してんだ?」

古泉「長門さんは最近wiiを買われたそうで」

朝比奈「朝から授業サボってヌンチャクを……」

キョン「マジかよ! お前どんだけ任天堂ライクな一日過ごしてんだよ!」

長門「……欲しかった」

キョン「でもテレビ無いだろ、長門の家は」

長門「え? これテレビつなげるの?」

キョン「脊髄反射で買うんじゃねーよ! 調べてから買えよ!」

250 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/04(木) 22:37:41.14 ID:rg4lU0Y0

長門「……テレビゲームだとは思わなかった」

キョン「何だと思ったんだよ……」

長門「禁書とかいう本のキャラグッズ的な?」

キョン「どこにもカンフー的要素は出てこねーよ! つか内心バカにしてんだろ! 下手したら俺らが吹き飛ぶぞ!」

長門「「ついにあなたもアスキーメデ○アワークスの犬に……」

キョン「現実見ろ! 現実!」

朝比奈「まあ、アスキーメディア○ークス自体、角川の傘下なんですけどね」

251 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/04(木) 22:38:16.27 ID:rg4lU0Y0

古泉「ところでそのwiiはいかがされるんですか?」

長門「……エアーwiiする選択肢しかない」

 ………

キョン「長門! お前バック頼むな! 俺リターンいくから」

長門「おうけい! カモン、そこのオチビちゃん!」

古泉「はっ! 俺のサーブでチビんなよそこのビッチが!」

朝比奈「あたしが動くまでもなく決着しちゃうわね!」

テヤッ! ハッ! ホゥッ! トヤッ!

サーブ! リターン! スマッシュ!

長門「おーけー、おーけー、こんなスピード感のある試合なんてロシア代表のシュワラノビッチ戦以来さ!」

キョン「……こんなの痛々しくてやってらんねーよ!!」

252 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/04(木) 22:39:04.75 ID:rg4lU0Y0

長門「……あなたは我慢が足りない」

キョン「誰だってツッコミたくなんだろ! 何が悲しくてwiiヌンチャクで素振りしなきゃいけーねんだ!」

古泉「ヤベえ、ヌンチャクより俺の方がでけーわ」

キョン「だから何で封印気味だった今下ネタ呼び起こした!?」

コンコン

キョン「はい?」

コンコン

ハルヒ「開けてちょーだい! 今手が離せないのよ!」

ガチャ

キョン「ん、何だ、その箱」

ハルヒ「PS3だけど? 今みんなでやりましょ」

キョン「お前もか」

完!続!

巻末コメント:今日から通常通り営業です

255 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/05(金) 23:34:07.93 ID:ktb.Lrs0

―SOS団と鬼ごっこ―

キョン「ハルヒ、今日は校庭に集まって何をするんだ?」

ハルヒ「鬼ごっこよ。あんたも子供の頃したことあるでしょ?」

キョン「なんでまたそんな懐かしい遊びをするんだよ」

ハルヒ「ずっとデスクワークばかりじゃ不健康でしょ。たまには外で遊ばなきゃ!」

古泉「とりあえず鬼を決めましょうか」

ハルヒ「えっと、範囲は市内だから、鬼は2人にしましょ」

キョン「市内!? そ、そりゃ広すぎじゃないのか?」

ハルヒ「余裕よ! 我がSOS団のメンバーなら大丈夫と信じてるわ!」

256 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/05(金) 23:34:38.11 ID:ktb.Lrs0

古泉「それでは」

朝比奈「じゃんけんですね」

ハルヒ「じゃーんけーん!」

ポイ

キョン「グー」

古泉「グー」

朝比奈「グー」

ハルヒ「チョキ」

長門「チョキ」

キョン「一番組んじゃいけないタッグが組まれてんじゃねーか! 反則だろ!」

257 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/05(金) 23:37:17.98 ID:ktb.Lrs0

ハルヒ「さあ、ゲームスタートよ! あたし達は1分間、目つぶってるから」

キョン「ちくしょう。ハルヒと長門じゃ……。とにかく逃げるか」

タッタッタッ

キョン「……あいつらちゃんと数えてんだろうな」クルッ

長門、ハルヒ「キョロキョロ」

キョン「小学生みたいなことしてんじゃねーよ! ちゃんと数えろよ!」

朝比奈「反則ぅ! 反則ぅ! ペナルティー、ペナルティー!!」

長門「……ウルウル」

キョン「大人気ねーんだよ! 長門が心折れてんじゃねーか!!」

258 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/05(金) 23:40:50.15 ID:ktb.Lrs0

〜1分後〜

キョン「とりあえず校舎の裏にはきたが……古泉は上手くやってるだろうか」

長門「……みつけた」

キョン「なっ! もう見つかったかよ!?」

古泉「させますかっ!」

ビシィッ!

ズシャアアアアアアア

長門「くあっ……!」

古泉「チェックメイト」

ドーン!

キョン「え、何、何が起きたの。今すごくバトルマンガ的展開起きたよ。今完全に数行の中に努力、友情、勝利が詰まってたよ」

古泉「……やったか」

長門「甘い」

ピガァァァァァ

ドーン!

古泉「あ”あ”あ”あ”ぁぁぁぁぁぁ!!」

ズシャアアアアアアア

 ………

古泉「……と、とどめをっ、刺さ、ないんです……か?」

長門「……1ターン動けない」

キョン「『はかいこうせん』じゃねーか! カイリュウかてめーは!!」

259 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/05(金) 23:42:23.32 ID:ktb.Lrs0

ハルヒ「見つけたわよ! 覚悟しなさいみくるちゃん!」

キョン(お、ついに朝比奈さんもみつかったか)

朝比奈「いやですぅー!」

パン!パン!パン!

ブシュッ! ブシュッ!

キョン「お前も物騒なもん取り出してんじゃねーよ! しかも数発命中しちゃってるし!」

ハルヒ「待ちなさ……い!」

ガクガクガク……

キョン「思いっきりHP削られてんじゃねーか!! 足震えてんぞ!!」

ハルヒ「1週間前のハイキングよ……」

キョン「どこの定年後第二の人生だ! 筋肉痛のタイミングがリアルすぎんだよ!」

260 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/05(金) 23:43:03.59 ID:ktb.Lrs0

ハルヒ「あたしが捕まえる!」

長門「……もう逃げられない」

キョン「ハァハァ、もう校門まできちまった……。こうなったら外に逃げるしかねえ!」

ハルヒ「外に出る気ね!」

長門「……逃げるだけ無駄」

キョン「やってみなくちゃわかんねーだ、ろっ!」

キョン(門を飛び越えっ……)

ブヨン ドサッ

キョン「は、跳ね返された……?」

ハルヒ「あ、ちょっと今イライラしてんだよね」

キョン「閉鎖空間出してんじゃねーよ!!」

完!続!

巻末コメント:みくるみたいな責め方する小学生いたよね

262 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/06(土) 23:53:41.64 ID:roaafnc0

―朝比奈と真相―

朝比奈「疲れた……」

キョン「朝比奈さん、どうかされましたか……?」

朝比奈「ちょっと疲れてるだけです……心配しないでください……ゴボォッ」

キョン「おいおいおいおい! 吐血してんぞ! 全然大丈夫じゃねーよ! 長門!」

長門「……何」

キョン「朝比奈さんがおかしいんだ、診てくれないか!?」

朝比奈「ゴボォッ!」

ボタボタッ

長門「うわっ、汚ねえ。ちょ、無理ですわー、これは無理ですわー」

キョン「この……人でなし!!」

長門「人じゃねーもん」

263 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/06(土) 23:54:24.28 ID:roaafnc0

長門「……見せて」

朝比奈「う……うぅ……」

キョン「どうだ……?」

長門「……過度の緊張とみられる」

キョン「き、緊張!? やっぱり、ハルヒの奴が朝比奈さんに色々したせいで朝比奈さんが警戒を……」

朝比奈「あの……パソコンの中にある映像を……」

キョン「映像って……?」

264 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/06(土) 23:55:17.10 ID:roaafnc0

長門「……今確認する」

ピッ

ブツカルゾー! オイ、トマレ!

ドーン!

ブツカッタ! ブツカッタ!

キョン「おま、この映像……おい」

朝比奈「Youtubeに流しといて。あと川口駅前によろしく」

キョン「観たらいけねー映像だろこれ!! おいコレマズイぞ、おい!」

長門「……この映像は巡視船にちゅうg」

キョン「あああああああああああああああああああ!! お喋り長門ちゃんストーップ!!」

265 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/06(土) 23:56:03.34 ID:roaafnc0

キョン「これどうすんのよ。無理だよ、これ海保が持ってるやつでしょ。こんなの持ってたらヤバいよ」

長門「……青がイメージカラーの政党に消される」

キョン「なんのために短く編集して公開したんだっていう話だしな……。長門、どうする?」

長門「お腹痛くなった。休む」

キョン「全責任俺に押し付けてんじゃねーよ!」

朝比奈「早くやっといてくんない? もう待ちくたびれて体がダルビッシュ」

キョン「うるせーよ! お前がやらかさなきゃこんなにはならなかったんだよ!」

266 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/06(土) 23:58:15.47 ID:roaafnc0

キョン「ど、どうすればいいんだ……」

コンコン

キョン「ひゃ、ひゃい!?」

古泉「皆さんいらっしゃってたんですか」

キョン「ま、まあな」

古泉「じゃ、ちょっとパソコン使わせてもらいますね」

長門、キョン「……!」

古泉(えっと、僕の渾身のエロ動画をYoutubeに……)

キョン「あ、古泉」

古泉「はい?」

キョン「そこの動画をYoutubeにアップしといてくれないか?」

長門(……!?)

古泉「いいですよ」

ピッ

キョン「(今まで)ありがとう、古泉」

古泉「いえいえ」

キョン、長門、朝比奈「さよなら、古泉」

〜そして現在に至る〜

完!続!

巻末コメント:海保ってなんだろうね、僕はよく分からないなあ。巡視船とかもよく分からないなあ。中国とか漁船とかよく分からないなあ。僕は全部知らないなあ。

270 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/07(日) 23:28:12.62 ID:HmZjByg0

―紬と焼肉―

律「澪っ!」

澪「何だよ突然」

律「お腹空いた」

澪「我慢しろよ律。もう少しで部活も終わるし……」

律「むぅ!」

紬「えっと……」

唯「どうしたの、むぎちゃん」

紬「私もみんなと夜ご飯行きたいなあ、なんて」

271 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/07(日) 23:30:21.75 ID:HmZjByg0



梓「それで、ここのお店ですか」

律「家族で何回かしか行ったことなかったんだけど、むぎが行きたいって言うからな……」

紬「わぁ、焼肉屋さん……」

澪「制服に匂いが付かないか心配だなあ」

梓「そうですね」

唯「澪ちゃんは十分付いてるよ、男・の・匂・い☆」

澪「人を貶めるようなこと言うんじゃねーよ! 鼻にナムル突っ込むぞ!」

272 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/07(日) 23:31:13.64 ID:HmZjByg0

律「さて、頼むかあ!」

唯「お腹空いたよ、りっちゃあ……ん」

律「いいから早く頼みな、唯」

ガタッ

紬「鯨一丁!」

澪「いきなりとんでも注文きたああああああああああああああ!」

梓「あ、なんか向こうの席のオーストラリア人のグリーンでピースな方がこっちを向いたんですけど」

澪「目合わせるな梓!!」

273 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/07(日) 23:34:38.86 ID:HmZjByg0

紬「鯨肉って焼肉屋では置いてないのね……」

澪「それ以前に外務省的にNGだな」



唯「り、りっちゃん……鼻にナムルが詰まっ、詰まっ、った」ゴフッ

律「なんで入れた」



梓「むぎ先輩、決まりましたか?」

紬「横隔膜で」

澪「ハラミって言えよ! リアルで生々しいわ!!」

274 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/07(日) 23:36:00.12 ID:HmZjByg0

澪「匂いは気になるけどおいしいな、やっぱり」

梓「たまに食べるといいですよね」

紬「今回は運悪く鯨肉食べれなかったけど満足だわぁ……」

澪「これからも食べれないからな」

唯「ふぇぇぇ……鼻にユッケ入ったぁぁぁぁぁ」

律「だからお前に何が起きたんだ」

完!続!

277 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/11/08(月) 23:09:39.73 ID:oybNvjg0

―女とハサミ―

男「ありゃ、自転車パンクしてんなあ。どっかでガラスでも踏んだか……?」



先生「それじゃあハサミで切って、ノートに貼って提出してくれ。提出用の箱は職員室前に置いておくぞ」

キーンコーンカーンコーン

男「幼、ハサミ貨してくれないか? 俺持ってきてないんだ」

幼「ハサミ的なものならあるけど、どうする?」

男「いいよ、それで」

幼「はい」

ジャキジャキジャキーン

男「なんか十徳ナイフっぽいの出てきたけどあんたこれ何に使ってんのよ」

幼「あんたの自転車パンクさせんのに」

男「おめーの仕業かよ! しかも穴じゃなくてわざわざ切り開いただろ!」

278 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/11/08(月) 23:10:11.25 ID:oybNvjg0

会長「私のを使う? 今なら貸してあげてもいいわ」

幼「む……」

会長「……早くしなさい。気が変わるわよ」

男「お、おう。ありがとな」

幼「むむ……」

会長「会長として当然よ」

幼「さてどうだかねぇ? ほい」カチャッ(メガネ脱)

会長「ちっ、ちちち違うって言ったら違うのっ!! 男にハサミ貨してあげるのは、か、きゃ、かいちょーとして当然で……そんなことより早くメガネ返してっ!!」

男「たかがハサミ借りるだけだと言うのに騒がしい……ん?」

女「フルフルフル……」

男「女ちょっと待てえええええええええええええええええ! お前ちょっと待てえええええええええええええええ!」

279 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/11/08(月) 23:10:50.05 ID:oybNvjg0

女「ど、どうしたなのですか男さん!?」

男「すごく危ないことが起きるような気がする」

幼「あたしもそんな気がする」

会長「むしろ必至」

女「ええー! そ、そ、そんなことないのですよ!」

チョキチョキ……

女「あひゃっ!」

ボビュン

幼「あっ! 女の手からハサミが飛んで……!」

@ハサミが隣の子の手にあたる 痛がり、手を振り上げる

Aその手が話していた友人の顔にヒット のけぞる

Bのけぞった頭が、後ろを歩いていた子にヒット その子、倒れて尻餅をつく

C尻餅をついたとき、掃除用具箱の扉に掴まり、扉が開く

D掃除用具箱前で手押し相撲をやっていた子が用具箱にログイン

E扉が閉まってFor future...

女「あ……」

幼「………」

会長「………」

男「さながらピタゴラスイッチじゃねーか!! 激しい連鎖過ぎるわ!!」

280 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/11/08(月) 23:13:30.34 ID:oybNvjg0

男「や、やっぱ俺がやるからさ……」

女「こうなったら意地なのです! 最後までやってやるのです!」

チョキチョキ……ザクッ

女「……! はうっ、あう、はぅ……!」

幼「あぁ、今音したね、一番しちゃいけない音したね」

会長「クリティカルヒットしたわね」

女「見れないのです……手元が見れないのです……! 誰か助けてなのです、へ、ヘルプミーなのです……!」ボタボタボタッ

男「お前もう既にドジっ娘っつーか自傷癖だよ! ドジで死ぬとかシャレになんねーよ!」

281 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/11/08(月) 23:22:27.04 ID:oybNvjg0

男「派手に切ってるな……誰か保健の先生呼んで貰えるか?」

女「……はうっ、あうぅぅぅ……」

ガラッ

?「その必要はありません。大丈夫なので心配しないでください」

テクテクテク

男「お、お前は誰だ?」

女「……? ……あっ、妹! 来てくれたなのですか!」

女妹「お姉ちゃん、あんな廊下まで響くような声でうめいてたら私まで恥ずかしくなっちゃうよ」

女「ごめんなさいなのです……」

男「この娘は……」

幼「女ちゃんの妹なんじゃないの?」

会長「そうよ。生徒会で副会長をやってもらってるわ。次期生徒会長って感じかしらね」

女妹「……はい。終わり」

女「ありがとうなのです!」

男「あ、ありがとうな。それで、女妹が持ってる大きいその箱は何なんだ?」

女妹「これですか?」

幼「授業用の道具じゃないと思うけど」

女妹「救急処置用のキットです。お姉ちゃん、よく怪我するので」

女「妹のお陰で助かったなのです〜」

女妹「これからは出来るだけ気をつけてよ、お姉ちゃん」

男、幼、会長「どっちが姉だ」

完!続!

巻末コメント:女、幼、会長の中だったらみんなやっぱり会長かなあ?
キャラ立ってんもんなあ……。

一応「男」系の話のこれからの道筋を大まかに説明すると、ハルヒSSの様な短編などを中心に本編を続けた後、分岐点となる話の最後で安価でルートを決めていただきます。
ルートを決めた後は、そのキャラのエンディングまでを7話程度で書いて終わりです。
キャラがエンディングを迎えた後は、ルートを決める分岐点までまた戻ってまた安価で……という感じです。
本編を見ながらお気に入りのキャラを選んでおいて頂けるとありがたいです。

284 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/09(火) 23:11:03.86 ID:AkVSA7M0

―つかさと忍者―

こなた「観念したまえ! つかさ丸!」

つかさ「こんなところで捕まるわけには……」

こなた「いくぞっ」

つかさ「ええーい、これでもくらえー!」

ピュンピュンピュンッ

こなた「しゅ、手裏剣だとぉ!?」

かがみ「ちょっと、人の家で何騒いでんのよ」ガラッ

つかさ「てやっ」

プスッ

こなた「………」

かがみ「おい」

285 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/09(火) 23:11:29.49 ID:AkVSA7M0

こなた、つかさ「誠に申し訳ありませんでした……」

かがみ「修学旅行思い出した。すごく修学旅行思い出した」

みゆき「それでつかささんと泉さんはどうして忍者ごっこをされていたんですか?」

つかさ「私が悪いの……」

こなた「つかさは忍者になりたかったんだよ」

かがみ「?」

こなた「テレビでやってたらしいんだけど、かがみ知ってる?」

かがみ「……あぁ! 昨日の忍者特集のこと?」

つかさ「うん。テレビに映ってた忍者がかっこよくって!」

286 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/09(火) 23:11:57.34 ID:AkVSA7M0

みゆき「確かに忍者、かっこいいですよね」

こなた「あれ、みゆきさんも忍者好きなんだ?」

みゆき「ええ、私の父が忍者ですから」

こなた「へえ」

つかさ「そうなんだ」

 ………

かがみ「さりげなくさらっと言うんじゃねーよ!」

みゆき「なんでやねんっ」

かがみ「ノリツッコミ!?」

287 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/09(火) 23:12:25.85 ID:AkVSA7M0

つかさ「忍法隠れ蓑の術!」

ガバッ

かがみ「布団にくるまっただけでしょうが」

つかさ「えへへ……」

こなた「忍法隠れラノベの術!!」

ドサドサドサッ!!

かがみ「本棚ひっくり返すんじゃねえよ!! 後がめんどくさいだろーが!!」

288 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/09(火) 23:13:35.14 ID:AkVSA7M0

かがみ「あんたらの忍者イメージも知れたもんじゃないわね」

みゆき「かつての忍者はいろいろな仕事をこなしていたようですね。さすが父」

かがみ「あ、そのボケ続いてたのね」

つかさ「だって忍者って、ドロンってなって」

こなた「ボーン!ってなって」

つかさ「ささっと隠れて」

こなた「忍者!って感じでしょ?」

かがみ「あまりにもアバウトすぎるわ!!」

完!続!

巻末コメント:らき☆すたSSの書き方忘れてるなあ、と思ったら1週飛ばしてた
気づいてた方、ごめんなさい

290 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/10(水) 22:16:24.29 ID:8RfaIZM0

―SOS団と宝くじ―

キョン「なあハルヒ、この前SOS団で買った宝くじはどうなったんだ?」

ハルヒ「もちろん持ってるわよ。もう結果は出たのかしらね」

朝比奈「テレビで放送してるみたいですね」

ハルヒ「じゃあ、確認するしか無いわ! みくるちゃん、テレビ確認して!」

朝比奈「はい!」

古泉「当たるといいですねえ」

キョン「スクラッチでさえ500円当たったらいい方だと思うがな」

291 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/10(水) 22:16:53.09 ID:8RfaIZM0

朝比奈「全部ダメでしたね……」

古泉「仕方ありませんね」

ハルヒ「一発当ててSOS団を大きくしたかったんだけど、残念だわ」

キョン「ま、宝くじなんてそうそう当たるもんじゃないだろ」

古泉「少額当選の線もありますから、雑誌を見てはどうでしょう」

朝比奈「はい」

ペラッ ペラッ

朝比奈「あっ、長門さんの買ったのがあたってます!」

長門「イヤッタァァァァァァァァァァァァァァ!!」

古泉、キョン「!?」キーン

292 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/10(水) 22:18:54.02 ID:8RfaIZM0

キョン「……おい、お前そんなキャラじゃねーだろ。自分大切にしろよ」

長門「……どうしたのか理解不能」

ハルヒ「ちょっと有希は感情高ぶっちゃったのよね」

朝比奈「長門さんにしてはブラックなジョークですよね。ははは」

キョン「二人ともビックリしすぎて妙に冷静になってんじゃねーか!!」

古泉「耳……耳が……耳が……!」キーン

朝比奈「ファー!」

古泉「!?」キーン

キョン「感じ悪いなおい!」

293 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/10(水) 22:20:02.66 ID:8RfaIZM0

ハルヒ「でも、よく宝くじに当たったことを人に聞いたときとかって『寝耳に水だ』とかって言うじゃない?」

キョン「まあな」

朝比奈「じゃ、ちょっとキョンくん寝っ転がってもらえますか?」

キョン「は?」

古泉「布団です、どうぞ」

バサッ

長門「……枕」

ドサッ

朝比奈「寝てください」

キョン「……はい」

ハルヒ「クチュクチュクチュ ペッ!」

キョン「ただの唾じゃねーか!! もうことわざの面影もねーよ!! つか何故その流れになった!?」

294 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/10(水) 22:22:35.07 ID:8RfaIZM0

ハルヒ「でも、もし宝くじが当たったら、真面目に働くのバカらしいわよね」

古泉「同じ生活を続けるのであれば、3億程度のお金で人生どうにかなりますからね」

朝比奈「あー、お茶入れ辞めたい」

長門「……人間になりたい」

ハルヒ「……行く? パチンコ」

キョン「うん、お前らもうダメだ」

完!続!

巻末コメント:結構前から『のくす牧場』さんの方に載せて貰ってるのですが、表示がとんでもない事になっています
せっかく有名なSSまとめサイトさんに載ったのにこの扱い
僕はもう死んだほうが良いのです

295 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/11(木) 22:49:00.88 ID:0t/7bjs0

―朝比奈と真相pt.2―

『速報です! 映像を流出させた男が今、黒いスーツの男に連行されていきます』

キョン「………」

朝比奈「捕まりましたね」

長門「……捕まった」

朝比奈「さて、この事件も解決したということで今日の話はなんですか? 書きためももう無くなったんですよね、早く書かないと」

キョン「解決してねーよ!! しかも事態は最悪の結果迎えてんぞおい!!」

長門「……いい奴だった」

キョン「古泉いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」

296 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/11(木) 22:49:28.15 ID:0t/7bjs0

キョン「あいつは変態で、変態で、やっぱり変態で結果的に変態だったが……やっぱりこの団に必要な……変態だったんだ!」

朝比奈「そうですよね……ちょっと反省しました」

長門「……古泉一樹は二度と戻っては来ないが、私たちの心に残っている」

ガチャ

古泉「えっ、今すごい心に深い傷を負ったんですけど。今めちゃめちゃな言われ方されたんですけど」

キョン「え、いや、あれ、なんでお前居んの?」

朝比奈「捕まって取調べうけたはずじゃなかったんですか?」

古泉「え?」

297 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/11(木) 22:49:56.73 ID:0t/7bjs0

キョン「お前これどうするんだよ」

古泉「は?」

朝比奈「いや、とりあえず解決したってことで」

キョン「だからしてねーよ! 無実の奴が逮捕されてんじゃねーか!」

長門「しかし古泉一樹、何故あのハンドルネームだったのかがわからない」

朝比奈「そうですね。みなさん気になってようですが……」

古泉「なんというか……戦国BASARAにハマってて……」

キョン「そんな簡単な理由かよ!!」

298 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/11(木) 22:50:25.82 ID:0t/7bjs0

古泉「簡単な理由じゃないですよ! どんだけ苦労してPS3借りパクしたと思ってるんですか!」

キョン「知らねーよ! つか持ち主に返せバカヤロー!」

長門「……しかし何故無実の人間が名乗り出たのか」

朝比奈「ドMなんじゃね? 取調べフェチ」

キョン「何か気持ちわりー!」

古泉「やめろおおおおおおおお! 僕を庇った人を悪く言うなあああああああああ!」

キョン「ついに感情移入し始めたか」

299 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/11(木) 22:50:59.90 ID:0t/7bjs0

キョン「……そういえば朝比奈さん」

朝比奈「キョン君、あ、ごめんなさい、ヒモ」

キョン「今言い直す必要あったか? それより、残りの約1時間の映像はどこに行ったんですか?」

朝比奈「それが分からないんですよね……半分しかなかったので……」

ガチャッ

古泉「涼宮さん、こんにちは」

ハルヒ「キョ……ン……」

キョン「ど、どうしたんだハルヒ!? そんな血だらけで!?」

ハルヒ「こう……公安に狙われて……」

朝比奈「なんでこんなことに……」

ハルヒ「このUSBの中身……早くYouTubeに……本当の尖閣を」

キョン「てめーが持ってたのかよ!!」

〜続……かない!〜

完!続!

301 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/12(金) 23:46:59.47 ID:O7GwR1U0

―ハルヒと夢―

ハルヒ「あ、ヤバ、団活中なのに眠気が……」

ハルヒ(おや……すみ……)



?「……ルヒ……ハ……ルヒ!」

ハルヒ「……?」

ハルヒ(何か顔をペチペチと……)

キョン「ハルヒ!」

ハルヒ「へっ!?」ビクッ

302 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/12(金) 23:47:34.08 ID:O7GwR1U0

キョン「やっと気付いたか」

ハルヒ「えっ、キョン。ここってまさか……」

キョン「マザー牧場、らしいな」

ハルヒ「チョイス微妙! 目覚めた場所がマザー牧場って微妙すぎよ!」

キョン「さて……これからどうするか……」

ハルヒ「ところで、あたしの顔を何で叩いてたのよ。あっ、あたしの顔に落書きしてないでしょうね! それ以前に、触れたなんて、ゆっ、許さないんだからね!」

キョン「ああ、このトイレ用スポンジたわしのことか?」

ハルヒ「そんなに触りたくなかったか」

303 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/12(金) 23:48:00.51 ID:O7GwR1U0

キョン「とにかく、周りを歩いてみるか」

ハルヒ「そうね。とりあえず周りを見てみましょ」

ビューン

ハルヒ「あっ! 何!? 何か赤い球が……」

古泉「すいません……千葉遠い。遠いよ、千葉。あと、朝比奈さんと長門さんがごめんって」

キョン「了解。大丈夫大丈夫って言っといて」

ハルヒ「そこで軽く業務連絡してんじゃないわよ!」

古泉「それじゃ、これで……こんだけ渡しとくんで、後は上手くやってください……」

ハルヒ「さりげなく1000円渡してんな!! 子供に変な気を利かせた親か!!」

304 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/12(金) 23:48:29.85 ID:O7GwR1U0

キョン「あっ! なんか東の向こうに巨人がいるぞ!」

ハルヒ「へっ!?」

キョン「でかい体に強そうなフォルムそしてシールド……」

ハルヒ「う、嘘……なっなんであたしたちが狙われなきゃいけないのよ!」

キョン「うわ、すげー。もしかしてアムロ乗ってね?」

ハルヒ「ガンダムじゃねーか!! それお台場のガンダムだわ!!」

キョン「確実に……マザー牧場目がけて……」

ハルヒ「全然狙撃対象じゃないよ! 狙うなら舞浜だろーが!」

305 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/12(金) 23:49:14.21 ID:O7GwR1U0

ドシンドシン……

ハルヒ「なんか知らないけどガンダムが近づいてきてるううううううううううううう!」

キョン「言わんこっちゃない。早く元の世界に戻らないとな」

ハルヒ「何よ……あんた妙に冷静ね」

キョン「戻れる方法、知ってるからな」

ハルヒ「な、何よ、それ」

キョン「こっち来いよ」

ハルヒ(あっ、キョンがあたしに強気……言い返したいけどなんか強気なキョンも……)

キョン「ほら、近づいてこい」

ハルヒ「んっ……あっ……」

ハルヒ(へっ、変な喘ぎ声がぁ……!)ドキドキ

キョン「目、つぶってくれ」

ハルヒ「うん……」ドキドキ

キョン「行くぞ?」

ハルヒ「や、優しくして……」

チュー

ハルヒ(なんかちょっとキツイ匂いが……もしかしてキョンの汗かもいうえhbぅいえbうcwれいqbぃq)

キョン「はい、トイレ用スポンジたわしキッス」

ハルヒ「だからそんなに触りたくなかったかああああああああああああああああああああああああああ!!」

ギューン



ハルヒ「ハッ」

キョン「お、起きたか。ハルヒ、そろそろ帰るぞ。もう下校時刻だからな」

ハルヒ「キョン死ねえええええええええええええええええええええええええええええええ!」

キョン「何で俺えええええええええええええええええええええええええええええええええ!」

完!続!

306 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/12(金) 23:49:58.50 ID:O7GwR1U0

巻末コメント:300ありがとうございましたっ!

311 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/13(土) 22:36:06.83 ID:7c0x6NY0

―澪とチャイム―

澪「さて勉強しようかな……」

ピンポーン

澪「誰だろ?」

ガチャ

澪「はい」

律「あそびにいくヨ!」

澪「終わったよ」

澪「ちょっと勉強するから終わるまでそこで待っててくれないか?」

律「えー、つまんないよ!」

澪「仕方ないだろ、勉強中なんだから」

312 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/13(土) 22:36:44.57 ID:7c0x6NY0

ピンポーン

澪「今度は誰だ……」

ガチャ

澪「はい」

唯「でやっ! スーパーメーン!」

澪「反応しづれーよ! 何しに来たんだ!」

唯「テトリスだけど」

澪「一人でやれよ!」

313 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/13(土) 22:37:38.22 ID:7c0x6NY0

律「おー、唯も来たか」

唯「あっ、りっちゃんも来てたんだ。 同志よ!」

律「これは運命だな!」

律、唯「日本の夜明けぜよ」

澪「いいからもう帰れおめーら!!」

唯「ん……喉乾いちゃったなあ。売店無いの?」

澪「ここは病院の待合室じゃねーんだよ!!」

ピンポーン

澪「今度は誰だよ……うぅ……もう泣きたい……」

ガチャ

澪「はい……」グスッ

梓「こんにちは、借りてた雑誌を返しに……ってどうしたんですか!?」

314 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/13(土) 22:38:04.87 ID:7c0x6NY0

梓「律先輩、唯先輩。澪先輩困らしちゃダメじゃないですか……」

律「いやあ、面白くってさ」

唯「楽しいの何のって……あずにゃんもやる?」

澪「絶対、絶対に許さねーぞ! 特にそこのヘアピン!」

唯「あれ、あずにゃん何やってんの?」

梓「ガサゴソ……」

律「澪のマンガに手をかけて……巻数揃えてるのを入れ替えた」

澪「陰湿な嫌がらせすんじゃねーよ!! 中途半端なのがまたイラッとするわ!!」

315 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/13(土) 22:45:30.97 ID:7c0x6NY0

律「唯、梓! プロレスごっこするぞ!」

梓「突然何ですか! やらないですよ!」

唯「よーし、受けて立つぞりっちゃん! かもん!」

律「えやー!」

唯「どわー!」

澪「いい加減にしろおおおおおおおおおおおお!」

梓「せ、先輩達やめてください!」

ピンポーン

澪「どわあああああああああああああ!」

ガチャ

紬「みんな澪ちゃんの家に来てるみたいだから、お菓子持ってきたn」

澪「どりゃああああああああああああああ!」

パチーン!

澪「はっ!? あ、あ、ご、ごめん紬! だ、大丈夫っ!?」

紬(……あぁん、全力で叩かれるなんて……快感っ)

完!続!

320 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/15(月) 00:22:19.60 ID:EItg4HA0

―女妹と勘違い―

女「この前はごめんなのです……。また迷惑かけたのです……」

女妹「いいよ、お姉ちゃん。気にしなくても」

女「……それにしても、もう妹は男の事大丈夫なのです?」

女妹「!」

女「あの日は妹、柄にもなく大泣きしていたなのです」

女妹「せ、先輩は……もういいから。私も大人になったんだよ」

女「じゃあ私が貰っていくなのです」

ピクッ

女妹「……か、勝手にすればいいよ」

321 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/15(月) 00:22:54.42 ID:EItg4HA0

〜後日 学校〜

幼「男! 帰りどっか行かない? お腹すいちゃってさ!」

男「あ、あぁ、悪い! 会長の手伝いがあるんだよ」

幼「また会長関係? ちっ、あのメス豚めが……」

テクテク

会長「あーら、なんか私の噂した?」

幼「ぜんぜーんしてませーん」

会長「よろしい。それじゃあ、男君、この資料を生徒会室までお願い」ドサッ

男「これまた大きな仕事だな……じゃ、幼、またな」

幼「う、うん。じゃあね!」

テクテク……

幼「……ばか。……もっと一緒にいたいのに」

322 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/15(月) 00:23:21.30 ID:EItg4HA0

………

会長「私は資料を印刷してから生徒会室に行くわ」

男「分かった。運んでおく」

会長「よろしくね」

ガチャ バタン

男「さて……運ぶか……」

ゴツッ

男「やべっ!」

ドサッ バサササッ

男「あ、あははは……こりゃ女の事を笑えないな……」

女妹「お、男先輩?」

男「えっと、君は……」

323 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/15(月) 00:23:49.50 ID:EItg4HA0

女妹「こんなに多い荷物を一人で運んでたんですか」

男「会長の頼みだったからな」

女妹「キャパシティってものを考えてください……あっ」

男「どうかしたか?」

女妹「ワイシャツの袖、荷物の鋭いところで切れちゃってますね」

男「あ、ホントだ。家に帰ったらぬってもらうよ」

女妹「貸してください。私が縫います」

男「え、いや、大丈夫だよ」

女妹「貸してください」

男「いやあ、でもさ」

女妹「貸してください」

男「はい。なんかすいませんでした」

324 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/15(月) 00:24:16.40 ID:EItg4HA0

………

チクチク

女妹(中学校のあの日、私、先輩にフラれたんだっけ……それで家で大泣きして……)

男「会長遅いな……」

女妹(でもなんでだろ……先輩はなんか覚えてないような感じ……一度フッた女だからってそんな態度とること無いじゃないですか……実はまだ私……)

男「なあ、女妹」

女妹「はい!?」

男「なんか悩み事あるか?」

女妹「何でですか?」

男「顔がな、そんな感じ」

女妹「そんなことないですけど……。じゃあ一つだけ聞いてもいいですか」

男「何だ?」

女妹「一度諦めたことに挑むってどう思いますか」

男「良いと思う。俺は好きだな」

女妹「………」ドキッ

325 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/15(月) 00:25:00.50 ID:EItg4HA0

男「綺麗事かもしれないけどさ、理想的だしさ」

女妹「じゃあそんな女の子って男先輩的には……」

男「好き……だけれども……?」

女妹「ふふふふふふ……」

男「お、おい、大丈夫か……? やっぱりお前悩み事があるんじゃ……」

女妹「いえ……たった今解決しましたから……ふふふふふふ……」

男「え……あ……」



会長「ちょっと女、あなたの妹さんおかしくなってるわよ……」

女「妹……ついにまたフラれた勘違いを自覚しないまま男さんを……」

会長「どういう意味よ?」

女「妹は男にフラれたと勘違いしてるだけなのです」

会長「……?」

女「妹は中学生の時、男さんが好きだったなのです。それで、卒業式の日、男さんの元に行って……」

女妹『男先輩! 男先輩と私は切っても切れない関係です! 言わばあなたがサラダで私がトマトです! そんな私は好きですか!?』

男『いや……いきなりお前誰よ……つか嫌い(トマトが)』

会長「そりゃ勘違いするでしょうよ! そんな告白わかりづらいわ!」

女「勘違い激しいのです」

会長「めんどくさいなあんら姉妹!」

完!続!

327 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/16(火) 00:11:57.05 ID:w6qnnbw0

―SOS団と回転寿司―

ハルヒ「さて、みんな揃ったわね! 店に入るわよ!」

キョン「なんでまた今回は回転寿司なんだ?」

ハルヒ「たまにはいいじゃない。みんなで来るのも」

朝比奈「私は家族連れの雰囲気好きですよ」

長門「……ジュルジュル」

古泉「僕の叔父が経営していることになっているので、よろしくお願いしますね」

キョン「分かってるさ」

328 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/16(火) 00:12:27.43 ID:w6qnnbw0

キョン「さて……何を食べるかな」

ウィーン ウィーン

キョン「………」

ウィーン ウィーン

キョン「流れてこないな……ん?」

ハルヒ「あるー晴れーた日のことー、ほい」ヒョイッ

長門「パクパクパク」

朝比奈「魔法いじょーのユカイがー、はい」ヒョイッ

長門「パクパクパク」

キョン「リズム取りながら長門に食わしてんじゃねーよ! つか流れてきたの片っぱしから長門の口に入れてんじゃねーか! 道理で来ないわけだよ!」

長門「……この厚焼き玉子焼きすぎ」ポイッ

キョン「微妙な選り好みしてんじゃねーよ!!」

329 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/16(火) 00:13:33.64 ID:w6qnnbw0

キョン「なんか乗っけからとんでもないな……。まあいつものことか」

古泉「あなたも純粋に食事を楽しむといいですよ。味は保証します」

キョン「あ、あぁ。じゃあ……イカを最初に食べるか」

ウィーン

キョン「きたきた」カチャッ

コトッ





イカ「食べるなでゲソ!」





 ………





キョン(ええええええええええええええ!! 誰だよコイツ!?)

朝比奈「アレですね。アレ。言えませんけど」

長門「……どうみてもアレ。イカ、アレ」

ハルヒ「アレね。イカの、アレね」

キョン「てめーら会社違うとどんだけ弱気なんだよ! 版権にビビり過ぎなんだよ! 大丈夫だよ!」

330 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/16(火) 00:14:16.11 ID:w6qnnbw0

キョン「おいこれどうすればいいんだよ、イカだぞ。俺が食べたいのは。誰も娘食べたいとは言ってねーよ!」

古泉「やだ、娘食べちゃうなんて……いやらしいっ!」

キョン「だから久々にネタが下品なんだよ!」

朝比奈「けど……早く食べないと……」

イカ「痛っ……あいたたた……痛いでゲソ……」

キョン(なんか空気に触れてナマモノ傷んでるうううううううううううううううううう!)

イカ「しん……りゃ……く……」

ハルヒ「侵略? ケロロに任せときなさい!」

キョン「だからお前なんで同じ会社はそんな堂々としてんだよ! チキンすぎるだろ!」

332 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/16(火) 00:23:25.79 ID:w6qnnbw0

ジャポン!

キョン「水につけたら元通りになったみたいだな」

朝比奈「良かったです」

イカ「それじゃあ帰るでゲソ」

ザブーン

ハルヒ「……水槽から居なくなったわね」

朝比奈「そうですね」

古泉「良かったですね」

長門「………」

キョン「……どうしてくれてんだよ! オチてねえじゃねーか!!」

ハルヒ「うるさいわね! これでもくらってなさい!」

ボチョボチョ

キョン「俺の湯のみにわさび入れてんじゃねーよ!」

朝比奈「……あっ、ああん」

キョン「お前は物欲し気な顔で見つめてんじゃねーよ! 全然わさび悪い思い出じゃないだろ!」

古泉「……僕は安くなってる牡蠣でも食べますかね」

長門「……店長、マグロ1兆」

キョン「ケタが違えーよ!! 単位とんでもないことになってんぞおい!!」

ワーワーキャーキャー

〜夜中〜

古泉「う……うあああああああああああ! 腹がっ! 腹がっ! ヒステリックトラッシュ!!」

―牡蠣にあたりました

完!続!
巻末コメント:結構前にあったクロスオーバーのリクエスト、こんな形で達成出来るとは思いませんでした
完全に悶え苦しんだ末のネタでした、ごめんなさい
いつかちゃんとやります
ついでに白状しますが……実はイカ娘観てません 重ね重ねお詫び申し上げます
SSスレをちょこっと見ただけでした
ごめんなさい、ちゃんと観ます

336 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/17(水) 01:16:46.10 ID:EPB.Fbw0

―ハルヒと風邪―

ハルヒ「コホッ、コホッ」

キョン「ん? ハルヒ風邪か?」

ハルヒ「ちょっと……ね……コホッ」

キョン「バカは風邪を引かないらしいんだがな……」

ハルヒ「へえ。ゲフォッ、ゴホッゴホッ! オエー!」

キョン「わざとらしく派手に咳すんじゃねーよ!」

ハルヒ「ウオァー!」

キョン「汚ねえなおい!!」

337 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/17(水) 01:18:08.70 ID:EPB.Fbw0

キョン「……というわけでハルヒは風邪を引いてるみたいだ」

古泉「僕もなんか疲れてしまいました……」

朝比奈「風邪じゃないですか? 体温計、どうぞ」

古泉「ありがとうございます」

キョン「おいおい、うつすなよ?」

古泉「うつしませんよ。さて……計りますか……ゴシゴシ」

キョン「……古典的な手法を使ってんじゃねーよ! あまりに自然な流れなもんで今スルーしかけただろ!」

古泉「ねえねえ、今日学校休んで良い?」

朝比奈「今体温計ゴシゴシしたでしょ。だめじゃない、計り直しなさい」

古泉「はーい……」

キョン「その茶番必要ねーだろ!!」

338 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/17(水) 01:22:11.99 ID:EPB.Fbw0

ハルヒ「ゴホッゴホッ……」

長門「ジー」

キョン「長門、どうかしたか?」

長門「ジー」

ハルヒ「ゴホゴホッ!」

長門「ユニーク!」

キョン「使いどころ間違ってんだろ! 今のは悪い使い方だよ! 何閃いたみたいな顔しやがってんだ!」

朝比奈「あ、涼宮さんにプレゼントがあるんです」

339 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/17(水) 01:22:42.40 ID:EPB.Fbw0

キョン「何をプレゼントするんですか?」

朝比奈「これです!」

ハルヒ「ゴホッ……シャツ……」

古泉「半袖ですね」

キョン「何でこのタイミングで半袖Tシャツ!?」

朝比奈「今、着てみてください」

キョン「嫌がらせか! こんなとこで日頃のストレス発散してんじゃねーよ!!」

340 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/17(水) 01:35:18.16 ID:EPB.Fbw0

ハルヒ「ゴホッ……」

キョン「さて……それそろ帰るか……ゴホッ」

朝比奈「そうですね……ゴホッ」

古泉「もう下校時間ですしね……ゴホッ」

長門「……帰る……ゴホッ」

キョン「あれ……ゴホッ……」

朝比奈「まさか……ゴホッ」

キョン「マジっすか ゴホッ」

―集団感染です

完!続!

342 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/17(水) 23:29:04.06 ID:EPB.Fbw0

―SOS団とテレビショッピング―

古泉「SOS団!」

朝比奈「プレゼンツ!」

ハルヒ、長門「テレビショッピング!」

キョン「俺にセリフを残せよ!!」

ハルヒ「という訳で始まりましたテレビショッピング! まず最初の商品は?」

朝比奈「じゃーん!」

343 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/17(水) 23:29:32.70 ID:EPB.Fbw0

古泉「商品ナンバー1 ダンボールSOS団仕様」

ハルヒ「この商品は、特別なダンボールで、側面にアート引越センターと印刷されてるSOS団仕様!」

キョン「ただの荷造り用ダンボールだろーが! 資源ごみ置き場でいくらでも手に入んだろ!」

ハルヒ「価格はなんと0円!」

キョン「ゴミ自覚してんじゃねーか!!」

ハルヒ「ちなみに商品着払いでの発送となります」

古泉「それでは続いて参りましょう。商品ナンバー2のご紹介です」

344 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/17(水) 23:30:03.71 ID:EPB.Fbw0

朝比奈「商品ナンバー2 超能力」

キョン「売り払ったああああああああああああ! 自分の能力売り払ったああああああああああああ!」

古泉「もれなく見知らぬ巨人と戦う権利付き」

長門「お得ですね」

キョン「自分の仕事引き継いだだけだろーが!」

朝比奈「しかもこの商品、赤い玉になれちゃうんです!」

キョン「もう突っ込まん」

345 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/17(水) 23:34:05.03 ID:EPB.Fbw0

ハルヒ「続きまして商品ナンバー3 戸籍謄本」

キョン「問題! 問題! 大問題!」

ハルヒ「何故か有希の部屋から出てきたのよねえ……」

キョン「お前の金の出処はそこか! 完全に名簿屋に売ってんだろ!」

朝比奈「……そんなことするぐらいなら宇宙パワーでお金どうにかならなかったんですか?」

長門「……!?」

古泉「あ、あぁ……」

長門「シクシク」

ハルヒ「でもこれだけだとパンチ無いわね……」

長門「……保険証もある」

キョン「懲りてねーなお前!!」

346 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/17(水) 23:35:00.63 ID:EPB.Fbw0

古泉「最後の商品のご紹介です」

ハルヒ「商品ナンバー4 閉鎖空間作成キット、一回使用済み!」

キョン「え?」

朝比奈「これを使えば簡単にご自宅、もとい、世界規模で閉鎖空間を発生させられます」

長門「……一回起動済みだから安心」

キョン「え、ちょ、何言ってんの」

ハルヒ「……古泉君、VTR回して」

古泉「承知しました」

キョン「おい、それ、お前」

ガチャ ウィーン




キョン『俺、実はポニーテール萌えなんだ』

キョン『いつだったか、お前のポニーテールは反則的なまでに似合っていたぞ』




キョン「いやああああああああああああ! やめてええええええええええええええええええ!」

完!続!

巻末コメント:やっと日付が変わる前に……

347 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/18(木) 21:40:36.85 ID:I0aYNdQ0

―律と新しい軽音部―

澪「さて、と。掃除当番で遅れちゃったな……」

ジャジャーン!

スタタタタタン!

チャッチャー!

ジャーン!

ンデンデンデ!

澪「すごい音が聞こえるぞ……やけに気合い入ってるみたいだけど」

ガチャ

澪「音が廊下中に響いてたぞ。突然気合入ってどうしたんだ?」ガチャ

唯「ファアアアアアアアアアオ!!」

紬「ファンイズジャスティス!!」

律「デュラララ!!」

梓「シャアアアアス!!」

澪「……間違えました」バタン

348 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/18(木) 21:41:17.53 ID:I0aYNdQ0



澪「はあ? 新生軽音部?」

唯「そうなんだよ。りっちゃんがこのままの軽音部じゃダメだって言うから」

律「このぐらいのガールズバンドなら日本中幾らでも居る! だからこそ放課後ティータイムだけの何かプレミアムなものが欲しいんだよ!」

澪「それで、今の軽音部を大改革しよう、と」

律「ご名答! という訳で何かないか?」

紬「はい! 実は私、今日のお菓子を大改革してみたの!」

ガサガサ

梓「ただのケーキみたいですけど……」

紬「唯ちゃん食べてみて♪」

唯「いっただきー!」パクッ

紬「タバスコ1本味付けに使ってみたの!」

唯「ボフォェ! アフッ! オフゥッ!」

澪「意図的にボーカルに食わすんじゃねーよ! 唯の顔が苦痛に歪んでんじゃねーか!」

349 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/18(木) 21:41:52.48 ID:I0aYNdQ0

唯「……ペッって……ケーキをペッってしたら赤いのが出てきっ、出てきっ、たっ、んだよっ……!」グスッ

梓「はいはい。唯先輩水飲みましょうね」

澪「……律、さっそく第一弾は失敗したみたいだけど」

律「や、やや、まだ他にも案があるぞ! エース、出てきて!」

和「それで何か用? 結構待たされたんだけど……」ガチャ

澪「おお、『わ』か!」

律「『わ』だ!」

梓「こんにちは、『わ』先輩!」

紬「『わ』ちゃんこんにちは」

唯「舌が痛いよぅ……『わ』ちゃん助けて……」

和「あ、誰一人として私の名前ちゃんと呼ばないのね。有難き幸せ。帰ります」

350 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/18(木) 21:44:41.19 ID:I0aYNdQ0



和「軽音部の改革ね……」

澪「もう頼みの綱は和ぐらいなんだ……頼む!」

和「うーん。まずはアイドルになる必要があるんじゃないかしら」

梓「アイドル……ですか」

和「人気で地盤固め、その後オシャレを気にして茶髪にしましょう。黒髪のままなんて地味すぎるしね」

唯「ふむふむ」

澪「………」

和「次のステップでは、ツイッターをはじめましょう。ファンとの交流も大事だし」

紬「うんうん!」

澪「………」

和「そしてマネージャーの意向でバラエティ出演」

澪「それはねーよ! なんか一連の流れがデジャヴすぎるわ! その方法は既に被害者出てんだろーが!」

和「ファンとの心を繋ぎ止めるツイッター……まさにライフラインね!」

澪「全部知ってて話してんじゃねーかよ!!」

351 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/18(木) 21:45:24.91 ID:I0aYNdQ0



律「……梓。なんか案はあるか?」

梓「あるわけ無いじゃないですか……」

律「……唯は?」

唯「お手上げだよ」

律「……澪は?」

澪「ない」

律「ですよね……」

唯「実はさ……」

澪「?」

唯「このままで良かったりするんじゃ……」

梓「そ、それは……!」

紬「唯ちゃん、それは今までの議論を全て否定する……!」

澪「そ、そうだぞ、律何か言ってやれ!」

律「もういっか」

澪「向上心ねーなお前!!」

完!続!

355 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/20(土) 04:13:51.99 ID:PUb9cW.0

―会長と水族館―

〜男の家に泊まった際、水族館に行く約束を取り付けた会長。当日〜

『10時になりました、開場します』

男「遅いな……。たしか9時半集合だったはず……」

ポチポチ

男「メール打っとくか」

ピンポンパンポーン

男「返信……来るといいけどな」

『お客様のお呼び出しを申し上げます』

男「ま、まさか場所を間違えたか……? いやいや、高校生にもなってそんな子供みたいなミスを」

『男様、男様。お子……様? えぇ、お知り合いの……方? ま、ええと、それが迷子になっております。至急、水族館事務局までお越しくださいませ』

男「子供じゃねーか!!」

356 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/20(土) 04:14:18.18 ID:PUb9cW.0

テクテク

会長「男! 来るのが遅いっ!」

男「迎えに来てやったのにその態度は何だ……」

会長「男が全っ然来ないからお菓子二袋開けちゃったんだからねっ!」

男「た、食べ過ぎじゃないのか?」

会長「……たべっ子どうぶつ」

男「やっぱ子供じゃねーか!」

会長「高・校・生だよっ!」

357 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/20(土) 04:16:37.31 ID:PUb9cW.0

男「会長、まずは何の魚を見るんだ?」

会長「えーと、最初にカクレクマノミと……イワシの大群と……」

男「何か小さい魚ばっかりだな。鯨とか見ないのか?」

会長「………」ビクッ

男「ビビりすぎだろ! 魚、魚!」

会長「だって……だって……小さい魚をがばーって……ドーンって……」

男「最後の擬音何だ!? 水族館で聞ける音じゃねーぞ!」

会長「スポーン!」

男「え? 会長の頭のネジが?」

会長「ぶっとばすわよ」スチャ

358 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/20(土) 04:17:06.92 ID:PUb9cW.0

『それじゃあ、みんな大好き! イルカさんの登場です!』

男「なんだかんだ言ってイルカショー行くんじゃないか」

会長「イルカは別腹なのっ」

男「食うな!」

『今から大ジャンプをします! 皆さんカウントダウンをよろしくお願いします! さん!』

男「に!」

会長「いち!」

バシャッ!

ザバッ!

会長「わぁ……!」

男(なんか子供の会長も慣れてきたな……。改めて見てみるとかわいいよな……。父性本能ってやつか)

バシャーッ!

会長「きゃっ!」

男「わわっ!」

359 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/20(土) 04:18:41.71 ID:PUb9cW.0

ビショッ……

会長「あぁ……濡れちゃったじゃん……」

男「だ、大丈夫か? 派手にイルカが飛び込んで……って、あ゛っ!」

会長「何? どしたのっ?」

男(す、透けてるぞおい! なんか濡れてる会長が俺を見上げ気味で……え、エロいな……ふふっ……だぁぁぁぁぁぁ! 純真無垢な子供の会長をそんな性的な目で見てはダメだ!!)

男「ふ、ふっ、服っ! すけっ、すけってるよ、服が透けててて……」

会長「えっ! ちょ、み、見るなああああああああああ!」

バシンッ!

男「ふっ、不条理っ!!」

会長「変態っ! ロリコンっ!」

ザワザワ……

男「おいおいおい! やめろやめろ! 周りざわざわしちゃってるから!」

会長「いやー、どへんたいー、誰か捕まえてー」

男「ちょっとお前面白くなっただろ!!」

完!続!

362 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/20(土) 22:23:25.03 ID:PUb9cW.0

―古泉と会計―

カタカタ

朝比奈「こっちは大丈夫ですね……」

キョン「朝比奈さん、何をされているんですか?」

朝比奈「今年、いくら使ったか会計をしているんです」

キョン「そうなんですか。それじゃあ、俺も手伝いますよ」

朝比奈「ありがとうございます! そしたら……これをお願いできますか?」

キョン「もちろんですよ!」

363 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/20(土) 22:24:59.20 ID:PUb9cW.0

カタカタ

キョン「意外と使ってるもんだな……」

カキカキ

キョン(衣装、外食、カレー粉、菓子、カレー粉、カレー粉、カレー粉)

キョン「誰だよ半端ないスピードでカレー粉買ってんの!」

長門「……アセアセ」

キョン「分かりやすくて大変楽なんだよ! 異常に汗かいてんじゃねーよ!」

長門「違う。それは違う。必要経費」

キョン「どこがだてめー!」

長門「どうやったら美味しくなるかな……とかちょっと」

キョン「完全に私的流用じゃねーか!!」

364 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/20(土) 22:25:59.67 ID:PUb9cW.0

キョン「長門の件は話しをしておいたし、次進めるか……」

カタカタ カキカキ

ハルヒ「あれ、みくるちゃんとキョンどうしたの?」

キョン「朝比奈さんの会計を手伝ってるんだ。今年のな」

ハルヒ「へ、へえ。そうなの」サッ

キョン「おい、お前なんかレシートの山から引き抜いただろ」

ハルヒ「Non」

キョン「今、フランス語だな。日本語でも英語でもないフランス語で否定したな。怪しいよな」

ハルヒ「Não」

キョン「ポルトガル語ならいいってわけじゃねーよ!!」

365 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/20(土) 22:26:29.72 ID:PUb9cW.0

キョン「一体何を買ってるんだよ……今までも勝手に部費使ってたはずだが……」

ハルヒ「ムシキング……」

キョン「マジ!? かなりの今更感!」

ハルヒ「あたしが近所で勉強教えてる子が居るでしょ? あの子が好きなのよ」

キョン「まだ流行ってたのかムシキング……。強者だな」

ハルヒ「でもね、何でか知らないんだけど毎回使えないって言ってあたしに戻してくるのよね……」

キョン「使えない?」

ハルヒ「理由は分からないんだけど」

キョン「見せてみろよ」

366 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/20(土) 22:27:21.62 ID:PUb9cW.0

ハルヒ「えーと……」

ガサゴソ

古泉「何をしていらっしゃるのですか?」

キョン「まあ、ちょっと今年の部費の会計をな」

古泉「そうなんですか。それで涼宮さんは何を?」

キョン「ムシキングカードを探してるんだ」

古泉「今更ムシキング……ぷっ!」

サラサラ……

キョン「おいおいおい、何か情報連結解除されてんぞ!! 古泉いいいいいいいいいいいいいい!!」

ハルヒ「あ、あった。これなんだけど」

キョン「ん?」

ハルヒ「どう?」

キョン「お前これ裏面傷ついてるな……保存の仕方が悪い」

ハルヒ「そ、そうなの」

キョン「カードむき出しでカバンとか入れるなよ?」

ハルヒ「わ、わかったわ。ありがとね」

キョン「ああ、大丈夫だ」

………

キョン「……なんかさっきそこで大事件があったような……」

ハルヒ「あった?」

朝比奈「どうかしたんですか?」

キョン「……うーむ」

長門「何も起こらなかった。まして神聖なるムシキングを貶した代償として一人人間が消えたことなど起こっていない」

キョン「そうか。それじゃあ会計を続けるかな」

―今日もSOS団は平和です

完!続!

368 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/21(日) 22:01:29.00 ID:wPG5oNA0

―キョンと何か足りない―

キョン「何か足らないな……」

ハルヒ「何よ、性欲?」

キョン「初っ端出会い頭に下ネタをさりげなくかますんじゃねーよ」

朝比奈「ルックスですかね……」

キョン「ぶっ飛ばすぞこのクソアマ」

キョン(何が足りてないんだ……?)

369 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/21(日) 22:04:07.95 ID:wPG5oNA0

朝比奈「ケーキどうぞ」

キョン「何故突然ケーキ……。まあ、ありがとうございます」パクパク

朝比奈「わざと砂糖と塩を間違えてみました」

キョン「おえええええ! 故意的に間違えてんじゃねーか! つかケーキで間違えるとか食品として致命的だろ!」ビチャビチャッ

朝比奈「は!か!た!の!塩!」

キョン「やりたそーにして待ち構えてたその顔うぜー!」

ハルヒ「リアクションは十分ね……」

キョン「俺はモルモットか!!」

370 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/21(日) 22:04:48.95 ID:wPG5oNA0

長門「……彼には萌え要素が足りない」

朝比奈「と言うと?」

長門「……今までにアニメ、ゲーム界に名を残してきた男性キャラには可愛らしい一面があった」

ハルヒ「ほう。いい事言うわね、有希。更に見直したわ!」

長門「……アニメ、ゲーム界のドンとして当然」

朝比奈「それでは、キョン君萌え芸まで3.2.1キュー!」

キョン「メイドだニャン、ニャン!」

長門「……やっぱり違った」

キョン「だったらやらすんじゃねーよ!!」

長門「……次」

371 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/21(日) 22:06:31.99 ID:wPG5oNA0

ハルヒ「次は天才ハッカーじゃない!?」

朝比奈「ハッカーですか」

ハルヒ「まずは自分を追い詰めるためにネットで予告しとかなきゃね」


1: 名無しさん@お腹空いた xxxx/xx/xx(木) 16:31:03 ID:EnDless8
俺ハッカーだから
まずお前らのIPハックするから覚えとけよ
使ってるブラウザも当ててやるから


キョン「ただの痛々しい奴じゃねーか!!」

朝比奈「IPってすごい特別な物だって考えてる頃にありがちですよね」

ハルヒ「じゃあ何が足らないのよ」

372 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/21(日) 22:08:07.65 ID:wPG5oNA0

キョン「なんていうか……その……人のような……」

ハルヒ「人? だってSOS団は……」

朝比奈「私と」

長門「………」

ハルヒ「あたしとキョンでしょ?」

キョン「そうだったか……?

ハルヒ「あっ、でもなんか5人だったような……」

キョン「そ、そうだ! 確か5人だったんだ! その5人目は……」

森「わたしですよ、わすれないでください」

キョン「ええええええええええええ! 何故このタイミングで登場!? なんか無理しちゃってんじゃねーか!!」

―森さん、代理加入です

完!続!

375 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/22(月) 19:14:28.74 ID:fTHRWis0

―森さんと代理―

森「ただいま戻りました」

ハルヒ「遅かったじゃない森っち!」

キョン「森っち!? どんだけお前フレンドリーなんだよ! 会ったの久しぶりだろーが!」

ハルヒ「何言ってるのよ、元々SOS団のメンバーだったじゃない」

キョン「は……?」

朝比奈「そうですよ」

長門「……ちょっと」

キョン「?」

376 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/22(月) 19:14:58.05 ID:fTHRWis0

キョン「で、長門の話によると、消えちまった古泉を再構成する間、森さんを元の古泉として扱って欲しいってことか」

長門「……そう」

キョン「それにしても何で突然古泉は消えちまったんだ……?」

長門「……全ては私の不手際」



森「ボードゲームを持ってきました」

ハルヒ「みんなでやりましょ!」

朝比奈「そうですね!」



長門「……ムシキングを貶されたからという理由は口にできない……何故なら、それが私のBestKeptSecret……守るべき秘密……」

キョン「口からものっそいモノローグ!! 声に出ちゃってんじゃねーか!!」

377 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/22(月) 19:15:25.00 ID:fTHRWis0

森「バツゲームを決めましょう」

ハルヒ「いいわよ! その方が面白そうね!」

朝比奈「バツゲームですかぁ……」

キョン「あいつらはボードゲームか……森さんがボロを出して古泉の存在をハルヒが思い出す前にフォローする準備をしとくか」

森「終わらない夏休みにしましょう」

ハルヒ、朝比奈「………」

キョン「はいダメージィィィィィィ! 部室内全員大ダメージィィィィィィィ!」

長門「……涼宮ハルヒが引いてる」

キョン「当たり前だろーが! どんだけ辛い思いしたと思ってんだ!」

378 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/22(月) 19:15:51.42 ID:fTHRWis0



ハルヒ「はぁ! 楽しかった!」

キョン「そろそろあいつら終わったみたいだな……長門、どうだ?」

長門「……もう少し」

キョン「そうか」

朝比奈「次は何します?」

ハルヒ「森っちの好きなヤツでいいよ!」

森「それじゃあ……セパタクロー」

キョン「知らねーよ!! 誰も知らねーよ!!」

ハルヒ「失礼ね、キョン。セタパクローぐらい知ってるわよ」

キョン「お前が思いっきり無知露呈してんじゃねーか!!」

朝比奈「それで、どうやって遊ぶんですか?」

379 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/22(月) 19:16:19.76 ID:fTHRWis0

森「こうやって……これを足で蹴って落とさないようにするんです」バスッ

ハルヒ「意外とっ……難しいわね……!」ドスッ

朝比奈「息が続かないですぅ……!」ゴスッ

長門「……出来た」

キョン「古泉の再構成終わったか!」

ハルヒ「とりゃっ!」バシンッ

森「ふっ!」ゴシュッ

ハルヒ「あっ……」

ポトッ

朝比奈「涼宮さん、どうかしたんですか?」

ハルヒ「何か……思い出した……」

キョン「……?」

ハルヒ「古泉君……」

キョン(……! ハルヒ……やっぱりお前は団員の事、ちゃんと分かって)

ハルヒ「蹴られてるセパタクローのボールを見て思い出したの。あ、古泉君だって」

キョン「そんなの嬉しかねーんだよ!!」

―SOS団、感動の再会です

完!続!

380 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/11/23(火) 23:19:30.43 ID:P5vTmmE0

―澪と不在―

コンコン

澪「みんないるか?」

ガチャ

梓「あ、澪先輩。こんにちは」

律「おーす!」

澪「あれ……紬と唯は?」

律「武道館」

澪「ああ、さらっと言ったな」

381 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/23(火) 23:20:01.84 ID:P5vTmmE0

澪「武道館ね……」

律「完全に追い越されたな」

澪「いやいや、諦めたら負けだぞ」

律「無理」

澪「話終わっちゃうだろ!」

梓「もう終わってんだよ!! 終わった途端にワゴンに……ワゴンに……!」

澪(何かキレたー!)

律「とにかく、今度は放課後ティータイムとして武道館のステージに立たなきゃな」

382 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/23(火) 23:20:30.01 ID:P5vTmmE0

澪「そうだぞ。唯と紬だけじゃ意味ないんだからな」

律「よし、頑張って間に合わせるぞ!」

梓「その調子です!」

律「in 大学編!」

澪「ヤバい! 超間に合ってないし!」

律「いや、ギリクリア」

澪「やかましいわ!!」

383 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/23(火) 23:20:58.69 ID:P5vTmmE0

梓「それにしても武道館の雰囲気ってどんな感じなんでしょうね」

澪「それはすごいど思うぞ。なんてったってあのキャパシティだからな。響き方も相当なんじゃないか?」

梓「いいですね! やっぱり!」

律「ドア、外開き? 内開き?」

梓「外開きでしょう! やっぱり武道館ですし!」

澪「梓の武道館の定義がわからない!!」

律「でもさ」

澪「ん?」

梓「何ですか?」

律「原作で行けてないしさ、今後行ける予定はないよね」

澪、梓「ああ、それ言っちゃうか」

完!続!

384 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/24(水) 22:01:46.02 ID:zVwt5d60

―会長と水族館pt.2―

会長「あー……せっかくの洋服だったのになぁ」

男「お前が最前列でイルカ見たい、って言うからだろ」

会長「だってさ……!」

男「はいはい。ほら、俺の上着着ろよ。濡れてるから冷えるぞ」バサッ

会長「……あ、ありがと」

男「それで次はどこ行くんだ、お嬢様?」

会長「勝手にお嬢様呼ばわりしないでよっ」

男「わかったよ。冗談はさておき、本当にどこへ行くんだ?」

会長「……疲れたから休む!」

385 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/24(水) 22:02:26.72 ID:zVwt5d60

〜芝生〜

男(……っはあ! さっきから会長に振り回されっぱなしだったからな、ただ芝生に寝っ転がるのがこんなに気持ちのいいこととは……)ドサッ

会長「あ、ジュース買ってこようか?」

男「ホントか? そしたら……お茶お願いな」

会長「りょーかい!」

ゴソゴソ

会長「うーん……にゃっ……」

男「……何やってんの?」

会長「あった! 男の財布!」

男「それ完全に俺の金だろーが!!」

会長「もちろん女の子には奢るはずだよねっ?」

男「最初から言えって……」

386 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/24(水) 22:02:52.29 ID:zVwt5d60



会長(うげぇ……コーヒー苦い……)

男「会長、コーヒー飲めないだろ」

会長「ひゃっ!?」

男「……分かりやすいのどうにかしてください。つか、飲めないなら飲むなって」

会長「え、でも……まだ残ってるし……」

男「じゃあ、俺貰うわ」ヒョイ

会長「ちょっ、ちょちょっ待った!」

男「?」

会長「それあたしが飲んだのだから……その……」

男「あっ、やっ、これはな、ははっ!」

男(今日、俺二回目の致命的ミス!!)

会長「………」

387 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/24(水) 22:03:22.87 ID:zVwt5d60

男「す、すまん! つい幼と同じ扱い方を!」

会長「へえ、幼ちゃんには出来るのにあたしには出来ないんだ」

男「……は?」

会長「幼ちゃんとは間接できるのにあたしとは出来ないんだぁ」

男「な、何を言ってるのかなあ……?」

会長「ジー」

男「……やぁ」

会長「ジー」

男「……わぁ」

会長「ジー」

男「……飲みます」

会長「どうぞ」

男「……チュッ……ゴクッ、ゴクッ」

会長(わわ……自分で言ったもののなんか恥ずかしいような……)

男「の、飲んだぞ!」

会長(や、ヤバっ、すごく体熱くなってる……なんか言わなきゃ!)

会長「合格っ!」

男「………」ドキッ

388 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/24(水) 22:04:27.97 ID:zVwt5d60

男(い、今の可愛かった……つか反則だろ!?)

会長「そろそろ帰ろっ?」

男(あ、あぁ……なんか可愛くて)

会長「聞いてる?」

男(なんていうか……その……)

会長「ちょっと? おーい!」

男「抱きしめ……」

会長「うわ……気持ちわるこのロリコン……」

男「いや、これ、ちげーよ? これは俺の自然への愛のポエムだって! 俺意外とこう見えてエンバイロメンタリストのパイオニアなんだよ!」

―ミス3安打です

完!続!

巻末コメント:少々製速は過疎気味だろうか

393 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/25(木) 21:38:07.51 ID:2OzsQZc0

―SOS団と旅行pt.1―

〜新幹線〜

ゴー

古泉「京都の旅行が当たるとは思いませんでしたね」

キョン「ああ、俺も驚いてる」

古泉「しかし、意外と驚いていないようにも見えますが」

キョン「俺が全力で驚いていたらスフィンクスの頭がぶっ飛んじまうようなヤバいことが起きそうだからな」

古泉「ふふっ。そうかもしれませんね」

 ………

キョン(だが、後ろの三人がけの座席に座っているハルヒ達がやけに静かだ……。なんだ?)

394 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/25(木) 21:39:12.53 ID:2OzsQZc0

キョン「おい、ハルヒ。なんか飲むか?」

ハルヒ「……話しかけないで。酔うでしょ」

キョン「何かめちゃくちゃ新幹線初心者じゃねーか! 普通は酔わねーよ! 無用な心配だよ!」

ハルヒ「……へえ、トイレって9号車にあるんだ……おえ」

キョン「目の前のテーブルの裏の号室案内見てんじゃねーよ! いいから外見てろよ!」

長門「ゴクゴクゴキュッ! ゴキュッ!」

キョン「耳詰まってるからって異常なまでに唾飲み込むんじゃねーよ!!」

395 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/25(木) 21:40:22.94 ID:2OzsQZc0

朝比奈「長門さん、涼宮さん。落ち着いてください。大丈夫ですよ」

キョン「あ、ありがとうございます。朝比奈さん」

朝比奈「大丈夫大丈夫大丈夫……」カキカキ ベロベロ

キョン「お前が一番大丈夫じゃねーんだ! さっきから人書いてベロベロしやがって!」

古泉「これだから新幹線初心者は……」

キョン「こ、古泉?」

古泉「見ててください、皆さん。この新幹線マスター古泉一樹が見せてあげます」

キョン「何をだ……?」

女の人「車内販売、車内販売を行なっております。温かいコーヒーはいかがでしょうか?」

古泉「お姉さん。コーヒー二つ。……一つは君用に」

女の人「要りません」

キョン「完全にバッサリいかれてるじゃねーか!! つかどうした新幹線マスター!!」

396 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/25(木) 21:42:32.58 ID:2OzsQZc0

キョン(ああ。やっと落ち着いたか……疲れたしそろそろ寝るか……)

『次は京都です。京都には15:30頃到着致します』

長門「……インターホン! ……インターホン!」

キョン「ねえよ! 新幹線にインターホンはねえよ!」

朝比奈「すいませーん! 降ります!」

キョン「分かってんだよ! ちゃんと止まんだよ!」

ハルヒ「あああああああああああ!! 何故かコンセントあるうううううううううう!」

※キョン「そんなことあるわけねー……あったあああああああああああああああ!」

397 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/25(木) 21:43:00.64 ID:2OzsQZc0

『京都、京都です。お降りの際はお荷物をお忘れのないよう……』

キョン「やっと着いたぞ。おい、古泉生きてるか」

古泉「おかげさまでしっかり生きてますよ。さっきの子のメールアドレスは手に入れましたし」

キョン「マジかよ!? ……それよりも、ハルヒ!」

ハルヒ「何?」

キョン「そろそろ終わりだぞ。降りるぞ」

ハルヒ「………」

キョン「どうした?」

朝比奈「どうかされましたか?」

長門「………」

ハルヒ「降りたくない」

キョン「は?」

ハルヒ「楽しい。降りたくない」

キョン「てめーは新幹線楽しみしちゃってる子供か!!」

完!続!

※最近の車両はコンセント付いててビックリした

401 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/26(金) 23:58:28.57 ID:F.GDW4Y0

―SOS団と旅行pt.2―

〜旅館〜

ハルヒ「やっと着いたわね、旅館!」

キョン「新幹線の中とはえらく違うな」

ハルヒ「降りてしまえば大丈夫よ!」

長門「……投げ」

キョン「ん? 長門、何か言ったか?」

長門「……投げ」

朝比奈「もしかして修学旅行定番のアレですか? いいですよ、やりましょう、長門さん」

長門「花瓶投げ」

キョン「お前それ危ねーよ! それ旅館の備品だろ、持ち上げんじゃねーよ!」

402 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/27(土) 00:00:17.68 ID:uOFwe320

古泉「食事まで時間がありますが、温泉でも行きますか?」

キョン「それはいいな。行くか」

朝比奈「それじゃあ先に行ってますね」

長門「……温泉」

ハルヒ「覗いたら殺すからね!!」

キョン「……覗くかよ! ……いや、どうすっかな……うーん……え、でも……と、ととと当然覗かねえよ!」

ハルヒ「下心ありまくりなんですけど」

ガチャ

古泉「それでは我々も行きますか」

キョン「そうだな」

ガチャ

403 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/27(土) 00:00:48.63 ID:uOFwe320

ポチャーン……

キョン「落ち着くな……温泉は……」

古泉「そうですね」

ワーワーキャーキャー

キョン「隣の女子は新幹線の中とは逆に盛り上がってんな」

古泉「極度の緊張から解き放たれたわけですからね。気分が上がっているのでは?」

キョン「そういうものか……」



朝比奈「そーれ! 涼宮さん行きましたよ!」

ハルヒ「そりゃー!」



キョン「バレーか? 温泉でそんな行儀の悪いことするなよ……」



長門「……Smash!」



ヒュー

古泉「なんか、上から大きなモノが……」

バシャアアアアアアアア!

404 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/27(土) 00:01:33.47 ID:uOFwe320

キョン「なんだこれ危ねええええええええええええ!」

古泉「大きな……石ですかね?」

キョン「マーライオンの首じゃねーか! 旅館の備品を簡単に壊すなよ!」



ハルヒ「ごめんキョン! 首そっち行った?」



キョン「物騒な物言いすんじゃねーよ!!」

長門「シャンプーぴゅっぴゅっ!」

モワワワワワワ!

朝比奈「あぁぁぁぁぁっ、なんか温泉が泡だらけに……」

キョン「それやるんじゃねーよ!! めちゃくちゃ怒られんぞ!!」

405 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/27(土) 00:06:14.77 ID:uOFwe320

キョン「ふう! やっぱり温泉はいいもんだ……」

古泉「飲み物でもいかがですか? 今日は奢りますよ」

キョン「悪いな、頼む」

古泉「それでは……あれ?」

キョン「どうした?」

古泉「自動販売機の前で涼宮さん達が何か……」

ハルヒ「ほい」ピッ ゴトン

朝比奈「はい」プシュッ

長門「……吸引」ゴキュゴキュゴキュッ!

キョン「流れ作業で缶ジュース飲み干してんじゃねーよ!! わんこそばかお前!!」

完!続!

巻末コメント:やはり今回も所用で12/10まで数日間お休みを頂くかも知れません
12/10以降は長く落ち着くと思います……今回こそ
よろしくお願いします

409 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/29(月) 21:26:44.83 ID:wcLizjM0

―SOS団と旅行pt.3―

キョン「そういえば、お世話になってる鶴屋さん達にお土産買ってないな」

ハルヒ「そうね。何がいいかしら」

キョン「普通にお菓子でいいんじゃないか?」

ハルヒ「八つ橋とか?」

キョン「ああ」

ハルヒ「それじゃつまんないじゃない! もっと、大声のリアクションの取れるやつ!」

キョン「人の土産だろ!」

410 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/29(月) 21:28:21.42 ID:wcLizjM0

朝比奈「これとかどうスか。涼宮さん」

ハルヒ「みくるちゃんこれ何?」

朝比奈「ブラックサンダー」

キョン「コンビニのレジ横で買えバカヤロー!」

古泉「それでは京都感が出ませんね」

朝比奈「古泉君のおすすめはあるんですか?」

古泉「………」

キョン「用意しとけよ! 答えにつまってんじゃねーか!」

長門「……ある」

411 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/29(月) 21:31:22.68 ID:wcLizjM0

ハルヒ「どうしたの有希?」

長門「……ちょうどいいもの」

ハルヒ「え、有希が見つけて来てくれたの?」

長門「コクコク」

キョン「なんだ……?」

ゴソゴソ

キョン「ただのリモコンじゃないか」ピッ

ブィィィィン

朝比奈「ぁん……! はっ……あっ、やんっ……! 今はダメっ……ダメなの……ああっ……あんっ!」

ハルヒ「……うわ」

キョン「久しぶりに下ネタじゃねーか! それよりこんなもんプレゼントできねーよ! 使うたびに何か気がかりでしょうがないわ!」

朝比奈「正解はマッサージ機でしたあ」

キョン「うわ、こいつすっげームカツク!!」

古泉「ある意味あれもマッサージ機だけど」

キョン「やかましいわ!!」

412 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/29(月) 21:32:43.55 ID:wcLizjM0

ハルヒ「中々いいもの見つからないわね」

キョン「残り三人が盛大にボケてくれてるお陰でな」

古泉「これはいいと思いますよ」

キョン「なんだ古泉。またロクでもないものか?」

朝比奈「これは……八つ橋みたいですね」

キョン「八つ橋? 本当だ……」

ハルヒ「やっぱりベーシックにこういうものの方がいいのかしらね……」

キョン「そうかもな」

413 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/11/29(月) 21:39:37.24 ID:wcLizjM0

キョン「それにしても、古泉は普通なものを持ってきたな……。消費期限はいつだろうか」

ベロベロ

キョン「ん?」

朝比奈「シールが剥がれてますね」

キョン「なんか下にもう一枚シールが……」

長門「……消費期限、昨日」

キョン「偽装じゃねーか!! シール貼りなおしてんじゃねーよ!!」

完!続!

417 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/11(土) 17:01:19.48 ID:EG8mvT60

俺いずばっかげん!!


―澪と免許―

澪「今日もいい天気だな」

ブーン! ブロロロ……

澪「バイクだ……。前まではうるさいだけでしかなかったけど、今改めて見るとかっこいいなあ」

キコキコ……

唯「ぶろろー! バイク!」

澪「荷台に乗りながらママチャリこいでるだけだろ!」

律「ハーレーダビットソンだ!」チリンチリン!

澪「中学生かお前ら!!」

418 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/11(土) 17:01:45.86 ID:EG8mvT60

律「バイクか……隣の家の兄ちゃんが乗り回してるのは見たことあるけどな」

唯「りっちゃん、乗ったこと無いの?」

律「あ、あぁ。唯は乗ったことあるのか?」

唯「あるよ!」

澪「え? でも唯の家族にバイク乗り回すような人は……」

唯「憂が免許持ってるもん」

律「マジかよ! ま、でも原付なら憂ちゃんでも乗るだろうな」

唯「SUZUKIのGSX-R1000」

澪「何もんだよお前の妹!! 玄人じゃん!!」

唯「憂はなんでもできるからねぇ」

419 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/11(土) 17:02:37.91 ID:EG8mvT60

律「他にも免許あるのか?」

唯「大型特殊免許とかかな」

澪「ショベルカーとかじゃねえか! 一体どこに向かってんだよ!」

唯「でもね、なんかこの前5点引かれたとか言って苦笑いしてた」

律「免停じゃねえか!!」

澪「まあそれだけ取れれば憂はそりゃ万能だろうな……」

420 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/11(土) 17:03:08.60 ID:EG8mvT60

律「それにしても、憂はなんでもできるよな」

澪「そうだよな」

唯「ぶぅ! あたしだって出来るもんね!」

律「例えば何が出来るんだよ」

唯「音楽に決まってるじゃないか、りっちゃん! ほら!」ゴソッ

澪「……CD?」

唯「実は唯と協力してオリジナルのCDを作ったのだ!」

律「へえ! やるなあ唯!」

421 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/11(土) 17:06:13.35 ID:EG8mvT60

澪「ポータブルCDプレーヤーに入れてっと……」

ピッ

♪ジャーン! ジャジャー!

律「なかなかいい曲じゃないか……」

澪「ギターの精度、音質、もちろん唯のボーカルもいい……」

唯「どうだ!」

律「でも、こんな編集誰がやったんだ? 音圧も完璧だぞ?」

唯「憂。編集素人なんだけどね。ギターとかベースも全部憂」

澪「ギターはお前がやれ!!」

律「唯、人はそれをプロと言うんだ」

唯「歌詞はすごい悩んだけどね」

律「ところでタイトルは?」

唯「はっぴぃNewにゃー」

澪「どっかで聞いたことあんぞ!!」

完!続!

424 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/12(日) 19:01:01.85 ID:6Kd1FXQ0

―女と期待―

男「ジー」

女(さっきから男さんに見られてるのです……)

男「ジー」

女(……まさか! 思春期にありがちな男の子の欲情が抑え切れられなくなったなのですか!?)

幼「よっ、男!」

男「わわっ! なんだ……幼か……」

幼「何残念そうな顔してんのよ。あたしじゃ不満?」

425 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/12(日) 19:01:28.73 ID:6Kd1FXQ0

男「別に、そういうわけじゃないんだけど」

幼「もう! 何かあるならハッキリ言ってよ……」

男「いや……実はさ……」

女(何か二人で話してるのです……)



女「うん! そろそろ支度も出来たので帰るなのです!」

ジー

女(や、やっぱりさっきと同じ視線を感じるなのです……)チラッ

男、幼「ジー」

女(ぎゃあああああああああ! 二人に増えたなのですうううううう!!)

426 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/12(日) 19:01:58.24 ID:6Kd1FXQ0

男、幼「ジー」

女(男さんに見つめられるのはとっても嬉しいなのですが……)

幼「ジー」

女(さすがに女さんは……『そっち』の趣味はないなのです……ごめんなさいなのです……)

男「ジー」

女(それにしてもこんなに男さんが私のことをみつめてくるなんて……もしかしてついに私のことを好きになったなのですか!?)

男、幼「ジー」

427 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/12(日) 19:02:26.25 ID:6Kd1FXQ0

女(は、はっ、初デートの場所はどうすればいいなのですかねっ!? やっぱりお買い物とかが普通なのですか!?)

会長「仲良く並んで二人とも、どうしたのよ」

男「まあな……」

会長「もしかして二人でいちゃついてるんじゃないでしょうね。……私の下着見たクセに」

男「いや、ありゃ不可抗力だろ!」

幼「はあ!? はっ、あっ、あんた何してんのよ!」

会長「あら? 普段はしたないことを話す割には意外と恥ずかしがるのね?」

幼「うるさい、うるさーい!!」

女(今度は三人で何か話してるみたいなのです……)

428 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/12(日) 19:04:05.35 ID:6Kd1FXQ0

会長「そんなことより、どうしたの?」

幼「実は女ちゃんの……」

会長「女ちゃんの……?」

男「制服に値札が付いてるんもんでな」

会長「……何よ、そんなこと? そんなものは切っちゃえばいいじゃない」チャキッ

女(は、はさみっ!? も、もしかして私を襲うタイミングを今まで……!)

幼「よし、そしたらあたしも手伝う」

女(幼さんまでなのですか!? あ、あの二人の目は危ないなのです!)

会長、幼「女ちゃん、ちょっといい……?」

女「わ、わああああ! 近づくななのです! 怪物なのです!!」

カチッ

429 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/12(日) 19:05:04.12 ID:6Kd1FXQ0

会長「……誰が」チャキーン!

幼「……怪物だあああああああああああああ!!」ジャキジャキ!

女「ひゃあああああっ!」

会長「こっちに来なさい! 必ずその値札を首と一緒に仕留めてあげるわ!」

幼「値札だけじゃなくて下の毛まで切ってあげようかいいいいいいい!!」

女「ごっ、ごめんなさいなのですううううううう!」

タタタタッ!

男「女子って、こえーな」

完!続!

432 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/13(月) 21:31:31.47 ID:aMREwvM0

―こなたと試験勉強―

カキカキ……

こなた「ねえねえ、かがみん」

つかさ「ねぇ、お姉ちゃん」

こなた、つかさ「あっ」

こなた「いいよ、つかさ。先に」

つかさ「ええっ、こなちゃんが先でいいよ」

こなた「じゃあ同時に言おうか!」

つかさ「いいよ!」

かがみ「で、二人とも何よ?」

こなた、つかさ「テストなんて無くなればいいのに!」

かがみ「とんでもない似たもの同士だな!!」

433 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/13(月) 21:32:13.35 ID:aMREwvM0

かがみ「大体、あんた達は普段からの勉強が足りないのよ。直前に全部は暗記出来ないんだから」

こなた「そんな時間ないんだよ……」

かがみ「毎日やってるネトゲの時間を半分にすればいいでしょうが!」

こなた「そんな非情なぁっ!?」

かがみ「まずは1時間減らすこと」

こなた「あうあう……。そういえばつかさは何か減らす時間はないの?」

つかさ「へっ!?」

かがみ「つかさは……TV見てる時間とか?」

ピロピロリン……

みゆき「つかささん、メールが来たみたいですよ」

つかさ「ありがとう、みゆきちゃん」ピッ

ポチッ……ポチ……ポチッ……ポチ

かがみ「あんたはまずメールの時間からか」

434 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/13(月) 21:32:53.91 ID:aMREwvM0

こなた「みゆきさんは勉強はもう……?」

みゆき「そうですね。既に範囲の方は一通り終えました」

つかさ「やっぱりみゆきちゃんはすごいなぁ……」

コトッ

かがみ「ほら、お菓子持ってきたから食べていいわよ」

つかさ「やった! 一つ貰おう!」ヒョイッ

こなた「いやぁ、気が利くねえ、かがみん!」ヒョイッ

みゆき「ありがとうございます。それでは頂きますね」ヒョイッ

………

こなた「……かがみは食べないの?」

かがみ(ギクッ)

こなた「さては……また増えたね?」

かがみ(ギクギクッ!)

こなた「こなたお姉ちゃんに言ってみんしゃい。……いくつ増えたのさ」

435 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/13(月) 21:33:31.48 ID:aMREwvM0

かがみ「に……に……きろ……」

こなた「ほほう」

つかさ「お姉ちゃん、私の作ったお菓子を最近よく試食してくれるから……」

かがみ「つ、つかさのせいじゃないのよ!? 確かに最近食べ過ぎてるような気はしてて……」

みゆき「ですが、高校生の頃の体重の増加は成長過程としては普通ですし、あまり気にすることはないと思いますよ」

かがみ「みゆき、ありがと。でもどうにかしないと……。って! この話は置いておいて、勉強するわよ!」



こなた「かがみん。ここがわからないんだけど……いい?」

かがみ「いいけど?」

こなた「この答えは合ってると思うんだけどねぇ」

かがみ「えーと、答え・2kg」

こなた「どやっ」

かがみ「うるさい!!」ボカッ!

こなた「痛ったぁ!!」

436 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/13(月) 21:35:09.20 ID:aMREwvM0

カキカキ……

かがみ「……はあ! やっと終わった!」

みゆき「かがみさんお疲れさまでした」

かがみ「ありがとう! で、二人は?」

みゆき「寝てしまったみたいですね」

かがみ「……しょうがないんだから」

こなた「むにゃ……にゃあ……」

かがみ「よしっ、こなたの寝言でも聞いといてやるか……。さて、なんて言ってるかな……?」

こなた「2kg」

かがみ「起きてるだろ!!」

完!続!

巻末コメント:休止後初の平日ゾーン突入
日跨ぎ更新が怖い

439 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/15(水) 00:46:59.73 ID:Oo3C36k0

―長門とマジックテープ―

長門「………」

キョン「……長門」

長門「……何」

キョン「文字に起こすと分からないんだが、怒ってるんだよな」

長門「………」コクコク

キョン「何に対して怒ってるんだ?」

長門「……マジックテープが何故批判の対象になるのかが理解不能。マジックテープによる世界全体の利益は計りしえない」

440 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/15(水) 00:47:43.96 ID:Oo3C36k0

キョン「いや……別にマジックテープは批判されていないと思うが……」

長門「……実際、私という個体自身もマジックテープを活用している」

キョン「例えばどこにだ?」

長門「制服はマジックテープ」バリバリッ

キョン「ボタンぐらい自分で止めろ!!」

長門「脱ぐときバリバリッって快感」

ガチャ

朝比奈「あ、お二人ともいらっしゃってたんですか」

キョン「朝比奈さん。こんにちは」

朝比奈「こんにちは。キョン君」バリバリッ

キョン「わー、朝比奈さんの大きなお胸が制服のボタン、もといマジックテープを引き剥がしてるー」

長門「マジ友」

キョン「ツッこんでたまるか」

441 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/15(水) 00:48:31.14 ID:Oo3C36k0

キョン「とりあえず、長門と朝比奈さんは……その……」

長門「マジ友。マジックテープ友達」

キョン「訳分からん……」

朝比奈「長門さん。最近はどこにマジ貼ってますか?」

キョン「略すんじゃねーよ! ますます訳分かんねーよ!」

長門「最近のトレンドは家の壁紙」

朝比奈「イカしてますねー」

キョン「やっぱり理解できねー!!」

442 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/15(水) 00:49:27.30 ID:Oo3C36k0

朝比奈「キョン君はマジックテープ使ってないんですか?」

キョン「俺はそうですね……。小さい頃に靴とか、ですかね」

朝比奈「靴……(笑)」

キョン「いやなんか蔑まれる覚えがないわ!」

長門「時代遅れ甚だしい。今時のマジック系男子なら上手く使いこなすべき」

キョン「もうなんか別物に聞こえるぞ!」

長門「あなたにあったマジックテープの使い方を私が考える」

朝比奈「あ、私も考えますね!」

キョン「やめてくれ……」

443 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/15(水) 00:50:46.15 ID:Oo3C36k0

〜30分後〜

キョン「……まだか。長門」

長門「……見つかった」

キョン「一体何なんだ?」

長門「股間にマジックテープ」

キョン「完全に困った末に出た答えじゃねーか!!」

朝比奈「バリバリッって開いてビュルルッっててか! ……ふふっ」

キョン「自分で言ってウケてんじゃねーよ! つか乗っかるんじゃねえ!」

ガチャ

古泉「みなさんお揃いでどうされたんですか?」

キョン「……あ。古泉」

古泉「はい?」

キョン「この前おごったコーヒー代、そろそろ返してくれ」

古泉「そうでしたね。今返します。ええ、と。財布あった……」バリバリッ

キョン、朝比奈、長門「!?」

古泉「どうぞ。120円です」

長門「す、素晴らしい……!」

朝比奈「す……ごい……! あんな綺麗な流れでバリバリできるなんて……!」

キョン「お前ら全員帰れよ!!」

完!続!

445 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/16(木) 00:50:23.20 ID:llxYQdQ0

―キョンと雨―

@ case byハルヒ

ザー

キョン「雨すごいな……」

ハルヒ「うそ……雨……」

キョン「まだ帰ってなかったのか、ハルヒ」

ハルヒ「ま、まあ色々あったから」

キョン「もしかして傘、無いのか?」

ハルヒ「だ、大丈夫よ。このまま帰るから……」

キョン「……入れよ」

ハルヒ「えっ」

キョン「また……あの時みたいに……な」

ハルヒ「いや、あっ、うん」

キョン「断られるより傷つくわ!!」

446 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/16(木) 00:51:12.48 ID:llxYQdQ0

A case by朝比奈

朝比奈「雨です……」

キョン「朝比奈さん、傘は持ってますか?」

朝比奈「実は今日、持ってくるのを忘れてしまって……」

キョン「そうなんですか……」

朝比奈「それにしてもやっぱり雨の日は冷えますね……ふふっ」

キョン「あ、あの! よければ、俺の傘……入りますか?」

朝比奈「今日ロッカー泊りなんで」

キョン「そこ部屋かよ!」

朝比奈「半畳です」

キョン「常時立ってなきゃなんねーだろ!!」

447 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/16(木) 00:51:39.17 ID:llxYQdQ0

B case by古泉

古泉「雨ですねえ」

キョン「ああ。冬だから更に寒いな」

古泉「もう少し学校で過ごしますか?」

キョン「いや、これ以上待っても暖かくはならないだろうな」

古泉「それでは……」

キョン「……どうした」

古泉「いえ……」

キョン「……傘忘れたのか」

古泉「恥ずかしながら、ですが」

キョン「仕方ない……入るか?」

古泉「よろしくお願いします」フフッ

キョン「……そこは断れよ」ペッ

古泉「遠まわしのいじめ、っていうんです。それ」

448 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/16(木) 00:53:08.71 ID:llxYQdQ0

C case by長門

長門「……雨」

キョン「そうだな。でもそろそろ帰らないとな」

長門「コクッ」

キョン「そういえば長門。傘はどうしたんだ?」

長門「……忘れてきた」

キョン「そうか。そうしたら、俺のでよければ一緒に入って帰るか?」

長門「……いい。大丈夫。あなたの気遣いに感謝する」

キョン「でも長門、すごい雨だぞ」

長門「……体温調節機能がある。しかし、放射能性物質が微量に排出される。あなたに万が一のことがあると危ない」

キョン「そ、そうか。わかった」

449 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/16(木) 00:54:15.32 ID:llxYQdQ0



ビシャビシャ……

テクテク……

長門「………」

キョン「……やっぱり長門、俺の傘に入れ……!?」

キョン(あ、雨で透けてるしっ!?)

長門「……あなたはえっち」

キョン「や、や! 別にいやらしいことは考えていないんだ!」

長門「……では何を考えていたかを教えて欲しい」

キョン「どこが胸だか……」

長門「ブツブツブツ……」

サラサラ……

―SOS団内犠牲者二人目です

完!続!

巻末コメント:日跨ぎは本当に申し訳なく思っております
例え跨いでも更新するようにはこれからもしていきます……

452 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/16(木) 22:47:38.83 ID:llxYQdQ0

―SOS団と耐性―

ヒュー

キョン「ううっ……。今日も寒いな……。早く部室に入るか」

ガチャ

ハルヒ「有希! スイッチオン!」

ゴーッ!

朝比奈「ひゃああああ!」

バリバリンッ!

キョン「……お前ら何やってんの」

ハルヒ「いや、風の子になろうかと思って」

キョン「なれる! なれるけどその風速は生涯終えるわ! ガラス割れてんじゃねーか!」

453 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/16(木) 22:48:07.49 ID:llxYQdQ0

キョン「一体何がしたかったんだ?」

ハルヒ「こんな寒い日に扇風機に当たって慣れれば外に出ても寒くはないでしょ?」

キョン「そんなの上手くいかないだろ……。それより、そんな殺人的な風速出せる扇風機なんか誰が……」

古泉「どうも」

キョン「まあ……そうだよな」

ハルヒ「一応他にもトレーニング用器具は作ってもらってたんだけど、一応試してみるわね!」

古泉「次はこれですね」ガタッ

キョン「なんだこれ?」

ハルヒ「スイッチオン!」ピッ

ポンッ!

キョン「うわっ! ……ピンポン玉?」

ハルヒ「突然の殴り合いに対応しないとね」

キョン「亀田じゃねーか!!」

ハルヒ「何よ、文句? わかったわよ、古泉君、次お願い」

454 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/16(木) 22:49:25.47 ID:llxYQdQ0

古泉「どうぞ」ガタン

キョン「今度は急に大きくなったな」

古泉「これは長門さんに頼まれたものですね」

長門「……古泉一樹。そこのスイッチを押して欲しい」

古泉「承知しました」ピッ

ドカァッ! ビューッ!

キョン「のわっ!? 今度は髪の青い……人形か?」

長門「朝倉が飛び出てくる」

キョン「シャレになんねえええええええええええええええええええ!」

ハルヒ「それにしても朝倉って誰なのかしら……。古泉君、次」

455 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/16(木) 22:53:53.65 ID:llxYQdQ0

古泉「どうぞ」ゴト

ハルヒ「最後はみくるちゃんね」

朝比奈「はい! 見ててください!」ピッ


………


キョン「何も……起こりませんが?」

ハルヒ「有希、なんか起こってる?」

長門「……確認出来ていない」

古泉「何も起こりませんね」

キョン「朝比奈さん、何が起きるんですか?」






朝比奈「……みんな不幸になれ」

キョン「超嫌なヤツじゃねーか! どんだけ妬み僻み持ってんだよ! もはやトレーニングでもねーし!」

朝比奈「……みんな空気になれ」

キョン「それは自分でどうにかしろ!!」

完!続!

巻末コメント:特別編として、なんか一本限定で新作を入れたら面白いような気がしてきた
しかし全体的な需要分からず断念の巻
年越しとかも特別なことしたいなあ

458 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/18(土) 00:38:58.97 ID:sXE/t8k0

―唯と裏の憂―

唯「ういー」

憂「なあに? お姉ちゃん」

唯「ジュース持ってきてー」

憂「はーい。待っててね」

唯「ういー」

憂「今度はなあに?」

唯「お菓子ー!」

憂「てめえ、ふざけんじゃねえぞ」

459 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/18(土) 00:39:24.21 ID:sXE/t8k0

唯「っていう夢を……!」ガタガタ

憂「大丈夫だよ、お姉ちゃん。私そんなこと言わないからね」

唯「ういー!」シクシク

憂「本当に大丈夫だよ」

唯「本当……?」

憂「本当だよ、お姉ちゃん」

唯「じゃお菓子持ってきてー」

憂「いいよ。ちょっと待っててね」

ピンポーン

460 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/18(土) 00:39:52.83 ID:sXE/t8k0

ガチャ

澪「唯。家でまたダラダラしてるのか」

梓「身体動かさないと身体に悪いですよ」

唯「だって外は寒いんだもん……」

澪「それにしても憂ちゃんは忙しそうにしてるな」

唯「実は私のためにお菓子を用意してくれてるんだ」

梓「自分でやりましょうよ……憂だってあんまり頼ってると怒っちゃいますよ?」

唯「そ……それは嫌だなあ……」

澪「そういえば憂ちゃんが怒ることってあるのか?」

461 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/18(土) 00:42:21.90 ID:sXE/t8k0

唯「憂……見たことないけど……」

梓「意外と部屋でストレス発散なんてしてたりして」

唯「う、憂が……部屋で私の形をした抱き枕をヘッドバンキングしながら床に叩きつけてる……?」

澪「その想像力の豊かさに私感心!」

梓「そうですよ……そしてそのまま……」

唯「そのまま100円ショップで1万円札を……いやあああああああああああああああ!」

澪「むしろ店員がいやああああああああああああああああああああああ!!」

462 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/18(土) 00:48:34.43 ID:sXE/t8k0

梓「他にも色々ストレス発散の方法があるかもしれないですね……?」

澪「梓、ストップ。これ以上唯を困らせると唯がおかしくな……」

唯「えうxふえい2bぅえんcじぇwぬいc」

澪「………」

梓「澪先輩、何をそんな驚いた顔をしてるんですか? もとからじゃないですか。ね、唯先輩」

唯「あひょんびdb3xbひmぐcらrしcn」

梓「『こんにちは。あなたの平沢唯です。今日も短い時間、お付き合いよろしく』って言ってます」

澪「何で深夜のFMラジオ番組のパーソナリティー風なんだよ!! かなりシック!!」

唯「ひxなwみpざrわcrうぅうぃxw」

完!続!

巻末コメント:まだ絶対とは言えないのですが、一応年末年越しの時間帯に僕がここに来てお正月をテーマにしたクロスSSを投下しようと予定しています
暇で暇で仕方ない、初詣に一緒に行くぽっちゃり系幼馴染もいない、そんな可愛い妹がいるわけがない、濡れるッ!な方は大晦日の深夜にはこちらへどうぞ
ちなみに新年スペシャルと題して3本予定
もしかしたら書き終わる前に死ぬかもしれない、僕

466 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/19(日) 02:22:22.31 ID:iF9zCXM0

―幼と本当は……―

男「よっ」

幼「ああ、男。どうしたの?」

男「いや、特に理由はないんだけどな」

幼「もしかしてついにあたしに惚れたねー?」

男「それはないな」

幼「……む」

女「男さん、こんにちはなのです」

男「お、女か」

女「男さん、昨日の宇宙人の番組観ましたか?」

男「ああ、あのおっさんが二人で宇宙人がいるとかいないとか話し合う番組か……あれは面白かったn」

幼「……ちょっと!」

467 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/19(日) 02:22:57.53 ID:iF9zCXM0

男「な、何だよ?」

幼「昼食、今日はあたしと食べよ」

男「いや、俺にも友達ってものが」

幼「……ふーん。ねえ、女ちゃん知ってる?」

女「何なのですか?」

コソコソ……

男「?」

女「……へっ!? あ、あの……あれなのです……」

男「お、お前何言った! ある種の無差別テロだぞ!」

女「肝心なところはまだ言ってないけど。 で……食べる? 食べない?」

男「是非ともご一緒させて頂きます」

468 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/19(日) 02:23:25.15 ID:iF9zCXM0



幼「ふう! 美味しかった!」

男「これも久しぶりだな……小学生以来か」

幼「そんなに前だっけ?」

男「前過ぎて覚えてないさ」

女「それじゃあこれを食べようかな……ふふ」バリバリ

男「お菓子食べんのか。また太るぞ」

女「うるさい。好きなものは好きなの! 我慢しない主義!」

男「わかったよ。……ちょっとトイレ行ってくるな」

幼「はいはい。行ってらっしゃい」

男「俺は息子か」



ガラガラ

男(あれ? さっき、俺らの近くに会長が居たはずなんだけどな……いないな)

幼「あ、おかえり」バリバリ

469 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/19(日) 02:25:39.82 ID:iF9zCXM0

男「二袋目かよ!」

女「さすがに二袋は多いなのです……」

幼「動いてるから大丈夫なの!」パクッ

男「どうだかね。最後のもらいっ」ヒョイ パクッ

女「あ」

幼「………」スクッ

男「……?」

幼「勝手にたべるなああああああああああ!」ドゴォッ!

男「どぅあはっ!!」

幼「ばかばかばか!! とっておいたのにッ!!」

男「ちょちょ、ちょい待ち! 悪かった! 俺が悪かった!」

470 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/19(日) 02:26:49.15 ID:iF9zCXM0

幼「最後のは……最後のは我慢してたのにさ! 男のばか! あほ! どじ! 素人童貞!」

男「さりげなく変な噂流すな!」

幼「はぁ……」

男「い、いや、俺も悪いと思うよ、だから気直せよ……な?」

幼「………」プイッ

男(ああ……不機嫌モードか……。ん、そういえば……)

ゴソゴソ

女「何を出しているなのですか?」

男「俺が昨日買ったガムが確か……。あった!」

ガラガラ

女妹「お姉ちゃん、およそ世紀末的な音が教室からしたんだけど。何があったの?」

女「実は―」

471 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/19(日) 02:27:40.20 ID:iF9zCXM0

男「なあ、幼」

幼「……ふん」

男「こっち向けって」

幼「何よ……」クルッ

男「ほ、ほら、そ……その……あーん」ヒョイッ

幼「!?」パクッ

男「これで……いいか? ……ホントごめんな」

幼「……ほくへふにゆるふ(特別に許す)」

男「そっか……ん? んっ、んっ! ……おい」

幼「なひ?(何?)」

男「手を……手を口から話してください……」

幼「やは!(ヤダ!)」

男「……誰か助けてくれえええええええええ!」

幼「あふぁっ!(あはっ!)」

472 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/19(日) 02:28:54.70 ID:iF9zCXM0

女「―というわけなのです」

女妹「そんなことがあったんだ……」

ガラガラ

会長「無理も無いわ」

女妹「会長、どういうことですか?」

会長「あーん、男君にしたかったのよ。多分ね。……先越されちゃったわ」

女妹「そうなんですか……。ところでその酷い傷は何ですか?」

会長「階段で堂本光一のミュージカルの階段落ちの練習をしただけよ」

女妹「……本当は何ですか」

会長「……クラスメイトのお菓子を少し拝借しただけよ」

女妹「被害者じゃないですか」

―被害届は出ない予定です

完!続!

巻末コメント:男系の話はつくるのに時間がかかる!
男や幼のやつらめ……無駄に話を広げやがって!
……考えたのは僕でした

473 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/20(月) 01:14:54.84 ID:c/qijwM0

―キョンと睡眠欲―

キョン「ああ……眠いな……」

古泉「どうされましたか? 少し顔色が悪いようですが」

キョン「最近眠れていないんだ」

古泉「心因性のものでしょうか?」

キョン「分からんが、少なくともハルヒのことじゃないだろう。もし原因がハルヒなら俺はとっくのとうに大気圏を突き抜けて天国に一直線だろうからな」

古泉「そうかもしれませんね」

キョン「あぁ……それにしても眠い……」

朝比奈「キョン君、どうしたんですか?」

474 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/20(月) 01:16:28.88 ID:c/qijwM0

キョン「こんにちは、朝比奈さん。実は最近眠れないんです」

朝比奈「そうなんですか……。でも私、目が覚めるいい方法を知ってるんです」

キョン「嫌な予感がするんですけど」

朝比奈「そんなことないですよ。さあ、処刑台へ」

キョン「分かってんじゃねーか!」

朝比奈「長門さん。マッサージを手伝ってもらえますか?」

キョン「マッサージ?」

475 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/20(月) 01:16:54.12 ID:c/qijwM0

モミモミ

キョン「はあ……気持ちいいですよ。なんだかまともで安心しました」

朝比奈「そうですか、ありがとうございます。それでは仕上げです」

長門「……準備完了」

朝比奈、長門「はッッッッ!!」ゴシュッ

キョン「うぼえぇぁっ!!」

朝比奈「秘孔を突きました。これが未来3000年睡眠の歴史」

キョン「秘孔を突いてまで眠りたくねーよ! 明らかなリンチ加えられないと寝れねえのか!」

長門「お前は既に死んでいる」

キョン「はるひっ!」

476 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/20(月) 01:17:20.59 ID:c/qijwM0

朝比奈「中々眠たくならないみたいですね」

キョン「うん。お前が寝てろ」

古泉「軽い有酸素運動をするのはどうでしょう? 体操でも如何ですか?」

キョン「お、いいな。体操やるか」

古泉「それでは機関での体操をお教えしますよ」

キョン「おう。頼む」

古泉「まずは、腰を180°回転して上体を」

キョン「いきなり難易度たけーよ! スタートから脱落者続々だっつーの!」

古泉「それでは身体を柔らかくする運動からのようですね」

キョン「また無理なものなんだろうが……」

古泉「足を肩幅に開いた姿勢で、相手に殴られた"マネ"をします。その後、後ろに思いっきり反って……『海老反り!!』と言いながら戻ると。 ……そんな感じです。さぁ、やってみてください」

キョン「おう! やってみるぜ! とあっ!」ガスッ!

古泉「ごふぇっ……海老反り!!」

長門「……ドM極まりない」

477 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/20(月) 01:18:04.66 ID:c/qijwM0

キョン「本当にロクなもんが出ないな……」

朝比奈「キョン君! いいのがありました!」

キョン「今度は何ですか……」

朝比奈「まずは準備があるので、窓を全て閉めきってください!」

古泉「完了しました」ガラガラ

朝比奈「次に窓の目張りをしてください!」

古泉「大丈夫です」バリバリ

朝比奈「あとはこの炭っぽいアロマキャンドルに火を付けるだけ!」

古泉「点火」ボォッ

朝比奈「あとは待つだけです!」

キョン「まあ素敵! もう永遠に眠れそう!!」

完!続!

481 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/21(火) 00:25:53.41 ID:3VthH6c0

―SOS団と消失―

ガチャ

キョン「よう」

長門「……あ、おかえり」

キョン(―なっ!?)

長門「……大丈夫?」

キョン(この長門はいつもの長門じゃなくて―まさか!)

ハルヒ「どもっス」

朝比奈「マジこんにちはキョン君」

古泉「よォ。今日もボードゲームで決着つけようぜェ」

キョン「全員キャラ変わっただけじゃねーか! しかも一人色々な意味で危ないヤツいるし!」

482 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/21(火) 00:27:02.22 ID:3VthH6c0

キョン「一体どうなってるんだよ……」

ハルヒ「何がっスか?」

キョン「ハルヒは語尾にスを付けるみたいだな」

ハルヒ「で、何よ」

キョン「普通に喋れんのかよ! 無駄なキャラ付けすんなよ!」

ハルヒ「な、にゃにがスか」

キョン「大事なところで噛むんじゃねーよ!!」

483 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/21(火) 00:27:34.54 ID:3VthH6c0

朝比奈「マジ大丈夫ですか? マジ顔色悪いみたいですけど……」

キョン「朝比奈さんは語頭にマジか」

朝比奈「マジ、マジ、マジ出島?」

キョン「今お前何を思って言ったんだよ!!」

朝比奈「マジうっけーる!」

キョン「なんかどんどん俺の心が痛んでいくんだが!」

朝比奈「MK5? MK5?」

キョン「相当時代遡っちゃってんじゃねえかよ!!」

484 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/21(火) 00:28:07.68 ID:3VthH6c0

古泉「最後は俺かァ。普通の人間には興味はねェ。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、俺のところに来い。以上」

キョン「どっちもお前のセリフじゃねーんだよ!!」

古泉「うるせェ。この世界が今異常なのはお前も分かってンだろォ?」

キョン「つか大体想像付くけどお前一体誰だよ!」

古泉「一時停止だ」

キョン「道路標識なら許されるわけじゃねーぞ!」

古泉「ちゃんと止まんねェと罰金だからな」

キョン「超常識人じゃねーか!!」

485 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/21(火) 00:29:38.09 ID:3VthH6c0

ハルヒ「そろそろ戻らないスかね?」

朝比奈「マジ早く戻って欲しいですよね」

長門「……わ、わたしは、彼と一緒なら……」

古泉「どうにかならねェか。この状況はよォ」

キョン「もう……こんなの嫌だっ……!」シクシク

ガチャ

鶴屋さん「………」

キョン「あっ、鶴屋さん! 聞いてください、ハルヒ達が……」

鶴屋さん「なんだか口調が変わっちゃったんだよ。どうしてかなぁ、きょーん」

キョン「その作品でキャラ増やしてんじゃねーよ!!」

完!続!

486 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/21(火) 23:34:39.08 ID:3VthH6c0

―キョンと予想外―

パラッパラッ

古泉「何を見ていらっしゃるのですか?」

キョン「いや、部室に一冊だけ変なノートが置いてあってな」

古泉「これは……相当前の大学ノートですね」

キョン「一応日記みたいになってるんだが……」

古泉「僕も一緒に拝見させていただいてもよろしいでしょうか?」

キョン「そうだな、一緒に見るか」

488 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/21(火) 23:36:17.50 ID:3VthH6c0

古泉「『7月21日、友達と映画の話をする』」

キョン「映画の話……。ノートの質から言ってマトリックスとかか?」

古泉「『すごい面白い。ゲド戦記』」

キョン「まずセンス! センスがねえよ!」

古泉「言い方変えれば通ですよね」

キョン「いやどうやったってならねーよ!?」

古泉「次はどうなってるんでしょうか」

489 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/21(火) 23:37:26.91 ID:3VthH6c0

古泉「『12月24日、学校の帰りにサンタさんに会う』」

キョン「意外と子供の心を持ってるみたいだな」

古泉「そうですね。サンタ……僕も子供の頃は信じてましたね」

キョン「それで次は?」

古泉「『初めて知った。サンタさんって、服の下、何も着てないんだ。意外と小さい』」

キョン「露出狂じゃねーか! あと何だよ! 意外と小さいって何の感想だよ!」

古泉「久しぶりに解禁ですねぇ……」ホロホロ

キョン「待ちわびてましたみたいな顔すんな!! もうやらねーよ!!」

490 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/21(火) 23:38:49.05 ID:3VthH6c0

古泉「『1月1日、お正月。いい夢を見た!』」

キョン「いい夢? 確か初夢で出てくるといいのは……」

古泉「『一、富士 ニ、鷹』」

キョン「そうだそうだ。それで三が」

古泉「『三、GATSBY』」

キョン「すげえ惜しいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!! つかなんでそれが出てきた!?」

古泉「超ニアミスですね。フォルムは全く違いますけど」

491 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/21(火) 23:39:59.13 ID:3VthH6c0

キョン「……で、結局誰の日記なんだこれ」

古泉「まったく想像つきませんね……」

キョン「今までのオチから言うと、またハルヒのとかな気がするけどな」

古泉「いや、意外と長門さんだったり」

キョン「朝比奈さんかも知れないぞ!」

古泉「いえいえ、谷口さんや国木田さんの可能性も……!」

キョン「鶴屋さんもいるぞ……!」

キョン、古泉「ワクワク」

コンコン

キョン「誰か来た!?」

古泉「ど、どうぞ」



















岡部「俺の日記知らないか?」

キョン、古泉「予 想 外 ! !」

完!続!

巻末コメント:前回の話でいい忘れたのですが一方通行の話難しい

495 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/23(木) 00:25:20.18 ID:cXyLOZE0

―唯と金具―

コロン……

唯「ジー」

澪「どうしたんだ、唯? さっきから床ばっかり見つめて」

唯「この金具が気になってるんだよ……」

澪「金具?」

コロン……

澪「なんだ?」スッ

唯「ダメだよ澪ちゃん!」

澪「ひっ!?」

496 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/23(木) 00:26:13.17 ID:cXyLOZE0

澪「な、なんだ唯……?」

唯「……これは何かのスイッチかもしれないんだよ……!」

澪「こ……怖いこと言うなよ……」

律「よっ! 唯と澪どうしたー?」

唯「実は秘密のスイッチがここにあるんだよ……」

律「スイッチ?」

唯「実は―」

497 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/23(木) 00:27:39.57 ID:cXyLOZE0

律「―そうなのか! でもただの金具に見えるけどなあ」
澪「やっぱりただの金具じゃないのか……?」

唯「ちっちっちっ。夢が無いねぇ、りっちゃん。澪ちゃん」

澪「でも、何かわからないぞ?」

律「あ! もしかしたら……」

澪「もしかしたら……?」

律「……澪のベースの部品かもしれない」

澪「え、ちょ」

唯「っぽいね!」

澪「っぽいね!じゃないだろ!! 本当に一部無くなってるじゃないか!!」

498 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/23(木) 00:28:20.58 ID:cXyLOZE0

唯「ホントこんなことするなんて……誰がやったんだろうね! ……あ、りっちゃん。ペンチを倉庫に戻しといて」

律「らじゃー」

澪「ギター、ガラクタにすんぞ」

コロン……

澪「さて……付け直すか……」スッ

唯「……スイッチかもしれないよ」ボソッ

澪「……え?」ピタッ

律「本当はスイッチかもしれないな」

澪「な、何をバカなことを言って……!」

唯「何かが起こるかもねえ」

澪「ばかああああああああ! 怖くて拾えないじゃないかああああああああ!」

499 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/23(木) 00:36:12.68 ID:cXyLOZE0

律「拾ってみればいいんじゃないか?」

澪「で、でも……」

唯「拾 っ て み れ ば い い と 思 う よ」

澪「え、ええいこうなったら!!」グイッ

ガチャ

唯、律「!?」







憂「おねーちゃーん?」

バタン

唯、律、澪「………」

澪「………」グイッ

ガチャ







憂「おねーちゃーん?」

バタン

澪「………」グイッ

ガチャ







憂「おねーちゃーん?」

完!続!

500 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/23(木) 00:37:42.62 ID:cXyLOZE0

追記

巻末コメント:やっと半分の500達成!
みなさんのおかげです!
ほらそこ、レス稼ぎしてるとか言わない!

505 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/24(金) 03:44:31.42 ID:j2uHIDg0

―女妹と家―

〜冬休み〜

ピピピッ ピピピッ

女妹「んっ……」

カチッ

女妹「ふわぁ……。そろそろ起きなきゃ……」

ゴソゴソ

女妹(今日は勉強しようかな。先にご飯食べなきゃ)ガチャ

ピンポーン

女妹「?」

506 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/24(金) 03:48:30.64 ID:j2uHIDg0

ガチャ

女妹「どなたでしょうか?」

男「……お、おう」

女妹「!?」

男「い、いやあのだ、女に今日は呼ばれててな!」

女妹「みっ、見ないで下さいっ、部屋着なのに……!」

男「あっ、いや、あの悪いその……」

女妹「早く閉めてください!」

男「わかっ、分かった!」

バタン

507 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/24(金) 03:49:16.46 ID:j2uHIDg0

女妹「それで、何故男先輩がうちに入って来てるんですか」

男「だから女妹がドアを閉めろって……」

女妹「それは男先輩に私の部屋着見られたくなかったからで……」

男「ん?」

女妹「……もういいですよ」

男「ところで女は居るか?」

女妹「お姉ちゃんは多分まだ起きてないと思いますよ。基本12時まで休みの日は起きませんから」

男「あいつ……。俺に9時に来いって言ったくせに……」

女妹「とりあえず上がってください。コーヒーぐらいなら出せますから」

男「………」

女妹「どうしたんですか?」

男「意外と小さい子が好きそうな可愛いもの着てるなと……」

女妹「……だから見られたくなかったんです!」カァァッ

バシィッ!

男「……意外とスリッパ痛ぇ」

508 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/24(金) 03:50:41.94 ID:j2uHIDg0

男「親はどうしたんだ?」

女妹「よくある共働きです」

男「もしかしてご飯もお前が……?」

女妹「はい。お弁当とかも基本的には私が作ってますよ」

男「……やっぱりすごいよなあ」

女妹「はい?」

男「料理も、裁縫も、勉強も出来るんだろ?」

女妹「人並みにですが……」

男「それだけ出来れば十分だよ」

女妹「でも……先輩だって……」

男「俺?」

女妹(男先輩は……誰よりも優しすぎるんです……!)

男「俺は……何もないよ……」

509 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/24(金) 03:52:06.95 ID:j2uHIDg0

女妹(……?)

男「そういえば女の家に来るのは初めてか」

女妹「そ、そうですね」

男「当然家には姉妹の成長の記録、アルバムってものがあるよな」

女妹「……!」チラッ

男「テレビ横か!」ゴソッ

女妹「ダメです男先輩ーっ!」

男「これだこれだ……。えっと、運動会……リレーで女が転ぶ……。相変わらずだなあ」

女妹「わ、私のは見ないで下さいよ?」

男「次が、立派な運動会の弁当の写真で……女妹が作った!? 小学生でか!?」

女妹「も、もちろんお母さんに手伝ってもらいましたよ!」

男「意外と女妹も変わってないんだなぁ」

女妹「………」スッ

男「んで次が、お父さんの上に乗ってる姉妹か。女妹はこういう時でも静かで相変わら……っ!」

ドサッ

510 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/24(金) 03:52:37.69 ID:j2uHIDg0

男「おっ、おい! お前何で俺の上に乗っかって……!」

女妹「……私って相変わらずですか?」

男「は……?」

女妹「こうやって男先輩の上に乗っかってる私と、その写真に映ってる私って……同じですか?」スリスリッ

男「あっ……脚が俺の脚と触れてっ……!」

女妹「もう……高校生なんです……怖くなんてないんです……」ピトッ

男(女妹が俺に馬乗りになって一体何が起きてんだ……!?)

女妹「はぁ……はぁっ……んっ……」スリスリ

男「お……おい……もうダメだって……」

女妹「……その気にならないならさせるまでです!」

ガタンッ!

男、女妹「ひっ!?」

511 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/24(金) 03:53:17.56 ID:j2uHIDg0



ガチャ

女「ふはぁ……女居るなのですか?」

女妹「おはよう。お姉ちゃん」

男「おはような」

女「……ふにゃ? 何で男が私の家に居るなのです……か……あ! あわわわわわわ! そうなのでした! 今支度するなのです!」

ダッダッダッ……

女妹「結局……イイトコロでお姉ちゃんに持ってかれちゃいます」フフッ

男「そうだな……ははっ!」

女妹「ふふっ……あははっ!」

ピンポーン

ガチャ

512 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/24(金) 03:54:53.12 ID:j2uHIDg0

幼「女ちゃん居るー?」

女妹「お姉ちゃんなら今支度してますので。どうぞ、上がってください」

幼「じゃあ、お邪魔するね!」

会長「おじゃまします」

男「よっ」

幼「なっ! 何で男がここに居るのよ!」

会長「予想外ね……」

男「いや……女に呼ばれたんで」

幼「女ちゃん、女子用の時間を教えたな……」

会長「そんなことより、どう? 男君、私の格好」

男「さ、サンタ姿だな……」

会長「それだけ……。 こ、今度は負けないわ!」

男「そ、そうか。それで、お前はお前で何黙ってんだよ」

幼「だっ、だって会長が結構肌の出る衣装買うから……」

会長「意外と恥ずかしがり屋なのよ。察してあげなさい」

幼「だぁぁぁぁ! うるさいってば!」

513 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/24(金) 04:01:25.43 ID:j2uHIDg0

ガタッ

女「おまたせしたなのです! 始めるなのです!」

男「始めるって……何を始めるんだよ?」

会長「実は男君に内緒でクリスマスパーティーを企画してたのよ」

幼「ま、女ちゃんが集合時間を伝えるの間違っちゃったんだけどね」

女「申し訳ないなのです……」

女妹「みなさん。家の押入れにあったんですけど、クラッカー使いますか?」

幼「おっ、いいね! 使おう! とりゃ!」

男「おいおい! こっち向けんな!」

会長「中々雰囲気出るわね!」

女「それじゃあ、少し早いけど、クリスマスパーティーを始めるなのです!」

会長「女妹ちゃんも入ってちょうだい」

女妹「えっ……でも……」

幼「多いほうが盛りあがる法則なのさ!」

女妹「それじゃあ、よろしくお願いします!」

男「全然俺にシークレットになってはなかったけど……せーの!」

パーン!


―Happy Merry Christmas For You!―


完!続!

巻末コメント:僕は無宗教ですけど、なんとなくめでたい日です
アニメ見てる人も、ラノベ読んでる人も、そこのベッドでギシギシしてるカップルもみーんなメリー・クリスマス!

ちなみに、大晦日ここでお正月テーマクロス3本を投下します(決定事項)
よろしければ年越しそばなんて風流なものを食べながら、パソコン片手にSSでも読みながら新しい年をお迎え下さい
何卒よろしくお願いします

516 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/25(クリスマス) 02:11:46.46 ID:F154X6.0

―ハルヒと朝倉さんち―

ハルヒ「………」

キョン「どうかしたか? ハルヒ?」

ハルヒ「気になるのよ」

キョン「何がだ?」

ハルヒ「朝倉涼子」

キョン「あ、あいつはもう転校して……!」

ハルヒ「行きましょう。もう一度、あの家に」

517 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/25(クリスマス) 02:12:47.51 ID:F154X6.0



ハルヒ「押すわよ」

ピンポーン

キョン(もう……あいつはいない……あの時長門に消された……まだ覚えてやがる……)

プツッ

朝倉「はい。朝倉ですけど。あっ、セールスお断りです」

キョン「普通にインターホン出てんじゃねーよ!!」

ハルヒ「あ、朝倉さん?」

朝倉「あら、その声は涼宮さんじゃない! どうぞ上がって!」

ガチャ

518 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/25(クリスマス) 02:14:09.23 ID:F154X6.0



朝倉「外寒くなかった?」コポコポ

ハルヒ「コート着てるから大丈夫よ。それより、なんで朝倉さんがもどってきてるの? 学校は?」

朝倉「い、一応家の事情があって……」

ハルヒ「家の事情?」

朝倉(た、助けて)チラッ

キョン(一度ブッ殺そうとしといてそらねーだろ! くそったれ!)

キョン「ま、まぁハルヒ。向こうでの暮らしでもまずは聞いてやれよ。積もる話もあるだろうしな」

ハルヒ「そうね。外国の生活も気になるわ」

キョン「それで、カナダでの生活はどうだったんだ?」

朝倉「いや、あの、年中暑かったです」

キョン「フォローの意味がねーんだよ!! カナダトークでそれはねえよ!!」

519 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/25(クリスマス) 02:15:21.28 ID:F154X6.0

ハルヒ「へえ。カナダって暑いんだ……」

キョン(どうすんだよ! 完全に疑ってるぞ!)

朝倉(ど、ど、どうしよ……。そうだ!)

朝倉「ト、トランプやらない?」

ハルヒ「いいけど……何のゲーム?」

朝倉「ダウトかな」

キョン(まさかの墓穴掘ったああああああああああああああああああああ! 何故このタイミングでダウトチョイスしたんだよ! 完全にダウトされるべきなのはお前だよ!)

朝倉「や、やっぱり今度にしよっか……はは!」

ハルヒ「………」

キョン(ヤバいヤバい……)

520 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/25(クリスマス) 02:17:29.24 ID:F154X6.0

ハルヒ「それで朝倉さん。家の事情って?」

キョン(確信迫ってきたか……)

朝倉「………」

ハルヒ「もしかして……嘘?」

キョン(朝倉……)

朝倉「実は……驚かないで……」

ハルヒ「うん……」

キョン(やめろ……! 朝倉っ……)

朝倉「あの……」

ハルヒ「うん……」

朝倉「ちょっと、トイレ行って良い?」

キョン「諦め悪ぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」

〜この話続くのか!?〜

完!続!

522 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/25(クリスマス) 21:36:35.77 ID:F154X6.0

―ハルヒとゲスい―

ジャー

朝倉「た、ただいま。涼宮さん」

ハルヒ「………」

………

朝倉(助けて)チラッ

キョン(またかよ!)

キョン「は、ハルヒ? 今日はもう遅いし、そろそろ……」

ハルヒ「キョンは黙ってて」

キョン「はい」

523 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/25(クリスマス) 21:37:11.78 ID:F154X6.0

キョン(俺はもう無理だ!)

朝倉「……実はエアコンの中に秘密があるの」

ハルヒ、キョン「!?」

朝倉「いつも重要なことはあそこ。誰も触れない場所。年に二回しか業者は来ない」

キョン「業者が年に二回も来てんじゃねーか!!」

ハルヒ「あたし……その秘密を見るわ」

朝倉「……うん。紐解いて。あなたの手で」

ハルヒ「見たいの! 秘密を!」ズボッ

朝倉「………」ピッ

ピピッ ゴォー!

ハルヒ「いやああああああ!!」ゴリゴリゴリッ!

キョン「うわああああああああああああああああ!! やること超ゲスいいいいいいいいいいいいいい!!」

524 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/25(クリスマス) 21:37:41.66 ID:F154X6.0



朝倉「……涼宮さん。あなたは触れてはいけない秘密に手を触れてしまった。神の力……」

キョン「ちげーよ。完全に今のはリモコンの力だったよ。フルパワーで稼動だったよ!」

ハルヒ「………」ガタガタガタ

キョン「もうハルヒの心折れてんじゃねーか!!」

朝倉「もう余計な詮索は止めようよ……。もう……傷つく誰も必要なんて……無い!!」

キョン「何ヒーローみたいになってんだよ! やったのお前だろーが!!」

朝倉「一旦落ち着こう? とりあえずガムでも食べよ?」ゴソッ

キョン「俺はいい。なんだかガムじゃ収まる気がせん」

朝倉「涼宮さんはどう?」

ハルヒ「……食べる……わ……」

朝倉「どうぞ」

ハルヒ「ありが……」

バチン!

ハルヒ「……っ!?」ガクガクガクッ!

キョン(やっぱりゲスすぎるううううううううううううううううううううううううううううううううう!!)

525 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/25(クリスマス) 21:38:08.51 ID:F154X6.0

朝倉「そ、そんな……!? 私のガムにそんな仕掛けが……!?」

キョン「100均のジョークアイテム臭しかしねえんだよ!!」

朝倉「涼宮さん。大丈夫。私が守ってみせる!」

ハルヒ「ほ……ほんとう……?」

朝倉「そうよ。だから、この神のご加護がある掛け軸。一本いかが?」

ハルヒ「……買う……買う!!」

キョン「だからさっきからゲスいんだよ!! 人の弱みにつけ込むなよ!!」

ハルヒ「神をたたえよ……! 崇めよ……! 唯一絶対神……!」

キョン「ハルヒがヤバい新興宗教にハマっちゃってんじゃねえか!!」

526 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/25(クリスマス) 21:40:31.92 ID:F154X6.0

ピンポーン

朝倉「はーい!」

キョン(ヤバい……ヤバすぎる……というかここはもう朝倉のホームなんだ……!)

ガチャ

キョン(次は一体誰だ……!?)

長門「……ちわ。……今日、やってる?」

朝倉「やってるわよ」

長門「……いつもの……一つ」

朝倉「長門さん、カレー大好きね」

長門「……一種のポリシー」

キョン「おい、長門! 朝倉どうなってんだ! あいつは消えたんじゃないのか!?」

長門「……再構成された」

キョン「な、何でなんだ!?」

長門「それは―」

キョン「………」

長門「……カレーが食べたかった」

キョン「ココイチ行けバカヤロー!!」

完!続!

531 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/28(火) 01:14:57.79 ID:zDM4nLU0

―SOS団と年末―

ハルヒ「とりあえずもう年末だし、年明けまで活動は休止にしようと思うんだけど」

キョン「それがいいな」

ハルヒ「ところで、みんな年末の予定は?」

朝比奈「私はありますよ」

長門「……ある」

古泉「僕もありますよ」

キョン「俺は妹と……」

ハルヒ「みんなの予定気になるわね!」

キョン「俺は無視か」

532 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/28(火) 01:16:18.84 ID:zDM4nLU0

ハルヒ「みくるちゃんとかは何をする予定があるの?」

朝比奈「私は……」

キョン「朝比奈さんの年末はきっと年越しそばを作ったりとか……こう、小動物的な行動を……」

朝比奈「モンハンです。でも、通信はしないので一人でスキル上げです」

ハルヒ「あぁ……」

キョン「めちゃめちゃ空気淀んじゃねーか! いいよ俺としようよ!」

長門「……うっ、あぁっ、あがっはっ! うあああああああああああああああああああ!」

キョン「長門の悲しい記憶の扉開いてんじゃねーか!!」

533 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/28(火) 01:17:04.74 ID:zDM4nLU0

長門「………」グスッ

キョン「……大丈夫か?」

長門「………」コクコク

ハルヒ「それじゃあ、有希は何の予定があるの?」

長門「……年越しそばを作って」

ハルヒ「うん」

長門「……こたつを暖めて」

ハルヒ「うん」

長門「……食べて」

ハルヒ「うん」

長門「……おやすみ」

ハルヒ「うん」

長門「うわああああああああああああああああああああああ!」

キョン「今のは完全にてめーの自爆だろーが!!」

534 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/28(火) 01:18:08.17 ID:zDM4nLU0

キョン「お前はどうせ読書とかだろうな」

古泉「何をおっしゃるんですか。僕だって一応高校生なんですから」

キョン「変態ネタは無しだぜ」

古泉「そんなことありませんよ」

ハルヒ「それで古泉君は?」

古泉「女性声優のブログ・twitter監視に決まってます」

キョン「そういうの止めろよ! かなり気持ちわりーよ!」

朝比奈「うわぁ」

ハルヒ「これは……」

長門「……ない」

キョン「お前女性陣から総スカンだぞ! だから画像が当日に撮ったものじゃなくても何も言ってやるなよ!」

古泉「こちとら遊びじゃねえんだよ」

535 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/28(火) 01:19:25.93 ID:zDM4nLU0

ハルヒ「さて、キョンは何かあるの?」

キョン「一応聞くのか」

ハルヒ「いっ、一応よ。一応」

キョン「特に何もないな」

ハルヒ「じゃあさ、別にお金使うようなことしないのね」

朝比奈(もしかして涼宮さん)

長門(……彼を)

古泉(どこかに誘おうと思ってますね)

キョン「急にどうしたんだよ……?」

ハルヒ「えっと……」

朝比奈、古泉、長門(頑張って!)

ハルヒ「お金貸して」

キョン、朝比奈、古泉、長門「マジかよ」

完!続!

巻末コメント:昨日は本当に申し訳ない
同時に本当にヤバいスケジュールだった……

539 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/29(水) 03:13:47.62 ID:1wGqXIw0

―唯と願望―

唯「ねぇねぇ、和ちゃん!」

和「何?」

唯「けいおんの第三期が始まるみたいです!」

和「へえ。で、いつ始まるの?」

唯「始まるといいなあ」

和「ただの願望じゃない!」

540 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/29(水) 03:14:44.60 ID:1wGqXIw0

和「ちなみに唯は第三期はどんな感じになると思ってるの?」

唯「努力! 友情! 勝利!」

和「わー、そらすげーわ」

唯「触手、陵辱何でもありだと思ってます」

和「もう既にまんがタイムきららに土下座して掲載断られるレベルね」

澪「和と唯、何してるんだ?」

和「唯が第三期を熱く語ってるのよ」

542 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/29(水) 03:15:55.53 ID:1wGqXIw0

唯「生まれ変わろうと思うんだよ澪ちゃん」

澪「生まれ変わる?」

唯「アホとかキチガイとか言われて酷く傷ついてきた今までの人生を捨てて、新たに生まれ変わるんだよ!」

和「意外と傷ついてんだ」

唯「インテリ系になります!」

和「1192つくろう?」

唯「えーと……えーと……!」

和「じゃあ、上上下下?」

唯「上上下下左右左右BA」

澪「コナミコマンドだけキッチリ覚えてんな!!」

543 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/29(水) 03:16:37.51 ID:1wGqXIw0

和「インテリ系は唯には無理よ」

唯「うーん……じゃあお笑いを目指します!」

和「………」チラッ

澪「へっ!?」

唯「澪ちゃん、ボケて!」

澪「ちょ、え? 嘘……!?」

和「唯のためにボケてあげて……」

澪「ふ、布団がふっとんだ……?」

唯「ぷぷっ……ヤバい……ウケる……!」

澪「いいからツッコめよ!!」

544 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/29(水) 03:18:43.41 ID:1wGqXIw0

唯「イメチェンって大変だねえ」

澪「そう簡単にはうまくいかないだろ」

和「で、結局第三期は?」

澪、唯「ありません」

和「……映画で出番あるかな。私」

完!続!

巻末コメント:コミケ始まるよ! 僕も今日行くよ!

546 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/30(木) 03:12:44.08 ID:5OukC/Q0

行ってきました!
やっぱり朝は冷え込みますなあ……
いつか3日間連続で行けたらいいな、と思います




―会長とたい焼き―

ホクホク

男「ん? お前何持ってんだ?」

幼「たい焼きだけど。一個食べる?」

男「おお。サンキュー」パクッ

幼「げっ!」

男「ど、どうかしたか?」

幼「そ……んな……嘘っ……」

男「だっ、大丈夫か! おい!」

幼「男って……」

男「一体どうしたんだ!?」

幼「尻尾から食べるんだ……」

男「限りなくどーでもいい!!」

547 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/30(木) 03:13:34.37 ID:5OukC/Q0

幼「これ、すごく重要な問題だよ!」

男「どっちから食べようがたい焼きはたい焼きだろ?」

幼「それが違うんだなぁ……これだから田舎もんは……」

男「うちから10mぐらいに住んでてよく言うなお前」

女「どうしたなのですか?」

幼「ああ! 女ちゃんいいところに来た! もちろん女ちゃんはたい焼きは頭から……」

女「尻尾からに決まってるなのです!」

男「うわああああああ! 超めんどくさそうな派閥同士のバッティング!」

女「頭からなんて異教徒……粛清されるべき存在なのです!」

幼「ちょっ……!?」

548 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/30(木) 03:15:45.21 ID:5OukC/Q0

男「ま、まあな。落ち着け。ここは一つコーヒーでも……な?」

幼「そこはお茶でしょ!?」

女「そこは牛乳なのです!」

男「飲み物すら合致しねええええええええ!!」

男(和解する気配が全くないな……)

幼「……ここは仕方ないね」

女「……決着を付けるなのです」

男「お、おいケンカはダメだろ! たかがたい焼きごときに傷つけあわなくてもな……」

幼、女「聞き捨てならん!」バキィッ

男「ぐぼあっ!!」

549 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/30(木) 03:17:35.31 ID:5OukC/Q0

男「ほ、本当に……暴力はダ……メだ……」

幼「男はそこで見ていて」

女「これは『たけのこvsきのこ』並に続いてきた因縁の戦いなのです」

男「どっちも安い戦いだなおい!」

幼「うおぉぉ!」

女「とりゃぁ!」

男「お前らダメだッ!!」

幼「Q.たい焼きは何から派生した?」

女「A.今川焼きなのです!」

女「Q.東京のたい焼き御三家は?なのです」

幼「A.浪花家総本店,柳家,わかば」

女、幼「……やるな」

男「超平和的な解決方法じゃねーか! つかなんだその予想以上のたい焼きスキル!」

550 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/30(木) 03:24:37.86 ID:5OukC/Q0

ガラガラ

会長「みんな揃いに揃ってどうしたのよ」

男「まぁ、色々あってな」

幼「ねえ会長。もちろんたい焼きは頭から食べるよね?」

女「そんなことないなのですよね!? もちろん尻尾から食べるなのですよね!?」

会長「え……こ、これは……?」

男「見ての通りさ。たい焼きをどっちから食べるかで争ってるらしい。とりあえずお前がどうしてるか教えてあげとけ」

会長「わ、私は……」

幼、女「私は?」

会長「……割って真ん中から」

幼、女「なっ!? ゲスの極み!!」

男「普通だろーが!!」

完!続!

552 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/30(木) 22:50:30.90 ID:5OukC/Q0

―SOS団とコミケ―

ザワザワ

ハルヒ「コミケに来たわ!」

キョン「おいおい……本当に来ちまったぞ……」

古泉「不味いことになりましたね……」

キョン「ど、どうしたんだ?」

古泉「京都アニメーションのブースですよ」

キョン「京アニがどうしたんだ?」

古泉「只今、京都アニメーションブースでは涼宮ハルヒの憂鬱セットが発売されています。もし、それを涼宮さんが発見してしまうとめんどくさいことになりますね」

キョン「そ、そうなのか……」

朝比奈「大変です……」

長門「……危険」

ハルヒ「さあ! じゃんじゃん買っちゃうわよ!」

553 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/30(木) 22:51:37.43 ID:5OukC/Q0

キョン「なあ、ハルヒ?」

ハルヒ「どうしたの?」

キョン「今日はどこのブースを回るんだ?」

ハルヒ「京都アニメーションね! 何か最近大人気らしいし!」

キョン「そ、それは後にして他のを回らないか……?」

ハルヒ「え? 別にいいけど」

朝比奈「こ、こちらの電撃家ブースなんてどうですか? 俺の妹がこんなに可愛いわけがないのグッズもたくさんありますよ!」

ハルヒ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない? あぁ、あのビッチな妹etcがロリコンの兄とちゅっちゅする奴ね」

キョン「失礼な言い方するんじゃねーよ! 全然ちげーよ! 逆に一発で俺らが吹き飛ばされんぞ!!」

長門「……DVD各種等完敗」

キョン「現実を見せないでくれ……」

554 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/30(木) 22:52:11.74 ID:5OukC/Q0

古泉「では、こちらの音泉ブースなどはどうでしょう。Angel Beats!等のラジオのDJCD等が揃っていますが」

ハルヒ「Angel Beats!……? あぁ、私の紛い物ね」

キョン「だから失礼な言い方するんじゃねーよ!! さっきから大物相手にケンカ売りすぎだろ!!」

ハルヒ「ナツメブラザーズ……。ダメだわ、どうやったって勝てない……!」

キョン「お前の基準はどこだよ!!」

古泉「ところで百人一首なんてどうでしょう?」

ハルヒ「百人一首……? へえ、男性声優さんが読んでくれるのね。宮野真守さんと……片方誰これ?」

古泉「ぐすっ……ぐすっ……うえっ……えうっ……」

キョン「泣くな、泣くな。大丈夫、大丈夫……」

555 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/30(木) 22:52:40.18 ID:5OukC/Q0

長門「……TBSブース」

ハルヒ「色々あるわね……」

キョン「アマガミSSは買っとかなきゃな」チャリーン

ハルヒ「それにしてもやっぱりコミケは広いわね!」

キョン「全国から人が集まったりするからな」

ハルヒ「これでも全ての人間の何万分の一なのね……」

キョン(そういうことなんだよな)

ハルヒ「……あ!」

キョン「どうかしたか?」

ハルヒ「TBSで思い出したわ! 京都アニメーションブースに行かなきゃダメじゃない!」

古泉、キョン、朝比奈「!」

長門「………」

556 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/30(木) 22:53:06.27 ID:5OukC/Q0

キョン「マズイな……」

古泉「ここのブースは、並んでいるときに商品を選んでおいて、紙に書くシステムです。涼宮ハルヒの憂鬱グッズに目が行かなければいいのですが……」

キョン「コミケぐらい機関でどうにかならなかったのか……?」

古泉「正直、それは僕の失態でした。東京国際アニメフェアを交通の便のいい東京から動かすのに必死でコミケを失念していました」

キョン「動かしたのお前かよ!!」

古泉「とにかく、今は見逃してくれることを祈るばかりですが……正直、その可能性は無いに等しいかと……」

朝比奈「も、もう無理っ……ですっ……よぅっ……ぐすっ……」

長門「………」

キョン「朝比奈さんの言うとおり、もう、ダメだ……」

スタッフ「京都アニメーションの列動きまーす! 皆さん手を高く挙げて着いてきてください!」

ゾロゾロ

557 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/30(木) 22:57:27.28 ID:5OukC/Q0

スタッフ「ではこちらの方、奥のレジにどうぞ」

店員「いらっしゃいませ」

ハルヒ「………」スッ

店員「ありがとうございます。少しお待ちください」

キョン(結局ダメだった……。多分、自分と同じ名前の商品に興味が湧いて買っただろうな……)

店員「どうぞ、けいおん冬コミセットと……」

キョン(次か……)

店員「けいおんお喋りカルタと……」

キョン(次か……)

店員「けいおんお喋りカルタCDと……」

キョン(次か……)

店員「けいおんコミュカと……」

キョン(………)

店員「けいおんイラスト集です。ありがとうございました」

ハルヒ「やった!」

キョン「一個ぐらい自分の買えよ!!」

完!続!

巻末コメント:ついに明日は年末でございます
一応夜3本に備えて明日は昼から書かなくては!
よろしくお願いします

560 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 23:36:40.67 ID:lOSBLJc0

@ハルヒ・朝比奈・男・幼・みゆき・澪・紬
A長門・女・かがみ・こなた・梓
Bキョン・古泉・会長・女妹・つかさ・律・唯

※みんな知り合い! 実はみんな知り合いっていう設定で!

―@と年越し―

男「そろそろ年を越すな……」

朝比奈「やっぱり一年は早いですね」

男「そうだな」

ハルヒ「そんなことじゃダメよ!」

男「い、いきなりどうしたんだ?」

幼「そうね! このままで終わっちゃもったいないよね!」

紬「やり残したことがあります!」

澪「何だかめんどくさいことになってきたような気がするな……」

みゆき「ちなみに年越しそばは、年を越す前に食べると縁起が良いんですよ」

561 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 23:37:38.72 ID:lOSBLJc0

ハルヒ「もう少しで日付が変わりそうな今、やりたいことをイマしましょ!」

紬「はい! 私、やりたいことがあるの!」

みゆき「紬さんは何をしたいんですか?」

紬「叩かれたいの!」

男「ええええええええええええ! それ願望かよ!」

幼「ちなみに誰に叩かれたいの?」

紬「……澪ちゃん」

澪「………」

男「反応に困っちゃってるじゃねーか!」

紬「叩いてっ! その澪ちゃんが全部詰まってるジャズベのボディで叩いてっ!」

男「うわっ、なんか気持ちわりーよ! つか誰か止めろこの女!!」

562 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 23:38:42.53 ID:lOSBLJc0

幼「あたしはあれがやりたいな……」

澪「幼もやり残したことがあるのか?」

幼「初詣」

男「年明けてからやれよ! 今やるもんじゃねーよ!」

朝比奈「あれ……年賀状……今年も来ないんだ……」

男「だからまだだろーが!! 年末に着たら時間感覚狂うわ!!」

ハルヒ「あ、みくるちゃんは毎年のことだから」

男「……いいこと、あるよ」

紬「……今年は大丈夫だと思うから」

澪「……気を落とすなよ」

みゆき「……大丈夫ですよ」

朝比奈「同情すんじゃねええええええええええええ!!」

563 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 23:42:15.63 ID:lOSBLJc0

幼「みゆきちゃんはどう?」

みゆき「私ですか。そうですね。私の祖母や祖父などがボケ属性なので、ボケてみたいですね」

澪「意外とみゆきの家族はボケが多いんだな」

ハルヒ「きっと天然ボケね! 萌えポイントだわ!」

みゆき「ええ。『おばあちゃん、もうご飯は食べたでしょ?』とかそんなのばかりで……」

男「それちがうボケじゃねーか!!」

紬「居る居る。軽音部にも居るよね」

澪「居るな。黒タイツのあいつ」

男「おめーら仲間大切にしろバカヤロー!!」

ハルヒ「……そろそろ年明けるわね」

朝比奈「結局、やりたいことできたんですか?」

幼「微妙だね」

男「もういっそお前ら年越すな」

完!続!

巻末コメント:正月1本目です
次は年越したぐらいに投下します
全部投下し終わるまでこのスレは除いてますので、よろしければ一緒に年を越して下さいお願いします
一人は……嫌だっ……!

569 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 00:44:24.52 ID:sR1XYDY0

―Aとお正月―

こなた「かがみん、かがみん! あけましておめでとう!」

かがみ「あけましておめでとう。今年もよろしくな」

女「あけましておめでとうなのです!」

かがみ「うん。あけましておめでとう」

梓「あけましておめでとうございます!」

かがみ「よし! 今年もよろしく」

長門「………」

かがみ「うっす! 今年もよろ……」

長門「……よろしく」

かがみ(なんかあたしフライングした!?)

570 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 00:44:50.58 ID:sR1XYDY0

ガヤガヤ

かがみ「年も越したことだし、今年の目標を決めなきゃね」

梓「今年はもっとギター、上手くなります!」

かがみ「うんうん」

女「今年こそドジを治したいなのです!」

かがみ「あれ? 女ってドジだったっけ?」

女「見てるといいなのです!」

こなた「女! ちょっと夜食の蕎麦を茹でてもらっていいかい?」

女「いいなのですよ」

かがみ「?」

ジョボボッ

女「わはっ! 間違えてパスタを茹でてしまったなのです!」

かがみ「うん。人はそれを故意、又はわざとと呼ぶんだよバカ」

571 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 00:45:25.93 ID:sR1XYDY0

チュルルル……

長門「……結局年越しパスタ」チュルチュル

かがみ「そんなの聞いたことないっつーの!!」

女「すいませんなのです」チュルチュル

かがみ「おーい、どの口がそれを言う」

梓「それにしても今年はどんな年になるんでしょうか……」

かがみ「確かに予想つかないわね……。有希はどう思う?」

長門「……知らん」

かがみ「冷たい! 冷たすぎる! ……こなたは?」

こなた「………」ポチッ

かがみ「ん?」ティロリン!

こなた「………」

ポチポチ

かがみ「『とりあえず都知事爆発すればいいよ』」

こなた「うんうん」

かがみ「メールで送ってくんなよ!! ちょっと言いづらいことをあたしに言わせただけでしょ!!」

572 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 00:47:14.81 ID:sR1XYDY0

こなた「そういえば梓は軽音部なんだっけ?」

梓「はい!」

女「楽器が弾けるなんてすごいなのです……」

梓「そんなことないですよ。練習していれば、すぐに弾けるようになれます」

女「弾いた瞬間に弦を全て切った私でもなのですか!?」

梓「あぁ、無理です」

かがみ「あたしも何か弾けたらなあ」

こなた「かがみも弾けるでしょ?」

かがみ「な、何をよ?」

こなた「お腹で太鼓」

かがみ「黙っとけ!!」バシッ!

こなた「いったぁ……!」

573 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 00:49:04.02 ID:sR1XYDY0

長門「……これから、良いことが起こるといい」

かがみ「そうね。今年はもっといい一年になればいいわね」

こなた「いいことを言うじゃないかあ、ゆきりん!」

長門「……良い締め」

女「改めてよろしくなのです!」

かがみ「よろしくね!」

梓「………」

こなた「あずにゃん、どうにかしたのかい?」

梓「先輩達は……」

かがみ「私たちが……どうしたの?」

梓「先輩達にとっては普通の一年ですけど、私たちは映画あるんで……勝ち組ですね」

かがみ「今いい話で終わろうとしてただろーが!! 嫌な奴すぎるわ!!」

完!続!

巻末コメント:結構来ていただいているようで……
嬉しい限りです!
改めて本年もよろしくお願いします!
ちなみに1月1日からも通常営業だぜ!

575 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 01:49:02.78 ID:sR1XYDY0

―Bとお正月―

キョン「年も越したな……」

唯「2011年ですね!」

律「やっぱ盛り上がるな!」

古泉「確か、会長さんにおせちを頼んでおいたはずですが……」

つかさ「おせち? わあ、楽しみ!」

会長「もちろん用意してるわよ。今、女妹ちゃんがそこで受け取ってるわ」

女妹「よいしょっと……」ドスッ

キョン「結構重量あるもの予約したんだな」

576 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 01:49:38.64 ID:sR1XYDY0

会長「もちろんよ。めでたい日だもの」

古泉「それでは開けますね」

パカッ

律「………」

つかさ「……これは」

女妹「……あの」

唯「わあ! チキンがいっぱい!」

キョン「ハッピーバーレルじゃねえか!!」

会長「これはミステイク」

キョン「何『やっちゃった』みたいな顔してんだよ普通にありえねーよ!! ケンタッキーでしか予約できねーだろ!!」

577 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 01:50:40.25 ID:sR1XYDY0

律「いや、まあ、たまにはこんなファンキーなお正月も……」

キョン「ねえよ!」

唯「まぁまぁ、落ち着いて。ここは私の得意分野のギターで、お正月お馴染みの曲『さくら』を弾くよ!」

キョン「お、おお。あのお正月によく聞くやつか」

女妹「これは期待ですね」

つかさ「よろしくお願いします!」

唯「いくぜー!」

ジャジャーン!!

ウルセーゾバカヤロー!

キョン「思っきり怒られたじゃねーか!! 新年早々最悪だよ!!」

578 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 01:51:30.02 ID:sR1XYDY0



キョン「な、何故正月からこんな油っこいものを……」

会長「仕方ないでしょ。おせちを頼んだはずがハッピーバーレルが届いたんだから」

女妹「でも意外と正月に食べるおせちもおいしいですね」

古泉「そうですね。乙なものです」

唯「残ってるやつ一つもらうよ!」

律「あっ、唯それ私のだぞ!!」

つかさ「……おい……し……い……」コクッ

キョン「お前、もしかして眠いのか?」

つかさ「だ、だいじょ……うぶ……でしゅ……」コクッ

会長「今布団敷いてくるわ」

つかさ「今日は……遅くまで起きてていい日……だから……」コクッ

キョン「お前小学生か!! くだらない理由で無理すんなよ!!」

唯「つかさちゃん! 眠い時にはこれだよ!」

つかさ「何……? 飲み物……?」ゴクゴク

女妹「レッドブルって書いてありますね」

つかさ「うおあぁぁあぁあぁぁああぁあぁああ!!」

律「つかさが覚醒した!?」

579 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 01:52:00.60 ID:sR1XYDY0

会長「ところで、今年を漢字一字で表すと何なのかしらね?」

キョン「どうだろうな……」

古泉「難しいですね。皆さんはどうですか?」

女妹「苦」

唯「辛」

律「厳」

つかさ「死」

キョン「お前らネガティブ過ぎんだよ!! もうなんかこれから365日過ごすの嫌になってきたよ!!」

580 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 01:54:26.19 ID:sR1XYDY0

キョン「さて……そろそろ寝るか……」ドサッ

古泉「おやすみなさいませ」

 ………

律「……カラオケやろーぜ!」

唯「いいね、りっちゃん! やろうやろう!」

キョン「………」

会長「一曲目は何やるのかしら?」

つかさ「倦怠ライフリターンズで」

女妹「テレレレレレレッ!」

古泉「ジャジャッジャー!」

キョン「おめーらもう帰れ!!」

完!続!

巻末コメント:年末年始3本ありがとうございました!
また改めましてよろしくお願いします!

583 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 23:02:57.05 ID:sR1XYDY0

―SOS団と休み―

グダー

キョン「あぁ……この休みがずっと続けばいいのにな」

古泉「全くです」

朝比奈「こたつが暖かくて動けません……」

長門「………」

キョン「そろそろ誰かさんは『そんなことじゃダメよ!』とか言い出すんだろうな……なあ、ハルヒ?」

ハルヒ「もう学校とか無くなればいいのに」

キョン「全肯定じゃねーか! 話広がらねえだろ!」

ハルヒ「そういうのどうでもいいのよ」

584 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 23:03:32.77 ID:sR1XYDY0

キョン「も、もっと活動的になるべきだ!」

古泉「今回は珍しくあなたから積極的ですねえ」

キョン「当たり前だろうが。このままじゃ、何もしていないに等しい部活動、もとい団活動が本当に何もしていない活動になるぞ!」

朝比奈「そんなのいいじゃないですか……そろそろ未来にも一報入れとかなきゃ……あ、口すべっちった」

キョン「今のは滑ったとかいう問題じゃねーよ!! やる気無さすぎだろ!!」

ハルヒ「あれ、今何か喋ってた?」

キョン「お前は無関心すぎんだよ!! ほら、長門も起きろ!」

ユサユサ

長門「………」

585 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 23:04:04.85 ID:sR1XYDY0

キョン「早く、起きろ!」

ユサユサ

長門「………」

キョン「な、長門さん?」

ゴロン

長門「………」

キョン「うわああああああああああああ! 長門が死んでるぞ! 古泉、早くきゅ、救急車を!」

古泉「ああ。放っておいて大丈夫だと思いますよ」

キョン「何言ってんだ! 長門が倒れてるんだぞ!?」

古泉「出かけてるだけですから」

キョン「は?」

ピコン! サイキドウシマス!

長門「……ちょっと意識だけ新年の挨拶に行ってた。いやあ、混むね。帰りの自由席は」

キョン「紛らわしい里帰りすんじゃねーよ!!」

586 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 23:04:39.63 ID:sR1XYDY0

朝比奈「ところで古泉君は里帰りはしないんですか?」

古泉「僕ですか? そうですね……」

キョン(古泉の過去や、家族のことは聞いたことがないな。あまり触れられたくないのかもしれんな)

古泉「実は僕の実家は」

朝比奈「はい」

古泉「南半球、ブラジルの熱帯雨林の中にあるので……」

キョン「もっと上手い言い訳しろよ! 嘘バレバレだろーが!!」

ハルヒ「古泉君って、裸族系の感じだったんだ?」

キョン「お前は真に受けんじゃねーよ!!」

587 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/01(正月) 23:05:06.17 ID:sR1XYDY0



ハルヒ「……キョン」

キョン「何だ?」

ハルヒ「冷蔵庫から飲み物出してきて」

キョン「はあ? 何で俺がそんなことをせにゃらなんのだ」

ハルヒ「いいから。こたつ出たくないのよ」

キョン「古泉よろしく」

古泉「なっ、何故僕が……。朝比奈さんよろしくお願いします」

朝比奈「とばっちりですぅ……。長門さん、お願いします」

長門「……理解不能」

 ………

ハルヒ、キョン、古泉、朝比奈、長門「勝負すんぞこらああああああああああああ!!」

―SOS団は、今日も平和です

完!続!

592 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/04(火) 03:45:31.03 ID:uJXT0rg0

―ハルヒと米―

ハルヒ「お米食べろよ! NeverGiveUp!」

キョン「久々の出オチだあああああああああああああああ!!」

朝比奈「たまに出オチをやっとくだけで、マンネリの印象は柔らかくなるんですよ?」

キョン「そんな事情知らねーよ!!」

古泉「ところで涼宮さん。あの大きな袋は何なのでしょうか?」

ハルヒ「あれはお米よ。近所の米屋さんから貰ってきたのよ」

キョン「お前のことだ。どうせ強奪してきたんだろう」

ハルヒ「違うわよ。なんだか深刻な顔して、突然この米を渡してきたのよ」

キョン「本当に大丈夫かその米!!」

593 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/04(火) 03:46:01.18 ID:uJXT0rg0

ビリビリ

古泉「どうやら普通のお米のようですね」

キョン「まあ、危険な物だったら困ってたところだがな」

古泉「大事にならず一安心ですね」

チュー

朝比奈「?」

チュー

キョン「?」

チュー

ハルヒ「ねずみ?」

長門「ぶぅるあはっ!!」

ガガガガガガッ!!

 ………

古泉「な、長門さん? とりあえず、その手に握られた連射系のウエポンを下ろしてもらっていいですか?」

594 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/04(火) 03:46:29.95 ID:uJXT0rg0

長門「………」

キョン「苦手なのか?」

長門「………」

キョン「苦手なのか?」

長門「………」

キョン「苦手なのか?」

長門「………」

キョン「苦手なのか?」

長門「………」

キョン「苦手なのか?」

長門「君は実にバカだな」

キョン「苦手なんじゃねーか!!」

595 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/04(火) 03:46:57.67 ID:uJXT0rg0

朝比奈「どうして長門さんはねずみが苦手なんですか?」

長門「……あれは試験時間3分前のことだった」

キョン「試験とかあんのか」

長門「……最後の問題を解き終わり、マークシートに記入しようと思ったその時だった」

古泉「………」

長門「(問題が……一つ多い……!?)」

ハルヒ「まさか……」

長門「(ズ、ズレてる……! 大問の3番……解いていない……!!)」

キョン「ああああああああああああああああああああああああ!!」

朝比奈「やめてよ……もうやめてよっ……! もう誰もマークシートで傷つく必要なんてないんだッ……!」

596 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/04(火) 03:47:24.41 ID:uJXT0rg0

長門「(消しゴム消しゴム……)」

ねずみ「君の消しゴムは頂いたよ、アハッ!」

長門「誰だ……お前……!?」

キョン「誰じゃねーよ!! 完全に舞浜付近にお住まいのあいつだろーが!!」

長門「……返して……私の消しゴム」

ねずみ「やだよーだ! 入園料払ってこっちに来な! アハッ!」

キョン「汚ねええええええええええええ!! 夢の国超汚ねええええええええええええええ!!」

長門「……払えない……5000円なんて!」

ねずみ「―ちなみに」

長門「……!?」

ねずみ「―対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイスは、乳幼児扱い。無料さ。存分に、遊びな。アハッ……」

キョン「最後キメてんじゃねーよ!」

長門「……帰っていった。マークシートは、回収されてた」

キョン「ダメだったんじゃねーか!!」

597 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/04(火) 03:48:13.42 ID:uJXT0rg0

長門「……それから数時間、私は涙を流し続けた」

古泉「それで……?」

長門「……涙の洪水で私の髪の毛の色が落ちた」

朝比奈「あれ、元の色は何だったんですか?」

長門「緑」

キョン「如月未緒じゃねーかよ! 本読んでて髪は緑でメガネって如月未緒じゃねーかよ!」

コンコン

ハルヒ「誰かしら?」

ガチャ

男の人「あの、厚生労働相のものですが」

古泉「何か御用ですか?」

男の人「その米、食用じゃないんで回収しに来ました」

キョン「事故米じゃねーか!!」

完!続!

巻末コメント:まだ体調が不安定なのでまた急に休むかもしれません
でも頑張ります

600 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/05(水) 04:42:21.57 ID:vcrgnso0

―紬とプレゼント―

律「プレゼント大会やろうぜ!」

澪「は、はあ?」

律「新春プレゼント大会! 新しい年の幕開けに、みんなでプレゼントをしあって更に仲を深めるんだよ!」

唯「おぉ! それはいい考えだねりっちゃん!」

律「だろ! だろ!」

梓「先輩ってばまた安易に……」

紬(プレゼント……プレゼントと……)

唯「私もね、澪ちゃんの顔にカウンターの膝蹴りをそろそろプレゼントしようかと……」

澪「自演乙じゃねーか!!」

601 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/05(水) 04:42:51.33 ID:vcrgnso0



律「というわけで、新春プレゼント大会in澪の家!」

 パチパチパチ……

澪「な、何で私の家なんだ!」

律「仕方ないだろ? 部室もみんなの家も使えなかったんだから」

澪「部室どうして使えないんだよ……?」

律「諸事情だよ」

澪「使えたんだろ!!」

紬「とりあえず、お菓子持ってきたからみんなで食べよ?」

梓「ありがとうございます、紬先輩」

唯「よっと」ヒョイ

梓「それにしても澪先輩の部屋は片付いてますね」

澪「ま、まあ、一応な」

唯「……モグモグ」ポロッ

澪「………」

唯「……まあ、いいか」

澪「よくねーよ!! 拾えよ!!」

602 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/05(水) 04:43:17.92 ID:vcrgnso0

律「それじゃあ本題のプレゼント交換を始めるぞ!」

梓「ついにですね」

律「ルールは、みんな一つ買ったプレゼントを音楽が鳴り終わるまでみんなで回すだけだ」

澪「何の曲なんだ?」

律「それは……秘密」

紬「それじゃあ、ボタン押してもいい!?」

律「気合入りすぎだろ紬……。よし、いいぞ!」

紬「……ポチッ」

♪ テレレレレレレレレー……けいおん!!

梓「………」

澪「………」

唯「………」

紬「………」

律「しゅーりょー」

澪「アイキャッチはさすがにみじけーよ!!」

603 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/05(水) 04:43:44.45 ID:vcrgnso0



律「さて、仕切り直しで交換はやったけど……自分のが手元にはないか?」

澪、梓、唯、紬「大丈夫!」

律「それじゃあ、開けるぞ!」

 バリバリ

梓「これは……」

澪「ど、どうした? おかしなものでも入っていたか?」

梓「いえ。普通の小さい置物でした」

澪「じゃあ私のかもしれないな」

梓「そうなんですか! ありがとうございます!」

澪「いや、全然いいよ」

 バリバリ

唯「おぉ! なんだこれ!」

律「それはあたしのだな!」

 ガヤガヤ

604 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/05(水) 04:44:23.79 ID:vcrgnso0

澪「さて、私のは何かな……」

 バリバリ

澪「あれ……なんか封筒?」

紬(!)

澪「中から出てきたのは……」

紬(ワクワク)

澪「1万8000円?」

梓「1万8000円ですか? なんか微妙な金額ですね」

紬「澪ちゃんはそれぐらいかな、と思って」

澪「本気でぶっとばすぞ!!」

完!続!

605 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/06(木) 03:59:58.47 ID:C9YEIww0

―女と手―

男「―いやいや、それはないだろ」

幼「ありだよ! あり!」

男「ホントかよ?」

女「……男さん!」

男「どうしたんだ?」

女「手を出して欲しいなのです」

男「手?」

幼(もしかして手繋ぐ気じゃ!?)

男「い、いいけど」スッ

女「失礼しますなのです」

幼「だっ、ダメッ!!」

606 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/06(木) 04:00:24.43 ID:C9YEIww0

女「ど、どうしたなのですか?」

幼「まだあたしだって握ってもらってないんだから……さ……」

女「何の話なのです?」

幼「え?」

女「最近手相にハマってるなのですよ。その影響で男さんのを占ってみようと……」

幼「そ、そうなんだ……」

男「何二人で話してんだ……? それで、俺の手相はどうなんだ?」

女「ちょっと待ってほしいなのです」フムフム

 ………

女「分かったなのです!」

607 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/06(木) 04:00:51.68 ID:C9YEIww0

男「どうだったんだ?」

女「最悪なのです」

男「うわああああ! なんかもう聞きたくねえ!」

幼「内容はどうなの? どうなの?」

男「お前人の不幸を喜びやがって……」

女「この後の人生において計5回美人局に遭います」

男「我ながらに気持ち悪すぎるわ! どんだけ期待してんだよ俺!」

会長「あら。男君が変態なのはみんな知ってるはずじゃない。無断で曲を流したらあの利権団体が来ることぐらい普通のことよ」

男「ええ! すごい微妙なライン! 知らねえ奴もいるだろ!」

608 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/06(木) 04:02:21.56 ID:C9YEIww0

会長「私はあんまり占いは信じないんだけれどね」

幼(……どっから湧いてきた)

女「多分、会長は良い人生を送らないなのですよ」

会長「え、何その独断と偏見で彩られた結果。というか独断と偏見でしか構成されてないわね」

男「ところで女はどうして手相にハマったんだ?」

女「本屋で細木数子の本を……」

男「乗り遅れすぎだろーが!!」

完!続!

巻末コメント:tvkでマクロスFの再放送をやるみたいなので、マクロスF考えておくかなあ
ちなみに、まだ体調悪し

610 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/07(金) 04:55:06.83 ID:YW5OT460

―ハルヒとUSB―

朝比奈「大変です!」

長門「……大変なことになった」

キョン(どうしたんだ?)

古泉「とりあえずノートパソコンは起動させました」

キョン「一体何があったんだよ古泉?」

古泉「それが……」

長門「……涼宮ハルヒがUSBバスパワーになってしまった」

朝比奈「………」

キョン「で?」

長門「……なってしまった」

キョン「オチねーのかよ!!」

611 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/07(金) 04:55:34.95 ID:YW5OT460

ハルヒ「………」

古泉「早く涼宮さんをUSBポートに!」

朝比奈「行きますよ!」

キョン(……一体何が起きてるんだ)

ガチョン

ティトゥン!

『USBのドライバーを認識出来ませんでした』

ハルヒ「………」

キョン「失敗してんじゃねーか! どうすんだよ起きねーぞ!」

古泉「斜め45°で……」ガスッ

キョン「おばあちゃんかお前!!」

612 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/07(金) 04:56:00.62 ID:YW5OT460

長門「とにかく涼宮ハルヒが危ない」

キョン「い、一体どうしたらいいんだ?」

長門「殴れ、蹴れ」

キョン「本人意識無いことをいいことに好き勝手やるんじゃねーぞ!!」

長門「手は汚さない」

キョン「最低だなおい!」

朝比奈「……うぉら!」ガスッ

キョン「乗っかってんじゃねーよ!!」

613 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/07(金) 04:57:19.18 ID:YW5OT460

古泉「どうしますかね……」

キョン「このままだとハルヒは動かないぞ……」

長門「……もう一度やってみる」

キョン「頼むぞ」

カタカタカタ……

朝比奈「……どうですか?」

長門「……あっ」

ティトゥン! ティトゥン! ティトゥン!

古泉、朝比奈、キョン「………」

キョン「警告音ばっか出ましたよ、長門さん」

『USBを正常に認識できませんでした 初期化します』

長門「……インターネットが壊れた」

キョン「初心者っぽく装うんじゃねーよ!!」

完!続!

巻末コメント:ここのところ遅れてるし、4レス物連続で申し訳ないです……

616 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/08(土) 02:40:22.56 ID:v29dy3k0

―SOS団とアパート―

ハルヒ「……ダメね」

キョン「どうしたんだ? 深刻そうな顔をして」

ハルヒ「どうやっても活動費が足りないのよ」

キョン「そうか?」

ハルヒ「そうよ! これからの活動規模拡大を考えると全然足りないわ!」

キョン(活動って言っても街を歩くだけだけどな)

ハルヒ「だから古泉君に頼んでおいたのよ!」

キョン「何をだ?」

ハルヒ「アパートよ!」

617 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/08(土) 02:40:48.22 ID:v29dy3k0



キョン「―というわけで、SOS団アパートの前まで来たわけだが……立派だな」

古泉「機関の力を最大限注がせて頂きました」

キョン「まあ、そうだよな」

朝比奈「それにしてもSOS団が管理するアパートなんてすごいです……」

ハルヒ「当たり前じゃない! ホントはもっと豪勢に行きたかったんだけどね!」

長門「……挨拶」

キョン「どうした?」

長門「……挨拶をするべき」

ハルヒ「それもそうね……。有希、いいところに気づいたわ! これから新住人の方に挨拶に行きましょ!」

618 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/08(土) 02:41:16.18 ID:v29dy3k0

ピンポーン

男「………」

ガチャ

ハルヒ「ここの管理人です。これからよろしくお願いします」

男「クンカクンカ……はい……いひひ……あの、よろしくお願いします……スーハースーハー……」

キョン「気持ち悪すぎんだろ! これは誰でも引くわ!」

男「いやいや……僕はコレが……フヒッ! 普通ですよ……フヒッ!」

キョン「お前の体のどこからその音は出てんだよ!!」

古泉「これは危険な匂いがしますね……」

キョン「危険そのものでしかねーだろ! 危険の概念の塊だわ!」

619 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/08(土) 02:41:44.56 ID:v29dy3k0

キョン「一発目の住人からとんでもないのが来たな……」

ピンポーン

男「……あい」

ガチャ

朝比奈「あ、あのここのアパートの管理人ですぅ。よろしくお願いします」

男「やかましいわこのクソアマ! ブチ殺すぞ!」

キョン「絶対契約結んじゃいけないタイプだぞこれ! なんとか組の黒服の厄介さんだろーが!」

ハルヒ「何よ、みくるちゃんが何か悪いことしたわけ!?」

キョン「お、おい! ハルヒ! 下手すると本当に殺されんぞ!」

男「あぁ? いい度胸じゃねえか、そこの姉ちゃん。後でチャットに来い。ボコボコにしたるわ」

キョン「めちゃめちゃネット弁慶じゃねーか!!」

620 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/08(土) 02:42:11.83 ID:v29dy3k0

ピンポーン

女「……何なのよ」

ガチャ

古泉「いえ。僕はここのアパートの管理人です。ご挨拶に……」

女「やめてよもうこれ以上あたしをいうぇふいるおrphjおういjdwうcそbだッ!!」

キョン「メンヘラじゃねーか!!」

女「ひうdh2↓@みえじうり」

キョン「こいつマジめんどくせええええええええええええええ!!」

朝比奈「メンヘラが隣に入居してきたりすると、おかしくなりますよね」

621 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/08(土) 02:44:28.63 ID:v29dy3k0

キョン「あぁ……もうこのアパートにはまともな住人は居ないのか……」

ピンポーン

女「……何」

ガチャ

キョン「ここのアパートの管理人です……ご挨拶を……」

女「私は対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイス。あなたは?」

キョン「人間だよ!! つか長門じゃねーか!!」

長門「前のとこは家賃高かった」

キョン「だろうな!!」

完!続!

622 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/09(日) 03:33:34.07 ID:JAkguRQ0

―長門とレトルト―

長門「許せねえ」

キョン「初っ端から言葉汚いですけど大丈夫か長門」

長門「……レトルトは邪道」

キョン「カレーの話か」

長門「コクコク」

キョン「けどよ、遅くまで働いてる人とかは仕方ないだろ? まさか深夜1時に帰ってきて野菜切ったりは出来ないし……」

長門「朝に仕込んでおけばいい話」

キョン「どこの板前だよ!!」

623 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/09(日) 03:34:01.62 ID:JAkguRQ0

長門「カレーを作るにはそのぐらいの心意気が必要。生半可に作る作品ではない」

キョン「なんか話がアーティスティックになったな」

朝比奈「どうされたんですか?」

キョン「いえ、今長門がカレーについての熱い理論を語っていたんですよ」

朝比奈「そうなんですか! 私も結構カレー作りますよ」

キョン「いいですね。俺も一度朝比奈さんのカレー、食べてみたいですよ。ちなみに、朝比奈さんのカレーはどんなふうに?」

朝比奈「市販のレトルトカレーに、ちょっと一手間加えて味を変えて楽しんでます」

長門「ピクッ」

キョン「あああああああああ!! 完全に対立フラグじゃねーか!!」

624 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/09(日) 03:34:27.55 ID:JAkguRQ0

長門「そんなものをカレーと認めるわけにはいかない」

朝比奈「ちゃんとしたカレーです」

長門「違う」

朝比奈「違わない」

長門「違う」

朝比奈「違わない」

長門「違う」

朝比奈「違わない」

長門「違う」

朝比奈「違う」

長門「違わない」

朝比奈「………」

長門「???」

キョン「古典的な方法にひっかかってんじゃねーよ!!」

625 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/09(日) 03:34:54.50 ID:JAkguRQ0

長門「カレーというものは、最初から自分の手で創り上げてこそ意味がある。パッケージから取り出したものをカレーとは言わない」

朝比奈「でも取り出して温めれば皆が満足するカレーです。その理論は一部の人にしか通用しなくて?」

キョン「うわ……なんか白熱してきたよ……」

長門「とにかくそれはカレーではない」

朝比奈「じゃあ何ですか!」

長門「シチュー」

キョン「全くの別物じゃねーかよ!」

朝比奈「見た目はそうですね」

キョン「お前は納得してんじゃねーよ!!」

完!続!

627 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/10(月) 03:47:05.05 ID:M8oF0yfB0

―律と落書き―

カキカキ

律「くくくっ……」

唯「りっちゃん何やってるの?」

律「いや……ちょっと落書きを……! ぷぷっ!」

唯「ぷぷぷっ! りっちゃんおもしろすぎ……! こっ、これ誰っ?」

律「悪いが唯なんだよな、これがっ……!」

唯「えー、ひどいよー!」

律「す、すまんなっ……! ぷぷぷっ!」

唯「澪ちゃーん。りっちゃんが澪ちゃん書いたって」

律「それはいけない。それは絶対やっちゃいけない。冗談でもやっちゃいけない」

628 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/10(月) 03:47:34.22 ID:M8oF0yfB0



梓「律先輩。見事にボコボコにされましたね」

律「いや、でもあたしには落書きの才能と言うものが」

ピュー サクッ

梓「あ、律先輩。ピックが首に刺さってますよ」

律「あ、出来るだけ抜かないで。ドクドク出ちゃうから。血がドクドク出ちゃうから」

澪「どうした?」

梓「律先輩の首に突然ピックが飛んできたんですよ」

澪「へえ。奇妙な話だな。ちなみに、今から100mダッシュしないか?」

律「それは血が吹き飛ぶから!!」

629 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/10(月) 03:48:01.20 ID:M8oF0yfB0

律「でも澪。見てくれ、この素晴らしい作品。こんなのあたしにしか書けないぞ!」

澪「なあ律。そんなに落書き書いてて困ったこととかないのか?」

律「強いて言うなら……テストの解答欄に書いてそのまま出したこととかかな」

澪「それはダメだろ!」

律「端っこに『贋作レベルですね』って書かれてて褒められたけどな!」

紬「ちなみに何の絵を描いたの?」

律「紅白梅図屏風」

澪「レベルたけええええええええええええええ!!」

630 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/10(月) 03:48:55.34 ID:M8oF0yfB0

唯「私も落書き得意だもん」

梓「唯先輩がですか?」

紬「唯ちゃんはどんな絵?」

唯「植田まさしとか」

梓「まさかのこぼちゃーん!!」

澪「じゃあ、ちょっと唯書いてくれよ」

唯「いいよ。みんな、あっと驚くんだから……」カキカキ

律「ホントに上手いのか?」

梓「それは出来上がってからのお楽しみですよ」

 ………

唯「出来た!」

紬「見せて見せて!」

パラッ

澪「『お前はもう、死んでいる』」

律「『あべしっ!』」

澪「どこをどう間違ったらそうなるんだよ!」

唯「You are shock」

澪「どうやったって繋がらねーよ!!」

631 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/10(月) 03:49:24.38 ID:M8oF0yfB0

律「それじゃあこんなのは……どうだ」カキカキ

澪「これは誰なんだ?」

律「さわちゃん」

澪「ぶっ!!」

梓「澪先輩?」

澪「こ、これは……梓も……見ろ……」

梓「何ですか……?」

チラッ

梓「ぶはっ!!」

唯「見せて!」

紬「私も!」

唯、紬「ぷくくくっ!」

澪「い、いいなこれ……」

さわ子「えー、私も見せてー」

律「いいよ、いいよ! ……え?」

澪、梓、紬、唯「………」

さわ子「軽音部、ちょっと集合」

―全員の首にピックが刺さりました

完!続!

632 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/11(火) 04:19:13.89 ID:Oc42dJ9e0

―みゆきとwindows―

こなた「みゆきさん」

みゆき「どうしましたか? 泉さん」

こなた「よくみんなみゆきさんの事をみwikiさんって言うけど、実際、wikipediaとみゆきさんってどっちがすごいんだろうって思ってね」

みゆき「インターネットを代表するサイトですし、それはwikipediaの方がすごいのではないのでしょうか」

つかさ「でもみゆきちゃんもとっても物知りだと思うよ」

かがみ「そうね。みゆきも結構すごいわよね」

こなた「ここは勝負と行こうじゃないかあ!」

633 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/11(火) 04:19:41.80 ID:Oc42dJ9e0



こなた「ルールは簡単! 出されたお題の意味を答えられなくなったほうが負け!」

かがみ「結構みゆき不利な感じだな……」

みゆき「出来るだけ頑張りますね」

つかさ「みゆきちゃん頑張ってー!」

こなた「第一問! Xboxとは?」

みゆき「マイクロソフト社が開発したゲームハードのことでしょうか?」

こなた「両者正解!」

かがみ「意外と最初の問題からコアなのが来たな」

こなた「第二問! Xbox360とは?」

かがみ「あんたXboxにこだわりすぎだろーが!!」

こなた「みんながXboxの事を悪く言うから悲しくなっちゃってさぁ……超熱が出たってデカくたっていいじゃん……あいつだってそれなりの」

※1みゆき「あのマイクロソフト社が出した割には微妙なゲームしか参入してこなかったゲームハードでしょうか」

こなた「うわあああああああああ!!」

634 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/11(火) 04:20:07.62 ID:Oc42dJ9e0

こなた「第……三問……」

かがみ「こなたがダメージうけとる。代わりにつかさ、問題出してあげて」」

つかさ「う、うん。第三問、windowsとは?」

みゆき「マイクロソフト社が開発したオペレーションシステムですね」

つかさ「うん! 正解!」

みゆき「MAC派ですけどね」

かがみ「一言余計だろーが!!」

こなた「……グハッ」

つかさ「こなちゃんがまたダメージを……」

こなた「あんまりマイクロソフトをいじ……めない……でっ……」

※2みゆき「MACの方が、スタイリッシュなんですよね。windowsってもっさりしてますよね」

かがみ「だから波風立つような事言うなっつーの!!」

こなた「………」チーン

635 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/11(火) 04:21:13.32 ID:Oc42dJ9e0

こなた「第四問……。問題、THE IDOLM@STERとは……?」フラフラ

みゆき「バンダイナムコゲームスが製作したゲームですね。箱マスは持ってますから」

こなた「え?」

みゆき「あっ」

かがみ「Xbox持ってんじゃねーか!!」

つかさ「えっ? えっ?」

こなた「みゆきさん……意外とツンデレだね」

みゆき「そ、そんなことないんですからねっ、何故か家にあっただけなんですからねっ」

こなた「ツンデレ乙」

かがみ「分かりづらいツンデレだなおい!!」

完!続!

※1 いいゲームもあるぞ!

※2 そんな僕はwindowsユーザーだぞ! 7年も使ってると離れられないぞ!

638 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:21:09.33 ID:Grm2TzWA0

―ハルヒと寒さ―

ハルヒ「う、うぅ……」

キョン「どうかしたか?」

ハルヒ「今年の冬は予想以上に寒いわ……」

キョン「まあ、トマトの値段が暴騰するぐらいだからな」

ハルヒ「……あっ! 窓開いてるじゃない!」

キョン「俺がさっき換気するために開けたんだ」

ハルヒ「さ、さっさと閉めなさい……よっ!」

ガシャン!

ボロッ

ピュー……ガシャーン!

キョン「お、おい! 窓が外れて下に落ちたぞ!」

639 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:23:15.83 ID:Grm2TzWA0

ピュー

ハルヒ「寒い!!」

キョン「お前が悪いんだろうが……」

古泉「一応ダンボール等、防げそうなものはお持ちしました」

朝比奈「私の持ち物で良ければ参加しますね」

長門「……持ってきた」

ハルヒ「い、いいから早く当てはめてみて……!」

古泉「了解しました……はい」ゴソゴソ

キョン「これは、分厚い……電話帳か……?」

朝比奈「ゲームの説明書です」

640 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:23:46.76 ID:Grm2TzWA0

キョン「説明書?」

朝比奈「はい。でも、このゲームめんどくさかったので」

古泉「それは聞き捨てなりませんね。いつ何時もゲームというものは面白いものです。クリアするのにめんどくさい要素などありませんよ」

朝比奈「二ノ国なんですけど」

古泉「あぁ……」

キョン「軽く納得してんじゃねーよ! 反論しろよ!」

長門「………」シクシク

キョン「どうしたんだ?」

長門「……付属の説明書がないからプレイできない」

キョン「もうお前のマジコン話はいいっつーの!! 結構前のネタだったろそれ!!」

641 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:24:13.57 ID:Grm2TzWA0

朝比奈「これなんてどうでしょう!」

キョン「青いクッションですね……。でも朝比奈さんって青いクッションとか買うんですね」

朝比奈「いいえ。私の家にはピンクのものばかりですよ」

キョン「え? じゃあ、これは……?」

朝比奈「未来に戻ったときに、未来の私の部屋にあったんですよね。現在独り身とは聞かされているんですけど……」

キョン「それ彼氏と別れたんじゃねーか!!」

朝比奈「ハブラシもなんか余計に」

キョン「せつねーよ!! 残された彼女のピンクのハブラシとか考えるだけでせつねーよ!!」

642 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:25:28.02 ID:Grm2TzWA0

ハルヒ「はっ、早くっ! さ、寒いから!」

朝比奈「新聞とかどうですか?」

ハルヒ「薄いわ! 却下!」

長門「……R4」

キョン「だからお前のマジコン話はもういいんだよ!!」

古泉「これはどうですか」

ハルヒ「古泉君何それ?」

古泉「エンドレスエイトのDVDです」

朝比奈「在庫充分! 壁一面に貼れます!」

キョン、ハルヒ「こころはさむいね」

完!続……

巻末コメント:前スレを見ていただいた方には分かるかも知れない

645 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/13(木) 03:08:57.35 ID:XNwNXyOv0

―朝比奈と柔道―

ハルヒ「柔道やるわよ!」

キョン「突然どうした……」

ハルヒ「最近、北高の周りで性的な事件が続出してるらしいじゃない。だから自分の身は自分で守らなきゃ!」

長門「性的な事件ではない。輪姦」

朝比奈「輪姦じゃないですよ。レイプ」

キョン「連呼すんじゃねーよ! 呼び方どうでもいいんだよ! お前らそれ言いたかっただけじゃねーか!」

ハルヒ「とにかく、護身術代わりに柔道をやりましょ!」

646 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/13(木) 03:09:25.00 ID:XNwNXyOv0

古泉「とりあえず柔道場を準備しました」

ハルヒ「さすがね古泉君! サイズのあった柔道着まで、完璧よ!」

キョン「何でお前サイズ知ってんだよ」

古泉「………」

キョン「………」

古泉「………」

キョン「おい!!」

朝比奈「柔道は初めてです……」

長門「……朝比奈みくる、手合わせ」

キョン「長門、優しくしてやるんだぞ? 危険な技はダメだからな」

長門「了解した」ギュッ

朝比奈「ひっ」

ドスーン

ハルヒ「見事な背負い投げね」

キョン「話聞けよ!! 危険な技じゃねーか!!」

647 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/13(木) 03:09:52.32 ID:XNwNXyOv0

ハルヒ「有希! あたしともやるわよ!」

長門「……了解した」

古泉「怪我しないように気をつけてください」

ハルヒ「分かってるわよ」

朝比奈「始め!」

ドスッ!

ガスッ!

バギギギギギッ!

バリバリバリバリ!

ハルヒ「やるわね……」

長門「……あなたも」

キョン「どこのバトルマンガだよ!! およそ柔道じゃねーよ!!」

長門「……! まずい……MPが足りない」

キョン「一体てめーらは何やってんだよ!!」

648 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/13(木) 03:10:22.45 ID:XNwNXyOv0

古泉「僕らもやりましょうか?」

キョン「俺らは襲われることもないだろう」

古泉「それもそうですね」

ハルヒ「ガチホモの犯人もいるらしいわよ」

キョン、古泉「さあ、今すぐやんぞおらあああああああああああ!」

キョン「ふんっ!」

古泉「ほあっ!」

キョン「んほっ!」

古泉「あはっ!」

朝比奈「素人の男二人が本気で柔道やってる画は意外と気持ち悪いですね」

ハルヒ「ストップ。気持ち悪い」

キョン「お前がやらせたんじゃねーか!!」

649 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/13(木) 03:11:15.33 ID:XNwNXyOv0

ハルヒ「最後はあたしとみくるちゃんね!」

朝比奈「ひぃぃぃ! 無理ですぅぅぅ!」

キョン「おいおい! それはやめてやれよ……」

ハルヒ「襲われてるのは女の子だからね。あたし達ががんばらなきゃ!」

長門「……事実」

キョン「まあ、そうだが……」

古泉「それもそうですね」

キョン「絶対、怪我させるなよ?」

ハルヒ「分かってるわよ」

長門「……始め」

ハルヒ「そりゃっ」コツッ

朝比奈「いたたたたたたたた!! 痛い痛い!」

キョン「そ、そんなに今痛かったですか……?」

朝比奈「レフェリー、ファールファール! イエローイエロー!」

キョン「軽く倒されたサッカー選手かお前は!!」

完!ぞく

651 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/13(木) 22:50:55.21 ID:XNwNXyOv0

―古泉と塩―

サラサラ

古泉「さて、あと一箇所ですか」

キョン「古泉、何をやってるんだ?」

古泉「塩を撒いて清めているんですよ。今年も無事に過ごせますように、と」

キョン「そりゃ無理だと思うがな」

古泉「死にませんように、としておきますか」フフッ

サラサラ

古泉「これが最後ですね……あれ?」

652 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/13(木) 22:51:27.53 ID:XNwNXyOv0

キョン「どうした?」

古泉「さっき撒いてあったはずの場所に塩が……」

パクパク

キョン「?」

長門「目玉焼きうめえ」

キョン「かけて食ってんじゃねーよ!!」

長門「セルフかと思って……」

キョン「そんな汚ねえ調味料のセルフサービスはねーよ! 衛生面不安すぎるだろ!」

古泉「ありえませんね……醤油でしょ?」

キョン「多分突っ込むとこちげえ!!」

653 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/13(木) 22:52:18.84 ID:XNwNXyOv0

キョン「……この後朝比奈さんが『ソースですよね』とか言ってくるんだろうな」

朝比奈「………」スタスタ

朝比奈「そんなことないですよ。目玉焼きといえばケチャップです」

キョン「ソース封じられてワンテンポ遅れてんじゃねーよ! 一瞬代案考えただろ!」

ハルヒ「……ケチャップ」

キョン「ネタ被っちゃってるじゃねーか!! 遅せえよ!!」

古泉「醤油でござる」

キョン「分かったよ! もういいよ! つかいらねえキャラ作ってくんじゃねーよ!」

654 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/13(木) 22:52:47.74 ID:XNwNXyOv0

朝比奈「そういえば、去年鶴屋さんとバレンタインデーのチョコレートを作ったんですけど、塩と砂糖を間違えちゃって……」

ハルヒ「あら、出来過ぎたドジっ娘」

長門「……誰に渡した?」

朝比奈「先生です」

キョン「完全に嫌がらせじゃねーか! 日頃の恨みだろ!」

古泉「確実に高血圧でぶっ倒れますね」

ハルヒ「あぁ、数学のアイツね。死ねばいいわ」

キョン「少しは否定しとけ!!」

655 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/13(木) 23:01:53.44 ID:XNwNXyOv0

古泉「それでは改めて撒きますか……」

サラサラ

キョン「俺も手伝おう」

古泉「ありがとうございます」

 ………

古泉「撒き終わりましたね……あれ?」

キョン「またか。つか、ハルヒ達はコートを着て何を……」

朝比奈「警部殿! 何か証拠は見つかりましたか?」

ハルヒ「いいや、何も見つからん……。長門君、どうかね」

ペトッ

長門「……こ、これはっ!」ペロッ

ハルヒ、朝比奈「……!」

長門「塩」

キョン「知ってんだよ!!」

完!ぞ……く

巻末コメント:去年の9/15に第一本目の話を投下して早4ヶ月となりました
途中には忙しく、更新できない期間もありましたが、前回のスレに比べて大幅に距離を伸ばすことが出来ました
これもひとゆえに皆様のお陰です
そんなこんなで続けてきたこのスレですが、そろそろ一旦休止をしたいと思います
SSスレも無事移転完了したようですし、キリも良いので……
トリップ、覚えていていただければ幸いです
休止までの後数回、お付き合い下さい

ちなみに、そろそろ終わるけどこのスレも移転させた方がいいんですかね?

657 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/15(土) 03:30:44.72 ID:dfaj2/Ew0

―SOS団と試験―

ガチャ

ハルヒ「待っていたわよ、キョン」

キョン「あれ? 今日は全員居るのか」

朝比奈「どうぞ」スッ

キョン「?」

ハルヒ「今日のセンター試験に合わせて、SOS団内でも試験をするわよ!」

キョン「お、おい。落ちたりするのか?」

ハルヒ「もちろんじゃない! 落ちたらバツゲーム!」

キョン「まあ、その程度か……」

ハルヒ「あんたは退団」

キョン「俺だけ明らかに扱い違うじゃねーか!!」

658 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/15(土) 03:31:12.87 ID:dfaj2/Ew0

古泉「今から30分間ですね。スタートです」

カキカキ

キョン(始めの問題が……漢字か?)

『読みを答えなさい』

キョン「ふむ」

『仏桑花』

キョン「一問目からレベル高ええええええええええええええええ!!」

ハルヒ「ちょっと! テスト中は静かにしなさいよ!」

キョン「す、すまん」

古泉「わけわかんねええええええええええええええ!!」

キョン「同じこと思ってんのかよ!」

659 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/15(土) 03:31:38.43 ID:dfaj2/Ew0

キョン(さて……もう半分解き終わったぞ……)

朝比奈「うーん……うーん……」

キョン(朝比奈さんはつらそうか……)

長門「カキッ、カキッ」

キョン(長門はちょっとずつ書いてるんだな)

古泉「ジロジロ」

キョン「カンニングすんじゃねーよ!!」

古泉「してないっスよ!」

キョン「語尾が浪人生っぽいぞ! 落ち着けよ!」

ハルヒ「そろそろいい加減にしてくれる……?」

キョン、古泉「あっ、はい」

660 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/15(土) 03:32:08.90 ID:dfaj2/Ew0

ハルヒ「残り30秒」

カキカキ

ハルヒ「どんな感じかしら……」チラッ

キョン(反応は……!?)

ハルヒ「みんな合格しそうね!」

キョン(良かった……)

朝比奈「ああああああああああああああああああ!!」

キョン「な、な何だ!?」

朝比奈「ズレた」

キョン「だから基本的なミスすんじゃねーよ!! お前何度目だ!!」

完!ぞ……

661 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/16(日) 03:23:04.38 ID:smgM13g80

―SOS団と絶体絶命―

ブロロロ……

キョン「今日は隣町に遠征か」

ハルヒ「たまには慈善活動もやらなきゃね!」

朝比奈「児童館で読み聞かせですかぁ」

古泉「それにしても、このバスは我々だけですか……」

長門「……不気味」

キョン「怖いこと言うんじゃない。そんなことあるわけが」

WARNING! WARNING!

キョン「何か超凡庸な警告音きたじゃねーか!!」

662 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/16(日) 03:23:32.59 ID:smgM13g80

ハルヒ「何!?」

『このバスは、時速15km/h以下になると爆発します』

キョン「ありがちだああああああああああああ!!」

古泉「ありがちって言うか、スピードですよね」

朝比奈「ど、どうすればいいんですか……!?」

長門「朝比奈みくる。落ち着くべき。まずは落ち着いて考える為にブレーキを踏んで止めるべき」

キョン「即時爆発するじゃねーか! お前が落ち着け!」

ハルヒ「大丈夫」

663 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/16(日) 03:24:00.27 ID:smgM13g80

キョン「え?」

ハルヒ「何か、大丈夫な気がするのよ」

長門「……涼宮ハルヒ?」

ハルヒ「みんなと一緒なら……」

キョン「ハルヒ……」

ハルヒ「もう空だって飛べて雲を突き抜けて」

キョン「戻ってこーい!!」

コロコロ……

朝比奈「あれ……何かビー玉みたいなのが……」

古泉「玉になれば安心ですね。ところで、拾ってくれませんか?」

キョン「叩き割るぞバカヤロー!!」

664 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/16(日) 03:24:26.32 ID:smgM13g80

長門「とりあえずこのままでは埒があかない」

ハルヒ「そうね……どうすればいいのかしら……」

古泉「僕に一つ案があります」

朝比奈「古泉君?」

古泉「飛び降りるんですよ。一か八かで」

キョン「お、おい! お前簡単に言うけどな、危険なんだぞ!」

古泉「だから先に僕が行きます。死んだなら、別の方法を」

朝比奈「古泉……君……」

長門「………」

ハルヒ「……そんなこと出来ない!」

665 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/16(日) 03:25:11.10 ID:smgM13g80

古泉「もう時間がありません」

ハルヒ「出来ないわよ! 仲間一人死ぬかもしれないのをただ見守ってろなんて!」

古泉「僕は行きます」

ハルヒ「ダメよ!」

古泉「今回ばかりは……! 黙っていてください……!」

キョン(古泉……)

長門「……何か近づいてきた」

古泉「はい?」

朝比奈「ハテナマークがついた箱がバスに……!!」

ガスッ!

ティーローリーロー ティロリロ ティロリロリー!

ハルヒ「バスのモニターに金のキノコが映ってるわよ!?」

『連打してスピードアップ』

古泉「もう……ダメだ……!」

キョン「マリオカートおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

完!z

巻末コメント:次回最終回です
衝撃のラストは……迎えません

670 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/17(月) 03:46:25.63 ID:buLZcpkj0

―ハルヒと絶体絶命pt.2―

朝比奈「ぐすっ……ぐすっ……」

長門「………」

古泉「もう……無理です……八方塞がりですよ」

ハルヒ「……あきらめちゃダメよ!」

キョン(そうだ、ここで諦めたら……!)

キョン「は、ハルヒの言うとおりだ! まだ諦めるには……」

ハルヒ「まだ飛び降りれる速さよ!」

キョン「そっちは諦めろおおおおおおおおおおおお!!」

671 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/17(月) 03:46:54.83 ID:buLZcpkj0

長門「………」ジー

キョン「どうしたんだ?」

長門「……ドライバーが乗っていない」

キョン「!?」

古泉「どうやら自動運転のようですね……」

長門「……スピードを低下させれば爆発」

朝比奈(ここで雰囲気を私がなんとかしなくちゃ!)

朝比奈「ば、爆発? だっ、ダイナマイトですね〜。も、もともと私はダイナマイトなボディですけどねぇ……?」

 ………

古泉「はぁ?」

ハルヒ「空気読めよ」

長門「ちょっと何言ってるかわからないですね」

朝比奈「フルフル」

キョン「めちゃめちゃ集中砲火じゃねーか!! 少しは気持ちを察してやれよ!!」

672 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/17(月) 03:47:20.54 ID:buLZcpkj0

ピンポーン

ハルヒ「何!?」

『ここで一つ、バスを下車出来る方法をお教えしましょう』

キョン「!! それは何なんだ!」

『それは……』

朝比奈「それは……?」

『告白をしてカップル成立したら下車出来ます』

キョン「あいのりじゃねーかよ!!」

古泉「長門さん。お願いします」

長門「無理です」

キョン「早速一人ダメになったじゃねーか!!」

673 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/17(月) 03:47:49.38 ID:buLZcpkj0

キョン「カップルもダメ、飛び降りもダメか……」

古泉「やっぱり飛び降りましょう」

朝比奈「む、無理ですぅ……!」

古泉「しかし……!!」

キョン「落ち着け古泉。まだ時間はある」

『自動爆発まで残り5分です』

キョン「時間がねえええええええええええええええええええ!!」

長門「落ち着け」

朝比奈「涼宮さん? 何をしてらっしゃるんですか?」

674 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/17(月) 03:48:19.60 ID:buLZcpkj0

ハルヒ「これで……」

ガチャッ!

古泉「これは……配線盤?」

ハルヒ「どうやらこれが発火装置らしいわね。さっき見つけたの」

朝比奈「コードの色が……黒、青、緑……ショッキングピンク」

キョン「切りてえええええええええええ! 場違いなショッキングピンク超切りてええええええええええええええ!」

長門「惑わせる作戦。落ち着くべき」

ハルヒ「……キョン、あんたが切って」

キョン「はっ!?」

古泉「そうですね。あなたが切ってください」

朝比奈「キョン君、お願いします」

長門「……あなたが切るべき」

キョン「お前ら……俺に命を……?」

ハルヒ、古泉、朝比奈、長門「預ける」

キョン(俺は……俺は……!)

ハルヒ「それで、何色にするの?」

キョン「ハルヒの今日のパンツの色、黒で」

古泉「あ、それ僕も知ってます」

ギュオーン!

675 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/17(月) 03:54:14.06 ID:buLZcpkj0



バサッ!

キョン「は!?」

 ………

キョン「夢……なのか……」

ピロリロン

キョン「……メール?」

長門『あなたが涼宮ハルヒのパンツの色を喋ったことで、涼宮ハルヒが恥ずかしくなり、一件を無かった事にするため、事件の前日まで日が遡った』

キョン「そうなのか……」

長門『あなたの一言が世界を救った』

キョン「俺は、やったんだ……!」

長門『また、パンツに』

―俺はまた一つ世界を救った

―ただSOS団から一人減っていたが、あえて世界を元の時間軸に戻すことはしなかった

―俺の戦いはまだまだこれからだ!

第二章、完!

巻末コメント:ありがとうございました!
現在までで700レス近く来れました!
皆様のお陰です!
最後に改めて、マンガにしてくれた方、ずっと1から読んでくれた方、「おい、後半ほとんど12時前に更新できてねえじゃねーか」と思い返しながら突っ込んでくれた方
全員にありがとうです!
一応、休止なので、また数ヶ月後か友人のSSの人気が羨ましくなった頃に帰ってきます
宣伝スレでまた宣伝しますね☆ギラッ
最後に、一番楽しかった話を教えて頂けるとありがたいです
次回の参考にしますので……
それでは、また会う日まで!
◆3VFSS2OmLMでした!

680 名前: ◆3VFSS2OmLM[saga] 投稿日:2011/01/17(月) 23:10:42.63 ID:buLZcpkj0

言い忘れてしまったことがあるので戻ってきました

とりあえずですが、このスレはまだ見ていない人のことも考えまして、1月いっぱいまで残してから依頼しようかと思います。
ちなみに依頼するまで、一応スレ確認はするので、まだ見ていない方のレスも拝見させていただきたいと思っています。お待ちしています。
余計な話になるかも知れませんが、小生、休業期間中、友人の同人ゲームのシナリオをお手伝いすることになりました。テーマは魔法少女ものです。リリカルじゃないです。マギカじゃないです。
どこかで何処と無く口の悪い魔法少女の出てくる同人ゲームをお買い求めになった際には、僕じゃないかと勘ぐってみてください!



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