1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 22:14:16.14 ID:kUlAjYteO
キョン「それはまさか、性的な意味でか?」
長門「正しくはそうではない」
キョン「じゃあカニバリズム的な意味か?」
長門「正しくは、両方」
キョン「わぉ」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 22:17:45.15 ID:kUlAjYteO
キョン「って事はまさか…こ、ここ、ころっ、ころころ、コロすk…」
長門「古泉一樹は生きている」
キョン「なんだ」
長門「本来なら死亡してもおかしくはない…が」
長門「情報操作は便利」
キョン「チートだチート」
長門「便利」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 22:20:45.94 ID:kUlAjYteO
キョン「つーか古泉って三ヶ月前くらいからペルーに留学したんじゃ…」
長門「私の家にいる」
キョン「情報操作?」
長門「YES 情報操作」
キョン「なるほど。妙に急だと思ったんだ」
長門「そう」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 22:25:19.12 ID:kUlAjYteO
キョン「でもそんな事して、ハルヒは大丈夫なのか?」
長門「質問の意図がわかりかねる」
キョン「ほら、閉鎖空間とか」
長門「(多分)大丈夫。涼宮ハルヒの精神は(多分)安定してきている……(多分)」
キョン「目を合わせてくれ」
長門「……」ぴっ
キョン「さあ、大丈夫だと言ってみろ」
長門「……(多分)大丈夫」
キョン「長門さん、目が激しく泳いでるよ」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 22:29:30.81 ID:kUlAjYteO
キョン「それより」
長門「なに」
キョン「カニバリズムってどんな事するんだ?」
長門「それは、アレ」
キョン「もうちょい具体的に言ってくれると助かる」
長門「昨日は太ももを削ってハヤシライスにした。一昨日は二の腕でハンバーグを作った。その前は…」
キョン「おぅえっ」ゲロッ
長門「大丈夫?」
キョン「おうよ」
長門「そう」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 22:32:31.83 ID:kUlAjYteO
キョン「それって麻酔とか」
長門「する訳がない」
キョン「痛いだろ」
長門「きっとそのはず」
キョン「わかってるのに止めないのか?」
長門「楽しい」
キョン「長門はSなのか。女王様なのか」
長門「そう…」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 22:36:25.90 ID:kUlAjYteO
キョン「一応聞くが、それは同意の上か?」
長門「違う」
キョン「あらやだ」
長門「駄目?」
キョン「一般的には駄目だろうな」
キョン「だが、一般的だとか普通だとか無難だとか、そんな事で自分の性癖を貫き通せないなら」
キョン「まずはその幻想をぶち殺す!」
長門「お前が言うな」
キョン「はい」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 22:40:39.68 ID:kUlAjYteO
長門「私は、これをやめるとも言っていない」
キョン「すまんな、ついヒートアップして」
長門「すまんで済んだら法律や六法全書はいらない」
キョン「ごめんね」
長門「いい」
キョン「で、本当にやめないんだな?」
長門「そう」
キョン「お前がそのふざけた事をやめないっていうなら、まずはその幻想をぶt」
長門「へっくしゅん」
キョン「……」
長門「ごめんなさい。わざと」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 22:44:09.45 ID:kUlAjYteO
キョン「で、話を変えていいか」
長門「駄目」
キョン「……」
長門「聞いたのは、あなた」
キョン「……で、話をかえるが」
長門「スルー」
キョン「機関のほうは大丈夫なのか?」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 22:52:38.99 ID:kUlAjYteO
長門「それは大丈夫。森園生に連絡した」
キョン「連絡?」
長門「電話で」
キョン「なんて言ったんだ? まさか『おたくの機関の子を監禁している、長門有希と言いますぅ〜』とでも言ったか」
長門「それはない」
キョン「だよなー」
長門「『あなたの機関の古泉一樹を監禁し、現在捕食させていただいてるインターフェースの長門有希と申します』と礼儀正しく言った」
キョン「礼儀正しいのかそれは」
長門「そうしたら、今から行くから3Pに変更してほしいと言ってきた」
キョン「なんと」
長門「丁重に断った」
キョン「なんと勿体ない!!!!!!!!!」
長門「落ち着いて」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 22:58:24.14 ID:kUlAjYteO
キョン「ぜぱぁ……ぜぱぁあああああああ…!!!!」
長門「落ち着いてほしい。これを飲んで」
キョン「ぐびっ、ぐびっ……ぷはぁ」
長門「と、ここでネタばらし。実はその飲み物は羊の尿である」
キョン「これにはキョンも苦笑い。ってオイ」
長門「嘘…」
キョン「だよな」
長門「…の嘘の嘘の嘘の嘘の嘘の嘘の嘘の嘘の嘘の嘘の嘘の嘘の嘘」
キョン「………………本当じゃねぇか!! こなくそ! こなくそ!」
長門「数えるのに随分時間がかかった」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:03:02.77 ID:kUlAjYteO
キョン「完璧に飲んじまったよ」
長門「許して」
キョン「じゃあ、性的な方で食べたって話を聞きたい」
長門「わかった」
キョン「どんな感じだ? 毎日ズッコンバッコンよろしくやってんのか?」
長門「していない」
キョン「ん?」
長門「性交渉はしていない」
キョン「マジで?」
長門「そう」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:07:49.00 ID:kUlAjYteO
キョン「じゃあ何をしてるんだよ」
長門「世間一般でSMと呼ばれるもの」
キョン「どっちがどっちだ」
長門「それは本気で聞いているの?」
キョン「いえ、薄々どころじゃなく感付いてます」
長門「そう」
キョン「ぷ、プレイってどんな感じだ?」
長門「あなたのその陳腐な脳ミソで考えるであろう事は一通り」
キョン「……おうふ」
長門「何故股間に手をあてているの」
キョン「縮み上がった」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:11:11.56 ID:kUlAjYteO
長門「そう。ならこの話はもうやめ…」
キョン「待て」
長門「なに?」
キョン「具体的に教えて欲しいんだが」
長門「…わかった」
キョン「な、長門はボンテージを着たりするのか?」
長門「着ない。制服」
キョン「それはそれでありだな」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:17:03.96 ID:kUlAjYteO
長門「監禁を初めて最初の頃は、食肉しかしていなかった」
キョン「ほうほう」
長門「しかし、何日も続くとなりふり構わず抵抗してきて…」
長門「俗な言葉で言うと、むらっときた」
キョン「で、何をしたんだ?? ねえ、何をしたんだ!?」
長門「興奮しないで」
キョン「はい」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:22:27.79 ID:kUlAjYteO
キョン「ぅおっほん。…で、何をしたんだ?」
長門「古泉一樹の足首を掴み、俗に言う電気アンマ」
キョン「おうふ…」
長門「何故前屈み?」
キョン「多感なお年頃なんだ」
長門「そう…」
キョン「で、続きマダー?」チンチン
長門「もっと取引先に言うみたいに言って」
キョン「どうか、何卒…何卒…! 出来たら何卒…!」
長門「それがあなたの考える取引先に言う言い方」
長門「あなたは出世しない」
キョン「ほっとけバーロー」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:27:01.89 ID:kUlAjYteO
長門「そして、私は飽きるまでずっと電気アンマをしていた」
キョン「時間にして何時間程度?」
長門「8時間」
キョン「ぷらっしゅふぁ」
長門「今口から何かが出た」
キョン「多感なお年頃なんだ」
長門「そう」
キョン「8時間って…何時くらいまでだ?」
長門「太陽が登ってくるまで。一晩中やっていた」
キョン「体力があれだな」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:33:54.81 ID:kUlAjYteO
長門「他にも色々した」
長門「私という個体は、楽しかったと感じている」
キョン「鞭とか蝋燭とかもか?」
長門「愚問」
キョン「達磨」
長門「愚問」
キョン「裸に首輪」
長門「愚問」
キョン「ワイン浣腸」
長門「……聞きたい?」
キョン「……遠慮する」
長門「なら、森園生が乗り込んできた話は」
キョン「kwsk」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:40:03.81 ID:kUlAjYteO
長門「ちょうど、裸に首輪でうみねこプレイをしていた時だった」
キョン「ほう」
長門「突然ドアが開き…いや、ぶち千切れ、玄関に森園生が立っていた」
キョン「絶対その時┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨って効果音出てると思う」
長門「そして、古泉一樹の姿を見た途端」
長門「卒倒した」
キョン「何故に!?」
長門「彼女は、男性経験に乏しかったと思われる」
キョン「3Pとか言っちゃうのにか…ありっちゃありかもしれない」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:42:39.72 ID:kUlAjYteO
長門「とりあえず、彼女は情報操作で記憶を消して家に返した」
キョン「俺も情報操作ほしい」
長門「無理」
キョン「ですよねー」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:49:06.11 ID:kUlAjYteO
キョン「で、いつもはカニバと性的な事では、どっちの方が多いんだ?」
長門「3:2くらいでカニバの勝ち」
キョン「そうか…ドMになればどっちも楽しめるかもしれないな」
長門「そう。でも私は、痛がっているところを見たい」
キョン「そうなのか。まぁ目覚めても情報操作があるもんな」
長門「一家に一台ドラえもんより、一家に一人インターフェース」
キョン「俺もインターフェースほしい」
長門「小人か風船か選んで」
キョン「なんでだ?」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:53:04.54 ID:kUlAjYteO
キョン「それより聞いていいか?」
長門「なに」
キョン「なんで今日、俺にこんな話したんだ?」
長門「古泉一樹をより辱めるため」
キョン「素直な」
長門「……」ごそごそ
長門「これ」
キョン「これは…ボイスレコーダーか?」
長門「今までずっと録音していた」
キョン「マジでか」
長門「帰ったら聞かせる」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:57:52.33 ID:kUlAjYteO
長門「最後に、古泉一樹に一言」
キョン「あー、古泉。Mになれば人生楽しくなるぞ」
長門「上出来」
キョン「いやぁ」
長門「協力に感謝する」
キョン「コレくらいいいさ」
長門「後、朝比奈みくるや森園生のも録音しなければ」
キョン「頑張り屋だな」
長門「…最後の最後に」
キョン「?」
長門「今まで話した事の、記憶を消去する」
キョン「えっ」
長門「‐‐‐‐」
キョン「あー……」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/20(金) 23:59:39.02 ID:kUlAjYteO
長門「……満足」
長門「それでは帰宅する」
長門「今日は…古泉一樹の睾丸のカレー」
長門「……楽しみ」
おわり