古泉「本当に申し訳ありませんでした……」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハルヒ「……さよなら」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 00:56:37.58 ID:9MuLIl+e0

キョン「……」

古泉「反省しています……」

キョン「……反省すりゃいいってもんじゃねえだろうが」

古泉「すみません……」

 ガチャ

ハルヒ「みくるちゃん、保健室で何とか落ち着かせたわ。今は有希がついてる」

キョン「そうか……」
    「なあ、なんで朝比奈さんをレイプなんかしたんだ?」

古泉「全く申し訳ありません」

キョン「勃起させながら言う言葉じゃねえだろ!」

 バキッ!

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 00:58:21.26 ID:9MuLIl+e0

ハルヒ「それよりも……古泉君」

古泉「はい」

ハルヒ「その……中に、出しちゃったの?」

古泉「そりゃあもう、どくどくと。気持ち良かったですよ」

キョン「古泉ぃぃぃぃぃっ!」

 ガッ!

ハルヒ「……今日中に、病院に連れて行かないといけないわね」

キョン「病院?」

ハルヒ「洗浄と、ピルを飲ませないと……」

キョン「糞っ……」

古泉「裸で正座はもう勘弁してもらえませんかね?」

キョン「お前には何かを望む資格は無い」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:02:11.95 ID:9MuLIl+e0

キョン「ハルヒ、長門に電話を」

ハルヒ「うん」prrr……

キョン「……お前、何を笑ってんだよ」

古泉「僕ですか?」

キョン「何でそんな笑ってられんだよっ!」

古泉「もう一発やりたかったです」

キョン「おらあっ!」

 ゴスッ

古泉「顔に蹴りは止めてくださいよ」

キョン「お前が朝比奈さんにした事に比べりゃ、屁の様なもんだろが」

古泉「強姦ですもんね、ぬっふ」

キョン「てめえ……」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:07:04.17 ID:9MuLIl+e0

ハルヒ「……うん、うん。え、鶴屋さんが? そう」

ハルヒ「キョン。鶴屋さんが、病院まで連れて行ってくれるって」

キョン「そうか。……古泉は、どうする? 警察に突き出すか?」

古泉「それはちょっと勘弁してくださいよ」

キョン「うるせえ!」

ハルヒ「でも、みくるちゃんの気持ちが大切だし、ね? キョン」

キョン「……ああ。とりあえず、このまま縛ったまま連れて行くか」

古泉「そんなプレイまでして頂けるとは! 一樹、感激です!」

キョン「お前の人生、詰んでるの分かってんのか?」

古泉「ふふ……人生というゲームも弱いほうだったんですね、僕は」

キョン「お前の頭はおかしい」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:11:43.06 ID:9MuLIl+e0

―校舎裏―

鶴屋「みくる、歩けるかい?」

みくる「……」コクッ

鶴屋「手、握ってるからね」


キョン「すみません、鶴屋さん」

鶴屋「別にそんな……」

古泉「申し訳ありませんね、鶴屋さん」

鶴屋「……古泉、くん」

ハルヒ「みくるちゃんの意思もちゃんと聞いてから、通報しようと思うの」

鶴屋「そうかい。でも同じ車には乗せられないよ」

キョン「はい。後部バンパーにロープでつないでください」

古泉「そんな、若手芸人じゃないんですから! ふふふ」

ハルヒ「……結んだわ」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:28:18.39 ID:9MuLIl+e0

 ブロロロロロ……

 ガッ ゴッ ガッ

古泉「いたっいたたた……」

古泉「こんな目に会うとは……」

古泉「まあ、自業自得ですけど」

古泉「あの時の、朝比奈さんの表情……」

古泉「たまりませんでしたね」

古泉「……股間を道路に押し付けたら気持ち良さそうですね」

 ガガガガガガガ

古泉「あだだだだだだだだだっ!」

古泉「ち、血まみれですよ」

古泉「……おや、病院に着いたようですね」

 キィッ

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:32:43.47 ID:9MuLIl+e0

―鶴屋病院―

鶴屋「裏口から入るのがいいね」

キョン「朝比奈さん、さあ……」

みくる「ゃっ!」ビクッ

キョン「あ……その」

ハルヒ「キョン。悪いけど、みくるちゃんには女の子だけしか触らないほうがいいわね」

キョン「だな。すみません、朝比奈さん」

みくる「……」フルフル

キョン「俺、あいつを見張っておくから」

ハルヒ「うん、お願い。あたしたちはみくるちゃんについてるから」

長門「貴方は古泉一樹を担当して」

みくる「ぁっ」ビクッ

ハルヒ「有希。その名前は今は出さないで」

長門「……御免なさい」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:36:59.42 ID:9MuLIl+e0

―車の後ろ―

古泉「やあ、お久しぶりです。なぁんて」

 ドスッ!

古泉「……いきなり蹴るなんて酷いじゃありませんか」

キョン「お前のやったことのほうがよっぽど酷いだろうが」

古泉「強姦ですもんね、んっんっんっ」

キョン「……一体、どうしちまったんだよ」

古泉「貴方は、本当に僕が強姦したと思うのですか?」

キョン「……何? まさか」

古泉「したんですけどね、んっんっんっ」

古泉「ちょっ、レンガは止めて下さい、死にますから」

キョン「……殺してえ」

 ガツンッ!

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:40:55.18 ID:9MuLIl+e0

―病院内―

鶴屋「女医さんと女性看護士さんだけだから、安心しなよ?」

みくる「……」コクッ

看護士「膣洗浄の準備、できました」

鶴屋「私もついてていいですか?」

看護士「どうぞ」

ハルヒ「あたしたち、は……待ってるから」


みくる『……ぅうえっ、ひっぐ、ひっ』

鶴屋『みくる……』


ハルヒ「みくるちゃん……」

長門「泣いている……」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:46:54.59 ID:9MuLIl+e0

女医「病理検査は異常無し。薬はさっき飲んだのと、もう一度、規定の時間に飲んでくださいね」

鶴屋「大丈夫さ、二十四時間以内だから……その、心配は無いと思うから」

みくる「……」

女医「必要ならカウンセリングをお勧めしますが?」

みくる「……」フルフル

鶴屋「まあ、今すぐじゃなくてもいいよ。みくるが受けたい時に受けたらいいさ」

ハルヒ「……みくるちゃん」ギュッ

ハルヒ「こんな……こんな目に合わせて御免ね……」

ハルヒ「団長の、あたしの責任だよね……」

鶴屋「それは違うよ、ハルにゃん」

長門「そう。……あの男が悪い」

ハルヒ「……」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:52:13.65 ID:9MuLIl+e0

―駐車場・人目につかない場所―

古泉「こんな所に引っ張ってきて……まさかレイプするつもりじゃないでしょうね!」

古泉「あは、あは、あはは!」

キョン「……なあ、お前。本当にどうしちまったんだよ」

古泉「朝比奈さんを強姦したことですか?」

キョン「……なんか、理由があんのか」

古泉「……機関の命令で、身近にいる未来人に適度なショックを与え」

古泉「その行動能力をいちじるしく低下させる」

キョン「そんな事が!?」

古泉「そんな命令はありませんでしたよ」

古泉「僕は、僕自身の意思で朝比奈さんを犯したのです」

古泉「意思というより、本能でしょうか。んっんっんっ」

キョン「お前……」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 01:57:08.12 ID:9MuLIl+e0

古泉「ところで僕の身体は車に引きずられて怪我だらけです」

古泉「特に股間が血まみれです」

古泉「幸いここは病院です。治療をしてはいただけないでしょうか?」

キョン「……」

古泉「確かに僕は犯罪を犯しました」

古泉「しかし、貴方達のしているこれもまた犯罪行為に当たりますよ」

キョン「ぐっ……」

 prrr……

キョン「はい。……ハルヒか」

キョン「え? 朝比奈さんが?」

キョン「しかし、まだ……ついさっきの事だぞ?」

キョン「……分かった」ピッ

キョン「朝比奈さんが、お前と話をしたいそうだ」

古泉「……おやおや」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:01:30.14 ID:9MuLIl+e0

―病院内・個室―

キョン「連れてきた」

古泉「どうも、古泉です」

ハルヒ「……」

長門「服は、着せないの?」

鶴屋「みくるは、そのまま連れて来てほしいって言ってたよ」

古泉「せめて股間の治療くらいはしてほしいですねえ」

 ドスッ!

古泉「鳩尾に膝蹴りですか、涼宮さん」

ハルヒ「……みくるちゃんの気持ち、分かってんの!?」

古泉「僕に分かるわけないじゃないですか。んっふっふ」

ハルヒ「この……!」

キョン「止めとけハルヒ。今のこいつには、何も通じない」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:06:51.57 ID:9MuLIl+e0

鶴屋「カーテン、開けるよ、みくる?」

みくる『……は……い』

 シャアアアアアア……

古泉「どうもー! 貴方を犯した、古泉一樹です!」

キョン「こいずみゃぁーっ!」

ハルヒ「この外道がぁぁぁああっ!」

長門「静まって」

キョン「長門!? 離せ、こいつを殺す!」

ハルヒ「粗末なブツを千切ってやる!」

長門「……朝比奈みくるの判断に従うのが筋。そう貴方達は言った」

キョン「うっ」

ハルヒ「……そうね」

鶴屋「……みくる、話せるかい?」

みくる「……はい」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:13:06.41 ID:9MuLIl+e0

みくる「……まず……は、皆さんにも、成り行きを知っていてもらいたい、です……」

古泉「僕が朝比奈さんを強姦した、一部始終を、ですね!」

鶴屋「みくる、大丈夫かい!?」

みくる「はい……皆さんには、知っていてほしいから……」

古泉「朝比奈さんは精神的露出狂ですねぇ!」

ハルヒ「んがが……!」

キョン「耐えろ、ハルヒ……!」

鶴屋「……じゃあ、話してもらえるかな」ギュ

みくる「……はい」

古泉「あれはですね、ちょうど僕が団室のノックをした時から始まりました!」

キョン「お前黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!」

みくる「……た、確かに、その時が、始まり、です……」

ハルヒ「みくるちゃん!?」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:19:55.21 ID:9MuLIl+e0

〜みくるの証言〜

みくる「……着替えてる最中、ドアがノックされました」

みくる「わたしは、ちょっと待ってください、とドアの向こうへ声をかけました」

みくる「すると、いきなりドアが開いて、全裸の古泉君が入ってきたんです」

みくる「そ、そしていきなり、押し倒されて……」

みくる「着替えの途中だった、服を無理矢理脱がされて……」

みくる「叫ぼうとしたんですけど、声も出なくって……」

みくる「古泉、君は……ずっと笑顔で……」

みくる「……そして、……されて」

みくる「その、すぐ後、涼宮さんと、キョン君が団室に来て……」

みくる「キョン君が、古泉君を殴って、そして」

みくる「……それからは、あまり覚えてません」


キョン(……どこか、不自然なところがあるな?)

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:26:38.02 ID:9MuLIl+e0

キョン「朝比奈さん。古泉は、全裸で入ってきたんですか?」

みくる「は、はい……」

古泉「それは間違いありません。僕は全裸で登校してきましたから」

キョン(……ここじゃない、か)

ハルヒ「みくるちゃんは、抵抗はしなかったの?」

みくる「しましたけど、腕力では……」

ハルヒ「叫ぶ事も、できなかったの?」

みくる「声が、出なかったんです……」

ハルヒ(いつもあたしが揉んだりしてる時は、きゃきゃあ叫んでたけど……)

鶴屋「話すのは、辛くないかい、みくる。もうやめとくかい?」

みくる「いえ、大丈夫、です。ありがとうございます……鶴屋さん」

キョン(やっぱり何か引っかかる……)

キョン「古泉。お前の方の話も聞こうか」

ハルヒ「そうね。みくるちゃん……大丈夫?」

みくる「……はい」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:31:36.90 ID:9MuLIl+e0

〜古泉の証言〜

古泉「いつも道理に団活に向かいました」

古泉「ドアをノックして、朝比奈さんが着替えの最中だと分かりました」

古泉「ノブを回してみると、何と鍵がかかってなかったんです!」

古泉「これはもう、誘ってるとしか思えませんよね?」

古泉「僕は、思い切ってドアを開け、朝比奈さんに襲い掛かりました」

古泉「もうね、興奮しまくりでしたよ」

古泉「キャーキャー喚いてましてね」

古泉「その悲鳴が、またたまらなく股間にきたんですよ」

古泉「で、一発やり終えたその時に、貴方と涼宮さんがきて……」

古泉「このように縛られてしまったわけなんですがね」

ハルヒ(やっぱり変……!)

キョン(ムジョンしている……?)

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:39:01.22 ID:9MuLIl+e0

キョン「古泉。朝比奈さんは、泣き叫んだんだな?」

古泉「ええ。その声で、僕はより興奮して勃起したのですから」

古泉「今、思い出しても勃起します……いたたっ!」

ハルヒ(みくるちゃんは『叫んでいない』……ここが、違う!)

ハルヒ「みくるちゃん。本当に、声は出なかったの?」

みくる「そのはず、です……わたし自身の耳には、自分の声が聞こえませんでしたから……」

キョン(ショックで記憶違いをしているのか? いや……)

ハルヒ「みくるちゃんは声を出していたのよ!

ハルヒ「でもみくるちゃんはあまりの事で自分の声が聞こえなかった!」

ハルヒ「……古泉君の強姦は確定ね」

キョン(そこじゃない! 第三者の影が見えてきたぞ……!)

キョン「鶴屋さん。貴方は誰からこの事件を聞いたんですか?」

鶴屋「廊下を歩いてて、保健室の前を通った時に、ゆきんこに呼び止められたのさ」

鶴屋「まさか、みくるがこんな目に遭っていたなんて……」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:43:29.60 ID:9MuLIl+e0

「異議有り!」バンッ!

ハルヒ「!」

鶴屋「!」

みくる「!」

長門「!」

古泉「!」

おばちゃん「!」


キョン「今の全員の証言を聞いてると、決定的な矛盾が見つかった!」

ハルヒ「ど、どういう事、キョン?」

鶴屋「矛盾ってなんだい?」

古泉「強姦したのは認めてるんですよ? んっふ」

キョン「この事件に大きく関わっていて、表に出ていない人物がいる!」

キョン「そいつの証言を要求する!」

ハルヒ「だ、誰なのよ……!?」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:50:51.39 ID:9MuLIl+e0

キョン「……長門! お前の、事件当時の行動を証言してもらう!」

長門「……! 分かった」

〜長門の証言〜

長門「私はいつも通り、一番早く団室に入った」

長門「そして、読みかけの本を取り、読書を始めた」

長門「すると、朝比奈みくるがやってきて、鍵をかけ、着替えを始めた」

長門「ノックの音がして、朝比奈みくるは返事をした」

長門「ドアは開かれ、全裸の古泉一樹が侵入してきた」

長門「そして、朝比奈みくるに襲い掛かった」

長門「私は、本の途中だったので読書に戻った」

長門「そして、しばらくして涼宮ハルヒと貴方がやってきて」

長門「古泉一樹を、縛り上げた」

長門「これで、私の話は終わり」

キョン(長門……)



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 02:59:26.01 ID:9MuLIl+e0

鶴屋「じゃ、じゃあ、ゆきんこは、一部始終を見ていたのかい!?」

長門「そうなる」

ハルヒ「何で止めなかったの!?」

長門「……そういう、プレイの可能性もあった」

おばちゃん「そんな訳、ないんじゃないのかい?」

キョン「……問題は、そこじゃない」

ハルヒ「どういう事?」

キョン「勿論、強姦を目の当たりにして、止めるなり通報なりしなかった長門にも問題はある」

キョン「しかし! 長門はこう証言した!」

キョン「『すると、朝比奈みくるがやってきて、鍵をかけ、着替えを始めた』」

キョン「朝比奈さんは、いつも通りに、鍵をかけていたんだ!」

キョン「団室の鍵は、団室の中にしか無かったはず! じゃあ、古泉は、どうやって中に入ったんだ?」

キョン「……そう、内部から鍵が開くほか、入る術は無い!」

長門「!」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 03:06:33.14 ID:9MuLIl+e0

キョン「長門は、そのステルス性能の高い体型で、着替え中の朝比奈さんの目をすり抜けた!」

キョン「そして、団室の『鍵』を内側から開けた!」

キョン「朝比奈さんが声を出さなかったというのは本当だろう」

キョン「しかし、古泉は泣き叫ぶ声を聞いている」

キョン「だが……その声は、朝比奈さんのモノではなかった!」

キョン「長門! お前の声色だったんだ!」

長門「……そんな証拠は、どこにもない」ペラ……ペラ……

長門「全て……貴方の推測に過ぎない……」ペラ……ペラ……

キョン(長門が動揺している! ここは一気に片をつける!)

キョン「証拠なら、ここにある!」

 ドンッ!

ハルヒ「これは?」

鶴屋「マイクロレコーダーってやつだね。映像と音声が撮れる品物だよ」

キョン「俺は朝比奈さんの着替えを、毎回これに録画していた!」

キョン「そして今日の分もばっちりだ! ……再生してみるか?」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 03:14:11.06 ID:9MuLIl+e0

長門「あ……あ……」ペラ……ペラ……ペラ……ペラ……グシャッ!

長門「……その、必要は無い……」

ハルヒ「有希! あんた、何で!」

長門「私は……朝比奈みくるが着替えを覗かれて恥をかけばいいと思った」

長門「乳がでかいだけでいつもちやほやされて……」

長門「しかし、強姦されるまでは思わなかった……」

長門「本当に、申し訳ない。朝比奈みくる……」ポロポロ

みくる「長門さん……」

古泉「僕も、鍵が閉まっていれば、強姦なんて出来なかったでしょう」

古泉「しかし、何の因果か、僕が全裸の時に鍵は『開けられて』いた……」

古泉「どうしようもなかった事とはいえ、本当に申し訳ありませんでした。朝比奈さん……」

みくる「古泉、君……」

キョン「一件落着、だな」

ハルヒ「……あんた、なに盗撮なんかしてんのよ?」

キョン「そ、そんな些細な事をきにするなよ」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/17(火) 03:29:16.12 ID:9MuLIl+e0

おばちゃん「さて……判決を下そうかね」

おばちゃん「古泉一樹、強姦罪で有罪!」

おばちゃん「長門有希、犯罪幇助で有罪!」

おばちゃん「キョン、盗撮罪で有罪! 以上をもって審議を終了するよ!」カンカンッ


キョン(俺たちは、それぞれが少しづつ間違っていた)

キョン(それは、誰にも分からない綻びだった)

キョン(しかし、その綻びは、ついに破れるところまでになってしまっていたんだ)

キョン(朝比奈さんは、現在、心療内科に入院しているそうだ)

キョン(俺、長門、古泉は、それぞれの罪で服役中)

キョン(あの団室には、ハルヒ一人だけ……)

キョン(いつか、また。SOS団が揃うことがあるのだろうか……)


ハルヒ「卒業までに、みんな帰ってくるかなぁ……」

鶴屋(……それは無理っぽいね、ハルにゃん)

 【Bad End】

81 名前:南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY [] 投稿日:2010/08/17(火) 03:30:12.60 ID:9MuLIl+e0

 逆転裁判〜甦る逆転〜をやってるせいか、こうなりました。
 新作出ないかなぁと、1・2・3・4順繰りにやってます。
 簡単ながらに良く出来たゲームですよアレは。

 みくるは自分の愛人です(2号さん)。本妻は朝倉です。以上、お疲れ様でした。



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