1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 22:15:45.07 ID:26X4Brg0O
古泉「…はい?」
長門「いい?」
古泉「いいって…だ、駄目ですよ」
長門「何故」
古泉「何故って…」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 22:19:04.49 ID:26X4Brg0O
古泉「そういう事は、恋人同士がやる事でしょう」
長門「なら、なる」
古泉「えっ」
長門「古泉一樹の恋人になる」
古泉「えっ」
長門「駄目?」
古泉「いや、いいですけど…」
長門「なら、食べていい?」
古泉「それは駄目です」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 22:22:22.69 ID:26X4Brg0O
長門「何故? 恋人同士になった。なら食べていいと言った」
古泉「食べていいとは言っていませんが…」
長門「嘘つき」
古泉「うっ…」
長門「食べたい。古泉一樹を食べたい。すごく…なのに」
古泉「えっと、こういう事は、正しい順序を踏んでいきましょう」
長門「順序ってなに」
古泉「あー…」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 22:29:09.97 ID:26X4Brg0O
古泉「えーっと、順序…順序…」
長門「貴方は、こういう事は初めて?」
古泉「お恥ずかしながら…」
長門「そう」
長門「……貴方は私を食べたい?」
古泉「えっ!?」
長門「私も初めて。初めて同士」
長門「なのに、私ばかり古泉一樹を食べたがっている」
長門「不公平」
古泉「そ、そんな事ないですよ」
長門「?」
古泉「僕も…実は前から長門さんの事が気になっていたんです」
長門「…そう」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 22:33:51.78 ID:26X4Brg0O
長門「なら、貴方も私を食べたい?」
古泉「そりゃあ…これでも年頃の男子ですから」
長門「男は獣、と聞いた事がある」
長門「けだもの」
古泉「仕方ないじゃないですか、生理現象なんでしから」
長門「生理現象…」
長門「なら、私の気持ちも生理現象?」
古泉「そうなんでしょうか…」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 22:38:08.24 ID:26X4Brg0O
長門「恋人になった」
古泉「はい」
長門「古泉一樹も同じ気持ちだと知った」
古泉「はい」
長門「だからといって欲望は解消されない」
古泉「欲望って…」
長門「食べたい」
古泉「駄目です」
長門「……」イラッ
古泉「いらつかないでください」
長門「……食べたい」イライラ
古泉「我慢しましょうよ…」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 22:41:17.64 ID:26X4Brg0O
長門「舐めるだけ」
古泉「一気に色んな段階吹っ飛ばしましたね」
長門「少しだけ。1ペロ」
古泉「いちぺろって…」
長門「先っちょだけ」
古泉「……先っちょだけ」
長門「そう」
古泉「それなら…」
長門「勝った」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 22:45:08.59 ID:26X4Brg0O
古泉「で、どこを舐めるって言うんですか?」
長門「じゃあ、指」
古泉「指?」
長門「そう」
古泉「わかりました。では念のため手を洗いますね」ガタッ
長門「洗わなくていい。時間が勿体ない」
古泉「どれだけ生き急いでいるんですか」
長門「いいから早く」
古泉「はい…」スッ
長門「あーん」
ガブリッ
古泉「いたぁ!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 22:48:10.91 ID:26X4Brg0O
古泉「血が出ました」
長門「うっかり」
古泉「痛いです」
長門「早く手を見せて」
古泉「いや、消毒するほどでは…」
長門「あむ」ぱくっ
古泉「ですよね。わかってましたよ。ええ、ええ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 22:52:41.42 ID:26X4Brg0O
長門「……」
ぺろっ
古泉「う…」
長門「いひゃい?」
古泉「痛くはないですけど…」
長門「ほう」ぺろぺろ
古泉「あっ、でもそうやって舌で押されると痛いです」
長門「わひゃと」
古泉「なんだ、わざとでしたか……って余計悪いじゃないですか!」
長門「うるひゃひ」
古泉「すみません」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 22:56:43.59 ID:26X4Brg0O
長門「……」ちゅうう
古泉「ちょ、吸わないでくださいっ」
長門「……ごくん。何故?」
古泉「血がにじみ出て痛いんですって」
長門「そう」ちゅうう
古泉「聞いてないんですね、聞いてないんですね!」
長門「興奮しすぎ。クールダウン」
古泉「ちくしょう」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 23:01:53.03 ID:26X4Brg0O
長門「…我慢出来ない」
古泉「はい?」
長門「いただきます」
ガリッ
古泉「いったあ! いてて、あいたたたた! 痛、ちょ、長門さん!?」
長門「……」ガリガリ
古泉「あ、ああぁあ゙あ゙あ゙!!」
長門「……」ゴキャッ
古泉「うわああぁあああ゙あ゙あ゙ああああああァァああああ!!!」
ブチィッ
長門「……」かみかみ
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 23:07:08.98 ID:26X4Brg0O
古泉「あぁ…うぐああ…」
長門「古泉一樹。安心してほしい、貴方のお肉は美味しい」
古泉「まさか…僕、を、食べたいって言うのは…」
長門「そのままの意味」
古泉「………そう、ですよね…はは、ははははっ」
長門「‐‐‐‐‐」
古泉「えっ?」
長門「貴方の指を元に戻した」
古泉「…あ、本当だ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 23:13:08.21 ID:26X4Brg0O
古泉「ありがとうございます。…でも、どうして?」
長門「さっきは舐めるだけと言ったのに、噛み切ってしまったのは私が悪かった」
長門「それに、これから食べる部位が減るのは困る」
古泉「!」ダッ
長門「逃がさない」ガシッ
古泉「な、はな、離してください!」
長門「駄目。眠って」スッ
古泉「な…ん……」
バタッ
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 23:17:42.06 ID:26X4Brg0O
‐‐‐
ハルヒ「古泉君、まだかしらねー」
キョン「ペルーに留学中だろ? まだ先じゃないか」
みくる「古泉君、元気ですかね〜」
ハルヒ「もうっ、こんなに心配かけて! 帰ってきたらお土産たくさん貰わなきゃ割にあわないわっ!」
キョン「全く、古泉も不憫なこった」
長門「……」ぺらっ
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 23:19:59.12 ID:26X4Brg0O
‐‐‐
長門「ただいま」
古泉「うわああああああ!! もう嫌だ!!!」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 23:25:06.76 ID:26X4Brg0O
おっと、途中送信してしまった
‐‐‐
長門「ただいま」
古泉「うわああああああ!! もう嫌だ!!」
長門「今日はふとももを刻んでシチューにする」
古泉「嫌だ、やめて!! もういっそ殺してください!!!」
長門「殺さない。決して」
古泉「家に、家に返してください!!!」
長門「何故?」
長門「恋人の家に泊まるのは普通の事」
長門「恋人を食べたいと思うのも…仕方ない事」
古泉「ひいいっ…!!」
長門「今日も、古泉一樹をお腹いっぱい食べたい」
おしまい
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/16(月) 23:27:49.66 ID:26X4Brg0O
最初はほのぼのにしようっ思ったけど無理でした
どうやらカニバかエロか変態SSしか書けないようです
では