7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 17:56:27.18 ID:i+CqYKhi0
唯「えっへへ〜、ムギちゃんむぎゅ〜〜♪」
朝倉「ちょっ、何?はなれ…て!」
律「おっす!唯!ムギ!」ガチャッ
唯「めっす!」ビシッ
朝倉「何なの、まったく…」ポンポン
律「…」
唯「…」
朝倉「…?!」
唯「ムギちゃんそこはさっすでしょ〜」プクーッ
律「唯許してやれ、ムギにも疲れてる日くらいあるって」
朝倉「…ムギ?」
唯「気を取り直して〜、ムギちゃんむぎゅ〜〜♪」ムギュ
朝倉「ちょっとダメ、助けてぇ長門さーん///」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 18:22:01.11 ID:i+CqYKhi0
唯「今日のムギちゃんの髪の毛まっすぐキレーい♪」クンクン
朝倉「も、もう…、クンクンしないで!はなしてぇ!」
律「お?今日のムギはイヤイヤかぁ?」ニヤニヤ
唯「んん〜、よいではないかよいではないか〜♪」
律(今日のムギなんだか大人びて、キレイって感じだな)ウズウズ
律「じゃあたしも、ムギー!むぎゅ〜」ヒシッ
朝倉「ちょっと!あなたまで///ぁん」
朝倉(少し前の私だったら情報操作でいくらでもどうにかなったのに…)
―――回想――――――――――
長門「…あなたには能力の規制を引いた」
長門「これは情報統合思念体、わたしの意向でもある」
長門「これからは普通の女子高生として情報収集にあたるよう…」
朝倉「…はい」シュン
長門「でも、困ったらいつでも助けにはなる」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 18:39:02.31 ID:i+CqYKhi0
唯「余は満足じゃ」ツルツル
律「ふぉっふぉっふぉ」テカテカ
朝倉「うぅ…、もうお嫁にいけない…」グスッ
澪「うっす、唯!律!ムギ!」
唯「あ!澪ちゃんだ!」
律「おーっす澪!」
朝倉「ぅ…うっ…」スンスン
澪「ムギ、唯と律にやられたか?あいつらも悪気があるわけじゃないんだ、許してやってくれ」ナデナデ
朝倉「ぅう、あ…、あなたっていい人ね…」グス
澪「ほら、じゃあ梓にどやされる前に練習はじめるぞー」
唯「えぇ〜!?」
律「ティータイムが先だろ!?」
澪「ったく、ムギ私も手伝うから準備しようか」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 18:59:45.94 ID:i+CqYKhi0
朝倉「…なに?私がこの人達のためにお茶を入れなきゃいけないの?」
澪「どうしたんだよムギ?遅れてきた反抗期たか?」
澪「そう言えば髪まで染めて…、今のもいいけど私は昔のブロンドも好きだったよ」
澪「でも、中身は変わらない…、あのあったかくておいしいお茶はムギにしかできないからさ」
朝倉「///」ジーン
唯律「ま〜だ〜?」ワイワイ
澪「ささっと準備して、お茶して、練習だ!!」
朝倉「…はいっ///」ボソ
朝倉(紅茶を入れるくらい、今の普通の女子高生であるわたしにだってできるわっ)
朝倉(ムギとかいう子がどんな子だかわからないけど、一日やそこいら代わりぐらいやってやるんだから)
梓「こんにちはー」
唯「おーっす!あずにゃん!」
律「おう!あずさ!」
梓「もう…、また練習より先にお茶ですか?」プンプン
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 19:23:47.77 ID:i+CqYKhi0
梓「!」ピーン
梓(なんかムギ先輩?いつもと様子が違う…)
朝倉「あつっ」ビクッ
梓(お茶を入れるのもぎこちないし…)
朝倉「はい、お茶どうぞ」
梓(みなさんへの接し方も少しおかしい…)
朝倉「あず…さ?ちゃんもこっちでお茶のまない?」
梓「あ…、はい」
唯「あー!りっちゃんが私のクッキーとったー」ワイワイ
梓(容姿もがらりと変わってるし…)
律「ふふーん、食べ盛りなのだよっ!」ガヤガヤ
梓(みなさん…、気づいてない?)
ガチャッ
さわ子「あら、みんな♪やってるわね〜」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 19:33:39.16 ID:i+CqYKhi0
さわ子「ムギちゃ〜んわたしにもおねg…」
朝倉「はーい」
さわ子「あれ、…どなたかな?」
唯律澪梓「!!!!!」ェ
朝倉「うっ…、私は」
唯「!!やだな〜!ムギちゃんはムギちゃんだよ!」
律「!!さわちゃん…おかしなこと言っちゃって!」
澪(うーん、確かに違う気もしてきた)
さわ子「わるいんだけど、学年とクラスは?」
朝倉「…」ブルブル
朝倉「わ…、わたしは県立北高2年X組、朝倉涼子です!!」
唯律「!?」ビクッ
澪(サイテーだ、友達を間違えるなんて…)アワアワ
梓(やっぱりな)
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 19:59:39.91 ID:i+CqYKhi0
朝倉「きょっ、今日はその、琴吹紬さんの代理で…」
唯律澪「…」チーン
朝倉(あーぁ気まずい、こんなんで言い訳になるわけないか…)
朝倉「だますつもりは無かったんだけd…」
唯「そ、そんなことないよ!」
律澪「!!?」
唯「勘違いしちゃったけど、涼子ちゃんはとってもいい子だった!」ヒシッ
朝倉「!?」ドキッ
澪「この紅茶、ムギには劣るかもしれないけど、とってもやさしい味だったよ」
律「…そーだそーだ!のりもバッチリだったし!転校して桜が丘高校軽音楽部へきなよ!」
澪「無茶いうな!バカ律!」ゴスッ
律「…一日だけだなんて、もったいないじゃねーか」ウルウル
梓「わっ私も、あんまりお話できなかったけど…その…」
朝倉(な…なんなの…?これ……)
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 20:12:52.75 ID:i+CqYKhi0
唯「だ…、だから、涼子ちゃんとしてまた来てね」ウルウル
朝倉「う…うん」オロオロ
澪「そうだな!せっかくだからムギ本人にも交えて」
律「え…演奏も聴いて、もらいたいし…な」グスッ
朝倉「…」
律「今日は…ごめんな、みんなこれじゃ演奏にならない」
朝倉「…ううん」
梓「そ、そうだ!そうですよ!せっかくだからバンドメンバーとしても!是非!!」
朝倉「ふふっ…、考えておくね…」
澪「…」グスッ
朝倉(はぁ〜〜、嫌になっちゃう)
朝倉「みん…な、あ…あの」
朝倉(嬉しいのに…、素直に振舞えないなーんて……)
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 20:40:36.40 ID:i+CqYKhi0
長門「おっす」ヒョコ
唯「めっす!」ガバッ
律「さっす!!」サッ
梓「!!!!」サササッ
澪(…なんで梓まで身構えた?)
長門「今日は失礼した、あなたがたのご友人琴吹紬は家にお送りした」
朝倉「…な、長門さん」
長門「今日は朝倉涼子の面倒見をしていただき感謝する」
澪(本当は朝倉さんには唯と律の面倒見させちゃったんだけど…)
唯「りょーこちゃん、むぎゅう〜〜」ムギュ
朝倉「む、むぎゅっ///」ヨシヨシ
唯「また会おうね?」
朝倉「うん…」(不思議だな…)
律「ぜったいだぞ!りょうこちゃん!!」
朝倉「う…、うん」(人間じゃないのに、涙がでる)
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 20:58:02.68 ID:i+CqYKhi0
朝倉「ねぇ?長門さん?」
長門「なに?」
朝倉「その…、また皆にあえる…かな?」
長門「私はあなたの助けになるといったはず」
朝倉「!!そ、そっか、そうだよね!ありがとう長門さん」ムギュ
長門「いい」スリスリ
朝倉「それと…ね?よりたいところがあるんだけど」
長門「?」
朝倉「楽器屋さん!!」
長門「いい、…ただしお菓子屋が先」
おわり
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/16(金) 21:14:37.02 ID:i+CqYKhi0
長々と失礼しました、ご閲覧ありがとうございました