キョン「…ラブプラス?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:アスカ「シンジを監禁快楽調教してもう一週間かぁ」

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2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 22:19:40.94 ID:NFRt0Eji0

---朝/教室---

キョン「なんだそれは」

谷口「知らねぇのかよキョン!? 今流行りのDSのゲームのことだっつーの!」

キョン「と言われてもな…。そこまでゲームに詳しくはないし、そもそも最近は不思議探索のたびに奢らされてゲームを買う金なんt」

谷口「カーッ!! yahoogleのニュースでも取り上げられたあのネ申ゲーを知らんとは…。キョン、さてはお前モグリか!?」

キョン「……。(たかだかゲームを知らなかったくらいで何故ここまで言われんとイカンのか)」

国木田「気にすることないよキョン。最近、谷口はそのゲームに夢中でだいぶ精神が不安定になってるから」

キョン「このアホの精神がマズイのはいつものことだが…。国木田、お前もその『ラブなんたら』とかいうゲームを知ってるのか」

国木田「谷口に勧められて、借りたのを昨日少しだけやってみたよ。…正直、僕にはちょっと合わなかったかな」

谷口「そうなんだよ聞いてくれよキョン!! 国木田の奴、せっかく俺が貸してやったのに、あろうことか友達パートの途中で投げ出しやがってよぉ!!」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 22:22:43.33 ID:NFRt0Eji0

キョン「(友達パート…?)一体どういうゲームなんだ? やはりポケモンみたいな感じか?」

国木田「一応言っておくと、ラプラスの進化系とかではないよ。まあ一言で言うと…ギャルゲー、かな」

キョン「谷口、お前…。」

谷口「おい、なんだよその憐れみつつも蔑んだような視線は! そんな目で俺を見るな!!」

キョン「…知り合いとしてして忠告しておこう。いくら現実の女と上手くいかんからといって、虚構の女性に逃避するのはどうかと思うんだがな」

谷口「そ、そんなんじゃねえ! ゲームはゲーム、リアルはリアル。そんくらいの分別は俺にだってある! っていうか俺のランクって知り合い?」

国木田「まぁまぁ落ち着きなよ。けど実際、このゲームをやってるときの谷口って普段より1.5倍増しで気持ち悪くなるんだよね。自分で気づいてる?」

谷口「おいおい、そんなわけねーだろ? 外でプレイするときとカノジョとのスキンシップのときは周囲の目に気を配ってるぜ! 紳士のたしなみってやつだ

な」キリッ

国木田「先週の日曜、谷口と街で偶然会って喫茶店に入ったんだけど…」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 22:26:29.02 ID:NFRt0Eji0

〜回想 始〜

---14:57(Sun)/喫茶店---

「ご注文はお決まりでしょうか?」

国木田「谷口、注文決めた? 僕はアイスティーにするけど」

谷口「んじゃ俺は…。うおっヤバ!?」ガサゴソ

国木田「ど、どうしたのさ。いきなり大声出してカバンの中をまさぐり出して」

谷口「気にしないでくれ、15時にデートの約束がな…」

国木田「え? だったら早く向かったほうが…。いやそんな携帯ゲーム機なんて出してないで早く」

谷口「わりぃ国木田。ちょっと黙っててくれ」ピローン

国木田「えっ? けどデートは」

谷口「黙れ」タッチペンポチ

国木田「はい」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 22:30:01.31 ID:NFRt0Eji0

谷口「……。」タッチペンポチポチ

国木田「……。」

谷口「ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」画面コスリコスリ

国木田「えっ」

谷口「リンコォ…。スキダァ…。」ボソボソ

国木田「たに…ぐ、ち…?」

谷口「ドゥフフフフwネコリンコwwニャーンwwwwドゥフwwwww」ニヤニヤ

国木田「」

店員「」

谷口「グフフフフフフフフwwwwwwww」チュッチュ

〜回想 終〜


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 22:35:02.21 ID:NFRt0Eji0

キョン「……。」

国木田「……。」

谷口「お、おいウソだろ? 紳士たる俺が公共の場でこんな…。」

キョン「大変だったな、国木田…。」

国木田「ホントにね。正気に戻ったら『サバ缶プレミアムゴールドを一つ』とかワケの分からない注文するし…。あの店にはしばらく行けないよ…。」

キョン「谷口ェ…。」

谷口「えぇい、しょうがないだろリンコが可愛すぎるんだからよぉ! キョン、お前もやってみれば分かる! 貸してやるからやってみろ!!」

キョン「俺をソッチ側へ引きづりこもうとするんじゃない! つーかお前がプレイ中なんだろうが!? 俺が借りていったらお前の彼女のリンコだかチ○コだ

かに会えなくなるぞ!?」

谷口「安心しろ! 予約特典目当てでソフトは複数購入済みだ! それは布教用だから気にせずもってけ!!」

国木田「諦めなよキョン。僕もその熱意(と書いて"ウザさ"と読む)に負けて一度はプレイしたんだからさ…。」

谷口「ほらほら、受け取れっつーの! 早くしないと…。小キック! 小キック!」

キョン「痛っ、蹴るな! あ〜もう分かった! 分かったよ!! やればいいんだろやれば!!」




ハルヒ「朝っぱらから下らないことで騒いでるわね、あの3バカは」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 22:42:52.68 ID:NFRt0Eji0

ハルヒ「で、翌日になったら」


キョン「マナカ…。」ボーッ

長門「……。」

みくる「ふぇ…。」

古泉「おやおや…。」

キョン「帰って早くマナカとちゅっちゅしたい。…なんて。」ボーッ


ハルヒ「こんな状態になってた、と…。」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 22:50:14.60 ID:NFRt0Eji0

---放課後/文芸部室---

ハルヒ「アンタ、どーしてくれんのよ!? こんな状態じゃ雑用として役に立たないじゃない!!」

谷口「キョンは真の紳士へと進化しようとしているのだ」キリッ

ハルヒ「こんのドアホ! …もういいわ、キョンはSOS団の総力を持って更生するから! アンタはさっさと消えなさい」

谷口「言われなくてもスタコラサッサだぜぇ」ササッ

ハルヒ「それにしても…。」

キョン「メガテリ焼きうどんバーガーが食べたい」グー

長門「現在、そのような商品はどのハンバーガーショップにも販売されていない。あくまで空想の産物。」

キョン「無いんだったら、つくればいいのよ!!」

ハルヒ「……。」イラッ

キョン「古泉! お前の知り合いに料理研究家もしくはハンバーガーショップ経営者はいないか!?」

古泉「困ったものです…。」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:04:08.91 ID:NFRt0Eji0

古泉「まさか彼があの手のゲームにのめり込むとは正直驚きですね。恋愛事などにはあまり興味がないように思っていたのですが」

みくる「古泉くんもその、えぇっと、『らぶぷらす』?っていうゲームを持ってるんですかぁ?」

古泉「…!? い、いえ。実際にプレイしたことはないのですが、親類にゲーム会社に勤めている方がいまして。少々お話を聞かせていただいたことがあるの

ですよ」

ハルヒ「古泉くんが持ってるはずないわ。 ゲームのキャラなんかに夢中になるのなんてキョンみたいなモテない男だけでしょ、団長として情けないったらな

いわね! ただのCGに!」

古泉「ハハハ。(ネネ姉は僕の嫁)」

みくる「(涼宮さん、もしかして『マナカさん』に嫉妬してるのかなぁ)」

キョン「…おいハルヒ」

ハルヒ「な、なによバカキョン。なんか文句でもあるっt」

キョン「俺のことを悪く言うのは構わん、だがマナカを貶すことは許さんぞ。ラブプラスは現実。マナカは俺のカノジョ…」ウツロナヒトミ

ハルヒ「っっっ!」プッツン

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:06:45.52 ID:NFRt0Eji0

みくる「あ…。」

長門「ユニーク。」

古泉「(良いこと言いますね。あとでご褒美にノド飴あげましょう)」

ハルヒ「もういいっ! 今日はもうアンタは帰りなさい!! 好きなだけ家で2次元の女とイチャイチャしてればいーのよ、このヲタキョン!!!」

キョン「なら遠慮なくそうさせてもらおう。この時間なら、まだマナカに呼び出しの電話もかけられるしな。今日はファミレスにするか」

ハルヒ「さっさと出て行きなさいよ!!」イライライラ

みくる「はぅぅ…(もうちょっと涼宮さんの気持ちも考えてあげてほしいなぁ)」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:16:38.70 ID:NFRt0Eji0

キョン「…ん、そうだハルヒ。いっしょに帰らないか?」

ハルヒ「えっ?」

みくる「(゚∀゚)キマシタワー」

古泉「んっふ、さすがはフラグ建築士。2次元にうつつを抜かしつつもその実力は健在というわけですか」

ハルヒ「しっ、仕方ないわね! アンタがどーしてもっていうんだったら…!」

キョン「オッス、キョンだよ、一緒に帰ろ♪」

ハルヒ「…………は?」

キョン「テヘ!(はぁと)」

ハルヒ「……。」

みくる「(^q^)オワリマシタワー」

古泉「どうやらアレが言いたかっただけのようですね」

長門「閉鎖空間の発生を確認」

古泉「アルバイトの時間ですか…。デキシーズ閉鎖空間店で…。厳しいお姉さんと共に」prrrrrrrr

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:27:09.91 ID:NFRt0Eji0

---次の日の放課後/文芸部室---

ハルヒ「これより、SOS団緊急会議を行います!」

長門「……。」

古泉「……。」

みくる「あのぅ、今日はキョンくんは…?」

ハルヒ「あのバカは帰らせたわ! 授業中までマナカマナカってブツブツ五月蝿いのよアイツ!! 休み時間はずっとニヤニヤしながら音楽みたいなの聴いて

てあたしが話しかけても返事もしないし」イライライラ

長門「…重症。」

古泉「(日中も閉鎖空間が発生し続けていたのはそういう訳ですか。ニヤニヤしながら、ということは『みみもと』か『サウンドポートレイト』か? まさか

ヘッドホンまで揃えてはいないでしょう…。高いし)」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:37:31.67 ID:NFRt0Eji0

みくる「それで、会議ってやっぱり」

ハルヒ「決まってるじゃない! あのバカキョンをどーにかする方法を考えるのよ」

みくる「ふぇぇ、やっぱりそうですよねぇ…」

長門「私という個体も、今現在の彼はキm…、好ましく思えない。速やかに状況を打破すべき。」

古泉「同感です。友人として、彼のために一刻も早く眼を醒まさせてさしあげるべきかと(『これ以上閉鎖空間発生させたらお前のDS叩き壊すわ』って森さんに没収されましたし。ネネ姉がプリントされたDSiLLを人質に取られては致し方ありません)」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:40:43.42 ID:NFRt0Eji0

ハルヒ「じゃあさっそくだけど有希。昨日頼んでおいた調査の結果は出ているかしら?」

長門「調査は滞りなく完了。調査結果を資料にしてまとめてある。さきほど各々に配布した印刷物の束を参照してほしい」

ハルヒ「さすが有希、頼りになるわね!」

長門「……。」エヘン

みくる「あのぅ、調査って…」

古泉「これは…! ゲームの概要と各キャラクターの詳細情報をこれほどまで事細かに。さすがは長門さんですね」

ハルヒ「敵を知らなきゃ戦いようがないからね! さて、キョンがご執心のキャラは、っと…。これね」パラパラ

古泉「ふむ。(ネネ姉情報の部分だけ保存しておきましょう)」ペラペラ

みくる「ほへー」ビリッ

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:47:18.19 ID:NFRt0Eji0

ハルヒ「高嶺愛花。主人公とは同学年で、同じテニス部に所属。生真面目で文武両道の完璧お嬢様。それ故に他の人からは距離を置かれがちで孤立することも

多い、か。社交性がないのかしらね」

みくる「あ、他にもお2人いるんですね。…小早川凛子。主人公より1学年下で、同じ図書委員。他人にあまり心を開かず口が悪いため、周囲からの評判は良

くない。素直になれない性格。…ちょっと涼宮さんみたいです」ボソッ

古泉「姉ヶ崎寧々さん。主人公より1学年上で、バイト先のファミレスで教育係を務める☆ 大人びた印象のためか、周囲から頼られてしまうことが多いっ!

 やはりお姉さん的な魅力は正直堪りません♪ けしからんオッパイ!! 僕も寧々姉に叱られたいwwwwオウフwwwドゥフフフフフフwwwwwwwwwww」

ハルヒ「えっ」

みくる「えっ」

長門「えっ」

古泉「えっ      あっ」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:49:29.91 ID:NFRt0Eji0

古泉「…いやぁ、少々彼のモノマネをしてみたのですが気分のいいものではありませんねぇ。僕には荷が重かったようです。アハハ…」

ハルヒ「な、なによ驚いたじゃない、もう!」

みくる「びっくりしましたぁ〜」

長門「迫真の演技」

一同「アハハハハ……。」

一同「……。」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:52:01.21 ID:NFRt0Eji0

ハルヒ「にしても、ちょっと意外ね。あのエロキョンだったら『マナカ』より『ネネ』ってキャラを気に入りそうな気がするんだけど。年上だし、巨乳だし」

ジロリ

長門「乳牛爆発しろ」ジロリ

乳牛「な、なんでこっちを睨むんでしゅかぁ〜!?」

古泉「(寧々姉と乳牛を一緒にするんじゃねえ!!!)…その点につきましては既に察しがついています。涼宮さん、資料の84ページをご覧ください。」

ハルヒ「84ページ? なにがあるっていう、の…」

ハルヒ「くそったれーーーーーーーーーー!!!!! ポニテかよォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!」

古泉「ええ、お察しの通り。彼女は初期のデフォルトの髪型がポニーテールなのです。彼はその一点のみで『マナカ』の虜になったようですね」

長門「ゲームを進め、キャラクターと親密になることで髪型の変更も可能。しかし彼のセーブデータを閲覧した結果、当初の髪型であるポニーテールから一度

でも変更された形跡はなかった」

古泉「彼なりのこだわり、というものでしょうか(愚かな…。カノジョたちの様々な姿を見る機会を自ら放棄するとは…。ちなみにネネ姉はロングのゴスロリ

時ヘアーこそ至高)」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:55:10.89 ID:NFRt0Eji0

みくる「あのー、それで結局キョンくんを元に戻す方法はどうするんでしゅか?」

ハルヒ「うーん」

長門「それは」

古泉「やはり」




ハルヒ「あたし明日からポニテにするわ」

古み長「うん、そーしろ」



---4人はメンラーを食べて帰りましたとさ☆

おわり

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:59:15.74 ID:NFRt0Eji0

見てくださった方もいたみたいで、嬉しいです。
ありがとうございました。
飽きたっつーか、24時までと決めていたので、多少強引ですが締めました。




↓最初に投稿するはずだったもの↓

SS書くの初めてだからヘタでも許してね、と予防線を張りつつ、うpしていきます

ちなみに俺の嫁は寧々さんです

仕事中、10分くらい便所に籠ったらプレミアムパックを予約できたことが俺の誇りです

やはり俺と寧々さんは運命という名のデスティニーで結ばれてるんだと思います

寧々さんに可愛く叱られながらお仕事したいハァハァ



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