コナン「読書感想文……ねぇ」


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1 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 22:07:34.29 ID:vOzARu.o

先生「皆さんには読書感想文を書いてもらいまーす」


ハーイ!


灰原「面倒ね」

コナン「小学1年レベルまでクオリティ下げる必要があるな」

灰原「内容だけでなく本自体もレベルを下げないといけないわ」

コナン「この歳になってこんなことをさせられるとはなぁ」

灰原「残念ながら見た目は小学1年生よ」

コナン「見た目は子供、頭脳は大きいお友達ってか」

灰原「何それ気持ち悪い」

歩美「ねぇ本どうするのー?」

コナン「図書室で借りてくることにするよ」

光彦「コナン君はどんな本を借りるんですか?」

コナン「図書室で見てみないとわっかんねぇなぁ」

元太「適当にページ数少ねーのでいいんじゃねーのか?」

歩美「元太君!!適当にやっちゃダメ!!」

光彦「そうですよ!!少年探偵団は何に対しても全力でとり組まなきゃダメです」

元太「そう言われてもよぉ」

灰原「まぁ、面白そうな本が見つかればページ数が多くてもすらすら行けてしまうものよ」

コナン「とりあえず図書室行こうぜ」

3 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 22:13:51.66 ID:vOzARu.o


―――図書室―――

コナン「ここさ、文庫本多くねぇか?元の俺が小学生だった時ってこんなだったかな……?」

灰原「まぁいいんじゃないの?とっつきやすい感じの本ではあるわ」

コナン「まぁ……たしか……に……!?」

灰原「どうしたのよ?」

コナン「『若おかみは小学生』」

灰原「これどこのエロ漫画?なんてツッコミは大きなお友達しかしないから安心して」

コナン「『ユタとゆかいな仲間たち』」

灰原「『ユタ』じゃなくて『ユダ』だったら面白いことになっていたに違いないわ」

コナン「『大どろぼうブラブラ氏』」

灰原「下ネタは小学生レベルってわけね、あなたは」

コナン「えーっと次は……こ、これは……!?」

4 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 22:19:18.31 ID:vOzARu.o

灰原「どうしたの?」

コナン「なぁ灰原」

灰原「何よ」

コナン「どうやら近くに車輪眼の使い手がいるらしい」

灰原「はぁ?」

コナン「俺には小学校の図書室に『涼宮ハルヒの憂鬱』が置いてある幻覚がみえる」

灰原「どうやら私も瞳術にかかっているようね」

コナン「だろ!?お前にも見えるか」

灰原「ええ。現実を受け入れらないでたじろいでいる江戸川君の哀れな姿が見えているわ」

コナン「節子それ幻覚やない。『自分だけの現実(パーソナルリアリティー)』や」

灰原「私のパーソナルリアリティーの中に自分が組み込まれていると思ってるなんてずいぶん傲慢ね」

コナン「傲慢、プライドか……悪くない。俺は『憤怒(ラース)』が一番好きだけどな」

灰原「大丈夫。あなたに『嫉妬(エンヴィー)』以外の選択肢は用意されてないわ」

コナン「『こんなガキに理解されるなんて……っ!!!屈辱の極みだよ……』」

灰原「残念ながらものすごく似てるわ。まるで本人のようね」


元太(読書感想文めんどくせ……。めんどくせ……って考えるのも……めんどくせ……)

6 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 22:28:04.52 ID:vOzARu.o

コナン「それにしても小学生にまで手を回そうとは。角川の犯行は歪みねぇな」

灰原「ライトノベルはどちらかというと漫画に近い気がするのだけれど」

灰原「どうしてあなたはそれをがっちり両手でホールドしているわけ?」

コナン「いや、角川つばさ文庫から出てる児童向けの文庫本なわけで……」

灰原「つまり……それを読んで読書感想文を書くと?」

コナン「これを機に原作も読んでみようかなと」

灰原「小学上級向けらしいのだけれど?」

コナン「いや、まぁ……小学校の図書室にある本ですし?」

灰原「それを数日、あの子と同じ屋根の下に置くのね?」

コナン「むしろ蘭に音読してもらう。おもにハルヒのセリフの部分を」

灰原「その発想はなかったわ」

コナン「長門の部分はお前に任せた」

灰原「むしろみくるちゃんをやってあげるわ」

コナン「まな板の分際で生意気な」

灰原「貧乳はステータス。希少価値よ」

コナン「お前は『貧』乳じゃなくて『無』乳だろ。おごるなよ小娘」

灰原「それは盲点だったわね。私の希少価値はさらに上がってしまったわー」

コナン「この小学1年生かわいくねぇ」


ギャーギャーワーワー


歩美「コナン君と哀ちゃん何の話してるんだろうね」

光彦「きっと僕らじゃ入り込む余地のないような高尚な話にきまってます」

歩美「あの二人は頭がいいもんねー」

元太(正直どうでもいいぜ。それよりも腹減った……「おい、歩美ィ!!お前を食わせろォ!!デュフフフフッ!!!!」……なんてな)

7 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 22:38:16.90 ID:vOzARu.o


―――放課後―――

コナン「帰宅なうっと。早速、読書感想文やっちまうか」

コナン「さぁ読むぜー、超読むぜー」




「ちょキョンwwwwwwアニメに比べダルさ2割増しwwwwwwだがそこがいい」

「ハルヒィ!!俺だァ!!結婚してくれぇ!!」

「朝倉ぁ……ハルヒにかまってる暇があったら俺にかまってくれよ」

「長門。俺は『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』のほうのオタクな長門も大好きだ」

「みくるちゃんは家に1匹ほしいな」

「少年探偵団もSOS団に改名しようかな。世間を大いに助ける少年探偵団の略でいこう」

「コンピ研の部長め……ハルヒ様にいいように弄ばれてなおかつみくるちゃんの胸まで触れて何が不満だコラ」

「涼宮的にはバニーさんが超ヒットだったんですか」

「『わたしのこと、あなたに教えておく』」

「このちょこんと座ってる長門の挿絵可愛い」

「『禁則事項です』」

「『うん、それ無理』」

「谷口ェ……」

「『色褪せた世界』」

「実は俺ポニーテール萌えなんだのくだりは1度でいいから言ってみたいセリフリストに追加」

「『Sleeping beauty_』」

「キョンテメェェェェ!!!!文句言いつつドキドキして眠れなかったんじゃねぇかァァァァァァ!!!!」

「みくる・長門・古泉「ゆうべは おたのしみでしたね」」

8 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 22:48:15.56 ID:vOzARu.o


―――読了後―――

コナン「意外とサクサク読み進めることが出来たな。読書感想文もすぐ終わりそうだ」

コナン「しかしその前に……」


蘭「どうしたのコナン君?」

コナン「蘭姉ちゃんにこの本読んでほしいの」

蘭「『涼宮ハルヒの憂鬱』……?名前だけなら聞いたことあるような」

コナン「セリフの部分を読み上げてくれるだけでいいんだ。ねぇお願い」

蘭(どこぞの先輩系巨乳女子高生なら卒倒するほどの破壊力をもつ上目づかいだわ)

蘭「しょ、しょうがないわね。ちょっとだけよ……///」

コナン「やったぁ!!」



コナン(―――計画通り……!!)

10 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 23:00:02.37 ID:vOzARu.o

『東中出身涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。』

『この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたらあたしのところにきなさい。以上』

コナン(蘭先輩パネェーッス!!)

『あたしね、萌えってけっこう重要なことだと思うのよね』

蘭(あたしも萌えを取り入れればバーーーローーは喜んでくれるのかな……って一体何考えてるのよ///)

コナン(恥じらいは素晴らしい)


『ロリーで美乳でメイドでしかも眼鏡っ娘!素晴らしいわ!』

『いいじゃん。あんたも一緒にみくるちゃんにエッチぃことしようよ』

コナン(人生ってやつはこうも可能性に満ちていたか)

『何やってんのこのバカ!』

『今何時だと思ってんのよ!』

『はぁ?このアホンダラゲ!』

コナン(もっと……蔑んで下さい……ウヒヒ)

『そりゃ健康な若い女なんだし身体をもてあましたりもするわ』

コナン(僕がお手伝いしましょうか?)

『自分でも納得出来ない、でもどうしてだろ』


蘭「今ちょっと楽しいな///」


コナン(―――調教完了)

11 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 23:13:53.02 ID:vOzARu.o

コナン「さて、蘭との戯れで本日の蘭成分は俺のキャパシティーをオーバーしている」

コナン「このオーバーした分を何処にぶつけるのか。答えは簡単だ」

コナン「覚悟しろよぉ読書感想文。『涼宮ハルヒの憂鬱』が俺にとってのなんたるかを教えてやるぜ」


カキカキカキカキ


コナン「一応630文字ぐらいになるな。原稿用紙1枚と半分チョイぐらいか……まぁ、小1ならこんなもんだろ」

コナン「習ってない漢字をひらがなにすればかなり行数稼げるが、面倒だからいいか」

コナン「内容のほうはだいぶ病的になってしまったな」

コナン「小学生らしくないくらいの賢さで通ってる俺でもこれはさすがにネットからコピったんじゃないかと疑われそうだ」

コナン「いや、真っ先に疑われるのはコピー云々より俺の頭の方か……」

コナン「でも小1の読書感想文なんてそんな期待されてないだろうしあえてこのぐらいで行ってみるか!?」

コナン「やらないで後悔するよりやって後悔する方がいいって人間はよくいうらしいし。情報ソースは某ヤンデレ宇宙人」

コナン「よっしゃこれでいったらぁぁぁぁ!!!!」







―――翌日―――

灰原「それで、残念ながら再提出食らったと」

コナン「俺の熱い思いは届かなかったらしい。先生から変な目で見られた」





読書感想文編おわり

14 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:33:58.46 ID:vOzARu.o


―――エピローグ―――

灰原「それで、どういった内容なわけ?その再提出を食らうほどのものは」

コナン「俺の熱い思いを込めたにすぎねぇんだけどな」



『涼宮ハルヒの憂鬱』を読んで 1年B組 江戸川 コナン


 閉鎖空間を脱出するためにキョンは確かにハルヒに口付けした。
そして二人とも閉鎖空間から戻ってくることが出来た。
しかしだ。もし口付けだけでは閉鎖空間から戻ってこれなかったとしたらどうだろう。
おそらくその先の行為に及んでいたに違いない。そんなことを考えると胸が熱くなる。
 キスだけで一晩中寝られなくなる二人にニヤニヤが止まらない。
キョンに至っては「なんでよりによってハルヒなんだ?」と文句言いつつもだ。
これが俗にいうキョンデレというものなのだろう。やれやれだ。
一方ハルヒときたら、これまた閉鎖空間でキョンが言い放った
「実は俺ポニーテール萌えなんだ」
「いつだったかのお前のポニーテールはそりゃもう反則的なまでに似合ってたぞ」
というキョンデレーションを感じる言葉を忠実に守り、次の日は髪型をポニーテールにしてくる始末。
ハルヒは閉鎖空間内での出来事を夢だと思っているのだろう。
それでもその「夢の中の」キョンが言い放った言葉を受けた翌日に髪型を変えたのである。
しかし、表面上は寝不足から来る不機嫌オーラをまとっている。でもポニーテール。
なんというツンデレ。もうお前ら結婚しちまえ。
閉鎖空間から戻ってきた後もキョンのことを考えてたら寝れなくなってしまったか。
「健康な若い女なんだし身体をもてあましたりもするわ」という発言が伊達ではなかったことを信じたい。
なぜならその発言が本当ならば、眠れなかった間は自慰行為にいそしんでいたに違いないからだ。
本当に胸を熱くさせる夫婦であることよ。



15 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 23:37:16.40 ID:vOzARu.o

灰原(病気過ぎて言葉が出ないわ)

コナン「ど、どうだ……?」

灰原「気持ち悪いわ。内容の一部を抜粋して妄想を付け足しただけじゃないの」

コナン「いやでも小1レベルってのを考慮して……」

灰原「気持ち悪さが義務教育レベルじゃ到底再現できないレベルに達しているわ」

コナン「いや……まぁ……思ったこと書いたのは確かだし?」

灰原「あなたの思ったことは日本中に散らばる紳士・淑女たちが具体化してくれてるから安心して」

コナン「なるほど」

灰原「あなたはまっとうな感想文を書けばいいのよ」

コナン「そうか!!彼らに感謝しなきゃな!!んじゃ俺は書き直す作業に入るわ」

灰原「あともう1つ言うことがあるわ」

コナン「あん?」


灰原「当分私に近づかないで。さすがにこれは気持ち悪い」


コナン「」


―――読書感想文編エピローグ終わり

16 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:48:54.76 ID:vOzARu.o

>>1です。
みんな読んでくれてサンクス
今後も短編を投下していく形になるわ。
とりあえずあと1個短いの投下してく。
んじゃ、また明日。


17 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 23:57:10.31 ID:vOzARu.o

灰原「新しいポケモンが秋に出るそうね」

コナン「早いよな……まだダイアモンド・パールもやってないってのに」

灰原「今回の御三家はどう思う?」

コナン「水タイプのやつはポッチャマを強く意識してる気がする」

灰原「すでにぬいぐるみの商品化が決まってそうなデザインね」

コナン「3匹ともぬいぐるみ映えしそうなデザインにしてあるってのは邪推なのかねぇ?」

灰原「たしかに体に無駄な感じのする線が多いわ。これが縫い目になるのかしら」

コナン「選ぶとしたらどれだ?」

灰原「この炎タイプの豚ね。間違いないわ」

コナン「これがいいのかぁ?わっかんねぇな」

灰原「あらそう?今は体の色が赤みがかったオレンジでしょ?」

灰原「炎タイプなんだからきっと進化するごとに鮮やかな赤になっていくんだわ」

コナン「つまり……どういうことだってばよ?」


灰原「―――最終的に紅の豚に進化するわ」


コナン「なん……だと……!?」

灰原「見た目は全く炎タイプらしくないけれど、ハートはどのポケモンよりも熱く燃えてるわ」

コナン「なんだか俺もこの子豚の可能性に賭けてみたくなってきたぜ」

灰原「それじゃ、その可能性を信じて予約しにいくわよ」

コナン「善は急げってな!!」


コナン(……あれ?紅の豚って飛行機が紅いってだけで本人の見た目自体に紅い要素なくね?)


―――ポケモン談義編1終わり

23 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 22:14:52.16 ID:E5Q3636o

先生「今日は皆さんに『自分の好きな言葉』について考えてもらいます」

先生「このプリントに書き込んでいってくださいね」

クラス「ハーイ!」



コナン「好きな言葉……ねぇ。灰原なんかあるか?」

灰原「難しいわね。嫌いな言葉ならすぐに思いつくのに」

コナン「その言葉とは……?」

灰原「『友情』『努力』『勝利』よ」

コナン「あの……その……何故?サンデー派だから?」

灰原「なんか全部綺麗事過ぎてウザいわ」

コナン「最初2つは分かるとして、『勝利』はなぜだ?」

灰原「最初の2つが並ぶと最後の1つに何が来ても大抵ウザいわ」

24 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 22:21:03.47 ID:E5Q3636o

コナン「結局、某漫画雑誌を根本から否定してんじゃねぇか」

灰原「はぁ?言っておくけど私はジャンプ派よ」

コナン「あぁ……そういえば博士ん家に大量のジャンプがあったような。それじゃなんでだ?」

灰原「ただ言葉のチョイスが気に入らないだけ。漫画に罪はないわ」

コナン「じゃあ『友情』『灰原』『勝利』って来たらどうなんだよ?」

灰原「真ん中1つのせいで他2つの胡散臭さが尋常じゃないわ」

コナン「自分でいうか。じゃあどんな言葉が良かったんだよ」

灰原「特に要望はないんだけれど……『妹』『妹』『妹』ぐらいぶっ飛んでてもいいと思うの」

コナン「めだかちゃんが乱神してしまうぜ」


25 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 22:30:15.85 ID:E5Q3636o

コナン「今のジャンプはどうよ?」

灰原「また『H×H』が休載期間に入ったわ」

コナン「今回は割と長く続いたんじゃねぇか?」

灰原「でも相変わらず切りの良し悪しなどまったく考慮されてないのよ」

コナン「前触れもなく突然休載宣言するものなぁ」

灰原「おかげで柄にもなく『富ォォォ樫くゥゥゥゥゥゥン!!??』と叫んでしまったわ」

コナン「おまえの『H×H』に対する愛が一方通行だってことは分かった」

灰原「まるで哀ね。灰原哀なだけに」

コナン「うるせぇ」

26 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 22:41:24.49 ID:E5Q3636o

コナン「他のはどうなんだよ」

灰原「他の漫画も毎週楽しみに読んでるわ。ただし楽しみ方は漫画によってそれぞれ違うけれど」

コナン「某死神の漫画とか?」

灰原「『保健室の死神』は面白いわよ。剣を振り回してるほうも違う意味で面白いわ」

コナン「刀が音速の五百倍で13km伸びるしな」

灰原「ツッコミ不在のギャグ漫画とはこうあるべきという模範解答の1つだわ。もう1つは某テニス漫画」

コナン「あいつらのテニスに常識は通用しねぇ」

灰原「後半なんてテニスというなの格闘技だったわ、あれは」

コナン「スラダン読んでバスケ始めましただと爽やかな感じがするけど、それ読んでテニス始めましただと残念な感じしかしないな」

灰原「『けいおん!』見て楽器始めましたと似たようなものかしら」

コナン「『N・H・Kにようこそ!』見て引きこもり始めましたみたいなもんだろ」

灰原「ま、動機がどうであれ、今楽しめているのならそれでいいんじゃないかしら」

灰原「ただし引きこもり。あなたはダメね」

コナン「引きこもりってなりたくてなるもんじゃねぇだろうしな」

コナン・灰原(『ONE PIECE』読んで海賊始めましたって人いないかな……)

29 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 22:51:41.04 ID:E5Q3636o

コナン「結局、全然課題が進んでないな……」

灰原「ま、あなたなら『自分の好きな言葉』なんてすぐに思いつくでしょう?」

コナン「あぁ、たしかにすぐに思い浮かんだのが1つあるな」

灰原「『俺、実はポニーテール萌えなんだ』でしょ?あってるわよね?」

コナン「間違っちゃいねぇけど!!言ってみたい言葉だけど!!」

灰原「違うのね。そう……『変態という名の紳士だよ』かしら?」

コナン「おい!!」

灰原「『その幻想をぶち[ピーーー]』?」

コナン「お前のその幻想ぶち殺してやろうか?」

灰原「あら違うの?つまらないわね」

コナン「もういい。とりあえずこのプリントに書いて出せばいいんだろ」

カキカキ

灰原「どれどれ……」

コナン「ま、これだよな」


『真実はいつも1つ』







灰原「なにこの終わりよければすべて良しみたいな感じ?」



―――文句言いつつも毎週楽しみにしてるジャンプ編終わり

30 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/05(月) 23:01:38.79 ID:E5Q3636o

sagaを忘れてもた。

次からは>>17の続き。

31 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:03:12.84 ID:E5Q3636o

灰原「さっきポケモンの御三家の話が出たけれども」

コナン「ん?」

灰原「歴代の御三家たちを比べると、明らかにフシギダネの目つきが悪すぎるわ」

コナン「フシギダネ嫌いなのか?たしかに他と比べると……」

灰原「いいえ、むしろあのふてぶてしさに愛嬌を感じるわ」

コナン「球根背負った目つきの悪いカエルを愛でる女の子か……(あれ?それってなんか可愛くね?)」

灰原「フシギダネは愛嬌があるだけじゃないわ。男前なのよ」

コナン「またどうしたよ?」

33 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:12:48.72 ID:E5Q3636o

灰原「前、ポケモンのえほんシリーズがあったでしょう?」

コナン「ああ、1冊につきポケモン1匹に焦点を当ててたやつか。でもそれがどうした?」

灰原「ポケモンえほんシリーズ第3段。『フシギダネこまったね』」


チュウリップがほしい女の子、カエルがほしい男の子。
カエルの上にキュウコンがのった姿のフシギダネを、二人で世話しようとケンカしてしまいます。
こまったフシギダネの様子がみていて気の毒です。


灰原「さてフシギダネはどうしたでしょうか?」

コナン「その愛嬌を武器にケンカを止めに入る?」

灰原「カエルとチュウリップの球根をひそかに探し出してこそっと置いといたのよ」

灰原「しかも自分がチュウリップの球根とカエルに分かれたことにするためにフシギダネは彼らの元から去っていったわ」

コナン「2人の仲を保つために自分の居場所を犠牲にした……だと……!?」

灰原「フシギダネはそういうことが出来る子よ。どこぞの電気ネズミ風情とは訳が違うわ」

34 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/05(月) 23:22:32.64 ID:E5Q3636o

コナン「フシギダネは良くてピカチュウはダメなのか?」

灰原「えぇ。あの可愛い子ぶってる感じが死ぬほどウザいわ。あと主人公補正も死ぬほどウザいわ」

コナン「イワークを電気ショックで倒したときは何事かと思ったよなぁ」

灰原「頑張ったから勝てたみたいな感じがウザかったわ」

灰原「ゲームじゃどんなにピカチュウのレベルが高くても電気タイプの技じゃ倒せないのにね」

コナン「いやでも……そこまで腹を立てることでもないような……実際可愛いし」

灰原「メスのピカチュウに『ラン』って名前つけて連れて歩いてるのはどこの誰だったかしら?」

コナン「」

灰原「『シンイチ』って名前のオスのピカチュウと一緒に育て屋に預けてたりもしたっけ?」

コナン「」

灰原「それで……ピカチュウがなんだっt

コナン「電気タイプと言ったらコイルなんだよォォォォォ!!!!ねずみはお呼びじゃねェェェェェェんだよォォォォォォォォ!!!!」

コナン「Yahoo!きっずのポケモン人気投票でコイルに大敗したクソねずみはどこのどいつだったかなァァァァァァ!!??」

コナン「工作?関係ねえよ!!カァァァンケイねェェェェェェんだよォォォォォォォォォォォォ!!!!」


元太「あいついきなり叫びだしてどうしたんだ?」


―――ポケモン談義編2終わり

41 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:24:45.39 ID:g5XlzU2o

灰原「球技大会なんてまた面倒なことを……」

コナン「同じ学年同士でドッジボールか。定番っちゃ定番だなぁ」

歩美「ボール怖いよぉ……」

光彦「僕はそれなりに楽しみですけどね。元太君はどうd」

元太「血が騒ぐな……」

光彦(なんかいつもと雰囲気が……)


先生「それではクラスを2つのチームに分けますよー」

42 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:31:27.00 ID:g5XlzU2o

コナン「Aチーム。歩美ちゃんと灰原と一緒か……」

光彦「Bチーム。元太君がいるのは頼りになりますー」

コナン「トーナメント形式か……お前らのチームとは決勝に行くまで当たらないようだな」

光彦「そうですね。お互い決勝で当たれるように頑張りましょう」


元太「貴様ら。何を話している。我々は他のクラスに負けることは許されん」

元太「決勝でぶち当たるのが前提の球技大会であることを忘れてはならん……」


コナン「今日の元太なんか怖い」

43 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:39:46.59 ID:g5XlzU2o

元太「みんな違ってみんないい。そんな1節がある詩が国語の教科書に載っていた」

元太「『違うからいい。みんな違う。そうオンリー1だ』だということだろう」

元太「しかしだァ!!忘れてはいないか……!?」

元太「みんな違ってみんないい。それ以上に。No.1であることがいいに決まっている」

元太「オンリー1などという下らん幻想は今日で終わりだ。No.1に勝る称号はないッッッ!!!!」

元太「優勝の座をかっさらうのは我らが1年B組Bチームなのだァァァァァァァァァ!!!!」

Bチーム「ウォォォォォォォォォォォ!!!!!!」


コナン「向こうのチームむちゃくちゃ怖い」

灰原「ガキ大将どころか御大将になる勢いね」

歩美(これって小学校の球技大会だよね?)

44 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:46:42.60 ID:g5XlzU2o

コナン「あーまぁ、とりあえず。負けるのが気分悪いのは確かだ」

灰原「あら、小学生相手にムキになちゃうわけ?」

コナン「何事もムキになったほうが楽しいに決まってる」

灰原「じゃあ期待してもいいのね」

歩美「絶対優勝しようね!!」

コナン(こりゃ負けられねぇな)

コナン「まぁいい。とりあえず1試合目だ。手加減はしねぇ」


―――Aチーム1試合目試合中―――


審判「ピピーッ!!試合終了ー!!」


コナン「1試合目は案外あっさり勝ったな。元太たちのほうはどうだろう」

45 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 22:54:45.63 ID:g5XlzU2o

敵外野A「くっ……とりあえず内野にパスだ。エースのあいつならなんとか……」

元太「小賢しいんだよォォォォ!!!!」

敵外A「な!!インターセプトだとぉ!?ドッジボールでか!?ありえん!?ありえんぞぉ!!」

敵内1「おい!!体制を立て直せ!!作戦通りに……うわぁぁぁぁぁ!!!!!」

元太「全く。マニュアル通りやっていますというのはアホのいうことだ」

光彦「元太君!!」

元太「光彦ォ!!小生にボールをよこせェェェ!!!!」

光彦「ハイ!!」

元太「覚悟しろよォォォ!!貴様が最後だァ!!」

敵内2「ひいいい!?先生!!みんなぁ!!助けてぇ!!」


元太「―――兄弟よ。今、人に助けを求めなかったかい?」


敵内2「ひっ……助k

元太「内野でなァ!!教師や外野に助けを求めるときというのはなァ!!!!逃げ腰のクソ虫が、甘ったれていうセリフなんだよ!!!!!!!」

敵内2「があああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」


審判「ピピーッ!!試合終了ー!!」


コナン「相手を……全滅させた……だと……!?」

灰原「あそこ冗談ではない強さね」

46 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:01:10.94 ID:g5XlzU2o

コナン「ボールを当てていいのは、当てられる覚悟のある奴だけだ!!」



元太「モブキャラがなァ!!我らへ勝利することなどォ!!できるわきゃァァァねェェェェだろォォォォォォォォォォォォォ!!!!」



コナン「諦めたらそこで試合終了だ」



元太「神の世界への引導を渡してやる!!」



コナン「ふもっふ!!」



元太「我が世の春が来たァァァァァァァァ!!!!」



コナン「セカンドレイドォ!!」



元太「絶・好・調・で・あ・る・!」




灰原「なにこの疎外感」

歩美「でも決勝までこれたよー」

光彦「次も僕たちは負けません」

灰原「あなたもたいして活躍してないでしょう」

光彦「そ、そんなことないですよぅ……」

47 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:09:28.44 ID:g5XlzU2o

審判「それではー決勝戦を始めまーす。ジャンプボールの人、どうぞ前へ」

コナン「ふふ……約束通り来てやったぜ」

元太「やはり戦いとはこうでなくてはな」

コナン「悪いが勝つのは俺たちだ」

元太「笑わせてくれる」

審判「ピピーッ!!スタート!!」

コナン(ふん、あの体格では俺より高く飛ぶことはできないだろう!!ここは貰っ……何!?)

元太(誰を相手にしているのか分かっているのか江戸川ァァァァァァァァァ!!!!)

元太「よし!!そのまま外野経由で小生にボールを回せェェェェェ!!!!」

コナン(くそ!!いきなり元太にボールがわたっちまう!!)

光彦「元太君!!ボールです!!」

元太「雑ァァァァァァ魚どもがァァァ!!!!!!」


キャァァァァァァァァァァァァ
カ、カデンリュウシホウ……!?
アシヲ…アシヲモッテイカレタァァァァァァ!!!!


コナン(まずいな。早速やられちまったか)

48 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:16:37.69 ID:g5XlzU2o

元太「まだだァ!!まだ終わらんのだよォォォォォォ!!」

コナン(リバウンドのボールを取られた!!)

元太「邪魔なんだよォォォォォォ!!!!!」


ソウインタイヒー!!
アイフィールドバリアー!!
エエイ!!ムコウノエースハバケモノカ!?


コナン「おらぁぁぁぁぁぁぁ!!とったどーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!」

元太「ほほう。やるではないか」

コナン「お前の相手は俺だ」

元太「貴様ごときに小生の相手が務まるかな……?」

49 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:27:39.49 ID:g5XlzU2o

コナン「やってみなきゃわからねぇよ!!オメガキャノン!!」

元太「なんの!!―――ッ、サイコクラッシャァァァァァァァァ!!!!!」

コナン「いけ!!みくるビーム!!」

元太「ふん!!滅びのバァァァストストリィィィィィィィィムッッッ!!!!」

コナン「まだだ!!エアロブラスト!!」

元太「ぬぅんッ!!原子崩しァァァァァァァァァァァであるッッッ!!!!!」

コナン「おらぁ!!魔貫光殺砲!!」



歩美(元太君がすごくうるさい)

灰原(なにこの会話のドッジボール)

光彦(チームワーク仕事してくださいよ)

50 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:34:07.78 ID:g5XlzU2o

コナン「はぁはぁ……よぉ、やるじゃねぇか……元太ぁ!!」

元太「ぜぃぜぃ……戦うと元気になるなァァァァ兄弟!!!!」

コナン「ま、勝つのは俺だがな」

元太「ほざいたなァァァァ江戸川ァァァァァァ!!!!」

元太「うォォォォォ!!!!めがっさ砲ァァァァァァァァァァァァ!!!!」


ボール「にょれろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんっっっ!!!!!」


コナン「くそったれぇぇぇ!!!!」

元太「死にやがれェェェェェェェェェェェ!!!!!」

51 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:45:15.57 ID:g5XlzU2o

元太「これで終わりk

コナン「まだ終わっちゃいねぇぞぉぉぉぉぉぉぉぉ元太ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

元太「何だとォ!?」

コナン「俺の拳が真っ赤に燃える!!勝利を掴めと轟き叫ぶ!!ばぁぁぁぁくねつ!!ゴッド!!フィンガァァァァァァァァァァァ!!!!」

元太「な、なんだ!?あの手の輝きは……!?しかも速い!!これh


コナン「こっから先は勝利へ続く一方通行だ―――進入は禁止ってなァ!!てめェらはここで引き返しやがれェェェェェェ!!!!」


元太「オノォォォォォォォレェェェェェェェェェェエッッッッッ!!!!」


バゴーン


光彦「元太君ーーーーーー!!」

ウォーッ!!イイゾー!!ツヅケー!!
マダマケチャイネェゾヒルムナー
サイコーノショーダトハオモワンカネ?








コナン「元太をアウトにしたのはいいが試合には負けてしまったでござる」

灰原「肝心なとこでダメね」



―――球技大会編終わり

52 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:51:35.42 ID:g5XlzU2o

次からは>>34の続き。

53 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:52:45.76 ID:g5XlzU2o

コナン「ツタージャがお前に似てるって話があるんだけど」

灰原「それは私をバカにしてるわけ?ツタージャを褒めてるわけ?それとも両方褒めてるわけ?」

コナン「両方バカにしてんだろ」

灰原「それあなただけでしょう」

コナン「大丈夫。俺は灰原しかバカにしてねぇから」

灰原「はいはい、わかりましたよ。で、実際似てると思う?」

コナン「うーん、あのすかした感じのどや顔は雰囲気似てるかもしれない」

灰原「嫌な言い方するわね。ま、似てなくもないってことね」

コナン「ここは光彦に聞いてみるか」

灰原「なんでよ?」

コナン「なんとなくだ」

54 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/06(火) 23:58:13.48 ID:g5XlzU2o

コナン「おーい光彦!!」

光彦「なんでしょうコナン君?」

コナン「ポケモンB・Wの最初に選べる3匹のポケモンはもう見たよな?」

光彦「一応確認済みです」

コナン「あの草タイプのやつ灰原に似てね?」

光彦「うーん……―――ッ!!」

光彦「たたたたたたた確かに、あ、あのクールな感じは、ににに似てるかもしれません!!」

灰原「あらクールなんて嬉しいこと行ってくれるのね」

光彦「そそそ、そうですか。思ったこと、を、言ったま、で、ですよッ……///」

コナン「そうか、分かった。サンキューな光彦」

光彦「れ、礼には及びませんよ。それでは失礼しますー」


コナン「おそらく発売後数日で光彦の手持ちのポケモンは6匹全部ツタージャになってることだろうよ」

灰原「なんでよ?」

コナン「なんとなくだ」

56 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 00:04:34.81 ID:.YS42sco

灰原「私はどちらかというとフシギダネに似てると思うのだけれど」

コナン「どこが?」

灰原「声が」

コナン「……やってみろ」


『ダネダネッ!!』


『ダネフシッ!!』


『ダネーッ!!』


灰原「どうかしら?」

コナン「似てるってレベルじゃねーぞコレ!!」

コナン「光彦なんか向こうで固まってるしよ」

光彦「(゜Д゜)」

コナン「きっとあと数日で光彦が今やってるポケモンの手持ち6匹全部フシギダネになるぞ」

灰原「……なんでよ?」

コナン「……なんとなくだ」


光彦「(゜Д゜)」


―――ポケモン談義編3終わり

60 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 22:33:56.35 ID:6J1TXfoo

灰原「『みなみけ』7巻が発売になったわ。約1年ぶりの新刊よ」

コナン「1年前も小学1年生だった気がするけどな」

灰原「それは気のせいね」

コナン「実際には半年しか経ってないもんな」

灰原「買ってきて」

コナン「俺ぁお前のパシリになった覚えはねぇぞ?」

灰原「読みたくないの?」

コナン「たしかに読みてぇけど」

灰原「んじゃ買ってきなさいよ。はい、これお金」

コナン「まぁ暇だし行ってくるか……後で読ませろよ」

灰原「わかったわ」

61 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 22:44:20.04 ID:6J1TXfoo


―――本屋―――

コナン「M・I・N・A・M・I・K・E Let's go!」

コナン「新刊コーナー……っと。ありゃ?最後の一冊じゃねぇか」

コナン「あぶねぇ。あぶねぇ。とっとと買って帰るか」


ガシッ

ガシッ


コナン「ん?」

ウォッカ「あぁ?」

62 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 22:53:03.35 ID:6J1TXfoo


―――十数分前―――

ジン「そろそろ『みなみけ』の新刊が発売されてるはずだ」

ウォッカ「『みなみけ』……?そりゃなんすか」

ジン「漫画のタイトルだ」

ウォッカ「へぇ……兄貴が漫画を。どういった内容で?」

ジン「南家3姉妹の平凡な生活を淡々と描いたものだ。だから過度な期待はしちゃならねぇらしい」

ウォッカ「は、はぁ……」

ジン「だが、1年近くも待たされたんだ。期待しないわけにもいかねぇだろ」

ウォッカ「へ、へぇ……」

ジン「ということで近くの本屋で買ってきてくれ。ただし目立つ行動は慎め」

ウォッカ「へ、へい。了解しました」

ジン「すべてーは愛のターメリック♪ハラハラーハラペーニョ♪泣かれちゃやだもんシナモンカルダモン♪」


ウォッカ(歌まで歌って。今日の兄貴はご機嫌だなぁ)


ジン「無理かパプリカ♪こりごりコリアンダー♪」

63 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 23:03:35.34 ID:6J1TXfoo


―――現在―――

コナン「な……(ウォ、ウォッカ!!なぜここに!?まさか俺のことがばれて?)」

ウォッカ(このガキ、どっかで見たことがあるような……ないような……)

コナン(幸い、ここは人目がある。ここで殺されるってことはないだろうが……)

ウォッカ(チッ、最後の1冊だったか。早く買ってかねぇとジンの兄貴に叱られちまうぜ)

コナン(近くに他の黒の組織の人間がいたらまずい!!)

ウォッカ(でもあんまり目立ちたくねぇしなぁ。ここでこのガキに騒がれるのは困る)

コナン(棚が邪魔で外が見えねぇ!!ジンの車は止まっているか……?)

ウォッカ(他の本屋探すか。おそらくそっちの方がずっと目立ねぇ)

コナン(とりあえず逃げた方がいいか?ダメだ!!周りの情報が足りなすぎる!!)

65 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 23:12:08.53 ID:6J1TXfoo

ウォッカ「おい、ガキ」

コナン「な、なぁに?」

コナン(やっぱり気付かれて―――?)

ウォッカ「それはお前に譲ってやるよ。俺ぁ別のところ探す」


コナン(……はい?)


ウォッカ「せっかく譲ってやったんだ。大切にしろよ。じゃあな」

コナン「そ、そう。ありがとう」



コナン(今の俺、顔も声も引きつってたよなきっと……)

66 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 23:18:33.40 ID:6J1TXfoo


―――ウォッカが店内を去った後―――

コナン「行ったか……とりあえず会計っと」

コナン(しかし一体なんだってんだ?とりあえず本に細工を施された形跡はない)

コナン(どこかに発信器をつけられたわけでもなさそうだ)

コナン(待ち伏せってこともある……か?もしくは狙撃?)

コナン(とりあえず遠回りになってでも人通りの多い道を通って帰ろう)

67 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 23:26:31.46 ID:6J1TXfoo


―――とある路上―――

コナン(やつらの気配は今のところない……か!?ヤバい!!全身黒尽くめの男が―――)


シスター「俺は弾の当たるものしか信じん」


コナン(あのシスター身長が2m以上あるんだけど。っていうか男なんだけど。普通に銃持ってるんだけど)

コナン(っていうか神様を信じる気あるのか?)

シスター「まぁいい。とりあえず荒川に帰るか……」

コナン(さっさと帰れよ、紛らわしい!黒の組織の人間よりあんたの方が数倍あぶねーよ!)

68 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 23:36:06.23 ID:6J1TXfoo


―――数分後―――

コナン(くそ!!全身黒尽くめの―――)


ダースベイダー「シューコホー」


コナン(また全身真っ黒の黒の組織の人間より危なっかしい奴きたよ)


ダースベイダー「You don't know the power of the dark side」


コナン「宇宙レベルの悪役がこんなとこで一人で何いってやがる!!さびしいのか?ぼっちなのか?」

コナン(……ってツッコミてぇ!ツッコミてぇけど!そんなことしたら)

コナン(ライトセイバーでエド/ガワにされちまう!)

69 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 23:45:45.29 ID:6J1TXfoo


―――その数分後―――

コナン(やっと半分。個々の戦闘力なら黒の組織の人間より相当ヤバいやつと遭遇してるな。冷や汗が止まらねぇ)


アーデンダーク「止まれ、人間。ここで殺しt―――グハァァッッ!!」


コナン(やべ、今なんか踏んだ)

70 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 23:52:51.04 ID:6J1TXfoo


―――さらに数分後―――

コナン「うわっ、黒!真っ黒!」


バックベアード「やべぇ、眩しい」


コナン(……人の形してねぇし。なんでまだ日が落ちてないのに外に出てきたし)


バックベアード「目がチカチカする」

72 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/07(水) 23:58:54.49 ID:6J1TXfoo


―――また数分後―――

コナン「……」


サイコガンダム「……」


コナン(スルーだ)

74 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/08(木) 00:09:28.30 ID:as6Ti.2o


―――その後―――

コナン(な、なんとか着いたな……)

コナン(冷や汗と動悸がまだ止まらねぇ……)

コナン(まぁ、ほとんどは無駄に動揺させられただけだったがな)


コナン「帰ったぞー」

灰原「あら、おかえり。ちゃんと買えた?」

コナン「なぁ灰原」

灰原「何よ?そんな疲れ果てて」

コナン「俺は命懸けのミッションを請け負った覚えはねぇぞ」

灰原「はぁ?」


―――お使い編終わり

75 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/08(木) 00:17:33.69 ID:as6Ti.2o

日にちまたいでるけど次から七夕もの。

76 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/08(木) 00:18:20.83 ID:as6Ti.2o

歩美「七夕だね」

光彦「星に願いをかなえて欲しいです」

コナン「願い……ねぇ」

灰原「短冊にでも書くの?」


元太「なぁ、直接星のところにいかね?」


一同「はい?」

元太「俺、この世で一番、星に近いところ知ってるぜ」

歩美「ほんと?」

光彦「それはすごいです!」

コナン・灰原(……?)

元太「今からみんなでいこうぜ」

光彦「その星に願いをかなえてもらいましょう!」

歩美「さんせー!」

77 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/08(木) 00:28:17.07 ID:as6Ti.2o


―――荒川河川敷―――

星「なんだ、お前ら?」

光彦「この世でもっとも星に近い場所があると聞きまして」

元太「七夕だからそのお星に願いをかなえてもらおうと思ってよ」

星「分かってるじゃねぇか。昔からお願い事はお星様にって決まってるんだぜ……?」

歩美「でもこの星なんか気持ち悪いよ」

星「」

元太「なんか思ったより全然輝いてねーぞ」

灰原「『聖☆おにいさん』というタイトルの『☆』の方がまだ輝いてるわね」

星「」

光彦「死んだ魚のような目をした侍と瓜二つな声をもつ人が願いをかなえられるとは到底思えません」

コナン(ひでぇ言われようだ……)

星「☆rz」



リク「最近の子供は本当にエキセントリックだ……」


―――七夕、『星』に願いを編終わり

80 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 21:59:26.13 ID:ydxa65co


――――――――――――

フレンダ「結局、みんな魚介類の缶詰をないがしろにしすぎな訳よ」

絹旗「いきなりどうしたんですか」

フレンダ「この際だから絹旗に缶詰の凄さを教えておくわ」

絹旗「残念なことに今は超暇ですので、超仕方なく聞いてあげましょう」

81 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 22:05:49.16 ID:ydxa65co

フレンダ「いい?まず魚介類ってのは供給が不安定な訳よ」

絹旗「そうですよね。人の手を超加えられない海をあっちこっち超行き来してますね」

フレンダ「自然条件の変化の影響を受けるし、最近は魚を食べる文化のなかった国も魚に注目し始めたことも大きい訳よ」

絹旗「日本の需要は横ばい、むしろ下がってるくらいのところに他国は超高く買いつけようとしてるわけですね」

フレンダ「日本も負けじと高く買おうとすると赤字になってしまう訳よ。日本の需要はそこまでじゃないから」

絹旗「供給が少なかった時の取り合いはまず超勝てないと。これが近年言われてる『買い負け』の超簡単な概要ですね」

フレンダ「この不安定な状況を救うのが長く保存できる水産加工品な訳よ。その1つが缶詰」

絹旗「おぉ、なんだか超水産の話になってきました」

84 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 22:12:11.45 ID:ydxa65co

フレンダ「さらに魚介類は畜産・農産に比べ圧倒的に種類が多いのも問題な訳よ」

絹旗「たしかに超いろんなものがありますね。大きさも形も超まちまちです」

フレンダ「大きさや形だけでなく体の中身やその生活サイクルも種類によって違う訳よ」

絹旗「旬ってやつですね。季節によって脂質含量やタンパク質含量が超違ってくるって話聞きましたけど」

フレンダ「産卵期の後のエネルギーを出し切ったへろへろの状態の魚を食べても美味しくない訳よ」

フレンダ「でも旬の時期に漁獲した魚介類を加工して保存できるようにしておけば、年中美味しい状態の魚を食べられる訳よ」

絹旗「その1つの形が缶詰であると。か、缶詰って超凄いですね」

86 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 22:16:31.56 ID:ydxa65co

フレンダ「魚介類の品質の劣化の速さも問題な訳よ。ほら、魚介類ってすぐ悪くなるでしょ?」

絹旗「体を構成しているタンパク質や脂質が超違うんですよね」

絹旗「たしか、低温でも超機能するように構造が超変化しやすいものになってるとか」

フレンダ「結局、その品質の劣化を克服するために加工して保存がきくようにする訳よ」

絹旗「で、またその方法の1つに缶詰が超挙がるということですか」

88 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 22:21:21.93 ID:ydxa65co

フレンダ「他にも、体が複雑だから効率的な生産が難しいとか」

フレンダ「均一な内容量にするために魚の大きさを選ばなきゃならないとか」

フレンダ「加工前の保存方法とか、漁港から加工場までの輸送方法とか」

フレンダ「缶詰にするにもどうにかしなきゃならない問題がたくさんある訳よ」

絹旗「いろんな問題が超クリアーしたり超クリアーされたりしてフレンダの手元に来たわけですね。この缶詰は」

90 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 22:27:57.59 ID:ydxa65co

フレンダ「結局、100円ちょい出すだけで調理済みの魚が食べられるなんて気前がよすぎる訳よ」

フレンダ「塩分が高いのがネックだけどね」

絹旗「缶詰を超見直してしまいましたよ」

絹旗「何気なくスーパーに超並んでいる缶詰たちは実は超只者ではなかったんですね」

フレンダ「それじゃ早速サバ缶買いに行くのに付き合って欲しい訳よ」

絹旗「フレンダのその超偏食っぷりを認めたわけじゃないですよ」

フレンダ「結局、そこは気にしちゃダメな訳よ」



ギャーギャーワーワー



滝壺「ねぇ、むぎの。そのシャケ弁のシャケね」

麦野「ほむ?」

滝壺「定量、定時、定(低)価、定質という消費者のニーズに応えるために様々な工夫がされてるんだよ」

麦野「ほむほむ」

滝壺「1年中食べられることに感謝しなきゃね」

麦野「……もふ」


――――――――――――



91 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 22:31:35.53 ID:ydxa65co

コナン「っていうSSを考えた」

灰原「美少女たちが缶詰について熱く語り合う図は確かに新しいわ」

コナン「だろ?今まで誰もやらなかった新境地だ」

灰原「そうね。ニーズがないもの。だから誰もやらなかったのよ」

コナン「」

灰原「まぁ缶詰についての認識を新たにしたのは確かだわ」

コナン「じゃ、缶詰買いに行くか?」

灰原「……そうするわ」


―――こんなSSを考えた編終わり

92 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 22:42:52.42 ID:ydxa65co

次からは>>56の続きっぽいもの。

94 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 22:44:37.71 ID:ydxa65co

コナン「何見てるんだよ?」

灰原「『ミュウツー!我ハココニ在リ』よ」

コナン「また、懐かしいものを見てるな。どうした?」

灰原「この子は他人の気がしなくてね。基本、ピカチュウは好きではないのだけど」

コナン「このコピーピカチュウが?」

灰原「この子は『ピカツー』よ。クレジットでもそうなってるもの」

コナン「ピカチュウと同じイントネーションで……」

コナン「……ピカツゥ。ピカツゥwwwwwwピカツゥwwwwww」

灰原「『ミュウツー』と同じイントネーションで呼んであげましょうよ」

95 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 22:54:24.55 ID:ydxa65co

コナン「んで、このピカツゥ(笑)がどうしたって?」

灰原「なんか私に似てない?」

コナン「強者に付きまとうところが?」

灰原「声が」

コナン「……やってみろ」


『ビィガァー!!』


コナン「こりゃ似てるわ……」



――――――――――――

コナン「ってことがあったんだが」

光彦「なんで僕に言うんです?」

コナン「なんとなくだ」


96 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 23:01:49.14 ID:ydxa65co

光彦(で、でも良いことを聞きました。アンチピカチュウの灰原さんが唯一認める『ピカツー』)

光彦(こここ、これはピカチュウにピカツーという名前をつけて育て屋に……)

光彦(それで僕というピカチュウと一緒に愛も育んでもらうというのはどどど、どうでしょう?)

光彦(育んでもらうのは愛?哀?いいえ、どちらでもです!!)

光彦(アイが2つ。2人目の哀。これぞまさしくアイツー!!)

97 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 23:09:01.94 ID:ydxa65co

光彦「エヘヘヘヘヘヘヘヘ……」

コナン「なぁ、光彦」

ビクッ

光彦「ふぁ、ふぁい!!な、なんでしょう?」



コナン「ピカツーはサトシのピカチュウのコピーだ」

光彦「当然知ってますよ、そんなこと」

コナン「サトシのピカチュウはオスだったよな?」

光彦「な、何が言いたいんですか!?」

コナン「ピカツーは」


コナン「……オスだ」


光彦「(゜Д゜)」



コナン「灰原」

灰原「何よ?」

コナン「ピカツーの貞操は守られた……そんな気がする」

灰原「そ、そう?よくわからないけどピカツーを助けてくれてありがとう……」


―――ポケモン談義編4終わり

93 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 22:43:17.97 ID:5VQDKUAO

良い夢を見せて貰った…

それにしても病気なコナンに何だかんだで付き合ってる灰原が可愛いな

98 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/09(金) 23:18:10.20 ID:ydxa65co

>>93
良い夢が見れたようで何よりだ。

今日はここまで。
みんな読んでくれてありがとう。
缶詰の話は間違ってること書いてるかも知れないから鵜呑みにするのは危険かも。
一応水産系の本使ったけれど、自分の知識だけで付け足した部分もあるので。
混乱した人にはごめんなさい。

また明日。

105 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 22:33:28.96 ID:MKsQmw6o

光彦「今度みんなで仮面ヤイバーショーを見に行きませんか?」

歩美「さんせー!!」

元太「最前列で見るんだぜ!!」



コナン「なぁ灰原」

灰原「何よ」

コナン「歩美ちゃんってさぁ、あの二人と仲いいせいかヒーローものとか好きじゃん?」

コナン「あれって小学1年女子としては普通の反応ってことでいいのか?」

灰原「確かに他の子とは違う気がするわ。でもそれがどうかしたの?」

コナン「いや……人の趣味をとやかく言う気はないんだが、なんとなく将来が不安だ」

106 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 22:42:20.34 ID:MKsQmw6o

灰原「たしかに、カラオケで1曲目からキングゲイナーのあれとか歌ってる図が想像できたわ」

コナン「あぁ……振り付けありで熱唱してドン引きされてそうだ」

灰原「分かる人たちからすると最高のショーだとは思うんだけどね」

コナン「結局、世間ってやつは残酷な訳よ」

灰原「他の子たちといって友達をなくす前に私たちがなんとかしてあげないとね」

コナン「ま、もっともその危惧が現実のものとなるのは数年g



『キン!キン!キングゲイナー!!』



歩美「あ、ケータイなってる。もしもしお母さ〜ん……」



コナン・灰原「あちゃー」


―――ハジマッタ?編終わり

108 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 22:47:27.05 ID:MKsQmw6o

コナン「カラオケか……久しぶりだな」

歩美「わくわくするねー!」

光彦「早く歌いましょうよー!!」

元太「燃えるぜー!」

灰原「博士も当然歌うわよね?」

博士「ま、まぁ保護者として見てるだけではお金がもったいないしのぉ」

コナン(歩美ちゃんと博士が何歌うか気になるな……)


109 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 22:50:49.66 ID:MKsQmw6o

灰原「私から……?まあいいわ」


『Lively Motion』


コナン「なんかずるくね?」

灰原「なんでよ?」

コナン「なんとなく」




歩美「これにしよっと」

コナン・灰原(歩美ちゃん第1曲目!それはいかに?)


『僕らの合言葉』



コナン・灰原(案外普通……?)


光彦「なんか歩美ちゃんらしい優しい感じのする曲ですね」

博士「いい曲じゃのう」

110 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 22:55:07.99 ID:MKsQmw6o

博士(やはりここは空気を読んでアニメソングを入れるべきなのかのぉ?)

博士(でもわしゃそんなくわしくないぞい。一応、予習はしてきとるんじゃが)

博士(ふむ……これはどうじゃ?空気読めてるじゃろうか?)


『SATSUGAI』


コナン・灰原(それは空気読めてない……)

111 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 23:00:32.30 ID:MKsQmw6o

コナン「俺はこれいくかぁ」


『JUST COMMUNICATION』


灰原「なんかずるくないかしら?」

コナン「確かにTWO-MIXってグループの曲はなぜか音を全然はずさずに歌えるんだよな」

灰原「そうじゃなくて」

コナン「じゃあどういうことだよ?」

灰原「……分からないわ」

112 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 23:07:50.33 ID:MKsQmw6o

光彦「これですかねー」


『胸がドキドキ』


コナン(なんか建前臭いぞ)

灰原(建前臭がするわね)



元太「いくぜー」


『Driver's High』


コナン(元太がラルクか……)

灰原(でも、なぜか納得できなくはない選曲ね)

113 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 23:15:06.95 ID:MKsQmw6o

灰原「次はこれね」

『I & Myself』

コナン「なんかずるいぞ」

灰原「だからなんでよ?」

コナン「うーん、なんとなく?」



歩美「次はこれー!」

コナン・灰原(これとはいかに!?)


『深い森』


コナン(思ったよりは普通だ)

灰原(これは歩美ちゃんが普通の曲を入れれてることに安心するべきなのかしら)

コナン(それともその予想を裏切る普通さに落胆すべきところなのかねぇ)

灰原(たしかにこれも凄く良い曲なのだけど。そしてなぜか親近感がわく曲ね)

コナン(たとえるなら昔仲の良かったお隣さんってとこだな)

114 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 23:23:42.26 ID:MKsQmw6o

博士「さっきはみんな引いとったのぉ。盛り上げはしてくれるが顔は引きつっておったわい」

博士「よく考えて曲を入れなきゃならん」


『Poo』


コナン(いやそれもなぁ)

灰原(どうなのかしらね)


博士「OH NO NO NO YANG NI MAI DI♪」


コナン(なんか博士がいたたまれなくなってきたぞ)

灰原(老人をいじめてるようで心が痛いわ)


博士「OH NO NO NO YANG NI SONG SAY MAI DI♪」


コナン(っていうかなんでこういう曲知ってるんだよ?)

灰原(そういえばカラオケ行くからって最近のアニソンについて色々調べてたような)

コナン(それでこれに行き着いたのか……)


コナン・灰原(余計いたたまれない……!!)


115 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 23:32:11.48 ID:MKsQmw6o

コナン「次はこれかー?」

『RHYTHM EMOTION』

灰原「なんかまたずるくないかしら?」

コナン「なんででだよ?」

灰原「なんとなくよ」



光彦「これですー」

『謎』


灰原(まーたなんか建前臭い曲を)

コナン(建前臭いぜ)



元太「次はこれだぁ!」


『ウィーアー!』


灰原(アツい曲が来たわね)

コナン(初期バージョンってのがまたアツいな)

116 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 23:39:58.90 ID:MKsQmw6o

灰原「これかしら」

『Give a reason』


歩美「これー!」

『ブルーバード』


博士「これかのう……これでいいんかのう?」

『プリップリン体操』

コナン・灰原(よくないwwwwww)


コナン「これ……だな」

『LAST IMPRESSION』


光彦「これです」

『君という光』


元太「これだな!」

『War War!Stop It』

117 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 23:47:28.56 ID:MKsQmw6o


―――しばらくして―――

コナン「博士……残り時間と順番的に最後の曲っぽそうだけどどうする?」

博士「はは……ま、まぁここまで来たんじゃし最後まで歌うかのう」


『いままでのあらすじ』


灰原(博士頑張るわね。博士のライフはもう0なのに)

コナン(結局、最後までネタ担当は博士だったな……)

118 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/10(土) 23:54:35.85 ID:MKsQmw6o

光彦「これで最後ですかねぇ。僕は」


『夏の幻』


コナン・灰原(どっせええええええええええええええええい!!!!)

コナン(建前どかどうでもよくなってくるな)


一同「夏の幻〜瞳閉じて〜一番最初に君を思い出すよ〜♪」

119 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/11(日) 00:03:00.31 ID:N1Fd3CAo

元太「これいくぞー!!」


『Wild Flowers』


コナン・灰原「ktkr!!!!!!」


コナン・灰原「いつでも心を満たすのは空の青さと風の声ええええええええ!!!!!!!」


元太(こいつら俺よりノリノリだぜ……)


コナン・灰原「世紀末(とき)超え闇を超えて僕らはゆく 力強く旗を掲げながらあああああああああああああ!!!!!!!」

120 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/11(日) 00:16:08.99 ID:N1Fd3CAo

灰原「これね」ニヤリ

コナン(ニヤリ……?)


『恋しさと せつなさと 心強さと』


コナン(きったああああああああああああああああああ!!!!!)

コナン・灰原(これでベガに勝つる!!!!)


コナン・灰原「恋しさと せつなさと 心強さとおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」


コナン・灰原「いつも感じている あなたへと向かぁぁぁてええええええええええええ!!!!!」

121 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/11(日) 00:26:09.87 ID:N1Fd3CAo

歩美「最後かなー?」


『君の知らない物語』


コナン・灰原(だらっしゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!)


コナン(っていうか結局最後までぶっ飛んだ曲は入れてこなかったな)

灰原(安心半分、裏切られた感半分ってとこかしら)


歩美「楽しげなひとつ隣の君 わーたーしーは 何も言えなくてー♪」

122 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/11(日) 00:35:04.83 ID:N1Fd3CAo

コナン「最後はこれだぁ!」


『TRUTH〜A Great Detective of Love〜』


灰原「最後までずるいわね」

コナン「なんでだよ?」

灰原「……なんとなくよ」


高山(CV.江戸川コナン)「Quest for love, Quest for dream, Quest for all truth!!瞳に秘めた夢だけは」


元太「か、かっけぇえええええええええええええええええええええ!!!!!!」

光彦「コナン君超本気ですね!?」

灰原(コレが噂のバーローの本気ってやつかしら)

歩美(これは本気でかっこいい……///)


高山(CV.江戸川コナン)「誰にも 奪えはしないから 鮮やかに今 真実を抱き締めてええええええええええええ♪」

123 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/11(日) 00:46:28.88 ID:N1Fd3CAo

灰原「ねぇ、最後はみんなで歌わない?」

歩美「それいいー!」

光彦「賛成です!」

元太「盛り上がるぜ!」

灰原「曲は私が入れておいたわ」


『恋はスリル、ショック、サスペンス』


灰原「江戸川君はパラパラ(笑)担当でお願いするわ」

コナン「E?」

124 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/11(日) 00:55:55.26 ID:N1Fd3CAo

歩美「私、コナン君が踊ってるとこみたーい!」

コナン「(゚д゚ )」

光彦「コナン君なら踊れそうな気がします」

コナン「( ゚д゚)」

博士「ここは踊るべきじゃのう」

コナン「(゚д゚ )」

元太「コナンなら出来るに決まってるぜ」

コナン「( ゚д゚)」

灰原「最後なんだからビシッとキめてちょうだいね」


コナン「(゚д゚ )」


コナン「( ゚д゚)」


コナン「( ゚д゚ )」


―――カラオケ編終わり

132 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 22:05:42.24 ID:UiczXuIo


―――とある本屋のコミックスコーナー、ナツコミ2010のポップ前―――

コナン「ナツコミ2010のおまけか……」

コナン「麦わら海賊団を一人ずつあしらったコルクのコースター。全9種」

コナン「んー『ルフィ』は持っておきたいな」

コナン「集英社のコミックス1冊買うごとに1つついてくるらしい」

コナン「『早い者勝ち』っていう煽り文句がついてやがる。販促効果ばっちりだな」

コナン「んーとりあえず『ピューと吹く!ジャガー』の新刊と……」

コナン「これを機になんか1巻から集めてみるか」

133 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 22:13:05.90 ID:UiczXuIo

コナン「集めるなら『いぬまるだしっ』か『ギャグマンガ日和』だな」

コナン「どうするかなぁ。まぁ、灰原のWJを読ませてもらえば『いぬまるだしっ』は読めるから」

コナン「ここは『ギャグマンガ日和』だな」

コナン「とりあえず1巻だけ買ってみるか。ルフィ当たったら中古にシフトすればいいしな」

コナン「よし!今日はジャガー19巻とギャグ日1巻を買っていこう」


店員「ありがとうございましたー」


コナン「おまけ2個ゲットー♪」

134 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 22:20:34.79 ID:UiczXuIo

コナン「この銀色の袋のやつがおまけか……丁寧に非売品と書いてある」

コナン「開けるぜ」

ビリッ

コナン「ほぉ、記念すべき1個目は『サンジ』か。ルフィではないがまぁいいか」

ビリッ

コナン「2個目は『ブルック』か。ルフィはあたらなかったな」


コナン「……」

135 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 22:25:57.40 ID:UiczXuIo


―――次の日―――

コナン「くそっ、やっぱルフィが諦め切れねぇ」

コナン「残りの小遣い的に少し厳しいが……背に腹は代えられねぇ」

コナン「今日も本屋行くか!」



―――本屋―――

コナン「とりあえずギャグ日の2巻、3巻だろ」

コナン「今度こそはルフィが当たりますように!!」


店員「ありっしたー」


136 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 22:30:46.28 ID:UiczXuIo

コナン「よーし、早速開けるぜ」

ビリッ

コナン「『ゾロ』か……初期からいるメンバーだしな。悪くねぇ」

ビリッ

コナン「『フランキー』か。実はあんまりこいつのこと良く知らねぇんだよなぁ」


コナン「……またルフィ当たらなかったな」


138 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 22:38:15.58 ID:UiczXuIo


―――さらに次の日―――

コナン「だああ!!やっぱルフィが欲しい!!」

コナン「でも残りの小遣い的になぁ。今月は超ギリギリになっちまう……」

コナン「しかし!!おまけの数には限りがある。ここは出し惜しみしてる場合じゃねぇ!!」

コナン「3度目の正直!!今日も本屋に行くぜ!!」



―――本屋―――

コナン「これが最後の挑戦だ……」

コナン「次の小遣い補充の日が来るころには、おまけなんざとっくになくなっているだろうよ」

コナン「頼むぜ!!ギャグ日4巻、5巻!!」


店員「っしたー」


139 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 22:49:24.31 ID:UiczXuIo

コナン「頼むぜ団長……来てくれよぉ……最後の挑戦なんだぜ」

コナン「おまけの数にも俺の小遣いにも限りってもんがあるんだからなぁ」

コナン「今月棒に振ったんだぜ?ここは空気読んでくれよ神様」

コナン「ルフィじゃなくてもせめて持ってない奴こい!!」

コナン「いざ勝負!!」


ビリッ

『ゾロ』

コナン「……」


ビリッ

『フランキー』

コナン「……」




コナン「…………グスンッ」




コナン「バぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」


―――ナツコミ2010のおまけ編終わり

145 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 22:58:33.47 ID:UiczXuIo

コナン「『デュエル・マスターズ』って漫画知ってるか?」

灰原「今はタイトルそのままのトレーディングカードゲーム(以下TCG)を扱ってる漫画でしょ?」

コナン「じゃあ、初期は『Magic:The Gathering(以下MTG)』を扱ってたのも知ってるな?」

灰原「ええ、知ってるわ。MTGのルール自体はあまり詳しくないけどね」

コナン「NACっていうキャラがいたのは覚えているか?」

灰原「ええ、眼鏡をかけた大人の人よね?たしか実在の人物がモデルになってるって……」

コナン「NACというのは『中村聡』というMTG界でも有名なプレイヤーの愛称だ」

146 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 23:05:03.09 ID:UiczXuIo

コナン「初めのころ主人公と戦ったときに使ったデッキは『スパイクの誓い』という名前で呼ばれていて」

コナン「中村聡氏が実際にアジア太平洋選手権98で使って優勝したデッキだ」

灰原「凄い人なのね。あれ……確かこの人、テクニカルアドバイザーとしてクレジットされてたような気がするわ」

コナン「今は違う人みたいだが、途中まではテクニカルアドバイザーになっていたな」

灰原「で、その人がどうしたわけ?」

コナン「実はこの人な……銀行員の仕事してたんだけど、30歳手前で辞職してるんだよな」

灰原「何でよ?」

コナン「ゲームクリエイターとして生きるためだ」

灰原「へぇ」

コナン「そして『遊宝洞』という会社を立ち上げた」

灰原「それはどんな会社なの?」

コナン「カードゲームのシステム設計をする会社だ。あとはカードゲームに関する原稿の執筆もしてるみたいだ」

147 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 23:13:12.62 ID:UiczXuIo

灰原「30歳手前で脱サラしてゲームクリエイターになったってこと?ずいぶんアツい人生を送ってるのね」

コナン「しかも中村聡氏本人が設計したTCGにはディメンション・ゼロがある」

灰原「それってかなり有名なTCGじゃなかったかしら?」

コナン「そうだな。競技用TCGとして名高いやつだ」

コナン「他に有名なものにヴァイス・シュヴァルツ(以下ヴァイス)がある」

灰原「それって結構CMでもやってるTCGよね」

灰原「脱サラして自分のやりたいことを始めてそれで成功してるなんて凄いわね」

コナン「だろう?なんかすげぇ夢のある話だ」

148 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 23:18:21.64 ID:UiczXuIo

コナン「あの漫画を読んでMTGを始めて、なおかつヴァイスも集めてる身としては」

コナン「なんか中村聡氏にずいぶんお世話になってる気がしてな」

コナン「中村聡氏の成功はとても喜ばしいことなわけだ」

灰原「あなたMTGやヴァイスのカード集めてたのね」

コナン「実はな。MTGは結構前からやってた。ヴァイスも最近集め始めた」

149 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/12(月) 23:25:56.06 ID:UiczXuIo

灰原「相手いるわけ?」

コナン「…………」


コナン「(´;ω;`)ブワッ」


コナン「ち、小さくなってから……全然、あ、相手がいなっ、くて……」

灰原「わかったから!私もルール覚えてあげるから!」

コナン「はいばらあ゛〜」


ダキッ


灰原「ちょ、何すんのよ!?抱きつかないでよ!///」

コナン「はいばらあ゛〜マジ愛してる〜」

灰原「う、うるさいわね!///」


灰原(とんだ地雷を踏んでしまったわ……///)


―――TCG談義編1終わり

154 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/14(水) 22:19:37.99 ID:i8v2YfEo

コナン「今日こそはSSを投下するぜ!!」

灰原「あの缶詰SSの件で懲りたと思ってたのに」

コナン「俺のこの創作意欲は誰にも止められない!!」

コナン「いくぜ!!早速投下だ!!」



781 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/12(月) 23:45:09.81 ID:UiczXuIo
番外通行っぽいネタ。4スレ貰います。
場面は20巻での一方通行対上条後。



灰原「まぁ、あなたが今度はどんなSSを書いたのか拝見させてもらうわ」

コナン「ま、あんまり期待せずに読んでくれよな」

155 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/14(水) 22:24:10.95 ID:i8v2YfEo

コナン「1つ目。sagaを忘れてはならない!!」



782 :番外個体「『一方通行』。いい名前だね」1/4 [sage saga]:2010/07/12(月) 23:46:22.89 ID:UiczXuIo

(―――それでもまだ、ミサカは生きてるんだね)

一方通行の暴走。
黒い翼がこの世のすべてを破壊せんとし、幻想殺しが毅然と立ちはだかる。
黒い翼が地面をえぐり、大地を揺るがす。
悲痛な叫びが白銀の大地にただただ響く。
その引き金を引いたのは

(ミサカなんだね。でも。あの黒い翼がミサカに振るわれることはなかったんだよ)

一方通行は最後の最後まで、番外個体に怒りをぶつけることはなかった。

(あれは怒りというより―――)

番外個体は、自分に対し拳を振りおろしてきた一方通行の悲痛に歪む顔を思い出していた。


156 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/14(水) 22:28:21.56 ID:i8v2YfEo

灰原「2つ目。タイトルの数字も進めていかなきゃね」



783 :番外個体「『一方通行』。いい名前だね」2/4 [sage saga]:2010/07/12(月) 23:48:06.05 ID:UiczXuIo

そして、一方通行が番外個体のためにその能力を行使したことを思い出した。
怪物と呼ばれ恐れられている、あの学園都市の第1位こと一方通行が。
だから番外個体は学園都市の悪意から救われた。
本来ならばとっくに死んでいるはずだった。

(それでも第1位は、ミサカの命を助けるために能力を使ったとはいわないんだろうね)

学園都市を出し抜くために使っただけだ。
その結果が「番外個体は生きている」という状況につながったにすぎない。
一方通行はそう言うに違いない。
どこか不器用で、どこか不格好で、どこか心地良い。

それでいてどこか脆い。

157 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/14(水) 22:32:40.32 ID:i8v2YfEo

コナン「3つ目。投下間隔はこれでいいのかねぇ?」



784 :番外個体「『一方通行』。いい名前だね」3/4 [sage saga]:2010/07/12(月) 23:50:07.52 ID:UiczXuIo

学園都市の悪意ある攻撃に対し怒り、自分が今まで積み上げてきたものが崩れる音に絶望する。
そして番外個体を死なせはしない、妹達はもう死なせはしないと、過去を悔いる。
怪物と呼ばれる彼の見せた人間味のある一連の行動に、番外個体はどこか温かいものを感じていた。

(きっと他の妹達と同じく、ミサカもまた勝手に背負っていくんだね)

罵詈雑言で突き放したら、彼はどうするのだろう。
ミサカは守られる必要など全くないよ、と言ったらどうするのだろう。

(そっけない言葉で返事をして、それでも勝手に背負っていってくれるんだろうな)

番外個体は確信を持ってその答えを導き出した。


158 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/14(水) 22:36:10.21 ID:i8v2YfEo

灰原「ラスト。どんなレスが来るか楽しみね」



785 :番外個体「『一方通行』。いい名前だね」4/4 [sage saga]:2010/07/12(月) 23:51:45.91 ID:UiczXuIo

(本当は優しいんだね、第1位。でも)

(ミサカの、感謝を表す言葉も、好意を表す言葉も。きっと第1位のところまでは届かないんだね)

―――番外個体が残酷なまでの悪意を向けても、一方通行が番外個体を殺すまでに至らなかったのと同じように。

(『一方通行』。第1位のことをうまく表してるいい名前だね)

届ける側からは施されるばかりで、それを受け取る側からは何もしてあげられない。
届ける側がどんなにボロボロになろうとも、受け取る側からの一切を拒む。

『弱いんだよ』

ミサカネットワークから拾い上げた、いつだったか最終信号が幻想殺しに向かって放った台詞。

『あの人はいっぱい傷ついて、手の中の物を守れなかったばかりか、それをすくっていた両手もボロボロになっちゃってるの』

番外個体は静かに微笑んだ。
今度はミサカが一方通行のために一方的に何かしてあげられればいいな、と思った。

159 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/14(水) 22:41:02.64 ID:i8v2YfEo

コナン「投下完了っと……」

コナン「なんか終わった後もドキドキするな」

灰原「あなたが動揺してるなんて珍しいわね」

コナン「正直、自信があるわけじゃないからな……っと。早速レスが」

灰原「番外個体の『〜ね』多用によってリアルゲコ太が思い出される、と……」

コナン「冷静に読み返してみると確かにそうだなぁ」

灰原「でも良い話だって言ってくれてるわよ」

コナン「やべぇ。褒められた」

160 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/14(水) 22:46:45.78 ID:i8v2YfEo


―――数レス後―――


灰原「結局、皆優しかったわね」

コナン「そうだな。みんな良い話だって言ってくれてるようだし」

灰原「そうじゃなくて」

コナン「?」

灰原「あなたが投下した>>781の『4スレ貰います。』に誰も突っ込まないことよ」


コナン「」


灰原「4スレ貰うってあなたどんだけ気合い入ってるわけ?」


コナン「」


灰原「4スレwwwその後のシリアスっぽいムードぶち壊しよwww」



コナン(みんなの優しさがかえってつらい!!)



―――短編SSを投下するぜ編終わり


161 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 22:50:30.80 ID:i8v2YfEo

次からは>>149の続きっぽいもの。

162 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 22:51:10.37 ID:i8v2YfEo

灰原「そういえばMTGってずいぶん昔からあるイメージなんだけど」

コナン「イメージも何もMTGは世界で最初に登場したTCGだぞ」

灰原「じゃあこの世にある全てのTCGはMTGが基盤になってるってこと?」

コナン「まぁそうなるな。実際、MTGの販売元の会社はTCGというものの米国特許をもっている」

灰原「へぇ。TCG全てはMTGが元ネタになっているというのは間違ってはいないのね」

163 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 22:54:58.26 ID:i8v2YfEo

コナン「『遊戯王』の劇中に登場する、マジック&ウィザーズってTCGがあるだろ?」

灰原「遊戯王OCG(オフィシャルカードゲーム)の元ネタになってるやつよね?」

コナン「そうそれ。あれな、『遊戯王』の作者自身がMTGをモデルにして考えたって言ってるからな」

コナン「DMだってそうだ。ルールを知れば分かるんだが、あれはMTGで使われているシステムが一部組み込まれている」

コナン「DMの開発元はMTGと同じ会社だし」

灰原「漫画の方が最初MTGを扱っていたことを考えると分からなくはないわね」

164 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 22:58:55.47 ID:i8v2YfEo

コナン「先に話した通り、ディメンション・ゼロやヴァイスだってシステム設計した人はMTGのプレイヤーだ」

コナン「初の純日本産TCGのポケモンカードゲームもMTGからヒントをもらっているという話だ」

コナン「この世のTCGに関わるすべての人は、直接的あるいは間接的にMTGにお世話になってるといってもいいかもな」

灰原「MTGが世界に及ぼした影響がそんなに大きいなんて知らなかったわ」

コナン「まぁ、MTGが元ネタと言われても分からないくらい他のTCGも独自に発展してるけどな」

165 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/14(水) 23:02:46.78 ID:i8v2YfEo

灰原「こんな身近にあるのに、案外凄いものだったのね。このカードたちは」

コナン「何となく面白そうな気がしてきただろ?」

灰原「確かに、話によるところの全てのTCGの始祖たるこのMTGに触れてみたくはなったわ」

コナン「どうする?」

灰原「とりあえずあなたの持ってるカードを借りてやってみようかしら?」


コナン(久しぶりに。久しぶりにMTGでゲームできそうだ)

コナン(ヤベッ……なんかあまりの嬉しさに泣けてきた……)


灰原(なんでこの人また泣いてるわけ?なんか気味が悪いわ)


―――TCG談義編2終わり

169 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 21:56:24.13 ID:3cgObMko

歩美「みんなでウノやろう!」

元太「いいねぇ!やろうぜ!」

光彦「早速順番を決めましょう!」


歩美→元太→灰原→コナン→光彦


灰原「あら、あなたが私の次なのね」

灰原「私の妨害を直接あなたに届けることが出来るわ」

コナン「そんなものは『リバース』後に元太にでもやってろ」

元太「お、おい灰原ぁ。あんまエグイことはしてくるなよ?」

灰原「さて、どうかしらね……」


ここでのウノのルール
1.手札がラス1になったときに「ウノ」。忘れたら2枚ドロー。
2.上がるときに「ストップ」。忘れたら2枚ドロー。
3.『ドロー2』や『ドロー4』は引いた人の次の順番の人から再開。
4.『ドロー4』は『ドロー2』で返してもぉk。その際の色は問わない。その逆もしかり。
5.『ドロー4』をピンで出されたときに出来る「チャレンジ」ってやつは無しで。
6.数字以外のカードの後に数字以外のカード出してもぉk。
7.同じカードは数字以外のカードでも一気に複数場に出してぉk。
8.上がるときは数字のカードで。
9.ビリの人が決まるまで頑張る戦い。

170 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:00:49.03 ID:3cgObMko


歩美→元太→灰原→コナン→光彦


歩美「それじゃあ始めるよー」

歩美「私からー」

元太「それ。楽勝だぜ」

灰原「はい、これ。ま、1順目だしね」

コナン「まだ何もしてこねぇんだな」

光彦「と言いつつコナン君が『スキップ』してきましたー」

歩美「うーんと、それ」

元太「まだいけるぜ」

灰原「はい」

コナン「よし順調、順調」

光彦「色が合いませんー。パスです。1枚ドローしますー」

172 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:06:11.62 ID:3cgObMko


歩美→元太→灰原→コナン→光彦


歩美「はい!」

元太「くそっ、『緑』か……出せねぇ。仕方ねぇここは引いておく」

灰原「それじゃ『リバース』ね。元太君、『緑』のカードは引けたかしら?」

コナン(早速仕掛けやがった!!)

元太「灰原め……パスだ。また1枚引くぜ……」


歩美→光彦→コナン→灰原→元太


歩美「んー色変えしとこうかな。『ワイルド』カード。『赤』ー」

光彦「『ドロー2』!!」

コナン「なんの!!俺も『ドロー2』!!」

灰原「……私は無しよ。4枚引くわ。次どうぞ」

コナン・元太(灰原ざまぁwwwwww)

173 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:10:22.70 ID:3cgObMko


元太→歩美→光彦→コナン→灰原


元太「『スキップ』!!」

歩美「元太君ひどーい!!」

光彦「はい!!」

コナン(やべぇ……色が合わねぇ。仕方ない!!)

コナン「『ドロー4』!!『緑』!!」

灰原「……4枚引くわ」

コナン「灰原。一応ここでは『ドロー2』で返すのもありなんだぞ?」

灰原「関係ないわ。ここは引くのよ」

コナン・元太(手札の枚数パネェwwwwwwぶっちぎりのビリwwwwww灰原ざまぁwwwwww)

174 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:14:32.26 ID:3cgObMko


―――その後―――


光彦→コナン→灰原→元太→歩美


光彦「『リバース』です」

コナン「あ、光彦てめ!!俺のターンの直前に!!」


歩美→元太→灰原→コナン→光彦


歩美「ストップー!!一抜けー!!」

元太「やられたぜ。ほれ。普通に数字のカードだ」

灰原「江戸川君。さっき光彦君に『リバース』されてターンが回ってこなかったのよね?」

コナン「そうだが……灰原……まさか……」

灰原「その通りよ。はい『リバース』」

コナン「灰原ぁああああああああああああ!!!!」


元太→光彦→コナン→灰原


175 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:17:29.09 ID:3cgObMko


―――さらにその後―――


コナン→灰原→元太→光彦


コナン「『ドロー4』。黄色」

灰原「4枚引くわね。次の人どうぞ」

コナン・元太(灰原wwwwwwドロー食らいすぎwwwwwwわろすwwwwww)

176 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:23:04.55 ID:3cgObMko


―――さらにさらにその後―――


元太→光彦→コナン→灰原


元太「『ワイルド』で色変えだ。『赤』!!ウノ!!」

光彦「『赤』で良いんですか!?良いんですか!?」

元太「まさか!!」

光彦「ハイッ、ストップー!!上がりです」

元太(光彦に上がられたのは予想外だったが)

コナン「『赤』だぁー?どうしようもねぇな。ほれ、数字のカードだ」

コナン「灰原!!どうにかしてくれ!!」

元太(俺の手札のカードも『赤』。灰原が色を変えてこなければ……)

灰原「元太君は手札1枚なのよね?」


ビクッ


元太「そ、そうだぜ。わざわざ確認するほどのことでもねぇだろ?」

灰原「そうね。じゃあ『ドロー2』。そう簡単に逃がしはしないわ」

元太「灰原ぁああああああああああああああ!!!!」

177 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:27:29.73 ID:3cgObMko


―――終盤―――


コナン→元太→灰原


コナン「ウノ!!」

コナン(よし!!あと1枚!!)

元太「悪いな、コナン。先にあがらせてもらうぜ!!ストップゥッ!!」

コナン「あ、しまった!!」

元太「灰原の妨害のせいで上がるのに時間がかかっちまったが」

元太「肝心の灰原がまだ上がれてねぇようだな」

灰原「ふふ、そうね。元太君。これからあなたに完璧なる勝利ってものを見せてあげるわ」

元太「はぁ?その手札の枚数でかぁ?向こうは1枚なんだぜ?」

灰原「それが?」

元太(「それが」ってなんだ「それが」って。何考えてんだ、こいつ……?)

178 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:31:40.69 ID:3cgObMko

灰原「これであなたと私の一騎打ちね」

コナン「なーにが一騎打ちだ。手札6枚のお前がどうやって俺に勝つってんだ?」

灰原「そうね。たしかに勝負にならないわ。あなたは何も出来ずに負けるのだから」

コナン「おーおー言ってくれるねぇ。じゃあ負けた方が勝った方の言うこと聞くってことでどうだ?」

灰原「あら?そんな賭けをして良いわけ?私が勝つって決まっているのに」

コナン「その自信はどっから来るのかねぇ?後で吠え面かいても知らねぇぜ?」

灰原「ふふ。その言葉忘れないでね。じゃあ続けましょう。私のターン」



光彦(なんでしょう、あの灰原さんの自信に満ちた表情は?)

歩美(それどころか凄い威圧感を感じるよ!!)

元太(こ、これが闇のゲーム……!!)

179 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:35:14.28 ID:3cgObMko


灰原→コナン


灰原「じゃあ手始めに。『ドロー4』。色は『青』」

コナン「そんなものを隠し持っていたのか!!まぁここは引いて……」

灰原「引く動作を省略しても良いわよ?どうせもうあなたにターンは回ってこないから」

コナン「……?」

灰原「じゃあ、続けて私のターン。『スキップ』」

コナン(クソッ……手札の枚数を逆転された……)

灰原「まだ終わらないわよ。さらに私のターン。もう1枚『スキップ』」

コナン「ッッッ!!また灰原のターン!!」

180 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:38:40.78 ID:3cgObMko

コナン(今まで灰原はなぜあんなにドローを食らっていた?)

コナン(本当に運が悪かっただけか?)

コナン(ドロー系のカードが偶然手札にこなかったってことはさすがにないだろう)

コナン(それでもドローは食らっていた。手札は基本的にかなりの枚数持っていたのに?)

コナン(おかげで数字のカードを出すときは基本2枚以上だったな)

コナン(妨害行為もかなりの切れ味だった)

コナン(まさか……手札の中身を整えるためにわざと引いていた……?)

181 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:42:11.29 ID:3cgObMko

コナン「―――まずい!!」

灰原「今頃気付いたの?でも、もう遅いわ」


灰原「『6』『6』『6』」


灰原「そう、最後の3枚は色違いの『6』が3枚。これで上がり」

コナン「マジで何も出来ずに負けた……だと……?」

灰原「ジャスト1分。どう、探偵さん?いい夢は見れたかしら」

コナン「な、なんてことだ……」


灰原「不吉を届けに来たわよ。約束通り罰ゲームね」

182 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:46:12.52 ID:3cgObMko

元太「か、かっけぇえええええええええええええええ!!!!」

光彦「灰原さん凄いですー。宣言通りコナン君に何もさせずに上がってしまいました!!」

歩美「すごい、すごーいっ!!」

灰原「凄くも何ともないわ。あれだけカードを引いてれば手札は充実してくるしね」

コナン「じゃ、じゃあ。やっぱり。あのドロー系のカードの直撃を1回も避けなかったのは……」

灰原「わざとよ」

元太「な、何だってー!!!!」

灰原「手札に相手を妨害するカードをたくさん持っておきたかったの」

灰原「やっぱりウノは早上がりするより、最後の最後まで他人の妨害をしつつ鮮やかな勝利を狙っていく方が楽しいわ」

灰原「と、いうことで江戸川君。罰ゲームよ。マインド・クラッシュ!!」


183 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:52:29.97 ID:3cgObMko


―――罰ゲーム―――


コナン「おい、灰原」

灰原「何よ」

コナン「この状況は何だ?」

灰原「何って罰ゲームよ」

コナン「これはどんな罰ゲームだ?」

灰原「今日1日私の抱き枕になるの刑よ」

コナン「おま……きぐるみパジャマ着せられるだけで十分罰ゲーm」

灰原「あなた、意外と温かいのね」


ギュッ


コナン「!!!」

184 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 22:56:05.33 ID:3cgObMko

コナン(なーにがマインド・クラッシュだぁ!?)



灰原「はぁぁー……落ち着くわぁ」モフモフ



コナン(どう考えてもこれは心が砕けるというより)



灰原「ふにゃー」スリスリッ



コナン(心がとけるぅぅぅ……)


灰原「ねぇ」

コナン「……な、何だよ?」


ギュゥゥゥゥゥゥゥッ


灰原「離れないで」

コナン「ひゃ、ひゃい……///」


灰原「♪」


―――ウノ編終わり

185 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/16(金) 23:01:38.55 ID:3cgObMko

次から超短編2つ。

186 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/16(金) 23:02:57.60 ID:3cgObMko


―――授業中の1シーンVer.江戸川―――


コナン(国語の教科書のこの3つ並んだ文章……)

コナン(3つの頭文字が『ま』『ん』『こ』になってやがるwww)


―――授業中の1シーンVer.江戸川編終わり

190 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/07/16(金) 23:09:52.06 ID:3cgObMko


―――授業中の1シーンVer.灰原―――


灰原(よしっ……と)

灰原(今日のドラえもんの落書きは凄く良い出来ね)

灰原(あとで写メ取らなきゃ)


―――授業中の1シーンVer.灰原編終わり

193 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/16(金) 23:31:19.21 ID:rMz/RSw0

>>181
コナン「そういえば灰原ストップいってなくね?」

194 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/16(金) 23:37:53.91 ID:3cgObMko

>>193
やってしもた。

灰原(動揺しすぎて突っ込むの忘れたのね)

灰原(逆に私は綺麗に決まりすぎて言うの忘れてたわ)

って感じで脳内で補完してくれると助かる。

201 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 00:58:07.15 ID:Dy8j9z.o


―――花火大会会場―――


ドドーン……ッ


歩美「綺麗だねー」

光彦「花火を見ると夏って感じがします」

元太「汚ねぇ花火だ」

コナン「元太。言いたくなる気持ちは分かるがそこは空気を読め」


コナン「花火って英語でなんて言うんだっけ……?」

コナン「んー……ファイアーフラワー?」

灰原「それじゃしがない土管工を焔の錬金術師にジョブチェンジさせる伝説のアイテムになってしまうわ」

コナン「涼しい顔しながら指パッチンで炎出してるマリオとか超かっけぇ」

灰原「それか『ふもっふ!!』か『セカンドレイド!!』って言ってファイアー・ボールをぶつけてるんじゃない?例のイケメンボイスで」

コナン「超イケメンボイスの持ち主なのになぜか正統派イケメンキャラを演じてるときの方が新鮮に見えるあの声優のことか」

灰原「結局、まっがーれとカレーの妖精のイメージが強すぎるのよね」

コナン「カレーの妖精は7巻でも相変わらずだったな」

202 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 01:02:31.24 ID:Dy8j9z.o

灰原「ところで」

コナン「ん?」

灰原「私ね、マリオってベガの進化前だと思うの」

コナン「なんつー悪党に進化してんだ。太一やヤマトもびっくりなワープ進化っぷりじゃねぇか」

コナン「ピーチ姫さらったぐらいでどや顔してたクッパが可哀想になってくるな」

灰原「スーパークッパタートルズの始まりね」

コナン「マリオの方ではパワーアップアイテムはキノコだったけどクッパの方だとピザってかぁ?」

灰原「キノコをしゃぶって巨大化するなんて古いのよ。これからはピザの時代よ」

コナン「女の子がキノコしゃぶるとか言うな」

コナン「あとピザもたいして目新しくねーから。ミュータント的な亀のおかげで時代来てたから」

コナン「あと黒の騎士団団長の部屋に居候してた女の子もピザ大プッシュしてたから。今さらピザ押しても遅ぇよ」

灰原「ああ…毒づきながらも団長のために色々とご奉仕なさってたあの子ね。あれが噂のゼロの使い魔ってやつなのね」

コナン「ちっげーよ!!使い魔とかいうんじゃねーよ!!」

203 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/24(土) 01:06:44.01 ID:Dy8j9z.o

コナン「マリオがベガに……悪党への変貌っぷりがとんでもないな」

灰原「マリオって確かまだ20代半ばよね?きっと生きてるうちに色々なことがあったのよ……」

コナン「色々ってレベルじゃねーだろ。『Dr.スランプ』描いてた人が『DRAGON BALL』描くぐらいの心境の変化だろ」

灰原「『BLACK CAT』描いてた人が『ToLOVEる』描くのと同じようなものかしら?」

コナン「いや、あの人はむしろ『ToLOVEる』描き始めてからの方が色々あったような」



コナン「結局、花火って英語でなんて言うんだ?」

灰原「Fireworksっていうらしいわ」

コナン「おぉ……worksって付くとなんか職人芸っぽい感じが出ていいな」


ドーン……ッ


コナン「日本の夏は良いな。夜になると空にも花が咲きやがる」

灰原「まさしく夏の華ね」


ドーン……ッ

ドドーン……ッ



―――花火大会編終わり

208 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/28(水) 21:01:07.67 ID:7BYSIgwo

コナン「No.000のポケモンが出るらしいぜ」

灰原「どんな感じなのかしら?」

コナン「こんな感じ」

灰原「どれどれ……」


―――パソコンの画面に映る『ビクティニ』―――


灰原「……」イラッ

コナン(どうやら気に入らなかったっぽいな)

209 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/28(水) 21:02:46.67 ID:7BYSIgwo

灰原「何これ。見てて殺意が湧いてくるのだけれど」

灰原「No.000っていう特別な番号になぜこんなネタっぽいポケモンがあてがわれたわけ?」

灰原「まさか全国版図鑑でもNo.000なんじゃないでしょうね?」

コナン「それは分からねぇけど……」

灰原「フシギダネの前にあんな媚びたデザインのポケモンがくる可能性があると考えるだけで腹が立ってくるわ」

灰原「あーもう!!この顔も見てて腹立ってくるわ。何なのこのどや顔。そして手のVサイン」

灰原「ポケモンアニメ初期のころに感じてたピカチュウとピカ厨並みの腹立たしさね」

210 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/28(水) 21:04:12.62 ID:7BYSIgwo

コナン「でもたしかにNo.000ってなってるからにはもうチョイ不思議な感じか威厳のある感じは欲しかったよな」

灰原「私としてはNo.000と言うからには『全ポケモンの始祖』みたいな感じが欲しかったわ」

灰原「エヴァに出てくるアダムみたいな、お世辞にも可愛いとも格好いいとも言えない感じ」

コナン「でも『ポケモン』っていう世界を語るには外せない重大な何かって感じか?」

灰原「そんな感じ。ゲーム内でも未だにポケモンが何処から来たのかって良く分かってないってことになってるんでしょ?」

コナン「そこを明かすために必要なポケモンか……たしかにそれならNo.000でも納得いくな」

211 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/28(水) 21:10:49.84 ID:7BYSIgwo

灰原「しかも手口が露骨よね。発売1ヵ月以内にしか手に入らないっていう」

灰原「夏の商戦で客を取り逃がす前に、予約という形で確実に購買客を捕まえておく気ね」

コナン「ライト層には可愛さでアピール。コアな層にはこの機会を逃がすと図鑑コンプ出来ないよって暗に示すことでアピールか……」

コナン「そりゃみんな我先にと予約に走るだろうな。ポケモンの新作ってだけで相当な人が買うだろうに」

灰原「名前に『Victory』を冠したポケモン。まさに任天堂が夏の商戦に勝利するためのポケモンなのよ」

コナン「こうやって深読みするとビクティニって名前は皮肉でしかないな」

灰原「汚い。さすがにこれは汚いわ」



コナン・灰原(まぁ、文句言いつつもしっかり予約してビクティニも必ずゲットするんですけどね)


―――ポケモン談義編5終わり

213 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/04(水) 21:59:36.35 ID:MRqt/pUo

コナン「夏休みだ!!」

灰原「撮り溜めていたアニメが私を呼んでいるわ!!」

コナン「いやお前見る暇ないわけじゃないだろ」

灰原「買い溜めていたコミックスが私を呼んでいるわ!!」

コナン「だからお前読む暇ないわけじゃないだろ」

灰原「しばらくは授業と解毒剤の研究の繰り返しの日々からも解放ね……」

コナン「あ、なんか暇人呼ばわりしてごめんなさい」

灰原「夏休みに免じて許してあげるわ」

217 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/08/04(水) 22:08:34.07 ID:MRqt/pUo

コナン「お前でそのテンションの上がり様だと元太とか凄いことになってるんじゃないか?」

灰原「どうなのかしらね……あれ、向こうから走ってくるの元太君じゃないかしら?」



ドドドドドドドッ


元太「夏休み!夏休み!夏休み!夏休みぅぅうううわぁああああああ ああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!! 夏休み夏休み夏休みぅううぁわぁああああ!!! あぁ!クンカクンカ! スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん んはぁっ!夏休みたんの夏色の空気をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!夏休みモフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!! 青空の日の夏休みたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!! 追試合格決まって良かったよ夏休みたん!あぁあああああ!かわいい!夏休みたん!かわいい!あっああぁああ! テスト次々と合格だって分かって嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!! ぐあああああああああああ!!!合格なんて現実じゃない!!!!あ…あの科目もよく考えたら… 夏 休 み ち ゃ ん は 現 実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!期末試験ぁああああ!! この!ちきしょ !やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?今日から始まる夏休みちゃんが僕を見てる?テスト後の夏休みちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ! いやっほぉおおおおおおお!!!僕には夏休みちゃんがいる!!やったよ僕!!ひとりでできるもん!!! 9月までの夏休みちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!! あっあんああっああんあアニメ様ぁあ!!コ、コミックス!!帰省ぁああああああ!!!お盆ぁあああ!! ううっうぅうう!!俺の想いよ夏休みへ届け!!9月末まで続く夏休みへ届け!」


コナン「……何が起きた?」

灰原「……高次元からの電波でも受信したんじゃないの?」

コナン「うん、まぁ、なんだ。夏休み突入の喜びの表現の仕方は人それぞれだよな……」


元太「夏休み!夏休み!夏休み!夏休みぅぅうううわぁああああああ ああああああああああああああああん!!! 」


―――なつやすみ!編終わり

218 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/04(水) 22:12:22.36 ID:MRqt/pUo

次。

219 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/04(水) 22:13:50.83 ID:MRqt/pUo


―――とある海の家―――

イカ娘「人間は頭が悪いいんじゃなイカ?」

イカ娘「なぜ夜の海に向かって明りを灯すでゲソ?眩しいだけじゃなイカ?」

イカ娘「そんなにびっくりさせて楽しイカ?イカを捕まえる気ないんじゃなイカ?」

イカ娘「そこのところはっきりしてさせて欲しいでゲソ!!」


コナン(なぁ、灰原)

灰原(何よ?)

コナン(なんで俺は海の家に来てまでこんな珍妙な女の子に詰め寄られてるんだ?)

灰原(さぁ?いかってるんじゃない?自称イカだけに)

コナン(ああ、そうか。確かになんか怒ってるっぽい)

220 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/04(水) 22:17:05.35 ID:MRqt/pUo

コナン(まぁ、とりあえず……)

コナン「その明りは嫌い?」

イカ娘「大っ嫌いなんてレベルじゃないでゲソ!!眩しいだけでゲソ!!」

コナン「じゃあそれが人間の狙いなんだよ」

イカ娘「どういうことでゲソ?」

コナン「漁船の上から明りを灯して、船の底の部分に影を作るんだよ」

コナン「明りを嫌うイカ達はその影の部分に集まってくるんだ」

コナン「するとその集まったイカ達があらかじめ垂らしておいた釣り針の餌に食いつく」

コナン「そしてあとは回収するだけ。これが人間のやるイカ釣り漁なんだ」

イカ娘「な、なんてことでゲソ……!!イカ達は人間の掌の上で踊らされていたにすぎないってことじゃなイカ!!」

コナン「なんでお姉ちゃんは船が明りを灯していること知ってるのに捕まってないの?」

イカ娘「そりゃ寝てるときに明かりともされちゃ餌どころの話じゃなくなるでゲソ」

イカ娘「さっさと暗いところに避難して睡眠の続きをしていたでゲソ」

コナン「え?」

灰原「え?」

イカ娘「え?ってなんでゲソ?」

コナン・灰原(イカって大抵は夜行性なんだけど)

221 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/04(水) 22:20:47.60 ID:MRqt/pUo

コナン「なんかあやしいな」

灰原「あなたは本当にイカなわけ?」

イカ娘「む!!疑っているでゲソか!!」

コナン「だってなぁ……」

灰原「見た目はどう見たってインデック……ゲフンゲフン」

イカ娘「そこまで言っておいて後半濁す意味ないじゃなイカ!!」

イカ娘「バカにするなでゲソ。確かに私も居候だけど、向こうと違ってちゃんと働いてるじゃなイカ!!」

コナン「似てるところは否定しないのか」

222 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/04(水) 22:27:04.86 ID:MRqt/pUo

イカ娘「どうすれば私がイカであるってことを分かってくれるでゲソ!?」

コナン「んーどうすればっていわれてもなぁ」

灰原「良いこと思いついたわ」

イカ娘「どうすればいいでゲソ!?」

灰原「イカって血が青いのよね。銅タンパク質を含んでいるから」

イカ娘「つまり……どういうことだってばよでゲソ!?」

コナン「ま、ちょこっと自傷して血を流してくれればいいよね」

イカ娘「そ、それはさすがに嫌でゲソ!!痛いのは嫌でゲソ!!」

灰原「あら。じゃああなたはインデックス……ゲフンゲフンと似てるってことで良いのね?」

イカ娘「もう全部言ってしまってるじゃなイカ!!言い淀む必要ないじゃなイカ!!」

コナン・灰原「あっそれ!!自傷!!自傷!!」

イカ娘「う、う、うわぁあああああああああああああああああああああん!!!!」



イカ娘「栄子!!ちびっ子が私をいじめるでゲソおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

栄子「な、なんだぁ?」


―――海の家編終わり

223 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/04(水) 22:30:24.93 ID:MRqt/pUo

次。

224 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/04(水) 22:31:08.57 ID:MRqt/pUo


―――博士の家―――

ピンポーン

コナン「おーす、灰原ぁ。今日はスーサイドブラックで漢の生き様ってのを教えるためにわざわざ雨の中をだなぁ……」

コナン「ってうわっ!!あっつ!!」


ザーッ…………


灰原「クーラーが壊れてしまったわ……」

博士「早く修理せんとなぁ」

コナン「雨降ってるおかげで湿度が凄いことになってるな……」

灰原「暑いわ……早くなんとかして……」

225 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/04(水) 22:34:31.15 ID:MRqt/pUo


ザーッ……

コナン「暑いな……雨降ってるから窓も開けられねぇし。完璧詰んだなぁ、こりゃ」

灰原「そういえば、雨音を聞くと『心が洗われるようだ』っていうじゃない……?」

コナン「たしかによく聞くな」

灰原「でも今、実際に雨音を聞いているのだけれど、ちっとも心が洗われる気がしないわ」

灰原「むしろこの気温と湿度に心が砕けそうなんだけど」

コナン「実際、心が砕けそうな状況には追い込まれてるよな……」

灰原「暑いわ……インテリ系かつインドア派の私にこのクーラーなしの状況は耐えられない……」

コナン「お前はインドア派じゃなくて引きこもりだろ」

灰原「そうね、この家を守護する座敷童子たる私は引きこもりをやめるわけにはいかないわ」

コナン「お前どこの小森霧だ」

226 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/04(水) 22:38:52.54 ID:MRqt/pUo

灰原「暑いわ……何この暑さと湿気。おまけにクーラーも壊れるし」

灰原「夏は私のこと嫌いなわけ?私は夏のこと嫌いだけど」

コナン「多分夏もお前のこと嫌いだよ」

灰原「虫は湧くし。暑いし。本当に嫌な季節ね」

灰原「虫に混じって夏厨も湧いてくるし。夏にテンション上がる人って何なの?バカなの?死ぬの?」

コナン「夏はテンションあがるだろー。いいじゃん夏の雰囲気」

灰原「はぁ……あなたも他の夏厨や虫と同じく温度が上がると活性化する変温動物だったのね」

灰原「分かったわ。あなたも虫に混じって街灯の明りに群がってるといいわ」

灰原「いうじゃない?飛んで火に入る夏の虫ってね」

コナン「なんか今日ひどくないすか」

コナン「つかお前夏休み入ったつってテンション上がってただろ?」

灰原「夏であることは重要じゃないの。長い休みであることが重要なのよ」

コナン「ああ、そうだったのね……」

227 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/04(水) 22:42:00.62 ID:MRqt/pUo

灰原「あっづー……暑い以外のことを考えることにするわ……」

コナン「は、はぁ……たとえば……?」

灰原「APTX4869の4869って実は四十八手の48とシックスナインの69なんじゃないかとか」

コナン「はぁ。バーローとしか言いようがないんだが」

灰原「サスケェ…が『千鳥』って女のキャラに言ったらそれは四十八手の『千鳥』発動の合図よ」

コナン「灰原さん今日はずいぶん四十八手を絡めてきますね」

灰原「やだ……私が四十八手絡めてるなんて……私がはしたない女みたいじゃない……///」

コナン「今日の灰原超面倒なんですけど何なんですかコレ」

灰原「なーンなーンでーすか―――?」

コナン「この人酔っ払ってんすか。酔っ払ってんすかコレ?」

灰原「たしかに自分に酔ってるわ」

コナン「博士ェ……早くクーラーなんとかしてくれェ……」

228 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/04(水) 22:46:17.65 ID:MRqt/pUo

博士「駄目じゃ……やっぱり業者に修理を頼むしかなさそうじゃのー」

灰原「工学博士のくせに何やってんだこのボンクラがぁあああああああああ!!!!」

コナン「キャラ壊れてきた。灰原暑さに弱すぎだろ」

灰原「空もザーザー言いながら液体垂らしてんじゃねェェよッ!!ザー汁ですかこのヤロー!!」

コナン「灰原さぁぁぁんッ!?女の子がそんなこといっちゃらめぇええええええええ!!!!」

灰原「関係ねえよ!!カァンケイねェェんだよォォォ!!」

コナン「灰原の脳がメルトダウンしてやがる」

灰原「脳どころか身も心も溶かすような夏にしたいわぁ……」

コナン「一体どんな反応をしろと?」

灰原「笑えばいいと思うよ」

コナン「お前はどっちかっつーとそれ言われる側じゃないすか?」

灰原「私のスマイルは笑えって言われた程度であげれるほど安かぁねぇぞ!!!!!」

コナン「碇シンジ君とマックの店員に全力で謝れ」

229 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/04(水) 22:50:32.82 ID:MRqt/pUo

博士「哀君はずいぶん荒れてるようじゃのう」

コナン「自称インテリ(笑)インドア派(笑)特有の脆弱性を見せてるだけだ」

博士「まぁ確かに哀君は元気に外を走り回るタイプには見えないのう」

コナン「とりあえずクーラー早く治してもらおうぜ。灰原が死んでしまう(笑)」

博士「哀君は何をしとるんじゃ……?」

灰原「……∠( ゚д゚)/」

コナン「荒ぶる灰原哀のポーズだろ。自称インテリ(笑)も熱暴走すると訳わかんねーことしだすっていう良い例だ」

灰原「……∠(゚д゚ )/」

コナン「さっさとクーラー直してザオリクかけてやろうぜ」

灰原「……∠(゚д゚)/」


――――――


コナン「ということがあった」

光彦「なぜ僕に言うんです?」

コナン「なんとなくだ」

コナン「とりあえず涼しくしてやれば機嫌取りにはなるかもなぁ」

光彦(なんと!!それでは灰原さんのために冷たい飲み物と団扇は常備しておきましょう!!)

光彦(あれ?先に僕が口を付けておけば、か、かかかか間接キスになるんじゃ……?)

光彦(そしてそこには素敵な夏の思い出がああああああああああ!!!???)


コナン「夏だねぇ」


―――クーラーとインテリ少女が壊れたある夏の日編終わり


230 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/04(水) 22:52:47.70 ID:MRqt/pUo

みんなよんでくれてありがとう。今日はここまで。
ローゼンのリクエストがあったが実は作品に触れたことなくてな。
ネタにするにはもうちょい時間がかかる。

次は明後日ー。んじゃまた。

237 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/06(金) 23:03:22.39 ID:Pu5RCiso


―――夏休み中の一行日記Ver.元太―――

8月1日
あつい。今日はだめだった。あしたから本気だす。


8月2日
今日もあつかったので本気だすのはあしたからにすることにした。


8月3日
アイスがうまかった。あしたからがんばる元気をもらった。


8月4日
かき氷がうまかった。あしたから本気がだせる。


8月5日
あつい中でも本気をだすためにはどうすればいいかかんがえた。あしたから本気だ。


8月6日
きのうかんがえたことをするには心のじゅんびがひつようだ。
今日はそれについやした。やっとあしたから本気がだせる。


8月7日
今日はきのう、おとといのことをおもいだすための日にした。
あしたから本気のひびがはじまる。


8月8日
おれはまだ本気だしてないだけ。

238 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/06(金) 23:04:38.83 ID:Pu5RCiso


―――夏休み中の一行日記Ver.歩美―――

8月1日
コナンくんは今日もはかせのおうちにあそびに行ってた。


8月2日
今日もだ。


8月3日
どうしてわたしにはほほえんでくれないの?


8月4日
はかせのおうちでコナンくんとはい原さんとあとなぜかそこにいたみつひこくんといっしょにあそんだ。アニメをみた。


8月5日
わたしに『もえ』がりかいできる日はくるのかな?


8月6日
コナンくんがすすめてくれた『すずみやハルヒのゆううつ』っていうアニメのDVDをはい原さんからかりて1日でぜんわ見た。


8月7日
「つぎは『らき☆すた』だ」っていわれてまた1日でぜんわ見た。


8月8日
ないた。ぜんぜんわからなかったじぶんのだめさに。

239 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/06(金) 23:06:22.90 ID:Pu5RCiso


―――夏休み中の一行日記Ver.光彦―――

8月1日
灰原さんは今日も家から出ません。


8月2日
今日もです。


8月3日
コナンくんは毎日はかせの家にあそびにきています。


8月4日
なぜかみんなでアニメかんしょう会をしました。あやなみという女の子がとてもかわいかったです。


8月5日
なぜコナンくんと灰原さんはあんなになかがよさそうなのですか?


8月6日
なぜぼくじゃないのですか?


8月7日
ぼくはどうすればいいのですか?


8月8日
きのうの自分へ。わらえばいいと思うよ。

240 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/08/06(金) 23:08:01.33 ID:Pu5RCiso


―――夏休み中の一行日記Ver.江戸川―――

8月1日
今日は灰原と1日中MTGで遊んだ。スーサイドブラックでぼこぼこにしてやった。灰原ざまぁwww


8月2日
今日は灰原と1日中ヴァイスで遊んだ。ハルヒ単でぼこぼこにしてやった。灰原ざまぁwww


8月3日
何かがおかしい。


8月4日
なぜか歩美ちゃんと光彦が博士の家に来た。ヱヴァの序をみんなで見た。


8月5日
歩美ちゃんが萌えがどうのこうのと言い出した。世界は確実に終焉に向かっているに違いない。


8月6日
とりあえず歩美ちゃんにハルヒ面白いよと言っておいた。
灰原が「私DVD持ってるわよ」と言ったら凄い形相で貸してくれるよう迫っていた。


8月7日
らき☆すたも面白いよと言ったらまた凄いことに。


8月8日
なんか泣いてた。泣くほど面白かったらしい。善い行いをしたようで気分がいい。

241 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/06(金) 23:14:27.00 ID:Pu5RCiso


―――夏休み中の一行日記Ver.灰原―――

8月1日
漫画読みたかった。ごめんね。いつも買ってもすぐには手をつけてあげられなくて。


8月2日
アニメ見たかった。ごめんね。いつも録画してもすぐには手をつけてあげられなくて。


8月3日
さすがに頭にきたのでMTGもヴァイスもボロクソにやっつけて帰ってもらった。
スーサイドブラックだのハルヒ単だのとガチなんだかネタなんだか良く分からないデッキについ本気を出してしまった。


8月4日
今度は光彦君と歩美ちゃんまでやってくる始末。仕方がないのでエヴァ:破の予習を兼ねてエヴァ:序のDVDを見ることに。


8月5日
私は同類が増えそうなことに喜ぶべきなのか友達が道を踏み外してしまいそうなことに悲しむべきなのか分からなかった。


8月6日
『萌え』って言葉で説明するのは難しい。これが長門有希が言ってた概念は言葉では説明できないってことなのだと思う。


8月7日
『萌え』という概念を理解しているのがオタクと呼ばれる種族なんだと気付いた。


8月8日
彼の眼鏡に常識は通用しない。


―――一行日記編終わり

242 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/06(金) 23:15:10.84 ID:Pu5RCiso

次。

243 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/06(金) 23:16:15.90 ID:Pu5RCiso

コナン「みんな白ひげ白ひげっていうとさー」

灰原「あー」

コナン「ワンピのあれのことを思い浮かべるけどさー」

灰原「おー」

コナン「たまには某モビルスーツのことも思い出して欲しいよなー」

灰原「そうねー」

灰原「そういえばさー禁書の新刊の発売日近いわねー」

コナン「もう読んだ人もいるみたいだけどなー」

灰原「番外個体死んだりしてなきゃいいなぁー」

コナン「あー死んでなきゃいいなー。ステイルの方はどうかなー」

灰原「っていうか20巻ではkjさん以外みんな死亡フラグ立ってた気がするわねー」

コナン「kjさんも主人公だから生きてるだろうなぐらいの確信しかもてねーけどなー」

灰原「悲しいけどコレ戦争なのよねー」

244 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/06(金) 23:18:36.53 ID:Pu5RCiso

灰原「そういえばハガレンの最終巻の発売も近いわー」

コナン「おぉーそーだなー」

灰原「ネタバレいちぃー。エドワード・エルリックはエドワード・ニューゲートに改名しますぅー」

コナン「はーいウソきましたぁー」

灰原「ネタバレにぃー。彼は錬金術師→ターンエーのパイロット→海賊になりますぅー」

コナン「あー白ひげつながりの話きたぁー」

灰原「ワンピはつい最近新刊発売したわー」

コナン「あぁーそっちの白ひげさんも錬金術師っつったら錬金術師なのかもなー」

灰原「おー?」

コナン「集英社のためにお金を錬成してまーす」

灰原「それは嫌な言い方ねー確かに白ひげの話になってからコミックスの冊数がとんでもないことになってるけどぉー?」

コナン「俺らも小学館のために頑張ってまーす」

灰原「あーそれは傲慢すぎねぇー」

コナン「違いますぅーワンピの人気に嫉妬してるんですぅー」

灰原「あーエンヴィーさんマジおつかれーっす」

245 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/06(金) 23:21:24.81 ID:Pu5RCiso

コナン「なぁー灰原さーん」

灰原「なんでしょう江戸川さーん」

コナン「こんな暑い日はやっぱプールですなぁー」

灰原「こう……ね。プールに浮いてるのがいいのよねー」

コナン「あぁーぷかぷか浮いててなー」

灰原「エンドレスエイトしてた時の長門はこの感じをどう思ってたんだろうねぇー」

コナン「どうなんだろうなー。まぁーどうでもいいなー」

灰原「そうねーどうでもいいわねー」

コナン「このだらだらした感じがなぁー」

灰原「たまらないのよねー」


元太「あいつら水に浮いてるっつーか、世間から浮いてる感じがするけど大丈夫なのか?」


―――プールでの一場面編終わり

246 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/06(金) 23:23:49.43 ID:Pu5RCiso

なんか急ぎ足だし短いけど今日はここまで。
次は来週の火曜日。
んじゃまたー。

暑い…。

250 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 22:18:58.18 ID:7vXmC6Yo

灰原「ねぇ、DHMOと呼ばれる物質が存在するのはご存じかしら?」

コナン「ん?」


DHMO(Dihydrogen Monoxide:一酸化二水素)とは、

・水酸と呼ばれ、酸性雨の主成分である。
・温室効果を引き起こす。
・重篤なやけどの原因となりうる。
・地形の侵食を引き起こす。
・多くの材料の腐食を進行させ、さび付かせる。
・電気事故の原因となり、自動車のブレーキの効果を低下させる。
・末期がん患者の悪性腫瘍から検出される。

その危険性に反して、DHMOは頻繁に用いられている。

・工業用の溶媒、冷却材として用いられる。
・原子力発電所で用いられる。
・発泡スチロールの製造に用いられる。
・防火剤として用いられる。
・各種の残酷な動物実験に用いられる。
・防虫剤の散布に用いられる。洗浄した後もDHMOは残留し、産物に悪影響を与える。
・各種のジャンク・フードや、その他の食品に添加されている。

251 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 22:23:14.94 ID:7vXmC6Yo

灰原「どうかしらね?」

コナン「いや、どうもこうもねぇだろ」

灰原「あら、気付いてたの?」

コナン「一酸化二水素。酸素原子1個と水素原子2個。つまり水だろ」

灰原「あなたつまらないわね。もうちょい反応が欲しかったわ」

コナン「伊達に探偵やってるわけじゃないさ」

252 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 22:28:35.82 ID:7vXmC6Yo

コナン「でも、まぁあれだよな。言い回し次第でいかにも危険なものにできるものってあるよな」

灰原「たとえば?」

コナン「こんな感じかなぁ……」


DC(Detective Conan)という漫画は

・主人公は小学1年生の見た目をした高校2年生の男の子である。
・他にも見た目が小学1年生の自称18歳の女の子も登場する。
・主人公は腕時計に仕込んだ麻酔銃で大人を眠らせ、その人が眠っている間は変声機を使いその人になりすます。
・ヒロインは女子高生であるにも関わらず成人男性ですら素手で圧倒する。
・多くのエピソードで殺人が起こる。場合によっては複数回の殺人も起こる。
・殺人の方法も刺殺、毒殺、絞殺……等々、様々である。
・殺人以外にも、強姦、窃盗、強盗、誘拐など様々な犯罪が起こる。
・事件の全貌は細かく解説される。

その描写に反して、この漫画は以下の扱いを受けている。

・少年向け漫画雑誌で連載している。
・16年にわたって連載が続いている。
・連載している雑誌の看板漫画として人気を博している。
・アニメ化もしていて、アニメの方も10年以上続いている。
・アニメは原作と同じく殺人等の犯罪の描写があるが、現在は夕方6時という子供の目の付きやすい時間に放送されている。

253 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/08/10(火) 22:33:05.56 ID:7vXmC6Yo

コナン「俺らの世界をちょっとかいつまんでまとめてみた」

灰原「すごく嫌な言い方になってない?私なんてすごくませたアホの子みたいになってるし」

コナン「自称18歳。でも見た目小学1年生www」

灰原「いや、あなただって高レベルのショタになってるじゃない。まぁ、実際そうなのだけれど」

コナン「そうなんだよ。間違ったことはいってないんだよな」

灰原「でもこれだとただの犯罪の手引きをする有害図書みたいな印象しかないわ」

コナン「やっべーよ。解説してんの俺だよ。PTAに袋叩きだよ」

254 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 22:38:15.64 ID:7vXmC6Yo

灰原「んー次はこれとかどうかしらねぇ」


「アンパンマン」とは

・顔が食品でできている。
・自分の顔の一部をちぎって食べさせることが可能。
・顔が汚れたり、湿ったり、ちぎれた状態だと本来の力が出せない。
・顔は取り外すことができる。
・顔を交換するときは瞬間的に首から下だけの状態になる。
・首から下だけの状態のときも普通に話したり、体を動かしたりできる。
・マントを使って宙に浮く。
・必殺技のパンチによって敵を殴り飛ばす。

それらに反して、このキャラクターは以下の性質も持つ。

・主に幼児を対象とした絵本やアニメの主人公である。
・誰でも知っているような国民的キャラクターである。
・日本の母親は積極的にこのキャラクターが登場する作品に触れる機会を自分の子供に与えている。
・産婦人科や小児科などがある病院でもこのキャラクターを目にすることが多い。


コナン「また酷い言い方だ」

灰原「アンパンマンのホラーっぽさを前面に押し出した感じで」

コナン「アンパンマン知らない人なんてあまりいないだろうから騙すのは難しいだろうがな」


255 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 22:44:05.31 ID:7vXmC6Yo

灰原「他にも」


「そげぶ太郎」とは

・クラスの不幸を一身に背負う高校1年生。
・気に入らない相手は男女問わず右手で殴り飛ばす。
・拳だけでなく説教も食らわす。
・見た目14歳くらいの女の子と同居。
・脳に損傷がある。
・しばしば学校を無断欠席。
・ロシアに不法入国。
・口癖は「不幸だ……」

しかしながら

・とあるライトノベルの主人公。
・多数の女の子キャラから好意を寄せられている。
・その数約1万人。
・その中の一人は彼を追って同じくロシアに不法入国。
・その際にハイジャックも。


「ブラボーサムライ」とは

・歴史上の人物をモデルにそれを歪めたキャラが多数登場。
・歴史上の事実をモデルにそれを歪めたエピソードがある。
・性的なワードも多数使用。
・ヒロインは一番下劣な台詞を吐く。
・他の作品や実在する人物をネタにすることもある。
・作者はヘビースモーカーの北海道産ゴリラ。
・ジャスタウェイ。

しかし

・少年向け漫画雑誌で連載中。
・アニメも規制ギリギリの表現を多用。
・手抜き作画によるOPや本編が話題に。
・クレームが多いらしいが反省の色が見えない。

256 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 22:50:20.75 ID:7vXmC6Yo

コナン「次のやつからはただの良い点やら悪い点やらを並べるだけになってらぁ」


「MTG」とは

・TCGの元祖
・多くのTCGはこれを参考に作られている
・毎年、世界大会が開かれる
・賞金が出る
・充実したサポート
・競技用TCG然とした戦略性
・腕の確かなイラストレーターによる美麗なイラスト

しかし

・トーナメントレベルのカードはシングルの単価が非常に高い
・最強のカード「甲鱗のワーム」の存在
・「甲鱗のワーム」が絡んだ、初心者と熟練者間の不釣り合いなトレードが問題に
・複雑なルール
・とっつきにくいイメージ


「俺のターン!!ドロー!!」とは

・世界最大規模のTCG
・大人から子供まで幅広い支持
・アニメによる手の出しやすさ
・分かりやすいルール
・レッドデーモンズヌードル
・ブラック・マジシャン・ガール

しかし

・二重人格
・社長
・リバースカードオープン
・闇のゲーム
・選考会にいるらしい態度の悪いプレイヤー
・字が小さくて読みにくい効果欄
・アニメと現実との差

257 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 22:54:22.20 ID:7vXmC6Yo

灰原「次のなんてもう良い悪いでもなくなってるわね」


「ワグナリアの人々」とは

・週6〜7でシフトに入る小鳥遊
・女性に対して完璧な接客の伊波
・先輩種島
・シェフ佐藤
・ケロロ店長
・チーフ轟
・研修中山田

しかし

・ミニコン
・殴デレ
・たねしまぽぷらじゅうななさい
・Marlboro
・希代のワル
・飛天御剣流
・研修バッジ
・ラスボス相馬
・くさや

258 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 22:59:23.74 ID:7vXmC6Yo

コナン「ま、冷静な目で物事を見つめろってことだな」

灰原「DHMOのはよく出来てると思うわ。あれは気付けないと危険物質にしか見えない」

コナン「あれは騙された人いただろうなぁ」

灰原「釣りは頭が良くないと出来ないのかもね」


コナン・灰原「皆さんも釣られぬようお気を付けて……」


―――DHMO編終わり

262 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:03:11.13 ID:TdnLo42o

灰原「『借りぐらしのアリエッティ』が話題ね」

コナン「ジブリだし、CMも流しまくってるからなぁ」

コナン「でもな。アリエッティら小人だけが借りぐらししてるわけじゃないんだぜ?」

灰原「はい?」

コナン「見よ。借りぐらしの数々を」


・友達のレポートの内容を借りる借りぐらし大学生
・他人の影を借りる借りぐらしカゲカゲの実の能力者
・他人の皮膚を借りる借りぐらしアステカの魔術師
・親の名前を借りる借りぐらし二世タレント・二世政治家
・親の名前とスタジオを借りた借りぐらしアニメ映画
・芸能人の知名度を借りた借りぐらし声優キャスティング
・他人の声を借りる借りぐらし名探偵
・色々なデザインを借りる借りぐらしの国中国
・国民からお金を借りる借りぐらしの国日本
・硬式テニスのルールを借りた借りぐらしバトル漫画
・サッカーのルールを借りた借りぐらしバトル漫画


灰原「さらっとあなたのことも入ってるわけね」

コナン「まぁ、事実だしなぁ」

263 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:08:14.07 ID:TdnLo42o

灰原「ところであなたはアリエッティ見たわけ?わたしは見てないのだけれど」

コナン「実は俺も見てない。世間が騒ぎすぎて見る気しなくてな」

灰原「CMのキャラのセリフが全部棒読みなのはもう気にしないことにしたわ」

コナン「ジブリのあの頑なに本業の声優を使いたがらない姿勢は何なんだろうな」

灰原「甘ったるい感じは排除できるかもしれないけどね」

コナン「でも上手い声優ってそこんところしっかりやってくれると思うんだけどなぁ」

灰原「結局、ネームバリューを利用したいんじゃないかっていう邪推に行き着くわけね」

コナン「まぁ、そうなるよなぁ……」

264 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:12:23.97 ID:TdnLo42o

灰原「言っておくけど私は仮ぐらしだからね」

コナン「はぁ?」


・小学1年生という仮の姿で生活中の仮ぐらし元黒の組織のメンバー
・小学1年生という仮の姿で生活中の仮ぐらし高校生探偵
・今はまだ本気出してない仮の姿なだけの仮ぐらしニート
・不良は仮の姿だった元仮ぐらし投手ダルビッシュ
・最後は美しい白鳥になる仮ぐらしみにくいアヒルの子
・仮免許で公道に出る仮ぐらしドライバー
・RPGのラスボスは基本全員仮ぐらし
・仮性包茎ならまだ仮ぐらし


コナン「おい。一番下のはなんだ?」

灰原「あら?気に障った?」

コナン「べべべ、別に俺には関係ねぇし」

灰原「今は小学1年生だもの、それで当然でしょ?」

コナン「そ、そうだよな、あははは……」

265 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:17:27.23 ID:TdnLo42o

コナン「つーかよぉ、かりぐらし最強はジャイアンじゃねぇか?」

コナン「普段の放送は仮の姿。映画になると超いいやつになるっていう仮ぐらし生活」

コナン「欲しいものは基本他人から借りる借りぐらし生活。まぁ返さないのがデフォっぽいが」

灰原「借りぐらしも仮ぐらしもマスターしているとは……ジャイアニズムは伊達ではないわね」

コナン「俺もジャイアニズムを極めることにしよう」

コナン「お前のモノは俺のモノ。俺のモノは俺のモノ。やっべぇ、なんかかっけぇ気がしてきた」

灰原「ジャイアニズムは並大抵の人では出来ないと思うけどねぇ、たとえば」

267 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:24:00.37 ID:TdnLo42o


――――――

友達A「くっそぉ、どうすればいいんだよ。隣町の奴らにケンカ売られちまったぁ……」

友達A「でも、他の奴らは巻き込みたくねぇ……」

友達A「明日の夕方4時からか……河川敷なんて良い趣味してるじゃねぇか、畜生」

友達A「覚悟を決めるしかねぇようだな」


ジャイアン「…………」



―――次の日―――

不良A「一人でくるたぁ見上げた根性だ。ただしそれは蛮勇と呼ばれるものだがなぁ!!」

友達A「誰も巻き込むわけにはいかねぇからな。頭数揃えてきやがって。雑魚ってのはいつの時代もやることがかわらねぇ」

不良B「いくらほざいたところでてめぇに勝ち目はねぇよ」

友達A「サシの勝負も出来ねぇチンカス風情に何が出来るってんだ。おら、さっさとかかってこいよ」


ジャイアン「待ちやがれ」


不良C「何だぁ、てめぇは!?」

268 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:29:17.95 ID:TdnLo42o

ジャイアン「このパーリーはまだエントリーを受け付けてるんだろうな?」

不良A「いいぜいいぜ!!一人増えただけじゃ何もかわらねぇけど……ぶらぁああああああああああああ!!??」

不良B「な、てめぇ、早速やりやがったな!!」

ジャイアン「こうすればエントリーしたことになるんだろ?」

不良D「おお、ずいぶん愉快な奴が来たじゃねぇか。ケンカってのはこうじゃねぇとなぁ!!」

友達A「ジャイアン、なぜここに!!これは俺のケンカだ!!」

ジャイアン「ダチのケンカは俺のケンカでもある。ジャイアニズムとはそういうものだ。いいからそこをどけ」

友達A「ダメだ。ジャイアンをこんな負け戦に巻き込むわけにはいかない!!」

ジャイアン「教えてやるぜ。ジャイアニズムのオマエのモノってのはなぁ。何も漫画やらゲームやらのことだけを指してるんじゃねぇ」

ジャイアン「ダチの抱えた苦しみや悲しみの類も全て俺のモノでもある」

ジャイアン「俺が大将であるうちは全て俺のモノだ。それらにくらべりゃケンカ1つなんてちっちぇんだよ」

友達A「ふ……そうか。悪いなジャイアン。加勢して貰って。今度何か貸してやるよ」

ジャイアン「いらねぇ。オマエのモノは全部俺のモノだからな。今さら借りるモノなんて存在しねぇよ」

友達A「はは、ちげぇねぇ!!」


―――――――

269 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/08/14(土) 22:35:21.22 ID:TdnLo42o

灰原「っていう感じなんだけど」

コナン「ジャイアンはもう政治家にでもなればいいよ」

灰原「これでもジャイアニズムする気?」

コナン「とりあえず身近なところからだな、とりあえず……」

灰原「?」

コナン「お前のモノは俺のモノってことはお前の体も俺のモノだ。早速その体をさしだ……」


ドゲシッ


コナン「ごぁあああああああああああああっ!!!!」

灰原「死ね。氏ねじゃなくて死ね」


―――かりぐらし編終わり


270 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/14(土) 22:40:38.05 ID:TdnLo42o

次。

271 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:42:22.67 ID:TdnLo42o

コナン「番外個体超かわいい。俺の嫁にしたい」

灰原「番外個体は一方通行の嫁じゃないの?すでに夫婦初の共同作業も済ませてるわよ?」

コナン「うぉい!!初の共同作業が尋問かよ!!」

灰原「まぁあの二人なら分からなくもない」

コナン「ダメだ!!番外個体は俺のだ!!一方通行にはやらん!!」

一方通行「あン?俺のこと呼ンだかァ?」

コナン「」

番外個体「ミサカも呼ばれた気がするにゃーん」

コナン「」

272 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:46:28.22 ID:TdnLo42o

灰原「この人が『番外個体は俺のものだ!!』と啖呵切ってました」

コナン「」

一方通行「別にそれでもいいンじゃねェのか?」

番外個体「あぁん、あなた酷いわぁ。あんなことやこんなことした仲じゃない。あ、言っちゃった、きゃは☆」

コナン「一方通行ァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

一方通行「ンなことした覚えねェぞ。なァァァに言っちゃってンですかァ?」

番外個体「あーノリ悪いのね。でもいいよ。だって、こ・れ・か・ら・す・る・ん・で・しょ?」

コナン「ブツブツ……」

灰原(この展開かなり楽しい)

一方通行「ガキの前でンなこと言うンじゃねェ」

番外個体「で、どうなの?これからミサカと気持ちいいことしちゃう?」

一方通行「俺がオマエの申し出に素直に応じるような奴に見えるか?」

番外個体「ひゃひゃひゃひゃひゃ!!そうだねぇ!!ミサカが[ピーーー]って言っても死ななかったもんねぇ!!」

灰原(この二人仲良いわね)

273 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:48:46.23 ID:TdnLo42o

コナン「あああああ!!俺の番外個体とイチャついてんじゃねぇえええええええええええ!!!!」


サッカーボールドーン!!


一方通行「反射ァ」

コナン「ごっぱぁあああああああああああああっ!!!!」

番外個体「あひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!子供相手にムキになるなよ、第一位!!」

一方通行「いや……子供らしからぬ良いボールが来てたからなァ」

番外個体「容赦ないなぁ。でもミサカそういう方が好きよ」

コナン(お、俺はここで負けるのか……?)

灰原(いや、どうすれば勝ちよ?)

274 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:51:36.76 ID:TdnLo42o

番外個体「あなたは口づけと平手打ち、どっちをすれば目が覚めるのかにゃー?」

コナン「両方で」キリッ


ドゲシッ!!


コナン「ごっぱぁあああああああああああああっ!!!!」

一方通行「オイ、どう考えてもオマエの方が酷いだろ。倒れてるガキ相手に蹴り入れンなよ」

番外個体「くひひ!!だって両方なんていうんだもの。ミサカついついいじめたくなっちゃった♪」

一方通行「いやいや、それほどオマエのことが好きなンだろ。俺の番外個体がどうのこうの言ってくれてる相手にそれは酷い」

番外個体「あれーん?あなたそれは自分のことも言ってるのかなぁ?」

一方通行「あン?意味が分からン」

番外個体「んもう、ミサカがこんなにアピールしてるのに……酷いわぁ…グスン」

一方通行「オマエ、嘘泣き下手だな」

番外個体「ぶひゃひゃひゃひゃ!!!!バレちったかぁ!!」

275 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/08/14(土) 22:55:22.36 ID:TdnLo42o

一方通行「おい、誰かこいつ殺せェ」

番外個体「もう。怒らないでよ。ミサカの口づけも平手打ちもあなただけのものだからね?」

一方通行「いや、いらねェから。有難迷惑だから」

番外個体「けけけ、最終信号の方が良かったかなにゃー?」

一方通行「なンだそりゃァ。それじゃただの犯罪者だろォが」

番外個体「自覚はあったのねってミサカはミサカは……」

一方通行「ダメだ、こいつ殺す」

番外個体「ミサカはまだ死ぬわけにはいかねぇのよ。一方通行に『当ててんのよ』をやるまでは死ぬわけにはいかねぇ」

一方通行「オリジナルに比べれば成長してるようだなァ」

番外個体「触ってもいいよ?」

一方通行「勢い余って握りつぶしちゃいそうなンですけどかまいませンかァ?」

番外個体「うん。ミサカ、激しいほうが好き」

276 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 22:58:04.40 ID:TdnLo42o

灰原(もう、何なのこの人たち。そして工藤君wwwwww)

一方通行「とりあえずトドメ刺したのはオマエだからな。オマエがこのガキどうにかしろよォ?」

番外個体「おっと?元の原因はあなたじゃないのかな?かな?」

一方通行「オマエほンとめンどくせェな。仕方ねェ。ベクトル操作で……どうだ?」

番外個体「直してからまた壊すなんて良い趣味してるよ」

一方通行「トドメを刺したオマエには言われたくねェなァ、おい!!」

コナン「くっそぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

一方通行「お、いいねェ。オマエ実は悪党向きだろ?」

277 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 23:00:52.35 ID:TdnLo42o

コナン「これならどうだ!!」

一方通行「?」


麻酔針発射ーん


一方通行「ふあァ……」


バタッ


コナン「決まった……必殺麻酔銃……!!」

番外個体「くひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!あの一方通行が倒れたよ!!」

番外個体「チョーカーのスイッチ入れる前に寝ちゃうなんて凄い強力なんだねぇ!!」

コナン「んじゃ、これでようやく……」

番外個体「ミサカこの人が寝てる間にあんなことやこんなことしなきゃならないから帰るね、きゃは☆」

番外個体「あぁん、超楽しみ……もう、濡れてきちゃったじゃない……///」

番外個体「それともここでした方がいいかにゃーん?お子様には刺激が強すぎるかもよん?」

コナン「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!」

灰原(血の涙が……)


――――――

278 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/14(土) 23:05:44.97 ID:TdnLo42o

灰原「ちょっと、あなた博士の家まで来て寝ちゃうってどういうことよ」

コナン「ふぁい……?(寝ちまってたのか……とんでもねぇ夢だったなぁ……)」

灰原「口づけと平手打ち、どっちをすれば目が覚めるわけ?」

コナン「両方で」キリッ


ドゲシッ!!


コナン「ごっぱぁあああああああああああああっ!!!!」

コナン「灰原、てめ……いきなり蹴りってなんだよ……」

灰原「なぜかいじめたくなったわ」

コナン「この……人でなしが……でも、今のは根性ある蹴りだったぜ……」

灰原「……立てよ、ヒーロー」

コナン「自分からやっといて酷くないかな、それ……」

灰原「ミヤノ、そういう自分勝手な展開に色んな所が勃っちゃいそう☆」

コナン「くっそ……冷徹個体(ミヤノワースト)め……さり気なく本名使いやがっ……て……」


バタッ


コナン(まさか現実でも蹴りを食らうとはね……)


―――番外個体をめぐる?戦い編終わり

282 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 23:30:51.39 ID:48RJANUo

博士「少年探偵団のサイトが出来たぞい」

コナン「おぉ。こりゃ凄ぇ。でも学校の住所とか載せて大丈夫か?」

灰原「学校名出た時点で住所なんて載せてるようなものよ」

コナン「それもそうだな」

博士「とりあえずみんなに掲示板のテストの書き込みをしてもらいたいんじゃ」

コナン「俺らはそれぞれのパスワード使って管理者用のとこから入ればいいのか?」

博士「それぞれの固有ID作っておいたからぜひそうしてくれい」

灰原「みんなに連絡して早速書き込みテストね」

283 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 23:38:52.47 ID:48RJANUo

書き込みテスト


1 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
書き込みテスト


2 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
IDが某邦楽アーティストみたくなっとるwwwwww


3 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
あなたはCanaanみたくなってるわ


4 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
いや、それは苦しい


5 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
なんの話してんだ?


6 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
>>5
IDが某HIP-HOPグループの略称みたくなってるわ


7 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
キングギドラかwwwwww
空、空、空からの力


8 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
フリースタイルダンジョン


9 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
おいだからお前ら何の話をしてんだ

284 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 23:45:25.37 ID:48RJANUo

10 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:T.M
テストです


11 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
>>10
IDにRが足りない


12 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>11
いえてる


13 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:ayu
テストー☆


14 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>13
浜崎さんお疲れーッすwwwwww


15 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:ayu



16 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
>>15
気にしなくていいわ
>>14は気が狂ってるだけ


17 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
何だお前ら俺には前々わからないぞ


18 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:T.M
元太君の書き込みの内容もよく分かりません。
前々ってなんですか、全然でしょう?

285 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 23:49:38.39 ID:48RJANUo

19 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
BASARAUのOPでも熱唱してろやks


20 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>19
ヒドスwwwwww


21 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
>>19
ワロスwwwwww


22 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:ayu
みんなさっきから何語をはなしてるの?


23 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
ヒント:オンドゥル語


24 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
ウゾダドンドコドーン!


25 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:T.M
どういう意味ですか?


26 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
俺にもさっぱりだ


27 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:ayu
わたしもよくわかんないや


28 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
うん、なんかみんなごめん…


29 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
オレァクサムヲムッコロス!


30 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
正直お前のノリが良すぎたwwwwww

286 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/18(水) 23:56:32.86 ID:48RJANUo

31 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:ayu
哀ちゃんはなんて言ってたの?


32 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
ギン「13kmや」

読者・一護「なん…だと…?」

ギン「今の五百倍や」

読者・一護「なん…だと…?」

ギン「そんなわけないやん」

読者「ウゾダドンドコドーン!」


こんな感じの使い方するよ



33 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
もしくは


キョン・ハルヒ「いちゃいちゃ」

朝倉「…………」

キョン・ハルヒ「いちゃこらいちゃこら」

朝倉「…………」


―――放課後―――


キョン「何の用だ?」

朝倉「オレァクサムオムッコロス!」


みたいな感じ


34 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:ayu
やっぱりよくわからないや


287 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 00:01:12.69 ID:w03iZaoo

35 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:T.M
検索して調べてみたのですがどうやらオンドゥル語とは実在しない言語のようです
俗にインターネットスラングと呼ばれるものの1つです
だまされてはいけません!!


36 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>35
>>35
>>35


37 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
┐(´д`)┌


38 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
なんかだましてた側の方がえらそうだぞ


39 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:ayu
結局どういう意味なの?


40 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>24
「ウソだそんなこと!」

>>29
「俺は貴様をぶっ[ピーーー]!」


41 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:ayu
へぇーそうなんだ


42 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:T.M
灰原さん僕ダメなことしてしまいましたか?


43 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
さぁてね


44 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
wwktk




288 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 00:05:52.69 ID:w03iZaoo

45 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
まー悪いことはしてないんじゃねーの?


46 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:misaka20001
今からあの人とお出かけするのってミサカはミサカはデートな気分に浮かれてみたり!


47 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan



48 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
なんだろうね


49 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:misaka20001
ひゃあっ!!誤爆しちゃった!!みんなゴメンネ!!




ってミサカはミサカは内心はとても恥ずかしかったり…


50 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
何が起きたんだ?

289 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 00:14:36.30 ID:w03iZaoo

51 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
間違ってここにメッセージを投下しちまったんだと。
たしかにここは俺たちだけが見てるわけじゃねぇし、俺たちだけが書き込めるわけじゃねぇからな。
一応、公共のスペースだ。
個人情報とか人の悪口とかは書くなよ。


52 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
そもそもここって具体的にどんな内容が書き込まれることを期待されてるわけ?


53 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
少年探偵団への質問に答えるコーナーでいいんじゃね?


54 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:T.M
<<53
たまにはいいこと言いますね。


55 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>54
逆だ。逆。

<<53じゃなくて>>53だ。


56 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:ayu
>>55
でいいのかな?


57 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
>>56
あってるわ。

じゃあ、他の人が来たのを想定して質問に答える練習でもしましょうか?
私が来訪者やるから。
質問には誰かが適当に答えて。




290 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 00:18:23.90 ID:w03iZaoo

58 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>57
ぉk


59 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:T.M
>>57
了解しました。


60 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
>>57
ばっちこーい。


61 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:ayu
>>57
がんばるよー☆


62 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
みんな安価しつこい。


63 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
まぁ安価も練習のうちだろ

303 名前:291訂正[sage] 投稿日:2010/08/24(火) 22:59:20.65 ID:BZHPCPoo

64 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
>>63
そうね。じゃあ早速質問。

少年探偵団は普段何やってるんですか?


65 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>64
小学生。


66 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
少年探偵団は普段どんな活動をしているんですか?


67 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>66
みんなで集まってワイワイガヤガヤ。


68 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
事件とはどうやってめぐり合うんですか?


69 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>68
草むらの中を歩いてたらポケモンと出会っちゃうのと似た感じ。


70 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
どうやって事件を解決するんですか?


71 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>70
推理で。


72 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
推理とかできない私でも少年探偵団のためにできることってありますか?


73 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>72
事件を起こさないことです。キリッ


やべー。キメちまったよコレ。カッコつけちゃったなコレ。
カッコよくてすいませんね。

292 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 00:28:12.08 ID:w03iZaoo

74 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
だれかこの人とかわって。


75 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
じゃあ俺がやるぜ


76 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
少年探偵団結成のきっかけはなんですか?


77 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
>>77
なんとなく


78 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
なぜ5人なんですか?


79 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
>>78
なんとなく


80 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:A.I.
あなたも全然ダメね

293 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 00:33:08.08 ID:w03iZaoo

81 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:misakaworst
ねぇ、ここは事件解決の依頼は受け付けてないのかな?
さっきここに誤爆した子が迷子になってさぁ。
少年探偵団に探して欲しいんだ。
学校の住所見たら近くだったんだよねぇ!!
どうかな?


82 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:T.M
依頼を受け付ける掲示板として機能させるのも悪くないですね


83 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
事件だ!!
俺らで解決してやるぜ!!


84 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:ayu
がんばろー!!


85 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
>>81
警察には言った?



294 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 00:34:39.69 ID:w03iZaoo

86 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:misakaworst
>>85
言ったよ!!
でもあなた達にもお願いする。

特徴
・見た目10歳ぐらいで、青い服着てる。茶髪。
・口癖は「〜ってミサカはミサカは…」
・アホ毛

※杖をついた白髪で赤い目、なおかつ目つきの悪い男もその女の子を探しています←重要

だからなるべく早くお願いするよ!!


87 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:K.G
よっしゃああああ
とりあえず博士のうち集合な!!


88 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:T.M
頑張りましょう!!


89 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:ayu
早く見つけ出してあげようね!!


90 :以下、名無しに代わりまして少年探偵団がお送りしますID:Conan
まぁ、やってみるか。
つか世間せめぇなぁ、おい。


295 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/19(木) 00:39:58.52 ID:w03iZaoo

番外個体「なーんちゃって。このミサカが警察に届けてるわけないってね♪」

番外個体「第一位のことはいかにも悪人っぽく書いておいたし。でも間違ったことかいてねぇんだぜぇ!!ひゃーっはっはっはっはっ!!」

番外個体「ミサカ、こういう展開超好き♪子供に悪人扱いされたらあの人はどんな反応するのかねぇーっ!?」

番外個体「一方通行の困ってる顔想像するだけでいろんなところが勃っちゃいそう☆きゃははは!!」




一方通行「あのクソガキどこいきやがったンだァ……?」


―――掲示板編終わり

296 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/19(木) 00:45:22.91 ID:w03iZaoo

読んでくれてありがとう。今日はここまで。まァた番外個体使っちまったぜ…orz
次は来週の火曜日。
ローゼンはアニメ見終わりそう。マンガは全然目通せてないけど。
ネタにするにはもうチョイ時間食いそう。ごめんね。
銀様かぁいい。

んじゃまたー。

305 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:05:09.22 ID:BZHPCPoo

コナン「適当にそこらへん歩いて見つかったら掲示板に書き込むって感じで良いんじゃねぇの?」

灰原「警察に連絡してあると言っていたしね」

元太「お前らもっとやる気出せよ。掲示板での初の依頼だぞぉ?」

光彦「そうですよーもっとやる気出して行きましょうよー」

歩美「困ってる人は助けてあげようよ」

コナン「つってもなぁ……」

光彦「しかもなんか目つきの悪い人も探してるってことじゃないですか!!そんな悪そうな人に先に見つけられるわけにはいきません!!」

元太「そうだぞ!!誘拐とかされたらどうするんだ!!」

コナン「そう言われると切迫した状況のような気がしないでもないが……」

灰原「皆で手分けして近所を探してみればいいんじゃない?」

コナン「とりあえずいくか」

306 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:07:37.50 ID:BZHPCPoo


――――――

打ち止め「あの人とはぐれちゃったのってミサカはミサカは今の状況を説明して見る」

小五郎「あの人?保護者かなんかか?」

打ち止め「んーいまいち正しい表現が思いつかないけど命の恩人ってことは確かかもってミサカはミサカはあの人と出会ったころを思い出してみる」

小五郎「……?とりあえずその人にお嬢ちゃんを連れてってもらえばいいのか?」

打ち止め「む、それだとなんかミサカが迷子みたいな言い方になってるよってミサカはミサカは訂正を求めてみたり」

小五郎「いや迷子だろ。そもそもお嬢ちゃんがここに来た時点で人生という名の迷路に迷っている迷子なんじゃ……」

打ち止め「違わないけどやっぱちがぁああああう!!!!」

小五郎「探偵事務所なんて人生に迷った人がその迷いを断ち切るための真実を欲して来るところなんだよ」

打ち止め「ほえぇぇぇ探偵さんってカッコいいのねってミサカはミサカは新事実に驚いてみる」

小五郎「カッコいいわけあるか。基本はなんの恨みもねぇターゲットの周りをコソコソ嗅ぎまわる汚い仕事だよ」

打ち止め「なんだかミサカはとんでもない所にきちゃったのね?ってミサカはミサカははわわわわ……」

――――――


307 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:11:31.71 ID:BZHPCPoo

コナン「赤い目の白髪の男も探してるって書いてあったけどよ、その人が悪人とは書いてなかったんだよな」

灰原「わざわざあの掲示板で私たちに頼んできた意味が見えてこないわね」

コナン「案外、その人探すほうが速かったりしてな」

灰原「書き込んだ人がどうして迷子だって知ってるかも謎だしね」

コナン「迷子の方と連絡取れてるならこんなことにはなってねぇだろうしなぁ。その探してる人と連絡取れてるってことなんじゃねぇの?」

コナン「ってことはよ、その探してる人は悪い人でもなんでもないじゃねぇか」

灰原「なんだかよくわからない話になってきたわ」

コナン「つーかよぉ、そもそもあの書き込みが本当って確証もないしな」

灰原「冷静になれば、今の私たちって公園のトイレの落書きにマジレスしてる形だもの」

コナン「朝倉の家に行こうというハルヒに付き合わされるキョンよりかはマシな状況だよ」

灰原「結果がまだ見えてないってのはある意味幸せね」

コナン「どちらにしろ探しに行かなきゃならねぇけどな」

308 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:14:58.29 ID:BZHPCPoo

元太『こちら元太。目標確認できず』

光彦『こちら光彦。同じく目標確認できてません』

歩美『こちら歩美。私も見つけられてないよ』

コナン『こちら江戸川。街中でターゲットを捜索中』

灰原『こちら灰原。街中で人生の目的を捜索中』

コナン『こちら江戸川。灰原に負けず劣らずの勢いで2次元と3次元の境界線を捜索中』

灰原『こちら灰原。江戸川君に負けず劣らずの勢いでもう戻らないあの夏の日の思い出を捜索中』

元太『お前ら真面目にやれ』

コナン『はぁ?俺はえらく真面目なんですけど?』

灰原『言っておくけど私も本気で探してるんだからね』

元太『そんなことに本気になれてるお前ら少しカッコいいぜ。大部分でアホだと思ってるけどな』

309 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:19:24.98 ID:BZHPCPoo

一方通行「あのクソガキ何処行きやがった?とりあえず電話を……」

prrrr

一方通行「おいクソガキィ、テメェ今どこに居やがる?」

番外個体『やっほう、第一位。残念なことにお掛けになった電話番号のケータイはただ今このミサカが所持しております』

番外個体『[ピーーー]という音の後にミサカに捧げるツンデレ風愛のメッセージを……』

一方通行「すンませン、間違えました」ブチッ

prrrrr

一方通行「あン?」

pi

番外個体『酷いんじゃないの?』

一方通行「オマエの頭のイカレ具合が?」

番外個体『せっかく出てあげたのにね、くひひ』

一方通行「なーンでオマエがあのクソガキのケータイに出るンですかァー?」

番外個体『あのおてんばお嬢様はケータイ忘れてったみたいよ』

一方通行「ああいう目離すとすぐいなくなるガキだからケータイ買い与えてるのにそれじゃ意味ねェじゃねェか」

一方通行「で、なンでオマエがそのケータイを持ってるンだよ?」


310 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:23:18.45 ID:BZHPCPoo

番外個体『いやね、今日は上司と組んであなたを困らせてやろうかと思ったわけ。それで黄泉川宅に行ったら』


「きっと、一方通行はすでに困ったことになってるじゃん?」


番外個体『なんて言われてこのケータイを手渡されたのよ』

一方通行「オマエいつからケータイ任されるほどの信用を黄泉川から勝ち取ったわけ?」

番外個体『一方通行をお嫁に下さいって挨拶に行った時からかにゃーん?』

一方通行「夫婦初の共同作業は尋問だなァ」

番外個体『あらあら、初めてのデート覚えていてくれてたのね?』

一方通行「あンな楽しそうに尋問するオマエの顔を忘れるわけねェ。実はあの時からオマエだと決めてたからなァ」

番外個体『んもう、あなたったらぁ!!褒めても何も出ませんよ!?』

一方通行「オマエがいりゃ十分。それ以上望むことなンてねェ」

番外個体『わたしもあなたがいれば十分。あなたの幸せはわたしの幸せよ?』

一方通行「そうか。じゃあ早速オマエを尋問したいわけだが。俺がする側、オマエがされる側。共同作業ですが何か?」

番外個体『くひゃひゃひゃひゃ!!今の茶番劇はこうつながるわけね!!……だァァァれがされる側かァァァアアア!!』

一方通行「やっぱりオマエは他人を好き勝手に弄んで色ンなとこ勃たせるドS女なンだな?」

番外個体『あなたのためならばドM女にもなりませう』

一方通行「じゃあ尋問パーリィとでもしけこもうや」

番外個体『尋問中に発情した場合はどうしやしょう、旦那ぁ?』

一方通行「放置プレイって知ってるか?」

311 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:27:19.99 ID:BZHPCPoo

番外個体『そのプランですと尋問パーリィ終了後はベッドの上でレッツパーリィという形になりますがよろしいでしょうか?』

一方通行「二次会は一人でやってろ」

番外個体『ほほう、おにゃのこに向かってオナニー強要とな?さすが第一位、良い趣味してるよ』

一方通行「その第一位をたぶらかそうなンていうオマエほどじゃねェよ」

番外個体『おっとおっとぉ?あなたこそミサカをたぶらかしてるじゃないのぉー!』

一方通行「あの取引の餌はそンなに魅力的だったかァ?」

番外個体『もれなく一方通行が付いてくるところがね』

一方通行「なンだそのおまけでストラップ付いてくるみたいな言い方はよォ。確かに能力の制御法教えるのは俺だけどなァ」

番外個体『能力の制御法もおもちゃ(一方通行)も付いてくるなんて美味しすぎるね!ひゃーはっはっはっはっはっは!!』

一方通行「誰がおもちゃだオマエを愉快で素敵なストラップにしてやろうかァ?」

番外個体『ひも状態のことをストラップなんてオサレな言い方にするとは。これが学園都市第一位、『一方通行』……!!』

一方通行「なにさりげにひも宣言してンだ。娼婦なりなンなりで自分で稼いでこいや変態女がァ」

番外個体『じゃああなた専属の娼婦ってことで☆』

一方通行「チェンジで」



光彦「あの人なんか気味悪いですね」

元太「細くて真っ白で不健康そうだなぁ」

歩美「目赤いし、目つきも悪い……」


312 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:29:01.89 ID:BZHPCPoo

番外個体『っていうか最終信号とはぐれちゃったんでしょ?あはは、おバカな一方通行』

一方通行「はァ?向こうが勝手にどっかに行っちまったンだよ。俺ァ悪くねェ。つゥかなンで知ってンだよ?」

番外個体『ミサカネットワークから』

一方通行「じゃあ、ミサカネットワークであのクソガキが今どこにいるか聞いてくン」ブチッ

ツーツーツー

一方通行「あいつ相変わらずイイ性格してやがらァ……」



歩美「ねぇ、もしかしたらあの人が掲示板に書いてあった男の人じゃない?」

光彦「杖突いて、白髪、目が赤い、目つき悪い。確かに特徴と一致しますね」

元太「直接聞いてみようぜ」

313 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:33:42.89 ID:BZHPCPoo

一方通行「クソめンどくせェことになりやがったなァ……」

元太「なぁ、そこの白い人」

一方通行「なンだァ?」

光彦「もしかして水色の服を着た10歳ぐらいの女の子を探していませんか?」

一方通行「知らねェなァ」

歩美「でもあなたは掲示板に書かれてあった特徴と一致するよ?」

一方通行「掲示板の情報を鵜呑みにするってオマエらバカかァ?」

一方通行「お前ら、のび太君が『明日から本気だす』って言ったら信じンのかァ?今のオマエらはそのレベルだぞォ?」

光彦「でも……。とりあえずケータイで見てみたらどうですか?」


―――ケータイで書き込み内容確認中―――


一方通行「あンの……クソ野郎ォ!!絶対あいつだろコレェ……。とりあえずここに書かれてあることは事実だ」

元太「ほらな、やっぱり。のび太君だってやるときはやる男だぜ。才能がないわけじゃない」

一方通行「なァに言ってンだァ。才能ってやつはそれ自体は怠惰だろォが」

光彦「往生際が悪いですね。誘拐犯のあなたは警察に突き出します」

一方通行「なァァァに愉快な方向に話を進めようとしてるンですかァ?」

歩美『ねぇねぇコナン君、なんか例の男の人見つけたんだけどなかなか罪を認めようとしないの』

一方通行「おいこらクソガキ。誰に連絡してやがる?」


314 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/24(火) 23:36:38.02 ID:BZHPCPoo


――――――

打ち止め「むむ、どうやら番外個体が近くに来てるみたいってミサカはミサカはお迎えの登場を報告してみたり」

小五郎「なんでわかるんだ?」

打ち止め「ミサカネットワークでミサカの居場所をあの人に伝えてって言ったらあの人じゃなくて番外個体が来てくれたみたいってミサカはミサカはここまでの経緯を説明してみたり」

小五郎「……?よくわかんねぇけど迎えが来てるんだな?」

打ち止め「そうなのってミサカはミサカは探偵さんにさようなら」

小五郎「さっさと行っちまえクソガキが」



番外個体「やっほう、迎えに来たよ。あの人はだれかな?」

打ち止め「なんの恨みもないターゲットの周りをコソコソ嗅ぎまわる汚い仕事をしてる人だよってミサカはミサカはあの人の正体を暴露してみたり」

番外個体「え、なにそれ?変態?ストーカー?それは良い趣味してるとは言えないなぁ」

小五郎「だぁぁぁれがぁぁぁ!?」

――――――


315 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:38:16.54 ID:BZHPCPoo

コナン「男の方見つかったらしいぞ。今、あの3人に絡まれてるらしい」

灰原「じゃあ解散で」

コナン「いや、気持ちはわからんでもないがその結論に至るまではまだ早ぇよ。肝心の迷子が見つかってねぇだろ」

灰原「じゃあ後は彼らに任せる方向で」

コナン「とりあえずあいつらと合流しようぜ」

灰原「面倒ね」

316 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:40:46.89 ID:BZHPCPoo

打ち止め「あの人はどこにいるの?ってミサカはミサカは迷子なあの人の所在を尋ねてみたり」

番外個体「ケータイで聞いてみようかな」

prrrr

番外個体「最終信号拾ったんだけど。今、どこ?」

一方通行『オマエ散々愉快な方向にことを広げたくせに今さらのこのこ出てきたのかよォ!!●○■□の近くだァ』

番外個体「何してるの?」

一方通行『ガキ3人に絡まれてる。あァん?新手の2人もきやがったァ!!てめェ後で殺してやらァ!!めンどくせェことしやがってェ!!』

番外個体「すぐ行くからまっててねぇえええええええ!!ぎゃはははははははははははははははははっっっ!!!!!」



打ち止め「あの人は何だって?」

番外個体「5人の子供に囲まれてキャッキャウフフ中だって」

打ち止め「あーとうとう目覚めちゃったのねあの人ってミサカはミサカはそれでもあの人大好きよ?」

番外個体「なぜ疑問形?あらあら、ちょっと揺らいじゃってるの?嫉妬してるの?見苦しいわねぇ」

打ち止め「そ、そんなことないもーんっ!!」

317 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:43:14.83 ID:BZHPCPoo

コナン「なぁ、お前ら。障害者をいじめて楽しい?」

元太「障害者だからって犯罪に走るのはよくないぜ!!」

灰原「いや、まだ何もしてないし」

一方通行「オイ、まだって何だまだって」

歩美「でも、やっぱりあの掲示板の書き込み通り女の子探してるみたい」

一方通行「そこは否定しない」

光彦「誘拐目的ですか」

一方通行「違ェよ。何もしてねェって言ってンだろ」

元太「とりあえずケーサツに電話しようぜ」

一方通行「人の話聞いてましたかァ?」

コナン(可哀想な人だな)

318 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:47:03.38 ID:BZHPCPoo

打ち止め「あの人発見ってミサカはミサカは猛ダッシュ!」

コナン「なんだぁ?」

一方通行「オイ、クソガキィ!!番外個体いるかァ!?」

打ち止め「いるよってミサカはミサカはニヤニヤしてる番外個体を指さしてみたり」

元太「これが探してた女の子か?」

光彦「わざわざターゲットの方から出向いてくるとは……」

歩美「これはまずいかもね」

一方通行「クソガキィ!!オマエはこいつらをどうにかしろォ!!」

打ち止め「了解ってミサカはミサカはあらぬ誤解を受けてそうな雰囲気のあなたのために奮闘してみる」

一方通行「ミィィサカワァァストちゃンよォォォ?」

光彦「まずいです!!今度はあの女性がターゲットに!?」

番外個体「きゃーレイプされるー(棒読み)」

一方通行「オマエらはほンッッッと問題児だよなァ!!」

番外個体「あなたの困った顔傑作だったよ!!あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

一方通行「俺を困らせるっていう使命を果たせて満足かァ?」

番外個体「偶然に偶然が重なった結果の作戦だったけどなかなか上手くいったね、いひひ!!」

319 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/08/24(火) 23:51:55.87 ID:BZHPCPoo

番外個体「少年探偵団諸君!!お疲れだ!!あの書き込みはミサカだよーん!!」

元太「なん……だと……?」

番外個体「あそこの白い人を困らせるために君たちにも動いて貰ったわけよ」

光彦「僕たちを利用したというのですか!?」

番外個体「あんな便所の落書き風情に本気になっちゃダメよ、ボ・ウ・ヤ?」

歩美「でもでも迷子だったのは事実なんでしょ?」

番外個体「最終信号が迷子になって困るのはあの人。誘拐犯に間違われて困るのもあの人。あの人が困ると楽しくなるのがミサカ。おーけい?」

コナン(結局、困った状況に陥れるのが狙いだったってことかよ)

灰原「面倒なことに付き合わされたわねぇ」

一方通行「一番面倒なことになってたのは俺だがなァ」

打ち止め「犯罪者もびっくりのあなたのその目つきの悪さはどうにかした方がいいかもってミサカはミサカは再発防止案を提示してみたり」

一方通行「オマエがはぐれなければこンなことにはならなかったがなァ。ケータイ忘れンじゃねェよ」

打ち止め「はぐれたのはあなたの方でしょってミサカはミサカは主張してみるけどやっぱりごめんなさい」

一方通行「まァ、こンなに騒ぎが大きくなったのは番外個体のせいだけどなァ?ほォォォンとどうしてくれようかねェ!?」

番外個体「え、ミサカよくわかんないや。てへっ☆」

一方通行「死ね」

320 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/24(火) 23:56:38.95 ID:BZHPCPoo


―――帰り道―――


打ち止め「番外個体はこの人のこと好きなの?ってミサカはミサカは今日の一連の騒ぎで気になったので質問してみる」

番外個体「大嫌いだけど?」

打ち止め「そ、そんなストレートに……あなたはどうなのよぉー!?」

一方通行「大嫌いに決まってンだろォが」

打ち止め「じゃ、じゃあ二人はミサカのこと好き?ってミサカはミサカは禁断の質問を投げかけてみたり……!!」

一方通行「さァ、どうだろうね?」

番外個体「どうなのかねぇ?」

打ち止め「そ、その思わせぶりなセリフは何かな?ってミサカはミサカは二人のこと大好きなのにぃー!!」



元太「なんだ、ただの親子か……」


―――掲示板編2終わり


324 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 23:07:56.94 ID:yloeWzwo


―――雪華綺晶のターン―――


コナン「ここはどこだ?」

雪華綺晶「……ここはどこ?」

コナン「お前何者だ?」

雪華綺晶「……あなた、何様?」

コナン「(あれ?微妙に変化した?)ウルトラマンコスモス?」

雪華綺晶「……ヤッターマン、コーヒー、ライター」

コナン「ブフォオッッ!!いくら人形だからって女の子がそんなこと言うんじゃねぇ!!」

雪華綺晶「いくら発情期だからって女の子にあんなことを言わせるなんてかわいそうな人」

コナン「あれ、辛辣になったぞ?お、おかしいなぁ……」

雪華綺晶「疑問形で返すなんて。頭おかしいのね」

コナン「やっぱりただ言葉を反復してるだけじゃないんだな」

雪華綺晶「今頃気づくなんてかわいそうな人」ニタァ


その後彼の姿を見たものはいない。

325 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 23:10:15.02 ID:yloeWzwo


―――雛苺のターン―――


雛苺「うにゅー欲しいの!」

元太「あぁん?なんじゃそりゃ?」

雛苺「白くてふわぁーっとして甘くて、黒くて赤くて、うにゅー!!」

元太「はぁ?全然意味わかんねぇぞ?絵に描いてみろよ?」

雛苺「こんな感じなの」サラサラ


―――噂のあの絵―――


元太「何だこれ?星のカービィ3のラスボス第2形態?」

雛苺「違うの!うにゅーなの!!」

元太「あれ?あいつの名前ってうにゅーってのか?」

雛苺「うにゅーはうにゅーなのぉ!!」

元太(話聞いてもこの絵見てもダークマターとしか思えねぇ。こいつのダークマター(食い物らしい何か)に常識は通用しねぇってか?)

元太「なぁ、常識って知ってるか?」

雛苺「うにゅ?」

326 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 23:12:31.51 ID:yloeWzwo


―――真紅のターン―――


真紅「お茶を入れてちょうだい」

コナン「他当たれ」

真紅「あらあら、探偵さんはお茶も入れることが出来ないのね。不能も良いところだわ」

コナン「だぁぁぁれがED(勃起不全)だゴラァァァアアア!!!だぁぁぁれが男としてのED(終わり)をむかえてるだゴラァァァアアアア!!!!」

真紅「上手いこと言ったつもりかしら?いいからお茶早く」

コナン「せめて無能にしろください」

真紅「無能だとランクが上がるわけ?」

コナン「雨が降ったときのマスタング大佐ぐらいにはなれるぜ?」

真紅「普段は指パッチンで炎が生み出せるとでも?」

コナン「膝カックンで確執を生み出すことならできるな」

真紅「無能よりタチ悪いわね」

コナン「無能よりタチが悪いだと……?まさか俺も負完全、マイナス13組の素質が……?」

コナン「俺も『ぬるい友情』『無駄な努力』『むなしい勝利』をモットーにしていいのか!?」

真紅「安心して。あなたはどう考えても『芽吹かない友情』『始まらない努力』『完全なる敗北』だから」

コナン「ある意味マイナス……!!」

327 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 23:16:48.56 ID:yloeWzwo


―――蒼星石のターン―――


光彦「そのハサミすごいですねぇ」

蒼星石「僕は雑草を刈り取るのが仕事だからね」

光彦「他のモノも切ったりするんですか?(ぼ、僕っ娘はぁはぁ)」

蒼星石「頼みとあらばやりますよ?」

光彦「そ、そうですか……この野菜とかどうです?」

蒼星石「結構沢山あるようだけど全部切るのかい?」

光彦「はい、もうみじん切りでお願いします!!」

蒼星石「後悔しないでね。じゃ、いくよ!!」


蒼星石「それ!」

野菜1「あばばばばばばばばばばばばばbbbbbbbbb」

蒼星石「果てろ!」

野菜2「にょれろろろろろろろろろろろrrrrrrrrr」

蒼星石「消え去れぇ!」

野菜3「あぼーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」


光彦(え、ちょ、これはやりすぎです……)

蒼星石 「どうかな?」

光彦「あの、僕みじん切りをお願いしたんですけど。まじん斬りを頼んだ覚えないんですけど」

光彦「微塵っていうか粉々です!!読みも『こなごな』ではなく『こなこな』な感じになっちゃってるじゃないですかぁ!!」

328 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 23:18:48.36 ID:yloeWzwo

蒼星石「何言ってるんだい?これはこれで凄いものなんだよ」

光彦「どういうことですか?」

蒼星石「まず粉末状にすることによって体積が減ったでしょう?」

蒼星石「たとえばこのほうれん草の粉末野菜。なんとこれ一袋はこの25倍の体積に相当するほうれん草から作られてるんだよ?」

光彦「えぇ!!そんなにですかぁ!!」

蒼星石「しかもね、この粉末野菜に使われる野菜は形が悪かったり大きさが違いすぎて売り物にならない野菜たちなんだ」

蒼星石「昔はただ廃棄処分されるだけだったけど、それを粉末野菜にして売る。とってもエコでなおかつ経済的だと思わない?」

光彦「へぇー。しかも粉だから色々な料理に使えそうですねぇ。これなら野菜が不足しがちな現代人も野菜が取りやすそうです」

光彦「エコな上に健康にも良いなんてすごいです!!エゴバックなんていう酔狂に付き合ってる場合じゃないです!!」

蒼星石「でもまだ普通のお店では手に入りにくいんだ。だからネット通販などで購入するといいよ」


蒼星石「商品の宣伝をしようとかそういう意図はないからね?」

329 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 23:21:07.02 ID:yloeWzwo


―――翠星石のターン―――


歩美「翠星石ちゃんは蒼星石ちゃんのお姉ちゃんなんだよねー?」

翠星石「そうです!!誇り高き薔薇乙女第3ドールにして、蒼星石の双子の姉なのですぅ!!」

歩美「お人形さんにも双子とかあるんだね」

翠星石「お父様がそうお作りになられたので双子ということになりますぅ」

歩美「お父様のこと好き?」

翠星石「お父様を愛していない姉妹はいないのですぅ」

歩美「他のお人形さんたちのことも好き?」

翠星石「水銀燈みたいに憎たらしい子や雪華綺晶みたいに良く分からない子もいますけどね。基本、翠星石は他の姉妹も大好きですぅ」

歩美「じゃあジュン君のことも好きぃー?」

翠星石「ななな、何をいってるですかこの小娘は!?どうしてここであのチビ人間が出てくるですか!!」

歩美「いや、お人形さんたちって持ち主のことどう思ってるのかなーと思って」

翠星石「たたたた確かに契約はしましたけど、チビ人間は翠星石のマスターというよりは下僕という感じで……その……ごにょごにょ」

歩美「大好きなんだね!!」

翠星石「そそそんなことないのですぅうううううううううう!!!!」

330 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 23:24:24.15 ID:yloeWzwo


―――金糸雀のターン―――


金糸雀「この薔薇乙女一の頭脳派、この金糸雀に何かようかしら?」

コナン「こんなところで何やってるんだ?」

金糸雀「て、偵察かしら?」

コナン「……俺の部屋で?」

金糸雀「この部屋かなり興味深いんじゃないかしらー!!あら、これは何かしら?ええと何々、『超電磁砲の……」

コナン「だらっしゃあああああああああああああああああああああああ!!!!」

金糸雀「びくぅっ!!な、何かしら!!突然そんな大声だして!!」

コナン「いいか。確かに探偵は秘密を暴くものだ。だけどな、その探偵にもな、秘密にしておきたいことの1つや2つ……」

金糸雀「この本に秘密があるのね?ならばなおさら読まないわけにはいかないかしらー!!」

コナン「やめろぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

331 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 23:26:41.26 ID:yloeWzwo

コナン「仕方がない。少しだけその中身について教えてやろう」

金糸雀「やっと白状する気になったかしら」

コナン「まずその本を読んでるとな、体の一部分が熱を帯びてくる」

コナン「そしてその熱くなった部分は膨張して固くなる」

金糸雀「え、この本はそんなに恐ろしいモノだったのかしら……」

コナン「ふっ、まだ終わりじゃねぇぜ。その膨張した部分な……」

金糸雀「ゴクリ……」

コナン「いずれ爆発する」

金糸雀「そそそそれは大変じゃないかしら!この体をキズものにするわけにはいかないわ!!」

コナン「ここにはそんな危険なものも置いてある。分かったなら偵察なんてやめて帰りな」

金糸雀「むむ、さすがにここは戦略的撤退かしらー!!」


コナン「ふぅ、秘密を守るのも楽じゃねぇぜ……」

332 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 23:29:58.57 ID:yloeWzwo


―――水銀燈のターン―――


水銀燈「ねぇ、あなたいくつ?」

灰原「あら失礼ね。見た目通りの年齢だと思うけど?」

水銀燈「そう……。見た目の割に落ち着きがあって気味が悪いわね、あなた」

灰原「あなたも見た目は美しいのに性根は汚くて腐ってそうね」

水銀燈「穢れた人間風情にどういわれようが何とも思わないわ」

灰原「あなたあまり口開かない方がいいわね。人形とは美しくあるべきなのに台無しよ?」

水銀燈「綺麗な薔薇には棘があるっていうじゃない?気高い黒い薔薇ね」

灰原「黒い薔薇……略して黒バラ。どっかのバラエティ番組みたいよ?」

水銀燈「あらあら、名前のごとく灰になりたいのかしら?」

灰原「私より適役な人がいるわよ?あの人をぼこぼこにして戦いのスキルを上げたら黒バラちゃん?」

コナン「銀様が俺を必要としてると聞いて」

333 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 23:33:37.52 ID:yloeWzwo

コナン「銀様、僭越ながら小生が相手をすることになりましたがブフォ!!」

水銀燈「ちょっと、何なのこの人?なんか気持ち悪い通り越して寒気がするんだけどぉ?」

コナン「良い蹴りです。とても良い蹴りです。どうせなら踏んでくれると……あぁ、もっとお願いしますぅ……」

水銀燈「なんで喜ぶわけ?変態なの?おバカさんなの?真紅とどちらがおバカかしらねぇ?」ゲシゲシ

コナン「も、もっと踏んでくだしゃいぃ……」

水銀燈「ほんっと穢らわしい人間ねぇ」ゲシゲシ

コナン「でへへ……『【薔薇乙女】銀様の足で直接踏まれた【第1ドール】』っと……」

灰原「あなた何してるわけ?」

コナン「スレたて」

水銀燈「そんなことしてどうするわけぇ?自分が変態であることを世にさらすってのぉ?キチガイねぇ」

コナン「も、もっと言ってくだしゃいはぁはぁ」

コナン「『今銀様に足で踏まれた。しかも言葉攻め付き。羨ましいだろ?お前らマジざまぁwwwwww』……あべし!!」、

水銀燈「私が許すとでも思ったのぉ?ケータイは没収よ」

灰原(何だかんだ言って楽しんでるわ)


水銀燈「身も心もジャンクにしてあげるわぁ」


―――薔薇乙女編終わり

322 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/25(水) 00:02:25.73 ID:knZsfMDO

乙乙

あの、俺ローゼンって言ったやつだけど…
漫画とか、そこまでしてくれると思ってなかった
軽い気持ちで言ったのにごめんな

323 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/25(水) 02:16:40.04 ID:Yb8iiwA0

なにこの神スレwwww

334 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/08/27(金) 23:42:04.89 ID:yloeWzwo

よんでくれてありがとう。短いが今日はここまで。
色々やろうと思ったけど雑談形式になっちまったぜ…orz

>>322
ここのSSは基本、他の作品からの引用で成り立ってるからお勧めの作品とかがあったらガンガン触れていくよ。
そもそもこのスレの最初の方のやつ書くためにわざわざ原作ハルヒの1巻買って読んだしwww今さらだwww
内容を引用する場合は原作も触れとけっていう自分ルールも一応ある。

>>323
照れる。

次は水曜日。んじゃまたー。

341 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/01(水) 19:07:36.85 ID:0Fnv2dUo

コナン「少年探偵団……略してDBだとよ」

灰原「パーカーにもでかでかとあしらってあるわ」

コナン「これじゃ集英社の回し者だぜ」

灰原「私たちのアニメの方も再放送を混ぜて来てるからあまり大口を叩けないんだけれど」

灰原「改って付けても肝心な本編が新しくなってないってのはあまり褒められたことじゃないと思うのよね」

コナン「OPとEDの作画だけ今の技術で作られてたからな。現代版DB来たァー!!と思った後のあのがっかり感」

灰原「アフレコのし直しとか、昔はできても今じゃできない描写の変更とか一応手を加えてるみたいだけどね」

コナン「核の部分が全然変わってねぇよな。むしろ今になって新しく加えたシーンと昔のシーンの違和感が半端ない」

灰原「集英社のそういう商魂のたくましさを一切隠さないところにすがすがしさすら感じるわ」

コナン「しかも視聴率は好調なんだろ?世間ってものは分からんね」

灰原「ま、鳥山さん本人が監修に携わってるようだし。超サイヤ人3に変身するのにAパート全部使うなんていうことはないでしょうね」

コナン「実際そういう間延びした表現は手加えられてるみたいだな。俺はデンデがただの人間には興味なさそうで吹いたけど」

灰原「そのうちキャストの変更でやれやれとか言い出すキャラも出てくるんじゃないかしら?」

コナン「ジャンプお気に入りの声優の一人だもんな」

342 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/01(水) 19:12:19.89 ID:0Fnv2dUo

コナン「そのやれやれさんたちはちょうどループから抜け出したころか」

灰原「私たちの夏も終わったけど」

コナン「いいじゃねぇか。それが人生ってもんよ」

灰原「あなたエンドレスエイト第8話見終わった後に私に電話してきたものね」

コナン「最後のあのハルヒの表情見れるなら夏休みには終わってもらって構わない」

灰原「現実は残酷ね」

コナン「なんだその冷やかな目」

灰原「2次元に傾倒しすぎた人を憐れむ目よ」

コナン「それは違うな。俺は2次元にも積極的なだけだ。2次元も3次元も等しく愛でることのできる高尚な精神の持ち主だ」

灰原「何それたいしてカッコ良くない」

343 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/01(水) 19:18:08.55 ID:0Fnv2dUo

コナン「く、所詮は少数派か……」

灰原「少数派の方が面白いと思うけど?」

灰原「好きな人には悪いけど、ワンピース好きっていうのと、ミスチル好きっていうのは同じだと思わない?」

コナン「確かにどっちとも好きな人が大多数いるイメージだな」

コナン「マンガ何好き?とか好きなアーティストは?って聞いてその手の答えが返ってきてもな……」

灰原「最大公約数的な話を嬉々とされてもなんだか面白みに欠けるでしょ?」

コナン「正しいってことが大多数ってことなら、何、しがみつくほどの価値もねぇよな」

灰原「この情報社会において、普通に暮らしてれば簡単に触れる機会が得られるものに向かって良いなんて簡単に言うほど私は素直な子じゃないの」

コナン「大々的な広告で嫌が応にも目にする機会があるものな。向こう側の思うつぼだ」

灰原「この作品良い、と言っても誰も知らない。多数決ならば少数派。でも構わない。私は他人の理解を得るためにモノを好きになるんじゃない」

コナン「何それカッコいい」

344 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/09/01(水) 19:21:52.64 ID:0Fnv2dUo

灰原「そういう意味でチャートの数字には一切興味ないわ」

灰原「あんなの作る側が気にすればいいのよ。受け取る側の私たちが気にすることじゃないわ」

コナン「ま、そういう発想自体がすでに少数派ですな。ときに灰原さん」

灰原「何よ?」

コナン「あなたMステのシングルチャートで放課後ティータイムが1位2位をかっさらったときに偉く楽しそうでしたよね?」

灰原「」

コナン「観客ざまぁwwwお茶の間ざまぁwwwタモリマジざまぁwwwゲストのアーティストくそざまぁwwwっていってませんでしたっけ?」

灰原「」

コナン「そ の と き れ き し が う ご い た って楽しそうでしたよね?」

灰原「」

コナン「日本もまだ捨てたもんじゃねぇwwwって」

灰原「やめて。私のライフはもう0よ」

コナン「何それカッコ悪い」

345 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/01(水) 19:24:52.49 ID:0Fnv2dUo

灰原「確かにあれはテンション上がったわ」

コナン「まぁ俺もあれはテンション上がったよ……」

灰原「あれにテンション上げたのは世の中へのカウンターがきまったからってことでどうか納得して下さいお願いします」

コナン「はいはい分かった分かった」

灰原「調子に乗ってすいませんでした全国の皆様どうか許して下さい」

コナン「急にしおらしくなったな。今のお前なら何しても許されそうだ」

灰原「おイタはダメよ?」

コナン「そのセリフ、グータンで平野綾がやってた感じで頼む」

灰原「ピジョンがサトシに媚びる感じになら出来そうなんだけど」

コナン「何それこわい」


346 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/01(水) 19:28:55.81 ID:0Fnv2dUo

コナン「そういえばポケモンの新作発売も近いな」

灰原「どうせ白黒はっきりしないままに毎度のごとく3番目の選択肢が出てくるのよ」

コナン「今回はなんだろな。グレーは……ない気がするな。華がなさすぎる。無彩色の対極な位置にあるってことでレインボーとか?」

灰原「レインボーねぇ。確かにありそう。私は白黒って来たから今回の3番目はクリアーとか来そうな気がするのだけれど」

コナン「クリアーか。なんか神秘的なイメージあるな」

灰原「全ての色を含むレインボー。全く色を含まないクリアー。ゴージャスな感じで子供を釣りたいならレインボーかしらね」

コナン「どことなく意味深な感じを出して子供たちの話題の中心に据えたいならクリアーか」

灰原「私たちが予想してないものが採用される可能性の方が高いだろうけど」

コナン「ピンクとか?ポケットモンスターピンク!!」

灰原「世界に散らばる紳士・淑女の皆さんが同人誌あたりでポケモンピンクバージョンやってるでしょうよ」

コナン「プレイしてるのは俺達じゃなくて登場人物たちみたいな?」

灰原「何それたいして上手くない」

347 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/01(水) 19:33:01.86 ID:0Fnv2dUo

灰原「怪盗キッドならどっち選ぶのかしらね」

コナン「見た目白いからホワイトといきそうだけど、パッケージの伝説のポケモンが白いのはブラックの方なんだよなぁ」

コナン「一方通行はどっち選ぶのかねぇ」

灰原「おそらく……」


打ち止め「むぅ、ブラックもホワイトも両方捨てがたいなってミサカはミサカは究極の選択に迫られてみたり」

一方通行「くっだらねェ。迷ったら両方買えばいいだろォが」

打ち止め「え?ちょ?本気?」


灰原「こうなるわ」

コナン「分かる気がする。でも悲しいかな。打ち止めの子供心を粉砕する大人買い」

灰原「子供たちがなけなしのお小遣いで遊戯王OCGをパック買いしてるのに、その横で平然とボックス買いしていく大人とかね」

コナン「もしくは子供が欲しいカードをパック買って必死に当てようと頑張ってる横で、平然とパックの何倍もの額を出してシングル買いしていく大人とかな」

灰原「パックで地道に狙っていくよりシングルで買った方が金かからないし、みたいなね」

コナン「夢がねぇよな」

灰原「人の夢って書いて儚いって読むらしいわ」

コナン「何それ悲しい」

348 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/01(水) 19:37:06.14 ID:0Fnv2dUo

コナン「怪盗キッドがどっち選ぶかなんてあいつに直接聴いてみりゃいいよ」

灰原「どうせ会うだろうしね。仰々しい取材陣付きだけれど」

コナン「ま、とっ捕まえてから聞いてやらぁ」

怪盗キッド「少年。俺を呼んだか?」

コナン「キ、キッド!?」

怪盗キッド「いっとくけど俺はブラックもホワイトも買わないぜ。灰色ばかりが目立つ物事の白黒を薔薇色に塗り替えるのが俺の役目でね」

怪盗キッド「白にも黒にも興味ないんだ。そういうわけで……」

コナン「白いパンツにも黒いパンツにも興味ねぇってか。薔薇色パンツ派?ババくせェな。苺パンツ派?ダメだな。ゲコ太パンツは許せても苺パンツはダメだ」

怪盗キッド「どっからその発想湧いてくるんだ?全く大した想像力だよ。ま、縞パン派の俺に隙はねぇけどな」

コナン「あん?縦縞なのか横縞なのか白黒はっきりしろこのすっとこどっこい!!」

怪盗キッド「縦縞ってお前、それ下着っつーか水着じゃねぇかよ」

コナン「てめぇ!!縦縞愛せてねぇじゃねぇか!!はん、えせ縞パン派がぁ!!出直してこいや!!」


灰原「何この人たち気持ち悪い」


―――話題と季節が移ろう編終わり

357 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/05(日) 15:49:21.56 ID:/jXLH.Io

コナン「あと1ヵ月くらいでタバコ値上げか」

灰原「私たちにはまったく関係のないことだけれどね」

コナン「あれ?お前タバコ吸ってなかったのか?黒の組織の連中はタバコ吸いまくってるイメージなんだが」

灰原「一応、自称18歳。未成年だからね」

コナン「法律を余裕で無視する黒の組織の人間がそういう年齢制限は守るのかよ!」

灰原「打ち上げでもお酒は控えてたわよ」

コナン「え、黒の組織も打ち上げとかあんの?」

灰原「まぁ、極刑級の犯罪者が一堂にそろうから酔いつぶれるほど飲むって人はいなかったけどね」

コナン「警察仕事しろ」


358 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/05(日) 15:51:44.91 ID:/jXLH.Io

灰原「でもそこでお酒もタバコも控えてたのって私ぐらいだったかもしれないわ」

コナン「まぁそうだろうなぁ」

灰原「2次会のカラオケもタバコはみんな吸うわね」

コナン「げ、カラオケとか全然イメージ湧かねぇんだけど」

灰原「ジンは凄いわよ?『Ace's high』で最高にハイになったと思ったら『ハレ晴レユカイ』でエレクトロしてみたりと全く隙がないわ」

灰原「そしてたまに『野良犬』とか入れてぶち上げるのよ。どうすればラップであんなに場を沸かすことが出来るのかしら?」

コナン「さすが幹部クラスか。ジンさんマジぱねぇッス」

359 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/05(日) 15:53:25.07 ID:/jXLH.Io

灰原「あのニコ中たちは値段上がっても変わらずスパスパやってそうだけどね」

コナン「そもそもちゃんと金払って手に入れてるんだろうな?」

灰原「あの人たちだと闇ルートから入手ってありそうよね」

コナン「ジンとかがコンビニで」


ジン「すいません、タバコ○○番下さい」

ベルモット「私は○○番お願いするわ」


コナン「なんて言ってタバコ買ってる姿はえらくシュールだな」

灰原「値上げを前に慌ててカートンを大量に買い込む姿とかもうね」

コナン「ま、あいつら柄悪いからどっちかていうと」


ジン「セッターのソフトくれ」

ウォッカ「赤マルのボックス1つ」


コナン「なんて言ってバイト始めたばかりの奴を泣かせているに違いない」

灰原「マイルドセブンとかの種類が多い銘柄は覚えるの大変でしょうね」

コナン「新人のバイト君を怒鳴り散らしてるあの二人の姿が容易に想像できるな」

360 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/05(日) 15:54:24.39 ID:/jXLH.Io

灰原「いきなり100円も値上げだものね。これで喫煙者が減ってくれると助かるわ」

コナン「マナーの悪い奴が駆逐されることを望むばかりだ」

灰原「銘柄によって値段が違うのはどうしてなの?」

コナン「品質維持のためだとよ」

灰原「銘柄ごとに生産コストが違うってことなのかしらね」

コナン「そうなんじゃねぇの?ホントかウソか知ねぇけどピースの生産コストはマイルドセブンの3倍だって聞いたことがあるぞ」

灰原「なんで知ってるのよ?」

コナン「テ、テレビでやってたんだぁ」

灰原「その甘ったるい声でそんなことを言って皆を騙してるのね」

コナン「それは言わねぇ約束だ」

361 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/05(日) 15:55:31.14 ID:/jXLH.Io

灰原「テレビでやってるわけないでしょ、そんな話題」

コナン「ま、規制が厳しいこの時代だからなぁ」

灰原「銀魂の、土方さんが表紙の巻は未成年がタバコ吸ってるみたいだからってタバコ描くのNGだったんでしょ?」

コナン「タバコ吸うために地球を飛び出すからな。今のジャンプ屈指のニコ中だよ」

灰原「土方さんは一応成人なんだけどね」

コナン「タバコ描かないだけでPTAを黙らせることが出来るなら安いもんだろ」

灰原「内容はアニメ・マンガ問わずPTAを黙らせること出来てないけどね」

362 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/05(日) 15:56:41.84 ID:/jXLH.Io

コナン「つーかよぉ、この規制が厳しい世の中なのにステイル=マグヌス14歳は余裕でタバコ吸ってるんだよな」

灰原「画面の向こう側でも堂々と煙草吸ってたしね。年齢を伏せることによってごまかしたみたいだけど」

コナン「あいつは今頃どうしてるんだろうな」

灰原「そんな風に噂をしてるとばったり出くわすのがこの世の中……」


ステイル「今日も元気だタバコが美味い」


灰原「ほらいた」

コナン「現実にこういうこと結構あるから困るよな」

灰原「早速タバコ咥えてるし」

363 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/05(日) 15:58:25.82 ID:/jXLH.Io

ステイル「日本に来たときの楽しみといったらタバコのまとめ買いだ」

ステイル「しかしこの値段なのに今の時点ですでに税率63%って元の値段どんだけ安いんだい?」

ステイル「イギリスなんて税率8割ぐらいで1000円近くするからねぇ。いいよ、日本」

ステイル「ま、たばこ税の税率自体は日本もイギリスも大差ないんだけれどね」

ステイル「税抜き価格と消費税の税率ってのはとんだマジックを引き起こしてるよ。物価の違いだってあるだろうに」

ステイル「それなのに日本の嫌煙者はイギリスを見習えってヒステリック起こしてるんだろう?」

ステイル「情弱乙、ってのはこういうことを言うんだろうねぇ」

ステイル「ま、僕には関係ないけどね。さて、ちょうどタバコ屋についたしっと」

ステイル「すいませーん、赤マルのボックスのカートン2つ、PALL MALLのカートン2つ、らき☆すとのソフトのカートン2つ」

ステイル「あとは……そうだな、チェリーのカートン2つとウィンストンのカートン2つ下さい」


364 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/05(日) 15:59:57.17 ID:/jXLH.Io

コナン「おい、やべぇよあの14歳。何食わぬ顔でカートン10個買ったぞ!」

灰原「全部でタバコが100箱って。14歳からニコ中始まってるなんてとんだ神父様ね」

コナン「しかも銘柄がバラバラ。節操ねぇな浮気野郎!」

灰原「しかも話の内容がホント下衆な喫煙者代表よね」

コナン「非喫煙者が怒ってるのはああいう路上で平気でタバコ吸えるような奴らに対してなんだけどな」

灰原「ほんっとマナーもへったくれもないわね、彼」

コナン「つーか、あれ税関でがっつり税金取られるんじゃねぇの?」

灰原「統括理事長と最大主教の使いだからスルーさせてもらえるんじゃないの?」

灰原「もしくは魔術でごまかすとかね」

コナン「脱税かよ。犯罪に犯罪を重ねちゃってるじゃねぇか、あの神父。マナー違反がどうとかのレベル超えてやがる」

365 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/05(日) 16:02:34.57 ID:/jXLH.Io

ステイル「どこか落ち着けるところでタバコ吸うか……」

小萌「あーっ、いつかの神父ちゃん!まぁーたタバコ吸おうとしてぇ!!」


コナン「いいぞ、先生。そのままそのクソ神父を正しい道に……」


小萌「わ、私はいつもコレ吸ってるんですけど、1本どうです?こ、交換で……」


灰原「ダメだわ。顔を赤らめてなんだか楽しそうだわ」

コナン「つーかタバコ勧めちゃってるよ」

灰原「先生も不思議生物や名物教師である前に一人の女だったってことね」

コナン「なんかいやらしい言い方だな、おい」


ステイル「……日本の銘柄か。見た目によらずお洒落なパッケージのタバコを吸っているんだね」

小萌「あうあう、そんなお洒落だなんて……///」


コナン「いや、照れるとこじゃねぇだろコレ。今かなり失礼なこと言われたぞ」

灰原「だめね、あれはもう恋する乙女の顔だわ」

367 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/09/05(日) 16:05:13.11 ID:/jXLH.Io

ステイル「……」ジュボッ

小萌「……」カチッ


ステイル「……プハーッ」

小萌「……プハーッ」


ステイル「……」トントンッ

小萌「……」トントンッ



灰原「何あれ、気持ち悪いぐらい動きがシンクロしてるんだけど」

コナン「迷える子羊は神父の皮を被った悪魔によって導かれてしまったようだな……」




元太「タバコはマナーを守って吸えよ。あと20歳未満はダメだからな」

光彦「タスポの貸与も犯罪ですからね!」

歩美「喫煙者のマナー違反に迷惑するのはいつだって非喫煙者側なんだからね!」

灰原「というか臭いわ。近づかないで」

園子「税金納めてさっさと死ね」


―――タバコ値上げ1ヵ月前編終わり

368 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/05(日) 16:07:13.52 ID:2yurfEAo

ジンってニコ厨だったのか…
え?ニコニコ動画じゃないの?

370 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/09/05(日) 16:16:26.91 ID:/jXLH.Io

>>368
分かってて言ってるだろwww
とりあえずこのSSは区別するために

・ニコチン中毒者→ニコ中
・ニコニコ動画の方→ニコ厨

ということで。

378 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/09(木) 19:24:52.07 ID:.EKg23so

朝はダメね。夜型の生活リズムから脱するのって一生出来ないんじゃない?
とりあえずシャワーにでも入ろうかしら。
あら、こっから先は一方通行よ。進入は禁止ってね。
最近は小さな女の子を狙った犯罪が多いから困るわ。
しかもその理由がいつも「小さい女の子が好きだからやった」って。
触らないから紳士。一線を越えてしまったら変態。
さて、あなたはどちら側?

シャワーを浴びたら次は歯を磨くわ。
ところで、歯を磨くことの重要性を考えたことある?
人は朝起きた時点で口の中にウンコ約10g中に含まれるのと同じ量の細菌がいるといわれているわ。
それでなくても口臭は対人関係を崩壊させるきっかけにもなったり。
甘くてとろけるようなキスが売りのあなたも気を付けることね。

379 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/09(木) 19:27:25.00 ID:.EKg23so

朝食は博士に任せてるわ。さすがに朝はしんどい。
嫁いで家庭に入った場合どうしようかしら。
ヒステリーとグロッキーの狭間で作った私の朝食に歓喜するモノ好きなんているのかしらね?
ま、人に作らせておいて文句言うのもどうかと思うけれど。
それでも私を貰ってくれる?

朝食を軽く食べ終えたら身支度をして学校に行く準備をする。
最近の小学生をなめてはダメよ?
母親がそうしてるのか自発的にそうしてるのか知らないけれど、結構お洒落な格好してる子いるからね。
どうせ誰も気にしないから、誰も見てないから、私じゃ意味がないから。
そんな思い込みはダメよ?
どんな綺麗な宝石も磨く前はただの汚い石ころなのだから。
前流行ったでしょ?泥団子だって磨けばあんなに綺麗な芸術品に昇華させることが出来るのよ。
努力は惜しまないことね。

380 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/09(木) 19:28:19.08 ID:.EKg23so

ランドセルの中身はそんな多くないわ。
小学1年生なんてこんなものよ。
自分の名前を漢字で書くと花丸が貰えるぐらいなんだからね。
宿題なんて、わざわざそんな仰々しいフォーマットでやらずとも日常生活でいくらでもそれ以上のことしてるのよね。
だから別に学校なんて通わなくても良いんでしょうけど。
でも1日休むだけであの3人が偉い騒ぐのよね。
そしてあの男はそれを見てニヤニヤしてるの。
あの顔は止めてほしい。
腹が立つわ。

通学路。
残念ながら変態が陰に隠れてるとか、死体が転がってるとか、そんなことはないの。
ほんと、なぜこの男が出かける先々であんなに事件が起きるのか不思議でしょうがないわ。
でもその事件を解決するのもこの人。
最低最悪に頼りになるから困るわ。


381 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/09(木) 19:29:23.41 ID:.EKg23so

教室に到着。
時間に余裕があるわけでもなければギリギリの時間でもないという微妙な時刻。
談笑に割って入るほどの元気もないわ。
ま、そんなことしなくても隣の男が話題を振ってくるわよ。

「なんで初音ミクって長ネギ持ってるんだ?」

だいたいこんな感じの話題なんだけどね。

「違うわ。あれは首領パッチソードよ」

「たしかに初音ミクは調教のかいあってえらくハジケてるの多いけどよ」

下らないから面白いということもあるわね。

382 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/09(木) 19:31:29.35 ID:.EKg23so

1時間目。算数。
シェリーのパーフェクト算数教室ってとこかしらね。
でも今日は足し算引き算じゃなくて時計の問題。
針のない時計の絵がいくつか印刷されたプリントを渡されてたわ。
それぞれの絵の下には時刻が書かれてある。
この時刻を示すように時計の絵に針を書き込むという問題。
できて当然よね。
だからそれ以上のことをしてやるのよ。

「灰原、なんだその針の絵。リアリティありすぎだろ。図画工作やってるわけじゃねぇんだからよ」

「数学は芸術よ」

「いや、まぁ、たしかにそう言う人いるけどさ……」

先生がOK出せるギリギリのラインまでふざけ倒すのが授業中の密かな楽しみ。


383 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/09(木) 19:33:53.05 ID:.EKg23so

2時間目。国語。
「くじらぐも」。
こういうほのぼのした非現実の話は何十年も教科書に載っているのね。
なのにライトノベルやらアニメやらマンガやらの非現実スレスレのほのぼのした話は文句付けられる。
非実在青少年がどうのこうのってね。
めくじらたてることかしら?
そういう人に限ってジブリをゴリ押ししてくるのよねー。
ほんと分からない世の中ね。

384 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/09(木) 19:35:02.54 ID:.EKg23so

3時間目と4時間目は図画工作。
粘土で何か作って発表してね、という課題。
これはどうしたものかしらね。
隣の人に聞いてみたら

「男性器あたりで良いんじゃね?」

「あんたバカじゃないの?」

「いやそうすれば、灰原の発表に対しての感想言う時に『すごく……大きいです』って俺が言えばさ」

「誰が得するのよそれ」

何作ろうかしら。
そういう下品なのじゃなくて、でもこうみんなの混乱を招くような。
それでいて作りやすいもの。

気が付けば切頂二十面体を作っている自分がいたわ。

「サッカーボールか?」

フラーレンよ。

385 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/09(木) 19:36:11.73 ID:.EKg23so

給食。
それはいわば戦争。
しかも、表だった争いだけではないのよ。

「なぁなぁ灰原ー。今日カレーだろ?俺のだけ大盛りにしてくれよー」

まったく面倒な男ね。
仕方がないのでやってやったわ。
いつもの号令の後に早速食べ始めるのだけれど。

「な、なんじゃごりゃああああああああああああああああああああああああ!!!!」

隣の男がうるさい。

「は、灰原さん?まったく肉が入ってございませんよ?」

「肉入れろなんてオーダー受けてないわよ」

「やけに素直に引き下がったと思ったら……謀ったな、灰原!!」

「次は毒盛るけど?」

「お前が言うと冗談に聞こえねぇよ」

このあと私のに入ってた肉を分けてあげたわよ。
いつから私はこんなお人好しになったのかしらね。

386 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/09(木) 19:38:20.33 ID:.EKg23so

この後は普通に帰りのホームルームやって帰るだけ。
掃除当番でもないし。
帰ってからはAPTX4869の解毒剤の研究ね。
学校終わってからが一日の本番の始まりってのもなかなか変わった生活サイクルだと思うわ。

それにしてもAPTX4869の解毒剤作っただけじゃ勝ちってわけじゃないのよね。
黒の組織が完全に潰れなければ、むしろ元の体に戻った方が良い的になるわ。
でも黒の組織が潰れたら私もそのまま警察に捕まったりして。
どうすれば私の勝ちなの?

元の体に戻らないでいるのが一番良いのかもね。
ねぇ、あなたはどう思う?


―――灰原に焦点を当てて見る編終わり

393 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 19:55:57.35 ID:t/V093oo

コナン「いつも思うが」

コナン「どうすれば線画がこうなるんだ?」

コナン「一体何を使ったんだ?魔術?」

灰原「SAIとかフォトショとかでしょ」

コナン「いや、まぁそうなんだけどそうじゃないんだよな……」

灰原「ペンタブ?intuosとかじゃない?」

コナン「だからそうじゃなくてだな」

394 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 19:57:13.37 ID:t/V093oo

灰原「ま、何にせよ実際凄いわよね」

コナン「まったくさ」

コナン「瞳はいつの間にかキラキラしてるし!」

コナン「肌はいつの間にか色気を獲得してるし!」

コナン「髪はいつの間にか艶っぽくなってるし!」

コナン「なぜあの白黒の線画は色を塗るだけでこうも生き生きとしたイラストに変化するんだ……!?」

灰原「しかも素人の犯行だったりするのよね。日本は広いわ」

コナン「実際、日本の国土面積は世界から見ると狭い方じゃないしな」

灰原「うん?まぁ、確かに間違ってはいないけれど」

395 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 19:58:10.37 ID:t/V093oo

コナン「なんかそういう、実はそうでもない、とかって結構あるよなぁ」

灰原「実はレタスやキャベツってそこまで食物繊維多くないとかね」

コナン「そうそう、レモンもビタミンC含有量多いわけじゃないとかな」

灰原「酸っぱいモノ=ビタミンC沢山入ってると思っている人がいるなら、まずはその幻想をぶち殺さなきゃね」

コナン「レモンの酸味はクエン酸に由来するものらしいからな」

灰原「恋の甘酸っぱさもきっとクエン酸に由来してるのね」

コナン「ちょっと何言ってるか分からない」


396 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 19:58:48.91 ID:t/V093oo

コナン「悟空の年齢もGTの時点では45歳らしいしな。若くないっていう」

灰原「生まれてからは52年経ってるんでしょ」

コナン「べジータだって余裕で50歳過ぎてただろうしな」

灰原「魔人ブウ編なんて悟空といいべジータといいMr.サタンといい、中年が凄く頑張ってたわね」

コナン「ナイスおっさんバトルマンガだな」

灰原「ま、彼らに管理職は出来なさそうだし」

コナン「べジータが上司とか胃に穴開くぜ」

397 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/14(火) 20:00:04.74 ID:t/V093oo

灰原「こう考えると印象付けって重要ね」

コナン「悟空もべジータもずっと若いってイメージあるし」

コナン「ビタミンCやら食物繊維やらの話も広告で植えつけられたイメージでかいよな」

灰原「13kmも音速の五百倍もそんな印象受けるように描かれてたしね」

コナン「めがっさ広範囲をばっさりいってたもんなぁアレ」

灰原「波動球はマッハ出てるらしいけれど」

コナン「テニスコートの上で銃撃戦でもやってんのかよ」

灰原「実は作画で受ける印象以上にさらにとんでもないことになってたという」

コナン「観客席にぶっ飛ぶ時点で想像の斜め上を行ってたんだけどな」

灰原「なぜラケットや人が先に壊れなかったのかしらね?」

コナン「物理法則が先に壊れてたからだろ」


399 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 20:01:47.47 ID:t/V093oo

灰原「さっきみたいな逆に実はもっと凄かったみたいなこともあるわね」

コナン「APTX4869の解毒剤とか?」

灰原「どういうこと?」

コナン「小さくなる方は無理やり理解できるわけよ」

コナン「小さくなることによって出た余剰な物質は分解して気体になるなり汗に溶けるなりして体外に出てるってな」

コナン「でも解毒剤はどうだ?小さい方から大きい方になるんだぞ?」

コナン「体の構成に必要な物質はどっから引っ張り出してんだ?」

コナン「小1から高校生になるんだぞ。さすがに体の中にありましたってことはねぇだろ」

コナン「あれ実際かなり凄ぇことおきてるだろ。マジでどうなってんだ?」

400 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 20:02:44.83 ID:t/V093oo

灰原「し、真理の扉あたりから引っ張り出してるんじゃないかしら?」

コナン「お前それでも科学者か?」

灰原「え、え、えっと……」

灰原「そう!錬金術師は科学者なのよ!だから私も科学者よ!」

コナン「その理屈だとお前は錬金術師になるんだけどな」

灰原「身長を持っていかれたわ」

コナン「胸は持って行かれなかったんだな」

灰原「……エッチ。どこ見てんのよ」

コナン「お前」

灰原「バカ」

401 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/09/14(火) 20:04:36.69 ID:t/V093oo

コナン「でも実際でかいだろ。小1でそれはねーよ」

灰原「成長段階が戻ったわけじゃないからね。ただ縮んだだけ」

コナン「縮んでこの大きさか。お前なかなかイイモノ持ってるじゃねぇか」

灰原「脱ぐともっと凄いわよ?」

コナン「……今ここで脱ぐの?」

灰原「脱いで欲しいの?」

コナン「お、俺はべべべ別に、きょ、興味なんかねーし!」

灰原「あらそう。確かにあの温泉での事件の時も何か言ってたしね」

灰原「たしか……子供の裸を見ても何も問題ないとか?」

コナン「あの時の俺死ね!!何回でも死ね!!」


402 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/14(火) 20:08:33.07 ID:t/V093oo

灰原「で、その紳士さんはなんでイラストの話を振ってきたわけ?」

コナン「いやぁー俺も何か描いてみようと思ってよー」

灰原「あなたに絵心とかあるの?」

コナン「下心ならあるかもなぁ」

灰原「それでどんなの描いたの?」

コナン(スルーかよ……)

灰原「どれどれ……え?」

灰原「何これ?」

コナン「ハルヒ」

灰原「あぁ……うん。頑張ったのね」

コナン「何その微妙な反応」

灰原「えぇ……と」

灰原「まぁ、その……」

コナン「?」

灰原「北京オリンピックの時に見たアレに似てるなぁ……なんて」

コナン「」


―――実はそうだった編終わり


411 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 17:52:43.67 ID:o/GtSVMo

コナン「なぁ、灰原。俺はみつどもえの中では三女が好きだ」

コナン「あとは宮なんとかさんだな」

灰原「マンガの方はまだ途中までしか読んでないけれど、三女さんとウザ下さんが直接絡む話結構あるわよねぇ?」

コナン「そうなんだよ!二期も決まったことだし。宮なんとかさんの出番もっと増えてくれるといいなぁ」

灰原「まぁ、一期の放送だってまだ終わったわけじゃないんだし、待ってみればいいんじゃない?」

コナン「あー待てねぇ!!早くしてくれぇ!!」

灰原「『待てないの?』」

コナン「ゴフゥッ!!??」



光彦「」

412 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 17:53:23.80 ID:o/GtSVMo

灰原「あら……?消しゴム忘れちゃったわ」

コナン「仕方ねぇなぁ。使いたくなったら俺の消しゴム使えよ」

コナン「取りやすいようお前側に消しゴム置いとくからよ」

灰原「ありがとう。そうさせてもらうわ」

灰原「随分優しいのね?」

コナン「べっつにこれぐらいどおってことねーよ」



光彦「」

413 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 17:54:11.51 ID:o/GtSVMo

コナン「うわ、やっべぇ。国語の教科書忘れてきちまった」

灰原「国語はさすがに教科書ないときついわねぇ」

灰原「私の見せてあげるわ。二人で見ましょ?」

コナン「いいのか?」

灰原「こういうときは素直に好意に甘えておくものよ」

コナン「随分優しいじゃねぇか」

灰原「あらあら。これくらいで優しいなんて私も安く買われたものだわ」



光彦「」

414 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 17:55:15.22 ID:o/GtSVMo

灰原「あなた確かレーズン苦手よね?今日の給食のパンにレーズン入ってるけれど」

コナン「マジかよ。困ったな」

コナン「まぁ、我慢して食うけどさぁ……」

灰原「私が半分貰ってあげようかしら?」

コナン「マジか!?助かるぜ!!」

灰原「だからあなたも徐々にレーズンを克服することね」

コナン「お前、良い嫁になれるぜ」

灰原「バカね。これぐらい出来て当然じゃない」



光彦「」

415 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 17:56:16.70 ID:o/GtSVMo

灰原「あ、そういえば『臨死!!江古田ちゃん』の5巻まだ買ってなかったわ」

灰原「帰りに本屋でも行こうかしらねぇ」

コナン「なぁ、俺も付いて行って良いかぁ?最近本屋全然行ってなかったからよ」

灰原「あら、構わないわよ」

コナン「つーかよぉ、この際アニメイトいかね?」

灰原「うーん、ちょっと距離あるけれど……。いいわ」

灰原「ついでに『OVAとある科学の超電磁砲』と『涼宮ハルヒの消失』のBlu-rayでも予約してこようかしらね」

コナン「そう来ると思ってたぜ!」

灰原「見たいの?」

コナン「さすがに全額お前に出させるのは悪いから買うときは半分くらいだすさ」

コナン「小さくなる前に残ってた生活費が手つかずのままだからな。たまには良いだろ」

灰原「居候先でBlu-ray見れないんでしょ?悪いわ、そんなの」

コナン「まぁまぁ、気にすんなって!」



光彦「」

416 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 17:57:19.20 ID:o/GtSVMo

コナン「お前今日体調でも悪いのか?給食あんまり減ってねぇけど」

灰原「いまいち食欲がないわ……」

コナン「無理すんなよ?食い切れなかった分は俺が食ってやっから」

灰原「えぇ、そうしてくれると助かるわ」

灰原「それにしても随分気を使ってくれるじゃない?」

コナン「バーロー。お前に気を使ったつもりはねぇよ。給食がもったいないだけだっての」

灰原「素直じゃないのね」

コナン「うるせぇやい」



光彦「」

417 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 17:58:08.12 ID:o/GtSVMo

コナン「うわ、雨かよ。突然降ってきたなぁ。傘ねぇよ」

灰原「私のに入る?」

コナン「うお、傘あるのかよ。準備いいなぁ」

灰原「置き傘って知ってる?」

コナン「あぁ、なるほどね……」

灰原「探偵事務所まで行けばいいのね?」

コナン「さすがにそれは悪ぃよ。博士ん家で雨宿りがてらゲームでもしてくさ」

灰原「私も混ぜて貰って良いかしら?」

コナン「おぉいいぜ。俺にフルボッコにされるのを覚悟の上ならな」

灰原「いいの?私のベガはあの3人とは一味違うわよ?」

コナン「それは俄然萌える、じゃなくて燃える展開だな」



光彦「」

418 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 17:58:51.00 ID:o/GtSVMo

灰原「ちょっとあなた肩濡れるじゃない。もうちょっと寄りなさいよ」

コナン「そんなことしたらお前の肩濡れるだろうが。お前こそちゃんと傘に入れよ」

灰原「あなた私に気を使ってるわけ?」

コナン「お前の傘なんだから当たり前だろ?」

灰原「今さら気を使い合う仲でもないでしょうに」

コナン「そーかよ。じゃあもうちょい寄らせてもらうわ」

灰原「最初からそうしてればいいのよ」



光彦「」



光彦「」



光彦「」

419 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 17:59:36.68 ID:o/GtSVMo

光彦(数日観察していましたが……)

光彦(なんですかアレは!僕に入り込む余地など全くないじゃないですか!!)

光彦(できないの?なんて言われなくても僕なら灰原さんのために何でもできます!)

光彦(しかも自然と相合傘までしちゃいましたよ!?どこのサムデイ イン ザ レインですか!?)

光彦(アル雨ノ日ノ事、ゴキブリ以上のフユカイが限りなく降り注いでますよ、雨だけに!)

光彦(あれで手と手を繋がれたら向かうところ敵なしになってします!)

光彦(いや、ゴキブリに降ってこられるのもめちゃくちゃ気持ち悪いですが!!)

光彦(ぼ、僕もコナン君に負けてはいられません!)

光彦(即行動です!)

420 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/18(土) 18:01:33.85 ID:o/GtSVMo

光彦「は、灰原さん。今日、わ、忘れ物とかありますか……?その……あったら貸しますけど……」

灰原「多分ないわね。忘れ物して江戸川君に迷惑かけないよう最近は持ち物のチェックを強化したからね」

光彦「」



光彦「灰原さん。今日の給食で嫌いなものとかあれば……」

灰原「私、基本好き嫌いはしないようにしてるから大丈夫よ」

光彦「」



光彦「灰原さん、今日博士の家でゲームしませんか?」

灰原「良いわよ。江戸川君も来るから他の2人も誘ってみたら?」

光彦「」



光彦「ほ、本屋とか行きませんか?」

灰原「ごめんなさい、最近江戸川君と行ってきたから用事ないのよねぇ」

光彦「」



光彦「すいません、灰原さん。傘忘れたので入れてもらえると助かります……」

灰原「晴れてるわ」

光彦「」




光彦(誰ですか、NTRに目覚めるとか言った人はぁぁぁあああああああ!!??)

光彦(僕はもう心が折れそうです……)


―――光彦頑張る編終わり

427 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 16:32:52.46 ID:oxq1Paco

コナン「やっと学校終わったか……」

コナン「なんというか……この歳で小学1年の内容を勉強するのは逆につらいな」

コナン「授業の当てられる時間を2ch眺めるのに使う方が有意義な気がするぜ」

コナン「考え方に幅を持たせられるし、普通に笑えたりするしなぁ」

コナン「んー、帰りにどっか寄ってくか……」

コナン「どこ行くかなぁ」

コナン「そうだ>>428と一緒に>>429に行こう!」


人物名>>428 行く場所>>429

428 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 16:35:44.03 ID:OQRH/F.0

灰原

429 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 16:40:23.42 ID:C/MxHPgo

光彦の家

432 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/09/21(火) 16:52:56.42 ID:oxq1Paco

カオスなのでも全然構わんよwww


コナン「なぁ灰原。光彦ん家行こうぜ!」

灰原「光彦君の家?良いわよ」


―――道中―――


コナン「宮川可愛いよ宮川。げへへ……」

灰原「宮野さんはウザ可愛い」

コナン「何それ、自分のこと?」

灰原(し、しまったーーーっ!)


灰原「と、ところで光彦君の家に行って何するの?」

コナン「(話逸らしやがった)そうだな……>>433をしよう」


光彦の家ですること>>433

433 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 17:11:39.29 ID:CgngWF.o

イチャイチャ

435 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/09/21(火) 17:36:24.47 ID:oxq1Paco

>>433www


コナン「イチャイチャしようぜ!」

灰原「ふふふ……望むところよ」

コナン「途中で逃げ出すんじゃねぇぞ!?」

灰原「そっちこそね」


―――光彦の家―――


ピンポーン

光彦「はーい」

コナン「光彦、遊びに来たぜ」

光彦「はい、どうぞー。上がってください(灰原さんキター)」

コナン「よし。イチャイチャするか」

437 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/09/21(火) 17:39:19.46 ID:oxq1Paco

コナン「灰原の髪モフモフ」モフモフキュイキュイ

灰原「じゃあ私は江戸川君の服をモフモフ」モフモフキュイキュイ

光彦「」

コナン「灰原と腕を組む」ガシッ

灰原「江戸川君の肩にそっと首をもたげる」トスッ

光彦「」

コナン「トラブルを装って灰原の胸に顔をうずめる」ボフッ!

灰原「トラブルを装って江戸川君に思いっきり抱きつく」ガッシーン!

光彦「」

コナン「灰原の頭を撫でる」ナデナデ

灰原「なんとなく顔を赤らめる///」キュンキュン

光彦「」

コナン「灰原の両肩を掴んでずっと見つめる///」ジーッ

灰原「見つめ合うと素直におしゃべり出来なくなる///」ドギマギ

光彦「」

コナン「灰原を可愛いと思ってしまう///」デレー

灰原「平静を装いつつ内心はかなり照れてしまう///」テレテレ

光彦「」

コナン「そ、そのままキスをする態勢に……///」

灰原「そっと目を閉じて見る……///」

光彦「帰ってくださぁあああああああああああい!!!!」


コナン「追い出されたぜ……次は>>438>>439に行こう」

438 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 17:41:47.67 ID:oxq1Paco

再安価。
>>‎439人物名 >>440 行く場所

439 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 17:44:07.08 ID:4xE6JWs0

ジン

440 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 17:53:49.38 ID:sjnTl5wo

黒の組織のアジト

442 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/09/21(火) 18:28:09.74 ID:oxq1Paco

コナン「ジンと黒の組織のアジトに行く……か……?」

コナン「いいだろう。まずはジンを探さないとな」

コナン「ジンは……っと。ん?」


ジン「貴様。何をやっている?」

オタク「もうダメなんだ!平野綾はただのビッチだったんだ!!」

オタク「もうハルヒグッズなんか捨ててやるんだよ!!」

オタク「どうだぁ?CDも全部割ってやったぜ……へへへざまぁみろってんだ」

ジン「グータンを見たのか」

オタク「そうだ!あれからずっと考えてたがやっぱりダメなんだぁ!!」

ジン「そうか。どうやら貴様には死んでもらわないといけないようだな」

オタク「おいおい……よせよ……それどうせモデルガンだろ?そういうのはよそでやってくれよ」

ジン「これが本物なのか偽物なのかはあの世で確かめるんだな」

ジン「歌手である前に声優である前に、彼女だって一人の人間だ」

ジン「それを忘れて被害者ぶってる貴様は粛清してやる」

ジン「さらばd」


コナン「待ちやがれぇえええええ!!!!」


443 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/09/21(火) 18:29:17.81 ID:oxq1Paco

コナン「あぁ、そうさ。こんなことをしても何にもならない」

コナン「被害者面のお前らの行動の一番の被害者は平野綾自信だろ?」

コナン「ファンなら目を覚ませよ!」

コナン「それがモデルガンか本物の銃なのかはしらねぇ(絶対本物だけどな……)」

コナン「だが冗談でやっていいことじゃねぇ」

コナン「お前ら元は平野綾という星の下に集った同志だろ?」

コナン「なら争う意味はないだろぉーがっっ!!」


オタク「す、すいませんでしたぁああああああああああああ!!!!」



コナン(なんとか殺人は避けれたな)

ジン「おい、ガキ」

コナン「な、なぁに?」

ジン「小さいくせに見どころあるじゃねぇか。良いだろう。俺のアジトにこい」

コナン(な、何という超展開!!)

ジン「あのオタクが結局捨てて行ったグッズは回収する。お前も手伝え」

コナン「う、うん」


444 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 18:31:07.86 ID:oxq1Paco


―――黒の組織アジト―――

コナン(ああ。来てしまった。来てしまったよ)

コナン(両手いっぱいにグッズを抱えながら……な)

コナン(これから何をしよう)

ジン「グッズはそこに置いといてくれ」

ジン「おっと部屋のモノには許可なく触れないでくれよ」

ジン「2度と手に入らないものもあるかもしれねぇからなぁ」

コナン「わ、分かった……」

コナン(さて、どうする)

コナン(とりあえず>>445をしよう)


>>445すること

445 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 18:32:31.71 ID:KUXkBG20

ハレハレユカイ

446 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 19:17:37.75 ID:oxq1Paco

コナン(ジンはどうやらハルヒのことが分かるっぽい)

コナン(ならばまずはハレ晴レユカイを踊って警戒心をより解かせるんだ!)


コナン「ねぇ、ハレ晴レユカイ踊らない?」

ジン「いいだろう。最近打ち上げもなくやる機会がなかったからな……」

コナン(あぁ、灰原がそんなこと言ってたな。あれマジだったのかよ)>>358参照


テッテレッテーテッテレッテー♪


ジン「ナゾナゾみたいに地球儀を解き明かしたら みんなでどこまでも行けるねー♪」

コナン「ワクワクしたいと願いながら過ごしてたよ かなえてくれたのは誰なのー?♪」

ジン「時間の果てまでBoooon!!♪」

コナン「ワープでループなこの思いは何もかもを巻き込んだ想像でー♪」

ジン・コナン「あ・そ・ぼ・う♪」


アルハレタヒノコトーマホウイジョウノユカイガーカギリナクフリソソグフカノウジャナイワー
アシタマタアウトキーワライナガラハミング ウレシサヲアツメヨウ カンタンナンダヨ コ・ン・ナ・ノ


ジン「追いかーけてねー♪」

コナン「つかまえてみーてー♪」

ジン「おおきな♪」

コナン「夢♪」

ジン「夢♪」

ジン・コナン「スキでしょう?♪」


コナン(か、完璧だ……)

447 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 19:19:02.70 ID:oxq1Paco


ジン「やるな小僧」

コナン「そ、そうかな?」

コナン(俺は黒の組織のアジトまで来てノリノリで何をやっているんだろう……)

ジン「最近の小学生はレベルが高いな」

コナン「そうかもね(言えねぇよなぁ。実は高2だなんて……)」


コナン(せっかく黒の組織のアジトまで来たんだ。もうちょい何かしたい……)

コナン(>>448をするか!)


>>448やること

448 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 19:38:47.10 ID:sdklDt20

恋バナ

450 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 21:03:16.93 ID:oxq1Paco

コナン「ねぇ、恋バナしない?」

ジン「最近のガキはませてるな。まぁいい」

ジン「じゃあ早速。お前の方はどうなんだ?」

コナン「一応話の流れ的にはとある幼馴染の女の子Rと僕は両思いってことになってるんだけど」

ジン「?」

コナン「どうもね。その流れに反して最近はクラスの隣の席の女の子Aも気になってたりして」

ジン「ガキのくせに節操ねぇな」

コナン「Aにイチャイチャごっこしよう?って提案したら向こうもノリノリで」

ジン「向こうも気があるんじゃねぇのか?」

コナン「友達Mの家でその友達差し置いてAとイチャイチャしてきたっていう……///」

コナン「しかもそのMはAのこと好きでさ……」

ジン「最近のガキはなかなかやることが酷いじゃねぇか」

コナン「でもお構いなしでイチャイチャして……最後キスしそうになって……///」

ジン「で?したのか?」

コナン「すんでのところでそのMに家から出て行けって言われて追い出されちゃったんだ」

ジン「まぁ、自分の好きな相手が自分の前で他の男とイチャついてんのは見てられねぇだろうからな」

451 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 21:04:38.87 ID:oxq1Paco

コナン「イチャついてるときのAは正直かなり可愛かった。普段の10割増しぐらいかな」

コナン「普段は若干無愛想なところあるから、こう……いつも以上に来るものがあったよ」

ジン「ほう。話を聞いてると向こうもお前に気があるみてぇだなぁ。もうコクっちまえばいいだろ」

コナン「でもRのこともあるし……。Mだって友達だし。お前には無理だって言ってあるけど」

コナン「それにね。もしフラれたらどうすればいいかわかんないしさ」

ジン「MだってAのこと狙ってるんだろ?」

コナン「そう」

ジン「Aのこと好きなやつは複数いるだろうが、A自体は一人しかいないんだ」

ジン「Rだって狙ってるやつは沢山いるかもしれねぇだろ」

ジン「Rを狙うかAを狙うかを早くはっきりさせて、決まったなら即行動を起こせ」

ジン「AもRも狙ってる連中はお前のこと待ってちゃくれねぇよ」

コナン「そうだね。両方逃してしまう前に手を打たなきゃ」

ジン「そういうことだ」

452 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 21:05:10.53 ID:oxq1Paco

コナン「で、そっちはどうなの?」

ジン「俺か……。まぁ仕事が忙しいから毎日会うってわけにはいかねぇ」

コナン「え?それって彼女?」

ジン「いや、まだその段階にはいってねぇよ。いずれ持っていくがな」

コナン「どんな人?」

ジン「赤い瞳に色白の肌。髪も特徴的な色をしている」

コナン「性格は?」

ジン「冷静とでも言うべきか寡黙とでも言うべきか。感情はあまり表に出さないな」

コナン「その人ハードル高くない?」

ジン「そうだな。基本他人との接点をあまり持ちたがらないし」

ジン「さっき感情は表に出さないと言ったが、どちらかというと感情を知らないって感じに近いな」

コナン「それで割と会えてる感じなの?」

ジン「そうだな。頻繁に合うようにはしている」

コナン「その性格で結構会えてるなら意外と向こうも気があるんじゃないの?」

ジン「ま、そう前向きに考えて徐々に距離を縮めていくとするぜ」

ジン「早く振り向いてくれねぇかなぁ……綾波」


えどがわ は にげだした!

454 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 21:08:13.82 ID:oxq1Paco

コナン「おいおいおい。次元を超えた恋バナなんて聞いてねぇぞ」

コナン「ハードルが高いってレベルじゃねぇ」

コナン「でも意外と仲良くお喋りしてしまった……。出会い方が違えばいい友達になれていただろうに」

コナン「世知辛ぇ世の中だな……」

コナン「んー、まだ時間に余裕があるな」

コナン「次は>>455>>456に行くぜ。>>457も誘ってみるか」

>>‎455行く場所 >>456人物名1 >>457人物名2

455 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 21:21:30.48 ID:AfPvfAY0

行く場所なら映画館
人物なら小五郎

456 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 21:24:07.05 ID:C/MxHPgo

蘭のいる風呂場

457 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 21:27:48.29 ID:sdklDt20

阿笠博士

459 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:33:30.96 ID:oxq1Paco

コナン「さて、全て回収するには」

コナン「まず映画館行こう。博士とおっちゃんという謎の組み合わせだ」

コナン「そのあと蘭のいる風呂場に特攻かける」

コナン「まず映画か……」

コナン「とりあえず博士に電話して。家に戻って」


―――毛利探偵事務所―――


コナン「ねぇおじちゃん。映画見に行かない?」

小五郎「んなもんいくわけねぇだろ」

コナン「沖野ヨーコ似の女の人が出るんだけど?」

小五郎「またせたな坊主。さぁ行くぞ」

コナン(はえぇなおい……)

コナン「外に阿笠博士の車待たせてあるからそれでいこう」

460 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:35:28.00 ID:oxq1Paco

小五郎「しっかしあんたも暇だなぁ。平日なのにガキの映画に付き合うとはねぇ」

コナン(おっちゃんも十分暇だけどな……)

博士「はは、孫に付き合う感じで楽しくやっとるよ」


―――映画館到着―――


小五郎「で、どんな映画を見るんだ?」

コナン「あれ」

小五郎「ん……『恋のみくる伝説』……?」

コナン「あのピンクの格好した人がヨーコさんに似てるよね?」

小五郎「似てねぇだろ!!どこが似てるってんだ?」

コナン「幸薄そうなところ?」

小五郎「しばくぞコラ」

博士「じゃあアレとかどうじゃ?」

小五郎「どれどれ……『008〜シャコ貝の報酬〜』」

小五郎「なんだそりゃ。まぁいい。もうめんどくせぇよ。それにしてくれ」



イエス「見てブッダー!!予告編でテンション上がっちゃって先にパンフ買っちゃっ―――」

ブッダ「この外道!!!!」バシィィィン!!!!

イエス「ヒィッ!?」


小五郎「なんだ、あいつら?」

461 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:36:47.87 ID:oxq1Paco



『この貝は……あのラッコが帰ってくるまでナポリの海に沈めておこう』


ブッダ「ラッコよ……」

イエス「あのラッコ、聖人の列に並べるべきだと思うぜ……」

小五郎「この天気……まるでラッコを失った俺の心模様だぜ……」

博士「人間は悲しみという名の素晴らしい発明品をもっているのじゃ……」

コナン「名残惜しさは見方をかえれば暖かい。旅立つ者を忘却の彼方には決してわたさない」

ハルヒ「私たちも負けちゃいられないわ!!明日から早速映画第2段撮影開始よ!!」

ひとは「むふぅー!!」

イカ娘「海にあんな根性のある生物がいたなんて知らなかったでゲソ。泣いてしまったでゲソ」

保坂「そうだ!!この感動を今すぐ南春香へ届けよう!!」

遊戯「まだだ!まだラッコのターンは終わっちゃいない!!」

水銀燈「く、くだらないわ。あああ、あたしは泣いてなんかいないわよ」

アックア「不覚にも感動してしまったのである」

ギンガナム「生きることとは戦いなのだ!!」

462 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 23:39:08.01 ID:oxq1Paco


――――――――――――

小五郎「ダメだ。あのラッコのことが忘れられねぇ……」

コナン(俺もだ……。畜生!!ラッコの野郎!!)

博士「これからどうするんじゃ?」

コナン「とりあえず家に帰るよ」

小五郎「ああ、そうしてくれると助かるぜ」

小五郎「ラッコ……ウグッ……どうして逝っちまったんだ……」

コナン(何だかんだでおっちゃんが一番感動したらしいな)

コナン「ところで博士」

博士「なんじゃ?」

コナン「小型カメラかなんか持ってないか?」

博士「ないことはないが……何に使うんじゃ?」

コナン「今日、俺は蘭のいる風呂場に突撃する」

博士「その風呂場の様子を撮影する……ということかのう?」

コナン「そうだ」

博士「協力しよう。わしが車からモニターしている。バーーーローーはじっくりねっぷりと頼むぞぃ……」

コナン「そうこなくっちゃなぁ」

小五郎「?」

463 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:40:40.07 ID:oxq1Paco


――――――――――――


蘭「ふぅ……やっぱお風呂は気持ちいいわねぇ」

蘭「また胸大きくなっちゃったかも……参ったなぁ」

蘭「ん……あん……んん……」


コナン「ちぇいさあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」


蘭「え?え?何?何なの!?」

コナン「ちゃーーーーすっ!!お風呂入りに来ましたぁああああああ!!!!」

コナン「ニド蘭姉様失礼しまああああああす!!!!」

蘭(あぁ……せっかく一人になれたのに……)



博士(バーーーローーのバカめ!!もっと静かにはいらんか!!)

博士(胸と陰部に手を伸ばしてたところから見るにアレをやってたに違いなかったのに!!)

博士(肝心なとこでダメじゃのう!!)

464 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:41:41.56 ID:oxq1Paco

コナン「あれ?ま、また、そ、その、大きくなった?」

蘭「やっぱコナン君もそう思う?」

コナン「ど、どれどれ……」

蘭「や、やん……///」

コナン(博士ー見てるー?)ドヤッ


博士(うっざあああああああああああああああああああ!!!!!)


コナン「ぐへぐへぐへへ……」

蘭「ちょ、どこ触って……んん……のよ……コナ……ん……君……///」

コナン(俺の息子も喜んでおられる)


博士(氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね氏ね)

465 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/09/21(火) 23:43:03.80 ID:oxq1Paco

蘭「もう、コナン君のエッチィ///」

コナン「えへへ、ごめんなさい」

蘭「あら、これ……コナン君が持ってきたやつだよねぇ?」

コナン(ま、まずい!!それは俺が持ってきたカメラ内臓のスポンジ!!)

蘭「あれ?中固い?っていうか何かレンズみたいなものが……!?」


コナン(大将……俺ぁここまでのようだ……)


博士(新一……君の死は無駄にはせんよ……)


蘭「コォォォナンくゥゥゥゥゥン!!??」

コナン「ばああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!!」

466 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:48:27.23 ID:oxq1Paco


――――――――――――

コナン「正直、小学生はとっくに家に帰ってる時間なんですが」

コナン「吾輩、おイタがばれてしまいまして」

コナン「もうしばらく外で時間をつぶそうと思います」


コナン「>>誘って>>でも行くか」



人物名>>468
場所>>469

468 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/21(火) 23:51:35.14 ID:DWUHFMAO

乙!

安価なら灰原


469 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/21(火) 23:58:06.54 ID:fu4z3TI0

ホテル

474 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/23(木) 16:50:39.66 ID:10GLRkgo

コナン「もう今日は家に帰らずにホテルに泊まろう」

コナン「灰原誘ってホテルいくか!」

コナン「灰原〜♪」


―――とあるホテル―――


灰原「なんでホテルなのよ」

コナン「かくかくしかじかで……」

灰原「あなたがバカだってことは分かったわ」

コナン「欲望に忠実だっただけだ」

灰原「で、ホテルに来たからには何かするつもりなんでしょ?」

コナン「なんかして欲しいのか?」

灰原「そ、そういうわけじゃ……///」

コナン「まぁいい。せっかく誰にも邪魔されないんだ。赤ちゃんプレイしようぜ!」

灰原「あ、赤ちゃんプレイ……」


475 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/23(木) 16:51:53.73 ID:10GLRkgo


―――部屋のバスルーム―――


灰原「じゃあコナンちゃん、お風呂入りましょうね〜♪」

コナン「きったああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

灰原「赤ちゃんプレイ中でちゅよ〜?」

コナン「ごめんなしゃい、ママ」

灰原「よ、よろしい///じゃあ体洗っていきまちゅよ」

コナン「は〜い」

灰原「早速」

コナン(せ、背中に柔らかいものが……///)

灰原「ここが良いんでちゅか?」

コナン「う……く……はぁ……///」

灰原「乳首を撫でてるだけでしゅよ〜?」

コナン「く……ん……い……んんっ……はぅぅっ……///」

476 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/23(木) 16:52:44.43 ID:10GLRkgo

灰原「もうここをこんなにして。ダメな子でちゅねぇ?」

コナン「ああっ!!ちょ……飛ば……んんっ……し……ん……すぎ……///」

灰原「ツンツンしちゃうぞ☆」

コナン「ああっ!!あぅ!!ああっ!!」

灰原「ここもちゃ〜んと洗いましょうね〜♪」

コナン「あぁ……く……ぅ……ん……んっ……んんっ!!」

灰原「あらあら。可愛い声出しちゃってどしちゃったんでちゅかぁ?」

コナン「き、も……は……ぁ……い……んっ……いい……///」

灰原「こんなにしちゃって、まぁ。悪い子にはお仕置きでちゅよ♪」

コナン「あっ」

灰原「〜♪」

コナン「くっ」

灰原「〜〜♪」

コナン「んんっ」

灰原「〜〜〜♪」

コナン「ああああああああっっっっ!!!!」


477 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/23(木) 16:53:11.21 ID:10GLRkgo


―――小休止―――


コナン「お前、案外ノリノリなんだな」

灰原「思った以上にあなたが可愛くてねぇ」

コナン「そ、それは……///」

灰原「っていうか幼児化してても出るものなのね」

コナン「雄だからなぁ。お前もやっぱ多少なりとも胸あるじゃねぇか」

灰原「雌だからね」

コナン「女が自分のこと雌だからねって言うとなんか卑猥だな」

灰原「私の胸どうだった……?」

コナン「よかった」

灰原「……///」

478 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/23(木) 16:53:59.47 ID:10GLRkgo


―――ベッド―――


コナン(攻守交代してやるぜ!)

コナン「ママ〜、おっぱい」

灰原(い、いきなり……?)

灰原「はい、どうぞ。その……やさしくしてね?///」

コナン(可愛いなぁ!!畜生!!)

コナン「あむ」

灰原「あんっ」

コナン「ちゅ」

灰原「んん」

コナン「ちゅう〜」

灰原「〜〜っ///」

コナン「こっちも」

灰原「くぅ……っ」

コナン「つんつん」

灰原「んっ///」

灰原「はぁ……」

灰原「あっ……」

灰原「あぁん……」

灰原「ぁんっ///」

コナン(か、かわぇぇ……///)


479 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/23(木) 16:54:27.72 ID:10GLRkgo

コナン「ママ、ちゅーしよ?」

灰原「甘えんぼさんでちゅねぇ、おいで///」

コナン「はーい」

灰原「ちゅ……///」

コナン「ん……」

灰原「んん……」

コナン「ん……んんっ……」

灰原(舌が絡……む……)

コナン「んぁ……」

灰原「ん……ぁ……んぁ……んんっ///」

コナン「ママ、可愛い」

灰原「///」

480 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/23(木) 16:54:58.31 ID:10GLRkgo

コナン「ママのここどうなってるの〜?」

灰原「はぁっ!そ、そこはぁ……///」

コナン「ん……濡れてる?」

灰原「〜〜〜っ///」

コナン「指入れてみたり」

灰原「んぁ!!」

コナン「それそれ♪」

灰原「あぁ!んぁ!!」

コナン「む?」

灰原「ひゃん!?」

コナン「ここがいいの?」

灰原「ぁ……ぁあ!!」

コナン「〜♪」

灰原「い……や……ぁん!!」

コナン「〜〜♪」

灰原「ぁあ!!イ……クッ!!イっちゃうぅぅぅ!!」

コナン「〜〜〜♪」

灰原「はぁぁあ!!ぁぁああ!!ああああああ!!!!!」

灰原「はぁ……はぁ……ぁ……あ……」

灰原「イ、イっちゃった……///」

コナン(鼻血でそう……)

481 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/23(木) 16:56:24.09 ID:10GLRkgo

コナン「なぁ、灰原」

灰原「何よ?」

コナン「こ、このまま入れていい……?」

灰原「……私も入れて欲しい///」

コナン「じゃあいくぞ」

コナン「んしょ」

灰原「じ、焦らさないで……」

コナン「そいっ」

灰原「ぁぁぁああああああん!!」

コナン「んっ!んっっ!」

灰原「ぁあ!!ぁああん!!」


――――――――――――――――――――――――

――――――――――――

――――――



コナン・灰原(どうしてこうなった……)

482 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/23(木) 17:03:45.87 ID:10GLRkgo


―――夢―――


コナン(灰原かわいかったなぁ……)

コナン(たまにはホテルってのも悪くねぇなぁ……)

コナン(つーかホテルじゃなくても博士ん家で……げへへ)

コナン(あいつの部屋で……なぁ?)

コナン(またきれいな灰原に会える!!)

コナン(つーかよぉ)

コナン(ここどこ?)


コナンが今いる場所>>483

483 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/23(木) 17:06:31.92 ID:.fP79FEo

少年院

486 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 04:50:02.22 ID:fyblcLMo

コナン「ここは……どこなんだ……?」

青髪ピアス「ここは少年院やでぇ」

コナン「は……?」

青ピ「だから言ってるやろ。ここは少年院やて」

コナン「なん……だと……?」

青ピ「他にも悪いことしてここ来た人おるでぇ」


一護「まぁ、あんなバカデカい剣振り回してれば捕まるよな」

ルフィ「俺は海賊船の船長だったんだぜ!!」

闇遊戯「罰ゲームと称して後遺症が残るぐらいの精神的ダメージを与えてきたしな」

シンジ「僕はただエヴァに乗っただけなのに……。どうして!?どうしてなんだよ父さん!!」

キョン「なんで俺はここにいるんだ?」

一方通行「[ピーーー]だけ殺させといて用がすンだら少年院送りとはなァ。相変わらず上の連中はゲスばかりだ」

487 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 04:55:07.12 ID:fyblcLMo

一護「くそ石田銀のやつ……。あいつだって波動球で派手に人をぶっ飛ばしてたじゃねぇか……」

一護「何がテニスのルールは守ってるだよ……物理の法則(ルール)守ってねぇじゃねぇか……」

ルフィ「くっそぉ〜なーんで俺なんだぁ?どう見たってゾロの方が目つき悪いじゃねぇか。刀もぶら下げてるしよぉ」

ルフィ「サンジだって未成年のくせにタバコ吸ってるじゃねぇか……畜生!!あのぐるぐる眉毛め!!補導されろ!!」

闇遊戯「俺がここにいるってんなら他の千年アイテム所持者もここにいなきゃなんねぇだろ……」

闇遊戯「あと海馬もいなきゃだろ……あいつオベリスクで派手にやってたじゃねぇか……」

シンジ「僕はただ……みんなを守りたかっただけなんだ……」

シンジ「ミサトさん!!綾波!!アスカ!!僕は……僕はどうすればいいんだ……」


コナン「なんか皆色々抱えてるみたいだな」

488 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 04:56:24.67 ID:fyblcLMo

キョン「俺はなんでここにいるのかさっぱりわからん。早く解放してくれ」

コナン「はぁ?てめぇ、いつもハルヒとイチャつきやがって!!」

キョン(何を言っているんだ、この少年は?)

コナン「挙句の果てには長門や朝比奈さんとまでイチャイチャしやがって!!SOS団はいつからハーレムになりやがった!?」

コナン「さっさとハルヒと結婚しやがれ畜生がぁ!!そうすれば解放されるだろうよ!!」

キョン「あーもしもし?ハルヒ?俺だ」

ハルヒ『キョン!?キョンなの!?今どこにいるの!?』

キョン「まぁ、落ち着いてくれ。すぐ戻るさ。それより』

ハルヒ『それより?』

キョン「帰ったら俺と結婚してくれ」

ハルヒ『は……え……?ちょ、ちょっと、いいい、いきなり何言い出すのよ!!』

キョン「だ、だめなのか……?」

ハルヒ『い、いいわよ……///』

キョン「ありがとよ」

ハルヒ「は、はやく帰ってきて。そしたら……その……もう一度ちゃんと聞かせて、ね?///』

キョン「はいはい、了解了解。じゃあ切るぞ」


キョン「じゃあな。まぁ超短い付き合いだったが」

コナン「なんで少年院なのに外と連絡取れんだぁあああああああ!!??」

キョン「さぁな。なぜか都合良くここに電話があったんだ。この手のびっくりについては長門か古泉にでも聞いてくれよ」

コナン「ぐぬぬ……」

489 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/09/24(金) 04:57:58.42 ID:fyblcLMo

一方通行「俺は殺しだなンだとやってきたしな。むしろまだ生かされてる方が不思議だ」

コナン「てめぇの一番の罪は殺しじゃねぇ」

一方通行「はァ?」

コナン「番外個体と打ち止めをたぶらかしたことだろぉがぁぁあああああああ!!」

一方通行「とうとう頭おかしくなりやがったか」

コナン「打ち止めとイチャイチャしたかと思ったらロシアでは番外個体とコンビ組んでるしよぉ!!」

一方通行「それがどうしたってンだァ?」

コナン「うるせぇんだよ、このミサコンがぁ!!」

一方通行「うるせェのはオマエだろ。俺もさっきの奴みたいに早くここ出てェンだけどな」

コナン「はぁふざけんなよ?」

一方通行「打ち止めが笑って暮らせるような街には程遠いンだよ、学園都市は」

一方通行「番外個体だってあいつどうせ死ンだことになってンだろォが」

一方通行「あいつが生きるために俺と取引したンだからな。あいつの生活も保障してやらねェと……」

コナン「だーかーらっっ!それがミサコンだっつってんだよ!!バーカバーカ!!」

コナン「ミサコンこじらせて死ね!!この色白モヤシが!!ザーメン見たいな髪の色しやがって!!」

一方通行「鬱陶しいな、コイツ……」

490 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/24(金) 04:59:28.21 ID:fyblcLMo

コナン「お前は何やったんだよ?」

青ピ「わいはなぁ、カメラを持って小学校や中学校の前をうろついてただけやで?」

コナン「それ十分ヤバい……」

青ピ「そしたらなぁ、たまたまとある中学の前でパンチラ撮ってしまったんや」



―――回想(とある中学校前)―――


佐天『うーいーはーるーっ』

初春『さ、佐天さん!!やめてくださいっていつもいってるじゃないですかぁ!』

佐天『今日のパンツは白と水色の縞パンか!』


青ピ・佐天『イイねイイね最高だねェ!』


佐天『え?』

青ピ『あ、ちょ、これはやな……』

黒子『ジャッジメントですの!』


―――回想終わり―――



コナン「それであえなく御用ってわけね」

青ピ「いや、まいったわ。あそこでパンチラ撮らなかったら補導だけですんだかもしれへんのに」

青ピ「神様はわいを見捨てなさったんや……」

コナン「カメラ持って小学校・中学校に出向いてる時点で神様は見捨ててただろうよ」


491 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 05:00:26.72 ID:fyblcLMo

青ピ「何いうてんねん?そっちの方が大分悪いことしてきてるやんか!」

コナン「え?」

青ピ「まずヤクやってるゆう話やないか」

コナン「APTX4869は俺のせいじゃなくね?解毒剤は……たしかに灰原が試作品完成したっていえばヤク中ばりにハイになってたかも……」

青ピ「あと事件現場に勝手に上がりこんで警察の邪魔したり」

コナン「な、なんてこった……」

青ピ「あと身分を詐称して小学校入学」

コナン「博士ェ……」

青ピ「あと成人男性を即眠らせるような麻酔薬を常時所持していたり」

コナン「oh……」

青ピ「盗撮だってしたんやろ?」

コナン「したな……ごめん、蘭」

青ピ「挙句の果てにはホテルで幼女とセックスしたんやろぉが、このド変態がぁ!!」

コナン「ごめん灰原。あのときのお前は可愛すぎたよ、手を出すなって方が無理だよ」

青ピ「罪を認めるんやな?でも安心してや。罪を償う方法が1つだけあるんや」

492 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/09/24(金) 05:03:14.65 ID:fyblcLMo

「罪を償う方法が1つだけあるんや」

そう言われて俺は地下の駐車場のような場所に連れてこられた。
わずかな明かりと、かろうじて空間の上の部分から張り込んでいる日光で視界が保たれている。

「じゃあ頑張るんやで」

そういって青髪ピアスは立ち去った。
これから何が始まるというんだ。

数分そこに立ちつくしていると、数人の男がやってきた。
その中心に立つ男。
暗がりにおいてなお映える漆黒のコート。
ナイフの刃より鈍く光る銀髪。
そしてこちらを見据える氷点下より冷たい眼。

「ベルモットが随分と入れ込んでいるシルバーバレッドもここで打ち止めだ」

何を言っているんだ?

「イカロスは太陽に近づきすぎて地に落とされたらしいが」

手には銃が握られていた。

「貴様は我々組織に近づきすぎたのだ。地獄に落ちる時が来たようだぜ。なぁ、工藤新一?」

「は……?」

俺はいつの間にか工藤新一に戻っていた。

493 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/09/24(金) 05:05:09.77 ID:fyblcLMo

「な……んで……?」

考えてる暇はなかった。
勢いよく走りだした。
逃げるんだ。
生き延びろ!

しかし、乾いた銃声が響いた。俺の右足は無残にも貫かれた。

「取り押さえろ」

銀髪の男の周りにいた黒服の男たちが俺の手足を押さえた。
暴れることに意味はなかった。
ただ、肘と膝を撃ち抜かれるだけだった。
それでも足掻く。
すると、今度は肩と腰を撃ち抜かれた。
きっと、生きて帰れたとしてももうまともに生活を送ることはできない。

銀髪の男は俺の心臓に銃口を突き付けた。
ずっしりと重い金属の感触が、心臓がある部分を的確に突いていた。
逃げられない。
動くことすらできない。

(詰んだ……)

そう思った瞬間に銃声は響いた。

「あばよ、名探偵」

視界は暗転する。

――――――――――――

494 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 05:07:22.15 ID:fyblcLMo

コナン「あああああああ!!!!」

コナン「嫌な夢だった……」

コナン「く……まだ心臓部に嫌な感触が……」

灰原「……」スースー

コナン「寝顔もまた可愛いな」

灰原「んん……離さないで」

コナン「寝言か……」

コナン「心配すんな。俺だってお前から離れられないさ」

灰原「えへへ」

コナン「可愛い通り越して愛おしさすら感じるよ」

灰原「……」スースー

コナン「……もうちょい寝かせといてやるか」


コナン「これで最後だ。灰原が起きたら>>496に行こう」

行く場所>>496

496 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/09/24(金) 05:11:27.66 ID:cbh9q4A0

>>1000まで

501 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 20:30:22.70 ID:h7qFNIko

コナン「灰原と一緒に>>1000までか……」

コナン「9月いっぱいでここ閉めようかと思ってたんだが……」

コナン「しかし、安価は絶対。まさかそう来るとは思わなかったがなぁ」

コナン「こうなったら>>1000まで行ってやるさ」

コナン「>>1000までなんて期待されても……ぜぜぜ、全然嬉しくなんかないんだからね!///」

コナン「ま、灰原となら大丈夫だろ」

コナン「にしてもいつからここは灰原と俺のイチャラブスレになった?」

コナン「まぁ、俺は構わんがな!!」

コナン「蘭には悪いな」

コナン「俺の連れはお前ではなく灰原らしい」

コナン「蘭は良い女だから大丈夫だよな」

コナン「ありがとう。そしてごめんなさい」

コナン「今、俺の横で寝てるのが新しい連れだ」

コナン「可愛いだろ?」

502 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/09/24(金) 20:31:50.29 ID:h7qFNIko

灰原「ふぁ……」

コナン「起きたか?」

灰原「朝はだるいわ……」

コナン「なぁ、一緒に>>1000までいかねぇか?」

灰原「ここはどの辺なの?」

コナン「ちょうど半分くらいだ」

灰原「随分遠くに来たつもりだったけれど、実際はまだそんなものなのね」

コナン「ついて来てくれるか?」

灰原「私があなたについて行かないとでも?」

コナン「離れんなよ?」

灰原「離れないわよ」

灰原「むしろ」

コナン「?」


灰原「私を離さないでね」


―――安価でめぐるコナンの放課後編終わり

503 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/09/24(金) 20:38:06.76 ID:h7qFNIko

読んでくれてありがとう。とりあえず安価モノはここまで。
9月いっぱいで閉じる予定でしたが>>1000まで突っ切ることにしましたwww
更新速度は落ちるかもしれませんがまぁ時間かかってもゆるゆる>>1000までは持っていくので。
皆様、>>1000番はコナンと灰原のために席を開けてあげてくださいね。

次は未定。とりあえず良い感じに一区切りついたので小休止。
でもいつも通りのゆるゆる他作品を食い物にしていく感じになると思うんで。
読者の皆様。どんくらいかかるか分かりませんが>>1000までお付き合い下せぇ。

んじゃ、また。

511 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 12:15:29.97 ID:QoHA/aIo

お待たせしました皆様。
第2章と言ったところですかね。
今日の分行きます。

512 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/01(金) 12:16:12.71 ID:QoHA/aIo

灰原「毒を盛りましょう」

コナン「いきなり何言ってんだよ?」

灰原「最近イチャラブが続いたからたまには話に毒を盛ろうかと……」

コナン「割と毒盛った気がするけどな」

灰原「じゃあ、あれ以上の毒を盛るのよ!」

コナン「しかし、どうやって」

灰原「街を散策しながら目についたものに毒づいて行くとかいいんじゃない?」

コナン「要はデートしたいってだけじゃねぇのか?」

灰原「〜〜〜///」

コナン「ひゃははは。いいぜ行こうじゃねぇか」

513 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/01(金) 12:17:18.38 ID:QoHA/aIo

灰原「早速」

コナン「カロリーゼロの商品か」

灰原「砂糖の代わりに甘味料として入ってる物質。実はなぜ甘く感じるのかはよくわかっていない」

コナン「スィーツ(笑)のくせにカロリーゼロ(笑)」

灰原「基本、不味い」

コナン「でも最近は割と味も向上中」

灰原「でもやっぱりカロリーゼロじゃない方が美味しい」

コナン「金払ってんだからやはり美味い方を取りたいよな」

灰原「カロリー気にしてるくせに甘いものを取りたいというのは甘え」

コナン「スィーツ(笑)なだけに甘い(笑)」


514 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/01(金) 12:17:54.70 ID:QoHA/aIo

灰原「ダイエットサプリ(笑)」

コナン「これって効果あるのか?」

灰原「宣伝以外でサプリで痩せたって話聞いたことないんだけど」

コナン「博士で試してみればいいんじゃね?」

灰原「ごっめーん、わたしぃーそういう無駄なことしない主義なのぉー☆」

コナン「いっけねぇーすっかり忘れてたぜーメンゴメンゴ☆」

灰原「ドブにお金捨てるようなものよねぇー」

コナン「富樫に早く漫画描くよう催促するようなもんだよなぁー」


515 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/01(金) 12:18:49.75 ID:QoHA/aIo

コナン「最近の流行り。CDに初回特典としてDVDを付けるやり方」

灰原「本体の安売りよね。特典付けないと売れないという自信の無さの表れ」

コナン「シングルなんて1曲のPVしか入ってないようなDVDを付けて値段釣りあげたり」

灰原「インディーだと数量限定だけど無料でついてきたりするのにね」

コナン「あとレコード会社によってはYoutubeとかに上がったPVを削除するよう求めるんだとか」

灰原「何のためのPVなのかしらね」

コナン「CDの特典として付けて値段をあげて儲けを増やすためでーす、げへへへへへへ!!」


516 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/01(金) 12:19:45.20 ID:QoHA/aIo

B系の男「このラッパーはストリートでハスリングしてたらしいんだけどよぉー」

B系の男「そこでHIP-HOPに出会ってラッパー始めたらしいんだよね」

B系の男「だからぁ、リリックの内容もストリートで実際に体験したこととか歌っててかなりリアルなんだよねぇー」


コナン「ストリート(笑)」

灰原「どこの通りですか(笑)」

コナン「知りませんよ(笑)」

コナン「ハスリング(笑)」

灰原「ヤク売った金で買ったブリンブリンのアクセサリー(笑)」

コナン「やべぇそのアクセサリー超カッコいいッス!!でもラップの方は全然カッコよくねぇッス!!(笑)」

灰原「HIP-HOP(笑)不良のおもちゃ(笑)アメリカかぶれのHIP-HOP優等生(笑)」


コナン「観客にアクセサリー投げつけてそれに群がった連中に対して中指立てる方が断然HIP-HOPだ」

517 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/01(金) 12:20:32.92 ID:QoHA/aIo

ハルヒ「ちょっとキョン待ちなさいよ!」


ルイズ「あ、あんたなんかもう知らない!」


アスカ「あんたバカァ?」


御坂「ち、違うに決まってるでしょ!誰があんなやつなんかと……」


翠星石「ちょっとは見直したかもですぅ」




コナン「残念ながら現実ではコミュ力不足の女の子です」

灰原「現実とは時にサディスティックな物なのです」


518 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/01(金) 12:21:23.29 ID:QoHA/aIo

『“いつも”のハルヒ 平野綾サイン入りSP』

『価格:10000円』



『女剣士カナン ウルトラレア』

『価格:180000円』



『Black Lotus(Beta) PSA10』

『価格:800000円』



コナン「残念ながら厚紙の印刷物です」

灰原「元々の値段は30円とかそういうレベルです」

コナン「知らない人にとってはそんなものなのです」

519 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/01(金) 12:22:04.58 ID:QoHA/aIo

コナン「こんな狭い喫煙所に随分人がいるじゃねぇか」

灰原「なんかガラスも煤けてて汚らしいわね」

コナン「こんなとこで吸うたばこは本当に美味いのかねぇ」

灰原「ニコチン摂取のためだけに吸ってるんじゃないの?」

コナン「そのためだけにわざわざ金出してんのかよ。くだらねぇなぁ」

灰原「嗜好品なんだから味わって吸えばいいのに」

コナン「つーかよ、ニコチン摂取して落ち着こうとしてるんだろ」

コナン「こんなに人いたんじゃ逆に落ち着かなくねぇか?」

灰原「汚い、臭い、狭いって最悪ね」

コナン「それでもニコチンを摂取したいからって喫煙者はここに寄ってくるんだろうな」

灰原「もはや依存症というなの罰ゲームね」

520 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/01(金) 12:24:03.17 ID:QoHA/aIo

『楽器始めました』


『漫画家目指そうと思います』


『硬式テニス部に入ってみた』


『囲碁のルールを覚えたよ』


『日本史、とくに戦国時代のことに詳しくなったり』



コナン「きっかけは漫画・アニメ」



『アイスホッケー始めた』


『ワインに興味持ったね』


『看護師目指そうと思った』


『物理良いかも。なんちゃって』


『フクロウ飼い始めたんだ』



灰原「きっかけはドラマ・映画」

521 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/01(金) 12:25:22.05 ID:QoHA/aIo

男「彼女とかいらねぇよ。いなくても今十分楽しいし」

コナン「はいダウトー」



女「髪切ったんだぁ。可愛いー。超似合ってるぅー」

灰原「はいはい、ダウトダウト」



子供「このカード?お前のなわけねぇじゃん!お前の知らないやつから貰ったんだし!」

コナン「それダウト」



アイドル「今日はソロですけどね。まぁ、相方とも仲良くやってますよ」

灰原「ダウトね」



ギン「13kmや」

コナン「なぜダウトにしたよ?」


522 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 12:25:59.56 ID:QoHA/aIo

灰原「毒づくのも楽じゃないわ」

コナン「いざ吐こうとするとなかなか出てこないな」

コナン「まぁ俺はとっくに毒盛られてるがなぁ」

灰原「私は自分に毒盛ったわ」

コナン「その結果がこれだよ」

灰原「この毒はどうすればいいのかしらねぇ」

コナン「それなんだけどよ」

灰原「?」

コナン「無理して元の体に戻る必要もないんじゃねぇかなと思ってさ」

灰原「どうして?」

コナン「お前と生きるためだよ」

灰原「な……」

コナン「お前はあんまり元の体に戻ることに執着はしてないようだからなぁ」

コナン「解毒剤ができてもお前がそれを飲むって言うまで俺も飲まない」

コナン「今のままでもちょうどいい大きさの連れがいるんだ。小さいままでいるのも悪くない話だろ?」

灰原「私が元に戻ろうと思わないのは組織に顔が割れてるからで……」


523 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/01(金) 12:27:03.67 ID:QoHA/aIo

コナン「じゃあ組織をぶっ潰したら元に戻ろうじゃねぇか」

コナン「組織をぶっ潰したらAPTX4869のデータも手に入んだろ?それで解毒剤を作れるだろうよ」

灰原「本当にそれでいいの?何年かかるか分からないわよ?」

コナン「長引けばその分お前とは小さいままで」

コナン「解毒剤飲む日が早く来ればその分早く元の体で」

コナン「どっちにしろお前と一緒にいるってことに変わりはねぇよ」

灰原「…………」

コナン「俺は今話した通りだ」

コナン「後はお前次第だよ。どうする?」

灰原「……私も」

灰原「私もそれでいい」

灰原「むしろそれがいいわ。そうして欲しい」

コナン「離さないでって言ったのはお前だからな」

コナン「俺だって離すつもりはねぇよ」


―――どくどく編終わり

537 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 00:50:37.64 ID:RdJP6DEo

コナン「やぁ、諸君。元気にしていただろうか」

コナン「俺か?」

コナン「俺は綾波と灰原を間違えて恐山アンナばりの平手打ちを食らっていたところだ」

コナン「みんなも違いが分かるような人間にならなきゃダメだぞ」

コナン「娘(灰原と俺との間に出来るであろう娘な。ここ重要)と一緒にとっとこハム太郎を見てるときに」


「パパはどのハムスターが好き?」

「どれも一緒に見えるな」


コナン「なんて言ってみろ。アニメや漫画でおなじみの娘との壮大なすれ違いの物語の開幕だ」

コナン「だから違いはちゃんと分からなきゃダメだぞ」

コナン「釘宮病患者はもちろんキャラごとの声色の違いも聞き分けることが出来なければダメだ」

コナン「ついでに言うと俺は手のひらサイズの猛獣の時のようなあの若干ドスを利かせてる声が好きだぜ」

コナン「あとここで妹達(シスターズ)を見分けてみようかという無茶ぶりはするなよ」

コナン「ただ妹達に関して分かっていることは番外個体可愛いよはぁはぁってことなんだがおっと誰か来たようだ」

538 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/08(金) 00:51:43.65 ID:RdJP6DEo

灰原「工ゥゥゥ藤くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」

コナン「今のセリフ、下の名前で幼馴染が照れ隠しに怒ってる感じで頼む」

灰原「し、新八!!///」

コナン「まて。どこぞのダメガネと一緒にするな」

灰原「メガネという点では同じ」

コナン「工藤新一の時は眼鏡かけてねぇけどな」

灰原「進藤君」

コナン「実は俺の後ろに藤原佐為が……」

灰原「リュークならいるかもね」

コナン「新世界の神の一手だ」

灰原「そういえば藤原佐為って男なのよね」

コナン「え?」

灰原「中の人はあのストーカーゴリラと一緒だったり」

コナン「何それ超怖い」


539 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 00:52:43.92 ID:RdJP6DEo

灰原「あなたこそ下の名前で呼んでくれないのね?」

コナン「え、ちょ、うーん……哀ちゃん?」

灰原「なんか違和感あるわね」

コナン「哀たん」

灰原「気持ち悪ーい」

コナン「哀ぽん」

灰原「ウザい」

コナン「アイアイ」

灰原「パンダみたいになってる」

コナン「志保」

灰原「それはなんかマズい気がするわ」

コナン「グレイ」

灰原「エイリアン?」

コナン「GLAY」

灰原「絶え間なくそそぐ哀の名を永遠と呼ぶことができたなら……」

540 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 00:53:09.44 ID:RdJP6DEo

コナン「普段は灰原でいいんじゃねぇ?」

灰原「えー」

コナン「下の名前で呼び合うときは特別な時だけにすればいいんだよ」

灰原「今は特別じゃないわけ?」

コナン「本当に気分が盛り上がってる時だけにしよう!!そうしよう!!」

灰原「う、うーん……?///」

コナン「俺だって恥ずかしいんだよバーカバーカ畜生!!///」

灰原「あらあら、可愛い可愛い」

コナン「哀」

灰原「コナン」

コナン・灰原(何この違和感……)

541 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 00:55:30.80 ID:RdJP6DEo

コナン「違和感あるな」

灰原「そこは違和感感じるわけね?」

コナン「綾波と間違われることってそんなに怒るところなのか?」

灰原「ジンが好きらしいと聞いてから」

コナン「その事実は掘り返して欲しくないな」

灰原「探偵が真実から目を背けていいのかしら?」

コナン「そうくるのなら久しぶりに探偵する」

灰原「何するわけ?」

コナン「少年探偵団に来た依頼を解決する」

灰原「何も来てないけど……?」

コナン「よろしい。ならば安価だ」


依頼内容>>542

542 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 00:57:49.51 ID:eIA8TBco

光彦の好きな人

545 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:08:34.19 ID:wZbMyQ6o

コナン(ちょおま!)

灰原「光彦君の好きな人?」

コナン(どうしろってんだコレェェェ!?)

コナン(灰原を追いかける光彦を追いかける俺たちってか?)

灰原「どうすればいいのかしらね?直接聞くとか?」

コナン(灰原さんそれはYABEEEEEEEEEEEEEEEE!)

コナン「たしかにどうしたもんかな……」

コナン(やっぱ直接聞くってのが一番いいのかねぇ?つーかそれだと探偵の意味が……)

灰原「まぁ、直接聞いてもどうせ答えなんて教えてくれないでしょうし」

コナン「!」

コナン「もしかしてヒントぐらいなら聞き出せるんじゃね?」

灰原「それはいいかもしれないわね」

コナン「そうと決まれば本人に聞きに行こうぜ」


コナン(自分から地雷を踏みに行く気分だな)

コナン(でもきっとその爆発を受けるのは光彦だ。そんな気がする)

546 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 23:10:31.45 ID:wZbMyQ6o


――――――

コナン「なぁ、光彦」

光彦「なんでしょう?」

灰原「好きな人とかいる?」

光彦(は、灰原しゃんがなぜそんなこと聞くんです?)

光彦(ももも、もしかして僕に気があるんですか……?///)

コナン(などと思っているに違いない)

光彦「あの……その……一応いますけど……///」

コナン「特徴は?(俺は誰だか知ってるんだけどな……)」

光彦「それは……言わなきゃダメなんでしょうか?」

灰原「言えないの?」

光彦(え……ちょ……どうしましょう?)


547 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:11:35.93 ID:wZbMyQ6o

光彦(この二人は賢いので灰原さんの特徴を言えば簡単にバレてしまいます)

光彦(しかし灰原さんに言われて黙ってるわけにもいきません!)

光彦(どうしましょうどうしましょう)

光彦(とりあえずこの場がしのげれば良いですね)

光彦(このさい適当に女の子の特徴でも言って逃げますかね)

光彦(さ、さすがにまだ灰原さんに告白とかそういうのは……)

光彦(つーか江戸川テメェエエエエエエエエ!まァァァた灰原さんと一緒かよォォ!!)

光彦(おっと、取り乱してしまいました。今はそういう場合ではありません)

光彦(では早速)


光彦「そうですねぇ。第一の特徴は>>548です」


第一の特徴>>548

548 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 23:13:20.64 ID:4Sr1K8Uo

クールで茶髪です

549 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/09(土) 00:14:04.39 ID:NHGv9dQo

光彦「第一の特徴はクールで茶髪ですね」

コナン「」

灰原「へぇ、そうなの」

光彦(しまったァアアアアアアア!!僕はなんてことをォォォォオオオオ!!)

コナン(それはさすがにテンパリすぎだろ……隠す気あるのか?)

コナン(まぁ、クールだって部分はまさか自分のことだとは思わないだろ)

コナン(自分のこと大人だという痛いところあるけど、自分のことクールだとは思ってないと信じたい)

灰原「茶髪でかつクールな女の子ねぇ。そんな娘いる?」

コナン(おwwwれwwwのwwwとwwwなwwwりwwwのwwwあwwwなwwwたwwwでwwwすwww)

コナン「みなみさんちの千秋ちゃんとかじゃないすかね?(なんつってフォロー入れて見たりな)」

灰原「あぁーなるほどねぇ。たしかに可愛いわ」

光彦「どうですかねぇ?」

灰原「もう少しヒントが欲しいわ」

光彦「漠然とし過ぎでしたかねぇ(どうやら気付かれてないようです。安心しました……)」

コナン「灰原、案外ノリノリだな」

灰原「これでも女の子だからね。人の恋バナとか嫌いじゃないわよ?」

コナン(うっわ、これは危険だなぁ。余計に光彦は断れなくなってきた)

灰原「とういうことでネクスト光彦ズヒントを!」

光彦「は、はい。第二の特徴は>>550です」


第二の特徴>>550

550 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/10/09(土) 00:27:17.55 ID:09w2Rwc0

若い娘

551 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 03:17:44.31 ID:NHGv9dQo

光彦「第二の特徴は若いってことですね」

コナン(またそんなスレスレを行くようなことを……)

灰原「若い?」

光彦「そ、そうです」

灰原「あなたもしかして中学生以上はババァだとかいうタイプ?」

コナン(小1にしたらそう思う人もいるだろうよ)

光彦「僕たちからしたら確かに中学生は相当年上ですね。でもさすがにお婆ちゃんとまではいきませんよ」

コナン「灰原は若いうちに入るのか?大人びていると言われること多いけどよ」

光彦「見た目は小学1年生です。灰原さんは全然若いですよ」

灰原「見た目は小1……」

コナン(なんか引っ掛かるところがあったらしい)

光彦「同い年の人は若いです!間違いありません!」

コナン(さりげなく灰原もレンジに入ってると宣言したな)

灰原「同い年……」

コナン(若いは本来褒め言葉なんだがな)

コナン(小1に言われると幼いってニュアンスが見え隠れして良い気がしないんだろ、どうせ)

コナン(やっぱ灰原は俺のだな。うんそうだ。そうに違いない)

552 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 03:20:13.29 ID:NHGv9dQo

灰原「小1……若い。そうよ。まだ私は若いの。当然よ。まだピッチピチの84歳だもの。ネテロさんより若いわ」

灰原「小萌先生も合法ロリと言われつつ見た目は12歳だもの。見た目6歳の私の方がはるかに合法ロリやってるわ」

灰原「ロリという名の釣り糸を垂らした天然の釣り師なのってミヤノはミヤノはロリコンホイホイしてみたり」

灰原「若さを保つ秘訣は何ですか?そうですね。決死の覚悟でAPTX4869を飲むことです」

灰原「体では出せない大人っぽさはオーラでカバーするのです。念能力というより年能力ですね」

灰原「幼いんじゃない。あどけないのよ」

灰原「そうなのよ!そういうことなのよ!」



光彦「あの……灰原さんは何をブツブツ言っているのでしょう?」

コナン「気にするな。灰原の持つ心の闇だ」

光彦「はぁ……」

コナン「若いと幼いの違いについて小1時間ほど脳内で討論した挙句、両方を持つ私つえーって結論に達するから心配するな」

コナン「ということで3つ目の特徴を聞いてみようかな」

光彦「これで最後にしてくださいよー。第三の特徴は>>554です」


第三の特徴>>554

554 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/09(土) 03:27:21.19 ID:ImV3ol6o

思わず踏まれたくなるような相手

561 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:24:44.32 ID:dPivEuwo

光彦「第三の特徴は思わず踏まれたくなるってことですね」

コナン「」

灰原「」

コナン「……すまん。もう1度言ってくれ」

光彦「思わず踏まれたくなります」キリッ

コナン「」

灰原「」

コナン(え?何それ?光彦視点で灰原がそうみえてるってことか?)

灰原(好きな人の特徴聞いたはずなんだけど。何か飛んでもないものが出てきてしまったわ)

コナン(小1の時点でドMか……。レベル高ぇなおい)

光彦「どうしました?」

コナン「いや、世の中には知らない方が良いこともあるんだなぁとか思ってよ」

光彦「……?」

562 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:25:35.56 ID:dPivEuwo

灰原「茶髪でクールで若くて……思わず踏まれたくなる……」

コナン(これさ、灰原を指してると知って一番傷つくの灰原本人じゃね?)

灰原「若いって具体的にどのくらいなの?」

光彦「え、えと、その、そうですね!見た目が20歳以下ってことにしておきます!」

灰原「見た目20歳以下……」

コナン「案外広いな(仮に灰原が20歳より上だとしても今なら守備範囲か……)」

灰原(ねぇ、男の人的に思わず踏まれたくなるのってどんな女の人?)

コナン(おまえ)

灰原(私は普段からそういう目で見られてるの?この世からフライアウェイしたくなるんだけれど?)

コナン(さぁ?とりあえず可愛いくてSっ気ある女の子なら誰でも良いんじゃねぇの?)

灰原(なぜ疑問形なのかしら。あなたMじゃないわけ?)

コナン(あん?なんなら今夜証明してやろうかぁ?)

灰原(可愛くてSっ気のある私に逆に開発させられちゃうかもよ?)

コナン(我々の業界ではご褒美です)


光彦(二人で何をヒソヒソ喋っているんでしょうか?)

563 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:26:37.15 ID:dPivEuwo

灰原「仕方ないわ」


灰原『茶髪でクールで見た目20歳以下で思わず踏まれたくなるような女の子集合!!』


灰原「さぁどのくらい集まるかしらね」

コナン「今何した?」

灰原「電波飛ばしてみたわ」

コナン「飛ばせるのかよ」

灰原「私自体が電波な存在だからね」

コナン「自覚あるのか」

灰原「合法ロリという名のご都合主義よ」

コナン「誰の都合に合わせたんだ?」

灰原「あなたを始めとした紳士たちじゃない?」

コナン「あぁなるほどな」

灰原「ロリコンだったのね?」

コナン「ロリコンでもあるが正しい」

コナン「しかし考えてもみて欲しい。例えば見た目小学生の30歳の女の人がいたとする」

コナン「その人を好きになったらそれははたしてロリコンなのだろうか」

灰原「さぁ?」

コナン「あれ?反応薄い……」

灰原「電波キャッチしてくれたかしらねー」

564 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:29:04.09 ID:dPivEuwo


――――――

番外個体「むっ、呼ばれた気がする」

一方通行「呼ばれてねェよ。オマエ全然クールじゃねェだろ」

番外個体「踏まれたくなるってところは否定しないわけね。もしかしてあなたってM?」

一方通行「人の心を踏みにじるのはオマエの得意分野だろォが。あとMはオマエ」

番外個体「ええええ、Mちゃうわ!」

一方通行「そンな気持ち悪ィ同様の仕方すンじゃねェよ」

番外個体「ミサカはミサカのことSの権化だと思ってたのに」

一方通行「それは誰もオマエのこと手に負えねェから勝手にSになった気でいただけだ」

番外個体「ってことはあなたという立派な飼い主の下で見事に調教されちゃったってわけね、ミサカは」

番外個体「でも夜の調教がまだだよね?おっかしいねぇ。もしかしてあなたってヘタレ?」

一方通行「どうやらまだ躾が足りねェよォだなァ。ケツの穴もう1個増やせばいいのかァ?」

一方通行「それとも違う穴をもう1個増やすかァ?」

番外個体「ウ、ウサギの雄は2本付いてるらしいからちょうどいいかもねぇ?」

一方通行「拳銃突っ込んでその口開けねェよォにしてやるのもいいなァ?」

番外個体「そこは黙ってチン……」

一方通行「さァ、引き金を引いても良いんだがどうしてくれよォかなァ、ワーストちゃンよォ?」

番外個体(なるほど。こうなることが分かってるのに黙ることができないミサカはたしかに真性のMだよ……なんてこったい)


565 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:29:57.22 ID:dPivEuwo


――――――

アスカ「私の出番ね!」

シンジ「アスカを見てクールなんていう人いないよ」

アスカ「なぁに!?シンジは私がクールじゃないとでもいうわけ!?」

シンジ「アスカに一番足りない部分だと思うよ」

アスカ「バカシンジのくせに失礼ね!」

シンジ「そういうところがすでにクールじゃないと思うなぁ」

アスカ「な……」

シンジ「クールっていうのは綾波みたいな人のこと言うと思うよ」

アスカ「あんた、あんな無口女に踏まれたくなるわけ?」

シンジ「それはそれで新鮮だね。どういう風にやるのかは想像できないけど」

アスカ「ぬぁああ!!私ならどうなのよ!!」

シンジ「普段から似たようなことしてるじゃないか」

アスカ「あれ……?」

566 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:31:21.79 ID:dPivEuwo


――――――

千秋「なぁ、マコちゃん。私はクールだろうか?」

マコト「どちらかと言えばそうなんじゃないか?」

千秋「私に踏まれたくなったりするか?」

マコト(ええええ!ちょ、千秋は一体何を言っているんだ?)

マコト(しかし、ここでそんなことはないと言ってしまうのもどうだろう)

マコト(それは千秋の可能性を否定することにならないか?)

マコト(男として、いや漢としての俺の使命感がそれをゆるさない!)

マコト(ならば)

マコト「よくわからないけどそういう時もあるんじゃないか?」

千秋「おりこうさん日本代表の私がそんなことするわけないだろバカ野郎!」

マコト(あれー?)

千秋「まったくマコちゃんは私がそういうことするように見えるのか。がっかりとはこのことだよ」

マコト「なんかすいません……」

567 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:32:17.55 ID:dPivEuwo


――――――

蒼星石「僕に踏まれたい人とかいるのかな?水銀燈とかなら沢山いそうだけどね」

翠星石「何言ってるです。蒼星石にも十分そういう需要はあるに違いないです」

蒼星石「うーん、それは喜ぶべきことなのかな?」

翠星石「彼らの業界ではご褒美なのです。ねぇジュン?」

ジュン「お、お前そこで僕に話振るのかよ!お前の言う『彼ら』の中に僕は入っているってのか?」

翠星石「じゃあジュンは蒼星石のことどう思ってるですか?」

ジュン「うーん、そうだなぁ……」

568 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:34:25.83 ID:dPivEuwo

ジュン「まず僕っ娘ってのがポイント高い」

ジュン「さらに僕っ娘というのは大抵男の子みたいな明るすぎる印象があるが蒼星石は違う」

ジュン「僕っ娘なのにとても大人しい良い子だ。これもポイントが高い」

ジュン「そう!ギャップにギャップを重ねるという高等テクだ!」

ジュン「しかしそれだけではない。僕っ娘のテンプレ通り髪型はショートだ」

ジュン「加えてイメージカラー。青というのは本来男の子というイメージがある」

ジュン「僕っ娘ながら明るい性格という部分を抑えてある蒼星石らしい青、いや蒼と言うべきだな」

ジュン「僕っ娘という性質を忠実に守っているとも言えるのだ!」

ジュン「そんな大人しい蒼星石も戦闘となると話は別だ」

ジュン「信念を貫き通すためには姉への反抗もいとわない蒼星石の戦いっぷりはまさに薔薇乙女だ!」

ジュン「極めつけは妹であるということだ。しかもただの妹ではない」

ジュン「姉っぽい振る舞いもできる出来た妹!だが姉妹でいる時だけは姉に甘えるときたもんだ」

ジュン「僕っ娘や妹という性質を持ち合わせながらその逆の性質も持ち合わせる切なさ」

ジュン「それが蒼星石だ!」


翠星石「」

蒼星石「」

569 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:35:27.76 ID:dPivEuwo


――――――

キョン(茶髪でクールで20歳以下で踏まれたくなるような女性)

長門「?」

キョン(長門は髪の色が違うな。クールではある。踏まれたくなるというのはまた別の話だ)

キョン(無表情で何一つ言うことなく踏んでくるのはかなりサディスティックだと言える)

キョン(SOS団内で一番Sなのは実は長門なんじゃないのか?)

みくる「ふにゅ?」

キョン(栗色のロングだがクールとは違うな。おしとやかではあるのだが)

キョン(踏まれたくなるについてはある程度の理解は示すことができる)

キョン(しかしながら朝比奈さんのことだ。踏んでいる朝比奈さんの方が辱めを受けているような表情をするに違いない)

ハルヒ「何よ?」

キョン(クールとは程遠い。SOS団どころか学校内でも屈指の落ち着きのなさだ。髪の色も黒)

キョン(しかしながら踏むという点ではかなりしっくりくるというのは言うまでもない)

キョン(髪も光の当て方でなんとか茶色だとごまかすこともできそうだしな)


キョン「ま、ハルヒだって夜は大人しいけどな」

ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン!こんなとこで何を言ってるのバカじゃないの頭おかしいんじゃないの場所を考えなさいよ!///」

キョン(ハルヒは実はMだな)

570 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:36:45.00 ID:dPivEuwo


――――――

コナン(まぁ、誰も集まらねぇよな)

灰原「まさかごまかそうとしてウソ言ったんじゃないでしょうね?」

光彦「そ、そんなことありませんよぉ」

灰原「ということはまさか2次元……」

光彦「え」

灰原「そう、まぁ小1だからといって始まっていないとも限らないし」

光彦「え」

コナン「たしかに2次元のキャラは可愛い。理想が詰まっているからな」

光彦「え」

灰原「なるほど、たしかにそれなら電波飛ばしても集まらないわけね」

光彦「え」

コナン「ま、その気持ちも分からなくはないから俺は笑ったりしねえよ」

光彦「え」

灰原「その女の子とお幸せにね」

光彦「」


コナン(ふぅ。なんとか地雷は自分で勝手に爆発したようだな)

571 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:37:30.00 ID:dPivEuwo

灰原「あなたはどうなの?」

コナン「何がだよ?」

灰原「二次元のキャラに傾倒しすぎてないでしょうね?」

コナン「二次元のキャラの体には触れることが出来ないからな」

灰原「何それ?体が目当てなわけ?」

コナン「お前の体も目当てだ。否定しようがない」

灰原「体も?」

コナン「そうだよ」

572 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 22:38:33.01 ID:dPivEuwo

コナン「目当てなのは体だけじゃない」

コナン「表情も」

コナン「目つきも」

コナン「声も」

コナン「セリフも」

コナン「心も」

コナン「好きも」

コナン「嫌いも」

コナン「美しさも」

コナン「穢れも」

コナン「過去も」

コナン「現在も」

コナン「未来も」

コナン「全てが欲しい」


コナン「これで満足か?」

灰原「まぁ合格点はあげられるってとこかしらねぇ」

コナン「そりゃ助かるぜ」


灰原(組織から隠れて暮らす日蔭者としての人生も、この人がいるなら悪くないわね)



―――めぐり哀編終わり

578 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:16:43.22 ID:Zao38gAo

1

「哀しい」は「いとしい」と読むことにしている。
いつからかは分からない。
ただ、気が付いた時にはそうなっていた。
意味はこうだ。

儚さ。
切なさ。
美しさ。
穢さ。
寂しさ。
怖さ。
弱さ。
強さ。
静けさ。
烈しさ。

諸々のあいつを表す言葉全て。

それが「哀しい」。

579 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:17:35.27 ID:Zao38gAo

2

そうやって沸騰した頭が突然我に帰ったときが何より最悪だ。

熱愛。

「愛」を「哀」の字に変えてみる。

熱哀。

まるで温まってしまった炭酸飲料のような気味の悪さだ。

580 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/20(水) 22:18:27.14 ID:Zao38gAo

3

別に今の状況を不幸だとマイナスに思考を走らせるつもりはない。
そんなことをしたらそれこそあいつらに負けを認めるようなものだ。
俺はまだ負けちゃいねぇ。
だが、芳しくないことも事実だ。
黒の組織の連中に少しでも付けいる隙を与えたらすぐに殺されてしまう。
それこそ文句のつけようがない完璧な敗北だ。

それに今の状況を不幸だと言わない理由は他にもある。

つまり。

灰原がいるってことだ。

581 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:19:09.68 ID:Zao38gAo

4

こんな感じでシリアスになったところで現在進行形のこの状況を整理しよう。
えらくシンプル。

ことの次第はこうだ。
灰原の部屋に来た。
パンツが落ちてた。
それを手に取ってしまった。

そして今、この部屋に灰原はいない。

582 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:20:04.43 ID:Zao38gAo

5

このパンツ。
どうしてやろう。
さすがに「気づかなかった」ではおかしい。
釣り針かもしれない。
俺を釣るための罠。
手に取ってしまった時点ですでに罠にかかってしまっている。
しかしだ。
この後、お仕置きがあるかもしれない。
さぁ、どうだ?
紳士たる諸君らにはもうお分かりのはずだ。

そう。

我々の業界ではご褒美である。

583 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/20(水) 22:20:50.78 ID:Zao38gAo

6

それにしてもなぜあの灰原がパンツを部屋にしまわずに放置してあるのだろう。
シミが付いてしまったので取り替えてそのままとか?
確かに女性は尿道が短いので軽い失禁をしてしまうことがあったりするんだとか。
軽い粗相をしてしまったと。
なるほど。
それで今はトイレで本番中か?
戻ってきたら灰原の恥ずかしがる顔が拝める。

激萌えだ!

584 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/20(水) 22:21:51.46 ID:Zao38gAo

7

他の可能性も考えよう。
そうだな。
自慰後のシミ付きパンツとか?

やばい。
いやいやいや。
ヤヴァい。
それが事実だったら鼻血が止まらなくなっちまうじゃねぇか。

灰原が自慰してるって事実だけでも息子が偉く元気になるってのに。
灰原のパンツってだけでも息子が反応するってのに。

自慰後のパンツ。

ほああああああああああああああああああああああああああ!!!!

おめでとう(ありがとう)。俺の息子はロケットランチャーに進化した!

585 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/20(水) 22:22:23.01 ID:Zao38gAo

8

まてまてまて。
落ち着け俺。
俺の息子も落ち着け。
ターゲットを補足するにはまだ早い。

ただなぁ。
灰原のパンツだという事実だけでも十分なのに。
そこに何かの付加価値があると考えただけで。

デュフフフフフフフフフフフフフフ……。


586 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 22:23:01.12 ID:Zao38gAo

9

とりあえず眺めて見る。

フヒヒッ!

裏返して見る。

フヒヒッ!

シミがないか確認してみる。

フヒヒッ!

鼻をすりつけて見る。

フヒヒッ!

匂いを嗅いでみる。

フヒヒッ!

フヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ!!


587 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/20(水) 22:23:43.56 ID:Zao38gAo

10

ふぅ……。

…………持って帰るか。

いいよな。
いいと思います。
むしろここでこのパンツ食べちゃえばいいと思います。
そうだな。
そうしよう。
灰原の味がするに違いない。

と、ここで灰原が部屋に戻ってきた。

588 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/20(水) 22:24:50.99 ID:Zao38gAo

11

このパンツのことを問うてみる。
罵声が飛んでくるが顔が赤い。
恥ずかしいらしい。
思わずシャメを取ってしまった。
さらに顔を赤くする。
拳まで飛んでくる始末。
しかしながら我々の業界ではご褒美である。

その後、灰原は美味しく頂きました。


―――灰原の部屋でのワンシーン編終わり

589 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 22:25:34.12 ID:Zao38gAo

読んでくれてありがとう。今日はここまで。

シリアステイストでコナンをデレさせようと思ったのにどうしてこうなった…orz

593 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/27(水) 02:51:07.41 ID:VqZhCAgo

コナン「禁書2期が始まった」

灰原「始まったわね」

コナン「世の中ではOPの『迷える』の部分が『マヨラー』に聞こえたり」

コナン「『No buts!』の部分がノーパンに聞こえたりすると盛りあがってるらしいが」

コナン「残念ながらそうは聞こえんのよなぁ」

灰原「普通に聞こえるってこと?」

コナン「『No buts!』は普通に聞こえる。『迷える』は『ぱよえーん』に聞こえる」

灰原「『ばよえーん』ではないところが何か惜しいわね」

コナン「ということでこんな人に来てもらっている」

Dアルル「やぁ」

灰原「なぜ?」

コナン「灰原のライバルだから?」

コナン「どういうところが?」

コナン「茶髪でクールで踏まれたくなるところが」

灰原「私はそういう風に見られてるの?」

コナン「さあ」

594 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/27(水) 02:52:16.36 ID:VqZhCAgo

Dアルル「ぷよぷよは同じ色のぷよはくっついて、さらには4つ揃うと消える……」

Dアルル「ボクが出てきたからには同じものはくっついて4つ揃うと消えちゃうかもね」

コナン「ボクっ娘か。まったくもってアリだな」

灰原「同じものが4つ揃うと消えるらしいわよ」

コナン「それが本当だったらねー俺のヴァイスのデッキ達はとっくに……」

コナン「ほああああああああああああああああああああああああ!!!!」

灰原「どうしたの?」

コナン「俺のハルヒデッキがあああああああああ!!」

灰原「4積みしてないカードもくっついて離れなくなってるわね」

コナン「ヤバいな……」

Dアルル「ボクは外に行かせてもらうよ」

595 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/27(水) 02:53:02.09 ID:VqZhCAgo

コナン「一体どんな被害が出るんだ?」

コナン「ん……?」


べジータ「おい、貴様!さっさと離れろ!」

ルイージ「そ、そんなこと言われても……」


コナン「なんであいつらくっついてんだ?」

灰原「両方とも永遠の2番手だからじゃないの?」

コナン「なるほどな」

灰原「あと2つ加えれば消えちゃうらしいけど」

コナン「っ服部」


服部「お?なんか動けへんぞ!おい、工藤!どうなってるんや?」

べジータ「今度はなんだっていうんだ?」

ルイージ「ふぅ。助かった」


灰原「ルイージが外れてべジータと関西の探偵さんがくっついたわね」

コナン「ちっ。永遠の2番手ではなかったか……」

596 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/27(水) 02:53:29.91 ID:VqZhCAgo

コナン「ルイージが何か寂しそうだな」

ルイージ「そんなことないさ!」

灰原「っガチャピン」


ルイージ「ああ!また!」

ガチャピン「あれ?くっついちゃった」


コナン「グリーンか」

灰原「グリーンよ」

宮なんとか「あたしも……グリーンとか好きだなっ☆」そよっ

ひとは「そんな色は……ない!!」

597 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/27(水) 02:55:40.83 ID:VqZhCAgo

コナン「っみなみさんちの千秋ちゃん」


千秋「のわぁあああ!何をするバカ野郎!!」

ひとは「はれ?くっついちゃった……」


灰原「三姉妹の三女ね」

コナン「三姉妹の三女だ」

灰原「追加。っ『うちの3姉妹』のチー」


チー「うわぁ、くっついた!」

千秋「うぉぉいバカ野郎!何してるんだ!」

ひとは「あと一人で私たち消えちゃうじゃないか」


コナン「なぜ増やしたし」

灰原「なんとなく」

コナン「そういえばさ」

灰原「何よ?」

コナン「ここに第三王女ヴィリアン様がおられるのだが」

灰原「アックアさんにアッー!クアにされてしまうわよ」

598 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/27(水) 02:56:19.01 ID:VqZhCAgo

コナン「じぃー」

灰原「じぃー」

宮なんとか「……なんだよ」

コナン「この鬱陶しさはなかなかいないな」

灰原「変態ならいるかもね」

宮なんとか「変態っていうなぁ!」

コナン「っ変態仮面」


変態仮面「フオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!」

宮なんとか「ひゃああああああああああああああああああああっっ!!!!!」


コナン「そこにくっつくとは……。やはり変態か……」

灰原「酷い絵面ね」


宮なんとか「たすけろおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!!!!」


599 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/27(水) 02:57:18.80 ID:VqZhCAgo

コナン「仕方がないな。っクマ吉」


クマ吉「また僕か……。まいったね、どうも」


灰原「くっついた」


宮なんとか「おぉぉぉぉいっ!!話が違うぞぉぉう!!リーチじゃないかぁ!!!!」


灰原「ごめんなさいっ。彼間違えちゃったみたい。てへっ☆」


宮なんとか「ちくしょぉぉぉおっ!!」


コナン「灰原さん」

灰原「なんでしょう?江戸川さん」

コナン「あそこに変態が」


真黒「僕は変態だ。パンツをはいた女子がいるならどこにだって現れる!!」


灰原「揃ったわね」

コナン「変態だからな。むしろ消えて貰った方が世のためだ」


宮なんとか「なんであたしがこんなのと一緒なんだああああああああああああ!!??」


600 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/27(水) 02:59:19.76 ID:VqZhCAgo

ハルヒ「ちょ、ちょっと!くっついちゃったじゃない!///」

キョン「俺に聞かれても困るんだがな」


リク「ニ、ニノさん?くっついちゃいましたね、あははははは……」

ニノ「ん?そうなのか?」


上条「え?くっついちゃったの?」

美琴「うん。な、なんかね。そうみたい///」


今井「アニキ!くっついちまったようだぜ……///」

仁岡「俺がこんなチビと同類なわけがない」



コナン「こいつらはこの混乱に乗じて相手にくっつきたかっただけだろ」

灰原「分からないわよ?本当にくっついてるかもしれないわ」

コナン「その心理を利用されてるだけだ」


翠星石「ジュンー、まつですぅー」

601 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/27(水) 03:00:05.84 ID:VqZhCAgo

コナン「面倒なことばかりかと思ったけれども変態が消えて少しは平和になったかもな」

宮なんとか「まだ消えてねぇよ!」

灰原「元凶はどこほっつき歩いてるのかしらね」

服部「そうやぞ、工藤!早くこれどうにかしろや」

べジータ「ムカつくぜ。何なんだこれは」

コナン「おい。誰が喋ってるんだ?声が同じ過ぎてわかんねぇよ?」

Dアルル「何だって?」

アルル「同じ声な訳がないよ」

灰原「妙なのが釣れたわね」

Dアルル「声が同じ……?おかしい。違って聞こえるようにしてたんだけどな」

コナン「自覚はあったのかよ」

アルル「見た目だけじゃなく声もボクと同じ?」

コナン(本日二人目のボクっ娘キター)


602 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/27(水) 03:00:46.97 ID:VqZhCAgo

宮なんとか「お前が原因か。こんなことになってるのは?」

Dアルル「そうなるね」

宮なんとか「じゃあなんとかしてくれ。あたしは変態じゃないぞ!」

Dアルル「ゴメンサイゴノホウキコエナイ」

コナン「じゃあそこの瓜二つのボクっ娘二人をくっつけるとどうなるかな?」

Dアルル「なんだと?」

アルル「ボク?」

灰原「くっつくと同じものだってことに?」

Dアルル「ボクはアルルだ。当然そこのアルルともくっつくんじゃないかな?」

アルル「そうなの?」

603 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/27(水) 03:01:47.58 ID:VqZhCAgo

コナン「じゃあ早速」

コナン「…………」

コナン「…………」

Dアルル「くっつかない……?」

アルル「くっつかないね」

灰原「見た目が同じでも中身が違う……?」

Dアルル「ボクは……ボク以外の何物でもないってこと?」

アルル「ボクはボク。君は君ってことだよ」

宮なんとか「きっとDアルルがアルルとの違いをはっきりさせたいからこんなことになったと思うんだ」

灰原(正論っぽそうだけどなんかこの人が言うと鬱陶しい)

Dアルル「ふふ……ボクはボクなんだね」

604 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/10/27(水) 03:03:23.28 ID:VqZhCAgo

Dアルル「ボクが抱えるコンプレックスがなくなったせいかな」

灰原「みんな元に戻り始めてるようね」


ルイージ「人間は『みんな違ってみんないい』なんていうけど」

ルイージ「実際にはみんなと違うことがコンプレックスになったり」

ルイージ「逆にみんなと違うことを理由にいじめたり、いじめられたりする」

ガチャピン「同じなら同じで嫌がったりするよね」

ガチャピン「相手と自分の違いを分かるように、分かってあげられるようにならなきゃいけないのが人間さ」

でっていう「ほんと人間って生き物は面倒だね」


宮なんとか「あたし、そういうことが言えるグリーンとか好きだなっ☆」そよっ

コナン「だまれ変態」

灰原「この変態はしばらくこのままでお願いします」

Dアルル「そうだね」

変態仮面「フオオオオオオオオオオッ!!」

クマ吉「女の子。デュフフ。デュフフフフフフフフ」

真黒「構わんがとりあえずパンツを見せて貰おうか」

宮なんとか「あたしを解放しろぉおおおおおお!」


―――ばよえーん編終わり

613 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 02:23:34.23 ID:rZ24dkwo

コナン「電波伝播」

元太「俺のポケモン、レベル69もあるんだぜ」

光彦「それは凄いですー」

元太「おい、コナン。お前のレベルは?」

コナン「俺のレベル……?レベルEだな」

元太「レベルE……?なんだそれ?」

灰原「病気の進行度よ」

歩美「どんな病気?」

コナン「どん詰まりと自由と名声が招く悲劇」

コナン「とりあえずはこう言っておこう」

614 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 02:24:34.47 ID:rZ24dkwo

光彦「意味分からないです」

灰原「感じるのよ」

歩美「うん。それ無理」

コナン「見えないのか!?感じないのか!?」

灰原「伝説はここにある。黒い風は吹いてる」

コナン「これがカスケードだ!!!僕たちが命懸けで追いかけてきたカスケードだ!!」

元太「カスケード?」

光彦「テトリスじゃないですか?」

歩美「落ち物系アクションパズル」

灰原「テトリミノが隠れ蓑」

コナン「俺らが今からキャラ崩壊の仕方を教えてやるぜ」

元太「はぁ?」

コナン「見てろよ」


コナン「テトリミノも恋も……落ちるものなんだぜ☆」バチーン

灰原「ズキューーーーーーーーン!!!!」


コナン「どうだ?」

歩美「イメージ変わるね」

光彦「凄いキャラ崩壊です」


615 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 02:25:40.55 ID:rZ24dkwo

元太「俺だってなぁ」


元太「YO!YO!俺が元太ザイルスキルだ!」

元太「俺は東京生まれ HIP-HOP育ち 悪そうな奴は大体友達 裏の道歩いて見てきたこの街」



元太「どうだ?」

光彦「どうだ?じゃないですよ」

コナン「お前の頭しましま禿の縞馬練馬ザファッカーにしてやろうかコラ」

灰原「練馬でネギま!ネギでチャンバラソードの初音ミク無双ー」

コナン「クワガタメダルでコイントスだ」

灰原「表が出ても裏が出てもGOで超電磁砲ぶっぱ」

616 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 02:26:15.51 ID:rZ24dkwo

歩美「超電磁砲ってなーに?」

元太「武器の名前だろ?」

コナン「違うな」

灰原「新しい愛の形よ」

光彦「じゃあ僕もそれを受け止められるように……」

灰原「あなたは電気タイプだから放つ方じゃないかしら?」

光彦「じゃ、じゃあ灰原さんが試しに受け止めて見て下さい……///」

コナン「灰原は草タイプだから効果はいまいちだと思うぞ」

元太「俺のタイプは何なんだ?ニュータイプか?」

コナン「旧タイプの間違いだろ」

灰原「ニュータイプっていうのはデスレーベルで死ぬがよいに死ぬがよいした人のことを言うのよ」


617 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 02:27:00.24 ID:rZ24dkwo

歩美「デスレーベルってなぁに?」

光彦「レコードレーベルのことじゃないですか?レコードの真ん中に貼ってあるあれですよ」

元太「お前物知りだなぁ」

光彦「いやぁ、そうでもありませんよ〜」

灰原「┐(´д`)┌」

コナン「┐(´∀`)┌」

灰原「そのうちアカシックレコードっていうレコード会社があるらしいって言い出すわ」

コナン「ターンテーブルでキュッキュッしてやるよ」

618 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 02:27:54.33 ID:rZ24dkwo

光彦「デスレーベルってどんなレーベルですか?」

灰原「桜高軽音部が所属してるんじゃないの?」

コナン「たしかにニュータイプな感性の持ち主いるな」

コナン「おい元太ぁ!!ご飯をおかずにしてやろうかぁ!?」

元太「ご飯は飲み物だろ。お前何言ってんだ?」

光彦「」

歩美「」

灰原「」

コナン「」

コナン「お前、お米は食べろよ!」

灰原「モット熱クナレヨ」

歩美「哀ちゃんが言うとどこか胡散臭い感じがするね」

619 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 02:29:28.36 ID:rZ24dkwo

コナン「おい灰原。その胡散臭さでもって『大嘘憑き(オールフィクション)』で色々なかったことに出来ないか?」

灰原「たとえば?」

コナン「中二病真っ只中だったあの頃とか」

灰原「人はその時期があるから成長するのよ」

元太「中二病ってなんだ?」

歩美「また病気の話?」

光彦「どんな症状が出るんですか?」

灰原「闇の人格に目覚めたりするわ」

コナン「紫色のオーラが出るな」

灰原「MASCHERAに深く入れ込む」

コナン「『クソして寝な』を決め台詞として多用しちゃう」

歩美「良く分かんないよ」

コナン「最初はよくわからないものなんだ……」

灰原「そして後になってから気づく。若気の至りだったと」

光彦「僕たちまだ過去を悔むほど生きてないと思いますけど……」

620 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 02:30:23.79 ID:rZ24dkwo

コナン「後悔先に勃たずか」

灰原「悔しい気持ちを後ろから突いてあげるのね」

コナン「バックしまーす」

歩美「下がるの?」

灰原「入れるの方が正しいわ」

元太「バックで入れる……?車庫入れ?」

コナン「それは新しい発想だな」

光彦「ニュータイプですね」

コナン「ウン、ソウダネ」

灰原「そこに気が付くとは……やはり天才か……」

光彦「そんなに褒めないで下さいよぉ///」

621 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 02:31:29.16 ID:rZ24dkwo

コナン「M彦。シコ彦。みつシコ」

灰原「コカン。オナン。エロ川。シコ川」

コナン「ヤリ原」

元太「何を言い合ってるんだ?」

灰原「蔑称という名の別称よ」

歩美「もっと分かりやすく」

灰原「ポークビッツを巨根と言ってあげるようなものかしらね」

灰原「心にダメージを負うという点では同じだと思うわー」

コナン「」

光彦「巨根って何ですか?」

灰原「ポークビッツの進化形よ」

元太「全部のポークビッツがその巨根ってやつに進化できるのか?」

灰原「さぁ……どうかしらねぇ」チラッ

コナン「俺を見るんじゃねぇ」

622 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/10/31(日) 02:32:19.02 ID:rZ24dkwo

歩美「どうして……哀ちゃんはコナン君を見るの?」

灰原「私の名前が彼の方向を向いてるからよ」

光彦「どうしてコナン君は……その……灰原さんを見るんですか?」

コナン「俺の息子があいつの方向を向いてるからだな」

元太「お前らなんでそんなに物知りなんだ?」

灰原「それは」

コナン「やっぱり」


灰原「チートキャラだから……かしらね?」


―――子供たちの疑問に悪ふざけする大人編終わり

636 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/02(木) 01:09:19.47 ID:xAFSrCEo

コナン「戦場でなァ!恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなァ!!」

コナン「瀕死の兵隊が甘ったれていうセリフなんだよ!!」


あわきん「………………」


コナン「『KAGEROU』――儚く不確かなもの」

コナン「廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス」

コナン「「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男」


あわきん「………………」


コナン「カップ焼きそば現象!」


あわきん「………………」


コナン「なぜなら俺は少年探偵団団員その1だからだ」

コナン「やっべ。これはもっと決める場面で使うべきだったな」


あわきん「………………フヒヒッ」

637 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/02(木) 01:10:21.94 ID:xAFSrCEo

あわきん「ねぇねぇ」

コナン「なぁに?」

あわきん「迷子?迷子よね?迷子と言った方が良いかもよ?」ハァハァ

コナン「確かに人生という名の迷宮で迷子になってるね」

あわきん「お姉さんが手取り足取りねっとりじっくり正しい道へと導いてあげるわよ☆」

コナン「お姉ちゃんは迷子じゃないの?」

あわきん「迷子じゃないわ。行き止まりにぶつかる回数が多いだけよ」

コナン「それ世間一般でいう迷ったって状態だね」

あわきん「一方通行の道に入りそうになったときはブンナグラレータけど」

コナン「無様なローアングルを期待していたのに……」

あわきん「まったく!一方通行の標識なんかどこにもなかったじゃない!」

コナン「人生は来た道を戻ることはできないよ」

あわきん「中学生以上はね、腐ったバナナなのよ」

コナン「たしかに色素が沈着して黒くなるけど」

あわきん「シュガースポットと違って黒くなっても甘くないに違いない。最低だわ」

コナン「最低はあんただ!」


――――――――――――――

638 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/02(木) 01:11:00.99 ID:xAFSrCEo

灰原「タイトルなんて自分で考えなさいな」


アーくん「………………」


灰原「そんなタイトルで大丈夫か?」


アーくん「………………」


灰原「大丈夫だ。問題ない」


アーくん「………………」


灰原「いいでしょう。外に出なさいな、ビッチ」


アーくん「………………」


灰原「汚いプリキュア!」


アーくん「………………キヒッ」

639 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/02(木) 01:11:38.53 ID:xAFSrCEo

アーくん「よォ。おは幼女」

灰原「何?」

アーくん「危険を感じたらすぐに俺を呼べ」

灰原「今凄く危険を感じているのだけれど」

アーくん「俺は手を出さないから安心しろ。真の紳士は手を出さないンだよ」

灰原「とんだ紳士さんだわ」

アーくん「いいか?ロリってのはなァ!手を出す存在じゃねェンだよ!守るべき存在なンだよ!」

アーくん「そンな守るべき存在に手を出して、その動機が『小さい女の子が好きだからやった』だァ?」

アーくん「ふざけるンじゃねェ!」

アーくん「好きだからこそ俺らが手を出して穢すわけにはいかねェだろォがァ!!」

アーくん「そンなのは抵抗できない幼女の優しさに付け込ンだ甘ったれのいうセリフなンだよ!!」

灰原「この人怖い」


――――――――――――――

640 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/02(木) 01:13:09.66 ID:xAFSrCEo

アーくん「あァ?何なンだよ、テメェは」

あわきん「あなたこそ何?私は中学生以上の男が出てくる漫画を規制の対象にしてもらうために来たのよ」

あわきん「腐ったバナナどものために紙を使うなんて地球に優しくない」

あわきん「規制じゃなくてショタの登場を義務化する方向でも良いわね」

アーくん「奇遇だな。俺も中学生以上の女が出てくる漫画を規制の対象にしてもらうために来た」

アーくん「ババァどものためにインク使うのはエコじゃねェ」

アーくん「規制じゃなくて幼女の登場を義務化する方向でも良いがなァ」

あわきん「ショタの出ない漫画なんて炭酸が入ってないコーラと一緒よ」

アーくん「幼女の出ねェ漫画なンざチョコの入ってないコアラのマーチと一緒だ」

あわきん「こういう汚れ仕事は私たち暗部がやればいいのよ」

アーくん「あァ。手を汚すのは俺ら暗部の人間だけでいい」

あわきん「ショタが主人公ならヒロインはロリよ」

アーくん「ロリがメインでも要所要所でショタが良い味出すだろ」

あわきん・アーくん(利害関係の一致……!)

641 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/02(木) 01:13:57.67 ID:xAFSrCEo



???「コードネーム『義妹信仰(シスコン)』だにゃー」


???「コードネーム『仮面探偵(ストーカー)』です」


???「コードネーム『幼女崇拝(セロリ)』だァ」


???「コードネーム『少年保護(ショタコン)』よ」



全員「これが『変態義賊(グループ)』だ!」



―――グループ?編終わり

647 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/05(日) 05:35:01.51 ID:socxYnYo

灰原「近くのショッピングセンターのアクセサリーショップのBGMに『irony』が流れてたわ」

灰原「でも店の雰囲気をぶち壊すようなことはしてなかった」

灰原「逆に違和感のなさに違和感を覚えるという謎の感覚に陥ってしまったのよ」

コナン「あれリアルJCが歌ってるんだもんなぁ。大人びすぎだろアレ」

灰原「私たちには敵わないけど」

コナン「違ぇねぇ」

灰原「学園都市の暗部組織の人たちは10代でも平気で人殺ししてるらしいわ」

コナン「お、俺だって10代だけど殺人事件解決してるし!」

灰原「その分殺人事件に遭遇してるけどね」

648 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/05(日) 05:35:39.59 ID:socxYnYo

灰原「ほんと、あなたは出先ですぐに殺人事件に出会うもの」

灰原「どのくらいの旅行気分がおじゃんになったのかしらね?」

コナン「コミックス70巻のうち旅行に行った回数分だな」

灰原「私たちって事件に振り回されるのがデフォだものね」

コナン「受け身すぎだよな、俺ら」

灰原「事件起きずに話が終わることの方がよっぽど大事件だわ」

コナン「その事件を解決するためには事件を起こさなきゃならないのか……」

灰原「そしてその起こした事件を自分で解決すると。随分とワーカホリックなのね」

649 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/05(日) 05:37:14.48 ID:socxYnYo

コナン「たまには変わった事件が起こって欲しいぜ」

灰原「たとえばどんな?」

コナン「ルフィが学問に目覚めるとか」

灰原「それは大事件ね」

コナン「航海しながら海水のサンプリングとかして」

灰原「ルフィ「Bad boys be ambitious!」」

コナン「あぁ、言いそう。凄く言いそうだ」

コナン「他にもこんなのは大事件なんじゃねぇの?」


・パンティ脱ぐのをやたら恥ずかしがるパンティ
・シチューを食べるクルル
・ジャイアン「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
・ジャイ子「そんな優しくしないで。どんな顔すればいいの?」
・目が全開な千秋
・カビゴン「ダイエットしようかな」
・お腹を抱えて笑い転げる長門
・ヤムチャ「俺はまだ本気出してないだけ」
・女臣ネ申禾火シ少
・灰原がデレデレ


灰原「ジャイアンはシスコンだけどね」

650 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/05(日) 05:37:56.52 ID:socxYnYo

灰原「お腹を抱えて笑い転げる長門なんて宇宙規模の大事件だわ。宇宙人なだけに」

コナン「想像出来ねぇな。だからこその大事件だけど」

灰原「SOS団が解決してくれるわ」

コナン「少年探偵団も頑張っちゃうぜ」

灰原「S:世界を O:大いにお助けする S:少年探偵団」

灰原「これで私たちもSOS団よ」

コナン「なん……だと……?」

コナン「これからは何の躊躇もなくアレが言えるってことか。胸熱」

灰原「いつ言うの?」

コナン「マスコミが取材しに来た時。キッドの時とか」


『なぜなら俺はSOS団団員その一だからだ』


灰原「あれ?ちょっとカッコいいかも」

651 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/05(日) 05:39:01.76 ID:socxYnYo

灰原「あと最後の何?」

コナン「え?言葉通りの意味だが?」

灰原「いつもデレデレのつもりだけど?」

コナン「え」

灰原「え」

コナン「心はデレ100%ってことか。何その神展開」

灰原「愛してるぜベイベ」

コナン「俺の灰原がこんなに可愛いわけがない」

灰原「あなたにはデレに映ってなかったのね、私の行動は」

コナン「パンツに唐辛子塗りたくるのはデレですか」

灰原「本編ですらあなたの前で裸を披露する私はデレてないですか」

コナン「安心しろ。脳内にある灰原哀専用フォルダに保存済みだ」

灰原「安心の変態っぷりね」

652 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/05(日) 05:39:36.53 ID:socxYnYo

コナン「いつもデレデレってことはいつも大事件ってことかよ」

灰原「あなたにとってはそうなるみたいね」

コナン「そうと知ったら俺の息子も毎日大事件起こすじゃねぇか」

灰原「比喩でもなんでもなく本格的な大事件は止めてよね」

コナン「ちゃんと装備品は装備するさ」

灰原「そんな装備で大丈夫か?」

コナン「一番良いゴムを頼む」

灰原「イーゴッム?」

コナン「え?」

灰原「ゴメンナサイナンデモナイワ」


653 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/05(日) 05:40:45.94 ID:socxYnYo

コナン「俺の息子がエロ射ダイ」

灰原「え?」

コナン「スマン妄言ダ……」

灰原「まぁ流行ったわよね、エルシャダイ」

コナン「流行ったな。つーか現在進行形で流行ってる気がするけど」

灰原「それに比べてね」

コナン「ゲゲゲの流行語大賞」

灰原「本当にゲゲゲって感じよ。いつどこで流行ったわけ?」

コナン「ゲゲゲの〜、って何だよって話だ。後ろに鬼太郎と女房しか入らねぇだろうが」

灰原「受賞した中で一番聞く機会がなかったのがまさかの大賞だものね」

654 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/05(日) 05:42:18.48 ID:socxYnYo

コナン「というかNHK関連の言葉が総じて流行ったのかよくわからんね」

灰原「無縁社会より孤独死って単語の方が良く聞いた気がするわ」

コナン「そういえば死亡届が出されていない行方不明な老人が多数確認されたなんてこともあったなぁ」

灰原「イクメンって何か卑猥ね」

コナン「あんまよろしい響きではないな。カタカナ表記なところがまた」

灰原「イクッメン」

コナン「女の子がそこに『ッ』を挟むんじゃねぇ」

灰原「ぼっちなう」

コナン「なうの使い方の例にそれを上げるなでゲソ」


655 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/05(日) 05:43:50.73 ID:socxYnYo

灰原「流行り認定されるものってそれはそれで悲しい気がするけど」

コナン「『今流行ってる』の言葉の裏には『時が経てば廃れる』が隠れてるからな」

灰原「血液型の話とか一時期やたらプッシュされてたものねぇ」

コナン「その手の話を扱うテレビ番組まであったからな」

灰原「他にもこんな物が流行ったかしらねぇ」


・各種携帯ゲーム(たまごっち、デジモン、ヨーカイザー、テトリスetc.)
・TCG ・ミニ四駆 ・ヨーヨー ・ビーダマン
・囲碁
・バトルえんぴつ ・ロケットえんぴつ
・各種ボールペン(匂いつきインク、ラメ入りインク、消しゴムで消すと色が変わるインク)
・ドクターグリップ ・αゲル
・ヨーグルトキャンディー ・カスピ海ヨーグルト
・アセロラ ・ナタデココ ・マンゴー
・各種アイス(パルム、トルコ風アイス、クーリッシュ)
・オーラツー
・弾力ネックのハブラシ
・ケロッピー
・レーザーポインター
・B系
・スライム
・ノストラダムス
・特命リサーチ200X
・エックスファイル

656 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/05(日) 05:48:33.44 ID:socxYnYo

コナン「何が悲しいってほとんど全部に手を出してるってことだ」

灰原「B系?」

コナン「キングギドラの発売後に自主回収したシングルを中古で探したのはいい思い出」

コナン「俺はガチじゃないのでB『系』どまりだ」

灰原「ああなるほど。にわか乙www」

コナン「流行なんてそんなもんだ」

コナン「結局、いつだって流行の一番の被害者は流行る前からはまってた人じゃねぇか」

灰原「流行る前からはまってたのに流行終わると『もう流行んないよ』とか言われるものねぇ」

コナン「趣味は流行り廃りじゃねぇんだよバーローめ」

灰原「確かに人が増えることはいいことだけど」

コナン「弊害も確実にあるよな」


灰原・コナン「まぁ、残念ながら>>1は禁書SSブームに乗って製作速報VIPまで辿り着いてSS書いてるわけですが……」



―――流行り廃り編終わり

657 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/12/05(日) 05:52:13.63 ID:socxYnYo

今日はここまで。
流行った物はあくまで「俺の周り」ってことでご理解下さい。
一応世の中でも流行ったかなぁと思うものいくつか書いたんですけど。
ローカルネタばっかりだったらどうしようwww

ではまた。

664 名前:クリスマス終了のお知らせ[sage] 投稿日:2010/12/26(日) 03:13:39.20 ID:JHSpl8Qo

どうも皆様、>>1でございます。
気が付けば3週間も間を空けてしまったいるようで。
リアルの方が忙しくあまり執筆できない状態が続いておりまして。
ご迷惑おかけしております。

生存報告といたしましていくつか。
実は現在、コナンと[たぬき]のクロスっぽいものを執筆しております。
短編と長編の間くらいの長さになりそうです。
「っぽいもの」と言ったのは、クロスというほど[たぬき]が出てこなさそうだからです。
重要ですがちょっとしかでてこない、そんな感じです。
のび太に至っては出るかどうかすら怪しいです。

ギャグやネタは一切なしです。
このスレ初の全編通しての完全シリアスなものとなります。
あと起承転結の「結」の形についても1つ。
ハッピーエンドか否か、決めるのはあなたです。
あなたがそう感じたならそれが正しい。
ネタバレ的要素ではあるのですが、苦手な方もいるかもしれないので言及しておきます。

鋭意執筆中につきもうしばらくお待ちくださいませ。
年内の投下を予定しております。


665 名前:クリスマス終了のお知らせ[sage saga] 投稿日:2010/12/26(日) 03:25:10.56 ID:JHSpl8Qo

引き続き>>1です。

リクエスト通りのクロスとはいかなそうです。
これは先に謝っておきます。
ドラえもんと少年探偵団のクロスというリクエストが来ていたのに申し訳ありません。

あとリクエスト絡みでもう1つ。
>>1は原作のようなお話は書けません。
>>1の頭が弱いということも確かにあります。
他に「>>1がこのスレで人を殺す気がない」というのがあります。
以上のこと、ご理解いただけると幸いです。

他のリクエストについては謹んで受けさせていただきます。
では次の投下で再び会いましょう。

668 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 00:59:34.92 ID:bq6FocUo

1






人生ってやつは頭をぶち抜かれた時点でゲームセットだ。






669 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:00:05.36 ID:bq6FocUo

2

泣いても。
笑っても。
叫んでも。
憤っても。
命乞いをしてもだ。


670 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:01:09.61 ID:bq6FocUo

3

APTX4869を飲まされたあの夜を思い出してた。
灰原と出会ったあの夜を思い出してた。
夜にすら溶け込めない男たちの影がちらつく。
闇夜ですらくっきりと浮かび上がる輪郭線。

なるほど。

夜空とは黒ではなかったのだ。


671 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:01:52.13 ID:bq6FocUo

4

ゴロワーズに火が着く。
黒煙草の焼けるニオイが恐怖心を刷り込む。

一吸い目で近づき。
二吸い目で銃を構え。
三吸い目で勝負は決する。

殺しの三拍子に合わせて掌の上でダンスさ。


672 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:02:39.05 ID:bq6FocUo

5

物事の白黒は黒にしか傾かない。
ブラックジョークに彼岸花が咲く。
詳細不明の黒枠。
喪に服す前に喪に服される。
黒の修正液。
修正と粛清と忠誠。

きっと反転したって黒のままの何かだ。


673 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:03:08.92 ID:bq6FocUo

6

表面上は笑ってる。
でも内側は浮かない顔をしている。
いつだってわだかまりを抱えてる。
心の底から笑うことができなくなってる。
死にたくないと願ってる。
死なせはしないと誓ってる。


674 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:03:56.30 ID:bq6FocUo

7

雪が降る、凍える夜。
寒い。
寒い……。
所詮自分は一人の人間でしかないと自覚させられる。
虚空を掴む手。
聞き手のいない言葉。
モノトーンの景色。

布団に包まることでしのぐことにした。


675 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:04:50.82 ID:bq6FocUo

8





ひどい夢を見た。








676 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:05:32.90 ID:bq6FocUo

9

1日つき3人、俺の周りから人が消えていった。
初めは、普段あまり会う機会のない人たちからだった。
だから組織とは関係のない大事件だと思ってた。
次は、そこそこ普段から付き合いのある人たちだった。
この辺りから組織を疑い始めた。
その次は、毎日会ってる連中ばかりだった。
クラスが。
少年探偵団が。
博士が。
おっちゃんが。
灰原が。
蘭が。


2週間後。
いつの間にか俺は独りになっていた。

677 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:06:19.11 ID:bq6FocUo

10

どこに行ったんだろう。
探した。
寂しすぎた。
これが真の孤独なのだ。
気が付けばあの遊園地に来ていた。
初めて組織の人間たちと会った場所だ。
地面がやたら赤いのが気になった。
遠くに40人くらい倒れているのが見えた。



678 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:07:12.77 ID:bq6FocUo

11




は?




え?




あ……?




は……はは……?




はあ?




あ?





679 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:07:51.40 ID:bq6FocUo

12






あいつが死んでる……?









680 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga !red_res] 投稿日:2010/12/31(金) 01:08:31.77 ID:bq6FocUo

13

あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。
あいつが死んでる。あいつも死んでる。あいつさえ死んでる。あいつだって死んでる。みんなが死んでる。

681 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:09:08.86 ID:bq6FocUo

14

『Life's a bitch and then you die』

『That's why we get high』

『Cause you never know when you gonna go』

『Life's a bitch and then you die』

『That's why we puff fly』

『Cause you never know when you gonna go』

『Life's a bitch and then you die』

『That's why we get high』

『Cause you never know when you gonna go』

『Life's a bitch and then you die』

『That's why we puff fly』

『Cause you never know when you gonna go』

『Life's a bitch and then you die...』



682 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:10:24.16 ID:bq6FocUo

15

薬きょう42個……?

知らないな。

あれ。

頭のない体があるじゃないか。

なんだ生きてるじゃないか。

あれ?

人って頭で生きてるんだっけ?

なぁ灰原、返事しろよ。

せっかく頭見つけてやったんだから。

おかしいな。

手が赤いぞ。

心臓?

止まると何かいいことあるんだっけ?

寝るのと死ぬのってどっちが先?

とりあえずくっつけよう。

くっつかない。

薬きょうの数だけ繰り返す。

そうだ。

そうに違いないんだ。

なぁ、あんた。

どこかで会ったことないか?


683 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga !red_res] 投稿日:2010/12/31(金) 01:11:22.39 ID:bq6FocUo

16

誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。誰か助けて。
殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。殺される。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。

684 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:12:11.57 ID:bq6FocUo

17






Ready to die ?_









685 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:12:50.73 ID:bq6FocUo

18






ト・皃・ハ、陦」ト・皃・・ア、ヒ、マ、、、ォ、ハ、、、ホ、タ、タヲ。ゥ









686 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:13:33.52 ID:bq6FocUo

19

最低の朝だ。
思わず自分の体に風穴があいてないか確認してしまった。
身を切る様な寒さが夢の続きのようで気味が悪かった。
俺は恐慌状態に陥るとああなるんだろうか。
笑えない冗談だ……。

とりあえず安心した。

みんな生きてる。

夢ごときでうろたえすぎだ。
しっかりしろ、俺。

687 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[saga] 投稿日:2010/12/31(金) 01:14:13.46 ID:bq6FocUo

20

知らず知らずのうちにストレスをため込んでいたのかもしれない。
灰原に話したら鼻で笑われそうだな。

「そうね、あなたがストレスをため込むなんて信じられないわ」

ほらな。

「でも、命を狙われて正常でいられる人の方が珍しいんじゃないかしら?」

そうだ。
俺だって、一人の人間なんだ。
体が小さくなる前までは高校生として高校に通ってたんだぞ?
普通の高校生、とは言えなかっただろうけどな。


688 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/31(金) 01:15:55.68 ID:bq6FocUo

今日はここまでです。
荒らしだと思った方、>>1の頭がイっちゃったと思った方。
どうもすみませんでした。
>>1は正常です、多分。

それではまた。

692 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![sage saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:26:38.73 ID:61rnD9Uo

皆様、支援ありがとう。
お正月はどう過ごされましたか?
>>1は完全に寝正月でした。
風邪で寝込んでいたのでwww

んでは行きます。

693 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:27:22.62 ID:61rnD9Uo

21

俺一人が死ねば解決する問題ではない。
それでは根本的な解決にはならない。
悪いのは俺じゃない。
黒の組織の連中だ。
黒の組織のために死んでやるなんてまっぴらごめんだ。


694 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:28:02.52 ID:61rnD9Uo

22

まぁ、今朝の夢で気は引き締まったかな。
今までが緩すぎたんだ。
黒の組織の人間がどこに忍び込んでいるかは分からない。
水無怜奈やFBIが把握できることにだって限界があるだろう。
用心するに越したことはない。
挙動不審になればかえって怪しまれるが。

俺は浅はか過ぎたのかもしれない。

工藤新一として新聞の一面を飾り。
江戸川コナンとしても新聞の一面を飾っている。

写真に写っている顔立ちから疑われてもおかしくないじゃないか。


695 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:28:34.22 ID:61rnD9Uo

23

「あなたは目立ちたがり屋な上に自信家だから、こそこそするのは苦手そうだけど?」

探偵ってもんはこそこそしてなんぼだろーがよ。

「カッとなるとすぐ突っ走っちゃうけどね」

へいへい、今度からは気をつけますよー。

「まぁ、その正義感の強いところは嫌いじゃないわ」

お前に褒められるとなんかありそうで怖ぇぞ?

「そう?」


696 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:29:42.15 ID:61rnD9Uo

24

あの夢の最後のあの意味不明な音声は何だったのだろうか。
まぁ夢だからな。
深く考えるだけ無駄だ。
それよりこの一応の平和を享受することを考えようじゃねぇの。
ベルモットは俺が工藤新一であることを黙ってくれてるようだからな。
なぜ黙ってるのかは知らねぇけど。

そういえば灰原のことはすっぱり諦めたのだろうか。


697 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:30:25.70 ID:61rnD9Uo

25

俺が死んじゃあ意味がねぇよな。
なぁ灰原。
お前に死なれても困るんだけどよ。
どうだ、この生活。
組織にいた時と比べてさ。
お前にとっては悪くないものなんじゃないのか。
両親や姉ちゃんはもういないけど。
少年探偵団がいるし。
博士がいるし。

あと、ほら、俺がいるし?


698 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:31:22.31 ID:61rnD9Uo

26

命を狙われていることへの恐怖。
組織を壊滅させたいという野心。
周りを巻き込みたくないという配慮。
同時に周りの人間が実は組織の人間なのではないかという疑問。
灰原を始めとした俺の事情を知っている者がいるという安心感。

無理に均衡を保とうとしてかえって負荷がかかっていたのかもしれない。
自分でも気付かないうちに。

699 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:32:12.84 ID:61rnD9Uo

27

表面上は均衡が保たれているように見える日常。

組織は今日もどこかで暗躍しているのだろう。

悔しいが、バランスが取れている原因は黒の組織が上手く証拠を消しているから。

マスコミや警察が組織の犯行に気付くことができないから。

ほとんどの被害者はすでに殺されているから。

組織に関わったという事実を知らないから。


水面下とは所詮一般人の目の届かない場所なのだ。


700 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:32:48.38 ID:61rnD9Uo

28

灰原を追っかけてもどうせ博士ん家に行き着く。
だったら先回りして先に博士ん家にいよう。
追いかける側ではなく向かえる側に。
俺が手を引いてやるのさ。
俺が灰原を観察する方に回ってみるんだ。
そう思ったある日の午後。

結論からいえば、灰原は帰ってこなかった。


701 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:33:26.34 ID:61rnD9Uo

29

夜7時を過ぎたころにはFBIに捜索を頼んでいた。
最悪だ。
灰原がシェリーであることがバレたか。
ベルモットが灰原を殺しにかかったか。
どこまでの人間に被害が及ぶのかが予測できない。


702 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:34:39.44 ID:61rnD9Uo

30

1日目。

服部や和葉姉ちゃんと連絡がつかなくなった。

2日目。

何人かの警察関係者が姿を消した。

3日目。

FBIの捜査官も一人姿を消した。

4日目。

今日もいなくなった。
この辺りから平静を保てなくなってきた。

5日目。

組織の仕業に違いない。

6日目。

睡眠は死の従兄弟みたいなものだ。

7日目。

独りになるってのがこんなに神経をすり減らす行為だとは知らなかった。


703 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:35:29.26 ID:61rnD9Uo

31

8日目。

灰原……。

9日目。

おっちゃんと蘭がいなくなった。
FBIは、日本警察は、一体何をやっているんだ。

10日目。

FBIと日本警察にキレても意味がないのは分かってる。
一番悪いのは黒の組織だってことも分かってる。

11日目。

今までの、俺の、俺らの、組織との攻防とは何だったのだろうか。

12日目。

何もやる気がしない。

13日目。

博士がいなくなった。
チェックメイトだ。


704 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:36:02.67 ID:61rnD9Uo

32

14日目。

携帯を開く。


誰か。


電話帳を1個ずつ電話をかけていく。
誰でもいい。


誰かそこにいませんか。


705 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:36:53.92 ID:61rnD9Uo

33







ヒヘ、ホス、ア、ャノャヘラ、ォ、、。ゥ










706 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:37:31.45 ID:61rnD9Uo

34







――――――――――!!!!










707 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:38:51.49 ID:61rnD9Uo

35

息が止まる。
心臓の鼓動が速くなる。

思わず携帯電話を放り投げてしまった。
気味が悪すぎる。
あの夢で聞いたような音声。
一体何の冗談だ。
こんなときに。
どこの番号だ。

しかし携帯電話の画面が割れてしまっていて確認することはできなかった。


708 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:39:36.39 ID:61rnD9Uo

36

涙は枯れ果てた。
守るべきものは守れなかった。
ただ、たった1つだけ残ってる。
俺の命だ。
けど今この瞬間。
それに何の意味があるのか。


709 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:40:16.66 ID:61rnD9Uo

37







生きていく気がしない。










710 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:40:54.21 ID:61rnD9Uo

38

気が付けば外を歩いていた。
夢に見た場所。
体を小さくされた場所。
黒の組織の人間に初めてあった場所。

『トロピカルランド』

……蘭と一緒に遊びに行った場所。


711 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:44:06.61 ID:61rnD9Uo

39

誰かが付けていたような気がする。
詳しいことは分からないしどうでもよかった。
夢の通り。
俺は死ににきたんだ。
自分では怖くて死ねないから。
黒の組織の人間に死なせて貰うんだ。

もう、俺が死のうとするのを止めてくれる人もいない。


712 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![saga] 投稿日:2011/01/04(火) 00:45:08.96 ID:61rnD9Uo

40

夢と現実は違う。
死体なんて転がってなかった。
気を持たせるような真似をするなよ。

あれ。
あんたどこかであったことないか。
俺はお前を知っている。


713 名前:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![sage] 投稿日:2011/01/04(火) 00:45:36.15 ID:61rnD9Uo

今日はここまでです。
んではまた。

717 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:36:35.76 ID:jeTCAAyro

41

銃口がこちらをにらんでる。
終わりを知らせる合図。
頭をぶち抜かれて試合終了。
俺の負けだよ。

その時だ。

718 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:37:34.61 ID:jeTCAAyro

42

バキッバキッという音がした。
音がする方を見た。
空間にヒビが入っていた。
そう表現するしかなかった。
何が起きているのかさっぱりだ。
ヒビの中心が大きく裂けた。
中から何かが出てきた。

そしてこう言うんだ。

719 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:38:17.34 ID:jeTCAAyro

43

キッ、ャケゥニ」ソキー・ッ、タ、ヘ。」、ス、・ネ、篁セクヘタチウ・ハ・ネクニ、タハ、ャホノ、、、ホ、ォ、ハ。」

ヒヘ、マ。リー网ヲタ、ウヲ。ル、ホスサソヘ、タ、ネサラ、テ、ニ、ッ、・・ミ、、、、。」

、ス、ヲ、タ、ハ。」

、ソ、ネ、ィ、・ハ、鬢ミ。「・ソ・、・ネ・・ホー网ヲニ、ホハェク・タ。」

ハメハ、ヒ、ネ、テ、ニ、筅ヲハメハ、ホ・ュ・罕鬣ッ・ソ。シ、マチエ、ッハフタ、ウヲ、ホスサソヘ、タ、スゥ

、ス、・ネニア、ク、オ。」

720 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:38:59.11 ID:jeTCAAyro

44

さっぱり分からない。
謎の音声。

何を言っているんだ?


、「、。。「、ス、テ、ォ。」、チ、遉テ、ネツヤ、テ、ニ、ニ、ヘ。」


そう言うとちょいと後ろを向いてごそごそと何かをし出した。
振り向いたその瞬間。

「僕、ドラえもん」

はっきりと理解できる言葉で理解の及ばない事を口走った。

721 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:39:30.53 ID:jeTCAAyro

45

何の冗談だ?

「僕はドラえもん以外の何物でもない」

何の冗談だと聞いているんだ!

「僕が話しかけていたのに気付かなかったのかい?」

は?


『ト・皃・ハ、陦」ト・皃・・ア、ヒ、マ、、、ォ、ハ、、、ホ、タ、タヲ。ゥ』


『ヒヘ、ホス、ア、ャノャヘラ、ォ、、。ゥ』


あの意味不明な音声を思い出していた。

722 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:40:28.64 ID:jeTCAAyro

46

「同じ日本語だと思ってたんだけどね。世界が違うからか」

何を言っている?

「僕は君の世界に無理やり干渉したんだ。君を助けるために」

「もっとも助かるかどうかは分からないけれど。まぁ、悪くなるってことはないよ」

どうする気だ。
そもそも俺はまだお前がドラえもんだと信じたわけじゃない。
ふざけてるとしか思えない。
なんで漫画の世界のキャラクターが俺の目の前にいるんだ!

「違う世界から来たと言ったじゃないか」

…………?

「つまり『僕の世界』は君たちの世界から見ると漫画の世界だったってことなんだろうね」

723 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:40:56.66 ID:jeTCAAyro

47

「それに、今の周りの状況を見て信じて欲しいものだけどなぁ」


周りを見回した。
静かすぎる。
物体に動きがない。
黒ずくめの男……ウォッカが銃を構えたまま固まっている。


何をした?

「時間を止めた。分かりやすいからこう言っておく」

724 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:41:39.95 ID:jeTCAAyro

48

何もかもがぶっ飛んでやがる。
ぶっ飛んだ日々を送っていたけど。
最後の最後でこんなことが起きるなんて。


「信じてくれたかな?」

不可能という壁をあっさりと蹂躙していく。
俺の知ってる『ドラえもん』もこんなのだったな。
仕方がない。
信じよう。


だけど。
こんな凄いことができるのなら。


なぜ助けてくれなかった……!?

725 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:42:07.37 ID:jeTCAAyro

49

「黒の組織から助けて欲しかったって?」

そうだ!なぜ俺だけになるまで何もしてくれなかったんだ!

「黒の組織に殺された人は帰って来ないよ」

「たとえば、宮野明美さんとか?」

「だからさ」

「世界を丸ごと変えてしまうってのはどうかな?」


相変わらず意味が分からない。

726 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:42:34.97 ID:jeTCAAyro

50

「このボタンをあげるよ」

押せっていうのか?

「何かを願いながらね。『黒の組織のいない世界』とかさ」

するとどうなる……?

「世界がその願いを受けて書き変わる」

黒の組織がいない世界になるってことか?

「そうだよ」

ってことは全員生きてるってことになるのか?

「少なくとも黒の組織には殺されないよ。君も黒の組織の人間に体を小さくさせられることもない」

727 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:43:02.12 ID:jeTCAAyro

51

そう……か……、良いじゃん良いじゃん!
今すぐそのボタン押してやるよ!
早くくれ!

「願いはよく考えるんだね」


分かったよ!

助かる。
いや、生き返る!

728 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:43:58.82 ID:jeTCAAyro

52

「ボタンを押したらどうなるかは知らない。どこでリスタートを切るかも分からない」

「一応、使用者が死んだ時点からスタートってことはないから安心していい」

「今より年を取ってからのスタートもない」

「でも分かってるのはそれぐらいだ」

「まぁ、よくよく考えて使ってくれ」

「僕ができるのはここまでだ」

「世界が違うせいか、使える道具に限りがあってさ」

「あまり多くのことはしてあげられないんだ」

「ごめんね」

729 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:44:33.83 ID:jeTCAAyro

53

なぜ俺を助ける?

「僕は子守用ネコ型ロボットだ。今はのび太君のところにいるけどさ」

「子供を助けるのが僕の役目」

「人を助けるのに理由はいらないってのは君の弁だったはずだ」


前にそんなことを言ったような……?
さっきから俺らの事情にやたら詳しくないか?


「君が漫画を通して僕らの世界を覗けるように、僕らだって君らの世界を覗いてるってことさ」

730 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:45:03.73 ID:jeTCAAyro

54

「それじゃあね。そのボタンを押せば僕のことは忘れているだろう」

「君が望むであろう世界は僕の干渉がない世界になるはずだからね」

分かったよ。じゃあな。ありがとよ。

「よく考えて使うんだよ。それじゃ僕は戻る。10分間は世界を止めておいてあげるからそのうちに押すんだ」

りょーかい。


どう戻るか気になったが、それは確認できなかった。
次の瞬間にはいなくなっていたからだ。

731 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:45:32.69 ID:jeTCAAyro

55

。ヨ、ノ、ヲ、タ、、。」キッ、ホヒセ、爨ネ、ェ、熙ヒ、ハ、テ、ソ、ク、网ハ、、、ォ。ゥ。ラ

。リ、ウ、ホツホ、ホ、ウ、ネ。ゥタィ、、、隍ウ、ホソヘ。ェ、筅ホ、ケ、エ、ッツホウハ、ャ、、、、、タ。ェ。ル

。ヨ、筅ヲ。「、ス、ヲ、ク、网ハ、ッ、ニ。ラ

。リハャ、ォ、テ、ニ、・陦」セ蠑熙ックタ、テ、ソ、ヘ。」、「、ネ、マフ皃テ、ニキ・フ、クォ、・タ、ア。ル

。ヨ、ヲ。シ、「ニャ、ホタレ、・・ッヌッ、ヒ、隍・リア爭ウ・皈ヌ・」、゚、ソ、、、ハフ。イ隍ヒ、ハ、テ、ニ、・ミタョク。ゥ。ラ

。リ、ヲ、ェ、荀テ、ム、・ヘ、ャ、ソ、ッ、オ、爨フフ。イ隍ハ、ニクォ、ソ、ッ、ハ、、、陦ル

。ヨ、ス、ホソヘ、ソ、チ、マ、ノ、ヲ、、、テ、ソフイ熙ヒ、ハ、・タ、タヲ、ヘ、ァ。ラ

。リ、ク、网「、ス、ホサ、マ、゙、ソニア、ク、荀・、ヌ、オ。ェ。ル

。ヨキッ、マハェケ・、ュ、タ、ハ、。。ラ

732 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:47:01.81 ID:jeTCAAyro

56

もう、これにすがるしかない。
10分経てばこの状態がとけて俺は殺され……ん?

ウォッカがいない。

ただ、今はそんなことを考えている場合ではない。
俺の願い。

『黒の組織のいない世界』

黒の組織をなかったことにする。
おそらく俺は工藤新一に戻り、あいつは宮野志保に戻る。
そして出会う前の、まったくの赤の他人に戻る。

733 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:47:28.27 ID:jeTCAAyro

57

とりあえず生きろ。
黒の組織のない世界で、自分が望む形で幸せになってくれよ。
小さくなってからの生活もそれなりに気に入ってたっぽいけど。
命を狙われるのよりずっと良い人生が待ってるはずだ。
命を狙われる以上に最悪なことってあるか?
生きてる限りはどうにかなるだろ。
だからさ。


ありがとう。


さようなら。


灰原。


ボタンを押した。
目の前が暗転した。

734 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:47:59.79 ID:jeTCAAyro

58

今日は蘭とトロピカルランドに行く日だ。
実はめちゃくちゃ楽しみだったりする。
遠足行く前のガキみたいにあんまり寝れなかったしな。
ま、トロピカルランドに行くのが楽しみってのもあるけど。
それ以上に、蘭と出かけるのが楽しみだったりするわけだ。
おごりって話だが、まぁ蘭のためなら出してやるよ。

〜♪

735 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:48:42.57 ID:jeTCAAyro

59

、ウ、・ヌヒツュ、ォ、、。ゥ


ニャ、ホタレ、・・篁サタク、テ豼エ、ヒ、キ、ソウリア爭ソ・ウ・皈ヌ・」、ハ、ホ、ォ、ハ、。。」チヌナィ。」


ネ爨マ。「、筅ヲフモヘヘヒソエヌロ、、ォ、ア、オ、サ、ニ、、、・ウ、ネ、ヒヌコ、タ、熙マ、キ、ハ、、、タ、タヲ。」


、「、ホソヘシォソネ、筍「サラ、、、ホ、ロ、ォフソ、チタ、・・ニ、、、・ウ、ネシォツホ、ヒ、簓コ、ヌ、、、ソ、隍ヲ、タ、キ。」


ケ、ホチネソ・、ホツクコ゚、ャ、ハ、ア、・ミチー、ホハェク・マツクコ゚、キ、ハ、ォ、テ、ソ、マ、コ。」


、゙、テ、ソ、ッー网ヲハェク・」ウレ、キ、゚、タ、ハ、。。」

736 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/01/22(土) 01:49:16.50 ID:jeTCAAyro

60

「元太くーん」

小学生のグループが目の前を通り過ぎる。
その小学生のグループの一人が女の子とぶつかる。
茶髪のショートボブ、そしてたぶんハーフの女の子。
俺よりちょい年上くらいだろうか。

「ごめんなさーい」

「こちらこそ」

静かな口調で会釈をしてその場を立ち去る。


今日も平和だ。
俺は蘭のもとへと向かう。


―終わり―


737 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 01:56:02.04 ID:jeTCAAyro

大分遅くなりました。
今回はこれで終わりです。
原作で、コナンが自分の命を狙われてることには悩んでくれていなかったので。
今回はそのことについて思いっきり悩ませてやりました。
蘭に心配かけさせてることについては思いっきり悩むんですけど。

[たぬき]の道具で出来ないことってあるんだろうか。
ではまた。

743 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2011/02/15(火) 01:16:58.12 ID:dCaMJxkKo

>>685
諦めるなよ。諦めるわけにはいかないのだろう?

>>705
僕の助けが必要かい?

>>719
君が工藤新一君だね。それとも江戸川コナンと呼んだ方が良いのかな。

僕は『違う世界』の住人だと思ってくれればいい。

そうだな。

たとえるならば、タイトルの違う二冊の物語だ。

片方にとってもう片方のキャラクターは全く別世界の住人だろ?

それと同じさ。

>>720
あぁ、そっか。ちょっと待っててね。

744 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage] 投稿日:2011/02/15(火) 01:18:41.37 ID:dCaMJxkKo

>>721
諦めるなよ。諦めるわけにはいかないのだろう?

僕の助けが必要かい?

>>731
「どうだい。君の望むとおりになったんじゃないか?」

『この体のこと?凄いよこの人!ものすごく体格がいいんだ!』

「もう、そうじゃなくて」

『分かってるよ。上手く言ったね。あとは戻って結果を見るだけ』

「うーん、頭の切れる少年による学園コメディみたいな漫画になってれば成功?」

『うん!やっぱり人がたくさん死ぬ漫画なんて見たくないよ』

「その人たちはどういった役回りになるんだろうねぇ」

『じゃあその時はまた同じやり方でさ!』

「君は物好きだなぁ」



745 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/02/15(火) 01:19:18.92 ID:dCaMJxkKo

>>735
これで満足かい?

頭の切れる高校生を中心にした学園タコメディなのかなぁ。素敵。

彼は、もう毛利蘭に心配をかけさせていることに悩んだりはしないだろう。

あの人自身も、思いのほか命を狙われていること自体にも悩んでいたようだし。

黒の組織の存在がなければ前の物語は存在しなかったはず。

まったく違う物語。楽しみだなぁ。

746 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/15(火) 01:25:02.53 ID:dCaMJxkKo

どうも、>>1です。生きてます。
>>1の単位は死にそうです。
コードを変更する前の文章を>>743-745に載せておきました。
9月末には予想できなかった程度に色々ありまして。
今が正念場です。
停滞気味で申し訳ありません。もう少しだけこの状態が続きます。

以下、1レスですがバレンタインモノ。

747 名前:Valentine Day Black & Bitter[saga] 投稿日:2011/02/15(火) 01:30:21.17 ID:dCaMJxkKo

コナン「バレンタインか……」

灰原「チョコ欲しい?」

コナン「ぜひ頂こう」キリッ

灰原「やはり、私たちにもチョコはブラックが似合うかしらね?」

コナン「『苦み』と『黒』……か」

灰原「甘い方が良かったかしら?」

コナン「いや、いい」

コナン「苦いほうが記憶に残る。良くも、悪くも、な」

灰原「そう。愛しさには苦みが付きものってところかしらね」

コナン「バレンタイン自体がまるでチョコレートみてぇだな」

灰原「2月の寒さにブラックの苦みが良く似合う」

灰原「私たちも思いのほか黒が様になってるのかもね?」

コナン「現実が苦いってことを知ってるからな」

灰原「甘さが欲しい?」

コナン「この瞬間だけでも」

灰原「そう」

灰原「じゃ、おいで」


―END―

748 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/15(火) 01:31:06.81 ID:dCaMJxkKo

以上です。ではまた。

752 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/02/28(月) 01:47:14.48 ID:zdt0aB8Eo

コナン「現実のやるせなさに直面したことはないか?」

コナン「たとえば、エロサイトを眺めていたら『いまどき』を『まどまぎ』に空見してしまって」

コナン「マミさんとか思い出してしまって我に返ったとか」

灰原「あるんだ」

コナン「残念なことに。申し訳ないことに」

灰原「へぇ、そう」



コナン「2月15日に、彼女いなかった友達から」


『諸事情によりメールアドレスを変更しました』


コナン「っていう内容のメールが来たり」

灰原「黙って彼女出来ましたって書けばいいのにね」

灰原「それかもっと違う日にアドレスを変えるとかね」

コナン「とりあえず黙殺しておきました」


753 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/02/28(月) 01:47:51.81 ID:zdt0aB8Eo

コナン「田舎のスケート場に行くと一番スケート上手いのはDQNと小学生だ」

灰原「あぁ、冬はスケートしかやることないのね、きっと……」

コナン「DQNが上手いってのがやるせないんだ」

灰原「小学生は単純に危ないわね、鬼ごっことか始めたり」

コナン「ちょろちょろ動き回ってさぁ、それでも向こうの方がよっぽど回避は上手いわけで」

灰原「向こうからすれば私たちの方がよっぽど危ないってわけね」



コナン「あと冬にちなんだネタで行くなら」

コナン「雪が積もるととたんに増え始める放置されたままの犬の糞とかな」

灰原「酷いわね」

コナン「ただでさえ雪積もって歩きづらいってのによぉ」

灰原「なんていうか、人間の醜い部分を見てしまった感じね」

コナン「ほんとやるせねぇよ」

754 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/02/28(月) 01:48:51.30 ID:zdt0aB8Eo

コナン「スピーカーで除夜の鐘の音を流す神社とかあったな」

灰原「確かに遠くまで聞こえるかもしれないけど」

コナン「こう……な、風情がねぇ」

灰原「108回突くのが大変なのも分かるわ」

コナン「でも年に1回の事なんだから頑張ってほしいぜ」

灰原「なんかやるせないわね」



コナン「出た当初はAKB(笑)って言ってた人たちが今では推しメンが誰かで盛り上がってる」

灰原「ほんと、世の中怖いわね。逆にいえばそんな状況から巻き返したのは凄いわ」

コナン「気が付けばかなり広まってるんだよなぁ。もとからコアなファンはいたようだし」

灰原「時代の流れに付いていけないわ……」

コナン「ババァ乙」

灰原「うるさい」

755 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/02/28(月) 01:49:45.97 ID:zdt0aB8Eo

コナン「風呂入っていざ使おうと思ったらシャンプーとかボディーソープが切れてたとか」

灰原「替えを買って来てあるのに置き忘れて取りに戻るってことあるかもね」


灰原「しばらくすると90円とかで投げ売りされてるペプシの冒険心の結晶」

コナン「次は何で来るんだろうな」


コナン「たばこ吸おうと喫煙所に行く。だがライターはあるのに肝心のたばこがないことに気付く」

灰原「知らないわよ」


灰原「自販機で900円のお釣りに10円玉5枚、50円玉1枚、100円玉8枚でくるなんてこともあったような気がするわ」

コナン「そりゃまたとんでもないお釣りだなぁ、おい」


灰原「部活で、今シーズン最後の、いわば一番上の先輩の最後の試合が引き分けで終わり、その勝敗がじゃんけんで決まったとか」

コナン「うわぁ、不完全燃焼……」


コナン「ラノベをフラゲしようと本屋行ったら既にフラゲされつくした後だったとか」

灰原「そして次はそれを防ごうと、次巻が発売間近になって予約しに行ったら、今度は予約が既に一杯になっていたり」

コナン「それで同じ地域の違う本屋で予約しようとしたら、なぜか正規の発売日より遅れて入荷するとか言われる始末」

灰原「しかしそこ以外に選択肢がなかったので仕方なく予約」

コナン「同じ地域の本屋なのにフラゲ出来るところと出来ないところがあるなんてな……」

灰原「まぁやるせないわね」

756 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/02/28(月) 01:50:27.98 ID:zdt0aB8Eo

コナン「街に出るだけで世界はやるせなさに溢れている」

灰原「いいわよ、無理して探さなくても」

灰原「むしろ、ちょっと心温まる光景を探したほうがずっと有意義だと思わない?」

コナン「どんなだ、それは」

灰原「普段、講義で寝てばかり、遅刻してばかり、課題も人に聞いてばかりの人が、テストでカンニングバレたとか」

コナン「それは違う意味で心が温まってないか」

灰原「苦手を通り越してウザいなぁって思ってる人が彼女と別れたとか」

コナン「もうそれただの飯ウマ……」

灰原「イイことしてあげた方が『ありがとう』という心の在り方とか」

コナン「凄く良い話なのに『良いこと』を『イイこと』にしたおかげで台無しじゃねぇか」

灰原「『イイこと』をやましい方向に考えるなんてとんだ変態ね」

コナン「うるせぇ」

757 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/02/28(月) 01:51:00.10 ID:zdt0aB8Eo

灰原「テスト前にスカイプとツイッターにハマって3科目分の単位を犠牲にしたりね」

コナン「ないね!全部追試とレポートで回収したね!むしろなんとか全部回収出来たという熱い展開だぜ!」

灰原「みんな普段はそれぞれ仲のいい者同士のグループでつるんでるから交流ないのに」

灰原「テスト前になると情報交換をするためにグループの垣根を超えて一致団結しだすとかね」

灰原「んで、みんなテスト前より若干仲良くなってるのよ」

コナン「あ、それちょっと心温まるかもな」

灰原「実はコンビニの店内で落としてダメにしちゃった商品なら、無料で交換してくれるとか」

コナン「おう、サービスいいな……」

758 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/02/28(月) 01:52:07.62 ID:zdt0aB8Eo

灰原「だめね。心が穢れてるせいか、思いのほか心の温まる話が出てこないわ」

コナン「大半はただの飯ウマ話だったからな」

灰原「嫌な人間ってこういうとこに出ちゃうのかしら」

コナン「さぁ?善意が当たり前の世界で生きてきたってことなんじゃねぇの?」

灰原「黒の組織にいた人間よ?それはないわ」

コナン「今がそうだとかな」

灰原「………………」

コナン「善意が当たり前ってのはそれはそれで苦しいだろうな」

コナン「この世は善意だけで成り立ってるわけじゃないからよ」

灰原「それに当たり前のことに対して感謝するのって難しいでしょうしね」

コナン「バランスが大事……か。文字通り『必要悪』ってか」

灰原「必要悪……ね。まぁあなたが未成年なのにパイカル飲んだのも必要な悪事だったわよねぇ?」

コナン「まぁ、確かに法律破っちまったけど!そこはみのがしてくださいまじででおねがいします」

灰原「はいはい」

759 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/02/28(月) 01:52:42.01 ID:zdt0aB8Eo

灰原「前はお酒飲んで一時的に元の体に戻ったのだったわね」

コナン「そうだ」

灰原「じゃ、コレ飲んでみて」

コナン「なんだこれ?透明な液体……?」

灰原「まぁグイッと。ちゃんと割ってあるから」

コナン「割ってあるって……酒なのかよ」

灰原「そうよ?」

コナン「否定なしか!」

灰原「そこは実験だと思って。み・の・が・す・か・ら・ね」

コナン「っくしょお……。いいか、皆!お酒は二十歳になってからだぞ!」

コナン「じゃ、いっちょ飲んでみ


コナン「くぁwせdrftgyふじこlp」


灰原「wwwwww」

コナン「ちょ、おま、これ、なんぞ」

灰原「スピリタスをスピリタスで割ってみたの☆」

コナン「みたの☆じゃねぇよ!なんだよそれ!スライムとスライム配合してもスライムしか出来ねぇだろうが!」

灰原「そのうちキングスライム出来るじゃないの」

760 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/02/28(月) 01:53:12.35 ID:zdt0aB8Eo

コナン「細かいことはいい!」

灰原「細かくないわ!キングスライムになるおかげでスライムにマダンテ覚えさせるのどれだけ苦労すると思ってるの?」

コナン「あ、なんかすいません。じゃなくて!」

コナン「これ何の実験んんんんんんっ!?」

灰原「いや、お酒飲むと戻るんなら強いお酒ならどうなのかな?なんて」

コナン「お姉さん、こちとら未成年やで。お酒慣れてないんやで」

コナン「これはいきなり現れて『僕と契約して魔法少女になってよ』っていうの並みの暴挙やで!」

灰原「やるなら徹底的に、だ」

コナン「意味がわからないよ」

灰原「どうかしてるよ」

コナン「どうかしてるのはお前だああああああああああ!!!!!」

761 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/02/28(月) 01:54:14.84 ID:zdt0aB8Eo

灰原「スピリタスにスピリタスを混ぜてもスピリタスにしかならないように」

灰原「黒に黒を混ぜても黒にしかならない」

コナン「…………?」

灰原「けれども、黒に何か違う色を混ぜていくのよ」

灰原「最初は黒が強すぎるかもしれない」

灰原「でもめげずに違う色を足していけば、黒は、徐々に、徐々に薄まっていく」

コナン「今のお前のことか」

灰原「けど、ミソなのはどんなに薄めても黒がゼロにはならないことかしらね」

灰原「限りなくゼロに近づいていくかも知れないけれど、ゼロにはならない」

コナン「黒の組織にいたという事実は変わらねぇからな」

コナン「そんなの分かり切ってることじゃねぇか」

灰原「そうね。ただ、いつか罪を償う日がくるだろうと思って」

コナン「お前の罪がどう問われるのかは分からないけどよ」

コナン「お前が罪を償いきるのを待ってくれる人はいるだろう?少なくとも俺とか?」

灰原「……そう。あまり頼りにしてないけど。助かるわ」

コナン「嫌なヤツ」

灰原「スピリタスのスピリタス割りを差し出した時点で察して欲しいのだけれど?」

コナン「あー、はいはい。ま、この調子なら」

コナン「当分は良い感じの日々が続きそうだな」


―――あるあr……あるある編終わり

762 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/28(月) 01:55:15.56 ID:zdt0aB8Eo

今日はここまで。
王ドラと綾波が出てくる話はもうちょい待ってね。

今日の話が実話かどうかはご想像にお任せします、はい。
では、また。

767 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:17:41.57 ID:CN4C+TPTo


私の名前は糸色 望(いとしき のぞむ)。
つい最近まで、外で高校教師をしていました。
今は、中。
つまり、ここは学園都市なのです。
テレビでたまに運動会という名の、何か別のことを放送しているのを見たことがあります。
炎やら風やら電撃やらが飛び交う運動場なんて馬鹿げている。
あれを運動会というなら、私たちがやっているのはなんなのでしょう。
凄い、という半面、どこか外の世界を馬鹿にしているような印象を受けました。
科学技術にしたってそうです。
学園都市で使われている技術は、おおよそ外の人間には理解できないような。
そんな摩訶不思議があちこちに転がっているのですから。
私は機械に特段強いというわけではないのですけれど。
学園都市の技術が何十年単位で先に進んでいるということぐらいは分かりますよ。
今時、ド田舎から上京してきた若者だってこれほどのギャップを感じることはないでしょう。

それほど別世界なのです。

そしてなぜ私が学園都市にいるのかというと。
これ、簡単に話せば急に転勤しろという通達が来たということなのだそうです。
…………左遷なのか、昇格なのかが分かりにくい。
いやしかし、残念なことに教師としての腕が買われたわけではないらしいのです。
その事実が分かった時点で、私にとっては左遷と同じだ。
く、悔しくなんかないですよ。


768 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:18:13.76 ID:CN4C+TPTo








ただ、別の部分は評価されたみたいですが。







769 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:19:15.99 ID:CN4C+TPTo


学園都市には超能力開発カリキュラムなるものがありまして。
学園都市の生徒はそのカリキュラムをこなすことによって能力を身につけるそうです。
しかし稀に、このカリキュラムを受けなくても元から能力を有している人間がいるそうです。

その一人が私。

何なのでしょうね。
転勤は結局、私を詳しく研究するのが主な目的のようです。
聞かされた限りでは。
びっくりしましたよ、私にそんな力が備わっているなんて。
私とは全く無縁の話だと思っていました。
私ですら気付かなかったのに。
そこは学園都市の技術というモノなんでしょうか。
喜んでいいのか悪いのか分かりにくいところです。


770 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:22:33.89 ID:CN4C+TPTo


そういう経緯で学園都市に来たわけですが。
いやはや、研究材料といえどもやはり仕事をしないと。
現実は非情ですね。
とある高校のクラスの副担任を務めることになりました。
そこの担任の先生が…。

身長135cm前後。

学園都市はロリータを生成する技術でもあるのでしょうか。
これで私より年上だと言うのだから恐れ入る。

最初、好奇心旺盛な女の子が学校に迷い込んだかと思って

「可愛い娘さんですねえ。迷子になってしまいましたか?」

と頭を撫でながら話しかけてしまいました。
黄泉川先生という巨乳な先生が思いっきり笑っていました。

「私は先生なのですーっ!」

ええ、失礼すぎて、自分の失態をどうにかしたいと思いました。
自分の失態をなかったことにする能力者とかいませんかね。


771 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:23:51.65 ID:CN4C+TPTo







新学期前のそわそわした感じはいつになっても変わりません。







772 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:24:22.59 ID:CN4C+TPTo


身体検査がありました。
私の能力を詳しく把握するための検査のようです。
私に能力があるなんて何かの間違いですよ。
そう、思っていました。

検査は電極付けて脳波を測ったり。
というかそれ以外は何をしていたのか分かりません。
よく分からない器材を色々用いて何かを計測していたようですが。


773 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:25:08.85 ID:CN4C+TPTo






で、結果はどうなったのかというと。






774 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:26:13.47 ID:CN4C+TPTo


電気を操る能力を持つという少女が出てきました。
見た目からいって中学2年生くらいでしょうか。
能力の強度は異能力(レベル2)なのだそうです。
そう言われてもさっぱり分からないのですが。
6段階に分けられる内の下から3番目、ということらしいです。
…………ますます分かりません。

試しに異能力というものが何なのか見せてもらうことに。
少女の挙動は、まるでいつもの事みたいにとても自然なものでした。

直後。

「いきます」

紫色の光。

発光する線。

轟音。

全て一瞬の出来事。

あっけにとられる。

「これが全力です、とミサカは実力相応の出力であったことを認めます」

電撃が彼女の体から発せられたのです。
テレビでしか見たことのなかったこと。
それが、今現実の事として目の前で起きていました。
それにしても変わった喋り方をする女の子ですね。


775 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:26:46.64 ID:CN4C+TPTo


「もう1回お願いします!」

「言われなくてもそのつもりですが?とミサカはあなたの手を取ります」

「はい?」

私は右手を握られました。
そして間髪いれずもう一発電撃を放ちました。

―――――先ほどよりも出力が大きい……っぽい?

素人目なので何とも言えないのですが。

「強能力(レベル3)程度に出力が上がったようです、とミサカは驚きを露わにします」

やはり出力が上がったらしい。

つまり、これが私の能力なのです。
触れた相手の能力の出力を底上げする能力。
『勝手改蔵(チートコード)』と言ったところです。
どういうメカニズムでそうなるのかはまだ分からいないそうですが……。


776 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:27:31.75 ID:CN4C+TPTo






それにしても、無意識のうちというのは気味が悪いですね。






777 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:28:11.08 ID:CN4C+TPTo


その後は、多くの学生さんに被験者となって貰いました。
いくつか分かったことがあります。
まず、今現在、この力は自分の意志では制御不能であるということ。
どうやら私の能力には相性があること。
底上げの上限は強能力程度までであること。
能力値上昇の伸びが良い人と悪い人がいます。
レベル2でもギリギリレベル3に届かない程度しかならない人もいました。
その一方でレベル0からレベル3まで上がった人もいます。
また、僕の手が体に触れていれば、触れる場所はどこでもいいようです。
右手でも左手でも能力の上昇は確認されました。
また両手で触っても意味はありません。
ただし、右手と左手でそれぞれ違う人に触れていた場合、どちらの人も能力値は上がりました。
足はダメみたいですね。
手で触れてないと。
なぜ知ってるかって?
ご想像にお任せしますよ。
あ、あとやっぱり人間相手じゃないとダメみたいです。


まぁ、能力の詳細がいくつか分かったところで。
私には何の得にもならないと思うんですけどね。
多少、自分の能力には興味ありましたが。
これ、日常生活じゃ使い物にならないですよね?


778 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:28:45.55 ID:CN4C+TPTo






まぁそう思ったのは、私がまだ学園都市について何も知らなかったからなんですけど。






779 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:29:50.61 ID:CN4C+TPTo


春休み中に小萌先生から、学園都市の、主に生徒についてのことを叩きこまれました。
無能力者が学生全体の6割に達すること。
逆に頂点の超能力者はたった7人しかいないこと。
奨学金は能力の強度によって支給される額が大幅に変わるのだということ。
いつまでも才能の芽が出ないことに嫌気がさして非行に走ってしまう学生がいること。
そういった学生たちの集団をスキルアウトと呼ぶのだということ。
しかしスキルアウト本来の目的は違うのだということ。


おおよそ、テレビで見る華々しい実態とはかけ離れた事実がそこにはあったのです。


っていうかアレですよね。
学園都市って治安の良さアピールしてましたよね。
これ治安あんまり良くないですよね。
私の命は大丈夫ですよね!?ね!?

「危ない所に寄りさえしなければ大丈夫ですよー」

「そんなあっさり!小萌先生は大丈夫なんですか!?」

「スキルアウトといえども学生なのです。それを良い方向に導く手助けをするのが教師だと思うのですよ」


このときはまだ知りませんでした。
私が、能力の伸びに悩む学生のためのカウンセラーとなること。
小萌先生と組んで、数々の問題を解決していくこと。
『素養格付』の存在を知ってしまうこと。
学園都市の暗部に関わってしまうこと。


780 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:30:21.87 ID:CN4C+TPTo











教師とは何かを問われる時が来ること。











781 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:31:00.96 ID:CN4C+TPTo


コナン「というところまでが俺の妄想だ」

灰原「屈強な『自分だけの現実』をお持ちのようね」

コナン「お前も登場予定だったけどな」

灰原「どういうことなの……」

コナン「軍用クローン『綾波レイシリーズ(仮)』の中の1個体としてな」

灰原「綾波レイシリーズ(笑)ねえ」

コナン「()の中身違ぇだろーが」

灰原「綾波レイシリーズ(泣)ね。ハイハイ」

コナン「まぁ、『妹達』並みに泣ける設定にはなるかも知れないけどな……」

灰原「自分でそれ言う?恥ずかしい人」

コナン「」


782 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/24(木) 04:32:05.43 ID:CN4C+TPTo









というところまでが俺の妄想だ。








―――妄想編終わり―――


783 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/03/24(木) 04:34:14.20 ID:CN4C+TPTo

はっちゃけてみました。
はっちゃけ過ぎました。

それでは、また。

790 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/05/17(火) 23:43:56.24 ID:n0v4M5YWo

新一「あっという間だったかもしれないし、そうじゃなかったかもしれない」

志保「はあ?」

新一「いや。昔の事を考えてたらよ」

志保「確かにね」

新一「なんつーかよ。生き急いでたわけじゃねぇけど、随分色々な事があったよなぁ」

志保「薬飲んで体が縮んだなんて未だに普通の人には信じてもらえないわよ」

新一「黒の組織の存在もな……」

志保「懐かしいと思うくらいには時間が経ってしまったのね」

新一「そうだなあ。」

志保「『灰原哀』……か」

新一「もう、『江戸川コナン』はいないんだよな。写真には写ってるけどよ」

志保「激しい人生だったわ」

新一「ババくせ」

志保「うるさいわね」

新一「世間で見たら俺らはまだまだ若造だ」

新一「何より」


新一「俺らはこれからだろ」


志保「…………そうね」

志保「『工藤』って名字と私の名前はイマイチ語呂が悪いけれど」


志保「これからもよろしく」

新一「おう」


―おわり―

792 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 23:53:40.21 ID:n0v4M5YWo

どうも。>>1です。ご無沙汰です。
>>1000までと安価を貰ってトコトコとやってきたのですが、どうも続行不能となりまして。
ここでこのスレを打ち切らせていただきたいと思います。
応援して下さった皆様ありがとうございました。

>>1はもともとROM専の人間でした。
そんな、2chに書き込むこと自体初めてだった>>1が初めて立てたスレがこのスレです。
SSを書くのも初めてでした。
2ch童貞、SS書き童貞はこのスレに、ここを見てくれた皆様に頂かれましたwwww
そんな思い出深いスレです。

1週間以内ぐらいでHTML化依頼だします。

今まで応援ありがとうございました。
またどこかで。



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