長門「涼宮ハルヒを適性と判定」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 19:27:09.06 ID:7/DSM1bX0


バン!

ハルヒ「みんなー!」

長門「……」

ハルヒ「あれ?有希だけ?」

長門「古泉一樹はアルバイト、朝比奈みくるは不明」

ハルヒ「ふーん、キョンも家の用事とかで帰っちゃったのよ?みんなたるんでるわよね」

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「えっ?なにかしら?」


長門「……」 ギュッ

ハルヒ「な、なに!?あ、あたしに抱きついたりなんかしちゃって?」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 19:31:56.58 ID:7/DSM1bX0


長門「……」 ギュ

ハルヒ「でも有希……意外と柔らかいわね……」


長門「……好き」

ハルヒ「え?」

長門「あなたが好き」

ハルヒ「……好きって言ってくれるのは、そりゃ嬉しいけど」

長門「あなたは……」

ハルヒ「あたしも好きよ?有希のこと好きだけど…でもそれは………んんんっ!?」

長門「……」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 19:38:23.45 ID:7/DSM1bX0


ヘタッ

ハルヒ「……う、うそ……キ、キス……なんて……有希!?」

長門「あなたも好きだと言った」

ハルヒ「ええ!?そういう意味じゃ……」

長門「私はあなたを愛している」

ハルヒ「有希……熱でもあるんじゃ……」

長門「そう、熱がある」

ハルヒ「熱って……」

長門「あなたに冷まして欲しい」

ハルヒ「それってどういう…………」

長門「……」


ハルヒ「っ……」 ダッ

長門「待って」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 19:45:07.02 ID:7/DSM1bX0


ガチャガチャ

長門「あなたには開けられない」

ハルヒ「な、なんで……」

長門「私が閉めたから」

ハルヒ「こ、こないで……」

長門「あなたと体を交えたい」

ハルヒ「あたし……」

長門「私はあなたが好き」

ハルヒ「あ、あたしは……」

長門「私はあなたを」


ハルヒ「あ、あたしはキョンが好きなの!!」

長門「……」



ハルヒ「はぁっ……はぁ……」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 19:55:50.74 ID:7/DSM1bX0


長門「そう」

ハルヒ「だ、だから……有希の気持ちには答えられないわ……えぇ……はぁ……」

長門「そう」

ハルヒ「ご、ごめんね……」


長門「掃除用具箱」

ハルヒ「それがなに……」

長門「開けて」

ハルヒ「ええ?」

長門「いいから」

ハルヒ「………?」

ガチャ



ハルヒ「!?」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 20:07:14.68 ID:7/DSM1bX0


キョン「……」

ハルヒ「キ、キョン、おはよう……」

キョン「お前が挨拶なんて珍しいな」

ハルヒ「な、ななんであんんたたそんなととこに」

キョン「家の用事でな」


ガチャ

朝比奈「涼宮さんごめんなさい〜!」

ハルヒ「まさかドアが開かなかったのって……」

長門「彼女が押さえていた」

ハルヒ「え………」


長門「……」

ハルヒ「あ………」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 20:39:15.23 ID:7/DSM1bX0


長門「あなたは彼が好き」

ハルヒ「そんなわけないじゃない……!」

長門「では本気で私が何かをする、と」

ハルヒ「それは……」

長門「どっち?」



ハルヒ「うぅ……ずるいわよ……」

長門「……」


キョン「ハルヒ……」


ハルヒ「何よ!キョンなんてもう知らない!……それなら全然有希の方が良いわよ!」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 20:40:50.17 ID:7/DSM1bX0


キョン「そうか……実は俺は古泉が好きだったんだ、良かった……」

ハルヒ「へっ……!?」

長門「私があなたを好きなのは本当」

ハルヒ「えぇ!?」

朝比奈「わ、わたしはどっちでも好きにしてくれればいいですぅ〜」

ハルヒ「ぁ、あ……」


長門「良かった、これで心置きなくあなたと交われる」

ハルヒ「ま、待って……待って!?」

長門「二人とも押さえて」

キョン「あぁ」

朝比奈「はいぃ」

ハルヒ「な、なんで!?どういうこと!?……や、やだ…………」

長門「……」

ハルヒ「そ、それ………ニス……バン……ド……よね………」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 20:43:48.47 ID:7/DSM1bX0


長門「……」 カチャカチャ

ハルヒ「ま、待って………そんなの入るわけないでしょ?」

長門「そのまま押さえてて」

ハルヒ「は…ひ……キョン!?や、やっぱりあんたが好きなの!キョン……!」

長門「そう」

ハルヒ「わ、わかってくれた?」


長門「実はこれも冗談のうち」

ハルヒ「ええ!?」

長門「やっぱり、あなたは彼が好き」

ハルヒ「そ、それはとっさに言っただけで……だから……」

長門「では本気で私が何かをすると思ったと」 グス……

ハルヒ「それは……」

長門「どっち?」

ハルヒ「ひぃ……」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 20:51:12.81 ID:7/DSM1bX0


長門「そう、わかった」 ヌリヌリ……

ハルヒ「ゆ、有希なにやってんのよ………!!」

長門「そのまま押さえてて」


ハルヒ「えぇ……うそ……なんで……」



ハルヒ「ぁ………ぁ………」





ハルヒ「っ………!?ぎゃぁあぁああああ!!いったぁあぁああいいいいいい!!!」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 20:54:47.97 ID:7/DSM1bX0



ガバッ



ハルヒ「はぁ……はぁ……」



ハルヒ「ここ………教室………」



ハルヒ「そっか………学校来て早々寝ちゃったんだっけ…………?」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 21:02:18.19 ID:7/DSM1bX0


キョン「よう、元気か?」

ハルヒ「元気じゃないわね………さっき悪夢を見たから………」

キョン「さっき?」


ハルヒ「あんた、ホモじゃないわよね!!?」

キョン「大声を出すな、大声を……!そんなわけ無いだろうが」

ハルヒ「そ、そっか……そうよね……」

キョン「まさかそんな夢を見たのか?」

ハルヒ「い、いえ……なんでもないのよ……」


キョン「あーそう、今のうちに言っとくが……今日は家の用事でな」

ハルヒ「え……」

キョン「放課後行けなくなった……ほんとすまんな」

ハルヒ「え……?」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 21:07:05.69 ID:7/DSM1bX0


キョン「なんだ?どうした」

ハルヒ「いえ……なんでもない……」

キョン「いや、悪かったって、仕方ないんだよ……親が……」


ハルヒ「まさか………ね………」


キョン「ハルヒ?」

ハルヒ「い、いえ!なんでもない。わかった、明日はちゃんと、来てよね」

キョン「あぁ」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 21:15:38.78 ID:7/DSM1bX0


ハルヒ「放課後………部室………まさか有希だけって事は……」


バン!


ハルヒ「みんなー!」

長門「……」

ハルヒ「あれ………有希………だけ………」


長門「古泉一樹はアルバイト、朝比奈みくるは不明」

ハルヒ「そ、そう……」


長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「な、なにかしら……」


長門「……」 スタスタ



ハルヒ「……や、やだ!………あたしはレズなんかじゃ……!」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 21:23:48.21 ID:7/DSM1bX0


長門「レズって何」

ハルヒ「い、いえ……な、なんでもない……」

長門「肩にごみがついている」 スッ

ハルヒ「あ、ありがと」

長門「……」 テクテク ストン


ハルヒ「はぁ……びっくりした……」



ハルヒ「まさか、ここにキョンが入ってるってこともないわよね………」

ガチャ

ハルヒ「ふっ………ばかばかしいわね!!」



ハルヒ「うん!メールチェックでもしよっと」


長門「……」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 21:31:18.27 ID:7/DSM1bX0


ハルヒ「今度の不思議探索どこがいいかな」 カチカチ

長門「……」 スッ


ハルヒ「……」 ゾワッ

長門「……」 ギュッ


ハルヒ「な、なにかしら……後ろから腕まわしたりして……」


長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「な、なに……」 ガクガク


長門「あなたのことが……」


ハルヒ「わあああ!」 ダッ

長門「待って」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 21:38:38.02 ID:7/DSM1bX0


ガチャガチャ

長門「あなたには開けられない」

ハルヒ「み、みくるちゃん?居るんでしょ!?開けて!!!」

長門「そうではない」


ハルヒ「はぁ……はぁっ……有希……そこから………動いちゃ駄目よ……?」

長門「それはできない」 スタスタ

ハルヒ「や、やだ………助けて………キョン……恐いよ………」


長門「何を恐れているの」

ハルヒ「そ、それは……」

長門「私はまだ何もしていない」

ハルヒ「うそ……後ろから抱きついたじゃない……」

長門「そう……」 スタスタ


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 21:44:45.37 ID:7/DSM1bX0


ハルヒ「こ、こないでよぉ………」

長門「……」 スタッ


ハルヒ「っいやあぁあああああああ!!!」

長門「……」


ハルヒ「ぁぅ……ぁ…………」



ガクッ




37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 21:45:46.70 ID:7/DSM1bX0


ハルヒ「んん………はっ!!」

長門「目が覚めた?」

ハルヒ「ここは……」

長門「保健室」

ハルヒ「ええ………えぇ!?」


長門「大丈夫、何もしていない」

ハルヒ「そ、そう…………あ、あれ……?」

長門「でも、体は縛らせてもらった」


ハルヒ「えぇ……そ、そんな!………保健室の先生は……」

長門「出張、今日はもう戻ってこない」

ハルヒ「そんなバカな…………!」

長門「もう諦めた方がいい」

ハルヒ「いぃっ!……この!!……なに……これ………絶対……無理…………」


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 21:53:47.22 ID:7/DSM1bX0


長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「有希………離してよぉ……」

長門「……」 スリスリ

ハルヒ「や、やだぁ……んんっ!……んんんん………うぇ………」

長門「唇……柔らかい」

ハルヒ「ぅ…有希も………じゃないわよ!……ほどいてよぉ……んんっ…うぅ…んんん」

長門「……」


ハルヒ「ぅぇぇ……ダメだよ……こんなの……」

長門「胸も……柔らかい……」 モミュ………モミュ……

ハルヒ「あぁっ……ふぅ……ん……有希ぃ……それ…以上は……んん」

長門「気持ちいい……?」

ハルヒ「ダメだよこんなの……ぉぉ……ふぅ……んぅ……」


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 21:59:31.30 ID:7/DSM1bX0


長門「……」

ハルヒ「……ひゃぁ!!!」

長門「…・・・濡れてる」

ハルヒ「な、なに……?」

長門「嬉しい……」

ハルヒ「んんん……かは…………んふぅ……ぅぅ……やめて……!」

長門「……」 スプ

ハルヒ「うぅっ……」

長門「……入った」 グチュ

ハルヒ「あ……ぁ……どこに指いれて………やめ……」


長門「……」 グッチュグッチュ

ハルヒ「んんっ!いいぃっ!!動かさないでぇえ!!ああぁぁっ!!ああっ!」

長門「……」 モミモミ

ハルヒ「はぁっ……あぁっ……うぅっ……」


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 22:17:05.16 ID:7/DSM1bX0


長門「……気持ちよさそう」 グチュグチュ……

ハルヒ「はぁっ!ああっ!あっぁっ……」

長門「そう」 クチュクチュクチュクチュ…


ハルヒ「い゙ぃぃい!あっぁ!……あっ……あっ………あぁ……!」

長門「どうなの……」 チュクチュクチュクチュ…

ハルヒ「あ゙ぁあっ!あ゙あ゙っ!ん゙んっ!……あ゙ぁぁぁ!!なんか…来る…あぁっ!」


長門「……」 ピタッ

ハルヒ「はあぁっ……はあぁ……あぁ………ぇ……」



長門「……終わり」 スッ

ハルヒ「えぇ……?」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 22:26:00.47 ID:7/DSM1bX0


長門「なに」

ハルヒ「あぁ……あの…………」

長門「なに」

ハルヒ「いえ……」

長門「そう」

ハルヒ「……」


長門「そういえば」

ハルヒ「………!」

長門「これを忘れていた」」

ハルヒ「バイブ……」

長門「そう」

ハルヒ「ぁ………」


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 22:27:04.11 ID:7/DSM1bX0


長門「でも終わり……」

ハルヒ「あの………」

長門「なに」

ハルヒ「入れても……いいよ……」


長門「聞こえない」

ハルヒ「えぇ?……はぁっ……はぁ………」



長門「どうして欲しいの?」

ハルヒ「その……」



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 22:36:04.96 ID:7/DSM1bX0


長門「……」

ハルヒ「そのバイブをあたしの……アソコに……」

長門「……」

ハルヒ「入れ………て………欲しい……」


長門「そう」

ハルヒ「……」


長門「……」


ヌリヌリ


ハルヒ「えぇ?そっちじゃない……………っはぅっっっ!!!」


長門「いい声……」



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 22:46:01.22 ID:7/DSM1bX0


ハルヒ「うぅぅ……」

長門「大丈夫、二つあるから」 グイグイ

ハルヒ「あぁっ!!……あぁぁぁ……」

長門「……」 ズプッ!

ハルヒ「うぅぅぇっ!…………奥に……うぅっ……くぅぅ……ぃぃ……ぅぅ……」

長門「……」 ヴヴッヴヴヴ……

ハルヒ「あはっ♥あぁあぁ……あ゙ぁぁっ!ん゙んっ!あぁぁぁ!!」


長門「気持ちいいの」

ハルヒ「あ゙あぁっ!!あ゙ぁ…あぁぁ……すごぃよぉ!!やばいぃ……あぁっ!あっ…」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 22:54:29.29 ID:7/DSM1bX0


長門「そう」 ヴヴヴ……

ハルヒ「うぅっひぃぃ!!もうムリ!!止めて!!」

長門「……」 ヴヴヴ……

ハルヒ「なんか来ちゃう!!なんか来ちゃゔよぉ!!!!」

長門「……」 ヴッヴヴッヴ……

ハルヒ「い、いあ゙あぁあ゙ああ゙ぁぁぁぁっっ!!!!あ゙ぁっ!あっ……あっ……」

長門「……」


ハルヒ「あぁっ……はあぁぁ……はぁ……ああぁっ……はぁ……」

長門「……」


ハルヒ「はぁ…はぁっ……はぁ…」 ヒクヒク



長門「どう?」

ハルヒ「はぁっ………はぁ………」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 23:04:16.79 ID:7/DSM1bX0


長門「じゃあ」

ハルヒ「えぇ?………ま、待って……もういいわ……」

長門「駄目」

ハルヒ「ダメって………」

長門「まだ」

ハルヒ「もう十分よ……もういいでしょ?………そろそろ……」

長門「まだ大丈夫」

ハルヒ「えぇ………?」


ハルヒ「はぅ゙ぅっっっ!?もういぃよぉ…………!」

長門「……」 ヴッヴウヴヴヴウヴウ


ハルヒ「い゙いよぉぉお゙ぉぉ!!!」



ハルヒ「………あ゙あぁあぁあ゙あ゙!!!!!!」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 23:18:50.08 ID:7/DSM1bX0


ガタッ


ハルヒ「はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……」


『えーこれより接線の方程式は……』


ハルヒ「はぁっ……はぁっ………」


『0を代入して……』


ハルヒ「はぁっ………はぁっ……」

キョン「ハルヒ?」


ハルヒ「あぁ……あぁ……あぁ……」

キョン「どうした……ハルヒ……?」


ハルヒ「………キョン………ここどこ………」

キョン「はぁ?」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 23:27:15.53 ID:7/DSM1bX0


ハルヒ「はぁ……はぁ……」

キョン「数学の授業中だが…っていうか大丈夫かお前?熱あるんじゃないか?」


『そこ、授業中だぞ』


キョン「涼宮が体調悪そうなんで、保健室に行かせていいですか」


『あぁ……連れて行ってあげなさい』


キョン「ほら…ハルヒ……?」

ギィ

キョン「よし……歩けるか……」


キョン「!?」


ハルヒ「くぅ……」

キョン「……ほら、つかまれ……急ぐぞ……」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 23:33:30.31 ID:7/DSM1bX0


キョン「お前……トイレ我慢してたのか……?」

ハルヒ「い、いえ……」

キョン「……そうか…」

ハルヒ「……」

キョン「あれ……保健室の先生、出張か……」

ハルヒ「……」

キョン「でも空いてるし、とりあえず入るか」

ハルヒ「……」

キョン「……何か拭く物を……」

ハルヒ「……はぁ……はぁ……まさか……あのベッド……」 ヨロヨロ


キョン「とりあえずこれで………あれハルヒ……?」


ハルヒ「……」 ファサッ


ハルヒ「……!?」


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 23:41:23.07 ID:7/DSM1bX0


キョン「おいハルヒ、そのまま寝るのはまず……」

ハルヒ「……」

キョン「このベッド……?」

ハルヒ「……」

キョン「ていうかこの床に落ちてるコレ……」

ハルヒ「!!?だ、だめ!!!」 ササッ

キョン「お、おい」

ハルヒ「……な、なんでこれが……い、いや…これは不思議なこと……だけど……」


キョン「ハルヒ、どうしたんだ」

ハルヒ「……有希!?居るんでしょ!?」

キョン「………?」


キョン「…………長門が居るわけ無いだろ」

ハルヒ「そ、そうよね………なんでもない………」


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 23:51:38.73 ID:7/DSM1bX0


キョン「とりあえず拭いた方が……」

ハルヒ「あぁ……キョン……あのね……これは……」

キョン「………」

ハルヒ「あの……ええと…………自分でなんとかする……」

キョン「あぁ……俺は一旦教室に戻る………遅くなって何か言われてもあれだしな」

ハルヒ「う、うん……」

キョン「ゆっくりしてろよ」

ハルヒ「え、ええ……」

バタン

ハルヒ「……はぁ」


ハルヒ「でも……なんでこれが………それに……」

ガサッ

ハルヒ「誰!?」

ハルヒ「え……」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 00:01:16.44 ID:t2/Yz4uJ0


長門「驚いた?」

ハルヒ「」 パクパク

長門「そう」

ハルヒ「なん……で……」

長門「来てくれて嬉しい」

ハルヒ「な、何がどうなって……」

ガチャガチャ

ハルヒ「ドアが……開かない……なんで……」

長門「来てくれてありがとう」

ハルヒ「い、いえ………」

長門「あなたの意思はわかった」

ハルヒ「ええ!?………ち……違う………」


長門「死ぬまで……………イかせてあげる………」

ハルヒ「……」 ゾクッ


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 00:10:12.93 ID:t2/Yz4uJ0


長門「あなたも求めたはず」

ハルヒ「そ……それは……………ひゃぁ!!!」

長門「もう濡れている」

ハルヒ「はぁ……はぁ……」 フルフル


長門「さっきのはまだ遊び」

ハルヒ「はぁっ……はぁっ……」 ガクガク


長門「大丈夫……痛くしないから……」

ハルヒ「あぁぁ……ぁぁ……」 ヘタッ



長門「……涼宮ハルヒを適性と判定……」



無表情でそう言った彼女の顔を見上げ、私は自分の末路を想像し、戦慄した。
もはや逃げ場は無いことを悟り、私は目を閉じる。涙が頬を伝ったのがわかった。

………私は三つの過ちを犯した。


66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 00:17:50.42 ID:t2/Yz4uJ0


自分の気持ちに素直にならなかったこと。

欲に溺れてしまったこと。

恥を感じてしまったこと。


人生において引き返せるチャンスはそう何度もやってこない。

だから人は間違った道を歩み後悔する。

でもそれらは後々に正しい選択をすることで大抵何とかなるものだ。


間違った選択をすることが、非なのではない。

間違った選択を修正しようとせず、流されてしまうことが非なのだ。

私はことごとく流れに身を任せ、そして破局を迎えてしまった……



さよなら……キョン……

もっとあなたと一緒に居たかったのに………もう遅いけど……


キョン………ずっと愛してた…………


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 00:23:36.08 ID:t2/Yz4uJ0

――――――――――――
―――――

キョン「おい、ハルヒ」

ハルヒ「……有希……もう許して…………」

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「あぁぁ……誰かぁ………もうやだよぉ………」

キョン「ハルヒ!」

ハルヒ「っ……んん……うぅ………キ、キョン!?」

キョン「何やってんだ?こんなとこで……」

ハルヒ「あ、あれ………ここは……?」

キョン「寝ぼけてんのか?部室だ」

ハルヒ「あんた……なんで……」

キョン「別に学校に戻るつもりは無かったんだがな、夕方宿題をやろうとして、
     プリントを机に入れっぱなしだったことに気づいてな……」

ハルヒ「……」

キョン「それで学校に来たら部室の電気がついてるから、もしかしたらと思ってな」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 00:25:45.65 ID:t2/Yz4uJ0


ハルヒ「有希は……」

キョン「もう帰ったんじゃないか?お前の肩に掛かってるそれ、長門のだろ」

ハルヒ「カーディガン………」



ハルヒ「有希の!!?」 ガタッ!!

キョン「なにを驚いてんだ………帰るぞ」

ハルヒ「え、えぇ……」


ハルヒ「………」


キョン「あぁ、玄関前で待っててくれ、俺は教室に取りに行くから……」

ハルヒ「待って!あたしも行くから」

キョン「走って取って来るから待ってろよ」

ハルヒ「えぇ……えぇ……まぁ……そうよね……」


……


70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 00:30:36.69 ID:t2/Yz4uJ0


ハルヒ「……いえ、あたしも行くわ」

キョン「え?」

ハルヒ「いいじゃない、団長を一人待たせないでよ」

キョン「あぁ……」


テクテク


ハルヒ「……」

キョン「……?」


ハルヒ「……」

キョン「……」


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 00:33:43.47 ID:t2/Yz4uJ0


キョン「わわわ忘れ物……っと」

ガラガラッ


ハルヒ「なによそれ?」

キョン「魔除けみたいなもんさ」

ハルヒ「まよけ……」


キョン「あったあった」

ハルヒ「……教えてあげよっか、その問題」

キョン「いいのか?」

ハルヒ「いえ……どうせあたしもやらなきゃいけないし……すっかり忘れてたわ」

キョン「そうか」

ハルヒ「あんたが起こしてくれなかったら、あたしまだ寝てただろうしね」

キョン「んん」


73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 00:37:01.07 ID:t2/Yz4uJ0


ハルヒ「あぁそこ違うわよ!」

キョン「ええ?あぁ……そうか……」


ハルヒ「……」

キョン「……」


ハルヒ「いつもの教室だけど、なんか雰囲気違うね」

キョン「まあな……」


ハルヒ「電気消してみない?」

キョン「なんで」

ハルヒ「いいからいいから」

カチッ

キョン「暗っ!」


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 00:39:37.31 ID:t2/Yz4uJ0


ハルヒ「……それにしても、綺麗な夜景よね」

キョン「まぁな……」


ハルヒ「……これで授業受けるってのもロマンチックかも」

キョン「おいおい」


ハルヒ「さっき変な夢見てたのよ?」

キョン「変な?」

ハルヒ「…………もうあんたに二度と会えないって」

キョン「なんだそりゃ」


ハルヒ「でもそれで………やっとあんたに……言う決心がついたわ」

ハルヒ「自分に素直になるって。恥ずかしいとか考えてちゃダメなんだって……」


にぎっ


キョン「っ………俺の手がどうかしたのか」


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 00:42:49.81 ID:t2/Yz4uJ0


ハルヒ「面と向かってはどうしても言えないけど……」

キョン「だから電気を消したのか?」

ハルヒ「そう…………これならはっきり見えないし……」

キョン「……」

ハルヒ「でもキョンに向けて言うの」


ぎゅ……




76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 00:43:42.34 ID:t2/Yz4uJ0


ハルヒ「好きだよ……」

キョン「……」

ハルヒ「うん、大好き……」



キョン「……」

ハルヒ「……」




キョン「……じゃあ俺も、薄暗いからできることだけどな」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 00:45:56.99 ID:t2/Yz4uJ0


キョン「ほら、立て」

ギィ

ハルヒ「っとと……」 フラッ

キョン「……」 グイッ

ハルヒ「あぁっ………んんっ」

キョン「……」

ハルヒ「んんっ……んぅ……」


キョンの身体はゴツゴツしていた。
でもしっかりと抱いてくれるキョンの腕は、私を全てから守ってくれそうな気がした。

死ぬまでこうして居たいな………私は永遠の幸せを感じた。
もっとあなたと一緒に居たい。キョン……ずっと愛してる………あれ、なにこの足音、


谷口「WAWAWA、忘れ物……」 パチッ
谷口「……」

ハルヒ&キョン「あ」


おわり

80 名前:◆MrVMitHawk [] 投稿日:2010/06/16(水) 00:51:39.71 ID:t2/Yz4uJ0

最後のハルキョンは俺のリハビリみたいなもんなので気にしないでください。
ハルヒと一緒に道を踏み外して戻れない気がした。以下前日の部室内の会話。

ハルヒ「体は持て余すけど……男と付き合うってのは普通すぎるのよねぇ……」 イライラ
キョン「凡人たる我々は、異性同士愛し合ってだな……」
ハルヒ「うるさい!!」
キョン「……」
ハルヒ「あっ!」

ハルヒ「どうしてこんな簡単なことに気づかなかったのかしら!!」 ガタッ
キョン「何に」
ハルヒ「男と付き合うのが普通で嫌なんだったら、女の子にすればいいのよ!」
キョン「……」 バタッ
ハルヒ「冗談よ!冗談!!あれ、キョン?キョン!!?」

長門「……ユニーク」



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