キョン「妹が可愛すぎて仕方ない」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 18:33:40.72 ID:f8abAc800

ハルヒ「…………って事で、って聞いてるのキョン!」

キョン「ん? あ、ああすまん。ボケっとしてた」

ハルヒ「しっかりしなさいよ!これから我がSOS団の〜〜」

キョン(妹何してんのかなあ)

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 18:37:44.64 ID:f8abAc800

ハルヒ「……ョン、キョン!」

キョン「お、ああ、何だ、どうした」

ハルヒ「どうしたはこっちよ! あんた一体どうしたの?」

キョン「ん、いや俺は別に何とも」

古泉「涼宮さん、今日の彼は疲れているようですので……」

ハルヒ「そうね、今日はもう解散! あんたも寄り道しないで帰るのよ!」

キョン「へいへい」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 18:40:56.01 ID:f8abAc800

長門「…………」

みくる「それじゃあ私もこれで」

キョン「お疲れ様です、朝比奈さん」

古泉「さて、それでは聞かせてもらいましょうか」

キョン「一体何のことだ、古泉」

古泉「今日のあなたは一日中上の空でした。本当に一体何があったのかと思いまして」

キョン「何がって……何もないがな」

古泉「それにしては今日のあなたは様子がおかしかったですよ」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 18:46:01.92 ID:f8abAc800

キョン「そう言われてもな」

古泉「せめて今日何を考えていたのかくらい教えてはいただけませんか?」

キョン「だからそんなおかしな事は考えてないっての。 ……しいて言えば妹の事くらいだが」

古泉「おやおや、これは失礼しました。ご家族の事だったとは」

古泉「それで、妹さんがどうかしたのですか? よろしければ、多少はお力になれるかもしれませんが」

キョン「いや、妹はどうもしないさ。いつもどおりだ」

キョン「いつも通り、可愛くて可愛くて仕方ないくらいだ」




古泉「はい?」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 18:54:03.59 ID:f8abAc800

古泉「ええっと……確かにあなたの妹さんは可愛らしい方ですが」

キョン「だろ!? もうな、家に帰るとキョン君お帰りーって抱きついてくるのが最高でな!」

キョン「あの笑顔で迎えられるともうな!」

古泉「あ、はあ」

古泉「僕はまた、妹さんが反抗期を迎えてあなたがどうしたら良いのか考えているのかと」

キョン「妹が反抗期? ……どうしよう!? そうなったらどうしよう古泉!」

古泉「あばばばばばば、首、締っ、手、放」

キョン「こうしちゃいられねえええええ!」



古泉「げ、げほっ……一体彼に何が」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:02:18.03 ID:f8abAc800

キョン「いいいいいいい妹おおおおおおおお」

妹「あー、キョン君お帰りー」とてとて

キョン「ただいまあああああああああ」ぎゅううううう

妹「わわ、キョン君どうしたの?」

キョン「おおおおおおお」

妹「お?」

キョン「おま、おまおまおま」

妹「おま?」

キョン「すううううううううううう、はああああああああああああああ……うっ」

妹「キョン君大丈夫?」

キョン「ああ、驚かせてすまないな」

妹「変なキョンくーん」けらけら

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:07:20.78 ID:f8abAc800

妹「あ、今日の晩御飯はハンバーグだってー」

キョン「ほう、それは楽しみだな……って、どうして部屋まで着いてくるんだ?」

妹「シャミ迎えに行くの!」

キョン「まったく、あんまり構いすぎてひっかかれるなよ?」

妹「だーいじょーぶだよーだ。ねーシャミー」

シャミセン「なー」

妹「ほら、シャミも大丈夫だってー」

キョン「そりゃよかったな、それじゃ俺は着替えるぞ」

妹「じゃー私たちは下に行ってようねーシャミシャミー」

キョン(この猫やろうが! 本物の三味線にしてやろうか!)

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:12:10.93 ID:f8abAc800

妹「ハンバーグおいしーね!」

キョン「ああ、そうだな。そうだ、俺の半分食べるか?」

妹「いいの?」

キョン「ああ、もう腹いっぱいでな」

キョン(お前の笑顔で胸がいっぱいなんだよ)

妹「わーい! あーん」

キョン(なん……だと……)

妹「ねーキョン君何してるの? あーん」

キョン「し、仕方ないな、ほら、あーん」

妹「むぐむぐ……おいしー!」

キョン「そうか、良かったな」

キョン(……可愛すぎる。何この生き物)

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:15:05.45 ID:f8abAc800

キョン「お、風呂沸いたみたいだな。ほら、入ってこい」

妹「キョン君も一緒に入ろうよ」

キョン(!!!!!)

キョン「な、何を言ってるんだ。ほら、早く行きなさい」

妹「むー、じゃあシャミと入るもん」

妹「あれー、シャミどこ? シャミー」

キョン「いいから早く入る!」

妹「むー!」

キョン(俺の莫迦莫迦莫迦莫迦莫迦莫迦莫迦!!!!!!)

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:17:34.49 ID:f8abAc800

キョン「……妹は今風呂に入ってる……」

キョン「脱衣所には妹の下着……」





キョン「ちょっとくらいなら……」

妹『きゅーう、じゅう! あーがろっ』

キョン「ちいいっ」





古泉「これは重傷ですね」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:21:03.38 ID:f8abAc800

古泉「彼の様子がおかしいので気になって来てみたら」

古泉「なんですか、これは」

古泉「もはや彼は妹さんに夢中すぎではありませんか」

長門「そう」

みくる「これは緊急事態ですう!」




古泉「あなた達いつからここに!?」

長門「あなたが監視カメラを起動したときから」

みくる「でしゅ」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:25:29.60 ID:f8abAc800

古泉「しかし何故貴方達がここに?」

長門「彼の今の状態は思念体としても見過ごせるものではない」

みくる「私も同じですっ! キョン君が今のままでは未来はありません!」

古泉「なるほどなるほど。ここで互いの組織の利害が一致した、と。そういうわけですか」

長門「そう」

みくる「でしゅ」



古泉「で、本当のところは?」

長門「妹ハァハァ」

みくる「妹ちゃんマジ天使」

長くる「「はっ!?」」

古泉「こいつら……」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:29:49.88 ID:f8abAc800

古泉「一体貴方達は何を」

長門「そんなことはどうでもいい」

みくる「脱衣所にはカメラはないんですか!?」

古泉「いや、一応ありますが今はそんな」

長門「早く映すべき」

みくる「妹ちゃんの着替えがおわっちゃうじゃないですか!」

古泉「いや、だから」

長門「もういい。どけ」

古泉「ぐはっ!?」

みくる「長門さん、早く!」

長門「今やっている」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:32:29.87 ID:f8abAc800

妹『キョン君アイス食べたいー』

キョン『なんだ、お前また髪の毛ちゃんと乾かさないで』

妹『アイス食べてからー』

キョン『駄目だ、髪の毛乾かしてからだ。ほらこっち来なさい』

妹『はーい』




長門「着替えが……」

みくる「終わっている、だと……?」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:36:22.65 ID:f8abAc800

キョン「まったくお前は、もう六年生になるんだろう?」

妹「そうだよ?」

キョン「ならせめてこれくらいは自分でだn」

妹「えー、キョン君がやってくれるからいーじゃん」

キョン「っぐ、むうう」

妹「えへへー」




長門「ハアハア」

みくる「これはこれで」

古泉「ぐっ、ごほっ」

古泉(アバラが一本やられてますね……)

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:44:14.82 ID:f8abAc800

古泉(くっ、宇宙人未来人がここまでダメだとは思いませんでした)

古泉(このままでは世界の終焉が……)

古泉(彼がこのままでは涼宮さんが閉鎖空間を発生させるのは時間の問題……)

古泉(これが、彼の興味が長門有希や朝比奈みくるなら力づくで引き離せたものを、よりによって妹さんですか)

古泉(一体どうすれば……)

長門「古泉一樹」

みくる「ほえ? 長門さん、古泉君ならさっき気絶したはずじゃ」

長門「もう気づいているのは分かっている。古泉一樹」

古泉「はは、ばればれでしたか。それで、何でしょうか」

長門「今日の映像をダビングして明日までに持ってくること」

みくる「あ、私の分もお願いします」

古泉「ダメだ、こいつら……」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:49:16.19 ID:f8abAc800

長門「分かっているだろうが、余計なことをしたら」

みくる「コキャっといきますよ?」

古泉「ひいっ!」

長門「それでは私は帰宅する」

みくる「あ、私も」




古泉「やばかった……本気の眼だった……」




森「古泉! 今日の妹ちゃん動画はどうしたの! 早くうpしなさい!」

古泉「こっちもか……」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:54:40.09 ID:f8abAc800

妹「お休みなさーい」

キョン「ああ、お休み」

キョン「ふう……さて」

キョン「妹!妹!妹!妹ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!妹妹妹ぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!妹たんの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説5巻の妹たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期決まって良かったね妹たん!あぁあああああ!かわいい!妹たん!かわいい!あっああぁああ!
コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
妹 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のルイズちゃんが僕を見てる?
表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!ルイズちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメのルイズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのルイズちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアン様ぁあ!!セ、セイバー!!シャナぁああああああ!!!ヴィルヘルミナぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよルイズへ届け!!ハルケギニアのルイズへ届け!」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:55:25.04 ID:f8abAc800

途中で力尽きました。改変しきれなくて申し訳

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:59:45.19 ID:f8abAc800

妹「キョーンくーんおーきーてー!」どすっ

キョン「むはっ! こいつー」

妹「きゃー! たーすーけーてー」けらけら

キョン「まったくお前はー」

妹「もう朝ごはん出来てるよ!」

キョン「はいはい」

妹「シャミー行こうねー」




キョン「寝起きに妹の柔らかさ……匂い……うっ」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:04:53.97 ID:f8abAc800

長門「しまった」

みくる「どうしました、長門さん」

長門「彼の妹の寝顔を見るのを忘れていた」

みくる「はうあっ!」

長門「この長門有希……一生の不覚」

みくる「大丈夫です、長門さん!」

長門「朝比奈みくる……?」

みくる「時間移動で昨夜に戻ればいいんですよ!」

長門「!!!!」

みくる「ね?」

長門「朝比奈みくる……感謝する」

みくる「よせやい」

長門「うふふふふ」

みくる「あははははは」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:11:58.07 ID:f8abAc800

キョン「お早うハルヒって寝てんのか、こいつ」

キョン「学校来てすぐ寝るって何なんだ、一体」

谷口「おう、キョン」

キョン「よう、谷口」

谷口「なあ、キョン、なんで最近そんなに元気がいいんだ?」

国木田「確かに。以前のキョンならもっと気だるげにしてたよね」

キョン「よう、国木田」

国木田「お早う。それで、一体どうしたのさ、キョン。まさか好きな人でも出来たとか?」

谷口「そうなのか、キョン!」

キョン「顔が近いぞ、谷口」

谷口「ああ、すまん。それでどうなんだよ!」

キョン「ああ……まあ、な」

谷口「なにぃぃぃぃいいいいいい!」

ハルヒ(何ですってえええええええええ!!!!!!?)

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:17:36.49 ID:f8abAc800

ハルヒ(何、一体何なのよ、この展開!)

ハルヒ(目を覚ましたらいきなりキョンの好きな人の話になってるって一体!)

ハルヒ(しかも好きな相手がいるって!? ようチェックや! じゃなくて!)

ハルヒ(誰なのよ一体! まさかみくるちゃん!? 有希!? もしかして鶴屋さんとか!?)

ハルヒ(あああああああ、気になるううううううううううう)

谷口「で、誰なんだよ、キョン」

ハルヒ(よくやったわ、谷口! 1000ハルヒポイントあげるわ!)

キョン「なんだよおい。別に誰だっていいだろうが」

ハルヒ(いいわけないでしょうが!)

谷口「いいから教えろい! 気になるだろうが」

国木田「僕も気になるなあ」

ハルヒ(国木田10000ハルヒポインツ!)

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:22:26.12 ID:f8abAc800

キョン「まったくお前らは……」

谷口「そういうなよ、親友だろ?」

国木田「谷口はどうでもいいから僕には教えてほしいな」

谷口「国木田ー! てめええええええ!」

国木田「あははは、それでキョン、誰なのさ、一体」

ハルヒ(ハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリー!!!!!!!!!!!)

キョン「んー、そうだな。まあ、お前らも知ってる奴だ」

谷口「おおおおおー!」

国木田「へー」

ハルヒ(誰!? 誰よ一体!?)

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:26:21.72 ID:f8abAc800

谷口「朝比奈先輩か? 長門有希か?」

国木田「ちょっと落ち着きなよ谷口」

ハルヒ(なんで選択肢に私がいないのよ谷口! マイナス二億ハルヒポイントね! 処刑確定よ!)

キョン「んー、まあ、笑顔が可愛い人、だな」

谷口「ヒュー、言うねえ」

ハルヒ(笑顔……有希は違うわね!)



長門「へーちょ」

みくる「どうしました、長門さん」

長門「何でもない」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:28:45.56 ID:f8abAc800

国木田「で? 他には?」

キョン「ん、まあ元気がいいな」

国木田「なるほどねえ」

ハルヒ(元気がいい……みくるちゃんとはタイプが違うわね)



みくる「ぶえっくしょい! ちきしょい!」

長門「大丈夫?」

みくる「あ、はいぃ。誰か噂でもしてるのかなあ」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:31:18.62 ID:f8abAc800

ハルヒ(あ、でもそうなると……)

谷口「笑顔が可愛くて元気、か」

国木田「そうなるともう絞られてくるね」

キョン「そうか?」

谷口「そうだよ!」

ハルヒ(まさか、わた)

谷口「ズバリ、鶴屋先輩だろう!」

国木田「あ、なるほど」

ハルヒ(谷口ェ……)

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:39:50.96 ID:f8abAc800

谷口「確かに鶴屋先輩なら笑顔が素敵で元気がいいな!」

国木田「でも、キョンが好きになりそうな人ってどこか変な人なんだけどなあ」

谷口「国木田、お前、鶴屋先輩のあの口調をまともだと言うのか?」

国木田「確かに。ははは」

キョン「お前ら、あんまり好き勝手言ってんじゃねえ」

谷口「ああ、悪い悪い」

国木田「で? 正解かな? キョン」

キョン「残念ながら不正解だ。確かに鶴屋さんも魅力的ではあるが」

ハルヒ(っしゃああああああああ! ktkr!!!!!!)

キョン「俺が好きなのは……って、岡部が来たぞ。ほら散った散った」

谷口「ちぇー」

国木田「それじゃ」

ハルヒ(空気読みなさいよ岡部!」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:42:08.39 ID:f8abAc800

キョン(あー、妹今何してんのかなー)

ハルヒ(キョンったら何考えてるのかしら)




長門「で、例のブツは持ってきたのか」

みくる「でしゅ」

古泉「はい……」

長門「確かに。行ってよし」

みくる「ほら、さっさと出て行ってください」

古泉「うう……」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:47:41.35 ID:f8abAc800

妹『ふんふんふーん』

長門「ふむふむ……これはなかなか」

みくる「はあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあ」

妹『キョン君と一緒にお風呂入りたかったなー……』

長門「ううむ」

みくる「はあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあ」

妹『髪の毛洗おーっと』

長門「………………」

みくる「はあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあ」



古泉「思い知れっ!!!!!」

新川『ふむ、私がプリキュアですか』

長くる「「ぎゃああああああああああああああ!!!!!!!」」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:52:33.70 ID:f8abAc800

古泉「この状況は明らかにおかしい。確かに彼の妹さんは可愛らしいですが、これほどまでに何人も魅了するとは」

古泉「何者かの介入を受けているとしか考えられません」

古泉「この状況がもし洗脳だとしたら、それ以上の情報量を脳に与え打ち破るしかない、これが機関の結論でした」

古泉「実際、この映像を収録するところを生で見ていた森さんは正気に戻ったのですから」






古泉「ですから、どうかこの縄を解いてはくださいませんか」

長門「だが断る」

みくる「でしゅ」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:58:26.54 ID:f8abAc800

橘「バレては仕方ないですね!」

九曜「――――振り切る――――ぜ――――」

古泉「あ、貴方達は!」

長門「…………」

橘「ふふふ、そうです私達は」

九曜「――――ガンダ――――」

橘「九曜さん、違いますって!」





みくる「誰?」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:04:35.33 ID:f8abAc800

橘「え?」

九曜「――――おのれディケ――――」

古泉「朝比奈さん?」

長門「実は私も分からない」

みくる「ですよねー」

長門「うふふふふふふ」

みくる「あははははあはははははは」

古泉「ダメだ、こいつら」


キョン「先生、トイレ!」

先生「またか」

ハルヒ(もうこれで三十回目……キョンどうしたのかしら)

キョン(妹分が切れた! 早くこのパンツで補充しないと!)

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:08:52.20 ID:f8abAc800

キョン「スーハースーハースーハースーハースーハースーハー」

キョン「うっ!」

キョン「スーハースーハースーハースーハースーハースーハー」

キョン「うっ!」



キョン「ふう、これで五分は保つな」





キョン「すいませんでした」

先生「具合が悪いなら保健室行けよ?」

キョン(その手があったか!)

ハルヒ「ちょっとキョン、あんた大丈夫なの?」

キョン「ん、あ、ああ」

キョン(ああああああ、俺のバカバカバカ! 具合悪いって言っとけよ!)

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:14:47.08 ID:f8abAc800

橘「ですから、私達は佐々木さんの味方でして」

九曜「――――」

長門「なるほど」

みくる「よくわかりました。つまりこの状況は貴方達が作りだした、と」

古泉「ようやくか……長かった……」

長門「しかし、よく分からない。こんな事をしても貴方達には何のメリットもないはず」

みくる「でしゅ」

橘「これには深いわけがございまして」

九曜「――――Wに夢中に――――なってたら――――ミスった――――」

橘「九曜さん、しーっ!」

九曜「――てへっ―――」



82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:20:07.60 ID:f8abAc800

橘「本当はキョンさんを佐々木さんに夢中にするわけだったのですが……」

橘「なぜか対象が彼の妹さんになってしまいまして」

古泉「なら早く元に戻して頂けませんか、今すぐに」

橘「それが……そのう」

九曜「――――無理――――」

古泉「何故です?」

九曜「――――ミスった時に――――やり方――――忘れ――――」

橘「ですから私達も長門さんにお願いにきたんです! お願いします! 今の状況を元に戻していただけませんか!?」

古泉「まったく……仕方ないですね、長門さん」




長門「だが断る」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:26:58.30 ID:f8abAc800

橘「な……」

古泉「長門さん!?」

長門「彼の妹が可愛いのは真理。もはや情報統合思念体内にもファンクラブがある」

みくる「妹ちゃんは未来でも大人気ですっ!」

長門「この状況を作り出したのは確かにあなた」

長門「しかし、皆気づいたのだ。彼の妹の可愛さに」

長門「天蓋領域の情報操作など気づいた瞬間に修正している(主に朝倉涼子が)」

長門「それでも彼が、そして世界が彼の妹の魅力にメロメロになっているとしたら」

長門「それはもはや進化の可能性と言わざるを得ない」

長門「よって思念体はこの状況を積極的に観察することに決定している」



古泉「そんな……」

橘「なんてこと……」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:30:19.17 ID:f8abAc800

ハルヒ(ううう、キョンに好きな人について聞きたいけどどうしたら……)

「おい、ここに誰か倒れてるぞ!」

「生徒手帳には谷口って書いてあるぞ!」

「ひでえ、顔面がぐちゃぐちゃじゃねえか!」




ハルヒ「あーあ、手が汚れちゃったわ」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:32:54.07 ID:f8abAc800

ハルヒ「キョン、早く団活に行くわよ!」

キョン「すまん、ハルヒ、ちょっと遅れる」

ハルヒ「え……」

ハルヒ(まさか、キョンの好きな人に会いに?)

ハルヒ(こうしちゃいられないわ! 後をつけないと!)



国木田「なんで段ボールが……」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:40:30.07 ID:f8abAc800

ハルヒ(キョンが携帯を出した……? もしかして校内じゃないとか?)

ハルヒ(でもそれなら谷口達が知ってるわけは……)

キョン「で、学校はどうだ?」

妹『いつも通りだよ? どうしたのいきなり』

キョン「いや、気になってな」

妹『変なキョン君』

妹『あ、今日は早く帰ってこれるの?』

キョン「! 今すぐ帰る」

妹『あれ? SOS団は?』

キョン「そんなのお前の可愛さにかなうわけがないだろう!」

ハルヒ(!!!)

妹『? 何それー』

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:45:28.25 ID:f8abAc800

ハルヒ「ちょっとキョン!」

キョン「てな訳だ、俺は帰るぞハルヒ」

ハルヒ「駄目よ!何言ってんのよ!」

キョン「妹が待ってるんだ」

ハルヒ「わ、わた……SOS団と妹ちゃんどっちが大切なのよ!」

キョン「妹だな」

ハルヒ「っこの、バカキョン!!!」



古泉「やれやれ、閉鎖空間ですか」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:51:41.83 ID:f8abAc800

キョン「今帰ったぞ妹おおおおおおおお!!」

キョン「って、あれ? 俺はなんで学校にいるんだ?」

キョン「閉鎖空間? なんで?」

古泉「涼宮さんの前で妹さんの話でもしたんじゃないんですか?」

キョン「お前はエスパーか」

古泉「まあ一応は」

キョン「で? 今回はどうやったら出られるんだ?」

古泉「またぶちゅっとやってくれればそれで解決ですよ」

キョン「なんだお前、なんかやさぐれてないか?」

古泉(あなたの妹さんのせいですなんて言えない……)

キョン「まあいいか。サクッと済ませちまうぞ」

古泉「へ? いいんですか?」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:56:32.78 ID:f8abAc800

キョン「は? なんでだ? 世界が消えたらお前も困るんだろうが」

古泉「それはそうですが……貴方は妹さんが好きなのでは?」

キョン「それも逢えなくなったらどうしようもないだろううが」

キョン「まだ妹とキスしてないのに死んでたまるかってんだ」

古泉(やだ……この人駄目人間のはずなのにかっこいい……)

キョン「後で俺が枕を涙で濡らせば済むだけの話だからな」

古泉「――――――――――」

キョン「ん? どうした古泉」

古泉「いえ……そこまで嫌ですか」

キョン「当たり前だろう。俺は妹を愛しているんだからな」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:01:02.75 ID:f8abAc800

古泉「……お疲れ様でした」

キョン「うう……」

古泉「あの、それでは僕はこれで」

キョン「ぐす……」



妹「キョン君お帰りーってどうしたの?」

キョン「うわーん、妹ー!!!!」

妹「え? え?」




キョン(スーハークンカクンカ、やっぱり妹はいい匂いがするなあ)



終われ

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:06:03.21 ID:f8abAc800

唯「りっちゃん今日もお休みかー」

澪「ああ、風邪が長引いてるらしい」

梓(大丈夫かなあ)

ムギ「心配ねえ、梓ちゃん」

梓「だから心を読まないでください!」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:08:50.14 ID:f8abAc800

ふつかご!

唯「うー、りっちゃんー」

澪「心配しすぎだろう、唯」

唯「だってー」

梓「そんなに心配ならお見舞いに行ったらどうですか?」

唯「もう行ったよー。そしたら、お家の人にうつしたら駄目だからって追い返されたー」

ムギ「あらあら」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:10:28.34 ID:f8abAc800

ふつかご!


唯「りっちゃーん!!」

澪「う、ううううう」

梓「な、なんだか二人がおかしくなってませんか?」

ムギ「これは……」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:14:54.66 ID:9VrrOYOf0

いっしゅうかんご!


律「やっと治ったよーん! みんな寂しかっただろー?」

ムギ「いけない! りっちゃん逃げて!」

律「へ?」



唯「りっちゃんりっちゃんりっちゃんりっちゃんりっちゃんりっちゃん」

澪「律律律律律律律律律律律律律律律律律律律律律律律律律律律律律律律」

梓「律先輩律先輩律先輩律先輩律先輩律先輩律先輩律先輩律先輩」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:17:17.84 ID:9VrrOYOf0

律「う、うわああああああ」

ムギ「危ない!」

唯「りっちゃんりっちゃんりっちゃんりっちゃん」

澪「律律律律律律律律律律律律律律律律律律」

梓「律先輩律先輩律先輩律先輩律先輩律先輩律先輩」



律「あ、ありがとうムギ」

ムギ「いいから逃げるわ! りっちゃん!」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:21:43.57 ID:9VrrOYOf0

ムギ「ふう、逃げ切ったみたいね」

律「なあ、ムギ……」

ムギ「りっちゃん、怪我は無い?」

律「うん……。それよりあのゾンビ共は一体なんなんだ?」

ムギ「あれは……唯ちゃん達よ」

律「な……どうして! 一体何があったんだよ、ムギ!」



ムギ「あれは……ったのよ」

律「へ?」

ムギ「りっちゃん分が足りなくなったのよ、みんな」

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:26:47.77 ID:9VrrOYOf0

律「ムギ、こんな時に冗談はよして」

ムギ「冗談じゃないわ、りっちゃん。落ち着いて聞いてくれる?」

律「あ、ああ」

ムギ「あのね、りっちゃんからは常にある謎の粒子が放出されているの。ここでは仮にそれをりっちゃん分とするわ」

律(もう少しかっこいい名前がよかったなあ)

ムギ「聞いてる?」

律「ああ、それで? その粒子とやらは別の物で代替え出来なかったのか?」

ムギ「それが無理なのよ。そのりっちゃん分は」

律(あ、それで通すんだ)

ムギ「りっちゃんのいおでこに太陽光が反射したときでないと生成されないのだから」

律「私のおでこどんだけー!?」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:31:19.95 ID:9VrrOYOf0

律「それでなんでムギは無事なんだよ! 今のを聞いたら皆やばいんだろ?」

ムギ「私は……、私の眉毛はこんな時の為にエネルギーを蓄えていたから」

律「ムギ……」

ムギ「でも大丈夫。りっちゃんが元気になったのなら唯ちゃん達も治せるわ」

律「本当か?」

ムギ「ええ。これは以前ある人が妹を好きで好きで仕方なくなった時に使った治療法なのだけど……」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:36:14.61 ID:9VrrOYOf0

唯「りっちゃんりっちゃんりっちゃんりっちゃん」

律「こっちだ唯!」

唯「りっちゃーん!」

律「てやああああああ」ぎゅうー

唯「りっちゃ……」

唯「すう……」

律「これでいいのか、ムギ」

ムギ「ええ、りっちゃんが思いっきり抱きしめて対象にりっちゃん分を吸収させればいいの」

律「それで、どうしてお前はビデオを回しているんだ」

ムギ「さあ澪ちゃんがきたわよ!」

律「ええい! もうヤケじゃあああああ!」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:38:49.69 ID:9VrrOYOf0

長門「そう、うまく行ったの」

ムギ「ええ、本当にありがとう長門さん、みくるさん」

みくる「私達はなにもしてませんよ」

長門「そう。ただ病気の治療法を教えただけ」

ムギ「あらあら、そうだったわね」

長門「そう」

ムギ「うふふふふふふふふふ」

みくる「ふふふうふふふ」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:41:51.20 ID:9VrrOYOf0

キョン「はあ、妹可愛いよ妹」

妹「キョン君もう放してよう。トイレいきたいよー」



唯「りっちゃんりっちゃんりっちゃん」

澪「律律律律」

梓「律先輩律先輩律先輩」

律「あーもううっとおしいー!」




終われ

111 名前:パイナポゥ[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:43:19.36 ID:9VrrOYOf0

先読みされないように中盤から方向転換したらこれだよ
なにこれ



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