【ハルヒSS】謎の相談室


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:シンジ「ミサトさんがお酒やめないなら僕はこの家から出て行きます」

ツイート

5 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 22:47:38 ID:oUYYSAqcO

いつもの部室内


ハルヒ「あ〜〜〜、すんごい暇!! キョン!!なんか面白いもの見つけて来なさい!!」

キョン「雑用だからってなんでもすると思うなよ!! でも、暇なのは確かだな……」


古泉「そういえば面白い話を聞いたのですが、聞きますか?」

キョン「どんな話だ?」

古泉「よくある、『都市伝説』みたいなものですよ。

いや、この場合『北高の不思議』と言ったほうがいいですね。」


ハルヒ「いいわよ、古泉君!! ジャンジャン言っちゃって!!」

古泉「では、話しますね」

6 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 22:49:08 ID:oUYYSAqcO

………………

北高の不思議

それは『謎の相談室』というものである。

その部屋は普通の人間には入ることも見ることもできないらしいが、なにか条件を満たせばそれが現れる。
……………

キョン「ふむ、ただの怪談話とはちょっと違うみたいだが、まぁよくある話だな」

ハルヒ「そうね……でもちょっと興味深いわね。

……うん、決めた!!
私たちで探しましょう!!」

キョン「はぁ!? マジか?」

7 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 22:51:51 ID:oUYYSAqcO

ハルヒ「もちろんよ! 不思議があるなら調べる!

さっ、キョンと古泉くんは聞き込み!!

有希とみくるちゃんには私から言っとくから。2日後に報告よ! その間団活は無し!」


キョン「はぁ、やれやれ。 ま、いいぜ。 おまえもちゃんと探せよ」

ハルヒ「当たり前よ!! じゃっ解散!!」

……………

キョン「おい、古泉。 面倒なことしてくれたな」

古泉「いえいえ、あなたほどではありませんよ」

8 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 22:53:48 ID:c4XRnFjA0

キョン「まぁ、いいがな。 しかし見つかるのか? お前の即興の話だろ?」

古泉「いえ、これは本当の話ですよ。 機関に北高のOBの方がいるんですが、その方から聞きました」

キョン「ふむ……てことは、例のハルヒパワーではなさそうだな」

キョン「まぁ、久しぶりの不思議だ。楽しんでいくか。なぁ古泉」

古泉「えぇ、では、帰りますか」

9 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 22:56:04 ID:oUYYSAqcO

次の日〜〜

キョン「めんどくせぇ坂だ…… エスカレーターみたいになればいいのに……」

谷口「おっせぇぞ、キョン!! 今日も眠そうな顔だな!!」

国木田「キョン、おはよー。あんまり寝てないの?」
キョン「妹とゲームしてたからな。
スマブラでボコボコにしようと思ったらプリンでカキーンの連続だ。どうなってんだ、あれは」

谷口「プリン使いか…… なかなかだな。 ちなみにオレはスネークだぜ! キョン、おまえは?」

キョン「オレはオールマイティーに使うな。国木田、お前は?」

国木田「僕はガノンかな。XのデザインよりDXのが好きなんだけどね〜〜……っと、あれ、長門さんじゃない?」

キョン「お、確かに長門だな。 おーい、長門〜」

10 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 22:57:57 ID:oUYYSAqcO

長門「……おはよう」

キョン「おはよう。
っと、ハルヒの奴から聞いてるか? あれ」

長門「……」コクッ

キョン「よし、なら良い。」
国木田「キョン、あれって?」

谷口「俺にも教えろ〜、キョン太郎〜」

キョン「太郎はいらんだろ…… あれってのはあれだよ。 確か『謎の相談室』って奴だったかな……知ってるか?」

谷口「あぁ〜、あの有名な奴だな。 俺が聞いたのは、確か『悩みを持つ人のところに現れる』だな」

国木田「僕は深くは知らないけど、「どこにでも現れて、どこかへ消える」ってことぐらいかな?」


キョン「ふむふむ、だから『相談室』か」

11 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:00:02 ID:oUYYSAqcO

長門「可能性としては……妄想や幻覚、思春期によくある現象と思われる」

谷口「長門さん……始めて声を聞いたぜ……」

国木田「SOS団で、解明してくれるの?」

キョン「うまくいけば、な」
谷口「俺の恋愛相談もしてくれっかな〜」

キョン「それはないな」

谷口「チクショー!!」

12 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:01:45 ID:oUYYSAqcO

…………………
昼休みだよ!!
廊下

キョン「ふぃ〜〜、食った食った……んがっ!?」

???「だーれだっ!!」

キョン「その声は……鶴屋さんですね」

鶴屋「にゃははー、アッタリー!! さすがキョン君だね!!」

みくる「ごめんなさい、キョン君。 鶴屋さん、あまりにも元気すぎて、最近暴走気味なんです……」

キョン「あぁ、大丈夫ですよ。 そんなに危ないことじゃないですし。
ところで、ハルヒの奴から聞きました?」


みくる「はい! ちゃんと聞いてますよ。 学校の不思議の情報収集ですよね?」

キョン「えぇ、その通りです」

13 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:04:18 ID:oUYYSAqcO

みくる「鶴屋さんや他の皆によると、昔からあったみたいですよ。 学校ができた少しあとぐらいですから……数十年前ですかね」

キョン「なんだか、すごい具体的になってきましたね。ホントにあったりするんですかね………」

鶴屋「人生は悩みに悩んで進むものだから、それを手助けしたいんじゃないかなっ? 北高はさっ!」

キョン「ありがたいですね……っと、そろそろ授業が始まるんで」

みくる「あ、そうですね。 では明日に部室で」

鶴屋「キョン君、バハハ〜イ!!」

………………

14 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:06:39 ID:oUYYSAqcO

教室〜

ハルヒ「意外と広く知られてるのね」

キョン「みたいだな。おまえの方ではどうだ?」

ハルヒ「坂中さんやクラスのみんなから、その部屋の世話になった人のことを聞いたんだけど……」
キョン「だけど? なんだ?」

ハルヒ「岡部だったのよ。しかも私たちと同じころに経験したらしいわよ」

キョン「あの岡部が……ありえん」

ハルヒ「でしょ!! 傑作だったわ。 みんなで笑ったものよ 今でも……ププッ
ダメッ 笑っちゃうわ!!」

15 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:08:10 ID:oUYYSAqcO

次の日の団活!!
ハルヒ「まとめると、こうなるわね」

・どこにでも突然現れる
・悩みをもった人のところにしか現れない
・訪れた人の悩みの解決策をおしえる(?)
・昔から語り継がれてきた
・部屋の中には何者かがいる

古泉「ですね。 さてどうします?」

長門「ある程度情報は集まった。 あとは……行動」

ハルヒ「そうね、じゃ動きましょ!」

キョン「バラバラに探さないのか?」

長門「個人でいるよりも、集合でいるほうがあちらも感づきやすいはず」

みくる「確かにそうですね〜 それに一人が見つけても、みんなを呼んでる間に消えたりしちゃったら困りますし……」

キョン「確かに……」

ハルヒ「じゃ、行くわよ!!」

………………………

16 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:10:10 ID:oUYYSAqcO

キョン「あれから一時間うろちょろしてみたが……」
長門「見つからない」

キョン「そう。やっぱり噂は噂、か?」

古泉「しかし、涼宮さんがあれだけ望んでるのに現れないのもおかしな話ですし……まぁ部室に戻りましょうか」

ハルヒ「ぐぬぬぬぬぬ、負けた気がする……」イライラ

みくる「部室でお茶入れますから、そこでゆっくりしましょう。ね?」

ハルヒ「みくるちゃん、頼むわ……」

………………

17 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:11:07 ID:oUYYSAqcO

部室
みくる「お茶が入りました〜」コトコト

みくる「どうぞ、涼宮さん」ハルヒ「ありがとね」

みくる「長門さん、ハイ」
長門「ありがとう」

みくる「古泉君に、キョン君」
古泉「どういたしまして」
キョン「ありがとうございます」

みくる「はい、キョン君」
キョン「どういたしまして」
キ・ハ・古・長「!!!!!」

18 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:13:29 ID:oUYYSAqcO

みくる「あれ?私のお茶が?」

キョン「ちょちょっ!、それどころじゃないですって!!」

ハルヒ「な、な、何でキョンが二人!?」

長門「いつからか全くわからなかった」

キョン?「ハッハッハ。甘い甘い。 これだから若いもんは見つけられんのだよ」

ハルヒ「キョンになめられた………ムカつくわね」

古泉「しかし、いつから……」

キョン?「君らも言ったじゃないか
『どこにでも突然現れる』ってさ。 つまり……」

キョン「この部室が『謎の相談室』……?」

キョン?「ちょっと違うが……まぁいいや そんな感じで」

ハルヒ「キョンがキョンに質問して答えてる……」

長門「シュール」

19 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:14:56 ID:oUYYSAqcO

キョン「しかも何で俺の姿だよ!?」

キョン?「この中で、君が一番普通だったからね。真似しても気付きにくいとおもったわけさ」

古泉「ややこしいですね。 別の姿になれませんか?」
キョン?「別の姿? 北高の関係者ならなんにでもなれるけど… お気に入りでもいいかな?」

古泉「どうぞどうぞ」

キョン?「なら……」グチュグチュ、バキッ、ゾゾゾゾ


???「はい」

キョン「怖いわっ!! なんじゃその姿!?」

20 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:16:49 ID:oUYYSAqcO

???「何って、長門さんの頭の中から見つけたキャラだよ。 たしか、『ホムンクルス』だったかな?」

長門「鋼の錬金術師、お父様の中身」

???「そう、それ! この黒の輪郭に目玉と口だけってのがいいんだよねぇ〜」

ハルヒ「すごいグロかったわよ……しばらく肉食えないわ……」

キョン「で、おまえのことはなんて呼べばいい?」

???「北高の思念だから、北高でいいよ」

みくる「北高さんですか……鶴屋さん、当ててますね……」

北高「鶴屋さん、すごいね〜。あの人何者なんだろね?」

古泉「なぜ鶴屋さんのことを?」

北高「僕が北高だからだよ。 北高に所属さえしていれば、その人から全てがわかるからね。世界のこともわかる」

21 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:17:59 ID:oUYYSAqcO

古泉「なるほど。その人のもつ情報から色々知るわけですね。まるでインターネットのようです。」

北高「そだね。君ら自身の特別性も知ってるけど……察しといてあげる」

古泉「それは助かりますね」
ハルヒ「で、ご用件は?」

北高「君らの悩みの手助けをしたいことが一つ。 もう一つは……あとで言おうか」

22 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:19:19 ID:oUYYSAqcO

北高「さってとまずは古泉君からだ」

北高「君は少し自分に枷をはめすぎだね。

自分を律することは良いことだが、それが食い込んで自らを傷つけるようになるのはダメだ。もう少し楽に考えようよ。」

古泉「……ふむ、まさかこんなにわかっているとは……嘘ではないみたいですね わかりました。ありがたく受け取ります」

23 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:20:36 ID:oUYYSAqcO

北高「次はみくるさんっ!」
みくる「ひゃ、ひゃいっっ!!」

北高「自身の存在する意味を考える。良いことだが、卑屈に考えてはいけないよ。 君がいることで元気でいられる人たちがたくさんいる。 だから、自信を持って。 自分を疑わないで。」

みくる「は、はいっ!」

北高「うん、いい返事だ」

24 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:21:59 ID:oUYYSAqcO

北高「次は長門さん」

長門「……」スッ

北高「君は最近になってエラーが多いと感じているだろう。 けど、それはエラーじゃない。 エラー全部を消すのではなく、一部を残してごらん。 それを多角的に見てみると人間を理解する一歩が現れる」

長門「善処する」

北高「君の親のところにも伝えといたから、安心してね」

長門「………確認。 確かなよう。 なぜ?……」

25 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:24:55 ID:oUYYSAqcO

キョン「なんでもありだな……」

北高「君らは僕の空間内にいるからね。悪く言えば人質、良く言えば体の一部にあたる。 だからなんでもできるわけ」

北高「ハルヒさんに都合の悪いことをここで話してもハルヒさんには違うような話になってるから安心してね」

長門「………助かる」
古泉「少し怖いですね……」

北高「はははっまぁいいじゃないか!!

さて、ハルヒさん。」

ハルヒ「………」


北高「自信をもって、素直さをだせるようにね」ニヤニヤ
ハルヒ「〜〜〜〜〜ッ!!?」バッ

北高「ね、みんな?」ニヤニヤ
古泉「ですね」ニヤニヤ
みくる「はい」ニヤニヤ
長門「頑張って」

キョン「?なんのことだ」

26 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:27:07 ID:oUYYSAqcO

北高「さてと、最後に君だね」

北高「正直君はもう悩みなんてないんだよね、あの冬の出来事以来さぁ」

キョン「ホントになんでも知ってやがる……
チートか? こいつチートなのか?」

北高「なんとでも言えばいいさ」
北高「まぁ一言だけ」

キョン「?」

27 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:28:10 ID:oUYYSAqcO

北高「この鈍感野郎!!!」

キョン「はぁ? 誰が鈍感だ、誰が!!!」

古泉「いやはや全くその通りですね」
みくる「ダメですよぅ〜、キョン君〜」

キョン「古泉に朝ひなさんまで!!!」

長門「頑張って」
キョン「何を!? 目的語をはっきりさして!!!」


北高「ハッハッハ、まぁせいぜい楽しみたまえ」

28 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:33:35 ID:oUYYSAqcO

北高「さて、もう一つのことだったな」

ハルヒ「まさか私たちにあなたの手助けをしなさい、なんてことじゃないでしょうね?」

北高「安心してくれ。そんなものじゃない」

北高「ただこの団に参加したいんだよ」

ハルヒ「へぇ〜〜、ってそんなこと? もちろんいいわよ!!!」

キョン「よかったな、ハルヒ。 不思議な存在ゲットだぜ」

北高「残念ながらまだゲットじゃない。僕の存在出来る範囲はこの作った空間だけなんだ。」

古泉「つまり、日常で暮らすことができない、と?」

北高「そう。だから頼みがある。僕をここから出してくれ」

キョン「なら手をつかんで、ドアを開ければ……て、開かない!?」

北高「僕が出ることはできないみたいなんだ」

北高「今まで数多くの人の思いに触れてきた。
しだいに一緒に楽しみたくなってきた。
でも、僕は思念の存在。
だから諦めていた……」

ハルヒ「どうすりゃいいのよ……こんな不思議滅多に無いのに……」

29 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:50:48 ID:oUYYSAqcO

ハルヒ「どうすりゃいいのよ……こんな不思議、滅多に無いのに……」


北高「巨大な力で壁に当たれば壁を突き破れるはず……
そう考えたのさ。」


北高「だから大きな力を持つ君らを呼んだわけ」


長門「…………! それはダメ」

キョン「何がダメなんだ?」
長門「彼は今から死ぬつもり。死んで、人間となろうとしている」

キョン「死んでだと!?」


長門「涼宮ハルヒに軽いショックを与え力を少し使わせ、それと自身が蓄積さした数十年分の人間の感情を代価に、人間になろうとしている」

キョン「でも、ハガレンでは『死んだ人間は生き返らない』って結論でてたよな?」

長門「そう。成功する見込みはゼロに近い」

30 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:53:44 ID:oUYYSAqcO

北高「失敗しても僕が消えるだけさ。君らは部室に帰るだけ。

それに……これしか思いつかないんだ」


みくる「そんなの嫌ですぅ!!
さっきまで、みんなで仲良く話、してたじゃないですかぁ!!!」

古泉「それに、悩みのことまで考えてくれたのに……」

長門「私もあなたには感謝している。だから……」

ハルヒ「そうよ!!! 死ぬなんてさせないわよ」

北高「君らに僕の悩みをとけるのかい?」

ハルヒ「『やれるかどうか』じゃなくて『やる』の!!! SOS団、なめてんじゃないわよ!!!」

32 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/15(土) 23:59:03 ID:oUYYSAqcO

キョン「だな。……さてどうするか?」

ハルヒ「簡単よ!! みんなで手をつないで出るだけよ!!」

キョン「はぁ? さっき無理だったじゃねぇかよ」

ハルヒ「それはあんただけだったからよ!!!
『SOS団が大きな力を持ってる』
その通りよ、だからみんなで行けば、ね?」

キョン(大きな力を持ってるのはお前だよ。まぁ結果オーライか……)

33 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/16(日) 00:01:02 ID:lWJqYwuMO

キョン(さて、一番のチートがこうなりゃ………)チラッ
古泉(勝ち、ですね)コクッ


ハルヒ「さっ、手を出して」
北高「………うん、わかった。」

キョン「北高、それに古泉、手ぇ出せ」
古泉「了解しました、長門さん? 手を。」

長門「わかった。……朝ひなみくる、あなたも」

みくる「はい! 涼宮さん、みんなつなぎましたよ。」

ハルヒ「じゃあ、行くわよ!! せ〜のっ!!!」 バッ

34 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/16(日) 00:07:05 ID:lWJqYwuMO

…………


……………………


バッ

キョン「………マジかよ」

みくる「そんな……」

長門「……………」

古泉「残念ですが……失敗……なんでしょうか……」

ハルヒ「そんな…… でも出る時には手の感触はあったわ!! どうして……」

キョン「俺もちゃんと感じていたぞ……」


全員「………………………」

35 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/16(日) 00:12:50 ID:lWJqYwuMO

…………


………………………


北高「成功したのか……? みんなは? いない…………


失敗か…………」



ダレガシッパイシタッテ?

北高「!?」


ヨウコソ、ミノホドシラズノバカヤロウ

チカラナラ、クレテヤル!!


北高「え、何が何だか……」
ジャ、イッテラッシャイ

セイゼイタノシンデコイヨ

北高「待って!!! あなたは一体……」……ゴゴゴゴゴ…バタン

…………………


………………………………

36 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/16(日) 00:18:10 ID:lWJqYwuMO

………………


キョン「はぁ……あれから1ヶ月か」

ハルヒ「そうねぇ……」

古泉「失敗だったのでしょうか………」

長門「可能性は低い。彼は存在する」

ハルヒ「そう。それは感じるんだけど……ね。やっぱりいないのは……」

バンッ!!!

みくる「はぁっ、はぁっ」

ハルヒ「ど、どしたの!?
みくるちゃん!?」


みくる「はぁっ、はぁっ

さ、三年生のところに転校生がいたんですけど……

あの人の雰囲気に近いんですよぅ!!!」

ハルヒ「なんですって!!!………転校生ってのも不思議だけど………それを聞いたら行くしかないわね!!! とうっ!!!」 ダッ

キョン「おい待てハルヒ!!! 俺も行く!!!」ダッ

古泉「僕だって!!!」ダッ

長門「私も……」スッ

みくる「みなさん待ってくださ〜い!!」ヨチヨチ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ハルヒ「やっぱりアイツだわ」
キョン「確かにな」

古泉「見た目………というか服が……」
みくる「ギョロ目の柄は怖いですよぅ」
長門「ユニーク」

37 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/16(日) 00:22:04 ID:lWJqYwuMO

ハルヒ「ま、あいつらしいわ。 じゃ行くわよ!!」
キョン「ああ!!」

ダダダッ

???「……!? 君らは……ふふっ」


キ・ハ・古・長・み「北高さん、お帰りっ!!」

38 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/16(日) 00:34:42 ID:lWJqYwuMO


………………


谷口「聞いたか、国木田」

国木田「目的語が抜けてるよ。だから英語と国語の点数悪いんだよ。谷口」

谷口「ほっとけ!! まぁ話すぞ。 三年の転校生の奇妙なひと。 SOS団に入ったみたいだぜ」

国木田「へぇ〜……そういえば、SOS団の活動内容、増えたよね。知ってる?」

鶴屋「相談だよねっ!?」

谷口「うわっ!? て、鶴屋先輩!?」

鶴屋「にょほほ、面白そうな話が聞こえちゃったからねぇ〜
それに、かなりの大評判!!
さてさて私もお悩み相談行こっかな〜。
君たちも行くにょろ?」


谷口「大評判かぁ、……恥ずかしいけど行ってみっか」

国木田「へぇ〜、谷口にも悩みあるんだ。びっくり。」スタスタ

谷口「国木田…ちょっと傷つくわ……」スタスタ


おわり

39 名前:や ◆LLC6Dh9W.g[] 投稿日:2010/05/16(日) 00:49:50 ID:lWJqYwuMO

はい。これでおしまいです。


元々は高校の文化祭用で考えてたものだったんですけど、
それが劇に使われなかったら、と不安に感じてしまい
使われないよりはここでハルヒバージョンに書きかえて投下しようと思って、使わせていただきました。


みなさん、どうでしたか?楽しめましたでしょうか?

ハルヒのことは、今年の始めに知りました
退屈な高校生活(受験勉強中ですので余計に)を送っているので、例え創造の話だとしても、とても羨ましい限りです。

イセカイ人として、連れてってほしいですね
無理ですけど(笑


あと、書きかえる時に、キャラの言葉遣いが詳しくわからず進めたんで、おかしいところは許してください。

関係ないですけど、ハガレン、来月のガンガンで連載終わるんですね。 少し悲しいです…………


ハルヒちゃんの五巻、はやくでないかなぁ……

では、またいつか。
何かを思いついたら書きたいと思います。



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハルヒ「三日後からいよいよテストなわけだけど」