つかさ「うっ!あっあんっ……気持ちいいよぉ……」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:のび太「今日で僕も38歳か・・・」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 12:13:04.82 ID:1GKpM6Uf0

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       /ミ}  このスレ開いたヤツ   r‐┴ミ、
     厂 ̄``!                   >--- ',
      |  ̄ ̄) IDの数だけ腹筋な  (` ̄  |
     | `二 〕                (二´_ノノ
      `ー┬'                  ├‐'


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 13:13:08.92 ID:1GKpM6Uf0

夜中三時……トイレに起き出したかがみはその声を聞いた。

それは今までに聞いたこともない、双子の妹の声だった──

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 13:15:37.15 ID:1GKpM6Uf0

かがみ「これって……つかさ、もしかして──」

かがみの心の中に複雑な思いが浮かぶ。
かがみとて思春期の乙女。自分を自分で慰めたこともある。だが。

それを自分の妹がしているということは、かがみに多少ではないショックを与えた。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 13:23:42.21 ID:1GKpM6Uf0

つかさ「んっ……入ってくる……いいよぉ──」

かがみ(ちょっ!? 何が!? 何が入っていってるの!?)

かがみは混乱していた。それも無理からぬことである。
妹が──なんらかの『性の道具を使っている……!』

多少どころではないショックの中で、
かがみはまた、自分の好奇心が抑えられなくなってきていることを知った。

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 13:26:06.00 ID:1GKpM6Uf0

つかさ「んっ! はぁっ……いいよぉ……これ、凄くいいよぉっ!!」

かがみが二人の部屋を繋ぐ廊下で。
呆然と立ち尽くしている間も、つかさの嬌声はどんどんと艶を帯びていく。

もう、かがみは限界だった。妹のこのような声を聞くのも。
自分の溢れ出す好奇心に抗うことも。

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 13:30:08.76 ID:1GKpM6Uf0

かがみ「つかさっ!! あんた一体何してるのよっっっ!!」バン!

我慢出来ずにつかさの部屋のドアを開けたかがみが見たものは。

バイブ(振動機能付き)を口に咥えて、
突然の侵入者に驚いたような顔をしている妹の顔だった──

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 13:38:08.64 ID:1GKpM6Uf0

──暫し、沈黙がつかさの部屋に降りた。
つかさはバイブを口に咥えたまま。かがみはドアを開いたままの格好で。

沈黙は5分程続いた──
その間、つかさはずっとバイブを口に咥え続けたままだった──

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 13:41:10.84 ID:1GKpM6Uf0

かがみ(落ち着くのよ、落ち着くのよ私……っ!)

かがみ(トイレに行こうと思ったら、つかさの部屋から変な声がして、それで──)

かがみ(ドアを開けたらつかさが、ば、バイブを口に咥えていただけなんだからっ……!)

かがみ「って、落ち着けるかぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!!!!」

つかさ「ちょっ、お姉ちゃん夜中にそんな大声出したらみんな起きてきちゃうよ……」

かがみに比べると、随分と落ち着いた様子でつかさが告げた。

だが、パジャマを着ている上半身とは違い、つかさの下半身は真っ裸だった。

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 13:52:29.38 ID:1GKpM6Uf0

かがみ「そ、そうね……もうこんな時間だものね……」

かがみはそのことに今更ながら気付き、声のトーンを落とした。
何よりも。
こんな姿を姉二人が見たのなら兎も角──両親が見たら卒倒してしまうかもしれない。
それだけは避けたかった、こんなのでも、
下半身丸出しでバイブを口に咥えているような妹でも。
かがみにとって、つかさは大事な妹なのだ。

かがみは一つ深呼吸をして。ゆっくりとつかさに問うた。

かがみ「──で、あんたはこんな夜中に、そんな物で何をしていたの……?

つかさ「え? 笛を吹いてただけだよ?」

一度バイブから口を離してそう答えたつかさは、またバイブを口に咥えて『それ』を吹いた。

ウィンウィン

バイブは不規則にうねり、曲がりながらその音を奏でた。

つかさ「ね?」

にっこりと笑顔で。つかさはそう告げる。

かがみ「そんな卑猥な形と動きをする笛があるかぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!」

かがみは絶叫した。
私の妹がこんなにお馬鹿な訳がない、と。ただ絶叫した。

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 14:06:23.82 ID:1GKpM6Uf0

かがみの絶叫が終わった後。また沈黙が5分程続いた。
そしてようやくかがみが口を開く。その声はとても重たいものではあったが。

かがみ「……取り合えず、下を穿きなさい。話はそれからよ……」

つかさ「パンツじゃないから恥ずかしくないもんっ」

かがみ「パンツ姿より恥ずかしいわっっっっっっっ!!!!!!」

つかさ「裸で何が悪い」

かがみ「悪いのはあんたの頭だっっっっっ!!!!!!」

かがみはそろそろ自分の声が枯れてしまうのではないかと思う程に。
ただ絶叫した。

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 14:13:11.85 ID:1GKpM6Uf0

またも沈黙が支配した柊家inつかさの部屋で。
つかさがぼそりと口を紡いだ。

つかさ「だって……」

つかさ「最近けいおん!のSSばっかりでしょ……」

つかさ「だから私も、楽器をやろうと思ったの……」

つかさ「そうしたら、らき☆すたのアニメがやってた頃みたいに──」

つかさ「みんなが! またらき☆すたのSSを書いてくれると思ったの!!」

つかさ「みんなが! また私達のことを思い出してくれると思ったの!!」

かがみ「つかさ……、あんた──」



かがみ「オナニーしてた言い訳ならもっと上手く言えよ」



かがみはいい加減、確信に触れた。

オナニーを見られかけた者と、オナニーを見かけそうになった者。
その二者が交差する時、物語は始まっていた──!!

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 14:15:26.70 ID:1GKpM6Uf0

つかさ「……オナニーなんか、してないよ」

かがみ「ならそのバイブは何よ? どうして下半身裸なのよ? 答えなさいよ。
    何時までも嘘を吐き続けるなら、私にも考えがあるから」

つかさ「……考え?」

かがみ「お父さんにこのことを伝えるわ。私じゃ手に負えないみたいだしね」

つかさ「違うの! それは違うの! だからお父さんやお母さんに言うのはやめて!!」

かがみ「何がどう違うっていうのよ?」

冷たい目で自分を見下ろす姉に。つかさはこう告げるしかなかった。

つかさ「違うの……ちょっとこの暑さでパンツが湿って気持ちが悪かったから、
     ただパンツを履き替えようとしてただけだったの」

かがみ「バイブを咥えたままでか」

つかさ「今、パンツ穿くから……ね?」

かがみ「バイブの件は無視か」

つかさ「ちょっと待ってて……直ぐにパンツ、穿くから──」

かがみ「バイブの件は無視か」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 14:22:25.92 ID:1GKpM6Uf0

ゴソゴソとタンスをあさっていたつかさがようやくそれを見つけた。
そして、それに足を通す。

つかさ「ね? これで大丈夫だよね、お姉ちゃん」

かがみ「大丈夫な訳、あるかぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!」

つかさが着用したのは、こともあろうか、ペニバンだった。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 14:31:45.50 ID:1GKpM6Uf0

つかさ「ね? パンツじゃないから恥ずかしくないでしょ?」

かがみ「パンツより何億倍も恥ずかしいわっ!!
    大体何処でそんな物を調達したっ!?」

つかさ「ぞーさん、ぞーさん、おーはながながいのね
    そーよ、かーさんもなーがいのよー」

かがみ「そんな歌で誤魔化すなっ!!」

つかさ「あ、ちなみにこれ穿く人はドラムね。
     棒で叩くだけに」

かがみ「そんな上手くもない下ネタはいらんわっ!!」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 14:40:13.83 ID:1GKpM6Uf0

つかさ「はい、お姉ちゃんはボーカルだからマイクね」

かがみ「ちょっ! それ近づけるなっ!?
     それあんたがついさっきまで使ってたバイブでしょうが!!」

つかさ「音楽の前には些細なことだよ、お姉ちゃん」

ウィンウィン

バイブことマイクは、その振動とそれから発する音でその存在を高らかに主張していた。

つかさ「ほら、マイク、こなちゃんの分もあるんだよー。
     こなちゃんも歌、上手だもんねー」

バイブを両手に掴み、バイブ二刀流となったつかさがかがみに迫る。

つかさ「ううん? 三刀流だよ?」

股間のもう一つの『刀』を主張しながら。かがみににじり寄って行く。

つかさ「これからは三刀流の処女狩り『ノロイヨ・ツカサ』って呼んでね☆」

かがみに追い詰められたつかさは遂に宇宙からの電波を受信するまでに至っていた。
NHKと違って受信料は無料です。

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 14:48:52.78 ID:1GKpM6Uf0

狂気の目を宿して迫るつかさに、かがみは死の恐怖を感じた。
自らの、乙女という名の死を。

だから。

かがみ「つかさ、最後に一つだけ良い?」

つかさ「なあに、お姉ちゃん」

かがみ「ゾロの口に咥えてる三本目もアレだけど」

かがみ「あんたが今股間に装備しているそれも、ドラム叩いたら折れると思う」

つかさ「ありがとう、お姉ちゃん」

何がありがとうなのか。かがみにはこの時理解することは出来なかった。

そして。

百合の花が、散った。

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 15:14:36.64 ID:1GKpM6Uf0

朝。柊家つかさの部屋。
つかさに散々と弄ばれたかがみの姿が、そこにあった。

『天井の染みでも数えてたら直ぐに終わるから』

事に及ぶ前、そう呟いたつかさの声が忘れられない。
かがみはただ、天井を見つめていた。誰ともなしに、呟く。

ほぼ全くといっても良い程に、反響がなかったこのSS
でも、たぶんきっといやそうだったらいいな
こんな>>1よりももっと優秀な>>1

もっと楽しくて、読んだ人みんなが幸せになるような
そんならき☆すたSSを書いてくれることを信じて
今はただ静かに眠るとしよう──

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 15:16:12.19 ID:1GKpM6Uf0






まつり(柊家次女)「あ、かがみ部屋に居ないと思ったらつかさの部屋に居たの」

まつり「あ、昨日の夜中眠れなくってさー、あんたの部屋行ったんだけど」

まつり「そしたら、こんなの見つけちゃったんだけどさ……」

まつり(柊家次女)の手の中にはアナルバイブがあった。長めで奥の奥まで届く優れ物だ。

まつり「このこと、もうお父さんとお母さんには言っておいたから」

かがみ「(^p^)」

まつり「まあ、どうせ捨てられるに決まってるだろうから、
    下であんた抜きの家族会議やってる間に、あんたはそれで抜いてたら?
    ブフーッ!! 今のシャレ、面白くない? 面白くない?」

かがみ「(^p^)」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/08(土) 15:24:08.72 ID:1GKpM6Uf0

どんなに君を締め付けても
バイブは抜け落ちた

どうして あのドア
開けたのか
(後悔後に)建てずの塔

今は只 君を想い
苦笑するしかないのです

どうしてそれを
隠さなかったのか?
バイブの塔

今は只
君と一緒に 眠りたいと
思うだけです

バイブの塔 今は只
君と一緒に 眠りたい
眠りたい 眠りたい





おしまい



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