1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:13:47.11 ID:WN0OsYXk0
キョン「よう」
ハルヒ「遅い!!」
キョン「まだ十分前だぞ」
ハルヒ「もうみんな集まってるじゃない、キョン!あんたが最後よ!!」
キョン「ヘイヘイ・・・分かったよ」
古泉「あなたも毎回大変ですね」
キョン「そう思ってるなら少しは金を出してくれ」
古泉「あいにく交通費しか持ち合わせていません。今日もご馳走になります」
ハルヒ「じゃあ早速喫茶店に行くわよ!!」
キョン「はぁ・・・」 テクテク
みくる「キョン君いつもごめんなさぁい」
キョン「いえいえ、朝比奈さんはいいんですよ」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:14:52.30 ID:WN0OsYXk0
キョン「長門、今日は少しくらい遠慮してくれよな」
長門「・・・」 コクッ
キョン「よし」 ウィーンイラッシャイマセー
店員「ご注文はお決まりですか?」
ハルヒ「そうねぇ・・・あたしはコーヒーとたらこスパゲッティと、たこ焼きとチョコレートパフェお願い」
キョン「・・・」
古泉「僕はモーニングセットに、飲み物はカプチーノで」
キョン「俺はライスの小と水で」
みくる「あたしは・・・えっと、クラブサンドと紅茶にしますぅ」
キョン「もっと頼んでもいいんですよ」
みくる「いえ、あたしはこれで十分ですぅ」
キョン「そうですか」
長門「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:16:09.15 ID:WN0OsYXk0
キョン「長門はもう決まったのか?」
長門「・・・メニュー全品10人分。もちろん飲み物も」
キョン「いつもは23人分は頼むのに・・・珍しく遠慮してるのか?」
長門「先ほどあなたに言われたから」
キョン「そうか、俺の財布のことを心配してくれたんだな。いい子だぞ長門」 なでなで
長門「もっと頭を撫でるべき」
キョン「おっと、いつからそんな甘えん坊になったんだ長門は」 なでなでなでなでなでなで
ハルヒ「・・・・・・」
古泉「おやおや」
みくる「ふぇぇ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:17:16.80 ID:WN0OsYXk0
ハルヒ「ちょっとトイレ行ってくる」 ガタッ
キョン「ああ」
長門「あなたはもっと私の近くに寄るべき」
キョン「そうか?じゃあ遠慮なく」
古泉「ちょっとよろしいでしょうか」
キョン「ん、なんだ」
古泉「お二人の仲がよろしいのは構わないのですが・・・場所を考えていただけますか?」
キョン「なんのことだ?」
古泉「涼宮さんの目の前でそうイチャイチャされるとですね、彼女の精神状態に乱れが起きるのですよ」
キョン「ハルヒが?あいつは関係ないだろ。それに俺たちは別にイチャついてなんかないぞ」
古泉「周りから見ればそう見えるものです。少し自重してください」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:18:02.73 ID:WN0OsYXk0
キョン「なんだかわからんが、そうしとくよ」
長門「古泉一樹、今回はおとなしく従う。いや、従ってあげる」
古泉「チッ・・・お願いしますよ」
キョン「今舌打ちしなかったか?」
小泉「んふっ、何故僕がそのようなことを?」
キョン「いや、気のせいか」
〜一方その頃〜
ハルヒ「何よキョンったら。なに鼻の下伸ばしちゃって、ほんとにエロキョンね!」 ジョーーーーーーー
ハルヒ「てか有希も有希よ、あの子ったら今日は随分とキョンにくっ付いてるじゃない・・・」 ジョロロロロ・・・
ハルヒ「あーもう!!いらいらするわね!!」 チョロロロ・・・・・・ピュッピュッ
ハルヒ「なんとかしてキョンを懲らしめなきゃ気がすまないわ・・・」 カラカラカラカラ フキフキ
ハルヒ「・・・そうだ!」 ポチャン ジャアアアアアアアアアア
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:19:29.62 ID:WN0OsYXk0
キョン「そういえばハルヒのやつ遅いな」 ムシャムシャ
古泉「もうじき戻ってくるでしょう」 モグモグ
みくる「食事が冷めてしまいますぅ」 モクモク
長門「おいしい」 パクッごくん パクッごくん パクッごくん パクッごくん パクッごくん パクッごくん パクッごくん
キョン「長門、口にソースついてるぞ。拭いてやる」 フキフキ
長門「あなたはもっと私の口をフキフキするべき」 ごっくん
キョン「ホントに子供だな長門は」 フキフキ
長門「ついでにもう一度私の頭を撫でるべき」
キョン「長門は頭を撫でられるのが好きなんだな」 ナデナデ
古泉「ですからそういう行為をやめて下さい。ちょっと聞いてますか?オイ」
キョン「おっと、そうだったな」
ハルヒ「遅れてごっっっっめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
キョン「こら、店内で大声だすな」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:21:02.95 ID:WN0OsYXk0
ハルヒ「さーていただきましょ!」
キョン「ありがたく食えよ」
ハルヒ「うっさいわねー、遅刻したあんたが悪いんでしょ!!」
キョン「やれやれ・・・」
ハルヒ「ところでキョン、このたこ焼き美味しいわよ」
キョン「食っていいのか?そんじゃあもらうかな」 ヒョイ
ハルヒ(フフフ・・・何の疑いもく取ったわね・・・実はあのたこ焼きの中には一箱分の下剤が入ってるの)
長門「・・・」
ハルヒ(中にはあたしの生理レバーと尿とトイレ用具にある雑巾の絞り汁とマ○カスと涎と肛門付近に引っ付いてたチリ紙のおまけつき)
ハルヒ(さらに味を変えない為に、それらをオブラートでしっかり包んであげたらもう絶対にわからない・・・
あたしの準備周到さには惚れぼれするわ・・・) ゾクゾク
ハルヒ「さあキョン、さっさと食べちゃいなさい!!」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:22:04.15 ID:WN0OsYXk0
キョン「ああ」 パクッ モグモグ・・・
ハルヒ(ついに食べた・・・これで数時間後にはとんでもない腹痛が・・・・・・キョン、あたしをのけ者にした罰よ!」
キョン「え?何が罰なんだ?」
長門(途中で心の声が出てる)
ハルヒ「えっ!ああ、な、何でもないわ!こっちの話よ!と、それよりたこ焼き美味しいでしょ?」
キョン「ああ、そこそこ美味いな」
ハルヒ(フハハハ・・・ホントに馬鹿キョンね・・・)
長門(・・・涼宮ハルヒ、あなたの考えは全てお見通し。最初からあなたの行動は予測済み)
長門(彼がたこ焼きを口に含む直前に、中身だけを瞬間移動させた。代わりにその中身は朝比奈みくるのサンドイッチの
間に挟んでおいた。朝比奈みくるには申し訳ないが、彼を守るため犠牲となってもらう。諦めて)
ハルヒ「フフフフフ・・・」
古泉「ふぅ・・・やはり食後にはカプチーノですね」 ズズー
キョン「ライスうまい」 モグモグ
みくる「美味しいですぅ」 (・・・あれ?なんだか一瞬変な味が・・・気のせいかなぁ)
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:23:35.84 ID:WN0OsYXk0
〜そして数十分後〜
一同「ご馳走さまでした」
ハルヒ「それじゃあ午前中のペアを決めるわよ!」
古泉「では僕から」 スッ
古泉「印なしですね」
みくる「次はあたしが・・・」 スッ
みくる「あ。あたし赤い印ついてますぅ」
キョン(朝比奈さんと一緒でありますように!) スッ
キョン「・・・よっしゃ!印つきだ」
長門「・・・」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:25:12.83 ID:WN0OsYXk0
ハルヒ「・・・はい決まりね・・・さっさと出るわよ」
キョン(朝比奈さんと二人っきりなんて久しぶりだな) クイクイッ
キョン「どうした長門」
長門「あなたに一言伝えることがある」
キョン「どうしたんだ急に」
長門「何があっても冷静でいて。これ重要」
キョン「? ああ、わかったよ長門」 (なにを言うだすかと思ったら・・・何かの暗号か?)
ハルヒ「いい!?デートじゃないのよ!ちゃんと探しなさいよ!!」
キョン「言われんでもわかってる」
みくる「キョン君行きましょうか〜」
キョン「あ、そうですね」 (朝比奈さんと一緒フヒヒ良い匂いクンカクンカ)
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:27:02.62 ID:WN0OsYXk0
キョン「さて、これからどうしましょうか」
みくる「キョン君はどこか行きたいところはないんですかぁ?」
キョン「俺は特に決めてませんよ」
みくる「じゃあ新しいお茶の葉を買いに付き合ってくれますかぁ?」
キョン「もちろんです。朝比奈さんの行きたい所であればどこへでも」
みくる(あれ・・・お腹がグルグル鳴ってる・・・さっき食べたばっかりなんだけど・・・)
キョン「じゃあ商店街にでも行きましょうか」
みくる「は〜い」 (まぁいっか〜)
キョン「しかし久しぶりですね、こうやって二人だけで歩くのも」
みくる「そうですね〜」
キョン「あなたの口から未来人って出てきた時はほんとにびっくりしましたよ」
みくる「えへへ、そんなこともありましたねぇ〜ぴゃっ」 グルルッ
キョン「朝比奈さん?どうかしましたか?」
みくる「あ・・・いえいえ、何でもないですぅ」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:29:07.45 ID:WN0OsYXk0
みくる(ちょっと苦しいかも・・・トイレに行きたいなぁ) キュルキュル
キョン「なんか顔色が悪いですけど・・・大丈夫ですか?」
みくる「ふぇ!?だ、大丈夫です!心配しなくてもいいのです」
キョン「そうですか」(なんか様子がおかしいな)
みくる(うう・・・トイレに行きたくなってきましたぁ・・・でもちょっと恥ずかしいなぁ)
キョン「どうしたんですか?早く店に入りましょう」
みくる「あ、は、は〜い」(もう少しだけなら我慢できる・・・)
キョン「へ〜、たくさん種類がありますね」
みくる「そうなんですよぅ。いつもここで買ってるんです」
みくる「このお店の人に美味しいお茶の淹れ方を教えてもらってるんですぅ」
キョン「こだわってるんですね」
みくる「いつも皆さんに美味しいお茶を飲んでほしいので」
キョン「朝比奈さんの淹れたお茶なら右に出るものはありませんよ」
みくる「うふふ、ありがとうございまっ!」 ブポッ
キョン「どうかしましたか?」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:30:50.25 ID:WN0OsYXk0
みくる「い、いえ・・・何でもないですぅ・・・」 ビビビビビビビッ
キョン「そうですか?」
みくる「そうです・・・あ、これを買っていきましょう!うん!」
キョン「あ、はい」
キョン(やっぱりおかしい・・・)
みくる「さっ、買い物も済んだことだし、お店を出ましょうかぁ」 テクテク
キョン「は、はぁ・・・」
みくる(うう・・・お腹が痛いよぅ・・・)
キョン「さて・・・これからどうします?そこら辺ブラブラしますか」
みくる「そ、そうですね・・・ぐふうううううっ!!」 ギュルルルルルルルル
キョン「!?朝比奈さん?どうしました?」
みくる「あ・・・何でもないです・・・ほんとに何でもないですからぁ」
みくる(ああ、もうだめ・・・恥ずかしいなんて言ってられないよぅ・・・) プゥッ
キョン「やっぱりなんか変ですよ。ちょっと休憩しましょう」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:32:30.97 ID:WN0OsYXk0
みくる「いいの・・・心配しないで・・・」 プスゥー
キョン「こんな状況で心配しない奴がいますか!」
みくる「キョン君・・・ごめんね、ちょっとトイレに行かせてほしいの・・・」
キョン「トイレ?分かりました、そこにコンビニがあります。すぐに行きましょう」
みくる「まって!一人で行かせて・・・」 ガクガク
キョン「そんなこと言ったって・・・脚が震えてますよ!大丈夫、俺がおんぶして行きますから」
みくる「コンビニまですぐですから大丈夫ですぅ!」
キョン「あ・・・ああ・・・そうか・・・わかりました・・・・・・」
みくる「すぐ・・・すぐ戻ってきますから・・・」 ヨタヨタ
キョン(心配だな・・・一体どうしたんだ)
みくる(あと少し・・・あと少しでトイレに・・・) プリプリプリッ
ウイーン ピロリロリローン イラッサーセー
みくる「早く・・・もう・・・限界・・・・・・・・・・・・・」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:35:39.76 ID:WN0OsYXk0
キョン「朝比奈さん、なんとかコンビニに入ったようだが・・・」
キョン「一体何がどうなってんだろうか・・・もしかしたら・・・いやいやそんなことは無い!!」
キョン「あの朝比奈さんがそんなことになるわけが・・・!」
キョン「つわり・・・?はは、まさか・・・じゃあなんだ?尋常じゃない苦しみ方だったしな」
キョン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
キョン「はっっっ!!・・・そうか、そうだったんだ。畜生、そんなことも気づかないなんて・・・」
キョン「女の子の日か!」
キョン「いくら未来人だからって基本的には人間だ。朝比奈さんも生理があって当然だ。女にとっちゃ大変らしいからな・・・
それなら朝比奈さんがあんなに苦しんでいたのも説明がつく」
キョン「今ごろ朝比奈さんはスカートとパンツを下ろして血と大量のレバーで真っ赤になったナプキンを交換してるのかな」
キョン「ふむ・・・次は俺もトイレに直行しないとな。ゴミ箱にナプキンがあるかもしれん」
みくる(ああ・・・やっとトイレについたぁ・・・)
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:37:24.07 ID:WN0OsYXk0
みくる「だ、誰かいませんかぁ〜?」 「・・・・・・・・・」
みくる「よかったぁ・・・やっとウンチができる・・・」 キィー バタン
みくる「はぁ・・・はぁ・・・早く便座に・・・!!」 ガチャガチャ
みくる「ああ・・・!ベルトが引っかかって脱げないぃ!!」 ブブブブブ・・・
みくる「あと少しなのに!はぁっ!もう一ミリでも動いたら出ちゃう・・・あ・・・もう・・・だ・・・め・・・・・・」
ブリッ
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!ブジュッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!!ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
客A「な、なんだ!?」
客B「トイレから凄い音がしてるぞ」
レジ「お客さん、どうしました?」
客C「トイレから凄い轟音がするんだけど」
キョン「朝比奈さん遅いな・・・」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:38:13.20 ID:WN0OsYXk0
みくる「とまらないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
ブジュッ!ブシャッ!ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
客B「うわああああああああトイレのドアの隙間から茶色い物体があああああああ」
レジ「なんじゃこりゃああああああああああああああああ」
ドタバタドタバタドタバタ
キョン「ん?なんか騒がしいな・・・ちょっと行ってみるか」 テクテク
ザワザワ・・・ なんだなんだ これは酷い
ザワザワ・・・
くっせー すげぇ 自衛隊呼べ パシャッ
キョン「な・・・なんだこれは・・・朝比奈さんはどこに・・・」
みくる「いやああああああああああああああああああ」
キョン「はっ!あの声は」
キョン「朝比奈さーーーーーんどこですかーーーーーーーーー」
みくる「キョンくうううううううううううううううううううううううううん」
キョン「やっぱり店内にいるのか・・・て、なんだこりゃ・・・ウンコだらけじゃねえか」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:39:21.81 ID:WN0OsYXk0
キョン「しかしまだ中には朝比奈さんが閉じ込められて・・・ええい、どうにでもなれだ!」 ダッ
みくる「助けてええええええええええええええええええええええええええええ」 ブリブリ
キョン「朝比奈さん!どこですkくっせejgnblbyfhlaghtbt.knbdzjsdgjhgjkfsldhjjiiiojo」
みくる「キョ、キョン君!?助けてキョンくうううううううううううううううううううん」
キョン「グハッ・・・あ、朝比奈さん・・・今行きま・・・臭っ・・・糞っ・・・・・・ぐふっ」 ガクッ
みくる「キョン君どこにいるんですかあああぁ!!」
??「くぁw背drftgyふじこlp;@:」 シュウウウウウウ・・・
みくる「!!!!?な、なんですかこれ・・・・・・キュ〜ン・・・」
・
・
・
みくる「・・・・・・うぅ〜ん・・・ハッ!・・・ここは・・・いつもの公園?あれ、ウンコが無い・・・夢?」
??「気分はどうですか?」
みくる「ヒャイッ!・・・あ・・・」
みくる「どうして・・・どうしてあなたが?」
喜緑「ごめんなさい、遅れてしまって」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:40:11.82 ID:WN0OsYXk0
みくる「一体何がなんだか分かりましぇ〜ん」
喜緑「落ち着いて朝比奈さん。私は長門さんに頼まれてここに来たんです。」
みくる「どういうことなんですか?」
喜緑「長門さんは、涼宮さんと一緒に行動しなければいけないらしくて」
みくる「はぁ・・・」
喜緑「先程の脱糞事件予測し、あなた達を守るために来たのです」
みくる「そ、そんな!キョン君はどこにいるんですか!?」
喜緑「彼については・・・残念ながら・・・あなたの救助で精一杯でした」
みくる「そんな・・・じゃ、じゃあ今頃キョン君は・・・」
喜緑「いえ、多分命に別状はないでしょう。気を失っているだけだと思います。すぐに救急車が来ます」
みくる「よかったぁ・・・ありがとうございました。喜緑さんがいなかったら今頃・・・」
喜緑「大量のうんこでコンビニを破壊した美少女!!のタイトルで全国放送されるところでしたね」
みくる「・・・・・・」 ガタガタガタガタ
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:41:13.13 ID:WN0OsYXk0
みくる「あ・・・でもあたしがウンコを大量に放出するって、どうして知っていたんですか?」
喜緑「多分長門さんはこうなることを予測していたのでしょう。そうでないと私を呼ぶなんてありませんから」
みくる「そうなんですかぁ・・・でもなんであたしがあんな大量のウンコを・・・」
喜緑「そのことについて説明します」
喜緑「朝比奈さん、あなたは涼宮さんに下剤を飲まされていたんです」
みくる「ふえええええええ!?いいいつの間にそんな物を!?」
喜緑「あなたが喫茶店で食事をしている時です。あなたのサンドイッチの間に入れたのです」
みくる「そんなぁ酷いよぅ・・・で、でも涼宮さんがあたしのサンドイッチに入れる時間なんて・・・」
喜緑「それは長門さんの力です」
みくる「長門さんまでグルだったなんて・・・もう・・・誰も信用できないですぅ・・・」 ポロポロ
喜緑「泣かないで朝比奈さん。二人はあなたをいじめるつもりはありません」
みくる「嘘ですぅ!!」シクシク
喜緑「私も完全には把握出来ていませんが・・・あなたを標的にしたわけではないです。何故か成り行き上
そうなってしまっただけで」
みくる「それはそれで酷いですぅ・・・いつも惨めな役ばっかり・・・」シクシク
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:42:12.15 ID:WN0OsYXk0
みくる「あっそうだ、そういえばさっきのコンビニはどうなっちゃってるんですか?」
喜緑「見に行ってみますか?」
みくる「はぁい」 テクテク
・
・
・
救急車「う〜う〜」
ザワザワ・・・ おいおい何だこりゃ こっちにも人いるぞー
ザワザワ・・・ くっせー ザワザワ・・・
トイレ壊れたのかな 店がウンコで埋まってるぞ ザワザワ・・・ マジか・・・
みくる「・・・・・・」
喜緑「既に野次馬でいっぱいですね・・・」
みくる「これ・・・これ全部あたしのウンコなの・・・?」
喜緑「間違いなく、あなたの菊門から出たウンコです」
みくる「・・・キョン君はまだいるんですか?」
喜緑「もう救急車で運ばれています。命に別状はないでしょう」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:42:57.72 ID:WN0OsYXk0
みくる「はぁ・・・よかっt」
ハルヒ「ほら、有希も見なさい!!コンビニがウンコで埋まってるのよ!!すっごいわ!!」
みくる「えっ・・・す、涼宮さぁん・・・」
ハルヒ「ちゃんとカメラに収めたかしら?古泉君、これをSOS団のホームページに乗せましょう!!」
古泉「非常によろしいかと」
みくる「あ、あの・・・涼宮さぁ〜ん」
ハルヒ「ん?あらみくるちゃんじゃない。みくるちゃんもこのウンコ現場を見に来たの?」
みくる「あ・・・まぁ・・・はい・・・」
ハルヒ「あら?後ろの人って・・・確か一度部室に相談に来た人ね」
喜緑「お久しぶりです。喜緑です」 ペコ
ハルヒ「あーそうそう、黄緑さんね!思い出したわ」 喜緑「喜緑です」
みくる「えっと、さ、さっきそこであったんです」
ハルヒ「ふーん、そう。てかさっきからキョンが見えないんだけど。みくるちゃん、キョンはどこにいるの?」
みくる「ふぇ!?キョ、キョン君ですかぁ?え〜とう〜んと・・・」
ハルヒ「どうしたの?まさかみくるちゃん置いて探索さぼってるわけ!?」
長門「・・・」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:44:09.82 ID:WN0OsYXk0
みくる「ち、違いますぅ」
ハルヒ「じゃあどこにいるの?馬鹿キョンなんか庇う必要ないのよ」
みくる「あ、あのぅ・・・その・・・キョン君は・・・・・・そこのコンビニに・・・」
ハルヒ「え?よく聞こえないわ。もうちょっとはっきり言ってくれる?」
みくる「だからそのぉ・・・コンビニの中に入って・・・」
ハルヒ「えぇ?よく聞こえないわ」
みくる「キョ、キョン君はウンコだらけのコンビニの中に埋まってしまいましたぁ!!」
ハルヒ「!!な・・・なんですってええええええ!?」
みくる「ぐすっ・・・ホントですぅ〜・・・さっき救急車で運ばれましたぁ〜」
古泉「なんと言うことでしょう」
長門「・・・」
ハルヒ「そういうことは早く言いなさいよ!!急いで病院に行くわよ!」
古泉「涼宮さん、もうタクシーは手配しています!」
ハルヒ「さすが古泉君だわ!!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:44:56.73 ID:WN0OsYXk0
ハルヒ「みんな早く乗りなさい!!」
喜緑(私の任務はこれで終わりかしら?)ヒソヒソ
長門(喜緑江美里、あなたが付いていながら何故彼を守れなかったのか)
喜緑(ごめんなさい・・・彼の身体があまりにウンコに浸かり過ぎてて・・・さすがにキツかったの)ヒソヒソ
長門(言い訳は聞きたくない。彼を危険に晒した。絶対に許さない)
喜緑(それでもかなり頑張ったんだから。今回はレトルトカレー半年分で許してくれない?)ヒソヒソ
長門(そんな物に釣られると思っているの?これは私に対しての侮辱である。ますます許さない)
喜緑(さすがに許してくれないか・・・じゃあこのキョン君の使用済みの水玉パンツでも許してくれないわよね)
長門(今回の過酷な任務、本当に良くやってくれた。感謝している。今度カレーをご馳走する)
ハルヒ「有希、何してるの!!早く乗りなさい!!」
喜緑「それではさようなら」
長門「・・・」コク
ハルヒ「みんな乗ったわね?」
古泉「よろしいですね。では○○病院までお願いします」
新川「かしこまりました」 ブーン
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:46:01.89 ID:WN0OsYXk0
ハルヒ「キョンの奴・・・大丈夫かしら・・・」
古泉「やはり心配ですか」
ハルヒ「当たり前じゃない!あ、もちろんあたしは団長として心配してるだけだから」
古泉「わかってますよ」
ハルヒ「あら有希、頭に何被ってるの?水玉模様のバンダナかしら。それにしてもヨレヨレの布ね」
長門「・・・別に」
キッ
新川「到着いたしました」
ハルヒ「さあ行くわよ!!」
みくる「キョン君・・・大丈夫かなぁ・・・」
古泉「どうやら彼は数分前に着いたばかりらしいです。面会出来るかまだわかりません」
ハルヒ「仕方ないわね・・・もう少し待ちましょ。あたしはジュースでも買ってくるわ」
古泉「では僕はちょっと電話で席をはずします」
長門「・・・」
みくる「長門さぁん・・・ちょっといいですかぁ?」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:47:18.67 ID:WN0OsYXk0
長門「・・・なに?」
みくる「喜緑さんから聞いたんですけど・・・あたしのサンドイッチに下剤を入れたんですか?」
長門「・・・そう。彼女の発言に嘘はない」
みくる「酷いです!あたし大変だったんですよぅ・・・」
長門「その事に関しては私に責任がある。すまない」
みくる「どうしてあたしに飲ませたんですか?」
長門「先に言っておく。あなたは彼の身代わりになった」
みくる「身代わり・・・?よくわかりませぇん」
長門「今朝から、私は彼と共に行動することが多かった。涼宮ハルヒは、私と彼の親密さに嫉妬し、ある計画を立てた。
それは嫉妬心から、彼にお仕置きをするための行為」
長門「彼女は午前中、トイレに行ったのを覚えてる?」
みくる「喫茶店で一度・・・まさか、その時に涼宮さんが」
長門「そう。涼宮ハルヒは何故か下剤を持ち歩いていた。その下剤に+αを加え、手に隠したまま席に戻った」
みくる「+αってなんですかぁ?」
長門「知る必要はない。違う、知らないほうがいい」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:48:13.60 ID:WN0OsYXk0
みくる「それって一番相手に恐怖を与える言い方ですよぅ」
長門「それはさておき、席に戻った彼女は自分のたこ焼きに下剤を仕込み、彼に与えた」
みくる「ああ・・・そういえばキョン君にたこ焼き一個あげてましたぁ」
長門「そう。中に仕込まれたそれは、見事に彼の口に」
みくる「酷い・・・キョン君かわいそうですぅ・・・」
長門「私は最初から彼女の計画を把握していた。すかさず彼の口にある薬を消去しようとした」
長門「しかし、あいにく私は寝不足。何をするにも完璧なこの私が、考えられない凡ミスを犯した」
みくる「・・・それって」
長門「そう。消去するつもりが、あなたのサンドイッチに転送してしまったのである」
みくる「」
長門「それに気づいた私は、すぐに消去しようとした。が、あいにく私は現在口内炎。急に痛みが激しくなり、
口をまともに動かせなかった」
みくる「結局あたしは、その下剤をキョン君の代わりに飲んでしまったんですね・・・」
長門「そう。そして膨大なうんこについては、涼宮ハルヒがそれだけ強力であるように祈ったから」
みくる「あはは・・・」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:49:17.53 ID:WN0OsYXk0
長門「私は朝比奈みくるを陥れる気は無い。しかし、結果的にあなたにそうしてしまっただけ。わざとではない」
みくる「・・・そんな言い訳は通じません」
長門「信じて。私はあなたの中にあった下剤を取り除く努力をした。しかし、あいにく私は現在舌を火傷中。
激痛により、まともに口を動かせなかった。本当」
みくる「さっき口内炎って言った気がするんですが・・・」
長門「気のせい。とにかく今回の脱糞は私の責任もあるのは認める。許してほしい」 ぺこり
みくる「・・・もうそれでいいです」
長門「そう・・・よかった」 (上手くごまかした。私は本当に優秀。自分の頭脳がハイスペック過ぎて怖い)
みくる「長門さんはもう許しました」 (・・・どうせ嘘なんだろうなぁ・・・バレバレなのに・・・ハァ)
ハルヒ「ただいまー。はい有希、みくるちゃん、あたしのおごりよ」
長門「いただく」
みくる「わ、わぁ〜ありがとうございますぅ〜」
ハルヒ「あら?古泉君はどこにいるの?」
みくる「電話するので外に行きました。あ、ちょうど戻ってきましたぁ」
古泉「どうも」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:50:43.41 ID:WN0OsYXk0
〜そして一時間後〜
古泉「どうやら彼と面会が出来るようです。大した怪我もなさそうですね」
みくる「ほんとですかぁ〜?よかったぁ・・・」
ハルヒ「よし、じゃあ早速病室に行くわよ!!」
みくる「・・・・・・」
〜病室〜
キョン「よう・・・心配かけちまったかな」
ハルヒ「雑用の心配なんかしてないわよ。でも一応団員だからこうしてきてやっただけよ!」
古泉「お体は大丈夫ですか?なんでもうんこの中に埋まってたらしいじゃないですか」
キョン「はは・・・まぁとりあえず今日一日だけ安静にしてればいいとさ。ところで朝比奈さんはどうした?」
みくる「あたしならここにいますぅ」
キョン「よかった・・・朝比奈さんも無事だったんですか。でもあの店内からよく抜け出せましたね」
みくる「え?ああ・・・そのぅ・・・」
ハルヒ「何言ってんの?みくるちゃんは外にいたわよ?」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:51:47.05 ID:WN0OsYXk0
キョン「え?おかしいな・・・店の中から朝比奈さんの声が聞こえたはずなんだが」
古泉「はて、運ばれたのはあなた一人だけのはずですが」
キョン「そうか・・・。幻聴だったのかな」
みくる(キョン君・・・ごめんなさい)
長門「・・・」
ハルヒ「とにかく、あんたには一日だけ休養の許可をあげるわ!明日はちゃんと学校に来なさいよ!!」
キョン「ああ、わかってるよ。てか長門、お前頭に何巻いてんだ?なんか見覚えがある水玉柄だな」
長門「オシャレなバンダナ。気にしないでいい」
キョン「そうか」
古泉「では僕らはそろそろ帰りましょうか」
ハルヒ「そうね。必ず来なさいよキョン!」
長門「また明日」
みくる「さよーならぁ」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:53:00.71 ID:WN0OsYXk0
〜帰り道〜
古泉「しかし今日のあのうんこはどこから出たんでしょうねぇ」
ハルヒ「あの量は人間が出せるわけないわ。例えば巨大な地底人がお尻を地上へ向けて一気にうんこを放出したとかどうかしら」
古泉「その仮説が有力でしょう」
ハルヒ「だとしたらその動機ね・・・なんのためにそんなことを・・・ただのイタズラかしら」
古泉「きっとそうですね」
ハルヒ「それともこの地球をうんこで埋め尽くそうとしてたのかも!!」
古泉「なるほど。それも考えられますね」
ハルヒ「そうだ!今回の事件を題材に、次の文化祭で映画を作るってのはどう!?」
古泉「それは素晴らしいアイデアかと」
ハルヒ「地底人のうんこから地球を守る壮大なSF作品ってのはどうかしら?」
古泉「なんとも斬新なストーリーです」
みくる「・・・・・・」
長門「・・・・・・」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:54:07.47 ID:WN0OsYXk0
なぜか帰り道にキョンがいることになってしまった
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:54:49.44 ID:WN0OsYXk0
テクテク
ハルヒ「じゃあみんな、また明日ね!!」
古泉「では失礼します」
みくる「さよーならー」
長門「・・・」 コクリ
長門「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
テクテク
長門「・・・・・・・・・」 スッ
古泉「さて、涼宮さんはもういませんね。今回の事件の真相を教えていただけますか?」
長門「了解した」
みくる「あたしもいますよぅ」
長門は、今回の事件について全て話した。所々で朝比奈みくるも説明し、古泉を絶句させた。
事件の発端、大量のうんこの製造主、朝比奈みくるの救いようの無い被害者っぷり、
最近の長門のマイブームはガンプラだということ、そして、SS作者による朝比奈みくるの扱いに、
古泉は涙を浮かべるのであった。
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:55:43.40 ID:WN0OsYXk0
長門「・・・・・・これが今回の事件のすべて」
古泉「・・・なるほど。これは大変でしたね朝比奈さん。僕ともあろうものが、同情の涙を流さずにはいられませんでした」 ぐすっ
みくる「古泉君・・・いいんです、もう過ぎたことですから」
長門「そう。事件はこのまま終息を向かえると思われる。私達は何もしなくていい」
古泉「そうですね、これ以上僕らが出来ることはありません」
長門「では解散する」
古泉「はい。今日はお疲れ様でした。では」 スタスタ
みくる「・・・・・・」
長門「・・・何故帰らない?」
みくる「長門さん・・・あの・・・多分、許してはくれないでしょうけど」
長門「・・・何?」
みくる「あ、あたし・・・涼宮さんに・・・・・・涼宮さんに仕返しがしたいんです・・・!」
長門「それは出来ない。それは自分の・・・私達の存在そのものを脅かす行為」
みくる「わかってますぅ!でも・・・でも、あたしはもう我慢できません!!」
長門「朝比奈みくる、今のあなたは正常な判断が出来ない状態。冷静になるべき」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:56:35.38 ID:WN0OsYXk0
みくる「本気です!涼宮さんのせいで・・・キョン君があんな酷い目に・・・」
長門「・・・・・・あなたが涼宮ハルヒに被害をもたらそうとするならば、私はあなたの行動を阻止しなければならない」
みくる「な、長門さん・・・・・・お願い・・・あたしの邪魔をしないで・・・」
長門「もう一度言う。朝比奈みくる、今すぐ発言を撤回するべき。忠告を無視するならば・・・」 ヴゥ・・・ンッ
みくる「ひっ・・・!て、手が刃物のように・・・」 ガタガタガタ
長門「肉の塊にする」 スッ
みくる「ひいいいいいいいいい」 ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
長門「早急に発言を撤回せよ」
みくる「ああ・・・あああああ・・・い、い、嫌ですぅぅぅぅ!!あたしは絶対仕返しするんですぅー!!!!」 ババンッ
長門「・・・・・・そう」
みくる「・・・」ガタガタガタガタガタガタ
長門「朝比奈みくる」
みくる「ひゃ、ひゃいっ」 ブルブルブルブルブル
長門「あなたのその揺るぎない意志。受け取った」
みくる「・・・ふぇ?」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:57:31.11 ID:WN0OsYXk0
長門「もうあなたの邪魔はしない。涼宮ハルヒの復讐を許す。古泉一樹には私が説明しておく」
みくる「ふぇええええええええええええええええええ!?」
長門「私は涼宮ハルヒの力を全力で防ぐ。あなたはあなたの思う行動を取れ」
みくる「な、長門さん・・・ありがとう・・・!」 ウルウル
長門「あなたのような人・・・嫌いじゃないぜ!!」 ビシッ
みくる「あたし頑張ります!」
長門「頑張って」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 18:59:14.46 ID:WN0OsYXk0
この日、朝比奈みくるは長門有希の部屋に泊まることにした。
今回の事件によって、宇宙人と未来人との距離が縮まったのは確かだ。
お互いまったく別の世界の者でありながら、彼女らの会話が途切れることは無かった。
普通の女子高性のように、他愛も無い会話を心から楽しんだ。
それぞれが住んでいた世界のこと。クラスのこと。友達のこと。SOS団のこと。
本来ならば、お互いけん制する敵同士といっても過言ではないはず。しかし二人の間には、もうそんな壁は存在しない。
共に夕飯を食べた。その日の晩御飯は、長門特製カレーライス。
とびっきりスパイシーなカレーだ。なんでもスーパーでカレーの妖精に出会ったらしい。
ただあまりに辛く、食べ終わった時にはみくるは全身を痙攣させながら倒れていた。
もちろん風呂も一緒に入った。長門が気を利かせて、湯船に唐辛子を浮かべていた。唐辛子風呂である。
客人に対するおもてなしの心だそうな。
二人が出てくる時には、何故かみくるの身体が真っ赤になって、「皮膚がヒリヒリするぅ〜」と嘆いていた。
寝る前までの一時間程、みくるの携帯でテレビを見ていた。
長門は世間の常識には若干疎いようだ。なので主にニュースを見ていた。
どうやら今の時期は、ふんどし祭りなるものが開催されているとのこと。長門はふんどしに興味を
持ったらしく、ワンセグ画面に釘付けだった。そしてその日は一緒の布団で眠ることにした。
ただ、みくるが一つ気になっていたことは、寝る時まで頭に水玉模様のバンダナらしき布を巻いていた。
長門のお気に入りなのだろうか。
しかも長門は寝言が酷いらしい。なんでも、夜中にずっと「この馬鹿野郎〜」と言い続けていたという。
そんなこんなで朝が来た。
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 19:01:06.80 ID:WN0OsYXk0
みくる「長門さぁ〜ん、起きて下さぁい」 ポンポン
長門「・・・・・・おはよう」 ムクッ
みくる「おはようございますぅ」
長門「・・・良い匂い」 くんかくんか
みくる「えへへ、朝ご飯作ったんです」
長門「良くやった。あなたは将来素敵な嫁になる」
みくる「そんなぁ、照れますよぅ///」
長門「では早速朝食を・・・!・・・・・・これは」
みくる「え?どうかしましたかぁ?」
長門「・・・・・・あなたは何も理解していない」
みくる「え、あたしなにか変なことを・・・」 ビクッ
長門「何故ご飯がテーブルに乗っているの?」
みくる「あ、あの・・・なんでって言われても・・・」
長門「私は朝は必ず食パンと決めている。勝手に私のライフスタイルを変えないでほしい」
みくる「ふぇぇ、ご、ごめんなさい・・・で、でも昨日のうちに言ってくれれば・・・」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 19:02:08.75 ID:WN0OsYXk0
長門「何故いちいちそんなことを言わなければならないのか」
みくる「ごめんなさぁい・・・」
長門「どうしてくれる。この私のパンを食べたいという欲求をどうしてくれる」
みくる「あ、あの・・・一応パンもありますけど・・・」
長門「知っている。パンがあること知っている」
みくる「焼きましょうか?」
長門「焼きなさいよ」
みくる「ハ、ハイ」 (あれ?なんであたし怒られてるんだろう・・・泣きたくなってきた)
長門「ところで朝比奈みくる。涼宮ハルヒの復讐の件で話がある」
みくる「あ、そういえば具体的に何をするか言ってなかったですね」
みくる「えっと、昨日のあたしが受けたことと同じことをしようと思ってます」
長門「涼宮ハルヒに下剤を飲ませるということ?」
みくる「はい。隙を見て、涼宮さんのお茶に下剤を混ぜるんです」
長門「それは復讐というにはあまりにヌルい」
みくる「あ、あまり酷いのもなんだかかわいそうですし・・・なんだかんだお世話にもなってるし・・・」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 19:03:55.35 ID:WN0OsYXk0
長門「あなたの長所は優しいところ。そして短所は優し過ぎるところ。もっと思い切った方がすっきりする」
みくる「いえ、これでいいんです。あたしの最初で最後の抵抗ですから」
長門「了解した。では学校に向かうとする」
みくる「あ、は〜い」
〜学校〜
キョン「うーっす」
国木田「おはようキョン」
谷口「WA」
キョン「おう」
ハルヒ「・・・ちゃんと来たわね」
キョン「ああ。昨日の夕方には家に帰れてな。どこも変なところは無いそうだ」
ハルヒ「ふーん、以外に丈夫なのね。あんなに大量のうんこの中に埋まってたのに」
キョン「それを思い出させるな・・・気分が悪くなってくる」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 19:05:54.74 ID:WN0OsYXk0
〜昼休み〜
谷口「WAWAWAWA、WAWAWAW?WAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWA。WAWAWAWAWA」
国木田「ああ、それ僕もニュースで見たよ。酷い量のうんこだったらしいね」
谷口「WAWAWWAWA、WAWAWAWA。WAー、WAWAWAWAーWAWA?WAWA!」
国木田「まさか。多分トイレの管が破裂したとかじゃないかな?」
キョン「おい、飯食いながらうんこの話をするな」
谷口「WAWAwwwww。WAWAWAWAWAWA?WAWA?M∀M∀M∀M∀M∀M∀wwwwwwwwっうぇ」
国木田「谷口、それはないと思うよ」
キョン「やれやれ・・・」 (でも谷口の言ってることもありえるな・・・長門に聞いてみるか)
〜放課後〜
ハルヒ「あたしは掃除当番だから先に行ってなさい!!」
キョン「ああ」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 19:07:06.48 ID:WN0OsYXk0
キョン(とりあえず長門なら昨日のうんこのことも何かしら知ってるかな) コンコン
「・・・・・・」 ガチャッ
キョン「よう長門。まだ誰も来てないようだな」
長門「・・・」 コク
キョン「ちょっと聞きたいことがあるんだが」
長門「知っている。昨日のうんこ事件のこと。あなたにも話しておいた方がいい」
キョン「やはりな・・・なるべく簡単に頼むぜ」
長門はキョンに、昨日の事件の内容を大まかに伝えた。涼宮ハルヒがたこ焼きに下剤を仕込んだこと。
それを長門が阻止したこと。代わりに朝比奈みくるが犠牲になったこと。コンビニを破壊するほどのうんこは
全て朝比奈みくるが出したということ。その彼女が、涼宮ハルヒに仕返しをしようとしていること。長門がその計画を
黙認すること。朝比奈みくるのオッパイが釣り鐘型だということ。今日の朝比奈みくるの下着は水色だということ。その他色々。
すべての話を聞いた後、キョンはしばらく呆然としていたのだった。
キョン「・・・・・・なんてこったぃ・・・朝比奈さんの乳首は黒豆か」
長門「そう」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 19:09:09.03 ID:WN0OsYXk0
キョン「しかし長門、ハルヒに仕返しなんて本当にするつもりなのか?なんだかハルヒに見破られて逆に酷い目に
あいそうな気がするんだが」
長門「その心配はない。私が彼女の能力をなんとか抑えておく」
キョン「意外だな。まぁたまにはあいつにお灸をすえるのも悪くないな」
長門「決行日は今日。あなたはいつも通りの態度でいて」
キョン「分かったよ」 ガチャッ
みくる「皆さんこんにちわぁ」
キョン「あ、ど、どうも。昨日は色々お騒がせしました」
みくる「いえいえ良いんですよぉ。それよりもう体は大丈夫なんですかぁ?」
キョン「ええ、おかげさまで。おっと、じゃあ廊下に出てますね」
みくる「はぁい」 バタン
長門「・・・朝比奈みくる、彼にもあなたの計画内容を伝えた」
みくる「ふぇ?キョン君に言っちゃったんですか?あ、でも良いって言ってくれたんですねぇ。よかったぁ」
長門「今朝、古泉一樹にも了承を得た。邪魔をする者はいない。頑張って」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 19:11:59.29 ID:WN0OsYXk0
みくる「ありがとうございます!よ〜し、頑張るぞぉー。キョンく〜ん、入っていいですよぉ」 ガラ
キョン「やっぱりメイド服が一番似合ってますね」 ムフー
みくる「キョン君もあたしの計画をしってたんですねぇ」
キョン「ええ、他にも色々聞きましたよ。昨日のうんこは全部朝比奈さんから出たものだということもね」
みくる「もうっ、それは女の子の前で言っちゃいけません!!/////」
キョン「はははは、デリカシーが無かったですね。それにしてもホント大量でしたねー」
みくる「んもーー!キョン君のバカバカー/////////////」 ポカポカポカポカポカ
キョン「アハハ痛いですよ朝比奈さんアハハハハハ」
長門「・・・」イライライライライライライライライライライライラ ガチャッ
古泉「やあ、どうも」
キョン「よう。お前も今日のことは長門から聞いたんだよな」
古泉「ええ、なんとか機関の皆さんにもなんとか了承を得ました。まったく、大変でしたよ」
みくる「みなさんに迷惑かけちゃって・・・本当にごめんなさい」
古泉「いえいえ、長門さんの協力があれば大した大事には至らないでしょう」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 19:14:44.87 ID:WN0OsYXk0
キョン「ところで朝比奈さん、下剤の用意は出来てるんですか?」
みくる「はぁい。これを使いますぅ」 ガサゴソ
古泉「なんと・・・随分強力なものを用意しましたね」
キョン「なんだ?そんなに凄い薬なのか?」
長門「これは海外のアングラサイトでしか入手できない下剤。これを一粒飲めば、僅か数分で波が来る。
噂では、この下剤を使用する処刑があるという。地獄の苦しみを与える天下無敵の下剤。」
キョン「やばすぎワロタ」
みくる「苦労したんですよぅ」
長門「このような入手困難な代物を一日で手に入れるあなたの根性に・・・乾杯」
古泉「乾杯」
キョン「乾杯」
みくる「ふぇえ」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 19:16:21.44 ID:WN0OsYXk0
バーンッ!
ハルヒ「ごっめーん、遅れちゃったわね!!」
キョン「おう」
古泉「こんにちは、涼宮さん」
みくる「こんにちはぁ〜」
長門「・・・」
ハルヒ「早速だけどみくるちゃん、お茶頂戴!思いっきり熱いやつね!」
みくる「あ、はぁい」 (キタ、ばれないように入れなくちゃ・・・) カチャカチャ
古泉「朝比奈さん、僕の分もいただけますか?」
キョン「俺もお願いします」
長門「ならば私も」
みくる「わかりましたぁ・・・あ、そういえば」
ハルヒ「どうしたのみくるちゃん」
みくる「ごめんなさぁい、あたし皆さんの湯のみ洗い忘れてました〜」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 19:20:50.62 ID:WN0OsYXk0
ハルヒ「先週の金曜日に洗ってなかったの?しょうがないわねー」
みくる「す、すぐ洗ってきますぅ」 ガチャガチャ
ハルヒ「そこまでしなくていいわ。棚に紙コップ入ってるでしょ?それ使いなさい」
みくる「すみません、じゃあもうちょっと待ってくださぁい」
みくる(あたしったら、つまんないミスしちゃったぁ。いけないいけない) カチャカチャ
古泉「では今日も一勝負しますか」
キョン「いつもみたいに負けさせてやるかな」
長門「・・・」 ペラ
ハルヒ「さてと、早速昨日のうんこ事件の真相を調べよっかなー」 カチ カチ
キョン「うーむ・・・ここをこう打って・・・」 パチ
古泉「ほほう、なかなかやりますね・・・では僕は・・・」 パチ
長門(・・・この本はなかなかユニーク。作者のキャラクター愛を感じる) ペラッ
コポポポポポ・・・
みくる(えっと、これがキョン君の分で、これが古泉君の、これは長門さんので・・・これが・・・涼宮さんの分っと。
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 19:24:14.53 ID:WN0OsYXk0
よし、これで準備が出来た。あとはこの海外の強力な下剤を入れて・・・) サラサラー
ハルヒ「みくるちゃん、まだなの?」
みくる「あ、はぁいもうすぐですぅ」 (完成・・・!いよいよこの下剤入りのお茶を・・・) コンコン ガチャッ
鶴屋「おいっすーハルにゃーん」
ハルヒ「あら、鶴屋さんじゃない。遊びに来たのかしら」
みくる「鶴屋さんどうしたんですかぁ?」
鶴屋「んにゃ、ちょいとみくるに用事があってねっ!少ーし借りてっていいっかな?」
ハルヒ「いいわよ!」
みくる「えっと、なんですかぁ?」 テクテク
鶴屋「あんねっ、今日の宿題の・・・」 ペチャクチャペチャクチャ
〜十分後〜
キョン「ん?そういえばお茶が来ないな」
古泉「そうですね。おや、鶴屋さんが来ていたのですか」
キョン「ゲームに夢中で気づかんかった」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 19:25:03.62 ID:WN0OsYXk0
長門(・・・喉が渇いた。まだ彼女は話し中。仕方ない) パタン スクッ
キョン「お、どうした長門」
長門「このままではお茶が冷めてしまう。私が運んでくる」
キョン「ああそうか、頼む」
長門(朝比奈みくる) ボソ
みくる「あ、ごめんなさぁい、もう少しで終わりますから」
長門(いい。私が代わりに運んでおく。涼宮ハルヒのコップを教えて) ボソボソ
みくる(いいんですか?ありがとうございますぅ・・・えっと、涼宮さんのコップは白い紙コップですぅ) ボソボソ
長門(了解した。これであなたの仕返しは成功する) ボソボソ
みくる(長門さん・・・感謝します) ボソボソ
長門(気にしないで) ボソボソ
ハルヒ「みくるちゃん、まだお茶出来てないの?」
長門「私が今持っていく」 スッ
ハルヒ「あらそう、じゃ、お願いね」
長門(さて、涼宮ハルヒのコップは白い紙コップと言っていた・・・)
88 名前:さる食らった・・・[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:05:31.95 ID:WN0OsYXk0
長門「・・・・・・」 (なぜ五つとも白い紙コップのだろう。私は何か聞き間違えたのだろうか)
ハルヒ「なに固まってんの有希。早く持ってきてちょうだい」
長門「わかった。今持っていく」 (誰が誰のか全くわからない・・・・・・あ。)
長門(そういえば先程湯のみがどうのこうのと言っていた気がする。しかし私は本に夢中で覚えていない)
ハルヒ「ねぇー有希ったら、何やってんの?おーい」
長門(もう一度聞かなければ) テクテク
みくる「そうなんですかぁ、うふふ・・・ふぇ?長門さんどうしましたぁ?」
長門(五つとも白い紙コップ。あれではいくら私でも判別不可能。) ボソボソ
みくる(え?・・・あ、そうか。ごめんなさい、全員紙コップなの忘れてましたぁ) ボソ
ハルヒ「有希ったら遅いわね・・・」 スクッ 「あら?」
ハルヒ「なーんだ、もうお茶出来てるんじゃない。さっさと出してほしいわ」 スッ
みくる(横一列に並べてたから・・・真ん中のコップが涼宮さんの分ですぅ) ボソボソ
長門(真ん中のコップが涼宮ハルヒの分。理解した)
ハルヒ「ついでにみんなの分も持ってってあげましょ」 カチャカチャ
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:10:29.25 ID:WN0OsYXk0
ハルヒ「はい、古泉君」 コトッ
古泉「おやおや、団長様の手から直接いただけるとは」
ハルヒ「たまにはこういうこともしないとね! ほらキョン、アンタもありがたく頂戴しなさい!」
キョン「へいへい感謝しますよ」
ハルヒ「素直でよろしい」
長門(ではお茶を配りに戻る) ボソボソ
みくる(ハイ、お願いしますねぇ) ボソボソ
長門(一番真ん中・・・一番真ん中・・・) テクテク スッ・・・
長門(・・・・・・・・・・・・何故コップがなくなっているの?)
ハルヒ「もう有希ったら、あんまり遅いからあたしがみんなの分を持っていったわよ!」 ズズーッ
長門「・・・なんということ。私がいない間にそんなことが」
ハルヒ「有希の分も椅子に置いといたから」 ズズーッ プハー
長門「わかった・・・」
長門(これは私の完全なミス。どうすればいい。誰のコップに下剤が入っているの?)
みくる「それじゃあ鶴屋さん、また明日〜」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:14:36.19 ID:WN0OsYXk0
鶴屋「ほぃっさー!そんじゃねハルにゃん!」
ハルヒ「あら帰るの?またねー!」
みくる「ふぅ・・・ごめんなさぁい話が長くなっちゃいましたぁ」
ハルヒ「別にいいわよ!みくるちゃんの席にお茶置いてあるから!」
みくる「ありがとうございますぅ」 (長門さん、ちゃんと配ってくれたんだぁ。今頃下剤入りのお茶は涼宮さんが・・・)
長門(さてどうしたものか。下剤入りのお茶の行方は誰も分からない。もしかしたら私のお茶に入っているかもしれない。
または彼のお茶かもしれない。運がよければ、涼宮ハルヒの所に渡っているかもしれない。だがそれも五分の一の確率。)
みくる「長門さぁん」 テクテク
長門「・・・何?」
みくる(無事に下剤入りのお茶を涼宮さんに渡してくれてありがとうございます) ボソ
ドキッ
長門(・・・私はあなたに感謝されるようなことはしていない。何故なら、私は皆に配っていn)
みくる(お茶を配っただけ。ですよね?それだけでも十分あたしに協力してくれたんですから。感謝してますよ) ボソ
長門(そうではない。話を聞くが良い。聞くが良い) ボソ
みくる(そんな謙虚な長門は、長門さんらしくないですよっ☆) ボソ
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:17:45.80 ID:WN0OsYXk0
長門(・・・・・・)
ハルヒ「有希、みくるちゃん、何二人でヒソヒソ話してるの?気になるわねぇ」
みくる「あ、なんでもないですぅ。それじゃあまた後で」 テクテク
長門「あ・・・」
長門(・・・・・・結局本当のことを言えなかった)
キョン「ふう・・・いやー、やっぱり朝比奈さんの淹れてくれたお茶は最高です」 ズズー
古泉「まったくです。最高級の茶葉にも劣りませんね」
みくる「えへへ、そんなぁ」
長門(既に彼と古泉一樹は飲んでしまっている。しかし特に変化はない模様。おそらく二人のお茶には入っていない。
これにより、確率は三分の一・・・これは怖い)
ハルヒ「やっぱり昨日のうんこ事件はトップニュースになってるわ」 ゴクッゴクッゴクッ
みくる(全部飲み干した!これで数分後には・・・フフフフフフフフフフ・・・)
ハルヒ「プハーッ!うん、あいかわらずいい味だわ!!」
みくる「ありがとうございますぅ」 (あたしの勝ちだ・・・!)
長門(ついに涼宮ハルヒも飲み切った。残るは私と、朝比奈みくるのみ)
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:20:35.52 ID:WN0OsYXk0
みくる「それじゃあたしも飲もうかなぁ」 ズズーッ
長門(朝比奈みくるは、彼女が下剤入りを飲んだと思っている。本当は誰が飲んだか分からないのに)
みくる「ふぅ、おいしいですぅ」
長門「・・・」
みくる「ところで涼宮さぁん、おトイレなんか行きたくないですかぁ?」
ハルヒ「へ、なんで?別にまだ大丈夫よ。連れションでもしたいの?」
みくる「うふふ、別に深い意味はないですよぅ」 ニヤニヤ
ハルヒ「変なみくるちゃん」
みくる「あ〜、なんだか部室が匂うなぁ〜。ちょっと換気しますねぇ」 すっ
ハルヒ「そう?この部室がカビ臭いのはいつもどおりでしょ?まぁたまには空気の入れ替えもしないとね」
みくる「そうですねぇ〜今日はカビとはまた違う匂いがするのでぇ〜」
長門(朝比奈みくるは少し調子に乗り始めている。以外と陰険)
みくる「あー、外の空気がおいしーなぁー」 ニヤニヤ
ハルヒ「みくるちゃん今日は機嫌がいいわね。何かいいことでもあったの?」
みくる「えぇ?そんな風に見えますかぁ?いつもと同じようにしてたのにー。なんで分かっちゃうのかなー」 ニヤニヤ
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:23:54.55 ID:WN0OsYXk0
長門(ウザッ)
キョン(おい長門) ボソ
長門(何?)
キョン(あとどれくらいで効果が出てくるんだ?) ボソ
長門(おそらく後一分程で腹痛に見舞われる)
キョン(そうか。しかし朝比奈さんもワクワクしてるんだろうな。さっきからスキップで移動してるぞ) ボソ
長門(彼女は心理状態が思いっきり外に出るタイプ)
キョン(だな。でもあんまりあからさまだと、ハルヒが何か感づくんじゃないか?) ボソ
長門(涼宮ハルヒが感づいたところであまり意味は無い。何故なら、下剤入りのお茶を飲んだ者が涼宮ハルヒとは限らないから)
キョン(それもそうか・・・ん?ちょっち待て、もう一度言ってくれ) ボソ
長門(彼女は心理状態が思いっきり外に出るタイプ)
キョン(もっと後だ)
長門(涼宮ハルヒが感づいたところであまり意味は無い)
キョン(その次だ)
長門(下剤入りのお茶を飲んだ者が涼宮ハルヒとは限らないから)
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:28:24.10 ID:WN0OsYXk0
キョン(・・・・・・どういうことだ。おい、どういうことだ。なぁ、長門さん、どういうことなんですか)
長門(そのままの意味。涼宮ハルヒが下剤を飲んだという保障は無い)
キョン(おいおい・・・それってハルヒが気づいて飲まなかったってことか?)
長門(違う。涼宮ハルヒはこのことを知らない。)
キョン(ハルヒじゃなくて別の誰かが飲んでしまったかもしれんってことか?)
長門(そう。コップを配る際に、その下剤入りの行方が分からなくなった)
キョン(マジかよ・・・)
長門(とにかく、あと十数秒で誰が飲んだかわかる)
キョン(いや、なんでそんな重大なミスを俺たちに言わなかtt)
ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ
キョン「な、なんだ?」
古泉「おやおや・・・」
ハルヒ「・・・え?」
みくる「・・・ぐっ・・・・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」 グルル
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:30:31.12 ID:WN0OsYXk0
長門「・・・どうやら当たりクジを引いたのは、またもや彼女。なんともウンがいい」
キョ古ハル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
キョン「・・・え、えーと・・・すまん、我慢できなくてな・・・つい屁こいちまったよ」
ハルヒ「・・・あ・・・あーそうね!そうそう。キョン!あんたいきなり屁ぶっ放してんじゃないわよ!!」
古泉「はは、下品ですね・・・」
キョン「いやー、ホントにすまんな!最近肛門がゆるくて困るぜ!ヘヘヘッ」
長門「ふむ」
ハルヒ「臭い臭い!みくるちゃん、キョンのせいで部屋中くっさいわ!窓全開にしてちょうd」
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ
キョ古ハル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
古泉「申し訳ありません・・・今度は僕が放屁してしまいました。んふっ、困ったものです」
キョン「そーだよなー!!こら古泉!あんなにデカイ屁をするな!!」
ハルヒ「レディーの前なのにもーやんなっちゃうわーうちの男子ったらほんとに下品ねー」
長門「ほう」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:34:53.67 ID:WN0OsYXk0
ハルヒ「さ、みくるちゃん!この二人に文句言っちゃいなさい!!」
みくる「・・・ぐぐっ・・・・・・ふぅっ・・・ふぅっ・・・・・・なんで・・・」 ブッブッ
キョン「どうぞ、俺たちを怒ってください!」
古泉「さあさあ僕はいつでも耳を傾けましょう!」
みくる「だ・・・だめ・・・・・・助・・・け・・・・・・て・・・」 ブゥー ビチッ
キョ古「!!」
ハルヒ「あー!なんだかトイレ行きたくなっちゃった!!みくるちゃん、連れションよ!!」 グイッ
みくる「いやあああああああああ動かさないでえええええええええええええ出ちゃうううううううううう」 ブリッ
ハルヒ「!! キョン、古泉君、二人とも出て行きなさい!!」
キョン古「アイアイサー」 すっ スタスタ バタン
みくる「ああああああああ助けてえええええええ助けてええええええええええええええええ」 バタバタ
ハルヒ「みくるちゃん、あなたうんこ我慢してるんでしょ!トイレ行ける!?あたしがおぶってあげる!」
みくる「駄目えええええ間に合わないいいいいいいいいいいいいいい」 ブブブブブブ
ハルヒ「すでにパンツに染みが・・・しょうがない、有希!そこにあるレジ袋持ってきて!!」
長門「了解」 ガサガサ
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:39:58.78 ID:WN0OsYXk0
ハルヒ「もうこれしかないわ!みくるちゃん、この中にしちゃいなさい!!」
みくる「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!・・・・・・・・・!・・・・・・・・・・・・・・・!」 ブリッ
ハルヒ「え?何?有希と話したい?ちょっと待ちなさい!有希!!みくるちゃんが呼んでるわ!」
長門「朝比奈みくる、どうしたの」 スッ
みくる「・・・d・・し・・・・・・t・・・あた・・・・・・こんな・・・・・・・」 ブルブルブルブル
長門「よく聞こえない。もう一度」
みくる「どう・・・して・・・・・・あ・・・たしがこんな・・・目に・・・」 ポロポロ
長門「ごめんなさい。みんなのお茶を運んだのは私ではなく、涼宮ハルヒ」
みくる「!!!!!!な・・・なんで・・・」
長門「大したことではない。私がお茶を配るのが遅かったため、あなたと話をしている間に彼女が代わりに配った。
そう、ランダムに。その時点で誰が当たりを持っているか分からなくなった。結果、運悪くあなたに当たった。」
長門「それだけの話。よくある話。退屈な話」
みくる「・・・・・あ・・・ああ・・・・・・そ・・・ん・・・・・・な・・・・・・」 ビチッ
ハルヒ「二人ともなんの話をしてるの!?もう限界だわ、さあ!この袋に出しちゃいなさい!!」 ガササッ
長門「しかし、なぜこうもあなたはこんな役回りなのか」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:42:46.05 ID:WN0OsYXk0
長門「私の身の周りで、あなた以上の不幸な人間はいない。本当にかわいそう」
みくる「長門さん・・・・・・能・・・力で・・・・・・うんこ・・・を・・・・・・消し・・・て・・・・・・・・・・」 ビッビッビ
長門「それは出来ない。あいにく、昨日から親不知が痛くてまともに口を動かせない。ちなみに
今は歯の痛みを必死に我慢して会話している。これ以上私を困らせないで」
ハルヒ「いい加減にしなさい!!いつでもいいわ!!ほら、パンツも脱いで!!」 スルスル
長門「朝比奈みくる。まだ何か言うことはある?」
みくる「・・・・・・n・・・・・・・・・b・・・・・・」 パクパク
長門「え?何?聞こえない」
ハルヒ「今度こそ準備OKよ!!さあ来なさい!!」
みくる「この・・・・・・・・・クソアマ・・・・・・・が・・・・・・・・・・」 ぶっ
長門「ははっ」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:46:00.41 ID:WN0OsYXk0
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:48:37.40 ID:WN0OsYXk0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
《今日は、高校の入学式でした。
私は中学の頃から頑張って勉強して、今の県立高校に入りました。
そんなに勉強しなきゃいけないほど頭のいい学校ではなく、特に特徴もない普通の高校です。
なんでもっと良い学校を受験しなかったのかというと、この学校には、私のお兄ちゃんが通っていたからです。
お兄ちゃんは、学校では「キョン」なんて変なあだ名で呼ばれてたらしいです。
でも、実はそのあだ名は、私が最初につけちゃったらしいんです。ごめんね、キョンお兄ちゃん。
めんどくさがり屋で、いつもボンヤリ過ごしていたお兄ちゃんだったのですが、高校に入ってからは、
毎日楽しそうにしていました。キョンお兄ちゃんがあんなにアグレッシブになるなんて・・・
きっと、すごく楽しい高校なんだろうなって思いました。
だから私は、キョンお兄ちゃんみたいに楽しい高校生活を送りたいと思って、この高校を選びました。
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:51:14.52 ID:WN0OsYXk0
でも、一つ気になることがあります。この高校には変な噂があるらしいです。
なんでも学校内に一つ、絶対に開かない部屋があるらしいんです。
キョンお兄ちゃんがまだ高校生の頃に、その開かずの部屋が出来たって言ってました。
私はお兄ちゃんに詳しく聞こうとしたのですが、何故か全然教えてくれません。
キョンお兄ちゃんは、絶対に何か知っているはずなのに・・・変なの。
ちなみにその部屋は、昔は文芸部室だったらしいんです。しかも、その部屋からは夜中になると、
「ふぇぇぇぇぇぇぇ」っていう女の子の叫び声が聞こえるらしいんです。怖いなぁ。
とにかく、私の高校生活は始まったばかり。三年間楽しく過ごそうと思います。》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン妹「ふぅ・・・今日の日記も終わりっと」
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 20:59:26.70 ID:WN0OsYXk0
キョン妹「それにしても、今日の入学祝い・・・嬉しかったなぁ」
キョン妹「お母さん、お父さん、親戚や友達、みんなで集まって」
キョン妹「キョンお兄ちゃんのお友達も来てくれた」
キョン妹「そういえば、キョンお兄ちゃんは、高校時代に部活を作ったんだっけ」
キョン妹「SOS団・・・世界を大いに盛り上げる、少数精鋭の団」
キョン妹「キョンお兄ちゃん、古泉さん、有希さん。楽しかったんだろうなぁ」
キョン妹「・・・あれ?なんだろう・・・ほんとに三人だっけ?もう二人くらいいた気がするんだけど」
キョン妹「うーん・・・まぁいっか。明日も早いし、寝よ・・・」 ピッ
キョン妹「明日もいい天気になりますように・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
〜終〜
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:01:03.83 ID:WN0OsYXk0
喜緑「以上が全ての内容です」
キョン「はぁ・・・また長門はこんなもんを作っていたんですね・・・」
みくる「ふぇえ」
キョン「で、結局この本をどうしようとしてたんですか?」
喜緑「どうやらネットで売ろうとしてたんです」
キョン「なんですと!?」
みくる「こんな本見せられないですよぅ」
喜緑「まぁなんとか私が止めましたけど。こんなのが涼宮ハルヒが知ったら・・・」
キョン「確かに・・・てかキャラが完全に実名ですしね」
みくる「でもどうして急に漫画なんか描き始めたんでしょうねぇ」
キョン「文字だらけの本に飽きたんじゃないですか?」
喜緑「多分大した理由は無いと思います。たまたま漫画を読んでいるうちに、自分でも描いてみようと
思ったのではと」
キョン「それでも漫画で商売なんて・・・」
喜緑「長門さんは以外と凝り性なんです。描いてるうちに、自分はプロの漫画家だと錯覚したんでしょう」
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:03:27.29 ID:WN0OsYXk0
キョン「なるほど・・・まぁ一応長門には俺から言っておきますよ」
喜緑「お願いします。あなたの言うことなら多分従うでしょうから」
みくる「長門さん、キョン君のこと信用してますからぁ」
キョン「さあ、どうでしょうね」
喜緑「では失礼します」 ペコ
キョン「さて・・・これから長門の部屋にでも行くかな」
みくる「あ、じゃああたしも行きますぅ」
キョン「いや、いいですよ。頼まれたのは俺ですし」
みくる「いいえ、あたしも長門さんに文句の一つくらい言いたいんです!」
キョン「はぁ」
みくる「大体この話の最後はなんですか!なんであたしと涼宮さんの存在がなくなってるんですか!
なんで文芸室が開かずの部屋になってるんですか!なんでなんでなんで!」
キョン「まぁ確かに無理やりな感じですが・・・とにかく長門の部屋に行ってみましょうか」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:05:02.81 ID:WN0OsYXk0
〜マンション〜
ピ ポ パ
キョン「長門か?俺だ。ちょっと開けてくれないか」 ウィーン
みくる「開きましたぁ」 てくてく ガチャッ
長門「・・・」
キョン「よう。ちょっと話があるんだが、中に入れてもらっていいか?」
長門「・・・入って」
みくる「お、おじゃましますぅ・・・」 てち てち
長門「お茶を入れる」 スクッ
キョン「いや、お茶はいい。すぐ終わる話だ」
長門「そう」
キョン「実はな、喜緑さんからこんな本を見せてもらったんだが・・・お前が描いたもんだよな」 スッ
長門「いかにも。これは私が描いた渾身の作品」
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:06:59.47 ID:WN0OsYXk0
キョン「ああそうか・・・まぁなんだ、別にお前が何を描こうがどうでもいいんだ。うん。だがな、お前は
この本を売ろうとしてたらしいじゃないか」
長門「そう。なにか問題でも?」
キョン「あのなぁ・・・この漫画のキャラクターが架空の人物なら何も言わん。しかしな、この中のキャラクターは
全員実在するだろ。しかも物語の大半はウンコネタだろ。こんなんネットで売っちまったらそれこそ半永久的に
この漫画がネットの海に漂い続けるんだ。もしもハルヒなんかにこの本が知れてしまったらどうするつもりだ」
みくる「そそそ、そうです!なんであたしが脱糞するお話なんですか!酷いですよぅ」
長門「・・・」
キョン「長門、この本を世に出すのをやめてくれないか?」
長門「・・・・・・そう。あなたの頼みなら」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:09:26.42 ID:WN0OsYXk0
キョン「分かってくれたか長門。安心したぞ」
みくる「よかったぁ」
長門「残念」
キョン「それでだな、こっからは俺の個人的な質問なんだが、なんでこの本を描いたんだ」
長門「単純なこと。私はあなた達を漫画にしたかった。それだけ」
キョン「そうなのか?ふむ・・・じゃあなんで朝比奈さんを脱糞させたんだ?いくら漫画だからってこれはないぞ」
みくる「あたしも気になりますぅ」
長門「朝比奈みくるを脱糞させた理由・・・それは、朝比奈みくるの願いを叶えてあげたかった」
キョン「え・・・?ということは朝比奈さん、あなたは脱糞願望というものが・・・」
みくる「えぇ!?あたし別にうんこなんか漏らしたくはないですよぅ」
長門「そっちではない。涼宮ハルヒに仕返しをしたいという願い」
みくる「仕返しって・・・どうしてあたしが涼宮さんに・・・」
長門「朝比奈みくる、あなたは涼宮ハルヒに仕返しをしたいと願っているはず」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:12:48.73 ID:WN0OsYXk0
キョン「マジですか朝比奈さん」
みくる「そそそそそそそんなコト考えたことも無いですぅ!」 フルフル
長門「何故?あなたは涼宮ハルヒに毎日玩具のように扱われている。少なくとも、私にはそう見える」
キョン「長門、具体的にそう見える理由を言ってくれ」
長門「朝比奈みくるは、当初から強引にSOS団に入れられ、数日もなしに肌の露出の激しい服装をさせられる。
暇さえあれば様々な衣装を着せられ、上級生に関わらず敬語も使わず、マスコットキャラと言いながら、ただの
お色気担当。ただのお茶汲み。映画撮影にて、またも露出の高い服を着せ、アルコールを飲ませたあげく
頭部を叩き、謝罪の一つもない。その他にもあんなことやこんなことを」
キョン「・・・」
みくる「・・・」
長門「これらの行動は、すべての銀河を合わせてもまだ余裕が出来るくらいの広い心を持つ私でも、
怒りを覚えざるをえない」
キョン「まぁ確かにあいつの朝比奈さんの扱いは目に余ることはあるが・・・」
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:18:41.25 ID:WN0OsYXk0
キョン「別にお前が言うようなことではないんじゃないか?しかも、それで脱糞漫画を描く理由がいまいち分からん」
長門「私には、涼宮ハルヒの横暴を止める権利はない。しかし架空の物語でならそれが出来る」
キョン「せめて漫画内で朝比奈さんを救おうとしたってことか」
長門「そう。ちなみにうんこネタは、ただ話が作りやすいというだけ」
みくる「長門さんはあたしの気持ちなんて全然分かっていませぇん!」 バンッ
キョン「ふぃ」 ビクッ
長門「・・・!」
みくる「確かにあたしは涼宮さんに色々やらされてます・・・もう立ち直れないかもって思ったこともありました。
でも・・・でもあたしは涼宮さんに出会って後悔なんかしてましぇーん!」
キョン「あ、朝比奈さん落ち着いて」 オロオロ
長門「・・・」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:23:52.53 ID:WN0OsYXk0
みくる「あたしは、涼宮さんと出会ってから嫌なこともたくさんありましたけど、それ以上に素敵なことがたくさんありました。
それは・・・SOS団の皆さんと出会えたことです。涼宮さんに連れてこられなきゃ、仲間もいないこの時空間で・・・
ずっと一人で監視のお仕事をするしかなかったと思います・・・」
キョン「朝比奈さん・・・」
みくる「涼宮さんが連れてきてくれたから、寂しい思いをしないで頑張れたんです。だから長門さん、あたしは
涼宮さんに怨みなんか無いですよ」
長門「・・・・・・そう・・・。勘違い・・・、私は朝比奈みくるの気持ちを理解していなかった」
キョン「どうやらそのようだな・・・」
長門「私は、あなたの気持ちを勝手に解釈していた。朝比奈みくるは涼宮ハルヒを怨んでいる。だから私が架空の世界で
その恨みを晴らしてあげようとした。なんという自己満足」
キョン「てか架空の世界でも結局報われてない気がするんだが。脱糞したのは朝比奈さんだけだろ?」
長門「朝比奈みくる。不快な思いをさせてすまない」
キョン「俺の質問は無視なんだな」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:26:59.63 ID:WN0OsYXk0
みくる「えへへ・・・わかってくれてありがとうございますぅ」
キョン「まぁ長門も悪気があった訳じゃないからな。そんな気にすることもないさ・・・それよりも」
長門「何?」
キョン「お前、朝は食パン派なんだな」
長門「そう。焦げかけのパンにマーガリンを薄めにつけるのが好み」
キョン「はは、お前にもこだわりってもんがあるんだな」
みくる「いつもカレーライスのイメージでしたぁ」
長門「そう。あなた達の知らない私もある。」
みくる「そうだ、じゃあ今日は久しぶりに長門さんの部屋に泊まっていいですかぁ?」
長門「かまわない。私はあなたのことをもっと知る必要がある」
みくる「うふふ、あたしももっと長門さんのことを知りたいですぅ」
キョン「やれやれ・・・妙な終わり方だな」
〜fin〜
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:27:40.01 ID:WN0OsYXk0
また無理やりな感じで終わってしまった。設定無視とかそういう無粋なことは認めない
今回もイマイチだったな
まぁいい。最後まで読んでくれた人はありがとう。前作と前々作の
長門「脱糞した」
古泉「脱糞しました」
も読んでくれ。最後に一言
暇人乙